JP2014048945A - Rfidタグ、rfidタグの製造方法、金型、および、非接触給電アンテナ部品 - Google Patents

Rfidタグ、rfidタグの製造方法、金型、および、非接触給電アンテナ部品 Download PDF

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健司 木田
Fumihito Ishida
文仁 石田
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Abstract

【課題】アンテナ部を樹脂成形用の金型でアンテナ部を切断することで、工程を削減して生産効率を向上させたRFIDタグを提供する。
【解決手段】RFIDタグ100は、無線通信を行うRFIDタグであって、メタルストリップ10で形成されたアンテナ部10aと、メタルストリップ10の上に搭載された半導体デバイス30と、金型でメタルストリップ10をクランプした状態でメタルストリップ10の両面に射出成形され、アンテナ部10aおよび半導体デバイス30を覆う樹脂50とを有し、アンテナ部10aは、金型でメタルストリップをクランプする際に切断されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、RFIDタグ、RFIDタグの製造方法、金型、および、非接触給電アンテナ部品に関する。
プラスチック筐体内に金属アンテナや金属コイルを有する製品として代表的なものにIDタグがあり、従来から、ID情報が書き込まれたタグからリーダライタを使用し、無線通信を介して情報のやり取りを行うためのRFIDタグ(無線ICタグ)が広く用いられている。近年は、その利便性から、電池を搭載しないタイプのRFIDタグが使用されることが多い。電池を搭載しないRFIDタグは、RFIDタグ内に金属配線(コイルやアンテナ、以下、アンテナ部と略す。)を有し、リーダライタより電磁誘導方式、電波受信方式、共鳴方式によりRFID内で起電流を発生することから、タグとリーダライタとの間で電気的な通信が可能である。
特許文献1には、外形寸法精度に優れた非接触式のICカードが開示されている。本文献のICカードは、ベースシート3にアンテナ4とICモジュール5とを組み付けて得られる埋設ブランク1を有し、射出成形された外表層2内に埋設ブランク1の全体をインサート固定してアンテナ4とICモジュール5とをカード内に埋設することにより製造される。
特開2001−236480号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、外表層2は第1表層6と第2表層7とに分けて片面ずつ形成されている。このため、樹脂成形時においてベースシート3が変形しやすく、工程も複数必要となる。また、このような構成では、ICカードの面内方向における位置合わせを正確に行うことができない。このため、アンテナ4の三次元的な位置を正確に制御することは困難であり、良好な性能を確保できないおそれがある。また、アンテナの位置を正確に制御する場合にも、生産効率を考慮する必要がある。
そこで本発明は、ベースシートを不要とし、アンテナ部を樹脂成形用の金型でアンテナ部を切断することで、工程を削減して生産効率を向上させたRFIDタグ、RFIDタグの製造方法、金型、および、非接触給電アンテナ部品を提供する。
本発明の一側面としてのRFIDタグは、無線通信を行うRFIDタグであって、メタルストリップで形成されたアンテナ部と、前記メタルストリップの上に搭載された半導体デバイスと、金型で前記メタルストリップをクランプした状態で該メタルストリップの両面に射出成形され、前記アンテナ部および前記半導体デバイスを覆う樹脂とを有し、前記アンテナ部は、前記金型で前記メタルストリップをクランプする際に切断されている。
本発明の他の側面としてのRFIDタグの製造方法は、無線通信を行うRFIDタグの製造方法であって、メタルストリップでアンテナ部を形成する工程と、前記メタルストリップの上に半導体デバイスを搭載する工程と、金型で前記メタルストリップをクランプして前記アンテナ部を切断する工程と、前記金型で前記メタルストリップをクランプした状態で樹脂を射出成形して前記半導体デバイスを覆う工程とを有する。
本発明の他の側面としての金型は、RFIDタグを製造するための金型であって、アンテナ部を形成するメタルストリップを第1の面側から押さえ付ける一方金型と、前記メタルストリップを前記第1の面とは反対の第2の面側から押さえ付ける他方金型とを有し、前記一方金型および前記他方金型は、半導体デバイスを搭載した前記メタルストリップをクランプすることにより、前記アンテナ部を切断し、かつ、樹脂を射出成形するために用いられる。
本発明の他の側面としての非接触給電アンテナ部品は、起電力を発生させる非接触給電アンテナ部品であって、メタルストリップで形成されたアンテナ部と、金型で前記メタルストリップをクランプした状態で該メタルストリップの両面に射出成形され、前記アンテナ部を覆う樹脂とを有し、前記アンテナ部は、前記金型で前記メタルストリップをクランプする際に切断されている。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、アンテナ部を樹脂成形用の金型でアンテナ部を切断することで、工程を削減して生産効率を向上させたRFIDタグ、RFIDタグの製造方法、金型、および、非接触給電アンテナ部品を提供することができる。
