JP5253908B2 - 組み合わせ土台水切 - Google Patents

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Description

本発明は、建造物の基礎と土台との間に雨水などが侵入することを防止するための土台水切であって、特に建造物のコーナー部分に設置するための出隅用の土台水切に関する。
従来、建造物のコーナー部分に設置する出隅用の土台水切であって、角が面取りしてあるものが提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載された土台水切は1つのコーナーに取り付ける場合には問題はないが、建築物の一定幅の張り出し部分に取り付ける場合には、2つのコーナーに取り付けなければならないので、問題が出てくる。
例えば、図11に示すように、2コーナー用の2つの出隅用土台水切を一つの部材である土台水切201として成型するものがあるが、この場合には、張り出し部分の幅に応じて、逐一、設計を変更しなければならず、製造上問題がある。
また、図12に示すように、1コーナー用土台水切203を両コーナーに設置し、2つの出隅用土台水切の間につなぎ合わせ部材204を配置する土台水切202もある。この場合においても、つなぎ合わせ部材204と出隅用土台水切との間に大きな段差が生じ、見栄えが悪い。
さらに、張り出し部分だけでなく、柱などに取り付ける場合には、4つのコーナーにそれぞれ出隅用土台水切を取り付ける必要があり、上記の場合と同様に設計変更や見栄えの問題がある。
特願2007−220967号
そこで、本発明の2コーナー用及び4コーナー用組み合わせ土台水切は、建造物の張り出し部分など2コーナーに設置する場合のみならず、柱など4コーナーに設置する場合においても、被設置場所の寸法に柔軟に対応できるように伸縮自在になっており、見栄えもよいものを提供することができる。
本発明の組み合わせ土台水切は、建造物のコーナー部分に設置され、基台と立ち上がり面からなる出隅用の土台水切であって、被覆設用土台水切に覆設用土台水切を覆設して組み合わせるものであり、前記被覆設用土台水切と覆設用土台水切の基台は、前面と、その上側に平面、その下側に底面からなる断面コの字状であり、この基台が互いに直交する方向と、両者間に位置していて面取りされた角部分を有するものであり、少なくとも被覆設用土台水切の基台の前面は、覆設用土台水切の基台の前面に比して低く形成し、被覆設用土台水切の基台と立ち上がり面の長手方向の長さが覆設用土台水切の基台と立ち上がり面よりも長く形成されていることを特徴とする2コーナー用の組み合わせ土台水切である。
また、建造物のコーナー部分に設置され、基台と立ち上がり面からなる出隅用の土台水切であって、被覆設用土台水切に覆設用土台水切を覆設して組み合わせるものであり、前記被覆設用土台水切と覆設用土台水切の基台は、前面と、その上側に平面、その下側に底面からなる断面コの字状であり、この基台が互いに直交する方向と、両者間に位置していて面取りされた角部分を有するものであり、少なくとも被覆設用土台水切の基台の前面は、覆設用土台水切の基台の前面に比して低く形成される2コーナー用組み合わせ土台水切と、さらに、前記2コーナー用組み合わせ土台水切と同じもう一つの2コーナー用組み合わせ土台水切を、組み合わせたものであって、互いの被覆設用土台水切に対して、互いの覆設用土台水切を覆設して、前記2つの2コーナー用組み合わせ土台水切を組み合わせる4コーナー用の組み合わせ土台水切である。
また、被覆設用土台水切の立ち上がり面は覆設用土台水切の立ち上がり面より高く形成されており、被覆設用土台水切に覆設用土台水切を覆設したときに、両者の立ち上がり面の高さが同じとなることが好ましい。
また、覆設用土台水切の立ち上がり面の上辺と基台の底面の奥端縁部とを延長して折り返す係合部を有し、この係合部の両側方は開放されていることが好ましい。
請求項1にかかる2コーナー用の組み合わせ土台水切は、被覆設用土台水切の基台の前面が短くなっているので、覆設用土台水切を覆設して組み合わせることが可能になる。これにより、被覆設用土台水切と覆設用土台水切とをスライドさせて伸縮自在とすることができる。
また、同じような形状の被覆設用土台水切と覆設用土台水切を重ね合わせて組み合しているので、外観的にも違和感なく、見栄えがよい。
