JPH11327678A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH11327678A
JPH11327678A JP10155244A JP15524498A JPH11327678A JP H11327678 A JPH11327678 A JP H11327678A JP 10155244 A JP10155244 A JP 10155244A JP 15524498 A JP15524498 A JP 15524498A JP H11327678 A JPH11327678 A JP H11327678A
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JP
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information processing
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JP10155244A
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English (en)
Inventor
Satoshi Shiga
聡 志賀
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、サスペンド中でも機器構成の変
更が可能な情報処理装置において、バッテリー切れによ
るレジューム情報の消減を防止する。 【解決手段】 デバイス拡張可能な電池駆動方式情報処
理装置において、デバイスの追加変更を検出する手段
と、レジューム可能な電池残容量があるか判断する手段
とを設け、サスペンド状態時にデバイスの追加変更が行
なわれ、電池の残容量不足によりレジューム不可能と判
断したとき、サスペンド時に記録したシステム情報(レ
ジューム情報)が揮発性デバイスに保持されていれば、
そのレジューム情報を不揮発性デバイスやハードディス
クドライブに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ等のバッテリー駆動方式の情報処理装置に係
り、特に、サスペンド/レジューム機能を備え、拡張ベ
イなどによりシステム構成がサスペンド中に変更可能な
情報処理装置や、バッテリーで駆動され、サスペンドな
どの省電力機能を備えた各種の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パーソナルコンピュータ等の
バッテリー駆動方式の情報処理装置には、各種のタイプ
が普及している。また、サスペンド時に、保存情報をハ
ードディスクドライブ等の不揮発性記憶装置に記憶させ
て、装置本体の電源を完全に遮断する機能を備えたパー
ソナルコンピュータも出現している。このパーソナルコ
ンピュータは、サスペンド状態で、ユーザーがメモリや
ハードディスク等の交換/追加を行なった場合に、その
ままレジュームすると、システムの実際の機器構成とサ
スペンド時に記憶した保存情報との整合が取れなくな
り、エラーが発生する虞がある。そこで、従来のパーソ
ナルコンピュータでは、システムの機器構成を変更する
場合には、電源を切断してから機器構成を変更してい
た。
【0003】このような不都合を解決し、サスペンド中
でも、機器構成を変更することが可能な情報処理装置が
提案されている(特開平9−34578号公報)。この
情報処理装置では、サスペンド時に、その時点でのシス
テム情報を不揮発性記憶装置に記録し、レジューム状態
となった場合に、サスペンド時のシステム情報とその時
点でのシステム情報とを比較する。そして、サスペンド
時のシステム情報がレジューム時のシステム情報と異な
っていた場合に、レジューム可能なときは、レジューム
処理を行ない、レジューム不可能なときには、システム
の再起動処理を行なうようにしている。このようにすれ
ば、従来のパーソナルコンピュータのように電源を切断
しなくても、サスペンド中において機器構成を変更する
ことが可能になる。以上のように、メモリ等によってそ
れまで使用していた情報を保持したまま、装置本体の電
源を一部遮断する、いわゆるサスペンド/レジューム機
能を備えた情報処理装置は、すでに公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先の従来技術で説明し
たように、サスペンド中でも、機器構成を変更すること
が可能な情報処理装置は公知であり、システムの機器構
成が変更された場合、サスペンド時に記録しておいたシ
ステム情報(レジューム情報という)とレジューム時の
システム情報とを比較し、両者が異なるときは、レジュ
ーム情報によりレジュームが可能であるか不可能である
かを判断している。このように、従来の情報処理装置で
は、レジューム情報によって、レジュームが可能である
か不可能であるかを判断するだけで、バッテリーの残容
