JP4698039B2 - パネル組立用連結具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット式部屋の壁パネルと壁パネルや、箱体のパネルとパネルなど各種パネルの組立分解を容易にし、かつ強固な連結が得られるパネル組立用連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユニット式部屋、例えば仮設住宅やユニットバスの囲いや仕切壁などパネルの組立用連結具については従来から種々提案されており、大まかには、直接パネル相互を連結する構造のものと柱を介してパネル相互を連結する構造のものとに分類される。直接パネル相互を連結する構造のものとしては、例えば、実公平2-46561号には、コーナー部の連結具として上下から相互に引掛ける切欠を形成した突片をパネル側縁から側方へ突出させたものがみられる。あるいは、実公平3-8746号には側縁に設けたフックとフック受けからなる連結具が記載されている。また、柱を介してパネル相互を連結する構造のものとしては、下縁に切欠を有する突片をパネル側縁から面直角方向に突出させ、これを鋼製中空柱の正面に設けた下方に狭まる係合孔に嵌めて係止させる構造のものが実公昭56-3450号に示されている他、実公昭56-46402号などにみられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の連結具は、いずれもパネルの組立時に指を挟む危険があり、誤って挟んでしまうとその部分が薄い金属板でできているため応力が集中して大けがにもなりかねない構造である。直接パネル相互を連結する構造のものでは、隣接するパネルの連結具を順次上方から引掛けて組み付けるため、組み付け順序に合わせて現場で左右勝手を間違えないように取り付けないと組み付けができないし、例えばパネル裏面側の空間に通した配管などのメンテナンスのために、特定のパネルだけを取り外そうとした場合、組み立て時に最後に連結したパネルから順次取り外さなければならない欠点がある。更には、パネルを支えながら組み付ける必要があるため1人での組み付け作業が困難で2人以上を要する結果となる。
【0004】
一方、柱を介してパネル相互を連結する構造のものでは、特定のパネルだけの取り外しが可能であり、一人での組み付けも行える長所を有する反面、部品点数が多く組立が煩雑となる上、コストも高い。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上のような従来の欠点を解消するパネル組立用連結具としたもので、その構造上の特徴は、まず、基本的には、組み付ける一方のパネル側端部にメス連結具を他方のパネル側端部にオス連結具を設けてパネル間を連結する連結具であって、メス連結具は、パネルへの取付片と、パネル側面から突出する突片とが段差部を介して屈曲鉤状に連続して形成し、前記突片の基部には前記段差部との間を上下方向に貫通させて上下方向に嵌合部を形成しかつ左右方向にほぼ水平な摺接面を延設するよう上摺接部又は下摺接部を形成してなり、オス連結具は、パネルへの取付片と、該取付片から突出し前記メス連結具の嵌合部に対して上下方向に挿入嵌合する形状の係止片とをアングル状に形成し、前記メス連結具の嵌合部に前記オス連結具の係止片が嵌合してパネル相互を連結するようにしてなるパネル組立用連結具にある。
【0006】
連結具は樹脂や硬質ゴム又は金属の成型物からなるものが好ましく、特に連結具が鋼板のプレス成型物である金具の場合、メス連結具は、パネルへの取付片と、パネル側面から突出する突片とが段差部を介して屈曲鉤状に形成し、前記突片には前記段差部との間を上下方向に貫通させて切り欠きかつ左右方向にほぼ水平な摺接面を延設するよう折り返して摺接部と嵌合部とを形成してなり、オス連結具は、パネルへの取付片と、前記メス連結具の嵌合部に上下方向に挿入嵌合する形状の係止片とをアングル状に形成してなる態様のものがよい。
【0007】
