JP5254559B2 - 空気調和装置および自動暖房運転制御方法 - Google Patents

空気調和装置および自動暖房運転制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5254559B2
JP5254559B2 JP2007044022A JP2007044022A JP5254559B2 JP 5254559 B2 JP5254559 B2 JP 5254559B2 JP 2007044022 A JP2007044022 A JP 2007044022A JP 2007044022 A JP2007044022 A JP 2007044022A JP 5254559 B2 JP5254559 B2 JP 5254559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermo
temperature
operating point
correction
set temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007044022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008209029A (ja
Inventor
茂 吉田
峰正 大村
満 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2007044022A priority Critical patent/JP5254559B2/ja
Publication of JP2008209029A publication Critical patent/JP2008209029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5254559B2 publication Critical patent/JP5254559B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に空気調和装置の自動暖房運転に関する。
天井から風を吹き出す方式の空気調和装置では、空気調和装置の吸込口近傍に設置された温度センサで空調が行なわれることが多い。制御部は、温度センサが検出した吸込み温度と、ユーザによって設定された設定温度との差に基づいて運転をサーモオン・オフする。(特許文献1〜特許文献5参照)
特開平8−226691号公報 特開平6−94282号公報 特開2000−104978号公報 特開2000−291993号公報 特開2003−254586号公報
この方式で空調を行なう場合、暖房運転時に室内上下方向で天井が暖かく足元が寒い状態の温度ムラが生じ、足元が十分に暖まらない状態で設定温度になったと誤検知する可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、室内を確実に暖めることができる空気調和装置および自動暖房運転制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の空気調和装置は、室内の暖房を行なう空気調和装置において、室内から吸い込んだ空気の吸込み温度を検出する温度センサと、空調目標値である設定温度が入力されるとともに前記設定温度と前記吸込み温度との差に基づいて暖房運転をサーモオン・サーモオフ制御する制御部とを備え、該制御部は、前記サーモオフ状態の持続時間に基づいて室内の熱負荷を判定し、前記サーモオンの動作点温度と前記サーモオフの動作点温度とに補正を加えるとともに、前記設定温度から前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が離れるほど、該サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるように該サーモオンおよびサーモオフの動作点温度に補正を加え、前記補正で加える補正値は、前記設定温度から前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が離れるほど、該サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるように、次回のサーモオン動作点の補正量を±0.5℃、サーモオフ動作点の補正量を±1℃とし、サーモオン動作点の補正量とサーモオフ動作点の補正量を異ならせることを特徴とする。
また、室内の熱負荷の判定は、請求項4に記載のようにサーモオフ接続中に所定の時間における室温の低下度合いでおこなってもよい。
また、請求項10に記載の空気調和装置は、室内から吸い込んだ空気の吸込み温度を検出する温度センサと、空調目標値である設定温度が入力されるとともに前記設定温度と前記吸込み温度との差に基づいて暖房運転をサーモオン・オフ制御する制御部とを備えた空気調和装置による自動暖房運転制御方法において、前記サーモオフの持続時間に基づいて室内の熱負荷を判定し、前記サーモオンの動作点温度と前記サーモオフの動作点温度とに補正を加え、前記補正で加える補正値は、前記設定温度から前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が離れるほど、該サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるように、次回のサーモオン動作点の補正量を±0.5℃、サーモオフ動作点の補正量を±1℃とし、サーモオン動作点の補正量とサーモオフ動作点の補正量を異ならせることを特徴とする。
サーモオフの持続時間とは、室内温度が設定温度に近い値のため、空調機が空調の必要無しと判断して運転しない状態である。本発明では、サーモオフの持続時間あるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いを室内の熱負荷の状態を判定するための指標として使用する。すなわちサーモオフ持続時間が長いあるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いが小さい場合には、室内負荷が小さく暖めた部屋がさめにくく、あるいは天井が低くて補正する必要がないと判定することができる。逆に、サーモオフ時間が短いあるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いが大きい場合には、室内負荷が大きく、あるいは天井が高く補正する必要があると判定することができる。
ユーザによる設定温度とその補正値(すなわち前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度)との温度差が大きいほど、速く温度降下する。このため、サーモオフ持続時間が短くなり、補正値が大きくなる方向へ判断されやすくなる。これを解消するため、補正値が大きいほど、サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるような値に設定する。これによりサーモオフの持続時間が短くなることが防止され、適切な補正が可能となる。
