JP5259873B1 - 顔面写真撮影装置、顔面写真撮影を行う際の頭部傾き測定方法ならびに顔面写真撮影およびx線撮影装置 - Google Patents

顔面写真撮影装置、顔面写真撮影を行う際の頭部傾き測定方法ならびに顔面写真撮影およびx線撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】側方顔面規格写真、正面顔面規格写真、正面と側面との中間の任意の方向の顔面写真などを、被検体の頭部の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができ、しかも眼窩下点支持棒を用いる場合のような危険もない顔面写真撮影装置を提供する。
【解決手段】顔面写真撮影装置は、基準線16を挟んで互いに対向して設けられ、かつ基準線16の周りに回転可能な一対のアーム12、13と、一対のアーム12、13の互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッド17、18と、一方のアーム13に設けられた頭部傾き設定装置19とを有する。頭部傾き設定装置19は、アーム13またはイヤーロッド18上の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有する。頭部の前後方向の傾きを設定する際には、例えば頭部傾き設定装置19の下端に取り付けられた水平板20を用いて水平面を確認する。
【選択図】図1

Description

この発明は、顔面写真撮影装置、顔面写真撮影を行う際の頭部傾き測定方法ならびに顔面写真撮影およびX線撮影装置に関する。
歯列矯正治療に際し、治療方針の決定や治療効果の判定のために、顔面規格写真あるいは頭部X線規格写真(セファログラム)を撮影し、この顔面規格写真あるいは頭部X線規格写真に基づいて分析を行うのが一般的である(例えば、非特許文献1、2参照。)。
顔面規格写真あるいは頭部X線規格写真は、患者の頭部のフランクフルト(Frankfort)
平面が床面に平行になる位置で撮影するとされている(非特許文献1〜3参照。)。ここで、フランクフルト平面は、眼窩骨縁最下点(オルビターレ(orbitale) )と外耳道上縁点(ポリオン(porion) )とを結ぶ平面である。
顔面規格写真としては、正面顔面規格写真と側方(側面)顔面規格写真とを撮影することが一般的である。一方、頭部X線規格写真としては、もっぱら側方頭部X線規格写真が撮影されており、その際に頭部のフランクフルト平面を床面に平行にするために、セファロX線撮影装置に、先端が針状に尖った眼窩下点支持棒を患者の顔面を向くように水平面内に設けることが知られている(非特許文献3参照。)。頭部X線規格写真としては、必要に応じて後前方向(PA(posteroanterior))頭部X線規格写真が撮影されることがあるが、後前方向頭部X線規格写真が撮影されることはむしろ稀であり、ましてや、後前方向頭部X線規格写真から治療に役立つ有用な情報を取得できているとは到底言い難いのが実情である。その大きな原因は、後前方向頭部X線規格写真を撮影する際の頭部の前後方向の傾きを設定することが極めて難しいため、撮影するたびに頭部の傾きが異なってしまうことにある。頭部の傾きが異なった状態で撮影すると、得られる後前方向頭部X線規格写真は全く別の印象を与えるものとなる。このため、現状では、そもそも後前方向頭部X線規格写真は、患者の頭部の骨格などを判断する際の信頼できる資料とはならないと考えられている。
また、ヒト小児乾燥頭蓋骨の左右骨外耳道に即時重合レジンを流し込んで雌穴を設け、これらの雌穴に直径3.0mmのステンレス線を挿入し、このステンレス線の両端をX線撮影装置の両撮影装置耳棹に通し、右側外耳道のレジン側面に雌穴と垂直に、しかもフランクフルト平面と分度器の90度線が平行になるように半円分度器を接着し、中心X線軸を示す半円分度器をX線撮影装置に固定するためにアタッチメントをレジンで製作することで、ヒト小児乾燥頭蓋骨を左右側からX線撮影装置に固定化し、かつ左右側のステンレス線軸を中心として任意の角度で上下回転が行えるようにすることが知られている(非特許文献4参照。)。
編集代表 中原 泉「新常用歯科辞典 第3版」第270頁(医歯薬出版株式会社、1999年4月30日発行) 亀田 晃著「矯正臨床における診断法」第54頁〜第71頁(医書出版株式会社、昭和53年6月発行) 宮下 邦彦著「カラーアトラス X線解剖学とセファロ分析法」第146頁〜第149頁(クインテッセンス出版株式会社、平成21年6月10日発行) 木村 和男,ヒト乾燥頭蓋骨の正面頭部X線規格写真像について:第二報 頭部の上下回転を伴うX線像の変化,東北大学歯学雑誌,1989年6月30日,8(1),51−61
しかしながら、非特許文献1には、正面顔面規格写真と側方顔面規格写真とを、患者の頭部の傾きが同じ状態で撮影する具体的な方法については何ら記載されていない。また、非特許文献2には、側方頭部X線規格写真と後前方向頭部X線規格写真とを、患者の頭部の傾きが同じ状態で撮影する具体的な方法については何ら記載されていない。非特許文献3においては、後前方向頭部X線規格写真を撮影する際には「頭部の変位により著しく像が異なりやすいので側方撮影を最初に行い、患者に体位を習得させてから行うのが良い。」と記載されているに過ぎず(同文献の第147頁第11行〜第13行)、後前方向頭部X線規格写真を撮影する際に患者の頭部のフランクフルト平面を床面に平行にするための具体的な方法については何ら記載されていない。このため、後前方向頭部X線規格写真と側方頭部X線規格写真とを、患者の頭部の傾きが同じ状態で撮影することは到底困難であると考えられる。また、この方法では、患者の顔面などが眼窩下点支持棒と接触する恐れがあり危険である。これらの問題は、眼窩下点支持棒を用いて正面顔面規格写真および側方顔面規格写真を撮影する際にも同様である。さらに、非特許文献4のX線撮影方法は、患者に適用することは到底困難である。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、側方顔面規格写真、正面顔面規格写真、正面と側面との中間の任意の方向の顔面写真などを、被検体の頭部の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができ、しかも眼窩下点支持棒を用いる場合のような危険もない顔面写真撮影装置および顔面写真撮影を行う際の頭部傾き測定方法を提供することである。
