JP5252638B2 - コンソールボックス - Google Patents

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Description

本発明は、上方に開口する物品収納部を画成した本体部材と、上面に物品載置部を画成して前記物品収納部を覆蓋可能なトレー部材と、前記物品載置部を覆蓋可能な蓋部材とを備え、前記蓋部材のみを姿勢変位させて前記物品載置部を開放し、前記蓋部材を前記トレー部材に開放不能に連結した状態で両部材を姿勢変位させて前記物品収納部を開放可能に構成したコンソールボックスに関するものである。
自動車には、乗員室内における前部座席間(運転席と助手席との間)のフロアに、身辺携帯品や車載常備品等(以下「物品」と云う)を出入れ可能に収納し得るコンソールボックスを設置したものがある。このコンソールボックスは、車種毎に様々な形態、意匠形状のものが提案されているが、例えば上方に開口する物品収納部を内部に画成した本体部材と、上面に物品載置部を画成して本体部材の上部に配設されたトレー部材と、物品載置部を開閉可能な蓋部材とを備えたコンソールボックスが実用化されている。このようなコンソールボックスは、蓋部材のみを姿勢変位させてトレー部材の物品載置部を開放したり、蓋部材およびトレー部材を一体的に姿勢変位させて本体部材の物品収納部を開放することが可能となっている。
本体部材、トレー部材および蓋部材からなる従来のコンソールボックスは、本体部材とトレー部材との係脱操作を行なう開閉ロック機構と、トレー部材と蓋部材との係脱操作を行なう開閉ロック機構とを別々に配設したものが提案されていた。しかし、2つの開閉ロック機構を配設する場合には、両開閉ロック機構の配設スペースを確保するためにトレー部材および蓋部材が大型化したり、これらトレー部材および蓋部材にデザイン上の制約がある場合には、両開閉ロック機構を配設できない不都合が生じる。また、配設スペースを小さくするため、各開閉ロック機構の操作部材を小型化した場合には、指先による操作性が低下する不都合があった。そこで、1つの開閉ロック機構により、本体部材とトレー部材との係脱操作およびトレー部材と蓋部材との係脱操作を行ない得るようにしたコンソールボックスが提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2)。
実開平2−48454号公報 特開2005−299242号公報
特許文献1に開示のコンソールボックスは、1つの操作部材(ロックノブ)の上下に、2つの操作部(第1ノブおよび第2ノブ)および2つの係止部(第1係止部および第2係止部)が設けられている。このような開閉ロック機構では、第1ノブを押してノブを回転させると第2係止部が解除方向と反対方向に移動し、第2ノブを押してノブを回転させると第1係止部が解除方向と反対方向に移動する。そして、蓋部材のみを回転させて開放する際には、ロックノブが第2ボックスに残留するようになっているため、蓋部材にバネやダンパー等の回転補助機構が装備されていないと、一方の手でロックノブを操作しながら他方の手で蓋部材を回転する必要があり、該蓋部材の回転操作を簡易に行なえない問題がある。また、第1ノブと第2ノブとが上下に隣接していて、何れも同じ操作方向によりノブを回転させるようになっており、両ノブの押し間違いよる操作ミスが発生し易いことも指摘される。
特許文献2に開示のコンソールボックス(車両用内装装置)は、1つの操作部材(ノブ)によりスライド部材の係脱操作および回動部材の係脱操作を可能とする開閉ロック機構を備えている。しかし開閉ロック機構は、ノブとスライド部材の係脱位置との距離が離れていると共に、スライド部材のスライド操作に伴うノブの操作方向(第2の方向B)とスライド部材の係脱方向とが異なっているので、ノブに加わった操作力の伝達方向を変換するために複数の大型連係部材を配設する必要がある。同様に、ノブと回転部材の係脱位置との距離も離れていると共に、回転部材の回転操作に伴うノブの操作方向(第1の方向A)と回動部材の係脱方向とが異なっているので、ノブに加わった操作力の伝達方向を変換するためにも複数の大型連係部材を配設する必要がある。また、ノブを上方へ回転させるとスライド部材および回動部材を回転させ、該ノブを下方へ回転させるとスライド部材をスライドさせるようになっており、特にノブの回転方向とスライド部材のスライド方向とが異なるので、該スライド部材のスライド操作を行ない難い問題もある。
そこで本発明では、蓋部材およびトレー部材の簡素化および軽量化を図ると共に、蓋部材のみの姿勢変位と、蓋部材をトレー部材に開放不能に連結した状態での両部材の姿勢変位とを簡易に行ない得るようにしたコンソールボックスを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
上方に開口する物品収納部を画成した本体部材と、上面に物品載置部を画成して前記物品収納部を覆蓋可能なトレー部材と、前記物品載置部を覆蓋可能な蓋部材とを備え、前記蓋部材のみを姿勢変位させて前記物品載置部を開放し、前記蓋部材を前記トレー部材に開放不能に連結した状態で両部材を姿勢変位させて前記物品収納部を開放可能に構成したコンソールボックスにおいて、
