JP5263756B2 - 細胞の培養方法および細胞培養物 - Google Patents
細胞の培養方法および細胞培養物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5263756B2 JP5263756B2 JP2007537719A JP2007537719A JP5263756B2 JP 5263756 B2 JP5263756 B2 JP 5263756B2 JP 2007537719 A JP2007537719 A JP 2007537719A JP 2007537719 A JP2007537719 A JP 2007537719A JP 5263756 B2 JP5263756 B2 JP 5263756B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture
- cells
- hepatocytes
- cultured
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/06—Animal cells or tissues; Human cells or tissues
- C12N5/0602—Vertebrate cells
- C12N5/067—Hepatocytes
- C12N5/0671—Three-dimensional culture, tissue culture or organ culture; Encapsulated cells
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/06—Animal cells or tissues; Human cells or tissues
- C12N5/0602—Vertebrate cells
- C12N5/067—Hepatocytes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N5/00—Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
- C12N5/06—Animal cells or tissues; Human cells or tissues
- C12N5/0602—Vertebrate cells
- C12N5/0676—Pancreatic cells
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2533/00—Supports or coatings for cell culture, characterised by material
- C12N2533/50—Proteins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2533/00—Supports or coatings for cell culture, characterised by material
- C12N2533/50—Proteins
- C12N2533/52—Fibronectin; Laminin
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N2533/00—Supports or coatings for cell culture, characterised by material
- C12N2533/50—Proteins
- C12N2533/54—Collagen; Gelatin
Description
1.形状(shape):
「扁平(flat):1点」、「ほぼ扁平:2点」、「いびつな球状:3点」、「ほぼ球状:4点」、および「球状(spherical):5点」の5段階評価する。この中では、「球状:5点」が最も好ましい。
2.辺縁の形状(border):
「不ぞろいの(irregular):1点」、「ほぼ不ぞろいの:2点」、「やや均整のとれた:3点」、「ほぼ均整のとれた:4点」、および「均整のとれた(well-rounded):5点」の5段階評価する。この中では、「均整のとれた:5点」が最も好ましい。
3.統合性(integrity):
「断片化した(fragmented):1点」、「ほぼ断片化した:2点」、「ややソリッド/コンパクト:3点」、「ほぼソリッド/コンパクト:4点」、および「ソリッド/コンパクト(solid/compact):5点」の5段階評価する。この中では、「ソリッド/コンパクト:5点」が最も好ましい。
4.直径(diameter):
「培養膵島の個々が100μm未満(all < 100 μm):1点」、「培養膵島の個々が100〜150μm:2点」、「培養膵島の個々が125〜175μm:3点」、「培養膵島の個々が150〜200μm:4点」、および「培養膵島の個々中10%以上が200μmより大きい(> 10% > 200 μm):5点」の5段階評価する。その中では、「培養膵島の個々中10%以上が200μmより大きい:5点」が最も好ましい。
近年、トラスジェニック(Tg)動物の作成が容易になり、種々のユニークな特性を持つ糖尿病Tg動物が誕生している。これらのTg動物の場合、系統の確立、維持、繁殖、供給は大変な作業である。モデル動物の確立には多年月と多大な労力・忍耐がかかり、近年のように時の流れが速くなるなかなかじっくりと取り組める課題ではなくなってきている。さらに、系統の繁殖・維持にはマンパワーと設備が必要であり、役割が終了したモデル動物の場合、消滅してしまう危険もある。また、ヒト糖尿病と糖尿病モデル動物との相違点から、開発医薬品の臨床試験段階でのドロップアップが多いのが問題となっている。本発明のバイオ人工膵島は、こうした問題点を解決できるため好ましい。
<ブタ肝細胞の分離および培養>
