JP6094121B2 - 画像処理装置、及び、画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、及び、画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6094121B2
JP6094121B2 JP2012214209A JP2012214209A JP6094121B2 JP 6094121 B2 JP6094121 B2 JP 6094121B2 JP 2012214209 A JP2012214209 A JP 2012214209A JP 2012214209 A JP2012214209 A JP 2012214209A JP 6094121 B2 JP6094121 B2 JP 6094121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
setting value
communication
communication device
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012214209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014068318A (ja
Inventor
前川 陽平
陽平 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012214209A priority Critical patent/JP6094121B2/ja
Publication of JP2014068318A publication Critical patent/JP2014068318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6094121B2 publication Critical patent/JP6094121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、通信装置の設定を行う画像処理装置等に関する。
従来、ネットワークを介して他のプリンタから情報を取得し、これらの情報を、自装置の情報と共に、該ネットワークに接続されたブラウザを備えるサーバコンピュータに送信するプリンタが知られている(例えば、特許文献1)。
また、監視設定装置が無線LANを介して複数の画像形成装置から設定情報を取得し、これらの設定情報を一括管理することが知られている(例えば、特許文献2)。
また、画像形成装置にて、LANを介して他装置から設定情報を取得すると共に、これらの中から自装置に登録されていない設定情報を抽出して表示し、ユーザからの指示に応じてこれらの設定情報を自装置に反映させることが知られている(例えば、特許文献3)。
特開平11−203087号公報 特開2009−109646号公報 特開2006−79353号公報
一方、一般公衆回線を介してFAXデータの送受信を行う通信装置と、該通信装置との間で無線通信により画像データの送受信を行う画像処理装置とから構成されるシステムが知られている。このようなシステムでは、画像処理装置にて読み取った画像が、通信装置により一般公衆回線を介して送信されると共に、一般公衆回線を介して通信装置が受信したFAXデータに基づき、画像処理装置にて画像が生成される。
また、このようなシステムでは、通信装置に対し、画像処理装置と無線通信を行うための設定やFAXデータの送受信のための設定を行う必要があるため、通信装置にも操作パネルを設ける必要があり、通信装置の小型化,低コスト化を阻む要因となっていた。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、一般公衆回線を介してFAXデータの送受信を行う通信装置を小型化,低コスト化することができる画像処理装置等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための構成を開示する。
第1の構成は、一般公衆回線を介したFAXデータの送受信を行う通信装置との間で画像データの送受信を行う画像処理装置であって、前記通信装置の設定値を入力するための設定画面を表示させる表示指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、表示部に前記設定画面を表示させる表示制御手段と、前記設定画面に従って入力される新設定値であって、前記通信装置に新たに設定すべき前記新設定値を取得する新設定値取得手段と、前記通信装置に前記新設定値を送信する設定値更新手段と、を備える。
このような構成によれば、画像処理装置を介して通信装置の設定値を変更することができるため、通信装置に操作部や表示部を設ける必要が無くなり、通信装置の小型化,低コスト化が可能となる。
また、第2の構成では、第1の構成の画像処理装置において、前記設定値更新手段は、さらに、前記通信装置に前記新設定値を送信した後、前記通信装置から、前記設定値を更新した旨の応答である更新応答を受信し、前記表示制御手段は、さらに、前記設定値更新手段が前記更新応答を受信すると、前記表示部に対し、前記設定値が更新された旨を表示させる。
こうすることにより、画像処理装置を介して通信装置の設定値の変更を行う際、ユーザは、通信装置の設定値が更新されたことを容易に把握することができ、使い勝手を良くすることができる。
また、通信装置と画像処理装置とが同一のネットワークに接続された状態で使用されることが想定されるが、このような場合、一般的に、通信装置と画像処理装置との間では、該ネットワークを介してユニキャスト通信(IP層を用いた通信)が行われる。
しかしながら、通信装置のネットワークに関する設定値が適切でない場合、画像処理装置と通信装置との間でユニキャスト通信ができなくなり、その結果、画像処理装置から通信装置の設定値を一切変更できなくなる。このため、通信装置に設定値を変更するための操作部等が設けられていないと、画像処理装置と通信装置との間の通信を復旧させることができなくなる。
これに対し、第3の構成では、第2の構成の画像処理装置において、前記通信装置と前記画像処理装置とは、TCP/IPに準拠したネットワークを介して接続されており、前記設定値更新手段は、前記新設定値が前記通信装置の前記ネットワークに関する前記設定値である場合には、IP層よりも下位の層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行い、前記新設定値が前記通信装置の前記ネットワーク以外の設定を行うための前記設定値である場合には、IP層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行う。
こうすることにより、画像処理装置は、通信装置のネットワークに関する設定値が適切でない場合であっても、該設定値を確実に変更することができる。このため、通信装置に操作部等が設けられていなくても、画像処理装置と通信装置との間の通信を復旧させることが可能となる。
なお、IP層よりも下位の層を用いたネットワークを介した通信とは、具体的には、以下のものが考えられる。
すなわち、第4の構成では、第3の構成の画像処理装置において、前記設定値更新手段は、前記新設定値が前記通信装置の前記ネットワークに関する前記設定値である場合には、該新設定値と予め定められた識別情報とを含むコマンドを、ブロードキャストにより前記ネットワークに送信することで、前記通信装置に前記新設定値を送信する。
なお、識別情報とは、一例として、画像処理装置や通信装置のMACアドレスが考えられる。
こうすることにより、画像処理装置は、通信装置に対してネットワークに関する新設定値を確実に送信し、通信装置の現設定値を新設定値に更新させることができる。一方、通信装置は、ブロードキャストにより受信した該新設定値の送信元が画像処理装置であるか否かを正確に判別することができ、画像処理装置以外の装置から受信した情報により、誤って通信装置の設定値が変更されてしまうことを防ぐことができる。
