JP2017101626A - スロットル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁軸に対するガイド部材の摺動性の低下を抑制しつつ、弁軸とガイド部材の組み付け性を向上することのできるスロットル装置を提供する。
【解決手段】スロットル装置は、スロットルギヤ16とオープナ18とバックスプリング20とリリーフスプリング22とを備える。オープナ18のシャフト挿通孔74の入口側の端縁部には、面取り幅の狭い幅狭面取り部93と、面取り幅の広い幅広面取り部95とが形成される。幅狭面取り部93は、スロットルシャフト24とオープナ18との組み付け状態においてリリーフスプリング22の付勢力によってスロットルシャフト24に押付けられる第1領域A1に配置される。幅広面取り部95は、スロットルシャフト24に対してオープナ18が傾いた状態でシャフト挿通孔74を嵌合する際にスロットルシャフト24に対して先行して当接する第2領域A2に配置される。
【選択図】図8

Description

本発明は、内燃機関の吸入空気量を制御するスロットル装置に関する。
スロットル装置の従来例を述べる。図15はスロットル装置の要部を示す断面図である。図15に示すように、スロットル装置110は、スロットルボディ112と絞り弁114とスロットルギヤ116とガイド部材118とバックスプリング120とリリーフスプリング122とを備えている。スロットルボディ112には、吸気通路113が形成されている。絞り弁114は、スロットルボディ112に弁軸124を介して回動可能に支持されている。スロットルギヤ116は、弁軸124に固定されかつ電動式アクチュエータによって回動される。ガイド部材118には、弁軸124に回転可能に挿通される軸挿通孔126が形成されている。バックスプリング120は、捩じりコイルスプリングからなり、スロットルボディ112とガイド部材118との間に介装されている。バックスプリング120は、ガイド部材118を閉方向に付勢している。リリーフスプリング122は、捩じりコイルスプリングからなり、スロットルギヤ116とガイド部材118との間に介装されている。リリーフスプリング122は、スロットルギヤ116を開方向に付勢している。
図示されないが、スロットルギヤ116とガイド部材118との間には、リリーフスプリング122の付勢力によって相互に当接することでスロットルギヤ116の開方向の回動にガイド部材118を連動させる連動手段が設けられている。また、スロットルボディ112とガイド部材118との間には、絞り弁114の全閉位置と全開位置との間の中間位置に設定されるオープナ開度において相互に当接することでガイド部材118のオープナ開度以下への閉方向の回動を阻止するストッパ手段が設けられている。上記したようなスロットル装置110には、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
ところで、一般的には、ガイド部材118の軸挿通孔126の入口側(図15において下側)の端縁部には、面取り部が形成されている。図16はガイド部材の軸挿通孔の周辺部を示す断面図である。図16に示すように、ガイド部材118の軸挿通孔126の入口側の端縁部には、面取り部128が形成されている。面取り部128は、C面取り形状で全周に亘って一定の面取り幅128Wで形成されている。また、弁軸124の外周面とガイド部材118の軸挿通孔126の内周面との間には、組み付け上、僅かな隙間が存在する。このため、リリーフスプリング122の付勢力を受けたガイド部材118は、弁軸124に対して傾いている。また、弁軸124の外周面に接触可能な軸挿通孔126の内周面の軸方向の有効長さ(「軸挿通孔の有効長さ」という)126Lは、軸挿通孔126の軸方向の全長から面取り部128を除いた分の長さとなる。
特開2009−299673号公報
弁軸124とガイド部材118との嵌合性いわゆる組み付け性を向上するには、軸挿通孔126の面取り部128の面取り幅128Wを大きく(広く)して、面取り部128による案内作用を向上させればよい。しかし、弁軸124に接触可能な軸挿通孔126の有効長さ126Lが短くなる。そのため、弁軸124とガイド部材118との組み付け状態においては、ガイド部材118の傾きが大きくなるため、弁軸124に対するガイド部材118の摺動性が低下する。
また、逆に、弁軸124に対するガイド部材118の摺動性の低下を抑制するには、面取り部128の面取り幅128Wを小さく(狭く)して、弁軸124に対する軸挿通孔126の有効長さ126Lを長くとり、ガイド部材118の傾きを抑制すればよい。しかし、面取り部128による案内作用が低下することにより、弁軸124の軸端部と、ガイド部材118の軸挿通孔126の入口側の端縁部(エッジ部分)との間で引っ掛かりが生じやすくなるため、弁軸124とガイド部材118との組み付け性が低下する。
したがって、弁軸124に対するガイド部材118の摺動性の低下の抑制と、弁軸124とガイド部材118との組み付け性の向上とを両立することが困難であった。本発明の目的は、弁軸に対するガイド部材の摺動性の低下を抑制しつつ、弁軸とガイド部材の組み付け性を向上することのできるスロットル装置を提供することにある。
