JP2005113857A - 吸気制御バルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バルブが開状態のときの通気抵抗を低く抑えるとともに、バルブが閉状態のときの漏れをなくすことを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る吸気制御バルブ装置によると、バルブ40は、細長い板状のバルブ本体43と、そのバルブ本体43の長手方向における一端に固定されており、ボディ22の一方の軸受けに支持される第1軸体と、バルブ本体43の長手方向における他端に固定されており、ボディ22の他方の軸受けに支持される第2軸体とを備えており、バルブ本体43は、そのバルブ本体43の幅方向における両端縁部分に設けられた薄肉部と、一方の薄肉部と他方の薄肉部との間で連続して設けられた厚肉部と、厚肉部と薄肉部との境界部分に設けられた肉厚変化部とを有しており、厚肉部の厚み寸法が第1軸体及び第2軸体の外径寸法とほぼ等しい値、あるいはその外径寸法を超える値に設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多気筒エンジンの吸気系において使用される吸気制御バルブ装置に関する。
吸気制御バルブ装置は、一般的にエンジンのサージタンク内を二分割する隔壁に装着されており、その隔壁の一部を開閉する働きをする。従来、一般的に使用されている吸気制御バルブ装置が特許文献1に記載されている。
吸気制御バルブ装置は、図7に示すように、連通孔91hが形成された略枠状のボディ91と、その連通孔91hを開閉するバルブ92と、そのバルブ92を回転させる駆動部(図示省略)とから構成されている。バルブ92は、ほぼ一定の厚みで形成された円板状のバルブ本体92vと、そのバルブ本体を支持するシャフト93とを備えている。バルブ本体92vは、中心線上の二点がビス93bによってシャフト93に固定されており、そのシャフト93の両端部がボディ91に設けられた一対の軸受け91jによって支持されている。
実開昭63−156422号公報
上記した吸気制御バルブ装置のバルブ92は、シャフト93の外側面に対して、バルブ本体92vの中心線上の二点がビス93bによって固定される構成である。このため、バルブ92の中央部分(シャフト93とバルブ本体92vとの接続部分)の厚み寸法が大きくなって、バルブ92がボディ91の連通孔91hを開いたときの通気抵抗が大きくなるという問題がある。前記通気抵抗を低く抑えようとすれば、シャフト93の外側面を削ってそのシャフト93の厚み寸法を小さくするとともに、バルブ本体92vの厚み寸法も小さくする必要がある。しかし、バルブ本体92v等の厚み寸法を小さくすると剛性が低下し、バルブ92がボディ91の連通孔91hを閉じたときに、その連通孔91hの入側と出側間の差圧によってバルブ本体92vが変形することがある。この結果、バルブ92が閉状態のときに漏れが生じるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、バルブが開状態のときの通気抵抗を低く抑えるとともに、バルブが閉状態のときの漏れをなくすことである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、エンジンの吸気路内を仕切る隔壁の開口部に取り付けられる枠状のボディと、前記ボディに設けられた一対の軸受けに支持されて、そのボディの内側で回転することにより、前記隔壁の開口部を開閉可能なバルブとを有する吸気制御バルブ装置であって、前記バルブは、細長い板状のバルブ本体と、そのバルブ本体の長手方向における一端に固定されており、前記ボディの一方の軸受けに支持される第1軸体と、前記バルブ本体の長手方向における他端に固定されており、前記ボディの他方の前記軸受けに支持される第2軸体とを備えており、前記バルブ本体は、そのバルブ本体の幅方向における両端縁部分に設けられた薄肉部と、前記一方の薄肉部と他方の薄肉部との間で連続して設けられた厚肉部と、前記厚肉部と薄肉部との境界部分に設けられた肉厚変化部とを有しており、前記厚肉部の厚み寸法が前記第1軸体及び前記第2軸体の外径寸法とほぼ等しい値、あるいはその外径寸法を超える値に設定されていることを特徴とする。
本発明によると、バルブ本体は細長い板状に形成されて、そのバルブ本体の長手方向における一端に第1軸体が固定されており、他端に第2軸体が固定されている。即ち、バルブの中央部分には軸体が存在しないため、その軸体の径寸法分だけバルブの中央部分の厚み寸法を小さくできる。このため、バルブが開状態のときの通気抵抗を低く抑えることができる。
また、バルブ本体は細長い板状に形成されて、そのバルブ本体の幅方向における両端縁部分が薄肉部となっており、一方の薄肉部と他方の薄肉部との間が連続した状態で厚肉部となっている。即ち、バルブ本体の両端縁部分の内側で、一端の第1軸体から他端の第2軸体までをつなぐように厚肉部が形成されている。そして、厚肉部の厚み寸法が第1軸体及び前記第2軸体の外径寸法にほぼ等しい値、あるいはその外径寸法を超える値に設定されている。このため、バルブ本体の強度を確保できるようになり、吸気路内の圧力でバルブ本体が変形し難くなる。したがって、バルブを閉じた状態における漏れを低減できる。
請求項2の発明によると、バルブ本体はアルミダイカスト製で、その長手方向両端に軸体固定用凹部が形成されており、第1軸体と第2軸体とは鉄製で、前記バルブ本体の軸体固定用凹部に圧入されていることを特徴とする。
このように、バルブ本体はアルミダイカスト製であるため、厚肉部、薄肉部、肉厚変化部及び軸体固定用凹部を備える複雑形状のバルブ本体を容易に成形できるとともに、所定の強度も確保できるようになる。また、第1軸体と第2軸体とが鉄製のため磨耗し難くなるとともに、圧入により第1軸体と第2軸体とをバルブ本体に強固に固定できるようになる。
請求項3の発明によると、バルブ本体の軸体固定用凹部と連通する圧入用空気抜き孔は、バルブがボディと共にエンジンの吸気路内に装着された状態で、下向きとなる位置に形成されている。
このため、圧入用空気抜き孔に水分が溜まることがなく、その圧入用空気抜き孔周辺の腐食を防止できる。
請求項4の発明によると、バルブ本体は、第1軸体が固定されている先端側に近づくにつれて徐々に幅狭となるように形成されている。
このため、バルブを支持するボディも先端側に近づくにつれて徐々に幅狭となるように成形することができる。このように、ボディの先端側を幅狭とすることで、ボディをエンジンの吸気路に取り付ける際にそのボディが挿入し易く組付け性が良い。
請求項5の発明によると、バルブ本体の長手方向における両端部及びその近傍では、他の部位と比べて厚肉部に対する薄肉部の割合が大きい。即ち、薄肉部の占める割合が大きくなることで、その分だけバルブ本体の軽量化を図ることができる。なお、バルブ本体の長手方向における両端部は、第1軸体及び第2軸体を介してボディに連結されているため、薄肉部の占める割合が大きくなることで強度が低下しても吸気路内の圧力で変形することはない。
本発明によれば、バルブが開状態のときの通気抵抗を低く抑えることができるとともに、バルブが閉状態のときにそのバルブの変形による漏れを防止できる。
(実施形態1)
以下、図1から図6に基づいて本発明の実施形態1に係る吸気制御バルブ装置の説明を行う。ここで、図1は本実施形態に係る吸気制御バルブ装置の全体斜視図、図2は吸気制御バルブ装置の側面図等、図3は吸気制御バルブ装置の縦断面図である。図4、図5は吸気制御バルブ装置のバルブ本体の平面図、縦断面図、横断面図等である。また、図6は吸気制御バルブ装置を備えるエンジンの吸気系を表す斜視図及び模式図等である。
吸気制御バルブ装置10は、図6(B)に示すように、エンジンのサージタンク2を第1タンク室2aと第2タンク室2bとに仕切る隔壁3に装着されており、その隔壁3の一部を開閉する働きをする。
吸気制御バルブ装置10は、図1〜図3等に示すように、ボディ20と、バルブ40と、バルブ駆動用モータ60(図3参照)とを備えている。
ボディ20は、例えば、樹脂製であり、バルブホルダ部22と、サージタンク2の蓋部24と、モータハウジング部26とを一体に有している。バルブホルダ部22は、図1に示すように、バルブ40を回転可能に支持する略長方形をした枠体であり、先端側に近づくにつれて徐々に幅狭となるように形成されている。バルブホルダ部22は、サージタンク2の隔壁3の切欠き部分3c(図6(A)参照)に横方向から嵌め込まれるように構成されている。そして、そのバルブホルダ部22の内側開口23が上側の第1タンク室2aと下側の第2タンク室2bとを連通させる連通口となる。以後、内側開口23を連通口23と呼ぶことにする。
即ち、サージタンク2が本発明の吸気路に相当し、隔壁3の切欠き部分3cが本発明の隔壁の開口部に相当する。
バルブホルダ部22の先端部22fと基端部22mとには、図3に示すように、そのバルブホルダ部22の中心線Cfと一致する位置に第1軸受け22xと第2軸受け22yとが設けられている。そして、その第1軸受け22x及び第2軸受け22yに後記するバルブ40の第1軸体41及び第2軸体42がそれぞれ回転可能に支持されている。
バルブホルダ部22の連通口23の側壁には、図2(B)に示すように、第1軸受け22x及び第2軸受け22yに対して左側の位置に下向きの弁座23dが連通口23の縁に沿って形成されている。また、前記側壁には、第1軸受け22x等に対して右側の位置に上向きの弁座23uが同じく連通口23の縁に沿って形成されている。なお、図2(B)は、図2(A)のB-B矢視断面図を表している。
バルブホルダ部22の外周壁には、図2(A)(B)に示すように、そのバルブホルダ部22の周方向にシール溝23mが形成されている。そして、そのシール溝23mにバルブホルダ部22とサージタンク2の隔壁3の切欠き部分3cとの間をシールするシール部材28が嵌め込まれている。
バルブホルダ部22に形成されたシール溝23mは、図2(A)に示すように、そのバルブホルダ部22の先端部で幅広に形成されている。また、シール部材28の厚み寸法もシール溝23mの幅寸法に合わせて先端部分で厚肉に形成されており、その先端部の厚み方向中央に支持溝28sが形成されている。そして、シール部材28の支持溝28sに、サージタンク2の隔壁3の縁部が挟まれるようになっている。即ち、バルブホルダ部22の先端はシール部材28を介した状態でサージタンク2の隔壁3に支持される。
バルブホルダ部22の基端部22mは、蓋部24に対してほぼ直角に形成されている。蓋部24は、バルブホルダ部22をサージタンク2の隔壁3の切欠き部分3cに対して嵌め込んだ状態で、そのサージタンク2の開口2e(図6(A)参照)を塞ぐ部材であり、その開口2eの形状に合わせて形成されている。即ち、バルブホルダ部22は、先端がシール部材28を介して隔壁3に支持され、基端部が蓋部24を介してサージタンク2の壁部に支持される。
吸気制御バルブ装置10のバルブ40は、上記したバルブホルダ部22の連通口23を開閉する部材であり、バルブ本体43と、バルブ本体43の先端部に固定された第1軸体41と、そのバルブ本体43の基端部に固定された第2軸体42とから構成されている。
バルブ本体43は、アルミダイカスト製の略長方形をした板状体であり、図4(A)に示すように、先端に近づくにつれて徐々に幅狭となるように形成されている。ここで、図4(A)はバルブ本体43の平面図であり、図4(B)は、図4(A)のB-B矢視断面図である。
バルブ本体43は、幅方向における両端縁部分に設けられた薄肉部43sと、一方の薄肉部43sと他方の薄肉部43sとの間で連続して設けられた厚肉部43wとを備えており、その厚肉部43wと薄肉部43sとの境界部分に凸曲面からなる肉厚変化部43mがほぼ一定幅で形成されている。ここで、厚肉部43wの厚み寸法は、第1軸体41及び第2軸体42の外径寸法とほぼ等しい値に設定されている。
また、バルブ本体43の厚肉部43wと薄肉部43sとは、厚み方向における各々の中心線Ctが、図5等に示すように、互いに重なるように形成されている。このため、バルブ本体43の形状は中心線Ctに対して対称であり、そのバルブ本体43の表側と裏側とが等しい形状になる。
なお、図5(A)は図4(A)のVA−VA矢視図、図5(B)は図4(A)のVB−VB矢視図、図5(C)は図5(B)のC矢視拡大図である。
バルブ本体43の厚肉部43wの先端部と基端部とには、図4(B)に示すように、そのバルブ本体43の長手方向に延びる中心線Cfと一致する位置に、軸体固定用凹部44,45が形成されている。軸体固定用凹部44,45は、前述の第1軸体41と第2軸体42とがそれぞれ圧入される凹部であり、一定厚み寸法で略円筒形に形成されている。
第1軸体41は、図3に示すように、所定長さ寸法に形成された短軸であり、鉄製で表面がデフリックコーティングされている。第2軸体42は、後記するバルブ駆動用モータ60の回転軸に兼用される長軸であり、同じく鉄製で表面がデフリックコーティングされている。このように、両軸41,42は、鉄製で表面がデフリックコーティングされているため、耐磨耗性が高い。
軸体固定用凹部44,45の基端部(バルブ本体43の中央側)には、圧入用空気抜き孔44x,45xが半径方向に形成されており、その圧入用空気抜き孔44x,45xが軸体固定用凹部44,45の圧入孔44h,45hと連通している。また、圧入用空気抜き孔44x,45xの近傍には、ダイカスト成形後のバルブ本体43を後工程で加工する際の位置決め孔43zが形成されている。圧入用空気抜き孔44x,45x及び位置決め孔43zは、吸気制御バルブ装置10がサージングタンク2に装着された状態で、下向きとなる位置に形成されている。このため、圧入用空気抜き孔44x,45x等に水分が溜まることがなく、それらの圧入用空気抜き孔44x,45x等の周辺の腐食防止を図ることができる。
バルブ本体43の先端部と基端部及びその近傍では、他の部位と比べて厚肉部43wに対する薄肉部43sの割合が大きくなる(図4(A)参照)。即ち、バルブ本体43の先端部と基端部及びその近傍では、軸体固定用凹部44,45に近づくにつれて厚肉部43wの幅寸法が小さくなる。このように、厚肉部43wに対する薄肉部43sの割合が大きくなることで、その分だけバルブ本体43を軽量化することができる。なお、バルブ本体43の先端部と基端部とは、第1及び第2軸体41,42を介してバルブホルダ部22の第1及び第2軸受け22x,22yに支持されているため、薄肉部43sの割合が増えて強度が低下しても、その部分がサージタンク2内の圧力で変形することはない。
バルブ本体43の薄肉部43sの端縁には、基端部側の軸体固定用凹部45から先端部側の軸体固定用凹部44までの間にゴム製のシール材47が貼付けられている。シール材47は、図5(C)に示すように、断面略コ字形をした支持部47eと、断面略V字形をしたシール本体部47sとを備えており、支持部47eが薄肉部43sの端縁を三方(表、裏、横)から覆えるように構成されている。シール材47のシール本体部47sは、図5(B)に示すように、軸体固定用凹部44,45に対して左側の位置ではバルブ本体43の表面側に設けられており、軸体固定用凹部44,45に対して右側の位置ではバルブ本体43の裏面側に設けられている。このため、図2(B)に示す位置からバルブ40が軸回りに右回転すると、バルブ本体43の表面側に設けられたシール材47のシール本体部47sが下向きの弁座23dに当接し、そのバルブ本体43の裏面側に設けられたシール材47のシール本体部47sが上向きの弁座23uに当接する。これによって、バルブホルダ部22の連通口23がバルブ40によって気密状態で閉じられるようになる。なお、図5(A)では、シール材47は省略されている。
バルブ本体43の軸体固定用凹部45に圧入される第2軸体42は、図3に示すように、そのバルブ本体43の支持軸とバルブ駆動用モータ60の回転軸とに兼用される軸であり、その中央部分がバルブホルダ部22の第2軸受け22yによって支持されている。第2軸体42の中央部分よりも後方(図3において左側)は、蓋部24の貫通孔24hからモータハウジング部26の内側に突出しており、その突出部分にバルブ駆動用モータ60の回転子62が固定されている。また、回転子62を囲む位置にバルブ駆動用モータ60の固定子64がモータハウジング部26と一体に設けられている(図3参照)。
また、モータハウジング部26には、固定子64に磁界を発生させるコイル(図示省略)が収納されており、さらに前記コイルに電線を接続するための、コネクタ66(図2(A)参照)がモータハウジング部26と一体に形成されている。
モータハウジング部26の端部には、回転子62を収納するための円形の開口26xが形成されており、その開口26xが略有底円筒形のキャップ26kによって塞がれている。
バルブ駆動用モータ60はコイルに通電された状態(オン状態)でバルブ40に対し、図2(B)において右回転方向(閉方向)の回転トルクを付与するように構成されている。なお、前記コイルに対する通電が解除された状態(オフ状態)で、バルブ駆動用モータ60の回転トルクは零になる。
バルブ駆動用モータ60の回転子62から後方に突出した第2軸体42の端部と、モータハウジング部26のキャップ26kとの間には、図3に示すように、バルブ戻し機構70が装着されている。バルブ戻し機構70は、バルブ40を所定開度位置(図2(B)の実線参照)まで戻す機構であり、バルブ40に対して開方向の回転トルクを付与するコイルバネ72とストッパ(図示省略)とから構成されている。
上記構成により、バルブ駆動用モータ60がオンされると、バルブ40はバルブ戻し機構70のバネ力に抗して図2(B)中右回転し、バルブホルダ部22の連通口23を閉鎖する。また、バルブ駆動用モータ60がオフされると、バルブ40はバルブ戻し機構70のバネ力によって、所定開度位置まで戻される。
次に、上記した吸気制御バルブ装置10の製作手順を簡単に説明する。
先ず、バルブホルダ部22、蓋部24及びモータハウジング部26からなるボディ20が樹脂により射出成形される。このとき、バルブ駆動用モータ60の固定子64、コイル及びコネクタ66の端子類は予めボディ20を成形する型内にセットされており、ボディ20を成形する際にそのボディ20と一体化される。ボディ20の成形後に、そのボディ20の外周壁に設けられたシール溝23mにシール部材28が嵌め込まれる。
また、ボディ20の成形と平行して、バルブ本体43がアルミダイカスト成形される。次に、バルブ本体43の周縁部分が表面処理された後、そのバルブ本体43がシール材47を成形する型内にセットされ、シール材47が型成形される。これによって、シール材47は成形と同時にバルブ本体43の周縁に貼り付けられる。
次に、ボディ20のバルブホルダ部22にバルブ本体43がセットされ、そのバルブ本体43の軸体固定用凹部44に対して第1軸体41がバルブホルダ部22の第1軸受け22x側から圧入される。さらに、バルブ駆動用モータ60の回転子62に固定された第2軸体42がバルブホルダ部22の第2軸受け22y側からバルブ本体43の軸体固定用凹部45に対して圧入される。なお、第2軸体42を第1軸体41よりも先に圧入することも可能である。
次に、バルブ駆動用モータ60の回転子62から後方に突出した第2軸体42の端部にバルブ戻し機構70のバネ等が装着された状態でモータハウジング部26の開口26xにキャップ26kが嵌合され、吸気制御バルブ装置10の製作が終了する。
次に、図6等に基づいて、上記した吸気制御バルブ装置10の働きを説明する。
エンジンの吸気系を構成するサージタンク2の第1タンク室2aには、図6(A)に示すように、吸気行程が重なる第1シリンダ、第3シリンダ及び第5シリンダの各吸気枝管5a,5c,5eが接続されている。また、第2タンク室2bには、同じく吸気行程が重なる第2シリンダ、第4シリンダ及び第6シリンダの各吸気枝管5b,5d,5fが接続されている。なお、第1、第3、第5シリンダの吸気行程と、第2、第4、第6シリンダの吸気行程とは重なることはない。
エンジンの回転数が規定値Nを超えると、吸気制御バルブ装置10のバルブ駆動用モータ60はECU(図示省略)からの信号でオフ状態となる。即ち、吸気制御バルブ装置10のバルブ40がバルブ戻し機構70のバネ力によって所定開度位置に戻され、サージタンク2の第1タンク室2aと第2タンク室2bとが連通する。これによって、吸気管長が短くなったと同様の効果が得られ、そのサージタンク2内で吸気脈動による気柱振動の節ができる。このため、吸気脈動の振動数が高くなり、エンジンの高速運転時において吸気慣性効果による空気の供給効率が高くなる。この結果、エンジンの高速運転時におけるトルクが大きくなる(図6(C)参照)。
また、エンジンの回転数が規定値N以下になると、吸気制御バルブ装置10のバルブ駆動用モータ60はECUからの信号でオン状態となる。即ち、吸気制御バルブ装置10のバルブ40がバルブ戻し機構70のバネ力に抗して閉じられ、サージタンク2の第1タンク室2aと第2タンク室2bとが仕切られる。これによって、吸気管長が長くなったと同様の効果が得られ、サージタンク2の上流集合部で吸気脈動による気柱振動の節ができる。このため、吸気脈動の振動数が低くなり、エンジンの低速運転時において吸気慣性効果による空気の供給効率が高くなる。この結果、エンジンの低速運転時におけるトルクが大きくなる(図6(C)参照)。
上記したように、本実施形態に係る吸気制御バルブ装置10によると、バルブ本体43は細長い板状に形成されて、そのバルブ本体43の長手方向における一端に第1軸体41が固定されており、他端に第2軸体42が固定されている。即ち、バルブ40の中央部分には軸体が存在しないため、その軸体の径寸法分だけバルブ40の中央部分の厚み寸法を小さくできる。このため、バルブ40が開状態のときの通気抵抗を低く抑えることができる。
また、バルブ本体43は細長い板状に形成されて、そのバルブ本体43の幅方向における両端縁部分が薄肉部43sとなっており、一方の薄肉部43sと他方の薄肉部43sとの間が連続した状態で厚肉部43wとなっている。即ち、バルブ本体43の両端縁部分の内側で、一端の第1軸体41から他端の第2軸体42までをつなぐように厚肉部43wが形成されている。そして、厚肉部43wの厚み寸法が第1軸体41及び第2軸体42の外径寸法にほぼ等しく設定されている。このため、バルブ本体43の強度を確保できるようになり、サージングタンク2内の圧力でバルブ本体43が変形し難くなる。したがって、バルブ40を閉じた状態における漏れを低減できる。
また、バルブ本体43はアルミダイカスト製であるため、厚肉部43w、薄肉部43s、肉厚変化部43m及び軸体固定用凹部44,45を備える複雑形状のバルブ本体43を容易に成形できるとともに、所定の強度も確保できるようになる。さらに、バルブ本体43はアルミダイカスト製であるため、軽量化できる。また、第1軸体41と第2軸体42とは、鉄製でバルブ本体43の軸体固定用凹部44,45に圧入されているため、第1軸体41と第2軸体42とをバルブ本体43に強固に固定できるようになる。
また、バルブ本体43及びボディ20のバルブホルダ部22は、先端側に近づくにつれて徐々に幅狭となるように成形されているため、ボディ20をサージタンク2に取り付ける際にそのボディ20に挿入し易く組付け性が良い。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、バルブ本体43の肉厚部43wの厚み寸法を第1軸体41及び第2軸体42の外径寸法とほぼ等しい値に設定する例を示したが、その外径寸法を若干超える値に設定することも可能である。
また、バルブ本体43の先端部と基端部及びその近傍で厚肉部43wに対する薄肉部43sの割合を大きくする例を示したが、他の部位と同様に厚肉部43wの割合を大きくすることも可能である。
また、バルブ本体43の厚肉部43wと薄肉部43sとの境界部分に設けられた肉厚変化部43mを凸曲面で形成する例を示したが、凸曲面の代わりに傾斜面とすることも可能である。
また、バルブ40の第2軸体42とバルブ駆動用モータ60の回転軸とを兼用する例を示したが、第2軸体42と前記回転軸とを別体にし、回り止め部材で両者を連結する構造でも良い。
本発明の実施形態1に係る吸気制御バルブ装置の全体斜視図である。 吸気制御バルブ装置の全体側面図(A図)、及びA図のB-B矢視断面図(B図)である。 吸気制御バルブ装置の全体縦断面図である。 吸気制御バルブ装置のバルブ本体の平面図(A図)、及びA図のB-B矢視断面図(B図)である。 図4(A)のVA-VA矢視図(A図)、図4(A)のVB-VB矢視図(B図)、及びB図のC部拡大図(C図)である。 本実施形態に係る吸気制御バルブ装置を備えるエンジンの吸気系を表す斜視図(A図)、模式図(B図)、及び吸気制御バルブ装置の働きを表すグラフ(C図)である。 従来の吸気制御バルブ装置を表す全体斜視図である。
符号の説明
2 サージタンク(吸気路)
3 隔壁
3c 切欠き部分(開口部)
20 ボディ
22 バルブホルダ部
23 連通口
40 バルブ
41 第1軸体
42 第2軸体
43 バルブ本体
43s 薄肉部
43w 厚肉部
43m 肉厚変化部
44 軸体固定用凹部
45 軸体固定用凹部

Claims (5)

  1. エンジンの吸気路内を仕切る隔壁の開口部に取り付けられる枠状のボディと、前記ボディに設けられた一対の軸受けに支持されて、そのボディの内側で回転することにより、前記隔壁の開口部を開閉可能なバルブとを有する吸気制御バルブ装置であって、
    前記バルブは、細長い板状のバルブ本体と、そのバルブ本体の長手方向における一端に固定されており、前記ボディの一方の軸受けに支持される第1軸体と、前記バルブ本体の長手方向における他端に固定されており、前記ボディの他方の前記軸受けに支持される第2軸体とを備えており、
    前記バルブ本体は、そのバルブ本体の幅方向における両端縁部分に設けられた薄肉部と、前記一方の薄肉部と他方の薄肉部との間で連続して設けられた厚肉部と、前記厚肉部と薄肉部との境界部分に設けられた肉厚変化部とを有しており、
    前記厚肉部の厚み寸法が前記第1軸体及び前記第2軸体の外径寸法とほぼ等しい値、あるいはその外径寸法を超える値に設定されていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  2. 請求項1に記載された吸気制御バルブ装置であって、
    バルブ本体はアルミダイカスト製で、その長手方向両端に軸体固定用凹部が形成されており、
    第1軸体と第2軸体とは鉄製で、前記バルブ本体の軸体固定用凹部に圧入されていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  3. 請求項2に記載された吸気制御バルブ装置であって、
    バルブ本体の軸体固定用凹部と連通する圧入用空気抜き孔は、バルブがボディと共にエンジンの吸気路内に装着された状態で、下向きとなる位置に形成されていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された吸気制御バルブ装置であって、
    バルブ本体は、第1軸体が固定されている先端側に近づくにつれて徐々に幅狭となるように形成されていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された吸気制御バルブ装置であって、
    バルブ本体の長手方向における両端部及びその近傍では、他の部位と比べて厚肉部に対する薄肉部の割合が大きいことを特徴とする吸気制御バルブ装置。
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