ラージホワイト種の雄性ブタ(体重15〜20kg)を用いた。筋注用ケタラール1.5mlを注射し鎮静後、耳介静脈を確保しイソゾール5mg/kg、マスキュラックス1mg/kgを静脈内投与することで筋弛緩を得た。気管内送管後、人工呼吸器による調節呼吸下にセボフルレンによる全身麻酔で開腹手術を施行した。ブタの肝外側を外科的に切除(約80g)し、切除断面門脈および肝静脈より灌流をおこなった。まず、摘出された肝臓を1次灌流液(塩化ナトリウム9g/L、塩化カリウム0.42g/L、炭酸水素ナトリウム2.1g/L、グルコース0.9g/L、HEPES4.78g/L、エチレンジアミン四酢酸(EGTA)0.37g/L)にて灌流し、引き続きEDTAをのぞいた2次灌流液(塩化ナトリウム9g/L、塩化カリウム0.42g/L、炭酸水素ナトリウム2.1g/L、グルコース0.9g/L、HEPES4.78g/L)で灌流した.その後、肝臓を39℃に加温しつつ、ジスパーゼ(dispase)液(塩化ナトリウム9g/L、塩化カリウム0.42g/L、炭酸水素ナトリウム2.1g/L、グルコース0.9g/L、HEPES4.78g/L、ジスパーゼ8.4g/L)(合同酒精、東京、日本))で灌流し、最後にコラゲナーゼ液(塩化ナトリウム9g/L、 塩化カリウム0.42g/L、炭酸水素ナトリウム2.1g/L、グルコース0.9g/L、HEPES4.78g/L、コラゲナーゼ0.5g/L(新田ゼラチン、大阪、日本)、塩化カルシウム一水和物0.55g/L)で灌流した。灌流後肝被膜を細切し肝細胞をコラゲナーゼ液中で分散、細胞浮遊液を75μmメッシュで濾過し、これを低速遠心(50g、2分)した。ペレットを一次洗浄液(塩化ナトリウム7g/L、塩化カリウム0.46g/L、塩化カルシウム一水和物0.13g/L、HEPES2.38g/L、ウシ血清アルブミン(BSA)1.0g/L(シグマ社製)、塩化マグネシウム六水和物0.1g/L、塩化マグネシウム七水和物0.1g/L、デオキシリボヌクレアーゼ(DNaseI)0.1g/L(ロッシュ マンハイム社製 ドイツ(Roche Mannheim Germany)))に再拡散して更に低速遠心(50g、75秒)した。この操作を3回繰り返した後、二次洗浄液(塩化ナトリウム7g/L、塩化カリウム0.46g/L、塩化カルシウム一水和物0.13g/L、HEPES2.38g/L、ウシ血清アルブミン1.0g/L(シグマ社製)、塩化マグネシウム六水和物0.1g/L、塩化マグネシウム七水和物0.1g/L)に分散した。分離されたブタ肝細胞は、肝細胞培養培地(William's E培地(シグマ社製)、10% ウシ胎仔血清(シグマ社製)、インシュリン1×10-7mol/L(GIBCOBRL13007-018)(ギブコBRL社製)、上皮細胞成長因子(EGF)25μg/L(シグマ社製)、デキサメタゾン(dexametazone)1×10-6mol/L(シグマ社製)、ペニシリン(penicillin)1×105U/L、ストレプトマイシン(streptomycin) 1×105μg/L)に拡散したのち、インサート不使用培養またはインサート使用培養をおこなった。
PuraMatrix(A群)、コラーゲンタイプI(単層)(B群)、またはマトリゲル(C群)でコートした12穴プレート(バイオコート(BIOCOAT)ベクトン ディッキンスン ラブウエアー社製(Becton Dickinson Labware))に播種(2×105細胞/穴)したのち、18時間37℃、5%CO2下で培養したブタ肝細胞を下記実施例2〜6に用いた。なお、培地の交換は2日毎に行った。
インサート(ベクトン ディッキンスン バイオサイエンス社)を使用し、インサートのフィルター上で細胞培養を行った。この手法は培養液を新しい液と交換する際に、インサートを取って、培養液の交換ができる。その結果、培地交換に伴う支持体への機械的なダメージの軽減することが可能となる。PuraMatrix(A群)、コラーゲンタイプI(単層)(インサートの上にコラーゲンを添加し、培養液に室温で一晩浸透させた後に細胞を播種)(B群)、マトリゲル(インサートの上にマトリゲルを添加し、培養液に室温で一晩浸透させた後に細胞を播種)(C群)、またはコラーゲン サンドイッチ(コラーゲン単層の間に肝細胞を培養するものであって、まずコラーゲン単層を敷いて、そして肝細胞をその上に播種し、最後にコラーゲン単層をその上に敷くことで三次元培養に近い環境を細胞に提供)(D群)と細胞を播種(2×105細胞/インサート)したのち、18時間37℃、5%CO2下で培養したブタ肝細胞を下記実施例2〜6に用いた。なお、培地の交換は2日毎におこなった。なお、PuraMatrixを支持体とした培養(A群)では、下記の工程により細胞を播種する方法を採用した。
1)室温(RT温度)にて、PuraMatrixを燐酸緩衝生理食塩水(Phosphate buffered saline (PBS))で0.5%に希釈したものを調製した。
2)PBS(RT温度)に肝細胞を希釈(2×105細胞/ml)し、これと同量の0.5%濃度の前記PuraMatrixと混合後、素早く(5秒以内に)200μlのチューブにてピペティングを行い、インサートの底に、PuraMatrix+PBSにて希釈した肝細胞を混ぜたものを播種した。
3)5分間RT温度にて、インサートをおいた後に、インサートを取り出し、素早く培養皿12穴プレートの肝細胞培養培地を新しいものに変えた。そして、インサートを乗せた。
4)10分間RT温度にて、そのままの状態で、PuraMatrixのpHの調節を行った。
5)さらにRT温度にて、インサートを取り出し、素早く培養皿12穴プレートの肝細胞培養培地を新しいものに変えた。そして、インサートを乗せた。
6)4〜5)の作業を再度行った後に37℃、5%CO2下の培養器で、そのまま培養を施行した。
<位相差顕微鏡および電子顕微鏡による培養ブタ肝細胞の形態学的検討>
(インサート不使用培養)
培養ブタ肝細胞の培養状態を培養1、7および14日目に位相差顕微鏡下にて観察しA、B群間で比較した。PuraMatrix(A群)を使用した群では、細胞は球状の形態を保持し、個々の細胞は凝集塊を徐々に形成した(図2(a)の写真1、2および3参照)。そして、培養5日目のブタ肝細胞の培養状態を電子顕微鏡下にて観察した結果、三次元的なスフェロイドを肝細胞が形成していることが確認された(図2(b)の写真1:PuraMatrixのみ、写真2:PuraMatrix上を一杯に覆うブタ肝細胞、写真3:PuraMatrix上で三次元的なスフェロイドを形成するブタ肝細胞、写真4:PuraMatrix上で三次元的なスフェロイドを形成し始めるブタ肝細胞、写真5:写真4の弱拡大像、写真6:PuraMatrix上で三次元的なスフェロイドを形成するブタ肝細胞)。近年、スキャフォールド上で細胞を三次元培養すると細胞機能が向上、維持されることが知られてきており、培養ブタ肝細胞においても三次元的なスフェロイドを形成することから、PuraMatrixでブタ肝細胞を培養することが機能の向上に有用であることが強く示唆された。一方、コラーゲンタイプI(単層)(B群)で培養したブタ肝細胞は平坦に培養フラスコの表面に付着した(図2(a)の写真4参照)。そして、経時的に細胞数は減少しスフェロイド形成は観察されなかったことから(図2(a)の写真4、5および6参照)ブタ肝細胞の培養にはPuraMatrixがより適していることが明らかとなった。
