JP5261574B2 - 無線伝送方法、無線伝送システム、無線伝送システムの送信装置および受信装置 - Google Patents

無線伝送方法、無線伝送システム、無線伝送システムの送信装置および受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数のユーザが限られた周波数帯域を効率よく利用して無線通
信を行う無線伝送方法、無線伝送システム、無線伝送システムの送信装置お
よび受信装置に関する。
図25は、従来のマルチキャリヤ伝送システムの第1の構成例を示す(特
許文献1)。
図25において、従来のマルチキャリヤ伝送回路の送信装置は、ユーザ毎
の変調回路1001〜100Nと、送信フィルタバンク101と、送信回路1
02から構成される。受信装置は、受信回路103と、受信フィルタバンク
104と、ユーザ毎の復調回路1051 〜105N から構成される。
送信装置の変調回路1001〜100Nは、各ユーザのデータ1〜Nをそれ
ぞれ変調(マッピング)する。送信フィルタバンク101は、各変調信号を
それぞれ所定のキャリヤ周波数に変換して合成し、送信回路102から送信
する。受信装置の受信フィルタバンク104は、受信回路103で受信した
マルチキャリヤ信号をキャリヤ周波数ごとにフィルタリングし、復調回路1
051 〜105N は各ユーザのデータ1〜Nをそれぞれ復調する。
図26は、従来のマルチキャリヤ伝送システムの第2の構成例を示す。こ
こでは、図25に示す従来のマルチキャリヤ伝送システムにおいて、他のユ
ーザB,C,Dが既に周波数帯域を占有して通信する場合に、ユーザAがそ
の未使用帯域を利用して信号を伝送する例を示す。
送信装置の直並列変換回路110は、ユーザAのデータを直並列変換し、
変調回路1111,1112は直並列変換した各データをそれぞれ変調する。
送信フィルタバンク112は、ユーザAの変調信号A1,A2が未使用帯域に
配置されるようにそれぞれ所定のキャリヤ周波数に変換し、送信回路113
から送信する。一方、受信装置の受信フィルタバンク115は、受信回路1
14で受信したマルチキャリヤ信号をキャリヤ周波数ごとにフィルタリング
し、周波数変換を行い、復調回路1161 〜1162 はユーザAの変調信号
1,A2を復調する。復調された変調信号A1,A2は、並直列変換回路11
7で並直列変換してユーザAのデータに再生される。
図27は、従来の直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency
division multiplexing) 伝送システムの構成例を示す。
図27(a) において、従来のOFDM伝送システムは、送信側にOFDM
変調回路120を備え、受信側にOFDM復調回路121を備える。OFD
M変調回路120は、直並列変換回路122、変調回路1231〜123N
高速フーリエ逆変換(IFFT)回路124を備える。OFDM復調回路1
21は、高速フーリエ変換(FFT)回路125、復調回路1261 〜12
N 、並直列変換回路127を備える。
一般に、ユーザ信号をタイムスロットに区切り、時間でユーザを区別する
直交周波数分割多重−時分割多元接続(OFDM−TDMA)方式では、タ
イムスロットに区切られたユーザ信号を直並列変換回路122で直並列変換
し、その並列出力信号に対して、変調回路1231〜123Nでそれぞれ独立
な変調を行う。その後、並列出力された変調信号はIFFT回路124で時
間軸上の信号に変換され、マルチキャリヤ信号として送信される。
一方、OFDM復調回路121は、OFDMフレーム同期の確立後、FF
T回路125で周波数軸上の信号に変換し、復調回路1261〜126Nでサ
ブキャリヤ毎に復調処理する。復調処理された信号は並直列変換回路127
に入力され、サブキャリヤ毎の信号から元の1系統の信号に復元される。
特許第3299952号
図26に示す従来のマルチキャリヤ伝送システムでは、ユーザ信号を分割
するキャリヤ数分の変調回路と復調回路が必要となる。さらに、直並列変換
回路および並直列変換回路には、分割するキャリヤ数に応じたメモリが必要
となり、回路規模が大きくなる問題があった。
一方、図27に示すOFDM伝送システムでは、複数の変調回路と復調回
路が必要であるとともに、OFDM信号はサブキャリヤ間が直交するよう周
波数軸上でSINC関数応答を示す。そのため、図27(b) に示すように、
ユーザAの信号を帯域分割すると、隣接する他ユーザ信号に対してサイドロ
ーブが重畳し、干渉を与える問題がある。この問題を回避するために、OF
DM信号と他のユーザの信号との間に十分なガードバンドを取れば、周波数
利用効率が低下する問題が発生する。
本発明は、小さな回路規模で1つの変調信号の帯域分散伝送を実現し、伝
送路の未使用帯域を有効に利用することができる無線伝送方法、無線伝送シ
ステム、無線伝送システムの送信装置および受信装置を提供することを目的
とする。
第1の発明は、無線伝送路を介して接続される送信装置と受信装置との間でシングルキャリア変調信号を送受信する無線伝送システムにおいて、送信装置は、シングルキャリア変調信号を帯域分割し、それぞれ所定の周波数位置に配置した複数のサブ変調信号を生成する帯域分割フィルタバンクを備え、複数のサブ変調信号を帯域分散配置して送信する構成であり、受信装置は、帯域分散配置して伝送された受信信号から複数のサブ変調信号を抽出して元のシングルキャリア変調信号に合成する帯域合成フィルタバンクを備えた構成である。
第1の発明の無線伝送システムにおける帯域分割フィルタバンクD1は、シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、フーリエ変換手段の出力を帯域分割して複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、複数の分割手段から出力される複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフトする複数の周波数シフト手段と、複数の周波数シフト手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置する加算手段と、加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段とを備える。
第1の発明の無線伝送システムにおける帯域分割フィルタバンクD2は、シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、フーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトする複数の周波数シフト手段と、複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割して複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、複数の分割手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置する加算手段と、加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段とを備える。
第1の発明の無線伝送システムにおける帯域合成フィルタバンクC1は、
受信信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、フーリエ変換
手段の出力を帯域分割して複数のサブ変調信号を抽出する複数の抽出手段と
、複数の抽出手段から出力される複数のサブ変調信号をそれぞれ配置変換前
の周波数位置にシフトする複数の周波数シフト手段と、複数の周波数シフト
手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成する加算手段と、加算
手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段とを備える。
第1の発明の無線伝送システムにおける帯域合成フィルタバンクC2は、
受信信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、フーリエ変換
手段の出力を所定の周波数位置からそれぞれ配置変換前の周波数位置にシフ
トする複数の周波数シフト手段と、複数の周波数シフト手段の出力を帯域分
割してそれぞれ複数のサブ変調信号を抽出する複数の抽出手段と、複数の抽
出手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成する加算手段と、加
算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段とを備える。
第2の発明は、第1の発明の無線伝送システムにおける送信装置および受
信装置は、複数のサブ変調信号をそれぞれ対応する無線伝送路を介して伝送
する構成である。
第2の発明の無線伝送システムにおける帯域分割フィルタバンクD1’は、シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、フーリエ変換手段の出力を帯域分割して複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、複数の分割手段から出力される複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、所定の周波数位置に配置して出力する複数の周波数シフト手段と、複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する複数の逆フーリエ変換手段とを備える。