このパネル組立用連結具は、メス連結具の突片とオス連結具の係止片とが互いに対向するように取り付けて、2個一組で嵌合部に係止片を上下方向に嵌まり込ませて連結する。また、連結作業に際し、メス連結具の上摺接部又は下摺接部とオス連結具の係止片の下端又は上端とが互いに摺接し、パネル間に隙間を持たせた状態を保持可能として組み付けを容易にするとともに指詰を防止する。更に、連結具相互は任意のパネルを上方へ移動させることで嵌合部と係止片による連結を解除することができるので、組み付け順序とは無関係にパネルの取り外しが行える。
【0008】
ここで、メス金具には、摺接部の先端側に摺接部より上下方向に突出して戻り止部を形成するとともに摺接部の基端側に摺接部より上下方向に突出してストッパ部を形成した。この戻り止部は、上摺接部に係止片下端を載せて、又は係止片上端に下摺接部を載せて滑らせ移動する際、戻り方向へ動いたときに係止片の上下端部がそれぞれに対して引っ掛かって左右方向の脱落を防止する。そして、ストッパ部は、上摺接部に係止片下端を載せて、又は係止片上端に下摺接部を載せて滑らせ移動する際、滑り方向へ動いたときに係止片の上下端部がそれぞれに対して引っ掛かって嵌合部へ係止片を嵌まり込ませる。したがって、一人の作業でもパネルの組み付けが安全かつ確実な構造の連結具になっている。
【0009】
摺接部はこれらに加えてその摺接面に軌条となる凸条又は凹条を左右方向に形成した。それに対応してオス連結具の係止片の上下先端には、前記凸条又は凹条に嵌合する形状のガイド部を設けた。これらにより、メス連結具の摺接面上をオス連結具の係止片がスライド中に係止片が摺接部から前後(内外)方向に外れて脱落するのを防止し、パネルが作業者の足の上に落下するような事故を防いで、一人の作業でも安全かつ確実に組み付け可能にしている。
【0010】
本発明のパネル組立用連結具は、形状の異なるメス連結具とオス連結具の一対からなるが、一種類の形状の連結具でも同様に使用できる。その連結具の形状は、組み付ける一方のパネル側端部と他方のパネル側端部とに対向して設けてパネル間を連結する連結具であって、該連結具は、パネルへの取付片と、パネル側面から突出する突片とを連続して形成し、前記突片の基部には上下方向に嵌合部を形成しかつ左右方向にほぼ水平な上摺接部又は下摺接部を形成してなり、前記取付片の端部には該取付片から突出し、前記嵌合部に対して上下方向に挿入嵌合する形状の係止片を形成し、前記嵌合部と前記係止片とで対向する2個の連結具が相互に連結可能に同一形状に形成したものである。
【0011】
このとき連結具が、組み付ける一方のパネル側端部と他方のパネル側端部とに対向して設けてパネル間を連結する鋼板のプレス成型物である場合、パネルへの取付片とパネル側面から突出する突片とが段差部を介して屈曲鉤状に形成し、前記突片には前記段差部との間を上下方向に貫通させて切り欠きかつ左右方向にほぼ水平な摺接面を延設するよう突出させて摺接部と嵌合部とを形成してなり、前記取付片の端部には前記嵌合部に上下方向に挿入嵌合する形状の係止片をアングル状に形成し、前記嵌合部と前記係止部とで対向する2個の連結具が相互に連結可能に同一形状に形成してなる態様のものにすると、一種類の連結具で間に合うことになる。
【0012】
これら、オス連結具、メス連結具、あるいはこれらを一体にした連結具のいずれにおいても、パネルへの取付片、パネル側面から突出する突片又はパネル相互の係止片に対して形成した各部材の一部又は全部を上下に一箇所ずつ設けて、各連結具が上下対称となるよう形成する。そのようにすると、各一種類のオス連結具とメス連結具、又は同一形状の一種類の連結具を所定の方向に組み合わせてパネルに取り付ければ、連結具は左右の連結具のどちらが上になっても連結操作が可能となり、パネルの左右いずれからの連結にも対応できるのである。もちろん、摺接部、嵌合部、係止片等が上下いずれか一方の場合も、左右のパネルの連結順序が特定されるものの、パネルの連結及び解体には何ら差支えない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面によって本発明のパネル組立用連結具について具体的に説明する。