JP6241296B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は,ネットワークを介して電子機器との通信を行うための複数のインターフェースを備える情報処理装置およびプログラムに関する。
従来から,プリンタ等の電子機器では,ネットワークを介してパーソナルコンピュータ(PC)等と通信を行うためのインターフェース(IF)を複数備えるものが実用化されている。また,情報処理装置には,当該電子機器の制御用のプログラム(以下,「デバイスドライバ」とする)がインストールされる。
デバイスドライバのインストールは,例えば特許文献1に開示されているように,複数のインターフェースの中から選択される1つのインターフェースを介して行われる。そして,デバイスドライバのインストール後,選択されたインターフェースを介して電子機器とのデータの送受信が可能となる。
特開2006−333321号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,特許文献1にも開示されているように,電子機器用のデバイスドライバは,インストール時に選択された1つのインターフェースに対してセットアップされる。このことから,あるインターフェースを介してデバイスドライバがインストールされた後に,当該インターフェースと異なるインターフェースに接続が変更された場合,情報処理装置では電子機器との適切な通信が困難になる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,情報処理装置にて電子機器とのインターフェースが変更された場合であっても,当該電子機器との適切な通信が期待できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた情報処理装置は,ネットワークを介して電子機器との通信を行うための複数のインターフェースを備える情報処理装置であって,前記電子機器との対象データの通信に先行して必要な準備通信であって,前記複数のインターフェースのうち第1のインターフェースを用いた前記準備通信により,前記第1のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第1識別情報と,前記複数のインターフェースのうち前記第1のインターフェースと異なる第2のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第2識別情報と,を取得する識別情報取得部と,前記準備通信が実行された後,前記識別情報取得部にて取得された前記第1識別情報と前記第2識別情報との少なくとも一方を用いて,前記対象データの通信を行うために必要な前記電子機器のアドレス情報であって,前記複数のインターフェースのうちの前記対象データの通信に用いられるべきインターフェースに対応する前記アドレス情報の取得を試行するアドレス情報取得部と,前記アドレス情報取得部にて取得できた前記アドレス情報を用いて,前記電子機器と対象データの通信を行う対象データ通信部とを備えることを特徴としている。
本明細書に開示される情報処理装置は,第1のインターフェースを用いて準備通信を行った際,第1のインターフェースに対応する電子機器の第1識別情報の他,第2のインターフェースに対応する第2識別情報も取得して記憶する。準備通信は,例えば,インストール時の通信であってもよいし,最初の対象データの通信前に行う通信であってもよい。第1識別情報および第2識別情報を含む識別情報としては,例えば,ノード名が該当する。そして,情報処理装置は,準備通信の実行後,第1識別情報と第2識別情報との少なくとも一方を用いて,複数のインターフェースのうちの対象データの通信に用いられるべきインターフェースに対応するアドレス情報の取得を試行し,取得できたアドレス情報を用いて電子機器と対象データの通信を行う。アドレス情報としては,例えば,IPアドレスが該当する。アドレス情報の取得は,準備通信の実行後であればよく,例えば,電子機器に対して対象データの通信を行うための所定の指示が入力されたことに応じて行われる。また,アドレス情報の取得は,例えば,識別情報がノード名であれば,名前解決によって行われる。
すなわち,本明細書に開示される情報処理装置では,対象データの通信を行う前の準備通信にて,あらかじめ各インターフェースに対応する電子機器の識別情報を取得しておく。そして,対象データの通信を行うにあたって,それらの識別情報を用いて電子機器のアドレス情報の取得を試行し,通信可能なインターフェースを介してそのインターフェースに対応するアドレス情報を取得する。これにより,現在接続されているインターフェースを介した通信が可能になり,電子機器との適切な通信が期待できる。
また,前記アドレス情報取得部は,前記第1のインターフェースに対応するアドレス情報である第1アドレス情報の取得を,前記第1識別情報を用いた名前解決にて試行し,前記第2のインターフェースに対応するアドレス情報である第2アドレス情報の取得を,前記第2識別情報を用いた名前解決にて試行するとよい。各識別情報を用いた名前解決によってアドレス情報の取得を試行することで,現在通信可能なインターフェースに対応するアドレス情報を取得できる。
また,前記アドレス情報取得部は,前記第1アドレス情報と前記第2アドレス情報との一方の取得を試行し,前記第1アドレス情報と前記第2アドレス情報との一方を取得できなかった場合に,前記第1アドレス情報と前記第2アドレス情報との他方の取得を試行するとよい。アドレス情報の取得を各インターフェースについて順次に試行することで,複数のアドレス情報を取得する可能性を抑制できる。
