JP2005127252A - 吸気制御バルブ装置 - Google Patents

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俊之 増井
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Abstract

【課題】 相互に連結されるバルブシャフト及びモータシャフトの作動性を向上することのできる吸気制御バルブ装置を提供する。
【解決手段】 吸気制御バルブ装置1は、枠状のフレーム部12を有するバルブボデー10を備える。フレーム部12には、バルブ体70がそのフレーム部12の枠内開口部12aを回動により開閉可能に設けられる。バルブ体70は、モータ部30により開閉駆動される。バルブボデー10には、バルブシャフト22,36が軸受ブッシュ25,15を介して両持ち状態で回転可能に支持される。モータハウジング部31には、モータシャフト51が軸受ブッシュ18,58を介して両持ち状態で回転可能に支持される。バルブシャフト36とモータシャフト51とが相互間の軸ずれを吸収可能な係合手段65を介して連結される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、多気筒エンジンの吸気系に使用される吸気制御バルブ装置に関する。詳しくは、可変吸気システムのうち、音響振動の節を移動させ、吸気管長を変化させた効果を得るACIS(Acoustic Control Induction System)に使用される吸気制御バルブ装置に関する。
従来、ACISに使用される吸気制御バルブ装置は、バルブボデーとバルブ体とアクチュエータとを備えている(例えば、特許文献1参照。)。バルブボデーは、樹脂製で、サージタンク内のタンク室を区画する隔壁に形成された開口部に装着される枠状のフレーム部を有している。また、バルブ体は、バルブボデーのフレーム部にそのフレーム部の枠内開口部を回動により開閉可能に設けられ、その開閉によりタンク室の相互間を連通及び遮断する。また、アクチュエータは、バルブ体を開閉駆動する。
特開2000−55200号公報
前記特許文献1のアクチュエータとして、従来、ダイヤフラム式負圧制御装置が用いられていた。
ところで、ダイヤフラム式負圧制御装置に代えてモータを用いる場合において、モータの出力軸いわゆるモータシャフトにバルブ体のバルブシャフトを直結することが考えられる。しかし、構成部品の製作誤差、組付誤差等により、モータシャフトとバルブシャフトとの相互間に少なからず同軸不良いわゆる軸ずれが生じると、作動時の両シャフトに「ぶれ」が発生し、両シャフトの作動性が損なわれることになる。さらには、バルブシャフトとモータシャフトとの連結部分に加わる負荷、及び、各軸受にそれぞれ加わる負荷が増大することにより、その連結部分及び各軸受の耐久性が低下されるおそれがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、相互に連結されるバルブシャフト及びモータシャフトの作動性を向上することのできる吸気制御バルブ装置を提供することにある。
前記した課題は、本発明の特許請求の範囲に記載された構成を要旨とする吸気制御バルブ装置によって解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1に記載された吸気制御バルブ装置によると、バルブボデーにバルブ体のバルブシャフトが一対の軸受を介して両持ち状態で回転可能に支持され、また、モータの外郭を形成するモータハウジングにモータシャフトが一対の軸受を介して両持ち状態で回転可能に支持されている。そして、バルブシャフトとモータシャフトとが相互間の軸ずれを吸収可能な係合手段を介して連結されている。
したがって、相互に連結されるバルブシャフトとモータシャフトとの相互間に軸ずれが生じた場合には、その軸ずれが係合手段により吸収されるため、両シャフトの作動時における「ぶれ」を防止あるいは低減し、両シャフトの作動性を向上することができる。さらには、バルブシャフトとモータシャフトとの連結部分に加わる負荷、及び、各軸受にそれぞれ加わる負荷が軽減されることにより、その連結部分及び各軸受の耐久性を向上することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2に記載された吸気制御バルブ装置によると、バルブシャフトを支持する一対の軸受のうちモータシャフト連結側に位置する軸受が、バルブ体の当該端部に近接する位置に配置されている。これにより、バルブシャフトをモータシャフト連結側において支持する軸受に加わる負荷が一層軽減されることにより、その軸受の耐久性を向上することができる。
また、特許請求の範囲の請求項3に記載された吸気制御バルブ装置によると、モータシャフトを支持する一対の軸受のうちバルブシャフト連結側に位置する軸受が、ロータコアの当該端部に近接する位置に配置されている。これにより、モータシャフトをバルブシャフト連結側において支持する軸受に加わる負荷が一層軽減されることにより、その軸受の耐久性を向上することができる。
また、特許請求の範囲の請求項4に記載された吸気制御バルブ装置によると、一方のシャフトの係合凸部が、他方のシャフトの係合凹部に板ばね材からなるクリップを介して受入れられることにより、両シャフトが相互間の軸ずれを吸収可能に連結される。このため、クリップの弾性変形により両シャフト相互間のがたつきを防止あるいは低減することができる。
また、特許請求の範囲の請求項5に記載された吸気制御バルブ装置によると、一方のシャフトの係合凸部が、他方のシャフトの係合凹部にゴム状材からなる弾性体を介して受入れられることにより、両シャフトが相互間の軸ずれを吸収可能に連結される。このため、弾性体の弾性変形により両シャフト相互間のがたつきを防止あるいは低減することができる。
本発明の吸気制御バルブ装置によれば、相互に連結されるバルブシャフトとモータシャフトとの相互間に軸ずれが生じた場合には、その軸ずれが係合手段により吸収されるため、両シャフトの作動時における「ぶれ」を防止あるいは低減し、両シャフトの作動性を向上することができる。さらには、バルブシャフトとモータシャフトとの連結部分及び各軸受の耐久性を向上することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例を参照して説明する。
本発明の一実施例にかかる吸気制御バルブ装置を図面にしたがって説明する。なお、吸気制御バルブ装置を説明する前に、その吸気制御バルブ装置を使用するACIS(Acoustic Control Induction System)の概要について述べる。
図18に示すように、6気筒エンジンの吸気系を構成するサージタンク100内に形成されるタンク室は、隔壁104により第1のタンク室111と第2のタンク室112とに区画されている。第1のタンク室111には、互いに吸気工程が重なり合わない吸気枝管114,115,116が接続されている。また、第2のタンク室112には、互いに吸気工程が重なり合わない吸気枝管117,118,119が接続されている。
また、隔壁104には、両タンク室111,112の相互間の連通及び遮断を行なうバルブ体70を備えた吸気制御バルブ装置1が装着されている。
また、サージタンク100の吸気ダクト部109は、図示しないアクセルペダルの操作に基づいて開閉されるスロットル弁113を備えたスロットルボデー121を介してエアクリーナ122に接続されている。
エンジンの高負荷低速運転時には吸気制御バルブ装置1のバルブ体70が閉じるすなわち閉弁する。このときは、サージタンク100の吸気ダクト部109内における吸入空気流の分岐部109aが吸気脈動による気柱振動の節となり、吸気脈動の振動数は低くなる。したがって、吸気慣性効果により充填効率が高められるので、低速運転時におけるトルク(軸トルクともいう。)を大きくすることができる(図19中のトルク曲線A参照)。
また、エンジンの高負荷高速運転時には吸気制御バルブ装置1のバルブ体70が開くすなわち開弁する。このときは、各吸気枝管114,115,116,117,118,119の開口端が吸気脈動による気柱振動の節となり、吸気脈動の振動数が高くなる。したがって、吸気慣性効果により充填効率が高められるので、高速運転時におけるトルクを大きくすることができる(図19中のトルク曲線B参照)。
前記サージタンク100について詳述する。なお、説明の都合上、サージタンク100及び吸気制御バルブ装置1にかかる方位は、各図に矢印で示すとおりに定める。
図15に示すように、サージタンク100の一側壁(本実施例では後側壁が該当する。)101には、隔壁104に対応するバルブ挿通孔102が形成されている。バルブ挿通孔102は、左右方向を長くするほぼ横長四角形状に形成されている。
隔壁104には、バルブ挿通孔102に対応するほぼU字状の開口溝105が形成されている。開口溝105(詳しくは溝内)は、本明細書でいう「隔壁に形成された開口部」に相当する。
前記開口溝105の奥端面いわゆる溝底面には、突起部106が突出されている。突起部106は、開口溝105の前縁部に沿う横幅(左右方向の幅)106wをもって形成されている。突起部106の左右両端部は開口溝105の左右両側縁に向かって傾斜状に延びており、その突出量が両端に向かって次第に小さくなっている。
突起部106は、図16に示すように、前記隔壁104の肉厚104tよりも大きい肉厚106tで形成されている。さらに、突起部106は、突出方向すなわち後方に向けてその肉厚106tを次第に薄くするテーパ状に形成されている。また、突起部106の基端部の上下両面には、上下一対をなすフランジ部107が上下対称状に突出されている。両フランジ部107は、突起部106の横幅106w(図15参照)にほぼ対応する横幅(左右方向の幅)をもって形成されている。
また、図15に示すように、隔壁104の開口溝105の両側縁の中間部よりも前方寄りの位置には、ほぼチャンネル状の左右のガイド部108が左右対称状に形成されている。両ガイド部108のチャンネル溝108aは、図16に示すように、バルブ体70(後述する)の当該枠部17(20)を受入可能に形成されている。また、チャンネル溝108aにおける上下方向の中間部の溝壁面は、開口溝105の溝壁面に対して一連状に連続している(図15参照)。
次に、前記サージタンク100に装着される吸気制御バルブ装置1について説明する。図1に示すように、吸気制御バルブ装置1は、直流トルクモータにより構成されるモータ部30を一体的に備えたバルブボデー10と、そのバルブボデー10に回動可能に支持されかつモータ部30により開閉駆動されるバルブ体70とを備えている。
まず、バルブボデー10を説明する。図6に示すように、バルブボデー10は、例えば、樹脂製であり、基板部11と、その基板部11の前側面に水平状に形成された枠状のフレーム部12と、前記基板部11の後側に形成されたモータハウジング部31とを一体に備えている。なお、モータハウジング部31は、本明細書でいう「モータの外郭を形成するモータハウジング」に相当する。また、本明細書におけるモータハウジング部31には、基板部11及びフレーム部12の後枠部13等が含まれるものとする。
基板部11は、フレーム部12とモータハウジング部31との間において垂直状をなす板状に形成されている。基板部11におけるモータハウジング部31よりも外方へ張り出すフランジ状部分は、前記サージタンク100に対する取付フランジとして機能する(図13〜図15参照)。
図6に示すように、前記フレーム部12は、水平状をなしかつ前後方向を長くするほぼ矩形枠状に形成され、前記サージタンク100のバルブ挿通孔102及び開口溝105(図15参照)内に嵌合可能になっている。フレーム部12は、基板部11に連続する後枠部13と、その後枠部13の左右両端部から前方へ延びる左枠部17及び右枠部20と、その左枠部17及び右枠部20の前端部につながる前枠部23とを有している。左枠部17及び右枠部20は、相互間の間隔を前方に向かって次第に狭くするテーパ状に形成されている。
前記フレーム部12における後枠部13は、左右方向を長くする長細板状に形成されている。後枠部13の左右方向の中央部には、前後方向に延びる軸線L上に位置するほぼ円筒状の軸受部14が形成されている。
図4に示すように、軸受部14の中空部内には、軸線方向に貫通する軸受孔14aが形成されている。軸受孔14aは、後枠部13及び前記基板部11を貫通しており、モータハウジング部31の筒状部32(後述する)内に開放されている。軸受孔14aの前端部内には、後側のバルブシャフト用軸受ブッシュ15がその後方から圧入されている。
さらに、軸受孔14a内には、後側のバルブシャフト36の一端部(前端部)が挿通されている。そのバルブシャフト36は、後側のバルブシャフト用軸受ブッシュ15により回転可能に支持されている。
また、軸受孔14aの後端部内には、前側のモータシャフト用軸受ブッシュ18がその後方から圧入されている。
前記後枠部13は、前記サージタンク100のバルブ挿通孔102(図15参照)内に嵌合可能に形成されている。また、後枠部13には、左右対称状でかつ上下対称状をなす計4個の凹溝からなる肉盗み部16が形成されている(図1では上面側のみが示されている)。
また、図6に示すように、前記前枠部23は、左右方向を長くする長細板状に形成されている。前枠部23の左右方向の中央部には、前記軸線L上に位置するほぼ円筒状の軸受部24が形成されている。
図4に示すように、軸受部24の中空部内には、軸線方向に貫通する軸受孔24aが形成されている。軸受孔24aの後半部内には、前側のバルブシャフト用軸受ブッシュ25がその後方から圧入されている。
さらに、軸受孔24a内には、前側のバルブシャフト22の一端部(前端部)が挿通されている。そのバルブシャフト22は、前側のバルブシャフト用軸受ブッシュ25により回転可能に支持されている。なお、前側のバルブシャフト22の後部は、バルブ体70(後述する)の前側の軸孔72a内に圧入により連結されている。
図3に示すように、前記フレーム部12の軸受部14,24を除いた内周面には、段差面からなる左右一対の弁座26L,26Rが形成されている。両弁座26L,26Rの前端部及び後端部は、それぞれ内方に向けて湾曲している。両弁座26L,26Rは、図5に示すように、軸線Lを中心とする点対称状に形成されている。このため、左枠部17の弁座26Lは下方に面し、右枠部20の弁座26Lは上方に面している。
図6に示すように、前記フレーム部12の外周面すなわち各枠部13,17,20,23の外周面には、外方へ開放されかつ周方向にほぼU字状に連続する断面チャンネル溝状の嵌合溝27が形成されている(図5参照)。嵌合溝27のうち、前枠部23における溝部分は、左枠部17及び右枠部20における嵌合溝27の溝幅に比べて大きい溝幅で形成された係合溝28になっている(図6参照)。係合溝28は、前記前枠部23の軸受部24を横切っており、その軸受部24の軸受孔24aと連通されている(図4参照)。また、係合溝28は、前記サージタンク100の突起部106に対してガスケット29(後述する)を介して嵌合可能に形成されている(図16参照)。
また、係合溝28を含む嵌合溝27には、一連状をなすゴム状弾性体からなるガスケット29の基端部が嵌合により装着されている(図1〜図5参照)。図5に示すように、ガスケット29の先端部は、フレーム部12の外周面より外方へ突出している。そして、ガスケット29の先端部は、前記サージタンク100のバルブ挿通孔102の左右の両側縁を含む隔壁104の開口溝105(図15参照)内に弾性的に当接することにより、フレーム部12と隔壁104との間をシールする(図17参照)。
しかして、図6に示すように、前記ガスケット29において、フレーム部12の前枠部23に対応する部分には、前方へ開放する断面ほぼチャンネル状の係合溝29aが形成されている。
図16に示すように、ガスケット29の係合溝29aは、前記サージタンク100の突起部106に対して弾性的に嵌合可能に形成されている。これとともに、ガスケット29における係合溝29aの上下の両溝壁29bが、サージタンク100の両フランジ部107に弾性的に当接可能に形成されている。
図1及び図3に示すように前記モータハウジング部31は、前記基板部11の後側面に連続して一体形成されている。
図4に示すように、モータハウジング部31内には、ステータ40がインサート成形により一体化されている。図7に示すように、ステータ40は、磁性体により形成されたステータコア41を備えている。ステータコア41は、前記軸線L(図4参照)と同一軸線をなす中空部42aを形成する一対のティース部42と、コイル部44(後述する)と各ティース部42を磁気的に接続する一対のアーム部43とから形成されている。コイル部44は、略円形状の断面を有する芯部材としての鉄心45に、ボビン46を介してステータコイル47が巻装されてなる。
また、前記ステータコイル47に電気的に接続されたターミナル(図示省略)は、モータハウジング部31とともに一体形成されたコネクタ部34(図3参照)内にインサート成形により一体化されている。
また、図4に示すように、モータハウジング部31の後側部には、ほぼ円筒状の筒状部32が前記軸線Lと同一軸線上に形成されている。
また、筒状部32内には、ステータ40の後側において同一軸線上に位置する金属製のリング37がインサート成形により一体化されている。
図4に示すように、前記ステータ40と協働して前記モータ部30を構成するロータ50は、モータシャフト(ロータシャフトともいう。)51と、そのモータシャフト51の一端部(後端部)に圧入により固定されたロータコア53と、ロータコア53の外周面に装着された磁石54,55とからなる(図6参照)。ロータコア53は、磁性材料により円筒状に形成されている。また、各磁石54,55は、円弧状に形成されかつ放射状に着磁されており、ロータコア53に対し着磁方向を反対にして固定されている。これにより、ロータ50にN、Sの二極が形成される。
しかして、図4に示すように、前記モータシャフト51の前端部(図4において右端部)は、前記モータハウジング部31の筒状部32内からステータコア41のティース部42(図7参照)内を通して、前記バルブボデー10の後枠部13の軸受部14の軸受孔14a内に挿通されている。モータシャフト51の前端部は、軸受孔14a内に装着された前記前側のモータシャフト用軸受ブッシュ18により回転可能に支持されている。
また、モータシャフト51の後端部は、後側のモータシャフト用軸受ブッシュ58により回転可能に支持されている。後側のモータシャフト用軸受ブッシュ58は、前記モータハウジング部31の筒状部32にインサート成形された前記リング37内に圧入されている。
これにより、モータハウジング部31に、モータシャフト51が前後一対のモータシャフト用軸受ブッシュ18,58を介して両持ち状態で回転可能に支持されている。なお、前後一対のモータシャフト用軸受ブッシュ18,58は、本明細書でいう「モータシャフトを両持ち状態で回転可能に支持する一対の軸受」に相当する。また、前側のモータシャフト用軸受ブッシュ18は、本明細書でいう「バルブシャフト連結側に位置する軸受」に相当しており、ロータコア53に近接する位置に配置されている。
これとともに、前記ロータ50の磁石54,55は、前記ステータ40のティース部42(図7参照)内に回転可能に配置されている。
図4に示すように、前記モータシャフト51の後端部(図4において左端部)は、後側のモータシャフト用軸受ブッシュ58を貫通している。そして、モータシャフト51の後端部には、スプリングガイド57が回り止め及び抜け止め状態に係合されている。
しかして、スプリングガイド57と後側のモータシャフト用軸受ブッシュ58との間には、前記ロータ50を開方向に付勢するトルクスプリング64が介装されている。なお、図示しないが、カバー60とスプリングガイド57との間には、バルブ体70(後述する)の開方向の回転時に当接し合うことにより、そのバルブ体70を所定の全開位置に停止させるストッパ手段(図示省略)が設けられている。
前記ロータ50を組込んだ前記モータハウジング部31の筒状部32内には、その開口端面を閉塞するカバー60が回り止め状態にかつ所定の嵌合量をもって嵌合されている。カバー60は、モータハウジング部31の筒状部32の開口端部32aを全周にわたって熱かしめにより内方へ折り曲げることにより抜け止めされている。
また、カバー60の外周部には、Oリング(オーリング)62が装着されている。Oリング62は、カバー60とモータハウジング部31の筒状部32との間を弾性的にシールしている。
ところで、前記ステータ40のステータコイル47(図7参照)には、図示しない制御手段いわゆるECUの制御により制御電流がターミナル(図示省略)を介して供給される。ステータコイル47が通電されることにより、ステータ40(詳しくはステータコア41)は励磁され、通電により生成されるステータコア41側の極に対して、磁石54,55により生成されたロータ50側の極が吸引される。このため、前記トルクスプリング64の付勢に抗して、ロータ50すなわちバルブ体70(後述する)を閉じる方向(図5において矢印S方向)へ回動させる回動トルクが発生する。また、ステータコイル47の通電が解除されることにより、前記回動トルクは「0(零)」になるため、ロータ50すなわちバルブ体70がトルクスプリング64の弾性復元力により開かれる方向(図5において矢印O方向)へ回動される。なお、ステータコイル47の通電状態をモータ部30のオン(ON)状態といい、その通電の解除状態をモータ部30のオフ(OFF)状態という。
次に、バルブ体70を説明する。図6に示すように、バルブ体70は、アルミダイカスト製で、前記バルブボデー10のフレーム部12の枠内開口部(符号、12aを付す)を回転によって開閉可能な板状に形成されている。バルブ体70の長手方向の前後両端部には、軸線L上に位置する軸孔72a,73aを有する円筒状の前後の両軸支部72,73が前後対称状に形成されている(図4参照)。
図4に示すように、前側の軸支部72の軸孔72a内には、前記前側のバルブシャフト22の後部が圧入により連結されている。また、後側の軸支部73の軸孔73a内には、前記後側のバルブシャフト36の前端部が圧入により連結されている。これにより、バルブ体70は、バルブボデー10のフレーム部12に前後一対のバルブシャフト用軸受ブッシュ25,15を介して両持ち状態で回転可能に支持されており、その回動によりフレーム部12の枠内開口部12aが開閉されるようになっている(図1〜図5参照)。なお、前後一対のバルブシャフト用軸受ブッシュ25,15は、本明細書でいう「バルブシャフトを両持ち状態で回転可能に支持する一対の軸受」に相当する。また、後側のバルブシャフト用軸受ブッシュ15は、本明細書でいう「モータシャフト連結側に位置する軸受」に相当しており、バルブ体70の当該端部すなわち後端部に近接する位置に配置されている。
図4に示すように、前記前後一対の両バルブシャフト22,36と前記モータシャフト51とは、ほぼ同一軸線L上に配置されている。なお、両バルブシャフト22,36及びモータシャフト51は、例えば、鉄製で、耐摩耗性を向上するためにデフリックコーティングが施されている。
さらに、後側のバルブシャフト36とモータシャフト51との相互の突き合わせ端部は、次に述べる係合手段65を介して両シャフト36,51相互間の軸ずれを吸収可能に連結されている。なお、後側のバルブシャフト36の後端部には、大径をなす膨大部36aが形成されている(図8及び図9参照)。
すなわち、係合手段65は、図9に示すように、前記モータシャフト51の前端部に突出された係合凸部66と、前記後側のバルブシャフト36の膨大部36aの後端面に形成されかつ前記係合凸部66を遊嵌状に受入れる係合凹部67と、係合凸部66と係合凹部67との間に介在された板ばね材からなるクリップ68とを備えている。
係合凸部66は、モータシャフト51の当該端部を二面幅に加工することによりほぼ平板状に形成されている。
また、係合凹部67は、係合凸部66を遊嵌状にかつほぼ同一軸線上に受入可能なほぼ有底中空孔により形成されている。
また、前記クリップ68は、図9及び図10(a),(b)に示すように、ほぼU字状に折り曲げて形成されており、上辺部68aと下辺部68bとその両辺68a,68bの前端部をつなぐ連結部68cとを有している。上下の両辺部68a,68bは、上下対称状に形成されており、前後方向の中間部において外方へ張り出す断面円弧状の膨出部68dと、その開口側端部において相互間の間隔を狭める断面円弧状に絞り部68eと,その開口側端部において開口方向へ相互間の間隔を広げるテーパ状のガイド部68fを有している。
図8に示すように、前記クリップ68の上辺部68aと下辺部68bとの間には、前記係合凸部66がそのクリップ68の弾性変形を利用して挿入されている。このとき、クリップ68の上辺部68a及び下辺部68bにガイド部68fが形成されているので、クリップ68に対する係合凸部66の挿入がしやすい。そして、係合凸部66がクリップ68に弾性変形を利用して挿入されると、係合凸部66が両絞り部68eの間にクリップ68の弾性復元力により挟持される。
また、クリップ68は、その弾性変形を利用して係合凹部67内に挿入されている。このとき、クリップ68がほぼU字状に形成されているので、係合凹部67に対するクリップ68の挿入がしやすい。そして、クリップ68が係合凹部67内に弾性変形を利用して挿入されると、両膨出部68dがクリップ68の弾性復元力によって係合凹部67の当該孔壁面に弾性的に当接される。
上記のようにして、後側のバルブシャフト36とモータシャフト51との相互の突き合わせ端部が、両シャフト36,51相互間の軸ずれをクリップ68の弾性変形を利用して吸収可能に連結されている。なお、クリップ68の折り曲げ方向に交差する方向(図8において紙面表裏方向)に関しては、クリップ68に対して係合凸部66と係合凹部67のうち少なくとも一方が相対的にずれることにより、両シャフト36,51相互間の当該方向の軸ずれが吸収されるものとする。
前記バルブ体70は、前記モータ部30がオン状態になると、前に述べたように、ステータ40の励磁による回動トルクによりロータ50(図4参照)とともに閉じる方向(図5中、矢印S参照)へ回動されて、前記バルブボデー10のフレーム部12の枠内開口部12aを閉止する。また、モータ部30がオフ状態になると、前に述べたように、ロータ50とともにトルクスプリング64の弾性復元力により開かれる方向(図5中、矢印O参照)へ回動されて、前記フレーム部12の枠内開口部12aを開放する。
また、本実施例において、バルブ体70は、バルブボデー10のフレーム部12の枠内開口部12aを閉止する全閉位置(図5中、二点鎖線70参照)と、その枠内開口部12aを開放する全開位置(図5中、実線70参照)との間において、例えば40°の回動範囲θ1で回動するように設定されている。また、バルブ体70は、バルブボデー10のフレーム部12の軸心を通る基準水平面12bに対して、例えば、10°の傾斜角θ2をもって傾斜した状態になるように、全閉位置(図5中、二点鎖線70参照)が設定されている。なお、回動範囲θ1及び傾斜角θ2は、適宜変更することができる。
図5に示すように、前記バルブ体70は、軸線Lの付近において肉厚を厚くする厚肉部74と、両軸支部72,73(図6参照)を除いた外周部において厚肉部74の肉厚の1/4程度の肉厚とした左右の薄肉部75とを備えて表裏対称状に形成されている。また、厚肉部74と薄肉部75との外表面は、凸型状の円弧面76を介して連続している。また、円弧面76の前端部は前側の軸受部14の後半部に向かって傾斜状に延びており、また、円弧面76の後端部は後側の軸受部14の前半部に向かって傾斜状に延びている(図6参照)。
図4に示すように、前記バルブ体70の下面側すなわち裏面側には、両軸孔72a,73a内に当該シャフト22,51をそれぞれ圧入する際に、軸孔72a,73a内のエアを速やかに排出するための前後の両エア抜き孔77が形成されている。また、バルブ体70の裏面側の両エア抜き孔77に隣接する位置には、バルブ体70の加工時の基準をなす前後の両基準穴78が形成されている。また、前記エア抜き孔77及び基準穴78は、下方に向けて開口されるため、エア抜き孔77及び基準穴78に凝縮水等の水分や、その他の異物等が溜まることを防止あるいは低減することができる。
前記バルブ体70の両薄肉部75の外周部には、ゴム状弾性体からなるシール材79がそれぞれ設けられている。そして、バルブ体70の閉止時(図5中、二点鎖線70参照)には、左側のシール材79が前記フレーム部12の左側の弁座26Lに弾性変形を利用して密着する。これとともに、右側のシール材79がそのフレーム部12の右側の弁座26Rに弾性変形を利用して密着する。したがって、バルブ体70の閉止時には、フレーム部12の枠内開口部12aがシール状態で閉止される。また、バルブ体70の開放時(図5中、実線70参照)には、両シール材79がフレーム部12の両弁座26L,26Rから離れ、フレーム部12の枠内開口部12aが開放される。
上記した吸気制御バルブ装置1(図1〜図3参照)は、前記サージタンク100に次のようにして装着される。すなわち、バルブボデー10のフレーム部12を、前枠部23側からサージタンク100のバルブ挿通孔102(図15参照)内に差し込む。そして、フレーム部12をサージタンク100の隔壁104の開口溝105内に嵌め込む。これにより、フレーム部12の外周部がガスケット29を介して隔壁104の開口溝105の内周部にシール状態で密着する。また、フレーム部12の前枠部23の係合溝28が、ガスケット29の係合溝29aを介して、隔壁104の突起部106にシール状態で係合する(図16参照)。これとともに、ガスケット29の上下の両溝壁29bは、突起部106の両フランジ部107にシール状態で密着する。これにより、前枠部23の上下方向の移動が制限される。また、フレーム部12の左枠部17及び右枠部20が隔壁104のガイド部108のチャンネル溝108a内に嵌合され、その上下方向の移動が制限される(図17参照)。
さらに、バルブボデー10の基板部11は、サージタンク100の側壁101に密着させた状態で、例えばレーザ溶接により接合される(図13〜図15参照)。これにより、バルブ挿通孔102(図15参照)が密閉される。なお、レーザ溶着以外の溶着あるいは接着によっても、バルブボデー10の基板部11をサージタンク100の一側壁101に接合することが可能である。
上記のようにして、サージタンク100に対する吸気制御バルブ装置1の装着が完了する。
上記した吸気制御バルブ装置1において、エンジンの高負荷低速運転時には、前にも述べたように、ECUの制御によりモータ部30がオンされ、バルブ体70が閉じられる。その結果、吸気慣性効果により充填効率が高められるので、低速運転時におけるトルクを大きくすることができる(図19中の曲線A参照)。また、エンジンの高負荷高速運転時には、ECUの制御によりモータ部30がオフされ、バルブ体70が開かれる。その結果、吸気慣性効果により充填効率が高められので、高速運転時におけるトルクを大きくすることができる(図19中の曲線B参照)。
次に、上記した吸気制御バルブ装置1の製作手順について説明する。
まず、バルブボデー10が樹脂成形、例えば射出成形される。このとき、成形型内に予めステータ40及びリング37等がセットされ、ステータ40及びリング37等がバルブボデー10にインサート成形により一体化される。
一方、バルブ体70(図6参照)は、アルミダイカスト成形により形成される。バルブ体70の薄肉部75には表面処理が施された後、その薄肉部75の周縁部にシール材79が一体成形される。
次に、図4に示すように、バルブボデー10のフレーム部12の枠内開口部12a内にバルブ体70を配置した状態において、前側のバルブシャフト22が、フレーム部12の前枠部23の軸受孔24a及び前側のバルブシャフト用軸受ブッシュ25内を通して、バルブ体70の前側の軸支部72の軸孔72a内に圧入される。一方、後側のバルブシャフト36が、フレーム部12の後枠部13の軸受孔14a及び後側のバルブシャフト用軸受ブッシュ15内を通して、バルブ体70の後側の軸支部73の軸孔73a内に圧入される。
さらに、ロータ50のモータシャフト51が、バルブボデー10の筒状部32内から後枠部13の軸受孔14a及び前側のモータシャフト用軸受ブッシュ18内を通して挿入される。このモータシャフト51の挿入に先だって、係合凸部66にクリップ68を前に述べたように装着し、その係合凸部66をクリップ68とともに後側のバルブシャフト36の係合凹部67内にそのクリップ68の弾性変形を利用して挿入する。あるいは、後側のバルブシャフト36の係合凹部67内に予めクリップ68をその弾性変形を利用して挿入しておき、そのクリップ68内に係合凸部66をクリップ68の弾性変形を利用して挿入する。
次に、モータハウジング部31の筒状部32のリング37内に後側のモータシャフト用軸受ブッシュ58が圧入される。これにともない、モータシャフト51の後端部が後側のモータシャフト用軸受ブッシュ58内に回転可能に支持される。
その後、モータシャフト51の後端部にトルクスプリング64を介してスプリングガイド57が回り止め及び抜け止め状態に係合される。
次に、カバー60をバルブボデー10の筒状部32内の所定位置に嵌合した後、その筒状部32の開口端部32aを全周にわたって熱かしめすることによりカバー60が抜け止めされる。
また、バルブボデー10のフレーム部12の嵌合溝27には、ガスケット29が装着される。
上記のようにして、吸気制御バルブ装置1の製作が終了する(図1〜図3参照)。
上記した吸気制御バルブ装置1によれば、バルブボデー10にバルブ体70の前後一対のバルブシャフト22,36が前後一対のバルブシャフト用軸受ブッシュ25,15を介して両持ち状態で回転可能に支持され、また、モータ部30の外郭を形成するモータハウジング部31にモータシャフト51が前後一対のモータシャフト用軸受ブッシュ18,58を介して両持ち状態で回転可能に支持されている。そして、後側のバルブシャフト36とモータシャフト51とが相互間の軸ずれを吸収可能な係合手段65を介して連結されている(図4参照)。
したがって、後側のバルブシャフト36とモータシャフト51との相互間に軸ずれが生じた場合には、その軸ずれが係合手段65により吸収されるため、両シャフト36,51の作動時における「ぶれ」を防止あるいは低減し、両シャフト36,51の作動性を向上することができる。さらには、後側のバルブシャフト36とモータシャフト51との連結部分に加わる負荷、及び、各軸受ブッシュ15,18,25,58にそれぞれ加わる負荷が軽減されることにより、その連結部分及び各軸受ブッシュ15,18,25,58の耐久性を向上することができる。
また、前後一対のバルブシャフト22,36を支持する前後一対のバルブシャフト用軸受ブッシュ25,15のうちモータシャフト連結側に位置するバルブシャフト用軸受ブッシュ15が、バルブ体70の当該端部に近接する位置に配置されている(図4参照)。これにより、後側のバルブシャフト36をモータシャフト連結側において支持する後側のバルブシャフト用軸受ブッシュ15に加わる負荷が一層軽減されることにより、その軸受ブッシュ15の耐久性を向上することができる。
また、モータシャフト51を支持する前後一対のモータシャフト用軸受ブッシュ18,58のうちバルブシャフト連結側に位置するモータシャフト用軸受ブッシュ18が、ロータコア53の当該端部に近接する位置に配置されている(図4参照)。これにより、モータシャフト51をバルブシャフト連結側において支持する前側のモータシャフト用軸受ブッシュ18に加わる負荷が一層軽減されることにより、その軸受ブッシュ18の耐久性を向上することができる。
また、モータシャフト51の係合凸部66が、後側のバルブシャフト36の係合凹部67に板ばね材からなるクリップ68を介して受入れられることにより、両シャフト36,51が相互間の軸ずれを吸収可能に連結されている(図8参照)。このため、クリップ68の弾性変形により両シャフト36,51相互間のがたつきを防止あるいは低減することができる。
また、前記係合手段65におけるクリップ68に代えて、図11に示すように、ゴム状材からなる弾性体69を用いることができる。図12に示すように、弾性体69は、ほぼ四角形状に形成されており、係合凹部67内に密に挿入可能になっている。また、弾性体69には、ほぼ中空四角形状の受入れ凹部69aが形成されている。受入れ凹部69a内は、係合凸部66を受入れ可能に形成されている。さらに、弾性体69の開口側端部の外周面には、外周に張り出すフランジ部69bが一体形成されている。フランジ部69bは、前記モータシャフト51と前記後側のバルブシャフト36(詳しくは、膨大部36a)との対向面間に介在されるように形成されている。
そして、図11に示すように、モータシャフト51の係合凸部66を弾性体69の受入れ凹部69a内に挿入し、その係合凸部66を弾性体69とともに後側のバルブシャフト36の係合凹部67内に密に挿入する。あるいは、後側のバルブシャフト36の係合凹部67内に予め弾性体69を密に挿入しておき、その弾性体69の受入れ凹部69a内にモータシャフト51の係合凸部66を密に挿入する。
上記したように、モータシャフト51の係合凸部66が、後側のバルブシャフト36の係合凹部67にゴム状材からなる弾性体69を介して受入れられることによっても、両シャフト36,51が相互間の軸ずれを吸収可能に連結される(図11参照)。このため、弾性体69の弾性変形により両シャフト36,51相互間のがたつきを防止あるいは低減することができる。
本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、モータ部30は、トルクモータに限定されるものではない。また、前記実施例においては、バルブボデー10にモータ部30を一体的に設けたが、バルブボデー10に別体のモータを装着してもよい。また、前記実施例においては、前後2本のバルブシャフト22,36を使用したが、1本のバルブシャフトによりバルブ体70を支持することができる。また、前記実施例においては、後側のバルブシャフト36に係合凹部67を設けるとともにモータシャフト51に係合凸部66を設けたが、逆配置すなわち後側のバルブシャフト36に係合凸部66を設けるとともにモータシャフト51に係合凹部67を設けることもできる。また、前記実施例においては、後側のバルブシャフト36に係合凹部67を形成する膨大部36aを設けたが、膨大部を設けることなく、係合凹部67を形成することもできる。また、バルブシャフト22,36を支持する各軸受には、軸受ブッシュ25,15に代え、ボールベアリング、ニードルベアリング等の軸受を採用することができる。また、モータシャフト51を支持する各軸受には、軸受ブッシュ18,58に代え、ボールベアリング、ニードルベアリング等の軸受を採用することができる。
本発明の一実施例にかかる吸気制御バルブ装置を示す斜視図である。 吸気制御バルブ装置を示す正面図である。 吸気制御バルブ装置を示す平面図である。 図3のIV−IV線矢視断面図である。 図3のV−V線矢視断面図である。 吸気制御バルブ装置を示す分解斜視図である。 図4のVII−VII線矢視断面図である。 クリップを用いる係合手段の周辺部を示す部分断面図である。 クリップを用いる係合手段の周辺部を示す分解斜視図である。 クリップを示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 弾性体を用いる係合手段の周辺部を示す部分断面図である。 弾性体を用いる係合手段の周辺部を示す分解斜視図である。 サージタンクにおける吸気制御バルブ装置の取付部分を示す左側面図である。 サージタンク100における吸気制御バルブ装置の取付部分を示す平面図である。 図13のXV−XV線矢視断面図である。 図15のXVI−XVI線矢視断面図である。 図15のXVII−XVII線矢視断面図である。 エンジンの吸気系を示す模式図である。 エンジンの回転数とトルクとの関係を表わす特性線図である。
符号の説明
1 吸気制御バルブ装置
10 バルブボデー
12 フレーム部
12a 枠内開口部
15 後側のバルブシャフト用軸受ブッシュ(モータシャフト連結側に位置する軸受ブッシュ)
18 モータシャフト用軸受ブッシュ(バルブシャフト連結側に位置する軸受ブッシュ)
22 前側のバルブシャフト
25 バルブシャフト用軸受ブッシュ
30 モータ部(モータ)
31 モータハウジング部(モータハウジング)
36 後側のバルブシャフト
50 ロータ
51 モータシャフト
58 モータシャフト用軸受ブッシュ
65 係合手段
66 係合凸部
67 係合凹部
68 クリップ
69 弾性体
70 バルブ体
100 サージタンク
104 隔壁
105 開口溝(隔壁に形成された開口部)
111 第1のタンク室
112 第2のタンク室

Claims (5)

  1. サージタンク内のタンク室を区画する隔壁に形成された開口部に装着される枠状のフレーム部を有するバルブボデーと、
    前記フレーム部にそのフレーム部の枠内開口部を回動により開閉可能に設けられ、その開閉により前記区画されたタンク室の相互間を連通及び遮断するバルブ体と、
    前記バルブ体を開閉駆動するモータと
    を備える吸気制御バルブ装置であって、
    前記バルブボデーには、前記バルブ体のバルブシャフトが一対の軸受を介して両持ち状態で回転可能に支持され、
    前記モータの外郭を形成するモータハウジングには、そのモータのモータシャフトが一対の軸受を介して両持ち状態で回転可能に支持され、
    前記バルブシャフトと前記モータシャフトとが相互間の軸ずれを吸収可能な係合手段を介して連結されている
    ことを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  2. 請求項1に記載の吸気制御バルブ装置であって、
    前記バルブシャフトを支持する一対の軸受のうちモータシャフト連結側に位置する軸受が、前記バルブ体の当該端部に近接する位置に配置されていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の吸気制御バルブ装置であって、
    前記モータシャフトを支持する一対の軸受のうちバルブシャフト連結側に位置する軸受が、前記モータのロータコアの当該端部に近接する位置に配置されていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の吸気制御バルブ装置であって、
    前記係合手段は、前記バルブシャフト及び前記モータシャフトのうちの一方のシャフトに設けられた係合凸部と、他方のシャフトに設けられかつ前記係合凸部を受入れる係合凹部と、前記係合凸部と前記係合凹部との間に介在された板ばね材からなるクリップとを備えていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の吸気制御バルブ装置であって、
    前記係合手段は、前記バルブシャフト及び前記モータシャフトのうちの一方のシャフトに設けられた係合凸部と、他方のシャフトに設けられかつ前記係合凸部を受入れる係合凹部と、前記係合凸部と前記係合凹部との間に介在されたゴム状材からなる弾性体とを備えていることを特徴とする吸気制御バルブ装置。

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