JP2006182071A - キャブチルト装置 - Google Patents

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Sadaaki Akagi
完精 赤城
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Abstract

【課題】 キャブチルト機構を大幅に簡略化する。
【解決手段】 梯子型フレーム16を構成する左右のサイドレール16Aに夫々固定された一対のチルトヒンジブラケット18と、チルトヒンジブラケット18に回動可能に軸支されたヒンジシャフト14と、ヒンジシャフト14とキャブ10とを一体的に連結するキャブマウントブラケット12と、ヒンジシャフト14の一端部に固定されつつ車両後方へと延び、その先端部20Bに車載ジャッキ22が着脱可能にピン結合されるレバー20と、サイドレール16Aに揺動可能に固定され、車載ジャッキ22が着脱可能に載置されるジャッキ載置部材26と、を含んでキャブチルト装置を構成する。このようにすれば、トーションバーや油圧シリンダを用いなくとも、タイヤ交換などで使用する車載ジャッキ22を流用してキャブ10をチルトアップさせることができ、キャブチルト機構を大幅に簡略化させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、キャブチルト装置において、キャブチルト機構を大幅に簡略化する技術に関する。
キャブ下方にエンジンルームが位置するキャブオーバ型車両には、「三菱ふそう キャンター FB.FD.FE.FF.FG シャシーGr31〜55 整備解説書」(非特許文献1)に記載されるように、エンジン整備性向上のため、キャブをチルトアップさせるキャブチルト装置が備えられているものがある。キャブチルト機構としては、大別すると、トーションバーや油圧シリンダを用いたものがある。
「三菱ふそう キャンター FB.FD.FE.FF.FG シャシーGr31〜55 整備解説書」,三菱自動車,2002年6月,P.42-3,42-8,42-24
しかしながら、一般的な車両ユーザは、潤滑油量,冷却水量などの簡単な日常点検を行うものの、キャブをチルトアップさせてエンジン整備を行うことは稀であり、キャブチルト装置を使用する機会があまりないのが実情であった。そして、トーションバーや油圧シリンダを用いたキャブチルト装置は、その機構が複雑であることから高価かつ重量が嵩み、車両価格の高騰及び走行性能の低下などを来してしまうおそれがあった。なお、キャブチルト装置を廃止することも一案であるが、例えば、路上でエンジン故障が発生したときに、その故障現場でキャブをチルトアップさせる必要があるため、その案を採用することが困難である。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、車両に装備されている車載ジャッキを活用してキャブをチルトアップさせることで、キャブチルト機構を大幅に簡略化し、コスト及び重量低減などを可能としたキャブチルト装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係るキャブチルト装置では、フレームの左右に夫々固定された一対のチルトヒンジブラケットと、チルトヒンジブラケットに回動可能に軸支されたヒンジシャフトと、ヒンジシャフトとキャブとを一体的に連結するキャブマウントブラケットと、ヒンジシャフトの一端部に固定されつつ車両後方へと延び、その先端部に車載ジャッキが着脱可能にピン結合されるレバーと、フレームに揺動可能に固定され、車載ジャッキが着脱可能に載置されるジャッキ載置部材と、を含んで構成されたことを特徴とする。
ここで、ジャッキ載置部材は、フレームから車幅外方へと延びるピンに嵌合固定すればよい。この場合、キャブチルト装置を使用しないとき、走行振動によりジャッキ載置部材が揺れ動いて異音が発生することを防止すべく、ジャッキ載置部材は、ピンに対して着脱可能であることが望ましい。また、車両レイアウトに応じてピンの配設位置を容易に変更可能とすべく、ピンは、フレームに締結されたブラケットに固定されることが望ましい。
さらに、ジャッキ載置部材は、車両レイアウトに応じて、フレームの車幅外方又は上方に配設することができる。そして、ジャッキ載置部材をフレームの上方に配設したときには、キャブの重量がジャッキ載置部材を介してフレームの上面に作用するため、ジャッキ載置部材の固定強度を向上させることができる。
その他、ヒンジシャフトは、弾性部材を介してチルトヒンジブラケットに回動可能に軸支させるとよい。このようにすれば、シャーシとキャブとの間の金属接触を廃止することができ、弾性部材の特性を活かして乗心地を向上させることができる。
本発明に係るキャブチルト装置によれば、キャブをチルトアップさせるときには、ジャッキ載置部材に車載ジャッキを載置すると共に、レバーの先端部に車載ジャッキをピン結合する。そして、車載工具を用いて車載ジャッキを突出させると、レバーの回動に伴ってヒンジシャフトが回動し、キャブマウントブラケットを介してキャブがチルトアップされる。従って、トーションバーや油圧シリンダを用いなくとも、タイヤ交換などで使用する車載ジャッキを流用してキャブをチルトアップさせることができる。このため、高価かつ重量が嵩むトーションバーなどが不要となり、キャブチルト機構が大幅に簡略化されることから、コスト低減のみならず、重量軽減による走行性能,燃費の向上なども期待できる。
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図1及び図2は、本発明に係るキャブチルト装置を示す。
キャブ10の前方下面には、車幅方向に所定間隔を隔てて配設される2つのキャブマウントブラケット12を介して、略円柱形状をなすヒンジシャフト14が固定される。ヒンジシャフト14の両端部は、弾性部材としてのラバーブッシュ(図示せず)を介して、梯子型フレーム16を構成する各サイドレール16Aの上面に固定された左右一対のチルトヒンジブラケット18に回動可能に軸支される。ヒンジシャフト14の一端部は、チルトヒンジブラケット18より車幅外方へと突出し、その先端に車両後方へと延びるレバー20の基端部20Aが一体的に固定される。また、レバー20の先端部20Bには、車載ジャッキ22のクレビス22Aと着脱可能にピン結合すべく、ピン24が挿通される挿通孔が開設される。
一方、サイドレール16Aの側面には、車載ジャッキ22の基端部22Bを載置すべく、上方に開口した略薄型箱形状のジャッキ載置部材26が揺動可能に固定される。ジャッキ載置部材26は、具体的には、略正方形形状を有する底板26Aと、底板26Aの外縁全周から上方へと立ち上がる側板26Bと、底板26Aの下面に固定された略クレビス形状をなす連結板26Cと、を含んで構成される。そして、連結板26Cは、サイドレール16Aに固定された車幅外方へと延びるピン28に嵌合固定される。
かかるキャブチルト装置によれば、キャブ10をチルトアップするときには、ジャッキ載置部材26の底板26Aに車載ジャッキ22を載置すると共に、ピン24を介してクレビス22Aをレバー20の先端部20Bにピン結合する。そして、図示しない車載工具を用いて車載ジャッキ22のクレビス22Aを図中上方へと突出させると、図3に示すように、レバー20の回動に伴ってヒンジシャフト14が回動し、キャブマウントブラケット12を介してキャブ10がチルトアップされる。
従って、トーションバーや油圧シリンダを用いなくとも、タイヤ交換などで使用する車載ジャッキ22を流用してキャブ10をチルトアップさせることができる。このため、高価かつ重量が嵩むトーションバーなどが不要となり、キャブチルト機構が大幅に簡略化されることから、コスト低減のみならず、重量軽減による走行性能,燃費の向上などが期待できる。
また、ジャッキ載置部材26を揺動可能に固定する構造として、図4に示すように、サイドレール16Aの側面及び下面に、ボルトなどの締結部材30を介して、サイドレール16Aの側面に沿った板面から車幅外方へとピン28が延びる略T字形状をなすブラケット32を締結し、そのピン28に連結板26Cを着脱可能に嵌合固定することが望ましい。このようにすれば、キャブチルト装置を使用しないとき、ジャッキ載置部材26を取り外すことが可能であるので、例えば、走行振動によりこれが揺れ動いて異音が発生することを防止できる。なお、ピン28を中心としたジャッキ載置部材26の回動範囲を制限すべく、ブラケット32に、ジャッキ載置部材26が所定角度以上傾いたときにその連結板26Cと当接するリブを設けるようにしてもよい。
さらに、ヒンジシャフト14とチルトヒンジブラケット18との間にラバーブッシュが介装されているため、梯子型フレーム16を含むシャーシとキャブ10との間の金属接触を廃止することができ、ラバーの特性を活かして乗心地を向上させることもできる。
なお、ジャッキ載置部材26は、図5に示すように、サイドレール16Aを跨いで揺動可能に固定してもよい。この場合、ジャッキ載置部材26の連結板26Cには、下方に開口した切欠部26Dが形成される一方、サイドレール16Aには、その両側面から車幅外方へと夫々延びるピン34が連結された略コ字断面形状をなすブラケット36を締結すればよい。このようにすれば、キャブ10の重量は、ジャッキ載置部材26を介してサイドレール16Aの上面に作用するため、ジャッキ載置部材26の固定強度を向上させることができる。
本発明に係るキャブチルト装置の平面図 本発明に係るキャブチルト装置の正面拡大図 キャブをチルトアップさせる作用の説明図 ジャッキ載置部材をフレームに固定する第1実施例の説明図 ジャッキ載置部材をフレームに固定する第2実施例の説明図
符号の説明
10 キャブ
12 キャブマウントブラケット
14 ヒンジシャフト
16 梯子型フレーム
16A サイドレール
18 チルトヒンジブラケット
20 レバー
20A 基端部
20B 先端部
22 車載ジャッキ
22A クレビス
22B 基端部
24 ピン
26 ジャッキ載置部材
28 ピン
30 締結部材
32 ブラケット
34 ピン
36 ブラケット

Claims (7)

  1. フレームの左右に夫々固定された一対のチルトヒンジブラケットと、
    前記チルトヒンジブラケットに回動可能に軸支されたヒンジシャフトと、
    前記ヒンジシャフトとキャブとを一体的に連結するキャブマウントブラケットと、
    前記ヒンジシャフトの一端部に固定されつつ車両後方へと延び、その先端部に車載ジャッキが着脱可能にピン結合されるレバーと、
    前記フレームに揺動可能に固定され、前記車載ジャッキが着脱可能に載置されるジャッキ載置部材と、
    を含んで構成されたことを特徴とするキャブチルト装置。
  2. 前記ジャッキ載置部材は、前記フレームから車幅外方へと延びるピンに嵌合固定されたことを特徴とする請求項1記載のキャブチルト装置。
  3. 前記ジャッキ載置部材は、前記ピンに対して着脱可能であることを特徴とする請求項2記載のキャブチルト装置。
  4. 前記ピンは、前記フレームに締結されたブラケットに固定されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のキャブチルト装置。
  5. 前記ジャッキ載置部材は、前記フレームの車幅外方に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のキャブチルト装置。
  6. 前記ジャッキ載置部材は、前記フレームの上方に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のキャブチルト装置。
  7. 前記ヒンジシャフトは、弾性部材を介してチルトヒンジブラケットに回動可能に軸支されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のキャブチルト装置。
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