量については判断していない。
【0005】しかし、バッテリーの残容量が不足してい
ると、レジューム時にシステムがハングアップする危険
を伴う、という問題がある。この発明は、サスペンド中
でも機器構成の変更が可能な情報処理装置において生じ
るこのような問題を解決し、バッテリー切れによるレジ
ューム情報の消滅を防止した情報処理装置を提供する
(請求項1の発明)。また、バッテリーの残容量がクリ
ティカル状態のときでも、レジューム処理を可能にした
情報処理装置を提供する(請求項2から請求項6の発
明)。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、デ
バイスの拡張が可能なインターフェースを具備する電池
駆動方式の情報処理装置において、デバイスの追加変更
が行なわれたとき、デバイスの変化を検出する手段と、
レジュームが可能な電池の残容量があるかどうかを判断
する電池残容量判断手段とを設け、サスペンド状態時に
デバイスの追加変更が行なわれ、電池の残容量が不足す
ることによりレジューム不可能と判断したとき、サスペ
ンド時に記録しておいたシステム情報であるレジューム
情報が揮発性デバイスに保持されている場合には、レジ
ューム情報を不揮発性デバイスまたはハードディスクド
ライブに記録して保持する。
【0007】請求項2の発明では、請求項1の情報処理
装置において、サスペンド時に、システムの復帰時間を
長くしてレジュームさせる手段を設けている。
【0008】請求項3の発明では、請求項2の情報処理
装置におけるシステムの復帰時間を長くしてレジューム
させる手段が、システムの動作クロックを低速モードで
レジュームさせる機能を有している。
【0009】請求項4の発明では、請求項2の情報処理
装置におけるシステムの復帰時間を長くしてレジューム
させる手段が、ハードディスクドライブのスピンアップ
の時間を長くしてレジュームさせる機能を有している。
【0010】請求項5の発明では、請求項2の情報処理
装置におけるシステムの復帰時間を長くしてレジューム
させる手段が、レジューム時に必要のないデバイスへ電
源を供給しない電力供給モードまたは省電力モードに設
定する機能を有している。
【0011】請求項6の発明では、サスペンドからの復
帰時間を長くしてレジュームさせる手段として、請求項
3から請求項5のレジュームさせる手段を設け、各レジ
ュームさせる手段の選択手段は、ユーザーがソフトウェ
アにより選択を設定する機能を有している。
【0012】
【発明の実施の形態】先の従来技術で述べたサスペンド
中でも機器構成の変更が可能な情報処理装置では、レジ
ューム情報により、レジュームが可能であるか否かを判
断してレジュームを実行しているので、レジューム中に
バッテリーの残容量が不足すると、バッテリー切れによ
るレジューム情報の消滅が生じる。この発明では、バッ
テリー容量が十分でない状態でのレジュームを避回する
ために、サスペンド状態時にデバイスの追加変更が行な
われ、レジュームを実行する前に、レジュームが可能な
電池の残容量があるかどうかを判断する(請求項1の発
明)。また、現在の残容量では、通常のレジュームを行
なうと容量不足が生じると判断したときは、必要最大電
流を抑えるために、サスペンドからの復帰時間を長くし
てレジュームを実行する(請求項2から請求項6の発
明)。
【0013】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、請求項1の発明に対応してい
るが、請求項2から請求項6の発明にも関連しており、
請求項1の発明が基本発明である。この第1の実施の形
態では、バッテリー容量が十分でない状態でのレジュー
ムを回避するために、レジュームが可能な電池の残容量
があるかどうかを判断する点に特徴を有している。
【0014】図1は、この発明の情報処理装置につい
て、そのシステム構成の実施の形態の一例を示す機能ブ
ロック図である。図において、1はCPU、2はシステ
ムコントローラ、3はPMコントロールモジュール、4
はサスペンド/レジュームスイッチ、5はバッテリー、
6は揮発性メモリ、7は不揮発性メモリ、8はHDD、
9はFDD、10はオーディオコントローラ、11はI
Cカードコントローラ、12は拡張ベイ、13はPLL
回路を示す。
【0015】この図1には、情報処理装置の一例とし
て、バッテリー駆動方式のパーソナルコンピュータにつ
いて、その構成例を示している。各部の機能は、概略次
のとおりである。CPU1は、この図1のシステム全体
の制御を司る機能を有している。システムコントローラ
2は、一般にはチップセットと呼ばれ、CPU1とその
他のデバイスとの中間に位置し、システム全体の情報の
やり取りの取りまとめを行なう機能を有している。
【0016】PMコントロールモジュール3は、後出の
図2に示すような構成であり、この発明の情報処理装置
において、レジューム処理を行なうのに必要な機能を備