この発明が解決しようとする他の課題は、顔面写真撮影および頭部X線撮影の両方を行うことができ、側方顔面規格写真、正面顔面規格写真、正面と側面との中間の任意の方向の顔面写真などを、被検体の頭部の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができ、しかも眼窩下点支持棒を用いる場合のような危険もなく、さらに、側方頭部X線規格写真、後前方向頭部X線規格写真、前後方向頭部X線規格写真、後前方向と前後方向との中間の任意の方向の頭部X線写真などを、被検体の頭部の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができ、しかも眼窩下点支持棒を用いる場合のような危険もない顔面写真撮影およびX線撮影装置を提供することである。
上記課題および他の課題は、添付図面を参照した以下の記述によって明らかとなるであろう。
上記課題を解決するために、この発明は、
互いに対向して設けられた一対のアームと、
上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドと、
上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置であって、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板を有するものと、
水平面確認機構とを有する顔面写真撮影装置である。
一対のアームは、典型的には、基準線を挟んで互いに対向して設けられ、かつその基準線の周りに回転可能に構成される。頭部傾き設定装置は、典型的には、一対のアームのイヤーロッドを被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で被検体の頭部の傾きを設定する。頭部傾き設定装置は、典型的には、頭部を側方(側面)から見たときに、アームまたはイヤーロッド上の第1の基準点と被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように頭部の傾きを設定する。頭部傾き設定装置は、好適には、第1の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有する。この分度器の機能を用いることにより、頭部の前後方向の傾きを正確に設定することができる。第1の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度は、正の角度(第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ直線が水平線に対して上側に傾いている場合)であっても、負の角度(第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ直線が水平線に対して下側に傾いている場合)であってもよい。
水平面確認機構は、上記の透明板が備えてもよいし、上記の透明板の外部に設けてもよい。この水平面確認機構は、頭部傾き設定装置を用いて頭部の傾きを設定する際に検査者が水平面を認識するために用いることができる。この水平面確認機構としては、例えば、透明板にこの透明板に対して垂直に内側に向かって突出して設けられた水平板が用いられる。この水平板は、透明板の外部に設けられた支持体に設置してもよい。水平面確認機構としては、そのほかに、透明板の両面の互いに対向する位置に設けられた着色水平線を用いることもできる。あるいは、水平面確認機構としては、水平面内で可視光ビームを走査可能な光学装置(光源および走査機構を含む)を用いてもよい。可視光ビームは、レーザービームまたは発光ダイオードから発光する光をビーム状にしたものである。
第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ直線が頭部のフランクフルト平面またはそれに近い平面になるようにするためには、第1の基準点は、例えばイヤーロッドの最上点(撮影時の被検体の両耳の外耳道上縁点(ポリオン)と一致する)、第2の基準点は、例えば、眼窩骨縁最下点(オルビターレ)、瞳孔の中心の直下の眼窩縁、眼瞼裂の中心などに選ばれる。第1の基準点と第2の基準点とを結ぶ直線がフランクフルト平面またはそれに近い平面にならなくてもよい場合には、第1の基準点および第2の基準点は任意に選ぶことができる。
顔面写真撮影装置のカメラは、基本的にはどのようなものであってもよく、必要に応じて選ばれるが、例えば、一眼レフカメラ、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどである。また、カメラは通常の光学カメラだけでなく、例えば、赤外線カメラ(赤外線サーモグラフィ)などであってもよい。赤外線カメラを用いた場合には、顔面の温度分布を可視化することができる。顔面写真撮影装置は、従来公知のモアレ撮影装置として構成してもよく、この場合には、顔面に現れるモアレの干渉模様により顔面を立体的に三次元表示することができる(モアレ・トポグラフィー)。
また、この発明は、
被検体の顔面写真撮影を行う際に、互いに対向して設けられた一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の前後方向の傾きを、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように設定するための、上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた頭部傾き設定装置であって、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板を有するものと水平面確認機構とを用いて測定する、顔面写真撮影を行う際の頭部傾き測定方法である。
この顔面写真撮影を行う際の頭部傾き測定方法の発明においては、その性質に反しない限り、上記の顔面写真撮影装置の発明に関連して説明したことが成立する。
また、この発明は、
互いに対向して設けられた一対のアームと、
上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドと、
上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置であって、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板を有するものと、
水平面確認機構とを有する顔面写真撮影およびX線撮影装置である。
この顔面写真撮影およびX線撮影装置は、顔面写真撮影およびX線撮影の両方を行うことができれば、基本的にはどのようなものであってもよいが、具体的には、例えば、X線撮影装置に顔面写真撮影のためのカメラが設けられたものである。X線撮影装置は、例えばセファロX線撮影装置であるが、他の医科歯科用X線撮影装置、例えば全顎総覧(パノラマ)X線撮影装置などであってもよく、コンピュータ断層撮影(CT)装置などであってもよい。
