JP5256756B2 - Adpcm音声伝送システムの音声処理装置およびその音声処理方法 - Google Patents

Adpcm音声伝送システムの音声処理装置およびその音声処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ADPCM方式で差分量子化された音声データを伝送するADPCM音声伝送システムの音声処理装置およびその音声処理方法に関する。
音声をADPCM方式で差分量子化した音声データとし、この音声データを伝送フレーム単位で送受信する音声処理装置の一例として、コードレス電話機やPHS(Personal Handyphone System)が知られている。
例えば、(特許文献1)には、伝送フレーム中のADPCM音声データの受信信号強度を検出し、エラー有りと判定されたADPCM音声データうちで受信信号強度が一定値以下のADPCM音声データについてのみ差分値を小さくするか、または差分無しとした後に復号するPHSに適用したADPCM音声伝送システムの誤り処理方法が記載されている。
特開平8−288914号公報
しかし、(特許文献1)に記載のADPCM音声伝送システムの誤り処理方法では、受信信号強度が一定値以下の場合にのみ補正処理を行うものである。従って、受信信号強度は十分な状態でも電波干渉により受信エラーが発生してしまった場合などでは、やはり激しくはじけるようなクリック性の雑音(以下、パツ音と称する。)が発生する可能性がある。また、差分値を差分無しとする「0」を含む小さい値に置換するだけでは、音声データによってはパツ音が発生する可能性がある。
そこで本発明は、電波干渉等による受信エラーにも対応可能とすることで、パツ音の発生を防止し、受信エラー発生時の音声品質の低下を最小限に抑えることが可能なADPCM音声伝送システムの音声処理装置およびその音声処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、音声データを含む伝送フレームのエラーの有無を検知し、前記エラーが検出された場合、検出されたエラーの重み度を判定し、前記エラーの重み度に応じた補正値で前記音声データを補正し、前記補正された音声データを復号化することを特徴とする。
本発明は、音声処理部による音声データの補正をエラー判定部が判定するエラーの重み度に応じた補正値で行うので、電波干渉などによりエラーの発生状態が異なっていても適切に音声データの補正を行うことができる。よって、本発明は、電波干渉等による受信エラーにも対応可能とすることで、パツ音の発生を防止し、受信エラー発生時の音声品質の低下を最小限に抑えることが可能である。
以上の課題を解決するため本発明は、ADPCM方式で差分量子化された音声データを伝送するADPCM音声伝送システムの音声処理装置において、音声データを含む伝送フレームのエラーの有無を検知するエラー検知部と、エラー検知部によりエラーが検出された場合、検出されたエラーの重み度を判定するエラー判定部と、エラー判定部により判定されたエラーの重み度に応じた補正値で音声データを補正する音声処理部と、補正された音声データを復号化するADPCM復号化部とを備え、前記音声処理部は、1つの伝送フレームの前記音声データの先頭ビットから前記エラーの重み度に応じた時間の長さだけ前記音声データの音量が減衰するようにミュートを示す値に置換える補正を行うことを特徴としたものである。
本発明の音声処理装置は前述の構成により、音声データの先頭付近でエラーが発生した場合にはパツ音が発生しやすい状態であるので、音声データの音量が減衰するように、音声データの先頭ビットからエラーの重み度に応じた時間長さ分までをミュートを示す値に置換える補正を行うことで、パツ音の発生を抑えることができる。また、音量を減衰する時間をエラーの重み度に応じた長さとすることで、エラーの重さ度合いが軽度である場合には少ない時間の間を、重度である場合には長い時間の間を、音量を減衰する時間とすることで、より効果的にパツ音の発生を抑えることができる。
本発明の音声処理装置は更に、前記音声処理部はADPCMの音声データに付随する符号に応じて音声データからエラー重み度に応じた値を減算または加算することにより、ADPCM復号化後の値の変化を抑える方向の処理を行うことを特徴としたものである。
前述の構成により、エラーの発生時、ADPCMの音声データ(差分値)の符号が正(差分値の加算)を示しておればエラーの重み度に応じた値を音声データから減算し、音声データ(差分値)の符号が負(差分値の減算)を示しておれば、エラーの重み度に応じた値を音声データに加算するので、これがADPCM復号化後の値の変化を抑える方向の処理となり、エラーの重み度に応じて復号後の音量が低下される。この処理により、ミュートを示す値に置換える補正と比較して、過度な補正となることを防止することができる。
本発明の音声処理装置は更に、エラー検知部は、伝送フレームを構成する同期語、制御データ、または音声データのエラーをそれぞれ検知し、エラー判定部は、エラーの重み度として、音声データのエラーを同期語および制御データより重く判定することを特徴としたものである。
前述の構成により、同期語、制御データ、および音声データのそれぞれで発生するエラーにおいて、音声データにて発生するエラーの重み度が重いと判定することで、過度な音質低下を招くことを抑止している。
本発明の音声処理装置は更に、エラー判定部は、エラーの重み度に応じた値に基づいた積算を行うことでエラー発生頻度を算出し、音声処理部は、エラー発生頻度に基づいた補正値により音声データを補正することを特徴としたものである。
前述の構成により、エラーの重み度が軽度であっても、エラー発生頻度が高ければ補正の度合いを高めた方がエラーによる影響を抑止することができるので、エラーの重み度に応じた値に基づいた積算を行い、この積算値に基づいた補正値により音声データを補正することで、複数の伝送フレームにかけてエラーが頻繁に発生しても対応することができる。
本発明の音声処理装置は更に、音声処理部は、エラーの重み度が軽度である場合に、軽度に応じた補正値で前記音声データを補正し、エラー発生頻度に基づいた補正値による補正を、エラーを含む所定数の伝送フレームを受信した後とすることを特徴としたものである。