図1は鋼板からプレス成形したパネル組立用連結具の斜視図であり、(イ)は外方から見た斜視図、(ロ)は内方から見た斜視図である。図2から図5はパネルの平面連結時のもので、図2は連結具のパネルへの取付状態を示す斜視図、図3はメス連結具の突片に設けた上摺接部へのオス連結具の係止片下端の接触載置状態を示す斜視図、図4はメス連結具の嵌合部にオス連結具の係止片が嵌まってパネル相互が連結された状態を示す斜視図、図5は図3中A−A縦断面図である。図6から図8はパネルのコーナー連結時のもので、図6は連結具のパネルへの取付状態を示す斜視図であり、図7はオス連結具の係止片上端へのメス連結具の突片に設けた下摺接部の接触載置状態を示す斜視図であり、図8はオス連結具の係止片にメス連結具の嵌合部が嵌まってパネル相互が連結された状態を示す斜視図である。図9は壁パネルの平面部及びコーナー部の組付連結状態を示す斜視図である。図10は同組付連結状態を示す平面図である。
【0014】
次に、図1に示した本発明のパネル組立用連結具の各部の構造を、その作用と共に順次説明する。ここでは、最も効率のよい各部材の一部又は全部を上下に一箇所ずつ設けて、各連結具が上下対称となるよう形成した上下対称形について詳細に述べる。
【0015】
図1と図2から明らかなように、本発明のパネル組立用連結具は、一方のパネル3aの側端部に取り付けるメス連結具1と他方のパネル3bの側端部に取り付けるオス連結具2とからなる。メス連結具1は取付片11とこの取付片11から片方へ突出する突片12とからなる。取付片11にはパネルへの取付ねじ穴として1個所のねじ穴13を設けている。そして突片12にはその上辺と下辺を内方へ折り返して左右方向にほぼ水平な上摺接部14aと下摺接部14bを設け、前記取付片11と突片12とは段差部15で一体化して屈曲鍵状に形成するとともに、段差部15の隣に上摺接部14a及び下摺接部14bをパネル側から切り欠いて嵌合部16を上下方向に貫通した状態に形成している。一方、オス連結具2は、取付片21とその側辺を外方へ折り返して上下方向に延設した係止片22とをアングル状に形成している。取付片21にはパネルへの取付ねじ穴として1個所のねじ穴23を設けている。このパネル組立用連結具は、組み付けるパネルの側端部にそれぞれメス連結具1とオス連結具2とを突片12と係止片22とが互いに対向する向きに取り付けて、二個一組でメス連結具1の嵌合部16にオス連結具2の係止片22を上下方向に嵌まり込ませて連結するが、その際、パネル組立用連結具の上下方向の取付位置はほぼ同じにしておく。
【0016】
また、メス連結具1には取付片11の上下側端部を内方へ折り返して上回り止部17a及び下回り止部17bを設けている。上回り止部17a及び下回り止部17bはパネル3aの裏面に食い込ませてメス連結具1の回り止めとする。一方、オス連結具2には取付片21の上下側端部を内方へ折り返して上回り止部24a及び下回り止部24bを設けており、パネル3bの側面に当接させてオス連結具2の回り止めとする。上回り止部17a,24a及び下回り止部17b,24bは、ねじ穴13,23を各連結具に2箇所以上設けてパネルにねじ固定する場合は不要である。
【0017】
メス連結具1には、突片12の先端を内方へ向けて折り返して上摺接部14aと下摺接部14bの隣接位置に上下方向に突出する上戻り止部18aと下戻り止部18bを設けるとともに、段差部15を上摺接部14a及び下摺接部14bよりも上方及び下方に突出させて嵌合部16の隣接位置に上ストッパ部19a及び下ストッパ部19bを形成している。
【0018】
