JP5264580B2 - エプロン式コンベアフライヤ - Google Patents

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Description

本発明は、食材をコンベアで搬送しながら揚げるエプロン式コンベアフライヤに関する。特には、フライドポテトやごぼうなどの細かい食材も取り出しやすいエプロン式コンベアフライヤに関する。
エプロン式コンベアフライヤは、油槽中を循環するエプロン式コンベアを備え、油槽に投入された食材は食材摺動板上を同コンベアで搬送されながら揚げられる。コンベアの下流においては、食材摺動板は油槽から突き出すように斜め上方に傾斜しており、食材は油槽内を搬送して揚げられた後にこの傾斜部に引き上げられる。そして、傾斜部を搬送されて、コンベアが反転する際に、食材摺動板から同板の下方に設置されたパンなどの受け皿上に落下する。
ところで、このようなエプロン式コンベアフライヤで揚げられる食材としては、てんぷらやコロッケなどの比較的大きめの食材の他に、フライドポテトやごぼうなどの細かく小さい揚げものも含まれる。このような小さい揚げもの場合は、油槽内を搬送中や引き上げ中にバラバラになりやすく、エプロン板と食材摺動板とのすき間やエプロン板の油流通用の長孔から抜け出たりすることもある。そこで、コンベアに、食材を収容するバスケットを取り付けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このようなバスケットを取り付けたものにおいても、引き上げられた食材が受け皿に落下する際には、バスケットから落下してバラバラになってしまい、取り出しにくいという問題がある。また、てんぷらやコロッケなどの比較的大きめの食材においては、バスケット式ではなく、エプロン式の方が、食材の投入と取り出しが比較的簡易となる点で好ましい。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、てんぷらやコロッケなどの比較的大きめの食材とともに、フライドポテトなどのバラバラになりやすく比較的小さい食材も取り出しやすいエプロン式コンベアフライヤを提供することを目的とする。
本発明のエプロン式コンベアフライヤは、 食材を揚げる油を溜める油槽と、 該油槽内の油を加熱する手段と、 前記油槽内で無限軌道状に循環走行し、走行方向にある間隔で配置された前記食材を押す複数のエプロン板を有するエプロン式コンベアと、 前記食材が上面を摺動する食材摺動板と、を具備するエプロン式コンベアフライヤであって、 前記エプロン式コンベアと前記食材摺動板の各々に、食材を油から引き揚げるための上方に傾斜したスロープ部が設けられており、 さらに、前記コンベアの隣り合う前記エプロン板の間に置かれ、該エプロン板に押されて移動する、食材が収容されるバスケットと、 該バスケットを吊り下げて案内する、前記エプロン式コンベアのスロープ部の上端部から前方に斜め下方に延びるレールと、を有し、 前記バスケットに収容されていない食材は、前記食材摺動板のスロープ部に引き上げられて、該スロープ部の上端部で前記エプロン式コンベアが反転することにより、該スロープ部の上端から下方の食材貯留部に落下し、 前記バスケットは、前記食材摺動板のスロープ部に引き上げられ、該スロープ部の上端部で、前記レールに移行して吊り下げられ、同レールに沿って前記食材貯留部の上方に案内されることを特徴とする。
本発明においては、 前記バスケットが、食材が収容される本体部と、同本体部の両側面に設けられた、前記エプロン板の上縁より高い位置からから走行方向に直交する方向に突出する吊り突起と、を有し、 前記吊り突起が、前記レールに乗り上がることとする。
本発明によれば、フライドポテトなどの数が多く細かい食材はバスケットに収容されて、バスケットごとエプロン式コンベアで搬送しながら揚げられた後、コンベアの反転部でレールに移行し、バスケットに収容されたまま取り出される。一方、てんぷらやコロッケなどの、比較的大きくバスケットを使用しなくても取り出しやすい食材は、そのままエプロン式コンベアで搬送されながら揚げられて、コンベアの反転部でパン上に落下する。つまり、バスケットに収容しなくてもよい食材と、バスケットに収容された食材とは、同じエプロン式コンベアで搬送されながら揚げられるが、別のルートに取り出されるので、さまざまな形状の食材を適した状態で揚げるとともに、手間をかけることなく取り出すことができる。また、その後の食材の盛り付けの手間も楽である。
