JP4495062B2 - 多気筒エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Description

この発明は、多気筒エンジンの吸気装置の改良に関し、特にシール対策に関するものである。
特許文献1には、ロータリバルブを多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路の分岐箇所に介設し、該ロータリバルブをエンジンの運転状態に応じて切り換えて上記各吸気通路の有効長さを変化させることにより、吸気の流動を可変調整するようにした吸気装置が開示されている。
この特許文献1のロータリバルブは、上記各吸気通路の分岐箇所に対応するように配置された複数個の円柱状バルブ本体を備え、該各バルブ本体には、一対の板状リング部を2本の細幅連結帯部で一体に連結してなるシール部材が装着されている。具体的には、上記バルブ本体には、貫通路が各吸気通路の上流側及び下流側を連通するように形成されているとともに、バルブ片部がバルブ本体外周面の一部を構成するようにバルブ本体軸方向に延びている。そして、上記貫通路のバルブ本体軸方向両側におけるバルブ本体部分外周面に凹設されたシール溝部に、上記シール部材の両リング部をそれぞれ嵌入して外周面を上記吸気通路の分岐箇所内面に摺接させるようにしている。また、上記シール部材の両細幅連結帯部をバルブ本体のバルブ片部におけるバルブ本体周方向両端縁部に対応するように配置し、上記吸気通路の分岐箇所内面に摺接させるようにしている。
特表2001−519006号公報(第7,8頁、図3〜6)
ところが、上記の特許文献1では、バルブ本体に装着されるシール部材が一対の板状リング部を2本の細幅連結帯部で一体に連結して構成されているため、シール部材の剛性が低く、シール部材をバルブ本体に装着する際に慎重に取り扱わないと折れ易く、組付性が低下する。さりとて、剛性を高くし過ぎるとシール性能が低下することになる。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シール部材のシール性能を低下させることなく剛性を向上してシール部材のバルブ本体への組付性を向上させることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、シール部材の両リング部を連結する連結部分の構造に工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路を有する吸気ケーシングを備え、該吸気ケーシングには気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路を横断するように気筒列方向から見て円形状のバルブ挿入孔が形成され、該バルブ挿入孔にロータリバルブがエンジンの運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿設された多気筒エンジンの吸気装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記ロータリバルブは、上記各吸気通路に対応するようにバルブ挿入孔に配置された複数個の円柱状バルブ本体と、隣り合うバルブ本体間を一体に連結する連結部とを備え、上記各バルブ本体は、上記各吸気通路の上流側及び下流側を連通するように形成され吸気流動方向から見て略円形状の貫通路と、該貫通路のバルブ本体軸方向両側におけるバルブ本体部分外周面に凹設されたシール溝部と、外周面が矩形状かつ偏平面をなすとともにバルブ本体軸方向に延びてバルブ本体外周面の一部を構成しエンジンの運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するバルブ片部とを備え、上記各バルブ本体には、上記各シール溝部に嵌入されるとともに外周面が上記バルブ挿入孔内面に摺接する一対の板状リング部と、内外両面が矩形状かつ偏平面をなすとともにバルブ本体軸方向に延びて上記両リング部を一体に連結し上記バルブ片部に外側から重合される連結板部とを備えたシール部材が装着され、該シール部材の両リング部は上記連結板部対向側でそれぞれ切断されているとともに、上記連結板部のバルブ本体周方向両端縁部は上記両リング部の外周面と連続して該両リング部と共に上記バルブ挿入孔内面に摺接し、上記連結板部のバルブ本体周方向両端縁部を除く外面は上記両リング部の外周面から内方に位置して上記バルブ挿入孔内面から離れていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、シール部材の連結板部におけるバルブ本体周方向両端縁部は、外面がバルブ本体周方向外側に行くに従ってバルブ本体径方向内側に向かって傾斜して漸次薄くなって薄肉部を構成していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、シール部材の連結板部における両リング部側の端部には、バルブ本体周方向に延びてその両端縁部近傍に達するスリットがそれぞれ形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、一対の板状リング部を内外両面が矩形状かつ偏平面をなす連結板部で一体に連結し、該連結板部をバルブ本体の外周面が矩形状かつ偏平面をなすバルブ片部に外側から重合させたので、特許文献1の2本の細幅連結帯部に比べて連結板部の面積を広く確保してシール部材の剛性が高く、また、連結板部のバルブ本体周方向両端縁部がリング部の外周面と連続して厚肉になり、該連結板部の全外周面がバルブ挿入孔の内周面と摺接する場合に比べて連結板部の肉厚が薄くて剛性が低く、適度な剛性でシール部材のシール性能向上とバルブ本体への組付性の向上との両立を図ることができるとともに、シール部材の摺動抵抗をも低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、ロータリバルブが回動しても、シール部材の連結板部におけるバルブ本体周方向両端縁部の薄肉部は、吸気ケーシングのバルブ挿入孔内面に摺接せず摩耗を防止することができるとともに、バルブ挿入孔の下流側吸気通路開口周縁部に当接せず摩耗及び捲れを防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、シール部材の連結板部を両リング部側の端部に形成されたスリットにより適度な剛性に確保して、シール部材のシール性能及びバルブ本体への組付性の向上を確実に達成することができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図8及び図9はこの発明の実施形態に係る吸気装置1を示す。この吸気装置1は樹脂製の吸気ケーシング3を備え、該吸気ケーシング3は、クランク軸(図示せず)の延びる方向に気筒(図示せず)が2つ並んで設けられたエンジン5に上載されている。上記吸気ケーシング3には吸気通路7がエンジン5の気筒毎に形成され、これら吸気通路7の上流端外周りには上フランジ9がそれぞれ一体に張出形成されているとともに、上記吸気ケーシング3下端には、下面に環状シール溝11aを有する下フランジ11が一体に張出形成されている。また、上記吸気ケーシング3外周には、ボルト挿通孔13aを有するボス部13が上記各吸気通路7に対応して前後2個ずつ一体に形成されている。さらに、上記吸気ケーシング3の上流側には、サージタンク(図示せず)に接続されたインテークマニホールド15が配設され、該インテークマニホールド15下端には、フランジ17が上記吸気ケーシング3の上フランジ9に対応するように一体に張出形成されている。このフランジ17及び上記吸気ケーシング3の上フランジ9には、取付孔(図示せず)が上記ボス部13のボルト挿通孔13aに対応するように形成されていて、エンジン5上面に吸気ケーシング3の下フランジ11を重ね合わせるとともに、吸気ケーシング3の上フランジ9にインテークマニホールド15のフランジ17を重ねた状態で、ボルト(図示せず)をインテークマニホールド15の取付孔に挿通した後、吸気ケーシング3のボス部13のボルト挿通孔13aに挿通してエンジン5に形成されたねじ穴(図示せず)に螺合し、インテークマニホールド15及び吸気ケーシング3をエンジン5に一体に組み付けるようにしている。
上記吸気ケーシング3には、気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路7を横断するように気筒列方向から見て円形状のバルブ挿入孔19が形成され、該バルブ挿入孔19に樹脂製のロータリバルブ21がエンジン5の運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿設されている。上記吸気ケーシング3下端には、装着孔23aを有するボス部23が一体に形成され、この装着孔23aには、燃料噴射ノズル25が噴射口25aを上記バルブ挿入孔19下方の吸気通路7下流端に臨ませるように斜めに装着されている。
上記各吸気通路7下流端の燃料噴射ノズル25側方には、扁平板状の仕切壁27が吸気流通方向に沿うように接近配置され、上記ロータリバルブ21下方の吸気通路7下流端側を、通路断面積の広い第1通路7aと、該第1通路7aに並設され燃料噴射ノズル25が臨む通路断面積の狭い第2通路7bとに上記仕切壁27により区画している。
