JP5261138B2 - 超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法 - Google Patents

超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5261138B2
JP5261138B2 JP2008284369A JP2008284369A JP5261138B2 JP 5261138 B2 JP5261138 B2 JP 5261138B2 JP 2008284369 A JP2008284369 A JP 2008284369A JP 2008284369 A JP2008284369 A JP 2008284369A JP 5261138 B2 JP5261138 B2 JP 5261138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
frequency
variation
driving
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008284369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010110416A (ja
Inventor
健一 設楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2008284369A priority Critical patent/JP5261138B2/ja
Publication of JP2010110416A publication Critical patent/JP2010110416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5261138B2 publication Critical patent/JP5261138B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法に関する。
従来より、医療分野において、内視鏡を利用した医療診断が広く行われており、特に、電子内視鏡の体腔内に挿入される挿入先端部にCCD等の撮像素子を内蔵して体腔内の画像(内視鏡画像)を撮影し、プロセッサ装置で信号処理を施してモニタに表示し、これを医者が観察して診断に用いるようにしている。
観察に用いられた内視鏡はそのつど洗浄・消毒する必要がある。例えば、洗浄槽内に内視鏡を設置して、超音波洗浄手段による洗浄工程と、液流洗浄手段による洗浄工程を組み合わせた一連の動作で内視鏡の洗浄を行う内視鏡洗浄消毒装置が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
また、超音波を利用した洗浄装置は、内視鏡の洗浄に限らず様々な分野で用いられている。例えば、電子部品の製造工程において、半導体ウエハ、ハードディスク、ガラス基板等の電子部品に付着した微細なゴミやチリ等の塵埃を除去するために超音波洗浄装置が利用されている。
また、超音波洗浄機においては、複数の超音波振動子を配置して広い範囲に振動を伝えて洗浄することが一般的である。このとき、複数の超音波振動子の一つ一つに対してそれぞれドライブ回路を用意して一対一で駆動すると最も良い洗浄効果が得られるが、多数のドライブ回路を用意することでコスト高となってしまう。そこで、一つのドライブ回路で複数の超音波振動子を駆動するのが一般的となっている。
特開平9−28669号公報
しかしながら、例えば上記特許文献1に記載されたものでは、洗剤で洗う液流洗浄工程と超音波で洗う超音波洗浄工程とを繰り返して行っているため時間が掛るという問題がある。
また、上述したように、従来複数の超音波振動子を一つのドライブ回路で駆動していたが、超音波振動子は、自身のばらつきや、自身の固定具合、水面の高さ、水面の揺れ、水中物(例えば内視鏡)の位置等によって個々の特性が大きく異なっている。従って各超音波振動子が最も効率良く動作する周波数は、各超音波振動子ごとに大きくばらついてしまう。
例えば、図8に、8個の超音波振動子BLT1〜BLT8について、それぞれを最も効率的に駆動できる周波数のばらつきを示す。このとき従来は、各超音波振動子BLT1〜BLT8の最適な駆動周波数のばらつきに対し、図9に示すように、ある周波数(36kHz)で駆動を開始し、その後フィードバック系に切り替えて、装置別に調整した周波数の中心値(36.5kHz)で駆動するようにしていた。なお、図9において、横軸は時間であり、1メモリが1秒程度である。
