JPH04241823A - 油揚の製造装置 - Google Patents

油揚の製造装置

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JPH04241823A
JPH04241823A JP3017150A JP1715091A JPH04241823A JP H04241823 A JPH04241823 A JP H04241823A JP 3017150 A JP3017150 A JP 3017150A JP 1715091 A JP1715091 A JP 1715091A JP H04241823 A JPH04241823 A JP H04241823A
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fried tofu
tofu
plate
conveying
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Hiroaki Masuda
博昭 増田
Torataro Kusaka
日下 寅太郎
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MISUZU TOUFU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油揚の製造装置に関し
、特にすし用油揚等、内部に具を詰めて使用する油揚の
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における油揚の製造は、油揚の生地
の大きさに合わせたバケットを周回方向及びこれに直交
する方向(幅方向)に夫々整列形成してなるバケットコ
ンベアと、これの周回域を一部に含む油槽とを備えたフ
ライヤを用い、前記油槽を加熱して所定の高温に保つ一
方、バケットコンベアの各バケットに生地を装入し、こ
の生地をバケットコンベアの周回動作により油槽の内部
に所定時間浸漬させて、この間に揚げられてなる油揚を
所定の傾斜板に沿わせて引き上げ、該傾斜板の終端から
、例えば金網製のコンベア上に放出せしめる手順にて行
われていた。
【0003】ところがこのような油揚の製造においては
、前記コンベア上に放出された油揚を作業者が拾い上げ
、これらの姿勢を揃え、多数枚を厚さ方向に積層した状
態にて浅底の出荷用ケースに整列収納する必要があり、
このとき、油揚が軟らかいこともあって、姿勢を揃えて
整列せしめる作業に少なからぬ時間を要していた。 また、すし用の油揚等、内部に具を詰めて用いる油揚は
、出荷先での具の詰め込みを容易化するため、内部の豆
腐質の部分を両面側に予め分離せしめた状態で出荷され
ることが多く、この場合、出荷用ケースに前述の如く収
納された油揚の一つ一つに空気注入針を刺し込み、これ
を通して空気を注入する内部分離作業が必要となるが、
この作業は、空気注入針の刺し方及び空気注入量の適否
の判定に熟練を要し、しかも多大の作業時間を必要とす
る作業であって、油揚の生産能率の向上を阻害する要因
となっていた。
【0004】そこで本願出願人は、油揚を出荷時の姿勢
、即ち縦姿勢に保ちつつ厚さ方向に搬送する搬送手段を
、前記フライヤのバケットからの放出部に連設し、また
この搬送の経路の中途に空気注入針とこれの抜き刺し機
構及び給気機構とを備えた内部分離手段を配設して、搬
送手段の動作に連動するこの内部分離手段の動作により
、搬送中の油揚の端面に空気注入針を刺し込み、所定量
の空気を自動注入して、該油揚の内部を厚さ方向両側に
自動分離することを可能とした油揚の製造方法及びその
実施に用いる装置を既に提案している。
【0005】この油揚の製造装置は、搬送台と、該搬送
台上に略水平に架設された案内レールと、該案内レール
に沿う周回域を備えたチェイン,ベルト等の帯状搬送体
と、この帯状搬送体に搬送方向及びこれに直交する方向
に夫々所定の間隔を有して植設された多数の支え板とに
より前記搬送手段を構成し、また前記搬送台の上方に適
長離隔した位置に前記案内レールの長手方向と略直交す
る態様にて架設され、支持体を兼ねる給気管と、該給気
管の下側に突設された複数の空気注入針とを備えて前記
内部分離手段を構成してなる。搬送手段における帯状搬
送体は、油揚の厚さに対応する所定の長さ毎に間欠動作
するようになしてあり、また内部分離手段の給気管は、
帯状搬送体の動作に連動して上下動し前記搬送台に接離
するようになしてあり、更に空気注入針は、給気管が搬
送台に接近したとき突出長を増すと共に、該給気管内の
空気を吹出すようになしてある。
【0006】従って、フライヤのバケットから放出され
る油揚は、間欠動作する帯状搬送体が停止状態にあると