請求項2あるいは5に記載の発明は、請求項1あるいは4に記載の空気調和装置において、前記制御部は、前記サーモオフの持続時間が所定の閾値より短いあるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いが大きい場合、前記サーモオンとなる動作点と前記サーモオフとなる動作点の温度を上げる補正を行ない、前記サーモオフの持続時間が所定の閾値より長いあるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いが小さい場合、前記サーモオンの動作点と前記サーモオフの動作点の温度を下げる補正を行なうことを特徴とする。
また、請求項3あるいは6に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和装置において、前記制御部は、前記サーモオフ持続時間が短いあるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いが大きいほど前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が高くなるように補正を行なうことを特徴とする。
サーモオフ持続時間が所定の閾値よりも長いあるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いが小さい場合には、室内負荷が小さく、あるいは天井が低くて補正する必要がないと判定し、制御温度値をマイナス側に補正する。逆に、サーモオフ時間が短いあるいはサーモオフの接続時間中における室温低下の度合いが大きい場合には、室内負荷が大きく、あるいは天井が高く補正する必要があると判定し、制御温度値をプラス側に補正する。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の空気調和装置において、冷媒を圧縮するコンプレッサーを備え、該コンプレッサーは前記制御部により運転を一時停止させる際の最低オフ時間が定められており、前記制御部は、前記サーモオフ持続時間が前記最低オフ時間に達した場合には、前記吸込み温度と前記設定温度との差に基づいて、前記サーモオンの動作点温度と前記サーモオフの動作点温度とに補正を加えることを特徴とする。
前記最低オフ時間は、コンプレッサーの保護のために設定される場合がある。この場合、室内負荷が大きく、あるいは天井が高く、サーモオフ持続時間が短くなるように補正する必要が生じた場合でも、サーモオフ持続時間を最低オフ時間より短くすることはできない。このため、制御部は、前記吸込み温度と前記設定温度との差に基づき、例えば差が所定閾値より小さい場合にはサーモオンの温度とサーモオフの動作点温度を変えず、差が所定閾値よりも大きい場合にのみサーモオンの温度とサーモオフの動作点温度を上げるような制御を実現することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれかに記載の空気調和装置において、前記制御部は、設定温度が与えられた場合に、該設定温度と、前記温度センサにより検出された吸込み温度との差から、前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度の初期値を決定することを特徴とする。
暖房運転開始時には室内温度が低く、室内に温度ムラが生じやすい。本発明では、設定温度が与えられた場合にまず吸込み温度−設定温度を演算し、これに基づいてサーモオン・オフの動作点を決定する。その決め方としては、例えば吸込み温度が設定温度よりも低い場合、温度ムラが生じやすいと判定し、サーモオン・オフの動作点を設定温度よりも高く設定する。このように最初の値を決めて、暖房運転を開始する。設定温度を変えられた場合にはその時点で上記の初期値を決定し直してもよい。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の空気調和装置において、前記設定温度と、前記温度センサにより検出された吸込み温度との差が大きいほど、前記サーモオンとサーモオフの動作点温度が高くなるように補正することを特徴とする。
このようにサーモオンとサーモオフの動作点温度の初期値を決定することにより、起動時に起こりやすい室内の温度ムラ問題が解決され、起動性が向上する。
本発明の空気調和装置および自動暖房運転制御方法によれば、サーモオフの持続時間に応じて被空調域の熱負荷を判定し、サーモオンの温度とサーモオフの動作点温度に補正を加えることにより、室内を確実に暖めることができる。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明に係る空気調和装置および自動暖房運転制御方法について説明する。図1は天井埋め込み型空気調和装置の構造図である。図に示すように、空気調和装置1は、天井2に埋設されたケース本体3に、熱交換器4、ターボファン5、ターボファンを駆動するモータ6、フィルタ7、およびグリル8を備えたものである。ケース本体3内部の吸込口内側には、吸い込んだ空気の温度を検出する温度センサ10が設けられている。
図2はこのような空気調和装置1の主要部のブロック図である。空気調和装置1は、図1には不図示の制御部15と、ユーザの操作を受け付ける操作部(リモコンなど)16と、冷媒を圧縮するコンプレッサー17と有する。制御部15は温度センサ10、操作部16等から信号を受けると共に、コンプレッサー17、モータ6等、空気調和装置1全体を制御する。制御部15には、操作部16を介して、ユーザによる運転開始指令、設定温度要求等が入力される。
このように構成された空気調和装置1において制御部15による制御を詳細に説明する。
図3に本実施形態に係る制御フローを示した。まずステップST1で運転開始指令を受けると、暖房運転を開始する(ステップST2)。設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST3)、変更がない場合に次のステップST4に進む。ユーザによって設定温度が変更された場合には、ステップST11に進み、初期値としてサーモオフ動作点を設定温度+1℃、サーモオン動作点を設定温度−1℃と設定する。その後ステップST3の判定を繰返す。
ステップST4にて、サーモオフが成立する。このときのサーモオフ動作点温度は上記ステップST11で予め決められているものであり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオフとなる。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。なお、サーモオフ動作点温度は後述のように適宜補正される。