メス連結具1の上戻り止部18aは、上摺接部14aにオス連結具2の係止片22を載せスライドさせる際、戻り方向へ動いたときに係止片22の下端部が引掛かって左右方向の脱落を防止する。そして、上ストッパ部19aと下ストッパ部19bは、上摺接部14aに係止片22を載せスライドさせる際、スライド方向へ動いたときに係止片22の上下端部が引掛かって嵌合部16へ係止片22を嵌まり込ませる。更に、後に[0021]、[0022]で詳述するが、上ガイド部25a及び下ガイド部25bは、上摺接部14aに係止片22を載せて又は係止片22に下摺接部14bを載せて滑らせ移動する際、上摺接部14a又は下摺接部14bの摺接面に嵌合当接して前後方向の脱落を防止する他、係止片22と嵌合部16との前後位置関係を規制して嵌合部16への挿入ガイドとなる。メス連結具1が上でオス連結具2が下になる場合も上下逆になるだけで上下の各部は同じ作用をする。
【0019】
本発明のパネル組立用連結具は、以上のような特殊な形状であり、メス連結具1及びオス連結具2の各部材の一部又は全部が上下に一箇所ずつ設けられて、各連結具が上下対称に設けられたものであるため、メス連結具1とオス連結具2とは上下いずれの方向からでも組み付けられるから、パネルの連結順序を全く気にすることなく連結具を取り付けでき、パネルの左右いずれからの組み付けにも対応できるのである。
【0020】
以下にパネル組立用連結具の使用形態につき説明する。図2から図4は左右の壁パネル3a,3bの平面連結時のもので、メス連結具1とオス連結具2とをそれぞれ位置決めしてねじ穴13,23を利用してパネルの裏面側にねじで取り付け、メス連結具1の上摺接部14aにオス連結具2の係止片22を載せるように左側パネル3bを持っていく。このとき、図3のパネル3a,3bの平面連結時の上摺接部14aに対する係止片22の接触載置状態にみられるように、手持ちの左側パネル3bの重量を右側パネル3aのメス連結具1の上に預けた状態とする。そして、この状態から左側パネル3bを右側パネル3a方向へ滑らせて係止片22を上ストッパ部19aに当接させた状態とすると、図4に示すように、係止片22が嵌合部16に嵌まり込んでパネルが連結された状態となるのである。
【0021】
本例では、係止片22が上摺接部14a上をスライド中に内方や外方へ脱落して左側パネル3bが作業者の足の上に落下するような事故が起こらないよう、互いに前後位置関係が規制された状態でスライド可能とするレール構造を両者の接触部分に設けている。すなわち図5にみられるように、メス連結具1の上摺接部14aを内方へ向かって上向きの傾斜面に形成してその端辺とによって左右方向の凸条に形成し、これに対してオス連結具2の係止片22下縁を上摺接部14aの傾斜面に沿うよう内方へ向かって上向きの傾斜縁とするとともに係止片22の付け根位置に相当する取付片21の部分を下方に突出させて前記凸条に嵌合する形状の下ガイド部25bに形成して、この下ガイド部25bを上摺接部14aの傾斜面とその端辺に沿わせて滑らせるレール構造によって内外方向への脱落防止を図っている。
【0022】
また、係止片22に対する下摺接部14bの接触載置状態(図示せず)においても同様に、メス連結具1の下摺接部14bを内方へ向かって下向きの傾斜面とし、オス連結具2の係止片22上縁を上摺接部14aの傾斜面に沿うよう内方へ向かって下向きの傾斜縁とするとともに係止片22の付け根位置に相当する取付片21の部分を上方に突出させて上ガイド部25aに形成している。このレール構造は嵌合部16と係止片22とを前後に位置合わせして両者を嵌まり込み易くする機能も有し、より容易な組み付け作業を可能としている。また、レール構造における傾斜は大きな方がより確実なものとなるが、パネル重量が掛かるため図示した程度の比較的緩い傾斜であっても十分に機能する。
【0023】
図6から図8はコーナー部のパネル組み付け順序を示すもので、同時に、前述した例と左右同じ方向に取り付けた連結具の左右逆の組み付け順序を示す。まず、図6のように右側パネル3cの端縁組み付けの経過は直線状のものと同様で、図6は図2に、図7は図3に、図8は図4にそれぞれ対応するので、ここでは説明を省略するが、直線部の連結と変わらず、同時に、左右の組み付け順が変わっても組立が簡単に行える。
【0024】
