JP5326914B2 - 通信装置および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置および通信システムに関するものである。
特許文献1には、画像処理装置においてDHCPを無効に設定する場合には、新規にIPアドレスの入力を求める画面を表示し、IPアドレスが入力されたことを条件に、DHCP設定を無効することを記憶し、その後で、画像処理装置のネットワークインターフェース部を再起動することが記載されている。
特開2001−34434(段落第「0037」、図1)
しかしながら、上述した特許文献1では、画像処理装置のDHCPが有効に設定されていた環境下において画像処理装置と通信可能に設定されていた通信装置が、画像処理装置のDHCPを無効に設定することで、通信装置と画像処理装置とのIPアドレスが重複し、通信装置と画像処理装置との間で通信できなくなる可能性があった。一方、かかる場合には、画像処理装置と通信できなくなった通信装置のIPアドレスを、画像処理装置のIPアドレスと重複しないように変更することも考えられるが、通信装置を操作してIPアドレスを変更するのは手間であるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、相手側装置と通信可能に接続されている環境下において、TCP/IPに関する設定値を変更したとしても、簡単に相手側装置との間の通信を維持することができる通信装置および通信システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の通信装置は、通信相手となる相手側装置と無線通信可能なものであって、通信が行われる通信設定として、様々な設定項目とその設定値と、その各設定項目と設定値が含まれる種類とを紐付けて記憶する第1記憶手段と、その第1記憶手段に記憶されている各設定値のうち変更する設定値を入力する入力手段と、その入力手段によって入力された設定値を記憶する第2記憶手段と、その第2記憶手段に記憶されている設定値に変更する以前の設定値として前記第1記憶手段に記憶されている設定値に紐付けされている種類を特定する特定手段と、その特定手段によって特定される種類が特定種類に関するものであった場合に、前記特定種類内の前記設定項目の設定値を通知するように前記相手側装置に要求する要求手段と、その要求手段による要求に応じて前記相手側装置から通知される前記相手側装置の設定値を受信する受信手段と、その受信手段によって受信した前記相手側装置の設定値と、前記第2記憶手段に記憶されている設定値とが一致しているかを比較する比較手段と、その比較手段による比較の結果、一致している場合には、前記第2記憶手段に記憶されている設定値とは異なる新たな設定値に変更する変更手段と、その変更手段によって変更された新たな設定値と、その新たな設定値への変更要求とを前記相手側装置に通知する第1通知手段と、前記第1記憶手段に記憶されている設定値を、前記第2記憶手段に記憶されている設定値に決定する決定手段とを備えている。
請求項1記載の通信装置によれば、特定種類に関する設定値を変更する場合には、相手側装置に対し、相手側装置において設定されている特定種類に関する設定値を通知することを要求し、その要求に応じて通知される相手側装置の特定種類に関する設定値を受信し、その受信した相手側装置の特定種類に関する設定値を、変更後の特定種類に関する設定値とは異なる新たな設定値に変更し、その新たな設定値と、その新たな設定値への変更要求とを相手側装置に通知し、特定種類に関する設定値を変更後の設定値に決定するので、相手側装置において、特定種類に関する設定値の変更が行われた場合には、相手側装置との間で特定種類に関する設定値が一致することがない。よって、相手側装置と通信可能に接続されている環境下において、特定種類に関する設定値を変更したとしても、簡単に相手側装置との間の通信を維持することができるという効果がある。
請求項2記載の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置の奏する効果に加え、変更する設定値に対応する設定項目がIPアドレスの場合、相手側装置との間の通信を維持することが可能な相手側装置用の新たなIPアドレスを簡単に決定することができるという効果がある。
請求項3記載の通信装置によれば、請求項2に記載の通信装置の奏する効果に加え、変更する設定値に対応する設定項目がIPアドレスの場合、相手側装置との間の通信を維持することが可能な相手側装置用の新たなIPアドレスを、ユーザが確認することができるという効果がある。
請求項4記載の通信装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、変更する設定値の種類が、同一のローカルエリアネットワーク内の各装置において共通に設定されるものである場合には、変更後の設定値と、対応する相手側の設定値とを共通にする以外なく、ユーザが任意の設定値を選択できるという余地もない。よって、IPアドレスを変更する場合のように、新たなIPアドレスを決定する必要がなく、変更後の設定値と、変更要求とを相手側に通知すれば、設定値を変更するので、変更要求に応じて相手側装置において設定値の変更が行われた場合には、相手側装置との間の通信を維持しつつも、高速に設定値の変更を行うことができるという効果がある。