この発明によれば、顔面写真撮影では、側方顔面規格写真、正面顔面規格写真、正面と側面との中間の任意の方向の顔面写真などを、被検体の頭部の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができ、しかも眼窩下点支持棒を用いる場合のような危険もない。また、頭部X線撮影では、側方頭部X線規格写真、後前方向頭部X線規格写真、前後方向頭部X線規格写真、後前方向と前後方向との中間の任意の方向の頭部X線写真などを、被検体の頭部の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができ、しかも眼窩下点支持棒を用いる場合のような危険もない。
この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を水平方向かつイヤーロッドの中心軸に対して垂直方向から見た略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置のアームおよびこのアームに設置された頭部傾き設定装置を示す略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置の頭部傾き設定装置の下端に設けられた水平板を示す平面図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて側方顔面規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて側方顔面規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて側方顔面規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて頭部が前後方向に上側に10°傾斜した顔面高位で側方顔面規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて正面顔面規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて正面顔面規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて正面と側面との中間の任意の方向の顔面規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて被験者1の頭部の前後方向の傾きを3段階に変えて撮影した正面顔面規格写真を示す図面代用写真である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて被験者1の頭部の前後方向の傾きを3段階に変えて前後方向と45°の角度をなす方向から撮影した顔面規格写真を示す図面代用写真である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を用いて被験者1の頭部の前後方向の傾きを3段階に変えて撮影した側面顔面規格写真を示す図面代用写真である。 この発明の第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を水平方向かつイヤーロッドの中心軸に対して垂直方向から見た略線図である。 この発明の第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて側方頭部X線規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて後前方向頭部X線規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて後前方向頭部X線規格写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて後前方向と前後方向との中間の任意の方向の頭部X線写真を撮影する方法を説明するための略線図である。 この発明の第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて撮影された被験者2の側方頭部X線規格写真を示す図面代用写真である。 この発明の第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて撮影された被験者2の後前方向頭部X線規格写真を示す図面代用写真である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて撮影された被験者3の側方頭部X線規格写真を示す図面代用写真である。 この発明の第1の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて撮影された被験者3の後前方向頭部X線規格写真を示す図面代用写真である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という。)について説明する。
〈1.第1の実施の形態〉
図1は第1の実施の形態による顔面写真撮影装置を示す。図1に示すように、この顔面写真撮影装置は、顔面写真撮影用のカメラ11と、アーム12、13と、アーム制御装置14とを有する。カメラ11の設置位置は、被検体の顔面をどの方向から撮影するかに応じて決められる。カメラ11は、三脚などの従来公知の各種の支持装置に固定することができる。アーム制御装置14は、図示省略した支持部により床面に対して支持されている。
アーム12、13は、鉛直線に平行な基準線16を挟んで互いに対向して設けられている。アーム12、13の上部はアーム制御装置14に取り付けられている。そして、アーム12、13は、このアーム制御装置14により、基準線16の周りに回転可能、基準線16に平行な方向に昇降可能および水平方向に互いに逆向きに並進移動可能になっている。アーム12、13の下部は下端に向かって幅が徐々に狭くなっており下端は円形になっている(図2参照)。アーム12、13の下端部の互いに対向する内側面にはそれぞれ先端が尖った円柱状のイヤーロッド17、18が互いに同軸に設けられている。イヤーロッド17、18は、従来公知のものを用いることができる。カメラ11の光軸は、典型的には、イヤーロッド17、18の中心軸と同じ高さかつ水平に設定される。図1においては、側方顔面規格写真を撮影する場合を想定して、イヤーロッド17、18の中心軸がカメラ11の光軸と一致している場合が示されているが、これに限定されるものではなく、イヤーロッド17、18の中心軸とカメラ11の光軸とのなす角度は、被検体の顔面をどの方向から撮影するかに応じて決められる。
