JP5263293B2 - トナー、トナーの製造方法、現像剤、及び、画像形成方法 - Google Patents
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Description
『少なくとも着色剤と結着樹脂を含有してなるトナーであって、
前記結着樹脂が、ポリエステル分子と2価以上の金属イオンとで形成された金属架橋構造を有するポリエステルアイオノマー樹脂を含有するものであり、
前記ポリエステルアイオノマー樹脂は、多価イソシアネート化合物で反応処理されたものであることを特徴とするトナー。』というものである。
『少なくともポリエステル分子と2価以上の金属イオンとで形成された金属架橋構造を有するポリエステルアイオノマー樹脂粒子と着色剤粒子を凝集、融着させる工程を経てトナーを作製することを特徴とするトナーの製造方法。』というものである。
『少なくとも多価イソシアネート化合物との反応処理を経た前記ポリエステルアイオノマー樹脂粒子と前記着色剤粒子を凝集、融着させる工程を経てトナーを製造することを特徴とする請求項2に記載のトナーの製造方法。』というものである。
『前記ポリエステルアイオノマー樹脂粒子と着色剤粒子を凝集、融着させて得られた粒子を多価イソシアネート化合物と反応させる工程を経てトナーを製造することを特徴とする請求項2に記載のトナーの製造方法。』というものである。
『請求項1に記載のトナーを含有することを特徴とする現像剤。』というものである。
『少なくとも、電子写真感光体表面に潜像を形成する潜像形成工程、前記電子写真感光体表面に形成された静電潜像を現像剤担持体に担持された請求項5に記載の現像剤で現像してトナー画像を形成する現像工程、前記トナー画像を転写体表面に転写する転写工程、前記転写体表面に転写されたトナー画像を熱定着する定着工程を有することを特徴とする画像形成方法。』というものである。
(2)着色剤粒子分散液の作製工程
(3)樹脂粒子等の凝集・融着工程
(4)熟成工程
(5)冷却工程
(6)洗浄工程
(7)乾燥工程
(8)外添剤処理工程
以下、各工程について説明する。
この工程は樹脂粒子を形成する重合性単量体を水系媒体中に投入して重合を行うことにより100nm程度の大きさの樹脂粒子を形成する工程である。なお、樹脂粒子中にワックスを含有させたものを形成することも可能である。この場合、ワックスを重合性単量体に溶解あるいは分散させておき、これを水系媒体中で重合させることによりワックスを含有してなる樹脂粒子を形成することができる。
前述した手順により、水系媒体中に着色剤を分散させて、着色剤粒子分散液を作製する工程である。特に、本発明では、数平均1次粒径が30nm〜200nmの着色剤を用いて着色剤粒子分散液を作製するものである。そして、当該着色剤粒子分散液を用いてトナーを作製することにより、トナー粒子中における着色剤の数平均粒径が数平均1次粒径の1.1倍〜2.5倍になるものである。
この工程は、水系媒体中で樹脂粒子と着色剤粒子を凝集させて粒子を形成し、凝集により形成した粒子を融着させて着色粒子(外添処理をする前のトナーの母体粒子のこと)を作製する工程で、いわゆる「樹脂粒子を凝集させる工程」に該当する工程である。本発明は、少なくとも、前述したポリエステルアイオノマー樹脂粒子と着色剤粒子とを凝集、融着させて着色粒子を作製することになるものである。また、この工程では多価イソシアネート化合物と反応させて分子鎖長がもとのものよりも延長したポリエステルアイオノマー樹脂粒子を着色剤粒子等と凝集、融着させることも可能である。
この工程は、上記凝集・融着工程に引き続き、反応系を加熱処理することにより着色粒子の形状を所望の平均円形度になるまで熟成するいわゆる形状制御工程とも呼ばれる工程である。本発明では前述の凝集・融着工程で形成された着色粒子を着色粒子に含有されるポリエステルアイオノマー樹脂のガラス転移温度以上に加熱することで着色粒子の形状を制御することができる。
この工程は、前記着色粒子の分散液を冷却処理(急冷処理)する工程である。冷却処理条件としては、1〜20℃/分の冷却速度で冷却する。冷却処理方法としては特に限定されるものではなく、反応容器の外部より冷媒を導入して冷却する方法や、冷水を直接反応系に投入して冷却する方法を例示することができる。
この工程は、上記工程で所定温度まで冷却された着色粒子分散液から着色粒子を固液分離する工程と、固液分離されてウェットのトナーケーキと呼ばれるケーキ状集合体となった着色粒子より界面活性剤や凝集剤等の付着物を除去するための洗浄工程からなる。
この工程は、洗浄処理された着色粒子を乾燥処理し、乾燥された着色粒子を得る工程である。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤ、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、撹拌式乾燥機などを使用することが好ましい。
この工程は、乾燥処理した着色粒子に外添剤や滑剤を添加する工程である。前記乾燥工程を経た着色粒子はそのままトナー粒子として使用できるが、外添剤を添加することによりトナーの帯電性や流動性、クリーニング性を向上させることができる。これら外添剤には、公知の無機微粒子や有機微粒子、脂肪族金属塩を使用することができ、その添加量はトナー全体に対して0.1〜10.0質量%、好ましくは0.5〜4.0質量%である。また、外添剤は種々のものを組み合わせて添加することができる。なお、外添剤を添加する際に使用する混合装置としては、たとえば、タービュラミキサ、ヘンシェルミキサ、ナウタミキサ、V型混合機、コーヒーミル等の公知の機械式の混合装置がある。
(1)スチレンあるいはスチレン誘導体
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン等
(2)メタクリル酸エステル誘導体
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル等
(3)アクリル酸エステル誘導体
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニル等
(4)オレフィン類
エチレン、プロピレン、イソブチレン等
(5)ビニルエステル類
プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等
(6)ビニルエーテル類
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等
(7)ビニルケトン類
ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトン等
(8)N−ビニル化合物類
N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等
(9)その他
ビニルナフタレン、ビニルピリジン等のビニル化合物類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体等。
(1)ポリオレフィン系ワックス
ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス等
(2)長鎖炭化水素系ワックス
パラフィンワックス、サゾールワックス等
(3)ジアルキルケトン系ワックス
ジステアリルケトン等
(4)エステル系ワックス
カルナウバワックス、モンタンワックス、トリメチロールプロパントリベヘネート、ペンタエリスリトールテトラミリステート、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ペンタエリスリトールジアセテートジベヘネート、グリセリントリベヘネート、1,18−オクタデカンジオールジステアレート、トリメリット酸トリステアリル、ジステアリルマレエート等
(5)アミド系ワックス
エチレンジアミンジベヘニルアミド、トリメリット酸トリステアリルアミド等
ワックスの融点は、通常40〜125℃であり、好ましくは50〜120℃、さらに好ましくは60〜90℃である。融点を上記範囲内にすることにより、トナーの耐熱保存性が確保されるとともに、低温で定着を行う場合でもコールドオフセットなどを起こさずに安定したトナー画像形成が行える。また、トナー中のワックス含有量は、1質量%〜30質量%が好ましく、さらに好ましくは5質量%〜20質量%である。
(1)電子写真感光体表面に潜像を形成する潜像形成工程
(2)電子写真感光体表面に形成された静電潜像を現像剤担持体に担持させた現像剤で現像してトナー画像を形成する現像工程
