JP5256782B2 - 車両のパワーユニットマウント構造 - Google Patents
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Description
このため、エンジン加振力やタイヤ加振力等の反作用によりパワーユニットにクランク軸を中心に逆方向に回転させるモーメント力が働き、各マウントの方向変換機構によりパワーユニットを、前記エンジン加振力やタイヤ加振力等により車両に生ずる前後方向の振動に対向する車両前後方向のいずれかへ付勢して、車両に発生する前後方向の振動レベルを減少させることができ、乗り心地を向上させることができる。しかも、横置きエンジン横置きトランスミッションを車両前部に備えて前輪を駆動するフロントエンジン・フロントドライブの車両において、車両に発生する前後方向の振動レベルを減少させることができ、乗り心地を向上させることができる。
図1〜図5は、本発明を適用した車両のパワーユニットマウント構造の第1実施形態を示し、図1は第1実施形態のパワーユニットマウント構造の車両側方よりの側面図、図2および図3はマウント装置の断面図、図4は作動状態を示す説明図、図5は車両に対する作動状態を示す説明図である。
図6〜図8は、本発明を適用した車両のパワーユニットマウント構造の第2実施形態を示し、図6はリアマウントの構成図、図7はリアマウントの作動状態を示す説明図、図8は低速変速段と高速変速段による走行時における車両前後方向の振動レベル特性を示す特性図である。本実施形態においては、パワーユニットよりの上下方向入力に対して前後作用出力方向を変更可能とした方向変換機構としての流体リンク機構16を備える構成を第1実施形態に追加したものである。なお、第1実施形態と同一装置には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
図9〜図13は、本発明を適用した車両のパワーユニットマウント構造の第3実施形態を示し、図9はパワーユニットおよび駆動輪の車両レイアウトを示す側面図、図10はパワーユニットマウント構造の車両後方よりの正面図、図11はパワーユニットマウント構造の車両側方よりの側面図、図12〜図13は作動状態を夫々示す正面図および側面図である。本実施形態においては、第1,2実施形態の方向変換機構を備えるマウント構造をフロントエンジン後輪駆動(FR)の車両の縦置きのパワーユニットのマウント構造に適用したものである。なお、第1,2実施形態と同一装置には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
2 エンジン
3 トランスミッション
4 クランクシャフト
5 フロントマウント
6 リアマウント
7 車体
8 右マウント
9 左マウント
10 マウンティングインシュレータ
11 L字管
12 上下方向管
13 前後方向管
14 上下可動ピストン
15 前後可動ピストン
16 方向変換機構としての流体リンク機構
Claims (6)
- エンジンのクランクシャフトを挟んでその左右両側に配置されるマウントにより車体に弾性支持される車両のパワーユニットマウント装置において、
前記パワーユニットは、車両前部にエンジン及びトランスミッションを横置きに配置されて、車両前後方向位置に配置された一対のマウントにより車体に弾性支持され、パワーユニットが発生するトルクにより前輪を駆動するよう構成され、
前記車両前方側のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に上方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備え、
前記車両後方側のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に下方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備えることを特徴とする車両のパワーユニットマウント装置。 - エンジンのクランクシャフトを挟んでその左右両側に配置されるマウントにより車体に弾性支持される車両のパワーユニットマウント装置において、
前記パワーユニットは、車両前部にエンジン及びトランスミッションを横置きに配置されて、車両前後方向位置に配置された一対のマウントにより車体に弾性支持され、パワーユニットが発生するトルクにより前輪を駆動するよう構成され、
前記車両前方側のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に上方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備え、
前記車両後方側のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に下方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備えることを特徴とする車両のパワーユニットマウント装置。 - エンジンのクランクシャフトを挟んでその左右両側に配置されるマウントにより車体に弾性支持される車両のパワーユニットマウント装置において、
前記一方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に上方向に変位した際にパワーユニットに対して、車両進行方向に変位させる付勢力を付与する機構と、車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する機構とを切替可能な方向変換機構を備え、
前記他方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に下方向に変位した際にパワーユニットに対して、車両進行方向に変位させる付勢力を付与する機構と、車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する機構とを切替可能な方向変換機構を備え、
車両の走行状態に応じて前記方向変換機構の付勢力付与方向を切換えるようにしたことを特徴とする車両のパワーユニットマウント装置。 - エンジンのクランクシャフトを挟んでその左右両側に配置されるマウントにより車体に弾性支持される車両のパワーユニットマウント装置において、
前記一方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に上方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向若しくは車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備え、
前記他方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に下方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向若しくは車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備え、
前記方向変換機構は、車両前後方向に配置されて両端が開いた前後方向管と前後方向管の中央部分から分岐して上下方向に延びる上下方向管とを備えるT字状の膨張しないT字管と、
前記T字管における前後方向管の両端開口に夫々摺動移動可能に閉塞配置され且つ車体側に連結された一対の前後可動ピストンと、前記T字管における上下方向管の開口に摺動移動可能に閉塞配置され且つパワーユニットに連結された上下可動ピストンと、
前記前後方向管の上下方向管が分岐する部分の両側に夫々配置され、一方が開かれるときには他方が閉じられ、他方が開かれるとき一方が閉じられる一対の切替弁と、を備え、
前記各ピストンとT字管とで閉塞された閉空間に非圧縮性の流体を充填し、パワーユニットのロール変位による上下可動ピストンへの入力移動を流体を介して開放している切替弁側の前後可動ピストンの出力移動に変換することを特徴とする車両のパワーユニットマウント装置。 - エンジンのクランクシャフトを挟んでその左右両側に配置されるマウントにより車体に弾性支持される車両のパワーユニットマウント装置において、
前記一方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に上方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向若しくは車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備え、
前記他方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に下方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向若しくは車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備え、
前記方向変換機構は、車両前後方向に配置された前後方向管と前後方向管に連ねて上下方向に延びる上下方向管とを備えるL字状の膨張しないL字管と、
前記L字管における前後方向管の開口に摺動移動可能に閉塞配置され且つ車体側に連結された前後可動ピストンと、前記L字管における上下方向管の開口に摺動移動可能に閉塞配置され且つパワーユニットに連結された上下可動ピストンと、を備え、
前記各ピストンとL字管とで閉塞された閉空間に非圧縮性の流体を充填し、パワーユニットのロール変位による上下可動ピストンへの入力移動を流体を介して前後可動ピストンの出力移動に変換することを特徴とする車両のパワーユニットマウント装置。 - エンジンのクランクシャフトを挟んでその左右両側に配置されるマウントにより車体に弾性支持される車両のパワーユニットマウント装置において、
前記パワーユニットは、車両前部にエンジン及びトランスミッションを縦置きに配置されて、車両左右方向位置に配置された一対のマウントにより車体に弾性支持され、パワーユニットが発生するトルクにより後輪を駆動するよう構成され、
前記一方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に上方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向若しくは車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備え、
前記他方のマウントは、パワーユニットがクランクシャフト回りにロールして相対的に下方向に変位した際にパワーユニットに対して車両進行方向若しくは車両進行方向とは逆方向に変位させる付勢力を付与する方向変換機構を備えることを特徴とする車両のパワーユニットマウント装置。
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