請求項5記載の通信装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、変更する設定値の種類が、同一のローカルエリアネットワーク内の各装置において固有に設定されるものであった場合には、変更後の設定値と、対応する相手側の設定値との調整は不要である。よって、かかる場合には、変更後の設定値を前記相手側装置へ通知することなく、直ちに、設定値を変更するので、相手側装置との間の通信を維持しつつ、高速に設定値の変更を行うことができるという効果がある。
請求項6記載の通信システムによれば、請求項1に記載の通信装置と同様な効果を奏することができる。
本発明の実施形態におけるMFPと、BOXと、APとの外観構成を示した斜視図である。 MFPと、BOXと、APとの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、各装置がそれぞれ個別に記憶しているネットワーク設定の設定値の一例を示す概略図であり、(b)は、MFPと、BOXとの間で実行されるネットワーク設定監視処理のシーケンスの一例を示す概略図である。 MFPのネットワーク設定監視処理を示すフローチャートである。 MFPのBOX設定値決定処理を示すフローチャートである。 BOXの要求実行処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態における多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)1と、回線制御装置(以下、「BOX」と称す)31と、アクセスポイント(以下、「AP」と称す)51との外観構成を示した斜視図である。尚、本発明の通信システムは、第1通信装置としてのMFP1と、第2通信装置としてのBOX31とから構成されるシステムである。
MFP1およびBOX31は、同一のLocal Area Network(以下、「LAN」と称す)300に、後述するAP51を介して電気的に接続されており、そのLAN300に電気的に接続されている他の通信装置との間で、データ通信可能に構成されている。なお、MFP1およびBOX31を含み、LAN300に接続されている各通信装置には、LAN300内でデータ通信を行うためのネットワーク設定がそれぞれ個別に設定されている。
本実施形態は、MFP1のネットワーク設定(具体的には、LAN300に関する設定)が変更された場合に、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31にもネットワーク設定を変更させるものである。
また、MFP1およびBOX31は、無線LAN方式の無線通信200によりデータ通信が可能に構成されており、MFP1およびBOX31間で直接、又は、AP51を介して互いにデータ通信が可能に構成されている。ここで無線LAN方式とは、例えば、IEEE802.11a/b/gの規格で定められている通信方式などである。以後、通信装置がAP51と無線通信200によりデータ通信可能な状態になっていることを、その通信装置がAP51と接続されていると記載する。
なお、詳細については後述するが、MFP1は、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能も有しており、BOX31は、電話回線網100を介して接続される相手側装置(不図示)とファクシミリ通信可能に構成されている。
まず、MFP1について説明する。MFP1には、主に、下部に設けられるプリンタ19と、上部に設けられるスキャナ20と、正面上部に設けられる操作パネル6とが設けられている。プリンタ19は、インクジェット方式のプリンタで構成されており、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のインクを使用して、カラー印刷を行うものである。
プリンタ19の正面には、開口5が形成されており、この開口5から一部が露呈するようにして給紙トレイ3及び排紙トレイ4が上下2段に設けられている。給紙トレイ3は、記録用紙を積載するためのものである。この給紙トレイ3に積載された記録用紙は、プリンタ19の内部へ給送され、所望の画像が印刷された後に排紙トレイ4へ排出されるようになっている。
スキャナ20は、いわゆるフラットベッドスキャナとして構成されている。原稿カバー8は、MFP1の天板として設けられており、その原稿カバー8の下には、図示しないプラテンガラスが配置されている。原稿は、プラテンガラス上に載置され、原稿カバー8に覆われた状態でスキャナ20に読み取られる。
操作パネル6は、主にMFP1を操作するためのものであって、操作キー17と、LCD18とが主に設けられている。ユーザは、操作キー17の各種キーを操作することで、MFP1のネットワーク設定の各設定値(図3(a)参照)をそれぞれ個別に変更できる。また、MFP1の各種機能の設定や動作も実行できる。
なお、詳細については後述するが、MFP1では、ネットワーク設定監視処理(図4参照)によって、MFP1のネットワーク設定が変更されていないかが、定期的(例えば、1秒毎)に監視されている。そして、MFP1のネットワーク設定が変更された場合には、MFP1は、変更されたネットワーク設定の種類を判定し、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続するために必要な設定値をBOX31に送信する。LCD18には、メニューや、操作手順や、実行中の処理の状態や、操作キー17の押下に対応する情報などが表示される。
次に、BOX31について説明する。BOX31は、主に、電話回線網100を使用する通信の制御を行うものであり、電話回線網100に接続されている。BOX31には、主に、操作キー38と、LCD39とが設けられている。ユーザは、操作キー38の各種キーを操作することで、BOX31のネットワーク設定の各設定値(図3(a)参照)をそれぞれ個別に変更できる。また、BOX31の各種機能の設定や動作も実行できる。LCD39には、メニューや、実行中の処理の状態や、操作キー38の押下に対応する情報などが表示される。