また、第5の構成では、第1から第4のうちのいずれかの構成の画像処理装置において、アクセスポイントを経由して、前記通信装置と異なる他の通信装置と無線通信を実行するための第1のインターフェイスと、アクセスポイントを経由すること無く、直接的に前記通信装置と通信するための第2のインターフェイスと、をさらに備え、前記設定値更新手段は、前記第2のインターフェイスを介して、前記通信装置と通信を行う。
このような構成によれば、仮にアクセスポイントに故障等が生じても、画像処理装置と通信装置との間の通信を確実に行うことができ、通信装置の設定値を変更することができる。
また、第6の構成では、第1から第5のうちのいずれかの構成の画像処理装置において、ウェブブラウザが設けられた端末と通信を行う端末通信手段をさらに備え、前記受付手段は、前記端末通信手段を介して前記端末から予め定められたコマンドを受信することで、前記表示指示を受け付け、前記表示制御手段は、前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記端末通信手段を介して、前記端末に対し、該端末に設けられたウェブブラウザに前記設定画面を表示させるためのウェブページ情報を送信することで、前記表示部を備える前記端末に前記設定画面を表示させ、前記新設定値取得手段は、前記端末通信手段を介して前記端末から前記新設定値を受信する。
このような構成によれば、ネットワークを介して画像処理装置に接続されたPC等から通信装置の設定値を変更することができ、利便性を高めることができる。
また、第7の構成では、第6の構成の画像処理装置において、前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記通信装置から、該通信装置の現在の前記設定値である現設定値を取得する現設定値取得手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記現設定値取得手段が取得した前記現設定値を変更可能な状態で前記設定画面に表示する前記ウェブページ情報を、前記端末通信手段を介して前記端末に送信する。
このような構成によれば、PC等により通信装置の設定値を変更する際、該PC等に通信装置の現設定値を表示させることができ、通信装置の設定値の変更を正確且つ容易に行うことができる。
また、第8の構成では、第1から第5のうちのいずれかの構成の画像処理装置において、前記表示部は、当該画像処理装置の一部であり、前記受付手段は、当該画像処理装置に設けられた操作部を介して前記表示指示を受け付け、前記表示制御手段は、前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記表示部に前記設定画面を表示させ、前記新設定値取得手段は、前記操作部を介して入力された値を、前記新設定値として取得する。
このような構成によれば、画像処理装置に設けられた操作部や表示部を用いて通信装置の設定値を変更することができ、利便性を高めることができる。
また、第9の構成では、第8の構成の画像処理装置において、前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記通信装置から、該通信装置の現在の前記設定値である現設定値を取得する現設定値取得手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記現設定値取得手段が取得した前記現設定値を変更可能な状態で示す前記設定画面を、前記表示部に表示させる。
このような構成によれば、画像処理装置に設けられた操作部や表示部を介して通信装置の設定値を変更する際、表示部に通信装置の現設定値を表示させることができ、通信装置の設定値の変更を正確且つ容易に行うことができる。
また、既に述べたように、通信装置と画像処理装置とが同一のネットワークに接続されている場合が想定される。このような場合、通信装置のネットワークに関する設定値が適切でないと、画像処理装置と通信装置との間でユニキャスト通信ができず、画像処理装置は通信装置から現設定値を受信できなくなる可能性がある。これにより、設定画面上に通信装置におけるネットワークに関する現設定値を表示することができず、その結果、これらの設定値の変更が困難となるおそれがある。
そこで、第10の構成では、第3の構成を引用する第7の構成の画像処理装置、または、第3の構成を引用する第9の画像処理装置において、前記現設定値取得手段は、前記現設定値が前記通信装置の前記ネットワークに関する前記設定値である場合には、IP層よりも下位の層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行うことで、前記現設定値を取得し、前記現設定値が前記通信装置の前記ネットワーク以外の設定を行うための前記設定値である場合には、IP層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行うことで、前記現設定値を取得する。
このような構成によれば、画像処理装置は、通信装置におけるネットワークに関する現設定値を確実に取得し、設定画面に表示することができ、通信装置におけるネットワークに関する設定値を、正確且つ容易に変更することが可能となる。
なお、IP層よりも下位の層を用いたネットワークを介した通信とは、具体的には、以下のものが考えられる。
すなわち、第11の構成では、第10の構成の画像処理装置において、前記現設定値取得手段は、前記現設定値が前記通信装置の前記ネットワークに関する前記設定値である場合には、該現設定値の送信要求と、前記識別情報とを含むコマンドをブロードキャストにより前記ネットワークに送信すると共に、該コマンドへの応答として、前記通信装置からブロードキャストにより前記ネットワークに送信された、該現設定値を受信することで、前記現設定値を取得する。
こうすることにより、画像処理装置は、通信装置に対し現設定値の送信要求を確実に送信し、通信装置から現設定値を取得することができる。一方、通信装置は、ブロードキャストにより受信した現設定値の送信要求の送信元が画像処理装置であるか否かを正確に判別することができ、画像処理装置以外の装置からの要求に応じて、誤って通信装置の現設定値を送信してしまうことを防ぐことができる。
なお、画像処理装置に係る本発明は、画像処理プログラム、当該画像処理プログラムを記録した記憶媒体、方法等、種々の形態で実現することができる。
第一実施形態におけるMFPとBOXの構成を示すブロック図である。 第一実施形態におけるMFPとBOXの接続状態を示すブロック図である。 第一実施形態においてウェブブラウザ上に表示されるBOXの設定画面を示す説明図である。 第一実施形態におけるBOX設定処理のフローチャートである。 第一実施形態において、MFPがBOXのネットワークに関する現設定値を取得する際の処理と、MFPがBOXのネットワークに関する設定値を変更する際の処理のフローチャートである。 第二実施形態においてMFPのLCDに表示されるBOXの設定画面を示す説明図である。 第二実施形態におけるBOX設定処理のフローチャートである。 第三実施形態におけるMFPとBOXの接続状態を示すブロック図である。 第三実施形態におけるMFPとBOXの構成を示すブロック図である。 第三実施形態におけるMFPとBOXの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第一実施形態]
[1.全体構成]
図1には、第一実施形態における多機能周辺装置(MFP)10と、回線制御装置(BOX)30の構成を示すブロック図が記載されている。MFP10とBOX30は、一組のペアを形成しており、MFP10,BOX30には、それぞれ、ペアとなる装置の識別情報(MACアドレス)が記憶されている。