アーム12、13の少なくとも一方の外側面には、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置19が取り付けられている。図1には、アーム13の外側面に頭部傾き設定装置19が取り付けられている例が示されている。この場合、この頭部傾き設定装置19は、イヤーロッド18の中心軸に垂直な長方形状の透明板からなる。この透明板としては、アクリル板やPET(ポリエチレンテレフタレート)板などの透明プラスチック板、ガラス板などを用いることができる。この透明板は、必要な機械的強度が得られ、曲がりにくい厚さであればよいが、例えば、2mm以上10mm以下の厚さである。頭部傾き設定装置19の取付方法は特に限定されず、接着、ねじ止めなどのどのようなものであってもよい。
頭部傾き設定装置19の詳細を図2に示す。図2は頭部傾き設定装置19をその面に垂直な方向から見た図である。図2に示すように、頭部傾き設定装置19の下端面(底辺)は水平面に平行になっている。この頭部傾き設定装置19の下端面は、イヤーロッド18の最上点でイヤーロッド18の中心軸に垂直方向に引いた接線方向と一致している。この頭部傾き設定装置19には、イヤーロッド18の最上点を中心とした角度目盛19aが形成されており、分度器の機能を有する。図2においては、角度目盛19aは0°から90°まで10°間隔で形成されているが、角度目盛19aの付け方はこれに限定されるものではなく、例えば5°間隔あるいは1°間隔で形成してもよいし、特定の範囲内の角度だけ、例えば0°から30°まで角度目盛19aが形成されてもよい。角度目盛19aが0°の線は頭部傾き設定装置19の下端面と一致している。角度目盛19aは、典型的には、通常の分度器と同様に例えば黒色に着色された線により形成されるが、これに限定されるものではない。0°を除く角度目盛19aは、頭部傾き設定装置19の片面に設けてもよいが、好適には、両面の互いに対応する位置にそれぞれ設けられる。このように角度目盛19aを頭部傾き設定装置19の両面の互いに対応する位置に設けることにより、この角度目盛19aを水平方向から見たとき、両面の角度目盛19aが一致する方向が水平方向であり、一致しなければ水平方向からずれていると判断することができる。頭部傾き設定装置19の下端面には、この頭部傾き設定装置19に対して垂直に内側に向かって突出する水平板20が設けられている。図3に頭部傾き設定装置19および水平板20の平面図を示す。図3に示すように、水平板20は、イヤーロッド18から離れた部分に幅広の部分を有する。水平板20は、水平面を確認する際に視認を容易にするために、好適には着色され、具体的に例えば黒色に着色される。水平板20の材質、厚さ、水平方向の幅などは適宜選ぶことができる。水平板20の材質は、具体的には、例えば、アクリルなどの透明プラスチック、不透明プラスチック、金属などである。水平板20の厚さは、例えば0.2mm以上2mm以下であるが、これに限定されるものではない。また、水平板20の水平方向の幅は、例えば1mm以上30mm以上であるが、これに限定されるものではない。
次に、この顔面写真撮影装置を用いて被検体の顔面規格写真撮影を行う方法について説明する。
(1)側方顔面規格写真を撮影する方法
図1において、アーム12、13を水平方向に外側に並進移動させて互いに十分な距離離し、かつ十分に高い位置に移動させておく。この状態で、図4に示すように、被検体の頭部21を、アーム12、13の間に位置させる。被検体は、椅子に座った座位であっても立った状態の立位であってもよい。次に、アーム12、13を下降させることにより、イヤーロッド17、18が被検体の頭部21の左右の外耳孔の高さ位置に来るようにする。次に、アーム12、13を水平方向に内側に並進移動させ、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入する。そして、イヤーロッド17、18の最上点が外耳道上縁点(ポリオン(Po))に接触するようにすることによって頭部21を固定する。次に、検査者が頭部21の顔面の所定の基準点(第2の基準点)、例えば、オルビターレ(Or)、瞳孔の中心の直下の眼窩縁、眼瞼裂の中心などを探す。例えば、オルビターレを基準点とする場合は、検査者が指先で眼窩下縁付近を触ることにより探すことができる。そして、図5に示すように、こうして探した基準点に円形の小さな色付きのシール22を貼る。このシール22の色は基本的にはどのようなものであってもよいが、例えば、赤色、黄色、緑色、青色、白色、黒色などであってよい。この基準点に貼られたシール22を、頭部21の側方から見ることが難しい場合には、顔面上のこのシール22から水平方向の外側に例えば5〜20mm離れた位置にもシール22を貼る。次に、図6に示すように、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、透明板からなる頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオン(イヤーロッド18の最上点と一致する)とオルビターレとを結ぶ直線を所望の角度に設定する。図6には、一例として、ポリオンとオルビターレとを結ぶ平面、すなわちフランクフルト平面を水平に設定する場合が示されている。このようにフランクフルト平面を水平に設定する場合には、角度目盛19aが0°にある水平板20を外側から観察する。このとき、水平板20が線状に見えるときには、水平方向から観察していることになるから、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線がこの水平板20と一致するように頭部21の前後方向の傾きを設定する。こうして、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になるように設定される。
カメラ11は、その光軸がイヤーロッド17、18の中心軸と一致するように設置し、頭部21の顔面の右側面を撮影する場合はアーム12側に、左側面を撮影する場合はアーム13側に設置する。図4においては、頭部21の顔面の右側面を撮影する場合を想定してカメラ11はアーム12側に設置する例を示してある。カメラ11と頭部21の正中矢状面との間の距離は適宜選ぶことができるが、例えば、150cmとする。
上述のようにして頭部21の傾きを所望の傾きに設定した状態でカメラ11により撮影を行うことにより、側方顔面規格写真を撮影する。