上記ロータリバルブ21は、図6に示すように、上記各吸気通路7に対応するようにバルブ挿入孔19に配置された2個の円柱状バルブ本体29を備え、隣り合うバルブ本体29間は軽量化を図るために断面十文字状の連結部31で一体に連結され、各バルブ本体29の気筒列方向両端面には支軸33がそれぞれ一体に突設されている。これら支軸33のうち一方の支軸33は、吸気ケーシング3の一端部(図9左側)に取り付けられた従来より周知の電動式アクチュエータ35の出力軸に連結され、該アクチュエータ35はエンジン制御装置(図示せず)に接続されている。このエンジン制御装置は、エンジン5の回転数を検出して、エンジン5がアイドル回転数近傍の低速運転状態と、そのアイドル回転数よりも高回転の高速運転状態とのいずれであるかを判断するように構成されている。この判断結果によりエンジン制御装置がアクチュエータ35の作動を切り換え、ロータリバルブ21を回動させるようになっている。なお、吸気ケーシング3の他端部(図9右側)は蓋部材37で閉塞されている。
上記各バルブ本体29には、上記各吸気通路7の上流側及び下流側を連通するように貫通路43が吸気流動方向から見て略円形状に形成されている。該貫通路43のバルブ本体軸方向両側におけるバルブ本体部分39(以下、「円形壁部39」という)外周面には、円形リング状のシール溝部41がそれぞれ凹設されている。上記両円形壁部39には、エンジン5の運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するバルブ片部45がバルブ本体軸方向に延びて一体に連結されている。このバルブ片部45は外周面が矩形状かつ偏平面をなして上記バルブ本体29外周面の一部を構成し、そのバルブ本体軸方向両端に円弧状凸部39aが突出している。上記両円形壁部39には、偏平板状の補強ブリッジ部47がバルブ本体29の中心線上に位置するように、かつ上記バルブ片部45と平行になるように一体に橋絡されている。この補強ブリッジ部47のバルブ本体軸線と直交する方向の長さは、ロータリバルブ21の外径よりも短く設定されており、補強ブリッジ部47のバルブ本体軸線と直交する方向の一端部47aがロータリバルブ21の外周面と略同一面上に位置する一方、他端部47bがロータリバルブ21の外周面から内方に離れている。上記補強ブリッジ部47とバルブ片部45との間の両円形壁部39内面は、補強ブリッジ部47側からバルブ片部45側に行くに従って漸次内方に膨出し、厚肉の膨出部49がバルブ片部45のバルブ本体軸方向両側に一体に形成されている。これにより、上記両円形壁部39は、補強ブリッジ部47及びバルブ片部45により2箇所で連結され、バルブ本体29の剛性が高められている。また、上記各膨出部49のバルブ片部45との境には、バルブ本体軸方向に延びる凹部49aが形成されている。そして、上記バルブ片部45は、エンジン5の低速運転時には上記第1通路7aを閉じ、該第1通路7aはロータリバルブ21上流側の吸気通路7との連通が遮断される(図8(b)参照)とともに、エンジン5の高速運転時に上記第1通路7aを開き、該第1通路7aはロータリバルブ21上流側の吸気通路7と連通するようになっている(図8(a)参照)。また、上記第2通路7bは、エンジン5の全運転域で上記バルブ本体29の回動によって開閉されることなく常時吸気通路7上流側と連通するようになっている。
上記各バルブ本体29にはシール部材51が装着されている。このシール部材51は、図1〜5及び図7に示すように、一対の板状リング部53と、バルブ本体軸方向に延びて上記両リング部53を一体に連結する連結板部55とを備えている。上記両リング部53は、バルブ本体29に装着する際に拡径し易いように上記連結板部55対向側でそれぞれ切断され、その切断端部にはロータリバルブ21をバルブ挿入孔19に挿設した際に互いに当接してシールする傾斜面53aが形成されている。また、各リング部53内周面には凸部53bと凹部53cとが交互に形成され、適度の剛性と弾性とを確保するようになっている。そして、上記各リング部53は、上記バルブ本体29のシール溝部41にバルブ本体29の半径方向に移動可能に嵌入されるとともに、外周面が上記吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19内面に摺接するようになっている。上記連結板部55は、内外両面が矩形状かつ偏平面をなして上記バルブ片部45に外側から重合され、連結板部55のバルブ本体周方向両端縁部は、上記両リング部53の外周面と連続して該両リング部53と共に上記吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19内面に摺接するようになっている。