JPH07183855A - 音声信号通信装置および伝送方法並びに受信機 - Google Patents

音声信号通信装置および伝送方法並びに受信機

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JPH07183855A
JPH07183855A JP6251047A JP25104794A JPH07183855A JP H07183855 A JPH07183855 A JP H07183855A JP 6251047 A JP6251047 A JP 6251047A JP 25104794 A JP25104794 A JP 25104794A JP H07183855 A JPH07183855 A JP H07183855A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのステーション間での音声信号伝送にお
いて、受信されたビットブロック中の著しく小さい障害
も検出可能し、音声信号において最小の影響しか生じな
いようにする。 【構成】 チャネルデコーダ24は、第1のエラー出力
側26に検査ワードエラー信号を供給し、少なくとも1
つの別のエラー出力側25、27に、受信されたビット
ブロックにおけるエラー度を指示する別のエラー信号を
供給する。エラーマスキング回路30、34は、先行す
るビットブロックの複数のコードワードだけをメモリ5
2に記憶し、検査ワードエラー信号および別のエラー信
号に依存して、受信されたビットブロックの少なくとも
複数のコードワードを別の仕方で修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1ステーションと少
なくとも1つの第2ステーションを有し、当該ステーシ
ョン間で音声信号を伝送するための装置に関する。この
場合、各ステーションは伝送部と受信機とを有してお
り、前記伝送部は、所定の長さのタイムスロットの音声
信号を複数ビットのコードワード群に変換し、チャネル
ビットをビットブロックとして伝送するものであり、前
記受信機は、受信部とチャネルデコーダとを有してお
り、前記受信部は、伝送されたビットブロックを受信お
よび復調してチャネルビットを形成するものであり、前
記チャネルデコーダは異なる意味を有するコードワード
群を前記チャネルビットからチャネル出力側にて形成
し、かつエラー検知信号を少なくとも1つのエラー出力
側に形成するものであり、少なくとも1つのステーショ
ンは、チャネル出力側と接続されたエラーマスキング回
路と音声デコーダとを有しており、前記エラーマスキン
グ回路は、先行するビットブロックのコードワード群に
対するメモリを、エラー検知信号に応答して修正コード
ワード群を形成するために有しており、前記音声デコー
ダは、修正コードワード群から音声信号を形成するもの
である。さらに本発明は、上記のようにして形成された
ビットブロックを受信するための受信機、ならびに音声
信号伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】第1ステーションがベースステーション
であり第2ステーションが移動ステーションであるこの
種のシステムは、ドイツ連邦共和国ではD1ネットワー
クおよびD2ネットワークと称するGSMフルレート規
格によるディジタルヨーロッパ移動無線システムに相応
し、これについてはたとえば "Frequenz" 42, (1988),V
ol 2/3, 第85頁〜93頁で述べられている。たとえば
サンプルごとに8bitを有し8KHzのサンプリング
周波数の対数PCMコーディングによる場合のように、
十分な品質を有する音声信号を伝送するためには、64
kbit/sのビットレートが必要であり、これは有線
電話システムにおいて得られるものである。ディジタル
無線電話回線網における伝送については、周波数を節約
する理由から音声信号のための有効なビットレートは最
大で13kbit/sに制限されており、したがって十
分な品質で音声信号を伝送するためにはソースコーディ
ング方式を用いる必要がある。この目的で、音声信号の
20msの各期間ごとに、コヒーレントビットブロック
として伝送される複数のコードワードを得るために、音
声信号は上述の文献からも知られているように複雑な手
法で処理される。1つのビットブロックのコードワード
は種々異なる意味を有しており、これらのコードワード
中の障害は伝送すべき音声信号に様々な作用を及ぼし、
さらにはコードワードのいずれのビット位置に障害があ
るのかも重要である。
【0003】この理由で、コードワード中に生じ伝送す
べき音声信号に最も大きな作用を及ぼしているビットが
まとめられ、これに1つの検査ワードが設けられる。こ
れにより受信側でいっそう容易に品質特性を得ることが
でき、音声データ伝送時に不快なノイズが生じてしまう
ほどにチャネルデコーディング後にもビットブロックが
依然として障害を受けているか否かを、いっそう良好に
識別することができる。これに加えて、検査ワードによ
り保護されたこれらのコードワードビットは、たいして
作用を及ぼさない別のビットといっしょにチャネルコー
ディングされ、これによりある程度のエラー補正が可能
になる。コードワードの最下位ビット位置ではエラーに
よっても伝送すべき音声信号中に著しく不快な障害を発
生させないが、この位置は良好な音声品質にとっては重
要であって、この位置にあるビットは結局はそれ以上コ
ーディングされず、コーディングされないまま伝送され
る。公知の移動無線電話システムの場合、検査ワードを
介してエラーが検出された場合にのみ、受信されたビッ
トブロックまたはそれらのブロックから導出されたコー
ドワードに対してエラーマスキング処理が施される。そ
の理由は、このような場合にのみ音声信号中で著しい障
害があると想定されているからである。そしてそのよう
な障害が生じた場合、先行のビットブロックのコードが
反復される。たしかにこのことによってある程度の音声
信号の誤りが生じるが、この現象は、最上位ビット位置
で障害を受けているコードワードから形成された音声信
号よりも主観的にはたいして不快なものではない。
【0004】検査ワードによるコードワードの最上位ビ
ットの保護が必ずしも十分ではないことが判明した。そ
の理由は、殊に障害がいっそう著しい場合、障害により
引き起こされたエラーが互いに相殺し合うために、これ
らのコードワードの最上位ビットは、検査ワードを介し
てエラーが検出されなくても障害を受けている可能性が
あるからである。他方、ほとんどあるいはまったくエラ
ー保護されておらず障害/エラーが受信側で検出不可能
であるようなコードワードの別のビット位置において生
じた著しい障害は、送信された音声信号においてきわめ
て不快なノイズとして依然として現れる可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、冒頭で述べた形式のシステムにおいて、受信され
たビットブロック中の著しく小さい障害も検出可能に
し、種々の度合いの障害を処理できるようにして、生成
された音声信号においてできるかぎり最小の影響しか生
じないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および利点】本発明によれ
ばこの課題は、音声信号伝送装置の少なくとも複数のス
テーションのチャネルデコーダは、第1のエラー出力側
に検査ワードエラー信号を供給し、すくなくとも1つの
別のエラー出力側に、受信されたビットブロックにおけ
るエラー度を指示する別のエラー信号を供給するように
構成されており、前記エラーマスキング回路は、先行す
るビットブロックの複数のコードワードだけをメモリに
記憶し、検査ワードエラー信号および前記別のエラー信
号に依存して、受信されたビットブロックの少なくとも
複数のコードワードを別の仕方で修正するように構成さ
れていることにより解決される。
【0007】本発明が基礎とする認識は、チャネルデコ
ーディングにおいて、検査ワードだけによる公知のシス
テムで可能であるよりも、受信されたビットブロックに
おける障害に関して著しく多くのメッセージが得られる
ようにする点にある。他方、1つのビットブロックのコ
ードワードはそれぞれ異なる意味を有しており、したが
って生成すべき音声信号に対しそれぞれ異なる作用を有
しているので、これら種々異なるコードワードも、本発
明によれば種々の障害の場合に様々に修正される。この
ことにより、受信されたビットブロックにおける障害の
場合、送信された音声信号の品質が著しく改善される。
【0008】上述の無線電話システムの場合、各ステー
ションにおいて送信部は第1、第2、第3および第4の
コードワード群を各タイムスロットの音声信号から生成
し、これらのコードワード群には複数のビットが含まれ
ており、これらは、すべてのコードワードのあらかじめ
定められたビット位置における複数のビットから少なく
とも1bitの検査ワードを形成し、この検査ワードを
当該ビットブロックのチャネルビットとともに伝送する
ためのものである。このような無線電話システムにおい
て本発明の1つの実施形態によれば好適であるのは、第
1エラー出力側から検査ワードエラー信号を供給し、こ
れに加えて第2エラー出力側からエラー値を供給するよ
