JP5253203B2 - 光学防振装置及び光学機器 - Google Patents
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Description
さらに、このような光学防振装置には、ベース部材とシフト部材との間にボール等のガイド部材が複数配置され、またバネ等の複数の付勢部材によってシフト部材をベース部材に向けて光軸方向に付勢するものがある(特許文献1参照)。複数のガイド部材及び複数の付勢部材を設けることで、シフト部材のベース部材に対する光軸方向での位置が決められ、かつシフト部材のベース部材に対するスムーズな移動が許容される。
しかしながら、複数の付勢部材が発生する付勢力にばらつきがあり、他の付勢部材よりも強い付勢力を発生する付勢部材は、その近くのガイド部材を支点として、シフト部材をベース部材に対して倒す可能性がある。この場合、シフト部材により保持された防振レンズも倒れ、該防振レンズの光軸が傾くので、良好な光学性能が得られなくなる。また、支点となったガイド部材以外のガイド部材とベース部材又はシフト部材との間に隙間(浮き)が生じ、良好な駆動特性が得られなくなるおそれもある。
また、上記光学防振装置を有する光学機器も、本発明の他の一側面を構成する。
図2及び図3を用いて、光学防振装置の構成について説明する。図2には、光学防振装置を分解して示しており、図3(a)には、光学防振装置の断面を示している。また、図3(b)は、光学防振装置の構成を模式的に示している。
5a,5bはレンズ保持枠2に取り付けられた発光素子(IRED)である。IRED5a,5bは、レンズ保持枠2に形成された穴部(図示せず)を通して、後述する受光素子(PSD)14a,14bにそれぞれ投光する。
コイル6aと永久磁石8a,8b,8e,8fと第1及び第2のヨーク7,9とにより、レンズ保持枠2をピッチ方向にシフト駆動するピッチ方向アクチュエータが構成される。また、コイル6bと永久磁石8c,8d,8g,8hと第1及び第2のヨーク7,9とにより、レンズ保持枠2をヨー方向にシフト駆動するヨー方向アクチュエータが構成される。
レンズ保持枠2と地板3にはそれぞれ、凹部としてのボール受け部(図4の3a参照)が3つずつ形成されており、各ボール受け部の底面部には、ボール受け板11が配置されている。各ボール10を各ボール受け部内に収容することで、各ボール10の転動範囲を制限する。なお、ボール受け板11は、ステンレス鋼等の金属により形成されており、ボール10が直接、樹脂製のレンズ保持枠2及び地板3のボール受け部の底面に当接することで打痕や磨耗痕が形成されるのを防止している。
ロックリング15が所定の回転位相に駆動されると、ロックリング15の内周の4箇所に形成された係合凹部15aが、レンズ保持枠2における防振レンズL3を保持する部分の外周の4箇所に形成された係合突起2aに係合する。これにより、レンズ保持枠2がそのシフト駆動範囲の中心位置(防振レンズL3の光軸が、撮影光学系の光軸に一致する位置)にロック保持される。
図4には、本実施例の光学防振装置の地板3及びこれに取り付けられた部品を、レンズ保持枠2側から見て示している。
また、3つのボール10は、3つのコイルばね12よりも光軸AXLから遠い位置に配置されている。言い換えれば、光軸直交方向において、3つのボール10と光軸AXLとの間に、3つのコイルばね12が配置されている。
仮に3つのコイルばね12が3つのボール10よりも光軸AXLから遠い位置に配置されていると、前述したような問題が生じる。すなわち、3つのコイルばね12が発生する付勢力にばらつきがあると、そのうち最も強い付勢力を発生するコイルばね12が、その近くのボール10を支点として、レンズ保持枠2及び防振レンズL3を地板3(つまりは光軸)に対して倒すおそれがある。これにより、光学防振装置の駆動特性や光学性能が低下する。
これに対し、本実施例では、3つのボール10を3つのコイルばね12よりも光軸AXLから遠い位置に配置している。このため、3つのコイルばね12が発生する付勢力にばらつきがあったとしても、いずれかのボール10を支点としてレンズ保持枠2が地板3に対して倒れることはない。これにより、光学防振装置の駆動特性や光学性能を良好にすることができる。
また、本実施例では、光軸AXLと各ボール10の中心(ボール受け板11が底部に配置された各ボール受け部3aの中心)とを結んだ直線上に、各コイルばね12が配置されている。すなわち、3つのコイルばね12は、光軸回り方向において、3つのボール10と同位相の位置に配置されている。
これにより、シフト保持枠2は、3つのコイルばね12によって光軸直交方向において常に中心位置に向けて付勢されることになり、上記直線上から外れた位置にコイルばね12が配置されている場合に比べてより安定した駆動特性を得ることができる。
なお、ここにいう「直線上」や「同位相」とはそれぞれ、必ずしも厳密な意味ではなく、概ね直線上及び概ね同位相であればよい。つまり、「直線上」や「同位相」とみなせる程度のずれは許容する意味である。
以上説明した実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、上記実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、複数のガイド部材として3つのボール10を用いた場合について説明したが、複数のガイド部材のうち少なくとも1つをボールとし、少なくとも1つをシフト部材及びベース部材のうち一方に設けた突起としてもよい。該突起は、その先端がシフト部材及びベース部材のうち他方に対して摺動することで、シフト部材を光軸直交方向にガイドする。
また、上記実施例では、交換レンズに搭載された光学防振装置について説明したが、本発明は、ビデオカメラやコンパクトデジタルスチルカメラ等のレンズ一体型の撮像装置や、双眼鏡、天体望遠鏡等の観察装置に搭載される光学防振装置にも適用することができる。
2 レンズ保持枠
3 地板
4 ガイド軸
6a,6b コイル
7,9 ヨーク
8a〜8h 永久磁石
10 ボール
11 ボール受け板
12 コイルばね
15 ロックリング
16 ロックリング駆動アクチュエータ
100 交換レンズ
Claims (5)
- ベース部材と、
防振レンズを保持し、前記ベース部材に対して、前記防振レンズの光軸に直交する方向に移動可能なシフト部材と、
前記ベース部材と前記シフト部材との間に配置され、前記シフト部材の前記ベース部材に対する移動をガイドする複数のガイド部材と、
前記シフト部材と前記ベース部材との間に配置され、前記シフト部材を前記ベース部材に向けて付勢する複数の付勢部材と、
前記シフト部材に対して前記光軸に直交する方向のうち第1の方向に移動可能に係合する第1の軸部と、前記ベース部材に対して前記光軸及び前記第1の方向に直交する第2の方向に移動可能に係合する第2の軸部とを有し、前記ベース部材に対する前記シフト部材の前記光軸の回りにおける回転を阻止する軸部材と、を有し、
前記複数のガイド部材は、前記複数の付勢部材よりも前記光軸から遠い位置に配置されており、
前記軸部材は、前記付勢部材に対して、前記光軸の方向において重なる位置に配置されていることを特徴とする光学防振装置。 - 前記複数のガイド部材は、前記シフト部材の前記ベース部材に対する移動に伴って転動するボールを少なくとも1つ含むことを特徴とする請求項1に記載の光学防振装置。
- 前記複数の付勢部材は、前記光軸の回りにおいて、前記複数のガイド部材と同位相の位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学防振装置。
- 前記シフト部材を前記防振レンズの光軸に直交する方向に移動させるアクチュエータを有し、
前記アクチュエータは、前記シフト部材を前記第1の方向に移動させる第1のアクチュエータと前記シフト部材を前記第2の方向に移動させる第2のアクチュエータのみによって構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の光学防振装置。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の光学防振装置を有することを特徴とする光学機器。
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