(3)トナー画像を転写体表面に転写する転写工程
(4)転写体表面に転写させたトナー画像を熱定着する定着工程。
最初に、以下の化合物よりなる単量体混合溶液を調製した。
ブチルアクリレート 117質量部
メタクリル酸 18.3質量部
さらに、上記単量体混合溶液を撹拌しつつ80℃に加温し、
ベヘン酸ベヘニル 172質量部
を徐々に添加して溶解して単量体混合溶液を調製した。
n−オクチルメルカプタン 5.2質量部
を35分間かけて添加して、さらに80℃で2時間重合反応を行なった。
スチレン 366.1質量部
ブチルアクリレート 179.1質量部
n−オクチルメルカプタン 7.2質量部
前記単量体混合溶液を滴下後、2時間重合反応を行い、その後、反応系を室温まで冷却させた。この様にして「ビニル系樹脂粒子分散液1」を作製した。
撹拌装置、温度センサ、冷却管、窒素導入装置を取り付けた反応装置にイオン交換水2948質量部とアニオン界面活性剤「エマール2FG(花王(株)製)」2.3質量部を添加して界面活性剤水溶液を調製した。
n−ブチルアクリレート 184質量部
メタクリル酸 96質量部
n−オクチルメルカプタン 22.1質量部
前記界面活性剤溶液内に前記重合開始剤溶液を投入後、前記単量体混合溶液を3時間かけて滴下し、さらに、1時間重合を行った後、室温まで冷却して「シェル用樹脂粒子分散液」を作製した。シェル用樹脂粒子の重量平均分子量は13,200、質量平均粒径は82nmであった。
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部を純水1600質量部に溶解、撹拌して界面活性剤水溶液を調製した。この界面活性剤水溶液中に、C.I.ピグメントブルー15:3 25質量部を徐々に添加し、次いで、「クリアミックスWモーションCLM−0.8(エムテクニック社製)」を用いて体積基準メディアン径153nmのシアン着色剤粒子分散液を調製した。
前記「シアン着色剤粒子分散液」の調製で、C.I.ピグメントブルー15:3に代えてC.I.ピグメントレッド122を用いた他は同様の手順により、体積基準メディアン径183nmのマゼンタ着色剤粒子分散液を調製した。
前記「シアン着色剤粒子分散液」の調製で、C.I.ピグメントブルー15:3に代えてC.I.ピグメントイエロー74を用いた他は同様の手順により、体積基準メディアン径177nmのイエロー着色剤粒子分散液を調製した。
前記「シアン着色剤粒子分散液」の調製で、C.I.ピグメントブルー15:3に代えてカーボンブラック「モーガルL(キャボット社製)」を用いた他は同様の手順により、体積基準メディアン径167nmの黒色着色剤粒子分散液を調製した。
冷却管、撹拌装置及び窒素導入管を備えた反応容器に下記化合物を添加した。
229質量部
ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物
529質量部
テレフタル酸 208質量部
アジピン酸 46質量部
ジブチルスズオキサイド 2質量部
上記化合物を常圧下230℃で7時間反応させた後、反応容器を1.7kPa(約12.5mmHg)に減圧した状態でさらに5時間反応を継続させた。
冷却管、撹拌装置及び窒素導入管を備えた反応容器に下記化合物を投入した。
229質量部
ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物
529質量部
テレフタル酸 208質量部
アジピン酸 46質量部
ジブチルスズオキサイド 2質量部
上記化合物を常圧下230℃で7時間反応させた後、反応容器を1.7kPa(約12.5mmHg)に減圧した状態でさらに5時間反応を継続させた。その後、反応容器に無水トリメリット酸44質量部を添加して、常圧下180℃で3時間反応させることによりポリエステルを作製した。得られたポリエステルは、重量平均分子量が6700、数平均分子量が2300、ガラス転移温度が43℃、酸価が25mgKOH/gであった。
撹拌装置、温度センサ、冷却管を装着した反応容器に、
「ビニル系樹脂粒子分散液1」
357質量部(固形分換算)
ポリエステルアイオノマー樹脂粒子「ファインテックスES−2200(大日本インキ化学工業(株)製)分散液
63質量部(固形分換算)
イオン交換水 900質量部
シアン着色剤粒子分散液 200質量部(固形分換算)
を投入し、反応容器内の温度を30℃に保持して、5モル/リットルの水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを10に調整した。
前記「着色粒子1」の作製で使用したポリエステルアイオノマー樹脂粒子を「ファインテックスES−850(大日本インキ化学工業(株)製)」に変更した。その他は同様の手順で行うことにより、体積基準メディアン径6.43μm、平均円形度0.958の「着色粒子3」を作製した。
前記「着色粒子1」の作製で使用したポリエステルアイオノマー樹脂粒子を「ファインテックスES−801(大日本インキ化学工業(株)製)」に変更した。その他は同様の手順で行うことにより、体積基準メディアン径6.62μm、平均円形度0.968の「着色粒子4」を作製した。
前記「着色粒子1」の作製で使用したアイオノマー樹脂粒子を前述の「ポリエステルアイオノマー樹脂粒子分散液1」に変更した他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.55μm、平均円形度が0.965の「着色粒子9」を作製した。
前記「着色粒子1」の作製で使用したアイオノマー樹脂粒子を前述の「ポリエステルアイオノマー樹脂粒子分散液2」に変更した他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.45μm、平均円形度0.970の「着色粒子10」を作製した。
前記「着色粒子1」の作製で、シェル層が完全に形成された後に行う塩化ナトリウム水溶液の添加後、さらに、ヘキサメチレンジイソシアネート5質量部を添加して、その後で内温を78℃に昇温させて撹拌を1時間継続する様に変更した。その他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.38μm、平均円形度0.975の「着色粒子11」を作製した。
前記「着色粒子3」の作製で、シェル層が完全に形成された後に行う塩化ナトリウム水溶液の添加後、さらに、ヘキサメチレンジイソシアネート5質量部を添加して、その後で内温を78℃に昇温させて撹拌を1時間継続する様に変更した。その他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.40μm、平均円形度0.973の「着色粒子12」を作製した。
前記「着色粒子4」の作製で、シェル層が完全に形成された後に行う塩化ナトリウム水溶液の添加後、さらに、ヘキサメチレンジイソシアネート5質量部を添加して、その後で内温を78℃に昇温させて撹拌を1時間継続する様に変更した。その他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.42μm、平均円形度0.971の「着色粒子13」を作製した。
前記「着色粒子9」の作製で、シェル層が完全に形成された後に行う塩化ナトリウム水溶液の添加後、さらに、ヘキサメチレンジイソシアネート5質量部を添加して、その後で内温を78℃に昇温させて撹拌を1時間継続する様に変更した。その他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.45μm、平均円形度0.970の「着色粒子14」を作製した。
前記「着色粒子1」の作製で使用したポリエステルアイオノマー樹脂粒子に代えて、重量平均分子量100,000、ガラス転移温度50℃の「スチレン−ブチルアクリレート−メタクリル酸共重合体樹脂粒子(スチレン:ブチルアクリレート:メタクリル酸=66.5:25:8.5(質量比))」を使用した。その他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.53μm、平均円形度0.950の「比較用着色粒子1」を作製した。
前記「比較用着色粒子1」の作製で使用した「スチレン−ブチルアクリレート−メタクリル酸共重合体樹脂粒子」を、重量平均分子量が10,000のもの(スチレン:ブチルアクリレート:メタクリル酸の質量比は同じ)に変更した。その他は同様の手順により、体積基準メディアン径6.72μm、平均円形度0.949の「比較用着色粒子2」を作製した。
前述した「着色粒子1、3、4、9、10〜14」及び「比較用着色粒子1、2」の各々に、下記外添剤を添加して、「ヘンシェルミキサ(三井三池鉱業社製)」にて外添処理を行うことにより、「トナー1、3、4、9、10〜14」、「比較用トナー1、2」を作製した。
1質量部
疎水性酸化チタン(数平均一次粒径20nm、疎水化度64)
1質量部
なお、「ヘンシェルミキサ」による外添処理は、撹拌羽根の周速35m/秒、処理温度35℃、処理時間15分の条件の下で行った。
前記外添処理を行って作製したトナーに、フェライト粒子にスチレンアクリル樹脂で樹脂被覆してなる個数平均粒径が35μmのキャリアを添加して、トナー濃度が8%となる様に混合処理を行って、「現像剤1、3、4、9、10〜14」及び「比較用現像剤1、2」を作製した。
市販のデジタルプリンタ「bizhub Pro C500(コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)製」の定着装置を改造した評価機に前記「現像剤1、3、4、9、10〜14」、「比較用現像剤1、2」をそれぞれ搭載して、定着オフセット性能と定着率を評価した。定着装置は、定着用ヒートローラの表面温度を120℃〜210℃の範囲で5℃刻みで変化させられる様に改造されているものである。
120℃〜210℃の範囲で5℃刻みで温度変化させ、各温度下でベタ帯状画像を有するA4画像を縦送りで搬送定着させて定着オフセットによる画像汚れの発生を評価した。試料は、搬送方向に対し垂直に5mm幅のベタ帯画像と20mm幅のハーフトーン画像を有するA4画像で、これを縦送りで搬送、定着させて、低温側及び高温側で画像汚れが発生した定着温度を評価した。高温側は200℃以上で画像汚れが発生せず、かつ、低温側は150℃以下で画像汚れが発生しなかったものを合格とした。
上記「bizhub Pro C500」の改造機を用い、温度10℃、湿度10%RHの環境下でベタ画像を作製し、ベタ画像を転写した紙を定着用ヒートローラの温度を5℃刻みで120〜210℃で変化させて定着処理を行って評価を行った。評価は、作製した定着画像を折り曲げ、その後、摩擦堅牢度試験機を用いて布で画像を10回繰り返し擦り、その前後の反射濃度を「RD−918(マクベス社製)」を用いて測定し、下記式にしたがって定着率を算出した。
=〔(擦り後の反射濃度)/(擦り前の反射濃度)〕×100
上記式より算出した定着率が、実用上問題のないレベルである80%以上となる定着温度を求めて評価した。定着率80%以上が150℃以下で得られるものを合格とした。
2 帯電手段
3 像露光手段
4 現像手段
5 1次転写手段
6 クリーニング手段
10 画像形成部
50 定着手段
70 中間転写ベルト
Claims (6)
- 少なくとも着色剤と結着樹脂を含有してなるトナーであって、
前記結着樹脂が、ポリエステル分子と2価以上の金属イオンとで形成された金属架橋構造を有するポリエステルアイオノマー樹脂を含有するものであり、
前記ポリエステルアイオノマー樹脂は、多価イソシアネート化合物と反応処理されたものであることを特徴とするトナー。 - 少なくともポリエステル分子と2価以上の金属イオンとで形成された金属架橋構造を有するポリエステルアイオノマー樹脂粒子と着色剤粒子を凝集、融着させる工程を経てトナーを作製することを特徴とするトナーの製造方法。
- 少なくとも多価イソシアネート化合物との反応処理を経た前記ポリエステルアイオノマー樹脂粒子と前記着色剤粒子を凝集、融着させる工程を経てトナーを製造することを特徴とする請求項2に記載のトナーの製造方法。
- 前記ポリエステルアイオノマー樹脂粒子と着色剤粒子を凝集、融着させて得られた粒子を多価イソシアネート化合物と反応させる工程を経てトナーを製造することを特徴とする請求項2に記載のトナーの製造方法。
- 請求項1に記載のトナーを含有することを特徴とする現像剤。
- 少なくとも、
電子写真感光体表面に潜像を形成する潜像形成工程、
前記電子写真感光体表面に形成された静電潜像を現像剤担持体に担持された請求項5に記載の現像剤で現像してトナー画像を形成する現像工程、
前記トナー画像を転写体表面に転写する転写工程、
前記転写体表面に転写されたトナー画像を熱定着する定着工程を有することを特徴とする画像形成方法。
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