JP5251929B2 - 通信装置および無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置および無線通信システムに関する。
特許文献1には、PC10が無線LANアクセスポイントルータ30と接続されている環境下において、新たにインターネットラジオ20を無線LANアクセスポイントルータ30を介してPC10と無線通信可能に設定する技術が記載されている。
しかし、特許文献1は、PC10が無線LANアクセスポイントルータ30と接続されていることが前提となっており、新たに、PC10と、インターネットラジオ20との2台を並行して、無線LANアクセスポイントルータ30を介して無線通信可能に設定するものではない。一方で、新たに2台の通信装置を並行してアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するには、従来から、2台の通信装置の各々と、アクセスポイントとを、ユーザが所定の操作をすることで行われていた。
特開2005−142792
しかしながら、新たに2台の通信装置を並行してアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するために、2台の通信装置の各々と、アクセスポイントとを操作するのはユーザにとって手間であるという問題点があった。また、ユーザに操作手順を報知する手段、例えば、LCDや、スピーカが搭載されていない通信装置では、ユーザに操作手順を報知できず、かかる設定をするのがユーザにとって大変であるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、自装置と、所定の端末装置との各々について、簡単にアクセスポイントを介して無線通信可能に設定することができる通信装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の通信装置は、自装置と所定の端末装置とをアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するための処理を開始させる契機を検出する検出手段と、その検出手段によって前記契機が検出されたことに伴って、前記アクセスポイントに接続するための接続設定情報を、前記アクセスポイントから取得して記憶する接続設定情報記憶手段と、前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、所定の端末装置を識別可能な識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報によって識別される所定の端末装置と直接無線通信可能な通信設定を初期設定として記憶する初期設定記憶手段と、前記検出手段によって前記契機が検出された場合に、前記識別情報記憶手段が記憶している識別情報に基づいて、前記所定の端末の存在を確認するための確認情報を、前記初期設定を使った直接無線通を介して前記所定の端末装置に送信する第1の送信手段と、その第1の送信手段により送信した確認情報に対し、存在することを示す存在情報を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記所定の端末装置から受信したかを判断する存在情報判断手段と、その存在情報判断手段によって前記存在情報を受信したと判断された場合に、前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報と、その接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示とを、前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記所定の端末装置に送信するか、または、前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記所定の端末装置に送信し、且つ、前記アクセスポイントから前記接続設定情報を取得する方法をユーザに対して報知する設定変更要求手段と、前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報を使って自装置を前記アクセスポイントと接続可能に設定する設定手段と、その設定手段によって自装置の設定が完了し、前記設定変更要求手段による要求を介して前記所定の端末の設定が完了し、自装置と、前記所定の端末とが前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントを介して無線通信可能になったことを条件に、自装置と、前記所定の端末装置との両方の設定が完了したことを、自装置のユーザに対して報知する第1報知手段とを備えている。
また、本発明の無線通信システムは、第1通信装置と、第2通信装置とを備えたものであって、前記第1通信装置は、自装置と第2通信装置とをアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するための処理を開始させる契機を検出する検出手段と、その検出手段によって前記契機が検出されたことに伴って、前記アクセスポイントに接続するための接続設定情報を、前記アクセスポイントから取得して記憶する接続設定情報記憶手段と、前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第2通信装置を識別可能な識別情報を記憶する第1識別情報記憶手段と、前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第1識別情報記憶手段に記憶されている識別情報によって識別される第2通信装置と直接無線通信可能な通信設定を初期設定として記憶する第1初期設定記憶手段と、前記検出手段によって前記契機が検出された場合に、前記識別情報記憶手段が記憶している識別情報に基づいて、前記第2通信装置の端末の存在を確認するための確認情報を、前記初期設定を使った直接無線通を介して前記第2端末装置に送信する第1の送信手段と、その第1の送信手段により送信した確認情報に対し、存在することを示す存在情報を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第2端末装置から受信したかを判断する存在情報判断手段と、その存在情報判断手段によって前記存在情報を受信したと判断された場合に、前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報と、その接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示とを、前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第2通信装置に送信するか、または、前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第2通信装置に送信し、且つ、前記アクセスポイントから前記接続設定情報を取得する方法をユーザに対して報知する設定変更要求手段と、前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報を使って自装置を前記アクセスポイントと接続可能に設定する第1の設定手段と、その第1の設定手段によって自装置の設定が完了し、前記設定変更要求手段による要求を介して前記第2通信装置の設定が完了し、自装置と、前記第2通信装置とが前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントを介して無線通信可能になったことを条件に、自装置と、前記第2通信装置との両方の設定が完了したことを、自装置のユーザに対して報知する第1報知手段とを備え、前記第2通信装置は、前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第1通信装置を識別可能な識別情報を記憶する第2識別情報記憶手段と、前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第2識別情報記憶手段に記憶されている識別情報によって識別される第2通信装置と直接無線通信可能な通信設定を初期設定として記憶する第2初期設定記憶手段と、前記第1通信装置の前記第1の送信手段から前記初期設定を使った直接無線通を介して前記確認情報を受信したかを判断する確認情報判断手段と、その確認情報判断手段によって前記確認情報を受信したと判断された場合に、前記存在情報を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第1通信装置に送信する第の送信手段と、前記第1通信装置の前記設定変更要求手段から前記初期設定を使った直接無線通を介して前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示を受信したかを判断する判断手段と、その判断手段によって前記指示を受信したと判断された場合に、自装置を前記アクセスポイントと接続可能に設定する第2の設定手段とを備えている。
請求項1記載の通信装置によれば、ユーザにとっては、自装置と所定の端末装置とをアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するための処理を開始させる契機を入力すれば、簡単に、自装置と所定の端末装置とをアクセスポイントに接続可能に設定できるという効果がある。従って、特に、自装置と所定の端末装置とをアクセスポイントに初めて接続する場合におけるユーザの負担を極力、軽減できるという効果がある。