MFP10とBOX30とは、無線LAN方式の無線通信によりTCP/IPによるデータ通信が可能な無線LANクライアントである。また、無線LANアクセスポイント(AP)50は、無線LAN方式の無線通信によりデータ通信が可能な既知の無線LANアクセスポイントである。なお、無線LAN方式とは、例えば、IEEE802.11a/b/g/nの規格で定められる通信方式等である。
無線LAN方式の無線通信には、通信モードとして、アドホックモード(Adモードとも記載)と、インフラストラクチャーモード(Infモードとも記載)との2つがあり、MFP10とBOX30は、何れかのモードで通信を行うことができる。
Infモードは、無線LANクライアントが無線LANアクセスポイントを介して通信を行うモードであり、第一実施形態では、一例として、Wi−Fiに準拠した通信が行われる。Infモードで通信を行う場合、MFP10とBOX30は、PC70やモバイル機器71等と共に、AP50を介して無線LANに接続される(図2参照)。
一方、Adモードは、無線LANクライアント間で直接通信を行うモードであり、MFP10とBOX30は、AP50を介さずに直接無線通信を行う。
そして、MFP10は、CPU11,ROM12,RAM13,フラッシュメモリ14,無線LAN通信制御回路17,メモリカードリーダライタ22を有している。また、MFP10には、下部にインクジェット方式のプリンタ20が、上部にフラットベッド方式のスキャナ21が設けられており、正面上部に、操作キー18,LCD19を備える操作パネルが設けられている。
CPU11,ROM12,RAM13,フラッシュメモリ14は、バスライン15を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路17,操作キー18,LCD19,プリンタ20,スキャナ21,メモリカードリーダライタ22,バスライン15は、入出力ポート16を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12等に記憶される固定値やプログラム、或いは、無線LAN通信制御回路17を介して送受信される各種信号に従って、各機能の制御や、入出力ポート16と接続された各部を制御するものである。
ROM12は、MFP10で実行される制御プログラム等を格納した書換不能なメモリであり、各種処理を実行するためのプログラム等が格納されている。一方、RAM13は、書換可能な揮発性のメモリであり、フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリである。
フラッシュメモリ14には、MFP10のIPアドレス,MACアドレスや、ペアとなるBOX30のIPアドレス,MACアドレス等、無線LANに関する各種設定値が記憶される。また、製造時には、ペアとなるMFP10,BOX30がAdモードで互いにデータ通信可能となるように、フラッシュメモリ14に無線LANに関する設定値が記憶される。
無線LAN通信制御回路17は、無線LAN方式の無線通信についての各種制御を行うものであり、無線LANに関する各種設定値を保存するための揮発性のメモリや、無線LAN用アンテナ17aを有する。この無線LAN通信制御回路17は、他の通信装置(例えば、BOX30やAP50等)との間で各種のデータを構成するデジタル信号を送受信するものである。
一方、BOX30は、電話回線網60を使用する通信の制御を行うものであり、電話回線網60に接続されている。BOX30は、CPU31,ROM32,RAM33,フラッシュメモリ34,無線LAN通信制御回路37,DCL送受信部38,モデム39,NCU40を有している。
CPU31,ROM32,RAM33,フラッシュメモリ34は、バスライン35を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路37,DCL送受信部38,モデム39,NCU40,バスライン35は、入出力ポート36を介して互いに接続されている。
CPU31は、ROM32等に記憶される固定値やプログラム、或いは、無線LAN通信制御回路37を介して送受信される各種信号に従って、各機能の制御や、入出力ポート36と接続された各部を制御するものである。
ROM32は、BOX30で実行される制御プログラム等を格納した書換不能なメモリであり、各種処理を実行するためのプログラム等が格納されている。一方、RAM33は、書換可能な揮発性のメモリであり、フラッシュメモリ34は、書換可能な不揮発性のメモリである。
フラッシュメモリ34には、BOX30のIPアドレス,MACアドレスや、ペアとなるMFP10のIPアドレス,MACアドレス等、無線LANに関する各種設定値が記憶される。また、製造時には、ペアとなるMFP10,BOX30がAdモードで互いにデータ通信可能となるように、フラッシュメモリ34に無線LANに関する設定値が記憶される。
無線LAN通信制御回路37は、無線LAN方式の無線通信についての各種制御を行うものであり、無線LANに関する各種設定値を保存するための揮発性のメモリや、無線LAN用アンテナ37aを有する。この無線LAN通信制御回路37は、他の通信装置(例えば、MFP10やAP50等)との間で各種のデータを構成するデジタル信号を送受信するものである。
DCL送受信部38は、DCLアンテナ(図示無し)を介して子機(図示無し)と無線通信を行い、電話機能を動作させるものである。すなわち、子機からの指示に応じて、NCU40を介して電話回線網60にダイヤル信号を送信すると共に、NCU40を介して電話回線網60から受信した呼出信号に対する応答制御を行う。また、NCU40を介して電話回線網60から受信した音声通話信号を子機に送信すると共に、子機から受信した音声通話信号を、NCU40を介して電話回線網60に送信する。
モデム39は、ファクシミリ機能によって送信する原稿データを、電話回線網60に伝送可能な信号に変調してNCU40を介して送信したり、電話回線網60からNCU40を介して入力された信号を受信し、原稿データへ復調するものである。
[2.処理の概要]
次に、MFP10とBOX30の動作について説明する。
既に述べたように、MFP10とBOX30とは、ペアとなって動作するように構成されている。
このような動作により実現される機能の一例として、MFP10がスキャナ21で画像データを読み取ると共に、無線LANを介して該画像データをBOX30へ送信し、BOX30が該画像データを電話回線網60へ送信するファクシミリ送信機能がある。なお、スキャナ21で画像を読み取ることに替えて、メモリカードリーダライタ22を用いてメモリカードから画像データを読み込んでもよいし、PC70等から画像データを受信しても良い。
また、これ以外にも、例えば、BOX30が電話回線網60から受信した画像データを、無線LANを介してMFP10へ送信し、MFP10にて該画像データをプリンタ20で印刷するファクシミリ受信機能がある。なお、画像データをプリンタ20で印刷することに替えて、メモリカードリーダライタ22を用いてメモリカードに記憶しても良いし、PC70等へ送信しても良い。
また、MFP10は、ウェブサーバ機能を有しており、無線LANに接続されたPC70等からの指示に応じて、MFP10やBOX30に関する各種設定を行うための設定画面を、該PC70等のウェブブラウザに表示する。
図3には、BOX30の設定を行うためにウェブブラウザに表示される基本設定画面80の一例が記載されている。
基本設定画面80には、BOX30の状態を示す項目81と、無鳴動受信のオン/オフを示す項目82と、呼出回数を示す項目83と、親切受信のオン/オフを示す項目84が表示される。また、BOX30に対し、各項目の設定値を更新させるOKボタン85が表示される。
なお、無鳴動受信とは、FAX受信時には子機に着信音を出力させないようにする(電話の着信があった場合のみ子機に着信音を出力させる)機能である。
また、呼出回数とは、FAXの着信があった際に、FAXの自動受信を開始するまでに図示しないスピーカから出力する着信音の回数であり、親切受信とは、該呼出回数の着信音が出力される前に子機の受話器が取られると、FAX受信を開始する機能である。
PC70等のウェブブラウザに基本設定画面80が立ち上げられると、各項目81〜84には、現時点におけるBOX30の設定値である現設定値が表示される。これらの項目のうち、項目82〜84に関しては該PC70等に設けられた操作部(キーボードやマウス等)を介して表示中の設定値を変更することができ、設定値の変更後、OKボタン85をクリックすることで、変更後の設定値(新設定値)をBOX30に反映させることができる。
以下では、MFP10が、ウェブサーバ機能によりPC70等のウェブブラウザに設定画面を表示し、BOX30の設定を行う処理について説明する。
[3.BOX設定処理について]
まず、BOX設定処理について、図4に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、MFP10のCPU11がROMに記憶されているプログラムに従い動作することで実現される。
無線LANに接続されたPC70等に設けられたウェブブラウザにて、MFP10の設定画面(トップ画面)に対応するURLへのアクセスがなされたとする。このとき、MFP10のCPU11は、該PC70等から、無線LANを介して、トップ画面へのアクセス要求を受信する(S105)。
続くS110では、MFP10のCPU11は、ウェブブラウザでトップ画面を表示するためのウェブページ情報を生成すると共に、無線LANを介して、アクセス元のPC70等に対し、httpに従い該ウェブページ情報を送信する。
なお、MFP10で生成されるウェブページ情報は、一例としてHTMLにより記述されていても良い。また、該ウェブページ情報により表示されるトップ画面では、MFP10の現設定値が表示され、特定の現設定値については変更可能な状態となっている。
続いて、PC70等に表示中のトップ画面からBOX30の設定画面へのアクセスがなされると、MFP10のCPU11は、無線LANを介して、BOX30の設定画面へのアクセス要求を受信する(S115)。より具体的には、MFP10のCPU11は、BOX30の基本設定画面へのアクセス要求、または、BOX30のネットワーク設定画面へのアクセス要求を受信する。なお、ネットワーク設定とは、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレスを含む。
続くS120では、MFP10のCPU11は、無線LANを介して、BOX30に対し、BOX30における現設定値の送信要求を送信すると共に、該送信要求の応答として、BOX30から現設定値を受信し、S125に処理を移行する。
このとき、CPU11は、S115において、ネットワーク設定画面へのアクセス要求を受信した場合、IP層よりも下位の層(例えば、データリンク層)を用いてBOX30と通信を行い、現設定値を取得しても良い(詳細は後述する)。また、S115において、基本設定画面へのアクセス要求を受信した場合、IP層を用いた通信(MFP10或いはBOX30のIPアドレスを送信先として指定したユニキャスト通信)を行い、現設定値を取得しても良い。
S125では、MFP10のCPU11は、ウェブブラウザ上でBOX30の設定画面(基本設定画面またはネットワーク設定画面)を表示するためのウェブページ情報を生成すると共に、無線LANを介して、アクセス元のPC70等に対し、httpに従い該ウェブページ情報を送信する。
なお、該ウェブページ情報により表示されるBOX30の設定画面では、BOX30の現設定値が表示され、特定の現設定値については変更可能な状態となっている。
続くS130では、MFP10のCPU11は、無線LANを介して、アクセス元のPC70等から新設定値を受信したか否か判定する。そして、肯定判定がなされた場合には(S130:Yes)、S135に処理を移行すると共に、否定判定がなされた場合には(S130:No)、再度S130に処理を移行する。
S135では、MFP10のCPU11は、無線LANを介してBOX30に新設定値を送信し、BOX30の現設定値を該新設定値に変更する。
このとき、CPU11は、ネットワークに関する現設定値を変更する際には、IP層よりも下位の層を用いてBOX30と通信を行い、現設定値を新設定値に変更しても良い(詳細は後述する)。また、ネットワーク以外に関する現設定値を変更する際には、IP層を用いた通信を行い、現設定値を新設定値に変更しても良い。
続くS140では、MFP10のCPU11は、BOX30からの応答に基づき、BOX30の現設定値の変更に成功したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S140:Yes)、S150に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S140:No)、S145に処理を移行する。
S145では、MFP10のCPU11は、BOX30の現設定値の変更に失敗した旨を示す失敗画面を表示するためのウェブページ情報を生成する。そして、無線LANを介して、アクセス元のPC70等に対し、httpに従い該ウェブページ情報を送信し、S130に処理を移行する。
一方、S150では、MFP10のCPU11は、BOX30の現設定値の変更に成功した旨を示す成功画面を表示するためのウェブページ情報を生成する。そして、無線LANを介して、アクセス元のPC70等に対し、httpに従い該ウェブページ情報を送信し、S130に処理を移行する。
[4.ネットワークに関する現設定値の取得について]
次に、BOX設定処理のS120にて、BOX30のネットワークに関する現設定値を取得する処理について、図5(a)に記載のフローチャートを用いて説明する。
第一実施形態では、MFP10やBOX30は、送信先のIPアドレスを255.255.255.255とするパケット(ブロードキャストパケット)を用いて、ブロードキャスト通信を行う。AP50は、MFP10やBOX30からブロードキャストパケットを受信すると、該パケットを、無線LANに接続された全ての装置に送信するよう構成されている。また、AP50は、該パケットを、他のネットワークには送信しないよう構成されている。
本処理では、データリンク層における情報であるMACアドレスを含むブロードキャストパケットを送受信することで、現設定値の取得が行われる。
S205では、MFP10のCPU11は、BOX30に対しネットワークに関する現設定値の送信を要求するブロードキャストパケットである現設定値送信要求を、無線LANに送信する。この現設定値送信要求には、MFP10からペアであるBOX30宛に送信されたことを示す情報として、BOX30のMACアドレスが含まれている。
現設定値送信要求を受信したBOX30のCPU31は、フラッシュメモリ34に記憶されている自装置のMACアドレスと、該現設定値送信要求に含まれているMACアドレスが一致するか否かを判定する(S210)。そして、肯定判定が得られた場合には(S210:Yes)、ネットワークに関する現設定値を含むブロードキャストパケットである現設定値情報を無線LANに送信する(S215)。該現設定値情報には、BOX30からペアであるMFP10宛に送信されたことを示す情報として、MFP10のMACアドレスが含まれている。
現設定値情報を受信したMFP10のCPU11は、フラッシュメモリ14に記憶されている自装置のMACアドレスと、該現設定値情報に含まれているMACアドレスが一致するか否かを判定する(S220)。
そして、肯定判定が得られた場合には(S220:Yes)、BOX30のネットワークに関する現設定値の取得に成功したものとみなして本処理を終了する。一方、否定判定が得られた場合や、BOX30から現設定値情報を受信できなかった場合には、CPU11は、現設定値の取得に失敗したものとみなして本処理を終了する。
なお、現設定値送信要求には、BOX30のMACアドレスに替えてMFP10のMACアドレスが含まれていても良い。このような場合には、S210では、BOX30は、現設定値送信要求に含まれるMACアドレスと、フラッシュメモリ34に記憶されているMFP10のMACアドレスが一致するか否かを判定する。
また、現設定値情報には、MFP10のMACアドレスに替えてBOX30のMACアドレスが含まれていても良い。このような場合には、S220では、現設定値情報に含まれるMACアドレスと、フラッシュメモリ14に記憶されているBOX30のMACアドレスが一致するか否かが判定される。
[5.ネットワークに関する現設定値の変更について]
次に、BOX設定処理のS135〜S150にて、BOX30のネットワークに関する現設定値を新設定値に変更する処理について、図5(b)に記載のフローチャートを用いて説明する。本処理では、データリンク層における情報であるMACアドレスを含むブロードキャストパケットを送受信することで、現設定値の変更がなされる。
S255では、MFP10のCPU11は、BOX30に対し現設定値を新設定値に変更することを要求するブロードキャストパケットである設定変更要求を無線LANに送信する。この設定変更要求には、新設定値が含まれていると共に、MFP10からペアであるBOX30宛に送信されたことを示す情報として、BOX30のMACアドレスが含まれている。
設定変更要求を受信したBOX30のCPU31は、フラッシュメモリ34に記憶されている自装置のMACアドレスと、該設定変更要求に含まれているMACアドレスが一致するか否かを判定する(S260)。そして、肯定判定が得られた場合には(S260:Yes)、現設定値を新設定値に更新し(S265)、現設定値を新設定値に更新したことを示すブロードキャストパケットである更新応答を無線LANに送信する(S270)。この更新応答には、BOX30からペアであるMFP10宛に送信されたことを示す情報として、MFP10のMACアドレスが含まれている。
更新応答を受信したMFP10のCPU11は、フラッシュメモリ14に記憶されている自装置のMACアドレスと、該更新応答に含まれているMACアドレスが一致するか否かを判定する(S275)。
そして、肯定判定が得られた場合には(S275:Yes)、MFP10のCPU11は、BOX30の現設定値の変更に成功したものとみなし(S280)、本処理を終了する。一方、否定判定が得られた場合や、BOX30から更新応答を受信できなかった場合には、CPU11は、BOX30の現設定値の変更に失敗したものとみなし、BOX30の現設定値の変更に失敗した旨を示す失敗画面を表示するためのウェブページ情報を生成する。
なお、設定変更要求には、BOX30のMACアドレスに替えてMFP10のMACアドレスが含まれていても良い。このような場合には、S260では、BOX30は、設定変更要求に含まれるMACアドレスと、フラッシュメモリ34に記憶されているMFP10のMACアドレスが一致するか否かを判定する。
また、更新応答には、MFP10のMACアドレスに替えてBOX30のMACアドレスが含まれていても良い。このような場合には、S275では、更新応答に含まれるMACアドレスと、フラッシュメモリ14に記憶されているBOX30のMACアドレスが一致するか否かが判定される。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態のMFP10とBOX30について説明する。
第二実施形態のMFP10とBOX30は、第一実施形態と同様の構成を有しているが、BOX設定処理において、MFP10に設けられたLCD19にBOX30の設定画面が表示され、操作キー18を介してBOX30の設定が行われる点において相違している。
図6には、BOX30の設定を行うためにLCD19に表示される設定画面90の一例が記載されている。該設定画面90にも、第一実施形態と同様、BOX30の状態を示す項目91と、無鳴動受信のオン/オフを示す項目92と、呼出回数を示す項目93と、親切受信のオン/オフを示す項目94が表示される。
LCD19に設定画面90が立ち上げられると、各項目91〜94にはBOX30の現設定値が表示される。そして、これらの項目のうち、項目92〜94に関しては操作キー18を介して表示中の設定値を変更することができ、特定のキーを操作することで、変更後の設定値(新設定値)をBOX30に反映させることができる。
以下では、第二実施形態におけるBOX設定処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、MFP10のCPU11がROMに記憶されているプログラムに従い動作することで実現される。
MFP10のCPU11は、操作キー18を介してBOX30の設定変更要求を受け付けると(S305)、第一実施形態のBOX設定処理のS120と同様にして、BOX30から現設定値を受信する(S310)。そして、LCD19にBOX30の設定画面を表示し(S315)、S320に処理を移行する。この設定画面では、BOX30の現設定値が表示され、特定の現設定値については変更可能な状態となっている。
S320では、MFP10のCPU11は、操作キー18を介して、BOX30の現設定値を変更する操作を受け付けたか否かを判定する。そして、肯定判定がなされた場合には(S320:Yes)、該操作により入力された新設定値を特定し、S325に処理を移行すると共に、否定判定がなされた場合には(S320:No)、再度S320に処理を移行する。
S325では、MFP10のCPU11は、第一実施形態のBOX設定処理のS135と同様にしてBOX30の現設定値を新設定値に変更する。
続くS330では、MFP10のCPU11は、第一実施形態のBOX設定処理のS140と同様にしてBOX30の現設定値の変更に成功したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S330:Yes)、S340に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S330:No)、S335に処理を移行する。
S335では、MFP10のCPU11は、BOX30の現設定値の変更に失敗した旨をLCD19に表示し、S320に処理を移行する。
一方、S340では、MFP10のCPU11は、BOX30の現設定値の変更に成功した旨をLCD19に表示し、S320に処理を移行する。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態のMFP10とBOX30の構成について説明する。
第三実施形態のMFP10は、複数の無線LANに同時に接続することが可能なマルチインターフェースを有している点で、第一,第二実施形態と相違している。MFP10は、InfモードによりAP50を介して無線LANに接続するのと同時に、Wi−Fi Directに準拠したWi−Fi Direct通信により、AP50を介すること無く、BOX30と直接通信を行う(図8参照)。
なお、MFP10は、第一,第二実施形態のように1つの無線LAN通信制御回路17を備える場合には、該無線LAN通信制御回路17を切り替えて使用することで、Infモードによる無線LANへの接続と、Wi−Fi Direct通信を利用したBOX30との通信を同時に行っても良い。このような場合には、無線LAN通信制御回路17が、特許請求の範囲における第1,第2のインターフェイスに相当する。
また、図9に記載されているように、2つの無線LAN通信制御回路17,23を備え、一方の無線LAN通信制御回路17によりInfモードで無線LANに接続し、他方の無線LAN通信制御回路23により、Wi−Fi Direct通信を利用してBOX30と通信を行っても良い。このような場合には、一方の無線LAN通信制御回路17が特許請求の範囲における第1のインターフェイスに相当し、他方の無線LAN通信制御回路23が第2のインターフェイスに相当する。