第2の発明の無線伝送システムにおける帯域分割フィルタバンクD2’は、シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、フーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトする複数の周波数シフト手段と、複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割し、所定の周波数位置に配置した複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、複数の分割手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する複数の逆フーリエ変換手段とを備える。
第2の発明の無線伝送システムにおける帯域合成フィルタバンクC1’は
、複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数軸上の信号に変
換する複数のフーリエ変換手段と、複数のフーリエ変換手段の出力をそれぞ
れ帯域分割して複数のサブ変調信号を抽出する複数の抽出手段と、複数の抽
出手段から出力される複数のサブ変調信号をそれぞれ配置変換前の周波数位
置にシフトする複数の周波数シフト手段と、複数の周波数シフト手段の出力
を加算し、配置変換前の周波数位置で合成する加算手段と、加算手段の出力
を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段とを備える。
第2の発明の無線伝送システムにおける帯域合成フィルタバンクC2’は
、複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数軸上の信号に変
換する複数のフーリエ変換手段と、複数のフーリエ変換手段の出力をそれぞ
れ所定の周波数位置から配置変換前の周波数位置にシフトする複数の周波数
シフト手段と、複数の周波数シフト手段の出力を帯域分割して複数のサブ変
調信号を抽出する複数の抽出手段と、複数の抽出手段の出力を加算し、配置
変換前の周波数位置で合成する加算手段と、加算手段の出力を時間軸上の信
号に変換する逆フーリエ変換手段とを備える。
第1の発明または第2の発明の無線伝送システムにおける帯域分割フィルタバンクD1,D1’,D2,D2’の分割手段は、シングルキャリア変調信号に複数の帯域分割重み関数BDk(ω)を乗算してN個のサブ変調信号Sbk(ω)を生成する構成である。第1の発明または第2の発明の無線伝送システムにおける帯域合成フィルタバンクC1,C1’,C2,C2’の抽出手段は、受信信号に含まれるN個のサブ変調信号Sbk(ω) に、送受信装置間の伝達関数G(ω)と帯域分割重み関数 BDk(ω)とに対応した帯域合成重み関数BCk(ω)を乗算する構成である。ただし、kは1〜Nの自然数、Nは分割数、ωは周波数である。
また、帯域分割重み関数BDk(ω) と帯域合成重み関数BCk(ω) との積である帯域通過関数BTk(ω) が、シングルキャリア変調信号の占有帯域内において、
Σ|BTk(ω) G(ω+ωk)|=A
で表わされるのが好ましい。ただし、Aは定数、ωk はサブ変調信号の周波数配置によって決まる値である。
また、対となる帯域分割重み関数BDk(ω)と帯域合成重み関数BCk(ω)
は、互いに同一のルートロールオフ関数であることが好ましい。
また、変調信号の平均周波数スペクトラムF(ω)と帯域分割重み関数
BDk(ω) との積が
|F(ω)BDk(ω)G(ω+ωk)|=|BCk(ω) |
を満たし、帯域合成重み関数BCk(ω) がルートロールオフ関数であること
が好ましい。
第3の発明は、第1の発明の無線伝送システムの送信装置において、帯域
分割フィルタバンクD1,D2を備える。
第4の発明は、第2の発明の無線伝送システムの送信装置において、帯域
分割フィルタバンクD1’,D2’を備える。
第5の発明は、第1の発明の無線伝送システムの受信装置において、帯域
合成フィルタバンクC1,C2を備える。
第6の発明は、第2の発明の無線伝送システムの受信装置において、帯域
合成フィルタバンクC1’,C2’を備える。
第7の発明は、無線伝送路を介して接続される送信装置と受信装置との間でシングルキャリア変調信号を送受信する無線伝送方法において、送信装置は、帯域分割フィルタバンクでシングルキャリア変調信号を帯域分割し、それぞれ所定の周波数位置に配置した複数のサブ変調信号から送信信号を生成し、複数のサブ変調信号を帯域分散配置して送信し、受信装置は、帯域合成フィルタバンクで帯域分散配置して伝送された受信信号から複数のサブ変調信号を抽出して元のシングルキャリア変調信号に合成し、復調処理に供する。
第7の発明の無線伝送方法における帯域分割フィルタバンクは、フーリエ変換手段でシングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、複数の分割手段でフーリエ変換手段の出力を帯域分割して複数のサブ変調信号を出力し、複数の周波数シフト手段で複数の分割手段から出力される複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、加算手段で複数の周波数シフト手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置し、逆フーリエ変換手段で加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する。
第7の発明の無線伝送方法における帯域分割フィルタバンクは、フーリエ変換手段でシングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、複数の周波数シフト手段でフーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、複数の分割手段で複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割して複数のサブ変調信号を出力し、加算手段で複数の分割手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置し、逆フーリエ変換手段で加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する。
第7の発明の無線伝送方法における帯域合成フィルタバンクは、フーリエ
変換手段で受信信号を周波数軸上の信号に変換し、複数の抽出手段でフーリ
エ変換手段の出力を帯域分割して複数のサブ変調信号を抽出し、複数の周波
数シフト手段で複数の抽出手段から出力される複数のサブ変調信号をそれぞ
れ配置変換前の周波数位置にシフトし、加算手段で複数の周波数シフト手段
の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成し、逆フーリエ変換手段で
加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する。
第7の発明の無線伝送方法における帯域合成フィルタバンクは、フーリエ
変換手段で受信信号を周波数軸上の信号に変換し、複数の周波数シフト手段
でフーリエ変換手段の出力を所定の周波数位置からそれぞれ配置変換前の周
波数位置にシフトし、複数の抽出手段で複数の周波数シフト手段の出力をそ
れぞれ帯域分割して複数のサブ変調信号を抽出し、加算手段で複数の抽出手
段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成し、逆フーリエ変換手段
で加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する。
第8の発明は、第7の発明の無線伝送方法における送信装置および受信装
置は、複数のサブ変調信号をそれぞれ対応する無線伝送路を介して伝送する
第8の発明の無線伝送方法における帯域分割フィルタバンクは、フーリエ変換手段でシングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、複数の分割手段でフーリエ変換手段の出力を帯域分割して複数のサブ変調信号を出力し、複数の周波数シフト手段で複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、所定の周波数位置に配置して出力し、複数の逆フーリエ変換手段で複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する。
第8の発明の無線伝送方法における帯域分割フィルタバンクは、フーリエ変換手段でシングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、複数の周波数シフト手段でフーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、複数の分割手段で複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割し、それぞれ所定の周波数位置に配置した複数のサブ変調信号を出力し、複数の逆フーリエ変換手段で複数の分割手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する。


第8の発明の無線伝送方法における帯域合成フィルタバンクは、複数のフ
ーリエ変換手段で複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数
軸上の信号に変換し、複数の抽出手段でフーリエ変換手段の出力をそれぞれ
帯域分割して複数のサブ変調信号を抽出し、複数の周波数シフト手段で複数
の抽出手段から出力される複数のサブ変調信号をそれぞれ配置変換前の周波
数位置にシフトし、加算手段で複数の周波数シフト手段の出力を加算し、配
置変換前の周波数位置で合成し、逆フーリエ変換手段で加算手段の出力を時
間軸上の信号に変換する。
第8の発明の無線伝送方法における帯域合成フィルタバンクは、複数のフ