前述の構成により、軽度なエラーが継続的に発生した場合に、エラー発生頻度に基づいた補正値である積算値に基づいて補正を行うと過度な補正となるおそれがある。従って、エラーの重み度が軽度である場合に、軽度に応じた補正値で音声データを補正し、エラー発生頻度に基づいた補正値による補正を、エラーが発生した所定数の伝送フレームを受信した後とすることで、積算値による補正を遅延させる。そうすることで、パツ音の発生を抑えつつ、音質に与える影響を少なくすることができる。
本発明の音声処理装置は更に、前記音声処理部は、補正をする時間間隔を決定する補正間隔値を定義し、前記エラーの重み度に応じて前記補正間隔値を変更し、エラーの重み度が軽度である程補正間隔値を大きな値に設定して長い時間間隔で補正の処理を行い、エラーの重み度が重度である程補正間隔値を小さな値に設定して短い時間間隔で補正の処理を行うことを特徴としたものである。従ってエラーの重み度に応じた頻度で補正が行われ、エラーの重み度が軽度である場合には補正間隔値大きくして長い時間間隔で緩やかに補正をかけて行くので、過度な補正を防止することができる。
本発明の音声処理装置は更に、前記音声処理部は、伝送フレームを構成する複数のサブフレームについて個々にエラーの有無を調べ、一つの伝送フレームの中のエラー発生のサブフレームが先頭から所定番目以内のサブフレームである場合は先頭ミュートフラグを設定することによって先頭から少ないサンプル数分のADPCMワードに対してミュートの処理をする。先頭部分でエラーが発生した場合にパツ音が発生しやすいので、この処理により、先頭部分でエラーの有の場合には即ミュート処理が為され、パツ音を防止できる。
本発明の音声処理装置は更に、伝送フレームを構成する複数のサブフレームについて個々にエラーの有無を調べ、一つの伝送フレームの中のエラーが発生したサブフレームの数をカウントし、カウントしたサブフレームエラー数に応じてエラー値または補正間隔値を設定する。この処理により、サブフレームエラー数が大きいほどエラー値を大きく、または補正間隔値を小さく設定し、より適切に音声データの補正を行うことができる。
本発明の音声処理装置は更に、ADPCM方式で差分量子化された音声データを伝送するADPCM音声伝送システムの音声処理方法において、音声データを含む伝送フレームのエラーの有無を検知し、エラーが検出された場合、検出されたエラーの重み度を判定し、エラーの重み度に応じた補正値で音声データを補正し、補正された音声データを復号化することを特徴としたものである。この音声処理方法により、音声処理部による音声データの補正をエラー判定部が判定するエラーの重み度に応じた補正値で行うので、電波干渉などによりエラーの発生状態が異なっていても適切に音声データの補正を行うことができる。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係るADPCM音声伝送システムを、コードレス電話機を例に図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るコードレス電話機を示す図であり、(A)は親機の送信部を示すブロック図であり、(B)は子機の受信部を示すブロック図である。
ADPCM音声伝送システムとして機能する図1に示すコードレス電話機1は、電話回線と接続された親機2と、この親機2と無線信号により送受信する子機3とを備えている。なお、図1においては、親機2は送信部20のみを、子機3は受信部30のみを図示しているが、親機2には子機3からの無線信号を復調すると共に復号化を行って電話回線へ送信する受信部が設けられ、子機3には、音声信号を符号化すると共に変調して無線信号を親機2へ送信する送信部が設けられている。
親機2の送信部20は、電話制御部21と、A/Dコンバータ22と、量子化圧縮部23と、ADPCM符号化部24と、送信フレーム生成部25と、無線送信部26とを備えている。
電話制御部21は、電話回線との発着呼や音声信号の送受信を行う。A/Dコンバータ22は、アナログの音声信号をデジタルの音声データへ変換する。量子化圧縮部23は、A−則またはμ−則に基づいて音声データを量子化処理および圧縮処理を行う。ADPCM符号化部24は、量子圧縮された音声データをADPCM方式のG.726により4ビットの適応的な予測の差分値へ符号化する。ADPCM方式では、適応的に予測された値に対する実測値の差分を音声データとして出力する。
送信フレーム生成部25は、送信フレームとして、同期語、制御データ、差分値である音声データおよびチェックデータであるCRCから構成される伝送フレームを生成する。無線送信部26は、入力した伝送フレームを変調した無線信号を、アンテナ26aを介して時分割多重方式で送信する。
子機3の受信部30は、無線受信部31と、受信フレーム分離部32と、エラー検知部33と、エラー判定部34と、音声処理部35と、ADPCM復号化部36と、逆量子化伸張部37と、D/Aコンバータ38と、増幅部39とを備えている。
無線受信部31は、アンテナ31aを介して受信した無線信号を復調して伝送フレームとして出力する。受信フレーム分離部32は、伝送フレームから同期語、制御データ、音声データおよびCRCにそれぞれ分離する。エラー検知部33は、分離された同期語、制御データ、音声データについてエラーの発生の有無を検知する。同期語は、所定ビットパターンか否かで検知される。制御データおよび音声データは、それぞれ対応するCRCをチェックすることでエラーの発生の有無を検知する。エラー判定部34は、検出されたエラーの重み度、またはエラーの発生頻度を判定する。
音声処理部35は、エラー判定部34により判定された結果に応じた補正値に基づいて、ADPCM復号化前の差分値(4ビット)である音声データを補正する。エラーが発生している場合は後述する処理を行った上で音声データを出力し、エラーの発生がないときには補正せずにそのまま出力したりする。
ADPCM復号化部36は、入力した音声データ(4ビットの差分値)と、内部の予測によって得た予測値に基づいて復号化した音声データを生成する。エラーが発生している場合、音声データは音声処理部35で4ビットのまま補正処理が為され、ADPCM復号化部36はこの補正処理済みの音声データに基づいて復号化処理をする。
逆量子化伸張部37は、A−則またはμ−則に基づいて音声データを逆量子化処理および伸張処理を行う。D/Aコンバータ38は、デジタルデータである音声データをアナログの音声信号へ変換する。増幅部39は、アナログの音声信号を増幅してスピーカ39aへ出力する。
本実施の形態では、エラー検知部33と、エラー判定部34と、音声処理部35と、ADPCM復号化部36とで、音声処理装置を構成している。
以上のように本発明の実施の形態に係るコードレス電話機1は構成されている。ここで親機2の送信フレーム生成部25が生成する伝送フレームおよび受信フレーム分離部32が分離する伝送フレームについて、図2に基づいて詳細に説明する。図2は、伝送フレームのフォーマットを説明するための図である。
伝送フレームは、ADPCM符号化部24で符号化された音声データが含まれる。伝送フレームは、同期語、制御データおよびこの制御データに対するCRCと、音声データのビット列を4つに分割した第1サブフレームから第4サブフレームの各サブフレームと、それぞれのサブフレームに対応するCRCとを有する。
無線送信部26から32kbpsで送信される音声データは、10msごとに一つの伝送フレームとしているので、一つの伝送フレームには320ビットの音声データが含まれている。従って、一つのサブフレームは80ビットであり、4ビットで一つのADPCMワードは20ワードである。
送信フレーム生成部25は、このような伝送フレームを生成して無線送信部26へ出力する。また、受信フレーム分離部32は、伝送フレームをそれぞれに分離してエラー検知部33へ出力すると共に、音声データを音声処理部35へ出力する。
次に、この伝送フレームを受信した子機3の受信部30の音声処理方法について、その手順を図3から図10に基づいて説明する。図3は、子機3の受信部30の音声処理を示すフローチャートである。図4は、受信エラー処理を示すフローチャートである。図5は、サブフレーム処理を示すフローチャートである。図6は、エラー値および補正間隔値を説明するための図である。図7は、エラーカウンタ処理を示すフローチャートである。図8は、エラーカウンタを説明するための図である。図9は、受信音声データ処理を示すフローチャートである。図10は、受信エラーなし処理を示すフローチャートである。
まず、伝送フレームを受信した無線受信部31は、復調して受信フレーム分離部32へ出力する。図3に示すS100にて受信フレーム分離部32は、上述したように伝送フレームに含まれる同期語と、制御データおよび制御データに対応するCRCと、音声データおよび音声データに対応するCRCとを分離して、それぞれをエラー検知部33へ出力すると共に、音声データを音声処理部35へ出力する。
S200にて、エラー検知部33では、受信した同期語が正しいビット配列か否か、制御データにCRCエラーが発生しているか否か、第1サブフレームから第4サブフレームにCRCエラーが発生しているか否かを調べ、その結果をエラー判定部34へ受信エラー情報として出力する。
S300にて、エラー判定部34では受信エラー情報に基づいて受信エラーの発生の有無を判定する。ここでは、エラー判定部34の判定結果として、受信エラーが発生したものとして説明する。
S400にて、受信エラーが発生していると、受信エラー処理を行う。この受信エラー処理については、図4に基づいて説明する。
図4に示す受信エラー処理では、まずS401にて同期語にエラーが発生していたか否かを判定する。同期語にエラーが発生していない場合には、S402にて制御データにCRCエラーが発生していたか否かを判定する。更に、制御データエラーが発生していない場合には、S403にて第1サブフレームから第4サブフレームの音声データにCRCエラーが発生していたか否かを判定する。音声データエラーが発生していない場合には、S404にてエラー値として「0」を代入して受信エラー処理を終了する。
S403にて、音声データエラーが発生している場合には、S420aにてサブフレーム処理を実行して本処理を終了する。サブフレーム処理については後段で説明する。
S402にて制御データエラーが発生していた場合には、S405へ移行して音声データエラーが発生しているか否かを判定する。音声データエラーが発生していない場合には、S406にてエラー値にエラー無しを示す「0」を代入する。またこの場合には、S407にて補正間隔値を「4」に設定する。S405にて、音声データエラーが発生している場合には、S420bにてサブフレーム処理を実行する。
この例では、エラーが全く検出されない場合、または軽微なエラーの場合に(同期語のエラーや制御データエラーが発生している場合でも音声データエラーは無しの場合)、エラー値として「0」が割り当てられる。補正間隔値とはエラーの有無を調べて補正をする時間間隔であり、この値が大きければ長い時間間隔でエラー検知/補正の処理が行われ、この値が小さくなるに従ってより短い間隔で行われる。エラーが検出されても上記のように軽微な場合あれば、エラー値としては「0」とする代わりに補正間隔値を比較的大きな値「4」に設定し、その後は粗い間隔でエラー検知/補正の処理が行われる。
S401にて同期エラーが発生していた場合には、S408へ移行して制御データエラーが発生しているか否かを判定する。制御データエラーが発生していない場合には、S409にて音声データエラーの発生の有無を判定する。音声データエラーが発生していない場合には、S410にてエラー値に「0」を代入する。また、次のS411にて補正間隔値を「4」に設定する。そして受信エラー処理を終了する。この補正間隔値の詳細については後述する。S409にて、音声データエラーが発生している場合には、S420cにてサブフレーム処理を実行して本処理を終了する。
このように同期語のエラーが発生している場合でも、制御データエラーと音声データエラーが共に無しの場合は、エラー値としては「0」が割り当てられる。この場合も補正間隔値を比較的大きな値「4」に設定し、その後は粗い間隔でエラー検知/補正の処理が行われる。
S408にて制御データエラーが発生していた場合には、S412にて音声データエラーの発生の有無を判定する。音声データエラーが発生していない場合には、S413にてエラー値に「1」を代入する。また次の、S414にて補正間隔値を「4」に設定して受信エラー処理を終了する。S412にて、音声データエラーが発生している場合には、S420dにてサブフレーム処理を実行して本処理を終了する。
このように受信エラー処理では、同期語において発したエラーや制御データにおいて発生したエラーの内容に応じたエラー値およびその後の補正間隔値を設定している。なお、音声データにおいて発生したエラーについては、次に説明するサブフレーム処理にてエラー値および補正間隔値が設定される。
このサブフレーム処理について図5に基づいて説明する。サブフレーム処理では、まず、S421にて変数「サブフレームエラー数」を初期値として「0」に設定する。また、変数iを「1」に設定しておく。この変数iは第1サブフレームから第4サブフレームまでを検査するためのカウンタである。S422にてエラー検知部33からの受信エラー情報のうちサブフレームに関するサブフレームエラー情報を取得する。
S423では変数iで示されるサブフレームはエラーが発生しているか否かを判定する。つまり、最初は変数iが「1」であるため、CRCエラーが第1サブフレームに発生していたか否かを判定することを示している。エラーの発生が無ければS424へ移行する。S424では変数iに1を加算する。そして、S425にて変数iがサブフレーム総数より大きい数(本実施の形態では「4」)より大であるか否かを判定する。変数iが4以下である場合にはS423へ移行する。
ここで、S423にてサブフレームにCRCエラーが発生していた場合には、S426にて変数「サブフレームエラー数」に「1」を加算する。そして、S427にて、エラーが検出された場合のiの値が、詳細には後述する先頭ミュート閾値「2」以下であるか否かを判定する。変数「サブフレームエラー数」が先頭ミュート閾値「2」より大きい場合にはS424へ移行し、先頭ミュート閾値「2」以下である場合にはS428にて先頭ミュートフラグを有効とする設定を行う。先頭ミュートフラグは先頭のサブフレームからミュートを効かせることを指示するためのものであり、エラーが検出され、iが閾値「2」以下である場合(第1サブフレーム、第2サブフレーム)に先頭ミュートフラグを有効とし、先頭のサブフレームからミュートの処理をする。」
全てのサブフレームの検査が終了すると、S429にて変数「サブフレームエラー数」がサブフレームエラー閾値以上であるか否かを判定する。本実施の形態ではサブフレームエラー閾値を「3」とする。つまりS429では、一つの伝送フレームの中でCRCエラーが発生したサブフレームが3つ以上ある場合には、サブフレームエラー閾値以上となる。
エラー発生のサブフレームの数が閾値「3」未満である場合には、サブフレーム処理にて同期エラーおよび制御エラーが発生していると判定されていれば、S430にてサブフレームエラー値に「2」を設定し、それ以外であれば「1」を設定する。また、S431にて補正間隔値を「4」に設定する。
またS429にて、エラー発生のサブフレームの数が閾値「3」以上である場合には、S432にてエラー値に「3」を設定する。そして、サブフレーム処理にて同期エラーおよび制御エラーが発生していると判定されていれば、S433にて補正間隔値に「1」を設定し、それ以外であれば「2」を設定する。
このようにサブフレーム処理では、伝送フレームを構成する複数のサブフレームに付いて個々にエラーの有無を調べ、エラー発生回数をカウントし、カウントしたサブフレームエラー数に応じたエラー値および補正間隔値を設定する。また、エラーが発生したサブフレームが所定サブフレームより前に位置する場合、すなわち1番目または2番目のサブフレームである場合に、先頭ミュートフラグを有効とする設定を行う。
ここでエラー値と補正間隔値の値について、図6に基づいて説明する。
No.1は、伝送フレームにエラー発生がない状態なのでエラー値は最低レベルを意味する「0」であり、音声データは補正無しで復号化される。補正をしないので、補正間隔値は設定されない。
No.2およびNo.3は、同期エラーまたは制御データのいずれか一方にエラーがあり、音声データにエラーがない場合である。このときには、エラー値としては「0」が設定され、補正間隔値として「4」が設定される。送信側から伝送パケットが時分割多重方式で送信される場合に、受信側では伝送パケットを同期語で完全に同期させなくても、受信側にて正常に受信したときのクロックに同期させることで、音声データを受信することはできる。つまり、同期エラーまたは制御データのいずれかにエラーがあっても、音声データにエラーが無ければ、音声を再生することは可能である。この場合は補正間隔値を「4」とすることで、時間間隔を比較的大きく空けた低頻度で補正処理を行う。
No.4は、同期エラーおよび制御エラーのいずれもエラーであるが、音声データにはエラーがない状態である。この場合には、伝送フレームが全体的に正常に受信できてない可能性がある。従って、音声データにエラーがなくても、CRCによるエラーが検出できない状態であるおそれがあるので、エラー値としては「1」が設定される。またこの場合も、補正間隔値を「4」とすることで補正の頻度を低く設定している。
No.5からNo.7は、同期エラーまたは制御データの両方が同時にエラーでなく、エラー発生のサブフレームの総数が閾値「3」未満となる状態である。この場合は、音声データのエラーが発生しているため音声データの補正の必要があり、エラー発生サブフレームの数は少ないので軽度な補正でよく、エラー値を「1」、補正間隔値を「4」としている。
No.8は、同期エラーまたは制御データの両方がエラーで、エラー発生のサブフレームの総数が閾値「3」未満となる状態である。この場合には、サブフレームにおけるエラーの発生頻度は少ないが、同期エラーまたは制御データの両方がエラーとなっているため、上述したように正常なサブフレームにもエラーが発生しているおそれがある。従って、エラー値を中度のエラーを示す「2」とし、補正間隔値を「4」としている。
No.9からNo.11は、同期エラーまたは制御データの両方が同時にエラーでなく、エラー発生のサブフレームの総数が閾値「3」以上となる状態である。この場合には、サブフレームエラーにおけるエラーの発生頻度が高いので、エラー値を重度のエラーを示す「3」とし、補正間隔値を「2」としている。補正間隔値が小さくなることで、ADPCMワードの補正の度合いが高まる。
No.12は、同期エラーまたは制御データの両方がエラーで、エラーを含むサブフレームの総数がサブフレームエラー閾値以上となる状態である。この場合には、サブフレームエラーにおけるエラーの発生頻度が高いので、エラー値を重度のエラーを示す「3」とし、補正間隔値を更に高くした「1」としている。
このように本実施の形態では、同期語、制御データ、および音声データのそれぞれで発生するエラーにおいて、音声データにて発生するエラーの重み度が重いと判定している。そうすることで、過度な音質低下を招くことを抑止している。
図3に戻って、S400にて受信エラー処理が終了すると、S500にてエラーカウンタ処理を行う。このエラーカウンタ処理について、図7に基づいて説明する。
図7に示すエラーカウンタ処理では、まずS501にて受信エラー処理およびこの受信エラー処理内で実行されるサブフレーム処理にて設定されたエラー値が、「0」か否かを判定する。エラー値が「0」であれば、受信した伝送フレームに、同期エラー、制御エラーおよび音声データエラーのいずれも発生していないということを示しているので、そのまま終了する。
S501にてエラー値が「0」ではないと判定されると、S502にてこのエラー値が軽度閾値以下であるか否かを判定する。つまり、検知されたエラーの重さの度合いが軽度であるか否かをエラー値と軽度閾値とを比較することにより判定する。本実施の形態では、エラーが軽度であることを、軽度閾値を「1」として判定している。
エラー値が軽度閾値以下と判定されると、S503にてエラー判定部34に格納されている遅延カウンタを取得する。遅延カウンタは、エラーが検知された場合に、前の伝送フレーム続いて連続的にエラーが発生しているか否かの情報を得るために設けられている。この遅延カウンタによる音声処理については後述する。
S504にて遅延カウンタが所定の閾値以下であるか否かを判定する。遅延カウンタが所定の閾値以下である場合には、S505にてエラーカウンタを「1」に設定すると共に、補正間隔値を「4」に設定する。このエラーカウンタは、エラー値に応じた値を積算するカウンタで、音声データを補正する補正値となる。S505では、エラーカウンタに「1」を固定的に代入している。これは、遅延カウンタが所定値以下である期間は、最も小さい補正値で音声データを補正し、遅延カウンタが所定値より大きくなると、補正の遅延が終了してエラーカウンタによる積算値が音声データの補正値となることを意味している。
ここでは、所定の閾値を「6」として判定して、遅延カウンタが「6」以下である場合には、エラーカウンタが「1」となるように設定する。そうすることで、エラーが発生した伝送フレーム後に続く伝送フレームであって、遅延カウンタが所定の閾値以下となるまでの伝送フレームに、軽度な補正を継続的に適用することができる。これは、軽度なエラーが継続的に発生した場合に、エラーカウンタに基づいて補正を行うと過度な補正となるおそれがある。従って、エラーの重み度が軽度である場合に、軽度に応じた補正値で音声データを補正し、所定数の伝送フレームを受信した後とすることで積算値による補正を遅延させることで、パツ音の発生を抑えつつ、音質に与える影響を少なくすることができる。
S506にて遅延カウンタが「0」か否か、または先頭ミュートフラグが設定されているか否かを判定する。遅延カウンタが「0」か否かの判定は、以前に受信した伝送フレームから引き続いてエラーカウンタの積算値を補正値とした補正の遅延を行っているか否かを判断するものである。また、先頭ミュートフラグが設定されているか否かの判定は、音声データにおけるエラーの発生が第1サブフレームまたは第2サブフレームのいずれであるか否かを判断するものである。
従って、遅延カウンタが「0」である場合には、以前に受信した伝送フレームから引き続いて補正の遅延を行っていないことを示しているので、軽度なエラーが発生したときに行う補正を指示するために、S507にてミュートフラグを「小」に設定する。また、先頭ミュートフラグが設定されていれば、パツ音の発生しやすい第1サブフレームか、または第2サブフレームでのエラーの発生を示しているので、ミュート処理の実行を指示するために、S507にてミュートフラグを「小」に設定する。そして、S508にて遅延カウンタに1を加算して終了する。
なお、S506にて遅延カウンタが「0」でない場合には、以前に受信した伝送フレームにエラーが発生していたために、エラーカウンタの積算値を補正値とした補正を遅延させていることを示している。従って、音声データの補正については新たに設定をせず、以前の状態を継続するために、S507を実行せずに(ミュートフラグはそのまま)、S508を実行して終了する。また、先頭ミュートフラグが設定されていない場合は、エラーが発生したサブフレームがパツ音の発生しやすいサブフレームより後に位置するサブフレームであることを示しているので、S507を実行せずにS508を実行して終了する。
S504にて遅延カウンタが所定の閾値(「6」)より大きい場合には、S509にてエラーカウンタに「1」を加算する。そして、S510にてエラーカウンタが「7」より大きいか否かを判定する。
本実施の形態では、ADPCMワードが4ビットのデータであるので、エラーカウンタの最大値は7となる。従って、エラーカウンタが7より大きい場合には、S511にてエラーカウンタに「7」を代入して終了する。S510にてエラーカウンタが7以下であると判定された場合には、そのまま終了する。ここではエラーカウンタの上限値を設定している。
S502にてエラー値が軽度閾値より大きいと判定された場合には、S512にてエラー値が重度閾値以上か否かを判定する。つまり、検知されたエラーの重さの度合いが重度であるか否かをエラー値により判定する。本実施の形態では、エラーが重度であることを、重度閾値「3」として判定している。
エラー値が重度閾値未満であると、S513にてエラーカウンタが0か否かを判定する。これは、エラーの発生が以前に受信した伝送フレームに発生していたか否かを判定するものである。エラーカウンタが「0」である場合には、S514にてミュートフラグを「小」に設定する。また、S515にて、エラーカウンタに「1」を加算する。つまり、エラーの度合いは中度であるが、以前に受信した伝送フレームにエラーの発生が無かったことから、ミュートフラグとして「小」を設定するものである。そして、S510へ移行する。
S512にて、エラー値が重度閾値以上と判定された場合には、S516にてミュートフラグとして「大」を設定する。更に、S517にてエラーカウンタに、軽度や中度の場合より大きい「3」を加算する。そして、S510へ移行する。
このようにエラーカウンタ処理では、エラー値を受信した伝送フレームに発生したエラーの重み度を計る値として使用して、エラーが軽度、中度、および重度のそれぞれに応じたエラーカウンタの加算などの処理を行っている。
ここで、エラーカウンタについて、図8に基づいて説明する。エラーカウンタは、エラー値に応じた値を積算することでエラーの発生頻度を算出するカウンタである。例えば、エラーが軽度、または中度である場合には、エラーカウンタ処理(図7参照)のS509やS515にて、エラーカウンタに「1」が加算される。つまり、1回の伝送フレームにてエラー値が「1」または「2」に対応するようなエラーが発生した場合には、エラーカウンタは「1」ずつ増加する(図8においては折れ線S1として示す。)。しかし、受信した伝送フレームにエラー値「3」に対応するような重度のエラーが発生していた場合には、エラーカウンタは、一度に「3」増加することになる(図8においては折れ線S2として示す)。
しかし、エラーが軽度の場合、このエラー値によるエラーカウンタの加算は、遅延カウンタが「6」より大きくなったときに行われる。遅延カウンタが「6」以下である間は、エラーカウンタにはS505にて「1」が設定され、遅延カウンタが「7」以上となったときに、エラー値による加算が行われる。
図3に戻って、S500にてエラーカウンタ処理が終了すると、音声処理部35(図1参照)が受信音声データ処理を行う(S600)。この受信音声データ処理について、図9に基づいて説明する。
図9に示す受信音声データ処理は、S601にて受信フレーム分離部32から入力した音声データであるADPCMワード数を取得する。例えば、第1サブフレームから第4サブフレームまでの音声データが320ビットであれば、ADPCMワード数は80ワードである。
S602にてエラー判定部34より引き渡されたエラーカウンタが0であるか否かを判定する。エラーカウンタが「0」である場合にはエラーの発生がないことを示しているので、その第1サブフレームから第4サブフレームまでの音声データ(ADPCMワード)は補正されずに、そのままADPCM復号化部36へ出力して、受信音声データ処理を終了する。
S602にてエラーカウンタが「0」でない場合には、S603にてエラーカウンタが最大値「7」であるか否かを判定する。エラーカウンタが「7」でなければ、S604にて変数jに初期値「0」を代入する。
S605にて、ミュートフラグに「大」が設定されているか否かを判定する。このミュートフラグは、エラーカウンタ処理(図7参照)のS507,S514およびS517にて設定された値である。
ミュートフラグに「大」が設定されていなければ、次にS606にて「小」が設定されているか否かを判定する。ミュートフラグに「小」が設定されていれば、S607にて音声処理部35内で設定されているミュートフラグ「小」に対するサンプル数を取得する。本実施の形態では、ミュートフラグ「小」に対するサンプル数を「8」としている。
S608にて音声データの先頭からサンプル数分(8ワード分)ほどのADPCMワードに対して、ミュートを示す「15」(16進数で「F」)を書き込むことで置換える。つまり、第1サブフレームの先頭ビットから32ビット分を全部「1」とするミュート処理を行う。そうすることで、受信した伝送フレームは、8ワード分の時間の間に音量が減衰して行く状態となる。これは、第1サブフレームの先頭付近はパツ音が発生しやすいので、エラーカウンタ処理(図7参照)にてエラーの重み度合いが軽度、または中度である場合に、短時間の間だけ音量をミュート状態とすることで、パツ音の発生を抑えつつ、音質に与える影響を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、エラーの重み度合いが軽度、または中度である場合にミュートフラグ「小」としているが、軽度と中度とで、ミュート処理による補正の度合いを分けるようにしてもよい。またエラー重み度合いを3段階より多くした場合には、その段階数に応じてミュート処理を行うサンプル数も増やすようにしてもよい。
S609にて変数jにミュートフラグ「小」に対するサンプル数を代入する。本実施の形態では、ミュートフラグ「小」に対するサンプル数を「8」としているので、変数jには「8」が代入される。
S606にてミュートフラグに「小」が設定されていなければ、ミュートの設定をせずに次に移行する。
S605にて、ミュートフラグに「大」が設定されていれば、S610にて音声処理部35内に設定されているミュートフラグ「大」に対するサンプル数を取得する。本実施の形態では、ミュートフラグ「大」に対するサンプル数を「16」としている。
S611にて音声データの先頭からサンプル数分ほどのADPCMワードに、ミュートを示す「15」(16進数で「F」)を書き込むことで置換える。つまり、第1サブフレームの先頭ビットから64ビット分を全部「1」とするミュート処理を行う。そうすることで、受信した伝送フレームの音声は、ミュートフラグが「小」であったときと比べて2倍の16ワード分の時間の間に音量が減衰して行く状態となる。これは、第1サブフレームの先頭ビット付近はパツ音が発生しやすいことに加えて、エラーの重み度合いが重度であるので、パツ音の発生する度合いが軽度や中度に比べて高いことによる。従って、長時間の間に音量を減衰させて行くことで、より効果的にパツ音の発生を抑えることができる。
そして、S612にて変数jにミュートフラグ「大」に対するサンプル数を代入する。本実施の形態では、ミュートフラグ「大」に対するサンプル数を「16」としているので、変数jには「16」が代入される。
このように、ミュートフラグに「小」または「大」が設定されていれば、設定された値に応じた長さの時間分ほど音量を減衰させて行くことで、エラーの重み度応じた補正を行うことができる。従って、エラーの重み度応じてパツ音の発生を防止することができ、受信エラー発生時の音声品質の低下を最小限に抑えることができる。
S613にて、変数jがエラー判定部34から通知された補正間隔値で割り切れるか否かを判定する。S609からS613へ移行した場合には変数jは「8」であり、S612からS613へ移行した場合には変数jは「16」である。例えば、受信した伝送フレームに同期エラーのみが発生していた場合には、受信エラー処理(図4参照)のS412にて補正間隔値が「4」に設定されるので、変数jでは割り切れる。従って、S616以降の処理を行う。
ここで、変数jが補正間隔値で割り切れない場合にはS614へ移行して変数jに「1」が加算される。そして、S615にて変数jが示す値がADPCMワードの数(本実施の形態では80ワード)より大きいか否かを判定する。変数jの方が大きい場合には全てのADPCMワードについての処理が完了したことを示しているので、受信音声データ処理を終了する。
変数jがADPCMワード数以下である場合には、S613へ移行して、再度、変数jが補正間隔値で割り切れるか否かを判定する。
S613にて割り切れると判定された場合には、S616にてADPCMワードにおける先頭ビット(MSB)を抽出する。このときのADPCMワードは、音声データから変数j番目となる。つまり、補正間隔値が「4」の場合に、ミュート処理を行わないS606から移行してきたのであれば、まず0番目のADPCMワード(第1サブフレームの先頭の1ワード目)が対象となり、次に、4番目のADPCMワードが対象となる。
ミュートフラグ「小」に対するミュート処理を行ったS609から移行してきたのであれば、まず8番目(第1サブフレームの9ワード目)のADPCMワードが対象となり、次に12番目のADPCMワードが対象となる。
そして、例えば、補正間隔値が「2」で、ミュートフラグ「大」に対するミュート処理を行ったS612から移行してきたのであれば、まず16番目のADPCMワードが対象となり、次に18番目のADPCMワードが対象となる。
S617にて、抽出されたADPCMワードの先頭ビットが「0」か否かを判定する。ADPCMワードは符号付き2進数で表されているので、先頭ビットが「0」であれば正数すなわち差分値を加算することを表す。ADPCMワードの先頭ビットが「1」であれば負数すなわち差分値を減算することを表す。
S618およびS621の処理は、先頭ビットの「0」または「1」の符号に応じてADPCMワード値からエラー重み度の値を減算または加算する。ADPCMワードの符号が「0」(差分値の加算)であれば、S618でエラーカウンタ値をADPCMワード値から減算し、復号化後の値の変化を抑える方向の処理を行う。それに対しADPCMワードの符号が「1」(差分値の減算)であれば、S621ではエラーカウンタ値をADPCMワード値に加算し、この場合も復号化後の値の変化を抑える方向の処理となる。
このようにエラーの重み度に応じたエラーカウンタ値を、ADPCMワードの符号に応じて減算または加算する。
S618の後は、S619にてADPCMワードが「15」(16進数で「F」)より大きいか否かを判定する。「15」より大きい場合には、S620にてADPCMワードを「15」(16進数で「F」)とする。またS621の後は、S622にてADPCMワードが「0」より小さいか否かを判定する。「0」より小さい場合には、S623にてADPCMワードを「0」とする。そして、S614にて変数jに1を加算してS615にて全てのADPCMワードについての処理が完了したか否かを判定して、完了していれば受信音声データ処理を終了する。
S603にてエラーカウンタの値が「7」である場合には、エラーの発生頻度が高く積算することで重度のエラーの状態となってしまった状態である。このような状態では、S624によりミュートを示す「15」(16進数で「F」)を全てのADPCMワードに書き込むことで、音声の音量を減衰させて行く。
このように、受信エラー処理(図4参照)やサブフレーム処理(図5参照)にてエラーの重み度に応じて設定されたエラー値に基づいて、エラー発生ごとに加算したエラーカウンタの値を補正値とし、ADPCM復号化部36へ入力させる差分値をこの補正値に従って小さくい値に変換し、復号後のPCMデータの変化幅を小さく抑えることができる。従って、エラーの重み度に応じて音声データの補正を行うことができるので、複数の伝送フレームにかけてエラーが頻繁に発生しても対応することができる。よって、電波干渉等による受信エラーにも対応可能とすることができ、パツ音の発生が防止でき、かつ受信エラー発生時の音声品質の低下を最小限に抑えることができる。
また、受信エラー処理(図4参照)やサブフレーム処理(図5参照)にてエラーの重み度に応じてそれぞれ設定された補正間隔値により、受信した音声データ(ADPCMワード)列のなかの補正を行う時間位置の間隔を変更することで、エラーの程度に応じた頻度で補正が行われ、過度な補正(出力PCMデータの急激な変化)を防止することができるので、音声品質の低下を抑制することができる。
図3に戻って、S300でのエラー判定部34の判定で、受信エラーが発生していなかった場合には、S700へ移行して受信エラー処理を実行する。
図10に示すように受信エラーなし処理では、まず、エラーカウンタが「0」か否かを判定する(S701)。エラーカウンタが「0」でない場合には、S702にてエラー判定部34内に設定されている減算値を取得する。本実施の形態では、この減算値を「3」としている。そして、S703にてエラーカウンタから減算値「3」を減算する。つまり、エラーが発生していない場合に、音声データを補正する度合いとなるエラーカウンタを減算することで、補正の度合いを緩和している。例えば、伝送フレームにエラーが発生していない場合には、音量の回復を急速に行うために、エラーカウンタを「0」としてもよい。しかし、音声データによっては急速な音量の回復によりパツ音が発生するおそれがある。本実施の形態では、音量の回復を急速に行いつつ、パツ音の発生を抑止するために、エラーカウンタを所定値で減算している。
S704にて、減算されたエラーカウンタが「0」より小さいか否かを判定する。エラーカウンタが「0」より小さい場合に、S705にてエラーカウンタを「0」とする。
エラーカウンタが「0」以上である場合には、S706にて補正間隔値を「4」に設定する。
例えば、同期エラーおよび制御エラーの発生が無く、音声データがサブフレームエラー閾値「3」を超えるサブフレームのエラーが発生していたときは、補正間隔値は「2」となる(図6のNo.9参照)。従って、この場合には、2ワードごとのADPCMワードを補正することになる。ただし、その後エラーの発生がない伝送フレーム(全サブフレームがエラー無し)を1回受信することで、図10に示すように補正の間隔は2ワードから4ワードへ広がり(S706)、補正の頻度を下げる。次のS707にて遅延カウンタを「0」に設定する。遅延カウンタを「0」にすることにより、後の伝送フレームでエラーが検知された場合でもそれが前の伝送フレームに続く連続的なエラーではないことの情報を残す。
このようにエラーの発生がないと、エラーカウンタの値を下げ、または補正間隔値を大きくする。エラー発生の状態から状況が改善し、あるときからエラー無しのフレームが連続すると、エラー発生時に増やされたエラーカウンタ値が下げられ、また補正間隔値が大きくなるので補正が緩められる。すなわち図7のS504において、例えば遅延カウンタが「0」(閾値「6」以下)である場合には、補正の度合いを決めるエラーカウンタは比較的低い値「1」に設定され、補正間隔値も比較的大きな「4」に設定される。遅延カウンタが閾値以下である範囲はこれらの値が維持され、エラーカウンタのカウントアップはされない。エラー無しの状態から状況が悪化し、エラー発生が連続する場合でも、遅延カウンタが閾値に達するまではエラーカウンタのカウントアップを遅らせる。エラー無しの伝送フレームが続けば、エラーカウンタの減算が進み、エラーカウンタ「0」になり(S705)、音声品質の回復を早めることができる。
このようにして受信エラーが発生していない場合には図10に示す処理により、エラーカウンタの値を減少させることで、補正の度合いを軽減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、伝送フレームにおける音声データを第1サブフレームから第4サブフレームまでの4つのサブフレームに分割していたが、この分割数は適宜決定することが可能である。その場合には、分割したサブフレームに数に応じてサブフレームエラー閾値の数も変更する。なお、本実施の形態に係る他の閾値や設定値は一例であり、それぞれ関連する数値の大小関係が保たれていれば他の値を選択してもよい。
本発明は、電波干渉等による受信エラーにも対応可能とすることで、パツ音の発生を防止し、受信エラー発生時の音声品質の低下を最小限に抑えることが可能なので、ADPCM方式で差分量子化された音声データを伝送するADPCM音声伝送システムの音声処理装置およびその音声処理方法に好適である。
(A)親機の送信部を示すブロック図、(B)子機の受信部を示すブロック図 伝送フレームのフォーマットを説明するための図 子機の受信部の音声処理を示すフローチャート 受信エラー処理を示すフローチャート サブフレーム処理を示すフローチャート エラー値および補正間隔値を説明するための図 エラーカウンタ処理を示すフローチャート エラーカウンタを説明するための図 受信音声データ処理を示すフローチャート 受信エラーなし処理を示すフローチャート
符号の説明
1 コードレス電話機
2 親機
3 子機
20 送信部
21 電話制御部
22 A/Dコンバータ
23 量子化圧縮部
24 ADPCM符号化部
25 送信フレーム生成部
26 無線送信部
26a アンテナ
30 受信部
31 無線受信部
31a アンテナ
32 受信フレーム分離部
33 エラー検知部
34 エラー判定部
35 音声処理部
36 ADPCM復号化部
37 逆量子化伸張部
38 D/Aコンバータ
39 増幅部
39a スピーカ

Claims (6)

  1. ADPCM方式で差分量子化された音声データを伝送するADPCM音声伝送システムの音声処理装置において、
    差分値である音声データを含む伝送フレームのエラーの有無を検知するエラー検知部と、
    前記エラー検知部によりエラーが検出された場合、検出されたエラーの重み度を判定するエラー判定部と、
    前記エラー判定部により判定されたエラーの重み度に応じた補正値で前記音声データを補正する音声処理部と、
    前記補正された音声データを復号化するADPCM復号化部とを備え、
    前記音声処理部は、
    1つの伝送フレームの前記音声データの先頭ビットから前記エラーの重み度に応じた時間の長さだけ前記音声データの音量が減衰するようにミュートを示す値に置換える補正を行う
    ことを特徴とするADPCM音声伝送システムの音声処理装置。
  2. 前記音声処理部は、
    一つの伝送フレームの中のエラー発生の箇所が前記伝送フレームの先頭付近であるか否かによってエラーの重み度を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載のADPCM音声伝送システムの音声処理装置。
  3. 前記音声処理部は、補正をする時間間隔を決定する補正間隔値を前記エラーの重み度に応じて変更し、エラーの重み度が軽度である程補正間隔値を大きな値に設定して長い時間間隔で補正の処理を行い、
    エラーの重み度が重度である程補正間隔値を小さな値に設定して短い時間間隔で補正の処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のADPCM音声伝送システムの音声処理装置。
  4. 前記音声処理部は、伝送フレームを構成する複数のサブフレームについて個々にエラーの有無を調べ、一つの伝送フレームの中のエラー発生のサブフレームが先頭から所定番目以内であるか否かによって、エラーの重み度を決定する
    ことを特徴とする請求項1記載のADPCM音声伝送システムの音声処理装置。
  5. 前記音声処理部は、伝送フレームを構成する複数のサブフレームについて個々にエラーの有無を調べ、一つの伝送フレームの中のエラー発生のサブフレームが先頭から所定番目以内のサブフレームである場合は先頭ミュートフラグを設定することによって先頭から少ないサンプル数分のADPCMワードに対してミュートの処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のADPCM音声伝送システムの音声処理装置。
  6. 前記音声処理部は、伝送フレームを構成する複数のサブフレームについて個々にエラーの有無を調べ、一つの伝送フレームの中のエラーが発生したサブフレームの数をカウントし、カウントしたサブフレームエラー数に応じてエラー値または補正間隔値を設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のADPCM音声伝送システムの音声処理装置。
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