本発明においては、 前記レールは、前記コンベアチェーンの反転部のやや上流側から、該チェーンの外周に沿って上に凸の円弧状に延び、前記パンの上面に向かって斜め下方に延びた後、水平に延びていることが好ましい。
このように、レールを反転部のやや上流から設けておく方が、反転部に連続して設ける(直接斜め下方に延びるように設ける)場合よりも、バスケットのレールへの乗り移りがスムーズとなるので好ましい。
本発明においては、 前記レールが前記コンベアに対して脱着可能であることが好ましい。
食材貯留部上に落下した食材を取り出す際に、手前側のレールがじゃまになる場合もあるので、バスケットを使用する可能性が低い場合は、レールを取り外しておくことが好ましい。ただし、バスケットを使用する頻度が高い場合は、常時取り付けておいてもよい。また、レールを取り外せば掃除のときにじゃまにならない。
本発明においては、 前記食材摺動板のスロープ部に、該スロープ部を搬送される前記バスケットの高さを検知するセンサと、 前記バスケットの高さが所定の高さ以上の場合に、前記エプロン式コンベアの走行を停止する停止制御手段と、をさらに有することが好ましい。
食材摺動板のスロープ部上に、正常に搬送されずに残った食材が存在する場合、バスケットがその食材上に乗って、バスケットが高くなって正常に搬送されなくなるおそれがある。また、そのために設備が破損するおそれがある。本発明によれば、食材に乗って高さが高くなったバスケットを検知して、コンベアの走行を停止するので、設備破損を防止することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、バスケットに収容しなくてもよい食材と、バスケットに収容された食材とは、同じエプロン式コンベアで搬送されながら揚げられるが、別のルートで取り出される。つまり、バスケットに収容されていない食材は、コンベアの反転部でパンに落下する。一方、バスケットは反転部でレールに移行して、食材はバスケットに収容したまま取り出される。したがって、さまざまな形状の食材を適した状態で揚げるとともに、手間をかけることなく取り出すことができるエプロン式コンベアフライヤを提供できる。
本発明の実施の形態に係るエプロン式コンベアフライヤ(レール側板を取り付けた状態)の全体の構造を模式的に示す正面図である。 エプロン式コンベアフライヤの側面図である。 エプロン式コンベアフライヤのコンベア下流付近の構造を示す斜視図である。 エプロン式コンベアフライヤの駆動部の構造を模式的に示す図である。 エプロン式コンベアフライヤのコンベア下流付近の構造を示す図である。 バスケットの構造を示す斜視図である。 レールの構造を示す図であり、図7(A)は正面図、図7(B)はレールを設置した状態を示す斜視図である。 エプロン式コンベアフライヤのコンベア下流端にレールが取り付けられた状態を説明する斜視図である。 大きめの食材が取り出される様子を説明する正面図である。 バスケットが取り出される様子を説明する正面図である。 バスケットが取り出される様子を説明する側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係るエプロン式コンベアフライヤの全体の構造を説明する。
図1、図2に示すように、エプロン式フライヤコンベア1は、本体3に設けられた油槽10と、油槽10内の油を加熱する手段20と、油槽10内を循環走行するエプロン式コンベア30と、を主に備える。
まず、油槽10の構造を説明する。
油槽10は、エプロン式コンベアの走行方向(この例では、図1の右方向から左方向)に長い箱状のものであり、例えば、ステンレス製である。油槽10は、走行方向の最も上流側の、深さの深い滓溜め部11と、同滓溜め部11から下流方向に延びる食材搬送部12と、最も下流側の、底板が斜め上方に傾斜した引き上げ部13を有する。食材搬送部12の下方には、走行方向に並んだ2個の加熱手段20が配置されている。加熱手段20としては、例えば電磁誘導(IH)加熱を利用したものを使用することができる。同手段10は、誘導加熱用コイルと、同コイルで加熱される被加熱部で構成される。油槽10が前述のように非磁性のステンレス鋼で作製されている場合、このままでは、電磁誘導による加熱は不可能であるので、油槽10の底板に、鉄系材料(例えば、磁性セラミック)を溶射して被加熱部が形成されている。そして、この被加熱部の外側に、電磁誘導加熱コイルが密着して配置されている。加熱コイルに電流を流して発生する磁力線が被加熱部を通る際にうず電流が生じ、このうず電流が電気抵抗で熱に変わって同部を加熱する。