また、被覆設用土台水切の基台と立ち上がり面の長手方向の長さが覆設用土台水切の基台と立ち上がり面よりも長く形成されていることにより、その長さ分だけ伸縮自在とすることができる。これにより、建造物の張り出し部分の長さに柔軟に対応することができ、より長い範囲の伸縮が可能となる。
また、請求項2にかかる4コーナー用組み合わせ土台水切は、2つの2コーナー用土台水切を対向させて組み合わせるものであり、各々の被覆設用土台水切に覆設用土台水切を覆設して組み合わせることができる。これにより、建造物の柱などの4コーナーに必要となる場合であっても、その寸法に柔軟に対応することができ、見栄えがよい。
それに、同じ2コーナー用土台水切を使用することができるので、製造コストを下げることができる。
また、請求項にかかる組み合わせ土台水切は、被覆設用土台水切と覆設用土台水切の立ち上がり面が同じ高さとなっているので、外観上違和感なく、見栄えがよい。
また、請求項にかかる組み合わせ土台水切は、係合部により被覆設用土台水切と覆設用土台水切との組み合わせ状態で係合されるのみならず、係合部は両側方が開放されているので、スライドさせて伸縮自在とすることに支障がない。
また、主として住宅用に使用される部材は施工者が容易に施工できるものが求められているところ、本発明の組み合わせ土台水切は2コーナー用に組み合わされた状態で施工者に届けられるので、搬送時に組み合わせ状態が外れることなく、そのままの状態で施工者が使用することが可能となる。
本発明の実施の一例を図面に沿って詳細に説明する。
図1、2は、覆設用土台水切1、被覆設用土台水切2を表わし、図3〜5は、覆設用土台水切1を展開した状態と組み合わせる状態を順に示し、図6〜9は覆設用土台水切1と被覆設用土台水切2とを重ね合わせるように組み合わせて、覆設する状態を示し、図10は土台水切101を設置箇所に取り付ける状況を示したものである。なお、図11、12は従来例を示す。
図10に示すように、土台水切101は建造物の基礎と土台103との間に雨水などが侵入することを防ぎ、床下の湿気などから土台が腐ることを防止するために設置するものである。
水切本体102は建造物の基礎と土台103との間に設置し、通常は水切本体102の重ねしろ部分104を土台103の表面に設置される壁材に重ね合わせ、水切本体102に土台水切101を取り付ける。本実施例にかかる土台水切は、特に建築物のコーナー部分に設置する出隅用である。土台水切1は、通常の土台水切101がコーナー位置にまで設置されている状態で、図10の矢印線Z、Zに示すように、そのコーナー部分で水切本体102に重ねて嵌め込むように設置される。
図1に示す覆設用土台水切1と図2に示す被覆設用土台水切2は、いずれも展開した状態で製造され、図3、図4の状態を経て図5に示すように使用者や施工者がコーナー部分に嵌め込むときに折りたたんで使用できる状態にする。そして、図6、7に示すように、覆設用土台水切1と被覆設用土台水切2を組み合わせて、2コーナー用の土台水切とし、各土台水切間を伸縮自在とし、コーナー間の長さに柔軟に対応させることができる。そして、図8の状態を経て、図9に示すように、2つの2コーナー用の土台水切を組み合わせることにより、4コーナー用の土台水切にすることができる。この場合においても、2コーナー用の場合と同様に伸縮自在とすることができる。
図1に例示した覆設用土台水切1は、基台12a、12bと立ち上がり面13a、13bとを有している。基台12a、12bは1枚の鋼板を平面と前面と底面とからなる断面略コの字状に成型したもので、その間に、中央基台12cがある。これらの位置関係は、一方向を向く基台12aとこの基台12aが向く方向と直交する方向に配置される基台12bと、両基台12a、12b間に角を面取りした形状の中央基台12cが配置されることになる。
基台12a、12bの前面と底面との間の辺が全体として延長されて、突出辺22として形成される。これにより、水滴等が前面から底面をつたって建造物内に侵入することを防ぐことができる。
覆設用土台水切1を展開した状態は、図3、4に示すものであって、図3に対して図4は裏側から示す。図3に示すように、基点15a、15aから15b、15bへの折りたたみ線A、Aに沿って、手前側が基台12aで、奥側が基台12bとなり、その間が中央基台12cとなる。
なお、折りたたみ線A、Aは図面の説明のために便宜上、示すものである。
基台12a、基台12bと中央基台12cの上面は15a、15aを基点としてV字状に各々切除され、切除部分14、14が形成されている。切除部分14、14の間に中央重ねしろ16が形成される。切除部分14、14の切り欠きの度合いは、後述のように、折りたたみ時に基台12a、12bの両上面と中央重ねしろ16とが、少なくとも一部分において重なり合う状態となる程度に切除部分を設けることが必要で、15a、15aを基点とする基台12a、12b側の切除は、折り返し線A、Aに対して約25ないし35度の切欠とすることが好ましい。
中央重ねしろ16は15a、15aを基点として切除部分14、14が形成された間に形成される。中央重ねしろは基台12a、12bの上面の奥行き長さとほぼ同じ長さを有する。
後述のように、折りたたみ時に基台の中央基台12cの側面が覆設用土台水切1の角の面取り部分となり、使用者や利用者の安全等を考慮した面取り部分としての機能を果たす必要性がある。そこで、角が取れて接触した場合の安全性を担保する機能を発揮するため、中央重ねしろ16の幅、つまり基点15a、15a間距離は一定以上、全体長さが約300mmであるのに対して10mm程度の重ねしろを設けることが必要である。
基台12a、12bの上面の基点15a、15aがある辺と反対側の辺から垂直方向へ連続して立ち上がり面13a、13bを形成する。2つの立ち上がり面13a、13bのうち立ち上がり面13a側に係合重ねしろ17が配置されている。もう一方の立ち上がり面13b側に係止片18が配置されている。
係合重ねしろ17は立ち上がり面13aのうち前記切除部分14が設けられている内側端縁に折り曲げた状態で配置され、係止片18は重ねしろ17の上端と係合させ得る高さのところに配置されている。これにより折りたたんだときに重ねしろ17の上端と係止片18の下端とが係合する。
係止片18は立ち上がり面13bの上端付近から突出する突出片として形成されている。係止片18は折り返し可能な片であり、係合重ねしろ17と係合する下端に平坦な辺を形成する。これにより、係合重ねしろ17との係合が容易になり、立ち上がり面12aの押し上げを止めて、組合わせ状態を保持することが可能になる。
図1は本実施例にかかる土台水切の基台12a、12bを折りたたんだ状態を示す。折りたたみ方法は基台12の図3に示す基点15a、15aから基点15b、15bまでの折りたたみ線A、A(仮相線)を支点として基台12a、12bを、覆設用土台水切1が直角になるように折りたたむ。この場合に、基台12bの内方側上面に、中央重ねしろ16が上から重なり、その上から基台12aの内方側上面が重なるように折りたたむ。すると、基台12bの上面、中央重ねしろ16、基台12aの上面が、少なくとも一部で3枚重ねとなるように組合わせることができる。
この構成で覆設用土台水切1を折りたたむことにより、折りたたみ線A、A間の中央基台12cの側面が、直角の土台水切を面取りをした状態となり、建造物に適用したとき角張った土台水切に接触して怪我を負うことなどが防止され、安全な土台水切を提供することができる。
また、基台12bの上面、中央重ねしろ16、基台12aの上面とが、少なくとも一部で3枚重なるようにすることで角部分の強度が増し、折りたたみ時にリベット、釘等の取付部材を使用することなく、面取りされた角部分を提供することができる。
本実施例にかかる覆設用土台水切1を折りたたんだ状態では、図1に示すように、係合重ねしろ17と係止片18による係合部材により折りたたみ状態を保持することができる。つまり、係合重ねしろ17を立ち上がり面13bの表面に係合し、係止片18を折り曲げて立ち上がり面13aの表面に係合することにより、折りたたみ状態を保持することができる。しかも、本実施例にかかる覆設用土台水切1の角部分においては、基台12bの上面、中央重ねしろ16、基台12aの上面とが、少なくとも一部で3枚重なっているので、最も上側に位置する基台12a上面から連続する立ち上がり面13aに垂直方向へ押し上げられる力が作用する。そこで、垂直方向へ押し上げられる立ち上がり部13aに配置された係合重ねしろ17の上端と係止片18の下端とを係合することで、係止片18により垂直方向への押し上げを止めることができ、同一高さの立ち上がり面13a、13bを有する覆設用土台水切1を提供することができる。
なお、係合重ねしろ17と係止片18は他方の立ち上がり面13b、13aの表面に重なり合い、組み合わせた状態から再び展開状態へと反発する力が作用するのを防止して組み合わせた状態を維持することができる機能を有する。
また、係止片18は立ち上がり面の上辺を折り返す構成も考えられるが、折り返すという製造上の工程が増えること、係合重ねしろ17を挿入しなければならなくなり組合わせることが容易でなくなる。本実施例にかかる係止片18は突出した片を折り返して係合重ねしろと組合せばよく、簡易な係合が可能になり、全体の組合わせが容易になるメリットがある。
図4に示すように、本実施例にかかる覆設用土台水切1の基台12の底側は、基台12aの底面、基台12bの底面と底面重ねしろ21とからなる。
基点15b、15bから奥に向けて切り欠かれており、両切欠20、20間には底面重ねしろ21が配置されている。また、基台12bの底面の一部を延長して、係合部24が形成されている。
基台12aの底面は基点15bまでを長辺、奥行き長さを短辺とする長方形状に形成されている。一方、基台12bの底面は基点15bから奥行き長さを一定幅としたうえで、前記切欠20に向けて45度の角度で切除されている切除部分19を有している。
この場合には、基台12bの底面側を折りたたみ線Aから折りたたんだとき、底面重ねしろ21の幅方向の中央線上に前記切除部分による基台12b底面の傾斜辺を位置させることができ、底面重ねしろ21と同方向になるので、意匠上好ましい折りたたみ形状となる。
底面重ねしろ21は基台上面の中央重ねしろ16に対して短く形成されている。重ねしろ16に対して底面重ねしろ21はおよそ3分の1程度の長さにするとよい。
このように、一方の基台12aの底面を長方形状とし、もう一方の基台12bの底面に切除部分19を形成し、底面重ねしろ21を短くしたことで基台12a、12bの底面側を折りたたんで組み合わせるのを簡単に行うことができる。
すなわち、図5に示すように底面重ねしろ21に基台12aの底面を重ね合わせ、そのうえに基台12bの底面を重ね合わせる。すると、基台12aの底面は長方形状をしているので底面重ねしろ21を確実に押さえることができ、そのうえから大きな切除部分19を有する基台12bの底面を重ね合わせることになるので、重ね合わせることが容易になり、なおかつ前述のように見栄えがよい底面を実現することができる。このようにして、基台12の底面側の重ね合わせを容易にすることが可能になる。
また、図4に示すように、基台12a、12bの側面と底面との接続部分である辺の角を丸めて突出辺22とした場合には、使用時に底面の水分が底面を伝って建造物の内方に浸入するのを防止することができる。
また、図1に示すように、覆設用土台水切1の立ち上がり面13a、13bの上辺の一部を延長したうえで折り返される係合部23が形成されている。係合部23と立ち上がり面13a、13bとの間に被覆設用土台水切2の立ち上がり面33aを入れることで係合する。この係合部23は、両側方が開放されているので、覆設用土台水切1の被覆設用土台水切2への覆設状態を保持することができるとともに、覆設用土台水切1と被覆設用土台水切2とをスライドさせて伸縮自在とすることができる。
また、図4に示すように、基台12の底面12a、12bの奥側辺の一部にも上記の場合と同様に係合部24が形成されている。この係合部24も、前記係合部23と同じ形状であり、被覆設用土台水切2の底面を係合するとともにスライドさせて伸縮自在とすることができる。
一方、図2に示す被覆設用土台水切2も、基本的には覆設用土台水切1と基本的には同じ形状であり、基台32a、32bと立ち上がり面33a、33bとを有している。
基台32a、32bを折りたたみ、覆設用土台水切1の場合と同様に角を面取りして、少なくとも一部が3枚重ねとなるように組み合わせる。
図2に示すように、被覆設用土台水切2の基台32a、32bは、覆設用土台水切1の基台12a、12bに比して長手方向(矢印Bの方向)に長くなっている。これと同じく、被覆設用土台水切2の立ち上がり面33a、33bも、覆設用土台水切1の立ち上がり面13a、13bに比して長手方向(矢印Bの方向)に長くなっている。これは、覆設用土台水切1に被覆設用土台水切2が重ね合わせるように組み合わされた上で、スライドさせて伸縮自在とするための伸びしろとするためである。
具体的には、覆設用土台水切1の基台12a、12bと立ち上がり面13a、13bに比して、被覆設用土台水切2の基台32a、32bと立ち上がり面33a、33bが例えば1.2倍程度の長さとすることができるが、この長さのみに限定されるものではない。
より具体的には、覆設用土台水切1の基台12a、12bの水平方向の長さが例えば119mmであれば、被覆設用土台水切2の基台32a、32bの長さを例えば143mmとすると、組み合わせた場合の強度上、一定の重なりしろが必要となるので、実質上105ないし150mmの伸縮範囲としておくのが望ましい。
また、被覆設用土台水切2の基台32a、32bの前面47a、47bは、覆設用土台水切1の基台12の前面27a、27bに比して垂直方向に短くなっている。これは、両者が全く同じ大きさであれば重ね合わせることができないので、被覆設用土台水切2の基台32a、32bの前面47a、47bを垂直方向に短くすることで、断面コの字上の基台12、32を組み合わせ得るように調節したものである。
具体的には、覆設用土台水切1、被覆設用土台水切2に厚みが例えば約0.5mmの鋼板を使用したとすると、被覆設用土台水切2の基台32a、32bの前面47a、47bは垂直方向に約1mm短くしている。
また、被覆設用土台水切2の立ち上がり面33a、33bの垂直方向の高さは、覆設用土台水切1の立ち上がり面13a、13bの垂直方向の高さより高く形成されており、組み合わせたときに被覆設用土台水切2の立ち上がり面33a、33bと覆設用土台水切1の立ち上がり面13a、13bとが同じ高さとなるようにしてある。
これは、被覆設用土台水切2の基台32の前面47が垂直方向に短く形成されていることで、重ね合わせて組み合わせたとき、同じ高さであれば被覆設用土台水切2の立ち上がり面33a、33bが低くなり見栄えが悪くなるので同一高さとなるようにしてある。
本実施例に係る組み合わせ土台水切の使用方法について説明する。
図6に示すように、被覆設用土台水切2に覆設用土台水切1を矢印Cの方向へ重ね合わせるように組み合わせて覆設する。この場合において、覆設用土台水切1の係合部23、24に、被覆設用土台水切2の立ち上がり面33aの端縁部、基台32aの底面の奥端縁部を係合させる。図6では係合部23、24が折り返されておらず、両者を組み合わせてから折り返す場合が示されているが、あらかじめ折り返していてもよい。
これにより、図7に示すように、長手方向に長く形成された被覆設用土台水切2の基台32a、立ち上がり面33a、33bの分だけ、両者の係合が外れない限り、矢印Dの方向にスライドさせて伸縮自在とすることができる。
かくして、2つのコーナーに取り付けられる2コーナー用の土台水切となり、柱などの設計に柔軟に対応できる伸縮自在の2コーナー用組み合わせ土台水切とすることができる。
また、図8、9には、覆設用土台水切1と被覆設用土台水切2とを組み合わせた2コーナー用組み合わせ土台水切3と、それと全く同じ2コーナー用組み合わせ土台水切3とを、組み合わせる場合が例示されており、両組み合わせ土台水切3、3を組み合わせることにより4コーナー用の土台水切とすることができる。
図8に示すように、同じ形状の2つの2コーナー用組み合わせ土台水切3、3を対向させると、1方の2コーナー用組み合わせ土台水切3の覆設用土台水切1ともう1方の2コーナー用組み合わせ土台水切3の被覆設用土台水切2とが、そして1方の2コーナー用組み合わせ土台水切3の被覆設用土台水切2ともう1方の2コーナー用組み合わせ土台水切3の覆設用土台水切1とが対向することになり、矢印Eの方向に重ね合わせ、それぞれを組み合わせて覆設する。
この場合、2コーナー用組み合わせ土台水切3を組み合わせる場合のように係合部23、24は、配設されていない。これは、2コーナー用組み合わせ土台水切が出荷時に既に組み合わせてあるから、その状態を保持する必要があるが、4コーナー用組み合わせ土台水切は施工者が現場で組み合わせるものであり、簡単に組み合わすことができるようにするためである。
なお、4コーナー用組み合わせ土台水切の場合にも、同じく係合部を配設して、被覆設用土台水切2の立ち上がり面33a、33b、基台32の底面に対して、側方からスライドさせて係合させてもよい。
かくして、図9に示すように、4コーナーに対して取り付けることができる組み合わせ土台水切とすることができ、柱等4つのコーナー間の長さに柔軟に対応させ得るように、矢印Fの方向に伸縮自在とすることができる。
本発明の2コーナー用組み合わせ土台水切に使用する覆設用土台水切を示す斜視図である。 本発明の2コーナー用組み合わせ土台水切に使用する被覆設用土台水切を示す斜視図である。 本発明の2コーナー用組み合わせ土台水切に使用する覆設用土台水切の一部が成型され、他の部分を展開した状態で示す斜視図である。 図3に示す覆設用土台水切を折りたたんで組合わせた状態を示す斜視図である。 覆設用土台水切の折りたたんで組み合わせた状態であって、その底面を示す斜視図である。 覆設用土台水切と被覆設用土台水切とを組み合わせて覆設する状態を示す斜視図である。 覆設用土台水切と被覆設用土台水切とを組み合わせて覆設し、2コーナー用組み合わせ土台水切としたことを示す斜視図である。 図7に示す2つの2コーナー用組み合わせ土台水切を組み合わせて覆設する状態を示す斜視図である。 2つの2コーナー用組み合わせ土台水切を組み合わせて覆設し、4コーナー用組み合わせ土台水切としたことを示す斜視図である。 土台水切を建造物に取り付ける状態を示す斜視図である。 2コーナーに用いられる土台水切の従来例を示す正面図である。 2コーナーに用いられる土台水切の第2の従来例を示す正面図である。
1…覆設用土台水切
2…被覆設用土台水切
3…2コーナー用組み合わせ土台水切
12a…基台
12b…基台
12c…中央基台
13a…立ち上がり面
13b…立ち上がり面
14…切除部分
15a…基点
15b…基点
16…中央重ねしろ
17…係合重ねしろ
18a…係止片
18b…係止片
19…切除部分
20…切欠
21…底面重ねしろ
22…突出辺
23…係合部
24…係合部
27a…前面
27b…前面
32…基台
32a…基台
32b…基台
33a…立ち上がり面
33b…立ち上がり面
47a…前面
47b…前面
101…土台水切
102…水切本体
103…土台
104…重ねしろ部分
201…土台水切
202…土台水切
203…1コーナー用土台水切
204…つなぎあわせ部材
A…折りたたみ線
B…長手方向
C…組み合わせ線
D…スライド方向
E…組み合わせ線
F…スライド方向
Z…嵌め合わせ線

Claims (4)

  1. 建造物のコーナー部分に設置され、基台と立ち上がり面からなる出隅用の土台水切であって、
    被覆設用土台水切に覆設用土台水切を覆設して組み合わせるものであり、
    前記被覆設用土台水切と覆設用土台水切の基台は、前面と、その上側に平面、その下側に底面からなる断面コの字状であり、この基台が互いに直交する方向と、両者間に位置していて面取りされた角部分を有するものであり、
    少なくとも被覆設用土台水切の基台の前面は、覆設用土台水切の基台の前面に比して低く形成し、
    被覆設用土台水切の基台と立ち上がり面の長手方向の長さが覆設用土台水切の基台と立ち上がり面よりも長く形成されていることを特徴とする2コーナー用の組み合わせ土台水切。
  2. 建造物のコーナー部分に設置され、基台と立ち上がり面からなる出隅用の土台水切であって、
    被覆設用土台水切に覆設用土台水切を覆設して組み合わせるものであり、
    前記被覆設用土台水切と覆設用土台水切の基台は、前面と、その上側に平面、その下側に底面からなる断面コの字状であり、この基台が互いに直交する方向と、両者間に位置していて面取りされた角部分を有するものであり、
    少なくとも被覆設用土台水切の基台の前面は、覆設用土台水切の基台の前面に比して低く形成される2コーナー用組み合わせ土台水切と、
    さらに、前記2コーナー用組み合わせ土台水切と同じもう一つの2コーナー用組み合わせ土台水切を、組み合わせたものであって、
    互いの被覆設用土台水切に対して、互いの覆設用土台水切を覆設して、前記2つの2コーナー用組み合わせ土台水切を組み合わせることを特徴とする4コーナー用の組み合わせ土台水切。
  3. 被覆設用土台水切の立ち上がり面は覆設用土台水切の立ち上がり面より高く形成されており、被覆設用土台水切に覆設用土台水切を覆設したときに、両者の立ち上がり面の高さが同じとなることを特徴とする請求項1または2に記載の組み合わせ土台水切。
  4. 覆設用土台水切の立ち上がり面の上辺と基台の底面の奥端縁部とを延長して折り返す係合部を有し、この係合部の両側方は開放されていることを特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の組み合わせ土台水切。
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