また,前記アドレス情報取得部は,先ず,前記第1識別情報を用いた名前解決にて前記第1アドレス情報の取得を試行し,前記第1アドレス情報が取得できなかった場合に,前記第2識別情報を用いた名前解決にて前記第2アドレス情報の取得を試行するとよい。識別情報を取得した第1のインターフェースを用いた通信が対象データの通信でも用いられる可能性が高いことから,第1識別情報を用いた名前解決を優先することで,早期のアドレス情報の取得が期待できる。
また,本明細書に開示される情報処理装置は,前記電子機器用のデバイスポートを備え,前記アドレス情報取得部は,前記第1識別情報を用いた前記第1のインターフェースに対応するアドレス情報である第1アドレス情報を取得するための通信と,前記第2識別情報を用いた前記第2のインターフェースに対応するアドレス情報である第2アドレス情報を取得するための通信とが実行される場合に,前記デバイスポートを共用するとよい。この構成によれば,各インターフェースのデバイスポートをそれぞれ生成するよりも,リソースの利用量を低減できる。
また,前記識別情報取得部は,前記複数のインターフェースの各々に対応する識別情報を全て取得するとよい。全てのインターフェースに対応する識別情報を取得することで,アドレス情報取得部にてアドレス情報の取得を試行するインターフェースの数が増え,通信が可能となる可能性が高まる。
また,前記識別情報取得部は,前記電子機器用のドライバプログラムをインストールする前記準備通信を実行する際に,前記第1識別情報と前記第2識別情報とを取得するとよい。
また,上記情報処理装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,情報処理装置にて電子機器とのインターフェースが変更された場合であっても,当該電子機器との適切な通信が期待できる技術が実現される。
実施の形態にかかる画像処理システムを構成するMFPおよびPCの電気的構成を示すブロック図である。 MFPが有するノード名管理テーブルの構成を示す図である。 MFPが有するIPアドレス管理テーブルの構成を示す図である。 プリンタドライバの構成およびデータの遷移を示す図である。 実施の形態の画像処理システムにおける印刷手順であって,インストール時と印刷命令時とでインターフェースが同じ場合の手順を示すシーケンス図である。 実施の形態の画像処理システムにおける印刷手順であって,インストール時と印刷命令時とでインターフェースが異なる場合の手順を示すシーケンス図である。 実施の形態のPCが実行するインストール処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態のPCが実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本実施形態にかかる画像処理システムについて,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,複数のインターフェースを備えるPCと,そのPCに接続するMFP(Multi Function Peripheral)とを備える画像処理システムに,本発明を適用したものである。
[画像処理システムの構成]
本形態の画像処理システム900は,図1に示すように,MFP100と,PC200とを備え,両者がネットワークを介して接続される。MFP100は,電子機器の一例である。PC200は,情報処理装置の一例である。なお,画像処理システム900を構成する電子機器は,MFP100に限るものではないが,図1では説明の簡略化のため,MFP100のみを図示する。また,MFP100と通信する情報処理装置もPC200に限るものではないが,図1では説明の簡略化のため,PC200のみを図示する。
また,画像処理システム900は,DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ92も備え,有線LANのネットワークを介して,MFP100およびPC200と接続される。DHCPサーバ92は,ある機器が有線LANのネットワークに接続されると,その機器に自動的にIPアドレスを割り当てる。なお,本形態では,IPv4にIPアドレスが利用される。この他,画像処理システム900には,プリントサーバやDNS(Domain Name System)サーバ等が接続されていてもよい。
[MFPの構成]
続いて,MFP100の概略構成について説明する。MFP100は,図1に示したように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34とを備えるコントローラ30を有している。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアと表すとは限らない。
ROM32には,MFP100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33およびNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。
また,MFP100は,用紙に画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る画像読取部20と,表示機能と入力機能とを兼ねる操作パネル40と,有線LANインターフェース37と,無線LANインターフェース38とを有し,これらがCPU31によって制御される。
画像形成部10は,カラー印刷が可能であってもモノクロ印刷のみが可能であってもよい。本形態では,カラー印刷が可能なものとする。また,印刷方式についても,電子写真方式であってもインクジェット方式であってもよい。また,画像読取部20は,カラースキャンが可能であってもモノクロスキャンのみが可能であってもよい。本形態では,カラースキャンが可能なものとする。また,読取機構についても,CCDであってもCISであってもよい。
操作パネル40は,MFP100の外装に設けられ,ユーザ入力を受け付ける各種のボタンと,メッセージや設定内容を表示するタッチパネルとを有している。各種のボタンとしては,例えば,画像処理の開始指示を入力するOKボタンや,画像処理のキャンセル指示を入力するキャンセルボタンがある。また,タッチパネルは,ユーザがタッチ操作することによっても各種の入力が可能であり,例えば,各種の設定やユーザ情報がタッチパネルから入力される。
有線LANインターフェース37は,銅線や光ファイバー等の通信ケーブルを介して,外部装置との通信を可能にするハードウェアである。無線LANインターフェース38は,無線による通信によって,装置間で直接あるいはアクセスポイント等の中継機器を介して,外部装置との通信を可能にするハードウェアである。MFP100は,有線LANインターフェース37ないし無線LANインターフェース38を介して,外部装置に対してデータないしコマンドの送受信を行う。
無線LANインターフェース38を介した通信方式は,IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づくものであればよい。本形態の無線LANインターフェース38は,アクセスポイントを介さずにPC200との無線通信を可能にする,WiFiダイレクト方式(WFD方式)のインターフェースである。
なお,WFD方式は,ネットワークを管理する,より詳細にはアクセスポイントとして機能するグループオーナー機器(GO機器)と,クライアント機器とでネットワークを構築し,そのネットワーク内でデータの受け渡しを可能にする通信方式である。そのため,無線LANインターフェース38を介して外部装置とデータ通信を行うには,当該外部装置と無線通信を確立させ,WFDネットワークを構築する必要がある。本形態では,例えば,MFP100がWFDネットワークを構築する際のGO機器になり,PC200がクライアント機器になる。クライアント機器はPC200のみに限るものではなく,他のデバイスもクライアント機器としてWFDネットワークに属することが可能である。GO機器は,クライアント機器の識別情報と,クライアント機器とWFD方式による無線通信を確立させるための接続情報とを記憶している。
また,GO機器は,クライアント機器に自動的にIPアドレスを割り当てるDHCPサーバとしての機能を有する。例えば,MFP100をGO機器とすれば,MFP100自身およびクライアント機器であるPC200のIPアドレスを決定する。なお,有線LANで接続されるDHCPサーバ92は,MFP100に対して無線LANインターフェース38にて使用されるIPアドレスは割り当てない。
上述したように,MFP100は,IPアドレスを利用して通信を行うインターフェースを複数有している。そして,MFP100では,IPアドレスがインターフェースごとに割り当てられる。そこで,MFP100は,インターフェースごとの情報として,自装置を識別させる情報であるノード名と,自装置のアドレス情報であるIPアドレスとを対応付けて記憶している。ノード名は,識別情報の一例である。IPアドレスは,アドレス情報の一例である。
具体的にMFP100は,不揮発性のメモリ領域に,図2に示すような自装置のインターフェースとノード名とを対応付けて記憶するテーブル341を有している。ノード名は,インターフェース固有の情報であり,出荷時に記憶される情報である。また,MFP100は,揮発性のメモリ領域に,図3に示すような自装置のインターフェースとIPアドレスとを対応付けて記憶するテーブル331を有している。本形態では,IPアドレスは,動的に割り当てられる情報であり,例えば有線LANインターフェース37であればDHCPサーバ92によって,無線LANインターフェース38であればGO機器によって,それぞれ設定される。すなわち,IPアドレスは,電源のオンオフによって書き換えられる情報である。
また,MFP100は,PC200に接続するインターフェースとして,3つ以上のインターフェースを備えていてもよい。例えば,WFD方式の無線LANインターフェースとは別に,アクセスポイントを介してPC200との無線通信を可能にする,非ダイレクトのWiFi方式(通常WiFi方式)の無線LANインターフェースを備えていてもよい。この場合,MFP100は,通常WiFi方式の無線LANインターフェースをWFD方式の無線LANインターフェースと別のインターフェースとして扱い,通常WiFi方式の無線LANインターフェース用のノード名およびIPアドレスも記憶する。通常WiFi方式では,IPアドレスは,DHCPサーバ92によって割り振られる。なお,上述の形態の他,有線LANインターフェースが無く,通常WiFi方式とWFD方式との2つの無線LANインターフェースを備える形態であってもよい。
[PCの構成]
続いて,PC200の概略構成について説明する。PC200は,図1に示したように,各種処理を実行するCPU51と,当該PC200の起動時にCPU51が行う起動処理のプログラム(BIOS)等を記憶したROM52と,CPU51が各種処理を行う際に一時的な記憶領域として利用されるRAM53と,各種のプログラムやデータを記憶したハードディスクドライブ(HDD)54とを有するコントローラ50を備えている。なお,図1中のコントローラ50は,CPU51等,プリンタの制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にプリンタに存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
また,PC200は,液晶ディスプレイ等からなる表示部60と,キーボードやマウス等からなる入力部61と,有線LANインターフェース87と,無線LANインターフェース88とを有し,これらがコントローラ50によって制御される。
有線LANインターフェース87および無線LANインターフェース88は,MFP100の有線LANインターフェース37や無線LANインターフェース38と同様に,外部装置との通信を可能にするハードウェアである。PC200は,有線LANインターフェース87ないし無線LANインターフェース88を介して,外部装置に対してデータないしコマンドの送受信を行う。
なお,有線LANインターフェース87は,MFP100の有線LANインターフェース37と同じ通信方式のインターフェースである。また,無線LANインターフェース88は,MFP100の無線LANインターフェース38と同じ通信方式のインターフェースである。
PC200も,MFP100と同様に,自装置のインターフェースごとにノード名を記憶するテーブルを不揮発性のメモリ領域に有し,自装置のインターフェースごとにIPアドレスを記憶するテーブルを揮発性のメモリ領域に有している。ノード名は,PC200の各インターフェース固有の情報であり,IPアドレスは動的に割り当てられる情報である。
また,PC200には,オペレーティングシステム(OS)と,アプリケーションプログラム(文書作成ソフト,作図ソフト,表計算ソフト,写真データ編集ソフト等)と,各種の電子機器を制御するデバイスドライバとが記憶されている。なお,各種プログラムについては,CD−ROMなどの記憶媒体に記憶されているものをインストールしてもよいし,ネットワーク上のサーバに記憶されているものをダウンロードしてインストールしてもよい。
本形態のPC200には,MFP100の印刷用のデバイスドライバであるプリンタドライバ73がインストールされる。プリンタドライバ73は,図4に示すように,OS72を介してアプリケーションプログラム71から渡される印刷対象のデータを,印刷用の画像データである印刷データに変換する変換モジュール731と,変換モジュール731が変換した印刷データを,MFP100に送信するポートモニタ732とを有している。また,ポートモニタ732は,通信先であるMFP100のインターフェースごとのノード名を記憶している。プリンタドライバ73を含むPC200の動作の詳細説明については後述する。
[印刷動作の手順]
続いて,本形態の画像処理システム900において,PC200からMFP100に印刷を実行させる際の動作手順について,図5のシーケンス図を参照しつつ説明する。なお,図5のシーケンス図では,あらかじめPC200とMFP100とが有線LANによって接続されているものとし,さらにプリンタドライバ73がPC200にインストールされていないものとする。
始めに,PC200にプリンタドライバ73のインストール命令が入力され,PC200はインストールプログラム(インストーラ)を実行する。このインストーラによって,プリンタドライバ73がPC200にインストールされる。
さらに,PC200は,インストールの際,ノード名の問い合わせを有線LANインターフェース87を介してネットワーク内にブロードキャストする。その問い合わせを受信したプリンタは,自装置の有線LANインターフェースに対応するノード名をPC200に応答する。例えば,有線LANインターフェース37を介してその問い合わせを受信したMFP100は,テーブル341に記憶される有線LANインターフェースのノード名を応答する。なお,インストーラによるインストール時の通信は,準備通信の一例である。ノード名は,第1識別情報および第2識別情報を含む識別情報の一例である。
PC200は,応答の際の通信パケットに基づいて,MFP100の有線LANインターフェース37のIPアドレスも取得する。IPアドレスは,第1アドレス情報および第2アドレス情報を含むアドレス情報の一例である。
PC200は,応答があったプリンタのうちプリンタドライバ73に対応するプリンタを一覧表示し,使用するプリンタの指定を受け付ける。そして,指定されたプリンタのノード名をポートモニタ732に保持させる。すなわち,PC200は,指定されたプリンタの有線LANインターフェースのノード名を不揮発性の記憶領域に記憶する。なお,IPアドレスは,動的に割り当てられる可能性がある情報である。以下,MFP100が指定されたものとする。
次に,PC200は,指定されたプリンタであるMFP100に対して,他のインターフェースのノード名を有線LANインターフェース37を介して問い合わせる。MFP100は,その問い合わせに応じて,有線LANインターフェース以外のインターフェースのノード名を応答する。具体的に,本形態のMFP100では,無線LANインターフェースのノード名を応答する。PC200は,受信した他のインターフェースのノード名もポートモニタ732に保持させる。なお,MFP100がIPアドレスを利用する他のインターフェースを備える場合には,当該他のインターフェースのノード名も取得する。
プリンタドライバ73のインストール後,PC200は印刷命令を受け付ける。PC200は,有線LANのポートを利用した印刷命令を受け付けると,インストール時にポートモニタ732に保持したノード名を利用して名前解決を試行する。すなわち,PC200は,MFP100の有線LANインターフェースのノード名を利用した名前解決と,MFP100の無線LANインターフェースのノード名を利用した名前解決との少なくとも一方を試行する。なお,名前解決とは,デバイスの識別情報(例えば,デバイスのノード名)と対応するIPアドレスに関する情報を取得する処理である。本形態では,通信相手であるデバイス(本形態ではMFP100)が名前解決を実行する仕組みを採用する。具体的には,NetBiosの名前解決の仕組みが利用される。ただし,本形態は,当該名前解決の手法に限定するものではなく,LLMNR等の他の名前解決の手法が利用されてもよい。
MFP100は,PC200からの各ノード名の名前解決の問い合わせを,現時点でPC200と接続可能なインターフェースを経由して受信し,受信したインターフェースに対応するIPアドレスを応答する。
具体的に図5の状態では,PC200とMFP100とが有線LANに接続された状態であることから,MFP100は有線LANインターフェース37を介して各ノード名の名前解決の問い合わせを受信する。そのため,有線LANインターフェースのノード名を利用した名前解決では,MFP100の有線LANインターフェースのノード名と一致することから,MFP100がPC200に対して有線LANインターフェース37に対応する現在のIPアドレスを応答する。一方,無線LANインターフェースのノード名を利用した名前解決では,MFP100の有線LANインターフェースのノード名と一致しないことから,MFP100が応答しない。
そして,PC200は,取得したIPアドレスを利用して,有線LANインターフェース87を介して印刷データをMFP100に送信する。すなわち,有線LANインターフェース用のIPアドレスを取得することから,そのIPアドレスを利用して印刷データの通信を行う。MFP100は,受信した印刷データに基づく印刷処理を実行する。これにより,印刷動作が完了する。
前述した図5の印刷動作は,インストール時の通信で用いられたインターフェースと印刷時の通信で用いられたインターフェースとが同じ場合であるが,続いて,インストール時の通信で用いられたインターフェースと印刷時の通信で用いられたインターフェースとが異なる場合について,図6のシーケンス図を参照しつつ説明する。なお,図6では,インストール時が有線LANによって接続され,インストール後に有線LANによる接続が切断され,印刷前に無線LANによって接続されたものとする。そのため,インストール時の動作,すなわち使用するプリンタの指定を受け付け,MFP100の全てのインターフェースのノード名をポートモニタ732に登録するまでの動作は図5と同じであり,説明を省略する。
プリンタドライバ73のインストール後,PC200が印刷命令を受け付けると,図5の印刷動作と同様に,PC200は,インストール時に記憶した各ノード名を利用して名前解決を試行する。
具体的に図6の状態では,PC200とMFP100とが無線LANに接続された状態であることから,MFP100は無線LANインターフェース38を介して名前解決の問い合わせを受信する。そのため,無線LANインターフェースのノード名を利用した名前解決では,MFP100の無線LANインターフェースのノード名と一致することから,MFP100がPC200に対して無線LANインターフェース38に対応する現在のIPアドレスを応答する。一方,有線LANインターフェースのノード名を利用した名前解決では,MFP100の無線LANインターフェースのノード名と一致しないことから,MFP100が応答しない。
そして,PC200は,取得したIPアドレスを利用して,無線LANインターフェース88を介して印刷データをMFP100に送信する。すなわち,無線LANインターフェース用のIPアドレスを取得することから,そのIPアドレスを利用して印刷データの通信を行う。つまり,PC200は,インストール時とは別のインターフェースから印刷データを送信する。MFP100は,受信した印刷データに基づく印刷処理を実行する。これにより,印刷動作が完了する。
すなわち,本形態の画像処理システム900では,PC200がMFP100の各インターフェースに対応するノード名を記憶する。そして,印刷時に,それらノード名を利用して名前解決を試行し,現在通信可能なインターフェースのIPアドレスを取得する。そして,通信可能なインターフェースを介して印刷データを送信する。これにより,画像処理システム900では,インストール時とは別のインターフェースに接続された状態で印刷命令を受け付けたとしても,現在通信可能なインターフェースを介して印刷データを送信できる。
[PCの処理]
続いて,前述した画像処理システム900の印刷動作を実現するためのPC200の処理について詳説する。上述したように,PC200での印刷動作は,インストール時の動作と,印刷命令が入力された時の動作とに大別される。
[インストール処理]
始めに,インストール時にPC200によって実行されるインストール処理について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。インストール処理は,PC200にプリンタドライバ73のインストール指示が入力され,インストーラが起動されたことを契機に,CPU51によって実行される。なお,インストール時に接続されているインターフェースを「インターフェースA」として説明する。
インストール処理では,先ず,プリンタドライバ73がインストールされる(S101)。これにより,PC200に,変換モジュール731とポートモニタ732とが組み込まれる。
次に,インターフェースAを介して接続される電子機器に対してノード名を問い合わせる(S102)。S102では,ノード名の問い合わせをネットワーク内にブロードキャストする。この問い合わせに対応可能な電子機器からの応答により,インターフェースAを介して接続される電子機器のノード名が得られる。プリンタドライバ73に対応するプリンタが複数ある場合には,各プリンタのノード名が得られる。この問い合わせに対する応答によって,応答した電子機器のIPアドレスも得られる。
次に,取得したノード名のうち,プリンタドライバ73に対応するプリンタのノード名を表示部60に一覧表示し,使用するプリンタとして1つのプリンタをユーザに選択させる(S103)。ユーザによって1つのプリンタが選択されると,選択されたプリンタを使用するプリンタに決定する。以下,使用するプリンタにMFP100が選択されたものとする。
S103の後,選択されたMFP100のノード名をポートモニタ732に保持させる(S104)。これにより,MFP100のインターフェースAのノード名がPC200に記憶される。
次に,使用するプリンタであるMFP100に対して,他のインターフェースのノード名を問い合わせる(S105)。この問い合わせに応じ,MFP100にインターフェースA以外のインターフェースがあれば,そのインターフェースのノード名がMFP100から応答される。
S105の後,MFP100から他のインターフェースのノード名を取得できたか否かを判断する(S106)。S105にてノード名を取得できた場合には(S106:YES),取得したノード名をポートモニタ732に保持させる(S107)。例えば,インターフェースA以外のインターフェースであるインターフェースBのノード名が取得できた場合には,そのインターフェースBのノード名をポートモニタ732に保持させる。これにより,MFP100のインターフェースA以外のインターフェースのノード名もPC200に記憶される。
S107の後,あるいはS105にてノード名が取得できなかった場合には(S106:NO),インストール処理を終了する。このインストール処理により,MFP100のインターフェースAに対応するポートモニタ732が組み込まれるとともに,MFP100が有する全てのインターフェースのノード名がポートモニタ732に保持される。なお,S102〜S107の処理は,識別情報取得部の一例である。
[印刷処理]
続いて,印刷命令が入力された時にPC200によって実行される印刷処理について,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。印刷処理は,アプリケーションプログラムを介して印刷命令が入力されたことを契機に,CPU51によって実行される。なお,以下の説明では,使用されるプリンタをMFP100として説明する。また,インストール時に生成したMFP100のインターフェースAのポートを利用した印刷命令を受け付けたものとして説明する。
印刷処理では,先ず,プリンタドライバ73の変換モジュール731によって印刷データを生成する(S151)。生成された印刷データは,プリンタドライバ73のポートモニタ732に引き渡される。印刷データは,対象データの一例である。
S151の後,ポートモニタ732に保持されている,先頭に登録されているMFP100のノード名を読み出す(S152)。ポートモニタ732は,登録順にノード名を記憶している。本形態では,インストール時に接続されていたインターフェースAのノード名が先頭に登録されており,インターフェースAのノード名が最初に読み出される。
そして,インターフェースAのノード名についての名前解決を試行する(S153)。すなわち,読み出したノード名についてのIPアドレスの問い合わせを,ネットワーク内にブロードキャストする。S153では,MFP100がインターフェースAを介して接続されている状態であれば,名前解決の応答に基づいてMFP100のIPアドレスが得られる。MFP100がインターフェースAを介して接続されていない状態であれば,名前解決の応答が得られない。S153は,アドレス情報取得部の一例である。
そこで,インターフェースAのノード名についての名前解決によって解決できた場合には(S154:YES),その際に得られたIPアドレスを用いて印刷データをMFP100に送信する(S155)。S155は,対象データ通信部の一例である。
一方,インターフェースAのノード名についての名前解決によって解決できなかった場合には(S154:NO),ポートモニタ732が保持する全ノード名について名前解決の試行が済んだか否かを判断する(S161)。
名前解決を試行していないノード名が有る場合には(S161:NO),ポートモニタ732に保持されているMFP100の次のノード名を読み出す(S171)。例えば,インターフェースBのノード名をポートモニタ732が保持している場合には,そのインターフェースBに対応付けられたノード名が読み出される。そして,S153に移行し,読み出したノード名についての名前解決を試行する。MFP100とインターフェースBを介して接続されていれば,MFP100から応答が有り,PC200はインターフェースBを介して印刷データを送信する。一方,MFP100がインターフェースBを介して接続されていない状態であれば,名前解決の応答が得られない。そのため,印刷データは送信されない。
名前解決を試行していないノード名が無い場合(S161:YES),すなわち全てのノード名において名前解決ができなかった場合には,どのインターフェースからも印刷データをMFP100に送信できないことから,エラーを報知する(S162)。S162,あるいはS155,あるいはS171の後は,印刷処理を終了する。
以上詳細に説明したように本形態のPC200では,準備通信となるインストール時にて,あらかじめ各インターフェースに対応するMFP100のノード名を取得しておく。そして,印刷データの送信を行うにあたって,それらのノード名を用いてMFP100のIPアドレスの取得を名前解決によって試行し,通信可能なインターフェースを介してそのインターフェースに対応するIPアドレスを取得する。これにより,現在接続されているインターフェースを介した印刷データの通信が可能になり,MFP100との適切な通信が期待できる。
また,本形態のPC200では,有線LANインターフェース37を介した印刷データの通信も,無線LANインターフェース38を介した印刷データの通信も,インストール時にインストールされた1つのポートモニタ732を利用している。すなわち,複数のインターフェースでポートモニタ732を共用している。これにより,本形態のPC200では,ユーザによる複数のプリンタドライバのインストール作業やポートモニタの切替作業を行うことなく,MFP100との適切な通信が期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,電子機器は,MFPに限るものではなく,スキャナ,FAX装置,プリンタ,コピー機等,通信機能を備えるものであれば適用可能である。また,情報処理装置も,PCに限るものではなく,スマートフォン,タブレット端末,メインフレーム等,通信機能を備えるものであれば適用可能である。
また,実施の形態では,印刷データの送受信に本発明を適用しているが,これに限るものではない。例えば,読取データの送受信に本発明を適用してもよい。読取データの送受信も,インストール処理は,印刷データの送受信と同じである。読取データの送受信では,PC200に読み取り命令が入力された際に,印刷データを送信する場合と同じくポートモニタ732に保持されたノード名によって名前解決を試行し,解決できたインターフェースを介してPC200から読取データの送信指示を送信する。そして,送信指示を受信したスキャナから読取データを受信すればよい。
また,実施の形態では,インストール時に接続されていたインターフェースのノード名を優先して名前解決を行っているが,名前解決の順序はこれに限るものではない。すなわち,インストール時に接続されていたインターフェース以外のインターフェースのノード名の名前解決を先に行ってもよい。ただし,インストール時に接続されていたインターフェースを用いた通信が対象データの通信でも用いられる可能性が高いことから,インストール時に接続されていたインターフェースを優先する方が好ましい。
また,実施の形態では,ポートモニタ732に保持されている複数のノード名について,順次に名前解決を試行しているが,同時に名前解決を試行してもよい。ただし,同時に名前解決を試行する場合,複数のインターフェースで接続していると,複数のIPアドレスを取得することになる。その場合,例えば,取得したIPアドレス全てに印刷データを送信してもよいし,最も早く取得できたIPアドレスに印刷データを送信し,他のインターフェースでIPアドレスを取得できたとしても印刷データの送信をキャンセルするようにしてもよい。このように同時に名前解決を試行することで,順次に名前解決を試行する場合と比較して,早期の印刷データの送信が期待できる。一方,実施の形態のように順次に名前解決を試行することで,同時に複数の名前解決を試行する場合と比較して,ネットワークの負荷を軽減できる。
また,実施の形態では,インストールでの通信を準備通信とし,インストール時に他のノード名の取得を行っているが,他のノード名の取得はインストール時以外でもよい。例えば,インストール後の最初の印刷実行時や,インストール後の最初の印刷設定時であってもよい。この場合,印刷データの通信に先行してMFP100と通信を行い,プリンタドライバ73が他のノード名を問い合わせればよい。この問い合わせが準備通信の一例となる。なお,インストール完了後から他のノード名を問い合わせる契機となるまでの間に接続状態が変更される可能性もある。このことから,実施の形態のようにインストール時にMFP100のノード名を取得する方が,より確実にMFP100との通信が期待できる。
また,実施の形態では,インストール時に選択されたプリンタが有する全てのインターフェースのノード名を取得しているが,全てでなくてもよい。すなわち,複数のインターフェースに対応するノード名を取得できればよく,プリンタが3つ以上のインターフェースを有する場合には,そのうち2つのインターフェースに対応するノード名を取得するようにしてもよい。ただし,取得するノード名の数が多いほど通信が可能となる確率が高くなるため,全てのインターフェースのノード名を取得する方が好ましい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
73 プリンタドライバ
731 変換モジュール
732 ポートモニタ
92 DHCPサーバ
100 MFP
200 PC
900 画像処理システム

Claims (8)

  1. ネットワークを介して電子機器との通信を行うための複数のインターフェースを備える情報処理装置であって,
    前記電子機器との対象データの通信に先行して必要な準備通信であって,前記複数のインターフェースのうち第1のインターフェースを用いた前記準備通信により,前記第1のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第1識別情報と,前記複数のインターフェースのうち前記第1のインターフェースと異なる第2のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第2識別情報であって,前記第1識別情報と異なる前記第2識別情報と,を取得する識別情報取得部であって,前記第1識別情報は,前記第1のインターフェースに対応するアドレス情報である第1アドレス情報の取得を名前解決にて試行する際に用いられ,前記第2識別情報は,前記第2のインターフェースに対応するアドレス情報である第2アドレス情報の取得を名前解決にて試行する際に用いられる,前記識別情報取得部と,
    前記準備通信が実行された後,前記識別情報取得部にて取得された前記第1識別情報を用いた名前解決による前記第1アドレス情報の取得の試行と,前記識別情報取得部にて取得された前記第2識別情報を用いた名前解決による前記第2アドレス情報の取得の試行と,の少なくとも一方を行うことによって,前記対象データの通信を行うために必要な前記電子機器のアドレス情報の取得を試行するアドレス情報取得部と,
    前記アドレス情報取得部にて取得できた前記アドレス情報を用いて,前記電子機器と対
    象データの通信を行う対象データ通信部と,
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項に記載する情報処理装置であって,
    前記アドレス情報取得部は,前記第1アドレス情報と前記第2アドレス情報との一方の取得を試行し,前記第1アドレス情報と前記第2アドレス情報との一方を取得できなかった場合に,前記第1アドレス情報と前記第2アドレス情報との他方の取得を試行することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項に記載する情報処理装置であって,
    前記アドレス情報取得部は,先ず,前記第1識別情報を用いた名前解決にて前記第1アドレス情報の取得を試行し,前記第1アドレス情報が取得できなかった場合に,前記第2識別情報を用いた名前解決にて前記第2アドレス情報の取得を試行することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する情報処理装置であって,
    前記電子機器用のデバイスポートを備え,
    前記アドレス情報取得部は,前記第1識別情報を用いた前記第1のインターフェースに対応するアドレス情報である第1アドレス情報を取得するための通信と,前記第2識別情報を用いた前記第2のインターフェースに対応するアドレス情報である第2アドレス情報を取得するための通信とが実行される場合に,前記デバイスポートを共用することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する情報処理装置であって,
    前記識別情報取得部は,前記複数のインターフェースの各々に対応する識別情報を全て取得することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1つに記載する情報処理装置であって,
    前記識別情報取得部は,前記電子機器用のドライバプログラムをインストールする前記準備通信を実行する際に,前記第1識別情報と前記第2識別情報とを取得することを特徴とする情報処理装置。
  7. ネットワークを介して電子機器との通信を行うための複数のインターフェースを備える情報処理装置に,
    前記電子機器との対象データの通信に先行して必要な準備通信であって,前記複数のインターフェースのうち第1のインターフェースを用いた前記準備通信により,前記第1のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第1識別情報と,前記複数のインターフェースのうち前記第1のインターフェースと異なる第2のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第2識別情報であって,前記第1識別情報と異なる前記第2識別情報と,を取得させる識別情報取得処理であって,前記第1識別情報は,前記第1のインターフェースに対応するアドレス情報である第1アドレス情報の取得を名前解決にて試行させる際に用いられ,前記第2識別情報は,前記第2のインターフェースに対応するアドレス情報である第2アドレス情報の取得を名前解決にて試行させる際に用いられる,前記識別情報取得処理と,
    前記識別情報取得処理にて取得した前記第1識別情報および前記第2識別情報を,前記情報処理装置に記憶させる記憶処理と,
    前記準備通信により,前記電子機器用のドライバプログラムを,前記情報処理装置にインストールさせるインストール処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  8. ネットワークを介して電子機器との通信を行うための複数のインターフェースを備える情報処理装置に,
    前記電子機器との対象データの通信に先行して必要な準備通信であって,前記複数のインターフェースのうち第1のインターフェースを用いた前記準備通信により,前記第1のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第1識別情報と,前記複数のインターフェースのうち前記第1のインターフェースと異なる第2のインターフェースを介して前記電子機器と通信する際に前記電子機器を識別するための識別情報である第2識別情報であって,前記第1識別情報と異なる前記第2識別情報と,を取得させる識別情報取得処理であって,前記第1識別情報は,前記第1のインターフェースに対応するアドレス情報である第1アドレス情報の取得を名前解決にて試行させる際に用いられ,前記第2識別情報は,前記第2のインターフェースに対応するアドレス情報である第2アドレス情報の取得を名前解決にて試行させる際に用いられる,前記識別情報取得処理と,
    前記準備通信が実行された後,前記識別情報取得処理にて取得された前記第1識別情報を用いた名前解決による前記第1アドレス情報の取得の試行と,前記識別情報取得処理にて取得された前記第2識別情報を用いた名前解決による前記第2アドレス情報の取得の試行と,の少なくとも一方を行わせることによって,前記対象データの通信を行うために必要な前記電子機器のアドレス情報の取得を試行させるアドレス情報取得処理と,
    前記アドレス情報取得処理にて取得できた前記アドレス情報を用いて,前記電子機器と対象データの通信を行わせる対象データ通信処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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