また、無線LANではなく、ブルートゥース,UWB等の他の無線通信方式によりMFP10とBOX30との間の通信を行う構成としても良いし、有線LANによりMFP10とBOX30との間の通信を行う構成としても良い。このような場合には、MFP10とBOX30とに、それぞれ、上記方法により通信を行うためのI/F24,41をさらに設け、これらのI/F24,41を介して、MFP10とBOX30との間の通信を行うことが考えられる(図10参照)。
また、このような場合には、無線LAN通信制御回路17が特許請求の範囲における第1のインターフェイスに相当し、I/F24が第2のインターフェイスに相当する。
そして、このようなマルチインターフェースにより、無線LANへのアクセスと、MFP10とBOX30との間の通信を行う場合においても、第一,第二実施形態と同様の方法でBOX設定処理を行うことができる。
[効果]
第一〜第三実施形態のMFP10によれば、MFP10のウェブサーバ機能や、MFP10に設けられた操作キー18,LCD19により、BOX30の設定値を変更することができる。このため、BOX30に操作部や表示部を設ける必要が無くなり、BOX30の小型化,低コスト化が可能となる。
また、MFP10がBOX30からネットワークに関する現設定値を取得する場合や、BOX30のネットワークに関する現設定値を変更する場合には、MFP10とBOX30との間では、ブロードキャストパケットを用いた通信が行われる。
このため、BOX30におけるネットワークに関する現設定値が不適切であるため、MFP10とBOX30との間でIP層を用いた通信ができない状態となっても、MFP10にて確実に該現設定値を取得することができ、設定画面に該現設定値を表示することができる。また、MFP10からBOX30に対し、設定画面上で入力されたネットワークに関する新設定値を確実に送信し、現設定値を新設定値に変更することができる。
したがって、通信装置に操作部等を設けなくても、MFP10を用いてMFP10とBOX30との間の通信を確実に復旧させることができる。
また、ブロードキャストパケットには、送信先となるMFP10或いはBOX30のMACアドレスが含まれているため、MFP10やBOX30は、ペアとなるBOX30或いはMFP10からのブロードキャストパケットであるか否かを正確に判別することができる。このため、BOX30が他の装置からの指示に応じて現設定値の提供や変更を行うことや、MFP10が他の装置から受信した情報に基づき、誤ったBOX30の現設定値を設定画面に表示してしまうことを防ぐことができる。
なお、第一〜第三実施形態におけるMFP10が画像処理装置に、BOX30が通信装置に相当し、MFP10の無線LAN通信制御回路17が端末通信手段に相当する。
また、第一実施形態におけるBOX設定処理のS115が受付手段,受付手順に、S120が現設定値取得手段に、S125が表示制御手段,表示制御手順に、S130が新設定値取得手段,新設定値取得手順に、S135が設定値更新手段,設定値更新手順に、S140が設定値更新手段に、S150が表示制御手段に相当する。
また、第二実施形態におけるBOX設定処理のS305が受付手段,受付手順に、S310が現設定値取得手段に、S315が表示制御手段,表示制御手順に、S320が新設定値取得手段,新設定値取得手順に、S325が設定値更新手段,設定値更新手順に、S330が設定値更新手段に、S340が表示制御手段に相当する。
[他の実施形態]
(1)第一〜第三実施形態では、MFP10は無線LANによりウェブブラウザを備えるPC70等と接続されているが、これに限らず、例えば、有線LANにより該PC70等と接続されていても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)また、第一〜第三実施形態では、MFP10がBOX30からネットワークに関する現設定値を取得する際や、該現設定値を変更する際には、MFP10とBOX30との間では、MACアドレスを含むブロードキャストパケットの送受信が行われる。しかしながら、MACアドレスに替えて、製造時に設定されるシリアルID等のようにMFP10やBOX30に固有に設けられた識別情報を用いても良いし、ペアとなるMFP10とBOX30の組に対して固有に設けられた識別情報を用いても良い。
このような場合であっても、MFP10やBOX30は、ブロードキャストパケットの送信元が、ペアとなっているMFP10或いはBOX30であるか否かを正確に判別することができる。このため、BOX30からMFP10以外の他の装置に現設定値を提供してしまうことや、他の装置からのパケットによりBOX30の現設定値が変更されてしまうことを防ぐことができる。
(3)また、第一〜第三実施形態では、BOX設定処理のS120やS310において、MFP10がBOX30のネットワークに関する現設定値を取得する場合、また、S135やS325において、MFP10がBOX30にネットワークに関する設定変更を要求する場合、ブロードキャストパケットを送信する。しかしながら、これに代えて、BOXのIPアドレスを指定したユニキャスト通信を試行し、失敗した場合に、ブロードキャストパケットを送信してもよい。こうすることにより、無線LANの通信負荷を抑えつつ、BOX30のネットワークに関する設定を行うことができる。
10…MFP、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…フラッシュメモリ、15…バスライン、16…入出力ポート、17…無線LAN通信制御回路、18…操作キー、19…LCD、20…プリンタ、21…スキャナ、22…メモリカードリーダライタ、23…無線LAN通信制御回路、24…I/F、30…BOX、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…フラッシュメモリ、35…バスライン、36…入出力ポート、37…無線LAN通信制御回路、38…DCL送受信部、39…モデム、40…NCU、41…I/F、50…AP、60…電話回線網、70…PC、71…モバイル機器。

Claims (13)

  1. 一般公衆回線を介したFAXデータの送受信を行う通信装置であって、自装置のペアとして予め定められた前記通信装置との間で、無線LANを用いた通信によって画像データの送受信を行う画像処理装置であって、
    前記通信装置に固有に定められた第1の識別情報を記憶したメモリと、
    前記通信装置の設定値を入力するため、前記画像処理装置に予め準備されている設定画面であって、前記FAXデータの送受信に関する前記通信装置に適した設定事項を含む前記設定画面を表示させる表示指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、表示部に前記設定画面を表示させる表示制御手段と、
    前記設定画面に従って入力される新設定値であって、前記通信装置に新たに設定すべき前記新設定値を取得する新設定値取得手段と、
    前記通信装置に、前記メモリに記憶された前記第1の識別情報を用いて、一部の前記新設定値を送信する設定値更新手段と、
    を備え
    前記画像処理装置と前記通信装置との間の前記無線LANを用いた通信の設定は、前記通信装置において前記新設定値が新たに設定された後でも変更されないこと、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 一般公衆回線を介したFAXデータの送受信を行う通信装置であって、自装置のペアとして予め定められた前記通信装置との間で、無線LANを用いた通信によって画像データの送受信を行う画像処理装置であって、
    前記通信装置は、前記画像処理装置に固有に定められた第2の識別情報を記憶し、
    前記画像処理装置は、
    前記第2の識別情報を記憶したメモリと、
    前記通信装置の設定値を入力するため、前記画像処理装置に予め準備されている設定画面であって、前記FAXデータの送受信に関する前記通信装置に適した設定事項を含む前記設定画面を表示させる表示指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、表示部に前記設定画面を表示させる表示制御手段と、
    前記設定画面に従って入力される新設定値であって、前記通信装置に新たに設定すべき前記新設定値を取得する新設定値取得手段と、
    前記第2の識別情報を記憶した前記通信装置に、前記メモリに記憶された前記第2の識別情報を用いて、一部の前記新設定値を送信する設定値更新手段と、
    を備え、
    前記画像処理装置と前記通信装置との間の前記無線LANを用いた通信の設定は、前記通信装置において前記新設定値が新たに設定された後でも変更されないこと、
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記設定値更新手段は、さらに、前記通信装置に前記新設定値を送信した後、前記通信装置から、前記設定値を更新した旨の応答である更新応答を受信し、
    前記表示制御手段は、さらに、前記設定値更新手段が前記更新応答を受信すると、前記表示部に対し、前記設定値が更新された旨を表示させること、
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項に記載の画像処理装置において、
    前記通信装置と前記画像処理装置との間の前記無線LANを用いた通信は、TCP/IPに準拠したネットワークを介して行われ、
    前記設定値更新手段は、前記新設定値が前記通信装置の前記ネットワークに関する前記設定値である場合には、前記識別情報を用いることにより、IP層よりも下位の層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行い、前記新設定値が前記通信装置の前記ネットワーク以外の設定を行うための前記設定値である場合には、IP層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行うこと、
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項に記載の画像処理装置において、
    前記設定値更新手段は、前記新設定値が前記通信装置の前記ネットワークに関する前記設定値である場合には、該新設定値と前記識別情報とを含むコマンドを、ブロードキャストにより前記ネットワークに送信することで、前記通信装置に前記新設定値を送信すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    アクセスポイントを経由して、前記通信装置と異なる他の通信装置と無線通信を実行するための第1のインターフェイスと、
    アクセスポイントを経由すること無く、直接的に前記通信装置と通信するための第2のインターフェイスと、
    をさらに備え、
    前記設定値更新手段は、前記第2のインターフェイスを介して、前記通信装置と通信を行うこと、
    を特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    ウェブブラウザが設けられた端末と通信を行う端末通信手段をさらに備え、
    前記受付手段は、前記端末通信手段を介して前記端末から予め定められたコマンドを受信することで、前記表示指示を受け付け、
    前記表示制御手段は、前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記端末通信手段を介して、前記端末に対し、該端末に設けられたウェブブラウザに前記設定画面を表示させるためのウェブページ情報を送信することで、前記表示部を備える前記端末に前記設定画面を表示させ、
    前記新設定値取得手段は、前記端末通信手段を介して前記端末から前記新設定値を受信すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項に記載の画像処理装置において、
    前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記通信装置から、該通信装置の現在の前記設定値である現設定値を取得する現設定値取得手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記現設定値取得手段が取得した前記現設定値を変更可能な状態で前記設定画面に表示する前記ウェブページ情報を、前記端末通信手段を介して前記端末に送信すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記表示部は、当該画像処理装置の一部であり、
    前記受付手段は、当該画像処理装置に設けられた操作部を介して前記表示指示を受け付け、
    前記表示制御手段は、前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記表示部に前記設定画面を表示させ、
    前記新設定値取得手段は、前記操作部を介して入力された値を、前記新設定値として取得すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項に記載の画像処理装置において、
    前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、前記通信装置から、該通信装置の現在の前記設定値である現設定値を取得する現設定値取得手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記現設定値取得手段が取得した前記現設定値を変更可能な状態で示す前記設定画面を、前記表示部に表示させること、
    を特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項に従属する請求項、または、請求項に従属する請求項10に記載の画像処理装置において、
    前記現設定値取得手段は、前記現設定値が前記通信装置の前記ネットワークに関する前記設定値である場合には、前記識別情報を用いることにより、IP層よりも下位の層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行うことで、前記現設定値を取得し、前記現設定値が前記通信装置の前記ネットワーク以外の設定を行うための前記設定値である場合には、IP層を用いて前記ネットワークを介して前記通信装置と通信を行うことで、前記現設定値を取得すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  12. 一般公衆回線を介したFAXデータの送受信を行う通信装置であって、画像処理装置のペアとして予め定められた前記通信装置との間で、無線LANを用いた通信によって画像データの送受信を行う前記画像処理装置としてコンピュータを動作させる画像処理プログラムであって、
    前記通信装置の設定値を入力するため、前記画像処理装置に予め準備されている設定画面であって、前記FAXデータの送受信に関する前記通信装置に適した設定事項を含む前記設定画面を表示させる表示指示を受け付ける受付手順と、
    前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、表示部に前記設定画面を表示させる表示制御手順と、
    前記設定画面に従って入力される新設定値であって、前記通信装置に新たに設定すべき前記新設定値を取得する新設定値取得手順と、
    前記通信装置に、前記画像処理装置に設けられたメモリに記憶されている前記通信装置に固有に定められた第1の識別情報を用いて、一部の前記新設定値を送信する設定値更新手順として、
    コンピュータを動作させ
    前記画像処理装置と前記通信装置との間の前記無線LANを用いた通信の設定は、前記通信装置において前記新設定値が新たに設定された後でも変更されないこと、
    を特徴とする画像処理プログラム。
  13. 一般公衆回線を介したFAXデータの送受信を行う通信装置であって、画像処理装置のペアとして予め定められた前記通信装置との間で、無線LANを用いた通信によって画像データの送受信を行う前記画像処理装置としてコンピュータを動作させる画像処理プログラムであって、
    前記通信装置は、前記画像処理装置に固有に定められた第2の識別情報を記憶し、
    前記画像処理装置は、
    前記通信装置の設定値を入力するため、前記画像処理装置に予め準備されている設定画面であって、前記FAXデータの送受信に関する前記通信装置に適した設定事項を含む前記設定画面を表示させる表示指示を受け付ける受付手順と、
    前記受付手段が前記表示指示を受け付けると、表示部に前記設定画面を表示させる表示制御手順と、
    前記設定画面に従って入力される新設定値であって、前記通信装置に新たに設定すべき前記新設定値を取得する新設定値取得手順と、
    前記第2の識別情報を記憶した前記通信装置に、前記画像処理装置に設けられたメモリに記憶された前記第2の識別情報を用いて、一部の前記新設定値を送信する設定値更新手順として、
    コンピュータを動作させ
    前記画像処理装置と前記通信装置との間の前記無線LANを用いた通信の設定は、前記通信装置において前記新設定値が新たに設定された後でも変更されないこと、
    を特徴とする画像処理装置。
JP2012214209A 2012-09-27 2012-09-27 画像処理装置、及び、画像処理プログラム Active JP6094121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012214209A JP6094121B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 画像処理装置、及び、画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012214209A JP6094121B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 画像処理装置、及び、画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014068318A JP2014068318A (ja) 2014-04-17
JP6094121B2 true JP6094121B2 (ja) 2017-03-15

Family

ID=50744281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012214209A Active JP6094121B2 (ja) 2012-09-27 2012-09-27 画像処理装置、及び、画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6094121B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6308856B2 (ja) * 2014-04-23 2018-04-11 キヤノン株式会社 画像形成装置およびその制御方法、並びにプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003167823A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Minolta Co Ltd データ送信装置
JP4596384B2 (ja) * 2002-03-22 2010-12-08 ブラザー工業株式会社 クライアントサーバシステム、サーバ、サーバ組み込み機器及びプログラム
JP5581652B2 (ja) * 2009-10-30 2014-09-03 株式会社リコー 画像処理システム、画像処理装置、画像形成装置、プログラム、及び記録媒体
JP2011242854A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、機器連携システム、サービス提供方法、プログラム
JP5251929B2 (ja) * 2010-06-24 2013-07-31 ブラザー工業株式会社 通信装置および無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014068318A (ja) 2014-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10582070B2 (en) Information display apparatus, information providing apparatus, and communication system
US9692934B2 (en) Communicating apparatus, communication method, and storage medium storing program
JP6069939B2 (ja) 無線通信機器、通信設定方法および通信設定プログラム
JP6454075B2 (ja) 通信装置、通信制御方法、及びプログラム
JP5170183B2 (ja) 通信制御プログラム及び通信装置
JP6347146B2 (ja) 画像記録装置、記録システム、及びプログラム
JP5974773B2 (ja) 通信装置及びコンピュータプログラム
KR20130008824A (ko) 모바일 장치, 화상형성장치, 통지 서버 및 그 제어방법
JP6476748B2 (ja) デバイス制御装置、デバイス制御方法及びプログラム
JP6550710B2 (ja) 情報処理装置
JP6693218B2 (ja) 近接通信装置のプログラム、携帯装置のプログラム、及びこれらの装置を備えるシステム
JP2021152925A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6118187B2 (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、およびプログラム
JP2007006157A (ja) 無線通信システム
US20140323060A1 (en) Communicating apparatus, communication method, and storage medium storing program
JP6094121B2 (ja) 画像処理装置、及び、画像処理プログラム
CN107203347B (zh) 信息处理设备、图像形成设备和信息处理方法
JP5326914B2 (ja) 通信装置および通信システム
JP2022078092A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP6868533B2 (ja) 画像形成システム、および画像形成装置
JP7027084B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2007142704A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム
JP6405753B2 (ja) 画像処理装置,モバイル装置
JP2020129803A (ja) 近接通信装置のプログラム、携帯装置のプログラム、及びこれらの装置を備えるシステム
JP5445501B2 (ja) 通信装置、中継装置および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160923

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6094121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150