JP6516846B2 - 睡眠監視のデバイス及び方法 - Google Patents

睡眠監視のデバイス及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6516846B2
JP6516846B2 JP2017535060A JP2017535060A JP6516846B2 JP 6516846 B2 JP6516846 B2 JP 6516846B2 JP 2017535060 A JP2017535060 A JP 2017535060A JP 2017535060 A JP2017535060 A JP 2017535060A JP 6516846 B2 JP6516846 B2 JP 6516846B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleep
threshold
tat
pim
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017535060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018505715A (ja
Inventor
カイン チョウ チョウ テイン,
カイン チョウ チョウ テイン,
ウィリアム タン,
ウィリアム タン,
キティポング カサムソック,
キティポング カサムソック,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Publication of JP2018505715A publication Critical patent/JP2018505715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516846B2 publication Critical patent/JP6516846B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4806Sleep evaluation
    • A61B5/4812Detecting sleep stages or cycles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/024Detecting, measuring or recording pulse rate or heart rate
    • A61B5/02405Determining heart rate variability
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/024Detecting, measuring or recording pulse rate or heart rate
    • A61B5/02416Detecting, measuring or recording pulse rate or heart rate using photoplethysmograph signals, e.g. generated by infrared radiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb

Description

本発明は、包括的には、睡眠監視のデバイス及び方法に関し、特に、睡眠に至る時間(time−to−sleep)及び睡眠中の覚醒期間(wake periods during sleep)を求めるデバイス及び方法と、急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断するデバイス及び方法とに関する。
夜間に良好な睡眠をとることは、日中に最高の力を発揮するとともに、健康な状態及び幸福な状態を維持するための秘訣である。
多くの調査研究が、睡眠問題と、鬱病、心臓病、肥満及び平均余命短縮を含む様々な深刻な健康状態との間に重要な関連があることを示している。数回の夜に睡眠が1時間不足するだけで、遂行能力、学習スキル、気分及び安全に大きな負の影響をもたらす可能性がある。9時間以上睡眠する長時間夜間睡眠者も、冠動脈性心臓病のリスク及び脳卒中のリスクを示す。
このため、睡眠監視の個人用デバイスが望ましい。
睡眠状態を追跡するために、本明細書において参照されるような重要なパラメーターは、睡眠に至る時間、総就床時間(Total time−in−bed)、総睡眠時間(Total sleep time)、睡眠中の覚醒時間(Time awake during sleep)、睡眠効率(Sleep efficiency)及び睡眠の質(sleep quality)(アーキテクチャ/ステージ)である。
睡眠に至る時間は、睡眠潜時(Sleep Latency)又は睡眠開始(Sleep Onset)とも呼ばれる。著しい断眠のない標準的な人々は、通常、就眠するのに20分よりも長い時間を要する。睡眠に至る時間は、以下の表1に示すMSLT(睡眠潜時反復検査)表を参照することによって断眠とも相関される。MSLTは、被検者の眠気と、就眠するのに要する時間からの被検者の睡眠負債の深刻さとを提供する。
総就床時間は、ユーザーが睡眠監視モードに入ったとき及び睡眠監視モードを出たときに、ユーザーが床内で費やした全体の記録時間である。
総睡眠時間は、総就床時間と睡眠中の覚醒時間との差である記録された総睡眠時間である。
睡眠中の覚醒時間は、睡眠中に識別される覚醒状態/不穏状態の期間であり、覚醒回数及びそれらの継続時間の記録である。
睡眠効率は、総就床時間に対する総睡眠時間の比によって求められる。
睡眠の質は、総睡眠時間と、REM睡眠、NREM睡眠及び睡眠ステージの量と、運動及び覚醒状態の量と、睡眠日誌、すなわち、個人にどれだけの量の睡眠が必要であるかを知るための毎日の睡眠の時間及び翌日の感覚の記録とのうちの1つ以上によって求めることができる。
REMは、時に「夢を見る」睡眠とも呼ばれる。NREMは、N1、N2及びN3と呼ばれる3つのステージを含む。
脳波活動、呼吸、及び心拍等のユーザーの生理学的機能の多くは、REM睡眠中はかなり可変ではあるが、NREM睡眠では極めて規則的である。
REM睡眠中、脳は、回復され、学習を行うことを可能にする記憶を取り込むこと等が分かっている。心拍数、血圧及び体温は、通常、上昇する。一般に、総睡眠時間の20%〜25%がREM睡眠である。N1は、覚醒状態と睡眠との間の過渡期である。N2は、浅い睡眠期間であり、この期間では、心拍数は低下する。一般に、総睡眠時間の50%〜55%がN2睡眠である。N3は、深い睡眠期間であり、肉体を回復し、この期間中、体温及び血圧は、通常、低下する。
睡眠サイクルは、連続したREM睡眠ステージ及びNREM睡眠ステージからなる。各サイクルの平均継続時間は、約90分〜110分であり、夜間にわたる標準的な睡眠時間の間に約4サイクル〜6サイクルがある(図1を比較)。
市場には、睡眠効率又は睡眠の質を監視する幾つかのデバイスがある。睡眠ポリグラフィ(PSG)が、睡眠障害を診断する睡眠検査の現在のゴールドスタンダードである。PSGは、心拍変動(HRV)、呼吸作用、脳波検査(EEG)、筋電図検査(EMG)、眼電図(EOG)等の多くの異なる生理学的信号を監視することを含み、睡眠検査室において睡眠専門医の監視の下で行う必要がある。PSGは、睡眠診断の重要なツールであるが、特に、複数の夜間の観察が必要とされるときに、不快でかつ高価な手法である。これらの不便さを緩和する幾つかのウェアラブルデバイスも開発されている。しかしながら、それらのデバイスは、一般に、睡眠の質も睡眠効率も正確に測定することができない。
本発明の実施の形態は、睡眠監視の少なくとも代替のデバイス及び方法を提供する。
本発明の第1の態様によれば、睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求める方法であって、
ユーザーの動きを表す動きデータを取得するステップと、第1の閾値越え時間(TAT)閾値及び第1の比例積分法(PIM)閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠に至る時間を検出するステップと、第2のTAT閾値及び第2のPIM閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠中の覚醒期間を検出するステップと、を含む、方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求めるデバイスであって、ユーザーの動きを表す動きデータを取得するセンサーと、第1の閾値越え時間(TAT)閾値及び第1の比例積分法(PIM)閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠に至る時間を検出し、第2のTAT閾値及び第2のPIM閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠中の覚醒期間を検出するプロセッサと、を備える、デバイスが提供される。
本発明の第3の態様によれば、急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断する方法であって、ユーザーの生理学的信号データを取得するステップと、前記生理学的信号データをそれぞれのデータサブセットに分割するステップと、各心拍変動(HRV)特徴量の適応閾値に基づいて各データサブセットから抽出された1つ以上のHRV特徴量に基づいて、各データサブセットにおいてREM睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を検出するステップと、を含む、方法が提供される。
本発明の第4の態様によれば、急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断するデバイスであって、ユーザーの生理学的信号データを取得するセンサーと、前記生理学的信号データをそれぞれのデータサブセットに分割し、各心拍変動(HRV)特徴量の適応閾値に基づいて各データサブセットから抽出された1つ以上のHRV特徴量に基づいて、各データサブセットにおいてREM睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を検出するプロセッサと、を備える、デバイスが提供される。
本発明の実施形態は、当業者には、単に例示として、図面と併せて下記の記載からよりよく理解されるとともに容易に明らかになる。
人の通常の睡眠プロファイルを示す図である。 一例示の実施形態によるウェアラブルデバイスの概略ブロック図である。 一例示の実施形態による、取得された睡眠効率、睡眠の質、及び最終睡眠ステージを示すグラフである。 一例示の実施形態による方法を示すフローチャートである。 (a)は一例示の実施形態による図4の方法の詳細を示すフローチャートである。(b)は一例示の実施形態による図4の方法の詳細を示すグラフである。 一例示の実施形態による、基準PSGデバイス対生理学的信号からのHRV特徴量を用いるアルゴリズムの比較データを示す図である。 例示の実施形態による連続検出を用いた処理を示すグラフである。 例示の実施形態によるオン/オフ検出を用いた処理を示すグラフである。 (a)は一例示の実施形態によるREM及びNREMの検出を示すグラフである。(b)は一例示の実施形態によるREM及びNREMの検出を示すグラフである。(c)は一例示の実施形態によるREM及びNREMの検出を示すグラフである。(d)は一例示の実施形態によるREM及びNREMの検出を示すグラフである。 (a)は一例示の実施形態によるTAT計算を示すグラフである。(b)は一例示の実施形態によるPIM計算を示すグラフである。 一例示の実施形態による方法を示すフローチャートである。 (a)は一例示の実施形態による生の動きデータを示すグラフである。(b)は一例示の実施形態による合成された大きさデータを示すグラフである。(c)は一例示の実施形態によるTATスコア及びPIMスコアを示すグラフである。 一例示の実施形態による睡眠開始の判断を示すグラフである。 一例示の実施形態による睡眠中の覚醒(wake−during−sleep)の判断を示すグラフである。 一例示の実施形態による方法及びデバイスの使用法を示すフローチャートである。 一例示の実施形態による腕時計の形態のウェアラブルデバイスを備えるアセンブリを示す概略図である。 一例示の実施形態によるウェアラブルデバイスを備えるアセンブリを示す概略ブロック図である。 図15のウェアラブルデバイスの反射モードにおける測定の好ましいLED−PD構成を示す概略図である。 一例示の実施形態による睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求める方法を示すフローチャートである。 睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求めるデバイスを示す概略ブロック図である。 急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断する方法を示すフローチャートである。 急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断するデバイスを示す概略ブロック図である。
本発明の実施形態は、睡眠監視するデバイス及び方法を提供し、詳細には、睡眠状態、特に睡眠ステージ(REM、NREM)、及び/又は睡眠ステート及び覚醒ステートを求めるデバイス及び方法を提供する。
説明される例示の実施形態では、睡眠ステージは、心拍変動(HRV)に基づくとともに、睡眠サイクルを求めるデータサブセットの平均から得られる適応閾値を通じて求められる。睡眠ステート及び覚醒ステートは、加速度の大きさと、TAT(閾値越え時間(time−above−threshold))閾値及びPIM(比例積分法)閾値の組み合わせとに基づいて識別される。
有利には、本発明の実施形態は、睡眠ステージを、電力消費効率を用いて正確かつ効果的に測定することができ、このため、ウェアラブルデバイスに消費される電池を削減することができる。
また、説明される例示の実施形態は、有利には、異なる閾値レベルを用いて睡眠中の動きと睡眠前の動きとを更に区別することを通じて入眠潜時(就眠するのに要する時間)の正確な検出を提供する。各レベルにおける厳密なTAT閾値及びPIM閾値が適用され、覚醒に関連した動きと、睡眠に関連した動きとが区別される。
1つの実施形態では、動きデータ、例えば、加速度計(ACC)センサー又はジャイロスコープによって測定される加速度信号と、生理学的信号データ、例えば、フォトプレチスモグラフィ(photoplethysmography:光電式容積脈波記録法)(PPG)センサーによって測定されるPPG信号とを用いることによって、睡眠中の覚醒、REM睡眠及びNREM睡眠の3つのステージが同時に計算される。
例示の実施形態は、実験データから取得される厳密なTAT閾値及びPIM閾値を用いて、双方の条件が満たされたときの覚醒に関係した動きと、睡眠に関係した動きとを区別する。入眠潜時の正確な検出は、好ましくは、睡眠中の動きと、就眠を試みているときの動きとを更に区別するように設定された高/低閾値レベルの組み合わせ使用を通じて可能になる。有利には、高感度閾値は、就眠を試みているときの動きに敏感であり、低感度閾値は、睡眠中の動きに敏感である。
本明細書は、上記方法の動作を実行する装置も開示し、この装置は、例示の実施形態では、ウェアラブルデバイスの内部及び/又は外部に存在することができる。そのような装置は、所要の目的で特別に構築することもできるし、コンピューターに記憶されたコンピュータープログラムによって選択的にアクティブ化又は再構成される汎用コンピューター又は他のデバイスを含むこともできる。本明細書に提示されるアルゴリズム及び表示は、本来的に、どの特定のコンピューターにも関係付けられていないし、それ以外の装置にも関係付けられていない。様々な汎用マシンを本明細書の教示によるプログラムとともに用いることができる。代替的に、必要とされる方法ステップを実行する、より特殊化された装置を構築することが適切である場合がある。従来の汎用コンピューターの構造は、以下の説明から明らかになる。加えて、本明細書において説明する方法の個々のステップをコンピューターコードによって実施することができることが当業者に明らかであるという点で、本明細書は、コンピュータープログラムも暗に開示している。このコンピュータープログラムは、どの特定のプログラミング言語及びその実施態様にも限定されないことが意図されている。様々なプログラミング言語及びこれをコード化したものを用いて、本明細書に含まれる開示の教示内容を実施することができることが理解されるであろう。さらに、コンピュータープログラムは、どの特定の制御フローにも限定されないことも意図されている。本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく異なる制御フローを用いることができるコンピュータープログラムの他の多くの変形形態が存在する。
さらに、コンピュータープログラムのステップのうちの1つ以上は、逐次的ではなく並列に実行することができる。そのようなコンピュータープログラムは、任意のコンピューター可読媒体に記憶することができる。このコンピューター可読媒体は、磁気ディスク若しくは光ディスク、メモリチップ、又は汎用コンピューターとインターフェースするのに適した他の記憶デバイス等の記憶デバイスを含むことができる。コンピューター可読媒体は、インターネットシステムに例示されるようなハードワイヤード媒体、又はGSM移動電話システムに例示されるような無線媒体も含むことができる。コンピュータープログラムは、そのような汎用コンピューターにロードされて実行されると、好ましい方法のステップを実施する装置が効果的に得られる。
本発明は、ハードウェアモジュールとしても実施することができる。より詳細に言えば、ハードウェアという意味で、モジュールは、他の構成要素又はモジュールとともに用いられるように設計された機能性ハードウェアユニットである。例えば、モジュールは、ディスクリート電子構成要素を用いて実施することもできるし、特定用途向け集積回路(ASIC)等の完全な電子回路の一部分を形成することもできる。非常に多くの他の可能性が存在する。当業者であれば、このシステムをハードウェアモジュール及びソフトウェアモジュールの組合せとして実施することもできることを理解するであろう。
本明細書において説明されている本発明の説明される実施形態は、ACC及び/又はジャイロスコープ等の動きセンサーを用いてユーザーから取得された動き信号と、PPGセンサー等のセンサーを用いてユーザーから取得された生理学的信号とに基づいて睡眠監視するウェアラブルデバイス及び方法に関する。
1つの実施形態では、このデバイスは、発光ダイオード−光検出器(LED−PD)配置がPPG信号を取得することを可能にするほど十分な皮膚面積を有するユーザーの任意のロケーションに装着することができ、3軸ACCが動き信号を取得することを可能にする。
図2に示す一例示の実施形態によるデバイス200は、加速度計及びPPGセンサーを有するリストアクティグラフィの形態にある。デバイス200は、PPGセンサー202によって測定されたPPG信号から心拍変動(HRV)を測定し、REM/NREM睡眠を検出する。加速度計204は、運動を検出し、睡眠時間及び睡眠中の覚醒時間と、入眠潜時(就眠するのに要する時間)と、睡眠効率(総睡眠時間/総就床時間)とを測定する。
一例示の実施形態における全体的な睡眠評価
図3を参照すると、覚醒又は睡眠(曲線300)の判断、及びREM又はNREM(曲線302)の判断は、一例示の実施形態では同時に行われ、双方の結果が組み合わされて、覚醒時間、REM睡眠時間及びNREM睡眠時間の最終結果(曲線304)が提供される。
一例示の実施形態におけるREM睡眠及びNREM睡眠の分類
図4は、一例示の実施形態におけるREM睡眠及びNREM睡眠の分類を示すフローチャート400を示している。周波数領域及び時間領域におけるHRV特徴量が、オン/オフ動作モードで、3分の継続時間においてPPG信号から抽出される。より詳細に言えば、低周波数/高周波数(LF/HF)比及び平均心拍数(meanHR)のための丸一晩のデータが、それぞれの3分の継続時間においてPPG信号から抽出される(ステップ402)。例えば、LF範囲は、約0.04Hz〜0.15Hzとすることができ、HF範囲は、約0.15Hz〜0.4Hzとすることができる。当該技術分野において理解されているように、LF/HFは、NREM睡眠では、副交感神経調節がより大きくなることに起因して減少し、REM睡眠では、交感神経調節がより大きくなることに起因して増加する。心拍数の変動を表す平均HRは、NREM睡眠では減少又は安定し、REM睡眠では増加及び変動する。任意選択で、LF/HFデータ及び平均HRデータの平滑化が行われ(ステップ404)、例えば、一夜のデータセット全体についての移動平均平滑化が行われる。
総睡眠データは、各推定された睡眠サイクル継続時間に対応するサブセットに分割され(ステップ406)、閾値が設定される(ステップ408)。例えば、睡眠サイクルは、1時間と推定される。閾値は、この例示の実施形態では、各サブセット/推定された睡眠サイクルの間の平均に基づいて設定される。
REM睡眠は、HRV特徴量が閾値よりも大きいときに判断され、そうでないときはNREM睡眠と判断される(ステップ410〜412)。丸一晩のデータの初期期間内、例えば、最初の45分内に含まれるデータについてREM睡眠と判断された場合(ステップ414)、この判断はNREMに変更され(ステップ412)、そうでない場合、REMの判断は維持される(ステップ416)。REM睡眠及びNREM睡眠の判断の組み合わせを用いて、睡眠ステージの最初の結果又は中間結果が生成される(ステップ418)。ここで、S(i)は、この例示の実施形態では、各3分の測定間隔における睡眠ステージ結果を示す。例えば、REMステージ結果についてはS(i)=3であり、NREMステージ結果についてはS(i)=2である。
3分の測定間隔の睡眠ステージ結果の最近傍をチェックすることによる平滑化(ステップ420)が実行され、最終睡眠ステージ結果(ステップ422)の出力の前に誤った状態が除去される。この例示の実施形態における最近傍チェック方法の詳細は、図5a)におけるフローチャート500に示されている。ステップ502において、S(i)は、チェックされる3分の測定間隔の睡眠ステージ結果である。ステップ504において、S(i)がS(i−1)と異なるか否かと、S(i)がS(i+1)と異なるか否かと、S(i−1)がS(i+1)と同じであるか否かとが判断される。全ての条件が満たされている場合、S(i)は、S(i−1)又はS(i+1)と置き換えられる(条件が満たされている場合、S(i−1)=S(i+1)であることに留意されたい)(ステップ506参照)。そうでない場合、S(i)は維持される。すなわち、S(i)=S(i)である(ステップ508参照)。図5b)は、例示の実施形態による誤った睡眠ステージの除去前及び除去後の睡眠ステージ結果を示すグラフ510、512を示している。
図6は、基準PSGデバイス(「PSG REM%」及び「PSG NREM%」)と、一例示の実施形態による生理学的信号からのHRV特徴量を用いるアルゴリズム(「アルゴリズムREM%」及び「アルゴリズムNREM%」)との比較データを示している。
上述したように、HRV特徴量は、一例示の実施形態では、3分のオン/オフ継続時間においてPPG信号から抽出される。連続的な監視が理想的と考えることができるが、これは電池を消耗する。本発明者らは、予想外にも、オン/オフ継続時間、例えば3分のオン/オフ継続時間における測定が、連続的な監視と比較して同様の結果をもたらすことができることを見出した。図7a)及び図7b)はそれぞれ、連続的な監視に基づく結果(すなわち、それぞれ3分の継続時間の135個のウィンドウ)、及びオン/オフ継続時間(ここでは、同じ総時間期間にわたるそれぞれ3分の68個のウィンドウ)に基づく結果を示している。したがって、一例示の実施形態によれば、電力消費は、有利には、ウェアラブルデバイスについて削減することができるとともに、許容可能な精度を維持することができる。
一例示の実施形態による睡眠サイクル結果
睡眠サイクルは、この例示の実施形態では1時間と推定され、実験結果は、PSG基準と比較して密接な関係を示している。睡眠サイクルを1時間と推定することによって、計算プロセスは、単純かつ効果的になっている。図8a)〜図8d)はそれぞれ、PSG基準データを示すグラフ(曲線800)、一例示の実施形態によるLF/HF比測定データを示すグラフ(曲線802)、この例示の実施形態による平均HR測定データを示すグラフ(曲線804)、及びこの例示の実施形態による睡眠ステージのアルゴリズム出力を示すグラフ(曲線806)を示している。図8b)及び図8c)には、各推定された睡眠サイクルサブセットの適応閾値、例えば808、810も示されている。
一例示の実施形態による睡眠覚醒評価
図9a)に示すように、この例示の実施形態におけるTAT(閾値越え時間)は、加速度振幅が設定閾値(1つの例では、約0.15Gに設定され、異なる実施形態では、約0.1G〜0.2Gの範囲に設定される)を上回った回数をカウントする。すなわち、TATは、運動の継続時間及び周波数を反映する。
図9b)に示すように、PIM(比例積分法)は、この例示の実施形態では、図9b)に示す式を用いて加速度の大きさ信号を積分し、曲線の下方の面積を計算する。
TAT及びPIMの双方を用いることによって、例示の実施形態は、有利には、継続時間、周波数、加速度及び振幅を含む、運動の実質的に全ての重要な因子を反映する。
他方、本発明者らは、予想外にも、既存の技法において用いられることが多いZCM(ゼロ交差モード)パラメーターが、動きを完全に記述するわけではなく、ジャーキング(jerk)運動又はトス(toss)運動に関係した情報を多く提供しないことを見出した。これは、以下の表2に示されている。
睡眠中の大きな運動(すなわち、トス)は、身体の動きが肉体の回復のために鈍くなっていることに起因して、浅い睡眠及び深い睡眠の間は非常に稀であると仮定される。一方、突然の筋肉のジャーキングは起こり得るが、これらは覚醒に関係していない。
この例示の実施形態では、睡眠中の覚醒を検出する低側感度レベル閾値は、TATスコア及びPIMスコアの睡眠中の「スロートス(1x)」の値の90%に設定される。再度、上記で説明し表2に示した理由から、例示の実施形態はZCMスコアを意図的に用いないことに留意されたい。
非常に小さな運動(すなわち、ジャーキング)の場合、TAT及びPIMの値は非常に低い。この例示の実施形態では、閾値は、小さな運動を識別する「ジャーキング(1x)」の値に基づいて高側感度レベルに設定される。小さな運動は、覚醒しているときに行われる運動に関係している可能性はないので、これらの高側感度レベル閾値は、この例示の実施形態では、睡眠に至る時間を識別するのに用いられる。
上述したように、より大きな運動(すなわち、トス)の場合、TAT及びPIMの値ははるかに高い。閾値は、この例示の実施形態において睡眠中の不穏状態/覚醒状態により良好に相関するより大きな運動を識別して、本明細書において睡眠中の覚醒期間、又は睡眠中の覚醒とも呼ばれる睡眠中の覚醒状態/不穏状態を識別するために、この低側感度レベルに設定される。
1つの実施形態では、TAT及びPIMの高側感度閾値レベルはそれぞれ、1及び10となるように設定され、TAT及びPIMの低側感度閾値レベルはそれぞれ、100及び62となるように設定される。再度、睡眠中の覚醒ステータス及び睡眠に至る時間を識別するには、TATスコア及びPIMスコアから導出される双方の基準がこの例示の実施形態において満たされ、有利には、結果をより正確にする必要があることに留意されたい。ZCMスコアは、この例示の実施形態では用いられない。
図10は、一例示の実施形態による睡眠中の覚醒ステータス及び睡眠に至る時間の決定アルゴリズムを示すフローチャート1000を示している。図11a)〜図11c)は、一例示の実施形態において取得された生の3軸動きデータを示すグラフ(グラフ1100)、計算されて合成された大きさ信号を示すグラフ(曲線1102)、並びにそれぞれの1分の期間におけるTATスコア及びPIMスコアを示すグラフ(グラフ1104)を示している。
図10に戻ると、加速度の大きさデータが、全睡眠継続時間の間、手首装着式3軸加速度計から20サンプル毎秒で収集される(ステップ1002)。帯域通過フィルタリング(ステップ1004)の後、3軸加速度の大きさを合成したものがRMSによって計算される(ステップ1006)。この例示の実施形態における対象となる周波数範囲は、約0.16Hz〜2.5Hzにある。加速度の大きさは60秒ごとに処理され、TATアクティグラフスコア及びPIMアクティグラフスコアが導出される(ステップ1008)。
一例示の実施形態では、6つの睡眠パラメーターを計算することができる。これらの6つのパラメーターは、睡眠に至る時間、覚醒の数、実際の睡眠期間中の総覚醒時間、総睡眠時間、総就床時間、及び睡眠効率である。
睡眠に至る時間(入眠潜時)は、高感度閾値に基づいて識別される(ステップ1010及び1012)。TATスコア及びPIMスコアの双方が高感度閾値よりも低い場合、60秒ウィンドウが安静期間として分類され、安静期間は、連続した「N」個のウィンドウ、すなわち、運動がほとんど又は全くないN個のウィンドウを満たされなければならない。Nは、例示の実施形態では、約5〜20とすることができ、好ましくは約8〜15とすることができる。睡眠中の覚醒期間は、TATスコア及びPIMスコアが所定の低感度閾値を越えているときに識別される(ステップ1010及び1014)。TAT及びPIMの双方が低感度閾値よりも高い場合、60秒ウィンドウが睡眠中の覚醒期間として分類される。
図12は、低感度閾値と、その後、すなわち、就眠後の高感度閾値の適用(参照符号1202に示す)とに基づいて求められる、連続したN個(この例示の実施形態では分)のウィンドウ1200を示す一例示の実施形態に従って測定されたTATスコア及びPIMスコアを示している。水平ライン1204、1206はそれぞれ、TATの低感度閾値及びPIMの低感度閾値を示している。図13は、一例示の実施形態による延長期間にわたって測定されたTATスコアを示している。水平ライン1300、1302はそれぞれ、TATの高感度閾値及びPIMの高感度閾値を示していることに留意されたい。
睡眠効率は、総睡眠時間/総就床時間を計算することによって求められる。睡眠効率、MSLTスコア、睡眠負債及び最適アラーム機能のためのアクショナブルフィードバック(actionable feedback)を提供することができる。睡眠効率が約85%よりも高い場合、これは、現在の理解によれば正常とみなすことができる。MSLTスコアは、ユーザーの断眠がどの程度深刻なものであるのかを示すのに用いることができる。睡眠負債は、ユーザーが十分な睡眠の時間を得ているか否かを示す。一例示の実施形態では、最適アラーム機能を設定することができ、振動を用いることができる。
一例示の実施形態による使用法フローチャート
図14は、一例示の実施形態によるデバイス及び方法の使用を示すフローチャート(1400)を示している。睡眠の質のHRV特徴量(meanHR及びLF/HF比)が、丸一晩の生理学的信号センサーデータからリアルタイムで計算される。ステップ1402、ステップ1404(オン/オフに起因した6分の分解能のステージを得る)及びステップ1406(6分の分解能の睡眠ステージを1分の分解能の睡眠ステージに変換する)に示す睡眠ステージ(REM/NREM)のデータ処理は、ユーザーが睡眠モードを終了すると開始する。睡眠効率データ(すなわち、睡眠中の覚醒ステージ/睡眠ステージを求める)が、ステップ1408に示す動きセンサーデータからリアルタイムで計算される。ステップ1410における1分の分解能のステージを得るデータ処理は、ユーザーが睡眠モードを終了すると開始する。これらの結果は、ステップ1414における最終睡眠ステージの結果の出力のために、ステップ1412において組み合わされる。
図15は、一例示の実施形態による、腕時計1501の形態のウェアラブルデバイスを備えるアセンブリ1500を示している。異なる実施形態では、このデバイスは、ユーザーの腕、ウエスト、ヒップ又は足等のユーザーの身体の任意の部分に装着するのに適した他の任意の形態とすることもできることが理解されるであろう。腕時計1501は、生理学的測定及び動きデータをユーザーから取得し、データを処理して結果(複数の場合もある)を表示し、結果(複数の場合もある)を、移動電話1502若しくは他のポータブル電子デバイス等のアセンブリ1500の電気通信デバイス、又はデスクトップコンピューター、ラップトップコンピューター、タブレットコンピューター等の計算デバイスに無線で通信する。
図16は、生理学的測定をユーザーから取得し、それらの生理学的測定におけるアーティファクトを除去する、一例示の実施形態によるウェアラブルデバイス1601を備えるアセンブリ1600の概略ブロック図を示している。デバイス1601は、ユーザーの動き情報を取得する加速度計又はジャイロスコープ等の第1の信号検知モジュール1602を備える。
このデバイスでの使用に適合することができる好ましい加速度計の1つの非限定的な例は、Freescale Semiconductor, Inc社から入手できる3軸加速度計MMA8652FCである。この加速度計は、単一のパッケージを用いて3つの全ての方向で加速度を測定するという利点を提供することができる。代替的に、3軸検知を提供するように指向された幾つかの単軸加速度計を異なる実施形態において用いることができる。
デバイス1601は、ユーザーの生理学的信号を取得するLED−PDモジュール等の第2の検知モジュール1603も備える。デバイス1601は、信号検知モジュール1602からの加速度情報と、測定モジュール1603からの生理学的信号とを受信して処理するように構成されたプロセッサ等のデータ処理計算モジュール1604も備える。デバイス1601は、結果をデバイス1601のユーザーに表示するとともにタッチスクリーン技術を介してユーザー入力を受信する表示ユニット1606も備える。この実施形態におけるデバイス1601は、アセンブリ1600の電気通信デバイス1610と無線で通信するように構成された無線送信モジュール1608を更に備える。電気通信デバイス1610は、ウェアラブルデバイス1601から信号を受信する無線受信機モジュール1612と、結果を電気通信デバイス1610のユーザーに表示するとともにタッチスクリーン技術を介してユーザー入力を受信する表示ユニット1614とを備える。
図17は、腕時計1701の形態のウェアラブルデバイスの反射モードにおける測定用の好ましいLED−PD構成の概略説明図を示している。この測定は、2つのPD1702、1704に反射して戻されたLED1700による光の量に基づいている。このデバイスにおける使用に適合させることができる好ましいLED−PDモジュールの1つの非限定的な例は、1つ又は複数のPD、例えば周辺光センサーTEMD5510FX01とペアにされた1つのLED、例えばOneWhite Surface Mount PLCC−2 LED Indicator ASMT−UWB1−NX302から構成される。代替的に、LED−PDモジュールは、1つ又は複数のPDとペアにされた複数のLEDから構成することができる。
図18は、一例示の実施形態による睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求める方法を示すフローチャート1800を示している。ステップ1802において、ユーザーの動きを表す動きデータが取得される。ステップ1804において、睡眠に至る時間が、第1の閾値越え時間(TAT)閾値及び第1の比例積分法(PIM)閾値に基づいて動きデータから検出される。ステップ1806において、睡眠中の覚醒期間が、第2のTAT閾値及び第2のPIM閾値に基づいて動きデータから検出される。
第1のTAT閾値及び第2のTAT閾値は異なる場合がある。第1のTAT閾値は第2のTAT閾値よりも低い場合がある。
第1のPIM閾値及び第2のPIM閾値は異なる場合がある。第1のPIM閾値は第2のPIM閾値よりも低い場合がある。
動きデータから睡眠に至る時間を検出することは、動きデータを時間ウィンドウに分割することと、各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、TATスコアが第1のTAT閾値を下回るとともに、PIMスコアが第1のPIM閾値を下回るウィンドウを識別することとを含むことができる。
動きデータから睡眠中の覚醒期間を検出することは、動きデータを時間ウィンドウに分割することと、各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、TATスコアが第2のTAT閾値を越えるとともに、PIMスコアが第2のPIM閾値を越えるウィンドウを識別することとを含むことができる。
動きデータは多軸動き信号を含むことができる。本方法は、帯域通過フィルタリング及び二乗平均平方根(RMS)計算を用いて多軸動き信号の合成された大きさを計算することを更に含むことができる。
第1のTAT閾値及び第2のTAT閾値は、動きデータから導出された大きさが加速度閾値を上回るそれぞれの回数とすることができる。加速度閾値は、0.1G〜0.2Gの範囲、好ましくは約0.15Gとすることができる。
第1のPIM閾値及び第2のPIM閾値は、動きデータから導出された大きさの曲線の下方のそれぞれの面積とすることができる。それぞれの面積は、台形公式を用いて推定することができる。
睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求めることは、動きデータに基づくゼロ交差モード検出に基づいていない場合がある。
図19は、睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求めるデバイス1900を示す概略ブロック図を示している。デバイス1900は、ユーザーの動きを表す動きデータを取得するセンサー1902と、第1の閾値越え時間(TAT)閾値及び第1の比例積分法(PIM)閾値に基づいて動きデータから睡眠に至る時間を検出し、第2のTAT閾値及び第2のPIM閾値に基づいて動きデータから睡眠中の覚醒期間を検出するプロセッサ1904とを備える。
第1のTAT閾値及び第2のTAT閾値は異なる場合がある。第1のTAT閾値は第2のTAT閾値よりも低い場合がある。
第1のPIM閾値及び第2のPIM閾値は異なる場合がある。第1のPIM閾値は第2のPIM閾値よりも低い場合がある。
動きデータから睡眠に至る時間を検出することは、動きデータを時間ウィンドウに分割することと、各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、TATスコアが第1のTAT閾値を下回るとともに、PIMスコアが第1のPIM閾値を下回るウィンドウを識別することとを含むことができる。
動きデータから睡眠中の覚醒期間を検出することは、動きデータを時間ウィンドウに分割することと、各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、TATスコアが第2のTAT閾値を越えるとともに、PIMスコアが第2のPIM閾値を越えるウィンドウを識別することとを含むことができる。
動きデータは多軸動き信号を含むことができる。プロセッサは、帯域通過フィルタリング及び二乗平均平方根(RMS)計算を用いて多軸動き信号の合成された大きさを計算するように更に構成することができる。
第1のTAT閾値及び第2のTAT閾値は、動きデータから導出された大きさが加速度閾値を上回るそれぞれの回数とすることができる。加速度閾値は、0.1G〜0.2Gの範囲、好ましくは約0.15Gとすることができる。
第1のPIM閾値及び第2のPIM閾値は、動きデータから導出された大きさの曲線の下方のそれぞれの面積とすることができる。それぞれの面積は、台形公式を用いて推定することができる。
睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求めることは、動きデータに基づくゼロ交差モード検出に基づいていない場合がある。
図20は、急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断する方法を示すフローチャート2000を示している。ステップ2002において、ユーザーの生理学的信号データが取得される。ステップ2004において、この生理学的信号データは、それぞれのデータサブセットに分割される。ステップ2006において、REM睡眠及びノンREM(NREM)睡眠が、各HRV特徴量の適応閾値に基づいて各データサブセットから抽出された1つ以上の心拍変動(HRV)特徴量に基づいて、各データサブセットにおいて検出される。
REM睡眠及びNREM睡眠を検出することは、データサブセット内のそれぞれの時間ウィンドウにおいてREM睡眠を検出することを含むことができる。時間ウィンドウは、生理学的信号データの検出器のオンステージに対応することができ、検出器は、オン/オフ動作モードで動作する。オンステージは約3分とすることができ、検出器は、約50%のオン/オフ動作モードで動作することができる。
各時間ウィンドウにおいて、REM睡眠及びNREM睡眠は、適応閾値に基づいて検出することができる。
本方法は、検出されたREM睡眠が、取得された生理学的信号データの初期時間期間内にある場合、検出されたREM睡眠を検出されたNREM睡眠に変更することを更に含むことができる。初期時間期間は、約45分とすることができる。
本方法は、1つの時間ウィンドウのREM睡眠及びNREM睡眠の検出結果を、その最近傍の時間ウィンドウのそれぞれの結果と比較することを更に含むことができる。本方法は、上記1つのウィンドウ内の検出結果が、最近傍の時間ウィンドウのそれぞれの結果と類似している場合には、上記検出結果を維持し、そうでない場合には、上記検出結果を変更することを含むことができる。
HRV特徴量は、生理学的信号データから導出される平均心拍数(meanHR)及び低周波数/高周波数(LF/HF)比を含むことができる。
第1の適応閾値は、各データサブセットにおける第1のHRV特徴量の平均とすることができる。第2の適応閾値は、各データサブセットにおける第2のHRV特徴量の平均とすることができる。第1のHRV特徴量が第1の適応閾値を上回っているとともに、第2のHRV特徴量が第2の適応閾値を上回っている場合には、REM睡眠を検出することができ、そうでない場合には、NREM睡眠を検出することができる。
図21は、急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断するデバイス2100を示す概略ブロック図を示している。デバイス2100は、ユーザーの生理学的信号データを取得するセンサー2102と、生理学的信号データをそれぞれのデータサブセットに分割し、各心拍変動(HRV)特徴量の適応閾値に基づいて各データサブセットから抽出された1つ以上のHRV特徴量に基づいて、各データサブセットにおいてREM睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を検出するプロセッサ2104とを備える。
REM睡眠及びNREM睡眠を検出することは、データサブセット内のそれぞれの時間ウィンドウにおいてREM睡眠を検出することを含むことができる。時間ウィンドウは、生理学的信号データの検出器のオンステージに対応することができ、検出器は、オン/オフ動作モードで動作する。オンステージは約3分とすることができ、検出器は、約50%のオン/オフ動作モードで動作することができる。
各時間ウィンドウにおいて、REM睡眠及びNREM睡眠は、適応閾値に基づいて検出することができる。
プロセッサ2104は、検出されたREM睡眠が、取得された生理学的信号データの初期時間期間内にある場合、検出されたREM睡眠を検出されたNREM睡眠に変更するように更に構成することができる。初期時間期間は約45分とすることができる。
プロセッサ2104は、1つの時間ウィンドウのREM睡眠及びNREM睡眠の検出結果を、その最近傍の時間ウィンドウのそれぞれの結果と比較するように更に構成することができる。プロセッサ2104は、上記1つのウィンドウ内の検出結果が、最近傍の時間ウィンドウのそれぞれの結果と類似している場合には、上記検出結果を維持し、そうでない場合には、上記検出結果を変更するように構成することができる。
HRV特徴量は、生理学的信号データから導出される平均心拍数(meanHR)及び低周波数/高周波数(LF/HF)比を含むことができる。
第1の適応閾値は、各データサブセットにおける第1のHRV特徴量の平均とすることができる。第2の適応閾値は、各データサブセットにおける第2のHRV特徴量の平均とすることができる。第1のHRV特徴量が第1の適応閾値を上回っているとともに、第2のHRV特徴量が第2の適応閾値を上回っている場合には、REM睡眠を検出することができ、そうでない場合には、NREM睡眠を検出することができる。
当業者には、包括的に記載されている本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、特定の実施形態において示されている本発明に対して数多くの変形及び/又は変更を行うことができることが理解される。したがって、本実施形態は、全ての観点において例示的であり限定的ではないと見なされる。また、本発明は、特徴又は特徴の組合せが特許請求の範囲又は本実施形態に明示的に記載されていなくても、任意の特徴の組合せ、特に、特許請求の範囲における任意の特徴の組合せを含む。
例えば、手首装着式デバイスが幾つかの実施形態で説明されているが、上記デバイスは、ユーザーの腕、ヒップ、ウエスト又は足の任意の部分に装着することができる。
また、現在理解されているような人間の睡眠行動によれば、心拍数及び血圧の低下は、NREM睡眠中に起こる。REM睡眠では、血圧及び心拍数の全体的な上昇を引き起こす可能性がある心臓血管の活動にはより多くの変動がある。説明された例示の実施形態は、平均HR及びLF/HFをHRV特徴量として用いる。しかしながら、異なる実施形態では、異なるHRV特徴量(例えば、対象期間の心拍数の標準偏差(SDHR)、対象期間の以前の(NN)と異なるNN間隔>50msの割合(PNN50)、対象期間のNN間隔の遂次差分の二乗平均平方根(RMSSD)及び血流特徴量(例えば、対象期間の平均脈圧(平均PP)、対象期間の脈圧の平均標準偏差(ASDPP))を追加で又は代替的に適用して、性能を改善することができることが理解されるであろう。

Claims (54)

  1. 睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求める方法であって、
    ユーザーの動きを表す動きデータを取得するステップと、
    第1の閾値越え時間(TAT)閾値及び第1の比例積分法(PIM)閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠に至る時間を検出するステップと、
    第2のTAT閾値及び第2のPIM閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠中の覚醒期間を検出するステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記第1のTAT閾値及び前記第2のTAT閾値は異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のTAT閾値は前記第2のTAT閾値よりも低い、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のPIM閾値及び前記第2のPIM閾値は異なる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1のPIM閾値は前記第2のPIM閾値よりも低い、請求項4に記載の方法。
  6. 前記動きデータから前記睡眠に至る時間を検出することは、
    前記動きデータを時間ウィンドウに分割することと、
    各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、
    前記TATスコアが前記第1のTAT閾値を下回るとともに、前記PIMスコアが前記第1のPIM閾値を下回る該ウィンドウを識別することと、
    を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記動きデータから前記睡眠中の覚醒期間を検出することは、
    前記動きデータを時間ウィンドウに分割することと、
    各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、
    前記TATスコアが前記第2のTAT閾値を越えるとともに、前記PIMスコアが前記第2のPIM閾値を越える該ウィンドウを識別することと、
    を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記動きデータは多軸動き信号を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 帯域通過フィルタリング及び二乗平均平方根(RMS)計算を用いて前記多軸動き信号の合成された大きさを計算することを更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のTAT閾値及び前記第2のTAT閾値は、前記動きデータから導出された大きさが加速度閾値を上回るそれぞれの回数である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記加速度閾値は、0.1G〜0.2Gの範囲にある、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1のPIM閾値及び前記第2のPIM閾値は、前記動きデータから導出された大きさの曲線の下方のそれぞれの面積である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記それぞれの面積は、台形公式を用いて推定される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記睡眠に至る時間及び前記睡眠中の覚醒期間を前記求めることは、前記動きデータに基づくゼロ交差モード検出に基づいていない、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 睡眠に至る時間及び睡眠中の覚醒期間を求めるデバイスであって、
    ユーザーの動きを表す動きデータを取得するセンサーと、
    第1の閾値越え時間(TAT)閾値及び第1の比例積分法(PIM)閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠に至る時間を検出し、第2のTAT閾値及び第2のPIM閾値に基づいて前記動きデータから前記睡眠中の覚醒期間を検出するプロセッサと、
    を備える、デバイス。
  16. 前記第1のTAT閾値及び前記第2のTAT閾値は異なる、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記第1のTAT閾値は前記第2のTAT閾値よりも低い、請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記第1のPIM閾値及び前記第2のPIM閾値は異なる、請求項15〜17のいずれか1項に記載のデバイス。
  19. 前記第1のPIM閾値は前記第2のPIM閾値よりも低い、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記動きデータから前記睡眠に至る時間を検出することは、
    前記動きデータを時間ウィンドウに分割することと、
    各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、
    前記TATスコアが前記第1のTAT閾値を下回るとともに、前記PIMスコアが前記第1のPIM閾値を下回る該ウィンドウを識別することと、
    を含む、請求項15〜19のいずれか1項に記載のデバイス。
  21. 前記動きデータから前記睡眠中の覚醒期間を検出することは、
    前記動きデータを時間ウィンドウに分割することと、
    各時間ウィンドウのTATスコア及びPIMスコアを求めることと、
    前記TATスコアが前記第2のTAT閾値を越えるとともに、前記PIMスコアが前記第2のPIM閾値を越える該ウィンドウを識別することと、
    を含む、請求項15〜20のいずれか1項に記載のデバイス。
  22. 前記動きデータは多軸動き信号を含む、請求項15〜21のいずれか1項に記載のデバイス。
  23. 前記プロセッサは、帯域通過フィルタリング及び二乗平均平方根(RMS)計算を用いて前記多軸動き信号の合成された大きさを計算するように更に構成されている、請求項22に記載のデバイス。
  24. 前記第1のTAT閾値及び前記第2のTAT閾値は、前記動きデータから導出された大きさが加速度閾値を上回るそれぞれの回数である、請求項15〜23のいずれか1項に記載のデバイス。
  25. 前記加速度閾値は、0.1G〜0.2Gの範囲にある、請求項24に記載のデバイス。
  26. 前記第1のPIM閾値及び前記第2のPIM閾値は、前記動きデータから導出された大きさの曲線の下方のそれぞれの面積である、請求項15〜25のいずれか1項に記載のデバイス。
  27. 前記それぞれの面積は、台形公式を用いて推定される、請求項26に記載のデバイス。
  28. 前記睡眠に至る時間及び前記睡眠中の覚醒期間を前記求めることは、前記動きデータに基づくゼロ交差モード検出に基づいていない、請求項15〜27のいずれか1項に記載のデバイス。
  29. 急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断する方法であって、
    ユーザーの生理学的信号データを取得するステップと、
    前記生理学的信号データをそれぞれのデータサブセットに分割するステップと、
    各心拍変動(HRV)特徴量の適応閾値に基づいて各データサブセットから抽出された1つ以上のHRV特徴量に基づいて、各データサブセットにおいてREM睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を検出するステップと、を含み、
    1以上の該適応閾値が、第1の適応閾値として、少なくとも、平均心拍数(meanHR)の各データサブセットにおける平均を含む、
    方法。
  30. REM睡眠及びNREM睡眠を検出することは、前記データサブセット内のそれぞれの時間ウィンドウにおいてREM睡眠を検出することを含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記時間ウィンドウは、前記生理学的信号データの検出器のオンステージに対応し、該検出器は、オン/オフ動作モードで動作する、請求項30に記載の方法。
  32. 前記オンステージは約3分であり、前記検出器は、50%のオン/オフ動作モードで動作する、請求項31に記載の方法。
  33. 各時間ウィンドウにおいて、REM睡眠及びNREM睡眠は、前記適応閾値に基づいて検出される、請求項29〜32のいずれか1項に記載の方法。
  34. 検出されたREM睡眠が、前記取得された生理学的信号データの初期時間期間内にある場合、該検出されたREM睡眠を検出されたNREM睡眠に変更することを更に含む、請求項29〜33のいずれか1項に記載の方法。
  35. 前記初期時間期間は45分である、請求項34に記載の方法。
  36. 1つの時間ウィンドウのREM睡眠及びNREM睡眠の検出結果を、その最近傍の時間ウィンドウのそれぞれの結果と比較することを更に含む、請求項29〜35のいずれか1項に記載の方法。
  37. 前記1つのウィンドウ内の前記検出結果が、前記最近傍の時間ウィンドウの前記それぞれの結果と類似している場合には、該検出結果を維持し、そうでない場合には、該検出結果を変更することを含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記HRV特徴量は、前記生理学的信号データから導出される低周波数/高周波数(LF/HF)比をさらに含む、請求項29〜37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 第2の適応閾値は、各データサブセットにおける第2のHRV特徴量の平均である、請求項29から38のいずれかに記載の方法。
  40. 前記第1のHRV特徴量が前記第1の適応閾値を上回っているとともに、前記第2のHRV特徴量が前記第2の適応閾値を上回っている場合には、REM睡眠が検出され、そうでない場合には、NREM睡眠が検出される、請求項39に記載の方法。
  41. 急速眼球運動(REM)睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を判断するデバイスであって、
    ユーザーの生理学的信号データを取得するセンサーと、
    前記生理学的信号データをそれぞれのデータサブセットに分割し、各心拍変動(HRV)特徴量の適応閾値に基づいて各データサブセットから抽出された1つ以上のHRV特徴量に基づいて、各データサブセットにおいてREM睡眠及びノンREM(NREM)睡眠を検出するプロセッサと、を備え、
    1以上の該適応閾値が、第1の適応閾値として、少なくとも平均心拍数(meanHR)の各データサブセットにおける平均を含む、
    デバイス。
  42. REM睡眠及びNREM睡眠を検出することは、前記データサブセット内のそれぞれの時間ウィンドウにおいてREM睡眠を検出することを含む、請求項41に記載のデバイス。
  43. 前記時間ウィンドウは、前記生理学的信号データの検出器のオンステージに対応し、該検出器は、オン/オフ動作モードで動作する、請求項42に記載のデバイス。
  44. 前記オンステージは3分であり、前記検出器は、50%のオン/オフ動作モードで動作する、請求項43に記載のデバイス。
  45. 各時間ウィンドウにおいて、REM睡眠及びNREM睡眠は、前記適応閾値に基づいて検出される、請求項41〜44のいずれか1項に記載のデバイス。
  46. 検出されたREM睡眠が、前記取得された生理学的信号データの初期時間期間内にある場合、該検出されたREM睡眠を検出されたNREM睡眠に変更することを更に含む、請求項41〜45のいずれか1項に記載のデバイス。
  47. 前記初期時間期間は45分である、請求項46に記載のデバイス。
  48. 前記プロセッサは、1つの時間ウィンドウのREM睡眠及びNREM睡眠の検出結果を、その最近傍の時間ウィンドウのそれぞれの結果と比較するように更に構成されている、請求項41〜47のいずれか1項に記載のデバイス。
  49. 前記プロセッサは、前記1つのウィンドウ内の前記検出結果が、前記最近傍の時間ウィンドウの前記それぞれの結果と類似している場合には、該検出結果を維持し、そうでない場合には、該検出結果を変更するように構成されている、請求項48に記載のデバイス。
  50. 前記HRV特徴量は、前記生理学的信号データから導出される低周波数/高周波数(LF/HF)比をさらに含む、請求項41〜49のいずれか1項に記載のデバイス。
  51. 第2の適応閾値は、各データサブセットにおける第2のHRV特徴量の平均である、請求項41〜50のいずれかに記載のデバイス。
  52. 前記第1のHRV特徴量が第1の適応閾値を上回っているとともに、前記第2のHRV特徴量が第2の適応閾値を上回っている場合には、REM睡眠が検出され、そうでない場合には、NREM睡眠が検出される、請求項51に記載のデバイス。
  53. 前記加速度閾値が、0.15Gである、請求項11に記載の方法。
  54. 前記加速度閾値が、0.15Gである、請求項25に記載のデバイス。

JP2017535060A 2014-12-30 2014-12-30 睡眠監視のデバイス及び方法 Active JP6516846B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/SG2014/000624 WO2016108751A1 (en) 2014-12-30 2014-12-30 Device and method for sleep monitoring

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018505715A JP2018505715A (ja) 2018-03-01
JP6516846B2 true JP6516846B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=56284752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017535060A Active JP6516846B2 (ja) 2014-12-30 2014-12-30 睡眠監視のデバイス及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20170347948A1 (ja)
JP (1) JP6516846B2 (ja)
KR (1) KR102313552B1 (ja)
CN (2) CN113951818A (ja)
AU (1) AU2014415685B2 (ja)
SG (1) SG11201705296XA (ja)
WO (1) WO2016108751A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4133997A1 (en) 2013-07-08 2023-02-15 ResMed Sensor Technologies Limited A method carried out by a processor and system for sleep management
US11648373B2 (en) 2013-07-08 2023-05-16 Resmed Sensor Technologies Limited Methods and systems for sleep management
WO2015190994A1 (en) * 2014-06-13 2015-12-17 Nitto Denko Corporation Device and method for removing artifacts in physiological measurements
CN105559751B (zh) * 2015-12-14 2018-06-12 安徽华米信息科技有限公司 监测微活动状态的方法、装置及可穿戴设备
KR102635868B1 (ko) * 2016-01-26 2024-02-14 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그의 제어방법
US10470719B2 (en) * 2016-02-01 2019-11-12 Verily Life Sciences Llc Machine learnt model to detect REM sleep periods using a spectral analysis of heart rate and motion
WO2017136352A1 (en) 2016-02-01 2017-08-10 Verily Life Sciences Llc Machine learnt model to detect rem sleep periods using a spectral analysis of heart rate and motion
FI129461B (en) * 2016-08-25 2022-02-28 Night Train Oy A method and system for determining a person's sleep time window
US11207021B2 (en) * 2016-09-06 2021-12-28 Fitbit, Inc Methods and systems for labeling sleep states
EP3547916A1 (en) * 2016-12-02 2019-10-09 Cardiac Pacemakers, Inc. Stroke detection using blood pressure surge
US20180177418A1 (en) * 2016-12-22 2018-06-28 Htc Corporation Physiological information measuring method and wearable device
EP3579753A1 (en) * 2017-02-10 2019-12-18 Nestlé Skin Health SA Systems and methods for itch monitoring and measurement
US20210228152A1 (en) * 2017-02-27 2021-07-29 Polar Electro Oy Measuring and estimating alertness
EP3366206B1 (en) * 2017-02-27 2023-06-07 Polar Electro Oy Measurement and estimation of sleep quality
EP3369367A1 (en) * 2017-03-03 2018-09-05 Digital for Mental Health Method, device and computer program to measure a blood pulse-related parameter of a user
KR102350493B1 (ko) * 2017-05-19 2022-01-14 삼성전자주식회사 수면과 관련된 정보를 결정하기 위한 전자 장치 및 방법
US11266346B2 (en) * 2017-06-07 2022-03-08 Electronics And Telecommunications Research Institute Method and apparatus for determining sleep state using biometric information and motion information
KR102036987B1 (ko) * 2017-06-07 2019-10-25 한국전자통신연구원 생체 및 움직임 정보를 이용한 수면 상태 감지 방법 및 장치
KR101962812B1 (ko) 2017-10-13 2019-03-28 아주대학교산학협력단 Ppg 기반 rem 수면 검출 방법 및 장치
CN107890339B (zh) * 2017-11-09 2020-09-08 常熟理工学院 一种睡眠分期检测方法及可穿戴式睡眠分期检测装置
JP6829841B2 (ja) 2018-04-26 2021-02-17 ミネベアミツミ株式会社 生体状態モニタリングシステム
JP6670881B2 (ja) 2018-04-26 2020-03-25 ミネベアミツミ株式会社 生体状態モニタリングシステム
KR102011126B1 (ko) 2018-04-30 2019-08-14 고려대학교 산학협력단 뇌 연결성을 이용한 의식 수준 기반의 수면 단계 측정 방법 및 장치
CN109567750B (zh) * 2018-11-09 2021-09-28 速眠创新科技(深圳)有限公司 睡眠分期的确定方法、装置和计算机设备
CN109620158B (zh) * 2018-12-28 2021-10-15 惠州Tcl移动通信有限公司 睡眠监控的方法、智能终端及存储装置
WO2020133536A1 (zh) * 2018-12-29 2020-07-02 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种睡眠状态判断的方法及装置
EP3968845A1 (en) * 2019-05-16 2022-03-23 Ava AG System and method for precise determination of a date of childbirth with a wearable device
US11786694B2 (en) 2019-05-24 2023-10-17 NeuroLight, Inc. Device, method, and app for facilitating sleep
WO2022053377A1 (en) * 2020-09-08 2022-03-17 Koninklijke Philips N.V. Methods and systems for accurate nocturnal movement classification
CN111956197B (zh) * 2020-09-18 2022-12-30 深圳市爱都科技有限公司 睡眠状态检测方法和装置、电子设备及存储介质
TWI742903B (zh) * 2020-10-30 2021-10-11 心保有限公司 醒睡狀態活動量判別之系統及方法
KR102443221B1 (ko) * 2022-01-14 2022-09-14 루먼랩 주식회사 수면 음성 분석 장치 및 방법

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL100080A (en) * 1991-11-19 1994-12-29 Sleep Disorders Diagnostic And A presentation system for determining a person's sleep stages
WO2001052736A1 (en) * 2000-01-24 2001-07-26 Ambulatory Monitoring, Inc. System and method of monitoring and modifying human activity-based behavior
US6856829B2 (en) * 2000-09-07 2005-02-15 Denso Corporation Method for detecting physiological condition of sleeping patient based on analysis of pulse waves
WO2004026133A2 (en) * 2002-09-19 2004-04-01 Ramot At Tel Aviv University Ltd. Method, apparatus and system for characterizing sleep
US7460899B2 (en) * 2003-04-23 2008-12-02 Quiescent, Inc. Apparatus and method for monitoring heart rate variability
US20070118054A1 (en) * 2005-11-01 2007-05-24 Earlysense Ltd. Methods and systems for monitoring patients for clinical episodes
WO2005082252A1 (ja) * 2004-03-01 2005-09-09 Cb System Co. 睡眠段階判定方法
US20060063754A1 (en) * 2004-09-21 2006-03-23 Edgar Dale M Methods of treating a sleep disorder
WO2006090876A1 (ja) * 2005-02-25 2006-08-31 Medical Electronic Science Institute Co., Ltd. 睡眠状態検出システム及び睡眠状態検出装置
JP4582642B2 (ja) * 2005-04-01 2010-11-17 株式会社タニタ 睡眠段階判定装置
US8831735B2 (en) * 2005-08-31 2014-09-09 Michael Sasha John Methods and systems for semi-automatic adjustment of medical monitoring and treatment
JP4528710B2 (ja) * 2005-11-09 2010-08-18 株式会社東芝 睡眠状態計測装置、睡眠状態計測方法及び睡眠状態計測システム
JP4821395B2 (ja) * 2006-03-24 2011-11-24 ダイキン工業株式会社 睡眠判定装置
WO2007117402A2 (en) * 2006-04-01 2007-10-18 U.S. Government As Represented By The Secretary Of The Army Human biovibrations method
US7996076B2 (en) * 2007-04-02 2011-08-09 The Regents Of The University Of Michigan Automated polysomnographic assessment for rapid eye movement sleep behavior disorder
US10154790B2 (en) * 2007-08-21 2018-12-18 University College Dublin, National University Of Ireland Method and system for monitoring sleep
CN101925377A (zh) * 2008-01-25 2010-12-22 麦德托尼克公司 睡眠阶段的检测
TW201019901A (en) * 2008-11-17 2010-06-01 Univ Nat Yang Ming Sleep analysis system and analysis method thereof
JP5321142B2 (ja) * 2009-03-03 2013-10-23 トヨタ自動車株式会社 睡眠深度判定装置、睡眠深度維持装置、及び睡眠深度判定方法
WO2010131190A2 (en) * 2009-05-13 2010-11-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. An active pillow system and a method for manipulating a person's resting conditions
CN102247122A (zh) * 2010-05-20 2011-11-23 上海易酷信息技术服务有限公司 睡眠检测装置及其检测、辅助睡眠的方法
TWI411426B (zh) * 2010-12-17 2013-10-11 Univ Nat Cheng Kung 睡眠分析方法、睡眠分析錶及睡眠分析系統
EP2524647A1 (en) * 2011-05-18 2012-11-21 Alain Gilles Muzet System and method for determining sleep stages of a person
TWI487503B (zh) * 2012-02-01 2015-06-11 Univ Nat Cheng Kung 自動睡眠分期裝置
JP5862400B2 (ja) * 2012-03-26 2016-02-16 オムロンヘルスケア株式会社 睡眠状態管理装置、睡眠状態管理方法、及び睡眠状態管理プログラム
JP5874489B2 (ja) * 2012-03-27 2016-03-02 富士通株式会社 睡眠状態判定装置及び睡眠状態判定方法
JP2014161580A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Omron Corp 通信装置、通信装置の制御方法、被制御装置、通信システム、制御プログラム、および記録媒体
CA2990779C (en) * 2013-12-16 2018-11-06 Blue Ocean Laboratories, Inc. Sleep system alarm
CN103750820B (zh) * 2013-12-26 2015-09-23 沈阳熙康阿尔卑斯科技有限公司 一种睡眠质量监测方法及装置
CN103767710B (zh) * 2013-12-31 2015-12-30 歌尔声学股份有限公司 人体运动状态监视方法和装置
EP2905006B8 (fr) * 2014-02-11 2017-06-07 Sorin CRM SAS Dispositif de discrimination des stades de sommeil d'un patient.
US20150374310A1 (en) * 2014-06-26 2015-12-31 Salutron, Inc. Intelligent Sampling Of Heart Rate
JP2016013221A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 セイコーエプソン株式会社 生体情報処理システム及び生体情報処理システムの制御方法
US9808185B2 (en) * 2014-09-23 2017-11-07 Fitbit, Inc. Movement measure generation in a wearable electronic device

Also Published As

Publication number Publication date
AU2014415685A1 (en) 2017-07-20
JP2018505715A (ja) 2018-03-01
CN113951818A (zh) 2022-01-21
CN107106085B (zh) 2021-10-01
AU2014415685B2 (en) 2020-09-10
US20170347948A1 (en) 2017-12-07
CN107106085A (zh) 2017-08-29
KR20170100651A (ko) 2017-09-04
SG11201705296XA (en) 2017-07-28
US20220104758A1 (en) 2022-04-07
WO2016108751A1 (en) 2016-07-07
KR102313552B1 (ko) 2021-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6516846B2 (ja) 睡眠監視のデバイス及び方法
JP6659831B2 (ja) 生体情報分析装置、システム、及び、プログラム
KR102090968B1 (ko) 개인의 수면 및 수면 단계들을 결정하기 위한 시스템 및 방법
US9655532B2 (en) Wearable physiological monitoring and notification system based on real-time heart rate variability analysis
US7664606B2 (en) Apparatus and method for monitoring biological information, and computer program product
KR101656611B1 (ko) 무구속적으로 측정한 생체신호를 이용하여 산소탈포화지수를 획득하는 방법
CN109328034B (zh) 用于确定对象的睡眠阶段的确定系统和方法
JP6208372B2 (ja) うつ状態判別方法、及びうつ状態判定装置
JP2018524080A (ja) 被検者の生理学的状態を監視する装置及び方法
JP6813837B2 (ja) 活動リズム判定方法および活動リズム判定装置
EP3485803B1 (en) Wearable device capable of recognizing sleep stage and recognition method thereof
JP6716888B2 (ja) 呼吸解析装置、呼吸解析方法及びプログラム
JP7288334B2 (ja) 睡眠状態推定装置、睡眠状態推定装置の作動方法及び睡眠状態推定プログラム
KR102053329B1 (ko) 생체 및 운동 신호 기반의 스트레스 분석 방법
JP6865438B2 (ja) 精神神経状態を判別する指標の作成方法および作成装置
TWI462728B (zh) 依據歷史資料判斷睡眠階段之系統及其方法
JP7159099B2 (ja) 睡眠状態検出装置、睡眠状態検出方法及び睡眠状態検出プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250