き相隣する支え板間に受け入れられ、これらにより前後
を、また案内レールにより下縁を夫々支えられて縦姿勢
に保たれ、帯状搬送体の動作により一枚の厚さ毎に順次
送られて案内レールに沿って整列搬送される。またこの
搬送の間、帯状搬送体の停止タイミングに合わせて前記
給気管が下動し、更に空気注入針が突出して、これの下
部にて停止状態にある油揚の上縁に刺し込まれ、この空
気注入針から吹出された空気の注入により油揚の内部が
確実に分離される。なおこのとき、油揚の前後を支える
支え板は、空気の注入に伴う油揚の膨出を拘束して、外
皮の破れを防止する機能をも果たすようになっている。
【0007】即ちこの装置を採用した場合、搬送手段の
終端に厚さ方向に積層されて出て来る油揚を所定枚数抜
き出し、これらをそのまま出荷用ケースに収めることに
より出荷準備が完了するから、作業者は、油揚の姿勢を
揃える作業及び内部分離のための空気注入作業から開放
され、これらに要する工数の削減により生産能率が向上
する共に、外皮の破れ、分離不良等、人手による内部分
離作業において不可避であった不良品の発生率が大幅に
低減し、高品質の油揚を高能率にて製造し得ることとな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さてこの油揚の製造装
置において、フライヤにおける前記傾斜板の終端から放
出される油揚の搬送手段への受け渡しは、前記バケット
コンベアの幅方向に列状をなして設けられた複数のバケ
ットから一括的に行われるが、各バケット内の油揚の大
きさには一般的に差異があり、またバケット内面と油揚
との密着状態もまたバケット毎に異なることから、各バ
ケットからの油揚の放出時期に若干の時間的ずれが生じ
ることは避けられない。
【0009】ところが従来の油揚の製造装置においては
、前記傾斜板の終端にその基端を、搬送手段の支え板間
にその先端を夫々臨ませて滑り板を配し、前述の如く放
出される油揚をこの滑り板に沿って滑落させ、前記支え
板間に滑り込ませることにより油揚の受け渡しを行う構
成となっており、前述の如く油揚の放出時期にずれが生
じた場合、先に放出された油揚が滑り板に沿って滑落す
るに際し、相隣する油揚が存在しないために姿勢を乱す
ことがあり、これがそのまま搬送手段に受け入れられる
結果、続いて放出される油揚の受け渡しが阻害されると
いう不都合が生じる。従って、フライヤから搬送手段へ
の油揚の受け渡し位置に専任の作業者を配し、受け渡し
状態の良否を常時監視する必要があった。
【0010】なお前記滑り板を可及的に短かくした場合
、滑落時における油揚の姿勢の乱れが少なくなり、前述
した不都合はある程度解消されるが、この場合において
も油揚の受け渡しを完全に正常化することは難しく、安
定した操業を継続するためには、受け渡し状態を監視す
る作業者の配置は不可欠であり、このことが省力化を阻
害する要因となっていた。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、フライヤから搬送装置への油揚の受け渡しを確
実に行え、安定した操業が可能となると共に、受け渡し
状態監視のための作業者が不要となり、省力化に寄与し
得る油揚の製造装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油揚の製造
装置は、バケットコンベアの各バケットに装入した生地
を、該バケットコンベアの周回動作により高温の油槽に
浸漬させて揚げ、得られた油揚を所定の傾斜板に沿わせ
て引き上げて、該傾斜板の終端にて放出するフライヤと
、周回方向及びこれに直交する方向に多数の支え板が植
設された帯状搬送体を用いてなり、前記油揚を各支え板
間に受け入れ、前後を支持して整列搬送する搬送手段と
、該搬送手段と前記フライヤとの間にて前記油揚の受け
渡しを行う受け渡し手段とを備えた油揚の製造装置にお
いて、前記受け渡し手段は、前記支え板の挿通隙間を相
互間に有して、前記傾斜板の終端縁に沿う枢軸に夫々の
基端を固設された滑り板と、前記搬送手段に連動して前
記枢軸に回転力を加え、前記滑り板を、略水平をなす受
け取り位置から、先端を下向きとして所定角度傾斜する
受け渡し位置までの角度範囲にて回動せしめる駆動手段
と、前記受け渡し位置にある滑り板に沿って滑落する前
記油揚を該滑り板の先端にて抑止し、前記挿通隙間に挿
通される前記支え板にて搬送力を加えられるまで保持す
るストッパとを具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、各バケット内の油揚は、フ
ライヤの傾斜板の終端から受け取り位置にある滑り板上
に一旦放出され、次いで受け渡し位置への回動に伴って
滑り板に沿って滑落し、これらの先端のストッパにより