頭部21のフランクフルト平面が水平面に対して正または負の角度傾斜した位置で側方顔面規格写真を撮影する一例として、頭部21のフランクフルト平面が水平面に対して上側に10°傾斜した状態(顔面高位)で側方顔面規格写真を撮影する場合を図7に示す。図7に示すように、この場合には、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、頭部21の前後方向の傾きを調整し、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を+10°の角度に設定する。
(2)正面顔面規格写真を撮影する方法
図8に示すように、アーム12、13を図1に示す位置から基準線16の周りに90°回転させる。そして、図9に示すように、側方顔面規格写真を撮影する場合と同様に、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点がポリオンに接触するようにすることによって頭部21を固定する。カメラ11は被検体の頭部21の顔面と正対し、かつその光軸が、イヤーロッド17、18の中心軸を含む鉛直面に対して垂直となり、イヤーロッド17、18の先端を結ぶ直線の中点を通るように設置する。図4に示すようにして側方顔面規格写真を撮影した後に正面顔面規格写真を撮影する場合は、アーム12、13を図1に示す位置から基準線16の周りに90°移動させてもよいし、カメラ11の位置を90°回転させてもよい。頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレにはシール22が貼られたままとする。次に、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、側面顔面規格写真を撮影する場合と同様にして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を側面顔面規格写真を撮影した場合と同じ角度に設定する。そして、この位置でカメラ11により正面顔面規格写真を撮影することにより、頭部21の前後方向の傾きが側方顔面規格写真撮影時と同一の状態で正面顔面規格写真を撮影することができる。例えば、側方顔面規格写真も正面顔面規格写真も、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になる位置で撮影することができる。
(3)水平面内の頭部21の正面と側面との中間の任意の方向から顔面規格写真を撮影する方法
アーム12、13を、図1に示す位置から基準線16の周りに角度β(0°<β<360°)だけ回転させる。この状態の顔面写真撮影装置および頭部の平面図を図10に示す。そして、側方顔面規格写真および正面顔面規格写真を撮影する場合と同様に、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点がポリオンに接触するようにすることによって頭部21を固定する。そして、カメラ11を、その光軸がイヤーロッド17、18の中心軸に対して角度β傾斜するように設置する。頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレにはシール22が貼られたままとする。次に、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、側方顔面規格写真および正面顔面規格写真を撮影する場合と同様にして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を側方顔面規格写真を撮影した場合と同じ角度に設定する。そして、この位置でカメラ11により撮影を行うことにより、頭部21の前後方向の傾きが側方顔面規格写真撮影時あるいは正面顔面規格写真撮影時と同一の状態で顔面規格写真を撮影することができる。例えば、この顔面規格写真を、側方顔面規格写真および正面顔面規格写真と同様に、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になる位置で撮影することができる。
この第1の実施の形態による顔面写真撮影装置によれば、次のような種々の利点を得ることができる。すなわち、頭部傾き設定装置19を用いて撮影時の頭部21の前後方向の傾きを所望の傾きに設定することができることにより、側方顔面規格写真、正面顔面規格写真、正面と側面との中間の任意の方向の顔面規格写真などを、被検体の頭部21の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができる。このため、例えば、側方顔面規格写真あるいは正面顔面規格写真を時間を置いて撮影する場合、例えばある時期に撮影してから1年後に撮影する場合においても、頭部21の前後方向の傾きが同一の状態で撮影することができる。このように頭部21の前後方向の傾きが常に同一の状態で撮影することができるため、側方顔面規格写真あるいは正面顔面規格写真の比較を容易に行うことができる。これによって、頭部21の顔面の経年変化を正確に調べることが可能となる。加えて、第1の実施の形態においては、眼窩下点支持棒を用いないので、眼窩下点支持棒を用いる場合の危険もない。
[実施例1]
被験者1の正面顔面規格写真、正面と側面との中間の角度(β=45°)の方向からの顔面規格写真および側面顔面規格写真を、頭部傾き設定装置19を用いることにより、頭部21の前後方向の傾きを3段階に変えて撮影した。撮影は中心咬合位またはそれに準じる位置で行った。撮影には床面に設置した三脚に取り付けた一眼レフカメラを用いた。図11A〜Cに、頭部21のフランクフルト平面が床面に対して0°、+10°、+20°傾斜した位置で撮影した正面顔面規格写真を示す。また、図12A〜Cに、頭部21のフランクフルト平面が床面に対して0°、+10°、+20°傾斜した位置で正面と側面との中間の角度(β=45°)の方向から撮影した顔面規格写真を示す。また、図13A〜Cに、頭部21のフランクフルト平面が床面に対して0°、+10°、+20°傾斜した位置で撮影した側面顔面規格写真を示す。図11A〜C、図12A〜Cおよび図13A〜Cより、正面顔面規格写真、正面と側面との中間の角度(β=45°)の方向からの顔面規格写真および側面顔面規格写真を頭部の前後方向の傾きが同じ状態で撮影できていることが分かる。
〈2.第2の実施の形態〉
図14は第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置を示す。図14に示すように、この顔面写真撮影およびX線撮影装置は、顔面写真撮影用のカメラ11と、X線発生部23と、アーム12、13と、アーム制御装置14と、X線検出部24とを有する。カメラ11の設置位置は、被検体の顔面をどの方向から撮影するかに応じて決められる。カメラ11は、三脚などの従来公知の各種の支持装置に固定することができる。X線発生部23はX線管23aを有し、このX線管23aからX線が発生される。アーム制御装置14は、図示省略した支持部により床面に対して支持されている。