前記蓋部材に配設され、該蓋部材の一端縁に臨む非操作姿勢から蓋部材に沿って前記一端縁より離間する方向に向けてスライド変位した第1操作姿勢と、前記非操作姿勢からトレー部材の開放方向に向けて回転変位した第2操作姿勢とに変位可能な操作部材と、
前記操作部材に、前記トレー部材に向けて延出するよう設けられた第1係合体と、
前記第1係合体に、前記操作部材の非操作姿勢から第1操作姿勢へのスライド変位方向と反対方向へ延出するよう設けた第1連結部と、
前記トレー部材における前記操作部材に対応する部位に設けられ、操作部材の非操作姿勢および第2操作姿勢において前記蓋部材の開放方向における前記第1連結部の変位経路に交差するよう延在する一方、操作部材の第1操作姿勢において第1連結部の離脱を許容する第1係合部と、
前記トレー部材に、該トレー部材の開閉方向へ回転可能に設けられ、前記操作部材の非操作姿勢から第2操作姿勢への回転変位時に前記第1係合体に押圧されて該操作部材の回転変位方向と同一方向へ回転変位する第2係合体と、
前記第2係合体に、操作部材における前記第1係合体の押圧による該第2係合体の回転変位方向と反対方向へ延出するよう設けた第2連結部と、
前記本体部材における前記操作部材に対応する部位に設けられ、操作部材の非操作姿勢および第1操作姿勢において前記トレー部材の開放方向における前記第2連結部の変位経路に交差するよう延在する一方、操作部材の第2操作姿勢において第2連結部の離脱を許容する第2係合部とを備えたことを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、操作部材を第1操作姿勢にスライド変位させると、第1係合体の第1連結部とトレー部材の第1係合部とが該操作部材のスライド変位方向と同一方向において離脱すると共に、第2係合体の第2連結部と本体部材の第2係合部とが係合しているので、簡易に蓋部材のみを姿勢変位させてトレー部材の物品載置部を開放することができる。そして、操作部材の第1操作姿勢に向けたスライド変位方向がコンソールボックスの後方に向かう方向となっているので、該操作部材による蓋部材のみの開放操作性が良好である。また、操作部材を第2操作姿勢に回転変位させると、第1係合体の第1連結部とトレー部材の第1係合部とが係合すると共に、第2係合体が該操作部材の回転変位方向と同一方向へ回転して、該第2係合体の第2連結部と本体部材の第2係合部とが操作部材の回転変位方向と同一方向において離脱するので、簡易に蓋部材をトレー部材に開放不能に連結した状態で両部材を姿勢変位させて本体部材の物品収納部を開放できる。そして、操作部材の第2操作姿勢に向けた回転変位方向と蓋部材およびトレー部材の開放方向とが同じ方向なので、該操作部材による蓋部材およびトレー部材の開放操作性が良好である。また、操作部材の非操作姿勢(非操作時)では、第1連結部と第1係合部とが係合すると共に第2連結部と第2係合部とが係合するので、蓋部材およびトレー部材の姿勢変位が規制される。
更に、操作部材の第1操作姿勢へのスライド変位方向と第1連結部および第1係合部の離脱方向とが同一であり、操作部材の第2操作姿勢への回転変位方向と第2連結部および第2係合部の離脱方向とが同一であるから、軽い力による操作部材の操作が可能となって該操作部材の操作性向上を図り得る。そして、操作部材とトレー部材とは、第1係合体および第1係合部を介して直接連結され、操作部材と本体部材とは、該操作部材により回転変位する第2係合体および第2係合部を介して連結される構成なので、構成部品点数が少なくなり、操作不良が発生し難く、製造コストを抑えることができると共に、蓋部材およびトレー部材の構造の簡素化および軽量化を図り得る。
請求項2に記載の発明は、
前記操作部材に所要の間隔で突設された一対の支持ピンと、前記蓋部材に前記各支持ピンがスライド可能に係合するガイドレールとを備え、
前記ガイドレールは、
前記操作部材の前記スライド方向に延在する第1ガイド部と、
前記操作部材の非操作姿勢において、一方の支持ピンが位置する部位で前記第1ガイド部に連設され、他方の支持ピンの軸中心を中心として移動する該一方の支持ピンの円弧軌道に沿って延在する第2ガイド部とを有することを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、操作部材の非操作姿勢から第1姿勢へのスライド変位が円滑になされると共に、該操作部材の非操作姿勢から第2操作姿勢への回転変位が円滑になされる。
請求項3に記載の発明は、
前記操作部材における前記蓋部材の一端部側から前記スライド変位方向へ離間した端部と該蓋部材との間に、該操作部材の前記第1操作姿勢へのスライド変位時に圧縮変形し、該操作部材の前記第2操作姿勢への回転変位時に撓み変形する第1付勢手段を配設したことを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、第1操作姿勢または第2操作姿勢に姿勢変位した操作部材を、第1付勢手段の付勢力により非操作姿勢に復帰させ得ると共に、操作部材を非操作姿勢に姿勢保持し得る。
請求項4に記載の発明は、
前記第2係合体と前記トレー部材との間に、前記2連結部を前記第2係合部に係合した姿勢に付勢保持する第2付勢手段を備えたことを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、第2係合体と操作部材との非当接時には、該第2係合体を、第2連結部と第2係合部とを係合した状態に保持し得る。
