JP2640598B2 - 音声復号装置 - Google Patents

音声復号装置

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JP2640598B2
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裕樹 後藤
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    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声符号化通信に用い
られる音声復号装置に関し、特に、無線回線を伝送路と
する場合のバースト状伝送誤り対策を施した音声復号装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、アナログ方式のコードレス電話が
普及しつつあるが、使用可能な周波数が有限であること
から、必然的に使用者数は限られてくる。そこで、周波
数を一層有効に利用できるディジタル方式のコードレス
電話の開発が急務である。コードレス電話ではアナログ
方式からディジタル方式への過渡期である今、音声のデ
ィジタル化方式は、有線網におけるディジタル通信で使
用されている方式(例えば、ADPCM方式:adaptive
differential PCM方式)を応用することが最も容易
に実現が可能であり、整合性も高い。しかし、無線伝送
では伝送誤りの発生が避けられず、その影響も大きいた
め、何らかの対策が必要となる。現在のADPCM(適
応差分PCM)方式では、ランダムな誤り系列に対して
は比較減衰器を付加することでその対策を行う方式が提
案され使用されている。誤りの検出法については、誤り
検出符号や誤り訂正符号を使用するのが一般的であるが
伝送する情報に冗長度が増すという欠点がある。また、
1フレームごとに伝送データ中のフレーム同期用の符号
列などの誤りの発生状況から推測する方法もある。ここ
で、コードレス電話への応用を考えると、電話機はゆっ
くりとしたフェージング環境下での使用が考えられ、伝
送路誤りが連続して発生するいわゆるバースト誤りの発
生が予測される。このような誤りに対しては再送等の技
術である程度改善はできるが、遅延が生じるために自然
性を損なうことになり、会話等の音声信号処理では再送
技術は適さない。また、誤り訂正符号の使用も考えられ
るが、情報量の増加は避けられず、これも適当ではな
い。さらに、前述の比較減衰器付音声符復号化器を使用
しても、対策の目的とする誤り系列が異なるために十分
な改善は望めない。従って、バースト的な誤り対策が、
情報の冗長度なしで実現できればその利用価値は大き
い。図10は32kbpsADPCM音声符復号装置で
のバースト的な伝送誤りの影響の一例を示す再生音波形
である。(A)は誤りがない場合、(B)は30mse
c区間にのみ誤り率25×10-2の誤りが発生した場合
の再生音波形である。(A)と比較すると、誤りのある
区間の振幅が大幅に増加している様子が観察でき、さら
に誤りの発生した区間以降も影響が残って再生音声波形
が乱れ、聴感上もバチッというかなり不快な雑音の混入
が認められ、自然性が損なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の問題点である伝送誤りの再生音への影響を低減す
ることを課題とし、再生音声の品質の劣化を軽減するこ
とのできるバースト誤り対策機能付の音声復号装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の音声復号装置
は、無線回線によって送られてくる電波を受信復調して
得られるADPCM符号化されたディジタル音声データ
フレームの区切りを示すフレームパルスとバースト的
な誤りを検出したときの誤りフレームフラグとが入力さ
れ、誤りのないフレームについては該ディジタル音声デ
ータをそのまま出力し前記誤りフレームフラグが入力さ
れたとき当該フレームのディジタル音声データの代わり
に予め設定したPNパターン符号列または誤りのない直
前フレームのディジタル音声データを切替え出力するデ
ータ置換器と、該データ置換器の出力を復号して再生音
声信号を出力するADPCM音声復号器とを備えた音声
復号装置において、前記ADPCM音声復号器から出力
される復号音声信号のフレーム毎の電力を算出し電力情
報として出力する電力算出器と、前記誤りフレームフラ
グがある間のフレームパルスの数をカウントし、そのカ
ウント値に予め設定した一定値を加算した誤りの影響を
受けるフレーム数、または該カウント値に予め設定した
一定値を乗算した誤りの影響を受けるフレーム数を制御
フレーム数として出力する補正区間算出器と、 前記AD
PCM音声復号器の出力側に接続され、該ADPCM音
声復号器からの復号音声信号と前記フレームパルス,電
力情報および前記制御フレーム数を入 力し、前記誤りフ
レームフラグが入力されたとき該誤りフレームフラグの
あるフレームとそれに続く前記制御フレーム数の間、前
記復号音声信号の電力を前記直前フレームの復号音声信
号の電力に等しくなるように補正して前記再生音声信号
を出力する電力補正器とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0005】
【実施例】図9は本発明の適用を説明する音声符復号装
置の構成例図である。 (A)は送信部であり、マイクロホン1からの入力音声
信号aは音声符号化器2で音声符号bに符号化される。
例として、符号化速度32kbpsのADPCM音声符
復号装置においては、標本化周波数8kHzとして一標
本当り4ビットの符号に変換される。また、1フレーム
は5msecとしている。多重化器3で音声符号bと制
御器データ発生器5からの制御データとが多重化され速
度変換される。速度変換された多重化データcは変調送
信器4で変調され、アンテナ6から送信される。
【0006】(B)は受信部であり、無線伝送路を通っ
てきた受信波dはアンテナ7を経由して、受信復調器8
で復調され、多重化データe,受信信号fとして出力さ
れる。多重化データeは多重分離器9により速度変換さ
れ、制御データgと音声データhに分離される。制御器
11は、バースト的な誤りを検出して誤りフレームフラ
グk及びフレームの区切りを示すフレームパルスpを出
力する。誤りの検出については受信信号fから受信レベ
ルの算出を行い、前のフレームの受信レベルに比べ、大
幅な低下の認められたフレーム及び制御データgの誤り
をチェックし、バースト的な誤りがあると認められるフ
レームに対して誤りフレームフラグkをたてる。音声復
号装置10では音声データh,誤りフレームフラグk,
フレームパルスpを使用して音声の復号を行い、音声信
号mをスピーカ12から出力する。本発明は(B)の音
声復号装置10の構成についての改良である。
【0007】図7は本発明の音声復号装置のタイミング
チャートの例を示す。このタイミングチャートは本発明
の実施例に示す符号化速度32kbpsのADPCM音
声符復号器のもので、同図中に示す信号名は、図9の各
部の信号名に対応する。図7において、上から順に、入
力フレームNO.、入力音声a、符号化データb、多重
化データcである。次のバースト誤りは、フレームBと
Cで誤りがあったことを示す。さらに、受信波d、多重
化データhがあり、次の誤りフレームフラグkはフレー
ムBとCで出力されている。多重化データhと誤りフレ
ームフラグkと、次のフレームパルスpが音声復号装置
10に入力される。以降については後述する。
【0008】図1(A)は本発明の第1の実施例を示す
ブロック図であり、データ置換器付音声復号装置のブロ
ック図である。13は本発明によって付加されたデータ
置換器であり、制御器から与えられる誤りフレームフラ
グkに基づき、誤りが発生した時、データの置換を行っ
て音声復号器14に入力する。音声復号器14では音声
信号mを再生出力する。(B),(C)はデータ置換器
13の本発明の2種類のブロック図である。(B)はP
Nパターンによる置換器の例であり、誤りフレームフラ
グkが誤りのない状態を示す場合、スイッチSWはに
接続された状態にあり音声データhが置換器出力データ
nとなり、誤りのある時にはスイッチが切り換ってに
接続されてPNパターン発生器15で生成されたPNパ
ターンデータを置換器出力データnとして出力する。
(C)は誤りフレームフラグkの状態により、誤りのな
い場合にはスイッチSWは側に接続され音声データh
は置換器出力データnとして出力され、同時にバッファ
メモリ16に入力されて1フレーム分保存される。誤り
フレームフラグkが誤りの入った時の状態を示す時、バ
ッファメモリ16は更新をやめ、スイッチはの状態に
なって、バッファメモリ16に保存されているデータが
置換器出力データnとして出力される。
【0009】図2は、本発明の第2の実施例を示すブロ
ック図であり、データ置換器および電力補正器付音声復
号装置のブロック図である。誤りフレームフラグkの状
態により、誤りがある場合データ置換器13によりデー
タ置換処理が行われる。さらに、置換器出力データnを
音声復号器14で復号した復号音声iを用い、電力算出
器17によりフレーム毎の電力を算出して電力情報qを
作成出力する。また、電力補正器18は誤りフレームフ
ラグk,フレームパルスp,電力情報qを基に、誤りフ
レームフラグkが入力されている間、すなわち、誤りフ
レームが置換され復号された誤りフレーム数Nの復号音
声iに対して電力補正を行い、音声信号mを生成する。
【0010】図3は本発明の第3の実施例を示すブロッ
ク図であり、図2に示した第2の実施例に補正区間算出
器19を付加したものである。上記の図2の実施例で
は、誤りフレーム(フレーム数N)のみを電力補正する
だけであり、その後のフレームに対する影響までは補正
できない。そこで、この図3のように、補正区間算出器
19を設けて、その後に続くフレームで誤りフレームの
影響を受けるフレームを補正するための継続補正区間
(制御フレーム数rという)を算出して電力補正器17
に与えるように構成した。この補正区間算出器の誤りフ
レーム数カウンタ20は、誤りフレームフラグkが誤り
のある状態を示している間フレームパルスpをカウント
し誤りフレーム数Nを出力する。制御フレーム数演算器
21は、誤りフレーム数カウンタ20からの誤りフレー
ム数Nに予め設定した値を加算あるいは乗算し、その値
を制御フレーム数rとして出力する。この制御フレーム
数rは、上記のように、誤りフレームの直後のフレーム
から引き続き補正を行うフレームの数である。
【0011】上記の補正区間算出器19の他の実施例と
して次のような構成も有効である。これは、予め設定
する加算値または乗算値を1つの値に固定するのではな
く、例えば、誤りの入ったフレーム(フレーム数N)
最後のフレームの電力の大きさを所定のしきい値(例え
ば1.6×103 )と比較し、このしきい値より大きい
とき1.5×Nを制御フレーム数rとして出力し、しき
い値より小さいとき0.5×Nを制御フレーム数rとし
て出力する。すなわち、N=2のとき、前者は、r=
1.5×2=3となり、後者は、r=0.5×2=1と
なる。この制御フレーム数rは、誤りフレーム数Nの
後、誤りフレームではないが誤りの影響があるので引き
続き補正を行うフレームの数である。
【0012】図3(B)は図2,図3(A)の本発明の
音声復号装置に使用する電力補正器18のブロック図で
ある。電力補正器18は、誤りのある場合、誤りフレー
ム数Nと後続の制御フレーム数rの区間復号音声iの電
力を、メモリ22に記憶された誤りの入る前のフレーム
の電力を示す電力情報qに一致するように補正する働き
をする。その動作は、メモリ22は電力情報qを記憶す
るメモリである。このメモリ22は、誤りフレームフラ
グkにより書き込みが中止され、カウンタ24から出力
される書き込み中止クリア信号により書き込みが再開さ
れる。バッファメモリ23は、復号音声iとメモリ22
から出力される電力情報qとのタイミングを合わせるた
めのバッファメモリである。カウンタ24はダウンカウ
ンタであり、誤りフレームフラグkにより誤りの入った
状態を検出したとき、誤りフレーム数Nとその後に続く
制御フレーム数rの間、スイッチSWを側に接続し、
その後スイッチを側に戻して、書き込み中止クリア信
号を出力する機能を持つ。また、誤りのないフレームの
場合、スイッチSWは側に接続され、メモリ25から
の出力を乗算器へ出力する。メモリ25には任意の一定
値を記憶させておく。一定値の例としては、1,0等が
あげられる。
【0013】以上の図3の実施例の動作について、図7
によって補足説明する。図7のフレームパルスpの次の
置換器13の出力nは、フレームBとCが誤りフレーム
なので置換データとなっている。その置換器出力nを復
号器14で復号したのが復号音声iである。補正区間算
出器19の誤りフレーム数カウンタ20のカウント数N
はフレームBでは1、フレームCで2となっている。こ
の値を制御フレーム数演算器21に入力し、例えば、一
定乗算値を1.5とすると、フレームBではr=N×
1.5=1×1.5=1.5であるから四捨五入してr
=2となり、フレームCではr=2×1.5=3とな
る。そして次のフレームDのときこの制御フレーム数3
を出力して電力補正器18に与える。 次のカウンタ内容
以降の各フレームの記載は、電力算出器17で1フレー
ム内の電力を算出しており、電力補正器18の処理が1
フレーム遅延して動作しているので、1フレーム遅延さ
せた最下段の出力フレームNO.に対応させて記入し
ある。すなわち、フレームAの入力は正常フレームなの
で、入力フレームBのとき出力フレームAを出力する。
次の入力フレームBとCは誤りフレームなので、置換,
復号,電力補正された出力フレームB’とC’を出力す
る。次の出力フレームD’とE’(とF’)は、入力フ
レームは誤りフレームではないが誤りの影響を受けてい
るので制御フレーム数r=3で補正対象となり電力補正
されてる。
【0014】次に、本発明の実施例にADPCM方式を
適用した場合について述べる。図4は図1の第1の実施
例に適用したデータ置換器付ADPCM音声復号装置及
びそのデータ置換器のブロック図である。その処理の流
れを以下に示す。 (イ) データ置換器13は、制御器からの誤りフレー
ムフラグkにより、その区間、音声データhの置換処理
を行う。 (ロ) (B)に示すPNパターンを使用したデータ置
換器13では、誤りフレームフラグkにより、スイッチ
(SW)が切り換えられる。誤りのない場合は側に接
続されて音声データhを置換器出力データnとする。誤
りがある場合は側に接続されてPNパターンが出力さ
れる。(C)に示すデータ置換器13の場合は、誤りの
発生のないフレームのデータをバッファメモリ16にフ
レーム毎に更新して書き込み、スイッチ(SW)も側
に接続されて音声データhを置換器出力nとして出力す
る。誤りが入った場合、バッファメモリ16の書き込み
は中止され、スイッチが側になりバッファメモリ16
のデータを出力する。 (ハ) ADPCM音声復号器14は、置換器出力デー
タnを復号し音声信号mを出力する。
【0015】次に図5,図6はそれぞれ図2,図3に適
用したデータ置換器及び電力補正器付ADPCM音声復
号装置,及びそのデータ置換器,電力補正器,補正区間
算出器のブロック図である。その処理の流れは次のよう
になっている。ただし、処理(イ),(ロ)は図4の場
合の(イ),(ロ)と同様の処理を行う。 (イ) データ置換器13は、制御器からの誤りフレー
ムフラグkにより、その区間、音声データhの置換処理
を行う。 (ロ) 使用したデータ置換器13は図1(C)であ
る。誤りの発生のないフレームのデータをバッファメモ
リ16にフレーム毎に更新して書き込み、スイッチも
側にあり、音声データhを置換器出力nとして出力す
る。誤りが入った場合、バッファメモリ16の書き込み
は中止され、スイッチが側になり、バッファメモリ1
6のデータを出力する。 (ハ) ADPCM音声復号器14は、置換器出力デー
タnを復号して復号音声iを出力する。 (ニ) 復号音声iを電力算出器17と電力補正器18
に入力し、また、誤りフレームフラグk,フレームパル
スpを電力補正器18と図6の場合は補正区間算出器1
9にそれぞれ入力する。 (ホ) 電力算出器17は、復号音声iの電力を算出
し、電力情報qとして電力補正器18に入力する。
【0016】(ヘ) 図6の補正区間算出器19は、誤
りの入ったフレームに後続するフレームで誤りの影響
の残るフレーム数を予測して設定された補正すべきフレ
ーム数(制御フレーム数r)を算出するものである。そ
の具体的な動作は次の通りである。誤りフレーム数カウ
ンタ20は、誤りフレームフラグkが誤りのある状態を
示している間フレームパルスpをカウントして誤りフレ
ーム数Nを出力する。制御フレーム数演算器21は
りフレーム数カウンタ20からの誤りフレーム数Nに続
誤りに影響されるフレーム数を推定し、誤りフレーム
数Nに予め設定した値を加算または乗算して求めたフレ
ーム数を、制御フレーム数rとして出力する。制御フレ
ーム数rの算出法の例として、誤りフレーム数Nを1.
5倍してその値を四捨五入したものを制御フレーム数r
とする。 (ト) 図6(B)の電力補正器18は、誤りフレーム
フラグkにより処理するフレームに誤りがあると認めら
れた時、誤りフレーム数Nと後続の制御フレーム数rの
区間復号音声iの電力を、メモリ22に記憶している誤
りの入る前のフレームの電力を示す電力情報qに一致す
るように復号音声iを補正するものである。具体的な動
作は、メモリ22は電力情報qを記憶するメモリであ
る。このメモリ22は誤りフレームフラグkにより書き
込みが中止され、カウンタ24から出力される書き込み
中止クリア信号により書き込みが再開される。バッファ
メモリ23は復号音声iとメモリ22から出力される電
力情報qとのタイミングを合わせるためのバッファメモ
リである。カウンタ24はダウンカウンタであり、誤り
フレームフラグkにより誤りの入った状態になったと
、誤りの入ったフレーム数Nとその後に続く誤りの影
響の残るフレーム数すなわち制御フレーム数rの間、ス
イッチ(SW)を側に接続し、その後スイッチを側
に戻し、書き込み中止クリア信号を出力する。また、誤
りのないフレームの場合、スイッチSWは側に接続さ
れ、メモリ25からの出力を乗算器へ出力する。メモリ
25には任意の一定値を記憶させておく。一定値の例と
しては、1,0等があげられる。 (チ) 電力補正器18で処理された信号を音声信号m
として出力する。
【0017】図8は本発明を32kbpsADPCM音
声符復号方式に適用したときの実測波形例である。
(A)はバースト誤り対策が施されていない場合の再生
波形である。この時の誤り区間は30msecであり、
誤りの影響はその後約50msecにわたっている。
(B)はバースト誤り対策として図4のデータ置換器付
ADPCM場合の再生波形である。図示するように再生
音声波形で見てもデータ置換器の挿入により、伝送誤り
の影響が低減されている。しかし、誤り区間(30ms
ec)のみの処理であることから誤り発生区間以降の改
善は見られない。次に、(C)はデータ置換器に加えて
補正区間算出器及び電力補正器を使用した図6の場合の
再生波形である。データ置換器の処理だけでは誤り発生
区間(30msec)の処理のみであるが、さらに誤り
の影響の残る区間(50msec)の長さを算出し、そ
の合計区間80msecに電力補正処理を加えることに
よって影響をさらに軽減することができ、聴感上もバチ
ッという不快音を低減することができ、自然性が向上す
る。以上のように、本発明の処理量は非常にわずかであ
り、誤り検出符号も使用しないため、伝送データも余分
な冗長度はなく、音声復号装置で容易に実現することが
できる。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
り音声復号器にデータ置換器,補正区間算出器,電力補
正器等を付加することにより、特にバースト的な伝送誤
り発生時に生じる不自然な連続した雑音を減少させるこ
とができ、バースト的な伝送誤りが発生しやすい無線区
間を持つシステムでより高品質な通信が可能となる。ま
た、処理量も極めて小さいため、使用の際の消費電力の
増加は少なく、低消費電力が要求される無線装置に極め
て有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例にADPCM符号化方式
を適用したブロックである。
【図5】本発明の第2の実施例にADPCM符号化方式
を適用したブロックである。
【図6】本発明の第3の実施例にADPCM符号化方式
を適用したブロックである。
【図7】本発明の実施例の各部波形図である。
【図8】本発明の効果を示す再生波形図である。
【図9】本発明を適用する音声符号化通信方式の送信装
置と受信装置のブロック図である。
【図10】伝送誤りのない場合とある場合の再生波形図
である。
【符号の説明】
1 マイクロホン 2 符号化器 3 多重化器 4 変調送信器 5 制御データ発生器 6,7 アンテナ 8 受信復調器 9 多重分離器 10 音声復号装置 11 制御器 12 スピーカ 13 データ置換器 14 復号器 15 PNパターン発生器 16 バッファメモリ 17 電力算出器 18 電力補正器 19 補正区間算出器 20 誤りフレーム数カウンタ 21 制御フレーム数演算器 22 メモリ 23 バッファメモリ 24 カウンタ 25 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−94935(JP,A) 特開 昭62−285541(JP,A) 特開 昭55−33347(JP,A) 特開 平2−8899(JP,A) 特開 平4−263528(JP,A) 特開 昭63−124636(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線回線によって送られてくる電波を
    信復調して得られるADPCM符号化されたディジタル
    音声データとフレームの区切りを示すフレームパルスと
    バースト的な誤りを検出したときの誤りフレームフラグ
    が入力され、誤りのないフレームについては該ディジ
    タル音声データをそのまま出力し前記誤りフレームフラ
    グが入力されたとき当該フレームのディジタル音声デー
    タの代わりに予め設定したPNパターン符号列または誤
    りのない直前フレームのディジタル音声データを切替え
    出力するデータ置換器と、該データ置換器の出力を復号
    して再生音声信号を出力するADPCM音声復号器とを
    備えた音声復号装置において、 前記ADPCM音声復号器から出力される復号音声信号
    のフレーム毎の電力を算出し電力情報として出力する電
    力算出器と、前記誤りフレームフラグがある間のフレームパルスの数
    をカウントし、そのカウント値に予め設定した一定値を
    加算した誤りの影響を受けるフレーム数、または該カウ
    ント値に予め設定した一定値を乗算した誤りの影響を受
    けるフレーム数を制御フレーム数として出力する補正区
    間算出器と、 前記ADPCM音声復号器の出力側に接続され、該AD
    PCM音声復号器からの復号音声信号と前記フレームパ
    ルス,電力情報および前記制御フレーム数を入力し、前
    記誤りフレームフラグが入力されたとき該誤りフレーム
    フラグのあるフレームとそれに続く前記制御フレーム数
    の間、前記復号音声信号の電力を前記直前フレームの復
    号音声信号の電力に等しくなるように補正して前記再生
    音声信号を出力する電力補正器と を備えたことを特徴と
    する音声復号装置。
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