次いで、設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST5)、変更がない場合に次のステップST6に進む。設定温度が変更された場合には、ステップST11に進み、その後ステップST3の判定を繰返す。
ステップST6にてサーモオンが成立する。このときのサーモオン動作点温度は上記ステップST11で予め決められているものであり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオンとなる。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。なお、サーモオン動作点温度は後述のように適宜補正される。
制御部15は、サーモオフとサーモオンとの時刻差(サーモオフの持続時間)を算出し、その値により以下の分岐処理を行なう。(ステップST7)
・サーモオフ時間≧5分(ステップST8)
この場合は、次回のステップにおけるサーモオフ動作点を、現在の設定値から−1℃補正する。また、次回のステップにおけるサーモオン動作点を、現在の設定値から−0.5℃補正する。すなわち、この場合は室内負荷が低く一度暖めたらなかなか冷えず、または天井が低いために補正の必要性が低いと判定し、サーモオンの動作点とサーモオフの動作点の温度を下げる補正を行なう。
・サーモオフ時間≦3分(ステップST10)
この場合は、次回のステップにおけるサーモオフ動作点を、現在の設定値から+1℃補正する。また、次回のステップにおけるサーモオン動作点を、現在の設定値から+0.5℃補正する。すなわち、この場合は室内負荷が高く室内が冷えやすく、または天井が高いために室内に温度ムラが生じており、補正の必要性があると判定し、サーモオンの動作点とサーモオフの動作点の温度を上げる補正を行なう。
・3分<サーモオフ時間<5分(ステップST9)
この場合には現在のサーモオン・オフ動作点に対してさらなる補正を行なわず、そのまま使用する。
その後ステップST3に戻り、上記のサーモオン・オフおよび動作点の補正処理を繰返す。
このように、室内負荷が高い場合にはサーモオン・オフの動作点を高く補正することにより、温度ムラが発生していても暖房を確実に行なうことができる。すなわち、設定温度よりも高い温度でサーモオン・オフが行なわれるため、天井付近が設定温度よりも高い温度となり、足元では設定温度に近づけることができる。
また、上記のように、サーモオン動作点を±0.5℃、サーモオフ動作点を±1℃とすることで、設定温度から離れるほどサーモオンとサーモオフの温度差が大きくなる。ユーザによる設定温度とその補正値(すなわち前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度)との温度差が大きいほど、速く温度降下する。このため、サーモオフ時間が短くなり、補正値が大きくなる方向へ判断されやすくなる。これを解消するため、補正値が大きいほど、サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるような値に設定される。これによりサーモオフの時間が短くなることが防止され、適切な補正が可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態においては、コンプレッサーは制御部15により最低オフ時間が定められている。この最低オフ時間は、コンプレッサー保護のため設けられている。なお、図1および図2に示した空気調和装置1の構成については上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図4に制御部15による制御フローを示した。まずステップST1で運転開始指令を受けると、暖房運転を開始する(ステップST2)。次いで設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST3)、変更がない場合に次のステップST4に進む。設定温度が変更された場合には、ステップST11に進み、初期値としてサーモオフ動作点を設定温度+1℃、サーモオン動作点を設定温度−1℃と設定する。その後ステップST3の判定を繰返す。
その後、ステップST4にてサーモオフが成立する。このときのサーモオフ動作点温度は上記ステップST11で予め決められているものであり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオフとなる。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。なお、サーモオフ動作点温度は後述のように適宜補正される。
次いで、設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST5)、変更がない場合に次のステップST6に進む。設定温度が変更された場合には、ステップST11に進み、その後ステップST3の判定を繰返す。
その後、ステップST6にてサーモオンが成立する。このときのサーモオン動作点温度は上記ステップST11で予め決められているものであり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオンとなる。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。なお、サーモオン動作点温度は後述のように適宜補正される。
制御部15は、サーモオフとサーモオンとの時刻差を算出し、その値により以下の分岐処理を行なう。(ステップST7)
・サーモオフ時間≧5分(ステップST8)
この場合は、次回のステップにおけるサーモオフ動作点を、現在の設定値から−1℃補正する。また、次回のステップにおけるサーモオン動作点を、現在の設定値から−0.5℃補正する。すなわち、この場合は室内負荷が低く一度暖めたらなかなか冷えず、または天井が低いために補正の必要性が低いと判定し、サーモオンの動作点とサーモオフの動作点の温度を下げる補正を行なう。
・コンプレッサー最短オフ時間<サーモオフ時間<5分(ステップST9)
この場合には現在のサーモオン・オフ動作点に対してさらなる補正を行なわず、そのまま使用する。
・サーモオフ時間=コンプレッサー最短オフ時間
この場合は、ステップST12にて吸込み温度と設定温度とを比較する。吸込み温度−設定温度≧−2℃、すなわち吸込み温度が設定温度と比較して温度があまり低くない場合は、ステップST9に分岐する。吸込み温度−設定温度<−2℃、すなわち吸込み温度が設定温度と比較して所定閾値以上低い場合、ステップST10に分岐し、次回のステップにおけるサーモオフ動作点を、現在の設定値から+1℃補正する。また、次回のステップにおけるサーモオン動作点を、現在の設定値から+0.5℃補正する。すなわち、この場合は室内負荷が高く室内が冷えやすく、または天井が高いために室内に温度ムラが生じており、補正の必要性があると判定し、サーモオンの動作点とサーモオフの動作点の温度を上げる補正を行なう。
その後ステップST3に戻り、上記のサーモオン・オフおよび動作点の補正処理を繰返す。
