JPH09261185A - Ａｄｐｃｍ補正方式 - Google Patents
Ａｄｐｃｍ補正方式Info
- Publication number
- JPH09261185A JPH09261185A JP6612996A JP6612996A JPH09261185A JP H09261185 A JPH09261185 A JP H09261185A JP 6612996 A JP6612996 A JP 6612996A JP 6612996 A JP6612996 A JP 6612996A JP H09261185 A JPH09261185 A JP H09261185A
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- JP
- Japan
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- pcm
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- Pending
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- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】再生音声の劣化を軽減し、特に特定の話者の音
声の劣化を軽減することのできるＡＤＰＣＭ補正方式を
提供すること。 【解決手段】ＡＤＰＣＭ符号を誤り検出し、その誤り数
をカウントする。一方ＡＤＰＣＭ復号器によって復号さ
れたＰＣＭ符号から、誤り数によって任意の長さの置換
パターンを作成する。この置換パターンでＡＤＰＣＭ符
号の置換を行うことによりバースト誤りを補正する。
声の劣化を軽減することのできるＡＤＰＣＭ補正方式を
提供すること。 【解決手段】ＡＤＰＣＭ符号を誤り検出し、その誤り数
をカウントする。一方ＡＤＰＣＭ復号器によって復号さ
れたＰＣＭ符号から、誤り数によって任意の長さの置換
パターンを作成する。この置換パターンでＡＤＰＣＭ符
号の置換を行うことによりバースト誤りを補正する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル・コード
レス電話方式に関し、特に移動局との間の無線区間で伝
送エラーが発生した場合に、その音声に対して補正等を
行い、符号化方式に適応差分ＰＣＭ（ＡＤＰＣＭ）方式
を適用した通信の補正方式に関する。
レス電話方式に関し、特に移動局との間の無線区間で伝
送エラーが発生した場合に、その音声に対して補正等を
行い、符号化方式に適応差分ＰＣＭ（ＡＤＰＣＭ）方式
を適用した通信の補正方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年の携帯端末には、コードレス化及
び、音声のディジタル化が要求される。音声のディジタ
ル化に関して有線系では６４ＫｂｐｓのＰＣＭ方式が用
いられ、現在は３２ＫｂｐｓのＡＤＰＣＭが用いられて
いる。無線回線の伝送路は周波数が有限であり、周波数
を有効利用するために伝送ビット数は少ない方がよい。
また、端末の有線系との共通化ということから有線系で
使用している３２ＫｂｐｓのＡＤＰＣＭ方式が用いられ
る傾向にある。この３２ＫｂｐｓのＡＤＰＣＭ方式は、
コードレス電話のような無線伝送システムでは伝送誤り
の発生は避けられず、有線系のような音声品質は得られ
ない。
び、音声のディジタル化が要求される。音声のディジタ
ル化に関して有線系では６４ＫｂｐｓのＰＣＭ方式が用
いられ、現在は３２ＫｂｐｓのＡＤＰＣＭが用いられて
いる。無線回線の伝送路は周波数が有限であり、周波数
を有効利用するために伝送ビット数は少ない方がよい。
また、端末の有線系との共通化ということから有線系で
使用している３２ＫｂｐｓのＡＤＰＣＭ方式が用いられ
る傾向にある。この３２ＫｂｐｓのＡＤＰＣＭ方式は、
コードレス電話のような無線伝送システムでは伝送誤り
の発生は避けられず、有線系のような音声品質は得られ
ない。
【０００３】このような伝送誤りの原因の一つに数Ｈｚ
程度の低速フェージングがあり、伝送データのフレーム
全体が低速フェージングの影響を受け音声品質が劣化す
る。このような連続的なバースト誤りが数１０ｍｓｅｃ
以上に及ぶと音声信号に衝撃音が混入したような不快感
を与える。そのため、このようなバースト誤りを補正し
なければならないという問題があったが、誤りを含んだ
ＡＤＰＣＭ符号列をＡＤＰＣＭ復号器に入力しても誤っ
た符号のために復号器内部の状態が符号器側のそれと異
なってしまう。その結果入力音声波形とは異なった波形
が出力される。このため音声品質が劣化する。
程度の低速フェージングがあり、伝送データのフレーム
全体が低速フェージングの影響を受け音声品質が劣化す
る。このような連続的なバースト誤りが数１０ｍｓｅｃ
以上に及ぶと音声信号に衝撃音が混入したような不快感
を与える。そのため、このようなバースト誤りを補正し
なければならないという問題があったが、誤りを含んだ
ＡＤＰＣＭ符号列をＡＤＰＣＭ復号器に入力しても誤っ
た符号のために復号器内部の状態が符号器側のそれと異
なってしまう。その結果入力音声波形とは異なった波形
が出力される。このため音声品質が劣化する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記バースト誤りに対
する対策は従来からいくつか知られているように、従来
のＡＤＰＣＭ補正方式は、音声品質の劣化を改善する方
法としてミューティング法や誤りパターンを入れ換える
等の手段しかなかった。例えば図２のブロックに示した
ものは、ＡＤＰＣＭ符号のデータについて誤り検出器１
１は誤りを検出するとその誤りパターンを符号置換回路
１２で入れ換え、さらにバースト誤りが連続して数１０
ｍｓｅｃ以上に及ぶ場合にはアッテネータ１５でＡＤＰ
ＣＭ復号器１３を介してＰＣＭ復号器１４から出力され
たアナログ信号を減衰して衝撃音による不快感を防止す
る。しかしながら、このため、誤りでないデータも補正
してしまい、かえって音声品質が劣化してしまう場合も
あった。また、特定の話者により音声信号の特徴が異な
り、補正の度合いに差があった。
する対策は従来からいくつか知られているように、従来
のＡＤＰＣＭ補正方式は、音声品質の劣化を改善する方
法としてミューティング法や誤りパターンを入れ換える
等の手段しかなかった。例えば図２のブロックに示した
ものは、ＡＤＰＣＭ符号のデータについて誤り検出器１
１は誤りを検出するとその誤りパターンを符号置換回路
１２で入れ換え、さらにバースト誤りが連続して数１０
ｍｓｅｃ以上に及ぶ場合にはアッテネータ１５でＡＤＰ
ＣＭ復号器１３を介してＰＣＭ復号器１４から出力され
たアナログ信号を減衰して衝撃音による不快感を防止す
る。しかしながら、このため、誤りでないデータも補正
してしまい、かえって音声品質が劣化してしまう場合も
あった。また、特定の話者により音声信号の特徴が異な
り、補正の度合いに差があった。
【０００５】コードレス電話のような無線回線を含むシ
ステムでは適応的に誤りを補正する方法が望まれる。本
発明の目的は、コードレス電話のような無線伝送が介在
したシステムにおいて従来の問題点であるバースト誤り
の影響を軽減し、再生音声の劣化を軽減し、特に特定の
話者の音声の劣化を軽減することのできるＡＤＰＣＭ補
正方式を提供するものである。
ステムでは適応的に誤りを補正する方法が望まれる。本
発明の目的は、コードレス電話のような無線伝送が介在
したシステムにおいて従来の問題点であるバースト誤り
の影響を軽減し、再生音声の劣化を軽減し、特に特定の
話者の音声の劣化を軽減することのできるＡＤＰＣＭ補
正方式を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するために、復調された適応差分ＰＣＭ符号のデータ
および冗長データから誤りを検出する誤り検出手段と、
前記誤り検出手段により検出された誤りの数をカウント
する誤りカウント手段と、前記カウント手段でカウント
された適応差分ＰＣＭ符号のデータを誤り数によって任
意の長さで置換するデータ置換を行うデータ置換手段
と、前記適応差分ＰＣＭ符号のデータを適応差分ＰＣＭ
復号してＰＣＭ符号を出力するＡＤＰＣＭ復号器と、前
記ＡＤＰＣＭ復号器から出力されたＰＣＭ符号を数フレ
ーム記憶するＰＣＭ記憶手段と、前記データ置換手段に
用いられる置換パターンを前記ＰＣＭ記憶手段のＰＣＭ
符号から生成する置換パターン生成手段と、前記生成さ
れた置換パターンを記憶する置換パターン記憶手段と、
前記ＡＤＰＣＭ復号器から出力されたＰＣＭ符号をアナ
ログ信号に復号するＰＣＭ復号器とを設けることによ
り、バースト誤りを補正する。
決するために、復調された適応差分ＰＣＭ符号のデータ
および冗長データから誤りを検出する誤り検出手段と、
前記誤り検出手段により検出された誤りの数をカウント
する誤りカウント手段と、前記カウント手段でカウント
された適応差分ＰＣＭ符号のデータを誤り数によって任
意の長さで置換するデータ置換を行うデータ置換手段
と、前記適応差分ＰＣＭ符号のデータを適応差分ＰＣＭ
復号してＰＣＭ符号を出力するＡＤＰＣＭ復号器と、前
記ＡＤＰＣＭ復号器から出力されたＰＣＭ符号を数フレ
ーム記憶するＰＣＭ記憶手段と、前記データ置換手段に
用いられる置換パターンを前記ＰＣＭ記憶手段のＰＣＭ
符号から生成する置換パターン生成手段と、前記生成さ
れた置換パターンを記憶する置換パターン記憶手段と、
前記ＡＤＰＣＭ復号器から出力されたＰＣＭ符号をアナ
ログ信号に復号するＰＣＭ復号器とを設けることによ
り、バースト誤りを補正する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、図１により本発明の一実施
形態を説明する。復調されたＡＤＰＣＭ符号およびＣＲ
Ｃ等の冗長データが誤り検出器２１に入力され、誤りの
有無が出力される。誤り検出部２１から出力されたデー
タは誤りカウント部２２に入力され、一定の時間ごとに
誤り数がカウントされる。この誤り数がパターン生成器
２６に入力され、誤り数に応じて、置換パターンの長さ
を変える。このとき、誤り数が多い時は置換パターンの
長さを長くし、誤り数が少ない時は置換パターンの長さ
を短くする。例えば、誤り率が５０％のとき２０ｍｓの
データの置換パターンで、誤り率が２５％の時１０ｍｓ
のデータの置換パターンで置換処理を行い、誤り率が０
％の時は置換処理を行わない。
形態を説明する。復調されたＡＤＰＣＭ符号およびＣＲ
Ｃ等の冗長データが誤り検出器２１に入力され、誤りの
有無が出力される。誤り検出部２１から出力されたデー
タは誤りカウント部２２に入力され、一定の時間ごとに
誤り数がカウントされる。この誤り数がパターン生成器
２６に入力され、誤り数に応じて、置換パターンの長さ
を変える。このとき、誤り数が多い時は置換パターンの
長さを長くし、誤り数が少ない時は置換パターンの長さ
を短くする。例えば、誤り率が５０％のとき２０ｍｓの
データの置換パターンで、誤り率が２５％の時１０ｍｓ
のデータの置換パターンで置換処理を行い、誤り率が０
％の時は置換処理を行わない。
【０００８】この置換パターンが置換パターンメモリ２
７に入力され、データ置換器２３によって、前記誤り数
に応じてＡＤＰＣＭ符号が置換パターンによって置き換
えられる。
７に入力され、データ置換器２３によって、前記誤り数
に応じてＡＤＰＣＭ符号が置換パターンによって置き換
えられる。
【０００９】置き換えられたＡＤＰＣＭ符号がＡＤＰＣ
Ｍ復号器２４に入力され、ＰＣＭ符号に復号される。復
号されたＰＣＭ符号は一定時間ごとにＰＣＭメモリ２５
に蓄えられ、パターン生成器２６に入力され、一定時間
ごとにパターンが生成される。このパターン生成時間は
誤り数によって前記置換処理により決定される。
Ｍ復号器２４に入力され、ＰＣＭ符号に復号される。復
号されたＰＣＭ符号は一定時間ごとにＰＣＭメモリ２５
に蓄えられ、パターン生成器２６に入力され、一定時間
ごとにパターンが生成される。このパターン生成時間は
誤り数によって前記置換処理により決定される。
【００１０】一方、ＰＣＭ信号がＰＣＭ復号器２８に入
力され、アナログ音声信号が出力され、補正された音声
信号が得られる。
力され、アナログ音声信号が出力され、補正された音声
信号が得られる。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明は、ＰＣＭ信号から
置換パターンを作成し、すなわち、特定の話者ごとに置
換パターンが異なり、特定の話者の音声の劣化を軽減
し、特定の話者に適した補正をする。また、置換パター
ンの長さを適応的に変えて置き換えることにより、従来
の補正手段より効率的にバースト誤りを補正することが
できる。さらに従来は特定パターンにより置換を行って
いたので良好な音声を補正してしまう場合があったが、
随時置換パターンを作成することにより、良好な音声を
誤って補正してしまう確率が少なくなる。また、誤り率
に対応し、置換パターンの長さを変えているので、誤り
率が悪い状態においても良好な音声を保つことができ
る。
置換パターンを作成し、すなわち、特定の話者ごとに置
換パターンが異なり、特定の話者の音声の劣化を軽減
し、特定の話者に適した補正をする。また、置換パター
ンの長さを適応的に変えて置き換えることにより、従来
の補正手段より効率的にバースト誤りを補正することが
できる。さらに従来は特定パターンにより置換を行って
いたので良好な音声を補正してしまう場合があったが、
随時置換パターンを作成することにより、良好な音声を
誤って補正してしまう確率が少なくなる。また、誤り率
に対応し、置換パターンの長さを変えているので、誤り
率が悪い状態においても良好な音声を保つことができ
る。
【図１】本発明のＡＤＰＣＭ補正方式を実施するための
回路構成を示すブロック図。
回路構成を示すブロック図。
【図２】従来のＡＤＰＣＭ補正方式の回路構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
２１ 誤り検出部 ２２ 誤りカウント部 ２３ データ置換器 ２４ ＡＤＰＣＭ復号器 ２５ ＰＣＭメモリ ２６ パターン生成器 ２７ 置換パターンメモリ ２８ ＰＣＭ復号器
Claims (1)
- 【請求項１】復調された適応差分ＰＣＭ符号のデータお
よび冗長データから誤りを検出する誤り検出手段と、前
記誤り検出手段により検出された誤りの数をカウントす
る誤りカウント手段と、前記カウント手段でカウントさ
れた適応差分ＰＣＭ符号のデータを誤り数によって任意
の長さで置換するデータ置換を行うデータ置換手段と、
前記適応差分ＰＣＭ符号のデータを適応差分ＰＣＭ復号
してＰＣＭ符号を出力するＡＤＰＣＭ復号器と、前記Ａ
ＤＰＣＭ復号器から出力されたＰＣＭ符号を数フレーム
記憶するＰＣＭ記憶手段と、前記データ置換手段に用い
られる置換パターンを前記ＰＣＭ記憶手段のＰＣＭ符号
から生成する置換パターン生成手段と、前記生成された
置換パターンを記憶する置換パターン記憶手段と、前記
ＡＤＰＣＭ復号器から出力されたＰＣＭ符号をアナログ
信号に復号するＰＣＭ復号器とを設けることにより、バ
ースト誤りを補正していくことを特徴とするＡＤＰＣＭ
補正方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6612996A JPH09261185A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | Ａｄｐｃｍ補正方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6612996A JPH09261185A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | Ａｄｐｃｍ補正方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09261185A true JPH09261185A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13306959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6612996A Pending JPH09261185A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | Ａｄｐｃｍ補正方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09261185A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5928379A (en) * | 1996-06-28 | 1999-07-27 | Nec Corporation | Voice-coded data error processing apparatus and method |
| WO2007072819A1 (ja) * | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Nec Corporation | 符号変換装置及びそれに用いる符号変換方法並びにそのプログラム |
| JP2009188578A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Panasonic Corp | Ａｄｐｃｍ音声伝送システムの音声処理装置およびその音声処理方法 |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP6612996A patent/JPH09261185A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5928379A (en) * | 1996-06-28 | 1999-07-27 | Nec Corporation | Voice-coded data error processing apparatus and method |
| WO2007072819A1 (ja) * | 2005-12-21 | 2007-06-28 | Nec Corporation | 符号変換装置及びそれに用いる符号変換方法並びにそのプログラム |
| US7728741B2 (en) | 2005-12-21 | 2010-06-01 | Nec Corporation | Code conversion device, code conversion method used for the same and program thereof |
| KR101013642B1 (ko) * | 2005-12-21 | 2011-02-10 | 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 | 부호 변환 장치 및 이에 이용되는 부호 변환 방법 및 그 프로그램이 기록되어 있는 컴퓨터 판독 가능 기록 매체 |
| JP4983606B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2012-07-25 | 日本電気株式会社 | 符号変換装置及びそれに用いる符号変換方法並びにそのプログラム |
| JP2009188578A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Panasonic Corp | Ａｄｐｃｍ音声伝送システムの音声処理装置およびその音声処理方法 |
| US8407536B2 (en) | 2008-02-05 | 2013-03-26 | Panasonic Corporation | Voice processing apparatus and method for detecting and correcting errors in voice data |
| US9021318B2 (en) | 2008-02-05 | 2015-04-28 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Voice processing apparatus and method for detecting and correcting errors in voice data |
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