JP2007068842A - 画像診断装置、画像診断システム - Google Patents
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Abstract
【課題】断続的な撮影間の関連を確保することを可能とする画像診断装置及び画像診断システムを提供する。
【解決手段】X線CT装置1は、初回撮影で取得した可視光3D画像51−1、特徴量52−1、X線単純撮影画像61、X線3D画像63−1等を多角的にデータベース化して記録保存する(ステップ107)。2回目以降撮影処理では、X線CT装置1は、現在の可視光3D画像51−2及び特徴量52−2と、過去の撮影でデータベース化された可視光3D撮影画像51−1及び特徴量52−1とを照合する(ステップ203)。X線CT装置は、照合結果に基づいて現在の可視光3D撮影画像51−2と過去のX線単純撮影画像61やX線3D画像63−1とを画像融合する(ステップ204)。
【選択図】図4
【解決手段】X線CT装置1は、初回撮影で取得した可視光3D画像51−1、特徴量52−1、X線単純撮影画像61、X線3D画像63−1等を多角的にデータベース化して記録保存する(ステップ107)。2回目以降撮影処理では、X線CT装置1は、現在の可視光3D画像51−2及び特徴量52−2と、過去の撮影でデータベース化された可視光3D撮影画像51−1及び特徴量52−1とを照合する(ステップ203)。X線CT装置は、照合結果に基づいて現在の可視光3D撮影画像51−2と過去のX線単純撮影画像61やX線3D画像63−1とを画像融合する(ステップ204)。
【選択図】図4
Description
本発明は、X線CT装置やMRI装置等の画像診断装置等に関する。詳細には、過去画像と現在画像とを融合する場合や異なる装置間で生成した画像を融合する場合における画像間の位置合せに有用な情報を提供することのできる画像診断装置及び画像診断システムに関する。
一般に、X線CT装置では、X線撮影計画に基づいてX線撮影が行われる。従来のX線撮影計画では、以下の手順で位置決め及び位置調整が行われ、X線撮影が行われる。最初に、被検者を椅子やベッド上に位置させ、検査者は、経験や勘に頼って粗い位置決めを行いX線単純撮影を行う。検査者は、X線単純撮影画像を確認しながら繰り返し微調整を行う。検査者は、例えば、撮影角度(X線源及びX線検出器を回転させるアームの回転角)を「0°」、「90°」、「0°」として3回セットでX線単純撮影を行い、上下前後左右の位置に関して撮影範囲に所望の領域が含まれるように微調整を行う。
また、複数の装置や異なるモダリティ間で画像の融合を行う場合、画像間の幾何学的な位置関係が異なる。幾何学的な位置関係は、例えば、平行移動、回転移動、拡大率、歪み等である。この幾何学的な位置関係を保証する情報を持つために、複数の装置間や異なるモダリティ間で識別可能なマーカを用いる等の方法が用いられる。また、マーカを用いない場合、画像間の解剖学的特長を利用したソフトウェア的方法が用いられる。
また、撮影時における位置合わせに関しては、ビデオカメラの2次元撮影結果を用いて寝台移動の制御を行うCT装置が提案されている(例えば、[特許文献1]参照。)。
しかしながら、従来の位置決め方法では、検査者の経験や勘に基づいて、撮影時における位置調整が行われるので、位置精度に限界があると共に操作負担が増大するという問題点がある。
また、位置決めを目的として撮影あるいは透視された画像(X線単純撮影画像等)は、位置決め用途のみに利用され、診断等の他の用途に用いられない。また、初回に診断を目的として撮影された画像あるいは再構成画像は、2回目以降に撮影した画像と比較して読影する等、診断用途に利用されることはあるが、2回目以降の撮影における位置決めデータとして利用されない。従って、撮影の度に位置決めのためにX線撮影を行う必要があり(スキャノグラム撮影等)、被検者の被曝量が増大するという問題点がある。
また、位置決めを目的として撮影あるいは透視された画像(X線単純撮影画像等)は、位置決め用途のみに利用され、診断等の他の用途に用いられない。また、初回に診断を目的として撮影された画像あるいは再構成画像は、2回目以降に撮影した画像と比較して読影する等、診断用途に利用されることはあるが、2回目以降の撮影における位置決めデータとして利用されない。従って、撮影の度に位置決めのためにX線撮影を行う必要があり(スキャノグラム撮影等)、被検者の被曝量が増大するという問題点がある。
また、マーカを用いた画像融合方法では、マーカを披検者に固定する必要があり身体への介入を行うので、被検者の負担が増大するという問題点がある。また、マーカ固定に係る被検者の負担を低減するとしても、マーカの取り付け精度を維持することが困難であるため、マーカを取り付けてから取り外すまでの間に、複数の装置間で撮影を完了する必要がある等の制約があるという問題点がある。
また、[特許文献1]が示すCT装置では、ビデオカメラでの撮影画像は、寝台送り制御に利用されるに過ぎず、過去画像と現在画像とを融合したり異なる装置間で生成した画像を融合する際の画像間の位置合せに有用な情報を提供することができないという問題点がある。
歯科検査では、治療の経緯の確認、別の歯の治療など、同一患者に対する撮影が断続的に行われる。しかしながら、従来の撮影方法は、断続的な撮影間の関連性がなく、X線照射を伴う位置決めが毎回行われる。また、断続的な撮影による画像データは、画像間の位置の整合性を考慮していないため、同じ被検者であっても、画像データを組み合わせて利用されていない。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、被検者の負担を増大させることなく、断続的な撮影間の関連を確保することを可能とする画像診断装置及び画像診断システムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、被検者の内部に関する計測情報を取得し当該計測情報から前記被検者の内部情報を示す3次元画像を再構成する画像診断装置であって、前記被検者の周囲を回転して可視光による撮影を行う可視光撮影手段と、前記可視光撮影手段の撮影データから前記被検者の外表面情報を示す可視光3次元画像を作成する可視光3次元画像作成手段と、過去に作成した前記可視光3次元画像と当該可視光3次元画像の特徴量と前記3次元画像とを保持する保持手段と、新たに作成した前記可視光3次元画像の特徴量と、過去に作成した前記可視光3次元画像の特徴量と、を照合して変換量を算出する変換量算出手段と、前記変換量算出手段により算出した変換量に基づいて画像変換を行い、前記新たに作成した前記可視光3次元画像と、過去に作成した前記3次元画像と、を画像融合する画像融合手段と、を具備することを特徴とする画像診断装置である。
画像診断装置は、被検者の内部に関する計測情報を画像に再構成して診断するための装置であり、例えば、X線CT装置やMRI装置等である。計測情報は、電磁波(X線、ガンマ線等)、中性子線、陽電子、光、磁気、超音波等の計測データである。
画像診断装置は、可視光により被検者の周囲を回転撮影するカメラ等の可視光撮影手段を備える。
特徴量に関しては、顔認証手法やセファロ分析手法による分析結果を特徴量とすることができる。
「画像」は、形態に限定はない。「画像」は、実際の表示画像やフィルム画像に限られず、表示画像を示す電子データ、画像再構成前のX線投影像、2次元像、3次元像、これらを示す電子データ等であってもよい。
画像診断装置は、可視光により被検者の周囲を回転撮影するカメラ等の可視光撮影手段を備える。
特徴量に関しては、顔認証手法やセファロ分析手法による分析結果を特徴量とすることができる。
「画像」は、形態に限定はない。「画像」は、実際の表示画像やフィルム画像に限られず、表示画像を示す電子データ、画像再構成前のX線投影像、2次元像、3次元像、これらを示す電子データ等であってもよい。
画像診断装置は、被検者に対して可視光回転撮影を行って被検者の外表面情報を示す可視光3次元画像を作成する。画像診断装置は、過去に作成した可視光3次元画像と当該可視光3次元画像の特徴量と被検者の内部情報を示す3次元画像等を保持する。画像診断装置は、新たに作成した可視光3次元画像の特徴量と過去に作成した可視光3次元画像の特徴量とを照合して変換量を算出する。
画像診断装置は、変換量に基づいて画像変換を行い、新たに作成した可視光3次元画像と過去に作成した3次元画像とを画像融合する。画像診断装置は、融合画像に基づいて、被検者の計測位置を調整する。
画像診断装置は、変換量に基づいて画像変換を行い、新たに作成した可視光3次元画像と過去に作成した3次元画像とを画像融合する。画像診断装置は、融合画像に基づいて、被検者の計測位置を調整する。
また、画像診断装置は、変換量に基づいて画像変換を行い、新たに作成した可視光3次元画像と過去に作成した計測情報の2次元画像(X線単純撮影画像等)とを重ね合わせ、この重ね合わせ画像に基づいて、被検者の計測位置を調整するようにしてもよい。
第1の発明では、画像診断装置は、被検者の負担を増大させることなく、断続的な撮影間の関連を確保し、画像を融合する際の画像間の位置合せに係る処理負担を軽減することができる。
すなわち、過去データを利用した可視光による位置決め方法により、過去の撮影画像を基に位置決めを行えるので、位置決めに伴う被曝量を低減できるという効果がある。
また、被検者の詳細な内部情報に基づいて撮影計画を行うことができるので、位置決め精度を向上させることができる。
すなわち、過去データを利用した可視光による位置決め方法により、過去の撮影画像を基に位置決めを行えるので、位置決めに伴う被曝量を低減できるという効果がある。
また、被検者の詳細な内部情報に基づいて撮影計画を行うことができるので、位置決め精度を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明の画像診断装置が複数接続されて構成される画像診断システムであって、各画像診断装置は、各画像診断装置が作成した各種画像を共用することを特徴とする画像診断システムである。
第2の発明では、1つの画像診断装置で取得した画像やデータを他の画像診断装置で利用することができる。また、画像診断装置の種類が異なる場合であっても、画像やデータを互いに利用することができる。従って、複数の画像診断装置間あるいは異なる画像診断装置間で同一の基準を用いて画像融合ができるという効果がある。
尚、保持手段、可視光3次元画像作成手段、変換量算出手段、画像融合手段等に関しては、コンピュータ等により実現することができる。また、これらの手段を備えるコンピュータを画像診断システムを構成する各画像診断装置毎に設けてもよい。
また、これらの手段を備えるコンピュータを少なくとも1つ設け、画像診断システムを構成する各画像診断装置で共用するようにしてもよい。各画像診断装置で取得した画像やデータを一元管理することができるので、システム構成を簡素化することができる。全ての病院や診療所に画像処理用のコンピュータを設ける必要がないので、システム導入に係る負担を抑制し、病診連携を促進することができる。
また、これらの手段を備えるコンピュータを少なくとも1つ設け、画像診断システムを構成する各画像診断装置で共用するようにしてもよい。各画像診断装置で取得した画像やデータを一元管理することができるので、システム構成を簡素化することができる。全ての病院や診療所に画像処理用のコンピュータを設ける必要がないので、システム導入に係る負担を抑制し、病診連携を促進することができる。
本発明によれば、被検者の負担を増大させることなく、画像を融合する際の画像間の位置合せに係る処理負担を軽減することを可能とする画像診断装置等を提供することができる。
すなわち、過去の撮影画像を基に位置決めを行えるので、位置決めに伴う被曝を低減できるという効果がある。また、複数の装置間あるいは異なるモダリティ間で同一の基準を用いて画像融合ができるという効果がある。
また、被検者の詳細な内部情報に基づいて撮影計画を行うことができるので、位置決め精度を向上させることができる。
すなわち、過去の撮影画像を基に位置決めを行えるので、位置決めに伴う被曝を低減できるという効果がある。また、複数の装置間あるいは異なるモダリティ間で同一の基準を用いて画像融合ができるという効果がある。
また、被検者の詳細な内部情報に基づいて撮影計画を行うことができるので、位置決め精度を向上させることができる。
以下添付図面を参照しながら、本発明に係る画像診断装置及び画像診断システムの好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.X線CT装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る画像診断装置の構成について説明する。
以下、画像診断装置として、頭頚部の撮影のための座位型X線画像診断装置を挙げて説明するが、これ以外のCアーム型装置、CT装置、被検者回転型装置等を用いてもよい。
最初に、図1を参照しながら、本発明の第1の実施の形態に係る画像診断装置の構成について説明する。
以下、画像診断装置として、頭頚部の撮影のための座位型X線画像診断装置を挙げて説明するが、これ以外のCアーム型装置、CT装置、被検者回転型装置等を用いてもよい。
図1は、X線CT装置1の概略構成図である。
X線CT装置1は、座位型X線画像診断装置である。X線CT装置1は、計測装置3及び画像処理装置5(コンピュータ)から構成される。
X線CT装置1は、被検者19を撮像し、撮像画像を出力する装置である。X線CT装置1は、計測装置3により被検者19を撮像し、画像処理装置5において画像処理を行い、撮像画像を出力する。
X線CT装置1は、座位型X線画像診断装置である。X線CT装置1は、計測装置3及び画像処理装置5(コンピュータ)から構成される。
X線CT装置1は、被検者19を撮像し、撮像画像を出力する装置である。X線CT装置1は、計測装置3により被検者19を撮像し、画像処理装置5において画像処理を行い、撮像画像を出力する。
(1−1.計測装置3)
計測装置3は、スキャナアーム7、X線管9、コリメータ11、2次元検出器13、椅子15、椅子支持器17、カメラ21、照明23、スキャナ支持器25等を備える。計測装置3は、被検者19の撮像を行い、X線投影像データ(X線単純撮影画像やX線回転撮影画像)や可視光撮像データ(可視光回転撮影画像)を収集して画像処理装置5に送信する装置である。
計測装置3は、スキャナアーム7、X線管9、コリメータ11、2次元検出器13、椅子15、椅子支持器17、カメラ21、照明23、スキャナ支持器25等を備える。計測装置3は、被検者19の撮像を行い、X線投影像データ(X線単純撮影画像やX線回転撮影画像)や可視光撮像データ(可視光回転撮影画像)を収集して画像処理装置5に送信する装置である。
X線管9及び2次元検出器13は、スキャナアーム7に設けられ、被検者19を挟んで互いに対向するように配置される。
X線管9は、X線を照射するX線源である。
コリメータ11は、X線管9から照射されるX線の照射範囲を限定する装置である。コリメータ11は、X線の照射範囲に制限を加えて被検者19を投影するのに必要なX線を通過させる。
コリメータ駆動手段35は、コリメータ11の動作を制御する。
2次元検出器13は、X線管9から照射され、コリメータ11によって範囲を限定され、被検者19を透過した後のX線の強度を検出する装置である。2次元検出器13は、X線の検出素子である複数のチャネルを有する。
X線撮影手段37は、2次元検出器13で検出されたX線強度をX線投影像データとして信号処理し、X線投影像データを画像処理装置5に出力する。
X線管9は、X線を照射するX線源である。
コリメータ11は、X線管9から照射されるX線の照射範囲を限定する装置である。コリメータ11は、X線の照射範囲に制限を加えて被検者19を投影するのに必要なX線を通過させる。
コリメータ駆動手段35は、コリメータ11の動作を制御する。
2次元検出器13は、X線管9から照射され、コリメータ11によって範囲を限定され、被検者19を透過した後のX線の強度を検出する装置である。2次元検出器13は、X線の検出素子である複数のチャネルを有する。
X線撮影手段37は、2次元検出器13で検出されたX線強度をX線投影像データとして信号処理し、X線投影像データを画像処理装置5に出力する。
スキャナ支持器25は、スキャナアーム7を支持する支柱である。スキャナアーム7は、回転軸27を中心軸として軸回転する。回転軸27は、被検者19の体軸と略一致するように設けられる。
スキャナ駆動手段29は、スキャナアーム7の動作を制御する。
スキャナ駆動手段29は、スキャナアーム7の動作を制御する。
椅子15は、被検者19が座る椅子である。被検者19は、椅子15に座位した状態で位置固定される。
椅子支持器17は、椅子15の支持及び位置制御を行う装置である。
椅子駆動手段31は、椅子支持器17の動作を制御する。
椅子支持器17は、椅子15の支持及び位置制御を行う装置である。
椅子駆動手段31は、椅子支持器17の動作を制御する。
カメラ21及び照明23は、スキャナアーム7に設けられる。
カメラ21は、可視光により被検者19を撮像する装置である。カメラ21は、例えば、デジタルカメラである。カメラ21は、被検者19に対して被曝を生じさせることなく、可視光により撮影を行う。
照明23は、カメラ21による可視光撮影時に被検者19に光を照射する装置である。
可視光撮影手段39は、カメラ21及び照明23の動作を制御し、カメラ21により検出した撮像データを可視光撮像データとして画像処理装置5に出力する。
カメラ21は、可視光により被検者19を撮像する装置である。カメラ21は、例えば、デジタルカメラである。カメラ21は、被検者19に対して被曝を生じさせることなく、可視光により撮影を行う。
照明23は、カメラ21による可視光撮影時に被検者19に光を照射する装置である。
可視光撮影手段39は、カメラ21及び照明23の動作を制御し、カメラ21により検出した撮像データを可視光撮像データとして画像処理装置5に出力する。
スキャナアーム7(X線管9及び2次元検出器13)が微小角度回転する毎に、2次元検出器13は、被検者19を透過したX線の強度を検出する。この動作が全周分繰り返され、X線投影像データ(X線回転撮影画像64)として数百の透過X線強度データが収集され、これらのデータは画像処理装置5に出力される。
スキャナアーム7(カメラ21及び照明23)が微小角度回転する毎に、照明23は、被検者19等に可視光を照射し、カメラ21は、被検者19等からの反射光を検出する。この動作が全周分繰り返され、可視光撮像データ(可視光回転撮影画像53及び可視光回転撮影画像54)として収集され、これらのデータは画像処理装置5に出力される。
(1−2.画像処理装置5)
画像処理装置5は、処理部40、表示装置45、外部入力装置46等から構成される。画像処理装置5は、計測装置3から送られるX線投影像データ及び可視光撮像データに基づいて画像処理を行い、各種画像データを作成する装置である。
画像処理装置5は、処理部40、表示装置45、外部入力装置46等から構成される。画像処理装置5は、計測装置3から送られるX線投影像データ及び可視光撮像データに基づいて画像処理を行い、各種画像データを作成する装置である。
処理部40は、インタフェース(I/F)41、メモリ42、ハードディスク43、CPU44等がシステムバス47を介して接続された構成される。
処理部40は、インタフェース(I/F)41を介してX線撮影手段37により取得したX線投影像データ(X線回転撮影画像64)や可視光撮影手段39により取得した可視光撮像データ(可視光回転撮影画像53及び可視光回転撮影画像54)に対して種々の信号処理を施して種々の画像データを作成する。
処理部40は、インタフェース(I/F)41を介してX線撮影手段37により取得したX線投影像データ(X線回転撮影画像64)や可視光撮影手段39により取得した可視光撮像データ(可視光回転撮影画像53及び可視光回転撮影画像54)に対して種々の信号処理を施して種々の画像データを作成する。
インタフェース(I/F)41は、スキャナ駆動手段29、椅子駆動手段31、コリメータ駆動手段35、X線撮影手段37、可視光撮影手段39、及び他の画像診断装置や病院情報システムとの間で通信を媒介する装置である。
メモリ42は、各種データを一時的に記憶する装置である。メモリ42は、画像データを格納したり、各種処理で発生するデータやプログラムデータ等を一時的に格納する。
ハードディスク43は、各種データを記憶する装置である。ハードディスク43は、演算処理に必要な画像データ、CPU44が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)、画像処理データ等を格納する。
ハードディスク43は、各種データを記憶する装置である。ハードディスク43は、演算処理に必要な画像データ、CPU44が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)、画像処理データ等を格納する。
CPU(Central Processing Unit)44は、演算装置である。
CPU44は、X線投影像データに対してコーンビーム再構成演算を行いX線断面データを作成し、さらに、X線断面データ及びX線投影像データからX線3次元データを作成する。また、CPU44は、可視光撮像データに対してコーンビーム再構成演算を行い可視光断面データを作成し、さらに、可視光断面データ及び可視光撮像データから可視光3次元データを作成する。
CPU44は、X線投影像データに対してコーンビーム再構成演算を行いX線断面データを作成し、さらに、X線断面データ及びX線投影像データからX線3次元データを作成する。また、CPU44は、可視光撮像データに対してコーンビーム再構成演算を行い可視光断面データを作成し、さらに、可視光断面データ及び可視光撮像データから可視光3次元データを作成する。
表示装置45は、X線投影像データや可視光撮像データ、これらを処理して作成した画像等を表示する装置である。表示装置45は、例えば、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置である。
外部入力装置46は、操作者による操作を媒介する装置である。外部入力装置46は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスを備える操作卓である。
システム・バス47は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
外部入力装置46は、操作者による操作を媒介する装置である。外部入力装置46は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイスを備える操作卓である。
システム・バス47は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
(2.カメラ21及び照明23)
次に、図2及び図3を参照しながら、カメラ21及び照明23の動作及び配置について説明する。
図2及び図3は、スキャナアーム7に対するカメラ21及び照明23の配置を示す図である。図2は、X線撮影時の配置を示し、図3は、可視光撮影時の配置を示す。
次に、図2及び図3を参照しながら、カメラ21及び照明23の動作及び配置について説明する。
図2及び図3は、スキャナアーム7に対するカメラ21及び照明23の配置を示す図である。図2は、X線撮影時の配置を示し、図3は、可視光撮影時の配置を示す。
カメラ21は、X線管9の焦点から回転軸27を中心に角度tずらした位置に配置される。
図3に示すように、スキャナアーム7が角度tだけ時計方向に回転すると、カメラ21により、X線管9の焦点位置から見た画像(図2参照)と同一の回転角度からの可視光撮像データを得られることになる。また、カメラ21側に照明23を設け、カメラ21側から光を被検者19に照らすことにより、被検者19に対して陰影の少ない画像を常時取得することができる。
図3に示すように、スキャナアーム7が角度tだけ時計方向に回転すると、カメラ21により、X線管9の焦点位置から見た画像(図2参照)と同一の回転角度からの可視光撮像データを得られることになる。また、カメラ21側に照明23を設け、カメラ21側から光を被検者19に照らすことにより、被検者19に対して陰影の少ない画像を常時取得することができる。
また、図2及び図3では、照明23はカメラ21とは別体に設けられるが、照明による陰影を軽減すべく、カメラ21のレンズ周囲に装着可能なリング状の照明(リングライト)を用いることが望ましい。さらに、照明による陰影を軽減するために、光源を複数使用して様々な方向から被検者19を照らすようにしてもよい。上記のリング状の照明(リングライト)と複数の光源を併用すれば一層陰影を少なくすることが可能である。
カメラ21は、スキャナアーム7の回転角度に同期して撮影を行う。カメラ21は、被検者の周囲360°について回転撮影を行い、複数枚の角度同期回転撮影画像(可視光回転撮影画像53及び可視光回転撮影画像54)を取得する。
カメラ21は、スキャナアーム7の回転角度に同期して撮影を行う。カメラ21は、被検者の周囲360°について回転撮影を行い、複数枚の角度同期回転撮影画像(可視光回転撮影画像53及び可視光回転撮影画像54)を取得する。
(3.X線CT装置1の動作)
次に、図4〜図6を参照しながら、X線CT装置1の動作について説明する。
図4は、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップ101〜ステップ107の処理は、被検者19の初回撮影における処理を示す。ステップ201〜ステップ207の処理は、被検者19の2回目以降撮影における処理を示す。X線CT装置1は、初回撮影で得た位置決めに有効なX線3D画像を、2回目以降撮影における位置決めに利用する。
次に、図4〜図6を参照しながら、X線CT装置1の動作について説明する。
図4は、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップ101〜ステップ107の処理は、被検者19の初回撮影における処理を示す。ステップ201〜ステップ207の処理は、被検者19の2回目以降撮影における処理を示す。X線CT装置1は、初回撮影で得た位置決めに有効なX線3D画像を、2回目以降撮影における位置決めに利用する。
尚、可視光3D画像51−1や特徴量52−1やX線3D画像63−1は、初回撮影時に取得した画像やデータ、及び、2回目以降撮影時に取得した画像やデータであってステップ207の処理においてデータベース化してハードディスク43等に保存された画像やデータを示す(過去に取得した画像やデータ)。
可視光3D画像51−2や特徴量52−2やX線3D画像63−2は、2回目以降撮影時に取得した画像やデータであってデータベース化されておらずハードディスク43等に保存されていないものを示す(新たに取得した画像やデータ、現在(リアルタイム)の画像やデータ)。
可視光3D画像51−2や特徴量52−2やX線3D画像63−2は、2回目以降撮影時に取得した画像やデータであってデータベース化されておらずハードディスク43等に保存されていないものを示す(新たに取得した画像やデータ、現在(リアルタイム)の画像やデータ)。
また、「画像」は、形態に限定はない。「画像」は、実際の表示画像やフィルム画像に限られず、表示画像を示す電子データ、画像再構成前のX線投影像、2次元像、3次元像、これらを示す電子データ等であってもよい。
(3−1.初回撮影)
X線CT装置1は、可視光3D撮影を行い、可視光3D画像51−1を作成する(ステップ101)。可視光3D画像51−1は、図1のカメラ21及び照明23及び可視光撮影手段39によって取得される。可視光3D画像51−1は、被検者19の外観に関するデータである。尚、可視光3D撮影(ステップ101)の詳細については、図5を用いて後述する。
X線CT装置1は、可視光3D撮影を行い、可視光3D画像51−1を作成する(ステップ101)。可視光3D画像51−1は、図1のカメラ21及び照明23及び可視光撮影手段39によって取得される。可視光3D画像51−1は、被検者19の外観に関するデータである。尚、可視光3D撮影(ステップ101)の詳細については、図5を用いて後述する。
X線CT装置1は、可視光3D画像51−1に対して各種の処理を施し、特徴量52−1を抽出する(ステップ102)。
特徴量52−1を抽出する方法としては、例えば、顔認証手法やセファロ分析手法による分析結果を特徴量とする方法がある。顔認証手法には、eigenface法、LFA(Local Feature Analysis)法、Gabor Jets集合への射影弾性グラフマッチング法等がある。セファロ分析手法には、正面像の分析として、左右の対称性、歯列弓幅径、大臼歯間幅径、鼻中隔湾曲率、正中線傾き等の特徴量を長さ、角度、変化率で抽出するもの、側面像の分析として、正面像の解析と同様に顎顔面頭蓋領域の特徴量を抽出するもの等がある。
特徴量52−1を抽出する方法としては、例えば、顔認証手法やセファロ分析手法による分析結果を特徴量とする方法がある。顔認証手法には、eigenface法、LFA(Local Feature Analysis)法、Gabor Jets集合への射影弾性グラフマッチング法等がある。セファロ分析手法には、正面像の分析として、左右の対称性、歯列弓幅径、大臼歯間幅径、鼻中隔湾曲率、正中線傾き等の特徴量を長さ、角度、変化率で抽出するもの、側面像の分析として、正面像の解析と同様に顎顔面頭蓋領域の特徴量を抽出するもの等がある。
X線CT装置1は、位置決め用にX線単純撮影を行い、X線単純撮影画像61を取得する(ステップ103)。X線単純撮影画像61は、X線管9及び2次元検出器13及びX線撮影手段37のX線撮影により取得されたR−L方向、A−P方向等の被検者19の内部情報に関するデータである。X線単純撮影では、骨のようにX線が透過し難い情報が画像化される。
X線CT装置1は、ステップ101の処理により取得した可視光3D画像51−1とステップ103の処理により取得したX線単純撮影画像61とを重ね合わせ(ステップ104)、X線撮影計画が行われる(ステップ105)。X線撮影計画では、撮影対象部位の撮影位置を決めるための計画が行われる。
X線CT装置1は、ステップ105におけるX線撮影計画に基づき、X線3D撮影を行い、X線3D画像63−1を作成する(ステップ106)。X線3D画像63−1は、図1のX線管9及び2次元検出器13及びX線撮影手段37のX線撮影によって取得された3次元断面画像等の被検者19の内部情報に関するデータである。尚、X線3D撮影(ステップ106)の詳細については、図6を用いて後述する。
X線CT装置1は、全ての撮影情報と特徴量情報とを被検者情報として多角的にデータベース化してハードディスク43等に保存する(ステップ107)。ステップ107の処理においてハードディスク43に保存される情報は、可視光3D画像51−1、特徴量52−1、X線単純撮影画像61、X線3D画像63−1等である。また、X線単純撮影画像61やX線3D画像63−1に基づく特徴量を併せて保存し、後述する照合処理に利用するようにしてもよい。
(3−2.2回目以降撮影)
X線CT装置1は、可視光3D撮影を行い、可視光3D画像51−2を作成する(ステップ201)。可視光3D画像51−2は、図1のカメラ21及び照明23及び可視光撮影手段39によって取得される。可視光3D画像51−2は、被検者19の外観に関するデータである。尚、可視光3D撮影(ステップ201)の詳細については、図5を用いて後述する。
X線CT装置1は、可視光3D撮影を行い、可視光3D画像51−2を作成する(ステップ201)。可視光3D画像51−2は、図1のカメラ21及び照明23及び可視光撮影手段39によって取得される。可視光3D画像51−2は、被検者19の外観に関するデータである。尚、可視光3D撮影(ステップ201)の詳細については、図5を用いて後述する。
X線CT装置1は、可視光3D画像51−2に対して各種の処理を施し、特徴量52−2を抽出する(ステップ202)。
特徴量52−2を抽出する方法としては、例えば、顔認証手法やセファロ分析手法による分析結果を特徴量とする方法がある。顔認証手法には、eigenface法、LFA(Local Feature Analysis)法、Gabor Jets集合への射影弾性グラフマッチング法等がある。セファロ分析手法には、正面像の分析として、左右の対称性、歯列弓幅径、大臼歯間幅径、鼻中隔湾曲率、正中線傾き等の特徴量を長さ、角度、変化率で抽出するもの、側面像の分析として、正面像の解析と同様に顎顔面頭蓋領域の特徴量を抽出するもの等がある。
特徴量52−2を抽出する方法としては、例えば、顔認証手法やセファロ分析手法による分析結果を特徴量とする方法がある。顔認証手法には、eigenface法、LFA(Local Feature Analysis)法、Gabor Jets集合への射影弾性グラフマッチング法等がある。セファロ分析手法には、正面像の分析として、左右の対称性、歯列弓幅径、大臼歯間幅径、鼻中隔湾曲率、正中線傾き等の特徴量を長さ、角度、変化率で抽出するもの、側面像の分析として、正面像の解析と同様に顎顔面頭蓋領域の特徴量を抽出するもの等がある。
尚、2回目以降撮影におけるステップ201及びステップ202の処理は、それぞれ、先述の初回撮影におけるステップ101及びステップ102の処理と同様である。
X線CT装置1は、ステップ202の処理で取得した特徴量52−2とステップ107の処理でデータベース化された被検者19の特徴量情報(特徴量52−1)とを照合する(ステップ203)。可視光3D画像51−1と可視光3D画像51−2とを照合するようにしてもよい。
X線CT装置1は、ステップ203の処理における特徴量情報の照合結果に基づいて変換量を算出する。X線CT装置1は、算出した変換量に基づいて、ステップ201の処理で取得した可視光3D画像51−2と、ステップ107でデータベース化された被検者19のX線3D画像63−1やX線単純撮影画像61との画像融合処理を行い、融合画像67を作成する(ステップ204)。
X線CT装置1は、ステップ203の処理における特徴量情報の照合結果に基づいて変換量を算出する。X線CT装置1は、算出した変換量に基づいて、ステップ201の処理で取得した可視光3D画像51−2と、ステップ107でデータベース化された被検者19のX線3D画像63−1やX線単純撮影画像61との画像融合処理を行い、融合画像67を作成する(ステップ204)。
ステップ204の処理で作成された融合画像67に基づいて、X線撮影計画が行われる(ステップ205)。X線撮影計画では、撮影対象部位の撮影位置を決めるための計画が行われる。尚、ステップ105の初回撮影のX線撮影計画ではX線単純撮影画像61が用いられるのに対して、ステップ205の2回目以降撮影のX線撮影計画では過去に撮影したX線3D画像63−1が用いられる。
X線CT装置1は、ステップ205におけるX線撮影計画に基づき、X線3D撮影を行い、X線3D画像63−2を作成する(ステップ206)。X線3D画像63−2は、図1のX線管9及び2次元検出器13及びX線撮影手段37のX線撮影によって取得された3次元断面画像等の被検者19の内部情報に関するデータである。尚、X線3D撮影(ステップ206)の詳細については、図6を用いて後述する。
X線CT装置1は、全ての撮影情報と特徴量情報とを被検者情報として多角的にデータベース化してハードディスク43等に保存する(ステップ207)。ステップ207の処理においてハードディスク43に保存される情報は、可視光3D画像51−2、特徴量52−2、X線3D画像63−2等である。
尚、2回目以降撮影におけるステップ206及びステップ207の処理は、それぞれ、先述の初回撮影におけるステップ106及びステップ107の処理と同様である。
(3−3.可視光3D撮影)
図5は、可視光3D撮影の詳細を示す図である(図4のステップ101及びステップ201)。
尚、コーンビーム再構成断面画像は、被検者19の断層像を示し、3D画像は、断層像から3次元再構成したものを示すものとして説明する。
また、X線CT装置1は、各画像処理においてコントラストや透明度等の調整を行う。
図5は、可視光3D撮影の詳細を示す図である(図4のステップ101及びステップ201)。
尚、コーンビーム再構成断面画像は、被検者19の断層像を示し、3D画像は、断層像から3次元再構成したものを示すものとして説明する。
また、X線CT装置1は、各画像処理においてコントラストや透明度等の調整を行う。
X線CT装置1は、被検者19が椅子15に座っていない状態でスキャナアーム7を回転させながら、カメラ21により可視光回転撮影を行い、マスク画像として複数枚の可視光回転撮影画像(被検者なし)53を作成する(ステップ301)。このマスク画像を撮影する際には、椅子15を所定位置にセットしておくことが望ましい。この所定位置に関しては、例えば、子供と大人との体格差や、頭部や歯顎部や頚部等の部位に応じて、複数箇所設定することができる。
また、カメラ21による可視光撮影の撮影範囲は、X線管9及び2次元検出器13によるX線撮影の撮影範囲と比較して広角である。X線CT装置1は、X線投影像を含む広い視野範囲を撮影する。尚、この視野範囲、すなわち、カメラ21による可視光撮影の撮影範囲は、状況に応じて拡大縮小することもできる。
また、カメラ21による可視光撮影の撮影範囲は、X線管9及び2次元検出器13によるX線撮影の撮影範囲と比較して広角である。X線CT装置1は、X線投影像を含む広い視野範囲を撮影する。尚、この視野範囲、すなわち、カメラ21による可視光撮影の撮影範囲は、状況に応じて拡大縮小することもできる。
また、上述の可視光回転撮影画像(被検者なし)53は、被検者19の撮影前に毎回撮影する必要はない。X線CT装置1は、様々な位置において撮影した可視光回転撮影画像(被検者なし)53を予め画像処理装置5のハードディスク43に保存しておき、椅子15の所定位置等に応じて必要な可視光回転撮影画像(被検者なし)53をメモリ42に展開して画像処理に用いるようにしてもよい。
X線CT装置1は、被検者19を椅子15に座らせた状態でスキャナアーム7を回転させながら、カメラ21により可視光回転撮影を行い、複数枚の可視光回転撮影画像(被検者あり)54を作成する(ステップ302)。
ステップ302では、被検者19を椅子15に座らせ、被検者19の体格と部位に応じて、椅子15の位置を椅子駆動手段31により移動するための被検者設定処理が行われる。
ステップ302では、被検者19を椅子15に座らせ、被検者19の体格と部位に応じて、椅子15の位置を椅子駆動手段31により移動するための被検者設定処理が行われる。
X線CT装置1は、可視光回転撮影画像(被検者あり)54から被検者19のみを抽出するために、可視光回転撮影画像(被検者あり)54と可視光回転撮影画像(被検者なし)53との差分処理を行い差分画像55を作成する(ステップ303)。
尚、被検者19の撮影部位の後方からの画像を十分に得るために、椅子15は、極力小さいことが望ましい。例えば、歯顎部を撮影する場合には、ヘッドレストとそれを支える部分はできるだけ幅を狭くして被検者抽出画像を十分に生成できるようにすることが望ましい。さらに望ましくは、ヘッドレストとそれを支える部分を透明な材質で構成すればより完全な被検者抽出画像が得られる。
カメラ21により取得した可視光回転撮影画像(被検者なし)53及び可視光回転撮影画像(被検者あり)54がカラーである場合には、X線CT装置1は、差分処理を行う前にグレイスケールでマッピングを行いし、モノクローム表示に変換する。また、画像マトリクスは128×128ピクセル以下で十分であるので、カメラ21を用いてより大きな画像マトリクスが得られる場合には、X線CT装置1は、画素を規則的に間引いて使用する。
可視光回転撮影画像(被検者なし)53と可視光回転撮影画像(被検者あり)54との間では、被検者19以外の椅子15や2次元検出器13等の背景が同一であるので、これらの差分画像55では被検者19以外の背景の画素値は略「0」となる。
そこで、X線CT装置1は、差分画像55において画素値の大きさが所定値より大きい領域を被検者抽出領域として抽出し、当該被検者抽出領域の画素値を「1」とし、当該被検者抽出領域以外の領域の画素値を「0」として、外輪郭画像56を作成する。X線CT装置1は、例えば、差分画像55において、
|(画素値)|≧20、
を満たす領域を被検者抽出領域として抽出する。尚、|x|は、xの絶対値を示す。
そこで、X線CT装置1は、差分画像55において画素値の大きさが所定値より大きい領域を被検者抽出領域として抽出し、当該被検者抽出領域の画素値を「1」とし、当該被検者抽出領域以外の領域の画素値を「0」として、外輪郭画像56を作成する。X線CT装置1は、例えば、差分画像55において、
|(画素値)|≧20、
を満たす領域を被検者抽出領域として抽出する。尚、|x|は、xの絶対値を示す。
X線CT装置1は、ステップ304の処理で作成した外輪郭画像56を基に、ステップ302の処理で作成した可視光回転撮影画像(被検者あり)54から被検者19のみを抽出し、可視光被検者抽出画像57を生成する(ステップ305)。
X線CT装置1は、ステップ304の処理で作成した外輪郭画像56を基に、周知のFeldkamp法による可視光・コーンビーム再構成演算をCPU44で実行し、可視光・コーンビーム再構成断面画像58を作成し、さらに、3次元再構成処理を行って作成した可視光3次元再構成画像をハードディスク43等に保持する(ステップ306)。
X線CT装置1は、ハードディスク43等に保持する可視光3次元再構成画像をメモリ42に読み出し、CPU44内で再投影演算処理を行って複数枚の可視光回転撮影画像(被検者あり)54を可視光3次元再構成画像の表面にテクスチャーマッピングし、被検者19の可視光3D画像51(カラー3次元画像)を作成する(ステップ307)。
X線CT装置1は、可視光3D画像51をハードディスク43に保存する(ステップ107、ステップ207)。
X線CT装置1は、ハードディスク43等に保持する可視光3次元再構成画像をメモリ42に読み出し、CPU44内で再投影演算処理を行って複数枚の可視光回転撮影画像(被検者あり)54を可視光3次元再構成画像の表面にテクスチャーマッピングし、被検者19の可視光3D画像51(カラー3次元画像)を作成する(ステップ307)。
X線CT装置1は、可視光3D画像51をハードディスク43に保存する(ステップ107、ステップ207)。
(3−4.X線3D撮影)
図6は、X線3D撮影の詳細を示す図である(図4のステップ106及びステップ206)。
尚、コーンビーム再構成断面画像は、被検者19の断層像を示し、3D画像は、断層像から3次元再構成したものを示すものとして説明する。
また、X線CT装置1は、各画像処理においてコントラストや透明度等の調整を行う。
図6は、X線3D撮影の詳細を示す図である(図4のステップ106及びステップ206)。
尚、コーンビーム再構成断面画像は、被検者19の断層像を示し、3D画像は、断層像から3次元再構成したものを示すものとして説明する。
また、X線CT装置1は、各画像処理においてコントラストや透明度等の調整を行う。
X線CT装置1は、被検者19を椅子15に座らせた状態でスキャナアーム7を回転させながら、X線管9及び2次元検出器13等によりX線回転撮影を行い、複数枚のX線回転撮影画像64を作成する(ステップ401)。
ステップ401では、被検者19を椅子15に座らせ、被検者19の体格と部位に応じて、椅子15の位置を椅子駆動手段31により移動するための被検者設定処理が行われる。
ステップ401では、被検者19を椅子15に座らせ、被検者19の体格と部位に応じて、椅子15の位置を椅子駆動手段31により移動するための被検者設定処理が行われる。
X線CT装置1は、ステップ401の処理で作成したX線回転撮影画像64を基に、周知のFeldkamp法による可視光・コーンビーム再構成演算をCPU44で実行し、X線・コーンビーム再構成断面画像65を作成し、さらに、3次元再構成処理を行ってX線3D画像63を作成する(ステップ403)。
X線CT装置1は、X線3D画像63をハードディスク43に保存する(ステップ107、ステップ207)。
X線CT装置1は、X線3D画像63をハードディスク43に保存する(ステップ107、ステップ207)。
X線3D画像63は、被検者19の内部情報に関するデータである。尚、この被検者19の内部情報に関するデータは、主に矯正歯科領域において、頭部の経年変化の比較を行い、被検者の成長を予測し治療する際に用いられるセファロ分析(cephalogram analysis)に必要なデータを含むものである。
(3−5.初回撮影におけるX線撮影計画)
図7は、初回撮影における画像重ね合わせ処理を示す図である。
X線CT装置1は、可視光3D画像51−1と2つのX線単純撮影画像61(R−L方向及びA−P方向)とを3次元的に重ね合わせる(図7、図4のステップ104)。
可視光3D撮影画像51−1及びX線単純撮影画像61に基づき、X線撮影計画が行われる。X線撮影計画では、可視光3D画像51−1による外面的な情報とX線単純撮影画像61による内部的な情報とを併せて利用することにより、撮影対象部位の撮影位置を決めるための計画が行われる(図4のステップ105)。
尚、X線単純撮影(図4のステップ103)からX線撮影計画(図4のステップ105)までを繰り返し行い、撮影対象部位の撮影位置を決めてもよい。
図7は、初回撮影における画像重ね合わせ処理を示す図である。
X線CT装置1は、可視光3D画像51−1と2つのX線単純撮影画像61(R−L方向及びA−P方向)とを3次元的に重ね合わせる(図7、図4のステップ104)。
可視光3D撮影画像51−1及びX線単純撮影画像61に基づき、X線撮影計画が行われる。X線撮影計画では、可視光3D画像51−1による外面的な情報とX線単純撮影画像61による内部的な情報とを併せて利用することにより、撮影対象部位の撮影位置を決めるための計画が行われる(図4のステップ105)。
尚、X線単純撮影(図4のステップ103)からX線撮影計画(図4のステップ105)までを繰り返し行い、撮影対象部位の撮影位置を決めてもよい。
被検者19を椅子やベッド上に位置させ、検査者は、X線単純撮影画像61を確認しながら繰り返し微調整を行う。検査者は、例えば、撮影角度(X線源9及び2次元検出器13を回転させるスキャナアーム7の回転角)を「0°」、「90°」、「0°」として3回セットでX線単純撮影を行い、上下前後左右の位置に関して撮影範囲に所望の領域が含まれるように微調整を行う。
(3−6.2回目以降撮影におけるX線撮影計画)
図8は、2回目以降撮影における、X線3D画像63−1との画像融合処理を示す図である。
X線CT装置1は、初回撮影の可視光3D画像51−1から抽出した特徴量52−1と2回目以降撮影の可視光3D画像51−2から抽出した特徴量52−2とを照合する。X線CT装置1は、照合結果に基づいて、可視光3D画像51−1と可視光3D画像51−2との間の幾何学的な変換量を求める。幾何学的な変換量とは、平行移動、回転移動、拡大率、歪み等に関する変換係数等を示す(図4のステップ203)。
図8は、2回目以降撮影における、X線3D画像63−1との画像融合処理を示す図である。
X線CT装置1は、初回撮影の可視光3D画像51−1から抽出した特徴量52−1と2回目以降撮影の可視光3D画像51−2から抽出した特徴量52−2とを照合する。X線CT装置1は、照合結果に基づいて、可視光3D画像51−1と可視光3D画像51−2との間の幾何学的な変換量を求める。幾何学的な変換量とは、平行移動、回転移動、拡大率、歪み等に関する変換係数等を示す(図4のステップ203)。
X線CT装置1は、算出した変換量に基づいて、2回目以降撮影の可視光3D画像51−2と初回撮影時にデータベース化されたX線3D画像63−1とを3次元的に融合して融合画像67を作成する(図8、図4のステップ204)。
融合画像67は、現在の可視光3D画像51−2と過去のX線3D画像63−1とを融合したものである。
融合画像67は、現在の可視光3D画像51−2と過去のX線3D画像63−1とを融合したものである。
図9は、2回目以降撮影における、X線単純撮影画像61との画像融合処理を示す図である。
X線CT装置1は、算出した変換量に基づいて、2回目以降撮影の可視光3D画像51−2と初回撮影時にデータベース化されたX線単純撮影画像61とを3次元的に融合して融合画像69を作成してもよい(図9、図4のステップ204)。
融合画像69は、現在の可視光3D画像51−2と過去のX線単純撮影画像61とを融合したものである。
X線CT装置1は、算出した変換量に基づいて、2回目以降撮影の可視光3D画像51−2と初回撮影時にデータベース化されたX線単純撮影画像61とを3次元的に融合して融合画像69を作成してもよい(図9、図4のステップ204)。
融合画像69は、現在の可視光3D画像51−2と過去のX線単純撮影画像61とを融合したものである。
2回目以降撮影では、融合画像67や融合画像69に基づいて、X線撮影計画が行われる。X線撮影計画では、撮影対象部位の撮影位置を決める為の計画がなされる(図4のステップ205)。
初回撮影のX線撮影計画(図4のステップ105)ではX線単純撮影画像61が用いられる。一方、2回目以降撮影のX線撮影計画(図4のステップ205)では過去に取得してデータベース化されたX線3D画像63−1が用いられる。
初回撮影のX線撮影計画(図4のステップ105)ではX線単純撮影画像61が用いられる。一方、2回目以降撮影のX線撮影計画(図4のステップ205)では過去に取得してデータベース化されたX線3D画像63−1が用いられる。
また、X線単純撮影画像61は、平面的なX線透過情報しか有しないのに対して、X線3D画像63は、3次元的な解剖学的位置情報を有する。さらに、X線位単純撮影画像61は、骨のようにX線が透過し難い情報が画像化されたものであるのに対して、X線3D画像63は、骨だけでなく筋肉や脂肪といった軟部組織の情報を有する。従って、融合画像67に基づくX線撮影計画を行うことにより、位置決め精度を向上させることができる。
このように、可視光3D撮影画像51−2による外面的な情報とX線3D画像63−1による詳細な内部的な情報とを併せて利用することにより、撮影対象部位の撮影位置を決めるための計画が行われる。
このように、可視光3D撮影画像51−2による外面的な情報とX線3D画像63−1による詳細な内部的な情報とを併せて利用することにより、撮影対象部位の撮影位置を決めるための計画が行われる。
(4.効果等)
以上詳細に説明したように、第1の実施の形態では、X線CT装置は、被検者の負担を増大させることなく、断続的な撮影間の関連を確保し、画像を融合する際の画像間の位置合せに係る処理負担を軽減することができる。
すなわち、過去データを利用した可視光による位置決め方法により、過去の撮影画像を基に位置決めを行えるので、位置決めに伴う被曝量を低減できるという効果がある。
また、被検者の詳細な内部情報に基づいて撮影計画を行うことができるので、位置決め精度を向上させることができる。
以上詳細に説明したように、第1の実施の形態では、X線CT装置は、被検者の負担を増大させることなく、断続的な撮影間の関連を確保し、画像を融合する際の画像間の位置合せに係る処理負担を軽減することができる。
すなわち、過去データを利用した可視光による位置決め方法により、過去の撮影画像を基に位置決めを行えるので、位置決めに伴う被曝量を低減できるという効果がある。
また、被検者の詳細な内部情報に基づいて撮影計画を行うことができるので、位置決め精度を向上させることができる。
また、数日、数週間、数ヶ月の期間をおいて撮影する画像データ間の関連性を確保できる。
また、X線撮影時に位置決めを考慮するため、経時画像データ間の画像融合の精度を向上させることができる。
また、特徴量を考慮して画像融合を行うことにより、被検者の成長予測等、テーラーメイド医療に貢献することができる。
また、X線撮影時に位置決めを考慮するため、経時画像データ間の画像融合の精度を向上させることができる。
また、特徴量を考慮して画像融合を行うことにより、被検者の成長予測等、テーラーメイド医療に貢献することができる。
また、上述の実施の形態では、画像診断装置としてX線CT装置を用いているが、これに限定されず、被検者に関する計測情報を画像に再構成して診断するための装置であればよい。画像診断装置としては、X線CT装置だけでなく、例えば、MRI装置、X線Cアーム装置、手術用X線Cアーム装置、モバイルX線Cアーム装置等であってもよい。
上述の実施の形態では、X線管及び2次元検出器を備えたスキャナが回転して、頭頚部を撮影する座位型X線診断装置を例に説明した。この場合、可視光撮影装置とX線撮影装置の回転中心軸及び回転面をキャリブレーションにより統一させているので、表面3次元画像と内部3次元画像との融合が容易である。また、スキャナが回転型である為、回転に伴う被写体のブレがないという効果を有する。
上述の実施の形態では、X線管及び2次元検出器が回転する場合について説明したが、被検者の搭載された椅子が回転台駆動手段によって駆動される被検者回転型装置でもよい。このように被写体回転型であるため、省スペースであり、回転軸方向の制約を解除することができる。また、SID(撮影距離)を可変とすることにより被写体の幅、奥行きに対しても制約を解除することができる。また、被写体が水平配置で、スキャナが垂直回転で、撮像系一体で構成されたガントリ型の被写体臥位の撮影装置でもよい。この装置によれば、可視光撮影装置及び照明が透過可能な材料をスキャナカバーの必要な部位に配置することで、可視光とX線による同時撮影が可能である。さらに、被写体が水平配置で、スキャナが垂直回転で、撮像系は一体で構成された開放型の撮影装置でも、被写体が水平配置で、撮像系分離で構成されたガントリ型の撮影装置でも、被写体が任意配置で、スキャナが任意回転で、撮像系分離で構成された開放型の撮影装置でもよい。
(5.第2の実施の形態)
次に、図10を参照しながら、第2の実施の形態に係る画像診断システムについて説明する。
図10は、画像診断システム71の構成図である。
次に、図10を参照しながら、第2の実施の形態に係る画像診断システムについて説明する。
図10は、画像診断システム71の構成図である。
画像診断システム71は、複数の計測装置3−1、3−2、…がネットワーク73を介して接続されて構成される。
計測装置3−1、3−2、…と、画像処理装置5−1、5−2、…とを備える。
ネットワーク73は、各計測装置3−1、3−2、…が備える画像処理装置5−1、5−2、…間の通信を媒介する経路である。ネットワーク73は、例えば、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、専用線等であり、有線あるいは無線を問わない。
計測装置3−1、3−2、…と、画像処理装置5−1、5−2、…とを備える。
ネットワーク73は、各計測装置3−1、3−2、…が備える画像処理装置5−1、5−2、…間の通信を媒介する経路である。ネットワーク73は、例えば、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、専用線等であり、有線あるいは無線を問わない。
第2の実施の形態の画像診断システム71では、ある計測装置3で取得した画像やデータを他の計測装置3で利用することができる。
また、計測装置3の種類が異なる場合であっても、画像やデータを互いに利用することができる。例えば、計測装置3−1がX線CT装置であり、計測装置3−2がMRI装置であってもよい。
従って、複数の計測装置3間あるいは異なる計測装置3間で同一の基準を用いて画像融合ができるという効果がある。
また、計測装置3の種類が異なる場合であっても、画像やデータを互いに利用することができる。例えば、計測装置3−1がX線CT装置であり、計測装置3−2がMRI装置であってもよい。
従って、複数の計測装置3間あるいは異なる計測装置3間で同一の基準を用いて画像融合ができるという効果がある。
他の装置であったり、装置の種類が異なったとしても、可視光3D画像とその特徴量を基にして可視光3D画像と幾何学的関連のある画像同士を結びつけ、画像融合処理を行って表示等を行うことができる。
これにより異なる病院施設であっても(被検者が何らかの理由で転院した場合等)、過去画像を利用することができる。
また、モダリティの種類を超えた形態画像と機能画像の融合、過去画像とリアルタイム(現在)画像の融合、スケールの異なる画像間の融合等、様々な画像融合を行うことができる。
これにより異なる病院施設であっても(被検者が何らかの理由で転院した場合等)、過去画像を利用することができる。
また、モダリティの種類を超えた形態画像と機能画像の融合、過去画像とリアルタイム(現在)画像の融合、スケールの異なる画像間の融合等、様々な画像融合を行うことができる。
(6.第3の実施の形態)
次に、図11を参照しながら、第3の実施の形態に係る画像診断システムについて説明する。
図11は、画像診断システム75の構成図である。
次に、図11を参照しながら、第3の実施の形態に係る画像診断システムについて説明する。
図11は、画像診断システム75の構成図である。
画像診断システム75は、複数の計測装置3−1、3−2、…、及び、少なくとも1つの画像処理装置5がネットワーク73を介して接続されて構成される。
ネットワーク73は、各計測装置3−1、3−2、…、及び、画像処理装置5間の通信を媒介する経路である。ネットワーク73は、例えば、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、専用線等であり、有線あるいは無線を問わない。
ネットワーク73は、各計測装置3−1、3−2、…、及び、画像処理装置5間の通信を媒介する経路である。ネットワーク73は、例えば、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、専用線等であり、有線あるいは無線を問わない。
第2の実施の形態の画像診断システム71では画像処理装置5が計測装置3毎に設けられるが、第3の実施の形態の画像診断システム75では画像処理装置5が計測装置3毎に設けられない。
第3の実施の形態の画像診断システム71では、ある計測装置3で取得した画像やデータを他の計測装置3で利用することができる。
また、計測装置3の種類が異なる場合であっても、画像やデータを互いに利用することができる。例えば、計測装置3−1がX線CT装置であり、計測装置3−2がMRI装置であってもよい。
従って、複数の計測装置3間あるいは異なる計測装置3間で同一の基準を用いて画像融合ができるという効果がある。
さらに、各計測装置3で取得した画像やデータを画像処理装置5により一元管理することができる。また、システム構成を簡素化することができるので、システム導入に係る負担を最小限に抑えることができる。
複数の病院や診療所の間でシステム運用する場合であっても、画像処理装置を全ての病院や診療所に設ける必要はなく、システム導入に係る負担を抑制することができ、病診連携を促進することができる。
また、計測装置3の種類が異なる場合であっても、画像やデータを互いに利用することができる。例えば、計測装置3−1がX線CT装置であり、計測装置3−2がMRI装置であってもよい。
従って、複数の計測装置3間あるいは異なる計測装置3間で同一の基準を用いて画像融合ができるという効果がある。
さらに、各計測装置3で取得した画像やデータを画像処理装置5により一元管理することができる。また、システム構成を簡素化することができるので、システム導入に係る負担を最小限に抑えることができる。
複数の病院や診療所の間でシステム運用する場合であっても、画像処理装置を全ての病院や診療所に設ける必要はなく、システム導入に係る負担を抑制することができ、病診連携を促進することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像診断装置及び画像診断システムの好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………X線CT装置
3………計測装置
5………画像処理装置
7………スキャナアーム
9………X線管
11………コリメータ
13………2次元検出器
15………椅子
17………椅子支持器
19………被験者
21………カメラ
23………照明
25………スキャナ支持器
27………回転軸
29………スキャナ駆動手段
31………椅子駆動手段
35………コリメータ駆動手段
37………X線撮影手段
39………可視光撮影手段
40………処理部
41………インタフェース(I/F)
42………メモリ
43………ハードディスク
44………CPU
45………表示装置
46………外部入力装置
47………システムバス
51………可視光3D画像
52………特徴量
53………可視光回転撮影画像(被検者なし)
54………可視光回転撮影画像(被検者あり)
55………差分画像
56………外輪郭画像
57………可視光被検者抽出画像
58………可視光・コーンビーム再構成断面画像
61………X線単純撮影画像
63………X線3D画像
64………X線回転撮影画像
65………X線・コーンビーム再構成断面画像
67、69………融合画像
71、75………画像診断システム
73………ネットワーク
3………計測装置
5………画像処理装置
7………スキャナアーム
9………X線管
11………コリメータ
13………2次元検出器
15………椅子
17………椅子支持器
19………被験者
21………カメラ
23………照明
25………スキャナ支持器
27………回転軸
29………スキャナ駆動手段
31………椅子駆動手段
35………コリメータ駆動手段
37………X線撮影手段
39………可視光撮影手段
40………処理部
41………インタフェース(I/F)
42………メモリ
43………ハードディスク
44………CPU
45………表示装置
46………外部入力装置
47………システムバス
51………可視光3D画像
52………特徴量
53………可視光回転撮影画像(被検者なし)
54………可視光回転撮影画像(被検者あり)
55………差分画像
56………外輪郭画像
57………可視光被検者抽出画像
58………可視光・コーンビーム再構成断面画像
61………X線単純撮影画像
63………X線3D画像
64………X線回転撮影画像
65………X線・コーンビーム再構成断面画像
67、69………融合画像
71、75………画像診断システム
73………ネットワーク
Claims (3)
- 被検者の内部に関する計測情報を取得し当該計測情報から前記被検者の内部情報を示す3次元画像を再構成する画像診断装置であって、
前記被検者の周囲を回転して可視光による撮影を行う可視光撮影手段と、
前記可視光撮影手段の撮影データから前記被検者の外表面情報を示す可視光3次元画像を作成する可視光3次元画像作成手段と、
過去に作成した前記可視光3次元画像と当該可視光3次元画像の特徴量と前記3次元画像とを保持する保持手段と、
新たに作成した前記可視光3次元画像の特徴量と、過去に作成した前記可視光3次元画像の特徴量と、を照合して変換量を算出する変換量算出手段と、
前記変換量算出手段により算出した変換量に基づいて画像変換を行い、前記新たに作成した前記可視光3次元画像と、過去に作成した前記3次元画像と、を画像融合する画像融合手段と、
を具備することを特徴とする画像診断装置。 - 前記変換量算出手段により算出した変換量に基づいて画像変換を行い、前記新たに作成した前記可視光3次元画像と、過去に作成した前記計測情報の2次元画像と、を重ね合わせる画像重ね合わせ手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
- 請求項1または請求項2に記載の画像診断装置が複数接続されて構成される画像診断システムであって、
各画像診断装置は、各画像診断装置が作成した各種画像を共用することを特徴とする画像診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005260955A JP2007068842A (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 画像診断装置、画像診断システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005260955A JP2007068842A (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 画像診断装置、画像診断システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007068842A true JP2007068842A (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=37930801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005260955A Pending JP2007068842A (ja) | 2005-09-08 | 2005-09-08 | 画像診断装置、画像診断システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041598A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Morita Mfg Co Ltd | 医療用x線撮影装置 |
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-
2005
- 2005-09-08 JP JP2005260955A patent/JP2007068842A/ja active Pending
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