このように駆動すると、図8に示すように、超音波振動子BLT8については最適な周波数で駆動できるが、その他の超音波振動子については、一応動作はするものの、必ずしも最適な周波数とはならず効率的に駆動することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数の超音波振動子をそれよりも少ない数のドライブ回路で駆動する場合に、すべての超音波振動子について効率良く動作するタイミングを作り、かつ時間をかけることなく洗浄することのできる超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、洗浄液に超音波振動を付与するための複数の超音波振動子と、前記超音波振動子を駆動する前記超音波振動子よりも少ない数のドライブ回路とを有して構成され、前記ドライブ回路は、前記複数の超音波振動子ごとに最も効率良く駆動できる周波数のばらつきの上限と下限との間の任意の周波数を設定可能であり、さらに該設定した周波数と前記ばらつきの中心の周波数を切り換えることができ、かつ、前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返すようにした超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置であって、前記ドライブ回路は、前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返す際、前記ばらつきに偏りがある場合には、該偏っている側の周波数で駆動する比率を増加させるようにしたことを特徴とする超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置を提供する。
上記態様によれば、複数の超音波振動子をそれよりも少ない数のドライブ回路で駆動する場合に、すべての超音波振動子について効率良く動作するタイミングを作り、かつ時間をかけることなく洗浄することが可能となる。また、複数の超音波振動子毎の最適な周波数のばらつきに偏りが存在する場合であっても、複数の超音波振動子全体を効率良く駆動することができ、時間を増加させることなく洗浄効率を向上させることが可能となる。
本発明の第2態様は、洗浄液に超音波振動を付与するための複数の超音波振動子を、それよりも少ない数のドライブ回路で駆動する超音波振動子の駆動方法であって、前記複数の超音波振動子を駆動する周波数について、前記複数の超音波振動子ごとに最も効率良く駆動できる周波数のばらつきの上限と下限との間の任意の周波数を設定可能とし、さらに該設定した周波数と前記ばらつきの中心の周波数を切り換えることができ、かつ、前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返すようにした超音波洗浄機における超音波振動子の駆動方法であって、前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返す際、前記ばらつきに偏りがある場合には、該偏っている側の周波数で駆動する比率を増加させるようにしたことを特徴とする超音波洗浄機における超音波振動子の駆動方法を提供する。
上記態様によれば、複数の超音波振動子をそれよりも少ない数のドライブ回路で駆動する場合に、すべての超音波振動子について効率良く動作するタイミングを作り、かつ時間をかけることなく洗浄することが可能となる。また、複数の超音波振動子毎の最適な周波数のばらつきに偏りが存在する場合であっても、複数の超音波振動子全体を効率良く駆動することができ、時間を増加させることなく洗浄効率を向上させることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、複数の超音波振動子をそれよりも少ない数のドライブ回路で駆動する場合に、すべての超音波振動子について効率良く動作するタイミングを作り、かつ時間をかけることなく洗浄して、「洗浄性能」と「洗浄の均一性」を向上させることが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る超音波洗浄機が適用される内視鏡洗浄装置の一実施形態の外観を示す斜視図である。
図に示すように、本実施形態の内視鏡洗浄装置10は、箱型に形成され、装置本体12と上蓋14とから構成されている。
装置本体12の上面には内視鏡16を収納する洗浄槽18が形成され、この洗浄槽18内には、回転型噴射装置20が設けられている。また、回転型噴射装置20の周囲の洗浄槽18の円環状の底面には超音波振動ユニット22が設けられている。
また、装置本体12は、その上部前面に、複数の操作ボタンを有する操作パネル24と、例えば液晶等を用いた表示用のディスプレイ26等が配置されている。操作パネル24は、内視鏡洗浄装置10を制御するコマンドを入力するためのスイッチである。また、ディスプレイ26には、洗浄作業の残り時間や、作業終了までの時間あるいはトラブル発生時の警告等が表示される。
また、図示を省略したが、装置本体12は中央処理装置(CPU)を有しており、CPUは、予め設定された洗浄プログラムに従って、回転型噴射装置20や超音波振動ユニット22等の各部の動作を制御し、内視鏡16の洗浄開始から終了までを自動で制御する。