ーリエ変換手段で複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数
軸上の信号に変換し、複数の周波数シフト手段で複数のフーリエ変換手段の
出力をそれぞれ所定の周波数位置から配置変換前の周波数位置にシフトし、
複数の抽出手段で複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割して複
数のサブ変調信号を抽出し、加算手段で複数の抽出手段の出力を加算し、配
置変換前の周波数位置で合成し、逆フーリエ変換手段で加算手段の出力を時
間軸上の信号に変換する。
本発明によれば、1つの変調信号を複数のサブ変調信号に帯域分割し、帯
域分散配置して伝送できるので、他のユーザが占有している伝送路の未使用
帯域を有効に利用した帯域分散伝送を実現できる。また、1つの変調回路お
よび1つの復調回路で複数のサブ変調信号に対応できるので、サブ変調信号
毎の変調回路や復調回路を用意する必要がなく、無線伝送システムの回路規
模を抑えた帯域分散伝送が可能になる。
また、1つの変調信号を帯域分割するため、従来のマルチキャリヤ伝送と
比べてPAPR(peak average power ratio) を小さくできるので、送信装
置および受信装置のRF部の増幅器の小型化することができる。
本発明の無線伝送システムの第1の実施形態を示すブロック図である。 帯域分割フィルタバンク11の第1の構成例を示すブロック図である。 第1の構成例の帯域分割フィルタバンク11の信号処理の流れを示す図である。 帯域分割フィルタバンク11の第2の構成例を示すブロック図である。 第2の構成例の帯域分割フィルタバンク11の信号処理の流れを示す図である。 帯域合成フィルタバンク14の第1の構成例を示すブロック図である。 第1の構成例の帯域合成フィルタバンク14の信号処理の流れを示す図である。 帯域合成フィルタバンク14の第2の構成例を示すブロック図である。 第2の構成例の帯域合成フィルタバンク14の信号処理の流れを示す図である。 重複加算を適用した帯域分割フィルタバンク11の構成例を示すブロック図である。 重複加算を適用した帯域合成フィルタバンク14の構成例を示すブロック図である。 本発明の無線伝送システムの第2の実施形態を示すブロック図である。 帯域分割フィルタバンク11’の第1の構成例を示すブロック図である。 帯域分割フィルタバンク11’の第2の構成例を示すブロック図である。 帯域合成フィルタバンク14’の第1の構成例を示すブロック図である。 帯域合成フィルタバンク14’の第2の構成例を示すブロック図である。 重複加算を適用した帯域分割フィルタバンク11’の構成例を示すブロック図である。 重複加算を適用した帯域合成フィルタバンク14’の構成例を示すブロック図である。 帯域分割重み関数および帯域合成重み関数の一例を示す図である。 他の帯域分割例を示す図である。 変調信号を2つのサブ変調信号に分割した送信信号の例を示す図である。 受信信号の2つのサブ変調信号を合成した合成信号の例を示す図である。 サブ変調信号の合成信号と変調信号のロールオフ特性を示す図である。 変調信号F(ω)の帯域と、サブ変調信号が占有する帯域の総和との比較例を示す図である。 従来のマルチキャリヤ伝送システムの第1の構成例を示すブロック図である。 従来のマルチキャリヤ伝送システムの第2の構成例を示すブロック図である。 従来のOFDM伝送システムの構成例を示すブロック図である。
図1は、本発明の無線伝送システムの第1の実施形態を示す。
図1において、本実施形態の無線伝送システムは、送信装置と受信装置が
無線伝送路を介して接続される構成である。送信装置は、変調回路10と帯
域分割フィルタバンク11と送信回路12を備え、変調信号を帯域分割した
複数のサブ変調信号を所定の周波数位置に配置して送信する構成である。受
信装置は、受信回路13と帯域合成フィルタバンク14と復調回路15を備
え、帯域分散伝送された受信信号から複数のサブ変調信号を抽出し、元の変
調信号を合成して復調する構成である。
図2は、帯域分割フィルタバンク11の第1の構成例を示す。ここでは、
2つのサブ変調信号に帯域分割する構成例を示す。
図2において、帯域分割フィルタバンク11は、入力する変調信号を周波
数軸上の変調信号に変換するFFT回路11aと、FFT回路11aの出力
に帯域分割重み関数1を乗算することにより帯域分割したサブ変調信号を出
力する分割回路11bと、FFT回路11aの出力に帯域分割重み関数2を
乗算することにより帯域分割したサブ変調信号を出力する分割回路11cと
、分割回路11bから出力されるサブ変調信号を周波数シフト1だけシフト
させるシフト回路11dと、分割回路11cから出力されるサブ変調信号を
周波数シフト2だけシフトさせるシフト回路11eと、シフト回路11d,
11eの出力を加算する加算回路11fと、加算回路11fの出力を時間軸
上の信号に変換するIFFT回路11gとを備える。
図3は、第1の構成例の帯域分割フィルタバンク11の信号処理の流れを
示す。
図3(a),(b) において、帯域分割フィルタバンク11に入力する変調信号
は、FFT回路11aで高速フーリエ変換処理され、時間軸上の信号から周
波数軸上の変調信号Aに変換される。分割回路11bは、FFT回路11a
から出力される変調信号Aと帯域分割重み関数1を乗算し、変調信号Aを周
波数軸上で帯域分割したサブ変調信号を出力する。分割回路11cは、FF
T回路11aから出力される変調信号Aと帯域分割重み関数2を乗算し、変
調信号Aを周波数軸上で帯域分割したサブ変調信号を出力する。シフト回路
11dは、分割回路11bから出力されるサブ変調信号を周波数シフト1だ
けシフトし、等価的に周波数変換したサブ変調信号A1 を生成する。シフト
回路11eは、分割回路11cから出力されるサブ変調信号を周波数シフト
2だけシフトし、等価的に周波数変換したサブ変調信号A2 を生成する。
加算回路11fは、シフト回路14d,14eの出力を周波数軸上で加算
し、帯域分割および周波数変換したサブ変調信号A1,A2をそれぞれ所定の
周波数位置に配置し、IFFT回路11gに出力する。IFFT回路11g
は高速フーリエ逆変換処理を行い、周波数軸上の変調信号から時間軸上の変
調信号に変換する。
この変調信号は、図1に示す送信回路12から無線信号に変換して送信さ
れる。このとき、図3(c) に示すように、無線伝送路上に他のユーザの変調
信号B,C,Dがそれぞれの周波数帯域を占有している場合に、サブ変調信
号A1,A2はその未使用帯域に挿入される。このサブ変調信号A1,A2の周
波数帯域および周波数位置は、それぞれの未使用帯域に応じて帯域分割重み
関数1,2および周波数シフト1,2により設定される。
図4は、帯域分割フィルタバンク11の第2の構成例を示す。ここでは、
2つのサブ変調信号に帯域分割する構成例を示す。
図4において、帯域分割フィルタバンク11は、入力する変調信号を周波
数軸上の変調信号に変換するFFT回路11aと、FFT回路11aの出力
を周波数シフト1だけシフトさせるシフト回路11dと、FFT回路11a
の出力を周波数シフト2だけシフトさせるシフト回路11eと、シフト回路
11dの出力に帯域分割重み関数1を乗算することにより帯域分割したサブ
変調信号を出力する分割回路11bと、シフト回路11eの出力に帯域分割
重み関数2を乗算することにより帯域分割したサブ変調信号を出力する分割
回路11cと、分割回路11b,11cの出力を加算する加算回路11fと
、加算回路11fの出力を時間軸上の信号に変換するIFFT回路11gと
を備える。
図5は、第2の構成例の帯域分割フィルタバンク11の信号処理の流れを
示す。
図5(a),(b) において、帯域分割フィルタバンク11に入力する変調信号
は、FFT回路11aで高速フーリエ変換処理され、時間軸上の信号から周
波数軸上の変調信号Aに変換される。シフト回路11dは、FFT回路11
aから出力される変調信号Aを周波数シフト1だけシフトし、等価的に周波
数変換する。シフト回路11eは、FFT回路11aから出力される変調信
号Aを周波数シフト2だけシフトし、等価的に周波数変換する。分割回路1
1bは、シフト回路11dの出力と帯域分割重み関数1を乗算し、変調信号
Aを周波数軸上で帯域分割したサブ変調信号A1 を出力する。分割回路11
cは、シフト回路11eの出力と帯域分割重み関数2を乗算し、変調信号A
を周波数軸上で帯域分割したサブ変調信号A2 を出力する。
加算回路11fは、分割回路14b,14cの出力を周波数軸上で加算し
、周波数変換および帯域分割したサブ変調信号A1,A2をそれぞれ所定の周
波数位置に配置し、IFFT回路11gに出力する。IFFT回路11gは
高速フーリエ逆変換処理を行い、周波数軸上の変調信号から時間軸上の変調
信号に変換する。
この変調信号は、図1に示す送信回路12から無線信号に変換して送信さ
れる。このとき、図5(c) に示すように、無線伝送路上に他のユーザの変調
信号B,C,Dがそれぞれの周波数帯域を占有している場合に、サブ変調信
号A1,A2はその未使用帯域に挿入される。このサブ変調信号A1,A2の周
波数帯域および周波数位置は、それぞれの未使用帯域に応じて帯域分割重み
関数1,2および周波数シフト1,2により設定される。
このように、従来は連続した未使用帯域を確保できなければ、変調信号A
に周波数帯域を割り当てることができなかった。また、分散する未使用帯域
を有効に利用することができなかった。これに対して、本発明の無線通信シ
ステムでは、図2または図4に示す帯域分割フィルタバンク11を用いるこ
とにより、分散する未使用帯域に変調信号Aを帯域分割して配置し、連続し
た未使用帯域を確保しなくても変調信号Aの帯域分散伝送が可能になり、シ
ステム全体として周波数利用効率を向上させることができる。
図6は、帯域合成フィルタバンク14の第1の構成例を示す。ここでは、
2つのサブ変調信号を帯域合成する構成例を示す。
図6において、帯域合成フィルタバンク14は、入力する変調信号を周波
数軸上の変調信号に変換するFFT回路14aと、FFT回路14aの出力
に帯域合成重み関数1を乗算することによりサブ変調信号を抽出する抽出回
路14bと、FFT回路14aの出力に帯域合成重み関数2を乗算すること
によりサブ変調信号を抽出する抽出回路14cと、抽出回路14bから出力
されるサブ変調信号を周波数シフト1だけシフトさせるシフト回路14dと
、抽出回路14cから出力されるサブ変調信号を周波数シフト2だけシフト
させるシフト回路14eと、シフト回路14d,14eの出力を加算する加
算回路14fと、加算回路14fの出力を時間軸上の信号に変換するIFF
T回路14gとを備える。
なお、必要に応じて、加算回路14fとIFFT回路14gとの間に受信
波形整形フィルタ14hが挿入される。受信波形整形フィルタ14hは、加
算回路14fの出力に周波数軸上で波形整形フィルタ関数を乗算する乗算回
路14iを備え、所定の帯域外の雑音および信号成分を除去する構成である
図7は、第1の構成例の帯域合成フィルタバンク14の信号処理の流れを
示す。
図7(a) において、帯域合成フィルタバンク14に入力する受信信号は、
FFT回路14aで高速フーリエ変換処理され、時間軸上の信号から周波数
軸上の受信信号に変換される。この受信信号には、サブ変調信号A1,A2
所定の周波数位置に配置されている。
図7(b),(c) において、抽出回路14bは、FFT回路14aから出力さ
れる受信信号と帯域合成重み関数1を乗算し、周波数軸上で受信信号からサ
ブ変調信号A1 を抽出する。抽出回路14cは、FFT回路14aから出力
される受信信号と帯域合成重み関数2を乗算し、周波数軸上で受信信号から
サブ変調信号を抽出する。すなわち、抽出回路14b,14cは、受信信号
と帯域合成重み関数1,2の乗算により周波数軸上で等価的なフィルタ処理
を行い、帯域合成重み関数1,2の通過帯域外の雑音および信号成分を除去
し、サブ変調信号A1 ,A2 を抽出する。
図7(d) において、シフト回路14dは、抽出回路14bの出力を周波数
シフト1だけシフトして等価的に周波数変換する。シフト回路14eは、抽
出回路14cの出力を周波数シフト2だけシフトし、等価的に周波数変換す
る。加算回路14fは、それぞれ周波数変換された信号を加算することによ
り、サブ変調信号A1,A2を配置変換前の周波数位置で合成し、元の変調信
号Aを再生する。
図7(e) において、受信波形整形フィルタ14hは、加算回路14fの出
力に含まれる隣接する帯域の変調信号B,Dを除去し、再生された変調信号
Aを選択してIFFT14gに出力する。IFFT回路14gは高速フーリ
エ逆変換処理を行い、周波数軸上の変調信号から時間軸上の変調信号に変換
し、後段の復調回路に出力する。
なお、図6,7に示す第1の構成例の帯域合成フィルタバンク14の帯域
合成重み関数1,2は、図4,5に示す第2の構成例の帯域分割フィルタバ
ンク11の帯域分割重み関数1,2と送受信装置間の伝達関数に対応した値
に設定される。また、図6,7に示す第1の構成例の帯域合成フィルタバン
ク14の周波数シフト1,2は、図4,5に示す第2の構成例の帯域分割フ
ィルタバンク11の周波数シフト1,2と相補的な値に設定される。
図8は、帯域合成フィルタバンク14の第2の構成例を示す。ここでは、
2つのサブ変調信号を帯域合成する構成例を示す。
図8において、帯域合成フィルタバンク14は、入力する変調信号を周波
数軸上の変調信号に変換するFFT回路14aと、FFT回路14aの出力
を周波数シフト1だけシフトさせるシフト回路14dと、FFT回路14a
の出力を周波数シフト2だけシフトさせるシフト回路14eと、シフト回路
14dの出力に帯域合成重み関数1を乗算することによりサブ変調信号を抽
出する抽出回路14bと、シフト回路14eの出力に帯域合成重み関数2を
乗算することによりサブ変調信号を抽出する抽出回路14cと、抽出回路1
4b,14cの出力を加算する加算回路14fと、加算回路14fの出力を
時間軸上の信号に変換するIFFT回路14gとを備える。
なお、必要に応じて、加算回路14fとIFFT回路14gとの間に受信
波形整形フィルタ14hが挿入される。受信波形整形フィルタ14hは、加
算回路14fの出力に周波数軸上で波形整形フィルタ関数を乗算する乗算回
路14iを備え、所定の帯域外の雑音および信号成分を除去する構成である
図9は、第2の構成例の帯域合成フィルタバンク14の信号処理の流れを
示す。
図9(a) において、帯域合成フィルタバンク14に入力する受信信号は、
FFT回路14aで高速フーリエ変換処理され、時間軸上の信号から周波数
軸上の受信信号に変換される。この受信信号には、サブ変調信号A1,A2
所定の周波数位置に配置されている。
図9(b),(c) において、シフト回路14dは、FFT回路14aの出力を
周波数シフト1だけシフトして等価的に周波数変換する。抽出回路14bは
、シフト回路14dから出力される受信信号と帯域合成重み関数1を乗算し
、周波数軸上で受信信号からサブ変調信号A1 を抽出する。シフト回路14
eは、FFT回路14aの出力を周波数シフト2だけシフトして等価的に周
波数変換する。抽出回路14cは、シフト回路14eから出力される受信信
号と帯域合成重み関数2を乗算し、周波数軸上で受信信号からサブ変調信号
2 を抽出する。すなわち、抽出回路14b,14cは、周波数変換した受
信信号と帯域合成重み関数1,2の乗算により周波数軸上で等価的なフィル
タ処理を行い、帯域合成重み関数1,2の通過帯域外の雑音および信号成分
を除去し、サブ変調信号A1 ,A2 を抽出する。
図9(d) において、加算回路14fは、受信信号から抽出されたサブ変調
信号A1,A2を加算することにより、配置変換前の周波数位置で合成し、元
の変調信号Aを再生する。
図9(e) において、受信波形整形フィルタ14hは、加算回路14fの出
力に含まれる隣接する帯域の変調信号B,Dを除去し、再生された変調信号
Aを選択してIFFT14gに出力する。IFFT回路14gは高速フーリ
エ逆変換処理を行い、周波数軸上の変調信号から時間軸上の変調信号に変換
し、後段の復調回路に出力する。
なお、図8,9に示す第2の構成例の帯域合成フィルタバンク14の帯域
合成重み関数1,2は、図2,3に示す第1の構成例の帯域分割フィルタバ
ンク11の帯域分割重み関数1,2と送受信装置間の伝達関数に対応した値
に設定される。また、図8,9に示す第2の構成例の帯域合成フィルタバン
ク14の周波数シフト1,2は、図2,3に示す第1の構成例の帯域分割フ
ィルタバンク11の周波数シフト1,2と相補的な値に設定される。
また、帯域分割フィルタバンク11および帯域合成フィルタバンク14は
、連続信号を処理するために、入力信号を一定区間に区切り、その区間毎に
処理し、処理後の信号を加算して出力する周知の重複加算構成をとってもよ
い。また、帯域分割フィルタバンク11および帯域合成フィルタバンク14
は、入力信号を一部重複する一定区間に区切り、その区間毎に処理し、処理
後の信号から重複箇所の一部を捨てて加算する周知の重複保存構成をとって
もよい。
図10は、重複加算を適用した帯域分割フィルタバンク11の構成例を示
す。
図10において、変調回路10から入力する変調信号を2系統に分岐し、
一方の変調信号を第1の時間窓21を介して第1の帯域分割フィルタバンク
11−1に入力し、他方の変調信号を遅延回路22で遅延させ、第2の時間
窓23を介して第2の帯域分割フィルタバンク11−2に入力する。なお、
第1の時間窓21および第2の時間窓23は、時間軸上で相補特性を有する
時間窓である。第1の帯域分割フィルタバンク11−1および第2の帯域分
割フィルタバンク11−2は、図2または図4に示す帯域分割フィルタバン
ク11と同じ回路構成である。第1の帯域分割フィルタバンク11−1の出
力は遅延回路24で遅延させて加算回路25に入力し、第2の帯域分割フィ
ルタバンク11−2の出力と加算して送信回路12に出力する。このような
重複加算を適用することにより、時間軸上で連続する変調信号に対して有限
区間のFFT処理を連続して行うことができる。
図11は、重複加算を適用した帯域合成フィルタバンク14の構成例を示
す。
図11において、受信回路13から入力する受信信号を2系統に分岐し、
一方の受信信号を第1の時間窓31を介して第1の帯域合成フィルタバンク
14−1に入力し、他方の受信信号を遅延回路32で遅延させ、第2の時間
窓33を介して第2の帯域合成フィルタバンク14−2に入力する。なお、
第1の時間窓31および第2の時間窓33は、時間軸上で相補特性を有する
時間窓である。第1の帯域合成フィルタバンク14−1および第2の帯域合
成フィルタバンク14−2は、図6または図8に示す帯域合成フィルタバン
ク14と同じ回路構成である。第1の帯域合成フィルタバンク14−1の出
力は遅延回路34で遅延させて加算回路35に入力し、第2の帯域合成フィ
ルタバンク14−2の出力と加算して復調回路15に出力する。このような
重複加算を適用することにより、時間軸上で連続する受信信号に対して有限
区間のFFT処理を連続して行うことができる。
図12は、本発明の無線伝送システムの第2の実施形態を示す。
図12において、本実施形態の無線伝送システムは、送信装置と受信装置
が複数の無線伝送路を介して接続される構成である。ここで、複数の無線伝
送路とは、偏波多重や空間分割多重などの多重伝送路を含むものとする。
送信装置は、変調回路10および帯域分割フィルタバンク11’と、複数
の無線伝送路に対応する送信回路12−1,12−2,…,12−Nを備え
、変調信号を帯域分割した複数のサブ変調信号を所定の周波数位置に配置し
、それぞれ対応する送信回路12−1,12−2,…,12−Nから送信す
る構成である。受信装置は、複数の無線伝送路に対応する受信回路13−1
,13−2, …,13−Nと、帯域合成フィルタバンク14’および復調回
路15を備え、帯域分散伝送された受信信号を受信回路13−1,13−2
,…,13−Nで受信し、各受信信号から複数のサブ変調信号を抽出し、元
の変調信号を合成して復調する構成である。
図13は、帯域分割フィルタバンク11’の第1の構成例を示す。ここで
は、2つのサブ変調信号に帯域分割する構成例を示す。
図13において、帯域分割フィルタバンク11は、入力する変調信号を周
波数軸上の変調信号に変換するFFT回路11aと、FFT回路11aの出
力に帯域分割重み関数1を乗算することにより帯域分割したサブ変調信号を
出力する分割回路11bと、FFT回路11aの出力に帯域分割重み関数2
を乗算することにより帯域分割したサブ変調信号を出力する分割回路11c
と、分割回路11bから出力されるサブ変調信号を周波数シフト1だけシフ
トさせるシフト回路11dと、分割回路11cから出力されるサブ変調信号
を周波数シフト2だけシフトさせるシフト回路11eと、シフト回路11d
,11eの出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換するIFFT回路11g−
1,11g−2とを備える。
図2に示す帯域分割フィルタバンク11の第1の構成例との違いは、シフ
ト回路11d,11eから出力される各サブ変調信号A1,A2をそれぞれI
FFT回路11g−1,11g−2を介して、図12に示す送信回路12−
1,12−2に出力するところにある。これにより、各サブ変調信号A1
2 が互いに独立な無線伝送路を介して受信装置に伝送される。
図14は、帯域分割フィルタバンク11’の第2の構成例を示す。ここで
は、2つのサブ変調信号に帯域分割する構成例を示す。
図14において、帯域分割フィルタバンク11’は、入力する変調信号を
周波数軸上の変調信号に変換するFFT回路11aと、FFT回路11aの
出力を周波数シフト1だけシフトさせるシフト回路11dと、FFT回路1
1aの出力を周波数シフト2だけシフトさせるシフト回路11eと、シフト
回路11dの出力に帯域分割重み関数1を乗算することにより帯域分割した
サブ変調信号を出力する分割回路11bと、シフト回路11eの出力に帯域
分割重み関数2を乗算することにより帯域分割したサブ変調信号を出力する
分割回路11cと、分割回路11b,11cの出力をそれぞれ時間軸上の信
号に変換するIFFT回路11g−1,11g−2とを備える。
図4に示す帯域分割フィルタバンク11の第2の構成例との違いは、分割
回路11b,11cから出力される各サブ変調信号A1,A2をそれぞれIF
FT回路11g−1,11g−2を介して、図12に示す送信回路12−1
,12−2に出力するところにある。これにより、各サブ変調信号A1,A2
が互いに独立な無線伝送路を介して受信装置に伝送される。
図15は、帯域合成フィルタバンク14’の第1の構成例を示す。ここで
は、2つのサブ変調信号を帯域合成する構成例を示す。
図15において、帯域合成フィルタバンク14’は、入力する複数の変調
信号をそれぞれ周波数軸上の変調信号に変換するFFT回路14a−1,1
4a−2と、FFT回路14a−1の出力に帯域合成重み関数1を乗算する
ことによりサブ変調信号を抽出する抽出回路14bと、FFT回路14a−
2の出力に帯域合成重み関数2を乗算することによりサブ変調信号を抽出す
る抽出回路14cと、抽出回路14bから出力されるサブ変調信号を周波数
シフト1だけシフトさせるシフト回路14dと、抽出回路14cから出力さ
れるサブ変調信号を周波数シフト2だけシフトさせるシフト回路14eと、
シフト回路14d,14eの出力を加算する加算回路14fと、加算回路1
4fの出力を時間軸上の信号に変換するIFFT回路14gとを備える。な
お、受信波形整形フィルタ14hは、上述のように必要に応じて配置される
図6に示す帯域合成フィルタバンク14の第1の構成例との違いは、図1
2に示す受信回路13−1,13−2から入力する複数の変調信号をFFT
回路14a−1,14a−2に介して、それぞれ対応する抽出回路14b,
14cに入力するところにある。これにより、互いに独立な無線伝送路を介
して伝送された受信信号から各サブ変調信号A1,A2を抽出し、合成するこ
とができる。
図16は、帯域合成フィルタバンク14’の第2の構成例を示す。ここで
は、2つのサブ変調信号を帯域合成する構成例を示す。
図16において、帯域合成フィルタバンク14’は、入力する変調信号を
それぞれ周波数軸上の変調信号に変換するFFT回路14a−1,14a−
2と、FFT回路14aの出力を周波数シフト1だけシフトさせるシフト回
路14dと、FFT回路14aの出力を周波数シフト2だけシフトさせるシ
フト回路14eと、シフト回路14dの出力に帯域合成重み関数1を乗算す
ることによりサブ変調信号を抽出する抽出回路14bと、シフト回路14e
の出力に帯域合成重み関数2を乗算することによりサブ変調信号を抽出する
抽出回路14cと、抽出回路14b,14cの出力を加算する加算回路14
fと、加算回路14fの出力を時間軸上の信号に変換するIFFT回路14
gとを備える。なお、受信波形整形フィルタ14hは、上述のように必要に
応じて配置される。
図8に示す帯域合成フィルタバンク14の第2の構成例との違いは、図1
2に示す受信回路13−1,13−2から入力する複数の変調信号をFFT
回路14a−1,14a−2に介して、それぞれ対応するシフト回路14d
,14eに入力するところにある。これにより、互いに独立な無線伝送路を
介して伝送された受信信号から各サブ変調信号A1,A2を抽出し、合成する
ことができる。
図17は、重複加算を適用した帯域分割フィルタバンク11’の構成例を
示す。
図17において、変調回路10から入力する変調信号を2系統に分岐し、
一方の変調信号を第1の時間窓21を介して第1の帯域分割フィルタバンク
11’−1に入力し、他方の変調信号を遅延回路22で遅延させ、第2の時
間窓23を介して第2の帯域分割フィルタバンク11’−2に入力する。な
お、第1の時間窓21および第2の時間窓23は、時間軸上で相補特性を有
する時間窓である。第1の帯域分割フィルタバンク11’−1および第2の
帯域分割フィルタバンク11’−2は、図13または図14に示す帯域分割
フィルタバンク11’と同じ回路構成である。第1の帯域分割フィルタバン
ク11’−1の第1の出力は、遅延回路24−1で遅延させて加算回路25
−1に入力し、第2の帯域分割フィルタバンク11’−2の第1の出力と加
算して送信回路12−1に出力する。また、第1の帯域分割フィルタバンク
11’−1の第2の出力は、遅延回路24−2で遅延させて加算回路25−
2に入力し、第2の帯域分割フィルタバンク11’−2の第2の出力と加算
して送信回路12−2に出力する。このような重複加算を適用することによ
り、時間軸上で連続する変調信号に対して有限区間のFFT処理を連続して
行うことができる。
図18は、重複加算を適用した帯域合成フィルタバンク14’の構成例を
示す。
図18において、受信回路13−1から入力する受信信号を2系統に分岐
し、一方の受信信号を第1の時間窓31−1を介して第1の帯域合成フィル
タバンク14’−1に入力し、他方の受信信号を遅延回路32−1で遅延さ
せ、第2の時間窓33−1を介して第2の帯域合成フィルタバンク14’−
2に入力する。また、受信回路13−2から入力する受信信号を2系統に分
岐し、一方の受信信号を第1の時間窓31−2を介して第1の帯域合成フィ
ルタバンク14’−1に入力し、他方の受信信号を遅延回路32−2で遅延
させ、第2の時間窓33−2を介して第2の帯域合成フィルタバンク14’
−2に入力する。なお、第1の時間窓31−1および第2の時間窓33−1
、第1の時間窓31−2および第2の時間窓33−2は、それぞれ時間軸上
で相補特性を有する時間窓である。
第1の帯域合成フィルタバンク14’−1および第2の帯域合成フィルタ
バンク14’−2は、図15または図16に示す帯域合成フィルタバンク1
4’と同じ回路構成である。第1の帯域合成フィルタバンク14’−1の出
力は遅延回路34で遅延させて加算回路35に入力し、第2の帯域合成フィ
ルタバンク14’−2の出力と加算して復調回路15に出力する。このよう
な重複加算を適用することにより、時間軸上で連続する受信信号に対して有
限区間のFFT処理を連続して行うことができる。
以上説明した帯域分割フィルタバンク11,11’および帯域合成フィル
タバンク14,14’の各回路は、ハードウェア回路に限定されるものでは
なく、例えばソフトウェア処理による構成であってもよい。
本発明の無線伝送システムおよび無線伝送方法では、帯域分割フィルタバ
ンク11で変調信号Aからサブ変調信号A1,A2に帯域分割し、帯域合成フ
ィルタバンク14でサブ変調信号A1,A2を抽出し、合成して変調信号Aを
再生できることが重要である。以下、帯域分割重み関数および帯域合成重み
関数について詳細に説明する。
図19は、帯域分割重み関数および帯域合成重み関数の一例を示す。
変調信号をフィルタリングする場合、時間軸上では畳み込み処理が行われ
る。一方、フーリエ変換を利用した周波数軸上では、乗算処理に代えること
ができる。
帯域分割フィルタバンク11において、入力する変調信号をF(ω)、帯域
分割重み関数1をH1(ω)、帯域分割重み関数2をH2(ω)、周波数シフト
1をω1、周波数シフト2をω2とすると、サブ変調信号A1,A2を加算した
送信信号Tx(ω) は周波数軸上で、
Tx(ω)=F(ω−ω1)H1(ω−ω1)+F(ω−ω2)H2(ω−ω2) …(1)
となる。ただし、サブ変調信号A1,A2の信号帯域は、加算後、周波数軸上
で重ならないようにω1 およびω2 が選定される。
次に、送受信装置間の伝達関数G(ω)を1とおくと、帯域合成フィルタバ
ンク14に入力する受信信号Rx(ω)は、
Rx(ω)=G(ω)Tx(ω)=Tx(ω) …(2)
となる。
一方、帯域合成重み関数1を送信側の帯域分割重み関数1と同じH1(ω)
、帯域合成重み関数2を送信側の帯域分割重み関数1と同じH2(ω) 、周波
数シフト1を−ω1、周波数シフト2を−ω2とすると、加算回路14fの出
力Rx1(ω)は、
Rx1(ω)=Rx(ω+ω1)H1(ω)+Rx(ω+ω2)H2(ω)
=F(ω)(H1 2(ω)+H2 2(ω)) …(3)
となる。受信波形整形フィルタ14hの周波数特性をRoll(ω)とすると、復
調回路15の入力信号Rx2(ω)は、
Rx2(ω)=Rx1(ω)Roll(ω)
=F(ω)(H1 2(ω)+H2 2(ω)) Roll(ω) …(4)
となる。
ここで、帯域合成重み関数BCk(ω) は、帯域分割重み関数BDk(ω) と
送受信装置間の伝達関数G(ω)とに対応した関数である。ただし、kは1〜
Nの自然数、Nは分割数、ωは周波数である。帯域分割重み関数BDk(ω)
と帯域合成重み関数BCk(ω) との積である帯域通過関数BTk(ω) は、変
調信号の占有帯域内において、
Σ|BTk(ω) G(ω+ωk)|
=Σ|BDk(ω) BCk(ω) G(ω+ωk)|
=A …(5)
で表わされる。ただし、Aは定数、ωk はサブ変調信号の周波数配置によっ
て決まる値である。対となる帯域分割重み関数BDk(ω) と帯域合成重み関
数BCk(ω) とが、互いに同一のルートロールオフ関数である。
ここで、式(2) と同様にG(ω)=1とすると、式(5) は、
|BD1(ω) BC1(ω)|+|BD2(ω) BC2(ω)|
=|H1 2(ω)|+|H2 2(ω)|
=A …(6)
となる。
1(ω)>0、H2(ω)>0 とすると、式(4) は、
Rx2(ω)=F(ω)(H1 2(ω)+H2 2(ω)) Roll(ω)
=AF(ω) Roll(ω) …(7)
となり、送信信号が受信波形整形フィルタ14hでフィルタリングすること
により抽出される。
一方、送受信装置間に遅延時間τを仮定すると、無歪な伝送路の伝達関数
G(ω)は、
G(ω)=exp(−j(ωτ+θ0))
で表される。受信装置に入力する受信信号Rx(ω)は、
Rx(ω)=G(ω)Tx(ω)=exp(−j(ωτ+θ0))Tx(ω) …(8)
となる。ここで、受信側の帯域合成重み関数1をH1(ω) 、帯域合成重み関
数2をH2(ω)exp(−j(ω1−ω2)τ) と選べば、加算回路14f の出力
Rx1(ω)は、
Rx1(ω)
=Rx(ω+ω1)H1(ω)+Rx(ω+ω2)H2(ω)exp(−j(ω1−ω2)τ)
=Tx(ω+ω1)G(ω+ω1)H1(ω)
+Tx(ω+ω2)G(ω+ω2)H2(ω) exp(−j(ω1−ω2)τ)
=F(ω)H1(ω)G(ω+ω1)H1(ω)
+F(ω)H2(ω)G(ω+ω2)H2(ω) exp(−j(ω1−ω2)τ)
=F(ω)(H1 2(ω)exp(−j(ω+ω1)τ+θ0)
+H2 2(ω)exp(−j(ω+ω1)τ+θ0))
=F(ω)(H1 2(ω)+H2 2(ω))exp(−j(ω+ω1)τ+θ0)) …(9)
となる。すなわち、変調信号F(ω)は、位相exp(−j(ω1τ+θ0))回転し、
時間τだけ遅延して復調される。
位相回転や時間遅延は、復調回路15に一般的に設けられるキャリヤ再生
回路およびタイミング再生回路で調整できるため、復調回路15において変
調信号F(ω)を無歪で抽出することができる。
以上の説明は伝達関数G(ω)が無歪の場合である。一方、伝達関数G(ω)
の振幅等が平坦でない場合には、合成後に平坦となるように帯域合成重み関
数1および帯域合成重み関数2を選ぶか、または帯域分割重み関数1および
帯域分割重み関数2を選ぶことにより、伝送路の歪を補償することが可能で
ある。
さらに、本発明を満足する帯域分割重み関数および帯域合成重み関数につ
いて、図19を参照して詳細に説明する。
本発明を満足させるためには、上述したように、帯域分割重み関数1と帯
域合成重み関数1を周波数軸上で乗算した帯域通過関数1と、帯域分割重み
関数2と帯域合成重み関数2を周波数軸上で乗算した帯域通過関数2との周
波数軸上での和の通過域が、変調信号の占有帯域に対して平坦であればよい
。例えば、ロールオフ率α、カットオフ周波数ωh のルートロールオフフィ
ルタをωh周波数シフトした特性は以下の式で示される。なお、ωx=αωh
とする。
1(ω) =1 (|ω+ωh|<ωh−ωx) …(10-1)
1(ω) =sin(π(ωx−|ω+ωh|+ωh)/4ωx) …(10-2)
(ωh −ωx ≦|ω+ωh|<ωh−ωx
1(ω) =0 (|ω+ωh|≧2ωh−ωx) …(10-3)
ここで、簡単のために伝達関数G(ω)=1とすると、式(10)を帯域分割重
み関数1および帯域合成重み関数1とすればよい。
一方、次にルートロールオフフィルタを−ωh 周波数シフトした特性は、
以下の式で示される。
2(ω) =1 (|ω+ωh|<ωh−ωx) …(11-1)
2(ω) =sin(π(ωx−|ω−ωh|+ωh)/4ωx) …(11-2)
(ωh −ωx ≦|ω+ωh|<ωh−ωx)
2(ω) =0 (|ω+ωh|≧ωh−ωx) …(11-3)
ここで、簡単のために伝達関数G(ω)=1とすると、式(11)を帯域分割重
み関数2および帯域合成重み関数2とすればよい。
したがって、送受信を併せたフィルタ特性は、以下の式のようになる。
1 2(ω)+H2 2(ω)=1 (|ω|<ωh(2−α)) …(12-1)
1 2(ω)+H2 2(ω)=sin2(π(ωx−|ω−ωh|+ωh)/4ωx)…(12-2)
(ωh(2−α)≦ω<ωh(2+α))
1 2(ω)+H2 2(ω)=sin2(π(ωx−|ω+ωh|+ωh)/4ωx)…(12-3)
(−ωh(2−α)≧ω>−ωh(2+α))
1 2(ω)+H2 2(ω)=0 (|ω|≧ωh(2+α)) …(12-4)
式(9) より、送受信を併せたフィルタ特性H1 2(ω)+H2 2(ω)の利得は、
|ω|<ωh(2+α) で1(通過域)となる。したがって、|ω|<ωh(2
+α) を占有帯域とする変調信号F(ω)については、波形歪みなく信号伝送
が可能である。
上記の帯域分割重み関数および帯域合成重み関数を適用すれば、変調信号
を周波数軸上で分割し、受信側で合成して復調することが可能となる。
なお、上記の例は、帯域分割重み関数および帯域合成重み関数の一例であ
り、このフィルタ関数に限定するものではない。すなわち、上記の例は変調
信号を等しく2分割する例であったが、未使用帯域の状況によって図20(a
) に示すように3分割以上、例えば7分割してもよいし、図20(b) に示す
ように異なる帯域幅のサブ変調信号に分割してもよい。
図21は、変調信号を2つのサブ変調信号に分割した送信信号の例を示す
。図22は、受信信号の2つのサブ変調信号を合成した合成信号の例を示す
。図23は、サブ変調信号の合成信号と変調信号のロールオフ特性を示す。
この例では、広帯域な変調信号F(ω)を2つの狭帯域フィルタで分割伝送
し、送信信号F(ω)BDk(ω)と伝搬路特性G(ω+ωk)の積の絶対値である
|F(ω)BDk(ω) G(ω+ωk)|
と、帯域合成重み係数の絶対値である|BCk(ω) |とがそれぞれ同一のル
ートロールオフ関数となっている。
以下、この特性を満足する帯域分割重み係数BDk(ω) と帯域合成重み係
数BCk(ω) とを用いた送信信号分割と合成について説明する。
送信側において、図21(a) に示す変調信号F(ω)に、図21(b) に示す
帯域分割重み関数BD1(ω) ,BD2(ω) を乗算すると、図21(c) に示す
ように2つのサブ変調信号F(ω)BD1(ω),F(ω)BD2(ω)に帯域分割
される。その後、分割されたサブ変調信号の中心周波数がそれぞれ所定の周
波数ω1 ,ω2 にシフトすると、図21(d) に示すような送信信号
F(ω−ω1)BD1(ω−ω1) ,
F(ω−ω2)BD2(ω−ω2)
が生成される。
一方、受信側において、図21(d) に示すような送信信号
F(ω−ω1)BD1(ω−ω1) ,
F(ω−ω2)BD2(ω−ω2)
が伝送路G(ω)の影響を受け、図22(a) に示すような受信信号
F(ω−ω1)BD1(ω−ω1)G(ω) ,
F(ω−ω2)BD2(ω−ω2)G(ω)
となった場合を想定する。この信号が周波数変換されると、図22(b) に示
すような信号
F(ω)BD1(ω)G(ω+ω1) ,
F(ω)BD2(ω)G(ω+ω2)
となる。
受信側において、
|F(ω)BDk(ω)G(ω+ωk)|=|BCk(ω)| …(13)
を満足するような帯域重み合成関数BCk(ω)が選定され、|BCk(ω)|が
各サブ変調信号のスペクトラムと同一のロールオフ率のルートロールオフ関
数となれば、帯域合成フィルタ処理後、図22(c) に示すような波形の信号
が得られる。ここで、図22(c) において、
F(ω)BD1(ω)G(ω+ω1)BC1(ω) ,
F(ω)BD2(ω)G(ω+ω2)BC2(ω)
はそれぞれフルロールオフ特性を満足するため、両サブ変調信号の重なり合
う遷移域のレベルの和が通過域のレベルと同等になる。したがって、図22
(d) に示すように、サブ変調信号を合成したスペクトラムF'(ω) もフルロ
ールオフ特性を満足することになる。
また、サブ変調信号を合成した図22(d) の波形F'(ω) と、図21(a)
の送信信号のフルロールオフ特性F"(ω) との関係が図23に示されている
F'(ω) とF"(ω) は互いにロールオフ特性を満足するが、F'(ω) の方
が、図21(b) に示すように、帯域分割時に、変調信号より急峻な遷移域を
有する帯域分割重み関数が乗算されるため、ロールオフ関数の遷移域が急峻
となる。すなわち、図23に示すように、等価的に変調信号F"(ω) よりロ
ールオフ率が小さい形状をしたスペクトラムとなる。復調側ではロールオフ
率によらず、フルロールオフ特性さえ満足すれば、符号間干渉がないナイキ
ストタイミングを抽出できるので、サブ変調信号を合成した信号を用いて、
特性劣化なく復調処理が可能となる。
この場合、サブ変調信号を合成した信号F'(ω)が既にフルロールオフ特
性を満たすため、その後の波形整形フィルタ処理が必要なくなり、図6,8
に示した帯域合成フィルタバンク14における受信波形整形フィルタ14h
が不要となる。
図24は、変調信号F(ω)の帯域と、サブ変調信号が占有する帯域の総和
との比較例を示す。
サブ変調信号が占有する帯域は、図21(c) に示すように帯域分割重み関
数BDk(ω) と変調信号F(ω)との積となる。したがって、BDk(ω) を適
切に選ぶことによりサブ変調信号の帯域幅を調整することが可能である。例
えば、BDk(ω) として通過域に比べて狭い遷移域を有する急峻な関数を選
択すれば、各サブ変調信号は図24(b) に示すように、通過域が広く遷移域
が狭い急峻な関数となる。この場合、サブ変調信号が矩形波に近づくため、
サブ変調信号1,2の信号帯域の総和を変調信号F(ω)の帯域より狭めるこ
とも可能となる。なお、図24(a) はサブ変調信号の占有帯域の総和が変調
信号F(ω)の帯域より広い場合である。
このように、帯域分割重み関数BDk(ω) を選択することにより、伝送に
要する総帯域幅が変調信号の占有帯域幅以下とすることができ、周波数利用
効率を高めることが可能となる。

Claims (28)

  1. 無線伝送路を介して接続される送信装置と受信装置との間でシングルキャリア変調信号を送受信する無線伝送システムにおいて、
    前記送信装置は、前シングルキャリア変調信号を帯域分割し、それぞれ所定の周波数位置に配置した複数のサブ変調信号を生成する帯域分割フィルタバンクを備え、複数のサブ変調信号を帯域分散配置して送信する構成であり、
    前記受信装置は、帯域分散配置して伝送された受信信号から前記複数のサブ変調信号を抽出して元のシングルキャリア変調信号に合成する帯域合成フィルタバンクを備えた構成である
    ことを特徴とする無線伝送システム。
  2. 請求項1に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、
    前記複数の分割手段から出力される前記複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフ卜する複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置する加算手段と、
    前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  3. 請求項1に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトする複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割して前記複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、
    前記複数の分割手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置する加算手段と、
    前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  4. 請求項1に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    前記受信信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出する複数の抽出手段と、
    前記複数の抽出手段から出力される前記複数のサブ変調信号をそれぞれ配置変換前の周波数位置にシフ卜する複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成する加算手段と、
    前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  5. 請求項1に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    前記受信信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段の出力を所定の周波数位置からそれぞれ配置変換前の周波数位置にシフ卜する複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出する複数の抽出手段と、
    前記複数の抽出手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成する加算手段と、
    前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  6. 請求項1に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記送信装置および前記受信装置は、前記複数のサブ変調信号をそれぞれ対応する無線伝送路を介して伝送する構成である
    ことを特徴とする無線伝送システム。
  7. 請求項6に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、
    前記複数の分割手段から出力される前記複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、所定の周波数位置に配置して出力する複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する複数の逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  8. 請求項6に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換するフーリエ変換手段と、
    前記フーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトする複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割し、所定の周波数位置に配置した前記複数のサブ変調信号を出力する複数の分割手段と、
    前記複数の分割手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する複数の逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  9. 請求項6に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    前記複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数軸上の信号に変換する複数のフーリエ変換手段と、
    前記複数のフーリエ変換手段の出力をそれぞれ帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出する複数の抽出手段と、
    前記複数の抽出手段から出力される前記複数のサブ変調信号をそれぞれ配置変換前の周波数位置にシフ卜する複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成する加算手段と、
    前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  10. 請求項6に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    前記複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数軸上の信号に変換する複数のフーリ工変換手段と、
    前記複数のフーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置から配置変換前の周波数位置にシフ卜する複数の周波数シフト手段と、
    前記複数の周波数シフト手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出する複数の抽出手段と、
    前記複数の抽出手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成する加算手段と、
    前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する逆フーリエ変換手段と
    を備えたことを特徴とする無線伝送システム。
  11. 請求項2,3,7,8のいずれかに記載の前記分割手段は、前記シングルキャリア変調信号に複数の帯域分割重み関数BD(ω) (ただし、kは1−Nの自然数、Nは分割数、ωは周波数)を乗算してN個のサブ変調信号Sb(ω) を生成する構成であり、
    請求項4,5,9,10のいずれかに記載の前記抽出手段は、前記受信信号に含まれるN個のサブ変調信号Sb(ω) に、前記送信装置と前記受信装置との聞の伝達関数G(ω)と前記帯域分割重み関数BD(ω) とに対応した帯域合成重み関数BC(ω) を乗算する構成である
    ことを特徴とする無線伝送システム。
  12. 請求項11に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記帯域分割重み関数BD(ω)と前記帯域合成重み関数BC(ω)との積である帯域通過関数BT(ω) が、前記シングルキャリア変調信号の占有帯域内において、
    Σ|BTk(ω) G(ω+ωk)|=A
    で表わされる(ただし、Aは定数、ωはサブ変調信号の周波数配置によって決まる値)
    ことを特徴とする無線伝送システム。
  13. 請求項11に記載の無線伝送システムにおいて、
    対となる前記帯域分割重み関数BD(ω)と前記帯域合成重み関数BC(ω)は、互いに同一のルートロールオフ関数である
    ことを特徴とする無線伝送システム。
  14. 請求項11に記載の無線伝送システムにおいて、
    前記シングルキャリア変調信号の平均周波数スペクトラムF(ω)と前記帯域分割重み関数BDk(ω) との積が
    |F(ω)BDk(ω)G(ω+ωk)|=|BCk(ω) |
    を満たし、前記帯域合成重み関数BCk(ω) がルートロールオフ関数である
    ことを特徴とする無線伝送システム。
  15. 請求項1に記載の無線伝送システムの送信装置において、
    請求項2または請求項3に記載の帯域分割フィルタバンクを備えたことを特徴とする無線伝送システムの送信装置。
  16. 請求項6に記載の無線伝送システムの送信装置において、
    請求項7または請求項8に記載の帯域分割フィルタバンクを備えたことを特徴とする無線伝送システムの送信装置。
  17. 請求項1に記載の無線伝送システムの受信装置において、
    請求項4または請求項5に記載の帯域合成フィルタバンクを備えたことを特徴とする無線伝送システムの受信装置。
  18. 請求項6に記載の無線伝送システムの受信装置において、
    請求項9または請求項10に記載の帯域合成フィルタバンクを備えたことを特徴とする無線伝送システムの受信装置。
  19. 無線伝送路を介して接続される送信装置と受信装置との間でシングルキャリア変調信号を送受信する無線伝送方法において、
    前記送信装置は、帯域分割フィルタバンクで前シングルキャリア変調信号を帯域分割し、それぞれ所定の周波数位置に配置した複数のサブ変調信号から送信信号を生成し、複数のサブ変調信号を帯域分散配置して送信し、
    前記受信装置は、帯域合成フィルタバンクで帯域分散配置して伝送された受信信号から前記複数のサブ変調信号を抽出して元のシングルキャリア変調信号に合成し、復調処理に供する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  20. 請求項19に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    フーリエ変換手段で前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、
    複数の分割手段で前記フーリエ変換手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を出力し、
    複数の周波数シフト手段で前記複数の分割手段から出力される前記複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、
    加算手段で前記複数の周波数シフト手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置し、
    逆フーリエ変換手段で前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  21. 請求項19に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    フーリエ変換手段で前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、
    複数の周波数シフト手段で前記フーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、
    複数の分割手段で前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割して前記複数のサブ変調信号を出力し、
    加算手段で前記複数の分割手段の出力を加算し、それぞれ所定の周波数位置に配置し、
    逆フーリエ変換手段で前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  22. 請求項19に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    フーリエ変換手段で前記受信信号を周波数軸上の信号に変換し、
    複数の抽出手段で前記フーリエ変換手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出し、
    複数の周波数シフト手段で前記複数の抽出手段から出力される前記複数のサブ変調信号をそれぞれ配置変換前の周波数位置にシフトし、
    加算手段で前記複数の周波数シフト手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成し、
    逆フーリエ変換手段で前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  23. 請求項19に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    フーリエ変換手段で前記受信信号を周波数軸上の信号に変換し、
    複数の周波数シフト手段で前記フーリエ変換手段の出力を所定の周波数位置からそれぞれ配置変換前の周波数位置にシフトし、
    複数の抽出手段で前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出し、
    加算手段で前記複数の抽出手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成し、
    逆フーリエ変換手段で前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  24. 請求項19に記載の無線伝送方法において、
    前記送信装置および前記受信装置は、前記複数のサブ変調信号をそれぞれ対応する無線伝送路を介して伝送する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  25. 請求項24に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    フーリエ変換手段で前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、
    複数の分割手段で前記フーリエ変換手段の出力を帯域分割して前記複数のサブ変調信号を出力し、
    複数の周波数シフト手段で前記複数のサブ変調信号をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、所定の周波数位置に配置して出力し、
    複数の逆フーリエ変換手段で前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  26. 請求項24に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域分割フィルタバンクは、
    フーリエ変換手段で前記シングルキャリア変調信号を周波数軸上の信号に変換し、
    複数の周波数シフト手段で前記フーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置にシフトし、
    複数の分割手段で前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割し、それぞれ所定の周波数位置に配置した前記複数のサブ変調信号を出力し、
    複数の逆フーリエ変換手段で前記複数の分割手段の出力をそれぞれ時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  27. 請求項24に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    複数のフーリエ変換手段で前記複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数軸上の信号に変換し、
    複数の抽出手段で前記フーリエ変換手段の出力をそれぞれ帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出し、
    複数の周波数シフト手段で前記複数の抽出手段から出力される前記複数のサブ変調信号をそれぞれ配置変換前の周波数位置にシフトし、
    加算手段で前記複数の周波数シフト手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成し、
    逆フーリエ変換手段で前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  28. 請求項24に記載の無線伝送方法において、
    前記帯域合成フィルタバンクは、
    複数のフーリエ変換手段で前記複数の無線伝送路で伝送された受信信号をそれぞれ周波数軸上の信号に変換し、
    複数の周波数シフト手段で前記複数のフーリエ変換手段の出力をそれぞれ所定の周波数位置から配置変換前の周波数位置にシフトし、
    複数の抽出手段で前記複数の周波数シフト手段の出力をそれぞれ帯域分割して前記複数のサブ変調信号を抽出し、
    加算手段で前記複数の抽出手段の出力を加算し、配置変換前の周波数位置で合成し、
    逆フーリエ変換手段で前記加算手段の出力を時間軸上の信号に変換する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
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