なお、加熱手段20として、ガスバーナなどを使用することもできる。
次に、エプロン式コンベア30について説明する。
エプロン式コンベア30は、対向して配置された2枚の側板31と、各側板に支持されたコンベアチェーン33と、コンベアチェーン33間に配置されたエプロン板40と、を有する。側板31は、油槽10の滓溜め部11と食材搬送部12内に収容される、ほぼ水平の搬送部31aと、引き上げ部13内に収容される、上方に傾斜したスロープ部(引き上げ部とも言う)31bとを有する。両側板31は、油槽10の幅とほぼ等しい間隔を開けて平行に配置されて、複数の連結部材(図示されず)で固定されている。図3に示すように、引き上げ部31bは、油槽10から突き出しており、先端は半円状となっている。なお、先端の形状は直線状でもよい。また、各側板31の下流側端部の外面には、後述するレール側板63の係合突起64が係合する係合穴部32が設けられている。
図1に示すように、各コンベアチェーン33は、側板31の下流側端部に設けられたスプロケット対35と、上流側端部に設けられたローラ対36間に巻き回されている。コンベアチェーン33は、後述する駆動部により図1の反時計方向に循環走行する。図3に示すように、各側板31には、ローラ36から繰り出されてスプロケット37に巻かれるまでのコンベアチェーン33の軌道に沿って、チェーン33の上側の面を覆うカバー34が設けられている。このチェーンカバー34は、バスケット50とチェーン33との干渉や巻き込みを防止したり、天かすやフライの滓などがチェーン33に巻き込まれることを防ぐためのものである。
エプロン板40は、長方形状の本体部41と、本体部41の両端の、各コンベアチェーン33に固定される固定部42とを有する(図3も参照)。本体部41には、高さ方向に延びる複数の長孔が開けられている。この長孔は、エプロン板40で区切られた区画内で油を流通させるとともに、エプロン板40の移動時に油から受ける抵抗を少なくするためのものである。固定部42は、本体部41の両側端部から、コンベアの走行方向にほぼ直角に折れ曲っている。固定部42の上端部は、コンベアチェーン33の隣接するリンクピンに取り付けられている。これにより、エプロン板40は、コンベアチェーン33に対してほぼ直角の姿勢で移動する。
エプロン板40は、コンベアチェーン33に任意の間隔を開けて固定される。
図1に示すように、両側板31間の、スプロケット対35及びローラ対36の各軸の間には、食材摺動板39が固定されている。食材摺動板39は、エプロン板40で押される食材が、その上面を摺動するものである。同板39も、側板の形状と同様に、ほぼ水平な搬送部39aと、上方に傾斜したスロープ部(引き上げ部とも言う)39bとを有する。また、同板39には、複数の長孔が開けられている。この長孔は、同板39の下方から上方へ熱を伝える(加熱された油が流動する)とともに、同板39の上方から下方に天かすなどを落下させるためのものである。
図3に示すように、コンベアチェーン33は、下流側端部のスプロケット対35で食材摺動板39の上方の上段軌道から同板の下方の下段軌道に反転する。同下流端の下方の本体上には、パン45などの受け皿(食材貯留部)が置かれている。食材摺動板39上をエプロン板40で押されて移動した食材は、コンベアチェーン33の反転時に、食材摺動板39からパン45上に落下する。
図4を参照してコンベアチェーン33の駆動部を説明する。