検査で使用された内視鏡16は、図示を省略した光源装置内蔵制御ユニット(内視鏡プロセッサ)から取り外され、内視鏡洗浄装置10の洗浄槽18に収納される。そして電気信号コネクタに防水キャップを取り付け、上蓋14が閉じられ、操作パネル24からのスタートコマンドの入力により、予め設定された洗浄工程に従って、回転型噴射装置20の噴射ノズル20Aから洗浄液が洗浄槽18内に噴射され、内視鏡16の洗浄が行われるようになっている。
以下、特に本実施形態の内視鏡洗浄装置10における超音波洗浄について説明する。
図2に、内視鏡洗浄装置10の洗浄槽18の底面に設置された超音波振動ユニット22の概略を示す。
図2に示すように、超音波振動ユニット22は、洗浄槽18の底面に設けられた振動板28と、この振動板28の下面側に取り付けられた複数の超音波振動子30によって構成されている。ここで、超音波振動子30は、例えばランジュバン型の超音波振動子(BLT:Bolted Langevin type Transducers)によって形成されている。なお、振動板28は、図1からもわかるように、その中心に回転型噴射装置20が配置されるように円環状の板体として形成され、複数の超音波振動子30が、洗浄される内視鏡16が配置される位置に対応する振動板28の下側の位置に沿って配置されている。
超音波振動子30は振動板28を振動させて、洗浄槽18内に満たされている洗浄液中に振動波を発振させて洗浄液中に浸漬された物体(内視鏡16)を洗浄するものである。
なお、超音波振動ユニット22の形態はこのようなものに限定はされず、例えば、方形の洗浄槽の側面に振動板及び超音波振動子を配置して、洗浄槽の側面から振動波を発振するようにしてもよい。
図3に、超音波振動ユニット22(超音波振動子(BLT)30)を駆動する駆動回路の概略を示す。
図3に示すように、超音波振動子(BLT)30の駆動回路は、主に上位基板32と超音波駆動基板34から構成されている。そして、超音波駆動基板34は、主に、PLL回路36、分周回路38、ドライブ回路40、出力トランス42、電圧/電流位相回路44及び電流検出回路46を有している。
上位基板32は、超音波駆動基板34に対して様々な制御信号を送出するものである。上位基板32から出力される制御信号としては、PLL回路の動作開始信号であるENABLE信号、リセット信号であるKILL信号、ドライブ回路のON/OFF信号であるDRIVE信号、固定周波数(3.6MHz)駆動とフィードバックの切り換えを制御する信号であるMODE信号等がある。
この超音波駆動基板34によって複数の超音波振動子(BLT)30が駆動制御される。図3に示す例では、各電流検出回路46に対して2つずつ超音波振動子(BLT)30が接続されており、8個の超音波振動子(BLT)30を備えている。
ところで、前にも述べたように超音波振動子(BLT)30は、その個体と取り付けられる装置の状態によって、それを最適な効率で駆動する周波数が変化する。例えば、図4に、3つの超音波振動子BLT1、BLT2、BLT3について、それぞれを駆動した場合の周波数とそのときの駆動効率を示す。
図4に示すように、例えば超音波振動子BLT1は周波数36.5kHzで最も効率良く駆動されるが、このとき他の超音波振動子BLT2やBLT3はせいぜい70%〜80%程度の効率でしか駆動されない。このように、超音波振動子BLTが複数あった場合それぞれを最適に駆動できる周波数はばらついている。
そこで、PLL回路36のセンタ周波数は、複数ある(ここでは8個)超音波振動子(BLT)30の中心周波数に設定する。なおこの値は、洗浄機1台ごとに調整した全体系の中心値であり、大体36kHz〜37kHz程度のいずれかの値となる。
また、分周回路(PLD)38に与える基準周波数3.6MHzは、設計中心値に設定しておく。これは、分周回路38で1/100に分周すると、36kHzとなる。この分周後の36kHzは、分周回路(PLD)38を書き換えることで任意に周波数変更が可能である。
図3において、PLL回路36、分周回路38、ドライブ回路40及び電圧/電流位相回路44でPLLフィードバックループが形成される。
PLL回路36から出力された信号は分周回路38で分周されてドライブ回路40に入力され、ドライブ回路40からコンデンサ41に電流が出し入れされる。そして出力トランス42を介して各超音波振動子(BLT)30が駆動される。一方出力トランス42に流れる電流は電圧/電流位相回路44にも流れ、電圧/電流位相回路44によって電圧及び電流が検出される。
電圧/電流位相回路44の検出信号はPLL回路36に入力される。PLL回路36では、電圧検出と電流検出の位相差を吸収するように周波数を変化させて共振状態に近づけるようにする。
また、図3に示すように、出力トランス42、超音波振動子(BLT)30、電流検出回路46及び超音波駆動基板34外に設置された位相補正インダクタ48とで出力トランスフィードバックループが形成される。
