JP5255922B2 - 内燃機関の可変吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の可変吸気装置に関する。
機関回転数、負荷等に応じて各気筒に連通する吸気管の長さを可変することで、吸気脈動を利用して新気を燃焼室に導入し、排気ガスをシリンダから排出することで、体積効率を向上させて内燃機関の出力を向上させる技術が従来から知られている。
例えば、特許文献1には、インテークマニホールドの空気分配室にロングポート吸気口とショートポート吸気口とが設けられ、ショートポート吸気口を形成する吸気ポートに吸気バルブ構造が設けられ、この吸気バルブ構造により吸気ポートを開閉することで、吸気管長を可変とする構成が開示されている。
特開2006−214299号公報
しかしながら、特許文献1における吸気バルブ構造は、バルブ本体が回転することで吸気ポートを開閉しているものにすぎず、吸気ポートを閉とした場合でも、厳密にはバルブ本体の外周と吸気ポートの内周との間にはクリアランスを確保しなければ機能しないという問題がある。
また、特許文献1に開示されるような吸気バルブ構造は、バルブ本体、シャフト、軸受け部材、軸部材等の複数の部品から構成されており、これら各部品の寸法公差を積み上げた結果がバルブ本体の外周と吸気ポートの内周との間のクリアランスに反映されることになるため、このクリアランスを管理して吸気ポートを閉とした場合、下流側への吸気の流出を防止(漏れの防止)するのには限界がある。
そこで、本発明の請求項1における内燃機関の可変吸気装置は、吸気マニホールドのコレクタ内の吸気を各気筒に分配する吸気通路を吸気制御弁により、通路長が短い短ポートあるいは通路長が長い長ポートに切り替え可能な内燃機関の可変吸気装置であって、前記吸気制御弁は各気筒毎に設けられ、内燃機関の気筒列方向に沿って延びる一本のシャフトにより貫通されて、このシャフトの回転により同時に回転駆動するものであり、前記短ポートは、上流側の一端が前記コレクタの湾曲した壁面に開口形成された第1開口部を介して前記コレクタと連通する第1ポートを有し、前記長ポートは、上流側の一端が第2開口部を介して前記コレクタと常時連通する第2ポートを有し、前記吸気制御弁により前記第1開口部を開閉することで前記短ポートと前記長ポートとの切り替えを行うものにおいて、前記吸気制御弁は、前記第1開口部の湾曲に沿うように湾曲した板状の弁本体を有し、この弁本体の外周端面には、前記弁本体の周方向に沿った全長に亙って、前記第1開口部を閉じる際の前記シャフトの回転方向とは逆方向に向かってその先端が延出し、前記第1開口部を閉じる際に前記第1開口部の内側に向かって撓んで前記第1開口部の内周面に密着する軟質弾性材料からなるシールリップが設けられ、前記シールリップは、前記シャフトに近い位置ほど肉厚が相対的に薄くなるよう形成されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項2は、上記請求項1に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前記弁本体は、矩形板状に形成され、前記シールリップは、前記弁本体の前記外周端面から斜めに傾いて突出するよう形成されていると共に、前記シールリップと前記第1開口部とのシール面が、前記シールリップの傾きに合わせて斜めに設定されていることを特徴としている。
そして、本発明の請求項3は、上記請求項1または2に記載の内燃機関の可変吸気装置において、前記吸気制御弁の前記弁本体は、前記第1開口部開時に前記シャフトの回転により前記第1ポート内に位置する第1ポート側弁本体部と、前記第1開口部開時に前記コレクタ内に位置するコレクタ側弁本体部と、前記第1ポート側弁本体部と前記コレクタ側弁本体部との間に位置し前記シャフトが貫通するシャフト貫通部と、を有し、前記第1ポート側弁本体部のコレクタ側表面の外周縁及び前記コレクタ側弁本体部の第1ポート側表面の外周縁には、前記第1開口部閉時に、前記第1開口部の内周面から張り出した張り出し部に接触可能な軟質弾性材料からなる突起部が形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、第1開口部を閉じる際には、吸気制御弁の弁本体全周に亙って、シールリップが追従性よく撓んで第1開口部の内周面に容易に密着することになり、閉状態における第1開口部のシール性を大幅に向上させることができる。また、シールリップが撓むことで第1開口部の内周面に密着するので、第1開口部と吸気制御弁の弁本体との間のクリアランスの管理が容易となり、厳密な寸法管理を行わなくとも閉状態における第1開口部のシール性を十分に確保することができる。そして、シールリップが軟質弾性材料からなっているので、組み付け誤差や組み付け後の経時変化等により、第1開口部と吸気制御弁の弁本体との相対的な位置関係に多少のズレが生じたとしても、シールリップの弾性変形によりこのズレを吸収することが可能となる。さらに、第1開口部を閉じる際に、シャフトの捩れにより何れかの吸気制御弁のシールリップが他の吸気制御弁のシールリップよりも早く第1開口部の内周面に接触したとしても、シールリップは容易に撓んで変形するので、最初に第1開口部の内周面に接触したシールリップの踏ん張りによりシャフトの回転が阻害されることはなく、全ての第1開口部を十分なシール性を確保しつつ閉状態とすることができる。
そして、弁本体を矩形板状に形成すると共に、シールリップと第1開口部とのシール面をシールリップの傾きに合わせて斜めに設定することで、第1開口部の開口形状を全体的に正方形に近づけることができ、第1開口部を開状態とした際に、第1開口部の通気抵抗を小さくすることができる。
また、第1ポート側弁本体部のコレクタ側表面の外周縁及びコレクタ側弁本体部の第1ポート側表面の外周縁に、第1開口部閉時に、第1開口部の内周面から張り出した張り出し部に接触可能な軟質弾性材料からなる突起部を設けることで、弁本体と第1開口部とが接触する場合には、いかなる場合でも軟質弾性材料からなる部分が最初に接触することになり、第1開口部を閉状態とする際に、弁本体と第1開口部との接触に起因する打音や損傷を確実に防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、4気筒の内燃機関に適用された可変吸気装置1を備える吸気マニホールド2の要部を模式的に示した説明図であり、図1及び図2は斜視図、図3は平面図、図4は吸気制御弁10(後述)閉時の断面図、図5は吸気制御弁10(後述)開時の断面図である。尚、図1〜図3においては、便宜上、吸気マニホールド2の上面を構成するアッパー部材11(図4及び図5を参照)を取り除いた状態で示している。
吸気マニホールド2は、スロットル弁(図示せず)を介して吸気が導入される気筒列方向に沿って細長いコレクタ3と、このコレクタ3を取り囲むように延びてコレクタ3内の吸気を各気筒へ分配する4本(気筒数と同数)の吸気管部4と、を有し、これらの吸気管部4の下流側端には、フランジ部5が形成されている。そして、このフランジ部5を介して、吸気マニホールド2は、図示せぬシリンダヘッドに固定されている。つまり、コレクタ3内の吸気を各気筒の燃焼室(図示せず)に至るまで導く吸気通路は、吸気管部4と、シリンダヘッド内に形成される通路部(図示せず)とによって構成されている。
吸気管部4は、上流側の一端がコレクタ3の湾曲した壁面に開口形成された第1開口部6を介してコレクタ3と連通する第1ポート7と、上流側の一端が第2開口部8を介してコレクタ3と連通し、下流側の他端が第1ポート7の一端側に接続された第2ポート9と、から構成されている。そして、第1開口部6には、この第1開口部6を開閉する吸気制御弁10が配置されている。
ここで、吸気制御弁10により第1開口部6を開閉すると、コレクタ3内の吸気を各気筒の燃焼室(図示せず)に至るまで導く吸気通路が、通路長が相対的に短い短ポートあるいは通路長が相対的に長い長ポートに切り替えられる。
詳述すると、吸気制御弁10により第1開口部6を閉状態とすると、コレクタ3内の吸気は第2開口部8から第2ポート9、第1ポート7を経て各気筒の燃焼室に導入され、吸気制御弁10により第1開口部6を開状態とすると、コレクタ3内の吸気は第1開口部6から第1ポート7を経て各気筒の燃焼室に導入される。つまり、短ポートは、第1ポート7及びシリンダヘッド内の通路部とから構成され、長ポートは、第2ポート9、第1ポート7及びシリンダヘッド内の通路部とから構成されている。
吸気制御弁10は、各気筒毎に設けられているが、図6に示すように、一本のシャフト12により貫通されており、アクチュエータ13によりこのシャフト12を回転させることで、各気筒の吸気制御弁10がそれぞれ同時に回転し、各気筒に対応する各第1開口部6の開閉がそれぞれ同時に実施される構成となっている。尚、本実施形態においては、図6に示すように、各気筒の吸気制御弁10、シャフト12を回転可能に支持する軸受部材14及びアクチュエータ13を予めシャフト12に組み付けて一体化した上で、軸受部材14を吸気マニホールド2側に固定し、シャフト12が内燃機関の気筒列方向に沿って延びるように吸気マニホールド2に組み付けられている。
図7〜図9に示すように、吸気制御弁10は、第1開口部6の湾曲に沿うように湾曲して厚みが略一定の矩形板状の弁本体21と、弁本体21の外周端面22に設けられたゴム材料からなるシールリップ23と、吸気制御弁10で第1開口部6を閉じる際にダンパーとして機能するゴム材料からなる突起部24と、から大略構成され、シールリップ23を第1開口部6の内周面6aに密着させることで、第1開口部6を閉状態とした際に、コレクタ3と第1ポート7との間の吸気の流れをシールしている。
ここで、吸気制御弁10の弁本体21は、構成的には、第1開口部6開時にシャフト12の回転により第1ポート7内に位置する第1ポート側弁本体部25と、第1開口部6開時にコレクタ3内に位置するコレクタ側弁本体部26と、第1ポート側弁本体25とコレクタ側弁本体部26との間に位置して貫通したシャフト12を保持するシャフト貫通部27と、から構成されている。また、吸気制御弁10の弁本体21は、材質的には、樹脂材料からなり比較的剛性のある基部28と、この基部28の外周縁に接着されたゴム材料からなる周縁部29と、から構成されている。つまり、本実施形態において、周縁部29の外周端面とは、弁本体21の外周端面22である。また、シャフト貫通部27は基部28と一体に形成されており、樹脂材料からなっている。尚、この周縁部29とシールリップ23と突起部24とは、一体に成形されており、吸気制御弁10は、予め成型された樹脂製の基部28に、周縁部29とシールリップ23と突起部24とが一体となった部材を接着することで成型されている。
シールリップ23は、図7〜図11に示すように、弁本体21の外周端面22から斜めに傾いて突出するよう形成されている。詳述すると、弁本体21の外周端面22には、第1開口部6を開状態から閉状態にする際のシャフト12の回転方向とは逆方向に向かってその先端が延出し、第1開口部6を閉じる際に第1開口部6の内側に向かって撓んで第1開口部6の内周面6aに密着するシールリップ23が設けられている。さらに言えば、第1ポート側弁本体部25に設けられるシールリップ23の突出方向と、コレクタ側弁本体部26に設けられるシールリップ23の突出方向とは逆向きになっている。
シールリップ23の長さは、弁本体21の厚みよりも小さくなるよう設定されており、第1開口部6を閉状態とした際でも、シールリップ23の先端が弁本体21よりも第1ポート側もしくはコレクタ側に突出することがないようにシールリップ23は形成されている。
また、第1開口部6を閉状態とした際に、シールリップ23が密着する第1開口部6の内周面6aは、図8〜図11に示すように、シールリップ23の傾きに合わせて斜めに傾いて形成されている。つまり、シールリップ23と第1開口部6とのシール面が、シールリップ23の傾きに合わせて斜めに設定されている。詳述すると、第1開口部6のうち、第1ポート側弁本体部25のシールリップ23が密着する内周面6aは、第1ポート7側ほど内周面6aの開口面積が大きくなるように斜めに傾いて形成されている。一方、第1開口部6のうち、コレクタ側弁本体部26のシールリップ23が密着する内周面6aは、コレクタ3側ほど内周面6aの開口面積が大きくなるように斜めに傾いて形成されている。
このシールリップ23は、弁本体21のシャフト貫通部27には設けられていないが、シャフト貫通部27においては、吸気マニホールド2に回転可能に支持される支持部分30が吸気マニホールド2側に密着しているため、第1ポート側本体部25の外周端面22及びコレクタ側本体部26の外周端面22にシールリップ23を設けることで、第1開口部6を閉状態とした際に、吸気制御弁10で第1開口部6を実質的に全周に亙ってシール可能な構成となっている。尚、本実施形態においては、シールリップ23の断面形状は、弁本体21の外周端面22に沿った方向で同一断面形状となっている。
突起部24は、図7〜図11に示すように、断面略楔形状を呈し、第1ポート側弁本体部25の相対的にコレクタ側に位置するコレクタ側表面25aの外周縁及びコレクタ側弁本体部26の相対的に第1ポート側に位置する第1ポート側表面26aの外周縁に、全体がコ字状に連続するよう設けられている。そして、この突起部24は、第1開口部6を閉状態とした際に、第1開口部6の内周面6aから張り出した張り出し部31に、接触可能に形成されている。
このように構成された本実施形態の可変吸気装置1においては、吸気制御弁10のシールリップ23が、第1開口部6を開状態から閉状態にする際のシャフト12の回転方向とは逆方向に向かってその先端が延出し、第1開口部6を閉じる際に第1開口部6の内側に向かって撓んで第1開口部6の内周面6aに密着するよう形成されているので、第1開口部6を閉じる際には、吸気制御弁10の弁本体21全周に亙って、シールリップ23が追従性よく撓んで第1開口部6の内周面6aに容易に密着することになり、閉状態における第1開口部6のシール性を大幅に向上させることができる。
また、シールリップ23を撓ませることで第1開口部6の内周面6aに密着させているので、第1開口部6と吸気制御弁10の弁本体21との間のクリアランスの管理が容易となり、厳密な寸法管理を行わなくとも閉状態における第1開口部6のシール性を十分に確保することができる。
そして、シールリップ23がゴム材料からなっているので、組み付け誤差や組み付け後の経時変化等により、第1開口部6と吸気制御弁10の弁本体21との相対的な位置関係に多少のズレが生じたとしても、シールリップ23の弾性変形によりこのズレを吸収することが可能となる。
また、第1開口部6を閉じる際に、シャフト12の捩れにより何れかの吸気制御弁10のシールリップ23が他の吸気制御弁10のシールリップ23よりも早く第1開口部6の内周面6aに接触したとしても、シールリップ23は容易に撓んで変形するので、最初に第1開口部6の内周面6aに接触したシールリップ23の踏ん張りによりシャフト12の回転が阻害されることはなく、全ての第1開口部6を十分なシール性を確保しつつ閉状態とすることができる。
そして、シールリップ23と第1開口部6とのシール面が、シールリップ23の傾きに合わせて斜めに設定されているので、第1開口部6の開口形状を全体的に正方形に近づけることができ、第1開口部6を開状態とした際に、第1開口部6の通気抵抗を小さくすることができる。
また、第1ポート側弁本体部25のコレクタ側表面25aの外周縁及びコレクタ側弁本体部26の第1ポート側表面26aの外周縁に、第1開口部6の閉時に第1開口部6の内周面6aから張り出した張り出し部31に接触可能な突起部24が形成されているので、第1開口部6を吸気制御弁10で閉じる際に、弁本体21の回転方向では、ゴム材料からなる突起部24を介して弁本体21と第1開口部6とが最初に接触することなる。そのため、弁本体21と第1開口部6とが接触する場合には、いかなる場合でもゴム材料からなる部分が最初に接触することになり、第1開口部6を閉状態とする際に、弁本体21と第1開口部6との接触に起因する打音や損傷を確実に防止することができる。
また、上述した実施形態においては、シールリップ23の断面形状が、弁本体21の外周端面22に沿った方向で同一断面形状となっているが、弁本体21の外周端面22に沿った方向でシールリップ23の断面形状を変化させることも可能である。
吸気制御弁10は、貫通したシャフト12の回転により第1開口部6を開閉しているため、第1開口部6を開状態から閉状態にする際に、シールリップ23は回転軸であるシャフト12に近い部分から第1開口部6の内周面6aに順次接触していくことになる。そのため、最初に第1開口部6の内周面6aに接触し始めるシャフト12に近い位置のシールリップ23ほど、第1開口部6の内周面6aに接触した際の反力が小さくなるように、例えば図12〜図14に示すように、シャフト12に近い位置ほど相対的に肉厚が薄くなるようにシールリップ23を形成すれば、第1開口部6を閉状態とする際の吸気制御弁10の動作を一層円滑なものとすることができる。
尚、上述した実施形態においては、弁本体21の周縁部29、シールリップ23及び突起部24がゴム材料からなっているが、周縁部29、シールリップ23及び突起部24の材質はゴム材料に限定されるものではなく、弾性の顕著なエラストマーを用いてもよい。また、周縁部29、シールリップ23及び突起部24の材質に弾性の顕著なエラストマーを用いた場合、この弾性の顕著なエラストマーと接合性のある樹脂材料を弁本体21の基部28の材質に選定すれば、吸気制御弁を2色成形することも可能である。
本発明の係る内燃機関の可変吸気装置を備える吸気マニホールドの要部を模式的に示した斜視図。 本発明の係る内燃機関の可変吸気装置を備える吸気マニホールドの要部を模式的に示した斜視図。 本発明の係る内燃機関の可変吸気装置を備える吸気マニホールドの要部を模式的に示した平面図。 本発明の係る内燃機関の可変吸気装置を備える吸気マニホールドの要部を模式的に示した説明図であって、吸気制御弁閉時の断面図。 本発明の係る内燃機関の可変吸気装置を備える吸気マニホールドの要部を模式的に示した説明図であって、吸気制御弁開時の断面図。 シャフトに複数の吸気制御弁、複数の軸受部材、アクチュエータが組み付けられて一体化された状態を示す説明図。 吸気制御弁を模式的に示した説明図。 図4の吸気制御弁の周囲を拡大して示す説明図。 図5の吸気制御弁の周囲を拡大して示す説明図。 図3のA−A線に沿った断面図。 図3のB−B線に沿った断面図。 本発明の他の実施形態における吸気制御弁を模式的に示した説明図。 図12のC−C線に沿った断面図。 図12のD−D線に沿った断面図。
符号の説明
1…可変吸気装置
2…吸気マニホールド
6…第1開口部
6a…内周面
10…吸気制御弁
21…弁本体
22…外周端面
23…シールリップ
24…突起部
31…張り出し部

Claims (3)

  1. 吸気マニホールドのコレクタ内の吸気を各気筒に分配する吸気通路を吸気制御弁により、通路長が短い短ポートあるいは通路長が長い長ポートに切り替え可能な内燃機関の可変吸気装置であって、
    前記吸気制御弁は各気筒毎に設けられ、内燃機関の気筒列方向に沿って延びる一本のシャフトにより貫通されて、このシャフトの回転により同時に回転駆動するものであり、前記短ポートは、上流側の一端が前記コレクタの湾曲した壁面に開口形成された第1開口部を介して前記コレクタと連通する第1ポートを有し、前記長ポートは、上流側の一端が第2開口部を介して前記コレクタと常時連通する第2ポートを有し、前記吸気制御弁により前記第1開口部を開閉することで前記短ポートと前記長ポートとの切り替えを行う内燃機関の可変吸気装置において、
    前記吸気制御弁は、前記第1開口部の湾曲に沿うように湾曲した板状の弁本体を有し、この弁本体の外周端面には、前記弁本体の周方向に沿った全長に亙って、前記第1開口部を閉じる際の前記シャフトの回転方向とは逆方向に向かってその先端が延出し、前記第1開口部を閉じる際に前記第1開口部の内側に向かって撓んで前記第1開口部の内周面に密着する軟質弾性材料からなるシールリップが設けられ、前記シールリップは、前記シャフトに近い位置ほど肉厚が相対的に薄くなるよう形成されていることを特徴とする内燃機関の可変吸気装置。
  2. 前記弁本体は、矩形板状に形成され、
    前記シールリップは、前記弁本体の前記外周端面から斜めに傾いて突出するよう形成されていると共に、前記シールリップと前記第1開口部とのシール面が、前記シールリップの傾きに合わせて斜めに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変吸気装置。
  3. 前記吸気制御弁の前記弁本体は、前記第1開口部開時に前記シャフトの回転により前記第1ポート内に位置する第1ポート側弁本体部と、前記第1開口部開時に前記コレクタ内に位置するコレクタ側弁本体部と、前記第1ポート側弁本体部と前記コレクタ側弁本体部との間に位置し前記シャフトが貫通するシャフト貫通部と、を有し、
    前記第1ポート側弁本体部のコレクタ側表面の外周縁及び前記コレクタ側弁本体部の第1ポート側表面の外周縁には、前記第1開口部閉時に、前記第1開口部の内周面から張り出した張り出し部に接触可能な軟質弾性材料からなる突起部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の可変吸気装置。
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