JP2003083072A - 可変吸気装置におけるロータリーバルブのシール構造 - Google Patents

可変吸気装置におけるロータリーバルブのシール構造

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勝 檜波田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リング状となり得る一対の円弧状シール部と、
両円弧状シール部間を結ぶ一対のバー状シール部とを有
する合成樹脂製のシール部材がロータリーバルブの外周
の装着溝に装着され、装着溝のうち両バー状シール部を
嵌合させる直線状溝部には、バー状シール部を接触させ
るシール面と、ロータリーバルブの周方向に沿ってシー
ル面とは反対側からバー状シール部に対向する背部側面
とが形成される可変吸気装置において、吸気脈動での圧
力波がシール部材に作用してもロータリーバルブの周方
向でのシール部材のシール効果を維持する。 【解決手段】バー状シール部42Aおよび背部側面45
bの少なくとも一方に、他方側に突出する突条46がバ
ー状シール部42Aの長手方向に沿って延びるようにし
て一体に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変吸気装置にお
けるロータリーバルブのシール構造に関し、特に、吸気
通路構造体における吸気通路の長さを変化させるべく吸
気通路構造体に回動可能に支承されるロータリーバルブ
の外周に、リング状となり得る一対の円弧状シール部
と、両円弧状シール部間を結ぶ一対のバー状シール部と
を有する合成樹脂製のシール部材が装着されるようにし
たロータリーバルブのシール構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるシール構造は、たとえば米
国特許第6138628号公報等で既に知られており、
シール部材を装着するためにロータリーバルブの外周に
設けられる装着溝は、シール部材のうち円弧状シール部
を嵌合させる一対の環状溝部と、シール部材のうち両バ
ー状シール部を嵌合させる一対の直線状溝部とを有し、
円弧状シール部は、その外周面が吸気通路構造体の支持
孔内面に接触することでリング状となり、両バー状シー
ル部の外側面は、円弧状シール部の外周面と面一である
ことから支持孔の内面に弾発接触する。また装着溝のう
ち両直線状溝部には、両円弧状シール部がリング状とな
るのに応じてバー状シール部を接触させるシール面と、
ロータリーバルブの周方向に沿って前記シール面とは反
対側からバー状シール部に対向する背部側面とがそれぞ
れ形成されており、バー状シール部および前記背部側面
の相互対向面は平坦に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
可変吸気装置はエンジンの吸気系に用いられるものであ
り、エンジンの吸気脈動での圧力波によってロータリー
バルブの周方向に沿う力がシール部材に作用し、シール
部材のバー状シール部には、装着溝のうち直線状溝部の
シール面に対して近接・離反する方向の力が作用する。
これによりバー状シール部がシール面から離反したとき
に、直線状溝部の背部側面にバー状シール部が近接する
ことになるが、上記従来のものでは、バー状シール部お
よび前記背部側面の相互対向面が平坦に形成されている
ので、背部側面およびバー状シール部間での空気の流通
を阻止することができず、ロータリーバルブの周方向で
シール部材のシール効果が低下してしまうことになる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、吸気脈動での圧力波がシール部材に作用して
もロータリーバルブの周方向でのシール部材のシール効
果を維持し得るようにした可変吸気装置におけるロータ
リーバルブのシール構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一端を吸気室に連通させた
吸気通路の途中を前記吸気室に連通させる状態、ならび
に吸気通路の途中および吸気室間を遮断する状態を切換
えるロータリーバルブが、吸気通路構造体の支持孔に回
動可能に挿入され、一対の環状溝部ならびに両環状溝部
間を結ぶ一対の直線状溝部を有してロータリーバルブの
外周に設けられる装着溝に、前記支持孔の内面に外周面
が接触することで周方向両端を重合させたリング状とな
るようにして前記両環状溝部にそれぞれ嵌合される一対
の円弧状シール部と、それらの円弧状シール部の外周面
と面一となる外側面を有するとともに前記両円弧状シー
ル部の周方向2箇所を相互に結んで前記両直線状溝部に
それぞれ嵌合される一対のバー状シール部とから成る合
成樹脂製のシール部材が装着され、前記両環状溝部内で
前記両円弧状シール部がリング状となるのに応じて前記
バー状シール部を接触させるシール面と、ロータリーバ
ルブの周方向に沿って前記シール面とは反対側からバー
状シール部に対向する背部側面とが前記両直線状溝部に
それぞれ形成される可変吸気装置において、前記両バー
状シール部および前記背部側面の少なくとも一方には、
他方側に突出する突条がバー状シール部の長手方向に沿
って延びるようにして一体に設けられることを特徴とす
る。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、吸気脈動での圧力波によってロータリーバルブの
周方向に沿う力がシール部材に作用するのに応じて、シ
ール部材のバー状シール部が直線状溝部のシール面から
離反する方向に移動すると、直線状溝部の背部側面にバ
ー状シール部が近接することになるが、バー状シール部
および背部側面の少なくとも一方に突条が一体に突設さ
れており、バー状シール部および背部側面間の隙間がご
く小さくなる。したがってバー状シール部がシール面か
ら離反した状態におけるロータリーバルブおよびバー状
シール部間の空気の洩れを極力抑制することができ、ロ
ータリーバルブの周方向でのシール部材のシール効果を
高く維持することができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記両バー状シール部の両
円弧状シール部側の両端は薄肉部として形成され、前記
突条が、前記薄肉部を除いて両バー状シール部に突設さ
れることを特徴とし、かかる構成によれば、突条が突設
されるバー状シール部の剛性がその長手方向全長にわた
って高くなってしまうことを回避し、薄肉部とした両バ
ー状シール部の両端部に充分な可撓性を持たせること
で、ロータリーバルブへのシール部材の装着作業を容易
とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図8は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1は吸気通路構造体およびロータリーバル
ブの分解斜視図、図2はエンジンの高速運転状態での吸
気通路構造体およびロータリーバルブの縦断面図、図3
は図2の3−3線断面図、図4はエンジンの低、中速運
転状態での吸気通路構造体およびロータリーバルブの縦
断面図、図5は図4の要部拡大図、図6はシール部材の
側面図、図7は図6の7−7線拡大断面図、図8は図5
の8部拡大図である先ず図1および図2において、この
可変吸気装置の吸気通路構造体11は、4気筒エンジン
に対応したものであり、合成樹脂から成る複数たとえば
3つの接合部材を相互に溶着して構成され、吸気室12
を形成するサージタンク部13と、吸気室12に連なる
吸気通路14,14…をそれぞれ形成するようにして一
端がサージタンク部13に共通に接続される4つの相互
に独立した分岐管部15,15…と、各分岐管部15,
15…の他端に共通に連設されるエンジン取付け用フラ
ンジ16とを備える。
【0010】各分岐管部15,15…の配列方向に沿う
サージタンク部13の一端には大気導入口17が設けら
れており、この大気導入口17には図示しないスロット
ルボディを介してエアクリーナが接続され、スロットル
ボディにおけるスロットル開度に対応した量の大気が吸
気室12に導入される。
【0011】サージタンク部13の下部に一端が接続さ
れる各分岐管部15,15…は、略C字状に彎曲するよ
うに形成されて水平方向に並列配置されており、各分岐
管部15,15…の他端に共通に連設されるエンジン取
付け用フランジ16がサージタンク部13の上方に配置
される。
【0012】図3を併せて参照して、吸気通路構造体1
1には、吸気室12に一端を開口させるとともに他端を
吸気通路14,14…の途中に開口させるバイパス通路
18…が設けられており、吸気室12内からバイパス通
路18…および吸気通路14,14…を経てエンジンに
至るまでの吸気通路長は、吸気室12内から吸気通路1
4,14…を経てエンジンに至るまでの吸気通路長より
も短く設定される。
【0013】エンジン回転数に応じて各バイパス通路1
8…の連通・遮断を切換えることにより吸気通路構造体
11における吸気通路長が切換えられるものであり、各
バイパス通路18…の連通・遮断を切換えるロータリー
バルブ20が、吸気通路構造体11に回動可能に支承さ
れる。
【0014】吸気通路構造体11には、バイパス通路1
8…の中間部を横切る横断面円形の支持孔21が設けら
れており、各バイパス通路18…に個別に対応した通路
孔22…を有して円柱状に形成されるロータリーバルブ
20が、支持孔21内に回動可能に挿入される。
【0015】ロータリーバルブ20の軸方向両端には弁
軸23,24が同軸に固定されており、それらの弁軸2
3,24が吸気通路構造体11に回動可能に支承され
る。
【0016】前記弁軸23の一端側にはアーム26の基
端が固定され、アーム26の先端部に、アクチュエータ
27のロッド28が連結される。該アクチュエータ27
は、前記弁軸23,24の軸線と直交する平面内に作動
軸線を有するダイヤフラム式のものであり、エンジン回
転数に応じて前記ロッド28を軸方向に作動させる。而
してエンジンの低、中速回転領域では吸気室12の負圧
がアクチュエータ27に導入され、それに応じてアクチ
ュエータ27はロッド28を図3で右動させ、それによ
りロータリーバルブ20は、図4で示すように、各バイ
パス通路18…を閉じる側に回動する。またエンジンの
高速回転領域ではアクチュエータ27はロッド28を図
3で左動させ、それによりロータリーバルブ20は、図
2および図3で示すように、各バイパス通路18…を開
放する位置に回動する。
【0017】アクチュエータ27が備えるアクチュエー
タケース29は、合成樹脂から成るケース部材30と、
該ケース部材30に締結される合成樹脂製のカバー31
とから成る。アクチュエータケース29の一部であるケ
ース部材30は、カバー31と共働してアクチュエータ
ケース29を構成すべく椀状に構成されるものである
が、このケース部材30には、ロッド28および弁軸2
3の連結部を覆って吸気通路構造体11側に締結される
カバー部30aが一体に連設される。
【0018】カバー部30aは、該カバー部30aおよ
び吸気通路構造体11間に挟まれる合成樹脂製の取付け
板32を介して吸気通路構造体11に締結される。而し
て、カバー部30aおよび取付け板32は、カバー部3
0aおよび取付け板32に挿通されるとともに吸気通路
構造体11にねじ込まれるようにしたたとえば3本のボ
ルト33…によって共締めされることで吸気通路構造体
11に締結され、またカバー部30aは、たとえば2本
のボルト34…により取付け板32に締結される。
【0019】ところで、ロータリーバルブ20の回動位
置は、弁軸23の一端側に連結されるアクチュエータ2
7に、弁軸23の軸線に沿う方向の外方側で隣接するよ
うに配置される検出器35で検出されるものであり、該
検出器35は、弁軸23の一部を覆ってカバー部30a
に取付けられる。
【0020】而して検出器35は、弁軸23の一端を覆
うようにしてカバー部30aに締結される検出器ハウジ
ング36と、弁軸23と一体に回動すべく該弁軸23に
取付けられるマグネット等の被検出部37と、被検出部
37を非接触で検出すべく検出器ハウジング36内に固
定配置されるホールICや磁電変換素子等の検出部38
とを備えるものであり、弁軸23に接触することなく該
弁軸23の回動位置すなわちロータリーバルブ20の作
動位置を検出可能である。
【0021】図5を併せて参照して、ロータリーバルブ
20の外周には、各通路孔22…毎に1つの合成樹脂か
ら成るシール部材40A…が装着されるものであり、各
シール部材40…を装着するための装着溝43…がロー
タリーバルブ20の外周に設けられる。
【0022】装着溝43は、通路孔22をロータリーバ
ルブ20の軸方向両側から挟む位置に配置される一対の
環状溝部44,44と、図4および図5で示すようにロ
ータリーバルブ20がバイパス通路18を遮断した状態
で吸気通路14の途中側への支持孔21の開口端を支持
孔21の周方向両側からシールする位置で前記両環状溝
部44,44間を結ぶ一対の直線状溝部45,45とか
ら成る。
【0023】図6および図7を併せて参照して、シール
部材40Aは、支持孔21の内面に外周面が接触するこ
とで周方向両端を重合させたリング状となるようにして
前記両環状溝部44,44にそれぞれ嵌合される一対の
円弧状シール部41,41と、それらの円弧状シール部
41,41の外周面と面一となる外側面を有するととも
に前記両円弧状シール部41,41の周方向2箇所を相
互に結んで前記両直線状溝部45,45にそれぞれ嵌合
される一対のバー状シール部42A,42Aとから成
る。
【0024】図8において、直線状溝部45,45に
は、円弧状シール部41,41が支持孔21の内面に外
周面を接触させることにより前記両環状溝部44,44
内でリング状となるのに応じて、バー状シール部42A
が接触するシール面45aと、ロータリーバルブ20の
周方向に沿って前記シール面45aとは反対側からバー
状シール部42Aに対向する背部側面45bとがそれぞ
れ形成されるものであり、バー状シール部42Aおよび
背部側面45bの少なくとも一方、この実施例ではバー
状シール部42Aに、背部側面45b側に突出する3つ
の突条46,46,46がバー状シール部42Aの長手
方向に沿って延びるようにして一体に設けられる。
【0025】しかも図6で明示するように、両バー状シ
ール部42A…の両円弧状シール部41,41側の両端
は薄肉部47,47として形成され、突条46…は、薄
肉部47,47を除いて両バー状シール部42A…に突
設される。
【0026】また図1で明示するように、装着溝45に
おける環状溝部44,44の周方向少なくとも1箇所に
は係合凹部48がそれぞれ設けられ、シール部材40A
における円弧状シール部41,41には、係合凹部48
に係合する係合突部49がそれぞれ一体に設けられる。
これによりロータリーバルブ20の周方向に沿う方向で
のシール部材40Aの移動が極力抑制される。
【0027】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、シール部材40Aをロータリーバルブ20の外周
の装着溝43に装着した状態で、ロータリーバルブ20
を吸気通路構造体11の支持孔21に挿入すると、シー
ル部材40Aにおける両円弧状シール部41,41の外
周面が支持孔21の内周面に接触することにより、両円
弧状シール部41,41は装着溝43の環状溝部44,
44内で周方向両端を重合させたリング状となる。
【0028】このように円弧状シール部41,41がリ
ング状となることにより、シール部材40Aの両バー状
シール部42A,42Aは、それらのシール部42A,
42Aを嵌合させている直線状溝部45,45のシール
面45a…に接触することになる。すなわち両バー状シ
ール部42A,42Aは、両円弧状シール部41,41
の外周面とともに支持孔21の内面の外側面を密接さ
せ、ロータリーバルブ20の周方向一側で両バー状シー
ル部42A,42Aが直線状溝部45,45のシール面
45a…に密接することになり、それにより、ロータリ
ーバルブ20が閉じている状態での該ロータリーバルブ
20の周方向でのロータリーバルブ20および吸気通路
構造体11間のシールが、一対のバー状シール部42
A,42Aでなされることになる。
【0029】ところで、エンジンの吸気脈動での圧力波
によってロータリーバルブ20の周方向に沿う力がシー
ル部材40Aに作用することがあり、その場合、シール
部材40Aのバー状シール部42A,42Aには、装着
溝43のうち直線状溝部45,45のシール面45a…
に対して近接・離反する方向の力が作用する。このため
バー状シール部42Aがシール面45aから離反したと
きには、直線状溝部45の背部側面45bにバー状シー
ル部42Aが近接することになる。
【0030】しかるにバー状シール部42A,42Aに
は、背部側面45b…側に突出する3つの突条46…が
バー状シール部42A,42Aの長手方向に沿って延び
るようにして一体に設けられている。したがってバー状
シール部42Aがシール面45aから離反する方向に移
動して背部側面45bにバー状シール部42Aが近接す
ると、バー状シール部42Aおよび背部側面45b間の
隙間がごく小さくなる。したがってバー状シール部42
Aがシール面45aから離反した状態におけるロータリ
ーバルブ20およびバー状シール部42A間の空気の洩
れを極力抑制することができ、ロータリーバルブ20の
周方向でのシール部材40Aのシール効果を高く維持す
ることができる。
【0031】しかもこの第1実施例では、3つの突起4
6…がバー状シール部42Aに突設されており、バー状
シール部42Aが背部側面45bに近接したときには、
バー状シール部42Aが背部側面45b間にラビリンス
を形成するようにしてシール効果を高めることができ
る。
【0032】またバー状シール部42A,42Aの両円
弧状シール部41,41側の両端は薄肉部47…として
形成されており、突条46…が、前記薄肉部47…を除
いて両バー状シール部42A,42Aに突設されるの
で、突条46…が突設されるバー状シール部42A,4
2Aの剛性がその長手方向全長にわたって高くなってし
まうことを回避し、薄肉部47…とした両バー状シール
部42A,42Aの両端部に充分な可撓性を持たせるこ
とで、ロータリーバルブ20へのシール部材40Aの装
着作業を容易とすることができる。
【0033】図9で示す第2実施例のように、シール部
材40Bのバー状シール部42Bに2つの突条46,4
6が設けられるようにしてもよく、また図10で示す第
3実施例のように、シール部材40Cのバー状シール部
42Cに単一の突条46が設けられるようにしてもよ
い。
【0034】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0035】たとえば上記各実施例では、シール部材の
バー状シール部に突条が設けられたが、直線状溝部の背
部側面にバー状シール部側に突出する突条が設けられて
もよく、またバー状シール部および背部側面のいずれに
も突条が設けられるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、吸気脈動での圧力波によってシール部材のバー状シ
ール部が直線状溝部のシール面から離反する方向に移動
してもバー状シール部および背部側面間の隙間がごく小