前記課題は、本発明のスロットル装置により解決することができる。第1の発明は、スロットルボディと絞り弁とスロットルギヤとガイド部材とバックスプリングとリリーフスプリングとを備えており、前記スロットルボディには、吸気通路が形成されており、前記絞り弁は、前記スロットルボディに弁軸を介して回動可能に支持されており、前記スロットルギヤは、前記弁軸に固定されかつ電動式アクチュエータによって回動され、前記ガイド部材には、前記弁軸に回転可能に挿通される軸挿通孔が形成されており、前記バックスプリングは、捩じりコイルスプリングからなり、前記スロットルボディと前記ガイド部材との間に該ガイド部材を閉方向に付勢するように介装されており、前記リリーフスプリングは、捩じりコイルスプリングからなり、前記スロットルギヤと前記ガイド部材との間に該スロットルギヤを開方向に付勢するように介装されており、前記スロットルギヤと前記ガイド部材との間には、前記リリーフスプリングの付勢力によって相互に当接することで該スロットルギヤの開方向の回動に該ガイド部材を連動させる連動手段が設けられており、前記スロットルボディと前記ガイド部材との間には、前記絞り弁の全閉位置と全開位置との間の中間位置に設定されるオープナ開度において相互に当接することで該ガイド部材のオープナ開度以下への閉方向の回動を阻止するストッパ手段が設けられている、スロットル装置であって、前記ガイド部材の軸挿通孔の入口側の端縁部には、面取り幅の狭い幅狭面取り部と、面取り幅の広い幅広面取り部とが形成されており、前記幅狭面取り部は、前記弁軸と前記ガイド部材との組み付け状態において前記リリーフスプリングの付勢力によって該弁軸に押付けられる第1領域に配置されており、前記幅広面取り部は、前記弁軸に対して前記ガイド部材が傾いた状態で前記軸挿通孔を嵌合する際に該弁軸に対して先行して当接する第2領域に配置されている、スロットル装置である。この構成によると、ガイド部材の幅狭面取り部が、弁軸とガイド部材との組み付け状態においてリリーフスプリングの付勢力によって弁軸に押付けられる第1領域に配置されている。これにより、弁軸に対するガイド部材の軸挿通孔の有効長さを長くとることができる。このため、弁軸に対するガイド部材の傾きを抑制し、弁軸に対するガイド部材の摺動性の低下を抑制することができる。また、幅広面取り部は、弁軸に対してガイド部材が傾いた状態で軸挿通孔を嵌合する際に弁軸に対して先行して当接する第2領域に配置されている。これにより、弁軸とガイド部材とを組み付ける際に、弁軸に対して幅広面取り部が先行して当接する。このため、幅広面取り部による案内作用によって、ガイド部材の軸挿通孔に弁軸がスムーズに挿入しやすくなる。このため、弁軸とガイド部材との嵌合性いわゆる組み付け性を向上することができる。よって、弁軸に対するガイド部材の摺動性の低下を抑制しつつ、弁軸とガイド部材の組み付け性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ガイド部材の軸挿通孔の中心を通りかつ前記第1領域を二分する第1直線と、前記軸挿通孔の中心を通りかつ前記第1直線に直交する第2直線とにより、該ガイド部材が前軸挿通孔の周方向に4つの区域に区分されており、前記リリーフスプリングの端末部を掛止する前記ガイド部材の掛止部は、前記第1直線で二分された2つの区域のうちの一方の区域に配置されており、前記ガイド部材において前記ストッパ手段のガイド部材側の当接部は、前記第1直線で二分された2つの区域のうちの他方の区域のうちで、前記第2直線で二分された区域のうちの前記第1領域側の区域において半径方向外方へ突出されており、前記幅広面取り部は、前記第1直線で二分された2つの区域のうちの一方の区域のうちで、前記第2直線で二分された区域のうちの前記第1領域側とは反対側の区域に配置されている、スロットル装置である。この構成によると、例えば、スロットルギヤとガイド部材とバックスプリングとリリーフスプリングとが仮組み付けされた仮組み付け体をロボットでハンドリングする際、ガイド部材の半径方向外方へ突出された当接部と、その当接部に隣接するスロットルギヤの部位とをハンドリングすることができる。このように、ガイド部材の当接部とスロットルギヤとをハンドリングすることにより、ガイド部材の弁軸に対してガイド部材が傾いた状態で軸挿通孔を嵌合する際に、弁軸に対して先行してガイド部材の幅広面取り部を当接させることができる。
実施形態に係るスロットル装置を示す断面図である。 ギヤカバーを取外したスロットル装置を示す平面図である。 スロットル装置の要部を示す断面図である。 仮組み付け体を取外したスロットルボディの一部を示す平面図である。 仮組み付け体を分解して示す斜視図である。 オープナを示す下面図である。 図6のVII−VII線矢視断面図である。 仮組み付け体を示す下面図である。 図8のIX−IX線矢視断面図である。 仮組み付け体をロボットでハンドリングした状態を示すもので、図8のX-X線矢視断面に相当する断面図である。 弁軸に対するオープナの組み付け途中の状態を示す断面図である。 仮組み付け体を組み付けたスロットルボディの一部を示す平面図である。 図12のXIII−XIII線矢視断面図である。 スロットルシャフトとオープナとの関係を示すもので、図13のXIV−XIV線矢視断面に相当する断面図である。 従来例にかかるスロットル装置の要部を示す断面図である。 ガイド部材の軸挿通孔の周辺部を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。本実施形態のスロットル装置は、スロットルバルブの開閉制御を電気的に行う電子制御式のスロットル装置である。図1はスロットル装置を示す断面図、図2はギヤカバーを取外したスロットル装置を示す平面図、図3はスロットル装置の要部を示す断面図である。説明の都合上、図1を基に上下左右の方位を定めるが、スロットル装置の配置方向を特定するものではない。
