JP5262213B2 - 情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法 - Google Patents

情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法 Download PDF

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    • G01R31/3647Constructional arrangements for determining the ability of a battery to perform a critical function, e.g. cranking

Description

本発明は、情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法に関し、特にバッテリ残量の減少に伴いメモリに記憶されているデータを退避させる情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法に関する。
バッテリによって駆動するノートパソコンなどの情報処理装置では、使用によりバッテリ残量が残り少なくなった場合に、メモリに記憶されているデータを保護するために、データをHDD(Hard Disk Drive)などの非揮発性の記憶媒体に書き込むことによってデータを退避させるものがある。
これに関し、情報処理装置の通常動作時に各ジョブ機能における消費電力を記録し、バッテリ残量が少ないときに残量に応じて動作を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、装置が動作しているときの消費電力を記録し、記録データに基づいて負荷をかけることにより、実使用に応じたバッテリの容量を測定する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−119916号公報 特開2001−282400号公報
ここで、バッテリ残量がどの程度の時にHDDへのデータの退避を行うかという問題がある。このデータ退避の実行中にもいくらかの電力量を必要とするので、バッテリ残量が少なすぎれば完了前にバッテリ切れになり、メモリに記憶されているデータが失われてしまう。
これまでは、バッテリ残量に適当な余裕を持たせて、例えば「バッテリ残量が5パーセントのところでデータ退避を行う」というように、あらかじめ設定しておくのが一般的であった。
しかし、この「HDDへの退避動作に要する電力量」、つまり「データ退避の契機とするべきバッテリ残量」は、機種ごと、個体ごとに異なる場合もある。これについて、従来は出荷時の構成にて上記処理の消費電力量を測定し、マージンを見込んだ残量を決めて設定している。
ところが、あまり安全を重視し過ぎることにより、データの退避を実行するバッテリ残量の余裕を大きく見込み過ぎると、データの退避のタイミングが早過ぎ、情報処理装置の使用時間が短くなることにより、使い勝手が悪くなってしまう。
これに対して、上記の特許文献1に記載の技術では、実際に消費された電力を測定し、これに応じて情報処理装置の動作を制御する。このため、実際のバッテリ残量が直接反映されない点で精度が劣るので、安全にデータを退避させるためには、退避を開始するバッテリ残量の余裕を大目にとる必要があるという問題点がある。
また、上記の特許文献2に記載の技術では、バッテリ残量を表示するのみであり、負荷に応じてユーザ自身が調整する必要があるため、データを安全に退避させるべく精度を上げるには熟練を要するという問題点がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、安全にデータを退避させるとともに、情報処理装置の稼働時間を長くとることが可能な情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法を提供することを目的とする。
この、バッテリにより駆動する情報処理装置は、前記情報処理装置が有するメモリに記憶されているデータを不揮発性の記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当する前記バッテリの残量である退避残量を示す退避残量情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記バッテリのバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段と、前記情報処理装置の電気的負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報収集手段と、前記負荷情報収集手段によって収集された前記負荷情報に基づいて前記退避残量を設定し、設定した前記退避残量を示す前記退避残量情報を前記設定情報記憶手段に記憶させる退避残量設定手段と、前記バッテリ残量検出手段によって検出された前記バッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御する退避制御手段と、を有する。
このような情報処理装置によれば、設定情報記憶手段により、退避残量情報が記憶される。バッテリ残量検出手段により、バッテリ残量が検出される。負荷情報収集手段により、負荷情報が取得される。退避残量設定手段により、負荷情報に基づいて退避残量が設定され、退避残量情報が設定情報記憶手段に記憶される。退避制御手段により、バッテリ残量と、退避残量情報とに基づいて、データ退避処理の実行が制御される。
また、コンピュータに、バッテリにより駆動する情報処理装置の有するメモリに記憶されているデータを退避するデータ退避処理を実行させるデータ退避プログラムは、前記コンピュータを、前記情報処理装置の電気的負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報収集手段、前記負荷情報収集手段によって収集された前記負荷情報に基づいて、前記情報処理装置が有する前記メモリに記憶されている前記データを不揮発性の記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当する前記バッテリの残量である退避残量を設定し、設定した前記退避残量を示す退避残量情報を設定情報記憶手段に記憶させる退避残量設定手段、バッテリ残量検出手段によって検出された前記バッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御する退避制御手段、として機能させる。
このようなデータ退避プログラムを実行するコンピュータによれば、負荷情報収集手段により、負荷情報が取得される。退避残量設定手段により、負荷情報に基づいて退避残量が設定され、退避残量情報が設定情報記憶手段に記憶される。退避制御手段により、バッテリ残量と、退避残量情報とに基づいて、データ退避処理の実行が制御される。
また、コンピュータが、バッテリにより駆動する情報処理装置の有するメモリに記憶されているデータの退避を行うデータ退避方法は、バッテリ残量検出手段によって実行される、前記バッテリのバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出ステップと、負荷情報収集手段によって実行される、前記情報処理装置の電気的負荷を示す負荷情報を取得する負荷情報収集ステップと、退避残量設定手段によって実行される、前記負荷情報収集手段によって収集された前記負荷情報に基づいて、前記情報処理装置が有する前記メモリに記憶されている前記データを不揮発性の記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当する前記バッテリの残量である退避残量を設定し、設定した前記退避残量を示す退避残量情報を設定情報記憶手段に記憶させる退避残量設定ステップと、退避制御手段によって実行される、前記バッテリ残量検出手段によって検出された前記バッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御する退避制御ステップと、を含む。
このようなデータ退避方法によれば、バッテリ残量検出ステップにより、バッテリ残量が検出される。負荷情報収集ステップにより、負荷情報が取得される。退避残量設定ステップにより、負荷情報に基づいて退避残量が設定され、退避残量情報が設定情報記憶手段に記憶される。退避制御ステップにより、バッテリ残量と、退避残量情報とに基づいて、データ退避処理の実行が制御される。
開示の情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法によれば、バッテリの残量が少なくなったときにおいて、安全にデータを退避させることができるとともに、情報処理装置の稼働時間を長くとることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示す情報処理装置1は、充電式電池などの、図4において後述するバッテリ(Battery)により駆動するとともに、情報処理装置1が有するメモリにデータを記憶する。
情報処理装置1は、バッテリ残量検出手段1a、負荷情報収集手段1b、退避残量設定手段1c、退避制御手段1dおよび設定情報記憶手段1eを有する。
バッテリ残量検出手段1aは、バッテリの残量であるバッテリ残量を検出する。バッテリ残量検出手段1aは、情報処理装置1の通常動作時は、バッテリの残量を常時または一定間隔で検出している。
負荷情報収集手段1bは、情報処理装置1の電気的負荷を示す負荷情報を取得する。この電気的負荷は、情報処理装置1の全体の電気的負荷であり、情報処理装置1を構成する内部のデバイス、情報処理装置1に接続されている外部のデバイスのうち情報処理装置1から電源の供給を受けるものなどに基づくすべての負荷を示す。
退避残量設定手段1cは、負荷情報収集手段1bによって収集された負荷情報に基づいて退避残量を設定する。次に退避残量設定手段1cは、設定した退避残量を示す退避残量情報を設定情報記憶手段1eに記憶させる。
退避制御手段1dは、バッテリ残量検出手段1aによって検出された最新のバッテリ残量と、設定情報記憶手段1eに記憶されている退避残量情報とに基づいて、バッテリ残量が残り少なくなっている場合には、データ退避処理の実行を制御する。
設定情報記憶手段1eは、情報処理装置1が有するメモリに記憶されているデータを、不揮発性のHDDなどの記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当するバッテリ残量である退避残量を示す退避残量情報を記憶する。この記憶媒体は、情報処理装置1の内部に設けてもよく、外部に設けてもよい。
このように、情報処理装置1は、退避制御手段1dにより、最新のバッテリ残量および負荷情報に基づいて設定された退避残量に基づき、データ退避処理が実行されることで、情報処理装置1の実際の動作における消費電力を予め測定して記録しておき、バッテリ残量が残り少なくなり、情報処理装置1のメモリに記憶されているデータを退避させるときのバッテリの使い残しを少なくすることができる。これにより、バッテリ残量が残り少なくなったときにおいて、メモリに記憶されているデータを安全に退避させることができるとともに、情報処理装置の稼働時間を長くとることができる。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、情報処理装置のハードウェア構成図である。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(オペレーティングシステム:Operating System)のプログラムやアプリケーションの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
HDD103には、情報処理装置100上のOSやアプリケーションが扱うデータが格納される。
また、HDD103には、退避処理によってRAM102から退避されるデータが一時的に保存される。
グラフィック処理装置104には、モニタ200が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ200の画面に表示させる。また、グラフィック処理装置104とモニタ200とは、例えば、シリアル通信ケーブルで接続され制御信号と画像信号とが交互に送受信される。
入力インタフェース105には、キーボード300とマウス400とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード300、マウス400から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に出力する。
通信インタフェース106は、図示しないネットワークに接続可能である。通信インタフェース106は、ネットワークを介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行うことができる。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、情報処理装置100のモジュール構成について説明する。
図3は、情報処理装置の機能を示すブロック図である。
本実施の形態の情報処理装置100は、充電式電池などのバッテリおよび商用電源により駆動可能であるとともに、情報処理装置100が有するメモリにデータを記憶する携帯型のコンピュータ(例えば、ノートパソコン)である。情報処理装置100では、バッテリ残量が減少した場合に、メモリに記憶されているデータを保護するために、データを非揮発性の記憶媒体であるHDD103(図2参照)に書き込むことによってデータを退避させる。
情報処理装置100は、バッテリ残量検出部111、負荷情報収集部112、退避残量設定部113、退避制御部114、温度検出部115、温度補正部116、待機移行部117および設定情報記憶部120を有する。また、負荷情報収集部112は、構成検出部112aを有する。
バッテリ残量検出部111は、バッテリの残量であるバッテリ残量を検出する。バッテリ残量検出部111は、情報処理装置100の通常動作時は、バッテリの残量を常時または一定間隔で検出している。また、バッテリ残量検出部111は、省電力のためにデータをRAM102に保持しながら情報処理装置100の動作を一部制限する待機状態(スタンバイ状態またはメモリサスペンド(Suspend to Memory)状態)においてもバッテリの残量であるバッテリ残量を検出する。これにより、待機状態中にバッテリ残量が残り少なくなった場合においても、RAM102に記憶されているデータが退避される。
負荷情報収集部112は、情報処理装置100の電気的負荷を示す負荷情報を取得する。この電気的負荷は、情報処理装置100の全体の電気的負荷であり、情報処理装置100を構成する内部の機器、情報処理装置100に接続されている外部機器のうち情報処理装置100から電源の供給を受けるものなどに基づくすべての負荷を示す。
構成検出部112aは、情報処理装置100の電気的負荷となるデバイスの構成を検出する。上記の負荷情報が示す電気的負荷には、構成検出部112aが検出したデバイスの構成を示す構成情報が含まれる。ここで、構成検出部112aは、デバイスの構成の変化を、プラグアンドプレイ(Plug and Play)機能によって検出する。
退避残量設定部113は、複数の差分を示す差分情報を時系列に沿って設定情報記憶部120に記憶させる。次に、退避残量設定部113は、過去の差分情報に基づいて新たな退避残量情報を設定する。ここで具体的には、退避残量設定部113は、バッテリ残量検出部111によってデータ退避処理の完了時に検出されたバッテリ残量と、バッテリ残量検出部111によってデータ退避処理の開始時に検出されたバッテリ残量との差分に基づいて退避残量情報を設定する。次にここで、退避残量設定部113によって設定された退避残量が、温度補正部116によって補正される。次に、退避残量設定部113は、温度補正部116によって補正された退避残量を示す退避残量情報を設定情報記憶部120に記憶させる。
また、退避残量設定部113は、構成検出部112aによって検出され、構成情報によって示されたデバイスの構成が変化した場合、デバイスの構成の変化に応じて同様に退避残量を設定し、設定した退避残量を示す退避残量情報を設定情報記憶部120に記憶させる。
退避制御部114は、構成情報によって示されたデバイスの構成に応じて、バッテリ残量検出部111によって検出された最新のバッテリ残量と、設定情報記憶部120に記憶されている退避残量情報とに基づいて、バッテリ残量が残り少なくなっている場合には、データ退避処理の実行を制御する。例えば、退避制御部114は、バッテリ残量検出部111によって検出されたバッテリ残量が、退避残量設定部113により設定された退避残量以下である場合に、データ退避処理を実行させる。退避残量情報は、デバイスの構成の種類に応じて複数存在する。この退避残量情報については、詳しくは図5および図6において後述する。
また、退避制御部114は、待機移行部117によって移行された待機状態においても、データ退避処理の実行を制御する。
温度検出部115は、バッテリの温度を検出する。一般に、バッテリの温度が高いほど放電特性が良くなり、バッテリの温度が低いほど放電特性が悪くなる。残量の測定の正確性を高めるためには、これに基づいてバッテリの温度により退避残量を補正する必要がある。
温度補正部116は、温度検出部115により検出されたバッテリの温度に基づいて、退避残量設定部113によって設定された退避残量を示す退避残量情報を補正する。これにより、バッテリの温度変化によるバッテリ特性の変化が、退避残量に反映されるので、データの退避の実行の開始の判定の正確性が高まる。
待機移行部117は、例えば、省電力のために設定された一定時間以上情報処理装置100が特別な動作をしていないとき、バッテリ残量が待機状態に移行するために設定された一定の値以下になったときなどの所定条件が成立した場合に、データがメモリに保持されたまま情報処理装置100の動作の一部を停止する待機状態に、情報処理装置100を移行させる。
設定情報記憶部120は、情報処理装置100が有するメモリに記憶されているデータを、不揮発性のHDDなどの記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当するバッテリ残量である退避残量を示す退避残量情報を記憶する。この記憶媒体は、本実施の形態では、情報処理装置100が有するHDD103を用いる。
ここで、本実施の形態の情報処理装置100で実行されるデータの退避について説明する。PC(Personal Computer)の電力制御に関する規格であるACPI(Advanced Configuration and Power Interface)によれば、PCの電力消費における状態に関して、以下に示す6のレベルが定義されている。
S0:動作状態
S1:クイックスタンバイ状態
S2:(未使用)
S3:スタンバイ状態(データをメモリに保持して動作を中断)
S4:ハイバネーション状態(データをハードディスクに退避させて動作を中断)
S5:シャットダウン状態
本実施の形態では、上記のS4への移行時において実行されるデータの退避の開始タイミングを決定するために、退避残量を計算する。
このS4においては、消費電力を0または0に近くすることができるとともに、処理再開までに事故があっても、HDDに退避したデータを消去しない限り、復帰をやり直すことができる。
また、S3においては、例えば、作成途中の文書のデータは、原則としてメモリ上のみにあるため、バッテリが切れて情報処理装置の動作が停止すると、その文書は失われてしまう。
ここで、S3とS4とを併用する場合について考える。S3に移行しているときにおいて、もしさらにバッテリ残量が減ってくればS0に一旦復帰して、さらにS4に移行する(S4への移行にはHDDの動作が必要なので、いったんS0に移行する必要がある)。
または、S3移行時に、同時にHDDへのデータ退避をも実行しておき、バッテリ残量がさらに減少していった場合には、S3からの復帰を断念し、S4からの復帰に切り替えるという方法もある(S3で待機中にバッテリ残量がなくなってしまい、S3からの復帰に失敗した場合に、S4からの復帰をすることもできる)。
ここで問題は、「バッテリ残量がどの程度減少した時にHDDへのデータの退避の動作を行うか?」ということである。
このデータの退避の動作のためにいくらかの時間と電力量を消費するので、退避動作を開始する時点のバッテリ残量が少な過ぎれば、完了前にバッテリ切れになり、情報が失われてしまう。
なお、ACPIには電力管理機能が含まれているが、「システム電源の容量からみて、各デバイスに十分な電力が供給できるか」に関するものであり、本実施の形態のような「データの退避時の電力量」については何ら検討されていない。
これに対して従来は、安全のためにバッテリ残量について予め定められた適当な余裕を持たせることが多い。
本実施の形態では、HDDへのデータの退避に必要な電力量を実際の退避結果に基づいて計算することにより、S4移行途中のバッテリ切れを防止して安全にデータの退避を行うとともに、情報処理装置100の動作時間を長くとることが可能になる。
本実施の形態の情報処理装置100では、例えば、バッテリ残量低下、ユーザによるサスペンド開始指示の操作、省電力設定(一定時間操作・動作がない場合)などによりS4移行が行われた場合に、移行時のデータ退避において消費される電力量を記録し、またはさらにこの消費される電力量を集計する。
このために、バッテリ残量記録部130r(図4参照)が、S4移行開始時と、完了時のバッテリ残量を記録する。そして、アプリケーション130uが、次回の復帰時(S0移行)にその記録を読み出し、使われた電力量を計算する。
近年のノートパソコンなどでは、一般的にバッテリ残量を常時計測している。例えば、バッテリパックに内蔵されたマイコンで計測している場合は、そのマイコンにデータ退避開始時点と完了時点とを通知する手段、その間の電力量の差を計算、記録する手段、その記録を読み出す手段を設けてもよい。あるいは、ノートパソコンなどの本体側に、同様のマイコンを設けてバッテリ残量を計測している場合もあるが、この場合にも実現方法は同様である。なお、「システムがS4移行(またはデータの退避)完了時点を通知する手段」は、「マイコンがS4移行(またはデータの退避)完了時点を検知する手段」に置き換えてもよい。このようにして、情報処理装置100に直近のS4移行(またはデータの退避)を検知させることもできる。
次に、本実施の形態の情報処理装置100の動作について説明する。
図4は、情報処理装置の動作を示す図である。本実施の形態の情報処理装置100は、ACアダプタ130a、充電回路130b、バッテリ130c、電力バス130d、バッテリ電流測定回路130e、バッテリ電圧測定回路130f、バッテリ温度測定回路130g、充電制御部130h、負荷130k、バッテリ残量計算部130m、バッテリ残量記録部130r、バッテリ情報通知部130s、OS130tおよびアプリケーション130uの動作によって駆動するとともにデータの退避を実行する。ここで、実線の矢印は電力の流れを示す。また、点線の矢印は情報または命令を示す。
ACアダプタ130aは、例えば、100Vの商用電源を変換し情報処理装置100に対して電力を供給する。情報処理装置100は、ACアダプタ130aから供給された電力で稼働する。
充電回路130bは、充電制御部130hの制御に基づいて、ACアダプタ130aを電源としてバッテリ130cを充電する。
バッテリ130cは、二次電池(蓄電池)であり、充電を行うことにより電気を蓄えて電池として繰り返し使用可能な電池である。バッテリ130cは、ノートパソコンを始めとする情報処理装置について用いられているリチウムイオン電池を用いることができるが、これに限らずあらゆる二次電池を用いることができる。
電力バス130dは、ACアダプタ130aおよびバッテリ130cから供給される電力を情報処理装置100に供給するとともに、その供給をコントロールする。
ここで、バッテリ130cの周辺には、以下に示すような各種の測定回路がある。これらの測定値を使って、バッテリ130cの残量を計算する。残量が少なく、かつACアダプタ130aからの電力の供給がある場合には、バッテリ130cへの充電が行われる。
バッテリ電流測定回路130eは、バッテリ130cに対して充電のために供給される電流の大きさおよびバッテリ130cから情報処理装置100に対して供給される電流の大きさを測定するとともに、測定結果をバッテリ残量計算部130mに通知する。
バッテリ電圧測定回路130fは、バッテリ130cに対して充電のために供給される電圧の大きさおよびバッテリ130cから情報処理装置100に対して供給される電圧の大きさを測定するとともに、測定結果をバッテリ残量計算部130mに通知する。
以上のバッテリ電流測定回路130eおよびバッテリ電圧測定回路130fは、バッテリ残量検出部111として機能する。なお、本実施の形態では、以上に示したバッテリ電流測定回路130eおよびバッテリ電圧測定回路130fによって、バッテリ130cの残量が測定されるが、これに限らず、いずれか一方のみを用いてバッテリ130cの残量を測定してもよい。
バッテリ温度測定回路130gは、バッテリ130cの温度を測定するとともに、測定結果をバッテリ残量計算部130mに通知する。上記のように、一般に、バッテリの温度が高いほど放電特性が良くなり、バッテリの温度が低いほど放電特性が悪くなる。残量の測定の正確性を高めるためには、これに基づいてバッテリの温度により退避残量を補正する必要がある。本実施の形態では、このバッテリ温度測定回路130gによって測定されたバッテリ130cの温度により、充放電時におけるバッテリ残量の計算結果が補正される。これによって、バッテリ130cの残量をより正確に計算することができる。このバッテリ温度測定回路130gは、温度検出部115として機能する。
充電制御部130hは、バッテリ残量計算部130mによる計算結果に基づいて、充電回路130bによるバッテリ130cに対する充電を制御する。
負荷130kは、情報処理装置100全体および情報処理装置100に接続され、情報処理装置100により電力の供給を受けるデバイスによる電気的負荷である。ここで、情報処理装置100により電力の供給を受けるデバイスとしては、例えば、マウス、キーボード、USB(登録商標)ハブ、外部スピーカなどがある。
バッテリ残量計算部130mは、バッテリ電流測定回路130e、バッテリ電圧測定回路130fおよびバッテリ温度測定回路130gの測定結果に基づいて、バッテリ130cの残量を計算する。
バッテリ残量記録部130rは、OS130tの指示に従い、バッテリ残量計算部130mによるバッテリ130cの残量の計算結果を記録する。これに基づき、本実施の形態の情報処理装置100により、データ退避の開始時と完了時のバッテリ130cの残量が記録される。次に、この記録された残量に基づいて、退避残量(図3参照)が計算される。
バッテリ情報通知部130sは、情報処理装置100のOS130tに対してバッテリ残量計算部130mによるバッテリ130cの残量の計算結果が通知される。
OS130tは、情報処理装置100上で動作するOSである。また、OS130tは、アプリケーション130uに対して、バッテリ残量計算部130mの計算結果であるバッテリ130cの電力量などを通知する。このようにして、電力管理機能を備えているOS130tは、バッテリ130cの残量を監視する。また、OS130tは、データ退避の開始時と完了時のバッテリ130cの残量を、バッテリ残量記録部130rに記録させる。
アプリケーション130uは、本実施の形態においてバッテリ130cの残量の減少に基づくRAM102に記憶されているデータの退避を制御するアプリケーションソフトウェアであり、OS130tの下で動作する。このようにして、アプリケーション130uにより、その時点のバッテリ130cの残量を記録する機能を追加する。OS130tは、このバッテリ130cの残量をバッテリ情報の一部として読み出すことができる。さらにアプリケーション130uは、OS130tを介してこのバッテリ情報を読み出すことができる。なお、アプリケーション130uは、単一のプログラムによって構成されてもよく、複数のプログラムによって構成されてもよい。
本実施の形態の情報処理装置100では、OS130tがバッテリ130cの残量の低下を検出し、データの退避(S4への移行)を決定すると、データの退避を実行する図示しない電力管理用アプリケーションおよびアプリケーション130uに、RAM102内のデータの退避の実行を通知する。この通知を受けた電力管理用アプリケーションは、データの退避を実行する。
また、この通知に基づいて、アプリケーション130uは、この通知が行われたタイミングでバッテリ130cの残量を記録する。これにより、情報処理装置100は、データの退避開始時のバッテリ130cの残量を記録することができる。
さらに、情報処理装置100は、情報処理装置100で使用される電力が大幅に低下したタイミングをもって、データ退避完了とみなして、このときのバッテリ130cの残量を記録する。ここで、上記のように、バッテリ電流測定回路130e、バッテリ電圧測定回路130f、バッテリ温度測定回路130gの測定結果に基づいて、バッテリ残量計算部130mによってバッテリ130cの残量が計算される。
なお、データ退避の完了のタイミングについて、より正確を期すために、電力バス130dなどを制御している信号を監視して、電源オフのタイミングを用いてもよい。または、OS130t、電源管理アプリケーションなどから直接指示してもらってもよい。
以上のように、本実施の形態の情報処理装置100によれば、1回のデータの退避について実際に要した電力量が測定される。また、測定した、データの退避について実際に要した電力量をアプリケーション130uに取得させる。
次に、本実施の形態の情報処理装置100において用いられるテーブルについて説明する。図5は、退避時残量テーブルのデータ構造例を示す図である。図6は、退避使用量テーブルのデータ構造例を示す図である。
図5に示す退避時残量テーブル121aは、情報処理装置100によって作成および管理されている。退避時残量テーブル121aは、データ退避前後のバッテリ130c(図4参照)の残量を記録するテーブルである。この退避時残量テーブル121aは、設定情報記憶部120に記憶されている。
退避時残量テーブル121aには、“構成パターン”、“時点”、“バッテリ残量”が項目として設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、退避時残量情報を構成する。この退避時残量情報は、データ退避の開始時に生成される。また、退避時残量情報には、データ退避開始時のバッテリ130cの残量が記録される。また、退避時残量情報には、データ退避の完了時に、データ退避の完了時のバッテリ130cの残量が記録される。
構成パターンは、データ退避の開始時および完了時における、情報処理装置100の内部の構成および情報処理装置100に接続され、情報処理装置100から電力の供給を受けているデバイスの構成の組み合わせを区別するために付された名称を示す。この構成パターンにより、その時点における情報処理装置100における電気的負荷が設定される。すなわち、同一の構成パターン時においては、バッテリ130cに対する電気的負荷は同一である。
時点は、記録されているバッテリ残量について、データ退避の開始時または完了時の区分を示す。
バッテリ残量は、時点で示されるデータ退避の開始時または完了時におけるバッテリ130cの残量を示す。ここで、バッテリ130cの残量は、パーセント(%:percent)を用いて示しているが、これに限らず、ミリアンペア時(mAh)を用いてもよい。
本実施の形態の情報処理装置100では、この退避時残量情報に記録されたデータ退避の開始時および完了時におけるバッテリ130cの残量の差分により、データ退避に実際に要したバッテリ残量が計算される。
図6に示す退避使用量テーブル122aは、情報処理装置100によって作成および管理されている。退避使用量テーブル122aは、退避時残量情報に記録されたデータ退避の開始時および完了時におけるバッテリ130cの残量の差分から計算された、データ退避時において使用されたバッテリ130c(図4参照)の残量を記録するテーブルである。この退避使用量テーブル122aは、設定情報記憶部120に記憶されている。
退避使用量テーブル122aには、“構成パターン”、“1回前”、“2回前”、“3回前”、“平均値”が項目として設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、退避使用量情報を構成する。この退避使用量情報には、退避時残量情報から算出されたデータ退避時において使用されたバッテリ130cの残量が、過去複数回分(例えば、過去3回分)記録される。
構成パターンは、データ退避の開始時および完了時における、情報処理装置100の内部の構成および情報処理装置100に接続され、情報処理装置100から電力の供給を受けているデバイスの構成の組み合わせを区別するために付された名称を示す。
1回前は、直前に行われたデータ退避において使用されたバッテリ130cの残量を示す。2回前は、1回前で使用量を示したデータ退避よりも1回さらに遡ったデータ退避において使用されたバッテリ130cの残量を示す。3回前は、2回前で使用量を示したデータ退避よりも1回さらに遡ったデータ退避において使用されたバッテリ130cの残量を示す。
平均値は、1回前、2回前および3回前に記録されている、過去のデータ退避時において使用されたバッテリ130cの残量を平均した値である。
本実施の形態の情報処理装置100では、この退避使用量情報に基づいて、各構成パターン時において、対応する構成パターンにおける平均値が読み出される。この読み出された平均値が、データ退避を実行するか否かの判断の基準として用いられる。
なお、本実施の形態では、過去に記録した複数回のデータ退避時におけるバッテリ残量の平均値を、データ退避の判断の基準に用いるが、これに限らず、過去のデータ退避時の直近の1回のバッテリ残量をそのまま用いてもよい。また、この平均値または直近の値について、所定の余裕を設けてもよい。さらに、平均値に対する余裕について、平均値のサンプル数が少ない間は、余裕を大きくとり、サンプル数が大きくなったら余裕を小さくとってもよい。
次に、本実施の形態の情報処理装置における処理の手順について説明する。まず、データ退避の前後におけるバッテリ130cの残量を記録するバッテリ残量記録処理について説明する。
図7は、バッテリ残量記録処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態の情報処理装置100は、このバッテリ残量記録処理により、情報処理装置100によるデータ退避の開始時および完了時のバッテリ残量を取得する。このバッテリ残量記録処理は、バッテリ残量低下、ユーザによるサスペンド開始指示の操作、省電力設定(一定時間操作・動作がない場合)などによる、情報処理装置100のデータ退避の実行開始ごとに呼び出されて実行される。ここで、バッテリ残量低下のみならず、ユーザによるサスペンド指示および省電力設定によるサスペンドにおいてもバッテリ残量記録処理が実行されるのは、これらにおいてもデータ退避が行われるので、データ退避時に使用されるバッテリ残量の取得の機会を増やすためである。以下、バッテリ残量記録処理について説明する。
[ステップS11]情報処理装置100のOS130t(図4参照)は、OS130t上で動作するアプリケーション130u(図4参照)およびサスペンド状態への移行処理を行うその他の必要なアプリケーションに対して、サスペンド状態への移行を通知する。
[ステップS12]アプリケーション130uは、その時点の情報処理装置100自身の内部のデバイスおよび外部に接続されたデバイスの構成を取得する。
[ステップS13]アプリケーション130uは、バッテリ残量記録部130r(図4参照)に対してデータ退避の開始を通知する。
[ステップS14]バッテリ残量記録部130rは、データ退避開始時点のバッテリ残量を、ステップS12で取得されたデバイスの構成に基づいて、設定情報記憶部120に記憶された退避時残量テーブル121a(図5参照)に記録する。
[ステップS15]アプリケーション130uは、データ退避が完了したか否かについて判定する。データ退避が完了していれば、アプリケーション130uは、ステップS16に処理を進める。一方、データ退避が完了していなければ、アプリケーション130uは、ステップS15の処理を繰り返す。
[ステップS16]バッテリ残量記録部130rは、データ退避完了時点のバッテリ残量を、設定情報記憶部120に記憶された退避時残量テーブル121aに記録する。その後、処理を終了する。このバッテリ残量記録処理の終了後、情報処理装置100はサスペンド状態(S4)に完全に移行する。
次に、前回のデータ退避前後のバッテリ残量に基づいて退避残量を設定する退避残量設定処理について説明する。
図8は、退避残量設定処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態の情報処理装置100は、この退避残量設定処理により、前回のデータ退避において記録された、データ退避前後のバッテリ残量に基づいて、新たに退避残量を設定する。この退避残量設定処理は、情報処理装置100のサスペンド状態からの復帰時に呼び出されて実行される。以下、退避残量設定更新処理について説明する。
[ステップS21]情報処理装置100のOS130t(図4参照)は、OS130t上で動作するアプリケーション130u(図4参照)およびその他の必要なアプリケーションに対して、サスペンド状態からの復帰を通知する。
[ステップS22]情報処理装置100は、設定情報記憶部120(図3参照)に記憶されている退避時残量テーブル121a(図5参照)を参照して、前回のデータ退避開始時および完了時のバッテリ残量、ならびに前回のデータ退避時におけるデバイスの構成を取得する。
[ステップS23]アプリケーション130uは、ステップS22で取得した前回のデータ退避開始時および完了時のバッテリ残量から、前回のデータ退避時における電力の使用量を算出するとともに、同じくステップS22で取得した前回のデータ退避時におけるデバイスの構成に基づいて、退避使用量テーブル122a(図6参照)に記録されている退避使用量情報を再計算して、再計算の結果を退避使用量テーブル122aに記録する。
[ステップS24]アプリケーション130uは、その時点の情報処理装置100自身の内部のデバイスおよび外部に接続されたデバイスの構成を取得する。
[ステップS25]アプリケーション130uは、ステップS24で取得したデバイスの構成に基づいて、退避残量を設定する。その後、処理を終了する。ここで設定された退避残量に基づいて、データ退避(サスペンド状態への移行)の基準となるバッテリ残量が決定される。
次に、情報処理装置100のデバイスの構成の変化を監視し、デバイスの構成が変化している場合には、変化した構成に応じた退避残量を設定する構成監視処理について説明する。
図9は、構成監視処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理装置100のデバイスの構成が変化した場合は、一般にはデータの退避で消費される電力量が変化する。したがって、安全のために退避残量の設定を変更すべきである。
本実施の形態の情報処理装置100は、この構成監視処理により、情報処理装置100の電気的負荷となる、内部のデバイスおよび外部に接続されたデバイスの構成の変化を監視し、デバイスの構成が変化している場合には、変化した構成に応じて退避残量を設定する。この退避残量設定処理は、情報処理装置100において常時または一定間隔ごとに呼び出されて実行される。以下、構成監視処理について説明する。
[ステップS31]アプリケーション130u(図4参照)は、その時点の情報処理装置100自身の内部のデバイスおよび外部に接続されたデバイスの構成を取得する。
[ステップS32]アプリケーション130uは、ステップS31で取得したデバイスの構成と、直前に取得したデバイスの構成を比較して、情報処理装置100の構成が変化したか否かを判定する。デバイスの構成が変化していれば、アプリケーション130uは、ステップS33に処理を進める。一方、デバイスの構成が変化していなければ、アプリケーション130uは、ステップS31に処理を進める。
[ステップS33]アプリケーション130uは、ステップS31で取得したデバイスの構成に基づいて退避残量を設定する。具体的には、アプリケーション130uは、退避使用量テーブル122a(図6参照)から、ステップS31で取得したデバイスの構成の構成パターンに対応した平均値を選択し、選択した平均値を退避残量に設定する。このとき、選択された平均値をそのまま用いるのではなく、選択された平均値に基づき、これに余裕を付加して退避残量を設定してもよい。
ここで、デバイスの構成の変化は、構成検出部112a(図3参照)により、上記のようにプラグアンドプレイ機能によって検出される。デバイスの構成の変化が検出された場合は、退避残量の設定を変更する。なお、本実施の形態では、変更の都度、最初から計算し直すが、これに限らず、予め余裕(マージン)を設定しておき、変更の都度、余裕のみを変化させてもよい。
また、デバイスの構成の構成パターン(図5、図6参照)に応じて、退避残量を複数通り用意してもよい。特に、携帯型の情報処理装置では、デバイスの構成の追加・削除が頻発することがある。例えば、家庭での使用時、オフィスでの使用時、出張先での使用時、など、それぞれの場合に応じた構成とすることが考えられる。この例では、上記の3通りの構成のそれぞれについて、退避残量を保持することが望ましい。
また、個々のデバイスについての電力量を集計して、未知の組み合わせであるデバイスの構成の退避残量を計算してもよい。単一のデバイスについて電力量の違いを差分などにより計算できる場合がある。このような場合に、そのデバイスについてのデータの退避時に消費される電力量を記録しておき、より細かな電力量管理を行ってもよい。
また、情報処理装置100の動作環境(温度や設置が安定しているかどうかなど)に反映させてもよい。例えば、室温が高温であれば、電力を使って冷却ファンを回す必要があると考えられる。また、安定した場所に設置されていれば、ハードディスクの動作も安定するが、振動の多い場所ではエラーが発生し、処理時間が増える可能性がある。このような条件に応じてさらに退避残量の余裕を変化させてもよい。これにより、動作環境に基づくデータの退避に要する時間・電力量の変動にも対応可能になる。
また、オペレータに指示に応じて(マージンを増やすなど)設定を変更できるようにしてもよい。これにより新たなアプリケーション、デバイスを追加したときなど、退避残量の正確な算出が困難な場合にも、安全のために余裕を多く持たせることができる。
次に、本実施の形態の情報処理装置の表示画面上に表示される設定画面について説明する。設定画面は、モニタ200の表示画面に表示される画面であり、上記のデバイスの構成を示す構成パターンを設定する画面である。
図10は、設定画面を示す図である。
設定画面210には、設定入力領域211、登録ボタン212および戻るボタン213が設けられている。
設定入力領域211は、ユーザによる構成パターンの設定内容の入力を受け付ける領域である。設定入力領域211には、構成パターンの新たな設定内容の入力を求める旨のメッセージが表示される。この設定入力領域211によりユーザは構成パターンの新たな設定内容を入力することができる。
登録ボタン212は、新たに設定される構成パターンの入力を登録する登録入力を受け付けるボタンである。
戻るボタン213は、新たに設定される構成パターンの設定内容の入力を取り消す、戻る入力を受け付けるボタンである。
例えば、高性能な情報処理装置の場合、S0状態(通常動作)での消費電力が大きいために、残量が、一定量(例えば、10%)以上でないと、データ退避処理が完了できないという場合もある。また、S0状態における電力の消費量が少なくても、主記憶を多く持つ情報処理装置ではHDDに退避させるべきデータ量が増えるため、バッテリ残量が比較的多い状態で退避動作を開始する必要がある。
また、パーセントで残量を計算した場合、バッテリの容量が大きければ1%あたりの電力量が大きいので、退避を開始する残量により小さな値を設定できるが、バッテリの容量が小さければ、より大きな値を設定する必要がある。
また、情報処理装置の個体差も考慮する必要がある。工業製品とはいえ多少のばらつきは生じ得るため、製品のばらつきを反映して適切に退避を開始する契機を設定する必要がある。
これに対して、本実施の形態の情報処理装置100によれば、実際のデータ退避時に使用されたバッテリの残量を取得し、これに基づいてデータの退避を開始する退避残量を決定するので、バッテリ130cの残量が少なくなったときにおいて、RAM102に記憶されているデータを安全に退避させることができるとともに、情報処理装置100におけるさまざまな条件下においても、情報処理装置100の稼働時間を長くとることができる。
以上、本発明の情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、上記については単に本発明の原理を示すものである。本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされ、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、本発明は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報処理装置100が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)などがある。
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを通じて、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本実施の形態の概要を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成図である。 情報処理装置の機能を示すブロック図である。 情報処理装置の動作を示す図である。 退避時残量テーブルのデータ構造例を示す図である。 退避使用量テーブルのデータ構造例を示す図である。 バッテリ残量記録処理の手順を示すフローチャートである。 退避残量設定処理の手順を示すフローチャートである。 構成監視処理の手順を示すフローチャートである。 設定画面を示す図である。
符号の説明
1 情報処理装置
1a バッテリ残量検出手段
1b 負荷情報収集手段
1c 退避残量設定手段
1d 退避制御手段
1e 設定情報記憶手段

Claims (9)

  1. バッテリにより駆動する情報処理装置において
    前記バッテリのバッテリ残量を検出するバッテリ残量検出手段と、
    前記情報処理装置の電気的負荷となるデバイスの構成を検出する構成検出手段と、
    前記情報処理装置が有するメモリに記憶されているデータを不揮発性の記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当する前記バッテリの残量である退避残量を示す退避残量情報を、前記デバイスの構成の種類に応じて複数記憶する設定情報記憶手段と、
    前記構成検出手段によって検出された前記デバイスの構成に基づいて前記退避残量を設定し、設定した前記退避残量を示す前記退避残量情報を前記設定情報記憶手段に記憶させる退避残量設定手段と、
    前記バッテリ残量検出手段によって検出された前記バッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている、検出された前記デバイスの構成に対応する前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御する退避制御手段と、
    を有し、
    前記退避残量設定手段は、前記バッテリ残量検出手段によって前記データ退避処理の完了時に検出された前記バッテリ残量と、前記バッテリ残量検出手段によって前記データ退避処理の開始時に検出された前記バッテリ残量との差分に基づいて、前記データ退避処理の実行時において検出された前記デバイスの構成に対応する前記退避残量情報を設定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記退避制御手段は、前記バッテリ残量検出手段によって検出された前記バッテリ残量が、前記退避残量設定手段により設定された、検出された前記デバイスの構成に対応する前記退避残量以下である場合に、前記データ退避処理を実行させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記バッテリの温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出された前記バッテリの前記温度に基づいて、前記退避残量情報を補正する温度補正手段と、
    を有し、
    前記退避残量設定手段は、設定した前記退避残量を、前記温度検出手段によって検出された前記バッテリの前記温度に基づいて補正し、補正した前記退避残量を示す前記退避残量情報を前記設定情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記退避残量設定手段は、前記構成検出手段によって検出された前記デバイスの構成が変化した場合、前記デバイスの構成の変化に応じて前記退避残量を設定し、設定した前記退避残量を示す前記退避残量情報を変化後の前記デバイスの構成に対応する前記退避残量情報として前記設定情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 所定条件が成立した場合に、前記データが前記メモリに保持されたまま前記情報処理装置の動作の一部を停止する待機状態に、前記情報処理装置を移行させる待機移行手段を有し、
    前記バッテリ残量検出手段は、前記待機状態において前記バッテリ残量を検出し、
    前記退避制御手段は、前記待機移行手段によって移行された前記待機状態において、前記バッテリ残量検出手段によって検出された前記バッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、バッテリ残量記憶手段を有し、前記バッテリ残量検出手段によって前記データ退避処理の開始時に検出された前記バッテリ残量が前記バッテリ残量記憶手段に記憶され、さらに前記データ退避処理が完了し、前記バッテリ残量検出手段によって検出された前記バッテリ残量が前記バッテリ残量記憶手段に記憶された後、休止状態に遷移し、
    前記退避残量設定手段は、前記情報処理装置が前記休止状態から復帰すると、前記バッテリ残量記憶手段に記憶された、前記データ退避処理の完了時に検出された前記バッテリ残量と前記データ退避処理の開始時に検出された前記バッテリ残量との前記差分に基づいて、前記退避残量情報を計算する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記退避残量設定手段は、複数の前記差分を示す差分情報を時系列に沿って前記設定情報記憶手段に記憶させるとともに、過去の前記差分情報に基づいて新たな前記退避残量情報を設定し、設定した前記退避残量を示す前記退避残量情報を前記設定情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. バッテリにより駆動するコンピュータに、当該コンピュータの有するメモリに記憶されているデータを退避する処理を実行させるデータ退避プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記バッテリのバッテリ残量を検出し、
    前記コンピュータの電気的負荷となるデバイスの構成を検出し、
    検出された前記デバイスの構成に基づいて、前記メモリに記憶されているデータを不揮発性の記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当する前記バッテリの残量である退避残量を設定し、設定した前記退避残量を示す退避残量情報を設定情報記憶手段に記憶させ、
    前記検出したバッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御する、
    処理を実行させ、
    前記設定情報記憶手段には、前記デバイスの構成の種類に応じた複数の前記退避残量情報が記憶され、
    前記データ退避処理の実行を制御する処理では、検出された前記バッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている、検出された前記デバイスの構成に対応する前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御し、
    前記退避残量情報を設定する処理では、前記データ退避処理の完了時に検出された前記バッテリ残量と、前記データ退避処理の開始時に検出された前記バッテリ残量との差分に基づいて、前記データ退避処理の実行時において検出された前記デバイスの構成に対応する前記退避残量情報を設定する、
    ことを特徴とするデータ退避プログラム。
  9. バッテリにより駆動するコンピュータが、当該コンピュータの有するメモリに記憶されているデータの退避を行うデータ退避方法において、
    前記バッテリのバッテリ残量を検出し、
    前記コンピュータの電気的負荷となるデバイスの構成を検出し、
    検出された前記デバイスの構成に基づいて、前記メモリに記憶されているデータを不揮発性の記録媒体に記憶させるデータ退避処理の実行に必要な電力に相当する前記バッテリの残量である退避残量を設定し、設定した前記退避残量を示す退避残量情報を設定情報記憶手段に記憶させ、
    前記検出したバッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御する、
    処理を含み、
    前記設定情報記憶手段には、前記デバイスの構成の種類に応じた複数の前記退避残量情報が記憶され、
    前記データ退避処理の実行を制御する処理では、検出された前記バッテリ残量と、前記設定情報記憶手段に記憶されている、検出された前記デバイスの構成に対応する前記退避残量情報とに基づいて、前記データ退避処理の実行を制御し、
    前記退避残量情報を設定する処理では、前記データ退避処理の完了時に検出された前記バッテリ残量と、前記データ退避処理の開始時に検出された前記バッテリ残量との差分に基づいて、前記データ退避処理の実行時において検出された前記デバイスの構成に対応する前記退避残量情報を設定する、
    ことを特徴とするデータ退避方法。
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