図1にも示すように、エプロン式コンベア10の側板31のスロープ部31bの上方には、箱状のケーシング90が固定されており、同ケーシング90内にモータ70が収容されている。モータ70の出力軸70aにはスプロケット71が固定されている。また、図3にも示すように、スプロケット対35の軸35aの端部は、側板31から突き出ており、同端部35aにはスプロケット37が固定されている。両スプロケット71、37間には、チェーン73が巻き回されている。モータ70を図4の反時計方向に回転することにより、コンベアチェーン33が反時計方向に循環走行する。また、スプロケット軸35aに固定されたギア37には、トルクリミッタ38が設けられている。トルクリミッタ38は、スプロケット軸35aに固定されたスプロケット37に所定値以上のトルク(一例として5kgf)がかかった場合、例えば、チェーン33に、食材の骨やフォーク、スプーンなどが引っ掛かった場合に、同スプロケット37を空回りさせる。
さらに、ケーシング90には、非常時(例えば、バスケット50が横向きになって挟まった場合など)にモータ70の駆動を停止して、コンベア30の走行を停止する非常停止スイッチ91が設けられている。
さらに、図5に示すように、ケーシング90には、食材摺動板39のスロープ部39bを搬送されるバスケット50の高さ、あるいは、規定値以上に高くないか否かを検知する検知部100が設けられている。検知部100は、食材摺動板39の幅方向に延びる板状のバンパー101と、バンパー101の下流側に取り付けられたスイッチ102とを有する。バンパー101は、上流方向から下流方向に回動するように、上端でケーシング90に取り付けられている。スイッチ102はモータ70を制御する制御回路に接続しており、スイッチ102がオンされるとモータ70の駆動を停止するように制御されている。バンパー101が回動すると、スイッチ102が押され、モータ70の駆動が停止する。一例として、スロープ部39b上のバスケット50とバンパー101とのスキマdは20mmである。
図1や図2に示すように、エプロン式コンベア30は、本体3の奥側の側板に、コイルばね5により付勢されて回動可能に取り付けられている。同コンベア30の奥側の側板の上流部と下流部には、前方に延びる、側面形状が下向きコの字状のフレーム301が設けられている。各フレーム301の高さは、油槽10内を搬送されるバスケット50の高さよりも所定の高さだけ高く設定されている。各フレーム301の先端間にはバー303が架け渡されている。また、上流側のフレーム301の先端には取っ手305が設けられている。取っ手305を持ってエプロン式コンベア30を後方に回動させて本体3の油槽10から引き上げることにより、油槽10の掃除や油の交換を簡単に行うことができる。
次に、食材をバスケットに収容して揚げる場合について説明する。
フライドポテトなどの小さくばらばらになりやすい食材は、油槽中に直接投入するのではなく、いったんバスケットに収容し、バスケットごと油槽に投入する。
まず、バスケットの構造を説明する。
図6は、バスケットの構造を示す斜視図である。
バスケット50は、金網等で作製された、上面が開口した直方体状の本体部51を有する。本体部51は、長さが、コンベアの側板間の間隔よりもやや短く、幅は任意である。また、深さは、食材摺動板上に置かれて十分に油に浸漬する程度とすることができる。このバスケット50は、長手方向がエプロン板40と平行となるように油槽に投入されて、同姿勢で搬送される。
本体部51の両側面の上端には、上方に延びる取っ手52が設けられている。また、本体部51の両側面の上端の各角には、走行方向と直交する方向に延びる吊突起53が突き出している。吊り突起53は、エプロン板40の高さ(コンベアチェーンの高さ)より高い位置に設けられている。つまり、バスケット50が食材摺動板39の引き上げ部39bを移動するとき、各吊り突起51は、エプロン板40やコンベアチェーン33よりも高い位置を移動する。
バスケット50を使用する場合、コンベア30の下流端に、バスケット50の吊り突起53が乗ってバスケット50を案内するレール60が取り付けられる。
図7は、レールの構造を示す図であり、図7(A)は正面図、図7(B)はレールを設置した状態を示す斜視図である。
図8は、エプロン式コンベアフライヤのコンベア下流端にレールが取り付けられた状態を説明する斜視図である。
図7に示すように、レール60は、レール側板63の内面に形成される。レール側板63は、コンベア30の両側板31の各々の下流端から延長するように、取り外し可能に取り付けられる。レール側板63には、コンベア側板31の半円形下流端部の形状と同じ形状の切り欠き部63aと、パン45の側方の本体3上に設置される水平部63bとが形成されている。また、レール側板63の外面には、係合突起64が設けられている。この係合突起64は、コンベア側板31の下流側端部の外面に設けられた係合穴部32に嵌め込まれる。
