JP5262816B2 - 車両用走行制御装置および車両用走行制御装置の制御方法 - Google Patents

車両用走行制御装置および車両用走行制御装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、自車両が目標経路に沿って走行するように操舵系を制御する車両用走行制御装置および車両用走行制御方法に関する。
従来、この種の技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
この特許文献1に記載の技術では、自車両と他車両との運動状態を検出し、その検出結果に基づいて他車両との干渉を回避する目標経路を算出する。そして、その目標経路に沿って自車両が走行するように、自車両に操舵系を制御するようになっている。
ところで、このような操舵系を制御する制御系を構成する場合、単に、目標経路と自車両の位置との偏差を入力とし、その入力に比例して操舵系を制御する比例動作のみを行う制御系とすると、目標経路と自車両の位置とに定常偏差を生じる可能性がある。そのため、通常は、制御系として、入力の積算値に比例して制御を行う積分動作を行うものを利用する。これにより、定常偏差を低減し、自車両を目標経路に近づけることができる。
特許第3031758号
しかしながら、上記従来の技術では、目標経路と自車両の位置との定常偏差を低減できるものの、例えば、目標経路と自車両の位置とに偏差が僅かにでもあると、時間の経過に伴って制御系の出力が増大する。そのため、目標経路と自車両との偏差が僅かであっても、操舵系に大きな制御力が発生するという違和感を運転者に与える可能性があった。
本発明は、上記のような点に着目し、目標経路と自車両の位置との定常偏差を低減しつつ、操舵系に大きな制御力が発生して運転者に違和感を与えることを抑制可能とすることを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、操舵に関する入力を積算しその積算結果に比例して出力を設定する積分動作を行う制御系により、自車両が目標経路に沿って走行するように操舵系を制御するようにした。そして、目標経路と自車両の位置との偏差の絶対値が第1設定値未満である場合には、前記制御系の前記積分動作において前記入力に代えて前記入力より小さい値を積算させるようにした。
本発明によれば、例えば、目標経路と自車両の位置との偏差が第1設定値以上である場合には、制御系が積分動作を行うことで、自車両を目標経路に近づける方向に制御力を増大できる。そのため、自車両を目標経路に近づける方向に走向輪の転舵角を増大でき、目標経路と自車両の位置との定常偏差を低減できる。また、目標経路と自車両の位置との偏差が第1設定値未満である場合には、制御系の入力より小さい値を積算することで、制御系の積分動作による制御力の増大を抑制できる。そのため、目標経路と自車両の位置との偏差が小さい場合に、操舵系に大きな制御力が発生することを抑制できる。その結果、操舵系に大きな制御力が発生して運転者に違和感を与えることを抑制できる。
第1実施形態の車両用走行制御装置を装備した車両の装置構成の概念図である。 コントロールユニット19が実行する演算処理の内容を表すフローチャートである。 干渉可能性判定処理を示すフローチャートである。 支援開始判定処理を示すフローチャートである。 指令トルク演算処理の内容を表すブロック図である。 積分特性設定マップを示す図である。 第1設定値α1および第2設定値α2を説明するための図である。 アシスト特性設定マップを示す図である。 操舵角偏差Δθと追従制御トルクとの関係を示すグラフである。 コントロールユニット19が実行する演算処理の内容を表すフローチャートである。 第1設定値α1および第2設定値α2を説明するための図である。 積分特性設定マップを示す図である。 アシスト特性設定マップを示す図である。
次に、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本実施形態では、本発明を、自車両SWが障害物SMと干渉することを回避する走行制御を行う車両用走行制御装置に適用した例について説明する。障害物SMとは、自車両SWの走行の妨げとなるものである。例えば、車両や歩行者等が挙げられる。
図1は、本実施形態の車両用走行制御装置を装備した車両の装置構成の概念図である。
(構成)
図1に示すように、自車両SWは、自車両状態検出部1、環境状態検出部2、および障害物検出部3を備える。
自車両状態検出部1は、自車両SWの運動状態を検出する。自車両SWの運動状態としては、例えば、操舵角θ、操舵トルクTr、車速V、ヨーレート、加速度が挙げられる。
なお、本実施形態では、自車両SWの運動状態に左右の方向性がある場合には、右方向を正とし、左方向を負とする。また、前後の方向性がある場合には、前方向を正とし、後方向を負とする。さらに、自車両SWの運動状態以外の物理量においても、自車両SWの運動状態と同様に、左右方向および前後方向に正負を規定する。
具体的には、自車両状態検出部1は、操舵角センサ4、操舵トルクセンサ5、車輪速センサ6、ヨーレートセンサ7、およびGセンサ8を備える。
操舵角センサ4は、ステアリングホイル9の操舵角θを検出する。そして、その検出結果をパワーステアリングコントローラ16およびコントロールユニット19に出力する。操舵角センサ4としては、例えば、ステアリングシャフトに取り付けたロータリエンコーダ等を利用可能である。
操舵トルクセンサ5は、運転者が操舵系に付与する操舵トルクTrを検出する。そして、その検出結果をパワーステアリングコントローラ16およびコントロールユニット19に出力する。操舵トルクセンサ5としては、例えば、ステアリングシャフトに取り付けた圧電素子等を用いて構成したデバイスを利用可能である。
車輪速センサ6は、車輪10FL〜10RRの回転数を検出する。そして、その検出結果をコントロールユニット19に出力する。車輪速センサ6としては、例えば、各車輪10FL〜10RRに取り付けたロータリエンコーダ等を利用可能である。
ヨーレートセンサ7は、自車両SWに発生するヨーレートを検出する。そして、その検出結果をコントロールユニット19に出力する。ヨーレートセンサ7としては、例えば、水晶振動子や半導体を用いて構成したデバイスを利用可能である。
Gセンサ8は、自車両SWに発生する前後方向の加速度および横方向の加速度を検出する。そして、その検出結果をコントロールユニット19に出力する。Gセンサ8としては、例えば、圧電素子等を用いて構成したデバイスを利用可能である。
環境状態検出部2は、自車両SW周囲の環境状態を検出する。自車両SW周囲の環境状態としては、例えば、障害物SM、道路境界、白線等が挙げられる。
具体的には、環境状態検出部2は、カメラ11および画像処理ユニット12を備える。
カメラ11は、自車両SWの前方の道路状況を撮影する。そして、その撮影結果を画像処理ユニット12に出力する。
画像処理ユニット12は、カメラ11が出力する撮影結果に基づいて、自車両SW前方の情報を検出する。自車両SW前方の情報としては、例えば、障害物SM、道路境界、白線等が挙げられる。そして、その算出結果をコントロールユニット19に出力する。
障害物検出部3は、自車両SW周囲の障害物状態を検出する。障害物状態としては、例えば、障害物SMの有無、障害物SMの相対位置および相対速度等が挙げられる。
具体的には、障害物検出部3は、レーザレーダ13およびレーザレーダコントローラ14を備える。
レーザレーダ13は、自車両SWの前方にレーザを照射し、そのレーザの反射光を検出する。そして、その検出結果をレーザレーダコントローラ14に出力する。
レーザレーダコントローラ14は、レーザレーダ13が出力する検出結果に基づいて、自車両SWの前方における障害物SMの有無、障害物SMの相対位置および相対速度を算出する。そして、その算出結果をコントロールユニット19に出力する。
また、自車両SWは、パワーステアリング装置15を備える。
パワーステアリング装置15は、パワーステアリングコントローラ16およびパワーステアリングユニット17を備える。
パワーステアリングコントローラ16は、操舵角センサ4が出力する操舵角、および操舵トルクセンサ5が出力する操舵トルクに基づいて、運転者の操舵操作を支援する操舵トルクを発生させる操舵トルク指令を生成する。そして、その生成した操舵トルク指令をパワーステアリングユニット17に出力する。
また、パワーステアリングコントローラ16は、操舵角センサ4が出力する操舵角、および操舵トルクセンサ5が出力する操舵トルクに基づき、コントロールユニット19が出力する指令トルク(後述)を発生させる操舵トルク指令を生成する。そして、その生成した操舵トルク指令をパワーステアリングユニット17に出力する。
パワーステアリングユニット17は、パワーステアリングコントローラ16が出力する指令トルクに応じて、操舵系にトルクを付与する。例えば、ステアリングラックと連結したピストンを油圧で車幅方向に移動させ、ステアリングシャフトに軸周りの回転トルクを付与するパワーシリンダを利用可能である。
また、自車両SWは、ブザー18を備える。ブザー18は、コントロールユニット19が出力する警報発生指令(後述)に応じて警報音を発する。
さらに、自車両SWは、コントロールユニット19を備える。
コントロールユニット19は、自車両状態検出部1が出力する自車両の運動状態、環境状態検出部2が出力する自車両周囲の環境状態、および障害物検出部3が出力する自車両周囲の障害物状態に基づいて演算処理を行い、指令トルクを算出する。そして、その指令トルクをパワーステアリングコントローラ16に出力する。パワーステアリングコントローラ16としては、例えば、A/D変換回避、D/A変換回避、中央演算処理装置およびメモリ等から構成したマイクロプロセッサを利用可能である。
次に、コントロールユニット19が実行する演算処理を図面に基づいて説明する。
図2は、コントロールユニット19が実行する演算処理の内容を表すフローチャートである。
なお、図2の演算処理は、一定のサンプリング時間毎に繰り返し実行する。
図2に示すように、まず、そのステップS101では、自車両状態検出部1が出力する自車両の運動状態をメモリに読み込む。
続いて、ステップS102では、環境状態検出部2が出力する自車両SW周囲の環境状態をメモリに読み込む。
続いて、ステップS103では、障害物検出部3が出力する自車両SW周囲の障害物状態をメモリに読み込む。
また、これらステップS101〜S103では、自車両SWの運動状態、自車両SW周囲の環境状態、および自車両SW周囲の障害物状態を、統一した座標系上の値として算出する。上記座標系は、適当に設定することが可能である。本実施形態では、自車両SWの車体の前後方向にX軸を、そのX軸と垂直である車幅方向にY軸を設定する。また、X座標およびY座標の原点をカメラ11の取り付け位置に設定する。
上記座標系を設定することで、障害物SMの位置と速度とを(Xo、Yo)(VX、VY)といった形式で表記することができるようになる。
また、自車両SWの車速のX軸成分Vは、X軸成分Vに比べて車速のY軸成分が十分に小さいとみなせれば、非駆動輪の車輪速で近似することができる。従って、X軸向速度Vは、非駆動輪にとりつけた車速センサ6の検出値から求めることができる。
続いて、ステップS104では、自車両SWと障害物SMとの干渉の可能性の高さを判定する干渉可能性判定処理(後述)を実行する。
続いて、ステップS105では、支援開始判定処理(後述)を実行する。この支援開始判定処理では、前記ステップS104における判定結果に基づき、自車両SWが障害物SMと干渉することを回避する走行制御を開始するか否かを判定する。
続いて、ステップS106では、前記ステップS105で走行制御を開始すると判定した場合、警報を発生させる警報発生指令をブザー18に出力する。
続いて、ステップS107では、指令トルク演算処理(後述)を実行する。この指令トルク演算処理では、自車両SWと障害物SMとが干渉しない経路を自車両SWに走行させる指令トルクを算出する。そして、その算出結果をパワーステアリングコントローラ16に出力した後、この演算処理を終了する。
次に、上記ステップS104で行う干渉可能性判定処理を図面に基づいて説明する。
図3は、干渉可能性判定処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、そのステップS201では、到達時間TTCを算出する。到達時間TTCとは、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が最も高い時間である。
具体的には、到達時間TTCは、障害物位置のX成分Xo、障害物の速度のX成分VX、および自車両の車速Vに基づき、下記(1)式に従って算出する。
TTC=Xo/(VX−V) ………(1)
続いて、ステップS202では、前記ステップS201で算出した到達時間TTCに基づき、障害物SMとの干渉の可能性の高さが安全レベルであるか否かを判定する。安全レベルとは、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が低い状態である。
具体的には、到達時間TTCが第1設定時間T1より大きいか否かを判定する。第1設定時間T1とは、障害物SMとの干渉の可能性の高さが安全レベルであると判定可能な到達時間TTCの最小値である。そして、到達時間TTCが第1設定時間T1より大きいと判定した場合には(Yes)、障害物SMとの干渉の可能性の高さが安全レベルであると判定し、ステップS202に移行する。一方、第1設定時間T1以下であると判定した場合には(No)、安全レベルではないと判定し、ステップS204に移行する。
続いて、ステップS203では、障害物SMとの干渉の可能性の高さの判定結果が「安全レベル」であると判定した後、この処理を終了して復帰する。
一方、ステップS204では、前記ステップS201で算出した到達時間TTCに基づき、障害物SMとの干渉の可能性の高さが第1警戒レベルであるか否かを判定する。第1警戒レベルとは、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が高い状態である。
具体的には、前記ステップS201で算出した到達時間TTCが第2設定時間T2より大きいか否かを判定する。第2設定時間T2とは、障害物SMとの干渉の可能性の高さが第1警戒レベルであると判定可能な到達時間TTCの最小値である。そして、到達時間TTCが第2設定時間T2より大きいと判定した場合には(Yes)、障害物SMとの干渉の可能性の高さが第1警戒レベルであると判定し、ステップS202に移行する。一方、第2設定時間T2以下であると判定した場合には(No)、障害物SMとの干渉の可能性の高さが第2警戒レベルであると判定し、ステップS204に移行する。第2警戒レベルとは、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が極めて高い状態である。
続いて、ステップS203では、障害物SMとの干渉の可能性の高さの判定結果が「第1警戒レベル」であると判定した後、この処理を終了して復帰する。
一方、ステップS204では、障害物SMとの干渉の可能性の高さの判定結果が「第2警戒レベル」であると判定した後、この処理を終了して復帰する。
次に、上記ステップS105で行う支援開始判定処理を図面に基づいて説明する。
図4は、支援開始判定処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、そのステップS301では、前記ステップS104で、障害物SMとの干渉の可能性の高さの判定結果が「安全レベル」であると判定したか否かを判定する。そして、「安全レベル」であると判定した場合には(Yes)、運転支援を行う必要がないと判定し、この処理を終了して復帰する。この復帰により、ステップS101に移行する。一方、「第1警戒レベル」または「第2警戒レベル」をメモリに記憶したと判定した場合には(No)ステップS302に移行する。
続いて、ステップS302では、前記ステップS104で、障害物SMとの干渉の高さが「第1警戒レベル」であると判定したか否かを判定する。そして、「第1警戒レベル」であると判定した場合には(Yes)ステップS303に移行する。一方、「第2警戒レベル」をメモリに記憶したと判定した場合には(No)この処理を終了して復帰する。この復帰により、ステップS106に移行する。
続いて、ステップS303では、操舵角センサ4が出力する操舵角θを読み込む。
続いて、ステップS304では、前記ステップS303で読み込んだ操舵角θが設定値θ1以上であるか否かを判定する。設定値θ1とは、自車両SWと障害物SMとの干渉を回避するための回避操舵を運転者が行っていると判定可能な操舵角θの最小値である。そして、操舵角θが設定値θ1以上であると判定した場合には(Yes)、運転者が回避操舵を行っていると判定し、この処理を終了して復帰する。この復帰により、ステップS101に移行する。一方、操舵角θが設定値θ1より小さいと判定した場合には(No)、運転者が回避操舵を行っていないと判定し、この処理を終了して復帰する。この復帰により、ステップS106に移行する。
図5は、指令トルク演算処理の内容を表すブロック図である。
図5に示すように、このブロック図は、目標車両位置算出部20、第1加算器21、追従制御指令算出部22、追従制御補正部23、アシスト指令算出部24、操舵アシスト補正部25、および第2加算器26を備える。
目標車両位置算出部20は、目標経路算出部27および目標操舵角算出部28を備える。
目標経路算出部27は、自車両状態検出部1が出力する自車両SWの運動状態、環境状態検出部2が出力する自車両SW周囲の環境状態、および障害物検出部3が出力する自車両SW周囲の障害物状態に基づいて目標経路を算出する。目標経路とは、自車両SWが障害物SMと干渉することなく走行可能な経路である。そして、目標経路算出部27は、その目標経路と自車両SWの位置との偏差ΔYを、目標横位置として追従制御補正部23、操舵アシスト補正部25および目標操舵角算出部28に出力する。
目標操舵角算出部28は、自車両状態検出部1が出力する自車両の運動状態、および目標経路算出部27が出力する目標横位置に基づき、自車両SWの車両ダイナミクスを模擬した車両モデルを参照して、目標操舵角θ*を算出する。目標操舵角θ*とは、自車両SWに目標横位置を通過させることが可能な操舵角である。そして、目標車両位置算出部20は、その目標操舵角θ*を第1加算器21に出力する。
第1加算器21は、目標車両位置算出部20が出力する目標操舵角θ*から、操舵角センサ4が出力する操舵角θを減算する。そして、その減算結果を、操舵角偏差Δθとして追従制御指令算出部22に出力する。
追従制御指令算出部22は、制御系29を備える。制御系29は、操舵角偏差Δθを積算し、その積算結果に比例して追従制御指令トルクを変化させる積分動作を行う。追従制御指令トルクとは、操舵系に付与することで、操舵角偏差Δθの絶対値を低減し、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値を低減可能なトルクである。そして、制御系29は、その追従制御指令トルクを第2加算器26に出力する。制御系29としては、例えば、PID設計法や最適制御理論を用いて構成したサーボ制御系を利用可能である。
また、制御系29は、追従制御補正部23が出力する積分特性設定パラメータGI(後述)に基づいて、制御系29の積分特性を変更する。追従制御指令算出部22では、積分特性設定パラメータGIが最大値GMax(>0)である場合には、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθを積算する。また、積分特性設定パラメータGIが「0」より大きく且つ最大値GMaxより小さい範囲では、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて操舵角偏差Δθより絶対値が小さい値を積算する。積算する値は、積分特性設定パラメータGIが大きくなるにつれて、「0」から操舵角偏差Δθまで直線的に増大させる。さらに、積分特性設定パラメータGIが「0」である場合には、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて「0」を積算する。その際、操舵角偏差Δθに代えて「0」を積算する前に、それまでの積算結果を「0」に変更する。
図6は、積分特性設定マップを示す図である。
図7は、第1設定値α1および第2設定値α2を説明するための図である。
追従制御補正部23は、目標経路算出部27が出力する目標経路と自車両SWとの偏差ΔYに基づいて、積分特性設定パラメータGIを設定する。積分特性設定パラメータGIの設定は、図6に示す積分特性設定マップを参照して行う。積分特性設定マップとは、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYと、積分特性設定パラメータGIとの関係を表すマップである。積分特性設定マップでは、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1以上の範囲にある場合には、積分特性設定パラメータGIを最大値GMaxに設定する。第1設定値α1とは、図7に示すように、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が低い、目標経路を中心線とする帯状領域の幅の半分の長さである。また、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が「0」以上で且つ第2設定値α2(<α1)未満の範囲にある場合には、積分特性設定パラメータGIを「0」に設定する。さらに、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第2設定値α2以上であり且つ第1設定値α1未満の範囲にある場合には、|ΔY|が大きくなるにつれて、積分特性設定パラメータGIを「0」から最大値GMaxまで直線的に大きく設定する。
そして、このように算出した積分特性設定パラメータGIを制御系29に出力する。
すなわち、目標経路と自車両SWの位置との偏差の絶対値|ΔY|が第1設定値α1以上である場合には、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が高い。そのため、追従制御補正部23が、積分特性設定パラメータGIを最大値GMaxとすることで、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθを積算させる。これにより、制御系29の出力を増大でき、追従制御指令トルク、つまり、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値を低減させるトルクを増大することができる。その結果、自車両SWを目標経路により確実に近づけることができ、目標経路と自車両の位置との定常偏差を低減することができる。
また、目標経路と自車両SWの位置との偏差の絶対値|ΔY|が0以上で且つ第2設定値α2未満である場合には、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が低い。そのため、追従制御補正部23が、積分特性設定パラメータGIを「0」とすることで、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて「0」を積算させる。これにより、制御系29の出力の増大を抑制でき、追従制御指令トルクの増大を抑制することができる。その結果、運転者が自車両SWの操舵操作を比較的自由に行うことができる。
また、目標経路と自車両SWの位置との偏差の絶対値|ΔY|が第1設定値α1より小さく且つ第2設定値α2以上である場合には、追従制御補正部23が、|ΔY|の変化量に比例して積分特性設定パラメータGIを設定する。これにより、積分特性設定パラメータGIを「0」から最大値Gmaxの範囲で連続的に設定でき、制御系29の出力を連続的に変化させることができ、追従制御指令トルクを連続的に変化させることができる。
アシスト指令算出部24は、操舵トルクセンサ5が出力する操舵トルクに基づいて、アシストトルクを算出する。アシストトルクとは、操舵系に付加することで、運転者が操舵系に付与する操舵トルクを低減し、運転者の操舵操作を支援可能なトルクである。例えば、操舵トルクセンサ5が出力する操舵トルク、つまり、運転者が操舵系に付与する操舵トルクと同方向で且つ操舵トルクに比例した値に設定する。これにより、運転者が操舵系に付与する操舵トルクの絶対値が大きい場合には、運転者が操舵系に付与する操舵トルクの絶対値が小さい場合に比較して、アシストトルクの絶対値を大きくする。そして、アシスト指令算出部24は、その算出結果を操舵アシスト補正部25に出力する。
操舵アシスト補正部25は、補正パラメータ設定部30および乗算器31を備える。
図8は、アシスト特性設定マップを示す図である。
補正パラメータ設定部30は、目標経路算出部27が出力する目標経路と自車両SWとの偏差ΔYに基づいて、アシスト特性設定パラメータGAを設定する。アシスト特性設定パラメータGAとは、アシスト指令算出部24が出力する操舵アシストトルクTAの補正に用いるパラメータである。アシスト特性設定パラメータGAの設定は、図8に示すアシスト特性設定マップを参照して行う。アシスト特性設定マップとは、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYと、アシスト特性設定パラメータGAとの関係を表すマップである。アシスト特性設定マップでは、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1以上の範囲にある場合には、アシスト特性設定パラメータGAを「0」に設定する。また、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が「0」以上で且つ第2設定値α2未満の範囲にある場合には、アシスト特性設定パラメータGAを「1」に設定する。さらに、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1未満で且つ第2設定値α2以上の範囲にある場合には、|ΔY|が大きくなるにつれて、アシスト特性設定パラメータGAを「1」から「0」まで直線的に小さく設定する。そして、このように算出したアシスト特性設定パラメータGAを乗算器31に出力する。
図5に戻り、乗算器31は、アシスト指令算出部24が出力する操舵アシストトルクに、補正パラメータ設定部30が出力するアシスト特性設定パラメータGAを乗算する。そして、その乗算結果を、補正操舵指令トルクとして第2加算器26に出力する。
すなわち、目標経路と自車両SWの位置との偏差の絶対値|ΔY|が第1設定値α1以上である場合には、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が高い。そのため、操舵アシスト補正部25が、アシスト特性設定パラメータGAを「0」とすることで、補正操舵指令トルク、つまり、運転者の操舵操作を支援するトルクを「0」とする。これにより、操舵反力を増大でき、運転者が操舵操作を行うことを抑制することができる。
また、目標経路と自車両SWの位置との偏差の絶対値|ΔY|が0以上で且つ第2設定値α2未満である場合には、自車両SWと障害物SMとが干渉する可能性が低い。そのため、アシスト補正部25が、アシスト特性設定パラメータGAを「1」とすることで、補正操舵指令トルクを操舵アシストトルクTA、つまり、最大値に設定する。これにより、操舵反力を低減でき、運転者が自車両SWの操舵操作を比較的自由に行うことができる。
また、目標経路と自車両SWの位置との偏差の絶対値|ΔY|が第1設定値α1より小さく且つ第2設定値以上である場合には、アシスト補正部25が、|ΔY|に比例してアシスト特性設定パラメータGAを設定する。これにより、アシスト特性設定パラメータGAを連続的に設定でき、補正操舵指令トルクを連続的に変化させることができる。
これによって、追従制御指令トルク、つまり、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値を低減させるトルクが大きい場合に、補正操舵指令トルク、つまり、運転者の操舵操作を支援するトルクを小さくすることができる。また、追従制御指令トルクが小さい場合に、補正操舵指令トルクを大きくすることができる。
第2加算器26では、追従制御指令算出部22が出力する追従制御指令トルクと、乗算器31が出力する補正操舵指令トルクとを加算する。そして、その加算結果を、指令トルクとしてパワーステアリングコントローラ16に出力する。
(動作)
次に、本実施形態の動作について説明する。
まず、コントロールユニット19が、自車両状態検出部1が出力する自車両の運動状態、環境状態検出部2が出力する自車両周囲の環境状態、および障害物検出部3が出力する自車両周囲の障害物状態を読み込む(図2のステップS101〜S103)。
ここで、自車両SWの前方に障害物SMが現れたとする。そして、障害物SMと自車両SWとの距離が近く、到達時間TTCが第2設定時間T2より小さかったとする。
すると、コントロールユニット19が、障害物SMとの干渉の可能性の高さが「第2警戒レベル」であると判定し(図2のステップS104)、自車両SWが障害物SMと干渉することを回避する走行制御を開始すると判定する(図2のステップS105)。
続いて、コントロールユニット19が、警報発生指令をブザー18に出力する。これにより、ブザー18が警報音を発生する(図2のステップS106)。
続いて、図5に示すように、目標車両位置算出部20が、自車両SWの運動状態および自車両SW周囲の環境状態に基づいて目標横位置ΔYを算出し、その目標横位置ΔYに基づいて目標操舵角θ*を算出する。そして、その目標横位置ΔYを追従制御補正部23および操舵アシスト補正部25に出力し、目標操舵角θ*を第1加算器21に出力する。
続いて、第1加算器21が、その目標操舵角θ*と実際の操舵角θとの偏差を、操舵角偏差Δθとして追従制御指令算出部22に出力する。
ここで、目標横位置ΔY、つまり、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1より大きかったとする。
すると、追従制御補正部23が、積分特性設定パラメータGIを最大値GMaxに設定し、その設定結果を追従制御指令算出部22に出力する。これにより、追従制御指令算出部22の制御系29が、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθの積算を行う。そのため、制御系29の出力が増大し、追従制御指令トルクが増大する。そして、制御系29が、その増大した追従制御指令トルクを第2加算器26に出力する。
また同時に、アシスト指令算出部24が、操舵トルクTrおよび車速Vに基づいて操舵アシストトルクTAを算出し、その算出結果を乗算器31に出力する。
続いて、補正パラメータ設定部30が、アシスト特性設定パラメータGAを「0」に設定し、その設定結果を乗算器31に出力する。これにより、乗算器31が、操舵アシストトルクTAに「0」を乗算し、補正操舵指令トルクとして「0」を算出するようになる。そして、乗算器31が、その算出した補正操舵指令トルクを第2加算器26に出力する。
続いて、第2加算器26が、追従制御トルクと補正操舵指令トルクとを加算し、その加算結果を、指令トルクとしてパワーステアリングコントローラ16に出力する。
そして、図1に戻り、パワーステアリングコントローラ16が、コントロールユニット19が出力する指令トルクに応じて操舵トルク指令を生成し、その生成した操舵トルク指令をパワーステアリングユニット17に出力する。これにより、パワーステアリングユニット17が、操舵系に指令トルク、つまり、追従制御指令トルクおよび補正操舵指令トルクを足し合わせたトルクをステアリングシャフトに付与する。
このように、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθの積算を行わせることで、追従制御指令トルク、つまり、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値を低減させるトルクを増大することができる。それゆえ、自車両SWを目標経路により確実に近づけることができ、目標経路と自車両SWの位置との偏差ΔYを低減することができる。また、補正操舵指令トルク、つまり、運転者の操舵操作を支援するトルクを「0」とすることで、操舵反力を増大でき、運転者が操舵操作を行うことを抑制することができる。
ここで、上記フローを繰り返し実行するうちに、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第2設定値α2より小さくなったとする。すると、追従制御補正部23が、積分特性設定パラメータGIを「0」に設定する。これにより、制御系29が、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて「0」を積算するようになる。そのため、制御系29の出力の増大を抑制し、追従制御指令トルクの増大を抑制する。
また、補正パラメータ設定部30が、アシスト特性設定パラメータGAを「1」に設定する。これにより、乗算器31が、操舵アシストトルクTAに「1」を乗算し、補正操舵指令トルクとして操舵アシストトルクTAを算出するようになる。
このように、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて「0」を積算させることで、追従制御指令トルクの増大を抑制することができる。また、補正操舵指令トルクを「1」とすることで、補正操舵指令トルクを操舵アシストトルクTA、つまり、最大値に設定することができる。それゆえ、操舵反力を低減でき、自車両SWを目標経路から僅かにずらして走向させる等、運転者が操舵操作を比較的自由に行うことができる。
ここで、上記フローを繰り返し実行するうちに、自車両SWが目標経路から遠ざかる方向に運転者が操舵操作を行い、目標経路と自車両SWの位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が、第2設定値α2以上で且つ第1設定値α1未満になったとする。すると、追従制御補正部23が、|ΔY|が大きいほど積分特性設定パラメータGIを大きく設定し、その設定結果を追従制御指令算出部22に出力する。これにより、制御系29が、|ΔY|が大きいほど、制御系29の積分動作において積算する値が増大するようになる。そのため、制御系29の出力が増大し、追従制御指令トルクが増大する。
また、補正パラメータ設定部30が、|ΔY|が大きいほど、アシスト特性設定パラメータGAを小さく設定する。これにより、乗算器31が、|ΔY|が大きいほど、操舵アシストトルクTAに小さい値を乗算し、補正操舵指令トルクを低減するようになる。
このように、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が大きいほど、追従制御指令トルクを増大し、補正操舵指令トルクを小さくすることで、操舵反力を増大することができる。そのため、|ΔY|が小さくなったことを運転者に気づかせることができる。それゆえ、制御系29の積分動作によるトルクの増大を抑制しても、目標経路と自車両SWとの位置関係を運転者がより容易に把握することができる。
次に、本実施形態の車両用走行制御装置の効果を検証した実験について説明する。
この実験では、本実施形態の車両用走行制御装置を装備した車両を走行させた。そして、自車両SWの走行中に、操舵角偏差Δθおよび追従制御指令トルクを測定した。
図9は、操舵角偏差Δθと追従制御トルクとの関係を示すグラフである。
このグラフより、本実験では、操舵角偏差Δθに対する、追従制御指令トルクのばらつきを1.7Nm以下に抑制できることが確認できた。そのため、操舵系に大きな制御力が発生することを抑制でき、運転者に違和感を与えることを抑制できることが確認できた。
ちなみに、制御系29の積分動作において常に操舵角偏差Δθを積分する方法では、操舵角偏差Δθに対する、追従制御指令トルクのばらつきは8.0Nmになった。
本実施形態では、図1のコントロールユニット19、並びに図5の目標車両位置算出部20および目標経路算出部27が目標経路設定手段を構成する。以下同様に、図1の自車両状態検出部1が運動状態検出手段を構成する。また、図1のパワーステアリング装置15およびコントロールユニット19、並びに図5の第1加算器21、追従制御指令算出部22、追従制御補正部23、目標操舵角算出部28および制御系29が操舵制御手段を構成する。さらに、図1のパワーステアリング装置15、コントロールユニット19、並びに図5アシスト指令算出部24、操舵アシスト補正部25、補正パラメータ設定部30および乗算器31がアシストトルク付与手段を構成する。さらに、図1の操舵トルクセンサ5が操舵トルク検出手段を構成する。また、図1の操舵角センサ4が操舵角検出手段を構成する。また、図1の車輪速センサ6が走行速度検出手段を検出する。
(本実施形態の効果)
(1)本実施形態では、操舵制御手段が、操舵に関する入力を積算しその積算結果に比例して出力を設定する積分動作を行う制御系により、自車両が目標経路に沿って走行するように操舵系を制御するようにした。そして、制御系が、目標経路と自車両の位置との偏差の絶対値が第1設定値未満である場合には、前記制御系の前記積分動作において前記入力に代えて前記入力より小さい値を積算させるようにした。
そのため、目標経路と自車両の位置との偏差が第1設定値以上である場合には、制御系が積分動作を行うことで、自車両を目標経路に近づける方向に制御力を増大できる。それゆえ、自車両を目標経路に近づける方向に走向輪の転舵角を増大でき、目標経路と自車両の位置との定常偏差を低減できる。また、目標経路と自車両の位置との偏差が第1設定値未満である場合には、制御系の入力より小さい値を積算することで、制御系の積分動作による制御力の増大を抑制できる。それゆえ、目標経路と自車両の位置との偏差が小さい場合に、操舵系に大きな制御力が発生することを抑制できる。その結果、操舵系に大きな制御力が発生して運転者に違和感を与えることを抑制できる。
(2)操舵制御手段が、目標経路と自車両の位置との偏差の絶対値が前記第1設定値より小さい第2設定値未満である場合には、「0」を積算するようにした。
そのため、目標経路と自車両の位置との偏差が第2設定値未満である場合には、「0」を積算することで、制御系の積分動作による制御力の増大をより確実に抑制できる。それゆえ、目標経路と自車両の位置との偏差が小さい場合に、操舵系に大きな制御力が発生して運転者に違和感を与えることをより確実に抑制することができる。
(3)アシストトルク付与手段が、目標経路と自車両の位置との偏差が大きい場合には、前記偏差の絶対値が小さい場合に比較して、アシストトルクを小さくする。
そのため、目標経路と自車両の位置との偏差が大きい場合には、アシストトルクが小さくなることで、操舵反力が増大し、偏差が小さくなったことを運転者に気づかせることができる。それゆえ、制御系の積分動作による制御力の増大を抑制しても、目標経路と自車両との位置関係を運転者がより容易に把握することができる。
(4)アシストトルク付与手段が、操舵制御手段が操舵系に付与する制御力が小さい場合には、操舵制御手段が操舵系に付与する制御力が大きい場合と比較して、アシストトルクの絶対値を大きくするようにした。
そのため、目標経路と自車両の位置との偏差が小さい場合には、操舵制御手段が操舵系に付与する制御力が低減することに加え、アシストトルクが大きくなる。そのため、操舵反力を低減でき、運転者が自車両の操舵操作を比較的自由に行うことができる。
(5)アシストトルク付与手段が、運転者が操舵系に付与する操舵トルクの絶対値が大きい場合には、運転者が操舵系に付与する操舵トルクが小さい場合に比較して、アシストトルクの絶対値を大きくするようにした。
そのため、運転者が操舵系に付与する操舵トルクに応じたアシストトルクを付与でき、運転者の操舵意思を考慮した制御支援を行うことができる。
(6)操舵制御手段が、目標経路と自車両の運動状態とに基づいて目標操舵角を算出し、その目標操舵角と自車両の操舵角との偏差を前記制御系に入力するようにした。
そのため、目標操舵角と自車両の操舵角との偏差に基づいて操舵系を制御することができ、運転者の操舵感覚に近い制御支援を行うことができる。
(応用例)
(1)なお、本実施形態では、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が設定値α2未満である場合には、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて「0」を積算する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が設定値α2未満である場合でも、|ΔY|の増加傾向によって、制御系29の積分特性を変更する構成を採用することもできる。
具体的には、追従制御補正部23が、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第2設定値α2未満である場合には、|ΔY|が増加傾向にあるか否かを判定する。そして、|ΔY|が増加傾向にあると判定した場合には、積分特性設定パラメータGIとして「0」より大きく且つGMaxより小さい値を設定する。一方、|ΔY|が減少傾向にあると判定した場合には、積分特性設定パラメータGIとして「0」を設定する。
これにより、目標経路と自車両の位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が増加傾向にある場合には、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて操舵角偏差Δθより小さく且つ「0」より大きい値を積算する。一方、|ΔY|が減少傾向にある場合に、制御系29の積分動作において操舵角偏差Δθに代えて「0」を積算する。
このように、本応用例では、制御系が、目標経路と自車両の位置との偏差が第1設定値より小さい第2設定値未満である場合には、前記偏差が増加傾向にある場合には、制御系の前記積分動作において当該制御系への入力に代えて前記入力より小さく且つ「0」より大きい値を積算し、前記偏差が減少傾向にある場合には、前記制御系の前記積分動作において前記入力に代えて「0」を積算するようにした。
そのため、例えば、目標経路と自車両の位置との偏差が第2設定値未満である場合には、偏差の増大傾向ある場合に「0」より大きい値を積算することで、制御系の積分動作による制御力、つまり、目標経路と自車両の位置との偏差を低減させる制御力を増大できる。それゆえ、自車両が目標経路から遠ざかる方向への操舵操作を抑制することができ、また、自車両が目標経路に近づく方向への操舵操作を比較的容易に行うことができる。したがって、自車両の目標経路への追従性を考慮した制御支援を行うことができる。
(2)また、自車両SWの車速Vが大きい場合には、自車両SWの車速Vが小さい場合と比較して、操舵アシストトルクTAの絶対値を小さくする構成を採用することもできる。
具体的には、操舵アシスト補正部25が、操舵操舵アシストトルクTAとアシスト特性設定パラメータGAとの乗算結果に、車速Vが大きいほど小さくなる正値を乗算する。そして、その乗算結果を、補正操舵指令トルクとして第2加算器26に出力する。
このように、アシストトルク付与手段は、自車両の走行速度が大きい場合には、自車両の走行速度が小さい場合と比較して、アシストトルクの絶対値を小さくした。
そのため、自車両の走行速度が大きい場合には、アシストトルクを小さくすることで、自車両の走行安定性を考慮した制御支援を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態では、本発明を、自車両SWが走行車線から逸脱することを抑制する走行制御を行う車両用走行制御装置に適用した例について説明する。
なお、前記第1実施形態と同様な構成等については、同一の符号を付して説明する。
図10は、コントロールユニット19が実行する演算処理の内容を表すフローチャートである。
図11は、第1設定値α1および第2設定値α2を説明するための図である。
本実施形態の車両の基本構成は、前記第1実施形態と同様である。ただし、図10に示すように、コントロールユニット19が実行する演算処理のステップS103〜S106を省略している。また、目標経路算出部27が、自車両SWを走行車線に沿って走行させる目標経路を算出する。目標経路としては、例えば、走行車線の車幅方向の中央位置に沿って設定した経路を利用可能である。車線幅方向の中央位置に沿った経路を用いる場合には、第1設定値α1は、図11に示すように、走行車線の幅の半分の長さとする。また、第2設定値α2は、第1実施形態と同様に、第1設定値より短く設定する。
これによって、自車両SWが走行車線の中央付近を走行している場合、つまり、目標経路と自車両SWの位置との偏差の絶対値|ΔY|が第2設定値α2未満である場合には、追従制御指令トルクの増大を抑制でき、補正操舵指令トルクを増大できる。そのため、操舵反力を低減でき、運転者が自車両SWの操舵操作を比較的自由に行うことができる。
また、自車両SWが走行車線の道路白線付近を走行している場合、つまり、|ΔY|が第2設定値α2以上で且つ第1設定値α1未満である場合には、追従制御指令トルクを徐々に増大させ、補正操舵指令トルクを徐々に減少させることができる。そのため、操舵反力を増大でき、自車両SWが走行車線から逸脱する可能性があることを報知できる。
さらに、自車両SWが走行車線から逸脱した場合、つまり、|ΔY|が第1設定値α1以上である場合には、追従制御指令トルクを増大でき、補正操舵指令トルクを「0」にすることができる。そのため、操舵反力をより増大でき、運転者が操舵操作を行うことを抑制できる。その結果、自車両SWを走行車線内に誘導する制御支援を行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について図面を参照して説明する。
なお、前記第1実施形態と同様な構成等については、同一の符号を付して説明する。
図12は、積分特性設定マップを示す図である。
図13は、アシスト特性設定マップを示す図である。
本実施形態の車両の基本構成は、前記第1実施形態と同様である。ただし、図12および図13に示すように、積分特性設定マップおよびアシスト特性設定マップが異なる。
具体的には、積分特性設定マップでは、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1以上の範囲にある場合には、積分特性設定パラメータGIを最大値GMaxに設定する。また、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1未満の範囲にある場合には、積分特性設定パラメータGIを「0」に設定する。
アシスト特性設定マップでは、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1以上の範囲にある場合には、アシスト特性設定パラメータGAを「0」に設定する。また、目標経路と自車両SWとの偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1未満の範囲にある場合には、アシスト特性設定パラメータGAを「1」に設定する。
これによって、目標経路と自車両SWの位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1未満である場合には、追従制御指令トルクの増大を抑制し、補正操舵指令トルクを増大する。また、|ΔY|が第1設定値α1以上である場合には、追従制御指令トルクを増大し、補正操舵指令トルクを「0」にする。これにより、第1設定値α1の前後で、指令トルクを不連続に設定でき、制御系29の出力を不連続に変化させることができ、追従制御指令トルクを不連続的に変化させることができる。それゆえ、目標経路と自車両SWの位置との偏差ΔYの絶対値|ΔY|が第1設定値α1より大きくなった場合には、操舵反力が急に増大する感覚を運転者に与えることができる。その結果、自車両SWが走行車線から逸脱する可能性があることを運転者により明確に報知できる。
1は自車両状態検出部(運動状態検出手段)、4は操舵角センサ(操舵角検出手段)、5は操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、6は車輪速センサ(走行速度検出手段)、15はパワーステアリング装置(操舵制御手段、アシストトルク付与手段)、19はコントロールユニット(目標経路設定手段、操舵制御手段、アシストトルク付与手段)、20は目標車両位置算出部(目標経路設定手段)、21は第1加算器(操舵制御手段)、22は追従制御指令算出部(操舵制御手段)、23は追従制御補正部(操舵制御手段)、24はアシスト指令算出部(アシストトルク付与手段)、25は操舵アシスト補正部(アシストトルク付与手段)、27は目標経路算出部(目標経路設定手段)、28は目標操舵角算出部(操舵制御手段)、29は制御系(操舵制御手段)、30は補正パラメータ設定部(アシストトルク付与手段)、31は乗算器(アシストトルク付与手段)、第1設定値α1(第1設定値)、第2設定値α2(第2設定値)、操舵系に付与するトルク(制御力)

Claims (9)

  1. 自車両が走行する目標経路を設定する目標経路設定手段と、
    自車両の運動状態を検出する運動状態検出手段と、
    前記目標経路および前記自車両の運動状態に基づいて、自車両が当該目標経路に沿って走行するように操舵系を制御する操舵制御手段と、を備え、
    前記操舵制御手段は、操舵に関する入力を積算し、その積算結果に比例して前記操舵系への出力を設定する積分動作を行う制御系を有し、
    前記制御系は、前記目標経路と自車両の位置との偏差の絶対値が第1設定値未満である場合には、前記制御系の前記積分動作において前記入力に代えて前記入力より小さい値を積算することを特徴とする車両用走行制御装置。
  2. 前記制御系は、前記偏差の絶対値が前記第1設定値より小さい第2設定値未満である場合には、前記積分動作において前記入力に代えて「0」を積算することを特徴とする請求項1に記載の車両用走行制御装置。
  3. 前記制御系は、前記偏差の絶対値が前記第1設定値より小さい第2設定値未満である場合には、前記偏差の絶対値が増加傾向にある場合に、前記制御系の前記積分動作において前記入力に代えて前記入力より小さく且つ「0」より大きい値を積算し、前記偏差の絶対値が減少傾向にある場合に、前記制御系の前記積分動作において前記入力に代えて「0」を積算することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用走行制御装置。
  4. 前記操舵系にアシストトルクを付与するアシストトルク付与手段を備え、
    前記アシストトルク付与手段は、前記偏差の絶対値が大きい場合には、前記偏差の絶対値が小さい場合に比較して、前記アシストトルクの絶対値を小さくすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用走行制御装置。
  5. 前記操舵系にアシストトルクを付与するアシストトルク付与手段を備え、
    前記アシストトルク付与手段は、前記操舵制御手段が前記操舵系に付与する制御力が小さい場合には、前記操舵制御手段が前記操舵系に付与する制御力が大きい場合と比較して、前記アシストトルクの絶対値を大きくすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用走行制御装置。
  6. 自車両の走行速度を検出する走行速度検出手段と、
    前記操舵系にアシストトルクを付与するアシストトルク付与手段と、を備え、
    前記アシストトルク付与手段は、前記自車両の走行速度が大きい場合には、前記自車両の走行速度が小さい場合と比較して、前記アシストトルクの絶対値を小さくすることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用走行制御装置。
  7. 運転者が操舵系に付与する操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    前記操舵系にアシストトルクを付与するアシストトルク付与手段と、を備え、
    前記アシストトルク付与手段は、前記運転者が操舵系に付与する操舵トルクの絶対値が大きい場合には、前記運転者が操舵系に付与する操舵トルクの絶対値が小さい場合に比較して、前記アシストトルクの絶対値を大きくすることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用走行制御装置。
  8. 自車両の操舵角を検出する操舵角検出手段を備え、
    前記操舵制御手段は、前記目標経路と前記自車両の運動状態とに基づいて目標操舵角を算出し、その目標操舵角と前記自車両の操舵角との偏差を前記制御系に入力することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用走行制御装置。
  9. 操舵に関する入力を積算しその積算結果に比例して出力を設定する積分動作を行う制御系により、自車両が目標経路に沿って走行するように操舵系を制御する車両用走行制御装置の制御方法であって、
    前記目標経路と自車両の位置との偏差の絶対値が第1設定値未満である場合には、前記制御系の前記積分動作において前記入力に代えて前記入力より小さい値を積算させることを特徴とする車両用走行制御装置の制御方法。
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