培養ブタ肝細胞の培養状態を培養3日目に透過電子顕微鏡下にて観察した(図2(c)および2(d)参照)。PuraMatrix(A群)を使用した群では、透過電子顕微鏡下に、細胞接着装置5、毛細胆管6が肝細胞間に形成された。これは、細胞培養が高次元培養であることを示す。一方、B、C、D群で培養したブタ肝細胞ではこれらの形成は認められなかったことから、ブタ肝細胞の培養にはPuraMatrixおよびインサートの使用がより適していることが明らかとなった。
<ブタ肝細胞の生存能の測定>
(インサート不使用培養)
生存試験(live/dead test)(キット名:Live/Dead Double Staining Kit、カタログ番号QIA76、コスモ・バイオ社製(東京都江東区))にて培養1、7および14日目のブタ肝細胞の生存能をA、B群について測定し比較した。生きている細胞は細胞全体が緑色に、死滅している細胞は細胞全体が赤色に染まる。PuraMatrix(A群)を使用した群では、ほとんどの細胞は緑色を呈しており、生存していることが明らかであった(図3の写真1、2および3参照)。一方、コラーゲンタイプI(単層)(B群)で培養したブタ肝細胞は、培養1日目では緑色を呈しており生存を確認できたが(図3の写真4参照)、培養7および14日目では、死細胞である赤色を呈する細胞のみとなった(図3の写真5および6参照)ことから、ブタ肝細胞の培養にはPuraMatrixがより適していることが明らかとなった。なお、添付の写真は白黒2階調に変換したものであるので、染色された色は表現されていない。
<アンモニア代謝能の測定>
(インサート不使用培養)
培養ブタ肝細胞のアンモニア代謝能をA、B群間で測定し比較した。培養1、7および14日目のブタ肝細胞培地に硫酸アンモニウム(0.56mM)を負荷し、24時間後の培地のアンモニアの濃度を計測(富士ドライケムスライド(Fuji Co., Tokyo, Japan))し、代謝率を算出し、その結果を図4(a)および表1(a)に示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にアンモニアの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
培養ブタ肝細胞のアンモニア代謝能をA、B、C群間で測定し比較した。培養1、7および14日目のブタ肝細胞培地に硫酸アンモニウム(0.56mM)を負荷し、24時間後の培地のアンモニアの濃度を計測(富士ドライケムスライド)し、代謝率を算出し、その結果を図4bおよび表1bに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にアンモニアの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)マトリゲル(C群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
培養ブタ肝細胞のアンモニア代謝能をA、B、C、D群間で測定し比較した。培養1、7、14および21日目のブタ幹細胞培地に硫酸アンモニウム(0.56mM)を負荷し、24時間後の培地のアンモニアの濃度を計測(富士ドライケムスライド)し、代謝率を算出し、その結果を図4cおよび表1cに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にアンモニアの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)マトリゲル(C群)、コラーゲン サンドイッチ(D群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
<リドカイン代謝能の測定>
(インサート不使用培養)
培養ブタ肝細胞のリドカイン代謝能をA、B群間で測定し比較した。培養1、7および14日目のブタ肝細胞培地にリドカイン(1mg/ml)を負荷し、24時間後の培地のリドカインの濃度を計測(SRL株式会社に依頼)し、代謝率を算出し、その結果を図5および表2に示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にリドカインの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
培養ブタ肝細胞のリドカイン代謝能をA、B、C群間で測定し比較した。培養1、7および14日目のブタ肝細胞培地にリドカイン(1mg/ml)を負荷し、24時間後の培地のリドカインの濃度を計測(SRL株式会社に依頼)し、代謝率を算出し、その結果を図5bおよび表2bに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にリドカインの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)、マトリゲル(C群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
培養ブタ肝細胞のリドカイン代謝能をA、B、C、D群間で測定し比較した。培養1、7、14および21日目のブタ肝細胞培地にリドカイン(1mg/ml)を負荷し、24時間後の培地のリドカインの濃度を計測(SRL株式会社に依頼)し、代謝率を算出し、その結果を図5bおよび表2bに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にリドカインの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)、マトリゲル(C群)、コラーゲン サンドイッチ(D群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
<ジアゼパム代謝能の測定>
(インサート不使用培養)
