JP5100907B1 - X線撮影装置、x線撮影を行う際の頭部傾き測定方法、x線撮影装置用スタンド、x線撮影装置用椅子および頭部傾き設定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】X線撮影装置は、基準線16を挟んで互いに対向して設けられ、かつ基準線16の周りに回転可能な一対のアーム12、13と、一対のアーム12、13の互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッド17、18と、一方のアーム13に設けられた、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置19とを有する。頭部傾き設定装置19は、アーム13またはイヤーロッド18上の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有する。
【選択図】図1
Description
また、上下顎骨の成長発育を調べるためには、側方頭部X線規格写真あるいは後前方向頭部X線規格写真を時間を置いて撮影し、それらの側方頭部X線規格写真あるいは後前方向頭部X線規格写真を重ね合わせることにより経年変化を調べることが重要である。しかしながら、上述のように後前方向頭部X線規格写真と側方頭部X線規格写真とを患者の頭部の傾きが同じ状態で撮影することは困難であったため、この経年変化を調べることは実際上困難であった。
互いに対向して設けられた一対のアームと、
上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドと、
上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置とを有するX線撮影装置である。
被検体の頭部のX線撮影を行う際に、互いに対向して設けられた一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の前後方向の傾きを、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように上記頭部の傾きを設定する頭部傾き設定装置であって、上記第1の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有するものを用いて測定する、X線撮影を行う際の頭部傾き測定方法である。
X線撮影を行う際に被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置を有するX線撮影装置用スタンドである。
X線撮影を行う際に被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置を有するX線撮影装置用椅子である。
〈1.第1の実施の形態〉
図1は第1の実施の形態によるセファロX線撮影装置を示す。図1に示すように、このセファロX線撮影装置は、X線発生部11と、アーム12、13と、アーム制御装置14と、X線検出部15とを有する。X線発生部11はX線管11aを有し、このX線管11aからX線が発生される。アーム制御装置14は、図示省略した支持部により床面に対して支持されている。
図1において、アーム12、13を水平方向に外側に並進移動させて互いに十分な距離離し、かつ十分に高い位置に移動させておく。この状態で、図4に示すように、被検体の頭部21を、アーム12、13の間に、その正中矢状面がX線管11aからの中心X線に対して垂直になるように位置させる。被検体は、椅子に座った座位であっても立った状態の立位であってもよい。次に、アーム12、13を下降させることにより、イヤーロッド17、18が被検体の頭部21の左右の外耳孔の高さ位置に来るようにする。次に、アーム12、13を水平方向に内側に並進移動させ、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入する。そして、イヤーロッド17、18の最上点が外耳道上縁点(Po)に接触するようにすることによって頭部21を固定し、中心X線の照射方向がイヤーロッド17、18の中心軸と一致するようにする。次に、検査者が頭部21の顔面の所定の基準点(第2の基準点)、例えば、オルビターレ(Or)、瞳孔の中心の直下の眼窩縁、眼瞼裂の中心などを探す。例えば、オルビターレを基準点とする場合は、検査者が指先で眼窩下縁付近を触ることにより探すことができる。そして、図5に示すように、こうして探した基準点に円形の小さな色付きのシール22を貼る。このシール22の色は基本的にはどのようなものであってもよいが、例えば、赤色、黄色、緑色、青色、白色、黒色などであってよい。この基準点に貼られたシール22を、頭部21の側方から見ることが難しい場合には、顔面上のこのシール22から水平方向の外側に例えば5〜20mm離れた位置にもシール22を貼る。次に、図6に示すように、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、透明板からなる頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオン(イヤーロッド18の最上点と一致する)とオルビターレとを結ぶ直線を所望の角度に設定する。図6には、一例として、ポリオンとオルビターレとを結ぶ平面、すなわちフランクフルト平面を水平に設定する場合が示されている。このようにフランクフルト平面を水平に設定する場合には、角度目盛19aが0°にある水平板20を外側から観察する。このとき、水平板20が線状に見えるときには、水平方向から観察していることになるから、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線がこの水平板20と一致するように頭部21の前後方向の傾きを設定する。こうして、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になるように設定される。
図8に示すように、アーム12、13を図1に示す位置から基準線16の周りに90°回転させる。そして、図9に示すように、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様に、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点が外耳道上縁点(Po)に接触するようにすることによって頭部21を固定する。この場合、頭部21の顔面がX線検出部15に向いている。また、中心X線の照射方向はイヤーロッド17、18の中心軸と直交している。頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレにはシール22が貼られたままとする。次に、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様にして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を側方頭部X線規格写真を撮影した場合と同じ角度に設定する。そして、この位置でX線撮影を行うことにより、頭部21の前後方向の傾きが側方頭部X線規格写真撮影時と同一の状態で後前方向頭部X線規格写真を撮影することができる。例えば、側方頭部X線規格写真も後前方向頭部X線規格写真も、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になる位置で撮影することができる。
前後方向頭部X線規格写真を撮影する方法は、頭部21の顔面がX線発生部11に向くように頭部21を位置させることを除いて、後前方向頭部X線規格写真を撮影する方法と同様である。
アーム12、13を、図1に示す位置から基準線16の周りに角度β(0°<β<360°)だけ回転させる。この状態のセファロX線撮影装置および頭部の平面図を図10に示す。そして、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様に、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点が外耳道上縁点(Po)に接触するようにすることによって頭部21を固定する。この場合、中心X線の照射方向はイヤーロッド17、18の中心軸に対して角度β傾斜している。頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレにはシール22が貼られたままとする。次に、検査者が頭部傾き設定装置19を外側から水平方向に見る。このとき、頭部傾き設定装置19を透過してシール22を見ることができる。そして、側方頭部X線規格写真を撮影する場合と同様にして、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を側方頭部X線規格写真を撮影した場合と同じ角度に設定する。そして、この位置でX線撮影を行うことにより、頭部21の前後方向の傾きが側方頭部X線規格写真撮影時と同一の状態で頭部X線写真を撮影することができる。例えば、この頭部X線写真を、側方頭部X線規格写真および後前方向頭部X線規格写真と同様に、頭部21のフランクフルト平面が水平面(床面)に平行になる位置で撮影することができる。
第2の実施の形態によるセファロX線撮影装置においては、第1の実施の形態によるセファロX線撮影装置のようにアーム13に頭部傾き設定装置19が設置されているのではなく、セファロX線撮影装置に付属するX線撮影装置用スタンドに頭部傾き設定装置19が設置されている。
アーム12に頭部傾き設定装置19が設置されていない図1に示すセファロX線撮影装置において、アーム12、13を水平方向に外側に並進移動させて互いに十分な距離離し、かつ十分に高い位置に移動させておく。この状態で、図4に示すように、被検体の頭部21を、アーム12、13の間に、その正中矢状面がX線管11aからの中心X線に対して垂直になるように位置させる。被検体は、椅子に座った座位であっても立った状態の立位であってもよい。次に、アーム12、13を下降させることにより、イヤーロッド17、18が被検体の頭部21の左右の外耳孔の高さ位置に来るようにする。次に、アーム12、13を水平方向に内側に並進移動させ、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点が外耳道上縁点(Po)に接触するようにすることによって頭部を固定し、中心X線の照射方向がイヤーロッド17、18の中心軸と一致するようにする。次に、検査者が頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレを探す。そして、図5に示すように、この基準点にシール21を貼る。次に、図11に示すX線撮影装置用スタンドを床面上で移動させ、支持棒52の上端に取り付けられた頭部傾き設定装置19が被検体の頭部21に対して図4に示す位置と同じ位置になるようにする。すなわち、頭部傾き設定装置19がアーム13の外側面に接触するようにする。そして、この状態で、第1の実施の形態と同様にして、検査者が、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を所望の角度に設定する。そして、この位置でX線撮影を行うことにより、側方頭部X線規格写真を撮影する。
後前方向頭部X線規格写真を撮影する場合も、支持棒52の上端に取り付けられた頭部傾き設定装置19を用いて、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
前後方向頭部X線規格写真を撮影する場合も、支持棒52の上端に取り付けられた頭部傾き設定装置19を用いて、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
後前方向と前後方向との中間の任意の方向から頭部X線写真を撮影する場合も、支持棒52の上端に取り付けられた頭部傾き設定装置19を用いて、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
第3の実施の形態によるセファロX線撮影装置においては、第1の実施の形態によるセファロX線撮影装置のようにアーム13に頭部傾き設定装置19が設置されているのではなく、セファロX線撮影装置に付属するX線撮影装置用椅子に頭部傾き設定装置19が設置されている。
アーム13に頭部傾き設定装置19が設置されていない図1に示すセファロX線撮影装置において、アーム12、13を水平方向に外側に並進移動させて互いに十分な距離離し、かつ十分に高い位置に移動させておく。この状態で、図4に示すように、被検体の頭部21を、アーム12、13の間に、その正中矢状面がX線管11aからの中心X線に対して垂直になるように位置させる。被検体は、図12に示すX線撮影装置用椅子に座らせる。次に、アーム12、13を下降させることにより、イヤーロッド17、18が被検体の頭部21の左右の外耳孔の高さ位置に来るようにする。次に、アーム12、13を水平方向に内側に並進移動させ、被検体の頭部21の左右の外耳孔にイヤーロッド17、18を挿入し、イヤーロッド17、18の最上点が外耳道上縁点(Po)に接触するようにすることによって頭部を固定し、中心X線の照射方向がイヤーロッド17、18の中心軸と一致するようにする。次に、検査者が頭部21の顔面の所定の基準点、具体的には例えばオルビターレを探す。そして、図5に示すように、この基準点にシール21を貼る。次に、X線撮影装置椅子の床面上の位置、座面63aの高さ、支持部材64の水平部および鉛直部の長さなどを調節することにより、頭部傾き設定装置19が被検体の頭部21に対して図4に示す位置と同じ位置になるようにする。すなわち、頭部傾き設定装置19がアーム13の外側面に接触するようにする。そして、この状態で、第1の実施の形態と同様にして、検査者が、頭部傾き設定装置19の角度目盛19aを用い、ポリオンとオルビターレとを結ぶ直線を所望の角度に設定する。そして、この位置でX線撮影を行うことにより、側方頭部X線規格写真を撮影する。
後前方向頭部X線規格写真を撮影する場合も、図12に示すX線撮影装置椅子に取り付けられた頭部傾き設定装置19を用いて、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
前後方向頭部X線規格写真を撮影する場合も、図12に示すX線撮影装置椅子に取り付けられた頭部傾き設定装置19を用いて、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
後前方向と前後方向との中間の任意の方向から頭部X線写真を撮影する場合も、図12に示すX線撮影装置椅子に取り付けられた頭部傾き設定装置19を用いて、第1の実施の形態と同様にして撮影することができる。
図13は第4の実施の形態によるセファロX線撮影装置を示す。図13に示すように、このセファロX線撮影装置においては、アーム12、13の下部12a、13aを上部12b、13bに対して所定の範囲内の角度に折り曲げることができ、その角度で固定することができるようになっている。ここで、アーム12の下部12aは図13の点C1 の周りに、アーム13の下部13aは図13の点C2 の周りに回転することができるようになっている。また、アーム12、13は、アーム制御装置14により、互いに独立に、基準線16に平行な方向に昇降可能になっている。言い換えると、アーム12、13の下部12a、13aを互いに異なる高さに位置させることができる。
被験者1〜18の側方頭部X線規格写真および後前方向頭部X線規格写真を、頭部傾き設定装置19を用いることにより、頭部21のフランクフルト平面が床面に平行になる位置で撮影した。撮影は中心咬合位またはそれに準じる位置で行った。図15、図17、図19、図21、図23、図25、図27、図29、図31、図33、図35、図37、図39、図41、図43、図45、図47および図49はそれぞれ被験者1〜18の側方頭部X線規格写真を示す。ここで、図15、図17、図19、図21、図23、図25、図27、図29、図31、図33、図35、図37、図39、図41、図43、図45、図47および図49に見られる横方向の白い線は、頭部傾き設定装置19の下端に取り付けられた水平板20の像であり、フランクフルト平面を示す。また、図16、図18、図20、図22、図24、図26、図28、図30、図32、図34、図36、図38、図40、図42、図44、図46、図48および図50はそれぞれ被験者1〜18の後前方向頭部X線規格写真を示す。
Claims (12)
- 互いに対向して設けられた一対のアームと、
上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドと、
上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた、被検体の頭部の前後方向の傾きを設定するための頭部傾き設定装置とを有し、
上記頭部傾き設定装置は、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板からなり、上記透明板は水平面確認機構を備えているX線撮影装置。 - 上記頭部傾き設定装置は、上記一対のアームの上記イヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の傾きを設定する請求項1記載のX線撮影装置。
- 上記頭部傾き設定装置は、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように上記頭部の傾きを設定する請求項2記載のX線撮影装置。
- 上記頭部傾き設定装置は、上記第1の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有する請求項1〜3のいずれか一項記載のX線撮影装置。
- 上記水平面確認機構は、上記透明板に上記透明板に対して垂直に内側に向かって突出した水平板または上記透明板の両面の互いに対向する位置に設けられた一対の着色水平線からなる請求項1〜4のいずれか一項記載のX線撮影装置。
- 上記第1の基準点は上記イヤーロッドの最上点である請求項3記載のX線撮影装置。
- 上記第2の基準点は上記被検体の眼窩骨縁最下点、瞳孔の中心の直下の眼窩縁または眼瞼裂の中心である請求項3記載のX線撮影装置。
- 上記X線撮影装置はセファロX線撮影装置である請求項1〜7のいずれか一項記載のX線撮影装置。
- 被検体の頭部のX線撮影を行う際に、互いに対向して設けられた一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の前後方向の傾きを、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように設定するための、上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられた頭部傾き設定装置であって、上記アームと一体的に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられ、または、上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板からなり、上記透明板は水平面確認機構を備えており、上記第1の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有するものを用いて測定する、X線撮影を行う際の頭部傾き測定方法。
- 互いに対向して設けられた一対のアームと、上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドとを有するX線撮影装置により被検体の頭部のX線撮影を行う際に用いられ、
上記一対のアームの上記イヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の前後方向の傾きを、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように設定するための頭部傾き設定装置を有し、
上記頭部傾き設定装置は、上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板からなり、上記透明板は水平面確認機構を備えているX線撮影装置用スタンド。 - 互いに対向して設けられた一対のアームと、上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドとを有するX線撮影装置により被検体の頭部のX線撮影を行う際に用いられ、
上記一対のアームの上記イヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の前後方向の傾きを、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように設定するための頭部傾き設定装置を有し、
上記頭部傾き設定装置は、上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられた透明板からなり、上記透明板は水平面確認機構を備えているX線撮影装置用椅子。 - 互いに対向して設けられた一対のアームと、上記一対のアームの互いに対向する内側面にそれぞれ設けられたイヤーロッドとを有するX線撮影装置の上記一対のアームのうちの少なくとも一方に設けられ、
被検体の頭部のX線撮影を行う際に、上記一対のアームの上記イヤーロッドを上記被検体の両耳の外耳孔に装着した状態で上記被検体の頭部の前後方向の傾きを、上記頭部を側方から見たときに、上記アームまたは上記イヤーロッド上の第1の基準点と上記被検体の顔面の第2の基準点とを結ぶ直線が水平線または水平線に対して所定の角度傾斜した直線になるように設定するために用いられ、
上記アームの外側面に上記イヤーロッドの中心軸に対して垂直に設けられる透明板からなり、上記透明板は水平面確認機構を備えており、
上記第1の基準点を中心とする、水平線に対する傾斜角度を測定する分度器の機能を有する頭部傾き設定装置。
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