JP5262770B2 - Icタグ及びicタグの製造方法 - Google Patents

Icタグ及びicタグの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5262770B2
JP5262770B2 JP2009020988A JP2009020988A JP5262770B2 JP 5262770 B2 JP5262770 B2 JP 5262770B2 JP 2009020988 A JP2009020988 A JP 2009020988A JP 2009020988 A JP2009020988 A JP 2009020988A JP 5262770 B2 JP5262770 B2 JP 5262770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
inlet
primary
gate
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009020988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010176593A (ja
Inventor
晋一 岡田
荒木  登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2009020988A priority Critical patent/JP5262770B2/ja
Publication of JP2010176593A publication Critical patent/JP2010176593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5262770B2 publication Critical patent/JP5262770B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、非接触で外部機器と通信可能なICタグ及びICタグの製造方法に関するものである。
ICタグやICカードは、RFID(Radio Frequency Identification)とも称され、個体の識別が可能な情報を保持するICチップを備え、専用の読み取り機を用いて、無線通信により非接触での情報の読み取りが可能となっている。例えば、ICタグは、小型であり、単体毎の認識が可能であることから、近年では、製品等の工場での工程管理や、流通情報の管理等、多岐にわたる分野において利用されている。そのため、ICタグ及びICタグに使用されるインレット等は、その用途に応じて、さらなる小型化が図られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ICタグは、使用される用途よっては高温や低温、高湿等の厳しい環境に置かれたり、外部から衝撃等を受けたりする場合がある。そのため、ICタグには、インサート成形等によりアンテナやICチップ等を樹脂によって外装し、これらを保護する形態となっているものがある。
従来、このようにICタグをインサート成形等により成形する場合、ICチップ及びICチップに接続されたアンテナ等、又は、これらを備えるインレットを配置する凹部(ポケット)を設けた一次成形品を作成し、凹部にインレット等を配置又は固定し、二次成形を行い封止するという方法が用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−102348号公報 特開2005−332116号公報
上述のように、一次成形品を作成してインレット等を配置する場合、一次成形品を射出成形等によって成形すると、一次成形用の金型のゲートに対応する部分には、バリ等による凹凸が発生する。この凹凸が、一次成形品のインレットを配置する面上に存在していると、二次成形時に付与される圧力等によってインレットが破損して歩留りが低下したり、ICタグとしての信頼性が低下したりする場合がある。
特に、特許文献1に示すような、アンテナ部を形成した絶縁基板を積層した多層基板タイプのインレットを用いてICタグの小型化を図る場合には、ICタグに対するインレットの面積が比較的大きく、また、ICタグ、インレットともに小型であるため、ゲートに起因した凹凸が、ICタグの信頼性等に与える影響は大きい。
本発明の課題は、小型であり、かつ、信頼性及び歩留りの高いICタグ及びICタグの製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、少なくとも1枚の絶縁基板と、外部機器と非接触で通信可能であって前記絶縁基板に設けられたアンテナ部と、前記アンテナ部に接続され、前記アンテナ部を介して通信する情報を管理するICチップとを有し、略平板状であるインレット(100)と、前記インレットを底面(111a)に配置する凹部(111)を備える一次成形品(11)と、少なくとも前記凹部に充填され、前記インレットを封止する二次成形品(12)と、を備え、外部機器と非接触で通信可能なICタグ(10)であって、前記底面は、前記絶縁基板の前記アンテナ部が形成された面に平行な前記インレットの外面(100a)と接し、前記一次成形品は、この一次成形品を形成する樹脂を注入する一次成形用の金型(120)のゲート(121)に対応するゲート部(113)が、前記底面の少なくとも前記外面と接する領域以外の部分に形成され、前記底面の少なくとも前記外面と接する領域は、平面であること、を特徴とするICタグ(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のICタグにおいて、前記一次成形品(11)は、射出成形によって形成され、前記樹脂を注入する前記一次成形用金型(120)の前記ゲート(121)に対応する前記ゲート部(113)が、前記底面(111a)の少なくとも前記外面(100a)と接する領域以外の部分に形成されること、を特徴とするICタグ(10)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、前記ゲート部(113)は、前記底面(111a)に平行であって、前記底面よりも前記二次形成品(12)側となる面に設けられること、を特徴とするICタグ(10)である。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、前記ゲート部は、前記凹部を形成する面であって前記底面と直交する面に設けられること、を特徴とするICタグである。