図1に示すように、スロットル装置10は、スロットルボディ12とスロットルバルブ14とスロットルギヤ16とオープナ18とバックスプリング20とリリーフスプリング22とを備えている。スロットルボディ12には、前後方向(図1において紙面表裏方向)に貫通する中空円筒状の吸気通路13が形成されている。スロットルボディ12は、内燃機関すなわちエンジンの吸気系に配置される。
スロットルバルブ14は、円板形状に形成されている。スロットルバルブ14は、スロットルボディ12にスロットルシャフト24を介して回動可能に支持されている。スロットルバルブ14は、スロットルシャフト24に一体的に取付けられている。スロットルシャフト24は、吸気通路13を半径方向(上下方向)に横切る状態で配置されている。
スロットルシャフト24は、スロットルボディ12に上下一対の両軸受25,26を介して回転可能に支持されている。両軸受25,26は、スロットルボディ12に形成された上下一対の両ボス部27,28とスロットルシャフト24との間に配置されている。スロットルバルブ14は、スロットルシャフト24と一体的に回動することにより、吸気通路13を開閉し、吸気通路13からエンジンへ流れる吸入空気量を制御する。下側のボス部28の開口端面には、その開口端面を閉鎖するプラグ29が圧入によって取付けられている。なお、スロットルシャフト24は本明細書でいう「弁軸」に相当する。また、スロットルバルブ14は本明細書でいう「絞り弁」に相当する。
スロットルボディ12の上面部には、上面を開口する有底筒状のギヤハウジング部30が形成されている。スロットルボディ12には、ギヤハウジング部30の開口端面(上面)を閉鎖するギヤカバー32が取付けられている。スロットルシャフト24の上端部は、ギヤハウジング部30内に突出されている。
図3に示すように、スロットルシャフト24の上端部には、取付軸部34が同心状に形成されている。取付軸部34は、スロットルシャフト24の本体部分の軸径よりも小径でかつ二面幅軸状に形成されている(図2参照)。なお、取付軸部34は、平行をなす一対の両平面部と、両平面部の間に形成された一対の両凸型曲面部とからなる外周面を有している。
スロットルギヤ16は、スロットルシャフト24の取付軸部34側に固定されている。スロットルギヤ16の外周部には、扇形ギヤ状のギヤ部36が形成されている。スロットルギヤ16の詳細については後で説明する。
図1に示すように、スロットルボディ12の右側部には、有底円筒状のモータ収容凹部38が形成されている。モータ収容凹部38の上端面は、ギヤハウジング部30に開口されている。モータ収容凹部38内には、例えばDCモータ等の電動モータからなる制御用モータ40が収容されている。制御用モータ40の出力軸41は、ギヤハウジング部30内に突出されている。出力軸41には、駆動ギヤ42が取付けられている(図2参照)。なお、制御用モータ40は本明細書でいう「電動式アクチュエータ」に相当する。
ギヤハウジング部30内において、スロットルシャフト24と制御用モータ40の出力軸41との間には、カウンタシャフト44が配置されている。カウンタシャフト44は、スロットルボディ12とギヤカバー32との間に架設されている。カウンタシャフト44には、カウンタギヤ45が回転可能に支持されている(図2参照)。カウンタギヤ45は、大径のギヤ部45aと小径のギヤ部45bとを有している。大径のギヤ部45aは、駆動ギヤ42のギヤ部に噛み合わされている。小径のギヤ部45bは、スロットルギヤ16のギヤ部36に噛み合わされている。
制御用モータ40は、制御回路いわゆる電子制御装置ECU(不図示)によって駆動制御される。制御用モータ40の駆動力は、駆動ギヤ42、カウンタギヤ45を介してスロットルギヤ16が駆動すなわち開閉方向に回動駆動される(図2参照)。スロットルギヤ16と共にスロットルシャフト24及びスロットルバルブ14が回動すなわち開閉される。なお、スロットルギヤ16は本明細書でいう「最終段ギヤ」に相当する。また、駆動ギヤ42とカウンタギヤ45とスロットルギヤ16とによって、減速ギヤ機構いわゆるギヤ伝動機構47が構成されている。
スロットルギヤ16とオープナ18とバックスプリング20とリリーフスプリング22とは、仮組み付け体50として仮組み付けられた状態で、スロットルボディ12側に組み付けられている。仮組み付け体50を収容するスロットルボディ12の収容部分について説明する。図4は仮組み付け体を取外したスロットルボディの一部を示す平面図である。図4に示すように、スロットルボディ12の右側部には、有底円筒状の収容部64が形成されている。収容部64は、上側のボス部27と同心状にかつそのボス部27を取り囲むように形成されている。収容部64の上端面は、ギヤハウジング部30に開口されている。スロットルボディ12のギヤハウジング部30の左端部内には、全閉ストッパ65が設けられている。また、ギヤハウジング部30の左側後端部内には、全開ストッパ66が配置されている。また、ギヤハウジング部30の左側前端部内には、オープナ開度設定用ストッパ67が設けられている。仮組み付け体50を収容する前に、スロットルボディ12には、スロットルバルブ14、スロットルシャフト24、軸受25,26等が組み付けられている(図1参照)。