えているが、その詳細については図2によって詳しく説
明する。サスペンド/レジュームスイッチ4は、システ
ムをサスペンド状態へ移行させるとき、また、サスペン
ド状態からレジュームさせるときに、ユーザーが使用す
るスイッチである。揮発性メモリ6は、サスペンド時の
レジューム情報を保持するメモリ手段である。
【0017】不揮発性メモリ7は、システムがレジュー
ムをしようと試みたとき、PMコントロールモジュール
3がレジューム不可能と判断した場合に、レジューム情
報を保持する。拡張ベイ12は、サスペンド時にデバイ
スを着脱することができる。PLL回路13は、システ
ムに対して動作クロックを供給し、レジューム時にPM
コントロールモジュール3からの命令を受けて、通常よ
りも低速のクロックを出力する機能を有している。な
お、バッテリー5や、FDD9、オーディオコントロー
ラ10、ICカードコントローラ11については、いず
れも公知であるから説明は省略する。
【0018】次に、PMコントロールモジュール3につ
いて、詳しく説明する。このPMコントロールモジュー
ル3は、第1に、デバイスの追加変更が行なわれたとき
デバイスの変化を検出する機能、第2に、レジュームが
可能なバッテリー5の残容量があるかどうかを判断する
機能を有している。第3に、サスペンド状態時にデバイ
スの追加変更が行なわれ、レジューム不可能と判断した
とき、サスペンド時に記録しておいたレジューム情報が
揮発性メモリ6に保持されている場合には、そのレジュ
ーム情報を不揮発性メモリ7またはHDD8に記録して
保持させる機能を有する。第4に、サスペンド時に、シ
ステムの復帰時間を長くしてレジュームさせる機能を有
しており、そのために、システムの動作クロックを低速
モードでレジュームさせる機能と、HDD8のスピンア
ップの時間を長くしてレジュームさせる機能、レジュー
ム時に必要のないデバイスへ電源を供給しない電力供給
モードまたは省電力モードに設定する電力制御機能を有
している。第5に、これらの各機能を選択するために、
ユーザーがソフトウェアにより選択を設定する機能を有
している。以上の機能を有するPMコントロールモジュ
ール3を、次の図2に示す。
【0019】図2は、図1に示したPMコントロールモ
ジュール3と周辺回路について、その詳細構成の実施の
形態の一例を示す機能ブロック図である。図における符
号は図1と同様であり、21はバッテリー残容量モニタ
ー回路、22は拡張デバイス検出回路、23はレジュー
ム可否判断回路、24はクロックコントロール回路、2
5は電流調整回路、26はペリフェラルパワーコントロ
ール回路、27はレジューム選択フラグエリア、31は
ペリフェラルパワー回路を示す。
【0020】バッテリー残容量モニター回路21は、バ
ッテリーの残容量をモニターする回路である。拡張デバ
イス検出回路22は、拡張ベイ12にデバイスが脱着さ
れたことを検出する回路である。レジューム可否判断回
路23は、システムの構成変化に関係なく、システムが
レジューム可能であるかどうか判断する機能を有してい
る。クロックコントロール回路24は、システムの動作
クロックを低速モードに変更する機能を有している。
【0021】電流調整回路25は、HDD8のモータへ
の供給電流を制限し、スピンアップ時間を長くするよう
電流を調整する機能を有している。ペリフェラルパワー
コントロール回路26は、レジューム時に動作させる必
要のないデバイスの電源を供給しない、または省電力モ
ードに設定する機能を有しており、ペリフェラルパワー
回路31を制御する。レジューム選択フラグエリア27
は、ユーザーによって選択されたレジューム時の方法を
保管するフラグエリアである。
【0022】PMコントロールモジュール3は、以上の
ような各部から構成され、デバイスの追加変更が行なわ
れたときは、拡張デバイス検出回路22により、その追
加変更が検出される。次に、レジュームが可能な電池の
残容量があるかどうかを判断するために、レジューム可
否判断回路23は、システムのレジュームに必要な最大
電流、電力を計算して総電流量を求め、バッテリー残容
量モニター回路21から得られるバッテリー5(図1)
の残容量の情報と比較して、レジュームの可能・不可能
を判断する。そして、レジューム不可能と判断したと
き、サスペンド時に記録しておいたシステム情報である
レジューム情報が揮発性メモリ6(揮発性デバイス)に
保持されている場合には、保持されているレジューム情
報を、不揮発性メモリ7(不揮発性デバイス)またはH
DD8に記録して保持する。したがって、サスペンド状
態時にデバイスの追加変更が行なわれても、バッテリー
切れによるレジューム情報の消滅を回避することができ
る。
【0023】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項2から請求項6の発明
に対応しているが、請求項1の発明を前提としている。
先の第1の実施の形態では、バッテリー容量が十分でな
い状態でのレジュームを避回し、バッテリー切れによる
レジューム情報の消滅を未然に防止する場合について説
明した。しかし、この場合には、バッテリーの残容量が
クリティカルのとき、例えばレジューム時の必要最大電
流は供給できないが、ある程度時間の動作は可能である
ような状態では、レジュームできない、という問題があ
る。
【0024】この第2の実施の形態では、システムのサ
スペンドからの復帰時間を長くすれば、レジューム時の
最大電流を抑えることができる、という点に着目し、サ
スペンド時に、システムの復帰時間を長くすることによ
って、バッテリーの残容量がクリティカル状態でも、レ
ジュームを可能にした点に特徴を有している(請求項2
の発明)。その具体的な手段として、システムの復帰時
間を長くしてレジュームさせるために、システムの動作
クロックを低速モードにしたり(請求項3の発明)、ハ
ードディスクドライブのスピンアップの時間を長くした
り(請求項4の発明)、レジューム時に必要のないデバ
イスへ電源を供給しない電力供給モードまたは省電力モ
ードに設定する(請求項5の発明)。さらに、これらの
サスペンドからの復帰時間を長くしてレジュームさせる
手段の選択を、ユーザーがソフトウェアにより設定する
ことができるようする(請求項6の発明)。
【0025】実施例 次に、図1と図2に示したこの発明の情報処理装置につ
いて、具体的な機能と動作を実施例によって説明する。
ここでは、サスペンド時において、拡張ベイ12にCD
−ROMモジュールが挿入された場合を説明する。シス
テムがサスペンド状態において、拡張ベイ12にCD−
ROMモジュールが挿入されると、PMコントロールモ
ジュール3内の拡張デバイス検出回路22がこれを検知
して、レジューム可否判断回路23に通達する。その
後、ユーザーによってサスペンド/レジュームスイッチ
4が押下されると、レジューム可否判断回路23は、C
D−ROMモジュールから出力されるID信号により挿
入されたデバイスの種類、そのデバイスを含むシステム
のレジュームに必要な最大電流、電力を計算する。
【0026】次に、バッテリー5について、バッテリー
残容量モニター回路21から得られる現在の残容量と、
先の計算結果で得られる必要な最大電力の値(例えば総
電流量)とを比較し、レジュームが可能であるかどうか
判断する。 レジュームが可能と判断した場合 処理をシステムコントローラ2に引継ぎ、レジュームの
処理を実行する。 サスペンドからの復帰時間を長くすることによって、
レジュームが可能と判断した場合 以下のa)〜c)のどの方法でレジュームするかを、ユ
ーザーによって指定されたフラグにより決定する。この
場合のa)〜c)の選択操作は、ユーザーがセットアッ
プ画面により設定することができ、その内容は、PMコ
ントロールモジュール3内のレジューム選択フラグエリ
ア27に保管される。 a)システムの動作クロックを低速モードにしてレジュ
ームする。この場合には、PMコントロールモジュール
3がPLL回路13に対してレジューム時のシステムク
ロックを通常時より低速にするようコントロールする。 b)HDD8のスピンアップの時間を長くしてレジュー
ムする。この場合には、PMコントロールモジュール3
内の電流調整回路25が、HDD8のモータへの供給電
流を制限して、スピンアップ時間を長くする。 c)レジューム時に使用しないデバイスへ電源を供給し
ない(もしくは省電力モードに設定する)。この場合に
は、PMコントロールモジュール3が、レジューム時に
不必要なデバイス、例えばLCDバックライトへの供給
電流をオフにする。 レジューム不可能と判断した場合 レジューム情報が、揮発性デバイスである揮発性メモリ
6に保持されている場合には、不揮発性デバイスである
不揮発性メモリ7またはHDD8に記録して保存する。
以上の動作をフローに示す。
【0027】図3は、この発明の情報処理装置につい
て、レジューム時における主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。図において、#1〜#15はステッ
プを示す。
【0028】システムがサスペンド状態において、この
図3のフローがスタートする(ステップ#1)。ステッ
プ#2で、ユーザーが、図1のサスペンド/レジューム
スイッチ4を押下したことを検知すると、ステップ#3
へ進む。ステップ#3で、拡張ベイ12に新しいデバイ
スが装着されたかどうか判断する。新しいデバイスが装
着されたときは、ステップ#4で、新しいデバイスのI
D信号を取得して、デバイスを確定し、ステップ#5へ
進む。
【0029】また、新しいデバイスが装着されていない
ときも、ステップ#5へ進む。ステップ#5では、レジ
ュームの可否を判定するために、バッテリー5の残容量
の情報を取得し、レジューム時に必要な総電流量を算出
して、バッテリー5の残容量と比較する。ステップ#6
で、そのままでレジュームが可能であるかどうか判断す
る(請求項1の発明)。そのままでレジュームが可能な
ときは、ステップ#12へ進み、レジューム処理を実行
し、ステップ#13で、レジュームを完了する。
【0030】これに対して、先のステップ#6で判断し
た結果、そのままではレジュームが可能でないときは、
ステップ#7で、サスペンドからの復帰時間を長くすれ
ば、レジュームが可能であるかどうか判断する(請求項
2の発明)。復帰時間を長くすれば、レジュームが可能
のときは、ステップ#8で、PMコントロールモジュー
ル3内のレジューム選択フラグエリア27からフラグの
値を取得する(請求項6の発明)。
【0031】フラグの値が例えば「1」のときは、ステ
ップ#9で、システムの動作クロックを低速モードにす
る(請求項3の発明)。フラグの値が例えば「2」のと
きは、ステップ#10で、HDD8のモータへの供給電
流を調整する(請求項4の発明)。また、フラグの値が
例えば「3」のときは、ステップ#11で、ペリフェラ
ルパワーコントロール回路26によるパワー制御を行な
う(請求項5の発明)。例えば、レジューム時に動作さ
せる必要のないデバイスの電源を供給しない電力供給モ
ード、あるいはそのデバイスを低電力で駆動させる省電
力モードに設定して、バッテリーの残容量を有効に利用
する。
【0032】ステップ#12で、レジュームの処理を行
なって、この図3のフローを終了する(ステップ#1
3)。先のステップ#7で判断した結果、サスペンドか
らの復帰時間を長くしても、レジュームが可能でない場
合は、ステップ#14へ進み、レジューム情報をHDD
8または不揮発性メモリ7へセーブして、この図3のフ
ローを終了する(ステップ#15)。図3に示したステ
ップ#1〜#15によって、この発明の情報処理装置に
おけるレジュームが実行される。以上のように、この発
明では、サスペンド中でも機器構成の変更が可能な情報
処理装置において、レジュームを実行する際に、バッテ
リーの残容量について判断し、バッテリーの残容量が不
足しているときは、システムの復帰時間を長くしてレジ
ュームを行なうことにより、バッテリー切れによるレジ
ューム情報の消滅を回避している。したがって、レジュ
ーム時にシステムがハングアップする、という不都合が
未然に防止される。
【0033】
【発明の効果】請求項1の情報処理装置では、デバイス
の拡張が可能なインターフェースを具備する電池駆動方
式の情報処理装置において、デバイスの追加変更が行な
われたとき、デバイスの変化を検出する手段と、レジュ
ームが可能な電池の残容量があるかどうかを判断する電
池残容量判断手段とを設け、サスペンド状態時にデバイ
スの追加変更が行なわれ、電池の残容量が不足すること
によりレジューム不可能と判断したとき、サスペンド時
に記録しておいたシステム情報であるレジューム情報が
揮発性デバイスに保持されている場合には、レジューム
情報を不揮発性デバイスまたはハードディスクドライブ
に記録して保持する。したがって、サスペンド状態時に
デバイスの追加変更が行なわれても、バッテリー切れに
よるレジューム情報の消滅を回避することが可能にな
り、システムの信頼性が向上される。
【0034】請求項2の情報処理装置では、請求項1の
情報処理装置において、サスペンド時に、システムの復
帰時間を長くしてレジュームさせる手段を設けている。
したがって、請求項1の情報処理装置による効果に加え
て、バッテリーの残容量がクリティカルのときでも、レ
ジューム時の必要最大電流を少なくすることにより、レ
ジューム処理を実行することが可能になる。
【0035】請求項3の情報処理装置では、請求項2の
情報処理装置において、システムの動作クロックを低速
モードでレジュームさせる機能を、システムの復帰時間
を長くしてレジュームさせる手段にもたせている。した
がって、請求項2の情報処理装置におけるシステムの復
帰時間を長くしてレジュームさせる手段を、具体的に構
成することができる。
【0036】請求項4の情報処理装置では、請求項2の
情報処理装置において、ハードディスクドライブのスピ
ンアップの時間を長くしてレジュームさせる機能を、シ
ステムの復帰時間を長くしてレジュームさせる手段にも
たせている。したがって、請求項2の情報処理装置にお
けるシステムの復帰時間を長くしてレジュームさせる手
段を、具体的に構成することができる。
【0037】請求項5の情報処理装置では、請求項2の
情報処理装置において、レジューム時に必要のないデバ
イスへ電源を供給しない電力供給モードまたは省電力モ
ードに設定する機能を、システムの復帰時間を長くして
レジュームさせる手段にもたせている。したがって、請
求項2の情報処理装置におけるシステムの復帰時間を長
くしてレジュームさせる手段を、具体的に構成すること
ができる。
【0038】請求項6の情報処理装置では、請求項2の
情報処理装置において、サスペンドからの復帰時間を長
くしてレジュームさせる手段として、請求項3から請求
項5の手段を設けると共に、各手段の選択手段に、ユー
ザーがソフトウェアにより選択を設定する機能をもたせ
ている。したがって、請求項3から請求項5の情報処理
装置におけるシステムの復帰時間を長くしてレジューム
させる手段を、ユーザーが選択することができ、バッテ
リーの残容量がクリティカルのときでも、残容量の状況
に応じた最適なレジュームさせる手段の選択により、レ
ジューム処理を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報処理装置について、そのシステ
ム構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】図1に示したPMコントロールモジュール3と
周辺回路について、その詳細構成の実施の形態の一例を
示す機能ブロック図である。
【図3】この発明の情報処理装置について、レジューム
時における主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
21……バッテリー残容量モニター回路、22……拡張
デバイス検出回路、23……レジューム可否判断回路、
24……クロックコントロール回路、25……電流調整
回路、26……ペリフェラルパワーコントロール回路、
27……レジューム選択フラグエリア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイスの拡張が可能なインターフェー
    スを具備する電池駆動方式の情報処理装置において、 デバイスの追加変更が行なわれたとき、デバイスの変化
    を検出する手段と、 レジュームが可能な電池の残容量があるかどうかを判断
    する電池残容量判断手段とを備え、 サスペンド状態時にデバイスの追加変更が行なわれ、電
    池の残容量が不足することによりレジューム不可能と判
    断したとき、サスペンド時に記録しておいたシステム情
    報であるレジューム情報が揮発性デバイスに保持されて
    いる場合には、前記レジューム情報を不揮発性デバイス
    またはハードディスクドライブに記録して保持すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の情報処理装置において、 サスペンド時に、システムの復帰時間を長くしてレジュ
    ームさせる手段を備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2の情報処理装置において、 システムの復帰時間を長くしてレジュームさせる手段
    は、システムの動作クロックを低速モードでレジューム
    させる機能を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の情報処理装置において、 システムの復帰時間を長くしてレジュームさせる手段
    は、ハードディスクドライブのスピンアップの時間を長
    くしてレジュームさせる機能を有することを特徴とする
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の情報処理装置において、 システムの復帰時間を長くしてレジュームさせる手段
    は、レジューム時に必要のないデバイスへ電源を供給し
    ない電力供給モードまたは省電力モードに設定する機能
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2の情報処理装置において、 サスペンドからの復帰時間を長くしてレジュームさせる
    手段として、請求項3から請求項5のレジュームさせる
    手段を備え、 前記各レジュームさせる手段の選択手段は、ユーザーが
    ソフトウェアにより選択を設定する機能を有することを
    特徴とする情報処理装置。
JP10155244A 1998-05-20 1998-05-20 情報処理装置 Pending JPH11327678A (ja)

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JP10155244A JPH11327678A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 情報処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009230314A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujitsu Ltd 情報処理装置、データ退避プログラムおよびデータ退避方法
JP2012226605A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Canon Inc 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム

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