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、前記ゲート部は、前記底面の方向と直交する面であって該ICタグの外周面となる面に設けられること、を特徴とするICタグである。
請求項6の発明は、少なくとも1枚の絶縁基板と、外部機器と非接触で通信可能であって前記絶縁基板に設けられたアンテナ部と、前記アンテナ部に接続され、前記アンテナ部を介して通信する情報を管理するICチップとを有し、略平板状であるインレット(100)と、前記インレットを底面(111a)に配置する凹部(111)を備える一次成形品(11)と、少なくとも前記凹部に充填され、前記インレットを封止する二次成形品(12)と、を備えるICタグ(10)の製造方法であって、一次成形用金型(110,120)に一次成形用樹脂を充填し、前記一次成形品を成形する一次成形工程と、前記一次成形品に前記インレットを配置する配置工程と、前記インレットを配置した前記一次成形品を二次成形用金型(210,220)内に配置し、二次成形用樹脂を前記二次成形用金型内に充填して前記二次成形品を成形する二次成形工程と、を備え、前記一次成形工程では、前記一次成形用金型の、前記底面の前記インレットが配置される領域以外の領域に対応する位置に設けられたゲート(121)から樹脂が注入されること、を特徴とするICタグの製造方法である。
請求項7の発明は、請求項6に記載のICタグの製造方法において、前記一次成形工程では、前記一次成形用金型(110,120)の、前記一次成形品(11)の前記底面(111a)に平行であって前記底面より前記二次成形品(12)側となる面に対応する位置に設けられた前記ゲート(121)から樹脂が注入されること、を特徴とするICタグの製造方法である。
請求項8の発明は、請求項6に記載のICタグの製造方法において、前記ゲートの中心線は、前記底面に平行であること、を特徴とするICタグの製造方法である。
請求項9の発明は、請求項6又は請求項8に記載のICタグの製造方法において、前記一次成形工程では、前記一次成形用金型の、前記凹部の内側であって前記底面と直交する面に対応する位置に設けられた前記ゲートから樹脂が注入されること、を特徴とするICタグの製造方法である。
請求項10の発明は、請求項6又は請求項8に記載のICタグの製造方法において、前記一次成形工程では、前記一次成形用金型の、前記ICタグの外側であって前記底面と直交する面に対応する位置に設けられた前記ゲートから樹脂が注入されること、を特徴とするICタグの製造方法である。
請求項11の発明は、請求項6から請求項10までのいずれか1項に記載のICタグの製造方法であって、前記一次成形工程及び前記二次成形工程では、射出成形が行われること、を特徴とするICタグの製造方法である
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明によるICタグは、一次成形品の凹部の底面が、絶縁基板のアンテナ部が形成された面に平行なインレットの外面と接し、底面の少なくともその外面と接する領域は、平面である。従って、二次成形時に、二次成形用樹脂を射出する際に樹脂に付与される圧力や、硬化の際に二次成形用金型に付与される底面の垂直方向の圧力に起因するICタグの破損や信頼性の低下等を防止でき、信頼性が高く歩留りのよいICタグとすることができる。
また、少なくとも1枚の絶縁基板のアンテナ部を形成したインレットを用いているので、従来のフィルム基材を用いたインレットに比べてICタグを小型化することができる。
(2)一次成形品は、射出成形によって形成され、樹脂を注入する一次成形用金型のゲートに対応するゲート部が、底面の少なくともインレットの外面と接する領域以外の部分に形成されるので、底面のインレットとの接触面にゲート部が存在しない。従って、ゲートに起因したバリや凹み等によって、二次成形時に、二次成形用樹脂を射出する際に樹脂に付与される圧力や、硬化の際に二次成形用金型に付与される底面の垂直方向の圧力に起因するICタグの破損や信頼性の低下等を防止でき、信頼性が高く歩留りのよいICタグとすることができる。
(3)ゲート部は、底面に平行であって、底面よりも二次形成品側となる面に設けられるので、底面とインレットとの間にバリや凹み等の不要な凹凸の発生を防止できる。
(4)ゲート部は、凹部を形成する面であって底面と直交する面に設けられるので、底面とインレットとの間にバリや凹み等の不要な凹凸の発生を防止できる。
(5)ゲート部は、底面の方向と直交する面であってICタグの外周面となる面に設けられるので、底面とインレットとの間にバリや凹み等の不要な凹凸の発生を防止できる。
(6)本発明によるICタグの製造方法は、一次成形品を成形する一次成形工程と、一次成形品にインレットを配置する配置工程と、インレットを配置した一次成形品を二次成形用金型内に配置し、二次成形品を成形する二次成形工程とを備え、一次成形工程では、一次成形用金型において、インレットを配置する凹部の底面とインレットとが接する予定の領域以外の領域に対応する位置に設けられたゲートから樹脂が注入されるので、底面の少なくとも外面と接する領域は、平面となる。従って、二次成形時に、二次成形用樹脂を射出する際に樹脂に付与される圧力や、硬化の際に二次成形用金型に付与される底面の垂直方向の圧力に起因するICタグの破損や信頼性の低下等を防止でき、信頼性が高く歩留りのよいICタグを製造できる。