仮組み付け体50の構成部材であるスロットルギヤ16、オープナ18、バックスプリング20、リリーフスプリング22を順に説明する。図5は仮組み付け体を分解して示す斜視図である。図5に示すように、スロットルギヤ16は、樹脂製で、円環板状のギヤ本体52を備えている。ギヤ部36は、ギヤ本体52の外周部に形成されている。ギヤ本体52の内周部には、下方へ突出する円筒状の円筒部53が形成されている。円筒部53の上端部内には、一対の両永久磁石54がインサート成形により埋設されている(図3参照)。両永久磁石54は、円筒部53に対して同心状にかつ対向状に配置されている。
円筒部53の下端部内には、金属製の取付プレート55がインサート成形により同心状に埋設されている(図3参照)。取付プレート55は、円環板状に形成されている。取付プレート55には、取付孔56が同心状に形成されている。取付孔56は、二面幅孔状に形成されている(図2参照)。なお、取付孔56は、平行をなす一対の両平面部と、両平面部の間に形成された一対の両凹型曲面部とからなる内周面を有している。円筒部53の下端部の外周面には、小径をなす小径部58が同心状に形成されている。小径部58には、凹溝状の掛止部59が形成されている。
ギヤ本体52の外周部には、半径方向外方へ向けて突出する全閉規制部61が形成されている。全閉規制部61は、スロットルギヤ16の下面に向かってギヤ部36から左回り方向に少し離れた位置に配置されている。ギヤ本体52の外周部には、全開規制部62が半径方向外方へ向けて突出されている。全開規制部62は、スロットルギヤ16の下面に向かってギヤ部36から右回り方向に少し離れた位置に配置されている。全開規制部62は、下方に突出するように厚肉化されている。全開規制部62と全閉規制部61とは、所定角度(例えば、約180°)離間した位置関係をもって配置されている(図2参照)。ギヤ本体52の全閉規制部61の基端部には、下方へ突出するオープナ規制部63が形成されている。なお、オープナ規制部63は本明細書でいう「ガイド部材規制部」に相当する。
図6はオープナを示す下面図、図7は図6のVII−VII線矢視断面図である。図7に示すように、オープナ18は、樹脂製で、有底円筒状に形成されている。オープナ18は、周壁部70と底壁部71とを有している。底壁部71の軸心部には、円筒状の筒軸部72が同心状に形成されている。筒軸部72は、底壁部71を上下方向に貫通するように形成されている。筒軸部72内を貫通する中空円筒孔は、シャフト挿通孔74になっている。なお、シャフト挿通孔74は本明細書でいう「軸挿通孔」に相当する。
底壁部71上には、筒軸部72を取り囲む円筒状の囲い壁部76が形成されている。周壁部70の上端部には、半径方向外方へ張り出す円環板状のフランジ部78が形成されている。フランジ部78の外周部には、半径方向外方へ突出するストッパ部80が形成されている(図6参照)。ストッパ部80には、フランジ部78側から外方へ延びる凹溝状の掛止部81が形成されている。なお、ストッパ部80は本明細書でいう「当接部」に相当する。
図6に示すように、オープナ18のフランジ部78の外周部の下面側(図6において紙面表側)には、円弧状の保持壁83が同心状に形成されている。保持壁83は、オープナ18の下面に向かってストッパ部80から右回り方向へ所定角度(例えば、約110°)の範囲に亘って形成されている。
図5に示すように、リリーフスプリング22は、捩じりコイルスプリングからなる。リリーフスプリング22の両端末部22b,22cは、コイル部22aから半径方向内方へそれぞれ折り曲げられている。また、バックスプリング20は、捩じりコイルスプリングからなる。バックスプリング20の両端末部20b,20cは、コイル部20aから半径方向外方へそれぞれ折り曲げられている。コイル部20aは、リリーフスプリング22のコイル部20aのコイル径よりも大きいコイル径で、そのコイル部20aの巻き数よりも多い巻き数で形成されている。
次に、仮組み付け体50の構成部材を組み付ける手順について説明する。図8は仮組み付け体を示す下面図、図9は図8のIX−IX線矢視断面図である。図9に示すように、スロットルギヤ16にリリーフスプリング22を介してオープナ18が組み付けられる。このとき、オープナ18の周壁部70の上端部は、スロットルギヤ16の円筒部53に嵌合される。また、スロットルギヤ16とオープナ18との間にリリーフスプリング22が配置される。リリーフスプリング22のコイル部22aの上部は、スロットルギヤ16の円筒部53に嵌合される。コイル部22aの下部は、オープナ18の囲い壁部76に嵌合される。