図9はパネルの平面部及びコーナー部の組付連結状態を示す斜視図である。このように、本発明の連結具は、一種類のメス連結具1とオス連結具2とでコーナー部も直線部も同じ連結構造で実施できる。連結状態を更に詳しく図示したのが図10と図11であり、図10はパネルの平面部とコーナー部との組付連結状態を示す平面図であり、図11は図10の他の例の組付連結状態を示す平面図である。これらの図から明らかなように、メス連結具1とオス連結具2とは、オス連結具2の係止片22の付け根部分をメス連結具1の上摺接部14a及び下摺接部14b先端とメス連結具1を取り付けたパネル3cの側面やパネル3aの裏面との間で挟み込んで前後に位置規制されるように取り付けて、パネル相互を面一に規制し、かつ、ガタツキを防止する。また、嵌合部16に嵌まり込んだ係止片22は上下摺接部14a,14bと段差部15間で挟み込んで左右に位置規制する。したがって、取付片11と突片12との間の段差部15は、上摺接部14a又は下摺接部14bが係止片22を安定に載置してスライドさせるのに十分な幅を確保し、係止片22と嵌合部16との十分な引っ掛り代が確保できるような段差としている。
【0025】
図10の例では、コーナー部を構成する一方のパネル3cに平面部のパネル3a,3bよりも幅広のパネルを用いているが、図11に示す例のように平面部のパネル3a,3bと同幅のパネル3cの側縁に、断面コ字状の取付座4をビス固定等の手段によって取り付けて一体化し、これに連結具を固定した構造としている。こうすれば、わざわざ幅広のパネルを用意する必要がなく、パネルの種類を減らすことができる。取付座4は必ずしもパネルの全高に亘って設ける必要はなく、連結具を取り付ける位置に部分的に設けたものであってもよい。
【0026】
図12から図14は本発明に係る連結具の特徴を更に明らかにすべく平面的に組み付け順序を示したものであって、図12はパネルのコーナー回転組立初期状態の上摺接部と係止片との接触載置状態を示し、図13はパネルのコーナー回転組立途中の上摺接部と係止片との接触載置状態を示し、そして、図14はパネルのコーナー連結時の上摺接部と係止片との接触載置状態を示す平面図である。作業者一人で施工を行う場合、柱がないので、自立できるコーナー部位を組み立ててから平面部を連結していく必要がある。
【0027】
そこで初めに、図12のようにコーナーとなる側縁に取り付けられたメス連結具1とオス連結具2とを上摺接部14a上に係止片22を載置して直交させた状態で重合させ、パネル同士を重ね合わせる。オス連結具2の係止片22の下部はメス連結具1の上戻り止部18aに引っ掛かって手前には戻らない(図12の状態)。次に連結具を中心にパネルを矢印の方向へ回転させながら図13中に二点鎖線で示す状態を経過して90°開いた状態とする。そして、図14に示すように上摺接部14a上を更に矢印の方向へスライドさせて嵌合部16に係止片22を嵌まり込ませて接合してコーナーの組立が完了する。このとき上摺接部14aの傾斜面と下ガイド部25bとによるレール構造がパネル回転中の内外方向への脱落を防止して連結具はヒンジ機能を確実に発揮するのである。
【0028】
更に、本発明に係る連結具によればパネルの取り外しも簡単であるし、端からでなくても中間のどの位置のパネルからでも取り外せる。すなわち、図10の状態から中間のパネル3aを外す場合について説明する。まず、図10のパネル間の隙間を埋める隙間ピース5を外し、図15のようにパネル3aを持ち上げてパネル3c側に取り付けているメス連結具1からオス連結具2の係止片22を上方へ引き抜き、同時に図の下方に示すメス連結具1をパネル3bの係止片22からも同様に引き抜く。そしてパネル3aをパネル3b側へ寄せて密着するまで移動させると、パネル3a側に取り付けているオス連結具2とパネル3cの側端部との重合状態が解かれるので、次いで、パネル3aのオス連結具2を取り付けた側の端部を図16の矢印方向(内方)へ回転させながらパネル3c側へ寄せていくと、パネル3c側に取り付けているメス連結具1とパネル3bの側端部との重合状態が解かれることにより、簡単に外れるのである。しかも、取り外し操作中において、パネル3aのオス連結具2の係止片22をパネル3c側の上摺接部14a上に載せてパネル重量を預けたり、メス連結具1の下摺接部14b(上摺接部14aに隠れて見えない)をパネル3bのオス連結具2の係止片22上へ載せたまま移動させたりする等、適宜パネル3aの重量を預けた状態で作業でき、一人の作業であっても安全かつ楽に作業が行えるのである。