次に、AP51について説明する。AP51は、無線LAN方式の無線通信200によりデータ通信が可能に構成された既知の中継装置である。このAP51は、LAN300と接続されており、無線通信200を介して接続される端末装置(AP51に接続される各通信装置のこと)を、LAN300へ接続するための既知の回路を有している。AP51には、MFP1やBOX31を始め、複数の端末装置が同時に接続可能であり、AP51と接続された各端末装置(MFP1や、BOX31や、その他の通信装置(図示しない))は、それぞれLAN300へと接続される。
次に、図2を参照して、MFP1と、BOX31と、AP51との電気的構成について説明する。図2は、MFP1と、BOX31と、AP51との電気的構成を示すブロック図である。まず、MFP1について説明する。MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、無線LAN通信制御回路15、操作キー17、LCD18、プリンタ19、スキャナ20とを主に有している。
CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14は、バスライン21を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路15、操作キー17、LCD18、プリンタ19、スキャナ20、バスライン21は、入出力ポート22を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13やフラッシュメモリ14に記憶される固定値やプログラム或いは、無線LAN通信制御回路15を介して送受信される各種信号に従って、MFP1が有している各機能の制御や、入出力ポート22と接続された各部を制御するものである。
ROM12は、MFP1で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリである。後述する図4のフローチャートに示すネットワーク設定監視処理、図5のフローチャートに示すBOX設定値決定処理を実行する各プログラムは、このROM12に格納されている。
RAM13は、書換可能な揮発性のメモリであり、MFP1の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。ユーザの入力により変更された設定値を一時的に保持するために使用される。フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリであり、このフラッシュメモリ14に記憶されたデータは、MFP1の電源オフ後も保持される。
このフラッシュメモリ14には、共通設定値メモリ14aと、固有設定値メモリ14bと、TCP/IP設定値メモリ14cとが設けられている。共通設定値メモリ14aは、同一のLAN300内で、各通信装置毎にそれぞれ共通となる設定値(以後、「共通設定値」と称する)を記憶するためのメモリであり、固有設定値メモリ14bは、同一のLAN300内で、各通信装置毎にそれぞれ固有となる設定値(以後、「固有設定値」と称する)を記憶するためのメモリである。また、TCP/IP設定値メモリ14cは、同一のLAN300内のTCP/IPに関する設定値(以後、「TCP/IP設定値」と称する)を記憶するためのメモリである。
ここで、図3(a)を参照して、各通信装置がそれぞれ個別に記憶しているネットワーク設定の設定値について説明する。図3(a)は、各通信装置がそれぞれ個別に記憶しているネットワーク設定の設定値の一例を示す概略図である。
図3(a)に示すように、一の通信装置が記憶しているネットワーク設定の設定値は、大きく3種類に分類される。より具体的には、同一のLAN300内で、各通信装置毎にそれぞれ共通となる共通設定値と、同一のLAN300内で、各通信装置毎にそれぞれ固有となる固有設定値と、同一のLAN300内のTCP/IPに関するTCP/IP設定値との3種類に分類される。
共通設定値としては、例えば、WINS設定方法や、WINSサーバアドレスや、DNSサーバアドレス取得方法や、DNSサーバアドレスや、デフォルト・ゲートウェイアドレスや、IPアドレスの取得方法(自動取得)などが該当する。尚、WINSとは、Windows(登録商標) Internet Name Serviceの略語であり、DNSとは、Domain Name Systemの略語である。
また、固有設定値としては、例えば、ノード名(NetBIOS名、装置名)などが該当する。また、TCP/IP設定値としては、例えば、IPアドレスの取得方法(固定)、IPアドレス、サブネットマスクなどが該当する。
ここで、図2の説明に戻る。無線LAN通信制御回路15は、(無線LAN方式の)無線通信200によるデータ通信の各種制御を行うものであり、無線LAN用アンテナ16を有している。この無線LAN通信制御回路15は、他の通信装置(例えば、BOX31や、AP51など)との間で無線通信200を行いながら、各種のデータを構成するデジタル信号を送受信するものである。
次に、BOX31について説明する。BOX31は、CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35、無線LAN通信制御回路36、操作キー38、LCD39、モデム40、NCU41とを主に有している。
CPU32、ROM33、RAM34、フラッシュメモリ35は、バスライン42を介して互いに接続されている。また、無線LAN通信制御回路36、操作キー38、LCD39、モデム40、NCU41、バスライン42は、入出力ポート43を介して互いに接続されている。
CPU32は、上述したMFP1のCPU11と同様に構成されているので、その説明を省略する。以下同様に、RAM34はRAM13と、操作キー38は操作キー17と、LCD39はLCD18と、それぞれ同様に構成されているので、その説明を省略する。
ROM33は、BOX31で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリである。後述する図6のフローチャートに示す要求実行処理を実行するプログラムは、このROM33に格納されている。
フラッシュメモリ35は、書換可能な不揮発性のメモリであり、このフラッシュメモリ35に記憶されたデータは、BOX31の電源オフ後も保持される。フラッシュメモリ35には、共通設定値メモリ35aと、固有設定値メモリ35bと、TCP/IP設定値メモリ35cとが設けられている。
なお、共通設定値メモリ35a、固有設定値メモリ35b、TCP/IP設定値メモリ35cは、上述したMFP1の共通設定値メモリ14a、固有設定値メモリ14b、TCP/IP設定値メモリ14cと同様に構成されているので、その説明を省略する。
無線LAN通信制御回路36は、(無線LAN方式の)無線通信200によるデータ通信の各種制御を行うものであり、無線LAN用アンテナ37とを有している。その他の構成については、MFP1の無線LAN通信制御回路15と同様に構成されているので、その説明を省略する。
モデム40は、ファクシミリ機能によって送信する原稿データ(画像データ)を、電話回線網100に伝送可能な信号に変調してNCU41を介して送信したり、電話回線網100からNCU41を介して入力された信号を受信し、原稿データ(画像データ)へ復調するものである。NCU24は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出や、電話回線網100からの呼出信号の応答などの制御を行うものである。
なお、モデム40により復調された原稿データ(画像データ)は、MFP1との間で無線通信200が可能な場合には、無線通信200によりMFP1へ送信され、MFP1のプリンタ19により記録用紙に印刷される。一方、MFP1との間で無線通信200が不可能な場合には、フラッシュメモリ35の所定領域に蓄積(記憶)される。
次に、図3(b)を参照して、MFP1のネットワーク設定の中で、TCP/IP設定値が変更された場合に、MFP1と、BOX31との間で実行されるデータ通信のシーケンスの一例について説明する。図3(b)は、MFP1と、BOX31との間で実行されるネットワーク設定監視処理のシーケンスの一例を示す概略図である。なお、MFP1およびBOX31は、互いにデータ通信可能な状態であるものとする。
MFP1のネットワーク設定の中で、TCP/IP設定値の変更がMFP1において検出されると、MFP1は、IPアドレスおよびサブネットマスクの送信要求71をBOX31へ送信する。なお、この時点では、MFP1は、ネットワーク設定の変更を検出しただけであり、変更された設定値はまだMFP1に反映されてはいない(有効ではない)。
BOX31は、IPアドレスおよびサブネットマスクの送信要求71を受信すると、BOX31のIPアドレスおよびサブネットマスクのデータ72を、MFP1へ送信する。MFP1は、BOX31のIPアドレスおよびサブネットマスクのデータ72を受信すると、LAN300内において、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31のIPアドレスおよびサブネットマスクを新たに決定する。
例えば、MFP1のサブネットマスクと、BOX31のサブネットマスクとが異なっている場合には、BOX31のサブネットマスクを、MFP1と同一にする。また、MFP1のIPアドレスと、BOX31のIPアドレスとが同一なら、BOX31のホストアドレス(IPアドレスの一部)を、MFP1のホストアドレスとは異なるアドレスにする。
そして、MFP1は、ネットワーク設定変更要求73をBOX31へ送信し、続けて、決定したBOX31の新IPアドレスおよび新サブネットマスクのデータ74を、BOX31へ送信する。その後、MFP1は、自装置(MFP1)において変更された設定値を反映して有効にする。BOX31は、BOX31の新IPアドレスおよび新サブネットマスクのデータ74を受信したら、受信したデータ74に基づいて、自装置(BOX31)のネットワーク設定を変更する。
以上説明した通り、MFP1においてTCP/IP設定値が変更された場合には、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31でもTCP/IP設定値が変更される。その結果、MFP1およびBOX31は、互いにデータ通信可能な状態を継続できる。
次に、図4を参照して、MFP1のCPU11により実行されるネットワーク設定監視処理ついて説明する。図4は、MFP1のネットワーク設定監視処理を示すフローチャートである。ネットワーク設定監視処理は、MFP1のネットワーク設定が変更されたかを、定期的(例えば、1秒毎)に監視すると共に、変更された設定値の種類に応じて、BOX31にネットワーク設定の変更を指示するための処理である。このネットワーク設定処理は、MFP1の主電源が投入されてから主電源が遮断されるまで繰り返し実行される処理である。
このネットワーク設定監視処理では、まず、MFP1のネットワーク設定の設定値が変更されたかを判定する(S1)。より具体的には、フラッシュメモリ14の共通設定値メモリ14aに記憶されている共通設定値や、固有設定値メモリ14bに記憶されている固有設定値や、TCP/IP設定値メモリ14cに記憶されているTCP/IP設定値が、ユーザ操作により変更されたかを判定する。
なお、この時点では、MFP1は、ネットワーク設定が変更されたことを検出するだけ(変更する指示があった変更後の設定値を、RAM13に記憶するだけ)であり、変更された設定値はまだMFP1に反映されてはいない(有効ではない、共通設定値メモリ14a、固有設定値メモリ14b、TCP/IP設定値メモリ14cの各設定値は変更されていない)。変更された設定の反映は、後述するS10の処理が実行された時点で行われる。
S1の処理において、MFP1のネットワーク設定の設定値が変更されていない場合には(S1:No)、 MFP1のネットワーク設定の設定値が変更されるまで待機する。一方、MFP1のネットワーク設定の設定値が変更された場合には(S1:Yes)、その変更された設定値の種類を判定する(S2)。
具体的には、共通設定値メモリ14a、固有設定値メモリ14b、TCP/IP設定値メモリ14cの各設定値を読み出し、その中から、上述したS1において、RAM13に記憶されている変更後の設定値に対応する設定値を特定し、その特定した設定値に紐付けされている種類が、TCP/IP設定値か、同一のLAN300内で各通信装置毎にそれぞれ共通となる設定値か、同一のLAN300内で各通信装置毎にそれぞれ共通となる設定値かを特定する。
そして、変更された設定値の種類が固有設定値(同一のLAN300内で、各通信装置毎にそれぞれ共通となる設定値)である場合は、BOX31に対して変更を指示する設定値が無い場合であるので、何もせずに、S10の処理へ移行する。即ち、変更された設定値の種類が固有設定値である場合は、そのままの設定内容で、MFP1とBOX31とは、同一のLAN300内においてデータ通信可能な状態が継続される。
また、変更された設定値の種類が共通設定値(同一のLAN300内で、各通信装置毎にそれぞれ共通となる設定値)である場合は、BOX31に対して設定値の変更指示が必要な場合である。この場合には、BOX31へ「ネットワーク設定変更要求」を送信して(S3)、BOX31へ「MFP1において変更された設定値のデータ」を送信する(S4)。
即ち、変更された設定値の種類が共通設定値である場合は、その変更された共通設定値を新たな共通設定値としてBOX31に設定させる。それにより、MFP1とBOX31とは、同一のLAN300内においてデータ通信可能な状態を継続できる。そして、S10の処理へ移行する。
また、変更された設定値の種類がTCP/IP設定値である場合は、BOX31へ「IPアドレスおよびサブネットマスクの送信要求71」(図3(b)参照)を送信し(S5)、その後、BOX31から送信されてくる「BOX31のIPアドレスおよびサブネットマスクのデータ72」を受信する(S6)。そして、BOX設定値決定処理を実行する(S7)。
ここで、図5を参照して、MFP1のCPU11により実行されるBOX設定値決定処理(S7)について説明する。図5は、MFP1のBOX設定値決定処理を示すフローチャートである。BOX設定値決定処理は、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31のTCP/IP設定値を決定するための処理である。
BOX設定値決定処理では(S7)、まず、S6の処理(図4参照)で受信したデータから、BOX31のネットワークアドレス、及び、ホストアドレスを抽出する(S21)。
IPアドレスは、LAN300を含む広域ネットワーク(例えば、インターネットなど)に接続されている各通信装置をそれぞれ個別に識別するために、各通信装置毎にそれぞれ異なる値が設定される識別情報であり、ネットワークアドレスと、ホストアドレスとにより構成されている。
IPアドレスにおけるネットワークアドレスと、ホストアドレスとは、サブネットマスクの値によって識別される。より具体的には、IPアドレスと、サブネットマスクとを論理演算した場合に算出される値がネットワークアドレスを示し、IPアドレスから、ネットワークアドレスを取り除いた残りの値が、ホストアドレスを示す。
一般的に、同一のLAN300内では、各通信装置のネットワークアドレスがそれぞれ同一に設定されると共に、各通信装置のホストアドレスがそれぞれ異なる(ユニークな)値に設定されていなければならない。例えば、同一のLAN300内で、ネットワークアドレスの異なる通信装置がある場合には、その通信装置は、LAN300内の他の通信装置とデータ通信が正常に行えない。また、同一のLAN300内で、ホストアドレスが一致する通信装置がある場合には、それらの通信装置は、LAN300内の他の通信装置とデータ通信が正常に行えない。
次に、MFP1のネットワークアドレスと、BOX31のネットワークアドレスとを比較し(S22)、各ネットワークアドレスが同一であるかを判定する(S23)。各ネットワークアドレスが同一である場合には(S23:Yes)、ネットワークアドレスの設定に問題はないので、S24〜S25の処理をスキップして、S26の処理に移行する。
一方、MFP1のネットワークアドレスと、BOX31のネットワークアドレスとが異なる場合には(S23:No)、MFP1のネットワークアドレスを、BOX31の新たなネットワークアドレスに変更し(S24)、MFP1のサブネットマスクを、BOX31の新たなサブネットマスクに変更する(S25)。
ここで、ネットワークアドレスと、サブネットマスクとをそれぞれ変更しているのは、この2つの値がMFP1とBOX31とで一致していないと、同一のLAN300内では、互いに正常にデータ通信が行えないからである。
次に、変更されたネットワークアドレスと、変更されたサブネットマスクにより決定されるBOX31のホストアドレスの値を抽出する(S26)。
そして、BOX31のIPアドレスのうち、抽出したBOX31のホストアドレスのみ変更を許可し、表示する(S28)。これは、ユーザによって勝手に、BOX31のネットワークアドレスが変更されると、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とが互いに正常にデータ通信が行えなくなるからである。
次に、ユーザがBOX31のホストアドレスを確定したかを判定し(S29)、ユーザがBOX31のホストアドレスを確定するまで待機する(S29:No)。一方、ユーザがBOX31のホストアドレスを確定した場合には(S29:Yes)、MFP1のホストアドレスと、BOX31のホストアドレスとを比較し(S30)、各ホストアドレスが同一であるかを判定する(S31)。各ホストアドレスが同一である場合には(S31:Yes)、各ホストアドレスを異なる(ユニークな)値に設定するために、S28の処理に戻り、上述したS28〜S31の各処理を繰り返す。
一方、MFP1のホストアドレスと、BOX31のホストアドレスとが異なる場合には(S31:No)、ホストアドレスの設定に問題はないので、上述した処理で変更されたネットワークアドレスと、上述した処理で変更されたホストアドレスとから、新たなIPアドレスを決定する(S32)。そして、このBOX設定値決定処理を終了する。
以上の図5のフローチャートのBOX設定値決定処理により、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31のTCP/IP設定値を決定できる。具体的には、BOX31のネットワークアドレスを、MFP1のネットワークアドレスと同一値に決定できると共に、BOX31のサブネットマスクを、MFP1のサブネットマスクと同一値に決定できる。また、BOX31のホストアドレスを、MFP1のホストアドレスと異なる値に決定できる。
ここで、図4のフローチャートの説明に戻る。S7の処理が終了したら、次に、BOX31へ「ネットワーク設定変更要求73」を送信し(S8)、BOX31へ「BOX31の新たなIPアドレス、及び、新たなサブネットマスクのデータ74」を送信する(S9)。より具体的には、上述したBOX設定値決定処理(S7)により決定した各設定値のデータを送信する。
次に、S1の処理で変更を検出したネットワーク設定の設定値を、MFP1に反映させて有効にする。(S10)(共通設定値メモリ14a、固有設定値メモリ14b、TCP/IP設定値メモリ14cの各設定値うち、変更後の設定値に対応する設定値を、変更後の設定値に変更)その後、S1の処理へ戻り、上述した各S1〜S10の各処理を繰り返す。
以上の図4のフローチャートのネットワーク設定監視処理により、MFP1のネットワーク設定が変更された場合に、変更された設定値の種類に応じて、BOX31にネットワーク設定の変更を指示できる。具体的には、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続するために必要な設定値(ネットワーク設定)のデータを、BOX31へ送信できる。よって、BOX31では、受信した設定値のデータに基づいて、ネットワーク設定を変更できるので、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できる。
次に、図6を参照して、BOX31のCPU32により実行される要求実行処理について説明する。図6は、BOX31の要求実行処理を示すフローチャートである。要求実行処理は、MFP1から送信されてくる各種要求を受信した場合に、その要求に応じた処理を実行するための処理であり、BOX31の主電源が投入されてから主電源が遮断されるまで繰り返し実行される処理である。
この要求実行処理では、まず、MFP1から送信されてくる「IPアドレスおよびサブネットマスクの送信要求71」(図3(b)参照)を受信したかを判定する(S41)。「IPアドレスおよびサブネットマスクの送信要求71」を受信していない場合には(S41:No)、S42の処理をスキップして、S43の処理へ移行する。
一方、「IPアドレスおよびサブネットマスクの送信要求71」を受信した場合には(S41:Yes)、MFP1へ「BOX31のIPアドレス、および、サブネットマスクのデータ72」を送信する。より具体的には、フラッシュメモリ35のTCP/IP設定値メモリ35cに記憶されているBOX31のIPアドレスと、サブネットマスクとを示すデータをMFP1へ送信する。
次に、MFP1から送信されてくる「ネットワーク設定変更要求73」(図3(b)参照)を受信したかを判定し(S43)、「ネットワーク設定変更要求73」を受信していない場合には(S43:No)、S41の処理に戻り、上述したS41〜S43の各処理を繰り返す。
一方、「ネットワーク設定変更要求73」を受信した場合には(S43:Yes)、MFP1から送信されてくる「ネットワーク設定に関するデータ」を受信する(S44)。ネットワーク設定に関するデータとは、具体的には、図3(a)を参照して説明した共通設定値や、TCP/IP設定値のことである。
次に、S44の処理で受信したデータから、ネットワーク設定の各設定値を抽出し(S45)、BOX31のネットワーク設定の各設定値を、抽出した各設定値に変更する(S46)。これにより、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31のネットワーク設定の設定値が変更される。
以上の図6のフローチャートの要求実行処理により、MFP1から送信されてくる「IPアドレスおよびサブネットマスクの送信要求71」を受信した場合に、「BOX31のIPアドレス、及び、サブネットマスクのデータ72」をMFP1へ送信できる。また、MFP1から送信されてくる「ネットワーク設定に関するデータ」に基づいて、BOX31のネットワーク設定を変更できる。
以上説明した通り、本実施形態によれば、MFP1のネットワーク設定(LAN300に関する設定)が変更された場合に、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続するために必要な設定値(ネットワーク設定)のデータを、BOX31へ送信できる。そして、BOX31では、受信した設定値のデータに基づいて、ネットワーク設定を変更できるので、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施形態では、MFP1においてネットワーク設定監視処理(図4参照)を実行する構成としているが、MFP1に代えて、BOX31で実行する構成としても良い。なお、その場合は、MFP1において要求実行処理(図6参照)を実行する構成とする。また、MFP1およびBOX31の両方で、ネットワーク設定監視処理および要求実行処理をそれぞれ実行する構成としても良い。このように構成すれば、MFP1およびBOX31の一方において、ネットワーク設定が変更された場合に、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、MFP1およびBOX31の他方のネットワーク設定を変更できる。
また、本実施形態では、MFP1のネットワーク設定(LAN300に関する設定)が変更された場合に、同一のLAN300内で、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31のネットワーク設定を変更するように構成したが、MFP1の無線LANに関する設定が変更された場合に、同一のAP51を介して、MFP1とBOX31とがデータ通信可能な状態を継続できるように、BOX31の無線LANに関する設定を変更するように構成しても良い。
また、本実施形態では、BOX31のホストアドレスを、MFP1のホストアドレスと重複しないように決定する構成としているが、BOX31のホストアドレスが、同一LAN300に接続されている他の通信装置の全てと重複しないように決定する構成としても良い。このように構成すれば、BOX31のホストアドレスが必ず、LAN300内で、他の通信装置と異なるように設定できるので、MFP1とBOX31とをより確実にデータ通信可能な状態にできる。
また、本実施形態のMFP1およびBOX31は、無線LAN方式の無線通信200によりデータ通信可能に構成されているが、通信方式を無線LAN方式に限定するものではなく、他の通信方式の無線通信によりデータ通信可能に構成しても良い。例えば、他の通信方式のとしては、赤外線通信(IrDAなど)や、Bluetoothや、ZigBeeや、UWBなどが該当する。
1 MFP(請求項1乃至5の通信装置の一例)
13 第2記憶手段の一例
14a 第1記憶手段の一例
14b 第1記憶手段の一例
14c 第1記憶手段の一例
17 操作キー(入力手段の一例)
31 BOX(相手側装置、請求項6,7の通信装置の一例)
35a 記憶手段の一例
35b 記憶手段の一例
35c 記憶手段の一例
S2 特定手段
S3 第2通知手段の一例
S4 第2通知手段の一例
S5 要求手段の一例
S6 受信手段の一例
S7 比較手段、変更手段の一例
S8 第1通知手段の一例
S9 第1通知手段の一例
S10 決定手段の一例
S21 第1抽出手段の一例
S22 判断手段の一例
S24 ネットワークアドレス変更手段の一例
S26 第2抽出手段、ホストアドレス変更手段の一例
S31 確認手段の一例
S32 第1決定手段、ホストアドレス変更手段の一例
S32 IPアドレス変更手段の一例

Claims (6)

  1. 通信相手となる相手側装置と無線通信可能な通信装置において、
    通信が行われる通信設定として、様々な設定項目とその設定値と、その各設定項目と設定値が含まれる種類とを紐付けて記憶する第1記憶手段と、
    その第1記憶手段に記憶されている各設定値のうち変更する設定値を入力する入力手段と、
    その入力手段によって入力された設定値を記憶する第2記憶手段と、
    その第2記憶手段に記憶されている設定値に変更する以前の設定値として前記第1記憶手段に記憶されている設定値に紐付けされている種類を特定する特定手段と、
    その特定手段によって特定される種類が特定種類に関するものであった場合に、前記特定種類内の前記設定項目の設定値を通知するように前記相手側装置に要求する要求手段と、
    その要求手段による要求に応じて前記相手側装置から通知される前記相手側装置の設定値を受信する受信手段と、
    その受信手段によって受信した前記相手側装置の設定値と、前記第2記憶手段に記憶されている設定値とが一致しているかを比較する比較手段と、
    その比較手段による比較の結果、一致している場合には、前記第2記憶手段に記憶されている設定値とは異なる新たな設定値に変更する変更手段と、
    その変更手段によって変更された新たな設定値と、その新たな設定値への変更要求とを前記相手側装置に通知する第1通知手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている設定値を、前記第2記憶手段に記憶されている設定値に決定する決定手段とを備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記特定種類の設定項目がIPアドレスである場合、
    前記比較手段は、
    前記受信手段によって受信する前記相手側装置のIPアドレスからネットワークアドレスとホストアドレスとを抽出する第1抽出手段と、
    その第1抽出手段によって抽出されたネットワークアドレスが、前記第2記憶手段に記憶されているIPアドレスに含まれているネットワークアドレスと一致するかを判断する判断手段とを備え、
    前記決定手段は、
    前記判断手段によって一致しないと判断された場合、前記第2記憶手段に記憶されているIPアドレスに含まれているネットワークアドレスを、新たなネットワークアドレスに変更するネットワークアドレス変更手段と、
    前記第1抽出手段によって抽出されたホストアドレスとは異なるホストアドレスを新たなホストアドレスに変更するホストアドレス変更手段と、
    前記ネットワークアドレス変更手段によって変更された新たなネットワークアドレスと、前記ホストアドレス変更手段によって変更された新たなホストアドレスとに基づいて、新たなIPアドレスに変更するIPアドレス変更手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ホストアドレス変更手段は、
    前記新たなホストアドレスを抽出する第2抽出手段と、
    その任意のIPアドレスに含まれているホストアドレスが、前記第2抽出手段によって抽出されたホストアドレスと異なるかを確認する確認手段と、
    その確認手段によって異なることが確認された場合に、前記任意のホストアドレスを、前記新たなホストアドレスとして決定する第1決定手段とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記特定手段によって特定される種別が、同一のローカルエリアネットワーク内の各装置において共通に設定されるものであった場合に、前記第2記憶手段に記憶されている設定値と、その設定値への変更要求とを前記相手側装置に通知する第2通知手段を備え、
    前記決定手段は、
    前記第1記憶手段に記憶されている設定値を、前記第2記憶手段に記憶されている設定値に変更することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記決定手段は、
    前記特定手段によって特定される種別が、同一のローカルエリアネットワーク内の各装置において固有に設定されるものであった場合、前記相手側装置への通知を条件とすることなく、前記第1記憶手段に記憶されている設定値を、前記第2記憶手段に記憶されている設定値に変更することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 無線通信可能な第1通信装置と、
    前記第1通信装置と無線通信可能な第2通信装置とからなる通信システムにおいて、
    前記第1通信装置は、
    通信が行われる通信設定として、様々な設定項目とその設定値と、その各設定項目と設定値が含まれる種類とを紐付けて記憶する第1記憶手段と、
    その第1記憶手段に記憶されている各設定値のうち変更する設定値を入力する入力手段と、
    その入力手段によって入力された設定値を記憶する第2記憶手段と、
    その第2記憶手段に記憶されている設定値に変更する以前の設定値として前記第1記憶手段に記憶されている設定値に紐付けされている種類を特定する特定手段と、
    その特定手段によって特定される種類が特定種類に関するものであった場合に、前記特定種類内の前記設定項目の設定値を通知するように前記相手側装置に要求する要求手段と、
    その要求手段による要求に応じて前記相手側装置から通知される前記相手側装置の設定値を受信する受信手段と、
    その受信手段によって受信した前記相手側装置の設定値と、前記第2記憶手段に記憶されている設定値とが一致しているかを比較する比較手段と、
    その比較手段による比較の結果、一致している場合には、前記第2記憶手段に記憶されている設定値とは異なる新たな設定値に変更する変更手段と、
    その変更手段によって変更された新たな設定値と、その新たな設定値への変更要求とを前記相手側装置に通知する第1通知手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている設定値を、前記第2記憶手段に記憶されている設定値に決定する決定手段と、
    を備え、
    第2通信装置は、
    通信が行われる通信設定として、様々な設定値と、その各設定値が含まれる種類とを紐付けて記憶する記憶手段と、
    前記要求手段による要求に応じて、前記記憶手段に記憶されている各設定値のうち、要求された設定値に対応する設定値を、前記第1通信装置に返信する返信手段と、
    前記第1通知手段による通知に応じて、前記記憶手段に設定されている設定値を、前記第1通知手段によって通知される設定値に変更する第1変更手段と、
    を備えていることを特徴とする通信システム。
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