実施例1乃至4におけるRFIDタグに用いられるメタルストリップアンテナ(樹脂成形前)の構成図である。 実施例1乃至4におけるRFIDタグに用いられるメタルストリップアンテナ(樹脂成形時)の構成図である。 実施例1において、樹脂成形時のメタルストリップアンテナの切断工程を示す図である。 実施例1乃至4において、樹脂成形工程を経た後のRFIDタグおよびメタルストリップの構成図である。 実施例2において、樹脂成形時のメタルストリップアンテナの切断工程を示す図である。 実施例3において、樹脂成形時のメタルストリップアンテナの切断工程を示す図である。 実施例4において、樹脂成形時のメタルストリップアンテナの切断工程を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本発明の実施例1におけるRFIDタグ(Radio Frequency Identification)に用いられるメタルストリップアンテナの構成について説明する。図1は、本実施例におけるRFIDタグに用いられる(樹脂成形前の)メタルストリップ10(メタルストリップアンテナ)の構成図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図を示す。
メタルストリップ10は、例えば0.15mmの厚さを有する銅系又は鉄系の金属からなり、スタンピング(プレス加工)又はエッチング加工により形成される(メタルストリップ抜き加工)。メタルストリップ10は、このメタルストリップ抜き加工により、無線通信を行うRFIDタグのアンテナとして機能するアンテナ部10a、および、アンテナ部10aを保持するための連結部10bを備えて構成される。本実施例のRFIDタグでは、メタルストリップ10を用いてアンテナ部10aが形成されるため、アンテナの断面における厚みが増し、アンテナの小型化を図ることができる。なお、図1に示されるように、本実施例のアンテナ部10aは複数の曲げ部を備えた形状を有するが、このような形状に限定されるものではない。
メタルストリップ10の所定の位置には半導体デバイス30が実装されている。半導体デバイス30は、半導体デバイスのマウント工程によりメタルストリップ10の実装部の上に実装される。半導体デバイス30は、その四隅において半田によって接続されるが、これに限定されるものではない。なお、後述の樹脂成形工程おいて、溶融温度の高い樹脂(例えば、200〜300℃)を用いると、半田の接合が破壊される可能性がある。このため、樹脂成形工程において溶解温度の高い樹脂を用いることができるように、融点の高い鉛フリー半田を用いることが望ましい。
半導体デバイス30としては、例えばICチップ(ベアチップ)を樹脂封止した半導体パッケージ(ICパッケージ)が用いられる。特に、本実施例では面実装型半導体パッケージが用いられる。半導体デバイス30として半導体パッケージを用いた場合、例えば以下の三つのメリットがある。すなわち、RFIDタグをクリーンルームで製造する必要はなく、RFIDタグの製造時における製造コストが低くなる。また、半導体デバイス30として良品のみを選択してメタルストリップ10の上に実装することができる。さらに、実装部にメッキ等の表面処理を行う必要がない。ただし本実施例はこれに限定されるものではなく、半導体デバイス30としてパッケージ化されていないベアチップを用いてもよい。ベアチップを用いた場合、フリップチップ実装又はワイヤボンディングにより実装部との電気的接続が可能である。
半導体デバイス30が実装されたメタルストリップ10は、後述のように樹脂成形されて所定の位置で切断されることにより、外形とは電気的に切り離されてRFIDタグに個片化される。図1に示される領域においては、個片化されることにより本図の場合、10個のRFIDタグが製造される。
次に、図2を参照して、メタルストリップ10の樹脂成形工程について説明する。図2は、樹脂成形時におけるメタルストリップ10の構成図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図を示す。本実施例の樹脂成形工程では、エポキシ樹脂等の樹脂50(熱硬化性樹脂)を用いて、少なくともアンテナ部10aおよび半導体デバイス30を樹脂封止する(覆う)。本実施例において、熱硬化性樹脂による樹脂成形は、ポッティング成形により行われる。ただしこれに限定されるものではなく、トランスファモールドや圧縮成形により樹脂成形を行うこともできる。
本実施例において、熱硬化性樹脂(樹脂50)としては例えばエポキシ樹脂が用いられるが、これに限定されるものではなく、フォノール系樹脂やシリコーン系樹脂等を用いてもよい。また、半導体デバイス30の全体を樹脂50で覆う代わりに、半導体デバイス30とリードとの間のみをFC接続およびアンダーフィル成形を行ってもよい。
熱硬化性樹脂に代えて熱可塑性樹脂を用いると、熱硬化性樹脂の場合よりも高い射出圧が要求される。このため、半導体デバイス30とメタルストリップ10(実装部)との間の接合破壊を防止するように留意する必要がある。また、熱可塑性樹脂は、一般的に0.3mm以下の小さな隙間に充填することは困難である。このため、半導体デバイス30とメタルストリップ10との間の半田接合部の近傍に空洞(エアだまり)が生じやすい。このような空洞が存在すると、温度変化によるエアの膨張及び収縮により半田接合部が破壊される可能性がある。一方、熱硬化性樹脂は、例えば数μmの小さな隙間にも充填可能である。このため、本実施例の成形樹脂(樹脂50)としては熱硬化性樹脂が用いられる。
ただし、半田接続部の信頼性が確保できる場合には、熱硬化性樹脂に代えて熱可塑性樹脂を用いてもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、PP樹脂(ポリプロピレン樹脂)や、弾性を有するエラストマー樹脂などが用いられる。熱可塑性樹脂を用いると、より耐性(耐衝撃性、耐候性、耐水性)に優れたRFIDタグの提供が可能である。
続いて、図3を参照して、本実施例における樹脂成形工程について説明する。図3は、樹脂成形時におけるメタルストリップ10の切断工程を示す図であり、図2中の破線の円150の領域を示している。図3(a)はメタルストリップ10の配置時、図3(b)は切断時(クランプ時)、図3(c)は樹脂成形時(メタルストリップ10の切断後)の状態をそれぞれ示している。
本実施例における樹脂成形は、一方金型60および他方金型70を備えた金型で、半導体デバイス30を実装したメタルストリップ10をクランプし、樹脂50をメタルストリップ10の両面に射出成形することにより行われる。一方金型60に設けられた凹部63および他方金型70に設けられた凹部73により、RFIDタグのパッケージ外形が形成される。
一方金型60には、可動部(第1の可動部)としてのインサート保持可動ピン62(パンチ)が設けられている。インサート保持可動ピン62は、メタルストリップ10の第1の面側に突出可能に構成されている。また、インサート保持可動ピン62の先端には、メタルストリップ10を切断するための刃68(切断手段)が設けられている。また、一方金型60には、樹脂50を射出するためのスプル(不図示)が設けられている。他方金型70には、可動部(第2の可動部)としてのインサート保持可動ピン72(ダイ)が設けられている。インサート保持可動ピン72は、メタルストリップ10の第2の面側に突出可能に構成されている。また他方金型70には、インサート保持可動ピン72の近傍に、空隙82を介して、固定ダイ78が設けられている。他方金型70に形成された空隙82の位置は、一方金型60の刃68の位置に対応している。
まず、図3(a)に示されるように、他方金型70の上にメタルストリップ10を載置する。このとき、メタルストリップ10は、他方金型70の固定ダイ78の上に連結部10bが位置するように、かつ、インサート保持可動ピン72の上にアンテナ部10aの端部が位置するように載置される。
続いて、図3(b)に示されるように、スプルが設けられた一方金型60は、メタルストリップ10の一方面側(半導体デバイス30の搭載面側)からメタルストリップ10を押さえ付ける。他方金型70は、一方面とは反対の他方面側からメタルストリップ10を押さえ付ける。そして、一方金型60と他方金型70とでメタルストリップ10を押さえ付けた状態で、一方金型60のインサート保持可動ピン62をメタルストリップ10側へ移動(突出)させる。
これにより、一方金型60の刃68は、メタルストリップ10の連結部10bの端部を切断し、刃68と対向する位置に形成された他方金型70の空隙82に挿入される。このとき、メタルストリップ10の切断部10c(切断端)は、他方金型70の空隙82側に折れ曲がる。切断部10cを他方金型70の空隙82側に折り曲げるため、一方金型60の刃68は、RFIDタグのパッケージの内側から外側に向かう方向になだらかな形状(内側に所定の曲率を有する刃形状)を有する。ただし、これに限定されるものではなく、切断部10cを空隙82側に折り曲げることができる構成であれば、他の刃形状を有していてもよい。
メタルストリップ10を切断した後、一方金型60と他方金型70とでメタルストリップ10を押さえ付けた状態(クランプ状態)で、樹脂50が、スプルが設けられた一方金型60側(一方面側)から射出成形される。ただし、図3(b)に示される状態では、メタルストリップ10を切断するため、一方金型60のインサート保持可動ピン62が他方金型70側(メタルストリップ10側)に移動(突出)している。また、メタルストリップ10のアンテナ部10aを所定の位置に保持するため、他方金型70のインサート保持可動ピン72が一方金型60側(メタルストリップ10側)に移動(突出)している。これらの突出部分は、RFIDタグのパッケージの一部を構成することになるが、この状態ではこれらの突出部分に樹脂50を充填することができない。
そこで、キャビティ内部に樹脂50の充填を開始してからある程度の量が充填されることにより、キャビティ内部におけるアンテナ部10aの位置が固定されるまで、図3(b)の状態を維持する。これにより、RFIDタグのパッケージ(樹脂50)の厚み方向(鉛直方向)におけるアンテナ部10aの位置を制御することができ、アンテナ部を適切な位置に配置させることが可能となる。
そしてアンテナ部10aの位置が固定された段階で、図3(c)に示されるように、一方金型60のインサート保持可動ピン62を引っ込めて元の位置に戻し、また、他方金型70のインサート保持可動ピン72を下側に引っ込める。これにより、凹部63、73、および、固定ダイ78の側面で形成されたキャビティの内部に樹脂50は充填される。このとき、メタルストリップ10のアンテナ部10aは、切断部10cを含めてその全てが(外部露出することなく)樹脂50により封止される。このように、アンテナ部10aが樹脂50の外部に露出しないため、静電気の影響を受けず、耐環境性を維持することができる。