一方、上記連結板部55のバルブ本体周方向両端縁部を除く外面は、上記両リング部53の外周面から内方に位置して上記バルブ挿入孔19内面から離れている。また、上記連結板部55におけるバルブ本体周方向両端縁部は、図4及び図5に拡大して示すように、外面がバルブ本体周方向外側に行くに従ってバルブ本体径方向内側に向かって傾斜して漸次薄くなって薄肉部55aを構成している。さらに、上記連結板部55における両リング部53側の端部には、バルブ本体周方向に延びてその両端縁部近傍に達する狭幅のスリット55bがそれぞれ形成されている。そして、シール部材51をバルブ本体29に装着した状態で、連結板部55の薄肉部55aがバルブ本体29の膨出部49の凹部49aに対応するとともに、バルブ本体29の円弧状凸部39aが連結板部55のスリット55bに嵌入されるようになっている。
次に、上述の如く構成された吸気装置1の作動について説明する。
<エンジン5の高速運転時>
エンジン制御装置から出力される制御信号により、アクチュエータ35が高速用の作動状態となると、このアクチュエータ23の作動により、ロータリバルブ21は、図8(a)に示すように、バルブ片部45をバルブ挿入孔19内に位置付けて第1通路7aを開く開き位置となる。補強ブリッジ部47は吸気の流れを阻害しないように吸気流通方向に沿うように位置付けられる。これにより、インテークマニホールド15から吸気通路7に流入した吸気は、貫通路43を経て第1通路7a及び第2通路7bに流入し、燃料噴射ノズル25から噴射された燃料と混合して混合気を生成しながらエンジン5の吸気ポート(図示せず)を流れる。
<エンジン5の低速運転時>
エンジン制御装置から出力される制御信号により、アクチュエータ35が低速用の作動状態となると、このアクチュエータ35の作動により、ロータリバルブ21は、図8(b)に示すように、バルブ片部45をエンジン5側に位置付けて第1通路7aを閉じる閉じ位置となる。このとき、第2通路7bは開かれているとともに、補強ブリッジ部47の他端部47bとバルブ挿入孔19内面との間に隙間Sが形成される。これにより、インテークマニホールド15から吸気通路7に流入した吸気は、隙間Sを通って狭い第2通路7bに流入して流速が高まり、燃料噴射ノズル25から噴射された燃料との混合が促進されて混合気を生成しながらエンジン5の吸気ポート(図示せず)を流れる。
このように、この実施形態では、吸気通路7の第1通路7aを開閉するロータリバルブ21の矩形状かつ偏平面をなすバルブ片部45に、シール部材51の内外両面が矩形状かつ偏平面をなす連結板部55を外側から重合させたので、連結板部55の面積を特許文献1の2本の細幅連結帯部よりも確保してシール部材51の剛性を高めることができる。また、上記連結板部55のバルブ本体周方向両端縁部がシール部材51のリング部53外周面と連続して厚肉になり、該連結板部55の全外周面がバルブ挿入孔19の内周面と摺接する場合に比べて連結板部55の肉厚が薄くて剛性が低くなっている。したがって、シール部材51が適度な剛性になって、シール部材51のシール性能向上とバルブ本体29への組付性の向上との両立を図ることができるとともに、シール部材51の摺動抵抗をも低減することができる。
また、この実施形態では、シール部材51の連結板部55におけるバルブ本体周方向両端縁部に、吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19内面に摺接しないように薄肉部55aを形成しているので、該薄肉部55aのロータリバルブ21回動時における摩耗を防止することができる。また、上記薄肉部55aがバルブ挿入孔19の第1通路7a開口周縁部に当接しないので、薄肉部55aの摩耗及び捲れを防止することができる。
さらに、この実施の形態では、シール部材51の連結板部55における両リング部53側の端部にスリット55bを形成しているので、上記連結板部55の剛性を適度に確保することができ、シール部材51のシール性能及びバルブ本体29への組付性の向上を確実に達成することができる。
なお、この実施形態では、隣り合うバルブ本体29間を断面十文字状の連結部31で一体に連結した場合を例示したが、連結部31の形状はこれに限らず、例えば、バルブ本体29の円形壁部39と同じ径の連結部31で隣り合うバルブ本体29を一体に連結してもよい。
また、この実施形態では、吸気装置として、吸気ケーシング3のバルブ挿入孔19に挿設したロータリバルブ21を切り換えて吸気通路7の断面積をエンジン5の運転状態に応じて変化させるようにした吸気装置1を例示したが、特許文献1のように、吸気通路の分岐箇所に介設したロータリバルブを切り換えて吸気通路の有効な長さをエンジンの運転状態に応じて変化させるようにした吸気装置にも適用することができるものである。