(7)一次成形工程では、一次成形用金型の、一次成形品の底面に平行であって底面より二次成形品側となる面に対応する位置に設けられたゲートから樹脂が注入されるので、底面を平面とすることができる。
(8)ゲートの中心線は、底面に平行であるので、ゲート部が一次成形品の底面に形成されることがない。従って、インレットを配置する一次成形品の底面を平面とすることができる。
(9)一次成形工程では、一次成形用金型の、凹部の内側であって底面と直交する面に対応する位置に設けられたゲートから樹脂が注入されるので、ゲート部が一次成形品の底面に形成されることがない。従って、インレットを配置する一次成形品の底面を平面とすることができる。
(10)一次成形工程では、一次成形用金型の、ICタグの外側であって底面と直交する面に対応する位置に設けられたゲートから樹脂が注入されるので、ゲート部が一次成形品の底面に形成されることがない。従って、インレットを配置する一次成形品の底面を平面とすることができる。
(11)一次成形工程及び二次成形工程では、射出成形が行われているので、大量生産に適し、生産コストを抑えることができる。
(12)本発明によるICタグの製造方法により製造されたICタグであるので、小型化でき、歩留りが高く信頼性が高く、生産コストの低減を図ることができるICタグとすることができる。
実施形態のICタグを説明する図である。 実施形態のICタグの製造方法を説明する図である。 実施形態のICタグの製造方法を説明する図である。 一次成形用金型において一次成形品の底面に対応する位置に、ゲートが設けられる場合を示す図である。 変形形態の一次成形品及びインレットを示す図である。 ゲート部の位置の変形形態を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
(実施形態)
図1は、実施形態のICタグを説明する図である。
本実施形態のICタグ10は、内部にICチップとアンテナ部とを備え、外部機器(例えば、リーダライタ)と、非接触で通信可能なRFIDである。本実施形態のICタグ10は、直方体形状であり(図1(a)参照)、その厚み方向から見た平面形状は略正方形状である(図1(b)参照)。
このICタグ10は、その平面形状が略矩形であって、その寸法が10mm×10mm〜20mm×20mm程度であり、ICタグとして、従来のカード型等のものに比べて非常に小型である。本実施形態のICタグ10は、その平面形状が約10mm×10mm、全体の厚みが約3.8mmとなっている。
図1(c)は、図1(b)に示す矢印S1−S1で切断したICタグ10の断面を示している。
図1(c)に示すように、ICタグ10は、一次成形品11と、二次成形品12とを備え、一次成形品11と二次成形品12との間にインレット100を内包し、一体に成形された形態となっている。
インレット100は、略矩形の平板状であり、不図示のICチップと、不図示のアンテナ部が表面に形成された不図示の絶縁基板を複数積層した多層基板と、アンテナ部に接続されたICチップ等とを備える、例えば、特開2007−213514号公報に開示されるような多層基板型のインレットであり、その表面は耐熱性を有するエポキシ樹脂やシリコーン等の半導体用封止材によって封止され、アンテナ部及びICチップが被覆されている。
アンテナ部は、外部機器と非接触で通信可能であり、絶縁基板の表面に形成されている。また、ICチップは、このアンテナ部に接続され、アンテナ部を介して外部機器と通信する情報を管理する機能を有する。
インレット100は、その平面形状が略矩形であって、その寸法が5mm×5mm〜15mm×15mm程度であり、従来のカードタイプやスティックタイプのインレット等に比べて非常に小型である。本実施形態のインレット100は、その平面形状が約5.5mm×5.5mmの略矩形であり、厚さが0.8mmの略平板状ものを用いている。
また、本実施形態では、インレット100に用いられる絶縁基板は、その平面形状が約5.5mm×5.5mmの略矩形状であり、多層基板の表面に配置されたICチップは、平面形状が約2.0mm×2.0mmであり、絶縁基板(すなわち、インレット)の平面形状の面積に比して大きい面積を占めている。ICチップとしては、平面形状が約0.4mm×0.4mm〜約2.0mm×2.0mm程度の範囲内で、その特性等に応じて、適宜選択して使用できる。
なお、本実施形態のインレット100は、平面形状が略矩形のものを用いたが、これに限らず、例えば略円形等の形状のもの等を適宜選択して使用してよい。また、本実施形態では、アンテナ部が形成された絶縁基板が複数積層された多層基板型のインレットである例を示したが、所望する周波数に応じて、絶縁基板は1枚でもよい。さらに、インレット100は、ICチップが、積層された絶縁基板間に配置されたものを用いてもよい。
一次成形品11は、凹部111と、凹部111を囲む縁部112(112a,112b)と、一次成形品11を成形する一次成形用金型に設けられた樹脂が注入されるゲートに対応するゲート部113とを備えた樹脂成形品である。本実施形態の一次成形品11は、平面形状が略矩形状の略直方体形状であり、二次成形品12側の面の中央部に、インレット100を配置する略矩形の溝である凹部111が形成されている。
凹部111は、インレット100を配置する底面111aを有している。また、底面111aは、平面状であり、底面111aには、ゲート部113は存在していない。
この底面111aには、インレット100の絶縁基板上のアンテナが形成されている面に平行なインレット100の外面(外側の表面)である面100aが接する形で、インレット100が配置される。底面111aは、この面100aに比べ、その平面形状の面積が若干大きく、インレット100を容易に凹部111に配置することができる。なお、底面111aの平面形状は、インレット100の面100aの形状に合わせた形状としてもよく、インレット100の面100aが円形であれば、底面111aも円形とする等してもよい。
縁部112は、凹部111の周囲を囲む部分である。本実施形態では、縁部112(112a,112b)は、凹部111を囲む4辺に形成されており、そのうちの1辺を形成する縁部112aは、他の縁部112bよりも厚み(図1(c)の断面での底面111aに平行な方向における寸法)が厚く形成されているが、同じ厚みとしてもよい。
なお、本実施形態では、凹部111を囲む4辺に縁部112が形成される例を示したが、これに限らず、例えば、縁部112は、3辺のみ、又は、2辺のみに形成される形態とし、インレット100の角部と縁部112が形成する角部分とを合せる等により、インレット100の位置決めを可能とし、凹部111の底面111aに配置する形態としてもよい。
ゲート部113は、縁部112aの二次成形品12側となる端面の一部に設けられている。ゲート部113は、一次成形品を射出成形によって成形する際に用いる一次成形用金型に設けられたゲート(樹脂の注入口)に対応する部分である(図2参照)。
本実施形態では、後述の図2に示すように、一次成形用金型120には、ゲート121による突起(バリ)の発生及びバリによる影響を防ぐ目的で、ゲート121の射出口の周囲にゲート逃げ部121aという凸形状が形成されているため、ゲート部113は、後述の図2(d)に示すように、ゲート逃げ部121aの形状に応じて凹み113aを有し、凹み113aの中央には、ゲート121の射出口に対応した位置にバリ113bを有している。
一次成形品11は、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)を用いて射出成形することにより形成されている。なお、本実施形態では、一次成形品11に用いる樹脂として、PPSを例示したが、これに限らず、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS)や、ポリプロピレン樹脂(PP)、PEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)、ポリカーボネート樹脂(PC)等、使用する環境や望まれる特性等に応じて、適宜熱可塑性樹脂を選択して使用できる。また、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等、射出成形可能な熱硬化性樹脂を用いてもよい。一次成形品11の製造方法に関する詳細は、後述する。
二次成形品12は、インレット100が配置された凹部111を充填してインレット100を封止するように成形された樹脂成形品である。二次成形品12は、一次成形品11と同様の樹脂(本実施形態では、PPS)を用いて射出成形により形成されている。本実施形態のICタグ10は、インレット100が配置された一次成形品11を二次成形品によりインサート成形することにより、形成されている。
なお、本実施形態では、一次成形品11と二次成形品12とは、同様の樹脂によって形成される例を示したが、一次成形品11と二次成形品12とが異なる樹脂によって形成されるものとしてもよい。
図2,3は、ICタグ10の製造方法を説明する図である。図2は、一次成形品が完成するまで(一次成形工程)を示し、図3は、二次成形を行い、ICタグとして完成するまで(配置工程、二次成形工程)を示す。なお、図3において、理解を容易にするために、二次成形用金型のゲートは図示していない。
まず、一次成形品11の製造方法(一次成形工程)について説明する。
一次成形品11を成形するための一次成形用金型110,120を用意する。一次成形用金型120には、一次成形品11の縁部112aの二次成形品12側となる端面に対応する位置に、樹脂R1を注入するためのゲート121が形成されている(図2(a)参照)。
一次成形用金型110,120を組み合わせ、一次成形品11を形成する樹脂R1(本実施形態ではPPS)を、所定の温度まで加熱し、所定の圧力をかけて、所定の速度でゲート121から一次成形用金型110,120内へ射出し、一次成形用金型110,120内に充填する(図2(b)参照)。
樹脂R1を一次成形用金型110,120内に充填した後、ゲート121を塞ぎ、一次成形用金型110,120に、図2(c)中に示すように、底面111aに垂直な方向(図2(c)に示す矢印方向)に圧力をかけながら冷却する。これは、溶融状態の樹脂が冷却によって体積が若干収縮するため、収縮による変形を防ぐためである。
冷却した後、一次成形用金型110,120から離型して一次成形品11が完成する(図2(d)参照)。このとき、一次成形品11のゲート121に対応する部分には、ゲート逃げ部121aに対応する凹み113aや凹み113aの中央部に位置するバリ113bを有するゲート部113が形成されている。このバリ113bは、その高さが、凹み113aの深さに比べて低く、凹み113aからバリ113bは突出しない。また、底面111aは、平面状であり、凹みやバリは生じていない。
上述のように製造された一次成形品11の凹部111に、インレット100を配置する(配置工程)。図3(a)に示すように、インレット100は、絶縁基板のアンテナが形成されている面に平行な面100aが底面111aとその全面で接するように配置される。
次に、インレット100を配置した一次成形品11を、二次成形用金型210,220内に配置する(図3(b)参照)。そして、二次成形用金型220に設けられた不図示のゲートから、二次成形品12を形成する樹脂R2(本実施形態では、PPS)を射出する(図3(c)参照)。このとき樹脂R2は、所定の温度まで加熱され、所定の速度で圧入可能なように所定の圧力がかけられている。
二次成形用金型210,220内に樹脂を圧入して充填した後、一次成形時と同様に、ゲートを閉じて二次成形用金型210,220に圧力をかけながら冷却する。このとき、図3(d)に示すように、圧力をかける方向は、底面111aに直交する方向である。以上が、二次成形工程である。
冷却後、二次成形用金型210,220から離型し、表面処理等の後処理工程を経たのち、ICタグ10の完成品となる(図3(e)参照)。
ICタグ10は、上述のように、一次成形工程、配置工程、二次成形工程を経て製造される。
ここで、一次成形品11の製造過程において、ゲート部が底面に設けられる場合、すなわち、一次成形用金型のゲートが、凹部の底面に対応する位置に設けられている場合の問題点を説明する。
図4は、一次成形用金型720,820において、一次成形品の底面711a,811aに対応する位置に、ゲート721,821が設けられた場合を示す図である。なお、理解を容易にするために、図4(e),(f)では、二次成形用金型に設けられたゲートは省略して示している。
本実施形態のようにICタグを射出成形によって作製する場合、樹脂を均一に充填する目的から、一次成形品71,81の中央部に対応する位置に、ゲート721,821を設ける場合がある(図4(a),(b)参照)。特に、ゲート逃げ部821aを形成する場合には、ゲート逃げ部821aを含むゲート部分の径が1.0mm〜2.0mm程度必要になるため、より小型化を図ろうとすると、一次成形品において最も広い部分、すなわち、底面811aに対応する位置にゲート821が対応するように配置する(図4(b)参照)。
しかし、例えば、ゲート逃げ部を有しない通常のゲート721を設けた場合には、底面711aのゲートに対応するゲート部713には、ゲート721の射出口に起因したバリb(突起)が生じてしまう(図4(c)参照)。そのため、バリbを残したまま、一次成形品71とインレット100とを二次成形用金型910,920内に配置して二次成形を行うと、二次成形用樹脂R2を射出する際に二次成形用樹脂R2に付与されたゲート721の中心線に略平行な方向の圧力や、二次成形用樹脂R2の射出後の冷却時等に付与される底面711aに垂直な方向(図4(e)に示す矢印方向)の圧力によって、インレット100とバリbとの接点に大きな力がかかり、インレット100の絶縁基板やアンテナ部が破損したり、インレット100に不要な圧力がかかった状態で完成品となる場合がある(図4(e)参照)。また、インレット100の平面形状が約5.5mm四方であるのに対し、ICチップの平面形状が約2mm四方と比較的大きいため、バリbの当たる位置によっては、ICチップが破損する場合がある。
一方、バリbによる影響を防ぐために、一次成形用金型820にゲート逃げ部821aを形成する場合では、ゲート逃げ部821aの形状に応じた凹みhがゲート部813に形成される。この凹みhの径は、ゲート逃げ部812aの径に対応しており、1.0mm〜2.0mm程度となり、5mm角四方のインレット100に対して比較的大きいものとなる。
この凹みhを有するゲート部813上にインレット100を配置すると、凹みhと底面811aとからなる角部分とインレット100との接点に、二次成形用樹脂R2を射出する際に二次成形用樹脂R2に付与されたゲート821の中心線に略平行な方向の圧力や、二次成形用樹脂R2の射出後の冷却時等に付与される底面811aに垂直な方向(図4(f)に示す矢印方向)の圧力によって、大きな力がかかってインレット100のアンテナ部や絶縁基板が破損したり、インレット100に圧力がかかった状態で完成品となる場合がある(図4(f)参照)。また、上述のように、インレット100の平面形状に対して、ICチップの平面形状が比較的大きいため、凹みhによる角部分が当たる位置によっては、ICチップが破損する場合がある。
インレット100が破損した場合には、歩留りの低下や、生産コストの増大等を招き、インレット100に不要な圧力がかかった状態のまま製品となると、インレット100の寿命が縮まりICタグとしての信頼性が低下する。そのため、凹部711,811の底面711a,811aにゲート部713,813を設けること(すなわち、一次成形用金型720,820のゲート721,821を底面711a,811aに対応する位置に設けること)には、歩留まりや信頼性の観点から好ましくない。
また、生じたバリbを研磨等によって除去したり、凹みhを樹脂等で埋めたりする場合には、そのための製造工程が増えるという問題や、ゲート径や一次成形品自体の小ささから作業が困難であり作業時間や生産コストが増加する等の問題が発生する。
さらに、例えば、凹みhやバリbにより、一次成形品71,81とインレット100との間に空間が生じたまま、二次成形を行ってICタグを成形した場合には、ICタグが高温や低温等の環境の変化にさらされると、凹みh等により内部に残留した空気が膨張や収縮を繰り返す。
そのため、一次成形品71,81やインレット100に空気の体積変化による圧力が加わり、インレット100の破損により信頼性が低下したり、一次成形品71,81自体が破損したりする。
これに対して、本実施形態の一次成形品11は、図1〜図3に示すように、ゲート部113を縁部12aの二次成形品12側の端部に設けているので、底面111aを平面とすることができる。従って、上述のような、バリbや凹みhに起因した、二次成形用樹脂を射出する際に樹脂に付与される圧力や、二次成形時の底面111aに垂直方向に付与される圧力によるインレット100(絶縁基板、アンテナ部、ICタグ)の破損や、不要な圧力がかかった状態で製品化されることによる信頼性の低下や、内部に残留した空気の体積変化による一次成形品及びインレットの信頼性の低下を防止できる。