このように、室内負荷が高い場合にはサーモオン・オフの動作点を高く補正することにより、温度ムラが発生していても暖房を確実に行なうことができる。すなわち、設定温度よりも高い温度でサーモオン・オフが行なわれるため、天井付近が設定温度よりも高い温度となり、足元では設定温度に近づけることができる。
また、上記のように、サーモオン動作点を±0.5℃、サーモオフ動作点を±1℃とすることで、設定温度から離れるほどサーモオンとサーモオフの温度差が大きくなる。ユーザによる設定温度とその補正値(すなわち前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度)との温度差が大きいほど、速く温度降下する。このため、サーモオフ時間が短くなり、補正値が大きくなる方向へ判断されやすくなる。これを解消するため、補正値が大きいほど、サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるような値に設定される。これによりサーモオフの時間が短くなることが防止され、適切な補正が可能となる。
さらに、室内負荷が大きく、あるいは天井が高く補正する必要が高い場合であって、サーモオフ時間を最低オフ時間より短くすることはできない場合、制御部は、前記吸込み温度と前記設定温度との差に基づき、これらの差が小さい場合にはサーモオンの温度とサーモオフの動作点温度を変えず、差が大きい場合にのみサーモオンの温度とサーモオフの動作点温度を上げる制御を実現することができる。これにより、室温ムラの発生を適切に防止することができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態においては、コンプレッサー17は制御部15により最低オフ時間が定められている。この最低オフ時間は、コンプレッサー保護のため設けられている。なお、図1および図2に示した空気調和装置1の構成については上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図5に本実施形態に係る制御フローを示した。まずステップST1で運転開始指令を受けると、まず吸込み温度−設定温度を演算する(ステップST13)。サーモオン・オフ動作点を、図6および図7から読み取る(ステップST14)。この表は予め制御部15に記憶されているものとすることができる。図6から読み取られた各ブロックA〜Dに対応するサーモオン・オフ動作点は、図7に示したように、吸込み温度Taが設定温度Tsと比較して小さいほど大きくなるものである。
次いで暖房運転を開始する(ステップST2)。設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST3)、変更がない場合に次のステップST6に進む。設定温度が変更された場合には、ステップST13からの処理を繰返す。
その後、サーモオフが成立する(ステップST4)。このときのサーモオフ動作点温度は前記ステップST14にて決められた値であり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオフとなる。また、サーモオフ動作点温度は後述のように適宜補正される。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。
次いで、設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST5)、変更がない場合に次のステップに進む。設定温度が変更された場合には、ステップST13からの処理を繰返す。
その後、サーモオンが成立する(ステップST6)。このときのサーモオン動作点温度は前記ステップST14にて決められた値であり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオンとなる。サーモオン動作点は、後述のように適宜補正される。また、所定のコンプレッサーの最短オフ時間よりは短くならないように制御される。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。
制御部15は、サーモオフとサーモオンとの時刻差を算出し、その値により以下の分岐処理を行なう。(ステップST7)
・サーモオフ時間≧5分(ステップST8)
この場合は、次回のステップにおけるサーモオフ動作点を、現在の設定値から−1℃補正する。また、次回のステップにおけるサーモオン動作点を、現在の設定値から−0.5℃補正する。すなわち、この場合は室内負荷が低く一度暖めたらなかなか冷えず、または天井が低いために補正の必要性が低いと判定し、サーモオンの動作点とサーモオフの動作点の温度を下げる補正を行なう。
・コンプレッサー最短オフ時間<サーモオフ時間<5分(ステップST9)
この場合には現在のサーモオン・オフ動作点に対してさらなる補正を行なわず、そのまま使用する。
・サーモオフ時間=コンプレッサー最短オフ時間
この場合は、ステップST12にて吸込み温度と設定温度とを比較する。吸込み温度−設定温度≧−2℃、すなわち吸込み温度が設定温度と比較して温度があまり低くない場合は、ステップST9に分岐する。吸込み温度−設定温度<−2℃、すなわち吸込み温度が設定温度と比較して低い場合、ステップST10に分岐し、次回のステップにおけるサーモオフ動作点を、現在の設定値から+1℃補正する。また、次回のステップにおけるサーモオン動作点を、現在の設定値から+0.5℃補正する。すなわち、この場合は室内負荷が高く室内が冷えやすく、または天井が高いために室内に温度ムラが生じており、補正の必要性があると判定し、サーモオンの動作点とサーモオフの動作点の温度を上げる補正を行なう。
その後ステップST3に戻り、上記のサーモオン・オフおよび動作点の補正処理を繰返す。
このように、室内負荷が高い場合にはサーモオン・オフの動作点を高く補正することにより、温度ムラが発生していても暖房を確実に行なうことができる。すなわち、設定温度よりも高い温度でサーモオン・オフが行なわれるため、天井付近が設定温度よりも高い温度となり、足元では設定温度に近づけることができる。
また、上記のように、サーモオン動作点を±0.5℃、サーモオフ動作点を±1℃とすることで、設定温度から離れるほどサーモオンとサーモオフの温度差が大きくなる。ユーザによる設定温度とその補正値(すなわち前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度)との温度差が大きいほど、速く温度降下する。このため、サーモオフ時間が短くなり、補正値が大きくなる方向へ判断されやすくなる。これを解消するため、補正値が大きいほど、サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるような値に設定される。これによりサーモオフの時間が短くなることが防止され、適切な補正が可能となる。