X線管23aから発生されたX線は被検体の頭部に照射され、この頭部を透過したX線がX線検出部24に入射し、透過X線画像が得られる。X線検出部24は特に限定されないが、例えば、X線フィルム、イメージングプレート、半導体検出器などが用いられる。透過X線画像は、必要に応じて、例えばディジタル画像信号に変換される。X線検出部24は、X線撮影を行う場合には図1に示す位置にあるが、顔面写真撮影を行う場合には、顔面写真撮影が可能となるように、例えば、上方または左右方向に移動させる。
アーム12、13は、鉛直線に平行かつ中心X線と直交する基準線16を挟んで互いに対向して設けられている。アーム12、13の上部はアーム制御装置14に取り付けられている。そして、アーム12、13は、このアーム制御装置14により、基準線16の周りに回転可能、基準線16に平行な方向に昇降可能および水平方向に互いに逆向きに並進移動可能になっている。アーム12、13の下部は下端に向かって幅が徐々に狭くなっており下端は円形になっている(図2参照)。アーム12、13は、少なくとも撮影時にX線が照射される部分は透明材料により構成され、一般的にはそのほぼ全部が透明材料により構成される。アーム12、13の下端部の互いに対向する内側面にはそれぞれ先端が尖った円柱状のイヤーロッド17、18が互いに同軸に設けられている。イヤーロッド17、18は、従来公知のものを用いることができ、撮影時にその輪郭が写るようになっている。カメラ11の光軸は、典型的には、イヤーロッド17、18の中心軸と同じ高さかつ水平に設定される。図14においては、側方顔面規格写真および側方頭部X線規格写真を撮影する場合を想定して、イヤーロッド17、18の中心軸が中心X線およびカメラ11の光軸と一致している場合が示されているが、これに限定されるものではなく、イヤーロッド17、18の中心軸と中心X線およびカメラ11の光軸とのなす角度は、被検体の顔面あるいは頭部をどの方向から写真撮影あるいはX線撮影するかに応じて決められる。このために、必要に応じて、アーム12、13とカメラ11あるいはX線発生部23との相対的な位置を変えることができるように顔面写真撮影およびX線撮影装置を構成する。
アーム12、13の少なくとも一方の外側面には、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置19が取り付けられている。図1には、アーム13の外側面に頭部傾き設定装置19が取り付けられている例が示されている。この場合、この頭部傾き設定装置19は、イヤーロッド18の中心軸に垂直な長方形状の透明板からなる。この透明板としては、アクリル板やPET(ポリエチレンテレフタレート)板などの透明プラスチック板、ガラス板などを用いることができる。この透明板は、必要な機械的強度が得られ、曲がりにくい厚さであればよいが、例えば、2mm以上10mm以下の厚さである。頭部傾き設定装置19の取付方法は特に限定されず、接着、ねじ止めなどのどのようなものであってもよい。
頭部傾き設定装置19の詳細を図2に示す。図2は頭部傾き設定装置19をその面に垂直な方向から見た図である。図2に示すように、頭部傾き設定装置19の下端面(底辺)は水平面に平行になっている。この頭部傾き設定装置19の下端面は、イヤーロッド18の最上点でイヤーロッド18の中心軸に垂直方向に引いた接線方向と一致している。この頭部傾き設定装置19には、イヤーロッド18の最上点を中心とした角度目盛19aが形成されており、分度器の機能を有する。図2においては、角度目盛19aは0°から90°まで10°間隔で形成されているが、角度目盛19aの付け方はこれに限定されるものではなく、例えば5°間隔あるいは1°間隔で形成してもよいし、特定の範囲内の角度だけ、例えば0°から30°まで角度目盛19aが形成されてもよい。角度目盛19aが0°の線は頭部傾き設定装置19の下端面と一致している。角度目盛19aは、典型的には、通常の分度器と同様に例えば黒色に着色された線により形成されるが、これに限定されるものではない。0°を除く角度目盛19aは、頭部傾き設定装置19の片面に設けてもよいが、好適には、両面の互いに対応する位置にそれぞれ設けられる。このように角度目盛19aを頭部傾き設定装置19の両面の互いに対応する位置に設けることにより、この角度目盛19aを水平方向から見たとき、両面の角度目盛19aが一致する方向が水平方向であり、一致しなければ水平方向からずれていると判断することができる。頭部傾き設定装置19の下端面には、この頭部傾き設定装置19に対して垂直に内側に向かって突出する水平板20が設けられている。図3に頭部傾き設定装置19および水平板20の平面図を示す。図3に示すように、水平板20は、イヤーロッド18から離れた部分に幅広の部分を有する。水平板20は、水平面を確認する際に視認を容易にするために、好適には着色され、具体的に例えば黒色に着色される。水平板20は、好適にはX線透過画像に写るようにその材質、厚さ、水平方向の幅などが選ばれる。水平板20の材質は、例えば、アクリルなどの透明プラスチック、不透明プラスチック、金属などである。水平板20の厚さは、例えば0.2mm以上2mm以下であるが、これに限定されるものではない。水平板20の水平方向の幅は、例えば1mm以上30mm以上であるが、これに限定されるものではない。
次に、この顔面写真撮影およびX線撮影装置を用いて被検体の顔面写真撮影および頭部X線撮影を行う方法について説明する。
(1)側方顔面規格写真を撮影する方法
側方顔面規格写真は、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
(2)正面顔面規格写真を撮影する方法
正面顔面規格写真は、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
(3)水平面内の頭部21の正面と側面との中間の任意の方向から顔面規格写真を撮影する方法
この顔面規格写真は、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
(4)側方頭部X線規格写真を撮影する方法
図14において、アーム12、13を水平方向に外側に並進移動させて互いに十分な距離離し、かつ十分に高い位置に移動させておく。この状態で、図15に示すように、被検体の頭部21を、アーム12、13の間に、その正中矢状面がX線管11aからの中心X線に対して垂直になるように位置させる。被検体は、椅子に座った座位であっても立った状態の立位であってもよい。次に、アーム12、13を下降させることにより、イヤーロッド17、18が被検体の頭部21の左右の外耳孔の高さ位置に来るようにする。次に、アーム12、13を水平方向に内側に並進移動させ、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入する。そして、イヤーロッド17、18の最上点がポリオンに接触するようにすることによって頭部21を固定し、中心X線の照射方向がイヤーロッド17、18の中心軸と一致するようにする。次に、検査者が頭部21の顔面の所定の基準点(第2の基準点)、例えば、オルビターレ、瞳孔の中心の直下の眼窩縁、眼瞼裂の中心などを探す。例えば、オルビターレを基準点とする場合は、検査者が指先で眼窩下縁付近を触ることにより探すことができる。そして、図5に示すように、こうして探した基準点に円形の小さな色付きのシール22を貼る。このシール22の色は基本的にはどのようなものであってもよいが、例えば、赤色、黄色、緑色、青色、白色、黒色などであってよい。この基準点に貼られたシール22を、頭部21の側方から見ることが難しい場合には、顔面上のこのシール22から水平方向の外側に例えば5〜20mm離れた位置にもシール22を貼る。次に、図6に示すように、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、透明板からなる頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオン(イヤーロッド18の最上点と一致する)とオルビターレとを結ぶ直線を所望の角度に設定する。図6には、一例として、ポリオンとオルビターレとを結ぶ平面、すなわちフランクフルト平面を水平に設定する場合が示されている。このようにフランクフルト平面を水平に設定する場合には、角度目盛19aが0°にある水平板20を外側から観察する。このとき、水平板20が線状に見えるときには、水平方向から観察していることになるから、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線がこの水平板20と一致するように頭部21の前後方向の傾きを設定する。こうして、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になるように設定される。
上述のようにして頭部21の傾きを所望の傾きに設定した状態でX線撮影を行うことにより、側方頭部X線規格写真を撮影する。
頭部21のフランクフルト平面が水平面に対して正または負の角度傾斜した位置で側方頭部X線規格写真を撮影する一例として、頭部21のフランクフルト平面が水平面に対して上側に10°傾斜した状態(顔面高位)で側方頭部X線規格写真を撮影する場合を図7に示す。図7に示すように、この場合には、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、頭部21の前後方向の傾きを調整し、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を+10°の角度に設定する。
(5)後前方向頭部X線規格写真を撮影する方法
図16に示すように、アーム12、13を図14に示す位置から基準線16の周りに90°回転させる。そして、図17に示すように、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様に、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点がポリオンに接触するようにすることによって頭部21を固定する。この場合、頭部21の顔面がX線検出部24に向いている。また、中心X線の照射方向はイヤーロッド17、18の中心軸と直交している。頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレにはシール22が貼られたままとする。次に、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様にして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を側方頭部X線規格写真を撮影した場合と同じ角度に設定する。そして、この位置でX線撮影を行うことにより、頭部21の前後方向の傾きが側方頭部X線規格写真撮影時と同一の状態で後前方向頭部X線規格写真を撮影することができる。例えば、側方頭部X線規格写真も後前方向頭部X線規格写真も、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になる位置で撮影することができる。
(6)前後方向頭部X線規格写真を撮影する方法
前後方向頭部X線規格写真を撮影する方法は、頭部21の顔面がX線発生部11に向くように頭部21を位置させることを除いて、後前方向頭部X線規格写真を撮影する方法と同様である。
(7)後前方向と前後方向との中間の任意の方向から頭部X線写真を撮影する方法
アーム12、13を、図14に示す位置から基準線16の周りに角度β(0°<β<360°)だけ回転させる。この状態の顔面規格写真およびX線撮影装置ならびに頭部の平面図を図18に示す。そして、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様に、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点がポリオンに接触するようにすることによって頭部21を固定する。この場合、中心X線の照射方向はイヤーロッド17、18の中心軸に対して角度β傾斜している。頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレにはシール22が貼られたままとする。次に、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様にして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を側方頭部X線規格写真を撮影した場合と同じ角度に設定する。そして、この位置でX線撮影を行うことにより、頭部21の前後方向の傾きが側方頭部X線規格写真撮影時と同一の状態で頭部X線写真を撮影することができる。例えば、この頭部X線写真を、側方頭部X線規格写真および後前方向頭部X線規格写真と同様に、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になる位置で撮影することができる。
この第2の実施の形態による顔面写真撮影およびX線撮影装置によれば、次のような種々の利点を得ることができる。すなわち、顔面写真撮影を行う場合には第1の実施の形態と同様な種々の利点を得ることができる。また、X線撮影を行う場合には、頭部傾き設定装置19を用いて撮影時の頭部21の前後方向の傾きを所望の傾きに設定することができることにより、側方頭部X線規格写真、後前方向頭部X線規格写真、前後方向頭部X線規格写真、後前方向と前後方向との中間の任意の方向の頭部X線写真などを、被検体の頭部21の前後方向の傾きが同じ状態で簡単にかつ高い再現性で撮影することができる。このため、例えば、側方頭部X線規格写真あるいは後前方向頭部X線規格写真を時間を置いて撮影する場合、例えばある時期に撮影してから1年後に撮影する場合においても、頭部21の前後方向の傾きが同一の状態で撮影することができる。このように頭部21の前後方向の傾きが常に同一の状態で撮影することができるため、側方頭部X線規格写真あるいは前後方向頭部X線規格写真の重ね合わせを容易に行うことができる。これによって、頭部21の上下顎骨の経年変化を正確に調べることが可能となり、上下顎骨の成長発育を正確に調べることが可能となる。加えて、第2の実施の形態においては、眼窩下点支持棒を用いないので、眼窩下点支持棒を用いる場合の危険もない。
[実施例2]
被験者2、3の側方頭部X線規格写真および後前方向頭部X線規格写真を、頭部傾き設定装置19を用いることにより、頭部21のフランクフルト平面が床面に平行になる位置で撮影した。撮影は中心咬合位またはそれに準じる位置で行った。図19および図21はそれぞれ被験者2、3の側方頭部X線規格写真を示す。ここで、図19および図21に見られる横方向の白い線は、頭部傾き設定装置19の下端に取り付けられた水平板20の像であり、フランクフルト平面を示す。また、図20および図22はそれぞれ被験者2、3の後前方向頭部X線規格写真を示す。
図19〜図22より、被験者2、3のいずれも、側方頭部X線規格写真および前後方向頭部X線規格写真を頭部のフランクフルト平面が床面に平行になる位置で撮影できていることが分かる。
以上、この発明の実施の形態および実施例について具体的に説明したが、この発明は、上述の実施の形態および実施例に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施の形態および実施例において挙げた数値、形状、材質、構成、手順などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれらと異なる数値、形状、材質、構成、手順などを用いてもよい。
11…カメラ、12、13…アーム、14…アーム制御装置、16…基準線、17、18…イヤーロッド、19…頭部傾き設定装置、20…水平板、21…頭部、22…シール、23…X線発生部、23a…X線管、24…X線検出部

Claims (11)

  1. 互いに対向して設けられた一対のアームと、
    上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドと、
    上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置であって、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板を有するものと、
    水平面確認機構と
    カメラとを有し、
    上記カメラを用いて被検体の顔面写真撮影を行う顔面写真撮影装置。
  2. 上記透明板が上記水平面確認機構を備えている請求項1記載の顔面写真撮影装置。
  3. 上記水平面確認機構は、上記透明板に上記透明板に対して垂直に内側に向かって突出して設けられた水平板、上記透明板の両面の互いに対向する位置に設けられた一対の着色水平線または上記透明板に取り付けられた、水平面内で可視光ビームを走査可能な光学装置からなる請求項2記載の顔面写真撮影装置。
  4. 上記水平面確認機構は上記透明板の外部に設けられている請求項1記載の顔面写真撮影装置。
  5. 上記水平面確認機構は、上記透明板に対して垂直な水平板または水平面内で可視光ビームを走査可能な光学装置からなる請求項4記載の顔面写真撮影装置。
  6. 上記頭部傾き設定装置は、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように上記頭部の傾きを設定する請求項1〜5のいずれか一項記載の顔面写真撮影装置。
  7. 上記頭部傾き設定装置は、上記第1の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有する請求項1〜6のいずれか一項記載の顔面写真撮影装置。
  8. 上記第1の基準点は上記イヤーロッドの最上点である請求項6記載の顔面写真撮影装置。
  9. 上記第2の基準点は上記被検体の眼窩骨縁最下点、瞳孔の中心の直下の眼窩縁または眼瞼裂の中心である請求項6記載の顔面写真撮影装置。
  10. カメラを用いて被検体の顔面写真撮影を行う際に、互いに対向して設けられた一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の前後方向の傾きを、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように設定するための、上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた頭部傾き設定装置であって、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板を有するものと水平面確認機構とを用いて測定する、顔面写真撮影を行う際の頭部傾き測定方法。
  11. 互いに対向して設けられた一対のアームと、
    上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドと、
    上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置であって、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板を有するものと、
    水平面確認機構と
    カメラとを有し、
    上記カメラを用いた被検体の顔面写真撮影および被検体の頭部のX線撮影の両方が可能な、顔面写真撮影およびX線撮影装置。
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