さらに、この実施形態では、シール部材51のリング部53内周面に凸部53b及び凹部53cを形成したが、これら凸部53b及び凹部53cをなくしてリング部53の径方向の寸法を全周に亘って同じにしてもよい。
加えて、この実施形態では、吸気装置1を2気筒エンジンに適用した場合を例示したが、3気筒以上のエンジンにも適用することができ、この場合にはバルブ本体29及びシール部材51を気筒の数に合わせて設ければよい。
この発明は、多気筒エンジンの吸気装置において、例えばエンジンの低速運転時と高速運転時とで吸気通路の断面積を変える場合のシール対策として有用である。
実施形態においてシール部材装着状態のロータリバルブの斜視図である。 ロータリバルブを吸気ケーシングに組み込んだ状態の図1のA−A線における断面図である。 ロータリバルブを吸気ケーシングに組み込んだ状態の図1のB−B線における断面図である。 ロータリバルブを吸気ケーシングに組み込んだ状態の図1のC−C線における断面図である。 ロータリバルブを吸気ケーシングに組み込んだ状態の図1のD−D線における断面図である。 実施形態においてシール部材未装着状態のロータリバルブの斜視図である。 実施形態におけるシール部材の斜視図である。 図9のE−E線における断面図であり、(a)はエンジンの高速運転時を示す図であり、(b)はエンジンの低速運転時を示す図である。 実施形態に係る吸気装置の斜視図である。
符号の説明
1 吸気装置
3 吸気ケーシング
5 エンジン
7 吸気通路
19 バルブ挿入孔
21 ロータリバルブ
29 バルブ本体
31 連結部
39 円形壁部(バルブ本体部分)
41 シール溝部
43 貫通路
45 バルブ片部
51 シール部材
53 リング部
55 連結板部
55a 薄肉部
55b スリット

Claims (3)

  1. 多気筒エンジンの気筒毎に形成された吸気通路を有する吸気ケーシングを備え、該吸気ケーシングには気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路を横断するように気筒列方向から見て円形状のバルブ挿入孔が形成され、該バルブ挿入孔にロータリバルブがエンジンの運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿設された多気筒エンジンの吸気装置であって、
    上記ロータリバルブは、上記各吸気通路に対応するようにバルブ挿入孔に配置された複数個の円柱状バルブ本体と、隣り合うバルブ本体間を一体に連結する連結部とを備え、
    上記各バルブ本体は、上記各吸気通路の上流側及び下流側を連通するように形成され吸気流動方向から見て略円形状の貫通路と、該貫通路のバルブ本体軸方向両側におけるバルブ本体部分外周面に凹設されたシール溝部と、外周面が矩形状かつ偏平面をなすとともにバルブ本体軸方向に延びてバルブ本体外周面の一部を構成しエンジンの運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するバルブ片部とを備え、
    上記各バルブ本体には、上記各シール溝部に嵌入されるとともに外周面が上記バルブ挿入孔内面に摺接する一対の板状リング部と、内外両面が矩形状かつ偏平面をなすとともにバルブ本体軸方向に延びて上記両リング部を一体に連結し上記バルブ片部に外側から重合される連結板部とを備えたシール部材が装着され、
    該シール部材の両リング部は上記連結板部対向側でそれぞれ切断されているとともに、上記連結板部のバルブ本体周方向両端縁部は上記両リング部の外周面と連続して該両リング部と共に上記バルブ挿入孔内面に摺接し、上記連結板部のバルブ本体周方向両端縁部を除く外面は上記両リング部の外周面から内方に位置して上記バルブ挿入孔内面から離れていることを特徴とする多気筒エンジンの吸気装置。
  2. 請求項1に記載の多気筒エンジンの吸気装置において、
    シール部材の連結板部におけるバルブ本体周方向両端縁部は、外面がバルブ本体周方向外側に行くに従ってバルブ本体径方向内側に向かって傾斜して漸次薄くなって薄肉部を構成していることを特徴とする多気筒エンジンの吸気装置。
  3. 請求項1又は2に記載の多気筒エンジンの吸気装置において、
    シール部材の連結板部における両リング部側の端部には、バルブ本体周方向に延びてその両端縁部近傍に達するスリットがそれぞれ形成されていることを特徴とする多気筒エンジンの吸気装置。
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