出力トランス42の出力は各超音波振動子(BLT)30に入力され各超音波振動子(BLT)30を駆動する。超音波振動子(BLT)30は、電気的にはセラミック共振子や水晶振動子のような特性を有しており、電圧を印加するとPZTのように歪んで超音波を発生する。
各超音波振動子(BLT)30に入力した電気信号は電流検出回路46に戻る。電流検出回路46は超音波振動子(BLT)30に過電流が流れて異常が発生していないかを検出する。電流検出回路46において異常が発生していることが検出された場合には、電流検出回路46から上位基板32に対してエラー信号BLT-ERRが出力される。また、電流検出回路46を通過した電気信号は各超音波振動子(BLT)30で生じた位相遅れを補正するために、位相補正インダクタ48に入力される。位相補正インダクタ48で補正された電気信号は出力トランス42に戻される。
以下、本発明における超音波振動子(BLT)30の駆動方法について説明する。
その前に、従来は、図9に示すように、36kHzからスタートし、36.5kHzで収束したところで、規定時間(例えば30秒)超音波洗浄を行っている。また、36kHzから36.5kHzまで移動する時間は、装置によって多少異なるが概ね1秒未満程度と、短い。
これに対して本実施形態における駆動方法の駆動波形を図5に示す。なお、図5に示す駆動波形のグラフにおいて、横軸の時間は1メモリが1秒程度である。
図5に示すように、本実施形態においては、36kHzからスタートして、36.5kHzになったところで、モード信号MODE(図3参照)を切り換えて、固定周波数である36kHzに戻し、再びモード信号MODEをフィードバック系に切り換えるようにする。そして、以降この繰り返しとする。
このように、36kHzから36.5kHzの間の切り換えを数秒おきに実施することで、本実施形態の8個の超音波振動子(BLT)30が、例えば図8に示すように最適駆動効率周波数がばらついていた場合に、(図8の記号で)BLT1、BLT2、BLT5、BLT8という4個の超音波振動子について最適な駆動周波数を通過することとなる。
従来は、図8に示すように、36.5kHzに固定して駆動していたため最適な周波数で駆動できるのはBLT8の1つのみであったのに対して、図5に示す本実施形態の方法では、少なくとも4個のBLTについて最適な周波数で駆動できる場合があり、同じ洗浄時間でも、より洗浄効果を向上させることが可能となる。
しかし、図5に示すような駆動波形による駆動方法では、図8に示すようなばらつきを有する8個の超音波振動子(BLT)30については、そのうち半分しか効率良く駆動させることはできない。
そこで、この方法を改善し、36kHzから36.5kHzの間で切り換えるところを、36kHzから37kHzの間で切り換えるようにすることで、8個すべての超音波振動子(BLT)30について効率の高い周波数で動作させることができる。
図6に、このような駆動方法を行うための駆動波形を示す。図6のグラフにおいて、横軸の時間は、1メモリが略1秒である。
図6に示すように、まず36kHzでスタートし、次に36.5kHzで駆動し、次に37kHzで駆動した後、再び36.5kHzで駆動した後36kHzに戻し、以降これの繰り返しとする。
このように駆動することにより、8個の超音波振動子(BLT)30がばらついている36kHzから37kHzの間の周波数をすべて満遍なく通過することができ、すべての超音波振動子(BLT)30を最適な駆動効率となる周波数で駆動できるようになり、洗浄効果をより一層向上させることが可能となる。
このとき、中心周波数を37kHzに設定する方法もあるが、中心周波数はそのままとして、中心周波数が36.5kHzの場合、上限と下限を36.5kHz±0.5kHzと考えて、36.5kHzを中心として駆動する方が安定した動作になる。一度に少しずつ動かした方が安定動作するからである。
次に、その他の駆動方法について説明する。
これは複数の超音波振動子(BLT)30について、その最適な駆動効率となる周波数のばらつきが36kHzと37kHzの間でどちらかに偏っていた場合に好適な駆動方法である。
例えば、図8に示したような8個の超音波振動子BLTについて、その最適な周波数が37kHz側により多く偏っていた場合には、図6のように36.5kHzを中心として37kHz側と36kHz側に均等に振るのではなく、37kHz側により多く振るようにして、37kHz側により多く偏在する超音波振動子BLTを駆動する機会を増やすことが好ましい。
図7に、この場合の駆動方法を実行するための駆動波形を示す。
図7に示すように、この駆動方法では、中心周波数を36.5kHzとして、36kHz側に1回振る間に37kHz側に2回振るようにしている。
この場合37kHz側への超音波振動子BLTの偏り具合によっては、中心周波数を36.5kHzとして、36kHz側に1回振る間に37kHz側に3回振るようにしてもよい。
また、逆に複数の超音波振動子BLTの最適な周波数が36kHz側により多く偏っていた場合には、36.5kHzを中心周波数として、37kHz側よりも36kHz側に振る回数を増やすようにすることが好ましい。
また、このように、超音波振動子BLTの最適な周波数が偏っている側に振る回数を増やすのではなく、偏っている側の周波数で駆動する時間幅を増加するようにして駆動するようにしてもよい。
結局、従来のように一つの固定された周波数で複数の超音波振動子を駆動すると、一つの超音波振動子は効率が最適となる周波数で駆動できるが、その他の超音波振動子は駆動効率が悪い状態での駆動となってしまう。あるいは最悪の場合には、どの超音波振動子についても最適効率の周波数で駆動できないという場合もあり得る。
これに対して、上述した実施形態のように、各超音波振動子の最適効率周波数のばらつきの上限と下限の間で中心周波数を基に所定幅で周波数を振るようにして駆動すると、一つ一つの超音波振動子についてたとえ時間は短くとも全ての超音波振動子を100%の効率で駆動することができ、同じ時間でも洗浄効率をより向上させることが可能となる。
以上、本発明の超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明に係る超音波洗浄機が適用される内視鏡洗浄装置の一実施形態の外観を示す斜視図である。 内視鏡洗浄装置の洗浄槽の底面に設置された超音波振動ユニットの概略を示す断面図である。 超音波振動ユニット(超音波振動子(BLT))を駆動する駆動回路の概略を示す構成図である。 複数の超音波振動子を駆動した場合の周波数とそれぞれの駆動効率を示すグラフである。 本実施形態における超音波振動子の駆動方法を示す駆動波形のグラフである。 本実施形態における超音波振動子の駆動方法の他の例を示す駆動波形のグラフである。 本実施形態における超音波振動子の駆動方法のさらに他の例を示す駆動波形のグラフである。 複数の超音波振動子についてそれぞれを最も効率的に駆動できる周波数のばらつきを示す説明図である。 従来の超音波振動子の駆動方法を示す駆動波形のグラフである。
符号の説明
10…内視鏡洗浄装置、12…装置本体、14…上蓋、16…内視鏡、18…洗浄槽、20…回転型噴射装置、22…超音波振動ユニット、24…操作パネル、26…ディスプレイ、28…振動板、30…超音波振動子(BLT)、32…上位基板、34…超音波駆動基板、36…PLL回路、38…分周回路(PLD)、40…ドライブ回路、42…出力トランス、44…電圧/電流位相回路、46…電流検出回路、48…位相補正インダクタ

Claims (2)

  1. 洗浄液に超音波振動を付与するための複数の超音波振動子と、
    前記超音波振動子を駆動する前記超音波振動子よりも少ない数のドライブ回路とを有して構成され、
    前記ドライブ回路は、前記複数の超音波振動子ごとに最も効率良く駆動できる周波数のばらつきの上限と下限との間の任意の周波数を設定可能であり、さらに該設定した周波数と前記ばらつきの中心の周波数を切り換えることができ、かつ、前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返すようにした超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置であって、
    前記ドライブ回路は、前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返す際、前記ばらつきに偏りがある場合には、該偏っている側の周波数で駆動する比率を増加させるようにしたことを特徴とする超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置。
  2. 洗浄液に超音波振動を付与するための複数の超音波振動子を、それよりも少ない数のドライブ回路で駆動する超音波振動子の駆動方法であって、
    前記複数の超音波振動子を駆動する周波数について、前記複数の超音波振動子ごとに最も効率良く駆動できる周波数のばらつきの上限と下限との間の任意の周波数を設定可能とし、さらに該設定した周波数と前記ばらつきの中心の周波数を切り換えることができ、かつ、前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返すようにした超音波洗浄機における超音波振動子の駆動方法であって、
    前記ばらつきの中心の周波数を基準として、前記ばらつきの上限と下限の周波数を交互に繰り返す際、前記ばらつきに偏りがある場合には、該偏っている側の周波数で駆動する比率を増加させるようにしたことを特徴とする超音波洗浄機における超音波振動子の駆動方法。
JP2008284369A 2008-11-05 2008-11-05 超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法 Expired - Fee Related JP5261138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008284369A JP5261138B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008284369A JP5261138B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010110416A JP2010110416A (ja) 2010-05-20