抑止されて、正しく整列した状態で保持される。そして
この後に生じる搬送手段の動作により、該搬送手段の支
え板が幅方向に相隣する滑り板間の隙間に挿通され、ス
トッパにて抑止されている油揚に、前記滑落の方向と略
直交する向きの搬送力を加え、該油揚を支え板間に受け
入れて受け渡しを完了する。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は本発明に係る油揚の製造装置(以下
本発明装置という)の全体構成を示す模式的側断面図で
ある。
【0015】本発明装置は、フライヤ1と搬送装置2と
の間に受け渡し装置3を備え、また搬送装置2による搬
送経路の中途に内部分離装置4を備えてなる。
【0016】フライヤ1は、周回方向に多数のバケット
 10,10…が並設してあるバケットコンベア11と
、これの周回域の下部に配した図示しない高温油槽とを
備えた公知のものである。バケット 10,10…は、
豆腐よりなる油揚用の生地を平置するのに適した大きさ
を有し、該バケット 10,10…の並設は、バケット
コンベア11の幅方向、即ち図面の奥行き方向にも複数
列(5〜10列)に亘ってなされている。
【0017】そして、これらのバケット 10,10…
の内部に自動又は手動にて装入された生地は、バケット
コンベア11の周回動作に伴って前記高温油槽の内部に
所定時間浸漬される間に揚げられて油揚Aとなり、バケ
ット 10,10…内に保持されたままバケットコンベ
ア11の周回域に沿って図示の如く設置された傾斜板1
2に沿って引き上げられ、該傾斜板12の終端縁から放
出される。
【0018】搬送装置2は、搬送台20と、搬送台20
の上部に略水平をなして架設された案内レール21と、
案内レール21に沿う周回域を有して搬送台20内部に
配設された帯状搬送体である搬送チェイン22とを備え
てなる。この搬送チェイン22には、多数枚の支え板 
23,23…が、搬送対象となる油揚Aの厚さに関連す
る所定の間隔を周回方向に有して植設されている。また
搬送チェイン22は、搬送台20中に設置されたカム機
構等の図示しない間欠運動機構を介して駆動されており
、支え板 23,23…の植設間隔を一単位として間欠
的に周回動作するようになしてある。
【0019】図2は、案内レール21、搬送チェイン2
2、及び支え板23の位置関係を説明するための斜視図
である。本図に示す如く支え板23は、搬送チェイン2
2の周回方向と直交する方向、即ち、図1における奥行
き方向にも複数列に亘って並設してあり、案内レール2
1は、幅方向に相隣する各支え板 23,23間の隙間
に挿通された状態で搬送チェイン22の上側に多本数が
架設してある。
【0020】而して、案内レール 21,21…の下側
にて搬送チェイン22が周回するとき、支え板 23,
23…は、互いに相隣する案内レール 21,21間か
ら上部に所定長突出し、これらに沿って移動するが、搬
送チェイン22の周回動作は前述の如く行われるから、
支え板 23,23…は、これらの植設間隔を一単位と
する移動及び停止を交互に繰り返す。
【0021】図1に示す如く、案内レール21のフライ
ヤ1と逆側の端部には取出し台24が連設してあり、搬
送チェイン22の周回経路は、取出し台24の手前にお
いて下方に曲げられ、前記支え板 23,23…は、取
出し台24に達する前に案内レール21の下側に退避す
るようになしてある。また案内レール21の他側、即ち
フライヤ1側は、下向きに屈曲させてあり、これに沿う
態様にて搬送チェイン22もまた屈曲させてあるから、
搬送チェイン22に植設された支え板23は、図1に示
す如く、この屈曲角部において上部を開くことになる。 フライヤ1から放出される油揚Aの搬送装置2への受け
渡しを行う受け渡し装置3は、フライヤ1における傾斜
板12の終端と、搬送装置2における支え板23の開放
部分との間に構成されている。
【0022】本発明装置の特徴部分であるこの受け渡し
装置3は、フライヤ1の傾斜板12の終端のやや下方に
、この終端縁に沿う略水平な軸心を有して架設された枢
軸30と、該枢軸30に基端部を固設された滑り板31
とを備えてなる。図3はこの受け渡し装置3の動作説明
のための部分拡大図、図4は枢軸30への滑り板31の
固設態様を示す平面図である。
【0023】図1及び図3に示す如く受け渡し装置3の
枢軸30は、これの一端に固設されたアーム32を介し
てエアーシリンダ33の出力ロッドの先端に係合してあ
り、このエアーシリンダ33の基端部は搬送装置2の搬
送台20に係合してある。即ち枢軸30には、エアーシ
リンダ33の進退動作により回転力が加えられ、この枢
軸30に固設された滑り板31は、先端をやや下方に向
けた受け取り位置(図3(a)参照)から、先端を下向