さらに、室内負荷が大きく、あるいは天井が高く補正する必要が高い場合であって、サーモオフ時間を最低オフ時間より短くすることはできない場合、制御部は、前記吸込み温度と前記設定温度との差に基づき、これらの差が小さい場合にはサーモオンの温度とサーモオフの動作点温度を変えず、差が大きい場合にのみサーモオンの温度とサーモオフの動作点温度を上げる制御を実現することができる。これにより、室温ムラの発生を適切に防止することができる。
さらにまた、サーモ動作点の初期値を吸込み温度−設定温度の値に基づいて、予め与えられた表から換算することにより、起動時に起こりやすい室内の温度ムラ問題が解決され、起動性が向上する。例えば吸込み温度が設定温度よりもはるかに低い場合、温度ムラが生じやすいと判定し、サーモオン・オフの動作点を図7に示したように設定温度よりも高く設定する。このように初期値を決めて、暖房運転を開始することで、温度ムラが大きい起動時の機動性を高めることができる。
さらに設定温度を変えられた場合にはその時点で上記の初期値を決定し直すため、ユーザの要求に対して適切な暖房を行なうことができる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態について説明する。なお、図1および図2に示した空気調和装置1の構成については上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図8に本実施形態に係る制御フローを示した。まずステップST1で運転開始指令を受けると、まず吸込み温度−設定温度を演算する(ステップST15)。サーモオン・オフ動作点を、図9の表から読み取る(ステップST16)。この表はユーザが要求した設定温度に対する補正値を表したものであり、予め制御部15に記憶されているものとすることができる。図9の「暖房1回目」から読み取られた各ブロックA〜Fに対応するサーモオン・オフ動作点(制御値A、B)は、吸込み温度が設定温度と比較して小さいほど高くなるものである。例えば、温度差Tb≦−1のときは、制御値Aとして−1℃、制御値Bとして+1℃が補正値と読み込まれ、サーモオン温度は設定温度−1℃、サーモオフ温度は設定温度+1℃となる。吸込み温度が設定温度より小さい程(図では表の下へいく程)、制御値AとBとの差が大きくなる。
次いで、暖房運転を開始する(ステップST12)。次いで、設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST3)、変更がない場合に次のステップに進む。設定温度が変更された場合には、ステップST15からの処理を繰返す。
その後、サーモオフが成立する(ステップST4)。このときのサーモオフ動作点温度は前記ステップST16(または後述のステップST18)にて決められた値であり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオフとなる。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。
次いで、設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST5)、変更がない場合に次のステップに進む。設定温度が変更された場合には、ステップST15からの処理を繰返す。
その後、サーモオンが成立する(ステップST6)。このときのサーモオン動作点温度は前記ステップST16(または後述のステップST18)にて決められた値であり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオンとなる。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。
制御部15は、サーモオフとサーモオンとの時刻差を算出し(ステップST17)、その値により以下の処理を行なう(ステップST18)。図9に示した表において、暖房2回目以降の値に対応するサーモ動作点(制御値A、制御値B)を読み込み、設定温度を補正する。例えば、サーモオフ時間t_off>7のときは、制御値Aとして−1℃、制御値Bとして+1℃が補正値と読み込まれ、サーモオン温度は設定温度−1℃、サーモオフ温度は設定温度+1℃となる。このサーモ動作点は、サーモオフ時間が長いほどサーモ動作点が高くなるように設定され、かつ、サーモオフとオンの動作点の温度差が大きくなるような値である。
その後ステップST3に戻り、上記のサーモオン・オフおよび動作点の補正処理を繰返す。
このように、室内負荷が高い場合にはサーモオン・オフの動作点を高く補正することにより、温度ムラが発生していても暖房を確実に行なうことができる。すなわち、設定温度よりも高い温度でサーモオン・オフが行なわれるため、天井付近が設定温度よりも高い温度となり、足元では設定温度に近づけることができる。
また、上記のように、設定温度から離れるほどサーモオンとサーモオフの温度差を大きくする。ユーザによる設定温度とその補正値(すなわち前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度)との温度差が大きいほど、速く温度降下する。このため、サーモオフ時間が短くなり、補正値が大きくなる方向へ判断されやすくなる。これを解消するため、補正値が大きいほど、サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるような値に設定される。これによりサーモオフの時間が短くなることが防止され、適切な補正が可能となる。
また、サーモ動作点の初期値を吸込み温度−設定温度の値に基づいて、予め与えられた表から換算することにより、起動時に起こりやすい室内の温度ムラ問題が解決され、起動性が向上する。例えば吸込み温度が設定温度よりもはるかに低い場合、温度ムラが生じやすいと判定し、サーモオン・オフの動作点を図7に示したように設定温度よりも高く設定する。このように初期値を決めて、暖房運転を開始することで、温度ムラが大きい起動時の機動性を高めることができる。
さらに設定温度を変えられた場合にはその時点で上記の初期値を決定し直すため、ユーザの要求に対して適切な暖房を行なうことができる。
〔第5実施形態〕
次に、第5実施形態について説明する。なお、図1および図2に示した空気調和装置1の構成については上記第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図10に本実施形態に係る制御フローを示した。まずステップST1で運転開始指令を受けると、まず吸込み温度−設定温度を演算する(ステップST13)。サーモオン・オフ動作点を、図11の表から読み取る(ステップST16)。この表はユーザが要求した設定温度に対する補正値を表したものであり、予め制御部15に記憶されているものとすることができる。図11の「暖房1回目」から読み取られた各ブロックA〜Fに対応するサーモオン・オフ動作点(制御値A、B)は、吸込み温度が設定温度と比較して小さいほど高くなるものである。例えば、温度差Tb≦−1のときは、制御値Aとして−1℃、制御値Bとして+1℃が補正値と読み込まれ、サーモオン温度は設定温度−1℃、サーモオフ温度は設定温度+1℃となる。吸込み温度が設定温度より小さい程(図では表の下へいく程)、制御値AとBとの差が大きくなる。
次いで、暖房運転を開始する(ステップST12)。次いで、設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST3)、変更がない場合に次のステップに進む。設定温度が変更された場合には、ステップST13からの処理を繰返す。
その後、サーモオフが成立する(ステップST4)。このときのサーモオフ動作点温度は前記ステップST16(または後述のステップST20)にて決められた値であり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオフとなる。また、制御部15は、そのときの時刻を記憶しておく。
次いで、設定温度が変更されたか否かを判定し(ステップST5)、変更がない場合に次のステップに進む。設定温度が変更された場合には、ステップST13からの処理を繰返す。
その後、サーモオフが成立してから所定時間が経過する(ステップST4)。ただし所定時間はサーモオフ接続時間中であること。このときのサーモオン動作点温度は前記ステップST16(または後述のステップST20)にて決められた値であり、温度センサ10により検出された室内気温がその値に達した場合にサーモオンとなる。
制御部15は、サーモオフとサーモオフより所定時間経過後との吸込み温度の差を算出し(ステップST19)、その値により以下の処理を行なう(ステップST20)。図11に示した表において、暖房2回目以降の値に対応するサーモ動作点(制御値A、制御値B)を読み込み、設定温度を補正する。このサーモ動作点は、サーモオフ時間が長いほどサーモ動作点が高くなるように設定され、かつ、サーモオフとオンの動作点の温度差が大きくなるような値である。
その後ステップST21でサーモオン成立後、ステップST3に戻り、上記のサーモオン・オフおよび動作点の補正処理を繰返す。
このように、室内負荷が高い場合にはサーモオン・オフの動作点を高く補正することにより、温度ムラが発生していても暖房を確実に行なうことができる。すなわち、設定温度よりも高い温度でサーモオン・オフが行なわれるため、天井付近が設定温度よりも高い温度となり、足元では設定温度に近づけることができる。
また、上記のように、設定温度から離れるほどサーモオンとサーモオフの温度差を大きくする。ユーザによる設定温度とその補正値(すなわち前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度)との温度差が大きいほど、速く温度降下する。このため、サーモオフ時間が短くなり、補正値が大きくなる方向へ判断されやすくなる。これを解消するため、補正値が大きいほど、サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるような値に設定される。これによりサーモオフの時間が短くなることが防止され、適切な補正が可能となる。
また、サーモ動作点の初期値を吸込み温度−設定温度の値に基づいて、予め与えられた表から換算することにより、起動時に起こりやすい室内の温度ムラ問題が解決され、起動性が向上する。例えば吸込み温度が設定温度よりもはるかに低い場合、温度ムラが生じやすいと判定し、サーモオン・オフの動作点を図7に示したように設定温度よりも高く設定する。このように初期値を決めて、暖房運転を開始することで、温度ムラが大きい起動時の機動性を高めることができる。
さらに設定温度を変えられた場合にはその時点で上記の初期値を決定し直すため、ユーザの要求に対して適切な暖房を行なうことができる。
なお、上記各実施形態においては空気調和装置として天井埋め込み型のものを示したが、本発明の適用範囲はこのタイプに限るものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において判定に使用した各閾値は一例であって、これらに限定されるものではないことは言うまでもない。
第1実施形態に係る天井埋め込み型空気調和装置の構造図である。 同空気調和装置のブロック図である。 同空気調和装置における制御フローである。 第2実施形態に係る空気調和装置における制御フローを示すフロー図である。 第3実施形態に係る空気調和装置における制御フローを示すフロー図である。 同空気調和装置の制御部によって参照されるサーモオン・オフ動作点の初期値を表した表である。 同サーモオン・オフ動作点の初期値を示した図である。 第4実施形態に係る空気調和装置における制御フローを示すフロー図である。 同空気調和装置の制御部によって参照されるサーモオン・オフ動作点の補正値を表した表である。 第5実施形態に係る空気調和装置における制御フローを示すフロー図である。 同空気調和装置の制御部によって参照されるサーモオン・オフ動作点の補正値を表した表である。
符号の説明
1 空気調和装置
10 温度センサ
15 制御部

Claims (10)

  1. 室内の暖房を行なう空気調和装置において、
    室内から吸い込んだ空気の吸込み温度を検出する温度センサと、
    空調目標値である設定温度が入力されるとともに前記設定温度と前記吸込み温度との差に基づいて暖房運転をサーモオン・サーモオフ制御する制御部とを備え、
    該制御部は、前記サーモオフ状態の持続時間に基づいて室内の熱負荷を判定し、前記サーモオンの動作点温度と前記サーモオフの動作点温度とに補正を加え、
    前記補正で加える補正値は、前記設定温度から前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が離れるほど、該サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるように、次回のサーモオン動作点の補正量を±0.5℃、サーモオフ動作点の補正量を±1℃とし、サーモオン動作点の補正量とサーモオフ動作点の補正量を異ならせる空気調和装置。
  2. 前記制御部は、前記サーモオフの持続時間が所定の閾値より短い場合、前記サーモオンとなる動作点と前記サーモオフとなる動作点の温度を上げる補正を行ない、
    前記サーモオフの持続時間が所定の閾値より長い場合、前記サーモオンの動作点と前記サーモオフの動作点の温度を下げる補正を行なう、請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御部は、前記サーモオフ持続時間が短いほど前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が高くなるように補正を行なう請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 室内の暖房を行なう空気調和装置において、
    室内から吸い込んだ空気の吸込み温度を検出する温度センサと、
    空調目標値である設定温度が入力されるとともに前記設定温度と前記吸込み温度との差に基づいて暖房運転をサーモオン・サーモオフ制御する制御部とを備え、
    該制御部は、前記サーモオフ状態の持続時間中に、所定の時間における室温低下の度合いより室内の熱負荷を判定し、前記サーモオンの動作点温度と前記サーモオフの動作点温度とに補正を加え、
    前記補正で加える補正値は、前記設定温度から前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が離れるほど、該サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるように、次回のサーモオン動作点の補正量を±0.5℃、サーモオフ動作点の補正量を±1℃とし、サーモオン動作点の補正量とサーモオフ動作点の補正量を異ならせる空気調和装置。
  5. 前記制御部は、前記サーモオフの持続時間中に、所定の時間における室温低下度合いが所定の閾値より大きい場合、前記サーモオンとなる動作点と前記サーモオフとなる動作点の温度を上げる補正を行ない、
    前記サーモオフの持続時間中に、所定の時間における室温低下度合いが所定の閾値より小さい場合、前記サーモオンの動作点と前記サーモオフの動作点の温度を下げる補正を行なう請求項1または請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御部は、前記サーモオフ持続時間中に、所定の時間における室温低下度合いが大きいほど前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が高くなるように補正を行なう請求項1に記載の空気調和装置。
  7. 冷媒を圧縮するコンプレッサーを備え、
    該コンプレッサーは前記制御部により運転を一時停止させる際の最低オフ時間が定められており、
    前記制御部は、前記サーモオフ持続時間が前記最低オフ時間に達した場合には、前記吸込み温度と前記設定温度との差に基づいて、前記サーモオンの動作点温度と前記サーモオフの動作点温度とに補正を加える請求項1から請求項6のいずれかに記載の空気調和装置。
  8. 前記制御部は、設定温度が与えられた場合に、該設定温度と、前記温度センサにより検出された吸込み温度との差から、前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度の初期値を決定する請求項1から請求項7のいずれかに記載の空気調和装置。
  9. 前記設定温度と、前記温度センサにより検出された吸込み温度との差が大きいほど、前記サーモオンとサーモオフの動作点温度が高くなるように補正する請求項8に記載の空気調和装置。
  10. 室内から吸い込んだ空気の吸込み温度を検出する温度センサと、
    空調目標値である設定温度が入力されるとともに前記設定温度と前記吸込み温度との差に基づいて暖房運転をサーモオン・オフ制御する制御部とを備えた空気調和装置による自動暖房運転制御方法において、
    前記サーモオフの持続時間に基づいて室内の熱負荷を判定し、前記サーモオンの動作点温度と前記サーモオフの動作点温度とに補正を加え、
    前記補正で加える補正値は、前記設定温度から前記サーモオンおよびサーモオフの動作点温度が離れるほど、該サーモオンとサーモオフの動作点温度差が大きくなるように、次回のサーモオン動作点の補正量を±0.5℃、サーモオフ動作点の補正量を±1℃とし、サーモオン動作点の補正量とサーモオフ動作点の補正量を異ならせる自動暖房運転制御方法。
JP2007044022A 2007-02-23 2007-02-23 空気調和装置および自動暖房運転制御方法 Expired - Fee Related JP5254559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007044022A JP5254559B2 (ja) 2007-02-23 2007-02-23 空気調和装置および自動暖房運転制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007044022A JP5254559B2 (ja) 2007-02-23 2007-02-23 空気調和装置および自動暖房運転制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008209029A JP2008209029A (ja) 2008-09-11
JP5254559B2 true JP5254559B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=39785480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007044022A Expired - Fee Related JP5254559B2 (ja) 2007-02-23 2007-02-23 空気調和装置および自動暖房運転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5254559B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820650B1 (ko) * 2007-03-15 2008-04-08 주식회사 경동네트웍 난방장치 제어방법
JP2010032073A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Hitachi Appliances Inc 空調システム
JP5546259B2 (ja) * 2010-01-22 2014-07-09 三菱重工業株式会社 空気調和機
JP5586542B2 (ja) * 2011-08-30 2014-09-10 三菱電機株式会社 空気調和システム
JP6171408B2 (ja) * 2013-03-04 2017-08-02 ダイキン工業株式会社 空気調和機
WO2014162509A1 (ja) * 2013-04-02 2014-10-09 三菱電機株式会社 空気調和機の制御システム及び空気調和機の制御方法
CN106288226B (zh) * 2016-08-31 2022-04-22 陈学文 一种温调设备的节能控制器
JP7309382B2 (ja) * 2019-02-25 2023-07-18 三菱電機株式会社 空調機、空調制御方法、及び、プログラム
JP6780050B2 (ja) * 2019-03-27 2020-11-04 株式会社保坂製作所 冷蔵ショーケースおよび冷蔵ショーケースの運転方法
JP7361494B2 (ja) * 2019-05-13 2023-10-16 三菱電機株式会社 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法、及び、プログラム