図8に示すように、リリーフスプリング22の上端側の端末部22bは、スロットルギヤ16の円筒部53の掛止部59(図5参照)に掛止される。また、リリーフスプリング22の下端側の端末部22cは、オープナ18の囲い壁部76に形成された切欠き溝状の掛止部77(図6参照)に掛止される。これにより、リリーフスプリング22は、オープナ18に対してスロットルギヤ16を開方向(図8において左回り方向)へ付勢する。また、リリーフスプリング22の付勢力により、オープナ18のストッパ部80とスロットルギヤ16のオープナ規制部63とが係合いわゆる当接した状態に弾性的に保持される。なお、ストッパ部80とオープナ規制部63とは本明細書でいう「連動手段」が構成されている。また、スロットルギヤ16の円筒部53の小径部58の基端(図9において上端)側の段付部分は、リリーフスプリング22の上端側の座巻部に対応するスプリング座部となっている。また、オープナ18の底壁部71の周壁部70と囲い壁部76との間の部分は、リリーフスプリング22の下端側の座巻部に対応するスプリング座部となっている。
続いて、オープナ18にバックスプリング20が組み付けられる。このとき、図9に示すように、バックスプリング20のコイル部22aの上部は、オープナ18の周壁部70に嵌合される。リリーフスプリング22のコイル部22aとバックスプリング20のコイル部20aとは、スロットルシャフト24に対して同心的にかつ内外二重筒状に配置される。バックスプリング20の上端側の端末部20bは、オープナ18のストッパ部80の掛止部81に掛止されている(図8参照)。また、バックスプリング20のコイル部20aの上端側の座巻部が、その半径方向の弾性変形を利用してオープナ18の保持壁83に押し付けられる。これにより、オープナ18にバックスプリング20が男性的に組み付けられる。上記のようにして、仮組み付け体50が組み付けられる(図8及び図9参照)。なお、オープナ18のフランジ部78は、バックスプリング20の上端側の座巻部に対応するスプリング座部となっている。
次に、スロットルボディ12側(図4参照)に対する仮組み付け体50(図8及び図9参照)の組み付けについて説明する。図10は仮組み付け体をロボットでハンドリングした状態を示すもので、図8のX-X線矢視断面に相当する断面図である。図10に示すように、仮組み付け体50は、ロボットのハンド90によってハンドリングされる。ハンド90が備える両フィンガ91は、オープナ18のストッパ部80と、そのストッパ部80上に隣接するスロットルギヤ16のギヤ本体52の部分とを摘むようにして把持する。図11は弁軸に対するオープナの組み付け途中の状態を示す断面図である。
続いて、図11に示すように、ロボットのハンド90によって、仮組み付け体50がスロットルボディ12の収容部64にその上方から下降されていく。このとき、バックスプリング20の下端側の端末部20cが、スロットルボディ12の収容部64の溝壁部に形成された凹溝状の掛止部85に掛止される(図4参照)。図12は仮組み付け体を組み付けたスロットルボディの一部を示す平面図、図13は図12のXIII−XIII線矢視断面図、図14はスロットルシャフトとオープナとの関係を示すもので、図13のXIV−XIV線矢視断面に相当する断面図である。
図13に示すように、バックスプリング20のコイル部20aの下部が、スロットルボディ12の上側のボス部27に嵌合される。また、オープナ18の筒軸部72のシャフト挿通孔74がスロットルシャフト24に嵌合される。また、スロットルギヤ16の取付プレート55の取付孔56が、スロットルシャフト24の取付軸部34に嵌合される。取付プレート55の取付孔56が取付軸部34にほとんど隙間なく嵌合されることにより、スロットルシャフト24にスロットルギヤ16が軸回り方向に回り止めされる。その後、スロットルシャフト24の取付軸部34の先端部(上端部)がかしめられることによって、スロットルシャフト24にスロットルギヤ16が抜け止め状態に固定される(図12参照)。このようにして、スロットルボディ12側に対する仮組み付け体50の組み付けが完了する。
この状態で、バックスプリング20は、スロットルボディ12とオープナ18との間に配置されている。バックスプリング20は、オープナ18を閉方向(図12において右回り方向)へ付勢する。なお、スロットルボディ12の収容部64の底面部は、バックスプリング20の下端側の座巻部に対応するスプリング座部となっている。
図13に示すように、オープナ18は、スロットルボディ12のギヤハウジング部30内において、軸受25とスロットルギヤ16との間に配置されている。オープナ18の筒軸部72の内周面は、軸受25とスロットルギヤ16の円筒部53との対向面間において、スロットルシャフト24の外周面に摺動可能(詳しくは、回転可能にかつ軸移動可能)に配置されている。なお、オープナ18は、バックスプリング20及びリリーフスプリング22をガイドするものであり、本明細書でいう「ガイド部材」に相当する。また、筒軸部72は本明細書でいう「ボス部」に相当する。
図12に示すように、バックスプリング20の付勢力によって、オープナ18のストッパ部80が、スロットルボディ12のオープナ開度設定用ストッパ67に対して開方向(図12において左回り方向)へ離間可能に当接されている。オープナ開度設定用ストッパ67に対するストッパ部80の当接によって、スロットルバルブ14のオープナ開度(中間開度)が所定位置に規制される。オープナ開度は、スロットルバルブ14すなわちスロットルギヤ16の全閉位置と全開位置との間の中間位置に設定された開度である。このため、オープナ開度以下の開度領域では、オープナ18がオープナ開度設定用ストッパ67に当接した状態のまま、スロットルギヤ16がリリーフスプリング22の付勢力に抗して閉方向(図12において右回り方向)へ回動される。なお、ストッパ部80とオープナ開度設定用ストッパ67とによって、本明細書でいう「ストッパ手段」が構成されている。また、オープナ開度設定用ストッパ67は本明細書でいう「中間開度設定用ストッパ」に相当する。
スロットルギヤ16の全閉規制部61は、スロットルギヤ16の閉方向(図12において右回り方向)への回動時に、スロットルボディ12の全閉ストッパ65に当接する(図12中、二点鎖線61参照)。全閉ストッパ65に対する全閉規制部61の当接によって、スロットルバルブ14の最小開度すなわち全閉位置が所定位置に規制される。また、スロットルギヤ16の全開規制部62は、スロットルギヤ16の開方向(図12において左回り方向)への回動時に、スロットルボディ12の全開ストッパ66に当接する(図12中、二点鎖線62参照)。全閉ストッパ65に対する全開規制部62の当接によって、スロットルバルブ14の最大開度すなわち全開位置が所定位置に規制される。このため、オープナ開度以上の開度領域では、スロットルギヤ16と共にオープナ18が一体的に回動される。
仮組み付け体50がスロットルボディ12側に組み付けられた後(図12及び図13参照)、スロットルボディ12に対して、制御用モータ40、カウンタシャフト44、カウンタギヤ45等が組み付けられる(図2参照)。そして、スロットルボディ12にギヤカバー32が装着されることによって、スロットル装置10が完成する(図1参照)。
なお、図1において、ギヤカバー32には回転角センサ87が設けられている。回転角センサ87には、スロットルギヤ16の円筒部53が回転可能に嵌合されている。回転角センサ87は、スロットルギヤ16の永久磁石54との相対的な位置関係に基づいて、スロットルギヤ16の回転角(スロットル開度)を検出し、その検出信号を電子制御装置ECUに出力する磁気検出素子(不図示)を備えている。
前記したスロットル装置10において、制御用モータ40の停止時(非通電時)には、バックスプリング20の付勢力によりスロットルギヤ16と共にオープナ18が閉方向に付勢されることにより、オープナ18のストッパ部80がスロットルボディ12のオープナ開度設定用ストッパ67に当接する(図2参照)。これにより、スロットルギヤ16がオープナ開度に保持される。
制御用モータ40の通電によりスロットルギヤ16が開閉方向に回動駆動される。このとき、オープナ開度以上の開度領域にスロットルギヤ16が回動駆動されるときには、スロットルギヤ16と共にオープナ18がバックスプリング20の付勢力に抗して一体的に回動される。また、オープナ開度以下の開度領域では、オープナ開度設定用ストッパ67にストッパ部80が当接しているため、オープナ18の閉方向へ回動が阻止された状態で、スロットルギヤ16がリリーフスプリング22の付勢力に抗して回動される。
ところで、ロボットのハンド90(図10参照)によって仮組み付け体50をハンドリングしていないときには、オープナ18は、リリーフスプリング22の付勢力によって、スロットルギヤ16に対して傾くことになる(図9参照)。すなわち、オープナ18には、リリーフスプリング22のスロットルギヤ16を付勢する付勢力(図8中、矢印F1参照)とオープナ18を付勢する付勢力(図8中、矢印F2参照)との合力(図8中、矢印F参照)が作用する。その合力によって、オープナ18は、スロットルギヤ16に対して、図8中、矢印F方向(図9において右方)へ付勢されるとともに、図9において左下がりで右上がりに傾く用に付勢される。このとき、図9において、スロットルギヤ16の円筒部53の下端面の右端部に、オープナ18の囲い壁部76の上端面の右端部が当接する。なお、スロットルギヤ16に対するオープナ18の傾き角は、例えば、約3〜5°である。また、オープナ18の傾きにともなってバックスプリング20も傾くことになる。
また、スロットルシャフト24とオープナ18との組み付け状態(図13参照)において、スロットルシャフト24の外周面とオープナ18のシャフト挿通孔74の内周面との間には、組み付け上、僅かな隙間が存在する。このため、リリーフスプリング22の付勢力(合力)によって、筒軸部72の下端内周部のうちの一部(図13及び図14において左側の部分)と、その上端内周部のうちの一部(図13において右側の部分)がスロットルシャフト24に押付けられた状態になる。このときのスロットルシャフト24に対するオープナ18の傾き角は、例えば、約0.5〜2.0°である。
また、図10に示すように、ロボットのハンド90によって仮組み付け体50(図8参照)をハンドリングしているときには、オープナ18は、スロットルギヤ16に対して図示のよう傾くことになる。すなわち、ハンド90の両フィンガ91により、オープナ18のストッパ部80と、そのストッパ部80に隣接するスロットルギヤ16のギヤ本体52の部分とを、リリーフスプリング22の合力に抗して摘むように把持する。これにより、オープナ18は、スロットルギヤ16に対して、図10において左上がりで右下がりに傾くことになる。このとき、図10において、スロットルギヤ16の円筒部53の下端面の左端部に、オープナ18の囲い壁部76の上端面の左端部が当接する。なお、スロットルギヤ16に対するオープナ18の傾き角は、例えば、約3〜5°である。また、オープナ18の傾きにともなってバックスプリング20も傾く。
このため、スロットルシャフト24にオープナ18が傾いた状態でシャフト挿通孔74を嵌合する際(図11参照)に、筒軸部72の下端内周部のうちの一部(図10において右側の部分)が、スロットルシャフト24の取付軸部34の凸型曲面部の上端角部、又は、その取付軸部34の基端部側の段付面の外周角部に対して先行して当接することになる。なお、筒軸部72の下端内周部はシャフト挿通孔74の入口側の端縁部に相当する。
次に、オープナ18の要部の構成について説明する。図8に示すように、オープナ18の筒軸部72の下端内周部には、面取り幅の狭い幅狭面取り部93と面取り幅の広い幅広面取り部95とが形成されている(図5及び図6参照)。幅狭面取り部93は、筒軸部72の下端内周部の全周領域のうち、第1領域A1に配置されている。第1領域A1は、スロットルシャフト24とオープナ18との組み付け状態においてリリーフスプリング22の付勢力によってスロットルシャフト24に押付けられる領域である。第1領域A1は、リリーフスプリング22の付勢力(合力)の方向と、シャフト挿通孔74の内径(孔径)と、シャフト挿通孔74に対応するスロットルシャフト24の軸径等を考慮して設定される。
第1領域A1は、シャフト挿通孔74の中心74cを通りかつリリーフスプリング22の合力の作用方向に延びる第1直線L1を基準として、例えば、±45°の領域に設定されている。このため、幅狭面取り部93は、第1領域A1を含む角度範囲H1に亘って形成されている。図7に示すように、幅狭面取り部93は、所定の面取り幅93w、面取り角度93θでC面取り形状に形成されている。面取り角度93θは、例えば、45°に設定されている。
図8に示すように、幅広面取り部95は、筒軸部72の下端内周部の全周領域のうち、第2領域A2に配置されている。第2領域A2は、スロットルシャフト24にオープナ18が傾いた状態でシャフト挿通孔74を嵌合する際(図11参照)に、スロットルシャフト24の取付軸部34の凸型曲面部の上端角部、又は、その取付軸部34の基端部側の段付面の外周角部に対して先行して当接する領域である。
第2領域A2は、スロットルシャフト24とオープナ18とを組み付ける際のスロットルシャフト24に対するオープナ18の傾きを、15°以下(10°以下が望ましい)とした場合、例えば、90°の領域に設定されている。ここでは、第2領域A2は、オープナ18のシャフト挿通孔74の中心74cを通りかつストッパ部80の中央部を通る第2直線L2を基準として、例えば、±45°の領域に設定されている。このため、幅広面取り部95は、第2領域A2を含む角度範囲H2に亘って形成されている。角度範囲H2は、第2直線L2を基準として、例えば、±55°の範囲に設定されている。また、角度範囲H1と角度範囲H2とは、筒軸部72の下端内周部の全周領域において重複しないように設定されている。
図7に示すように、幅広面取り部95は、所定の面取り幅95w、面取り角度95θでC面取り形状に形成されている。面取り角度95θは、例えば、45°に設定されている。幅広面取り部95の面取り幅95wは、例えば、幅狭面取り部93の面取り幅93wの約2倍に設定されている。
また、図8に示すように、第1直線L1と、シャフト挿通孔74の中心74cを通りかつ第1直線L1に直交する第3直線L3とにより、筒軸部72の下端内周部の全周領域が周方向に4つの区域に区分する。リリーフスプリング22の端末部22cは、第1直線L1で二分された2つの区域のうちの一方の区域(図8において下側の区域)に配置されている。オープナ18のストッパ部80は、第1直線L1で二分された2つの区域のうちの他方の区域(図8において上側の区域)のうちで、第3直線L3で二分された区域のうちの第1領域A1側の区域(図8において左側の区域)において配置されている。幅広面取り部95は、第1直線L1で二分された2つの区域のうちの一方の区域(図8において下側の区域)のうちで、第3直線L3で二分された区域のうちの第1領域A1側とは反対側の区域(図8において右側の区域)に配置されている。
上記したスロットル装置10によると、オープナ18の幅狭面取り部93が、スロットルシャフト24とオープナ18との組み付け状態(図13及び図14参照)においてリリーフスプリング22の付勢力によってスロットルシャフト24に押付けられる第1領域A1に配置されている(図8参照)。したがって、幅広面取り部95は、スロットルシャフト24に対するオープナ18のシャフト挿通孔74の有効長さ74L(図13参照)に影響しない。このため、有効長さ74Lは、スロットルシャフト24の外周面に接触可能なシャフト挿通孔74の内周面の軸方向の有効長さであり、シャフト挿通孔74の軸方向の全長から幅狭面取り部93を除いた分の長さとなる。これにより、スロットルシャフト24に対するオープナ18のシャフト挿通孔74の有効長さ74Lを長くとることができる。このため、スロットルシャフト24に対するオープナ18の傾きを抑制し、スロットルシャフト24に対するオープナ18の摺動性の低下を抑制することができる。
また、幅広面取り部95は、オープナ18のシャフト挿通孔74にスロットルシャフト24を嵌合する際(図11参照)にスロットルシャフト24に対して先行して当接する第2領域A2に配置されている(図8参照)。これにより、スロットルシャフト24とオープナ18とを組み付ける際に、スロットルシャフト24の先端部(上端部)すなわちスロットルシャフト24の取付軸部34の凸型曲面部の上端角部、又は、その取付軸部34の基端部側の段付面の外周角部に対して幅広面取り部95が先行して当接する。このため、幅広面取り部95による案内作用によって、オープナ18のシャフト挿通孔74にスロットルシャフト24がスムーズに挿入しやすくなる。このため、スロットルシャフト24とオープナ18との嵌合性いわゆる組み付け性を向上することができる。
よって、スロットルシャフト24に対するオープナ18の摺動性の低下を抑制しつつ、スロットルシャフト24とオープナ18の組み付け性を向上することができる。
また、スロットルギヤ16とオープナ18とバックスプリング20とリリーフスプリング22とが仮組み付けされた仮組み付け体50をロボットのハンド90の両フィンガ91でハンドリングする際(図10参照)、オープナ18の半径方向外方へ突出されたストッパ部80と、そのストッパ部80に隣接するスロットルギヤ16の部位とをハンドリングすることができる。このように、オープナ18のストッパ部80とスロットルギヤ16とをハンドリングすることにより、オープナ18のシャフト挿通孔74にスロットルシャフト24を嵌合する際(図11参照)に、スロットルシャフト24に対して先行してオープナ18の幅広面取り部95を当接させることができる。
また、オープナ18の筒軸部72の下端内周部に、幅狭面取り部93と幅広面取り部95とを形成すればよい。このため、オープナ18の設計変更を小変更に抑制し、オープナ18の生産性の低下を抑制することができる。
[他の実施形態]本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、オープナ18の幅狭面取り部93は、少なくとも、第1領域A1に形成されていればよい。また、オープナ18の幅広面取り部95は、少なくとも、第1領域A2を除いた領域に形成されていればよい。
10…スロットル装置
12…スロットルボディ
13…吸気通路
14…スロットルバルブ(絞り弁)
16…スロットルギヤ
18…オープナ(ガイド部材)
20…バックスプリング
22…リリーフスプリング
24…スロットルシャフト(弁軸)
40…制御用モータ(電動式アクチュエータ)
74…シャフト挿通孔(軸挿通孔)
80…ストッパ部(当接部)
93…幅狭面取り部
95…幅広面取り部
A1…第1領域
A2…第2領域

Claims (2)

  1. スロットルボディと絞り弁とスロットルギヤとガイド部材とバックスプリングとリリーフスプリングとを備えており、
    前記スロットルボディには、吸気通路が形成されており、
    前記絞り弁は、前記スロットルボディに弁軸を介して回動可能に支持されており、
    前記スロットルギヤは、前記弁軸に固定されかつ電動式アクチュエータによって回動され、
    前記ガイド部材には、前記弁軸に回転可能に挿通される軸挿通孔が形成されており、
    前記バックスプリングは、捩じりコイルスプリングからなり、前記スロットルボディと前記ガイド部材との間に該ガイド部材を閉方向に付勢するように介装されており、
    前記リリーフスプリングは、捩じりコイルスプリングからなり、前記スロットルギヤと前記ガイド部材との間に該スロットルギヤを開方向に付勢するように介装されており、
    前記スロットルギヤと前記ガイド部材との間には、前記リリーフスプリングの付勢力によって相互に当接することで該スロットルギヤの開方向の回動に該ガイド部材を連動させる連動手段が設けられており、
    前記スロットルボディと前記ガイド部材との間には、前記絞り弁の全閉位置と全開位置との間の中間位置に設定されるオープナ開度において相互に当接することで該ガイド部材のオープナ開度以下への閉方向の回動を阻止するストッパ手段が設けられている、スロットル装置であって、
    前記ガイド部材の軸挿通孔の入口側の端縁部には、面取り幅の狭い幅狭面取り部と、面取り幅の広い幅広面取り部とが形成されており、
    前記幅狭面取り部は、前記弁軸と前記ガイド部材との組み付け状態において前記リリーフスプリングの付勢力によって該弁軸に押付けられる第1領域に配置されており、
    前記幅広面取り部は、前記弁軸に対して前記ガイド部材が傾いた状態で前記軸挿通孔を嵌合する際に該弁軸に対して先行して当接する第2領域に配置されている、スロットル装置。
  2. 請求項1に記載のスロットル装置であって、
    前記ガイド部材の軸挿通孔の中心を通りかつ前記第1領域を二分する第1直線と、前記軸挿通孔の中心を通りかつ前記第1直線に直交する第2直線とにより、該ガイド部材が前軸挿通孔の周方向に4つの区域に区分されており、
    前記リリーフスプリングの端末部を掛止する前記ガイド部材の掛止部は、前記第1直線で二分された2つの区域のうちの一方の区域に配置されており、
    前記ガイド部材において前記ストッパ手段のガイド部材側の当接部は、前記第1直線で二分された2つの区域のうちの他方の区域のうちで、前記第2直線で二分された区域のうちの前記第1領域側の区域において半径方向外方へ突出されており、
    前記幅広面取り部は、前記第1直線で二分された2つの区域のうちの一方の区域のうちで、前記第2直線で二分された区域のうちの前記第1領域側とは反対側の区域に配置されている、スロットル装置。
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