JP5263774B2 - 計算機システム - Google Patents

計算機システム Download PDF

Info

Publication number
JP5263774B2
JP5263774B2 JP2008333166A JP2008333166A JP5263774B2 JP 5263774 B2 JP5263774 B2 JP 5263774B2 JP 2008333166 A JP2008333166 A JP 2008333166A JP 2008333166 A JP2008333166 A JP 2008333166A JP 5263774 B2 JP5263774 B2 JP 5263774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
acceleration
sleep
user
turnover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008333166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010148829A (ja
Inventor
裕之 栗山
清 愛木
毅 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008333166A priority Critical patent/JP5263774B2/ja
Publication of JP2010148829A publication Critical patent/JP2010148829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5263774B2 publication Critical patent/JP5263774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、計算機システムに関し、特に、身体の向きの変化を検出することによって、睡眠の状態を評価するシステムに関する。
睡眠は、人が生存するために必須の行動である。心身の健康を維持するために、より質の高い睡眠を得たいというニーズは大きい。また、不眠症等の睡眠障害で悩む人も多い。睡眠の質を計る方法として、睡眠中の脳波、又は、眼球運動の変化に基づいて、REM睡眠、及び、NREM睡眠を測定し、その出現パターンを分析する方法が一般的である。しかしながら、この測定には、拘束性が高く、大掛かりな装置(例えば、睡眠ポリグラフ)が必要である。また、専門家以外は、その測定結果を解析することが難しい。
家庭で毎日、簡便に睡眠の質を推測する方法の一つとして、寝返りに着目する方法が考えられる。寝返りは、睡眠中に、体重によって圧迫された身体の部分の痛み及び血行不良を、体位を変えることによって和らげるために生じる。したがって、寝返りが生じる前後の時間は、苦痛によって睡眠が浅い状態にあると考えられる。つまり、寝返りの頻度が多い場合には、全体的に睡眠が浅く、よく眠れていないことが示唆される。また、睡眠障害によって、床についているが、眠れずに覚醒したままの状態である場合には、人は更に頻繁に寝返りをうつ。
したがって、寝返りの頻度を観察することによって睡眠の質を計ることができる。例えば、睡眠中の体動頻度及び体動間隔を測定し、体動頻度が少ない方が良い睡眠を得られていると判断する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。体動によって生じる寝返りは、例えば、床の下に敷いたエアマットを用いて検出することができる。この方法には、利用者を拘束しないという利点がある。
特開平4−109960号
しかし、前述した特許文献1に記載された技術では、利用者のあらゆる体動を検出してしまうという問題がある。例えば、利用者がたまたま、顔が痒くて掻いた場合、又は、第三者によって床が振動した場合でも、利用者の体動が検出されるため、寝返りが生じたと誤って判定される。一方、人はゆっくりと寝返りをうつこともある。この場合には、体動はほとんど検出されないため、寝返りが生じたと判定されないという問題もある。
本発明は、前述した問題に鑑みてなされたもので、体動の大小にかかわらず、確実に寝返りを検出し、睡眠の状態を可視化することによって、睡眠の状態を評価することができるシステムを提供することを目的とする。
本発明の代表的な一例を示せば以下のとおりである。すなわち、利用者のに装着され、測定されたデータを送信する腕輪型の複数のセンサノードと、前記複数のセンサノードから送信されたデータを解析する計算機と、を備える計算機システムであって、前記複数のセンサノードは、前記利用者の身体の向きが変化する動作の時間よりも長い時間であるサンプリング周期毎に加速度を出力し、前記出力された加速度を前記計算機に送信し、前記計算機は、プロセッサと、前記プロセッサに接続されるメモリと、を備え、前記複数のセンサノードから送信された加速度を取得し、前記プロセッサは、前記取得した加速度の変化に基づいて、前記センサノードが装着された利用者の身体の向きが変化した時刻を検出し、前記検出された身体の向きが変化した各時刻の間隔に基づいて、前記利用者の睡眠の状態を評価することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、睡眠モニタシステムは、睡眠中の寝返りを確実に検出し、この寝返り間隔に基づいて、睡眠の状態を評価することができる。
以下に、本発明の実施形態の睡眠モニタシステムについて、図1から図12を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の睡眠モニタシステムの構成の例を示すブロック図である。
本実施形態の睡眠モニタシステムは、腕輪型センサノード1、基地局102、及び、計算機103を備える。
睡眠モニタシステムは、当該システムの利用者(被観察者)の睡眠中の動作(又は、状態)を測定するセンサとして、例えば、加速度センサを備えた腕輪型センサノード1を用いる。腕輪型センサノード1は、利用者の腕に装着され、所定の周期(サンプリング周期)で加速度を出力し、出力された加速度(以下、センシングデータという)を基地局102へ送信する。
基地局102は、無線信号を受信するアンテナ101を備え、腕輪型センサノード1から送信されたセンシングデータを受信する。なお、基地局102は、無線のほか、赤外線又は有線によって、腕輪型センサノード1からセンシングデータを受信してもよい。基地局102は、腕輪型センサノード1から、センシングデータを受信し、受信したセンシングデータを計算機(PC)103へ転送する。
計算機103は、集計部200、集計情報格納部300、寝返り解析部400、睡眠情報格納部500、及び、表示内容生成部600を備え、表示部104及び入力部105を接続する。
なお、計算機103は、図示しないプロセッサ、メモリ、及び、ストレージ装置(記憶媒体)を備える。ストレージ装置は、各種プログラム及びデータを格納する。メモリは、プロセッサによって実行される各種プログラムを格納する。プロセッサは、メモリに格納された各種プログラムを実行する。なお、計算機103のプロセッサ(図示省略)は、例えば、ストレージ装置(記憶媒体)に格納されたプログラムを所定のタイミングでメモリへロードし、ロードされたプログラムを実行することによって、集計部200、寝返り解析部400、及び、表示内容生成部600の処理を実現する。
集計部200は、基地局102によって転送されたセンシングデータを、所定の単位時間当たりのデータに変換し、変換されたデータを集計情報格納部300に格納する。寝返り解析部400は、集計情報格納部300に格納された利用者の単位時間毎の動作、又は、状態の情報を解析し、図7及び図8を用いて後述する利用者の睡眠中の寝返り間隔の情報を生成する。また、寝返り解析部400は、生成された寝返り間隔の情報を睡眠情報格納部500に格納する。
なお、本実施形態の睡眠モニタシステムは、複数の腕輪型センサノード1を用いることによって、複数の利用者の睡眠状態を観察してもよい。この場合、腕輪型センサノード1から送信されるセンシングデータには、各腕輪型センサノード1の識別子を付与する。計算機103は、センシングデータに付与された腕輪型センサノード1の識別子によって、利用者を識別することができる。
睡眠モニタシステムの利用者、又は、利用者から委託を受けた者(医師等)は、入力部105を操作し、表示の処理を指示する。
表示内容生成部600は、利用者等の指示に基づき、睡眠情報格納部500に格納された睡眠情報から、利用者の睡眠状態を可視化、指標化した画面を生成し、生成された画面を表示部104に表示する。利用者等は、表示部104に表示された画面によって、利用者の睡眠状態を観察することができる。
なお、本実施形態では、計算機103が基地局102から送信されたセンシングデータを処理したが、遠隔地(利用者の睡眠状態を測定する場所から離れた場所)に設置されたサーバ装置が基地局102から送信されたセンシングデータを処理してもよい。この場合、サーバ装置は、ネットワーク(図示省略)によって基地局102に接続し、ネットワーク経由でセンシングデータを受信する。なお、サーバ装置は、計算機103と同じ構成でもよい。この場合、サーバ装置の集計部200は、受信したセンシングデータを単位時間毎のデータに変換し、変換されたデータをサーバ装置の集計情報格納部300に格納する。サーバ装置の寝返り解析部400は、サーバ装置の集計情報格納部300に格納されたデータから睡眠情報を生成し、生成された睡眠情報をサーバ装置の睡眠情報格納部500に格納する。なお、計算機103(クライアント装置)は、ネットワークに接続されたサーバ装置の睡眠情報格納部500から、睡眠情報を取得してもよい。計算機103(クライアント装置)の表示内容生成部600は、サーバ装置の睡眠情報格納部500から取得した睡眠情報を可視化、指標化した画面を生成し、生成された画面を表示部104に表示してもよい。
前述した構成によって、利用者、又は、利用者から委託を受けた者は、遠隔から利用者の睡眠状態を観察することができる。
本発明の実施形態のセンサノードは、例えば、腕輪型、又は、腕時計型のセンサである。以下に、腕輪型センサノード1について説明する。
図2は、本発明の実施形態の腕輪型センサノード1の構成の例を示す説明図である。
図2では、腕輪型センサノード1を正面から見た概略図(a)、及び、側方から見た断面図(b)を表した。この腕輪型センサノード1は、利用者(腕輪型センサノード1の装着者)の体動によって生じる加速度、及び、腕輪型センサノード1が受ける重力加速度を検出する。
腕輪型センサノード1は、センサ装置10、センサ装置10を格納するケース11、及び、ケース11を人体の腕に装着するバンド12を備える。
センサ装置10は、センサ、制御部等を備える。なお、センサ装置10については、図3を用いて後述する。腕輪型センサノード1に用いるセンサは、図2に示すようにX、Y、Zの直交する3軸の加速度をそれぞれ検出することができる加速度センサが好適である。
計算機103は、加速度センサによって出力されたX、Y、Zの直交する3軸の加速度(重力加速度)を用いて、利用者の手首がどの方向から重力を受けているかを解析することができる。つまり、本実施形態では、利用者の手首の角度(姿勢)の変化を測定することによって、利用者の寝返りを検出する。
また、本実施形態では、利用者がセンサノードを日中に利用する(例えば、センサノードを歩数計等として利用する)ことを考慮して、センサノードは、常時身体に装着しやすい腕輪形状ノードであるが、足に装着する足輪形状ノードであってもよいし、腹部に装着するベルト形状ノードであってもよいし、ポケットに入れる小型携帯の形状ノードであってもよい。
図3は、本発明の実施形態のセンサ装置10のブロック図である。
センサ装置10は、無線通信部(RF)2、マイクロコンピュータ3、リアルタイムクロック(RTC)4、加速度センサ6、電池7、及び、スイッチ8を備える。
無線通信部2は、アンテナ5を備え、基地局102にセンシングデータを送信する。マイクロコンピュータ3は、センサ6及び無線通信部2を制御する。リアルタイムクロック4は、マイクロコンピュータ3を周期的に起動するタイマである。加速度センサ6は、X、Y、Zの直交する3軸の加速度を検出する。電池7は、各部に電力を供給する。スイッチ8は、センサ6への電力の供給を制御するためのスイッチである。
また、センサ装置10は、スイッチ8とセンサ6との間とグランドとをバイパスコンデンサC1によって接続してもよい。バイパスコンデンサC1は、ノイズを除去する。センサ装置10は、スイッチ8を制御することによって、バイパスコンデンサC1への充放電回数を減らし、電力消費を低減することができる。
マイクロコンピュータ3は、CPU34、ROM33、RAM32、割り込み制御部35、A/Dコンバータ31、シリアルコミュニケーションインターフェース(SCI)36、パラレルインターフェース(PIO)37、及び、発振部(OSC)30を備える。
CPU34は、演算処理を実行するプロセッサである。ROM33は、CPU34によって実行されるプログラム等を格納する。RAM32は、データ等を格納する。割り込み制御部35は、RTC4からの信号(タイマ割り込み)に基づいて、CPU34への割り込みを処理する。A/Dコンバータ31は、センサ6から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。シリアルコミュニケーションインターフェース36は、無線通信部2からシリアル信号を送受信する。パラレルインターフェース37は、無線通信部2及びスイッチ8を制御する。発振部30は、マイクロコンピュータ3の各部へクロックを供給する。
また、前述したマイクロコンピュータ3の各部は、システムバス38を介して接続される。RTC4は、所定の周期によって、割り込み信号(タイマ割り込み)を割り込み制御部35に出力し、また、基準クロックをSCI36に出力する。PIO37は、CPU34からの指令に応じて、スイッチ8を制御し、センサ6への電力の供給を制御する。
腕輪型センサノード1は、所定のサンプリング周期(例えば、0.05秒)によって、マイクロコンピュータ3を起動し、センサ6からセンシングデータを取得し、取得したセンシングデータに腕輪型センサノード1を特定する識別子及びタイムスタンプを付与する。センサ装置10は、識別子及びタイムスタンプが付与されたセンシングデータを基地局102へ送信する。なお、腕輪型センサノード1の制御は、例えば、特開2008−59058号公報に記載された制御と同様でもよい。なお、腕輪型センサノード1は、連続的に取得したセンシングデータをRAM32に格納し、所定のタイミングに、格納されたセンシングデータをまとめて基地局102に送信してもよい。
以下に、本実施形態の睡眠モニタシステムの処理の概要について説明する。
図4は、本発明の実施形態の睡眠モニタシステムの処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS1では、基地局102は、腕輪型センサノード1から受信したセンシングデータを計算機103へ転送する。
次に、ステップS2では、計算機103の集計部200は、利用者(腕輪型センサノード1の識別子)毎に、所定の周期(例えば、1分)で、腕輪型センサノード1から送信されたセンシングデータを集計し、集計したセンシングデータを集計情報格納部300に格納する。
具体的には、集計部200は、腕輪型センサノード1の識別子毎に、例えば、単位時間(例えば、1分間)に取得されたセンシングデータ(例えば、サンプリング周期0.05秒で連続的に取得された1200個のデータ)から、単位時間(例えば、1分間)当たりのX軸の加速度平均値303、Y軸の加速度平均値304、及び、Z軸の加速度平均値305を計算する。また、集計部200は、図6を用いて後述する方法によって、運動頻度306を算出する。集計部200は、計算されたX軸加速度平均値303、Y軸加速度平均値304、Z軸加速度平均値305、運動頻度306、腕輪型センサノード1の識別子301、及び、日時302を、センシングデータの集計情報として、集計情報格納部300に格納する。
なお、本実施形態では、例えば、サンプリング周期を0.05秒、単位時間を1分間としたが、サンプリング周期は、利用者の寝返りの動作(身体の向きが変化する動作)の時間よりも十分に長い、平均を求めるための単位時間と同じであってもよい。
次に、ステップS3では、寝返り解析部400は、集計情報格納部300に格納されたセンシングデータの集計情報から、運動頻度306を用いて、利用者毎の毎日の就寝時刻及び起床時刻を算出する。
なお、運動頻度306から就寝時刻及び起床時刻を判定する手法はいくつか知られている。例えば、Cole法(Cole RJ、Kripke DF、Gruen W、Mullaney DJ、Gillin JC.Automatic sleep/wakeidentification from wrist activity.Sleep1992;15:491‐469)を適用してもよい。
ここで、Cole法とは、睡眠導入時の前後の数分間における1分間当たりのゼロクロス回数(加速度が0Gを通過する回数)を、Cole判別式に当てはめることによって、判定値を算出し、算出された判定値に基づいて、覚醒状態か、又は、睡眠状態かを判定する方法である。睡眠の時間における運動頻度306は、覚醒(起きている)時間における運動頻度よりもずっと小さい。本実施形態では、運動頻度306をCole判別式に当てはめることによって、利用者の就寝時刻、及び、起床時刻を算出する。
次に、ステップS4では、寝返り解析部400は、集計情報格納部300に格納されたセンシングデータの集計情報から、利用者毎のX軸加速度平均値303、Y軸加速度平均値304、及び、Z軸加速度平均値305を用いて、ステップS3で求めた睡眠時間(すなわち、就寝時刻から起床時刻までの時間)の間の寝返り時刻を検出する。寝返り時刻を検出する方法については、図8を用いて後述する。
次に、ステップS5では、寝返り解析部400は、ステップS3で検出した就寝時刻、S4で検出した各寝返り時刻、及び、S3で検出した起床時刻から、寝返り間隔504を計算する。また、寝返り解析部400は、平均運動頻度505として、各寝返り間隔の間の運動頻度306の平均値を計算する。寝返り解析部400は、ステップS3及びステップS4によって計算された結果を、利用者の睡眠情報として、睡眠情報格納部500に格納する。睡眠情報格納部500に格納される睡眠情報については、図7を用いて後述する。
最後に、ステップS6では、利用者、又は、利用者から委託を受けた者は、入力部105から表示処理の操作を指示する。表示内容生成部600は、利用者等からの操作を受けると、睡眠情報格納部500に格納された利用者の睡眠情報を取得し、取得された睡眠情報から、利用者の睡眠状態が可視化され、利用者の睡眠状態を評価することができる画面を生成し、生成された画面を表示部104に表示する。
以上が、本実施形態の睡眠モニタシステムの処理の概要である。以下に、睡眠モニタシステム各部の詳細な処理について説明する。
図5は、本発明の実施形態の集計情報格納部300に格納される利用者の動作情報のフォーマットの例を示す説明図である。
集計部200は、腕輪型センサノード1が、所定のサンプリング周期(例えば、0.05秒)で出力したセンシングデータを集計し、単位時間(例えば、1分間)当たりの各軸の加速度平均値を計算する。また、0.05秒毎のセンシングデータから、単位時間(1分間)当たりの運動頻度を計算する。運動頻度の計算方法については、図6を用いて後述する。集計部200は、計算された各軸の加速度平均値、及び、運動頻度をセンシングデータの集計情報(利用者の動作情報)として集計情報格納部300に格納する。
図5に示す利用者の動作情報は、例えば、腕輪型センサノード1の識別子301、単位時間で区切られた日時302、X軸加速度平均値303、Y軸加速度平均値304、Z軸加速度平均値305、及び、運動頻度306を含む。ここで、各加速度平均値303、304、305の単位は、重力加速度「G」(1G=9.80665メートル/秒2)である。運動頻度306の単位は、「回/分」である。以下に、運動頻度306の計算方法について説明する。
図6は、本発明の実施形態の運動頻度306を算出する方法を示す説明図である。
腕輪型センサノード1から出力されたセンシングデータは、X、Y、Z軸の加速度を含む。はじめに、集計部200は、サンプリング周期毎のX、Y、Zの直交する3軸の加速度のスカラー量を計算する。スカラー量は、各軸の加速度をXg、Yg、Zgとすると、次の式によって計算される。
スカラー量=(Xg2+Yg2+Zg21/2
次に、集計部200は、計算されたスカラー量に対して、フィルタ(バンドパスフィルタ)処理を実行する。集計部200は、計算されたスカラー量から、所定の周波数帯域(例えば、0.1Hz〜5Hz)のみを抽出することによって、ノイズ成分を除去する。
次に、集計部200は、フィルタ処理の後、図6に示すとおり、加速度のスカラー量が、所定の閾値(例えば、0G又は0.05G)と交差した回数(ゼロクロス回数)を検出する。なお、加速度のスカラー量が所定の閾値を超えた回数をゼロクロス回数としてもよい。集計部200は、単位時間(1分間)当たりに検出されたゼロクロス回数を、単位時間(1分間)当たりの運動頻度306とする。
運動頻度306は、利用者の手首の向き(重力加速度を受ける方向)にかかわらず、利用者が睡眠中に動いた量を示す。運動頻度306は、図4のステップS3において、就寝時刻及び起床時刻を検出するために利用される。また、睡眠の質の評価に利用されてもよい。
図7は、本発明の実施形態の睡眠情報格納部500に格納される睡眠情報のフォーマットの例を示す説明図である。
寝返り解析部400は、集計情報格納部300に格納された動作情報を解析し、解析した結果を睡眠情報として睡眠情報格納部500に格納する。睡眠情報は、腕輪型センサノード1の識別子501、開始時刻502、終了時刻503、寝返り間隔504、平均運動頻度505、及び、評価指数506を含む。
開始日時502は、寝返りが生じた時刻である。終了日時503は、次に寝返りが生じ、寝返り間隔が終了した時刻である。なお、一回(一晩)の睡眠における最初の開始日時502は、就寝時刻である。また、最後の終了日時503は、起床時刻である。また、睡眠中の各寝返り間隔の終了日時503は、次の寝返り間隔の開始日時502と等しい。
寝返り間隔504は、寝返りが生じた時刻(開始時刻502)と次に寝返りが生じた時刻(終了時刻503)との差によって算出される寝返りの時間間隔である。平均運動頻度505は、開始日時502から終了日時503までの1回の寝返り間隔において、単位時間(1分間)当たりの運動頻度306を平均した値である。評価指数506は、各寝返り間隔504毎の睡眠の質を示す指数である。評価指数506の計算方法については、図9を用いて後述する。
図8は、本発明の実施形態の寝返り時刻を検出する方法の例を示す説明図である。
寝返り解析部400は、集計情報格納部300に格納された利用者の動作情報を用いて、寝返り時刻を検出する。検出された寝返り時刻は、図7に示した寝返りの開始日時502、及び、終了日時503として、睡眠情報格納部500に格納される。
加速度センサ6は、X、Y、Zの直交する3軸の方向の加速度を出力する。なお、出力される加速度には、重力加速度と利用者の体動によって生じる加速度とがある。加速度センサ6は、静止している状態では、X、Y、Zの直交する3軸の方向の重力加速度を出力する。
X、Y、Z軸別に出力される重力加速度の値は、加速度センサ6が重力加速度を受ける方向によって変化するため、加速度センサ6は、加速度センサ6自体の傾斜を検出することができる。つまり、利用者の身体に装着された加速度センサ6は、睡眠中の利用者の身体の向きの変化を検出することができる。加速度センサ6は、X、Y、Z軸方向のそれぞれに0Gを中心とした正負いずれかの値を出力する。また、重力を受ける鉛直下向き方向に対して1軸又は2軸が水平である場合には、その軸の方向の重力加速度の値は0となる。
よって、加速度センサ6のX、Y、Z軸方向の出力値のうち、いずれかの値の正負が反転した場合には、寝返り解析部400は、腕輪型センサノード1が受ける重力の方向が大きく変化した、すなわち、利用者が寝返りをしたと判定する。なお、ここで、加速度センサ6によって出力される加速度の単位は「G」である。
図8に示す801から807までの折れ線は、時系列に沿った、単位時間当たりのX軸の加速度平均値303、Y軸の加速度平均値304、及び、Z軸の加速度平均値305のいずれかの変化を示す。ここで、加速度平均値が+0.1G以上の領域をA、加速度平均値が+0.1から−0.1Gの間の領域をB、加速度平均値が−0.1G以下の領域をCとする。
寝返り解析部400は、加速度平均値が領域Aから領域C、又は、領域Cから領域Aに変化した時刻を検出し、検出された時刻を寝返り時刻とする。なお、加速度平均値が0Gの近傍の値を示す場合には、腕輪型センサノード1の傾斜がわずかに変化した場合でも、加速度平均値の正負の値が反転する。よって、寝返り解析部400は、わずかな変化が誤って寝返りと判定されないように、領域Bにおける加速度平均値の変化を無視する。
また、本実施形態では、寝返り解析部400は、サンプリング周期毎に出力された加速度の変化ではなく、サンプリング周期よりも長い単位時間当たりの加速度平均値の変化によって、利用者の寝返りを検出する。寝返りの動作は、必ずしも単純ではなく、複雑である。このため、寝返り動作の時間よりも極めて短い、例えば、0.05秒のサンプリング周期で出力される加速度によって、寝返りを検出しようとする場合には、寝返りの動作の間に何度も加速度の正負が反転する。
これによって、寝返り解析部400は、わずかな加速度の変化を誤って寝返りであると判定するおそれがある。一方、単位時間(例えば、1分間)当たりの加速度平均値を用いた場合には、寝返りの動作の複雑な動きは平均化されて滑らかになるため、誤判定の問題は生じない。
図8では、ある軸方向の加速度平均値は、801から802までは正の値であり、領域Aに属する。次に、体向の変化によって、加速度平均値は、803から804へ変化し、また、正から負の値へ反転する。ただし、803から804の間の加速度平均値は領域Bに属しているため、寝返り解析部400は、この間の変化を寝返りではないと判定する。加速度平均値は、805から806の間は、正の値であり、領域Aに属する。次に、加速度平均値は、806から807に変化し、正から負の値へ反転する。また、807の加速度平均値は、領域Cに属する。したがって、寝返り解析部400は、806から807への変化を寝返りと判定し、時刻808を寝返り時刻と判定する。
なお、仮に805が領域Cにあった場合には、寝返り解析部400は、領域Bに属する点803から点804までの変化を無視し、領域Aの802から領域Cの805への変化を寝返りと判定し、点805の時刻を寝返り時刻とする。また、寝返り解析部400は、X、Y、Z軸方向のすべての加速度平均値を用いて寝返りの有無を判定する。すなわち、寝返り解析部400は、いずれの軸方向で寝返りが判定された場合も、寝返り時刻を検出する。
従来では、寝返りは、利用者の体動によって判定されていた。しかし、体動が必ずしも寝返りであるとは限らず、例えば、睡眠中の人がわずかに顔を掻いた場合、又は、第三者によって床が揺らされた場合にも、体動が生じる。このため、従来の方法によれば、検出された体動が誤って寝返りとして判定されるおそれある。
本実施形態では、利用者の体動ではなく、体向の変化を検出することによって、寝返りを判定する。寝返りが生じると、体向(利用者の身体の向き)が大きく変化することによって、身体が重力を受ける方向が大きく変化する。したがって、重力を受ける方向の変化を検出することによって、寝返りを検出することができる。寝返りを精度良く検出するためには、運動頻度よりも、体向(身体の向き)の変化を検出する方が好適である。
以下に、評価指数506の算出の方法について、説明する。寝返り解析部400は、以下に示す対応表に基づき、睡眠の質を定める評価指数506を定める。
図9は、本発明の実施形態の寝返り間隔から評価指数を生成するための対応表の例を示す説明図である。
図9では、寝返り間隔504と評価指数506との対応を表した。
寝返り間隔504は、所定の区切り値によって区分された階級に分類される。評価指数506は、各階級に付与される評価値である。本実施形態では、例えば、寝返り間隔504が5分未満の場合には評価指数506を「1」とし、寝返り間隔504が5分以上かつ15分未満の場合には評価指数506を「2」とし、寝返り間隔504が15分以上かつ30分未満の場合には評価指数506を「3」とし、寝返り間隔504が30分以上の場合には評価指数506を「4」とする。
評価指数506は、寝返り間隔504の間の睡眠の質を示す。前述したように、寝返りの頻度が少ない方が睡眠状態は深い、すなわち、睡眠の質が高い。よって、寝返り間隔504が長い方が、評価指数506は高い。一方、寝返り間隔504が短い方が、評価指数506は低い。
なお、寝返り解析部400は、寝返り間隔504に基づいて、睡眠状態を評価したが、寝返り間隔504のほかに、さらに、平均運動頻度505を用いて、睡眠状態を評価してもよい。
前述したように、寝返り解析部400は、各寝返り間隔504を、所定の区切り値によって区分され評価指数「1」から「4」が付与された4階級に分類した。寝返り解析部400は、さらに、各寝返り間隔504内の平均運動頻度505が所定の閾値よりも低い場合には、利用者(被観察者)が静かに寝ていると判定してもよい。この場合、各評価指数506が付与された各寝返り間隔504のうち、静かに寝ていると判定された寝返り区間504の評価指数506に、例えば、「0.5」を加算してもよい。
なお、本実施形態の睡眠モニタシステムとは別のセンサ又は装置によって、利用者の脳波、脈拍数、又は、呼吸数を測定してもよい。この場合、寝返り間隔504及び平均運動頻度505のほか、前述した測定結果を用いて、評価指数506を設定してもよい。
図10は、本発明の実施形態の表示内容生成部600が生成する表示画面の例を示す説明図である。
表示内容生成部600は、睡眠情報格納部500に格納された利用者の睡眠情報を取得し、取得した睡眠情報から、利用者の睡眠状態が可視化され、利用者の睡眠状態を評価することができる画面を生成し、生成された画面を表示部104に表示する。
グラフ1001の横軸は時刻、縦軸は観察の日付である。グラフ1001は、時系列に沿った寝返り時刻及び寝返り間隔504を表示した帯グラフである。各寝返り間隔504は、評価指数506に基づいて、濃淡によって区別される。領域1002は、最も睡眠が深く、評価指数506が「4」である寝返り間隔504である。また、領域1003は、評価指数506が「3」である寝返り間隔504である。領域1004は、評価指数506が「2」である寝返り間隔504である。領域1005は、最も睡眠が浅く、評価指数506が「1」である寝返り間隔504である。つまり、長い帯の方が睡眠の質が良い(睡眠が深い)ことを示す。
また、グラフ1001では、毎晩の睡眠状態が表示される。このグラフ1001によって、利用者等は、毎晩の就寝時刻、起床時刻、及び、睡眠中の眠りの深さの推移を視覚的に理解することができる。例えば、帯が長い場合は、睡眠時間が長く、全体的に帯が濃い場合は、深く眠れていることを示す。
なお、ここでは、睡眠の質(睡眠の深さ)を濃淡によって示したが、複数の色によって示してもよい。
図11は、本発明の実施形態の表示内容生成部600が生成する表示画面の別な例を示す説明図である。
グラフ1101では、グラフ1001と同様に、各寝返り間隔を濃淡によって区別し、睡眠状態の推移を示した。ただし、グラフ1101の横軸は、時刻ではなく、就寝してからの経過時間である。
グラフ1101によって、利用者等は、就寝時刻を基準として、睡眠状態の推移を日毎に比較することができる。これによって、利用者等は、例えば、寝つきが悪い、中途覚醒がある、早朝覚醒がある等の睡眠状態の特徴を発見しやすくなる。
また、グラフ1102は、寝返り間隔504が所定の時間以上である睡眠時間が、全睡眠時間に占める割合の推移を示した。例えば、9月1日においては、寝返り間隔504が「30分」以上である睡眠時間(言い換えると、評価指数が「4」以上となる睡眠時間)が全睡眠時間に対して占める割合は約50%である。グラフ1102によって、利用者等は、睡眠の質の変化を観察することができる。
なお、グラフ1102は、例えば、寝返り間隔504が「15分」以上である睡眠時間(言い換えると、評価指数が「3」以上となる睡眠時間)が全睡眠時間に対して占める割合であってもよい。
また、利用者等は、数か月分の睡眠状態をグラフに表示することによって、より効果的に睡眠状態を観察することができる。なお、グラフ1101では、就寝時刻を基準として、睡眠状態の推移を表示したが、例えば、起床時刻を基準として、睡眠状態の推移を表示してもよい。また、ここでは、睡眠の質(睡眠の深さ)を濃淡によって示したが、複数の色によって示してもよい。
図12は、本発明の実施形態の表示内容生成部600が生成する表示画面の別な例を示す説明図である。
グラフ1201では、利用者(本人)及び他の利用者について、それぞれの睡眠時間と熟眠占有率との関係を示した。グラフ1201の横軸は、睡眠時間、縦軸は、熟眠占有率(寝返り間隔504が所定の時間以上の睡眠時間が全睡眠時間に占める割合)である。グラフ1201に示した黒丸は、利用者(本人)の測定結果である。また、白丸は、本人以外他の利用者の測定結果である。
測定結果がグラフ1201の左上部の領域に属する場合には、睡眠時間が短くても深く眠れていることを示す。一方、測定結果が、グラフ1201の右下部に属する場合には、眠りが浅く、いつまでも寝ていることを示す。これによって、利用者(本人)は、自己の睡眠状態と他者の睡眠状態とを相対的に比較し、全体における自己の測定結果の位置を知ることができる。なお、グラフ1201の中心点(破線で示した二つの中心線の交点)は、表示されているすべての利用者の平均値に合せるように設定されてもよい。
なお、本実施形態のグラフ1201では、利用者(本人)の測定結果のほか、他の複数の利用者の測定結果を表示したが、利用者(本人)の月間の測定結果をまとめて表示してもよい。これによって、利用者本人は、自己の睡眠状態の傾向を知ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、睡眠モニタシステムは、身体に装着したセンサによって出力されたセンシングデータから、睡眠中の身体の向きの変化を検出し、寝返りが生じたと判定することができる。また、寝返り時刻の間隔(寝返り間隔)を睡眠状態の指標とすることによって、利用者の睡眠状態が可視化され、利用者の睡眠状態を評価することができる画面を生成することができる。これによって、利用者等は、睡眠状態を定量的に評価することができる。
なお、本発明の実施形態では、体動ではなく、身体の向きの変化を検出し、体向の変化を寝返りと判定するため、体動の大小にかかわらず寝返りを検出することができる。また、ゆっくりとした寝返りが生じた場合、又は、体動の瞬間を見逃した場合でも、寝返り後の身体の向きの変化によって、確実に寝返りを検出することができる。また、単位時間当たりの加速度平均値を用いて寝返りを検出するため、睡眠中の細かな動作を寝返りとして誤判定することがない。
また、本発明は、人の睡眠状態を観察、評価する計算機システムに適用することができる。特に、健康管理の一環として、利用者が毎日自宅において、簡便に睡眠状態を確認することができる睡眠モニタシステムに好適である。
本発明の実施形態の睡眠モニタシステムの構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施形態の腕輪型センサノードの構成の例を示す説明図である。 本発明の実施形態のセンサ装置のブロック図である。 本発明の実施形態の睡眠モニタシステムの処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の集計情報格納部に格納される利用者の動作情報のフォーマットの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の運動頻度を算出する方法を示す説明図である。 本発明の実施形態の睡眠情報格納部に格納される睡眠情報のフォーマットの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の寝返り時刻を検出する方法の例を示す説明図である。 本発明の実施形態の寝返り間隔から評価指数を生成するための対応表の例を示す説明図である。 本発明の実施形態の表示内容生成部が生成する表示画面の例を示す説明図である。 本発明の実施形態の表示内容生成部が生成する表示画面の別な例を示す説明図である。 本発明の実施形態の表示内容生成部が生成する表示画面の別な例を示す説明図である。
符号の説明
1 腕輪型センサノード
102 基地局
103 計算機
104 表示部
105 入力部
200 集計部
300 集計情報格納部
400 寝返り解析部
500 睡眠情報格納部
600 表示内容生成部

Claims (8)

  1. 利用者のに装着され、測定されたデータを送信する腕輪型の複数のセンサノードと、前記複数のセンサノードから送信されたデータを解析する計算機と、を備える計算機システムであって、
    前記複数のセンサノードは、
    前記利用者の身体の向きが変化する動作の時間よりも長い時間である所定のサンプリング周期毎に加速度を出力し、
    前記出力された加速度を前記計算機に送信し、
    前記計算機は、
    プロセッサと、前記プロセッサに接続されるメモリと、を備え、
    前記複数のセンサノードから送信された加速度を取得し、
    前記プロセッサは、
    前記取得した加速度の変化に基づいて、前記センサノードが装着された利用者の身体の向きが変化した時刻を検出し、
    前記検出された身体の向きが変化した各時刻の間隔に基づいて、前記利用者の睡眠の状態を評価することを特徴とする計算機システム。
  2. 前記複数のセンサノードは、
    前記利用者の動作及び身体の向きに従って、正又は負の加速度を検出する加速度センサを備え、
    前記所定のサンプリング周期毎に、前記加速度センサによって検出された加速度を出力し、
    前記プロセッサは、
    所定の単位時間当たりの前記加速度の平均値を計算し、
    前記計算された加速度の平均値が、0よりも大きい第1基準値以上の値から、0よりも小さい第2基準値以下の値に変化した時刻、及び、前記第2基準値以下の値から、前記第1基準値以上の値に変化した時刻を、前記利用者の寝返り時刻に定め、
    前記定められた各寝返り時刻に基づいて、各寝返り間隔を計算し、
    前記計算された各寝返り間隔に基づいて、前記利用者の睡眠の状態を評価することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記加速度センサは、略直交する3方向の加速度を検出し、
    前記プロセッサは、
    所定の単位時間当たりの前記3方向の加速度の各々の平均値を計算し、
    前記計算された3方向の加速度の平均値のいずれがが、前記第1基準値以上の値から前記第2基準値以下の値に変化した時刻、及び、前記第2基準値以下の値から前記第1基準値以上の値に変化した時刻を、前記寝返り時刻に定めることを特徴とする請求項2に記載の計算機システム。
  4. 前記加速度センサは、略直交する3方向の加速度を検出し、
    前記プロセッサは、
    所定のサンプリング周期毎の略直交する3方向の加速度の大きさを計算し、
    前記計算された加速度の大きさが、所定の時間内に、第3基準値を超える回数を運動頻度に定め、
    前記定められた運動頻度に基づいて、前記利用者の睡眠状態を評価することを特徴とする請求項2に記載の計算機システム。
  5. 前記プロセッサは、
    前記計算された各寝返り間隔を、その時間によって複数に分類し、
    前記計算された各寝返り間隔を、前記各寝返り間隔の開始時刻、又は、終了時刻に基づいて、時間軸上に並べ、
    前記並べられた寝返り間隔を、前記各寝返り間隔の分類が区別可能に表示するためのデータを作成することを特徴とする請求項2に記載の計算機システム。
  6. 前記プロセッサは、測定日毎に同じ時間軸を用いて、前記寝返り間隔を時間軸上に並べることを特徴とする請求項5に記載の計算機システム。
  7. 前記プロセッサは、測定日毎の前記最初の寝返り間隔の開始時刻が時間軸上の同じ位置になるように、前記寝返り間隔を時間軸上に並べることを特徴とする請求項5に記載の計算機システム。
  8. 前記プロセッサは、
    前記計算された各寝返り間隔を、その時間によって複数に分類し、
    前記複数に分類された寝返り間、隔のうち、睡眠の状態が良いと評価された寝返り間隔の合計が、前記利用者が就寝してから起床するまでの1回の睡眠時間に占める割合を熟眠占有率に定め、
    前記熟眠占有率と前記1回の睡眠時間との関係を示すデータを作成することを特徴とする請求項2に記載の計算機システム。
JP2008333166A 2008-12-26 2008-12-26 計算機システム Active JP5263774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008333166A JP5263774B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 計算機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008333166A JP5263774B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 計算機システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010148829A JP2010148829A (ja) 2010-07-08
JP5263774B2 true JP5263774B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42568589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008333166A Active JP5263774B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 計算機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5263774B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9901291B2 (en) 2014-08-14 2018-02-27 Tdk Corporation Activity meter and sleep/awake state recording system

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5361018B2 (ja) * 2010-07-16 2013-12-04 株式会社日立製作所 生活可視化システム、サーバ及び生活データの処理方法
JP5767833B2 (ja) * 2011-03-09 2015-08-19 株式会社日立製作所 臥位推定装置、臥位推定システム及び臥位推定方法
JP5870706B2 (ja) * 2012-01-20 2016-03-01 オムロンヘルスケア株式会社 睡眠表示プログラム、睡眠表示方法及び睡眠表示装置
WO2013171799A1 (ja) * 2012-05-18 2013-11-21 株式会社日立製作所 生体リズム推定装置
JP5900153B2 (ja) * 2012-05-23 2016-04-06 三菱化学株式会社 情報処理装置、睡眠状態評価方法、睡眠状態評価プログラム及び評価システム
JP6209830B2 (ja) 2013-03-01 2017-10-11 オムロンヘルスケア株式会社 睡眠および活動量表示プログラム、装置、システムおよび方法
JP6127602B2 (ja) * 2013-03-13 2017-05-17 沖電気工業株式会社 状態認識装置、状態認識方法及びコンピュータプログラム
JP6182820B2 (ja) * 2013-08-12 2017-08-23 株式会社タニタ 睡眠評価システム、睡眠評価装置、及び生体計測装置
JP6269160B2 (ja) * 2014-02-26 2018-01-31 セイコーエプソン株式会社 睡眠状態評価装置、睡眠状態評価方法、および睡眠状態評価システム
JP6369558B2 (ja) 2014-10-31 2018-08-08 富士通株式会社 状態表示方法、プログラム及び状態表示装置
JP6337972B2 (ja) 2014-10-31 2018-06-06 富士通株式会社 状態表示方法、プログラム及び状態表示装置
JP6698304B2 (ja) * 2015-01-29 2020-05-27 パラマウントベッド株式会社 生体情報出力装置及び生体情報出力方法
WO2016121816A1 (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 パラマウントベッド株式会社 生体情報出力装置、生体情報出力方法及びプログラム
CN104905795B (zh) * 2015-06-15 2017-10-10 深圳市奋达科技股份有限公司 一种ble联网睡眠监测方法及装置
JP6382775B2 (ja) * 2015-08-17 2018-08-29 日本電信電話株式会社 歩数計測装置、歩数計測方法、およびプログラム
JP6397810B2 (ja) * 2015-12-10 2018-09-26 日本電信電話株式会社 睡眠覚醒判定装置、睡眠覚醒判定方法及び、その駆動用プログラム
CN105796111B (zh) * 2016-03-09 2018-12-25 安徽华米信息科技有限公司 睡眠翻身动作的监测方法、装置及可穿戴设备
JP6951057B2 (ja) * 2016-03-22 2021-10-20 エコナビスタ株式会社 プログラム、情報処理方法および情報処理装置
CN106667136A (zh) * 2017-01-19 2017-05-17 北京迅联杰程广告有限公司 一种智能婴儿床

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006230789A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Medical Electronic Science Inst Co Ltd 睡眠状態検出システム及び睡眠状態検出装置
JP2006318188A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Medical Electronic Science Inst Co Ltd 山岳登山者支援システム
JP2006334087A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Medical Electronic Science Inst Co Ltd 睡眠状態判定システム及び睡眠状態判定方法
JP2007117601A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Konica Minolta Sensing Inc 睡眠時無呼吸指数測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9901291B2 (en) 2014-08-14 2018-02-27 Tdk Corporation Activity meter and sleep/awake state recording system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010148829A (ja) 2010-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5263774B2 (ja) 計算機システム
JP5740006B2 (ja) 呼吸測定システム及びrem睡眠判定システム
JP6516846B2 (ja) 睡眠監視のデバイス及び方法
CN103823562B (zh) 自动提醒用户睡觉的方法、系统及可穿戴设备
JP5552853B2 (ja) 生体情報測定装置、生体情報測定方法、および生体情報測定プログラム
JP4023429B2 (ja) 携帯型生体情報モニタ装置
US11373102B2 (en) Sensing and activity classification for infants
KR102457097B1 (ko) 매트리스에서의 수면 측정 및 분석 방법
CN104615851B (zh) 一种睡眠监控方法及终端
WO2015103330A2 (en) Real-time fatigue, personal effectiveness, injury risk device(s)
CN108042108A (zh) 一种基于体震信号的睡眠质量监测方法与系统
JP5767833B2 (ja) 臥位推定装置、臥位推定システム及び臥位推定方法
KR101410989B1 (ko) 장시간 심전도획득 및 스트레스 분석방법
US20170215782A1 (en) Method for determining a depression state and depression state determination device
CN105919569A (zh) 健康监测系统
CN107049255A (zh) 一种穿戴式智能设备及其睡眠算法
JP6013668B1 (ja) 基礎体温測定システムおよび基礎体温測定装置
JP2008067892A (ja) 生体解析装置及びプログラム
US11478189B2 (en) Systems and methods for respiratory analysis
EP4176804A1 (en) Measurement and estimation of sleep quality
JP2016016144A (ja) 生体情報処理システム及び生体情報処理システムの制御方法
JP2015150034A (ja) 睡眠状態判定装置、および睡眠状態判定方法、睡眠状態判定システム
JP6813837B2 (ja) 活動リズム判定方法および活動リズム判定装置
CN111148467A (zh) 用于分析对象的行为或活动的系统和方法
US10980446B2 (en) Apparatus and method for determining a sedentary state of a subject

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5263774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150