レール60は、コンベアチェーン33の反転部の上流側から、チェーン33の外側に沿って上に凸の円弧状に延びる円弧部60aと、円弧部60aの先からパン45の上面に向かって斜め下方に延びる傾斜部60bと、傾斜部60bの下端から前方に水平に延びる水平部60cとを有する。水平部の下流端には、ストッパ61が設けられている。
各レール側板63をコンベア側板に取り付ける際は、図8に示すように、まず、レール60が形成された面を内側にして、切り欠き部63aをコンベア側板31の半円形下流端部に引っ掛け、係合突起64をコンベア側板31の係合穴32に嵌め込み、水平部63bをパン42の側方の本体3上に置く。そして、各レール側板63の下流側先端部間に、フレーム65を架け渡し、レール側板63を動かないように固定する。
次に、このエプロン式コンベアフライヤの使用方法を、図9を参照して説明する。
図9は、大きめの食材が取り出される様子を説明する正面図である。
加熱手段を作動して油槽10中の油を所定温度に加熱した後、食材を適宜な投入位置で油槽10に投入する。食材は投入されると食材摺動板39付近までいったん沈み、その後浮いてくる。この間に、循環走行するエプロン式コンベア30のエプロン板40が食材に接近すると、食材はエプロン板40の前面で前方に押されて油槽10中を移動する。
食材は油槽10の食材搬送部12を搬送されながら揚げられ、やがて引き上げ部13に達して油から引き揚げられる。同部13においては、食材は食材摺動板39上をコンベア30のエプロン板40で押されながら搬送される。この間、揚げられた食材に含まれる余分な油が、食材摺動板39を伝って油槽10に戻る。そして、食材Fが食材摺動板39の最下流端に達すると、コンベアの反転によって食材Fがスプロケット軸35aを越えて食材摺動板39からパン45に落下する。
次に、バスケット50が取り出される様子を、図10、図11を参照して説明する。
図10は、バスケットが取り出される様子を説明する正面図である。
図11は、バスケットが取り出される様子を説明する側面図である。
まず、両レール側板63を上述の方法で取り付けておく。そして、食材をバスケット50に収容し、バスケット50ごと油槽10の適宜な位置に投入する。すると、バスケット10の後ろ側の面が、エプロン板40の前面で前方に押されて油槽10中を移動する。バスケット50は油槽10の食材搬送部12を搬送され、これによりバスケット50内の食材が揚げられる。
なお、場合によっては、油槽10中で正常に搬送されなかった食材が沈んで食材摺動板39の搬送部39a上に留まっている場合がある。このままの状態でバスケット50を搬送すると、バスケット50がその食材上に乗り上げてしまい、バスケット50の高さが高くなってしまう。この場合、前述のように、エプロン式コンベア30のフレーム301の高さは、通常時のバスケット50の高さよりも高く設定されているので、バスケット50が食材に乗り上げて、バスケット50の高さが少々高くなった場合(例えば、高さが15mm程度高くなった場合)も、フレーム301に当たらずに搬送される。
その後、バスケット50は引き上げ部13に達して油から引き上げられる。引き上げ部13においては、バスケット50は食材摺動板39上をコンベア30のエプロン板40で押されながら搬送される。この間、揚げられた食材に含まれる余分な油が、食材摺動板39を伝って油槽に戻る。
また、食材摺動板39のスロープ部39b上に、比較的大きめの食材(厚さが20mm程度)が正常に搬送されずに留まっていると、バスケット50はその食材の上に乗り上げてしまう。すると、バスケット50の高さが高くなり、スロープ部39bを搬送中にバンパー101に接触する。これによりバンパー101が下流方向に回動して、バンパー101の下流に配置されたスイッチ102を押し、モータ70の稼働を停止するように制御される。
そして、バスケット50が食材摺動板39の下流端部に接近すると、図に示すように、バスケット50の吊り突起53が、レール60の円弧部60aに乗り上げる。そして、レール60に乗り上げたバスケット50がコンベア30の反転部までエプロン板40で押されると、バスケット50は食材摺動板39から離れて、レール60に完全に移行する。そして、レール60に吊り下げられ、図10に示すように、傾斜部60bに沿って水平部60cまで滑り落ちる。この間、バスケット50は前後の2か所の吊り突起53でレール60に支持されているので、バスケット50が傾いたり、レール60から外れることがない。バスケット50は、吊り突起53が水平部60cのストッパ61に当接するまでスライドする。その後、取っ手52を持ってバスケット60を取り出す。
なお、レール60は、バスケット50を使用する頻度の高いときは、常時取り付けておいてもよい。ただし、パン45上に落下した食材を取り出す際に手前側のレール側板63がじゃまになるので、バスケット50を使用する頻度が低いときは、取り外しておいた方が好ましい。
1 エプロン式コンベアフライヤ 3 本体
5 コイルばね 10 油槽
11 滓溜め部 12 食材搬送部
13 引き上げ部 20 加熱手段
30 エプロン式コンベア 31 側板
32 係合穴部 33 コンベアチェーン
34 カバー 35 スプロケット対
36 ローラ対 37 スプロケット
38 トルクリミッタ 39 食材摺動板
40 エプロン板 41 本体部
42 固定部 45 パン
50 バスケット 51 本体部
52 取っ手 53 吊り突起
60 レール 61 ストッパ
63 レール側板 64 係合突起
65 フレーム
70 モータ 71 スプロケット
73 チェーン
90 ケーシング 91 非常停止ボタン
100 検知部 101 バンパー
102 スイッチ
301 フレーム 303 バー
305 取っ手
特公平5−65173号公報

Claims (5)

  1. 食材を揚げる油を溜める油槽と、
    該油槽内の油を加熱する手段と、
    前記油槽内で無限軌道状に循環走行し、走行方向にある間隔で配置された前記食材を押す複数のエプロン板を有するエプロン式コンベアと、
    前記食材が上面を摺動する食材摺動板と、
    を具備するエプロン式コンベアフライヤであって、
    前記エプロン式コンベアと前記食材摺動板の各々に、食材を油から引き揚げるための上方に傾斜したスロープ部が設けられており、
    さらに、前記コンベアの隣り合う前記エプロン板の間に置かれ、該エプロン板に押されて移動する、食材が収容されるバスケットと、
    該バスケットを吊り下げて案内する、前記エプロン式コンベアのスロープ部の上端部から前方に斜め下方に延びるレールと、を有し、
    前記バスケットに収容されていない食材は、前記食材摺動板のスロープ部に引き上げられて、該スロープ部の上端部で前記エプロン式コンベアが反転することにより、該スロープ部の上端から下方の食材貯留部に落下し、
    前記バスケットは、前記食材摺動板のスロープ部に引き上げられ、該スロープ部の上端部で、前記レールに移行して吊り下げられ、同レールに沿って前記食材貯留部の上方に案内されることを特徴とするエプロン式コンベアフライヤ。
  2. 前記バスケットが、食材が収容される本体部と、同本体部の両側面に設けられた、前記エプロン板の上縁より高い位置からから走行方向に直交する方向に突出する吊り突起と、を有し、
    前記吊り突起が、前記レールに乗り上がることを特徴とする請求項1に記載のエプロン式コンベアフライヤ。
  3. 前記レールは、前記コンベアチェーンの反転部のやや上流側から、該チェーンの外周に沿って上に凸の円弧状に延び、前記パンの上面に向かって斜め下方に延びた後、水平に延びていることを特徴とする請求項1に記載のエプロン式コンベアフライヤ。
  4. 前記レールが前記コンベアに対して脱着可能であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のエプロン式コンベアフライヤ。
  5. 前記食材摺動板のスロープ部に、該スロープ部を搬送される前記バスケットの高さを検知するセンサと、
    前記バスケットの高さが所定の高さ以上の場合に、前記エプロン式コンベアの走行を停止する停止制御手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエプロン式コンベアフライヤ。
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