本実施例において樹脂成形が完了すると、半導体デバイス30およびアンテナ部10aが樹脂50で封止されることになる。これにより、半導体デバイス30やアンテナ部10aの絶縁性が確保される。同時に、アンテナ部10a(連結部10b)がカット(切断)されてRFIDタグに個片化される。
なお、RFIDタグのアンテナは、本実施例のメタルストリップアンテナ(半導体デバイスを搭載したループアンテナ)と導電繊維などからなる導電部材(主アンテナ)とを組み合わせて構成される場合もある。このとき、導電部材(主アンテナ)とメタルストリップアンテナ(ループアンテナ)は、互いに直接的に導通接続することなく電気的に結合されることでアンテナ部を構成する。このようなRFIDタグにおいては、アンテナ部の露出により静電破壊の影響を受けやすいのはメタルストリップアンテナ(ループアンテナ)であるため、メタルストリップアンテナに対してのみ(アンテナ部の一部のみ)に本実施例を適用することができる。
このような構成により、アンテナ部10aを定位置(RFIDタグのパッケージ厚さ方向の所定の位置)に配置しつつ、アンテナ部10aの全体を覆うように(外部露出することなく)1回で樹脂封止することができる。なお、インサート保持可動ピン62、72の両方を同時に移動させる構成に限定されるものではなく、例えば、樹脂50をキャビティ内部に樹脂50の充填を開始する前にインサート保持可動ピン62のみを引っ込めて元の位置に戻してもよい。
このように本実施例では、インサート保持可動ピン62、72の少なくとも一つが突出してアンテナ部10aを保持した状態で樹脂50の射出成形を開始する。そして、樹脂50でアンテナ部10aが保持された段階で突出させていたインサート保持可動ピン62、72を引っ込めてから、樹脂50による全ての射出成形を行う。
図4は、図3の樹脂成形工程を経た後のRFIDタグ100およびメタルストリップ10の構成図である。図4(a)、(b)は、樹脂成形工程を経た後のRFIDタグ100の全体平面図、および、メタルストリップ10の平面図をそれぞれ示す。このように、本実施例によれば、樹脂成形用の金型でアンテナ部10aを切断して個片化することができる。このため、工程数を削減して生産効率を向上させたRFIDタグ、RFIDタグの製造方法、および、RFIDタグを製造するために用いられる金型を提供することが可能である。
次に、図5を参照して、本発明の実施例2におけるRFIDタグおよびその製造方法(樹脂封止工程)について説明する。図5は、本実施例において、樹脂成形時のメタルストリップ10(メタルストリップアンテナ)の切断工程を示す図であり、図2中の破線の円150の領域を示している。図5(a)はメタルストリップ10の配置時、図5(b)は切断時(クランプ時)、図5(c)は樹脂成形時(メタルストリップ10の切断後)の状態をそれぞれ示している。
本実施例における樹脂成形は、一方金型60aおよび他方金型70aを備えた金型で、半導体デバイス30を実装したメタルストリップ10をクランプし、樹脂50を射出成形することにより行われる。一方金型60aに設けられた凹部63aおよび他方金型70aに設けられた凹部73aにより、RFIDタグのパッケージ外形が形成される。
一方金型60aには、インサート保持可動ピン62a(パンチ)が設けられている。また、インサート保持可動ピン62aの先端には、メタルストリップ10を切断するための刃68a(切断手段)が設けられている。また、一方金型60aには、樹脂50を射出するためのスプル(不図示)が設けられている。他方金型70aには、インサート保持可動ピン72a(ダイ)が設けられている。また、インサート保持可動ピン72aの先端において、刃68aに対応する位置に、凹部75aが形成されている。凹部75aは、クランプ時(切断時)に刃68aが挿入されるように設けられており、実施例1の空隙82と同様の機能を有する。
まず、図5(a)に示されるように、他方金型70aの上にメタルストリップ10を載置する。続いて、図5(b)に示されるように、スプルが設けられた一方金型60aは、メタルストリップ10の一方面側(半導体デバイス30の搭載面側)からメタルストリップ10を押さえ付ける。他方金型70aは、一方面とは反対の他方面側からメタルストリップ10を押さえ付ける。そして、一方金型60aと他方金型70aとでメタルストリップ10を押さえ付けた状態で、一方金型60aのインサート保持可動ピン62aをメタルストリップ10側へ移動させる。これにより、一方金型60aの刃68aは、アンテナ部10aを切断し、刃68aと対向する位置に形成された他方金型70aの凹部75aに挿入される。このとき、メタルストリップ10の切断部10cは、他方金型70の凹部75a側に折れ曲がる。
図5(b)に示されるように、本実施例では、メタルストリップ10を切断することにより、アンテナ部10aでない部分を構成する部分が折り曲がり(切断部10c)、アンテナ部10aはフラット形状となっている。このため、一方金型60の刃68は、実施例1と異なり、RFIDタグのパッケージの外側から内側に向かう方向になだらかな形状(外側に所定の曲率を有する刃形状)を有する。本実施例の構成によれば、実施例1と比較して、アンテナ部10aに形成される折り曲げ部による通信性能への影響を確実に回避することができる。ただし、通信性能の問題がない限り、折り曲げ部がアンテナ部10aに形成されるようにしてもよい。