請求項5に記載の発明は、
前記トレー部材において前記第1係合体と第2係合体との間に、該第1係合体の押圧により該第2係合体の方向へ位置変位可能な当接部材が配設され、
前記当接部材は、前記操作部材の前記第2操作姿勢への回転変位に伴い姿勢変位する前記第1係合体が常に当接可能な当接面部と、前記第2係合体の回転中心から半径方向へ離間した位置で該第2係合体に当接する当接部とを有することを要旨とする。
従って、請求項5に係る発明によれば、操作部材の回転変位に伴って当接面部に対する第1係合体の当接位置が移動しても、当接部材が位置変位することで第2係合体が適切に回転変位する。
本発明に係るコンソールボックスによれば、蓋部材およびトレー部材の簡素化および軽量化を図ると共に、蓋部材のみの姿勢変位と、蓋部材をトレー部材に開放不能に連結した状態での両部材の姿勢変位とを簡易に行ない得る。
図2のI−I線断面図であって、実施例に係るコンソールボックスの開閉ロック機構が配設された部位を示している。 実施例に係るコンソールボックスを、一部省略して示す斜視図である。 図2のコンソールボックスにおいて、蓋部材のみを回転させてトレー部材の物品載置部を開放した状態を示す斜視図である。 図2のコンソールボックスにおいて、蓋部材をトレー部材に開放不能に連結した状態で両部材を回転させて本体部材の物品収納部を開放した状態を示す斜視図である。 開閉ロック機構の構成部品を示す分解斜視図である。 (a)は、操作部材を第1操作姿勢へスライド変位することで、第1係合鉤部と第1連結突部との係合を解除した状態を示す断面図であり、(b)は、蓋部材のみを回転させる状態を示す断面図である。 (a)は、操作部材を第2操作姿勢へ回転変位することで、該操作部材に連動して回転部材が該操作部材と同一方向へ回転して、第2係合鉤部と第2連結突部との係合を解除した状態を示す断面図であり、(b)は、蓋部材をトレー部材に開放不能に連結した状態で両部材を回転させる状態を示す断面図である。
次に、本発明に係るコンソールボックスにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例のコンソールボックスにおいて前後とは、車両に設置した際の車両の前後方向を基準として指称し、左右とは、車両の前進方向を基準とする左右方向を指称する。すなわち図2〜図4では、図中左下側が車両の前側で、図中右上側が車両の後側である。なお、トレー部材において前後とは、本体部材の物品収納部を覆蓋した閉成姿勢(図2に示す姿勢)を基準として指称し、蓋部材において前後とは、トレー部材の物品載置部を覆蓋した閉成姿勢(図2の示す姿勢)を基準として指称する。
図2に示すように、実施例に係るコンソールボックスCBは、上方に開口する物品収納部13を画成した本体部材10と、上面に物品載置部23を画成して前記物品収納部13を開閉可能なトレー部材20と、物品載置部23を開閉可能な蓋部材30とを備えている。そして、蓋部材30のみを上方へ回転させて物品載置部23を開放した状態(図3)と、蓋部材30をトレー部材20に開放不能に連結した状態で両部材30,20を上方へ回転させて物品収納部13を開放した状態(図4)とに態様が変化する。なお、実施例のコンソールボックスCBは、車両の乗員室における運転席と助手席との間のフロアに設置される。
本体部材10は、図1〜図4に示すように、合成樹脂素材からインジェクション成形された複数の成形部材を組み合わせて、座席間のフロアに設置可能な前後方向に長い箱体状に形成され、前後方向の略中間部において前部本体10Aと後部本体10Bとに便宜上区分されている。後部本体10Bは、前部本体10Aより上方へ突出した形状に形成され、該後部本体10Bの平坦状をなす上面部11には矩形状の上方開口部12が形成され、該後部本体10Bの内部には、上方開口部12を介して上方へ開口した前記物品収納部13が画成されている。なお、上面部11における上方開口部12の前縁中央には、上方へ開口した本体開口部14が設けられ、この本体開口部14に臨む本体部材10の内側には、開閉ロック機構LUを構成する第2係合鉤部(第2係合部)71が、前方に向けて延出した鉤形状に設けられている。
トレー部材20は、図1、図3および図4に示すように、合成樹脂素材からインジェクション成形されたトレー形状のトレー本体21と、合成樹脂素材からインジェクション成形されてトレー本体21の下側に組み付けられる底部プレート22とを組み合わせて形成される。トレー部材20は、後部本体10Bの輪郭形状に合致する外周輪郭形状に形成されて、上方へ開口した矩形状の物品載置部23が上面に画成され、カード類、財布、ボールペン等の嵩張らない物品を載せておくことができる。そしてトレー部材20は、底部プレート22の後端部分が本体部材10の上面後端部分に第1ヒンジ24を介して枢支され、本体部材10の上面部11に倒伏して物品収納部13を覆蓋した閉成状態(図2、図3)と、前端部分が上方となるよう起立して物品収納部13を開放した開放状態(図4)との間を、第1ヒンジ24を中心として回転可能となっている。