培養ブタ肝細胞のジアゼパム代謝能をA、B群間で測定し比較した。培養1、7および14日目のブタ肝細胞培地にジアゼパム(1μg/ml)を負荷し、24時間後の培地のジアゼパムの濃度を計測(SRL株式会社に依頼)し、代謝率を算出し、その結果を図6aおよび表3aに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にジアゼパムの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
培養ブタ肝細胞のジアゼパム代謝能をA、B、C群間で測定し比較した。培養1、7および14日目のブタ肝細胞培地にジアゼパム(1μg/ml)を負荷し、24時間後の培地のジアゼパムの濃度を計測(SRL株式会社に依頼)し、代謝率を算出し、その結果を図6bおよび表3bに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にジアゼパムの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)、マトリゲル(C群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
培養ブタ肝細胞のジアゼパム代謝能をA、B、C、D群間で測定し比較した。培養1、7、14および21日目のブタ肝細胞培地にジアゼパム(1μg/ml)を負荷し、24時間後の培地のジアゼパムの濃度を計測(SRL株式会社に依頼)し、代謝率を算出し、その結果を図6cおよび表3cに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にジアゼパムの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)、マトリゲル(C群)、コラーゲン サンドイッチ(D群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
<ヒト肝細胞の分離および培養>
米国で移植不適合と判断されたドナー肝を、米国のナショナル ディジーズ リサーチ インターチェンジからHAB研究機構附属研究所(千葉県市川市、担当者:鈴木聡(すずきさとし)先生)を通じて入手した肝臓ブロック130gを上記実施例1のブタ肝細胞の分離と同様な手法で肝細胞へと分離し、PuraMatrix(A群)またはコラーゲンタイプI(単層)(B群)でコートした6穴プレート(インサート不使用)に播種(5×105細胞/穴)したのち、18時間37 ℃ 5% CO2下で培養しヒト肝細胞を下記実施例8および9に用いた。なお、培地の交換は2日毎に行った。
<位相差顕微鏡および電子顕微鏡による培養ヒト肝細胞の形態学的検討>
培養ヒト肝細胞の培養状態を培養1および5日目に位相査顕微鏡下にて観察しA、B群間で比較した。PuraMatrix(A群)を使用した群では、細胞は球状の形態を保持し、個々の細胞は凝集塊を徐々に形成した(図7aの写真3および4参照)。そして、培養5日目のヒト肝細胞の培養状態を電子顕微鏡下にて観察した結果、三次元的なスフェロイドを肝細胞が形成していることが確認された(図7bの写真1:PuraMatrix上を一杯に覆うヒト肝細胞、写真2:PuraMatrix上で三次元的なスフェロイドを形成し始めるヒト肝細胞、写真3:写真1の拡大像、写真4:PuraMatrix上で三次元的なスフェロイドを形成するヒト肝細胞)。近年、スキャフォールド上で細胞を三次元培養すると細胞機能が向上、維持されることが知られてきており、培養ヒト細胞においても三次元的なスフェロイドを形成することから、PuraMatrixでヒト肝細胞を培養することが機能の向上に有用であることが強く示唆された。一方、コラーゲンタイプI(単層)(B群)で培養したヒト肝細胞は平坦に培養フラスコの表面に付着した(図7aの写真1参照)。そして、経時的に細胞数は減少しスフェロイド形成は観察されなかったことから(図7aの写真1および2参照)ことから、ヒト肝細胞の培養にはPuraMatrixがより適していることが明らかとなった。
<アンモニア代謝能の測定>
培養ヒト肝細胞のアンモニア代謝能をA、B群間で測定し比較した。インサート不使用培養1、3および5日目のヒト肝細胞培地に硫酸アンモニウム(0.56mM)を負荷し、24時間後の培地のアンモニアの濃度を計測(富士ドライケムスライド)し、代謝率を算出し、その結果を図8aおよび表4aに示した。PuraMatrix(A群)を使用した群で有意にアンモニアの代謝率がコラーゲンタイプI(単層)(B群)と比較して良好であった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
<ブタ膵島の培養>
実施例1と同様にラージホワイト種の雄性ブタ(体重15〜20kg)を用いた。筋注用ケタラール1.5mlを注射し鎮静後、耳介静脈を確保しイソゾール5mg/kg、マスキュラックス1mg/kgを静脈内投与することで筋弛緩を得た。気管内送管後、人工呼吸器による調節呼吸下にセボフルレンによる全身麻酔で開腹手術を施行した。ブタ膵島を単離する工程は、ヒト膵島を分離する手法に準じ(Lakey JRT, Kobayashi N, Shapiro AMJ, Ricordi C, Okitsu T: Current human islet isolation protocol. Medical Review Co., Ltd, Osaka, Japan, 2004. 参照)、公知文献(Yonekawa Y, Matsumoto S, Okitsu T, Arata T, Iwanaga Y, Noguchi H, Nagata H, O'Neil JJ, Tanaka K: Effective islet isolation method with extremely high islet yields from adult pigs. Cell Transplant. 14(10):757-62, 2005. 参照)の手法に従った。当業者であれば、当該文献を参照する事で膵島の単離は可能である。単離したブタ膵島を、William's E培地に10%ウシ胎仔血清、インスリン10-7mol/l(シグマ社)、デキサメタゾン10-6mol/l(シグマ社)、EGF25μg/ml、ニコチンアミド10mM(シグマ社)、抗生物質のペニシリンG/ストレプトマイシン(シグマ社)の組成のものに拡散させ、PuraMatrix(A群)またはコラーゲンタイプI(単層)(B群)でコートした6穴プレート(インサート不使用)に膵島10個を播種したのち、18時間37 ℃ 5% CO2下で培養した。
<電子顕微鏡による培養ブタ膵島の形態学的検討>
培養ブタ膵島の培養状態を培養5日目に電子顕微鏡下にて観察しA、B群間で比較した(図9参照)。図9中のスケールバーはA、B群共に100μmを示す。PuraMatrix(A群)を使用した群では、細胞は球状の形態を保持しており形態学的には、1.形状が「球状:5点」、2.辺縁の形状が「均整のとれた:5点」、3.統合性が「ソリッド/コンパクト:5点」、4.直径が「培養膵島の全体が125〜175μm:3点」、評価値の合計が18点であった(図9のA群参照)。一方、コラーゲンタイプI(単層)(B群)で培養したブタ膵島は形がくずれていびつになっており形態学的には、1.形状が「いびつな球状:3点」、2.辺縁の形状が「ほぼ不ぞろいの:2点」、3.統合性が「ほぼ断片化した:2点」、4.直径が「培養膵島の全体が100μm未満:1点」、評価値の合計が8点であった(図9のB群参照)。
<インスリン産生能の測定>
培養ブタ膵島のインスリン産生能をA、B群間で測定し比較した。低グルコースDMEM(グルコース濃度:100g/l)(ギブコ社、オークランド、ニュージャージー州)に10%FCS、ニコチンアミド10mM、ペニシリンG/ストレプトマイシンの組成のものを用いて、細胞が60%密集となるまで24時間培養した(低グルコース)。つぎに培地を高グルコースDMEM(グルコース濃度:450g/l)(ギブコ社、オークランド、ニュージャージー州)に10%FCS、ニコチンアミド10mM、ペニシリンG/ストレプトマイシンの組成のものに交換し、6時間培養した(高グルコース)。高グルコース培養後、培地を低グルコースDMEMに交換し6時間培養した(低グルコース(after))。それぞれの培養終了後、ウサギ抗ヒトインスリン抗体(ダコ・サイトメーション(株)製、京都、日本)を用いる免疫染色法にて、培養液中におけるインスリンの産生量(μg/l)を測定した。染色結果を図10および表5に示す。培養5日目において、PuraMatrix(A群)を使用した群では、高グルコース濃度時にインスリン分泌量が増加し、低グルコース濃度時にはインスリン分泌量が低下した。この結果により、本発明により得られた膵島は、従来法であるコラーゲンタイプI(単層)(B群)を使用し培養した膵島と比較して、グルコース濃度を感知しインスリンを分泌する機能をより長期間保持することが明らかとなった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
<ヒト膵島の培養>
カナダのアルバータ大学から提供された健常分離ヒト膵島(カナダ、アルバータ大学、ヒト膵島移植プログラム、ジョナサン レイキー(Jonathan RT. Lakey)博士より、当業者は入手可能である)をT25培養フラスコに播いた。低グルコースDMEMに10%ウシ胎仔血清、インスリン10-7mol/l、デキサメタゾン10-6mol/l、EGF25μg/ml、ニコチンアミド10mM、抗生物質のペニシリンG/ストレプトマイシンの組成のものにヒト膵島を拡散させ、PuraMatrix(A群)またはコラーゲンタイプI(単層)(B群)でコートした6穴プレート(インサート不使用)に膵島10個を播種したのち、18時間37 ℃ 5% CO2下で培養した。
<電子顕微鏡による培養ヒト膵島の形態学的検討>
培養ヒト膵島の培養状態を培養5日目に電子顕微鏡下にて観察しA、B群間で比較した(図11参照)。図11中のスケールバーはそれぞれ50μm(A群)および100μm(B群)を示す。PuraMatrix(A群)を使用した群では、細胞は球状の形態を保持しており形態学的には、1.形状が「球状:5点」、2.辺縁の形状が「いびつな球状:3点」、3.統合性が「ソリッド/コンパクト:5点」、4.直径が「培養膵島の全体が125〜175μm:3点」、評価値の合計が16点であった(図11のA群参照)。一方、コラーゲンタイプI(単層)(B群)で培養したブタ膵島は形がくずれていびつになっており形態学的には、1.形状が「ほぼ扁平:2点」、2.辺縁の形状が「不ぞろいの:1点」、3.統合性が「ややソリッド/コンパクト:3点」、4.直径が「培養膵島の全体が125〜175μm:3点」、評価値の合計が9点であった(図11のB群参照)。
<インスリン産生能の測定>
培養ヒト膵島のインスリン産生能をA、B群間で測定し比較した。低グルコースDMEM(グルコース濃度:100g/l)(ギブコ社、オークランド、ニュージャージー州)に10%FCS、ニコチンアミド10mM、ペニシリンG/ストレプトマイシンの組成のものを用いて、細胞が60%密集となるまで24時間培養した(低グルコース)。つぎに培地を高グルコースDMEM(グルコース濃度:450g/l)(ギブコ社、オークランド、ニュージャージー州)に10%FCS、ニコチンアミド10mM、ペニシリンG/ストレプトマイシンの組成のものに交換し、6時間培養した(高グルコース)。高グルコース培養後、培地を低グルコースDMEMに交換し6時間培養した(低グルコース(after))。それぞれの培養終了後、ウサギ抗ヒトインスリン抗体(ダコ・サイトメーション(株)製、京都、日本)を用いる免疫染色法にて、培養液中におけるインスリンの産生量(μg/l)を測定した。染色結果を図12および表6に示す。培養7日目において、PuraMatrix(A群)を使用した群では、高グルコース濃度時にインスリン分泌量が増加し、低グルコース濃度時にはインスリン分泌量が低下した。この結果により、本発明により得られた膵島は、従来法であるコラーゲンタイプI(単層)(B群)を使用し培養した膵島と比較して、グルコース濃度を感知しインスリンを分泌する機能をより長期間保持することが明らかとなった。なお図および表中の培養液のみ、とは培養液のみで細胞をふくまないことを意味しており、有意差検定には、ANNOVA検定を施行している。
配列番号2:EAK16
配列番号3:RAD16
Claims (11)
- ブタ初代肝細胞、ヒト初代肝細胞、ブタ初代膵島、ヒト初代膵島よりなる群から選ばれる1種の細胞を、自己組織化ペプチドハイドロゲルを支持体として培養することを特徴とする細胞の培養方法であって、該自己組織化ペプチドが、Ac−(RADA) 4 −CONH 2 (配列番号1)で表されるアミノ酸配列を有するペプチドからなる培養方法。
- 前記細胞がブタ初代肝細胞またはヒト初代肝細胞であって、さらにインサートの存在下で培養することを特徴とする請求項1記載の培養方法。
- 前記細胞がブタ初代膵島またはヒト初代膵島であって、さらにインサートの存在下で培養することを特徴とする請求項1記載の培養方法。
- 請求項1または2記載の培養方法であって、培養された細胞が、スフェロイドの形態を有する肝細胞である培養方法。
- 請求項1、2または4記載の培養方法であって、培養された細胞が、細胞接着装置および/または毛細胆管が形成されている肝細胞である培養方法。
- 請求項1または3記載の培養方法であって、培養された細胞が、膵島の形態学的検査項目:形状、辺縁の形状、細胞統合性、および細胞直径についての評価値の合計が12点以上である膵島であって、グルコース刺激に対して低グルコース濃度時と高グルコース濃度時のインスリン分泌の比が1.5倍以上である特徴を有する膵島である培養方法。
- ブタ初代肝細胞またはヒト初代肝細胞と、自己組織化ペプチドハイドロゲルとを含むバイオリアクターであって、該自己組織化ペプチドが、Ac−(RADA) 4 −CONH 2 (配列番号1)で表されるアミノ酸配列を有するペプチドからなるバイオリアクター。
- アンモニア、ジアゼパム、またはリドカインを代謝する請求項7記載のバイオリアクター。
- ブタ初代膵島またはヒト初代膵島と、自己組織化ペプチドハイドロゲルとを含むバイオリアクターであって、該自己組織化ペプチドが、Ac−(RADA) 4 −CONH 2 (配列番号1)で表されるアミノ酸配列を有するペプチドからなるバイオリアクター。
- インスリンを産生する請求項9記載のバイオリアクター。
- 前記自己組織化ペプチドハイドロゲルがPuraMatrix(登録商標)であることを特徴とする請求項1記載の培養方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007537719A JP5263756B2 (ja) | 2005-09-30 | 2006-09-29 | 細胞の培養方法および細胞培養物 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288156 | 2005-09-30 | ||
JP2005288156 | 2005-09-30 | ||
JP2007537719A JP5263756B2 (ja) | 2005-09-30 | 2006-09-29 | 細胞の培養方法および細胞培養物 |
PCT/JP2006/319528 WO2007037407A1 (ja) | 2005-09-30 | 2006-09-29 | 細胞の培養方法および細胞培養物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2007037407A1 JPWO2007037407A1 (ja) | 2009-04-16 |
JP5263756B2 true JP5263756B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=37899827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007537719A Expired - Fee Related JP5263756B2 (ja) | 2005-09-30 | 2006-09-29 | 細胞の培養方法および細胞培養物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US8647867B2 (ja) |
JP (1) | JP5263756B2 (ja) |
WO (1) | WO2007037407A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5368948B2 (ja) * | 2008-11-21 | 2013-12-18 | 三菱レイヨン株式会社 | 細胞培養用モジュール |
IL196820A0 (en) | 2009-02-01 | 2009-11-18 | Yissum Res Dev Co | Devitalized, acellular scaffold matrices derived from micro-organs seeded with various cells |
JP5840054B2 (ja) * | 2011-03-28 | 2016-01-06 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | 複合材料、培養容器及び細胞培養器用仕切り部材 |
JP2014226097A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 細胞培養方法、粒子状培養担体、及び粒子包含細胞凝集体 |
DE102013224673A1 (de) | 2013-12-02 | 2015-06-03 | Helmholtz-Zentrum Für Umweltforschung Gmbh - Ufz | Aufrüstset für Bioreaktoren zur Durchführung der mikrobiellen Bioelektrosynthese |
CA2944407A1 (en) | 2014-03-28 | 2015-10-01 | Conjugon, Inc. | Preparation of small colony variants of therapeutic bacteria |
JP2018506291A (ja) * | 2015-02-25 | 2018-03-08 | 株式会社スリー・ディー・マトリックス | 細胞外マトリクスとして使用するための合成ペプチドヒドロゲル製剤 |
JP6704604B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2020-06-03 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 肝代謝物の毛細胆管様構造への蓄積と排泄を促進する肝細胞培養装置、並びに該肝細胞培養装置を用いた胆汁中又は血液中排泄感受性の候補化合物及び該候補化合物の肝代謝物の評価方法 |
JP6756493B2 (ja) * | 2016-02-29 | 2020-09-16 | 米満 吉和 | 高機能肝細胞及びその利用 |