うにチャネルデコーダを構成することであり、さらにこ
の場合、エラーマスキング回路は、エラー値を複数のエ
ラー閾値と比較する第1閾値比較器と、少なくとも検査
ワードエラー信号に依存して第1エラー出力側に障害識
別信号を発生させるためにチャネルデコーダの少なくと
も第1エラー出力側と結合された障害識別回路と、エラ
ー閾値の超過と障害識別信号とに依存して複数の種々異
なるエラークラス信号のうちの1つを発生させるために
第1閾値比較器と結合された識別類別回路とを有してい
る。さらにこのエラーマスキング回路は、エラークラス
信号により駆動されたコードワード制御器を有してお
り、この制御器は、生成されたエラークラス信号に依存
して少なくともチャネルデコーダにより供給される複数
のコードワード群を修正するものであって、いっそう具
体的には、チャネルデコーダにより供給された複数のコ
ードワード群の代わりにメモリのコードワードから導出
された1つのコードワード群を用いるものである。エラ
ー閾値により簡単な手法で複数のエラークラスを形成す
ることができ、きわめて少数のエラークラスだけですで
に各コードワード群を個別に修正できる。いくつかのコ
ードワード群は合成タイムスロット中の音声信号に対し
著しく作用を及ぼすので、エラーレートが低い場合には
これらのコードワード群の修正ですでに有利である。も
ちろん、エラーレートがいっそう高い場合には他のコー
ドワード群も修正する必要がある。
【0009】公知の無線電話システムの場合、固定ステ
ーションから伝送されたビットブロックに対するエラー
マスキング処理は、移動ステーションにおいてまとめて
行われる。逆に、移動ステーションにより伝送されたビ
ットブロックについて実行されるべきエラーマスキング
処理は固定ステーションでは実行されないが、固定ステ
ーションはチャネルデコーディングを行い、受信したコ
ードワードを、検査ワードを介して検出されたエラーを
表す信号とともに中央ステーションへ送信し、ここにお
いてエラーマスキング処理が実行されて音声信号が再び
生成され、有線電話回線網へ供給される。このようにエ
ラーマスキング処理が実行される理由は殊に、このエラ
ーマスキング処理は、受信したコードワードから音声デ
ータを生成する装置とともに全体を構成するとみなされ
ているからであり、さらに、固定ステーションと中央ス
テーションとの間の接続は制限された1つの帯域幅しか
有していないからである。このように帯域幅が制限され
ているために、基本的にチャネルデコーディング中に形
成され得る受信されたビットブロックの信頼性に関して
僅かな情報信号だけしか伝送できないので、検査ワード
を介してエラーが検出された場合、簡単なエラーマスキ
ング処理だけしか、つまり、先行のビットブロックのコ
ードワードの反復だけしか行えない。他方、固定ステー
ションと中央ステーションとの間の伝送フォーマット
は、特定の制御情報に加えて複数のコードワードと、コ
ードワードを介して検出されたエラーを表す1つのビッ
トだけしか伝送されないように定められている。いっそ
う広範囲にわたるエラーマスキング処理を上記の伝送フ
ォーマットを変更することなく実行するために、第1ス
テーションが固定ステーションであり第2ステーション
が移動ステーションである本発明によるシステムにおい
て好適であるのは、本発明によるさらに別の実施形態に
よれば、固定ステーションにおいてもチャネルデコーダ
は少なくともエラー信号を生成するように構成されてお
り、エラーマスキング回路は、固定ステーションにおけ
るエラー信号に依存してチャネルデコーダのコードワー
ドを修正するように構成されている。したがって、エラ
ーマスキング処理は音声信号の再生とは完全に別個に実
行され、このため広範囲にわたるエラーマスキング処理
を実行することができる。それというのは固定ステーシ
ョンにおいて、チャネルデコーダとエラーマスキング装
置との間でほとんど任意の個数の情報信号を交換できる
からである。この場合には常に、エラーマスキング装置
においてすでに処理されたコードワードが生成され、検
査ワードを介して検出されたエラーを表すべきビット
は、エラーのない検査ワードに相応する信号値をとり続
ける。その結果、中央ステーションではいかなる修正も
実行する必要はなく、この中央ステーションはもはやエ
ラーマスキング処理を実行しない。その理由は、中央ス
テーションはエラーなしとラベルされたコードワードを
受信するからである。このように、本発明による広範囲
にわたるエラーマスキング処理の実行は、公知の無線電
話システムと両立性がある。
【0010】また、本発明は、音声信号が、複数のビッ
トから成りかつ異なる意味を有する複数のコードワード
群に変換され、これらのコードワード群のビットが、チ
ャネルコードのチャネルビットに変換される、所定の持
続時間のタイムスロッットの音声信号で形成されている
ビットブロックを受信するシステムのための受信機に関
し、前記受信機は、受信部とチャネルデコーダとを有し
ており、前記受信部は、伝送されたビットブロックを受
信および復調してチャネルビットを形成するためのもの
であり、前記チャネルデコーダは異なる意味を有するコ
ードワード群を前記チャネルビットからチャネル出力側
にて形成するものであり、また、前記受信機は、チャネ
ル出力側に接続されたエラーマスキング回路と音声デコ
ーダとを有しており、前記エラーマスキング回路は、先
行するビットブロックのコードワード群に対するメモリ
を、エラー検知信号に応答して修正コードワード群を形
成するために有しており、前記音声デコーダは、修正コ
ードワード群から音声信号を形成する物である受信機で
ある。
【0011】そのような受信機は、チャネルデコーダが
受信したビットブロック内の誤りの程度を示すエラー信
号を少なくとも1つのエラー出力側に生成するために配
設されていること、およびエラーマスキング回路が、前
のビットブロックのいくつかのコードワードだけをメモ
リ内に記憶し、エラー信号に依存して受信したビットブ
ロックの少なくとも1つのコードワードを異なる方法で
修正するために配設されていることを特徴としている。
【0012】チャネルデコーダから、誤りの程度に関す
るより正確な情報を得ることができる場合、エラーをマ
スクするための様々な手法を目的に応じて用いることが
できる。本発明によると、所定のエラー、つまり誤りに
ついて、いくつかのビットブロックも固定値に置換する
ことができるので、コードワード群を修正するために、
前のビットブロックの全てのコードワード群を記憶する
必要はない。このことは実施例において詳細に説明す
る。
【0013】冒頭に定義した無線電話システムにおい
て、各受信機は、チャネルの出力側に第1コードワード
群、第2コードワード群、第3コードワード群、および
第4コードワード群を生成し、第1エラー出力側に各ビ
ットブロックからの検査ワードのエラー信号を生成する
チャネルデコーダを有しており、ここで伝送音声信号を
再構成するために、第1コードワード群はフィルタ係数
を示し、第2コードワード群は振幅値を示し、第3コー
ドワード群は長期係数を示し、第4コードワード群は音
声信号の各符号化された残余信号を示しており、前記検
査ワードのエラー信号は、ビットブロック内に含まれた
検査ワードから得られる。本発明による受信機の実施例
によると、この場合は特に、チャネルデコーダが第2エ
ラー出力側にエラー値を供給するために配設されている
ことは好適であり、エラーマスキング回路は、第1の閾
値比較器と、エラーインジケータと、類別回路と、コー
ドワード制御器とを有し、前記第1の閾値比較器は、エ
ラー値を異なる閾値と比較するものであり、前記エラー
インジケータは、チャネルデコーダの少なくとも第1エ
ラー出力側に接続されており、誤り標識信号を第1エラ
ー出力側に少なくとも検査ワードエラー信号に依存して
形成するものであり、前記類別回路は、第1の閾値比較
器に接続されており、複数の異なるエラークラス信号の
1つをエラー閾値の超過および誤り標識信号とに依存し
て形成するものであり、また前記エラーマスキング回路
は、形成されたエラークラス信号に依存して、エラーク
ラス信号によりドライブされるコードワード制御器を有
しており、チャネルデコーダから供給された最初の少な
くとも2つのコードワード群を、たとえばメモリのコー
ドワードから得られるコードワード群と置換することに
よって修正する。種々のエラー閾値との比較によるエラ
ークラスの構成により、コードワード群を簡単に目的に
応じて修正することができる。
【0014】本発明による受信機の別の実施例は、実施
態様から明らかである。
【0015】また、本発明は、冒頭に定義された方法に
より、第1ステーションと少なくとも1つの第2ステー
ションとの間で音声信号を伝送する方法に関し、所定の
タイムスロットの音声信号を複数のビットからなるコー
ドワードに変換し、ここで該コードワードはそれぞれ異
なる意味を有するものであり、該ビットは、チャネル符
号のチャネルビットに再符号され、ビットブロックとし
て伝送されたものであり、該ビットブロックから受信側
端部でチャネルデコードすることにより、コードワード
とクオリティフィーチャを得て、修正されたコードワー
ドを生成するための所定のエラーマスキング手法をトリ
ガし、クオリティフィーチャを介して誤りが検出された
とき、伝送音声信号を修正されたコードワードから形成
する。
【0016】この方法を用いて、エラーマスキングの適
切な手法を、受信したビットブロックの様々な誤りの程
度に対して適応できるので、各誤りに対して、伝送され
た音声信号の最も誤りのない作用が得られる。したがっ
て、本発明による方法は、受信したビットブロックの信
頼性、たとえばエラーの性質についての情報信号が、チ
ャネルデコード中のクオリティフィーチャとして生成さ
れ、情報信号に依存して、チャネルデコード中に得られ
るコードワードに含まれる各コードワードが、エラーマ
スキング手法によりそれぞれに修正されることを特徴と
している。
【0017】本発明の方法は、チャネルデコード中に、
より正確に誤りの程度を検出する可能性に基づいてお
り、故に目的に応じたエラーマスキングのための異なる
手法を実施することに基づいている。
【0018】特に、伝送音声信号を再構成するために、
受信されたビットブロックにおける第1コードワード群
はフィルタ係数を表し、第2コードワード群は振幅値を
表し、第3コードワード群は長期係数を表し、第4コー
ドワード群は符号化された音声信号の各残余信号を表
し、コードワード群の所定のビットを、送信側端部で検
査ワードと結合し、前記検査ワードは受信側端部にて再
生される前述の公知の無線電話通信システムにおいて、
チャネルデコードの間に、予測されたビットエラー率に
応じてエラー値を形成し、別のエラー閾値と比較される
ことは有利であり、エラー閾値の超過および誤り標識と
に応じて、複数の所定のエラークラスのうちの1つを形
成し、ここで誤り標識は、検査ワードによって検出され
たエラーに少なくとも依存するものであり、複数のエラ
ークラスに対して、最初の少なくとも2つのコードワー
ド群を修正する。エラークラスを形成することにより、
簡単な方法でコードワードを修正する手法を選択するこ
とができる。
【0019】公知の電話通信システムにおいて、誤り標
識は、検査ワードを介するエラーの検出と、音声情報を
有しない制御ワードのビットブロックの識別とに依存し
ている。しかし、最も適切なマスキング手法に対して、
さらにエラーの性質を考慮すべきである。2、3のエラ
ークラスだけを適用できる、エラーマスキングの程度が
実施可能な本発明の別の実施例において、誤り標識は2
進値であり、以下の条件の少なくとも1つが満たされる
とき形成される。
【0020】a)エラーが検査ワードにより検出された
場合 b)チャネルデコードの間に形成されたメトリック値が
所定のメトリック閾値を上回る場合 c)エラー値が所定の第1エラー閾値を上回る場合 第1のエラークラスを、エラー値が第2のエラー閾値と
第3のエラー閾値との間にあり、かつ2進誤り標識が欠
けているときに発生し、当該第1のエラークラスについ
て、第1のコードワードにて、少なくとも最初の2つの
フィルタ係数に対する指示をフィルタ閾値と比較し、少
なくとも1つの指示が前記フィルタ閾値を上回る場合、
修正された第1のコードワード群を先行する記憶された
ビットブロックの第1のコードワード群により形成し、
第2のコードワード群にて、各振幅値を平均振幅値と比
較し、該平均振幅値は先行するビットブロックの振幅値
から導出されたものであり、修正コードワード群におい
て当該平均振幅値から所定の程度異なる場合、各振幅値
を当該平均振幅値によって置換し、修正された第3およ
び第4のコードワード群は相応する受信されたコードワ
ード群と同じであり、第2のエラークラスを、誤り標識
が存在する際にエラー値が第4のエラー閾値を上回らな
いか、または誤り標識が欠けている際に、先行するビッ
トブロックに誤り標識が存在しており、かつ瞬時のビッ
トブロックのエラー値が第5のエラー閾値を上回るとき
に発生し、当該第2のエラークラスに対しては、修正さ
れた第1および第2のコードワード群に等しく、第3の
エラークラスを、誤り標識が存在する際に、エラー値が
第4のエラー閾値を上回るときに発生し、当該第3のエ
ラークラスに対しては、修正された第1、第2および第
3のコードワード群は先行するビットブロックの記憶さ
れたコードワード群であり、修正された第4のコードワ
ード群はランダム値から成る。
【0021】ここで、修正された第4のコードワード群
が、受信したコードワード群またはランダム値のいずれ
かから成り、先行するビットブロックの第4のコードワ
ード群が本目的のために決して用いられないことは好適
であり、第4のコードワード群は非常に多くのビットか
ら成るものであるので、先行するビットブロックのコー
ドワードを記憶するメモリを小さな容量にすることがで
きる。
【0022】この公知の無線電話装置においては、固定
のパターン符号語を含むビットブロックだけでなく、制
御情報を含むビットブロックも伝送される。しかし後者
は、符号語を含むビットブロックよりも著しくまれにし
か発行されない。このことは広範な制御情報の伝送の可
能性を制限し、非常に多くの相続くビットブロックを必
要とし、そのため著しく多くの時間を必要とする。その
ため、例えば移動局が別の固定局接続変更される場合の
ように、多量の制御情報が伝送されるべき時は、通常は
音声情報のために保存されている完全なビットブロック
は、この公知の装置においては制御情報のために使用さ
れる。そのためこのビットブロックは音声情報または音
声復号化のための符号語は含まない。この事例は、著し
く強く障害を受けて受信される、音声信号から成る符号
語を含むビットブロックに対して当てはまる。そのため
このビットブロックは伝送されるべき音声信号を形成す
るためには使用できない。そのため有利に本発明の第1
実施例によれば、音声情報のない制御語として検出され
るビットブロックのために、エラーマスキング手段が第
3のエラー階級に応じて実施される。このようにして、
制御情報だけを含むビットブロックは、送出される音声
信号をほとんど作用しない。
【0023】伝送路に障害のある場合は、その結果、音
声信号の再生のために1つのビットブロックだけでなく
2つ以上の相続くビットブロックが使用できないか、ま
たは制限された範囲でしか使用できない。この場合、障
害を受けて受信されたビットブロックが著しく長く相続
く時は、直前に障害なく受信されたビットブロックの全
部の符号語のそのままの反復は、再生された音声信号の
顕著な品質低下を生ぜさせる。そのため公知の無線電話
装置においては通常は、2つの相続くビットブロックに
おいて、テスト語を介してエラーが検出されると、第1
の修正された符号語群は、記憶された、先行のビットブ
ロックの第1の符号群であり、第2の修正された符号語
群は、所定値だけ低減された、記憶された第2の符号語
群の振幅値を含み、さらに記憶された第2の符号語群
は、修正された第2の符号語群により置き換えられる。
その結果、使用者に対してそれほど障害とはならない、
音の強さの点で弱くなってゆく音声信号がされる。これ
に対する別の改善手段は本発明の別の実施例により次の
ように特徴づけられている、即ち第2のエラークラスの
形成されているビットブロックにおいて、第3および第
4の修正された符号語群はこのビットブロックの変化さ
れない相応の符号語群であり、さらに第3のエラークラ
スが形成されているビットブロックにおいて、第2の修
正された符号語群は全部の振幅値に対して、最小の振幅
値と最大の振幅値を除いて、記憶されている第2の符号
語群の振幅値から形成される平均値を含み、さらに第3
の修正された符号語群は記憶されている、先行のビット
ブロックの第3の符号語群であり、第4の修正された符
号語群はランダム値から成ることにより特徴づけられて
いる。この場合もどの程度の影響を、受信されたビット
ブロックにおける障害が有するかが区別される。その結
果、障害がそれほど大きくない時は障害のあるビットブ
ロック中の情報の部分がなお使用される。その結果、障
害を受けないかまたはわずかしか障害を受けていないビ
ットブロックが受信される時は、再生された音声信号に
おいて一層良好な過渡特性が実現される。この場合も、
至近に障害なく受信されたビットブロックから成る第4
の符号語群の記憶は必要とされない。
【0024】音声の中断−この期間は音声信号が伝送さ
れずバックグランドノイズだけが伝送される−の時に、
送信機のエネルギーは特に移動局においては節約すべき
である。この理由により、大部分のエネルギーを消費す
る送信機はほとんど完全に遮断される。しかしこのこと
は受信側で検出可能にする必要がある。そのため公知の
無線電話装置においては通常は、音声の一時停止中はバ
ックグランドノイズが音声信号として発生される。この
ノイズは、バックグランドノイズビットブロックとして
特徴づけられるビットブロックの最初の2つの符号語群
から形成される。この種のバックグランドノイズビット
ブロックは音声信号の終りに1回送信され、次に、著し
く長い一時停止が生ずると0.5秒毎に送信される。し
かしこの種のバックグランドノイズビットブロックの伝
送中に、例えば強すぎるバックグランドノイズとしてま
たは耳ざわりに感ぜられる障害ノイズとして、再生され
る音声信号中に作用する障害も発生し得る。そのため公
知の無線電話装置においては、受信されたバックグラン
ドノイズの中に検査語を用いてエラーが検出されると、
至近に障害なく受信されたビットブロック−これは音声
信号に後続するバックグランドノイズビットブロック中
の、この音声信号のための最後のビットブロックである
−の最初の2つの符号語群が用いられる。第3と第4の
符号語群のためにはそのまま常に固定の値ないしランダ
ム値が用いられる。しかしこの場合もバックグランドノ
イズビットの伝送中に、検査語を介してエラーが検出で
きない欠点が生ずるおそれがある。この場合、次のバッ
クグランドノイズビットブロックの伝送まで、正しくな
い符号語が発生され障害と感ぜられるバックグランドノ
イズビットブロックが、約2分の1秒にわたり再生され
るおそれがある。そのため本発明の別の実施例によれば
好適に、許容可能に検出されるバックグランドノイズビ
ットブロック−この中ではエラー値は所定の6番目のエ
ラー閾値を下回わる−のために、修正された第1の符号
語群は受信された第1の符号語群であり、さらに受信さ
れた第2の符号語群の中では2つの極端な振幅値が除外
され、残りの振幅の平均値が、修正された第2の符号語
群における全部の振幅値のために用いられ、さらに許容
可能に検出されたバックグランドノイズビットブロック
−この中でエラー値は第6のエラー閾値を上回わるかま
たはこの中で故障標識が存在している−のために、また
は許容不可能に検出されたバックグランドノイズビット
ブロックのために、先行のビットブロックにおいて受信
された第1または第2の符号語が、修正された第1また
は第2の符号語群として用いられる。エラー値の考慮に
より、および振幅値から極端な値が除去され、その平均
値が求められることによりほとんど全部の状況の下で障
害のないバックグランドノイズが形成される。
【0025】エラーマスキングのための前述の手段にお
いて、受信されたビットブロックにおける予測されるビ
ットエラー頻度を示すエラー値が用いられる。
【0026】本発明の別の実施例によれば、この種のエ
ラー値は次のように形成されている、即ち復号化された
チャンネルビットが再びチャンネル符号化され、再符号
化されたビットはビット位置に関して、受信されたビッ
トのビットと比較され、さらに相異なるビット値を有す
るビット位置が計数を形成するために計数され、さらに
この計数値からエラー値が導出される。ビットのチャン
ネル符号化はわずかな回路とコストしか必要とせず、エ
ラー値はこのようにして簡単に形成される。
【0027】次に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例を添付図面に基づき詳細
に説明する。
【0029】図1には、GSM規準による無線電話シス
テムの個別ユニットの構成及び連関が、略示されてい
る。複数移動ステーション1〜7、例えば、自家用車内
に取り付けられた電話、又は、携帯電話としてユーザが
持ち歩いている電話は、無線リンクを介して固定ステー
ション12,14,16に結合されている。固定ステー
ション12,14,16は、線13,15,17により
中央ステーション10に結合されており、中央ステーシ
ョンは、線接続電話網11への接続部を形成する。移動
ステーション1〜7及び固定ステーション12,14,
16は、制御装置を有しており、制御装置は、要求に応
じて、無線接続を形成したり、切り換えたりし、即ち、
例えば、移動ステーション2が、固定ステーション14
の比較的近くに移動して、固定ステーション12への利
用可能な無線接続が、一層有利でなくなった場合であ
る。そのような場合、移動ステーション2の無線接続
は、固定ステーション14に自動的に切替られる。更
に、移動ステーション1〜7及び中央ステーション10
は、所謂GSM規準に応じたコードワードを形成するた
めにに、音声信号を広範囲な音声符号方式で処理し、G
SM規準は、例えば、前述の定期刊行物「Freque
nz」第42号、1988年、第2/3冊、第85頁〜
第93頁に記載されており、コードワードの所定ビット
位置のビットは、移動ステーション1〜7及び固定ステ
ーション12,14,16において、検査ワードを用い
て、又は、冗長チャネルコードを用いてコード化され、
それにより、受信端末での所定のエラーマスキングを行
なうことができる。高周波搬送波は、コード化ビットを
用いて変調され、その際、コード化ビットは、ビットブ
ロックで伝送される。本発明は、制御装置及び送信装置
には関係ないので、これ以上説明しない。
【0030】更に、各移動ステーション及び各固定ステ
ーションは、受信装置を有している。図2には、移動ス
テーションの受信装置が略示されている。受信装置は、
アンテナ20を有しており、アンテナは、通常のよう
に、それと同時に送信アンテナでもあり、受信回路22
は、高周波信号を増幅及び復号し、復号されたチャネル
ビットは、線23に送信され、チャネルデコーダ24に
供給される。チャネルデコーダ24は、チャネルビット
から、エラー訂正手段により、受信されたビットブロッ
クのコードワードを回復して、それを出力側29に送出
する。チャネルデコーダ24は、例えば、ヴィタービデ
コーダを有しており、ヴィタービデコーダは、復号され
たビットの信頼度の識別用のメトリック値を別の出力側
25に形成し、そのことは、例えば、シリーズ刊行物
「Informationstechnik」B.G.
Teubner,シュツッツガルト、1992年、の刊
行物「Kanalcodierung」M.Bosse
rt、特に、第8.5章に記載されている。更に、チャ
ネルデコーダ24は、線23のチャネルビット中に含ま
れているデータ内に、検査ワードを用いてエラーが検出
された場合、信号を出力側26に送出する。最後に、チ
ャネルデコーダ24は、出力側27に、受信されたビッ
トブロック中の評価されたエラー率の識別用のエラー値
を送出する。そのようなエラー値を発生する手段につい
て、以下説明する。
【0031】チャネルデコーダ24の各出力側は、ユニ
ット30に接続されており、ユニット30は、ここの移
動ステーション内に、エラーマスキング装置と音声デコ
ーダを有していて、それにより、スピーカ32を通して
可聴であるようにようにされた送信音声信号が発生され
る。音声信号の発生用の音声デコーダの構成は、出力側
での音声信号のコード化方式により決められ、同様に、
前述の刊行物から公知である。エラーマスキング装置の
基本構成、及び、それにより実行されるべきエラーマス
キング手法について、以下説明する。
【0032】図3には、固定ステーション、この場合に
は、ステーション12、及び、ステーション12に接続
された中央ステーション10の全受信路の概略ブロック
回路図が示されている。この受信路も、アンテナ20
と、固定ステーション12内のデコーダ22を具備した
受信器とを有しており、受信器は、高周波信号を増幅及
び復号して、その高周波信号を線23にチャネルビット
として送出する。これらのチャネルビットは、チャネル
デコーダ24に供給され、2つのユニット22,24
は、図2に構成された相応のユニットとほぼ同様に構成
されている。しかし、図3では、エラーマスキング回路
34は、チャネルデコーダ24、即ち、その出力側2
5,26,27,29に接続されており、エラーマスキ
ング回路34は、固定ステーションにも設けられてい
る。このエラーマスキング回路34は、全てのエラーマ
スキング手法を、チャネルデコーダ24により形成され
たコードワードにて実行し、直接、音声デコーダに供給
され、かつ、そこで処理されうるコードワードだけを形
成する。これらの変更されたコードワードは、線13
(所謂Abisインターフェースを示す)を介して、中
央ステーション10内の音声デコーダ36に供給され
る。このAbisインターフェース13を介して、付加
的な制御信号が、公知のように、時分割マルチプレック
スモードで送信され、付加的な制御信号の中に、送信さ
れたコードワード群にエラーがないかどうかを示す信号
が含まれる。コードワードの変更は、完全に、固定ステ
ーション内のエラーマスキング回路34で(これが可能
である限りで)実行されるので、このエラー信号は、常
に、論理0値を有しており、従って、中央ステーション
10内の音声デコーダ36では、エラーマスキング手法
を実行する必要はもはやない(通常使用されている装置
では必要である)。その際、音声デコーダ36での変更
は必要なく、通常設けられているエラーマスキング手段
は、全く使用しない。
【0033】復号化された音声信号は、中央ステーショ
ン10内の制御装置38に供給され、制御装置は、これ
らの音声信号を線接続された電話網11に送信する。
【0034】図2及び図3のチャネルデコーダ24の構
成は、図4に更に詳細に示されている。チャネルデコー
ダ24の本質的部分は、例えば、ヴィタービデコーダ6
0であり、ヴィタービデコーダ60は、ソフトデシジョ
ン情報として、即ち、信頼度情報として、線23上のチ
ャネルビットを受信して、復号されたコードワードを線
61に供給する。線23上のチャネルビットの一部分
は、チャネルコード化されておらず、その際には、デコ
ーダ60により変化されずに、そのまま送出される。更
に、デコーダ60は、メトリック値を線25に供給し、
メトリック値は、線61上の復号されたチャネルビット
の信頼度を示す。
【0035】送信側でのビットブロックのビットの一部
分は、検査ワードを有しており、この検査ワードは、3
ビットを有しており、いくつかのビット位置のビット値
の水平加算から得られる。検査ユニット72では、線6
1上の復号化されたビットに対して、この水平加算値が
再度形成されて、検査ワードの次の3ビットと比較さ
れ、一致しない場合には、エラー信号が線26上に発生
している。
【0036】線23上のチャネルビット流内では、コー
ドワードのビットは、正確な順序ではなく、できるかぎ
り最適なエラー保護を達成するために、スクランブルさ
れている。後続のエラーマスキング装置では、特に、音
声デコーダでは、コードワードは、コヒーレントである
必要があるが、それ故、ソートユニット70が設けられ
ており、ソートユニット70は、コードワードのビット
を再び正確な順序にして、完全なコードワードを線29
上に順次連続して供給する。
【0037】最後に、線61上の復号化されたビット
は、また、チャネルコード器62に供給され、チャネル
コード器62は、送信側のチャネルコード器と同様に構
成されており、実質的に、極めて僅かな数の遅延素子と
いくつかの結合素子を有している。この様にして、送信
エラーを全て訂正することができ、又は、エラーのない
送信状態である場合には、チャネルデコーダ60及びチ
ャネルコード器62による単純な遅延はともかくとし
て、線23と同じビットシーケンスが、チャネルデコー
ダ62の出力側63に生じる。線23上のチャネルビッ
トは、遅延段65で、この期間だけ遅延され、両信号シ
ーケンスは、比較器64に供給される。比較器64の2
つの入力側に、一致していないビット値が加わる際の全
てのビット位置が、カウンタ66でカウントされ、ビッ
トブロックの終端で、エラー値が、段68において、そ
の際、到達しているカウンタ66のカウント値から導出
され、特に、このカウント値を、固定の正規化値を用い
て正規化することによって導出され、このエラー値は、
線27上に供給される。チャネルデコーダ24の出力側
は、エラーマスキング装置に接続されており、エラーマ
スキング装置は、図2では、音声デコーダと共にユニッ
ト30を形成するが、図3では、別個のユニット34を
示す。別個のユニット34の構成については、図5を用
いて詳細に説明する。
【0038】図5中の線路25からのメトリック値は閾
値比較器46に供給される。この閾値比較器ではメトリ
ック値が線路49を介して供給された閾値THMと比較
される。この閾値THMは、例えば最適なメトリック値
から離れて存在し得る全ての領域全体の4/5又は80
%にある。閾値比較器46の出力側はORゲート44の
入力側に接続されている。このORゲート44は2進値
の2進誤り標識を出力線路45に供給する。
【0039】検査ワードを用いて生成されたエラー信号
のための線路26は、ORゲート44の第2の入力側に
接続されている。このORゲート44の第3の入力側は
線路54と接続されている。制御情報のみを含み音声情
報は含んでいないブロックを受信した場合にはこの線路
54を介して信号が供給される。ORゲート44の第4
の入力側は閾値比較器48の1つの出力側に接続されて
いる。この閾値比較器48は線路27を介して供給され
たエラー値を入力側47を介して受け取った複数のエラ
ー閾値と比較する。閾値比較器48は線路27からのエ
ラー値EVが第1のエラー閾値Th1を上回った場合に
信号をORゲート44に供給する。この第1のエラー閾
値Th1は、例えば1000である。この場合エラー値
EVは以下の式のようにビットブロックのビット総数に
関するチャネルビット(これは偏差として検出される)
のパーセンテージPEから導出される。
【0040】EV=(PE/100)×4096 これによって整数のエラー値EVのみが引続き処理され
る。
【0041】2進誤り標識(以下BFIと称す)を供給
するORゲートの出力線路45はバッファメモリ59と
類別回路42に接続されている。バッファメモリ59は
それぞれ先行のビットブロックのBFI値を含んでい
る。前記類別回路42は受信ビットブロックに対して異
なるエラークラスを形成し、相応の信号を線路41を介
してコードワード制御器50に供給する。このコードワ
ード制御器50においては線路29を介して供給された
コードワードがエラークラスに相応して処理され、出力
側51から修正コードワードとして出力される。前記類
別回路42はさらに別の信号を受け取る。すなわち線路
43を介して閾値比較器48から別の出力信号を受け取
り、バッファメモリ59からは先行のビットブロックの
誤り標識を受け取り、線路54からの信号と線路55及
び57からの信号を受け取る。線路55からの信号は3
種類の信号であり、受け取ったビットブロックが確実に
バックグランドノイズビットフレームであるのか、ある
いはおおよそそうなのか、又はバックグランドノイズビ
ットフレームではないのかを表す。線路57からはそれ
ぞれ24番目のビットブロック毎に供給されるクロック
信号が供給される。
【0042】エラークラスの形成は以下のテーブルに示
されている条件に依存して行われる。
【0043】 テーブル 54 (BFI) BFI EV エラークラス 0 0 0 Th2≦EV<Th3 1 0 0 1 EV<Th4 2 0 0 1 EV≧Th4 3 0 1 0 EV>Th5 2 0 1 1 − M 1 − 1 − 3 前記エラー閾値は例えばTh2=700,Th3=10
00,Th4=1500,Th5=670である。
【0044】誤り標識が含まれていないか又はBFIが
値0で、エラー値が第2エラー閾値Th2と第3のエラ
ー閾値Th3の間にある場合には(この場合第3のエラ
ー閾値Th3は例えば前記第1のエラー閾値Th1に等
しい)既に第1のエラークラスが形成される。それを上
回るように閾値比較器48とORゲート44を介して誤
り標識が生成される。しかしながら誤り標識が存在する
ならば、すなわちBFI=1ならば、エラー値EVが第
4のエラー閾値Th4の下方にある場合に第2のエラー
値が形成される。なぜなら受信したビットブロックの一
部がまだ使用できるからである。これに対してエラー値
が第4のエラー閾値Th4を上回るかこれに等しい場合
には第3のエラークラスが形成される。これらの全ての
場合には誤り標識が先行のビットブロックに存在しなか
ったものと、すなわち(BFI)=0であったものと仮
定している。この場合前記(BFI)は図5中のバッフ
ァメモリ59にメモリされている先行のビットブロック
の誤り標識を表す。それに対して先行のビットブロック
内には誤り標識が含まれ目下のビットブロックには含ま
れていない場合には、エラー値が第5エラー閾値Th5
よりも下方にあるか否かが検査される。エラー値が第5
エラー閾値Th5よりも下方にある場合にのみ、受け取
ったビットブロックのコードワードが修正変更を受けず
に処理され、それ以外は第2のエラークラスが形成され
る。しかしながら2つの順次連続するビットブロック内
に誤り標識が存在するならば、歩進的ミューティング
(無声化)stummschaltun回路が起動され
る。これは前記エラークラスの下で符号Mで表されてい
る。線路54から、音声情報としてではなく制御情報と
して受取られたビットブロック表す信号が供給されたな
らば(この場合BFI=1である)、第3のエラークラ
スが形成される。なぜならそのようなビットブロックは
いずれも音声信号の生成のために用いることができない
からである。
【0045】エラークラスがいずれも形成されない場合
には、図5のコードワード制御部50において線路29
を介して供給されたコードワードが出力側51から不変
に出力される。次に個々のエラークラス毎に行われるエ
ラーマスキング手法は図6のaからfを用いて説明す
る。これらの左側上方のブロックは受け取ったコードワ
ード群を表す。この場合第1のコードワード群CW1は
LPCフィルタ係数であり、第2のコードワード群CW
2は振幅値である。第3のコードワード群(これは2つ
の下位群CW3a,CW3bからなる)は長期係数であ
る。第4のコードワード群、すなわち2つの下位群CW
4a,CW4bからなるコードワード群は送信側の音声
信号のコード化された残余信号である。左側下方のブロ
ックに示されているいるのは図5のメモリ52に記憶さ
れた先行のビットブロックのコードワード群かまたはさ
らに以前のビットブロックのコードワード群である。と
いうのはこのメモリ52には線路29を介して供給され
るビットブロックのコードワードが、このビットブロッ
クに対するエラー値が第7のエラー閾値Th7よりも小
さい場合(すなわちEV<Th7の場合)にのみ書き込
まれるからである。
【0046】これに対する典型的な値はTh7=750
である。しかしながらこのメモリ52には最初の3つの
コードワード群のみが記憶されている。先行のビットブ
ロックの第4のコードワード群はすなわちここで用いら
れるエラーマスキング手法には必要ない。これは以下で
説明する。図6のa〜fの右側のブロックには修正コー
ドワード群が示されている。これは出力側51を介して
送出される。
【0047】第1のエラークラス、図6のa。
【0048】受け取ったコードワードからはコードワー
ド群CW3a,b及びCW4a,bだけが修正変更を受
けずに引続き送出される。これに対して最初の2つのコ
ードワード群CW1及びCW2はブロック80において
まず検査され、この検査に依存して引続き送出される。
第1のコードワードにおいておよそ+1.0又は−1.
0の値を有する復号化係数(反射係数、reflect
ion coefficients)が生じた場合には
制御不能な振幅が出力信号に生じる。それ故この係数の
絶対値に対して閾値Thrが用いられる。この閾値Th
rは、例えば0.96である。
【0049】第2のコードワード群CW2ではそこで得
られた振幅値が平均値と比較される。この平均値は、メ
モリ52からの先行するビットブロックの第2のコード
ワード群の振幅値から形成される。新たな振幅値がこの
平均振幅値から過度にずれている場合、すなわちこの平
均振幅値からの差分がDmax(例えば典型的にはDm
ax=16)以上の場合には、この平均振幅値によって
置き換えられる。前記差分が小さい場合には新たなビッ
トブロックの第1のコードワード群からの当該振幅値が
直接送出される。
【0050】第2のエラークラス、図6のb。
【0051】ここではもはや決定事項が作られるのでは
なく、メモリ52からの先行のビットブロックの第1及
び第2のコードワード群が用いられ、目下のビットブロ
ックの第3及び第4のコードワード群が修正変更を受け
ずに引き継がれ出力側51から送出される。 第3のエ
ラークラス、図6のc。
【0052】この場合直前に受け取られたビットブロッ
クのコードワードはいずれもまったく用いられず、第
1、第2、第3のコードワード群がメモリ52から取り
出され、第4のコードワード群としてランダム値がラン
ダム発生器82から取り出される。このランダム発生器
82は、限られた数のランダム値を含みランダム値がサ
イクリックに取り出されるメモリからなっていてもよ
い。
【0053】ミューティング(無声化)stummsc
haltun回路、図6のd及びe。
【0054】それぞれ誤り標識の含まれた2つ又はそれ
以上の順次連続するビットブロックが生じたならば歩進
的ミューティング(無声化)stummschaltu
nが行われる。それに対してまず各ビットブロックが次
のように検査される。すなわち当該ビットブロックに対
して第2の又は第3のエラークラスが形成されたか否か
が検査される。第2のエラークラスの場合には図6のd
に示されているミューティング(無声化)stumms
chaltung回路操作が行われる。これは図6のb
に十分相応しており、つまり第3及び第4のコードワー
ド群が目下受け取られたビットブロックから取り出され
る。これに対して第1のコードワード群はメモリ52か
ら取り出される。それに対して第2のコードワード群で
はユニット84において全ての振幅値から値4が減算さ
れる。この結果は出力側51から出力される第2のコー
ドワードとして取り出されるだけではなく、メモリ52
に再度書き込まれる。このようにして2進誤り標識が含
まれている(BFI=1である)ビットブロックの比較
的長いシーケンスにおいては振幅が最終的に値0に達す
ることがあきらかである。それ故まずミューティング
(無声化)stummschaltung回路におい
て、本当に全ての振幅値が値0を有しているか否かが常
時検査される。全ての振幅値が値0を有しているなら
ば、固定的に記憶されたアイドルフレームのコードワー
ドのみが出力側51を介して送出される。
【0055】繰り返し障害を受けている受信ビットブロ
ックに対して第3のエラークラスが形成される場合、エ
ラーマスキング手法は図6のeに示されているように実
現されている。その場合最も新しく受信されるビットブ
ロックのコードワードはもはや使用されないが、第1お
よび第3のコード群がメモリから取り出され、第4のコ
ードワード群はランダム値発生器82からのランダム値
によって置換され、かつ第2のコードワード群に対し
て、値4がすべて振幅値から減算される。しかしこのよ
うにして得られた低減された振幅値は直接使用されず
に、ブロック86において、最大および最小の低減され
た振幅値が抑圧されかつ平均値が残りの振幅値から形成
され、かつこの平均値は第2のコードワードのすべての
振幅値に対して使用される。さらに、すべて低減された
振幅値を有する第2のコードワード群は再びメモリ52
に書き込まれる。このようにして、例えば、次に受信さ
れたビットブロックにおいて第2のエラークラスしか形
成され場合、すべて受信された振幅値が使用可能であ
る。図6のeに示されているエラーマスキング手段を用
いたミューティング(無声化)stummschalt
ungの場合、振幅値がすべて値0に達したとき、所謂
アイドルフレームが出力側51を介して供給される。
【0056】既述のように、実際の音声情報を伝送すべ
きでない音声中断休止期間の場合、音声信号の終了時
に、もっと正確に表現すれば、4つのタイムスロットの
間に音声信号が検出されなければ、バックグラウンドノ
イズビットブロックが伝送されかつそれから送信機は約
1/2s間遮断される。音声休止が長く続く場合、1/
2s毎にバックグラウンドノイズビットブロックが周期
的に伝送される。受信端においてバックグラウンドノイ
ズは、約1/2sの関連タイムスロットの間、それぞれ
のバックグラウンドノイズビットブロックから発生さ
れ、このノイズは実際のバックグラウンドノイズに非常
に類似しておりかつ聴者に、まだ接続は存在している
が、対者はこの瞬間には会話していない。このバックグ
ラウンドノイズは、その前の音声信号に対する効果的な
移行期間を形成することができかつそれ故に固有の周波
数スペクトルを有するノイズに相応する。この理由のた
めに、第3および第4のコードワード群はバックグラウ
ンドノイズビットブロックにおいて伝送する必要がない
が、第3のコードワード群は固定的に予め決められた値
によって置換されかつ第4のコードワード群はこの場合
もランダム値から成っている。このことは、図6のfに
示されており、ここにおいて第4のコードワード群に対
するランダム値はここでも、ランダム発生器82によっ
て発生され、一方第3のコードワード群に対する固定値
は適当なソースによって発生される。受信されたバック
グラウンドノイズビットブロックに含まれている最初の
2つのコードワード群から、第1のコードワード群は修
正されずに使用され、一方第2のコードワード群から振
幅値はブロック89において処理され、該ブロックは、
図6のeのブロック86に類似して、ミューティング
(無声化)stummschaltung期間の第3の
エラークラスに対して動作する。その場合最大および最
小の振幅値は抑圧されるかまたは残りの振幅値から平均
値が形成される。この平均値は、第2のコードワード群
の振幅値の代わりに使用されかつ出力側51を介して伝
送されかつさらにメモリ52に転送される。極値の抑圧
後の平均値形成により、受信されたバックグラウンドノ
イズビットブロックにおける小さく形成されていないエ
ラーの結果として、大きすぎるまたは低すぎるバックグ
ラウンドノイズが発生されるのが回避される。
【0057】さらに、また、バックグラウンドノイズビ
ットは、2進誤りについて検査され、もっと特定すれ
ば、2進誤り標識BFIが上述の方法で形成されかつエ
ラー値が、第1のエラークラスを形成する第2のエラー
しきい値Th2に近接している第6のエラーしきい値T
h6と比較される。さらに、信号は、受信されたビット
ブロックがバックグラウンドノイズビットブロックとし
て認識されていることを指示することができ、すなわち
信頼性をもって認識されたバックグラウンドノイズビッ
トブロック、おそらくバックグラウンドノイズビットブ
ロックとして検出されたビットブロックおよびバックグ
ラウンドノイズビットブロックではないと認識されたビ
ットブロックを指示する3つの任意の値を有する3種信
号である。信頼性をもって検出されたバックグラウンド
ノイズビットブロックにおいてエラー値が前記エラーし
きい値を上回るか、または2進誤り標識が存在するか、
または図6のfとは異なって、バックグラウンドノイズ
ビットブロックがおそらくバックグラウンドノイズブロ
ックとしてしか検出されていなければ、最初の2つのビ
ットコードワードは、最も新しく受信されたビットブロ
ックから使用されずに、メモリ52に記憶されている最
初の2つのビットブロックが取り出されかつブロック8
2および88から取り出された値とともに出力側51に
供給される。
【0058】先に説明したように、比較的長い音声中断
休止期間において、バックグラウンドノイズビットブロ
ックは、約1/2s毎に、それぞれ24番目のビットブ
ロックにおける固有の位置にコーディングされているク
ロック信号と一緒に伝送される。結果として、第2のバ
ックグラウンドノイズビットブロックも、上記クロック
信号に対して音声信号が停止したかどうかに依存して第
1のバックグラウンドノイズビットブロック後直ちに伝
送することができる。
【0059】バックグラウンドノイズビットブロック
が、受信機においてそのようなものとしてもはや認識で
きない程、伝送中著しく障害を受けることがあることも
考慮すべきである。他方において、既に説明したよう
に、周期的なバックグラウンドノイズビットブロックは
それぞれ24番目のビットブロック毎にしかクロック信
号と一緒に伝送されないので、クロック信号を含んでい
るビットブロックにおけるバックグラウンドノイズビッ
トブロックの後に、25のビットブロックの期間の後に
検出すべき別のバックグラウンドノイズビットブロック
に対して待ちがある。別のバックグラウンドノイズブロ
ックが検出されず、2進誤り標識BFI=1を含んでい
るビットブロックのみが受信されれば、ここでもミュー
ティング(無声化)stummschaltungが初
期化される。このことは、図6のdに示されている方法
に相応する方法で第1および第2のコードワード群に対
して行われ、一方ブロック82および88の値は第3お
よび第4のコードワード群に対して使用される。最終的
に、このミューティング(無声化)stummscha
ltungによって、すべての振幅値が零に等しけれ
ば、出力側51は上述のアイドルフレームに切り換えら
れる。
【0060】他方において、周期的に伝送されるバック
グラウンドノイズビットフレームの後で、バックグラウ
ンドノイズビットブロックとして認めることができない
ビットフレームが受信され、その際2進誤り標識BFI
=0であれば、それは、実際の音声データを含んでいる
ビットブロックであるはずでありかつその場合ただちに
音声デコーデイングに戻し切り換えされる。
【0061】従って、すべての受信状態において、この
ことが図5のコードワード制御器50において既に行わ
れるというという理由からこれ以上のエラーマスキング
機能がもはや可能でない、曖昧でないコードワードを含
んでいるブロックが発生される。バックグラウンドノイ
ズビットブロックの最後に説明した場合ですら、種々の
エラーマスキング動作は線路41を介して類別回路42
から制御される。その理由は、類別回路42が線路55
から、それが確かにバックグラウンドノイズビットであ
るのかおそらくバックグラウンドビットブロックである
かのメッセージと、線路57を介して各24番目のビッ
トブロックにおいて現われるクロック信号を受信するか
らである。したがって出力側51に供給されるコードワ
ードは音声デコーダによって直接処理することができ
る。しかし図5に示されているエラーマスキング回路3
4は、上述のような固定ステーション内に含まれている
ものと仮定されており、その際音声デコーダは図1また
は図3の中央ステーション10に含まれている。この中
央局へのコードワードの伝送は、上述のAbisインタ
フェースを介して行われ、該インタフェースを介して、
既に使用可能なステーションにおいて、伝送されたコー
ドワードが図5において線路58を介して伝送されたバ
ックグラウンドノイズコードワードであるかまたは周知
のステーションにおいても期待される、線路57におけ
るクロック信号であるかどうかの識別が期待される。さ
らに、音声デコーダにおいて、伝送されたコードワード
が誤りなしであるかどうかを表す信号が期待される。と
いうのは、このように使用可能なステーションにおいて
音声デコーダにおいてエラーマスキングを行うことがで
きるからである。この場合誤りのないコードワードのみ
が伝送され、連続的に値“0”が線路56を介して、中
央ステーションにおける音声デコーダに、誤りのない信
号のみが伝送されていることを信号報知するために供給
される。結果として、図5に示されているようなエラー
マスキング回路と協働することができるようにするため
に、中央ステーションにおける音声デコーダに対して修
正は不要である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、受信ビットブロックに
おける僅かな障害でも検出することができかつ出力され
る音声信号に極めて僅かしか作用しないように種々の障
害を処理することができるという利点が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の移動ステーションと、中央ステーション
を有する複数の固定ステーションを示した図である。
【図2】移動ステーションの受信部の基本的な構造を示
した図である。
【図3】固定ステーションの受信部と、中央ステーショ
ンとの接続部の基本的な構造を示した図である。
【図4】受信したビットブロックの信頼性を表す別の出
力信号を生成部を有するチャネルデコーダの基本的な構
造を示した図である。
【図5】エラーマスキング回路の構造を表した図であ
る。
【図6】a〜fはビットブロックの障害的な受信の際の
コードワードのエラーマスキング手法を説明するための
図である。
【符号の説明】
42 類別回路 44 orゲート 46 閾値比較器 48 閾値比較器 50 コードワード制御器 52 メモリ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ステーションと少なくとも1つの第
    2ステーションを有し、当該ステーション(1〜7、1
    2、14、16)間で音声信号を伝送するための装置で
    あって、 各ステーションは送信機と受信機とを有しており、 前記送信機は、所定の長さのタイムスロットの音声信号
    を複数ビットのコードワード群に変換し、チャネルビッ
    トをビットブロックとして伝送するものであり、 前記受信機は、受信部(22)とチャネルデコーダ(2
    4)とを有しており、 前記受信部(22)は、伝送されたビットブロックを受
    信および復調してチャネルビットを形成するものであ
    り、 前記チャネルデコーダ(24)は異なる意味を有するコ
    ードワード群を前記チャネルビットからチャネル出力側
    (29)にて形成し、かつエラー検知信号を少なくとも
    1つのエラー出力側(25〜27)に形成するものであ
    り、 少なくとも1つのステーションは、チャネル出力側(2
    9)と接続されたエラーマスキング回路(30、34)
    と音声デコーダ(30、36)とを有しており、 前記エラーマスキング回路は、先行するビットブロック
    のコードワード群に対するメモリ(52)を、エラー検
    知信号に応答して修正コードワード群を形成するために
    有しており、 前記音声デコーダ(30、36)は、修正コードワード
    群から音声信号を形成するものである、音声信号通信装
    置において、 該装置の少なくとも複数のステーションのチャネルデコ
    ーダ(24)は、第1のエラー出力側(26)に検査ワ
    ードエラー信号を供給し、すくなくとも1つの別のエラ
    ー出力側(25、27)に、受信されたビットブロック
    におけるエラーの程度を指示する別のエラー信号を供給
    するように構成されており、 前記エラーマスキング回路(30、34)は、先行する
    ビットブロックの複数のコードワードだけをメモリ(5
    2)に記憶し、検査ワードエラー信号および前記別のエ
    ラー信号に依存して、受信されたビットブロックの少な
    くとも複数のコードワードを異なる手法で修正するよう
    に構成されていることを特徴とする音声信号通信装置。
  2. 【請求項2】 各ステーションにおける伝送部は、第
    1、第2、第3、第4のコードワード群をビットブロッ
    ク(各タイムスロットの音声信号)からチャネル出力側
    (29)に形成し、 前記複数のビットからすべてのコードワードの所定のビ
    ット位置に基づき、少なくとも1ビットの検査ワードに
    係る信号量と共に形成し、 該検査ワードをビットブロックのチャネルビットと共に
    伝送するように構成されており、 前記チャネルデコーダ(24)は、第1エラー出力側
    (26)に検査ワードエラー信号を供給し、付加的に第
    2エラー出力側にエラー値を供給するように構成されて
    おり、 前記エラーマスキング回路(30、34)は、第1の閾
    値比較器(48)と、エラーインジケータ(44)と、
    類別回路(42)と、コードワード制御器(50)とを
    有し、 前記第1の閾値比較器(48)は、エラー値を個別のエ
    ラー閾値と比較するものであり、 前記エラーインジケータは、チャネルデコーダ(24)
    の少なくとも第1エラー出力側(26)と接続されてお
    り、誤り標識信号を第1エラー出力側(26)に少なく
    とも検査ワードエラー信号に依存して形成するものであ
    り、 前記類別回路(42)は、第1の閾値比較器(48)と
    接続されており、複数の異なるエラークラス信号の1つ
    をエラー閾値の超過および誤り標識信号に依存して形成
    するものであり、 前記コードワード制御器(50)は、エラークラス信号
    により制御され、形成されたエラークラス信号に依存し
    て、チャネルデコーダ(24)から供給された少なくと
    も最初の2つのコードワード群を、メモリ(52)のコ
    ードワードから導出された1つのコードワード群により
    置換することによって変更修正するものである請求項1
    記載の装置。
  3. 【請求項3】 第1のステーションは固定ステーション
    であり、第2のステーションは移動ステーションであ
    り、 固定ステーション(12、14、16)のチャネルデコ
    ーダ(24)は、少なくともエラー信号を形成するよう
    に構成されており、 エラーマスキング回路(34)は、チャネルデコーダ
    (24)のコードワードを固定ステーションのエラー信
    号に依存して修正するために設けられている請求項2記
    載の装置。
  4. 【請求項4】 ビットブロックを受信するための受信機
    であって、 各ビットブロックは所定の持続時間のタイムスロットの
    音声信号によって形成され、 音声信号は複数のコードワード群に変換され、該コード
    ワード群は複数のビットからなり、かつ異なる意味を有
    し、 これらコードワード群のビットはチャネルコードのチャ
    ネルビットに変換され、 前記受信機は、受信部(22)とチャネルデコーダ(2
    4)とを有しており、 前記受信部(22)は、伝送されたビットブロックを受
    信および変調してチャネルビットを形成するものであ
    り、 前記チャネルデコーダ(24)は、チャネル出力側(2
    9)においてチャネルビットとは異なる意味を有するコ
    ードワードを形成し、チャネル出力側(29)と接続さ
    れたエラーマスキング回路(30、34)の少なくとも
    1つのエラー出力側(25〜27)に誤り標識信号を形
    成するものであり、 前記エラーマスキング回路は、メモリ(52)と音声デ
    コーダ(30、36)とを有しており、 前記メモリ(52)は、先行するビットブロックのコー
    ドワード群に対し、誤り標識信号に依存して修正コード
    ワード群を形成するためものであり、 前記音声デコーダ(30、36)は、修正コードワード
    群から音声信号を形成するものであり、 チャネルデコーダ(24)は、少なくとも1つのエラー
    出力側(25、27)にエラー信号を形成するように構
    成されており、 該エラー信号は受信されたビットブロックにおけるエラ
    ー度を指示するものであり、 前記エラーマスキング回路(30、34)は、先行する
    ビットブロックの複数のコードワードだけをメモリ(5
    2)に記憶し、かつエラー信号に依存して、受信された
    ビットブロックの少なくとも複数のコードワードを別の
    仕方で修正するように構成されていることを特徴とする
    受信機。
  5. 【請求項5】 チャネルデコーダ(24)は、チャネル
    出力側(29)に第1、第2、第3、第4のコードワー
    ド群を形成し、第1のエラー出力側(26)に検査ワー
    ドエラー信号を各ビットブロックから形成するものであ
    り、 前記第1のコードワード群はフィルタ係数を表し、 前記第2のコードワード群は振幅値を表し、 前記第3のコードワード群は長期係数を表し、 前記第4のコードワード群は音声信号の符号化された個
    別の残余信号を表すものであり、該残余信号は伝送音声
    信号の復元のためのものであり、 チャネルデコーダ(24)は付加的に、エラー値を第2
    のエラー出力側に供給するように構成されており、 前記エラーマスキング回路(30、34)は、第1の閾
    値比較器(48)と、エラーインジケータ(44)と、
    類別回路(42)と、コードワード制御器(50)とを
    有し、 前記第1の閾値比較器(48)は、前記エラー値を複数
    のエラー閾値と比較するものであり、 前記エラーインジケータ(44)は、チャネルデコーダ
    (24)の少なくとも第1のエラー出力側(26)と接
    続されており、誤り標識信号を第1のエラー出力側(2
    6)に少なくとも検査ワードエラー信号に依存して供給
    するために使用され、 前記類別回路(42)は、第1の閾値比較器(48)と
    接続されており、かつ複数の異なるエラークラス信号か
    ら1つのエラークラス信号を、エラー閾値の超過および
    誤り標識信号に依存して形成するものであり、 前記コードワード制御器(50)は、エラークラス信号
    によって駆動され、供給されたエラークラス信号に依存
    して、チャネルデコーダ(24)により形成された最初
    の少なくとも2つのコードワード群をメモリ(52)の
    コードワードから導出されたコードワード群と置換する
    ことによって修正するものである請求の範囲第4項記載
    の受信機。
  6. 【請求項6】 チャネルデコーダ(24)はさらに第3
    のエラー出力側(25)に2進エラー信号を発生するよ
    うに構成されており、該2進エラー信号は受信されたビ
    ットブロックにおける2進エラーの確率を指示するもの
    であり、 エラーマスキング回路(30、34)は、第2の閾値比
    較器(46)を有し、該第2の閾値比較器は2進エラー信
    号を2進エラー閾値と比較するものであり、 2進誤り標識(44)は2進誤り標識信号を発生するため
    の結合回路を有し、 該結合回路は、第2の閾値比較器(46)の出力信号
    と、第1の閾値比較器(46)のエラー閾値に割り当て
    られた出力信号と、検査ワードエラー信号とを論理結合
    することによって前記2進誤り標識信号を発生するもの
    である請求項5記載の受信機。
  7. 【請求項7】 エラー信号を発生するためにチャネルデ
    コーダ(24)は、コード回路(62)と、比較器(6
    4)と、カウンタ(66)と、評価回路(68)とを有
    し、 前記コード回路(62)はデコードされたチャネルビッ
    トからチャネルコード補助信号を発生するものであり、 前記比較器(64)は、前記補助信号を受信部(22)
    の対応するチャネルビットと比較し、対応性がない場合
    にエラー信号を発生するものであり、 前記カウンタ(66)は、前記エラー信号を計数するも
    のであり、 前記評価回路(68)は前記カウンタ(66)に接続さ
    れており、第2のエラー出力側(27)にエラー信号を
    発生するものである請求項5または6記載の受信機。
  8. 【請求項8】 第1ステーションと少なくとも1つの第
    2ステーションとの間で音声信号を伝送する方法であっ
    て、 所定のタイムスロットの音声信号を複数のビットからな
    るコードワードに変換し、ここで該コードワードはそれ
    ぞれ異なる意味を有するものであり、 それらコードワードの所定個所にあるビットをまとめ、
    検査ワードを付し、 前記ビットは、チャネル符号のチャネルビットに再符号
    され、ビットブロックとして伝送されたものであり、 該ビットブロックから、受信側端部でチャネルデコード
    することによりコードワードとクオリティフィーチャを
    得て、修正されたコードワードを生成するための所定の
    マスキング手段をトリガし、 少なくとも前記クオリティフィーチャによりエラーを検
    出した場合、伝送すべき音声信号を修正コードワードか
    ら形成する方法において、 チャネルデコードの際、受信されたビットブロックの信
    頼度に関する情報信号、例えば当該ビットブロックのエ
    ラー特性をクオリティフィーチャーとして形成し、 当該情報信号に依存して、チャネルデコードの際に導出
    されたコードワード群の種々異なるコードワードをエラ
    ーマスキング手段としてそれぞれ異なる手法で修正する
    ことを特徴とする音声信号伝送方法。
  9. 【請求項9】 受信されたビットブロックにおける第1
    のコードワード群はフィルタ係数を表し、 第2のコードワード群は振幅値を表し、 第3のコードワード群は長期係数を表し、 第4のコードワード群は音声信号の個別の符号残余信号
    を表し、該残余信号は伝送音声信号を復元するためのも
    のであり、 コードワード群の所定のビットを送信側端部にて検査ワ
    ードと結合し、 該検査ワードは受信側端部にて再生されたものであり、 チャネルデコードの間に、推定されたビットエラー率に
    応じてエラー値を形成し、種々のエラー閾値と比較し、 エラー閾値の超過および誤り標識の値に応じて、複数の
    所定のエラークラスのうちの1つを形成し、ここで誤り
    標識の値は検査ワードによって検知されたエラーに少な
    くとも依存するものであり、 複数のエラークラスに対して、少なくとも最初の2つの
    コードワード群を修正する請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記誤り標識は2進値であり、以下の
    条件の少なくとも1つが満たされるときに形成し、 a)エラーが検査ワードにより検知された場合、 b)チャネルデコードの間に形成されたメトリック値が
    所定のメトリック閾値を上回る場合、 c)エラー値が所定の第1のエラー閾値を上回る場合、 第1のエラークラスを、エラー値が第2のエラー閾値と
    第3のエラー閾値との間にあり、かつ2進誤り標識が欠
    けているときに発生し、 当該第1のエラークラスについて、第1のコードワード
    群にて、少なくとも最初の2つのフィルタ係数に対する
    指示をフィルタ閾値と比較し、 少なくとも1つの指示子が前記フィルタ閾値を上回る場
    合、修正された第1のコードワード群を先行する記憶さ
    れたビットブロックの第1のコードワード群により形成
    し、 第2のコードワード群にて、各振幅値を平均振幅
    値と比較し、該平均振幅値は先行するビットブロックの
    振幅値から導出されたものであり、 修正コードワード群において当該平均振幅値から所定の
    程度異なる場合、各振幅値を当該平均振幅値によって置
    換し、 修正された第3および第4のコードワード群は相応する
    受信されたコードワード群と同じであり、 第2のエラークラスを、誤り標識が存在する際にエラー
    値が第4のエラー閾値を上回らないか、または誤り標識
    が欠けている際に先行するビットブロックに誤り標識が
    存在しており、かつ瞬時のビットブロックのエラー値が
    第5のエラー閾値を上回るときに発生し、 当該第2のエラークラスに対しては、修正された第1お
    よび第2のコードワード群は先行するビットブロックの
    相応に記憶されたコードワード群であり、 修正された第3および第4のコードワード群は相応する
    受信されたコードワード群に等しく、 第3のエラークラスを、誤り標識が存在する際にエラー
    値が第4のエラー閾値を上回るときに発生し、 当該第3のエラークラスに対しては、修正された第1、
    第2および第3のコードワード群は先行するビットブロ
    ックの記憶されたコードワード群であり、 修正された第4のコードワード群はランダム値からなる
    請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 音声情報のない制御語として識別され
    たビットブロックに対し、エラーマスキング手段を第3
    のエラークラスに従って実行する請求項10記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 エラーが検査ワードにより2つの連続
    するビットブロックで検知された場合、第1の修正コー
    ドワード群を先行するビットブロックの第1のコードワ
    ード群に記憶し、 第2の修正コードワード群は記憶された第2のコードワ
    ード群の振幅値を含み、 該振幅値は固定量だけ低減されており、 記憶された第2のコードワード群を修正された第2のコ
    ードワード群により置換し、 第2のエラークラスが形成されたビットブロックに対し
    て、第3および第4の修正コードワード群は当該ビット
    ブロックの変化されないコードワード群であり、 第3のエラークラスが形成されたビットブロックに対し
    て、第2の修正コードワード群はすべての振幅値に対し
    て平均値を含み、 該平均値は、記憶された第2のコードワード群の振幅値
    から最小振幅値と最大振幅値を除いて形成されたもので
    あり、 第3の修正コードワード群は、先行するビットブロック
    の記憶された第3のコードワード群であり、 第4の修正コードワード群はランダム数からなる請求項
    9または10記載の方法。
  13. 【請求項13】 バックグランドノイズを音声信号とし
    て音声中断休止中に発生し、 該バックグランドノイズは、バックグランドノイズビッ
    トブロックとして表されたビットブロックの最初の2つ
    のコードワード群から形成し、 エラー値が所定の6つのエラー閾値よりも下にあるビッ
    トブロックのバックグランドノイズを高信頼度で検知す
    るために、 修正された第1のコードワード群は受信された第1のコ
    ードワード群であり、 受信された第2のコードワード群では2つの振幅極値を
    破棄し、 残った振幅値の平均値を、修正された第2のコードワー
    ド群のすべての振幅値として使用し、 エラー値が6つのエラー閾値を上回るか、または誤り標
    識が存在するビットブロックのバックグランドノイズを
    高信頼度で検知するために、または信頼性があると識別
    されなかったバックグランドビットブロックに対して、 修正された第1および第2のコードワード群として、先
    行するビットブロックで受信された第1または第2のコ
    ードワード群を使用する請求項10から12までのいず
    れか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 エラー値を次のようにして形成する、 すなわち、チャネルデコードされたチャネルビットを再
    びチャネル符号化し、 再符号化されたビットを受信されたビットと比較し、 異なるビット値を有するビット個所を計数値を形成する
    ために計数し、 当該計数値からエラー値を形成する請求項9から13ま
    でのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 移動ステーションから送信されたビッ
    トブロックに対してエラーマスキング手段を、固定ステ
    ーションとまったく同じように実行し、 エラーなしのコードワードとして形成する請求項8から
    14までのいずれか1項記載の方法。
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