なお、トレー部材20の前部には、前方および上下に開放したトレー凹部25が形成され、後述する操作部材40に対する指先操作を可能とする空間が画成されている。また、トレー部材20における物品載置部23とトレー凹部25との間には、本体部材10に向けて開口した収容空間部26が画成されている。この収容空間部26内には、開閉ロック機構LUを構成する回転部材(第2係合体)60が回転可能に配設されると共に、昇降部材(当接部材)80が位置変位可能に配設されている。そして、トレー部材20の上面におけるトレー凹部25に臨む前端部には、開閉ロック機構LUを構成する第1係合鉤部(第1係合部)51が、後方に向けて延出した鉤形状に設けられている。更に、トレー部材20の上面において第1係合鉤部51の後側に隣接した部位には、前記収容空間部26に対応する矩形状のトレー開口部27が形成されている。
蓋部材30は、図1、図2および図5に示すように、合成樹脂素材からインジェクション成形された逆バケット形状のアッパー部材31と、合成樹脂素材からインジェクション成形されてアッパー部材31の下側に組み付けられるトレー形状のロア部材32とを上下に組み合わせて構成される。蓋部材30は、トレー部材20の輪郭形状に合致する輪郭形状に形成され、ロア部材32の後端部分がトレー部材20の上面後端部分に第2ヒンジ33を介して枢支されて、トレー部材20の上面部11に倒伏して物品載置部23を覆蓋した状態(図2)と、前端部分が上方となるよう起立して物品載置部23を開放した状態(図3)との間を、第2ヒンジ33を中心として回転可能となっている。なお、蓋部材30の前部には、前方および下方に開放した蓋凹部34が形成され、この蓋凹部34には、後述するように、開閉ロック機構LUを構成する操作部材40が配設されている。また、アッパー部材31の外面には、適宜の弾力性を有する表皮材35が貼着されている。
実施例のコンソールボックスCBは、図1〜図5に示すように、本体部材10とトレー部材20との係脱操作およびトレー部材20と蓋部材30との係脱操作を行なう開閉ロック機構LUを備えている。この開閉ロック機構LUは、蓋部材30に配設された1つの操作部材40と、この操作部材40に設けたレバー部(第1係合体)42に設けた第1連結突部(第1連結部)50と、トレー部材20に設けた前記第1係合鉤部51と、トレー部材20に回転可能に配設した回転部材60と、回転部材60に設けた第2連結突部(第2連結部)70と、本体部材10に設けた前記第2係合鉤部71とを備えている。
操作部材40は、図1および図5に示すように、蓋部材30の前部に設けた蓋凹部34内に配設され、該蓋部材30に対して回転変位およびスライド変位が可能に取り付けられている。この操作部材40は、蓋凹部34内において蓋部材30の前方に向け延出する矩形板状の操作ノブ部41と、この操作ノブ部41の下面から下方へ垂設された前記レバー部42とを有している。操作ノブ部41は、蓋部材30の蓋凹部34における左右両側の支持壁36,36の間隔より僅かに横幅が小さく、また該蓋凹部34における前後寸法より小さく形成されており、下方へ突出した指掛部43が前端縁に形成されている。
操作ノブ部41の左右側端部41A,41Aには、前後方向に所要間隔で離間する一対の第1支持ピン(支持ピン)44および第2支持ピン(支持ピン)45が、操作ノブ部41の側外方へ延出するよう突設されている。各第1支持ピン44は、図1および図5に示すように丸軸形状に形成され、操作ノブ部41の左右側端部41A,41Aにおける前後方向の中央やや前側において、左右方向において同一軸線上に突設されている。また各第2支持ピン45は、第1支持ピン44と同様に丸軸形状に形成され、操作ノブ部41の左右側端部41A,41Aおける後端に近い部位において、左右方向において同一軸線上に突設されている。
一方、蓋部材30の蓋凹部34を画成する前記各支持壁36,36には、図1および図5に示すように、各第1支持ピン44および各第2支持ピン45がスライド可能に係合するガイドレールGRが形成されている。各ガイドレールGRは、蓋部材30の前後方向に延在する第1ガイド部37と、該第1ガイド部37の前端部から上方へ折曲して延在する第2ガイド部38とから構成され、倒伏した略「レ」字形に延在形成されている。第1ガイド部37は、第1支持ピン44および第2支持ピン45の軸間距離より長く設定されている。従って、第1ガイド部37の前端部37Aに第1支持ピン44が当接した位置(図1)と、該第1ガイド部37の後端部37Bに第2支持ピン45が当接した位置(図6(a))との間で、操作部材40が蓋部材30の前後方向へスライド可能となっている。また第2ガイド部38は、第1支持ピン44が第1ガイド部37の前端部37Aに当接した状態において、第2支持ピン45の軸中心を中心として移動する該第1支持ピン44の上方への円弧軌道に沿って円弧状に延在している。従って、第1ガイド部37の前端部37Aに第1支持ピン44が当接した位置(図1)と、該第2ガイド部38の上端部38Aに第1支持ピン44が当接した位置(図7(a))との間で、操作部材40が蓋部材30の回転方向へ回転可能となっている。
すなわち操作部材40は、第1支持ピン44がガイドレールGRの第1ガイド部37における前端部に当接して、蓋部材30の前端縁に臨む第1の姿勢(図1)に姿勢変位し得る(以降、この第1の姿勢を「非操作姿勢」とする)。そして操作部材40は、非操作姿勢からから指掛部43を蓋部材30の後方へ押すと、第2支持ピン45がガイドレールGRの第1ガイド部37における後端部37Bに近接または当接した第2の姿勢(図6)に姿勢変位可能である。これにより操作部材40は、非操作姿勢から蓋部材30に沿って前端縁より離間する方向に向けてスライド変位して、第2の姿勢に姿勢変位可能である(以降、この第2の姿勢を「第1操作姿勢」とする)。更に操作部材40は、非操作姿勢から指掛部43を上方へ引き上げると、第1支持ピン44がガイドレールGRの第2ガイド部38に沿って上方へ移動し、操作部材40は第2支持ピン45を中心として回転する。これにより操作部材40は、非操作姿勢から蓋部材30の開放方向に向けて回転変位して、第1支持ピン44が第2ガイド部38の上端部38Aに当接すると共に第2支持ピン45が第1ガイド部37に位置する第3の姿勢(図7)に姿勢変位可能である(以降、この第3の姿勢を「第2操作姿勢」とする)。
前記操作ノブ部41の上面後端(蓋部材30の前端縁側から操作部材40のスライド変位方向へ離間した後端縁)における左右中央には、図1および図5に示すように、操作部材40のスライド変位方向と交差する上方へ突出した支持片部46が一体的に形成され、蓋凹部34の後壁部39と所要間隔で対向している。これら支持片部46と後壁部39との間には、圧縮コイルバネ(第1付勢手段)S1が配設されている。すなわち圧縮コイルバネS1は、第1支持ピン44および第2支持ピン45の軸心よりも上方へ変位した位置において、支持片部46と後壁部39との間に配設されている。また圧縮コイルバネS1は、図1に示すように、直径に対して巻数が少ないと共にピッチが大きくなっており、軸方向への圧縮変形(図6参照)および径方向への撓み変形(図7参照)とが発現し得る。本願における圧縮コイルバネS1の径方向への「撓み変形」とは、該圧縮コイルバネS1の支持片部46に当接する端部が通常時の位置から径方向へ変位して、該圧縮コイルバネS1が径方向へずれるように撓んで変形することを意味する。従って操作部材40は、圧縮コイルバネS1の撓み変形により、第2支持ピン45を中心とした第2操作姿勢への回転変位が許容され、圧縮コイルバネS1の軸方向への圧縮変形により、第1操作姿勢へのスライド変位が許容される。すなわち操作部材40は、圧縮コイルバネS1の付勢力および弾性変形により、第1操作姿勢へのスライド変位方向と反対方向(前方)へスライドするよう付勢されると共に、第2操作姿勢への回転変位方向と反対方向(指掛部43が下方へ変位する方向)へ回転するよう付勢される。
前記レバー部42は、操作ノブ部41に対して直角に延出した状態に形成されており、図1に示すように、操作部材40の非操作姿勢において、垂直下方へ延出して前記第1係合鉤部51の後方に臨むようになる。またレバー部42は、図6(a)に示すように、操作部材40が第1操作姿勢へスライド変位することに伴い、垂直下方へ延出した姿勢のまま後方へ変位する。更にレバー部42は、図7(a)に示すように、操作部材40が第2操作姿勢へ回転変位することに伴い、下端部が前方(第1係合鉤部51側)へ変位した傾斜姿勢となる。すなわちレバー部42は、操作部材40の非操作姿勢における中立位置と、操作部材40の第1操作姿勢における前記中立位置から後方へ垂直状態で変位した第1位置と、操作部材40の第2操作姿勢における前記中立位置から前方へ傾斜状に変位した第2位置とに変位する。
前記レバー部42の下端部には、トレー部材20に後方へ延出するよう設けた前記第1係合鉤部51に対応する前記第1連結突部50が、前方(操作部材40の第1操作姿勢のスライド変位方向と反対方向)に向けて延出した状態に形成されている。これら第1連結突部50および第1係合鉤部51は、次のような条件を満たすように設定されている。先ず、図1に示すように、操作部材40の非操作姿勢(レバー部42の中立位置)では、第1連結突部50が第1係合鉤部51の下方へ延出し、第1係合鉤部51が蓋部材30の回転方向(開放方向)における第1連結突部50の変位経路に交差するよう位置する。また、図6(a)に示すように、操作部材40の第1操作姿勢(レバー部42の第1位置)では、第1連結突部50は第1係合鉤部51の下方から離脱し、第1係合鉤部51が第1連結突部50の蓋部材30の開放方向における変位経路に交差するよう位置しない。更に、図7(a)に示すように、操作部材40の第2操作姿勢(レバー部42の第2位置)では、第1連結突部50が第1係合鉤部51の下方へ食い込むように斜めに延出し、第1係合鉤部51が蓋部材30の開放方向における第1連結突部50の変位経路に交差するよう位置する。すなわち、操作部材40を第1操作姿勢に操作した場合にだけ、蓋部材30の開放方向における第1連結突部50と第1係合鉤部51との係合が解除され、操作部材40を操作しない場合および第2操作姿勢に操作した場合には、蓋部材30の開放方向における第1連結突部50と第1係合鉤部51との係合が維持される。換言すると、実施例の開閉ロック機構LUは、操作部材40を第1操作姿勢に操作した場合にだけ、蓋部材30とトレー部材20との連結を解除して両部材30,20の分離を可能とし、操作部材40を操作しない場合および第2操作姿勢に操作した場合には、蓋部材30とトレー部材20との連結を維持して両部材30,20の分離を不能とする。なお、第1係合鉤部51の上面先端は、該第1係合鉤部51の延出方向において曲面状となる先端曲面51Aが形成されている。
また、レバー部42の下端部における後端縁には、トレー部材20に配設した前記昇降部材80に上方から当接可能な当接縁部47が設けられている。この当接縁部47は、図1および図6に示すように、操作部材40の非操作姿勢(レバー部42の中立位置)および第1操作姿勢(レバー部42の第1位置)において昇降部材80側へ突出せず、該昇降部材80を下方へ押さない。しかし当接縁部47は、図7に示すように、操作部材40の第2操作姿勢(レバー部42の第2位置)において、レバー部42が傾斜状態となることに伴い昇降部材80側へ突出するようになり、該昇降部材80を下方へ押圧しながら押し付ける。
昇降部材80は、図1および図5に示すように、トレー部材20の前部に設けた前記収容空間部26内に配設され、該トレー部材20の上下方向において位置変位(昇降変位)が可能となっている。この昇降部材80は、平面視(トレー部材20を上から見た状態)において矩形状となっている収容空間部26の内側形状に合わせて、該収容空間部26内に水平状態で収容可能な矩形ブロック形状に形成されている。すなわち、昇降部材80の前後サイズは、収容空間部26の前後寸法より僅かに小さく、昇降部材80の左右サイズは、収容空間部26を画成する左右の区画壁28,28に上下方向へ延在するよう突設した案内突部28A,28Aに摺接するように設定されている。従って昇降部材80は、収容空間部26の前後内壁面および左右の案内突部28A,28Aに接触した状態で保持され、前後方向および左右方向への傾動変位が規制された状態で該収容空間部26内を移動する。
そして、昇降部材80の上面は、トレー部材20に形成した前記トレー開口部27に整合する矩形平坦状の当接面部81が突設されている。この当接面部81は、昇降部材80が最上位置に移動した際にトレー開口部27に整合し、トレー本体21の上面と面一になる(図1)。この当接面部81には、操作部材40のレバー部42に設けた前記当接縁部47が上方から当接するようになっている。なお当接面部81は、操作部材40の非操作姿勢から第2操作姿勢への回転変位時に、レバー部42が垂直状態の中立位置から前方へ傾斜した第2位置へ姿勢変位する過程で前方へ移動する当接縁部47が常に当接可能な大きさとなっている。従って昇降部材80は、操作部材40の回転変位により前方かつ下方へ移動する当接縁部47が常に当接面部81に上方から当接していることで、該操作部材40の回転変位につれて下方へ移動する。
また、昇降部材80の下面における後端縁部は、図1および図5に示すように、下方へ突出した突縁部(当接部)82が形成されている。この突縁部82は、回転部材60の回転変位中心である回転支軸63(後述)から半径方向後方へ離間した位置で、該回転部材60の当接板部61(後述)に当接するようになっている。従って、後述するように、昇降部材80が回転部材60へ近接移動すると、突縁部82が当接板部61の後端側を押圧して該当接板部61を押し下げ、これにより回転部材60が回転変位するよう構成されている。
回転部材60は、図1および図5に示すように、トレー部材20の前部に設けた前記収容空間部26内に配設され、該トレー部材20に対して回転変位が可能に取り付けられている。この回転部材60は、収容空間部26内においてトレー部材20の後方へ延出する矩形板状の当接板部61と、この当接板部61の前端左右中央から下方へ垂設されて前記本体部材10の本体開口部14に向けて延出する延出部62とを備えている。この延出部62の下端部には、前記第2連結突部71が、操作部材40(レバー部42)の押圧による回転部材60の回転変位方向と反対方向へ延出した状態に形成されている。当接板部61の左右側端部61A,61Aにおける前記延出部62より後側には、左右外方へ延出する回転支軸63,63が、左右方向において同一軸線上に突設されている。各回転支軸63,63は、図1および図5に示すように、前記各区画壁28,28に形成された各支持孔29,29に夫々回転可能に係合され、これにより回転部材60がトレー部材20に対して該トレー部材20の回転方向(開放方向)に回転可能に枢支される。
従って回転部材60は、当接板部61が水平状態で後方へ延出した第3位置(図1)と、当接板部61が後下方へ斜めに傾斜した状態で後方へ延出した第4位置(図7(a))との間で、トレー部材20に対して回転可能となっている。すなわち回転部材60は、昇降部材80が図1に示す最上位置にある場合には第3位置に姿勢変位する。また回転部材60は、操作部材40の第2操作姿勢への回転変位に伴って昇降部材80が下方へ位置変位する際に、該昇降部材80の突縁部82が当接板部61の上面後端を下方へ押圧することで、第4位置(図7)に向けて回転する。すなわち回転部材60は、操作部材40の非操作姿勢から第2操作姿勢への回転変位方向と同一方向へ回転する。
更に、左側の回転支軸63には、図1および図5に示すように、捻りバネ(第2付勢手段)S2が配設されている。この捻りバネS2の一方の脚部S2aは、回転部材60における当接板部61の下面に係止され、該捻りバネS2の他方の脚部S2bは、左側の区画壁28に係止され、これにより捻りバネS2は回転部材60を第3位置に向けて付勢する。従って回転部材60は、操作部材40の非操作姿勢および第1操作姿勢へのスライド変位時において、第3位置に付勢保持される。
前記回転部材60の下端に設けた第2連結突部70と第2係合鉤部71とは、次のような条件を満たすように設定されている。先ず、図1に示すように、回転部材60の第3位置(操作部材40の非操作姿勢および第1操作姿勢(レバー部42の中立位置および第1位置))では、第2連結突部70は第2係合鉤部71の下方へ延出し、第2係合鉤部71がトレー部材20の回転方向(開放方向)における第2連結突部70の変位経路に交差するよう位置する。また、図7(a)に示すように、回転部材60の第4位置(操作部材40の第2操作姿勢(レバー部42の第2位置))では、第2連結突部70は第2係合鉤部71の下方から離脱し、第2係合鉤部71がトレー部材20の回転方向(開放方向)における第2連結突部70の変位経路に交差するように位置しない。すなわち、操作部材40を第2操作姿勢に操作した場合にだけ第2連結突部70と第2係合鉤部71との係合が解除され、操作部材40を操作しない場合および第1操作姿勢に操作した場合には、第2連結突部70と第2係合鉤部71との係合が維持される。換言すると、実施例の開閉ロック機構LUは、操作部材40を第2操作姿勢に操作した場合にだけ、トレー部材20と本体部材10との連結を解除して両部材20,10の分離を可能とし、操作部材40を操作しない場合および第1操作姿勢に操作した場合には、トレー部材20と本体部材10との連結を維持して両部材20,10の分離を不能とする。なお、第2連結突部70の先端下縁は、該第2連結突部70の延出方向において曲面状となる先端曲面70Aが形成されている。
従って、実施例のコンソールボックスCBは、操作部材40を第1操作姿勢に向けてスライド変位させると、トレー部材20の第1係合鉤部51とレバー部42の第1連結突部50との係合が解除されると共に、本体部材10の第2係合鉤部71と回転部材60の第2連結突部70とが係合するので、蓋部材30のみを回転させてトレー部材20の物品載置部23を開放することができる。そして、操作部材40の非操作姿勢から第1操作姿勢に向けたスライド変位方向がコンソールボックスCBの後方に向かう方向となっているので、該操作部材40の操作による該蓋部材30の開放操作を簡易に行なうことができ、蓋部材30のみの開放操作性が良好である。
また、操作部材40を第2操作姿勢に向けて回転変位させると、トレー部材20の第1係合鉤部51とレバー部42の第1連結突部50とが係合すると共に、本体部材10の第2係合鉤部71と回転部材60の第2連結突部70との係合が解除されるので、蓋部材30をトレー部材20に開放不能に連結した状態において、両部材30,20を一体的に回転させて本体部材10の物品収納部13を開放できる。そして、操作部材40の非操作姿勢から第2操作姿勢に向けた回転変位方向と蓋部材30およびトレー部材20の開放時の回転変位方向とが同じ方向となっているので、該操作部材40の操作による該蓋部材30およびトレー部材20の開放操作を簡易に行なうことができ、蓋部材30をトレー部材20に開放不能に連結した状態での両部材30,20の開放操作性が良好である。
そして、操作部材40の非操作姿勢(非操作時)では、第1連結突部50と第1係合鉤部51とが係合していると共に第2連結突部70と第2係合鉤部71とが係合しているので、蓋部材およびトレー部材の姿勢変位が規制される。更に、操作部材40とトレー部材20とは、該操作部材40に設けたレバー部42により直接連結され、操作部材40と本体部材10とは、該操作部材40に設けたレバー部42に昇降部材80を介して連結される回転部材60により連結されるよう構成してある。従って、操作部材40に加わえた操作力が効率的に伝達され、操作不良が発生し難く、製造コストを抑えることができ、蓋部材30およびトレー部材20の構造の簡素化および軽量化を図り得る。
また、操作部材40を第1操作姿勢にスライド変位させる際に、レバー部42の第1連結突部50とトレー部材20の第1係合鉤部51とが、該操作部材40のスライド変位方向と同一方向において離脱するので、該操作部材40の操作力を小さくし得る。また、操作部材40を第2操作姿勢に回転変位させる際に、回転部材60が該操作部材40の回転変位方向と同一方向へ回転すると共に、第2連結突部70と本体部材10の第2係合鉤部71とが、該操作部材40の回転変位方向と同一方向において離脱するので、該操作部材40の操作力を小さくし得る。従って、軽い力による操作部材40の操作が可能であり、該操作部材40の操作性向上を図り得る。
(変更例)
コンソールボックスは、前記実施例に示した以外の形態であってもよい。
(1)実施例では、レバー部(第1係合体)42と回転部材(第2係合体)60とが、昇降部材(当接部材)80を介して連係されているが、該昇降部材80を配設せずに、レバー部42が回転部材60に直接当接する構成としてもよい。このような構成であっても、レバー部42が第2位置へ姿勢変位する際に、該レバー部42の当接縁部47が下方へ突出して回転部材60の当接板部61を上方から押圧するようになり、該回転部材60が第4位置に向けて回転するようになる。
(2)実施例では、蓋部材30およびトレー部材20が後側へ開放するコンソールボックスCBを例示したが、これら蓋部材30およびトレー部材20が、本体部材10の左側へ開放する形態、右側へ開放する形態、または前側へ開放する形態のコンソールボックスCBであってもよい。なお、蓋部材30およびトレー部材20が左側へ開放する形態では、開閉ロック機構LUが該蓋部材30およびトレー部材20の右側端部に設けられ、蓋部材30およびトレー部材20が右側へ開放する形態では、開閉ロック機構LUが該蓋部材30およびトレー部材20の左側端部に設けられ、蓋部材30およびトレー部材20が前側へ開放する形態では、開閉ロック機構LUが該蓋部材30およびトレー部材20の後側端部に設けられる。
(3)実施例では、コンソールボックスとして、自動車室内における前部座席間のフロアに配設されるものを例示したが、前部座席間やシート座面上に着脱可能にセットされる単体のコンソールボックスも対象とされる。
10 本体部材,13 物品収納部,20 トレー部材,23 物品載置部,30 蓋部材
37 第1ガイド部,38 第2ガイド部,40 操作部材,42 レバー部(第1係合体)
44 第1支持ピン(支持ピン),45 第2支持ピン(支持ピン)
50 第1連結突部(第1連結部),51 第1係合鉤部(第1係合部)
60 回転部材(第2係合体),70 第2連結突部(第2連結部)
71 第2係合鉤部(第2係合部),80 昇降部材(当接部材),81 当接面部
82 突縁部(当接部),GR ガイドレール,S1 圧縮コイルバネ(第1付勢手段)
S2 捻りバネ(第2付勢手段)

Claims (5)

  1. 上方に開口する物品収納部を画成した本体部材と、上面に物品載置部を画成して前記物品収納部を覆蓋可能なトレー部材と、前記物品載置部を覆蓋可能な蓋部材とを備え、前記蓋部材のみを姿勢変位させて前記物品載置部を開放し、前記蓋部材を前記トレー部材に開放不能に連結した状態で両部材を姿勢変位させて前記物品収納部を開放可能に構成したコンソールボックスにおいて、
    前記蓋部材に配設され、該蓋部材の一端縁に臨む非操作姿勢から蓋部材に沿って前記一端縁より離間する方向に向けてスライド変位した第1操作姿勢と、前記非操作姿勢からトレー部材の開放方向に向けて回転変位した第2操作姿勢とに変位可能な操作部材と、
    前記操作部材に、前記トレー部材に向けて延出するよう設けられた第1係合体と、
    前記第1係合体に、前記操作部材の非操作姿勢から第1操作姿勢へのスライド変位方向と反対方向へ延出するよう設けた第1連結部と、
    前記トレー部材における前記操作部材に対応する部位に設けられ、操作部材の非操作姿勢および第2操作姿勢において前記蓋部材の開放方向における前記第1連結部の変位経路に交差するよう延在する一方、操作部材の第1操作姿勢において第1連結部の離脱を許容する第1係合部と、
    前記トレー部材に、該トレー部材の開閉方向へ回転可能に設けられ、前記操作部材の非操作姿勢から第2操作姿勢への回転変位時に前記第1係合体に押圧されて該操作部材の回転変位方向と同一方向へ回転変位する第2係合体と、
    前記第2係合体に、操作部材における前記第1係合体の押圧による該第2係合体の回転変位方向と反対方向へ延出するよう設けた第2連結部と、
    前記本体部材における前記操作部材に対応する部位に設けられ、操作部材の非操作姿勢および第1操作姿勢において前記トレー部材の開放方向における前記第2連結部の変位経路に交差するよう延在する一方、操作部材の第2操作姿勢において第2連結部の離脱を許容する第2係合部とを備えた
    ことを特徴とするコンソールボックス。
  2. 前記操作部材に所要の間隔で突設された一対の支持ピンと、前記蓋部材に前記各支持ピンがスライド可能に係合するガイドレールとを備え、
    前記ガイドレールは、
    前記操作部材の前記スライド方向に延在する第1ガイド部と、
    前記操作部材の非操作姿勢において、一方の支持ピンが位置する部位で前記第1ガイド部に連設され、他方の支持ピンの軸中心を中心として移動する該一方の支持ピンの円弧軌道に沿って延在する第2ガイド部とを有する請求項1記載のコンソールボックス。
  3. 前記操作部材における前記蓋部材の一端部側から前記スライド変位方向へ離間した端部と該蓋部材との間に、該操作部材の前記第1操作姿勢へのスライド変位時に圧縮変形し、該操作部材の前記第2操作姿勢への回転変位時に撓み変形する第1付勢手段を配設した請求項1または2記載のコンソールボックス。
  4. 前記第2係合体と前記トレー部材との間に、前記第2連結部を前記第2係合部に係合した姿勢に付勢保持する第2付勢手段を備えた請求項1〜3の何れか一項に記載のコンソールボックス。
  5. 前記トレー部材において前記第1係合体と第2係合体との間に、該第1係合体の押圧により該第2係合体の方向へ位置変位可能な当接部材が配設され、
    前記当接部材は、前記操作部材の前記第2操作姿勢への回転変位に伴い姿勢変位する前記第1係合体が常に当接可能な当接面部と、前記第2係合体の回転中心から半径方向へ離間した位置で該第2係合体に当接する当接部とを有する請求項1〜4の何れか一項に記載のコンソールボックス。
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