従って、本実施形態によれば、小型であり、歩留りや信頼性の向上等を図ることができ、生産コストの低減や、機能の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、絶縁基板を用いた多層基板型のインレット100を用いているので、従来のフィルム状の基材にアンテナ部を形成したインレットに比べて、さらなるICタグの小型化を図ることができる。また、インレット100は、基材として絶縁基板を用いているので、基材にフィルムを用いた場合に生じる二次成形時の樹脂の射出圧力や高温によるフィルムのしわや変形、アンテナ部やICチップの破損を防止できる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)実施形態において、一次成形品11は、インレット100の面100aと接する底面111aには、ゲート部が設けられない例を示したが、これに限らず、インレットがゲート径に対して十分大きい場合等、ゲート部をアンテナやICタグに影響を与えない位置で形成可能であれば、底面に形成してもよい。
図5は、変形形態の一次成形品及びインレットを示す図である。図5(a)は、一次成形品を底面の法線方向から見た図であり、図5(b)は、図5(a)に示す矢印S2−S2で切断した断面図を示している。
変形形態ICタグは、インレット200の形状及び大きさ、一次成形品21のゲート部213の位置が異なる以外は、実施形態に示したICタグ10と略同様の形態である。従って、実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
変形形態の一次成形品21は、凹部211と、縁部212と、ゲート部213とを備えた樹脂成形品であり、凹部211にインレット200を配置可能である。
インレット200は、略平板状の絶縁基板である基材201に、外部機器と非接触で通信可能なアンテナ部202と、アンテナ部202に接続され、情報を管理するICチップ203とを備え、少なくともアンテナ部202及びICチップ203は、耐熱性を有する樹脂層204により封止されている。
インレット200は、その平面形状が実施形態に示したインレット100に比べて大きく、例えば、カード状のICタグ等に利用されるインレットである。また、このインレットは、ゲート部213の径に比して十分大きく、その平面形状が20mm×10mmから100mm×100mm程度のものを適宜使用可能である。
このインレット200は、図5(a)に示すように、インレットの基材201の法線方向から見たとき、アンテナ部202やICチップ203等が設けられていない領域を有しており、一次成形品21の底面211aであって、インレット200のアンテナ部202やICチップ203とは重ならない領域に、ゲート部213が形成されている。すなわち、一次成形用のゲートは、一次成形用金型の、一次成形品21の底面211aであってインレット200のアンテナ部202やICチップ203が設けられていない領域に対応する位置に形成されている。
このような形態とすれば、二次成形時に、インレット200の基材及び一次成形品21の底面211aの法線方向にかかったとしても、インレット200のゲート部123に対応する領域にはアンテナ部202やICチップ203が存在していない。従って、二次成形時の底面211aに垂直な方向にかかる圧力によって、アンテナ部202やICチップ203を破損することがない。
また、このような形態とすれば、アンテナ部202の配置によっては、底面211aの略中央に対応する位置に、一次成形金型のゲートを設けることができるので、一次成形用の樹脂を均一に金型内に充填することが容易となる。
なお、インレット200は、基材201に絶縁基板を用いたものを示したが、これに限らず、例えば、樹脂製のフィルム状の基材を用い、耐熱性を有する樹脂製の保護層等によって両面を被覆したインレット等を用いてもよい。
(2)実施形態において、ゲート部113は、縁部112aの二次成形品12側の端面に形成される例を示したが、これに限らず、インレット100に影響を与えない位置であるならば、適宜選択してゲート部を設けてもよい。
図6は、ゲート部の位置の変形形態を示す図である。図6では、図1(c)に示す断面と同様の断面での一次成形品及びインレットを示している。なお、実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図6(a)は、ゲート部313を縁部312の外側の面、すなわち、一次成形品31の外周面に設けた例を示している。このとき、一次成形用金型のゲートの中心線は、底面311aに平行な方向である。
ICタグの外観に、ゲート部が存在しても機能上や意匠上問題がない場合は、このように、一次成形品31の外側表面となる位置に設けてもよい。このような位置に形成すれば、後述の図6(b)に示すゲート部の位置に比べて、金型の製造等が容易に行える。
図6(b)は、ゲート部413を、縁部412の凹部411側の側面に形成する例を示している。このとき、一次成形用金型のゲートの中心線は、底面411aに平行な方向である。このような位置にゲート部413を設けた場合には、ICタグの外観上にゲート部413が表出しないので、ICタグのデザイン性の向上を図ることができる。
図6(c)は、凹部511の底面511aであってインレット100と接しない領域にゲート部513を設ける例を示している。この形態とする場合、実施形態ほどの小型化は望めないが、底面511aにゲート部513を配置できるので、一次成形用金型の製造が容易になり、また、一次成形品51の成形も容易に行える。
図6(d)は、一次成形品61の外側表面であって底面611aに対応しない領域にゲート部613を設けた例を示している。このような位置であれば、二次成形時に底面611aには圧力等の影響を与えることなく、ICタグを小型化することができる。
なお、例えば、図6(d)に示す一次成形品61の底面611aに対向する外側底面61Aにゲート部を設けると、その部分の厚みが薄くなるため、二次成形時の底面611aの垂直方向に付与される圧力等によって、一次成形品61が破損する可能性があり、好ましくない。