メタルストリップ10を切断した後、一方金型60aと他方金型70aとでメタルストリップ10を押さえ付けた状態(クランプ状態)で、樹脂50が、スプルが設けられた一方金型60側(一方面側)から射出成形される。このとき、実施例1と同様に、キャビティ内部に樹脂50の充填を開始してからある程度の量が充填されることにより、キャビティ内部におけるアンテナ部10aの位置が固定されるまで、図5(b)の状態を維持する。そしてアンテナ部10aの位置が固定された段階で、図5(c)に示されるように、一方金型60aのインサート保持可動ピン62aを引っ込めて元の位置に戻し、また、他方金型70aのインサート保持可動ピン72aを下側に引っ込める。これにより、凹部63a、73aで形成されたキャビティの内部に樹脂50は充填される。ただし本実施例は、インサート保持可動ピン62a、72aの両方を同時に移動させる構成に限定されるものではなく、例えば、樹脂50をキャビティ内部に樹脂50の充填を開始する前にインサート保持可動ピン62aのみを引っ込めて元の位置に戻してもよい。
図5(c)に示されるように、本実施例では、切断によりアンテナ部10aから分離されたメタルストリップ10の分離部(少なくともその一部)も、樹脂50で充填される。このため、実施例1と異なり、樹脂成形工程が完了した場合でも、RFIDタグとしての成形品は、個片化されることなく、メタルストリップ10と一体化している。これは、RFIDタグの通信性能の検査などを行う場合、メタルストリップ10から所定の領域を切断してアンテナ部10aを形成する必要があるが、個片化した状態よりも複数の成形品が一体化している状態のほうが容易に検査できるためである。
通信性能の検査が完了すると、パッケージ(樹脂50)から突出(露出)した余分な露出部(連結部10b)を別工程で切断し、RFIDタグが個片化される。このように、本実施例のRFIDタグは、アンテナ部10aを切断して分離されたメタルストリップ10の分離部を含めて樹脂50で覆い、分離部のうちメタルストリップ10の露出部を切断して得られる。このため、例えば個片化する前にRFIDタグの通信性能の検査が可能であり、複数のRFIDタグを個片化してから個別に検査する場合に比べて、複数のRFIDタグの検査をフレーム内に並べたまま容易にすることができる。
また本実施例では、アンテナ部10aの切断端は平面であり、メタルストリップ10の分離部の切断端は折り曲げられている。このように、アンテナ部10aの切断端はフラット(平面)であるため、折り曲げが残る場合と比較して通信性能への影響を確実に回避することができる。なお、実施例1と同様に、RFIDタグのアンテナは、本実施例のメタルストリップアンテナ(半導体デバイスを搭載したループアンテナ)と導電繊維などからなる導電部材(主アンテナ)とを組み合わせて構成される場合もある。このようなRFIDタグにおいては、アンテナ部の露出により静電破壊の影響を受けやすいのはメタルストリップアンテナ(ループアンテナ)であるため、メタルストリップアンテナに対してのみ(アンテナ部の一部のみ)に本実施例を適用することができる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例3におけるRFIDタグおよびその製造方法(樹脂封止工程)について説明する。図6は、本実施例において、樹脂成形時のメタルストリップ10(メタルストリップアンテナ)の切断工程を示す図であり、図2中の破線の円150の領域を示している。図6(a)はメタルストリップ10の配置時、図6(b)は切断時(クランプ時)、図6(c)は樹脂成形時(メタルストリップ10の切断後)の状態をそれぞれ示している。また図6(d)は、図6(c)中の領域160の平面図である。図6(d)において、10f、10gはそれぞれ、メタルストリップ10に形成された孔であり、位置合わせのために用いられる。
本実施例における樹脂成形は、一方金型60bおよび他方金型70bを備えた金型で、半導体デバイス30を実装したメタルストリップ10をクランプし、樹脂50を射出成形することにより行われる。一方金型60bに設けられた凹部63bおよび他方金型70bに設けられた凹部73bにより、RFIDタグのパッケージ外形が形成される。
一方金型60bには、インサート保持可動ピン62b(パンチ)が設けられている。インサート保持可動ピン62bの先端には、メタルストリップ10を第1の切断部で切断するための刃68b(切断手段)が設けられている。また、一方金型60bには、インサート保持可動ピン62bよりも外側(図6(a)中の右側)に、インサート保持可動ピン69b(パンチ)が設けられている。インサート保持可動ピン69bの先端には、メタルストリップ10を第2の切断部で切断するための刃65b(切断手段)が設けられている。
他方金型70bには、インサート保持可動ピン72b(ダイ)が設けられている。インサート保持可動ピン72bの先端において、刃68bに対応する位置に、凹部75bが形成されている。凹部75bは、クランプ時(切断時)に刃68bが挿入されるように設けられている。また、他方金型70bには、固定ダイ78bが設けられている。固定ダイ78bの先端において、刃65bに対応する位置に、凹部77bが形成されている。凹部77bは、クランプ時(切断時)に刃65bが挿入されるように設けられている。
まず、図6(a)に示されるように、他方金型70bの上にメタルストリップ10を載置する。続いて、図6(b)に示されるように、一方金型60bは、メタルストリップ10の一方面側(半導体デバイス30の搭載面側)からメタルストリップ10を押さえ付ける。他方金型70bは、一方面とは反対の他方面側からメタルストリップ10を押さえ付ける。そして、一方金型60bと他方金型70bとでメタルストリップ10を押さえ付けた状態で、一方金型60bのインサート保持可動ピン62b、69bをメタルストリップ10側へ移動させる。
これにより、一方金型60bの刃68bは、アンテナ部10aを切断し、刃68bと対向する位置に形成された他方金型70bの凹部75bに挿入される。このとき、メタルストリップ10の切断部10cは、他方金型70bの凹部75b側に折れ曲がる。また、一方金型60bの刃65bは、メタルストリップ10のアンテナ部10aの端部を切断し、刃65bと対向する位置に形成された他方金型70bの凹部77bに挿入される。このとき、メタルストリップ10の切断部10d(切断端)は、他方金型70bの凹部77b側に折れ曲がる。
図6(b)に示されるように、本実施例では、メタルストリップ10を切断することにより、アンテナ部10aでない部分を構成する部分が折り曲がり(切断部10c)、アンテナ部10aはフラット形状となっている。このため、実施例2と同様に、アンテナ部10aに形成される折り曲げ部による通信性能への影響を確実に回避することができる。また本実施例では、樹脂成形用の金型でアンテナ部10aを切断してRFIDタグを個片化する。このため、実施例1と同様に、工程数を削減して生産効率を向上させることができる。
メタルストリップ10を切断した後、一方金型60bと他方金型70bとでメタルストリップ10を押さえ付けた状態(クランプ状態)で、樹脂50が、スプルが設けられた一方金型60b側(一方面側)から射出成形される。このとき、実施例1と同様に、キャビティ内部に樹脂50の充填を開始してからある程度の量が充填されることにより、キャビティ内部におけるアンテナ部10aの位置が固定されるまで、図6(b)の状態を維持する。
そしてアンテナ部10aの位置が固定された段階で、図6(c)および図6(d)に示されるように、一方金型60bのインサート保持可動ピン62b、69bを引っ込めて元の位置に戻し、また、他方金型70bのインサート保持可動ピン72bを下側に引っ込める。これにより、凹部63b、73bで形成されたキャビティの内部に樹脂50は充填される。ただし本実施例は、インサート保持可動ピン62b、69b、72bの全てを同時に移動させる構成に限定されるものではなく、例えば、樹脂50をキャビティ内部に樹脂50の充填を開始する前にインサート保持可動ピン62b、69bを引っ込めて元の位置に戻してもよい。なお、本実施例において、一方金型60bにはインサート保持可動ピン69bが設けられているが、これに代えて、固定ダイを設けてもよい。
このように、メタルストリップ10は、一方金型60bおよび他方金型70bでメタルストリップ10をクランプする際に、第1の切断部および第2の切断部で切断される。樹脂50は、第1の切断部で切断されたアンテナ部10aと、第1の切断部および第2の切断部で切断されることにより分離されたメタルストリップ10の分離部とを覆う。また、アンテナ部10aの切断端は平面であり、分離部の切断端は折り曲げられている。なお、実施例1と同様に、RFIDタグのアンテナは、本実施例のメタルストリップアンテナ(半導体デバイスを搭載したループアンテナ)と導電繊維などからなる導電部材(主アンテナ)とを組み合わせて構成される場合もある。このようなRFIDタグにおいては、アンテナ部の露出により静電破壊の影響を受けやすいのはメタルストリップアンテナ(ループアンテナ)であるため、メタルストリップアンテナに対してのみ(アンテナ部の一部のみ)に本実施例を適用することができる。
本実施例によれば、アンテナ部10a(の切断端)はフラット(平面)であるため、折り曲げが残る場合と比較して通信性能への影響を確実に回避することができる。また、樹脂成形用の金型でアンテナ部10aを切断してRFIDタグを個片化するため、工程数を削減して生産効率を向上させることができる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例4におけるRFIDタグおよびその製造方法(樹脂封止工程)について説明する。図7は、本実施例において、樹脂成形時のメタルストリップ10(メタルストリップアンテナ)の切断工程を示す図であり、図2中の破線の円150の領域を示している。図7(a)はメタルストリップ10の配置時、図7(b)は切断時(クランプ時)、図7(c)は樹脂成形時(メタルストリップ10の切断後)の状態をそれぞれ示している。
本実施例における樹脂成形は、一方金型60cおよび他方金型70cを備えた金型で、半導体デバイス30を実装したメタルストリップ10をクランプし、樹脂50を射出成形することにより行われる。一方金型60cに設けられた凹部63cおよび他方金型70cに設けられた凹部73cにより、RFIDタグのパッケージ外形が形成される。
一方金型60cには、インサート保持可動ピン62c(パンチ)が設けられている。インサート保持可動ピン62cの先端には、メタルストリップ10を第1の切断部で切断するための刃68c、および、第2の切断部で切断するための刃65cが設けられている。他方金型70cには、インサート保持可動ピン72c(ダイ)が設けられている。インサート保持可動ピン72cの先端において、刃68cに対応する位置に、凹部75cが形成されている。凹部75cは、クランプ時(切断時)に刃68cが挿入されるように設けられている。また、他方金型70cには、インサート保持可動ピン72cの隣に、所定の空隙82cを介して、固定ダイ78cが設けられている。空隙82cは、刃65cに対応する位置に形成されており、クランプ時(切断時)に刃65cが挿入される。
まず、図7(a)に示されるように、他方金型70cの上にメタルストリップ10を載置する。続いて、図7(b)に示されるように、一方金型60cは、メタルストリップ10の一方面側(半導体デバイス30の搭載面側)からメタルストリップ10を押さえ付ける。他方金型70bは、一方面とは反対の他方面側からメタルストリップ10を押さえ付ける。そして、一方金型60cと他方金型70cとでメタルストリップ10を押さえ付けた状態で、一方金型60cのインサート保持可動ピン62cをメタルストリップ10側へ移動させる。
これにより、一方金型60cの刃68cは、アンテナ部10aを切断し、刃68cと対向する位置に形成された他方金型70cの凹部75cに挿入される。このとき、メタルストリップ10の切断部10cは、他方金型70cの凹部75c側に折れ曲がる。また、一方金型60cの刃65cは、メタルストリップ10のアンテナ部10aの端部を切断し、刃65cと対向する位置に設けられた空隙82cに挿入される。このとき、メタルストリップ10の切断部10e(切断端)は、他方金型70cの空隙82c側に折れ曲がる。
図7(b)に示されるように、本実施例では、メタルストリップ10を切断することにより、アンテナ部10aでない部分を構成する部分が折り曲がり(切断部10c)、アンテナ部10aはフラット形状となっている。このため、実施例2、3と同様に、アンテナ部10aに形成される折り曲げ部による通信性能への影響を確実に回避することができる。また本実施例では、樹脂成形用の金型でアンテナ部10aを切断してRFIDタグを個片化する。このため、実施例1と同様に、工程数を削減して生産効率を向上させることができる。また本実施例では、切断部10eがパッケージの内側(図7(b)中の左側)に向けて折り曲げられる。このため、実施例3と比較して、金属部(メタルストリップ10の不要な切断部分)の露出を確実に回避することができる。
メタルストリップ10を切断した後、一方金型60cと他方金型70cとでメタルストリップ10を押さえ付けた状態(クランプ状態)で、樹脂50が、スプルが設けられた一方金型60c側(一方面側)から射出成形される。このとき、キャビティ内部に樹脂50の充填を開始してからある程度の量が充填されることにより、キャビティ内部におけるアンテナ部10aの位置が固定されるまで、図7(b)の状態を維持する。
そしてアンテナ部10aの位置が固定された段階で、図7(c)に示されるように、一方金型60cのインサート保持可動ピン62cを引っ込めて元の位置に戻し、また、他方金型70cのインサート保持可動ピン72cを下側に引っ込める。これにより、凹部63c、73c、および、固定ダイ78cの側面で形成されたキャビティの内部に樹脂50は充填される。ただし本実施例は、インサート保持可動ピン62c、72cの両方を同時に移動させる構成に限定されるものではなく、例えば、樹脂50をキャビティ内部に樹脂50の充填を開始する前にインサート保持可動ピン62cを引っ込めて元の位置に戻してもよい。
本実施例によれば、アンテナ部10a(の切断端)の形状はフラット(平面)であるため、通信性能への影響を確実に回避することができる。また、樹脂成形用の金型でアンテナ部10aを切断してRFIDタグを個片化するため、工程数を削減して生産効率を向上させることができる。また、金属部(メタルストリップ10の不要な切断部分)の露出を確実に回避することができる。なお、実施例1と同様に、RFIDタグのアンテナは、本実施例のメタルストリップアンテナ(半導体デバイスを搭載したループアンテナ)と導電繊維などからなる導電部材(主アンテナ)とを組み合わせて構成される場合もある。このようなRFIDタグにおいては、アンテナ部の露出により静電破壊の影響を受けやすいのはメタルストリップアンテナ(ループアンテナ)であるため、メタルストリップアンテナに対してのみ(アンテナ部の一部のみ)に本実施例を適用することができる。
以上、本発明の実施例について具体的に説明した。ただし、本発明は上記実施例として記載された事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施例は、半導体デバイスを実装したRFIDタグについて説明したが、非接触給電アンテナ部品にも適用可能である。非接触給電アンテナ部品は、起電力を発生させるように構成され、非接点充電器などに用いられる。非接触給電アンテナ部品には、RFIDタグのように半導体デバイスは搭載されていないが、その他の基本構成はRFIDタグと同様である。
以上、各実施例によれば、アンテナ部を樹脂成形用の金型でアンテナ部を切断することで、工程を削減して生産効率を向上させたRFIDタグ、RFIDタグの製造方法、金型、および、非接触給電アンテナ部品を提供することができる。
10 メタルストリップ
10a アンテナ部
10b 連結部
30 半導体デバイス
50 樹脂
60 一方金型
70 他方金型
100 RFIDタグ

Claims (15)