また、特に、設定変更要求手段により、接続設定情報と、その接続設定情報を使ってアクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示とを送信する場合には、所定の端末装置において、接続設定情報を取得させる必要がなく、ユーザにとって使い勝手が良いという効果がある。
請求項2記載の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置の奏する効果に加え、存在情報判断手段によって存在情報を受信していないと判断された場合には、初期設定に設定すると共に、所定の端末装置も初期設定するよう報知するので、再び、自装置と、所定の端末装置とを、アクセスポイントに接続する処理を開始させることができるという効果がある。
請求項3記載の通信装置によれば、請求項1又は2に記載の通信装置の奏する効果に加え、識別情報と、初期設定とは、自装置の製造時に記憶されるので、ユーザは、識別情報と、初期設定とを記憶させる必要がない。よって、自装置と所定の端末装置とをアクセスポイントに接続する場合におけるユーザの負担を極力、軽減できるという効果がある。
請求項4記載の通信装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、例えば、所定の端末装置を戸棚の中等の目立たない場所、操作し難い場所に設置しても、出力手段と、生成手段とを操作するのには何ら支障はなく、ユーザにとって使い勝手が良いという効果がある。
請求項5記載の通信装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、記憶されている識別情報によって特定される装置から確認情報が送信されたことを、所定の端末装置に認識させることができるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項1からのいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、所定の端末装置から完了情報を受信したと判断された場合に、接続設定情報を使って自装置をアクセスポイントと接続可能に設定するので、所定の端末装置がアクセスポイントと接続可能に設定されたことを確認できるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項に記載の通信装置の奏する効果に加え、完了情報判断手段によって完了情報を受信していないと判断された場合には、初期設定に設定すると共に、所定の端末装置も初期設定するよう報知するので、再び、自装置と、所定の端末装置とを、アクセスポイントに接続する処理を開始させることができるという効果がある。
請求項記載の無線通信システムによれば、ユーザにとっては、自装置と第2通信装置とをアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するための処理を開始させる契機を入力さえすれば、簡単に、第1通信装置と第2通信装置とをアクセスポイントに接続可能に設定できるという効果がある。従って、特に、第1通信装置と第2通信装置とをアクセスポイントに初めて接続する場合におけるユーザの負担を極力、軽減できるという効果がある。
本発明の通信装置の一例であるMFPと、BOXと、APとの外観構成を示した斜視図である。 MFPと、BOXと、APとの電気的構成を示すブロック図である。 MFPのペア設定処理を示すフローチャートである。 MFPの設定確認処理を示すフローチャートである。 MFPのMFP設定変更処理を示すフローチャートである。 MFPのBOX設定変更処理を示すフローチャートである。 MFPの新設定切替指示処理を示すフローチャートである。 BOXの要求実行処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるMFPのBOX設定変更処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるBOXの要求実行処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい第1実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の通信装置の一例である多機能周辺装置(以下「MFP」と称す)1と、回線制御装置(以下「BOX」と称す)31と、アクセスポイント(以下「AP」と称す)51とを示した外観斜視図である。
MFP1とBOX31とは、無線LAN方式の無線通信によりIP(Internet Protocol)に拠るデータ通信が可能な無線LANクライアントであり、AP51は、無線LAN方式の無線通信によりデータ通信が可能な既知の無線LANアクセスポイントである。尚、無線LAN方式とは、例えば、IEEE802.11a/b/g/nの規格で定められる通信方式等である。
無線LAN方式の無線通信には、通信モードとして、アドホックモード(以下「Adモード」と称す)と、インフラストラクチャーモード(以下「Infモード」と称す)との2つのモードが設けられており、何れか一方のモードで通信が行われる。Adモードは、無線LANクライアント間で直接通信を行うモードであり、図1の無線ネットワーク200は、Adモードで通信を行うネットワークの一例である。Infモードは、無線LANクライアントが無線LANアクセスポイントを介して通信を行うモードであり、図1の無線ネットワーク201は、Infモードで通信を行うネットワークの一例である。
MFP1およびAP51は、AirStation One−Touch Secure System(以下「AOSS(登録商標)」と称す)や、Wi−Fi Protected Setup(以下「WPS(登録商標)」と称す))等のような無線LAN設定システムに対応しており、ユーザがMFP1およびAP51の無線設定ボタン17a、51a(図1参照)を各1回ずつ押下するだけで、MFP1がInfモードでAP51を介した無線通信を行うことが可能になる。
第1実施形態は、ユーザがMFP1およびAP51の無線設定ボタン17a,51aを各1回ずつ押下するだけで、MFP1およびBOX31を、同一のAP51を介して互いにデータ通信可能な状態にするという実施形態である。
より具体的には、MFP1およびAP51において共に、無線LAN設定システムに拠る処理(以降、システム処理とも述べる)が実行されるように、ユーザが、MFP1およびAP51の無線設定ボタン17a,51aを1回ずつ押下する。すると、MFP1では無線LANに関する新たな設定値が取得され、その結果、InfモードでAP51を介した無線通信が可能になる。そして、その新たな設定値をMFP1がBOX31へ送信する。これにより、BOX31おいてもその新たな設定値を取得させることができ、その結果、BOX31もInfモードでAP51を介した無線通信が可能になる。よって、MFP1およびBOX31は、同一のAP51を介して互いにデータ通信可能な状態になる。
MFP1には、主に、下部にインクジェット方式のプリンタ19、上部にフラットベッド方式のスキャナ20、正面上部に操作パネル6が設けられている。操作パネル6には、操作キー17、LCD18が主に設けられている。操作キー17には、無線設定ボタン17aが設けられており、このボタン17aが押下されると、後述するペア設定処理(図3参照)が実行開始される。
BOX31は、主に、電話回線網100を使用する通信の制御を行うものであり、電話回線網100に接続されている。BOX31には、主に、操作キー38、LCD39が設けられている。操作キー38には、ネットワーク設定リセットボタン38aが設けられており、このボタン38aが押下されると、BOX31の無線LANに関する設定値が初期状態(工場出荷時の状態)にリセットされる。
本実施形態では、製造時に、MFP1およびBOX31が一対となるようにペアが作られると共に、ペアとなる各装置1,31の個体を識別可能となるように、各装置1,31にペアとなる装置1,31の識別情報が記憶される。また、そのペアとなる各装置1,31の初期状態として、各装置1,31がAdモードで互いにデータ通信可能となるように、各装置1,31の現ネットワーク設定メモリ14c,35cに無線LANに関する設定値が記憶される。以下、製造時に、MFP1に対してペアとされたBOX31のことを、ペアのBOX31と記載する。
尚、ここで記憶される設定値としては、例えば、SSIDや、無線LANのチャンネル番号等であり、これらの設定値は、MFP1であれば初期設定メモリ14a(図2参照)にも、BOX31であれば初期設定メモリ35aにも記憶される。ユーザは各装置1,31を操作することで、無線LANに関する設定値をそれぞれ初期状態に戻すことができる。また、識別情報としては、例えば、各装置1,31に製造時に与えられるシリアルIDであり、MFP1の識別情報メモリ14bにはBOX31のシリアルIDが記憶され、BOX31の識別情報メモリ35bにはMFP1のシリアルIDが記憶されている。なお、MFP1、BOX31ともに、製造時に、自装置が備えるフラッシュメモリ14,35上の図示しない領域に自装置1,31のシリアルIDが記憶される。
図2は、MFP1と、BOX31と、AP51との電気的構成を示すブロック図である。MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、無線LAN通信制御回路15、操作キー17、LCD18、プリンタ19、スキャナ20、メモリカードリーダライタ23とを主に有している。
CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14は、バスライン21を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路15、操作キー17、LCD18、プリンタ19、スキャナ20、バスライン21は、入出力ポート22を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12等に記憶される固定値やプログラム或いは、無線LAN通信制御回路15を介して送受信される各種信号に従って、各機能の制御や、入出力ポート22と接続された各部を制御するものである。
ROM12は、MFP1で実行される制御プログラム等を格納した書換不能なメモリであり、図3〜図7を参照して後述する各処理を実行するためのプログラム等が格納されている。RAM13は、書換可能な揮発性のメモリである。フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリであり、上述した初期設定メモリ14aと識別情報メモリ14bとに加え、現ネットワーク設定メモリ14cと、新ネットワーク設定メモリ14dと、IPアドレスメモリ14eと、ペアアドレスメモリ14fとを有する。
現ネットワーク設定メモリ14cは、無線LANに関する設定値を記憶するためのメモリである。CPU11は、MFP1の電源が投入されたとき、リセットされたとき、あるいは、現ネットワーク設定メモリ14cの設定値が変更されたときに、現ネットワーク設定メモリ14cの設定値を無線LAN通信制御回路15に入力する。また、CPU11はこのとき、フラッシュメモリ14上の図示しない領域に記憶している、MFP1のMAC(Media Access Control)アドレスも無線LAN通信制御回路15に入力する。
無線LANに関する設定値としては、通信モード、認証タイプ、暗号化モード、暗号化キーの種別、暗号化キーの設定値などが該当する。尚、これらの各設定値は、上述したシステム処理によって記憶される。
新ネットワーク設定メモリ14dは、システム処理を実行して、無線LANに関する設定値を新たに取得した場合に、新たな設定値を一時的に記憶するためのメモリである。
IPアドレスメモリ14eは、MFP1のIPアドレスを記憶するためのメモリである。なお、製造時にはIPアドレスメモリ14eにIPアドレスを記憶させていない。工場出荷状態でMFP1の電源が投入されたとき、CPU11はAutoIPやDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)に拠る処理にて、IPアドレスを取得し、それをIPアドレスメモリ14eに記憶する。なお、ネットワークごとに有効なIPアドレスは異なるため、CPU11は、現ネットワーク設定メモリ14cの設定値が変更されたとき(すなわち新たな無線ネットワークに接続するとき)にも、IPアドレスを取得する処理を行い、新たに取得したIPアドレスを、IPアドレスメモリ14eに記憶する。
ペアアドレスメモリ14fは、ペアとなるBOX31のIPアドレスを記憶するためのメモリである。CPU11は、ペアとなるBOX31のIPアドレスを、次に示す処理で取得する。CPU11は、MFP1の電源が投入されたときに、MFP1のシリアルIDを含むパケットであって、MFP1を送信元としたシリアルID要求パケットを生成し、無線LAN通信制御回路15に、そのパケットを無線ネットワーク(200または201)にSNMP(Simple Network Management Protocol)でブロードキャスト形式で送信させる。
すると、ネットワーク上に存在するBOX31(ペアに関わらず)から、BOX31のシリアルIDを含むパケットであって、BOX31を送信元とし、受信先をMFP1としたシリアルID返信パケットが返信されるので、これを無線LAN通信制御回路15が受信する。そして、CPU11は、無線LAN通信制御回路15が受信したシリアルID返信パケットの中に、識別情報メモリ14bが記憶しているシリアルIDと一致するシリアルIDを含むパケットが存在したら、そのパケットの送信元情報であるIPアドレスを、ペアアドレスメモリ14fに記憶する。
なお、装置A(例えば、MFP1)を送信元としたパケットは、送信元情報として装置AのIPアドレスを含んでいる。装置Aを受信先としたパケットは、受信先情報として装置AのIPアドレスを含んでいる。また、パケットB(例えば、シリアルID要求パケット)は、パケットBであることを示す情報を含んでいる。
また、装置Aを受信先としたパケットを送信することを、「装置Aへ送信する」とも述べる。装置Aを送信元としたパケットを受信することを、「装置Aから受信する」とも述べる。
無線LAN通信制御回路15は、無線LAN方式の無線通信によるデータ通信の各種制御を行うものであり、設定メモリ15aと、無線LAN用アンテナ16とを有する。この無線LAN通信制御回路15は、他の通信装置(例えば、BOX31や、AP51など)との間で各種のデータを構成するデジタル信号を送受信するものである。設定メモリ15aは、CPU11が入力した無線LANに関する設定値やMACアドレスを記憶する揮発性のメモリである。
BOX31は、CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35、無線LAN通信制御回路36、操作キー38、LCD39、モデム40、NCU41とを主に有している。CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35は、バスライン42を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路36、操作キー38、LCD39、モデム40、NCU41、バスライン42は、入出力ポート43を介して互いに接続されている。
CPU32は、ROM33等に記憶される固定値やプログラム或いは、無線LAN通信制御回路36を介して送受信される各種信号に従って、各機能の制御や、入出力ポート43と接続された各部を制御するものである。
ROM33は、BOX31で実行される制御プログラム等を格納した書換不能なメモリであり、図8を参照して後述する処理を実行するためのプログラム等が格納されている。RAM34は、書換可能な揮発性のメモリである。フラッシュメモリ35は、書換可能な不揮発性のメモリであり、上述した初期設定メモリ35aと識別情報メモリ35bとに加え、現ネットワーク設定メモリ35cと、新ネットワーク設定メモリ35dと、IPアドレスメモリ35eと、ペアアドレスメモリ35fとを有する。
現ネットワーク設定メモリ35cは、無線LANに関する設定値を記憶するためのメモリである。CPU32は、BOX31の電源が投入されたとき、リセットされたとき、あるいは、現ネットワーク設定メモリ35cの設定値が変更されたときに、現ネットワーク設定メモリ35cの設定値を無線LAN通信制御回路36に入力する。また、CPU32はこのとき、フラッシュメモリ35上の図示しない領域に記憶している、BOX31のMACアドレスも無線LAN通信制御回路36に入力する。
新ネットワーク設定メモリ35dは、MFP1から無線LANに関する設定値を新たに取得した場合に、新たな設定値を一時的に記憶するためのメモリである。
IPアドレスメモリ35eは、BOX31のIPアドレスを記憶するためのメモリである。なお、IPアドレスメモリ14eと同様、製造時にはIPアドレスは記憶されていない。工場出荷状態でBOX31の電源が投入されたときに、CPU32がAutoIPやDHCPサーバに拠る処理を実行して取得したIPアドレスが記憶される。
ペアアドレスメモリ35fは、ペアとなるMFP1のIPアドレスを記憶するためのメモリである。CPU32は、無線LAN通信制御回路36が認証情報送信パケットを受信し、そのパケットの送信元がペアとなるMFP1であると判定すると、そのパケットの送信元情報であるIPアドレスを、ペアアドレスメモリ35fに記憶する。
無線LAN通信制御回路36は、無線LAN方式の無線通信によるデータ通信の各種制御を行うものであり、設定メモリ36aと、無線LAN用アンテナ37とを有する。この無線LAN通信制御回路36は、他の通信装置(例えば、MFP1や、AP51など)との間で各種のデータを構成するデジタル信号を送受信するものである。設定メモリ36aは、CPU32が入力した無線LANに関する設定値やMACアドレスを記憶する揮発性のメモリである。
モデム40は、ファクシミリ機能によって送信する原稿データを、電話回線網100に伝送可能な信号に変調してNCU41を介して送信したり、電話回線網100からNCU41を介して入力された信号を受信し、原稿データへ復調するものである。
なお、MFP1とBOX31とはペアとなって動作するように構成されている。例えば、MFP1がスキャナ20で画像データを読み取り(カードリーダライタを用いてメモリカードから画像データを読み込んでもよいし、図示しないパソコンなどから画像データを受信してもよい)、その画像データをBOX31へ送信し、BOX31が画像データを受信し、その画像データを電話回線網100へ送信するファクシミリ送信機能や、BOX31が電話回線網100から受信した画像データをMFP1へ送信し、MFP1が画像データを受信し、その画像データをプリンタ19で印刷する(メモリカードリーダライタ23を用いてメモリカードに記憶してもよいし、パソコンなどへ送信してもよい)ファクシミリ受信機能があげられる。
次に、図3〜図7を参照して、MFP1のCPU11により実行されるペア設定処理について説明する。ペア設定処理は、MFP1の設定ボタン17aが押下された場合に実行される。
図3に示すように、ペア設定処理では、まず、設定確認処理を実行する(S1)。ここで、図4を参照して、MFP1のCPU11により実行される設定確認処理について説明する。設定確認処理(S1)では、MFP1が接続している無線ネットワークを介して、MFP1がBOX31と無線通信できるかを確認する。
具体的には、フラッシュメモリ14の所定の領域(図示しない)に記憶しているMFP1のシリアルIDに基づく認証情報を作成する。そして、送信元をMFP1とし、認証情報と、ペアアドレスメモリ14fに記憶している(シリアルID送信パケット、シリアルID返信パケットの交換を経てBOX31から取得した)IPアドレスを受信先情報として含んだ認証情報送信パケットを無線LAN通信制御回路15に送信させる(S21)。そして、認証情報送信パケットを受信した端末装置が返信する、その端末装置が作成した認証情報を含んだ、受信先をMFP1とした認証情報返信パケットを、認証情報送信パケットの送信から所定期間内に、無線LAN通信制御回路15が受信したかの判定、および、無線LAN通信制御回路15が認証情報返信パケットを受信したら、そのパケットに含まれる認証情報が、識別情報メモリ14bに記憶しているBOX31のシリアルIDと同じシリアルIDに基づいて作成されたものであるかを判定する(S22)。
認証情報送信パケットの送信から所定期間内に認証情報返信パケットを受信できなかったと判定した、あるいは、認証情報返信パケットに含まれる認証情報が、識別情報メモリ14bが記憶しているBOX31のシリアルIDと同じシリアルIDに基づいて作成されたものでないと判定した場合には(S22:No)、BOX31と無線通信できないとして、LCD18に「BOXと通信できませんでした。BOXのネットワーク設定リセットボタンを押して下さい。」と表示する(S23)。尚、BOX31のネットワーク設定リセットボタン38aが、ユーザにより押下されると、上述したように、BOX31の無線LANに関する設定値が、初期設定メモリ35aに記憶されている設定値(即ち、初期状態)になる。
次に、MFP1の無線LANに関する設定値を、初期設定メモリ14aに記憶されている設定値(即ち、初期状態)にする(S24)。ここで、MFP1およびBOX31において共に、無線LANに関する設定値が初期状態になると、工場出荷時と同様に、MFP1およびBOX31は、Adモードで互いにデータ通信可能になる。
そして、所定時間待機した後に、CPU11は、S21の処理と同様に、認証情報送信パケットを無線LAN通信制御回路15に送信させ(S25)、S22の処理と同様の判定を行う(S26)。
S26の判定が否定される場合には(S26:No)、BOX31と無線通信できないとして、LCD18に「BOXと通信できませんでした。」と表示して(S27)、本処理を終了する。一方、S26の判定が肯定される場合(S26:Yes)、又は、S22の判定が肯定される場合(S22:Yes)は、BOX31と無線通信できるとして、本処理を終了する。
ここで、図3の説明に戻る。設定確認処理(S1)が終了したら、次に、ペアのBOX31と通信可能かを判定する(S2)。ここでは、図4のS22またはS26がYesだったときは肯定され、S26がNoだったときは否定される。S2の判定が否定される場合には(S2:No)、S9の処理へ移行する。一方、S2の判定が肯定される場合には(S2:Yes)、MFP設定変更処理を実行する(S3)。ここで、図5を参照して、MFP1のCPU11により実行されるMFP設定変更処理について説明する。
MFP設定変更処理(S3)では、まず、LCD18に「MFPの設定を開始します。AP(アクセスポイント)の無線設定ボタンを押して、しばらくお待ち下さい。」と表示する(S31)。
次に、上述したシステム処理を実行する(S32)。ここで、AP51の無線設定ボタン51aが押下されると、MFP1とAP51との間で特別なデータ通信が実行され、MFP1では、InfモードでAP51を介した無線通信が可能となるための(無線LANの)設定値が取得される。
次に、システム処理を実行してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定し(S33)、S33の判定が肯定される場合には(S33:Yes)、LCD18に「MFPの無線LAN設定機能を使用できませんでした。」と表示し(S34)、本処理を終了する。
一方、S33の判定が否定される場合には(S33:No)、無線LANの新たな設定値を取得できたかを判定する(S35)。S35の判定が否定される場合には(S35:No)、S33の処理に戻る。一方、S35の判定が肯定される場合には(S35:Yes)、システム処理の実行に伴って自動的に取得された設定値、即ち、無線LANに関して新たに取得された設定値を、新ネットワーク設定メモリ14dに記憶する(S36)。そして、本処理を終了する。
ここで、図3の説明に戻る。MFP設定変更処理(S3)が終了したら、次に、MFP1の設定が正常に終了したかを判定する(S4)。ここでは、図5のS35がYesだったときは肯定され、S33がYesだったときは否定される。S4の判定が否定される場合には(S4:No)、S9の処理へ移行する。一方、S4の判定が肯定される場合には(S4:Yes)、BOX設定変更処理を実行する(S5)。ここで、図6を参照して、MFP1のCPU11により実行されるBOX設定変更処理について説明する。
BOX設定変更処理(S5)では、まず、LCD18に「BOXの設定を開始します。しばらくお待ち下さい。」と表示し(S41)、変更開始要求パケットを、ペアのBOX31へ送信する(S42)。尚、ペアのBOX31は、変更開始要求パケットを受信すると、その応答である変更開始応答パケットをペアのMFP1へ送信する(図8のS67参照)。
次に、変更開始要求パケットをペアのBOX31へ送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S43)。S43の判定が肯定される場合には(S43:Yes)、S47の処理へ移行する。一方、S43の判定が否定される場合には(S43:No)、変更開始応答パケットをペアのBOX31から受信したかを判定し(S44)、S44の判定が否定される場合には(S44:No)、S43の処理に戻る。
一方、S44の判定が肯定される場合には(S44:Yes)、新ネットワーク設定メモリ14dに新たに記憶された設定値を暗号化し、それを設定値パケットに含めてペアのBOX31へ送信する(S45)。ここでは、データを暗号化して送信しても良いし、無線LANの暗号化方式に従った暗号化を行っても良い。このように暗号化してデータを送信することで、BOX31やAP51に対して不正なアクセスが行われたり、不正にデータが閲覧、操作(改ざん)が行われるのを防止できる。
次に、設定値パケットをペアのBOX31へ送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S46)。尚、S45の処理により設定値パケットがBOX31へ送信された後、そのデータをペアのBOX31が受信すると、そのペアのBOX31では、そのデータの設定値が、新ネットワーク設定メモリ35dに記憶される(図8のS70参照)。そして、ペアのBOX31において設定値の記憶が正常に完了すると、BOX31は、変更完了通知パケットをペアのMFP1へ送信する(図8のS75参照)。
S46の判定が肯定される場合には(S46:Yes)、LCD18に「BOXのネットワーク設定を変更できませんでした。」と表示して(S47)、本処理を終了する。一方、S46の判定が否定される場合には(S46:No)、変更完了通知パケットをペアのBOX31から受信したかを判定する(S48)。S48の判定が否定される場合には(S48:No)、S46の処理に戻る。一方、S48の判定が肯定される場合には(S48:Yes)、本処理を終了する。
ここで、図3の説明に戻る。BOX設定変更処理(S5)が終了したら、次に、ペアのBOX31において設定値の変更が正常に終了したかを判定する(S6)。ここでは、図6のS48がYesだったときは肯定され、S43またはS46がYesだったときは否定される。S6の判定が否定される場合には(S6:No)、S9の処理へ移行する。一方、S6の判定が肯定される場合には(S6:Yes)、新設定切替指示処理を実行する(S7)。ここで、図7を参照して、MFP1のCPU11により実行される新設定切替指示処理について説明する。
新設定切替指示処理(S7)では、まず、切替指示パケットをペアのBOX31へ送信する(S51)。尚、切替指示パケットをペアのBOX31が受信すると、そのペアのBOX31は、切替実行パケットをMFP1へ送信し、続けて、新ネットワーク設定メモリ35dの設定値を無線LAN通信制御回路36へ入力する(図8のS78,S79参照)。その結果、ペアのBOX31は、AP51とInfモードでデータ通信可能になる。
次に、CPU11は、切替指示パケットをペアのBOX31へ送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S52)。S52の判定が肯定される場合には(S52:Yes)、LCD18に「BOXのネットワーク設定を変更できませんでした。」と表示して(S53)、本処理を終了する。一方、S52の判定が否定される場合には(S52:No)、切替実行パケットをペアのBOX31から受信したかを判定する(S54)。S54の判定が否定される場合には(S54:No)、S52の処理に戻る。
一方、S54の判定が肯定される場合には(S54:Yes)、CPU11は、新ネットワーク設定メモリ14dに記憶している設定値を無線LAN通信制御回路15へ入力する(S55)。そして、本処理を終了する。
ここで、図3の説明に戻る。新設定切替指示処理(S7)が終了したら、次に、AP51経由で、ペアのBOX31と通信可能かを判定する(S8)。ここでは、図7のS54がYesだったときは肯定され、S52がYesだったときは否定される。S8の判定が否定される場合には(S8:No)、LCD18に「設定中にエラーが発生しました。設定を最初からやり直します。BOXのネットワーク設定リセットボタンを押して下さい。」と表示する(S9)。尚、ペアのBOX31のネットワーク設定リセットボタン38aが、ユーザにより押下されると、上述したように、ペアのBOX31の現ネットワーク設定メモリ35cに、初期設定メモリ35aに記憶されている設定値(即ち、初期状態)がコピーされる。
次に、現ネットワーク設定メモリ14cに、初期設定メモリ14aに記憶されている設定値(即ち、初期状態)をコピーして、MFP1の無線LANに関する設定値を初期状態)にする(S10)、S1の処理に戻る。ここで、MFP1およびBOX31において共に、無線LANに関する設定値が初期状態になると、工場出荷時と同様に、MFP1およびBOX31は、Adモードで互いにデータ通信可能になる。
一方、S8の判定が肯定される場合には(S8:Yes)、LCD18に「AP経由でBOXと通信可能です。MFPおよびBOXの設定が正常に終了しました。」と表示して(S11)、本処理を終了する。
なお、S8の判定が肯定される場合でも、否定される場合でも、現ネットワーク設定メモリ14cの設定値が変更される。すなわち、CPU11は現ネットワーク設定メモリ14cの設定値やMACアドレスを無線LAN通信制御回路15に入力する処理や、MFP1のIPアドレスを取得しなおし、IPアドレスメモリ14eに記憶する処理や、ペアとなるBOX31のIPアドレスを取得しなおし、ペアアドレスメモリ14fに記憶する処理などを実行する。
以上の図3に示すペア設定処理により、MFP1とBOX31とがAP51を介してデータ通信可能であると確認できた場合に限り、新たな設定値をMFP1やBOX31の現ネットワーク設定メモリ14c,35cに記憶できる。よって、MFP1とBOX31とがデータ通信不可能な状態になることを抑制できる。また、MFP1とBOX31とがAP51を介してデータ通信可能であるか否かをLCD18で確認できる。
また、MFP1はプリンタ19やスキャナ20やメモリカードリーダライタ23などを有する装置であり、BOX31は、主に、電話回線網100を使用する通信の制御を行う装置であるので、BOX31よりもMFP1の方が筐体(図1参照)が大きい。すなわち、MFP1のほうが、より大きな表示領域のLCDを搭載できる。本実施形態では、ユーザが、MFP1のLCD18を見ながらBOX31を操作するという構成なので、BOX31のLCD39を見ながらBOX31を直接操作する場合よりも、より多くの情報を一度にLCD18に表示させることができる。よって、BOX31の設定値や、設定値の変更処理の進行状況をより詳細に表示させることができ、ユーザの使い勝手を良くできる。
また、通信モードに関わらず、MFP1およびBOX31が互いにデータ通信不可能な場合や、MFP1またはBOX31において無線LANに関する設定値の記憶が正常に終了しなかった場合には、MFP1では、無線LANに関する設定値を初期状態(工場出荷時)に戻し、更に、LCD18において、ネットワーク設定リセットボタン38aを押下するようユーザに報知する。そして、再度、ペア設定処理を始めから実行し直す。
ここで、ネットワーク設定リセットボタン38aが押下されれば、上述したように、BOX31の無線LANに関する設定値が初期状態に戻されるので、MFP1およびBOX31において共に、無線LANに関する設定値が初期状態(工場出荷時)に戻る。その結果、各装置1,31がAdモードで互いにデータ通信可能な状態になる。
このように、本実施形態では、無線LANに関する設定値の変更処理中に不具合が発生した場合でも、MFP1およびBOX31が互いにデータ通信可能な状態になるようにしている。すなわち、その後、ペア設定処理を始めから実行し直すときには、設定確認処理(S1)にて、ペアとなるBOX31と通信でき、ペア設定処理を続行することができる。
また、本実施形態では、工場出荷時に、ペアとされたMFP1およびBOX31において共に、無線LANに関する設定値が初期状態に設定される。そのため、ユーザがMFP1およびBOX31を購入した時点で、既に、各装置1,31がAdモードで互いにデータ通信可能な状態になっており、ユーザがわざわざ各装置1,31をデータ通信可能な状態に設定する必要がない。よって、ユーザは、MFP1およびBOX31の購入後、煩わしい設定をすることなく、MFP1およびAP51の無線設定ボタン17aを、各1回ずつ押下すれば、MFP1とBOX31との通信設定を共に、AP51を介して互いにデータ通信可能な状態に変更でき、使い勝手が良い。また、既に他のアクセスポイントを介して互いにデータ通信可能な状態でも、MFP1およびAP51の無線設定ボタン17aを、各1回ずつ押下すれば、MFP1とBOX31との通信設定を共に、AP51を介して互いにデータ通信可能な状態に変更でき、使い勝手が良い。
次に、図8を参照して、BOX31のCPU32により実行される要求実行処理について説明する。要求実行処理は、BOX31の主電源が投入されてから主電源が遮断されるまで繰り返し実行される。
図8に示すように、この要求実行処理では、まず、ネットワーク上にブロードキャスト形式で送信されたシリアルID要求パケットを無線LAN通信制御回路36が受信したかを判定し(S61)、S61の判定が肯定される場合には(S61:Yes)、BOX31のシリアルIDを含むパケットであって、BOX31を送信元とし、受信先をMFP1としたシリアルID返信パケットを、シリアルID要求パケットの送信元の装置へ送信し(S62)、S63の処理へ移行する。一方、S61の判定が否定される場合には(S61:No)、S63の処理へ移行する。
次に、BOX31へ送信された認証情報送信パケットを無線LAN通信制御回路36が受信したかを判定し(S63)、S63の判定が否定される場合には(S63:No)、S61の処理に戻る。一方、S63の判定が肯定される場合には(S63:Yes)、認証情報要求パケットに含まれる認証情報が、識別情報メモリ35bが記憶しているMFP1のシリアルIDと同じシリアルIDに基づいて作成されたものであるかを判定する(S64)。S64の判定が否定される場合には(S64:No)、S61の処理に戻る。一方、S64の判定が肯定される場合には(S64:Yes)、認証情報要求パケットの送信元へ認証情報返信パケットを返信し(S65)、S66の処理へ移行する。
尚、S65の処理では、フラッシュメモリ35の所定の領域(図示しない)に記憶しているBOX31のシリアルIDに基づく認証情報を作成する。そして、送信元をBOX31とし、認証情報と、ペアアドレスメモリ35fに記憶しているIPアドレスを受信先情報として含んだ認証情報返信パケットを無線LAN通信制御回路36に送信させる。
次に、変更開始要求パケットをペアのMFP1から受信したかを判定し(S66)、S66の判定が否定される場合には(S66:No)、S61の処理に戻る。一方、S66の判定が肯定される場合には(S66:Yes)、変更開始応答パケットをペアのMFP1へ送信する(S67)。
次に、変更開始応答パケットをペアのMFP1へ送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S68)。S68の判定が肯定される場合は(S68:Yes)、設定値の変更が失敗した場合なので、S61の処理に戻る。一方、S68の判定が否定される場合には(S68:No)、暗号化され送信されてくる設定値パケットをペアのMFP1から受信したかを判定する(S69)。そして、S69の判定が否定される場合には(S69:No)、S68の処理へ戻る。
一方、S69の判定が肯定される場合には(S69:Yes)、受信したデータを復号化して、パケットに含まれていた無線LANに関する設定値を新ネットワーク設定メモリ35dに記憶する(S70)。そして、その記憶した新たな設定値を無線LAN通信制御回路36に入力する(S71)。ここで、その受信したデータに含まれている無線LANの設定値が正しければ、S71の処理よって、BOX31は、InfモードでAP51を介してMFP1とデータ通信可能な状態に設定(変更)される。
次に、無線LAN通信制御回路36にAP51へのアクセス(AP51にオーセンティケーション要求、アソシエーション要求)させ成功するか判定し(S72)、S72の判定が否定される場合は(S72:No)、設定値の変更処理が失敗した場合なので、無線LAN通信制御回路36に、現ネットワーク設定メモリ35cの設定値を入力する(S73)。即ち、AdモードでMFP1と直接データ通信可能な状態にする。そして、S61の処理に戻る。
一方、S72の判定が肯定される場合には(S72:Yes)、ペアのMFP1に設定値の変更完了を通知するために、無線LAN通信制御回路36に、一旦、現ネットワーク設定メモリ35cの設定値を入力する(S74)。即ち、AdモードでMFP1と直接データ通信可能な状態にする。
そして、ここでは、設定値パケットと同等の暗号化を行った変更完了通知パケットを作成し、変更完了通知パケットをペアのMFP1へ送信する(S75)。そして、変更完了通知パケットをペアのMFP1へ送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S76)。S76の判定が肯定される場合は(S76:Yes)、設定が失敗した場合なので、S61の処理に戻る。
一方、S76の判定が否定される場合には(S76:No)、切替指示パケットをペアのMFP1から受信したかを判定する(S77)。S77の判定が否定される場合には(S77:No)、S76の処理に戻る。一方、S77の判定が肯定される場合には(S77:Yes)、切替実行パケットを作成し、ペアのMFP1へ送信する(S78)。
次に、無線LAN通信制御回路36に、新ネットワーク設定メモリ35dの設定値を入力する(S79)。即ち、BOX31がInfモードでAP51を介してMFP1とデータ通信可能な状態にする。S79の処理では、具体的には、現ネットワーク設定メモリ35cに、新ネットワーク設定メモリ35dの設定値をコピーする。上述したように、現ネットワーク設定メモリ35cの設定値が変更された場合、CPU32は現ネットワーク設定メモリ35cの設定値やMACアドレスを無線LAN通信制御回路36に入力する処理や、BOX31のIPアドレスを取得しなおし、IPアドレスメモリ36eに記憶する処理などを実行する。その結果、無線LAN通信制御回路36に、新ネットワーク設定メモリ35dの設定値が入力される。そして、S61の処理に戻る。
以上の図8に示す要求実行処理により、設定値パケットをペアのMFP1から受信した場合に、そのパケットに基づいて、BOX31はAP51を介してペアのMFP1とデータ通信可能な状態になる。
以上説明した通り、第1実施形態では、MFP1およびBOX31のうち、MFP1だけにシステム処理を実行させており、その実行によって得られた無線LANの設定値を含む設定値パケットをMFP1がBOX31へ送信している。そして、BOX31では、設定値パケットに基づいて、BOX31の無線LANに関する設定値を設定(変更)させている。よって、ユーザは、MFP1およびAP51の無線設定ボタン17a,51aを各1回ずつ押下するだけで、MFP1とBOX31との無線LANに関する設定値を設定できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、まず、MFP1およびAP51において共に、上述したシステム処理が実行されるように、ユーザに、MFP1およびAP51の無線設定ボタン17a,51aを各1回ずつ押下してもらう。そして、MFP1がAP51を介したInfモードでの通信が可能になるのを待ち、MFP1が通信可能になったら、次に、システム処理をBOX31に実行させると共に、再度、ユーザに、AP51の無線設定ボタン51aを1回押下してもらう。その結果、BOX31も、MFP1と同様にAP51を介したInfモードでの通信が可能になるので、MFP1およびBOX31を、同一のAP51を介して互いにデータ通信可能な状態にできる。
尚、第2実施形態では第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。MFP1のROM12には、上述した図6のBOX設定変更処理に代えて、図9のBOX設定変更処理を実行するプログラムが格納されている。また、BOX31のROM33には、上述した図8の要求実行処理に代えて、図10の要求実行処理を実行するプログラムが格納されている。
次に、図9を参照して、第2実施形態におけるMFP1のCPU11により実行されるBOX設定変更処理について説明する。BOX設定変更処理(S5)では、まず、設定処理要求パケットをペアのBOX31へ送信する(S81)。尚、設定処理要求パケットをペアのBOX31が受信すると、ペアのBOX31は、その応答である処理開始応答パケットをペアのMFP1へ送信する(図10のS92参照)と共に、システム処理を実行する(図10のS93参照)。
次に、設定処理要求パケットをペアのBOX31へ送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S82)。S82の判定が肯定される場合には(S82:Yes)、S86の処理へ移行する。一方、S82の判定が否定される場合には(S82:No)、処理開始応答パケットをペアのBOX31から受信したかを判定し(S83)、S83の判定が否定される場合には(S83:No)、S82の処理に戻る。
一方、S83の判定が肯定される場合には(S83:Yes)、LCD18に「BOXの設定を開始します。AP(アクセスポイント)の無線設定ボタンを押して、しばらくお待ち下さい。」と表示する(S84)。
ここで、AP51の無線設定ボタン51aが押下されると、BOX31では上述したシステム処理が実行され、その処理が成功すると、BOX31は、処理完了通知パケットをペアのMFP1へ送信する(図10のS97参照)。
次に、処理開始応答パケットをペアのBOX31から受信してから、既定時間(タイムアウト)が経過したかを判定する(S85)。S85の判定が肯定される場合には(S85:Yes)、LCD18に「BOXの無線LAN設定機能を使用できませんでした。」と表示して(S86)、本処理を終了する。
一方、S85の判定が否定される場合には(S85:No)、処理完了通知パケットをペアのBOX31から受信したかを判定し(S87)、S87の判定が否定される場合には(S87:No)、S85の処理に戻る。一方、S87の判定が肯定される場合には(S87:Yes)、本処理を終了する。
以上の図9に示すBOX設定変更処理により、MFP1の無線設定ボタン17aが押下された場合に、まず、MFP1にシステム処理を実行させ、その後、BOX31にもシステム処理を実行させることができる。よって、ユーザは、MFP1を操作すれば、各装置1,31のシステム処理をそれぞれ実行できるので、使い勝手が良い。
次に、図10を参照して、第2実施形態におけるBOX31のCPU31により実行される要求実行処理について説明する。尚、上述した第1実施形態と同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、要求実行処理では、まず、S61の処理を実行し、S61の判定が肯定される場合には(S61:Yes)、S62の処理を実行して、S63の処理へ移行する。する。一方、S61の判定が否定される場合には(S61:No)、S63の処理へ移行する。そして、S65の処理が終了したら、次に、設定処理要求パケットをペアのMFP1から受信したかを判定する(S91)。
S91の判定が否定される場合には(S91:No)、S61の処理に戻る。一方、S91の判定が肯定される場合には(S91:Yes)、処理開始応答パケットをペアのMFP1へ送信して(S92)、上述したシステム処理を実行する(S93)。
ここで、システム処理の実行中に、AP51の無線設定ボタン51aが押下されると、BOX31とAP51との間で特別なデータ通信が実行される。その結果、BOX31では、InfモードでAP51を介した無線通信が可能となるための(無線LANの)設定値が取得される。
次に、システム処理を実行してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S94)。S94の判定が肯定される場合は(S94:Yes)、システム処理が正常に実行されなかった場合なので、S61の処理に戻る。
一方、S94の判定が否定される場合には(S94:No)、無線LANの新たな設定値を取得できたかを判定する(S95)。S95の判定が否定される場合には(S95:No)、S94の処理に戻る。一方、S95の判定が肯定される場合は(S95:Yes)、システム処理の実行に伴って自動的に取得された設定値、即ち、無線LANに関して新たに取得された設定値を、新ネットワーク設定メモリ35dに記憶する(S96)。
そして、ペアのMFP1へ処理完了通知パケットを送信する(S97)。次に、ペアのMFP1へ処理完了通知パケットを送信してから、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定する(S98)。S98の判定が肯定される場合は(S98:Yes)、処理が失敗した場合なので、S61の処理に戻る。
一方、S98の判定が否定される場合には(S98:No)、S77の処理を実行し、S77の判定が否定される場合には(S77:No)、S98の処理に戻る。一方、S77の判定が肯定される場合には(S77:Yes)、S78,S79の処理を順番に実行して、S61の処理に戻る。
以上の図10に示す要求実行処理により、設定処理要求パケットをペアのMFP1から受信した場合に、システム処理を実行して、BOX31を、AP51を介してMFP1とデータ通信可能な状態に設定(変更)できる。
以上、第2実施形態について説明したが、第2実施形態でも第1実施形態と同様の効果が得られるのは言うまでもない。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上述した設定確認処理(図4参照)において、まず始めに、MFP1の無線LANに関する設定値が初期状態であるかを判定するように、又は、MFP1の通信モードがAdモードであるかを判定するように構成しても良い。ここで、BOX31の無線LANに関する設定値は、MFP1と同様であると見做すこととし、この判定が肯定される場合には、本処理を終了する一方、この判定が否定される場合には、S23の処理に移行するように構成しても良い。また、この判定が否定される場合には、S21の処理に移行するように構成しても良い。
また、上述したペア設定処理(図3参照)において、S3〜S6の各処理の実行順序を入れ替え、先に、S5,S6の各処理を実行し、その後、S3,S4の各処理を実行するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、MFP1が接続されているネットワーク上に、BOX31が存在しているか否かをMFP1が確認するために、MFP1は、ネットワーク上に認証情報送信パケットを送信しているが(図4参照)、別の情報を送信して、BOX31の存在を確認するように構成しても良い。例えば、S21,S25の各処理で、MFP1が、シリアルID要求パケットを、ネットワーク上にブロードキャスト形式で送信するように構成し、S22,S26の各処理で、シリアルID要求パケットを送信してから所定時間内にペアとなるBOX31を送信元としたシリアルID返信パケットを受信したか、を判定するように構成してもよい。ここで、判定が肯定される場合には、本処理を終了する一方、判定が否定される場合には、次のステップに移行するように構成する。
また、上記実施形態では、通信モードに関わらず、MFP1およびBOX31が互いにデータ通信不可能な場合や、MFP1またはBOX31において無線LANに関する設定値の変更が正常に終了しなかった場合には、上述したように、再度、ペア設定処理が始めから実行されるが、この、再度のペア設定処理では、設定確認処理(図4参照)を実行しないよう構成してもよい。
また、上述した設定確認処理(図4参照)において、MFP1がBOX31の存在を確認できた場合に、MFP1およびBOX31において共に、現ネットワーク設定メモリ14c,35cに初期状態(工場出荷時)の設定値を記憶するようにし(即ち、各装置1,31がAdモードで互いにデータ通信可能な状態になるようにし)、その後、以降の処理が引き続き実行されるように構成しても良い。例えば、MFP1がBOX31の存在を確認できた場合に、MFP1では、現ネットワーク設定メモリ14cの設定値を初期状態(工場出荷時)にし、更に、LCD18において、ネットワーク設定リセットボタン38aを押下するようユーザに報知する。このように、MFP1およびBOX31がAdモードで直接データ通信可能な状態になってから、ペア設定処理を実行することで、通信エラーの発生を抑制できる。よって、各装置1,31の通信設定を共に、AP51を介して互いにデータ通信可能な状態に変更できる(設定が正常に終了する)可能性を高められる。
また、上記実施形態では、無線LANに関する設定値の変更処理の実行中に、その処理についてエラーが発生した場合でも、その設定を始めからやり直せるように、MFP1およびBOX31において共に、既定時間(タイムアウト時間)が経過したかを判定しているが、その既定時間が経過するまで待たなくても、無線LANに関する設定値の変更処理についてエラーの発生が確認できた時点で、その処理を始めからやり直せるように構成しても良い。例えば、自装置1,31において無線LANに関する設定値の変更処理の実行中に、その処理についてエラーが発生したら、そこで、エラーの発生を示すエラー通知パケットを、相手側の装置1,31へ送信するように構成し、また、自装置1,31においてエラー通知パケットを受信したら、既定時間が経過するのを待たずに、そこで、無線LANに関する設定値の変更処理を、始めからやり直すように構成する。これにより、無線LANに関する設定値の変更処理の実行中に、その設定についてエラーが発生した場合でも、直ぐに、設定値の変更処理をやり直すことができ、設定完了までの待ち時間を短縮できる。
また、上述した新設定切替指示処理(図7参照)において、S55の処理のみ実行し(即ち、他の処理を省略し)、更に、上述した図8の要求実行処理であれば、S76〜S78の各処理を省略し、図10の要求実行処理であれば、S98,S77,S78の各処理を省略しても良い。即ち、新設定切替指示処理が実行される前の段階で、必ず、MFP1およびBOX31が互いにデータ通信可能になっているため、新設定切替指示処理の実行時も互いにデータ通信可能になる可能性が高い。よって、新設定切替指示処理や、要求実行処理において、設定値の変更処理が問題なく進行しているかを確認するために、MFP1およびBOX31間で互いに通信しなくても良い。
また、上述したBOX設定変更処理(図6参照)において、S43:No,S44:Yesと分岐し、その後、S45の処理が実行されると、MFP1の無線LANに関する設定値がBOX31へ送信されるので、BOX31において、無線LANに関する設定値が正常に設定される可能性が高い。よって、その後、設定が問題なく進行しているかを確認するために、MFP1およびBOX31の間で互いに通信しなくても良い。例えば、第1実施形態であれば、BOX設定変更処理におけるS46,S48の各処理を省略し、加えて、新設定切替指示処理におけるS51〜S54の各処理を省略しても良い。それに伴って、図8の要求実行処理では、S71の処理を実行したら、S61の処理に戻るように構成しても良い。また、第2実施形態であれば、図9のBOX設定変更処理におけるS82〜S87の各処理を省略し、加えて、新設定切替指示処理におけるS51〜S54の各処理を省略しても良い。それに伴って、図10の要求実行処理では、S95:Yesへ分岐した後、S96およびS79の各処理を実行して、S61の処理に戻るように(即ち、S97〜S78の各処理を省略するように)構成しても良い。
また、上記実施形態では、MFP1を識別する識別情報として、MFP1のMACアドレスを使用し、BOX31を識別する識別情報として、BOX31のMACアドレスを使用しているが、MACアドレスに変えて、各製品1,31について固有に付される製造番号を、各装置1,31の識別情報として使用しても良い。
また、第1実施形態では、まず、MFP1がシステム処理を実行し、それにより得られるデータに基づいて、BOX31が設定値の変更を行っているが、それに代えて、まず、BOX31がシステム処理を実行し、無線LANに関する設定値を取得し、その後、BOX1が新たな設定値を含む設定値パケットMFP1へ送信する。そして、MFP1が、受信した設定値パケットに含まれている新たな設定値を取得し、それを用いて無線LANに関する設定を行うことで、MFP1とBOX31とがAP51を介して通信可能となるように構成しても良い。
また、第2実施形態では、まず、MFP1がシステム処理を実行し、その後、BOX31がシステム処理を実行しているが、先に、BOX31がシステム処理を実行して、BOX31に無線LANに関する設定値を自動的に変更させ、その後、MFP1がシステム処理を実行して、MFP1に無線LANに関する設定値を自動的に設定させるように構成しても良い。
また、MFP1に代えて、BOX31に無線設定ボタンを設けておき、このボタンが押下されたら、BOX31において、上述したペア設定処理(図3参照)を実行させるように構成し、そして、MFP1では、上述した要求実行処理(図8,図10参照)を実行させるように構成しても良い。これにより、ユーザがMFP1の代わりに、BOX31を操作すれば、MFP1とBOX31との無線LANに関する設定値を各々自動的に変更させることができる。
また、図5のS32や図10のS93で、MFP1やBOX31がシステム処理を実行することに代えて、MFP1やBOX31が、操作キー17,38からユーザ入力された、新たな設定値を取得するように構成してもよい。
また、MFP1のメモリカードリーダライタ23や、図示しないUSBスロット、CD/DVDドライブに装着された記憶媒体から、MFP1が、新たな設計値を取得するようにしてもよい。
また、記憶媒体がMFP1に装着された、とCPU11が判断したときに、ペア設定処理(図3参照)を実行するように構成しても良い。
また、MFP1に装着された記憶媒体に新たな設定値が記憶されている、とCPU11が判断したときに、ペア設定処理(図3参照)を実行するように構成してもよい。
また、通信方式を無線LAN方式に限定するものではなく、他の通信方式の無線通信によりデータ通信可能に構成しても良い。例えば、他の通信方式のとしては、赤外線通信(IrDAなど)や、Bluetoothや、ZigBeeや、UWBや、移動通信(携帯電話や、PHSや、コードレス電話などの通信方式)などが該当する。
また、本実施形態のBOX31は、無線LAN方式の無線通信によりデータ通信可能に構成されているが、更に、コードレス電話の親機の機能を設けても良い。
また、MFP1とBOX31とがペアとなり、ファクシミリ送信機能などを実現する構成を例示したが、ペアとなって動作するものであれば、他の構成であってもかまわない。例えば、MFP1がプリンタ19やスキャナ20などに代えて、画像や動画を表示する表示部や、音声を出力するスピーカなどを備えており、BOX31が記憶媒体、ネットワーク、通信回線、テレビ放送、ラジオ放送などから取得した画像データ、動画データ、音声データを保存するネットワークストレージとして構成されており、MFP1がBOX31に、BOX31が保存している画像データなどのコンテンツを要求し、BOXから返信されるコンテンツを表示したり、音声出力したりするコンテンツ再生機能を実現する構成でもかまわない。また、BOX31がメモリを備え、撮影した画像データや動画データなどを保存するカメラであり、MFP1がBOX31にコンテンツを要求し、返信されるコンテンツを再生する機能を実現する構成でもよい。
また、プリンタ19は、インクジェット方式に限らず、レーザー方式など、各種方式のプリンタでよい。また、MFP1はプリンタ19やスキャナ20を備える複合機ではなく、プリンタ機能のみを備えたプリンタ装置や、スキャナ機能のみを備えたスキャナ装置であってもよい。
1 MFP(通信装置、所定の端末装置)
31 BOX(通信装置、所定の端末装置)
14a 初期設定メモリ(初期設定記憶手段の一部)
14b 識別情報メモリ(識別情報記憶手段の一部)
35a 初期設定メモリ(初期設定記憶手段の一部)
35b 識別情報メモリ(識別情報記憶手段の一部)
S3 受付手段の一部
S8 判断手段の一部
S9 第1報知手段の一部
S10 第1初期化手段の一部
S22 確認手段の一部
S23 第2報知手段の一部
S24 第2初期化手段の一部
S45 送信手段の一部
S51 送信手段の一部
S55 設定手段の一部、第1設定手段の一部
S69 受信手段の一部
S77 受信手段の一部
S79 設定手段の一部、第2設定手段の一部

Claims (8)

  1. 自装置と所定の端末装置とをアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するための処理を開始させる契機を検出する検出手段と、
    その検出手段によって前記契機が検出されたことに伴って、前記アクセスポイントに接続するための接続設定情報を、前記アクセスポイントから取得して記憶する接続設定情報記憶手段と、
    前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、所定の端末装置を識別可能な識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記識別情報記憶手段に記憶されている識別情報によって識別される所定の端末装置と直接無線通信可能な通信設定を初期設定として記憶する初期設定記憶手段と、
    前記検出手段によって前記契機が検出された場合に、前記識別情報記憶手段が記憶している識別情報に基づいて、前記所定の端末の存在を確認するための確認情報を、前記初期設定を使った直接無線通を介して前記所定の端末装置に送信する第1の送信手段と、
    その第1の送信手段により送信した確認情報に対し、存在することを示す存在情報を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記所定の端末装置から受信したかを判断する存在情報判断手段と、
    その存在情報判断手段によって前記存在情報を受信したと判断された場合に、前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報と、その接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示とを、前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記所定の端末装置に送信するか、または、前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記所定の端末装置に送信し、且つ、前記アクセスポイントから前記接続設定情報を取得する方法をユーザに対して報知する設定変更要求手段と、
    前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報を使って自装置を前記アクセスポイントと接続可能に設定する設定手段と、
    その設定手段によって自装置の設定が完了し、前記設定変更要求手段による要求を介して前記所定の端末の設定が完了し、自装置と、前記所定の端末とが前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントを介して無線通信可能になったことを条件に、自装置と、前記所定の端末装置との両方の設定が完了したことを、自装置のユーザに対して報知する第1報知手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記存在情報判断手段によって前記存在情報を受信していないと判断された場合に、前記初期設定を使って前記所定の端末装置と直接無線通信可能な状態に設定する第1初期化手段と、
    その第1初期化手段によって初期化させる場合に、前記所定の端末装置の通信設定を初期設定にすることを通信装置の使用者に指示する情報を報知する第2報知手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記識別情報と、前記初期設定とは、自装置の製造時に記憶されることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記所定の端末装置は、通信回線を介して外部装置と接続可能に構成されており、
    前記外部装置から前記通信回線を介して前記所定の端末装置に送信されたデータであって、前記所定の端末装置から前記アクセスポイントを介して受信したデータを出力する出力手段と、
    前記所定の端末装置に前記アクセスポイントを介して送信するデータであって、その所定の端末装置から前記通信回線を介して外部装置に送信するデータを生成する生成手段とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記所定の端末装置は、通信装置を識別する識別情報を記憶しており、記憶している識別情報と、前記所定の端末装置を識別する識別情報と、に基づく前記確認情報を受信した場合に、前記存在情報を返信するように構成されており、
    前記第1の送信手段は、自装置を識別する識別情報と、前記識別情報記憶手段が記憶している識別情報と、に基づく前記確認情報を送信することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記設定変更要求手段によって前記指示を送信した後、前記アクセスポイントと接続可能に設定されたことを示す完了情報を、前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記所定の端末装置から受信したかを判断する完了情報判断手段を備え、
    前記設定手段は、前記完了情報判断手段によって前記完了情報を受信したと判断された場合に、前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報を使って自装置を前記アクセスポイントと接続可能に設定することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の通信装置。
  7. 前記完了情報判断手段によって前記完了情報を受信していないと判断された場合に、前記初期設定を使って前記所定の端末装置と直接無線通信可能な状態に設定する第2初期化手段と、
    その第2初期化手段によって初期化させる場合に、前記所定の端末装置の通信設定を初期設定にすることを通信装置の使用者に指示する情報を報知する第3報知手段とを備えていることを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  8. 第1通信装置と、第2通信装置とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記第1通信装置は、
    自装置と第2通信装置とをアクセスポイントを介して無線通信可能に設定するための処理を開始させる契機を検出する検出手段と、
    その検出手段によって前記契機が検出されたことに伴って、前記アクセスポイントに接続するための接続設定情報を、前記アクセスポイントから取得して記憶する接続設定情報記憶手段と、
    前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第2通信装置を識別可能な識別情報を記憶する第1識別情報記憶手段と、
    前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第1識別情報記憶手段に記憶されている識別情報によって識別される第2通信装置と直接無線通信可能な通信設定を初期設定として記憶する第1初期設定記憶手段と、
    前記検出手段によって前記契機が検出された場合に、前記識別情報記憶手段が記憶している識別情報に基づいて、前記第2通信装置の端末の存在を確認するための確認情報を、前記初期設定を使った直接無線通を介して前記第2端末装置に送信する第1の送信手段と、
    その第1の送信手段により送信した確認情報に対し、存在することを示す存在情報を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第2端末装置から受信したかを判断する存在情報判断手段と、
    その存在情報判断手段によって前記存在情報を受信したと判断された場合に、前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報と、その接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示とを、前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第2通信装置に送信するか、または、前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第2通信装置に送信し、且つ、前記アクセスポイントから前記接続設定情報を取得する方法をユーザに対して報知する設定変更要求手段と、
    前記接続設定情報記憶手段に記憶されている接続設定情報を使って自装置を前記アクセスポイントと接続可能に設定する第1の設定手段と、
    その第1の設定手段によって自装置の設定が完了し、前記設定変更要求手段による要求を介して前記第2通信装置の設定が完了し、自装置と、前記第2通信装置とが前記接続設定情報を使って前記アクセスポイントを介して無線通信可能になったことを条件に、自装置と、前記第2通信装置との両方の設定が完了したことを、自装置のユーザに対して報知する第1報知手段とを備え、
    前記第2通信装置は、
    前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第1通信装置を識別可能な識別情報を記憶する第2識別情報記憶手段と、
    前記検出手段によって前記契機が検出されるよりも前に、前記第2識別情報記憶手段に記憶されている識別情報によって識別される第2通信装置と直接無線通信可能な通信設定を初期設定として記憶する第2初期設定記憶手段と、
    前記第1通信装置の前記第1の送信手段から前記初期設定を使った直接無線通を介して前記確認情報を受信したかを判断する確認情報判断手段と、
    その確認情報判断手段によって前記確認情報を受信したと判断された場合に、前記存在情報を前記初期設定を使った直接無線通信を介して前記第1通信装置に送信する第の送信手段と、
    前記第1通信装置の前記設定変更要求手段から前記初期設定を使った直接無線通を介して前記アクセスポイントに接続するための処理を開始させる指示を受信したかを判断する判断手段と、
    その判断手段によって前記指示を受信したと判断された場合に、自装置を前記アクセスポイントと接続可能に設定する第2の設定手段とを備えていることを特徴とする無線通信システム。
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