きとして所定角度傾斜した受け渡し位置(図3(b)参
照)に至るまでの角度範囲にて回動する。
【0024】図4に示す如く、枢軸30の軸長方向には
多数枚の滑り板 31,31…が並設してあり、これら
の滑り板 31,31…は、エアーシリンダ33の進退
動作に伴って一括的に回動する。また、互いに相隣する
滑り板 31,31…間には、搬送装置2における支え
板 23,23…が夫々挿通可能な隙間が確保されてお
り、各滑り板31の先端は、図3に示す如く、上向きに
略直角をなして屈曲されてストッパ34を形成している
【0025】エアーシリンダ33の進退動作及びこれに
伴う滑り板 31,31…の回動は、搬送装置2の動作
、具体的には搬送チェイン22の周回動作に連動してな
され、また搬送装置2の動作はフライヤ1の動作に同期
してなされる。即ち、フライヤ1の傾斜板12に沿って
引き上げられた油揚Aが該傾斜板12の終端にて各バケ
ット10から放出されるとき、滑り板31は、エアーシ
リンダ33の退入により前記受け入れ位置に常時位置し
ており、またエアーシリンダ33の進出動作に応じて滑
り板31が前記受け渡し位置に移行するとき、搬送装置
2の支え板23は停止状態にあり、次なるエアーシリン
ダ33の退入動作に応じた滑り板31の受け入れ位置へ
の再移行は、支え板23が前記停止に続く移動を行った
後に生じる。
【0026】従って、傾斜板12の終端においてフライ
ヤ1の各バケット 10,10…内の油揚Aは、図3(
a)に示す如く、受け入れ位置にある滑り板31上に放
出されるが、このとき滑り板 31,31…が略水平で
あることから、各油揚Aは、放出されたままの状態で幅
方向に並んで保持される。滑り板 31,31…の受け
渡し位置への回動は、幅方向に並設されたバケット 1
0,10…全てから油揚Aの放出が終了したタイミング
にて生じ、このとき滑り板 31,31…は、先端を下
として傾斜せしめられるから、これらの滑り板 31,
31…上に保持された複数の油揚A,A…は、略同時的
に先端に向けて滑落し、更に各滑り板31先端のストッ
パ34に当接して滑落を拘束されて、図3(b)に示す
如く、該位置にて整列せしめられた状態で保持される。 なお、この受け渡し位置及び前記受け入れ位置での油揚
Aの保持は、図4に2点鎖線にて示す如く、複数の滑り
板 31,31…間に装架された状態にてなされる。
【0027】受け渡し位置における各滑り板31の先端
は、フライヤ1側の案内レール12の屈曲部に近接対向
する位置にまで達し、また各滑り板31の傾斜角度は、
前記屈曲部にて上部を開いた状態にある支え板23の傾
斜角度に整合するようになしてあり、ストッパ34に当
接している油揚Aの背面には、図3(b)に示す如く、
停止状態にある支え板23が近接対向して位置する。そ
して、搬送装置2の搬送チェイン22は、滑り板31の
受け渡し位置への回動終了後に一回の周回動作を行い、
これに伴って支え板23が移動する結果、複数の滑り板
 31,31…間に保持された油揚Aは、各滑り板 3
1,31…間の隙間に挿通される前記支え板 23,2
3…にて押圧され、ストッパ 34,34…による拘束
を解除されて案内レール21上に落下し、前記支え板 
23,23…とこれらの前方の支え板 23,23…と
の間に受け入れられ、搬送チェイン22の周回動作に伴
って案内レール21に沿って搬送される。なおこのとき
、滑り板31,31…の先端は案内レール21に近接し
た位置にあるから、各油揚Aの案内レール21への落下
タイミングにずれが生じる虞はなく、搬送装置2への受
け渡しは確実に行われる。
【0028】このような受け渡しの終了後、滑り板31
は、バケット 10,10…からの次なる油揚A,A…
の放出に備えて前記受入れ位置に復帰する。即ち、受け
渡し装置3から搬送装置2への油揚Aの受け渡しは、フ
ライヤ1の適宜のバケット 10,10…列から油揚A
が放出された後、次なるバケット 10,10…列から
の放出がなされるまでの間に行われる。
【0029】搬送装置2による油揚Aの搬送は、搬送チ
ェイン22の間欠動作に伴って、移動及び停止を繰り返
しつつ行われ、搬送中の油揚Aは、図2に2点鎖線にて
示す如く、複数の案内レール 21,21…間に装架さ
れて、これらの間から突出する各複数枚の支え板 23
,23…にて支えられ、最終的には、図1中に2点鎖線
にて示す如く、取出し台24上に厚さ方向に積層された
状態で送出される。
【0030】このように搬送される油揚Aには、この搬
送経路の中途に配した内部分離装置4の動作により、内
部の豆腐質を分離するための空気注入がなされる。この
内部分離装置4は、案内レール21の上方に適長離隔し
て搬送台20の幅方向に給気管40を及びこれの下方に
抑え板41を架設し、給気管40の下縁から幅方向に略
等配をなして複数本の空気注入針 42,42…(1本
のみ図示)を突設せしめた構成となっている。
【0031】矩形断面の中空ブロックであり、内部に圧
縮空気が供給されている前記給気管40は、搬送チェイ
ン22の駆動源に、図示しないクランクアームを介して
連結してあり、搬送チェイン22の周回動作に連動して
所定のストローク内にて上下動するようになっている。 この給気管40の下動に伴って前記抑え板41もまた下
動するが、該抑え板41の下動は、搬送装置2にて搬送
中の油揚Aのやや上方にて拘束されるようになしてあり
、更なる給気管40の下動により、これの下縁に突設さ
れた前記空気注入針 42,42…が抑え板41の下側
に突出して、該抑え板41に下側にて停止状態にある油
揚Aの上端面に刺し込まれ、該油揚Aの内部は、空気注
入針 41,41…の先端からの噴出空気の注入により
分離される。このとき抑え板41は、空気注入の対象と
なる油揚Aの前縁に当接し、該油揚Aを後側の支え板2
3との間に挾持固定し、空気注入針 42,42…の刺
し込みを確実化する作用をなす。
【0032】なお以上の説明は、本発明装置の一実施例
に過ぎず、本発明装置の構成はこれに限るものではなく
、発明の精神を逸脱しない範囲内で種々の改変を施し得
ることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明装置においては
、フライヤの各バケット内の油揚は、傾斜板の終端から
略水平な滑り板上に一旦放出され、次いで、受け渡しへ
の回動に伴ってこの滑り板に沿って滑落し、これらの先
端のストッパとの当接により正しく整列した状態で保持
され、最後に、幅方向に相隣する滑り板間の隙間に挿通
される搬送手段の支え板にて押圧されて搬送手段に受け
渡されるから、バケットからの放出タイミングにずれが
ある場合、また各滑り板での滑落状態が異なる場合にお
いてもフライヤから搬送手段への油揚の受け渡しが確実
に行え、受け渡し状態監視のための専任の作業者が不要
となり、省力化に寄与できると共に、安定した操業が可
能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成を示す模式的側断面図で
ある。
【図2】搬送装置の各部品の位置関係の説明図である。
【図3】受け渡し手段の動作説明図である。
【図4】滑り板の枢軸への固設態様を示す平面図である
【符号の説明】
1  フライヤ 2  搬送装置 3  受け渡し装置 4  内部分離装置 10  バケット 22  搬送チェイン 23  支え板 30  枢軸 31  滑り板 33  エアーシリンダ 34  ストッパ A  油揚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バケットコンベアの各バケットに装入
    した生地を、該バケットコンベアの周回動作により高温
    の油槽に浸漬させて揚げ、得られた油揚を所定の傾斜板
    に沿わせて引き上げて、該傾斜板の終端にて放出するフ
    ライヤと、周回方向及びこれに直交する方向に多数の支
    え板が植設された帯状搬送体を用いてなり、前記油揚を
    各支え板間に受け入れ、前後を支持して整列搬送する搬
    送手段と、該搬送手段と前記フライヤとの間にて前記油
    揚の受け渡しを行う受け渡し手段とを備えた油揚の製造
    装置において、前記受け渡し手段は、前記支え板の挿通
    隙間を相互間に有して、前記傾斜板の終端縁に沿う枢軸
    に夫々の基端を固設された滑り板と、前記搬送手段に連
    動して前記枢軸に回転力を加え、前記滑り板を、略水平
    な上動位置から、先端を下向きとして所定角度傾斜した
    下動位置にまで回動せしめる駆動手段と、下動位置にあ
    る滑り板に沿って滑落する前記油揚を該滑り板の先端に
    て抑止し、前記挿通隙間に挿通される前記支え板にて搬
    送力を加えられるまで保持するストッパとを具備するこ
    とを特徴とする油揚の製造装置。
JP3017150A 1991-01-16 1991-01-16 油揚の製造装置 Granted JPH04241823A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3017150A JPH04241823A (ja) 1991-01-16 1991-01-16 油揚の製造装置

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Publications (2)

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