【0029】
図17から図19は、図1と対比して分かるように、メス連結具1とオス連結具2の各部材を一つの同一形状の連結具100にまとめたものである。したがって、突片112には摺接部114、嵌合部116、戻り止部118、ストッパ部119が上下に一箇所ずつ上下対称に設けられ、取付片111には係止片122、回り止部124、ガイド部125が上下に一箇所ずつ上下対称に設けられ、両者は段差部115で一体化された構造になっている。こうすることで、連結具100を各パネル3の側端部にそれぞれ突片112と係止片122とが対向する向きに取り付けて使用すれば、上述の面一連結やコーナー連結及び解体はもちろんのこと、図18や図19に示すようなT字型の間仕切り連結が3個の同じ連結具を用いて可能となる。しかも、オス連結具とメス連結具とが一種類のもので共用できて部材管理が容易となる他、梱包やパネル3への取り付けに際し、オスやメスといった連結具の組み合わせを気にせずに作業を行うことができる。
【0030】
図20は、連結具の他の例におけるパネルの平面連結時の連結具取付状態を示す斜視図である。本例の連結具もこれまでの例と同様に鋼板のプレス成型物であるメス連結具1とオス連結具2とを組み合わせて用いるものである。メス連結具1は、1個所のねじ穴13及び上下回り止部17a,17bを設けたパネルへの取付片11と、上下摺接部14a,14bと嵌合部16と上下戻り止部18a,18bと上下ストッパ部19a,19bとを設けた突片12とを段差部15を介して屈曲鉤状に形成し、オス連結具2は、1個所のねじ穴23及び上下回り止部24a,24bを設けたパネルへの取付片21とその先端辺を外方へ折り返して上下方向に延設した係止片22とをアングル状に形成したものである。
【0031】
メス連結具1の突片12は、上摺接部14aと下摺接部14b及び両者の端部を上下に連結する側縁部とを絞り加工によって一体的に形成するとともに全面にビード加工を施してより強度を高めた構造としている。そして本例では、メス連結具1の上下摺接部14a,14bとオス連結具2の係止片22との接触部分に設けるレール構造を、上摺接部14a及び下摺接部14bの端辺を摺接面に沿って上方及び下方へ折り返し形成した左右方向の凸条に対し、オス連結具2の係止片22の下端及び上端の付け根部分を上方及び下方へ切欠形成した前記凸条に嵌合する形状の上ガイド部25a及び下ガイド部25bを嵌め込んだものとしており、上摺接部14a及び下摺接部14bは水平面に形成してる。また、上下戻り止部18a,18bを設けるにあたって前記凸条を利用して、その側縁の外方への直角折り曲げによって形成した。更に、パネル3a,3b相互の面一規制手段として、係止片22の外方端辺を取付片側に直角に折り返して面一規制部26を形成するとともに嵌合部16をこれに合わせた屈曲形状とし、両者を嵌め合わせて前後位置規制を行う。本例のメス連結具1とオス連結具2も各部材を一つの同一形状の連結具にまとめることが可能であり、これを図21に示す。
【0032】
図22は、連結具の他の例におけるパネルの平面連結時の連結具取付状態を示す斜視図であるが、本例では、樹脂の射出成型物からなるメス連結具1とオス連結具2とを組み合わせて用いる。メス連結具1は、2個所のねじ穴13を設けたパネルへの取付片11とパネル側面から突出する突片12とを左右に連続して形成し、突片12にはその上下に上摺接部14aと下摺接部14bをそれぞれ形成し、突片12の基部にパネル当接側を上下方向に貫通させて切り欠いて嵌合部16を形成している。一方、オス連結具2は、2個所のねじ穴23を設けたパネルへの取付片21とその先端辺を外方へ突出させて上下方向に延設した係止片22とを形成している。ネジ穴13,23は各取付片11,12に2個所ずつ設けてあるので上下回り止部は設けていない。
【0033】
本例においても上下摺接部14a,14bと係止片22との接触部分にレール構造を設けており、上摺接部14a及び下摺接部14bの摺接面に周囲を取り囲む外周壁を突設して形成した左右方向の凹条に対し、係止片22に設けた円柱状の面一規制部26上下端を前記凹条に嵌合する形状のガイド部25a,25bとして嵌め込んだ構造である。よって、上下戻り止部18a,18bも外周壁によって形成される。面一規制部26はパネル相互の前後位置関係を規制できる形状であればどのようなものであってもよいが、円柱状に形成することで図12から図14に示すパネルのコーナー回転組立時により優れたヒンジ機能を発揮させることができる。更に、パネル3a,3b相互の面一規制手段として、係止片22の突出端に沿って円柱状の面一規制部26を延設するとともに嵌合部16の形状もこれに合わせた先端円柱形状とし、両者を嵌め合わせて前後位置規制を行う。もちろん本例のメス連結具1とオス連結具2についても、各部材を一つの同一形状の連結具にまとめることが可能であり、これを図23に示す。
【0034】
【発明の効果】
本発明のパネル組立用連結具は、以上のような構造にしたために、パネル相互の組み付けに際し、メス連結具の上摺接部又はオス連結具の係止片にオス連結具の係止片又はメス連結具の下摺接部を載せて仮置きしパネル間に隙間を持たせた状態を保持して行うことができるので指を挟む危険は全くなくなり、安全性が保たれる上に、左右いずれからの組み付けも行うことができ、パネルの組み付け順序を気にすることなくパネルへの連結具の取り付けが行える。
【0035】
また、連結具は一種類で平面部やコーナー部といった組み付け場所やパネルの左右勝手に無関係に使用できるので便利で経済的である。更に、パネルの取り外しも簡単であるし、端のパネルからでなくても中間のどの位置のパネルからでも取り外せるので、部屋の間仕切りの変更や分解に便利である。
【0036】
加えてパネル同士を直接相互に連結する柱を用いない構造の場合、1人での組み付け作業が困難であったが、自立できるコーナー部位を連結具のヒンジ機能によって組み立ててから平面を連結することができるので、極めて楽に一人作業ができる点でも本発明の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼板製パネル組立用連結具の斜視図であり、(イ)は外方から、(ロ)は内方から見た斜視図である。
【図2】パネルの平面連結時の連結具取付状態を示す斜視図である。
【図3】パネルの平面連結時の連結具相互の接触載置状態を示す斜視図である。
【図4】パネルの平面連結時のパネルが連結された状態を示す斜視図である。
【図5】図3中A−A部分の縦断面図である。
【図6】パネルのコーナー連結時の連結具取付状態を示す斜視図である。
【図7】パネルのコーナー連結時の連結具相互の接触載置状態を示す斜視図である。
【図8】パネルのコーナー連結時のパネルが連結された状態を示す斜視図である。
【図9】パネルの平面部及びコーナー部の組付連結状態を示す斜視図である。
【図10】パネルの平面部及びコーナー部の組付連結状態を示す平面図である。
【図11】パネルの平面部及びコーナー部の組付連結状態を示す他の例の平面図である。
【図12】パネルのコーナー回転組立初期状態の連結具相互の接触載置状態を示す平面図である。
【図13】パネルのコーナー回転組立途中の連結具相互の接触載置状態を示す平面図である。
【図14】パネルのコーナー部の組み付け連結状態を示す平面図である。
【図15】コーナー部のパネルの抜き取り解体初期状態を示す平面図である。
【図16】コーナー部のパネルの抜き取り解体途中状態を示す平面図である。
【図17】パネル組立用連結具の他の例を示す斜視図である。
【図18】パネルの間仕切り連結時の連結状態を示す他の例の斜視図である。
【図19】パネルの間仕切り連結時の連結状態を示す他の例の平面図である。
【図20】パネル組立用連結具の他の例を示す斜視図である。
【図21】パネル組立用連結具の他の例を示す斜視図である。
【図22】パネル組立用連結具の他の例を示す斜視図である。
【図23】パネル組立用連結具の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 メス連結具
2 オス連結具
3 パネル
3a パネル
3b パネル
3c パネル
4 取付座
5 隙間ピース
11 取付片
12 突片
13 ねじ孔
14a 上摺接部
14b 下摺接部
15 段差部
16 嵌合部
17a 上回り止部
17b 下回り止部
18a 上戻り止部
18b 下戻り止部
19a 上ストッパ部
19b 下ストッパ部
21 取付片
22 係止片
23 ねじ孔
24a 上回り止部
24b 下回り止部
25a 上ガイド部
25b 下ガイド部
26 面一規制部
100 連結具
111 取付片
112 突片
114 摺接部
115 段差部
116 嵌合部
117 回り止部
118 戻り止部
119 ストッパ部
122 係止片
124 回り止部
125 ガイド部
126 面一規制部
Claims (5)
- 組み付ける一方のパネル側端部にメス連結具を他方のパネル側端部にオス連結具を設けてパネル間を連結する連結具であって、
メス連結具は、パネルへの取付片と、パネル側面から突出する突片とが段差部を介して屈曲鉤状に連続して形成し、前記突片の基部には前記段差部との間を上下方向に貫通させて上下方向に嵌合部を形成しかつ左右方向にほぼ水平な摺接面を延設するよう上摺接部又は下摺接部を形成してなり、
オス連結具は、パネルへの取付片と、該取付片から突出し前記メス連結具の嵌合部に対して上下方向に挿入嵌合する形状の係止片とをアングル状に形成し、前記メス連結具の嵌合部に前記オス連結具の係止片が嵌合してパネル相互を連結するようにしてなるパネル組立用連結具。 - 連結具が鋼板のプレス成型物である金具であって、
メス連結具は、パネルへの取付片と、パネル側面から突出する突片とが段差部を介して屈曲鉤状に形成し、前記突片には前記段差部との間を上下方向に貫通させて切り欠きかつ左右方向にほぼ水平な摺接面を延設するよう折り返して摺接部と嵌合部とを形成してなり、
オス連結具は、パネルへの取付片と、前記メス連結具の嵌合部に上下方向に挿入嵌合する形状の係止片とをアングル状に形成してなる請求項1記載のパネル組立用連結具。 - メス連結具には、摺接部の先端側に摺接部より上下方向に突出して戻り止部を形成するとともに摺接部の基端側に摺接部より上下方向に突出してストッパ部を形成してなる請求項1又は2記載のパネル組立用連結具。
- 組み付ける一方のパネル側端部と他方のパネル側端部とに対向して設けてパネル間を連結する連結具であって、
該連結具は、パネルへの取付片と、パネル側面から突出する突片とを連続して形成し、前記突片の基部には上下方向に嵌合部を形成しかつ左右方向にほぼ水平な上摺接部又は下摺接部を形成してなり、
前記取付片の端部には該取付片から突出し、前記嵌合部に対して上下方向に挿入嵌合する形状の係止片を形成し、
前記嵌合部と前記係止片とで対向する2個の連結具が相互に連結可能に同一形状に形成してなるパネル組立用連結具。 - 連結具が鋼板のプレス成型物であって、
パネルへの取付片とパネル側面から突出する突片とが段差部を介して屈曲鉤状に形成し、前記突片には前記段差部との間を上下方向に貫通させて切り欠きかつ左右方向にほぼ水平な摺接面を延設するよう突出させて摺接部と嵌合部とを形成してなり、
前記取付片には前記嵌合部に上下方向に挿入嵌合する形状の係止片をアングル状に形成し、
前記嵌合部と前記係止部とで対向する2個の連結具が相互に連結可能に同一形状に形成してなる請求項4記載のパネル組立用連結具。
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