JP5261138B2 true JP5261138B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42299469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008284369A Expired - Fee Related JP5261138B2 (ja) 2008-11-05 2008-11-05 超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5261138B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336534A (ja) * 1986-07-30 1988-02-17 Puretetsuku:Kk 洗浄装置
JPH08117711A (ja) * 1994-10-21 1996-05-14 Mk Seiko Co Ltd 洗浄装置
JP3987980B2 (ja) * 1997-08-25 2007-10-10 フジノン株式会社 内視鏡の超音波洗滌装置
TWI393595B (zh) * 2006-03-17 2013-04-21 Michale Goodson J 具有頻率掃描的厚度模式轉換器之超高頻音波處理設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010110416A (ja) 2010-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4776689B2 (ja) 超音波洗浄装置
JP2832443B2 (ja) マルチ周波数超音波洗浄方法及び洗浄装置
KR102046278B1 (ko) 복수의 주파수 발진기를 이용한 초음파 세척기 및 이에 적합한 초음파 진동자 제어 방법.
KR101271117B1 (ko) 출력 조정 회로, 초음파 진동 장치용 부품, 및 초음파 진동 장치
TWI492794B (zh) An ultrasonic cleaning apparatus, an ultrasonic cleaning method, and a recording medium for recording a computer program for carrying out the ultrasonic cleaning method
JP2007165695A (ja) 超音波洗浄装置及びその超音波洗浄方法
JP2013086059A (ja) 超音波洗浄装置
US6047246A (en) Computer-controlled ultrasonic cleaning system
JP5261138B2 (ja) 超音波洗浄機における超音波振動子の駆動装置及び駆動方法
US20060006761A1 (en) Ultrasonic process and apparatus with programmable sweep frequency
JP5285477B2 (ja) 超音波洗浄機
JP5340096B2 (ja) 超音波洗浄装置
KR102065067B1 (ko) 다중 주파수 동시 구동형 멀티진동자 기반 초음파세척장치
JP2002126668A (ja) 超音波洗浄装置
JP2011067382A (ja) 超音波洗浄装置及びその超音波振動子の駆動電圧制御方法
JP3848567B2 (ja) 超音波駆動装置
JPH09181030A (ja) 基板洗浄装置
JP2011139777A (ja) 超音波洗浄装置
JP2007050377A (ja) 超音波洗浄機及び周波数整合方法
JP2011072907A (ja) 超音波洗浄装置
JP2009248066A (ja) 超音波洗浄装置
KR20100062598A (ko) 다중 주파수의 주기적인 변화를 통한 압전진동자의 구동 방법 및 장치
KR950004725Y1 (ko) 다주파용 진동자
JPH10272429A (ja) 超音波洗浄装置およびその音圧調整方法
BR102017011736B1 (pt) Dispositivo ultrassônico removedor de manchas em tecidos

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5261138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees