JP5257731B2 - プラスチック基材用カチオン重合性接着剤、それを用いた積層体及び偏光板 - Google Patents
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Description
前記偏光子と前記保護フィルムを積層する為に使用する接着剤としては、偏光板の生産効率を向上する観点から、基材への密着性に優れ、かつ速硬化が可能な接着剤が、産業界から求められている。
しかし、前記接着剤は、硬化に時間を要するため生産効率が低いという問題を有していた。
しかし、前記接着剤は、前記用途で求められるレベルの十分な接着強さを有しておらず、また、硬化に時間を要するため生産効率が低いという問題を有していた。
しかし、前記アクリル樹脂系粘着剤の使用では、有機溶剤や水を加熱により揮散させる工程を必要とするため、偏光板等の生産効率を向上しにくいという問題を有していた。
しかし、前記接着剤は、硬化に時間を要するため生産効率が低いという問題を有していた。
しかし、前記接着剤は、前記用途で求められるレベルの十分な常態接着性を有しているとは言いがたかった。また、前記接着剤の使用では、溶媒である水を揮発させる工程を必要とするため、偏光板等の生産効率を向上させにくいという問題を有していた。
また、本発明が解決しようとする課題は、前記プラスチック基材用カチオン重合性接着剤によって強固に接着された積層体、及び偏光板を提供することである。
しかし、前記反応性希釈剤を併用する方法によっても、該接着剤の硬化性を実用上十分なレベルにまで向上させることは、依然として困難であった。
また、前記一般式(1)で示される構造中のb及びcは、それぞれ独立して0〜10の整数を表し、0〜4の整数であることが好ましく、0であることがより好ましい。
また、前記一般式(1)で示される構造中のR3、R4及びR5は、それぞれ独立して、アルキル基または水素原子を表す。前記アルキル基は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基等である。
また、前記一般式(1)で示される構造中のR6及びR7は、それぞれ独立して、2〜4個の炭素原子数を含むアルキレン基を表し、具体的には、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基などである。
また、前記一般式(2)で示される化合物(b)中のb及びcは、それぞれ独立して0〜10の整数を表し、0〜4の整数であることが好ましく、0であることがより好ましい。
また、前記一般式(2)で示される化合物(b)中のR3、R4及びR5は、それぞれ独立して、アルキル基または水素原子を表す。前記アルキル基は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基等である。
また、前記一般式(2)で示される化合物(b)中のR6及びR7は、それぞれ独立して、2〜4個の炭素原子数を含むアルキレン基を表し、具体的には、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基などである。
しかし、有機溶剤含有のプラスチック基材用カチオン重合性接着剤を使用した場合には、該接着剤を基材上に塗布した後、該塗布層中に含まれる有機溶剤を揮発し除去する工程が必要となる問題があり、塗工作業の効率化及び地球環境負荷低減の観点から好ましくない。
そこで、有機溶剤の代わりに、その皮膜形成過程において前記ウレタンプレポリマー(A)等と共重合し硬化皮膜を形成しうる前記その他のカチオン重合性化合物(C)を反応性希釈剤として使用すれば、その塗工作業効率を低下させることなく、また地球環境負荷を増加させることなく、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤の塗工作業性を向上することが可能となるため好ましい。
脂環式エポキシ基を2個有する脂環式エポキシ化合物としては、例えば、下記一般式(13)で示される3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(式(13)中、fが0の化合物。)や、そのカプロラクトン変性物(式(13)中、fが1の化合物。)、そのトリメチルカプロラクトン変性物(構造式(14)及び構造式(15))、及びそのバレロラクトン変性物(構造式(16)及び構造式(17))や、構造式(18)で示される化合物を使用することができる。
本発明のプラスチック基材用カチオン重合性接着剤は、例えば密閉型プラネタリーミキサー等を用いて前記ウレタンプレポリマー(A)と、必要に応じて前記カチオン重合性化合物(C)とを均一になるまで混合、攪拌し、次いで、前記で得られた混合物と前記光カチオン重合開始剤(B)とを混合、攪拌することによって製造することができる。
紫外線の照射量としては特に制限なく必要に応じて選択できるが、例えば50〜5000mJ/cm2が好ましく、100〜3000mJ/cm2がより好ましく、100〜1000mJ/cm2が特に好ましい。本発明のプラスチック基材用カチオン重合性接着剤は、比較的低レベルの紫外線照射量、目安として概ね100〜1000mJ/cm2の照射量であっても、十分に硬化するため、紫外線の多量の照射による基材の損傷を抑制することができる。尚、上記の紫外線照射量は、UVチェッカーUVR−N1(日本電池(株)製)を用いて300〜390nmの波長域において測定した値に基づく。
前記透明保護フィルムとして、トリアセチルセルロースからなるフィルムのように紫外線を透過しにくいものを使用する場合には、前記フィルムまたは偏光子上に本発明の接着剤を塗布し、その塗布面に紫外線を照射した後、その照射面に別の基材を載置し圧締することによって、透明保護フィルムと偏光子とを接着することが可能である。
一方、ノルボルネン樹脂からなるフィルムのように紫外線を透過しやすい基材を使用する場合には、フィルム又は偏光子上に本発明を塗布し、その塗布面に別の基材を載置した後、前記フィルムを通して接着剤層に紫外線を照射することによって、前記フィルムと偏光子とを接着することが可能である。
また、使用する基材が透明または半透明の場合には、該接着剤を基材上に、例えばダイコーター等を用いて0.05〜20μmの厚さに塗布し、該塗布面に別の基材を貼り合せた後に、透明または半透明の基材上から紫外線を照射することによって、該接着剤からなる接着剤層を硬化させ複数の基材を接着することができる。
清浄なフラスコに3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン818質量部と水酸化ナトリウム90質量部とを仕込み、次いでそのフラスコ内を5℃に冷却し、それらを攪拌し混合した。
攪拌中の前記フラスコ内に、1−クロロ−2,3−エポキシプロパン182質量部を2時間かけて滴下し、前記3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタンと前記1−クロロ−2,3−エポキシプロパンとを18時間反応させることによって、下記化学式(6)で示される構造を有する1,3−ビス(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−プロパン−2−オールを含む混合物を得た。なお、前記1,3−ビス(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−プロパン−2−オールの合成は、下記化学反応式にしたがって進行する。
次に、前記混合物を140℃、20mbarの条件にて蒸留することで、前記1,3−ビス(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−プロパン−2−オールを前記混合物から単離した。また、前記1,3−ビス(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−プロパン−2−オールの同定は、核磁気共鳴装置(日本電子株式会社製、EX−270)を用いてC−NMR及びH−NMRを測定し、上記化合物が製造、単離されていることを確認した。図1及び2に、得られた1,3−ビス(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−プロパン−2−オールのC−NMR及びH−NMRによる測定結果を示す。
清浄なフラスコにポリプロピレングリコール(水酸基当量=1000)496質量部を仕込み、次いで4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート186質量部を仕込み(イソシアネート基当量/水酸基当量=3.00)、窒素雰囲気下で攪拌しながら、それらを90℃で3時間反応させることによって分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを調製した。
清浄なフラスコにポリカプロラクトンポリオール(水酸基当量=1000)496質量部を仕込み、次いで、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート186質量部を仕込み(イソシアネート基当量/水酸基当量=3.00)、窒素雰囲気下で攪拌しながらそれらを90℃で3時間反応させることによって分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを調製した。
清浄なフラスコにポリプロピレングリコール(水酸基当量=1000)649質量部を仕込み、次いで4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート244質量部を仕込み(イソシアネート基当量/水酸基当量=3.00)、窒素雰囲気下で攪拌しながらそれらを90℃で3時間反応させることによって分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを調製した。
清浄なフラスコにポリプロピレングリコール(水酸基当量=1000)648質量部を仕込み、次いで、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート244質量部を仕込み(イソシアネート基当量/水酸基当量=3.00)、窒素雰囲気下で攪拌しながらそれらを90℃で3時間反応させることによって分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを調製した。
清浄なフラスコにポリプロピレングリコール(水酸基当量=1000)601質量部を仕込み、次いで4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート227質量部を仕込み(イソシアネート基当量/水酸基当量=3.00)、窒素雰囲気下で攪拌しながらそれらを90℃で3時間反応させることによって分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを調製した。
清浄なフラスコにポリプロピレングリコール(水酸基当量=1000)496質量部を仕込み、次いでイソホロンジイソシアネート186質量部を仕込み(イソシアネート基当量/水酸基当量=3.00)、窒素雰囲気下で攪拌しながら、それらを90℃で3時間反応させることによって分子末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、100質量部の前記ウレタンプレポリマー(I)、50質量部のアロンオキセタンOXT−221(ビス[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル、東亜合成(株)製)を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100P(ジフェニル−4−(フェニルチオ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェートのプロピレンカーボネート50質量%溶液、サンアプロ(株)製)を混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、100質量部の前記ウレタンプレポリマー(II)、50質量部のアロンオキセタンOXT−221(ビス[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル、東亜合成(株)製)を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、50質量部の前記ウレタンプレポリマー(I)、50質量部のデナコールEX−214L(1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、ナガセケムテックス(株)製)を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、50質量部の前記ウレタンプレポリマー(I)、50質量部のサイラキュアUVR−6110(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、ダウ・ケミカル日本(株)製)を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、100質量部の前記ウレタンプレポリマー(VI)、50質量部のアロンオキセタンOXT−221(ビス[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル、東亜合成(株)製)を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100P(ジフェニル−4−(フェニルチオ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェートのプロピレンカーボネート50質量%溶液、サンアプロ(株)製)を混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、100質量部の前記ウレタンプレポリマー(III)、40質量部のアセトンを仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、50質量部の前記ウレタンプレポリマー(III)、50質量部のサイラキュアUVR−6110を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、50質量部の前記ウレタンプレポリマー(III)、50質量部のデナコールEX−214Lを仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、50質量部の前記ウレタンプレポリマー(III)、50質量部のアロンオキセタンOXT−221を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、100質量部の前記ウレタンプレポリマー(IV)、40質量部のアセトンを仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、50質量部の前記ウレタンプレポリマー(IV)、50質量部のサイラキュアUVR−6110を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、100質量部の前記ウレタンプレポリマー(V)、40質量部のアセトンを仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
密閉型プラネタリーミキサー中に、50質量部の前記ウレタンプレポリマー(V)、50質量部のサイラキュアUVR−6110を仕込み、均一になるまで混合、攪拌した。
次に、5質量部のCPI−100Pを混合、攪拌することで、プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を調製した。
(試験片作成方法)
各プラスチック基材用カチオン重合性接着剤を、アプリケーターを用いて予めコロナ処理を施したノルボルネンフィルム(厚さ100μm)上に塗布し(接着層約10μm)、接着剤塗布面とポリビニルアルコールフィルム(厚み40μm)とを、ゴムローラーを用いて加圧し貼り合わせ、積層体を作製した。次いで、コンベアタイプの紫外線照射装置CSOT―40(日本電池(株)製、高圧水銀ランプ使用、強度120W/cm)を用いて、紫外線照射量が450〜550mJ/cm2となる様に、ノルボルネンフィルムを上面にして、前記カチオン重合性接着剤への紫外線照射を行った。
〔判定基準〕
接着強さは下記基準で評価した。
良好・・・ 10N/25mm以上の剥離強度、またはノルボルネンフィルムの破断(MB)
不良・・・ 10N/25mm未満の剥離強度
アセトンを含むプラスチック基材用カチオン重合性接着剤については、アプリケーターを用いてポリプロピレン板上に塗布した後、23℃の環境下に30分間放置することで、該接着剤中に含まれるアセトンを揮発させ、揮発後の膜厚が50μmとなるように調製した。
次いで、コンベアタイプの紫外線照射装置CSOT―40(日本電池(株)製、高圧水銀ランプ使用、強度120W/cm)を用いて、紫外線照射量が700〜800mJ/cm2となる様に、前記プラスチック基材用カチオン重合性接着剤への紫外線照射を行った。その後、温度23℃及び湿度50%RH雰囲気下で7日間養生しフィルムを作製した。
尚、上記の紫外線照射量は、UVチェッカーUVR−N1(日本電池(株)製)を用いて300〜390nmの波長域において測定した値に基づく。
前記フィルムの初期質量と浸漬後の質量と下記式に基づいて、ゲル分率(質量%)を算出した。
前記フィルムの初期質量と浸漬後の質量と上記式に基づいて、ゲル分率(質量%)を算出した。
前記方法で算出したゲル分率が90質量%以上であるプラスチック基材用カチオン重合性接着剤は、硬化性に優れるといえ、実用上好ましい。
前記「硬化性の評価方法」の欄で記載した方法と同様の方法で、各プラスチック基材用カチオン重合性接着剤からなるフィルムを作製し、該フィルムを両手で1〜100°の範囲で折り曲げた際の各フィルムの割れの有無を、下記基準で評価した。
○・・・90°以上に折り曲げても割れが発生しない。
×・・・1以上90°未満の範囲で折り曲げると割れが発生する。
*・・・硬化が十分に進行せずフィルムを作製することができなかったため、評価できなかった。
「EX−214L」:1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル(ナガセケムテックス(株)製、商標:デナコール、エポキシ基当量重量=120g)
「UVR−6110」:3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキシルカルボキシレート(ダウ・ケミカル日本(株)製、商標:サイラキュア、エポキシ基当量重量=137g)。
「OXT−221」:ビス[1−エチル(3−オキセタニル)]メチルエーテル(東亜合成(株)製、商標:アロンオキセタン、オキセタニル基当量重量=107.2g)。
「CPI−100P」:ジフェニル−4−(フェニルチオ)フェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェートのプロピレンカーボネートの50質量%溶液(サンアプロ(株)製)。
Claims (6)
- 2以上のシクロオレフィン構造を有する樹脂からなる基材が、ポリオール(a1)とポリイソシアネート(a2)とを反応させて得られる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(a)、及び1,3−ビス(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−プロパン−2−オール(b)を反応させて得られるウレタンプレポリマー(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含有するプラスチック基材用カチオン重合性接着剤を用いて接着されてなることを特徴とする積層体。
- 前記プラスチック基材用カチオン重合性接着剤が、更に、前記ウレタンプレポリマー(A)以外のその他のカチオン重合性化合物(C)を含有してなる、請求項1に記載の積層体。
- 前記その他のカチオン重合性化合物(C)が、2〜4個のオキセタン環構造を有するオキセタン化合物である、請求項2に記載の積層体。
- 2以上のシクロオレフィン構造を有する樹脂からなる基材が、ポリオール(a1)とポリイソシアネート(a2)とを反応させて得られる末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(a)、及び1,3−ビス(3−エチル−オキセタン−3−イルメトキシ)−プロパン−2−オール(b)を反応させて得られるウレタンプレポリマー(A)、及び光カチオン重合開始剤(B)を含有するプラスチック基材用カチオン重合性接着剤を用いて接着されてなることを特徴とする偏光板。
- 前記プラスチック基材用カチオン重合性接着剤が、更に、前記ウレタンプレポリマー(A)以外のその他のカチオン重合性化合物(C)を含有してなる、請求項4に記載の偏光板。
- 前記その他のカチオン重合性化合物(C)が、2〜4個のオキセタン環構造を有するオキセタン化合物である、請求項5に記載の偏光板。
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