  1. 無線通信を行うRFIDタグであって、
    メタルストリップで形成されたアンテナ部と、
    前記メタルストリップの上に搭載された半導体デバイスと、
    金型で前記メタルストリップをクランプした状態で該メタルストリップの両面に射出成形され、前記アンテナ部および前記半導体デバイスを覆う樹脂と、を有し、
    前記アンテナ部は、前記金型で前記メタルストリップをクランプする際に切断されている、ことを特徴とするRFIDタグ。
  2. 前記RFIDタグは、前記アンテナ部が切断されることにより個片化されることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ。
  3. 前記アンテナ部の切断端は、折り曲げられていることを特徴とする請求項1または2に記載のRFIDタグ。
  4. 前記RFIDタグは、前記アンテナ部を切断して分離された前記メタルストリップの分離部を含めて前記樹脂で覆い、該分離部のうち該メタルストリップの露出部を切断して得られたことを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ。
  5. 前記アンテナ部の切断端は平面であり、前記メタルストリップの分離部の切断端は折り曲げられていることを特徴とする請求項4に記載のRFIDタグ。
  6. 前記メタルストリップは、前記金型で前記メタルストリップをクランプする際に、第1の切断部および第2の切断部で切断され、
    前記樹脂は、前記第1の切断部で切断された前記アンテナ部と、該第1の切断部および該第2の切断部で切断されることにより分離された該メタルストリップの分離部とを覆い、
    前記アンテナ部の切断端は平面であり、前記分離部の切断端は折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載のRFIDタグ。
  7. 起電力を発生させる非接触給電アンテナ部品であって、
    メタルストリップで形成されたアンテナ部と、
    金型で前記メタルストリップをクランプした状態で該メタルストリップの両面に射出成形され、前記アンテナ部を覆う樹脂と、を有し、
    前記アンテナ部は、前記金型で前記メタルストリップをクランプする際に切断されている、ことを特徴とする非接触給電アンテナ部品。
  8. 無線通信を行うRFIDタグの製造方法であって、
    メタルストリップでアンテナ部を形成する工程と、
    前記メタルストリップの上に半導体デバイスを搭載する工程と、
    金型で前記メタルストリップをクランプして前記アンテナ部を切断する工程と、
    前記金型で前記メタルストリップをクランプした状態で樹脂を射出成形して前記半導体デバイスを覆う工程と、を有することを特徴とするRFIDタグの製造方法。
  9. 前記RFIDタグは、前記アンテナ部が切断されることにより個片化されることを特徴とする請求項8に記載のRFIDタグの製造方法。
  10. 前記アンテナ部を切断することにより、該アンテナ部の切断端は折り曲げられることを特徴とする請求項8または9に記載のRFIDタグの製造方法。
  11. 前記樹脂は、前記アンテナ部を切断して分離された前記メタルストリップの分離部を含めて覆い、
    前記分離部のうち該メタルストリップの露出部を切断することを特徴とする請求項8に記載のRFIDタグの製造方法。
  12. 前記アンテナ部の切断端は平面であり、前記メタルストリップの分離部の切断端は折り曲げられていることを特徴とする請求項11に記載のRFIDタグの製造方法。
  13. 前記メタルストリップは、前記金型で前記メタルストリップをクランプする際に、第1の切断部および第2の切断部で切断され、
    前記樹脂は、前記第1の切断部で切断された前記アンテナ部と、該第1の切断部および該第2の切断部で切断されることにより分離された該メタルストリップの分離部とを覆い、
    前記アンテナ部の切断端は平面であり、前記分離部の切断端は折り曲げられていることを特徴とする請求項8に記載のRFIDタグの製造方法。
  14. RFIDタグを製造するための金型であって、
    アンテナ部を形成するメタルストリップを第1の面側から押さえ付ける一方金型と、
    前記メタルストリップを前記第1の面とは反対の第2の面側から押さえ付ける他方金型と、を有し、
    前記一方金型および前記他方金型は、半導体デバイスを搭載した前記メタルストリップをクランプすることにより前記アンテナ部を切断し、かつ樹脂を射出成形するように構成されている、ことを特徴とする金型。
  15. 前記一方金型は、前記メタルストリップの前記第1の面側に突出可能な第1の可動部を有し、
    前記他方金型は、前記メタルストリップの前記第2の面側に突出可能な第2の可動部を有し、
    前記第1の可動部および前記第2の可動部が突出することにより前記アンテナ部は切断され、
    前記第1の可動部および前記第2の可動部の少なくとも一つが突出して前記アンテナ部を保持した状態で前記樹脂の射出成形を開始し、
    前記樹脂で前記アンテナ部が保持された段階で前記第1の可動部および前記第2の可動部の前記少なくとも一つを引っ込めてから、該樹脂による全ての射出成形を行う、ことを特徴とする請求項14に記載の金型。
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