BR112018077219A2 (pt) * | 2016-06-27 | 2019-04-09 | 3-D Matrix, Ltd. | matriz de peptídeo de automontagem para a prevenção de estenose esofágica após dissecção endoscópica |
WO2021207817A1 (en) * | 2020-04-17 | 2021-10-21 | Tissuelabs Pesquisa E Desenvolvimento Ltda | Cell culture inserts containing hydrogel and method of use |
CN111979179B (zh) * | 2020-08-24 | 2022-12-27 | 扬州大学 | 一种猪肝脏组织类器官模型及其体外构建方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003169847A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-06-17 | Japan Science & Technology Corp | 基底膜標品又は人工組織 |
WO2003059072A1 (en) * | 2001-12-21 | 2003-07-24 | Amcyte Inc. | Cultured and encapsulated pancreatic stem cells |
WO2004007683A2 (en) * | 2002-07-15 | 2004-01-22 | Massachusetts Institute Of Technology | Cellular reprogramming in peptide hydrogel and uses thereof |
JP2005515796A (ja) * | 2001-02-06 | 2005-06-02 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | ペプチド足場での組織細胞のカプセル化およびその使用 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2055966C (en) | 1990-12-19 | 1995-08-01 | Oresta Natalia Fedun | Cell culture insert |
US6310195B1 (en) | 1997-06-24 | 2001-10-30 | Imclone Systems Incorporated | Nucleic acid encoding a lectin-derived progenitor cell preservation factor |
MXPA03006714A (es) | 2001-01-29 | 2005-04-08 | Aderans Res Inst Inc | Neogenesis de foliculo del cabello mediante inyeccion de celulas progenitoras de foliculo. |
US7713923B2 (en) * | 2003-06-25 | 2010-05-11 | Massachusetts Institute Of Technology | Self-assembling peptides incorporating modifications and methods of use thereof |
WO2005014615A2 (en) | 2003-06-25 | 2005-02-17 | Massachusetts Institute Of Technology | Self-assembling peptides incorporating modifications and methods of use thereof |
US20060205071A1 (en) * | 2003-07-17 | 2006-09-14 | Gamida-Cell Ltd. | Methods for ex-vivo expanding stem/progenitor cells |
JP4393888B2 (ja) | 2004-02-18 | 2010-01-06 | 株式会社メドジェル | 足場材料 |
GB0406215D0 (en) | 2004-03-19 | 2004-04-21 | Procure Therapeutics Ltd | Prostate stem cell |
US20060084167A1 (en) * | 2004-10-16 | 2006-04-20 | Cohenford Menashi A | Formation of Hybrid Cells by Fusion of Lineage Committed Cells with Stem Cells |
US20080206733A1 (en) * | 2005-02-03 | 2008-08-28 | National University Corporation Okayama University | Method of Inducing Differentiation of Embryo-Stem Cell Into Hepatocyte and Hepatocyte Induced by the Method |
CN101233227A (zh) | 2005-02-03 | 2008-07-30 | 国立大学法人冈山大学 | 由胚胎干细胞向肝细胞的分化诱导方法和由该方法诱导的肝细胞 |
US20070238175A1 (en) | 2006-04-06 | 2007-10-11 | Chi Alfred L | Standardization of processes for culturing primary cells |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2007537719A patent/JP5263756B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2006-09-29 US US11/992,746 patent/US8647867B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2006-09-29 WO PCT/JP2006/319528 patent/WO2007037407A1/ja active Application Filing
-
2011
- 2011-12-23 US US13/336,347 patent/US8697438B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2014
- 2014-01-06 US US14/147,847 patent/US20140377862A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005515796A (ja) * | 2001-02-06 | 2005-06-02 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | ペプチド足場での組織細胞のカプセル化およびその使用 |
JP2003169847A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-06-17 | Japan Science & Technology Corp | 基底膜標品又は人工組織 |
WO2003059072A1 (en) * | 2001-12-21 | 2003-07-24 | Amcyte Inc. | Cultured and encapsulated pancreatic stem cells |
WO2004007683A2 (en) * | 2002-07-15 | 2004-01-22 | Massachusetts Institute Of Technology | Cellular reprogramming in peptide hydrogel and uses thereof |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
JPN6012053574; Biomaterials Vol.26, 2005, p.5198-5208 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20090221068A1 (en) | 2009-09-03 |
US8647867B2 (en) | 2014-02-11 |
WO2007037407A1 (ja) | 2007-04-05 |
US20130029415A1 (en) | 2013-01-31 |
JPWO2007037407A1 (ja) | 2009-04-16 |
US20140377862A1 (en) | 2014-12-25 |
US8697438B2 (en) | 2014-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5263756B2 (ja) | 細胞の培養方法および細胞培養物 | |
US9931360B2 (en) | Isolated liver stem cells | |
Soto-Gutiérrez et al. | Reversal of mouse hepatic failure using an implanted liver-assist device containing ES cell–derived hepatocytes | |
JP5717253B2 (ja) | 膵島細胞シート、製造方法及びその利用方法 | |
US8603809B2 (en) | Isolated adult pluripotent stem cells and methods for isolating and cultivating thereof | |
TWI740180B (zh) | 來自肝外樹狀膽管的多潛能幹細胞及其分離方法 | |
ES2359874T3 (es) | Células madre hepáticas aisladas. | |
CN108753686B (zh) | 组织工程肝脏模型、其构建方法及其应用 | |
Zhang et al. | Three-dimensional culture in a microgravity bioreactor improves the engraftment efficiency of hepatic tissue constructs in mice | |
KR102062465B1 (ko) | 나노섬유 기반 장기간 초대 간세포 3차원 배양시스템 및 배양방법 | |
WO2006082890A1 (ja) | 胚性幹細胞の肝細胞への分化誘導方法および該方法により誘導される肝細胞 | |
Sun et al. | Isolation of ready-made rat microvessels and its applications in effective in vivo vascularization and in angiogenic studies in vitro | |
Stevens et al. | Hepatic tissue engineering | |
JP7425433B2 (ja) | 肝細胞構造体及びその製造方法 | |
BRPI0620049A2 (pt) | células-tronco isoladas do fìgado | |
Bierwolf et al. | Liver tissue engineering | |
Underhill et al. | Tissue engineering of the liver |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090805 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121016 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130416 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130423 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5263756 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |