JP5258418B2 - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読取装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、特に原稿の画像がカラー画像かモノクロ画像かを自動的に判定する機能を備えた画像読取装置、画像読取装置の制御方法及びプログラムに関する。
一般に、画像読取装置は、処理対象の原稿がカラー原稿かモノクロ原稿かに応じて、画像データをカラーのまま保存するかモノクロで保存するかを切り換えている。カラーモノクロ判定機能を有する画像読取装置では、ホストコンピュータの処理を待つなどの特定要因によって、原稿画像の読取走査中であっても走査を停止する場合がある。なお、原稿画像を読取走査する方法としては、原稿を停止させた状態でラインセンサを原稿に沿って移動させて原稿画像を読取走査する方法や、固定配置されたラインセンサに対して原稿を移動させて原稿画像を読取走査する方法がある。
しかし、原稿画像の読取走査中に走査を停止した場合、原稿やラインセンサの慣性力等によって原稿とラインイセンサの走査位置とがずれることがある。このため、ライン抜けまたはライン重複が発生して、モノクロ原稿であっても読取画像に色味を帯びてしまい、モノクロ原稿をカラー画像と誤判定してしまう場合がある。
また、走査速度が低下することでモノクロ判定しやすくするために、判定条件を変更する技術(特許文献1)が提案されているが、読取走査中の原稿とラインセンサとの間の相対的な速度変化に起因する誤判定を防止することはできない。
特許第2935505号公報
そこで、本発明は、画像読取装置において、読取走査中の原稿と読取手段との間の相対的な速度変化に起因するカラーモノクロ判定の誤判定を防止することができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、搬送路に沿って原稿を搬送するための搬送ローラを駆動する駆動モータと、前記搬送ローラにより搬送される原稿の画像を走査して読み取る読取手段と、該読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づいて、原稿の画像がカラー画像かモノクロ画像かを判定する判定手段と、前記読取手段に対する原稿の移動を伴った前記搬送ローラの駆動における前記駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、前記判定手段によるカラー画像の判定を行うか否かを判断する判断手段と、前記読取手段により読み取られた原稿の画像データから彩度及び明度を算出する算出手段と、を備え、前記判定手段は、前記駆動モータのモータ速度、又は該駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、カラー画像の判定基準を変更し、前記算出手段により算出された彩度及び明度に基づいて、前記原稿の画像がカラー画像であると判定するにあたり、前記読み取られた原稿の画像を構成するラインがカラー画素数に基づいてカラーラインか否かを判別し、判別されたカラーラインの連続する本数に基づいて、カラー画像か否かを判定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、読取走査中の原稿と読取手段との間の相対的な速度変化に起因するカラーモノクロ判定の誤判定を防止して、カラー原稿かモノクロ原稿かを精度よく判定することができる。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態の一例である画像読取装置1は、通信ケーブル3等の通信回線を介してホストコンピュータ2に接続される。
画像読取装置1は、図2に示すように、原稿台102に積載された原稿101を給紙ローラ106によって1枚ずつ分離して搬送路108に送り出す。送り出された原稿101は、搬送ローラ107によって搬送路108を搬送され、レジストセンサ109及びイメージセンサ104を通過した後、排紙部103へ排出される。
図3は、画像読取装置1の回路構成を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、画像読取装置1は、CPU202、RAM203、ROM204、読取部206、モータドライバ207、ステッピングモータ208、外部I/F205、イメージセンサ104及びLED210R,210G,210Bを備える。これらのブロックは、回路基板200上でシステムバス201により相互に接続されている。
光源210R,210G,210Bは、それぞれ赤色,緑色,青色のLED等からなり、CPU202の点灯制御により原稿101の読取面を所定時間ずつ順次照射する。
イメージセンサ104は、光源210R,210G,210Bから原稿101の読取面に照射された光の反射光を受光して、その受光量に応じたアナログの読取画像信号を出力する。
読取部206は、イメージセンサ104から出力された赤色、緑色、青色のアナログの読取画像信号をA/D変換し、シェーディング補正を行って、RAM203へ画像データの書き込みを行う。
ステッピングモータ208は、不図示のギヤやベルトによって搬送ローラ107に連結され、モータドライバ207を介してCPU202により制御される。なお、本実施形態では、ステッピングモータ208の駆動に用いるパルス信号の1パルスに対応する原稿の搬送量を、イメージセンサ104が読み出す各色1ラインの間隔と等しくした場合を例に採って説明する。
CPU202は、ROM204に格納されたプログラムに基づいて画像読取装置1全体を制御する。
具体的には、CPU202は、イメージセンサ104による原稿101の画像の読取動作を一時的に中断し、搬送ローラ107を停止させる搬送制御を実行する。また、CPU202は、RAM203に一時保存された画像データの全画素を通してカラー画素かモノクロ画素かを判定する。また、CPU202は、各ライン読取時の原稿101の搬送速度(移動速度)を検出してRAM203に記憶し、画素データとそのラインにおける搬送速度とを使用して画素のカラーモノクロ判定を行う。
RAM203は、CPU202にワーク領域を提供するとともに、原稿101の画像読取時には、読取部206から得られる画像データを一時記憶するバッファメモリとして機能する。
ROM204には、各種のプログラムや初期設定値などが格納されている。本実施形態では、ROM204には、搬送ローラ107により原稿101とイメージセンサ209との相対的な位置を変更させながら、光源210R,210G,210Bを順次点灯させるプログラムが格納されている。また、ROM204には、光源210R,210G,210Bの点灯により原稿101から反射した光を各色毎に1ラインずつイメージセンサ104により読み取るプログラムが格納されている。さらに、ROM204には、1枚の原稿101に対する読取動作を一時的に中断するときに、搬送ローラ107を停止させるための搬送制御プログラムを含むプログラムが格納されている。
次に、上記構成の画像読取装置1の動作例について説明する。
原稿101の画像読取に際しては、CPU202は、モータドライバ207を介してステッピングモータ208を制御し、搬送ローラ107により原稿101を副走査方向に所定速度で搬送させる。
次に、CPU202は、搬送される原稿101がレジストセンサ109を通過したことを検知すると、一定時間後に光源210R,210G,210Bの順次点灯とイメージセンサ104の駆動を開始する。
具体的には、CPU202は、ステッピングモータ208への駆動パルスを出力すると同時に、光源210R,210G,210Bのうちのいずれかの光源を点灯し、イメージセンサ104より1ラインの画像を読み出す。これにより、搬送される原稿101全体の画像データを読み取る。
ここで、光源210R,210G,210Bの点灯順序が赤、緑、青の順であったとすると、光源210R,210G,210Bの順に光が原稿101に照射される。そして、イメージセンサ104は、原稿101に各色の光が照射されるごとに原稿101からの反射光を受光して、その受光光量に応じた1ラインのアナログの読取画像信号を読取部206に順次出力する。
イメージセンサ209から順次出力された赤、緑、青の各色の1ラインの読取画像信号は、読取部206でA/D変換されるとともに、シェーディング補正が行われ、RAM203に一時格納される。
RAM203に格納された画像は、CPU202によって一連の画像処理を施された後、外部I/F205を通じてホストコンピュータ2へ転送される。
RAM203に格納された画像データのサイズは、CPU202によって管理され、そのサイズは読取時に画像データがRAM203へ格納されていくにつれて増し、ホストコンピュータ2への画像データの転送によって減る。また、RAM203に一時格納できる画像サイズはあらかじめ定められており、ホストコンピュータ2への画像データの転送スピードが、読取部206での画像読取スピードより遅い場合、RAM203に一時格納される画像データが増大し、空き容量は減少する。
CPU202は、タイマ割り込みを使用してモータドライバ207を介してステッピングモータ208の駆動を制御し、また、同タイマ割り込みを使用して光源210R,210G,210Bの点灯信号とイメージセンサ104への1ライン読み込み信号を出力する。すなわち、CPU202は、原稿101のレジストセンサ109の通過を検知して一定時間経過後、タイマ割り込みにより、光源210R,210G,210Bの点灯制御とイメージセンサ104の駆動制御を開始する。
CPU202は、RAM203の空き容量が所定値以上であるかどうかを判断する。そして、CPU202は、RAM203の空き容量が所定値以上であれば、ステッピングモータ208を一定速度で継続駆動して搬送ローラ107を回転させるとともに、イメージセンサ104による原稿101の画像読取を継続する。
一方、CPU202は、RAM203の空き容量が所定値未満であれば、ステッピングモータ208の駆動を減速制御し、搬送ローラ107を停止して、イメージセンサ104による原稿101の画像読取を中断する。その後、CPU202は、RAM203の空き容量が所定値以上になるのを待った後、ステッピングモータ208の駆動を加速制御して搬送ローラ107を回転させるとともに、イメージセンサ104による原稿101の画像読取を再開する。
次に、図4〜図6を参照して、イメージセンサ104による原稿101の画像読取中に実行されるタイマ割り込み処理について説明する。図4〜図6での各処理は、ROM204等に記憶されたプログラムがRAM203にロードされて、CPU202により実行される。
まず、上述したように、イメージセンサ104による原稿101の画像読取を開始した後、一定速度で画像を読み出している区間でタイマ割り込みが発生すると、図4の「一定速度割り込み」が呼び出されるように設定しておく。
図4において、ステップS401では、CPU202は、モータドライバ207を介してステッピングモータ208に駆動パルスを出力して搬送ローラ107を回転駆動し、ステップS402に進む。
ステップS402では、CPU202は、イメージセンサ104に対して1ライン読取のための駆動パルスを出力すると共に光源210R,210G,210Bの点灯を変更するように制御し、ステップS403に進む。なお、光源210R,210G,210Bの点灯変更とは、例えば、赤(R)の光源210Rが点灯している状態から緑(G)の光源210Gが点灯する状態に変更することをいう。
ステップS403では、CPU202は、現在のステッピングモータ208のモータ速度をあらかじめRAM203に格納したモータスピードテーブルSpeed[y]に記憶し、ステップS404に進む。ここで、yは、画像読み出し開始位置を0として、イメージセンサ104が読み取った副走査方向の走査位置である。
ステップS404では、CPU202は、タイマ割り込みへの割り込み時間をセットし、ステップS405に進む。
ステップS405では、CPU202は、RAM203の空き容量が一定量V以上かどうかを判断し、RAM203の空き容量が一定量V以上の場合は、RAM203の空き容量が十分であるとして、本割り込み処理を終了する。一方、CPU202は、ステップS405において、RAM203の空き容量が一定量V未満の場合は、ステップS406に進む。
ステップS406では、CPU202は、原稿101の搬送を停止する減速処理を開始するために割り込みベクタを変更することにより、タイマ割り込み時に呼び出される処理を「減速割り込み処理」に変更し、処理を終了する。
次に、図5を参照して、「減速割り込み処理」について説明する。なお、図5のステップS501〜ステップS503については、図4のステップS401〜ステップS403と同様であるので、その説明を省略する。
図5において、ステップS504では、CPU202は、ステッピングモータ208がこれ以上減速できない状態、すなわち最低速度かどうかを判定し、最低速度でない場合はステップS506に進み、最低速度である場合はステップS505に進む。
ステップS505では、CPU202は、タイマを停止して、一時中断状態に遷移する。一時中断状態では、CPU202は、RAM203の空き状況を監視し、空き容量が一定値以上(V)となったところで、原稿101の搬送を開始すべく加速処理を開始するタイマ割り込みを再設定する。すなわち、CPU202は、割り込みベクタを変更してタイマ割り込み時に呼び出される処理を「加速割り込み処理」に変更し、タイマ割り込みを起動して、処理を終了する。
ステップS506では、CPU202は、ステッピングモータ208が現在よりも低速回転となるようにタイマ値をセットし、処理を終了する。
次に、図6を参照して、「加速割り込み処理」について説明する。なお、図6のステップS601〜ステップS603については、図4のステップS401〜ステップS403と同様であるので、その説明を省略する。
図6において、ステップS604では、CPU202は、ステッピングモータ208が現在よりも高速回転となるように、タイマ値をセットし、ステップS605に進む。
ステップS605では、CPU202は、ステッピングモータ208が目標速度に達したかどうかを判断し、目標速度に到達した場合はステップS606に進み、目標速度に到達していない場合は割り込み処理を終了する。
ステップS606では、CPU202は、加速処理から一定速度処理へ変更する。すなわち、CPU202は、割り込みベクタを変更して、タイマ割り込み時に呼び出される処理を「一定速割り込み処理」に変更し、処理を終了する。
このようにして、CPU202は、ステッピングモータ208の加減速を行いながら、イメージセンサ104で読み取った原稿101の画像データとステッピングモータ208のモータスピードとをRAM203に格納していく。
次に、カラーモノクロ判定方法について説明する。
カラーモノクロ判定方法は、カラーラインと判別されたラインの本数が連続して一定ライン(T)続けば、原稿101の画像がカラー画像であると判定する。カラーラインの判別とは、ライン毎にカラー画素を計数し、計数したカラー画素が一定以上あれば、カラーラインと判別する。すなわち、(カラー画素数)>(カラーライン判定閾値)である場合、カラーラインと判別する。ライン毎の画素におけるカラー判定とは、(明度)>(カラー画素判定用明度閾値(基準値))かつ(彩度)>(カラー画素判定用彩度閾値(基準値))の場合にカラー画素と判定される。
ただし、前記明度および前記彩度は、HSV色空間によって算出される。すなわち、画素の赤,緑,青の出力値をそれぞれR,G,Bとしたとき、(明度)=MAX(R,G,B)、(彩度)={MAX(R,G,B)−MIN(R,G,B)}÷MAX(R,G,B)で算出することができる。
次に、図7及び図8を用いて、RAM203に一時格納された画像データと各ラインにおけるステッピングモータ208のモータスピードデータから、原稿101の画像がカラーなのかモノクロなのかの判定する方法を説明する。なお、図7での各処理は、ROM204等に記憶されたプログラムがRAM203にロードされて、CPU202により実行される。
図8は、イメージセンサ104による原稿101の読取画像と、その画像ライン位置におけるステッピングモータ208のモータスピードとの関係の一例を示す図である。
図中yは、読取画像中の副走査方向の走査位置を示し、Speed[y]は、走査位置yにおけるステッピングモータ208のモータスピードである。図8においては、ステッピングモータ208のモータスピードが一定速で原稿101の画像の読み取りを開始した後、y=5近傍で減速し、y=6〜7近傍で一時停止した後、最加速を行ってy=9近傍で一定速度に戻る例を示している。
図7において、ステップS700では、CPU202は、イメージセンサ104による原稿101の画像の読取動作開始時、すなわちy=0のとき、カラーライン連続数を表す変数:contを0に初期化し、ステップS701に進む。
ステップS701では、CPU202は、RAM203に一時格納した画像データを画像上端より走査し、カラーラインを検索する。このとき、CPU202は、注目しているラインが加速中もしくは減速中の場合、カラーライン判定をスキップする。
例えば、本実施形態では、CPU202は、各ラインに応じてRAM203に記憶してあるモータスピードSpeed[y]と2ライン上のモータスピードSpeed[y−2]と比較して、加減速状態であるか判定する。すなわち、CPU202は、Speed[y]≠Speed[y−2]であれば加減速ラインと判定してステップS706に進み、Speed[y]=Speed[y−2]であれば一定速ラインと判定してステップS702に進む。
ステップS702では、CPU202は、上記カラーライン判定処理によって、カラーラインかどうかを判定し、カラーラインと判定された場合、ステップS703でカラーライン連続数contをインクリメントし、ステップS705に進む。
一方、ステップS702において、CPU202は、カラーラインではないと判定した場合、ステップS704でカラーライン連続数contをクリアしてステップS705に進む。
ステップS705では、CPU202は、カラーライン連続数contが一定ライン数(T)以上であるかどうかを判断する。そして、CPU202は、カラーライン連続数contが一定ライン数(T)以上の場合はステップS708に進み、カラーライン連続数contが一定ライン数(T)未満の場合はステップS706に進む。
ステップS708では、CPU202は、原稿101の読取画像はカラー画像であると判定し、処理を終了する。
一方、ステップS706では、CPU202は、注目ラインyをインクリメントしてステップS707に進む。
ステップS707では、CPU202は、RAM203に一時格納した画像データの画像下端まで走査が行われるまで上記処理を繰り返し、画像下端まで走査が行われると、ステップS709で原稿101の読取画像はモノクロ画像であると判定し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、ステッピングモータ208のスピード、すなわち、原稿101の搬送スピードの加減速ラインまたは一時中断前後のラインのカラーライン判定処理をスキップしている。これにより、原稿101の搬送スピードの加減速や搬送の一時中断によって原稿101が慣性力等で予期せぬ動きをし、発生する色ずれによるカラーモノクロ判定の誤判定を減らすことができる。
また、原稿101の搬送の一時停止区間前後のカラーライン連続数contの値を保持することで、カラー面積が比較的小さい原稿101の画像においても、可能な限りカラーモノクロ判定を行うことができる。
なお、本実施形態では、ステッピングモータ208の加減速ライン中にカラーモノクロ判定処理をスキップする場合を例示したが、ステッピングモータ208の加速度または減速度に基づいて、本区間のカラーモノクロ判定の判定基準を変更してもよい。
例えば、図7のステップ701において、一時停止区間近傍のみカラーモノクロ判定処理をスキップする(YES方向へ進む)ようにする。そして、一時停止区間近傍に含まれない加速区間と減速区間とで閾値を変えるようにする。つまり、Speed[y−2]<Speed[y]では、(明度)>(加速区間用明度閾値)かつ(彩度)>(加速区間用彩度閾値)の場合にカラー画素判定とする。また、Speed[y−2]>Speed[y]では、(明度)>(減速区間用明度閾値)かつ(彩度)>(減速区間用彩度閾値)の場合にカラー画素判定とする。さらに、Speed[y−2]=Speed[y]では、(明度)>(一定速区間用明度閾値)かつ(彩度)>(一定速区間用彩度閾値)の場合にカラー画素判定とする。
また、本実施形態では、カラー画素判定用明度閾値、カラー画素判定用彩度閾値、カラーライン判定閾値を原稿の搬送速度の変化に基づいて変更したが、原稿の搬送速度の大小によって変更してもよい。
また、カラーモノクロ判定処理のスキップを行わず、ステップS705の判断で用いるライン数T、またはステップS702のカラーライン判定で用いるカラーライン判定閾値を変更してもよい。
また、本実施形態では、カラーモノクロ判定を画像読取装置1内で処理する例を示したが、画像データとモータスピードテーブルSpeed[y]をホストコンピュータ2に転送して、カラーモノクロ判定をホストコンピュータ2側で処理するようにしてもよい。その場合は、画像読取装置1とホストコンピュータ2を接続したシステムが本発明の画像読取装置に相当し、ホストコンピュータ2において実行される制御方法及びプログラムが本発明の制御方法及びプログラムに相当する。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、固定配置されたラインセンサ104に対して原稿101を移動させる場合を例示したが、原稿を停止させた状態でラインセンサを原稿に沿って移動させて原稿画像を読取走査する場合にも本発明を適用することができる。この場合、ステッピングモータ208のモータスピードをラインセンサを移動させる駆動モータのモータスピードに置き換えて対応する。
また、上記実施形態では、明度閾値及び彩度閾値の両方を変更することが好適であるため、両方を変更しているが、明度閾値の変更は行わないようにしてもよい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
本発明の実施形態の一例である画像読取装置を通信ケーブルを介してホストコンピュータに接続した状態を示す斜視図である。 画像読取装置の内部構造を説明するための概略断面図である。 画像読取装置の回路構成を説明するためのブロック図である。 ステッピングモータが一定速度の場合のタイマ割り込み処理を説明するためのフローチャート図である。 ステッピングモータが減速中の場合のタイマ割り込み処理を説明するためのフローチャート図である。 ステッピングモータが加速中の場合のタイマ割り込み処理を説明するためのフローチャート図である。 カラーモノクロ判定の処理例を説明するためのフローチャート図である。 原稿の読取画像と、その画像ライン位置におけるステッピングモータのモータスピードとの関係を示す図である。
符号の説明
1 画像読取装置
2 ホストコンピュータ
3 通信ケーブル
101 原稿
102 原稿台
103 排紙部
104 イメージセンサ
106 給紙ローラ
107 搬送ローラ
108 搬送路
109 レジストセンサ
200 回路基板
201 システムバス
202 CPU
203 RAM
204 ROM
205 外部I/F
206 読取部
207 モータドライバ
208 ステッピングモータ
210R 光源(赤色LED)
210G 光源(緑色LED)
210B 光源(青色LED)

Claims (6)

  1. 搬送路に沿って原稿を搬送するための搬送ローラを駆動する駆動モータと、
    前記搬送ローラにより搬送される原稿の画像を走査して読み取る読取手段と、
    該読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づいて、原稿の画像がカラー画像かモノクロ画像かを判定する判定手段と、
    前記読取手段に対する原稿の移動を伴った前記搬送ローラの駆動における前記駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、前記判定手段によるカラー画像の判定を行うか否かを判断する判断手段と、
    前記読取手段により読み取られた原稿の画像データから彩度及び明度を算出する算出手段と、を備え、
    前記判定手段は、前記駆動モータのモータ速度、又は該駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、カラー画像の判定基準を変更し、前記算出手段により算出された彩度及び明度に基づいて、前記原稿の画像がカラー画像であると判定するにあたり、前記読み取られた原稿の画像を構成するラインがカラー画素数に基づいてカラーラインか否かを判別し、判別されたカラーラインの連続する本数に基づいて、カラー画像か否かを判定する、ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記判定手段は、前記算出された彩度及び明度のそれぞれに対してカラー画像を判定する基準値を有し、前記駆動モータのモータ速度、又は該駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、前記彩度の基準値、又は前記前記彩度の基準値及び前記明度の基準値の両方を変更する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記カラーラインか否かを判別する基準及び前記カラー画像か否かを判定する基準の少なくとも一方は、前記相対的な移動速度、又は該移動速度の変化に応じて変更される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 前記判手段は、前記読取手段により読み取られ原稿の画像データの走査位置と該走査位置に対応する前記駆動モータのモータ速度の変化とに基づいて、前記判定手段によるカラー画像の判定を行うか否かを判断する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 駆動モータにより駆動される搬送ローラを用いて移動する原稿の画像を走査して読み取る読取手段を備える画像読取装置の制御方法であって、
    前記読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づいて、原稿の画像がカラー画像かモノクロ画像かを判定する判定ステップと、
    前記読取手段に対する原稿の移動を伴った前記搬送ローラの駆動における前記駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、前記判定ステップでカラー画像の判定を行うか否かを判断する判断ステップと、
    前記読取手段で読み取られた原稿の画像データから彩度及び明度を算出する算出ステップと、を備え、
    前記判定ステップは、前記駆動モータのモータ速度、又は該駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、カラー画像の判定基準を変更し、前記算出ステップで算出された彩度及び明度に基づいて、前記原稿の画像がカラー画像であると判定するにあたり、前記読み取られた原稿の画像を構成するラインがカラー画素数に基づいてカラーラインか否かを判別し、判別されたカラーラインの連続する本数に基づいて、カラー画像か否かを判定する、ことを特徴とする画像読取装置の制御方法
  6. 駆動モータにより駆動される搬送ローラを用いて移動する原稿の画像を走査して読み取る読取手段を備える画像読取装置制御するプログラムであって、
    前記読取手段により読み取られた原稿の画像データに基づいて、原稿の画像がカラー画像かモノクロ画像かを判定する判定ステップと、
    前記読取手段に対する原稿の移動を伴った前記搬送ローラの駆動における前記駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、前記判定ステップでカラー画像の判定を行うか否かを判断する判断ステップと、
    前記読取手段で読み取られた原稿の画像データから彩度及び明度を算出する算出ステップと、をコンピュータに実行させ、
    前記判定ステップは、前記駆動モータのモータ速度、又は該駆動モータのモータ速度の変化に基づいて、カラー画像の判定基準を変更し、前記算出ステップで算出された彩度及び明度に基づいて、前記原稿の画像がカラー画像であると判定するにあたり、前記読み取られた原稿の画像を構成するラインがカラー画素数に基づいてカラーラインか否かを判別し、判別されたカラーラインの連続する本数に基づいて、カラー画像か否かを判定する、ことを特徴とするプログラム
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