CN110701737B (zh) * 2019-10-16 2020-11-20 珠海格力电器股份有限公司 空调器温度补偿设置方法、计算机装置以及计算机可读存储介质
JP2022115251A (ja) * 2021-01-28 2022-08-09 ダイキン工業株式会社 暖房装置
CN113883670B (zh) * 2021-09-13 2023-03-24 Tcl空调器(中山)有限公司 空调控制方法、装置、存储介质及空调
CN114623600A (zh) * 2022-02-23 2022-06-14 青岛海尔空调器有限总公司 一种暖风机控制方法、控制装置和暖风机

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419556B1 (ja) * 1971-06-24 1979-07-16
JPS6044683B2 (ja) * 1977-03-18 1985-10-04 三菱電機株式会社 温度制御装置
JPS55140052A (en) * 1979-04-18 1980-11-01 Sanyo Electric Co Ltd Controller for air conditioner
JPS5668719A (en) * 1979-11-09 1981-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd Controlling device of combustion
JPS5685643A (en) * 1979-12-12 1981-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Temperature control device for air-conditioner
JPS56118114A (en) * 1980-02-22 1981-09-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd Temperature controller
JPS5854408A (ja) * 1981-09-25 1983-03-31 Nippon Kentetsu Co Ltd 冷蔵装置の温度制御装置
JPS6141837A (ja) * 1984-08-01 1986-02-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の温度制御装置
JPS61193916A (ja) * 1985-02-21 1986-08-28 Diesel Kiki Co Ltd 車両用空気調和装置
JPH071468B2 (ja) * 1986-02-25 1995-01-11 アイシン精機株式会社 加熱温度制御装置
DE3804258C1 (ja) * 1988-02-11 1989-09-14 Friedhelm 5920 Bad Berleburg De Meyer
JPH0264806A (ja) * 1988-08-31 1990-03-05 Sanyo Electric Co Ltd 温度制御装置
JPH02115674A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Sanyo Electric Co Ltd 冷却装置の制御装置
JP3053896B2 (ja) * 1991-05-10 2000-06-19 サンデン株式会社 保冷装置の温度制御装置
JPH0580809A (ja) * 1991-09-24 1993-04-02 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機の温度制御装置
JP3474889B2 (ja) * 1993-02-15 2003-12-08 三洋電機株式会社 冷蔵庫の冷凍室温度制御装置
JP3129050B2 (ja) * 1993-08-18 2001-01-29 株式会社ノーリツ 室温調節制御方法
JP3206245B2 (ja) * 1993-08-30 2001-09-10 株式会社ノーリツ 空気調和機
JP3429397B2 (ja) * 1995-08-28 2003-07-22 東芝キヤリア株式会社 空気調和装置
JP3407215B2 (ja) * 1998-04-27 2003-05-19 オリオン機械株式会社 温調装置の温度制御方法
JP3933599B2 (ja) * 2003-04-07 2007-06-20 東邦瓦斯株式会社 Ghp故障予知診断方法およびその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008209029A (ja) 2008-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5254559B2 (ja) 空気調和装置および自動暖房運転制御方法
JP4836212B2 (ja) 空気調和機
JP6768546B2 (ja) 空気調和機
EP2876384B1 (en) Air-conditioning apparatus
US20100218527A1 (en) Operation controller for compressor and air conditioner having the same
JP6266456B2 (ja) 空気調和機
JP2010223494A (ja) 空気調和機
US10712067B2 (en) Air-conditioning apparatus
WO2012046850A1 (ja) 空気調和機
JP2018066502A (ja) 空気調和機
JP2017067301A (ja) 空気調和装置
US11029067B2 (en) Refrigeration apparatus with defrost during heating operation
JP2016053452A (ja) 空気調和機
JP6749471B2 (ja) 空気調和装置
JP2006170528A (ja) 空気調和装置
JP5589607B2 (ja) ヒートポンプサイクル装置
US10443901B2 (en) Indoor unit of air conditioner
JP4622988B2 (ja) 空気調和機
JP6428221B2 (ja) 空気調和機
JP5403078B2 (ja) 空気調和機
JP2006118732A (ja) 空気調和機
EP3026364B1 (en) Heat pump type heating and hot water supply apparatus
JP2009041832A (ja) 空気調和機
JP2010261610A (ja) 空気調和機
JP4151523B2 (ja) マルチ式空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5254559

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees