JP2006182206A - キャブチルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 路面からキャブへと伝達される振動を低減する。
【解決手段】 左右のサイドレール18に固定された一対のキャブヒンジブラケット20と、キャブヒンジブラケット20にラバーブッシュ16を介して回動可能に軸支されると共に外周にキャブ10の前方下面が固定されたマウントチューブ14と、マウントチューブ14に内挿されつつ一端部が相対回転不能に固定されたトーションバー22と、トーションバー22の他端部に固定されたレバー24と、サイドレール18に基端部が揺動可能に連結されると共にレバー24の先端部に駆動部が回動可能に連結されたオイルシリンダ28と、オイルシリンダ28の基端部及び駆動部の少なくとも一方に介装されたラバーブッシュと、トーションバー22にキャブ10をチルトアップさせる捩じりを生じさせるように、オイルシリンダ28の作動を制御する制御手段と、を含んでキャブチルト装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャブチルト装置において、路面からキャブへ伝達される振動を低減する技術に関する。
キャブ下方にエンジンルームが位置するキャブオーバ型車両には、「三菱ふそう キャンター FB.FD.FE.FF.FG シャシーGr31〜55 整備解説書」(非特許文献1)に記載されるように、エンジン整備性向上のため、キャブをチルトアップさせるキャブチルト装置が備えられているものがある。キャブチルト装置は、フレームの左右方向に配設されたトーションバーの捩じりを利用し、キャブを小さな力でチルトアップできるように構成されている。このとき、トーションバーの端部に固定されたレバーをフレームと一体化されたアジャストボルトに当接させ、キャブをチルトダウンさせる回転力を利用してトーションバーに捩りを生じさせるようになっている。
「三菱ふそう キャンター FB.FD.FE.FF.FG シャシーGr31〜55 整備解説書」,三菱自動車,2002年6月,P.42-3,42-24
ところで、キャブオーバ型車両においては、路面からキャブに伝達される振動を吸収すべく、フレームとキャブとの間にラバーが介装されている。しかしながら、キャブチルト装置を備えたものでは、キャブをチルトダウンさせた状態で、レバーとアジャストボルトとが金属接触しているため、この接触点を介して、路面からキャブへ振動が伝達されてしまう。また、トーションバーに常に捩りが生じているため、キャブ分担加重が不均一となり、乗心地が悪くなってしまう。このため、フレームとキャブとの間にラバーが介装されているものの、その機能が十分発揮し得ず、車内騒音の低減及び乗心地のさらなる向上が困難な状況であった。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、フレームとキャブとの間の金属接触を廃止すると共に、トーションバーの捩りを解放してキャブ分担加重を均一化することで、ラバーの振動吸収機能を最大限発揮させ、路面からキャブへ伝達される振動を低減したキャブチルト装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係るキャブチルト装置では、フレームの左右に夫々固定された一対のキャブヒンジブラケットと、キャブヒンジブラケットに弾性部材を介して回動可能に軸支されると共に、その外周にキャブの前方下面が一体的に固定された略円筒形状をなすマウントチューブと、マウントチューブに内挿され、その一端部がマウントチューブに対して相対回転不能に固定されたトーションバーと、トーションバーの他端部に固定されたレバーと、フレームに基端部が揺動可能に連結されると共に、レバーの先端部に駆動部が回動可能に連結されたアクチュエータと、アクチュエータの基端部とフレームとの連結箇所、及び、その駆動部とレバーの先端部との連結箇所の少なくとも一方に介装された弾性部材と、トーションバーにキャブをチルトアップさせる捩じりを生じさせるように、アクチュエータの作動を制御するアクチュエータ制御手段と、を含んで構成されたことを特徴とする。
ここで、アクチュエータ制御手段は、キャブ後部をフレームに固定するチルトロック装置が解放されたときに、アクチュエータを作動させるようにすればよい。また、車両特性に合わせたチューニングを容易にすべく、弾性部材として、その硬度などによりばね定数を容易に設定可能なラバーブッシュを用いるとよい。アクチュエータとしては、大出力で体積変化の少ないオイルを作動流体とするオイルシリンダを用いるとよい。
本発明に係るキャブチルト装置によれば、キャブをチルトアップさせるときには、弾性部材を介してフレームに連結されたアクチュエータによってトーションバーが捩られるため、トーションバーに捩りを生じさせるレバーとアジャストボルトとの常時金属接触がなくなり、フレームとキャブとの間は完全な弾性部材での接触にすることができる。また、キャブをチルトダウンさせたときには、トーションバーに捩じりが生じていないので、マウントチューブとキャブヒンジブラケットとの間に介装された弾性部材には、キャブ重量のみが作用し、その振動吸収機能を効果的に発揮させることができる。このため、路面からキャブへと伝達される振動が抑制され、車内騒音の低減及び乗心地を向上させることができる。
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図1及び図2は、本発明に係るキャブチルト装置を示す。
キャブ10の前方下面には、車幅方向に所定距離を隔てて配設される2つのキャブマウントブラケット12を介して、略円筒形状をなすマウントチューブ14が固定される。マウントチューブ14の両端部は、弾性部材としてのラバーブッシュ16を介して、梯子型フレームを構成する左右のサイドレール18の上面に固定された一対のキャブヒンジブラケット20に回動可能に軸支される。マウントチューブ14に内挿されるトーションバー22の一端部は、マウントチューブ14に対して相対回転不能に固定される一方、その他端部は、キャブヒンジブラケット20の側壁を貫通して車幅外方へと突出し、そこにレバー24の基端部が一体的に固定される。
また、キャブヒンジブラケット20の後方に位置するサイドレール18の上面には、弾性部材としてのラバーブッシュ26を介して、アクチュエータとしてのオイルシリンダ28の基端部が揺動可能に連結される。一方、オイルシリンダ28の駆動部、即ち、作動ロッドの先端部は、弾性部材としてのラバーブッシュ30を介して、レバー24の先端部に回動可能に連結される。
オイルシリンダ28の制御系として、図3に示すように、キャブ10の後部をフレームに固定するチルトロック装置32の作動状態を検出するセーフティロックスイッチ34(検出手段)、オイルシリンダ28へオイルを供給する電動オイルポンプ36、及び、その作動及び停止を制御する電源リレー38が設けられる。ここで、セーフティロックスイッチ34は、チルトロック装置32が作動しているときにはON信号、その作動が解除されたときにはOFF信号を出力する。そして、セーフティロックスイッチ34のON/OFF信号は電源リレー38に入力され、そのON及びOFF信号に対応して、電動オイルポンプ36が夫々停止制御及び作動制御される。なお、電動オイルポンプ36及び電源リレー38の協働により、アクチュエータ制御手段が実現される。
具体的には、チルトロック装置32の作動が解除されていれば、キャブ10のチルトアップに要する力をアシストすべく、図4に示すように、電動オイルポンプ36を作動させてオイルシリンダ28の作動ロッドを縮め、レバー24により直線運動を回転運動へと変化させて、トーションバー22に捩じりを生じさせる。一方、チルトロック装置32が作動していれば、マウントチューブ14とキャブヒンジブラケット20との間に介装されたラバーブッシュ16にトーションバー22の捩じりが作用しないようにすべく、図2に示すように、電動オイルポンプ36を停止させてオイルシリンダ28の作動ロッドを伸ばし、レバー24により直線運動を回転運動へと変化させて、トーションバー22に生じていた捩じりを解放させる。
かかるキャブチルト装置によれば、キャブ10をチルトアップさせるときに、オイルシリンダ28によってトーションバー22が捩られるため、キャブ10をチルトダウンさせる回転力を利用してトーションバー22に捩りを生じさせるアジャストボルトが不要となる。また、マウントチューブ14とキャブヒンジブラケット20との間、並びに、オイルシリンダ28とサイドレール18及びレバー24との間にはラバーブッシュ16,26及び30が夫々介装されるため、フレームとキャブ10との間の金属接触を廃止することができる。さらに、キャブ10をチルトダウンさせたときには、トーションバー22に捩じりが生じていないので、マウントチューブ14とキャブヒンジブラケット20との間に介装されたラバーブッシュ16には、キャブ10の重量のみが作用し、その振動吸収機能を効果的に発揮させることができる。このため、路面からキャブ10へと伝達される振動が抑制され、車内騒音の低減及び乗心地を向上させることができる。
また、フレームとキャブ10とをラバーブッシュ16を介して連結するため、その硬度によりばね定数を変更可能であることから、車両特性に応じて容易にチューニングすることができる。さらに、オイルシリンダ28は、トーションバー22に必要なだけ捩りを生じさせるストロークがあれば十分であるため、その搭載レイアウトが困難となることがない。
なお、オイルシリンダ28は、手動式の切換弁により、機械的にその作動を制御するようにしてもよい。このようにすれば、オイルシリンダ28の制御系が大幅に簡略化され、本発明を適用するためのコストを極力抑制することができる。また、オイルシリンダ28とサイドレール18及びレバー24との間に夫々介装されるラバーブッシュ26及び30は、その少なくとも一方あればよい。
本発明に係るチルトアップ装置の要部を示す正面断面図 キャブをチルトダウンさせたときの状態を示す側面図 オイルシリンダの制御系の説明図 キャブをチルトアップさせたときの状態を示す側面図
符号の説明
10 キャブ
14 マウントチューブ
16 ラバーブッシュ
18 サイドレール
20 キャブヒンジブラケット
22 トーションバー
24 レバー
26 ラバーブッシュ
28 オイルシリンダ
30 ラバーブッシュ
32 チルトロック装置
34 セーフティロックスイッチ
36 電動オイルポンプ
38 電源リレー

Claims (4)

  1. フレームの左右に夫々固定された一対のキャブヒンジブラケットと、
    該キャブヒンジブラケットに弾性部材を介して回動可能に軸支されると共に、その外周にキャブの前方下面が一体的に固定された略円筒形状をなすマウントチューブと、
    該マウントチューブに内挿され、その一端部がマウントチューブに対して相対回転不能に固定されたトーションバーと、
    該トーションバーの他端部に固定されたレバーと、
    前記フレームに基端部が揺動可能に連結されると共に、前記レバーの先端部に駆動部が回動可能に連結されたアクチュエータと、
    該アクチュエータの基端部とフレームとの連結箇所、及び、その駆動部とレバーの先端部との連結箇所の少なくとも一方に介装された弾性部材と、
    前記トーションバーにキャブをチルトアップさせる捩じりを生じさせるように、前記アクチュエータの作動を制御するアクチュエータ制御手段と、
    を含んで構成されたことを特徴とするキャブチルト装置。
  2. 前記キャブの後部をフレームに固定するチルトロック装置の作動状態を検出する検出手段を備え、
    前記アクチュエータ制御手段は、前記検出手段によりチルトロック装置の解放が検出されたときに、前記アクチュエータを作動させることを特徴とする請求項1記載のキャブチルト装置。
  3. 前記弾性部材は、ラバーブッシュからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャブチルト装置。
  4. 前記アクチュエータは、オイルシリンダからなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のキャブチルト装置。
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