JP5259974B2 - ポリマーの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の製造方法において溶媒として用いられるヒドロキシ化合物は、沸点が180℃以上であり、180〜500℃が好ましく、180〜400℃がより好ましい。本発明に用いられるヒドロキシ化合物としては、アルキレングリコール又はポリアルキレングリコール(以下(ポリ)アルキレングリコールという)モノエーテル、ポリオール等が挙げられる。
本発明に用いられるモノマー成分は、エステル基を有するモノマーとアミノ基又はその4級塩基を有するモノマーを含有するもので、エステル基を有するモノマーとアミノ基又はその4級塩基を有するモノマーが同一モノマー、即ち分子中にエステル基とアミノ基又はその4級塩基とを有するモノマーであっても良い。
本発明のポリマーの製造方法は、上記のような沸点180℃以上のヒドロキシ化合物を溶媒として用い、上記のようなモノマー成分を、通常の一般的な溶液重合法、懸濁重合法等により重合することにより行うことができるが、ラジカル重合させることが好ましい。
本発明の方法においてポリマーは、溶媒として用いた沸点180℃以上のヒドロキシ化合物の溶液として得られるが、この溶液のまま繊維改質等の用途に用いることができる。
ポリマーの重量平均分子量(Mw)は、日立L-6000型高速液体クロマトグラフィーを使用し、GPCによって測定した。溶離液流路ポンプは日立L-6000、検出器はショーデックスRI SE-61示差屈折率検出器、カラムはアサヒパックの水系ゲル濾過タイプのGS-220HQ(排除限界分子量3000)とGS-620HQ(排除限界分子量200万)とをダブルに接続したものを用いた。サンプルは溶離液で0.5g/100mlの濃度に調整し、20μlを用いた。溶離液には、0.4mol/Lの塩化ナトリウム水溶液を使用した。カラム温度は30℃で、流速は1.0ml/分で実施した。標準サンプルとして分子量106、194、440、600、1470、4100、7100、10300、12600、23000等のポリエチレングリコールを用いて校正曲線を求め、その校正曲線を基にポリマーの重量平均分子量(Mw)を求めた。
かき混ぜ機、ジムロート還流器、温度計を備えた1L4つ口セパラブルフラスコを一定時間窒素置換した。そこにトリエチレングリコールモノフェニルエーテル(エチレンオキシド平均付加モル数3、以下同じ)を73.3g添加し、撹拌しながら内温が80℃になるまで加熱し、保持した。
実施例1において、開始剤溶液中のv−65Bの量を4.22gに変更したこと以外は実施例1と同様にしてポリマーのトリエチレングリコールモノフェニルエーテル溶液750gを得た。得られたポリマーのMwは14000であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
実施例1において、トリエチレングリコールモノフェニルエーテルの代わりにエチレングリコールモノフェニルエーテル(PhG:日本乳化剤(株)製)に変えたこと以外は実施例1と同様にしてポリマーのPhG溶液750gを得た。得られたポリマーのMwは7000であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
実施例1において、トリエチレングリコールモノフェニルエーテルの代わりにエタノールを用いたこと以外は実施例1と同様にしてポリマーのエタノール溶液750gを得た。得られたポリマーのMwは5000であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
比較例1において、開始剤溶液中のv−65Bの量を4.22gに変更したこと以外は比較例1と同様にしてポリマーのエタノール溶液750gを得た。得られたポリマーのMwは8800であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
比較例2と同様に合成した後に、ポリマーのエタノール溶液750gに対して75gの活性炭(LH2C:日本エンバイロケミカルズ製)を添加して12時間室温で撹拌した。その溶液をメンブレンフィルターで濾過することで、ポリマーのエタノール溶液600gを得た。得られたポリマーのMwは8800であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
比較例3において、活性炭をS80(三菱化学カルゴン製)に変えたこと以外は比較例3と同様にしてポリマーのエタノール溶液580gを得た。得られたポリマーのMwは8800であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
比較例3において、活性炭の代わりに合成吸着剤キョーワード600(協和化学工業(株)製)を用いたこと以外は比較例3と同様にしてポリマーのエタノール溶液700gを得た。得られたポリマーのMwは8800であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
比較例2と同様に合成してポリマーのエタノール溶液を得た後、50℃で1時間真空乾燥することでポリマー固体300gを得た。得られたポリマー固体を450gのエタノールで溶解させポリマーのエタノール溶液750gを得た。留去エタノール溶媒中には、ジメチルアミノエチルメタクリレート等が存在していた。得られたポリマーのMwは8800であった。また1H−NMRより分析したこのポリマーの組成は仕込みモノマー通りであった。
比較例6と同様にしてポリマー固体300gを得た。得られたポリマー固体を450gのトリエチレングリコールモノフェニルエーテルで溶解させ、その溶液に50℃減圧下7(ml/h)の割合で蒸気を5時間送り込みポリマーのトリエチレングリコールモノフェニルエーテル溶液を得た。
ポリマー 1.0重量%
アミノ変性ジメチルポリシロキサン(KF-864、信越化学工業(株)製) 5.0重量%
ジアルキル(炭素数12〜14)ジメチルアンモニウムクロライド 5.0重量%
アルキル(炭素数16〜18)トリメチルアンモニウムクロライド 1.0重量%
ポリエチレングリコール(EO40)アルキル(炭素数12〜14)エーテル 9.0重量%
エタノール 1.0重量%
グリセリン 2.0重量%
トリエチレングリコールモノフェニルエーテル 4.0重量%
塩酸 pH4.0(20℃)となる量
水 残部
<臭気の判定基準>
0…臭いがしない
1…臭いがわずかにする
2…臭いがする
3…臭いが強くする
Claims (1)
- 分子中にエステル基とアミノ基又はその4級塩基とを有するポリマーを製造する方法であって、溶媒としてエチレングリコール又はポリエチレングリコールのモノフェニルエーテルを用い、エステル基を有するモノマーとアミノ基又はその4級塩基を有するモノマーを含有するモノマー成分を重合させる、ポリマーの製造方法であって、モノマー成分が、アミノ基又はその4級塩基を有するアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルと、炭素数1〜22の炭化水素基を有するアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを含有する、ポリマーの製造方法。
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