さくすることで、ロータリーバルブおよびバー状シール
部間の空気の洩れを極力抑制することができ、ロータリ
ーバルブの周方向でのシール部材のシール効果を高く維
持することができる。
【0037】また請求項2記載の発明によれば、突条が
突設されるバー状シール部の剛性がその長手方向全長に
わたって高くなってしまうことを回避し、両バー状シー
ル部の両端部に充分な可撓性を持たせることで、ロータ
リーバルブへのシール部材の装着作業を容易とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の吸気通路構造体およびロータリー
バルブの分解斜視図である。
【図2】エンジンの高速運転状態での吸気通路構造体お
よびロータリーバルブの縦断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】エンジンの低、中速運転状態での吸気通路構造
体およびロータリーバルブの縦断面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】シール部材の側面図である。
【図7】図6の7−7線拡大断面図である。
【図8】図5の8部拡大図である
【図9】第2実施例のシール部材の図7に対応した断面
図である。
【図10】第3実施例のシール部材の図7に対応した断
面図である。
【符号の説明】
11・・・吸気通路構造体 12・・・吸気室 14・・・吸気通路 20・・・ロータリーバルブ 21・・・支持孔 40A,40B,40C・・・シール部材 41・・・円弧状シール部 42A,42B,42C・・・バー状シール部 43・・・装着溝 44・・・環状溝部 45・・・直線状溝部 45a・・・シール面 45b・・・背部側面 46・・・突条 47・・・薄肉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米倉 康行 宮城県角田市角田字流197−1 株式会社 ケーヒン角田開発センター内 Fターム(参考) 3G031 AB02 AC01 AD03 BA06 BB06 DA34 HA02 HA07 3H053 AA02 BA23 3J006 AD02 AE15 AE39 CA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を吸気室(12)に連通させた吸気
    通路(14)の途中を前記吸気室(12)に連通させる
    状態、ならびに吸気通路(14)の途中および吸気室
    (12)間を遮断する状態を切換えるロータリーバルブ
    (20)が、吸気通路構造体(11)の支持孔(21)
    に回動可能に挿入され、一対の環状溝部(44)ならび
    に両環状溝部(44)間を結ぶ一対の直線状溝部(4
    5)を有してロータリーバルブ(20)の外周に設けら
    れる装着溝(43)に、前記支持孔(21)の内面に外
    周面が接触することで周方向両端を重合させたリング状
    となるようにして前記両環状溝部(44)にそれぞれ嵌
    合される一対の円弧状シール部(41)と、それらの円
    弧状シール部(41)の外周面と面一となる外側面を有
    するとともに前記両円弧状シール部(41)の周方向2
    箇所を相互に結んで前記両直線状溝部(45)にそれぞ
    れ嵌合される一対のバー状シール部(42A,42B,
    42C)とから成る合成樹脂製のシール部材(40A,
    40B,40C)が装着され、前記両環状溝部(44)
    内で前記両円弧状シール部(41)がリング状となるの
    に応じて前記バー状シール部(42A〜42C)を接触
    させるシール面(45a)と、ロータリーバルブ(2
    0)の周方向に沿って前記シール面(45a)とは反対
    側からバー状シール部(42A〜42C)に対向する背
    部側面(45b)とが前記両直線状溝部(45)にそれ
    ぞれ形成される可変吸気装置において、前記両バー状シ
    ール部(42A〜42C)および前記背部側面(45
    b)の少なくとも一方には、他方側に突出する突条(4
    6)がバー状シール部(42A〜42C)の長手方向に
    沿って延びるようにして一体に設けられることを特徴と
    する可変吸気装置におけるロータリーバルブのシール構
    造。
  2. 【請求項2】 前記両バー状シール部(42A〜42
    C)の両円弧状シール部(41)側の両端は薄肉部(4
    7)として形成され、前記突条(46)が、前記薄肉部
    (47)を除いて両バー状シール部(42A〜42C)
    に突設されることを特徴とする請求項1記載の可変吸気
    装置におけるロータリーバルブのシール構造。
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