(3)実施形態において、一次成形品11及び二次成形品12は、ともに射出成形によって成形される例を示したが、これに限らず、熱や圧力を用いる成形であるならば、本実施形態を適用することが可能である。例えば、圧縮成形や、コンパウンド成形、トランスファー成形等により、成形する場合にも本願は適用できる。
(4)実施形態において、一次成形用樹脂R1を射出するゲートは1点であり、これに対応する一次成形品11のゲート部113が1箇所形成される例を示したが、これに限らず、例えば、2点以上のゲートから一次成形用樹脂R1を圧入してもよく、これに伴い、一次成形品にゲート部が2箇所以上形成されてもよい。
このように複数のゲートから一次成形用樹脂R1を射出することにより、ショートモールド等の成形不良や、成形時のゲートからの距離に起因した一次成形品の強度の差等を防止できる。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
10 ICタグ
11 一次成形品
111 凹部
111a 底面
112 縁部
113 ゲート部
12 二次成形品
100 インレット
110,120 一次成形用金型
121 ゲート
210,220 二次成形用金型

Claims (11)

  1. 少なくとも1枚の絶縁基板と、外部機器と非接触で通信可能であって前記絶縁基板に設けられたアンテナ部と、前記アンテナ部に接続され、前記アンテナ部を介して通信する情報を管理するICチップとを有し、略平板状であるインレットと、
    前記インレットを底面に配置する凹部を備える一次成形品と、
    少なくとも前記凹部に充填され、前記インレットを封止する二次成形品と、
    を備え、外部機器と非接触で通信可能なICタグであって、
    前記底面は、前記絶縁基板の前記アンテナ部が形成された面に平行な前記インレットの外面と接し、
    前記一次成形品は、この一次成形品を形成する樹脂を注入する一次成形用の金型のゲートに対応するゲート部が、前記底面の少なくとも前記外面と接する領域以外の部分に形成され、前記底面の少なくとも前記外面と接する領域は、平面であること、
    を特徴とするICタグ。
  2. 請求項1に記載のICタグにおいて、
    前記一次成形品は、射出成形によって形成され、前記樹脂を注入する前記一次成形用の金型の前記ゲートに対応する前記ゲート部が、前記底面の少なくとも前記外面と接する領域以外の部分に形成されること、
    を特徴とするICタグ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、
    前記ゲート部は、前記底面に平行であって、前記底面よりも前記二次成形品側となる面に設けられること、
    を特徴とするICタグ。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、
    前記ゲート部は、前記凹部を形成する面であって前記底面と直交する面に設けられること、
    を特徴とするICタグ。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のICタグにおいて、
    前記ゲート部は、前記底面の方向と直交する面であって該ICタグの外周面となる面に設けられること、
    を特徴とするICタグ。
  6. 少なくとも1枚の絶縁基板と、外部機器と非接触で通信可能であって前記絶縁基板に設けられたアンテナ部と、前記アンテナ部に接続され、前記アンテナ部を介して通信する情報を管理するICチップとを有し、略平板状であるインレットと、
    前記インレットを底面に配置する凹部を備える一次成形品と、
    少なくとも前記凹部に充填され、前記インレットを封止する二次成形品と、
    を備えるICタグの製造方法であって、
    一次成形用金型に一次成形用樹脂を充填し、前記一次成形品を成形する一次成形工程と、
    前記一次成形品に前記インレットを配置する配置工程と、
    前記インレットを配置した前記一次成形品を二次成形用金型内に配置し、二次成形用樹脂を前記二次成形用金型内に充填して前記二次成形品を成形する二次成形工程と、
    を備え、
    前記一次成形工程では、前記一次成形用金型の、前記底面の前記インレットが配置される領域以外の領域に対応する位置に設けられたゲートから樹脂が注入されること、
    を特徴とするICタグの製造方法。
  7. 請求項6に記載のICタグの製造方法において、
    前記一次成形工程では、前記一次成形用金型の、前記一次成形品の前記底面に平行であって前記底面より二次成形品側となる面に対応する位置に設けられた前記ゲートから樹脂が注入されること、
    を特徴とするICタグの製造方法。
  8. 請求項6に記載のICタグの製造方法において、
    前記ゲートの中心線は、前記底面に平行であること、
    を特徴とするICタグの製造方法。
  9. 請求項6又は請求項8に記載のICタグの製造方法において、
    前記一次成形工程では、前記一次成形用金型の、前記凹部の内側であって前記底面と直交する面に対応する位置に設けられた前記ゲートから樹脂が注入されること、
    を特徴とするICタグの製造方法。
  10. 請求項6又は請求項8に記載のICタグの製造方法において、
    前記一次成形工程では、前記一次成形用金型の、前記ICタグの外側であって前記底面と直交する面に対応する位置に設けられた前記ゲートから樹脂が注入されること、
    を特徴とするICタグの製造方法。
  11. 請求項6から請求項10までのいずれか1項に記載のICタグの製造方法であって、
    前記一次成形工程及び前記二次成形工程では、射出成形が行われること、
    を特徴とするICタグの製造方法。
JP2009020988A 2009-01-30 2009-01-30 Icタグ及びicタグの製造方法 Expired - Fee Related JP5262770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020988A JP5262770B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 Icタグ及びicタグの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020988A JP5262770B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 Icタグ及びicタグの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010176593A JP2010176593A (ja) 2010-08-12
JP5262770B2 true JP5262770B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42707469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009020988A Expired - Fee Related JP5262770B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 Icタグ及びicタグの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5262770B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014046636A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Mitsubishi Pencil Co Ltd 成形部品及びその成形部品の製造方法
JP6257341B2 (ja) * 2014-01-16 2018-01-10 株式会社ミツバ ノズルおよびその製造方法並びにウォッシャノズル

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1111064A (ja) * 1997-06-26 1999-01-19 Konica Corp 認証識別用icカード及びその製造方法
JPH11296639A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Rohm Co Ltd Icカード及びその製造方法
JP2005332116A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型のicタグの製造方法および非接触型のicタグ
JP4689289B2 (ja) * 2005-02-07 2011-05-25 Necトーキン株式会社 円板状タグの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010176593A (ja) 2010-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102646209B (zh) Rfid标签、非接触馈电天线部件、制造方法及金属模
CN108292373B (zh) 用于嵌入集成电路倒装芯片的方法
US8310833B2 (en) Electronic circuit device and electronic key transceiver
CN101156163A (zh) 使用带有高质量外表面的各向同性热固粘合材料制造带有集成电子器件的高级智能卡的方法
US20050199734A1 (en) Chip card
TWI609329B (zh) 無線射頻識別裝置及其製造方法
US20150115042A1 (en) Contactless information medium, bobbin member for contactless information medium, body member for contactless information medium, and method for producing contactless information medium
JP5262770B2 (ja) Icタグ及びicタグの製造方法
JP5262803B2 (ja) Icタグ及びicタグの製造方法
KR101575497B1 (ko) 타이어 부착형 알에프아이디 태그
JP4797281B2 (ja) Icタグインレットのインサートインモールド成型法
CN111566671B (zh) Sim卡的制造方法及sim卡
TWI681467B (zh) 無線射頻識別裝置封裝系統與方法及其無線射頻識別裝置
JP2007152810A (ja) 電子タグの製造方法およびその製造方法に適した保護ケース
JP3791181B2 (ja) データキャリア及びその製造方法
CN101635291B (zh) 一种微型封装引线框架的工艺方法
JP7014189B2 (ja) Rfタグの製造方法、及びrfタグ
JP2005332116A (ja) 非接触型のicタグの製造方法および非接触型のicタグ
CN103782310A (zh) 用于制造数据载体的方法
JP7014190B2 (ja) Rfタグの製造方法、及びrfタグ
JP5547952B2 (ja) Rfidタグの製造方法、及び金型
JP2014048945A (ja) Rfidタグ、rfidタグの製造方法、金型、および、非接触給電アンテナ部品
CN211993888U (zh) 塑封成型模具
JP5687754B2 (ja) Rfidタグ
JP2024032547A (ja) Icタグ成型体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees