JP2003167823A - データ送信装置 - Google Patents

データ送信装置

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JP2003167823A
JP2003167823A JP2001366168A JP2001366168A JP2003167823A JP 2003167823 A JP2003167823 A JP 2003167823A JP 2001366168 A JP2001366168 A JP 2001366168A JP 2001366168 A JP2001366168 A JP 2001366168A JP 2003167823 A JP2003167823 A JP 2003167823A
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JP2001366168A
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Haruna Sasakuma
晴奈 笹隈
Kazutoshi Yu
和俊 兪
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一サーバへの負荷集中を防止しつつ、登録
の手間を軽減するデータ送信装置を提供する。 【解決手段】 データ送信装置(MFP)1は、複数の
コンピュータ(通信端末)40,50,60,...の少
なくとも1つからアドレス帳情報の送受信が可能な状態
であることを示すステータス情報をネットワークを介し
て受信して、そのステータス情報の送信元であるコンピ
ュータ内に格納されたアドレス帳情報を取得する。MF
P1においては、取得されたアドレス帳情報を利用して
送信先アドレスが特定され、MFP1は、特定された送
信先アドレスを有するコンピュータ80(送信先端末)
へ向けてデータを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ送信におけ
るアドレス特定技術に関し、特にアドレス帳情報を有効
に利用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データ送信にあたって必要となるアドレ
ス情報は、「アドレス帳」としてまとめられて予めデー
タ送信装置に格納されていることが多い。そして、この
ようなアドレス帳を用いてデータの送信先が特定された
上で、送信対象のデータが送信される。
【0003】具体的には、各種のデータ送信装置(コン
ピュータなど)において手作業により複数のアドレスが
アドレス帳として登録される。そして、データ送信時に
そのアドレス帳の中から適宜のアドレスが送信先アドレ
スとして選択されて特定される。そして、特定された送
信先アドレスに向けて送信対象のデータが送信される。
【0004】しかしながら、このような登録作業は、手
作業で行う必要があるため非常に手間がかかり面倒であ
る。特に、複数のコンピュータでアドレスを共有したい
場合には、各データ送信装置に対してそれぞれ登録する
必要があるため、その登録の手間が増大するという問題
がある。
【0005】このような問題を解決するための技術とし
て、特開平11−136280号公報に記載された技術
が存在する。この技術は、メールサーバにクライアント
コンピュータ(クライアントPC)が保持しているアド
レス帳を格納しておき、メールサーバにアクセスした別
のクライアント(モバイルPCなど)が、そのメールサ
ーバ内のアドレス帳を閲覧することができる技術であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな技術においては、アドレス帳が単一のサーバ(メー
ルサーバ)に集中して格納されるため、このサーバに負
荷が集中するという問題がある。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、単一
サーバへの負荷集中を防止しつつ、登録の手間を軽減す
る技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、データ送信装置であって、アド
レス帳情報をそれぞれ有する複数の通信端末のいずれか
である情報提供装置から送信されてくる、当該情報提供
装置と当該データ送信装置との間でデータの送受信が可
能な状態であることを示すステータス情報を、ネットワ
ークを介して受信する受信手段と、前記ステータス情報
の送信元である前記情報提供装置に格納されている所定
のアドレス帳情報をネットワークを介して取得する取得
手段と、取得された前記所定のアドレス帳情報に含まれ
る少なくとも1つのアドレス情報の中から、送信データ
の送信先アドレスを特定する特定手段と、前記特定され
た送信先アドレスの送信先端末に対して前記送信データ
を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明に係る
データ送信装置において、前記所定のアドレス帳情報を
一時的に格納する格納手段、をさらに備え、前記所定の
アドレス帳情報は、前記情報提供装置と当該データ送信
装置との間でデータの送受信が可能な前記期間において
前記格納手段に格納され、当該期間が終了すると前記格
納手段から削除されることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明に係る
データ送信装置において、当該データ送信装置に固有の
固有アドレス帳情報を格納するアドレス帳情報格納手
段、をさらに備え、前記固有アドレス帳情報において
は、前記取得手段により取得された前記所定のアドレス
帳情報の中から抽出された少なくとも1つのアドレス情
報が複製されて登録されることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかの発明に係るデータ送信装置において、前
記特定手段は、ウェブブラウザを用いて前記少なくとも
1つのアドレス情報を表示する表示手段を有することを
特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4のいずれかの発明に係るデータ送信装置において、前
記所定のアドレス帳情報の内容を編集する編集手段と、
前記編集手段による編集後のアドレス帳情報を前記情報
提供装置にネットワークを介して返送する返送手段と、
をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】<A.構成>図1は、この実施形態におけ
るデータ送信装置としてのマルチ・ファンクション・ペ
リフェラル(以下、「MFP」と略する。)1を示す外
観図である。MFP1は、スキャナ、複写機、プリン
タ、ファックス等の機能を有する複合機であり、ネット
ワークを介したデータの送受信が可能である。
【0015】MFP1は、図1に示すように、複数のキ
ー11aを備え、当該キーに対するユーザの操作による
各種の指示や、文字・数字等のデータの入力を受け付け
る操作部11、ユーザに対する指示メニューや取得した
画像に関する情報等の表示を行うディスプレイ12、原
稿を光電的に読み取って画像データを得るスキャナ部1
3、および画像データに基づいて記録シート上に画像を
印刷するプリンタ部14を備える。
【0016】また、MFP1は、本体上面に原稿をスキ
ャナ部13に送るフィーダ部17、下部にはプリンタ部
14に記録シートを供給する給紙部18、中央部にはプ
リンタ部14によって画像を印刷された記録シートが排
出されるトレイ19、内部にはネットワークを介して外
部機器と画像データ等の送受信を行う通信部16、およ
び画像データ等を記憶する記憶部23を備えている。な
お、図示は省略しているがMFP1はネットワーク・イ
ンターフェイスを有し、通信部16は外部機器との間で
各種データの送受信が可能なようにネットワーク・イン
ターフェイスを介してネットワークに接続されている。
【0017】ディスプレイ12は、データ送信の宛先の
一覧表示を含む種々の表示に使用されるものであり、操
作部11は、ユーザによる送信先の選択を含む種々の入
力に用いられるものである。また、ディスプレイ12
は、接触式センサ等を内蔵した液晶式パネルとして構成
されており、ディスプレイ12内において操作者の指な
どが触れた位置を検出することが可能になっている。し
たがって、操作者は、ディスプレイ12内に表示された
各種の仮想的なボタン等を、指などを用いて押下するこ
とによって、各種の指示を入力することができる。ディ
スプレイ12は、このような操作入力機能をも有してい
る。これらの操作部11およびディスプレイ12は、ユ
ーザインターフェースの要部として機能する。
【0018】スキャナ部13は、写真、文字、絵などの
画像情報を原稿から光電的に読み取って画像データを取
得する。取得された画像データ(濃度データ)は、図示
しない画像処理部においてデジタルデータに変換され、
周知の各種画像処理を施された後、プリンタ部14や通
信部16に送られ、画像の印刷やデータの送信に供され
るか、または、後の利用のために記憶部23に格納され
る。
【0019】プリンタ部14は、スキャナ部13により
取得された画像データ、通信部16により外部機器から
受信した画像データ、または記憶部23に格納されてい
る画像データに基づいて記録シート上に画像を印刷す
る。
【0020】通信部16は、公衆電話回線を介してファ
クシミリデータの送受信を行う他、LAN、インターネ
ット等のネットワークを介して、該ネットワークに接続
された外部機器との間で電子メール等を用いてデータの
送受信を行う。これにより、MFP1は、通常のファク
シミリ通信を行うファクシミリ装置としての機能のみな
らず、電子メールの送受信端末としての機能も有する。
したがって、電子メールの添付ファイルとして、各種画
像データを送受信することもできる。なお、MFP1が
行うネットワーク通信は有線でもよく無線でもよいが、
図示例では有線による通信方式が採用されている。
【0021】図2は、MFP1に設けられた構成のうち
主に本実施の形態に係る部分を示すブロック図である。
MFP1は、各種演算処理を行うとともに、MFP1全
体の動作を制御するCPU20を備え、各種データを記
憶するRAM21、および所定のソフトウエアプログラ
ム(以下、単に「プログラム」と称する)221を記憶
するROM22がCPU20に接続される。また、CP
U20には、操作部11、ディスプレイ12、スキャナ
部13、および記憶部23も接続される。記憶部23
は、画像データ等を保存するハードディスク231とメ
モリカード91から情報の読み取りを行うカードスロッ
ト232とから構成されている。なお、RAM21は、
不揮発性メモリ(nonvolatile RAM)で
ある。
【0022】これにより、CPU20の制御の下にRA
M21、スキャナ部13、ハードディスク231、並び
にカードスロット232に装填されたメモリカード91
の間で各種データの受け渡しが可能とされており、ディ
スプレイ12には、CPU20の制御により、RAM2
1、ハードディスク231、メモリカード91に記憶さ
れている情報の表示が行われる。
【0023】さらに、CPU20には、ネットワークを
介して接続される外部機器との間でデータの送受信を行
うための送信部161と受信部162とを備えた通信部
16も接続される。
【0024】このように、MFP1は、これらのCPU
20などを有するコンピュータシステム(以下、単に
「コンピュータ」と称する)として構成されている。そ
して、このようなコンピュータにおいて所定のプログラ
ムが実行されることによって、MFP1は後述の各機能
を有するデータ送信装置として機能する。
【0025】なお、この実施形態においては、プログラ
ム221はROM22内に格納されているが、プログラ
ム221はRAM21内に格納されていても良い。ま
た、RAM21内に格納されるプログラムは、たとえ
ば、記録媒体としてのメモリカード91に記録されてい
たプログラムを当該メモリカード91から読み出すこと
により取得される。あるいは、メモリカード91などの
記録媒体から直接読み出されるのではなく、ネットワー
クを介した通信によってMFP1内に取り込んだプログ
ラムをRAM21内に読み出しても良い。
【0026】図3は、全体システム構成を示す図であ
る。
【0027】図3に示すように、このシステム100
は、MFP1とコンピュータ40,50,60,80と
を備えている。なお、コンピュータ40,50,60,
80は、それぞれ、上述のMFPとして構成されても良
いが、パーソナルコンピュータ(いわゆるパソコン)な
どとして構成されても良い。
【0028】MFP1、コンピュータ40,50,80
は、ネットワークNに接続されており、このネットワー
クNを介して互いに各種のデータを送受信することが可
能である。ただし、この実施形態においては、各種のデ
ータのうち、後述する「アドレス帳情報」の送受信につ
いては、そのアドレス帳情報を所有するコンピュータ等
による許可が前提となる。たとえば、コンピュータ40
によってそのアドレス帳情報の送受信が許可されたとき
にのみ、MFP1とコンピュータ40との間におけるア
ドレス帳情報の送受信が可能な状態となる。
【0029】なお、「ネットワーク」とは、データ通信
を行う通信回線網であり、具体的には、インターネッ
ト、LAN、WAN、CATV、ICN(Inter-Commun
ity Network)などの、電気通信回線(光通信回線を含
む)により構成される各種の通信回線網である。ネット
ワークに対する接続形態は、専用回線などを利用した常
時接続であってもよいし、アナログ回線あるいはデジタ
ル回線(ISDN)などの電話回線を利用したダイアル
アップ接続などの一時的な接続のいずれであってもよ
い。また、その伝送方式は、無線方式および有線方式の
いずれであってもよい。
【0030】さて、ここでは、MFP1(データ送信装
置)からコンピュータ80(送信先端末)に対してデー
タを送信する場合を想定する。そして、このデータ送信
に際して、MFP1は、複数のコンピュータ(通信端
末)40,50,60,...のうち少なくとも1つのコ
ンピュータからアドレス帳情報を取得し、そのアドレス
帳情報を利用して指定された送信先アドレスを有するコ
ンピュータ80(送信先端末)へ向けて、データを送信
することができる。たとえば、コンピュータ40に格納
されているアドレス帳情報を利用してその送信先アドレ
スを指定して、その送信先アドレスに向けてデータを送
信することも可能である。あるいは、コンピュータ50
に格納されているアドレス帳情報を利用してその送信先
アドレスを指定してもよい。
【0031】具体的には、まず、MFP1は、複数のコ
ンピュータ40,50,60のうちの少なくともいずれ
か1つに格納されている所定のアドレス帳情報をネット
ワークを介して取得する。ここでは、コンピュータ40
内のアドレス帳情報を取得して利用する場合について説
明する。
【0032】上述したように、MFP1は、コンピュー
タ40とMFP1との間でのアドレス帳情報の送受信が
可能な状態であることを示すステータス情報を、ネット
ワークを介して受信したときにのみ、コンピュータ40
内のアドレス帳情報AB4を利用することができる。詳
細には、コンピュータ40において、所定の連携用のソ
フトウエアプログラム(以下、単に「プログラム」とも
称する)を実行させ、コンピュータ40の連携先として
MFP1が指定されれば、コンピュータ40とMFP1
との間でのアドレス帳情報AB4の送受信が可能な状態
になる。このコンピュータ40は、MFP1に対してア
ドレス帳情報を提供する側の装置であるので、「情報提
供装置」とも称することができる。
【0033】なお、「ステータス情報」は、情報提供装
置(例えばコンピュータ40)とデータ送信装置(例え
ばMFP1)との間でのデータ(例えばアドレス帳情
報)の送受信が可能か否かを示す情報である。このステ
ータス情報は、情報提供装置とデータ送信装置との間で
のアドレス帳情報の送受信が可能な状態であることを示
す情報J1と、情報提供装置とデータ送信装置との間で
のアドレス帳情報の送受信が不可能な状態になったこと
を示す情報J2とを有している。前者の情報J1は、そ
の情報提供装置をデータの連携が可能な連携先装置とし
て登録すべき旨を示す「登録通知」コマンド(後述)に
よって通知され、後者の情報J2は、その情報提供装置
を連携先装置として登録しておくことが不適当になった
ためにその登録状態を終了すべき旨を示す「終了通知」
コマンド(後述)によって通知される。
【0034】さて、このような動作を実現するに際し
て、MFP1は、次のような諸機能を有している。
【0035】まず、上記の受信部162は、メールを受
信する機能、および後述するステータス情報を受信する
機能を有している。また、受信部162は、ステータス
情報の送信元である情報提供装置に格納されている所定
のアドレス帳情報をネットワークを介して受信して取得
する機能をも有している。また、送信部161は、メー
ルを送信する機能、および送信先アドレスの送信先端末
に向けて送信データ(画像データ等)を送信する機能を
有している。さらに、送信部161は、後述するよう
に、編集されたアドレス帳情報を編集前のアドレス帳情
報の提供元の端末(情報提供装置)に返送する機能をも
有している。
【0036】また、ディスプレイ12は、コンピュータ
40から取得した所定のアドレス帳情報に含まれる少な
くとも1つのアドレス情報を表示する機能を有してお
り、操作部11およびディスプレイ12は、ディスプレ
イ12に表示された少なくとも1つのアドレス情報の中
から、送信データの送信先アドレスを特定する機能を有
している。
【0037】<B.動作>つぎに、このシステムにおけ
る動作について図4〜図6を参照しながら説明する。こ
こでは、MFP1からコンピュータ80(送信先端末)
に対してデータを送信するに際して、コンピュータ40
に格納されているアドレス帳情報を利用してその送信先
アドレスを指定する場合を中心に説明する。また、図4
は、コンピュータ40での処理を示すフローチャートで
あり、図5および図6は、MFP1での処理を示すフロ
ーチャートである。
【0038】<コンピュータ40側の処理>まず、図4
を参照しながら、コンピュータ40で実行される連携用
プログラム(「連携ソフト」とも称する)における処理
について説明する。
【0039】コンピュータ40において、連携用プログ
ラムの実行が開始されると、まず、ステップS41にお
いて、コンピュータ40は、その内部(すなわちコンピ
ュータ0内)にメール送受信用ソフトウエアプログラム
(以下、「メールソフト」とも称する)が存在する否か
を判定する。メールソフトが存在しない場合にはこの処
理を終了し、メールソフトが存在する場合には、次のス
テップS42に進む。
【0040】ステップS42においては、コンピュータ
40内のメールソフトが「アドレス帳」を保持している
か否かを判定する。ここで、「アドレス帳」は、電子デ
ータとしてのアドレスの集合体として構成される仮想的
なアドレス帳である。このメールソフトがアドレス帳を
保持していない場合には処理を終了し、このメールソフ
トがアドレス帳を保持している場合にはステップS43
に進む。
【0041】ステップS43では、その連携用プログラ
ムが装置識別情報(ここではPC情報)とアドレス帳情
報とを読み出す。そして、ステップS44では、ステッ
プS43で読み出したPC情報とアドレス帳情報とを含
む「登録通知コマンド」をMFP1に向けて発信する。
【0042】図7は、この登録通知コマンドの一例を示
す図である。図7に示すように、この登録通知コマンド
は、この通信内容のコマンド種類を示す部分M1と、P
C情報(たとえば、IPアドレスあるいはメールアドレ
ス)を示す部分M2と、アドレス帳情報に含まれるアド
レス情報が列記された部分M3とを有している。具体的
には、部分M1は、このコマンドが登録通知コマンドで
ある旨を示すための記号等で構成され、部分M2は、P
C情報を示すための記号等(ここでは、コンピュータ4
0のコンピュータ名「Tanaka」)で構成される。また、
部分M3は、各アドレス情報を示すための記号等(ここ
では、コンピュータ40のアドレス帳情報に含まれてい
た各アドレス、「Nishizaki@aaa.co.jp」,「yamada@aa
a.com」,「Sato@sss.com」,...)が列記された構成を
有している。
【0043】この登録通知コマンドは、PC情報によっ
て識別される装置(ここでは、「Tanaka」で特定される
コンピュータ)とデータ送信装置(ここでは、MFP
1)との間でのアドレス帳情報の送受信が可能な状態で
あることを示すステータス情報J1に相当する。また、
この「登録通知」コマンドは、PC情報によって識別さ
れる装置をMFP1の連携先装置として登録すべき旨を
示すコマンドであるとも表現できる。この「登録通知」
コマンドを受信したMFP1は、後述するように、この
コンピュータ40を連携先装置として登録する(図5、
ステップS15,S17)。
【0044】このようにして、コンピュータ40の操作
者は、コンピュータ40内のアドレス帳をMFP1に対
して公開することができる。
【0045】また、コンピュータ40の操作者は、この
アドレス帳のMFP1に対する公開を所望の時期に終了
することもできる。具体的には、操作者は、このアドレ
ス帳公開を終了すべき旨の指示(ここでは、連携用プロ
グラムを終了すべき旨の指示)を送出するための仮想的
なボタン等を押下すればよい。この仮想的なボタンは、
ディスプレイ12に表示される。
【0046】次のステップS46においては、この連携
用プログラムを終了するか否かを判定する。操作者等に
よって連携用プログラムを終了すべき旨の指示が出され
た場合には、ステップS47に進む。
【0047】一方、そのような指示が未だ出されていな
い場合には、ステップS45に進む。ステップS45で
は、登録通知コマンドの直近の送信時点から所定時間X
(たとえば、数秒から数十秒)が経過したか否かを判定
し、経過していないと判定される場合にはステップS4
6へ戻り、経過していると判定される場合にはステップ
S43へ戻る。したがって、所定時間Xが未だ経過して
おらず且つ連携用プログラムを終了すべき旨の指示が出
されていない状態では、ステップS46とステップS4
5とを交互に繰り返すことになる。そして、所定時間X
が経過すると、再びステップS43に戻って、再送信処
理を行う。これにより、アドレス帳情報が更新されたと
きであっても、この再送信処理によって最新の情報をM
FP1に送信することが可能になる。頻繁に最新データ
の送信を行いたい場合には、送信間隔Xを小さな値にす
ることが好ましい。
【0048】連携用プログラムを終了すべき旨の指示が
受け付けられて、ステップS47に進んだ場合には、
「終了通知」をMFP1に向けて送信する。
【0049】図8は、この終了通知コマンドの一例を示
す図である。図8に示すように、この登録通知コマンド
は、この通信内容のコマンド種類を示す部分M1と、P
C情報(たとえば、IPアドレスあるいはメールアドレ
ス)を示す部分M2とを有している。具体的には、部分
M1は、このコマンドが終了通知コマンドである旨を示
すための記号等で構成され、部分M2は、PC情報を示
すための記号等(ここでは、コンピュータ40のコンピ
ュータ名「Tanaka」)で構成される。
【0050】この終了通知コマンドは、PC情報によっ
て識別される装置(ここでは、「Tanaka」で特定される
コンピュータ)とデータ送信装置(ここでは、MFP
1)との間でのアドレス帳情報の送受信が不可能な状態
になったことを示すステータス情報J2に相当する。ま
た、この「終了通知」コマンドは、PC情報によって識
別される装置を、MFP1の連携先装置から削除すべき
旨を示すコマンドであるとも表現できる。この「終了通
知」コマンドを受信したMFP1は、後述するように、
このコンピュータ40を連携先装置から削除し、コンピ
ュータ40の登録状態を終了する(図6、ステップS2
5)。これによって、コンピュータ40とMFP1との
間のアドレス帳情報の連携状態が終了する。
【0051】なお、ここでは、コンピュータ40におけ
る処理について説明したが、他のコンピュータ50,6
0等においても同様の処理を行えばよい。そして、他の
コンピュータ50,60においても同様の処理を行うこ
とによって、MFP1は、複数のコンピュータ40,5
0,60を連携先として登録することが可能になる。こ
のとき、MFP1は、これらの複数のコンピュータ4
0,50,60のそれぞれに格納されているアドレス帳
情報を利用することが可能になる。
【0052】また、ここでは、アドレス帳情報のデータ
共有に関する連携先として「MFP1」を指定する場合
を例示したが、このコンピュータ40においては、他の
装置(MFPないしコンピュータ等の通信端末)を連携
先として指定することも可能である。すなわち、各情報
提供装置は、自らのアドレス帳情報をどの装置に対して
公開するかを設定することができる。言い換えれば、各
情報提供装置は、その情報提供装置内のアドレス帳情報
に対するアクセス権を設定することができる。具体的に
は、所定の設定画面(図示せず)等を用いることによっ
て、任意の通信端末を連携先として指定することが可能
である。連携先の通信端末の指定操作は、そのIPアド
レスあるいはメールアドレスなどをその設定画面内の所
定欄に入力することなどによって行えばよい。
【0053】<MFP1側の処理>つぎに、図5および
図6を参照しながら、MFP1で実行される連携用プロ
グラムにおける処理について説明する。この処理は、ア
ドレス帳情報のデータ共有に関する連携先からの各コマ
ンド(「登録通知」、「終了通知」)が送信されてきた
か否かをチェックし、各コマンドに応じた所定の動作等
を行うものである。
【0054】MFP1は、図5のステップS11におい
て、コンピュータ40で実行されている連携用プログラ
ムからの「登録通知」コマンドを受信したと判定される
場合には、ステップS12に進む。一方、そうでないと
判定される場合には、ステップS21(図6)に進み、
コンピュータ40で実行されている連携用プログラムか
らの「終了通知」コマンドを受信したか否かを判定す
る。そして、その「終了通知」コマンドを受信したと判
定される場合には、ステップS22に進み、それ以外の
場合には、ステップS24に進む。
【0055】まず、登録通知コマンド受信時の処理(ス
テップS12〜S18)について説明する。ステップS
12においては、その「登録通知」コマンドの送信元
(発信元)のPC情報を取得し、ステップS13におい
てそのPC情報が「アドレスリスト」に登録されている
か否かを判定する。
【0056】ここで、「アドレスリスト」は、MFP1
内のメモリあるいはHDDなどに一時的に格納される情
報であり、そのアドレス帳情報をMFP1から利用可能
な装置のPC情報およびその装置内に格納されているア
ドレス帳情報を含んでいる。図9は、このアドレスリス
トの一例を表す図である。図9においては、3台の装置
(具体的には、「Tanaka」、「160.12.××.23」、「Ko
jima.@ccc.jp」の各PC情報で識別される3台のコンピ
ュータ)が、「情報提供装置」として登録されている場
合が例示されている。
【0057】ステップS13において、「登録通知」コ
マンドの送信元(発信元)の装置が「アドレスリスト」
に登録されていない場合には、アドレスリスト内におけ
る通し番号(図9のアドレスNo.)を新たに取得してそ
の送信元装置を新規に登録し(ステップS14)、その
「登録通知」コマンドに含まれる最新のアドレス情報を
アドレスリストに新規に登録する(ステップS15)。
一方、「登録通知」コマンドの送信元(発信元)の装置
が「アドレスリスト」に既に登録されている場合には、
その送信元装置の通し番号を取得し(ステップS1
6)、その通し番号で特定される送信元装置についての
アドレス情報に対して、受信した「登録通知」コマンド
に含まれる最新のアドレス情報を上書き登録する(ステ
ップS17)。
【0058】このようにして、MFP1は、情報提供装
置(送信元装置)に格納されている所定のアドレス帳情
報をネットワークを介して取得することができる。
【0059】そして、ステップS18においては、上記
のようにして新規登録あるいは上書き登録されたアドレ
スリストの内容がディスプレイ12に表示される。
【0060】上述したように、各情報提供装置からは、
所定時間Xごとに最新のアドレス情報が送信されてくる
ので、ステップS13〜S18における登録動作等を行
うことによって、アドレスリスト内の情報を最新の情報
に随時更新することが可能になる。
【0061】図10は、ディスプレイ12内における表
示例を示す図であり、スキャナ部13によって取得され
る画像データを送信する際の画面を示している。
【0062】領域RAは、その時点において連携先とし
て機能している情報提供装置のPC情報を示す領域であ
り、領域RBは、所定の情報提供装置内のアドレス帳情
報に含まれている少なくとも1つのアドレス情報を示す
領域である。ディスプレイ12の領域RBには、領域R
Aにおいて選択された情報提供装置内のアドレス帳情報
に含まれるアドレス情報が表示される。
【0063】ここでは、領域RA内において、3つの情
報提供装置の「PC情報」(具体的には、「Tanaka」、
「160.12.××.23」、「Kojima.@ccc.jp」)のそれぞれ
が各領域R1,R2,R3に表示されており、そのうち
領域R1のPC情報「Tanaka」が選択されている場合が
示されている。
【0064】操作者は、領域RA内において表示された
複数の装置の中から、領域RBにおいて表示対象とすべ
き情報提供装置を選択することができる。たとえば、操
作者は、領域R3(PC情報「Kojima.@ccc.jp」に対応
する領域)を指で触れることによって、「Kojima.@ccc.
jp」に対応するアドレス情報を領域RBに表示すること
ができる。なお、他の領域R1,R2が選択された場合
には、その選択結果に応じて、領域RBに表示されるア
ドレスが変更される。
【0065】図10では、領域R1が選択された状態が
示されており、選択された領域R1の「Tanaka」に対応
するアドレス情報AD1〜AD6が領域RB内に列挙さ
れている。
【0066】そして、操作者は、このような画面に表示
された複数のアドレス情報(例えば、AD1〜AD6)
のいずれかの位置を指で触れることなどによって、画像
データ(送信データ)の送信先のアドレスを選択する。
この選択動作によって、送信先アドレスが特定される。
図10においては、領域RCの項目T1において、選択
されたアドレスが「送信先」として表示されている。
【0067】その後、スキャンボタンBT1を押下する
ことなどによって、スキャン動作により生成された画像
データが「送信先」アドレスに送信される。言い換えれ
ば、MFP1は、指定された送信先アドレスの送信先端
末に対して画像データ(送信データ)を送信する。
【0068】つぎに、ステップS22以降の終了通知コ
マンド受信時の処理について説明する。
【0069】上述したように、ステップS21において
「終了通知」コマンドを受信したと判定される場合に
は、ステップS22に進む。そして、ステップS22に
おいて、その「終了通知」コマンドの送信元(発信元)
のPC情報を取得し、ステップS23において「アドレ
スリスト」内におけるそのPC情報の通し番号を検索し
て取得する。
【0070】そして、ステップS25において、その通
し番号を有するPC情報およびそのPC情報に対応する
アドレス情報を「アドレスリスト」から削除し、ステッ
プS26において修正後のアドレスリストをディスプレ
イ12に表示する。たとえば、上記の3つの情報提供装
置のうち「Kojima.@ccc.jp」が削除された場合には、そ
の領域R3における表示が削除され、残る2つの情報提
供装置「Tanaka」、「160.12.××.23」に関する領域R
1,R2における表示が維持される。
【0071】また、ステップS21からステップS24
に進んだ場合は、いずれのコマンドも受信されていない
状態に相当する。このステップS24においては、現在
連携状態にある各情報提供装置(PC)について、最後
の登録通知コマンドの受信時点からの経過時間を確認
し、所定時間Yが経過していないか否かを判定する。こ
の判定の際の閾値となる時間Yは、上記の時間Xよりも
大きな値が設定される。また、図9に示すように、この
時間Yは、情報提供装置ごとに異なる値を設定しても良
い。
【0072】そして、所定時間Y(>X)が経過してい
る場合には、時間Xごとに送信されてくるべき「登録通
知」コマンドが送信されていないと判断されるので、何
らかの理由で通信が不可能な状態になったものとして、
その装置を連携先から除外する処理、具体的には、ステ
ップS25,S26の各処理を行う。
【0073】以上のようにして、送信データの送信先ア
ドレスを指定することが可能になる。これにより、MF
P1は、他の情報提供装置(例えばコンピュータ40)
に格納されたアドレス帳情報を利用することができるの
で、MFP1自体への手動登録の必要がなく、登録の手
間を軽減することができる。また、アドレス帳情報は、
複数の通信端末のいずれかである情報提供装置(たとえ
ば複数のコンピュータ40,50,60のいずれか)か
ら取得されるので、単一のサーバに集中して格納してお
く必要がなく、複数の情報提供装置に分散して格納して
おくことができる。したがって、単一のサーバに負荷が
集中することを回避できる。
【0074】また、コンピュータ40などの情報提供装
置から取得されたアドレス情報は、アドレスリストに登
録され、MFP1内のメモリあるいはHDDに一時的に
格納される。そして、このアドレス帳情報は、そのアド
レス帳情報を提供する情報提供装置とMFP1との間で
アドレス帳情報の送受信が可能な期間においてMFP1
内に格納される一方、その期間が終了するとMFP1内
から削除される。したがって、MFP1内におけるメモ
リ消費量等を抑制することが可能になり、MFP1内の
メモリ等の格納領域を有効利用できる。
【0075】なお、この実施形態における上記の期間、
すなわち、情報提供装置とMFP1との間で「アドレス
帳情報」の送受信が可能な期間は、情報提供装置に格納
されているアドレス帳情報をネットワーク通信の利用に
よりMFP1から閲覧することが可能な期間(以下、
「閲覧可能期間」とも称する)であるとも表現できる。
【0076】<C.変形例など>上記実施形態において
は、「閲覧可能期間」においてのみ、アドレス帳情報を
利用するようにしていたが、これに限定されない。MF
P1に固有(独自)の固有アドレス帳情報に追加するこ
とによって、アドレス帳情報を上記の閲覧可能期間が終
了した後においても利用できるようにしても良い。
【0077】具体的には、図11に示すように、MFP
1内のHDD等において固有アドレス帳情報AB1を格
納する。そして、この固有アドレス帳情報AB1に対す
る登録作業を次のようにして行う。たとえば、MFP1
は、閲覧対象となるコンピュータ40(情報提供装置)
に格納されていたアドレス帳情報AB4に含まれる少な
くとも1つのアドレス情報を閲覧可能期間において取得
し、取得したアドレス情報を固有アドレス帳情報AB1
内に複製(コピー)して登録するのである。そして、閲
覧可能期間中に取得されて登録されたアドレス情報は、
閲覧可能期間が終了した後においても固有アドレス帳情
報AB1から削除されることなく、登録された状態で維
持される。
【0078】この場合、格納領域の効率化のメリットは
得られなくなるものの、MFP1内の固有アドレス帳情
報に対して、登録の手間を軽減してアドレス情報をより
効率的に登録することが可能になる。また、閲覧可能期
間において取得して固有アドレス帳情報に登録したアド
レス情報を、その閲覧可能期間が終了した後においても
利用できるので、利便性が高い。
【0079】さらに、上記実施形態においては、ディス
プレイ12内において、そのアドレス帳情報を閲覧可能
な情報提供装置を識別するための情報(例えばPC情
報)と、その情報提供装置内に格納されている各アドレ
ス情報とを、同一の画面で表示しているが、これに限定
されず、例えば図12に示すように、複数の表示画面G
1,G2,G3などを用いて階層的な表示を行うように
してもよい。
【0080】図12(a)の画面G1は、内部アドレス
帳(固有アドレス帳情報AB1)を利用するか、あるい
は、外部アドレス帳(アドレス帳AB4など)を利用す
るかを選択するための画面である。操作者は、所望の選
択肢を選択すると、選択された選択肢に応じた内容が次
の画面に表示される。
【0081】図12(b)の画面G2は、画面G1にお
いて「外部アドレス帳」を利用する旨が選択されたとき
に表示される画面である。この画面G2においては、3
つの情報提供装置のPC情報が表示されている。操作者
は、これらの中から所望の選択肢を選択することによっ
て、いずれかの情報提供装置に格納されているアドレス
帳情報を利用することが可能である。
【0082】図12(c)の画面G3は、画面G2にお
いて「Tanaka」が選択されたときに表示される画面であ
る。この画面G3においては、「Tanaka」内の複数のア
ドレス情報が表示されている。操作者は、これらのアド
レス情報の中から所望の選択肢を選択することによっ
て、いずれかのアドレスを送信先として指定することが
可能である。
【0083】また、このような画面を用いて、アドレス
情報をMFP1側で編集するようにしても良い。具体的
には、操作者は、画面G3内において所定のアドレス部
分を選択して文字等を入力することによって表示内容を
編集することができる。
【0084】さらに、この編集作業後のアドレス帳情報
をその情報提供装置にネットワークを介して返送するよ
うにしても良い。具体的には、画面G3内において更新
ボタンBT3が操作者によって押下されると、MFP1
は、そのアドレス帳情報の提供元である情報提供装置
(ここでは、PC情報が「Tanaka」のコンピュータ4
0)に対して、アドレス帳情報を編集後のアドレス情報
を返送する。これにより、MFP1(データ送信装置)
における編集結果を、提供元の情報提供装置内のアドレ
ス帳情報に反映させることが可能になる。
【0085】また、ディスプレイ12においては、HT
ML(Hypertext Markup Language)ブラウザなどのウ
ェブブラウザを利用した表示等が行われてもよい。たと
えば、図10および図12のような表示画面をHTML
ブラウザを用いて表示するようにしてもよい。これによ
れば、操作者は使い慣れたインターフェースを利用でき
るので、操作性が高い。また、この場合、コンピュータ
40等をHTMLサーバ(WWW(World Wide Web)サ
ーバ)として機能させても良い。具体的には、MFP1
は、アドレス帳情報を有するHTMLサーバ(コンピュ
ータ40等)との間でデータ送受信が可能か否かに関す
るステータス情報を受信すると、そのHTMLサーバに
対して、そのサーバ内部に格納されているアドレス帳情
報を送信するように要求する。その後、MFP1は、H
TMLサーバから受信したアドレス帳情報に基づいて、
上記と同様のアドレス特定動作を行うようにすればよ
い。これによれば、MFP1側からの問い合わせに応じ
てHTMLサーバから返信されてきた内容に基づいて、
MFP1はアドレス帳情報を取得することなどができ
る。
【0086】また、上記実施形態においては、データ送
信装置としてMFP1を例示したが、これに限定され
ず、データ送信装置はパーソナルコンピュータとして構
成されてもよい。あるいは、データ送信装置は、デジタ
ルカメラ、PDA(Personal Digital Assistant)等と
して構成されてもよい。
【0087】なお、上述した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。
【0088】(1)コンピュータを、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載のデータ送信装置として機能さ
せるためのプログラム。この構成により、請求項1ない
し請求項5と同様の効果を得ることができる。
【0089】(2)前記(1)に記載のプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。この構成
により、請求項1ないし請求項5と同様の効果を得るこ
とができる。
【0090】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、情報提供装置に格納されているアドレス帳情報
を用いて送信先アドレスを特定することができるので、
データ送信装置に対して手作業でアドレスを登録する手
間を省くことができる。また、アドレス帳情報は、複数
の通信端末のいずれかである情報提供装置から取得され
るので、単一のサーバに集中してアドレス帳を格納して
おく必要がない。
【0091】請求項2に記載の発明によれば、所定のア
ドレス帳情報は、情報提供装置とデータ送信装置との間
でデータの送受信が可能な期間において格納手段に格納
され、当該期間が終了すると格納手段から削除されるの
で、格納手段の格納領域を有効利用できる。
【0092】請求項3に記載の発明によれば、所定のア
ドレス帳情報に含まれる少なくとも1つのアドレス情報
が、複製されて固有アドレス帳情報に登録されるので、
登録の手間を軽減することができる。
【0093】請求項4に記載の発明によれば、所定のア
ドレス帳情報に含まれる少なくとも1つのアドレス情報
は、ウェブブラウザを用いて表示されるので、操作者
は、使い慣れたインターフェイスを利用することが可能
である。
【0094】請求項5に記載の発明によれば、編集手段
による編集後のアドレス帳情報が、ネットワークを介し
て情報提供装置に返送されるので、データ送信装置にお
ける編集結果を、情報提供装置内のアドレス帳情報に反
映させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るMFP1を示す外観図
である。
【図2】MFP1のブロック図である。
【図3】全体システム構成を示す図である。
【図4】コンピュータ40での処理を示すフローチャー
トである。
【図5】MFP1での処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】MFP1での処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】登録通知コマンドの一例を示す図である。
【図8】終了通知コマンドの一例を示す図である。
【図9】アドレスリストの一例を表す図である。
【図10】ディスプレイ12における表示例を示す図で
ある。
【図11】変形例に係る全体システム構成を示す図であ
る。
【図12】階層表示に用いられる各表示画面G1,G
2,G3を示す図である。
【符号の説明】
100 システム 1 MFP 11 操作部 12 ディスプレイ 13 スキャナ部 14 プリンタ部 16 通信部 17 フィーダ部 18 給紙部 19 トレイ 40,50,60,80 コンピュータ AB1 固有アドレス帳情報 AB4 アドレス帳情報 AD1〜AD6 アドレス情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA05 AA14 AA35 AB38 AB42 AC41 AC43 AF00 AF02 AF03 BA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信装置であって、 アドレス帳情報をそれぞれ有する複数の通信端末のいず
    れかである情報提供装置から送信されてくる、当該情報
    提供装置と当該データ送信装置との間でデータの送受信
    が可能な状態であることを示すステータス情報を、ネッ
    トワークを介して受信する受信手段と、 前記ステータス情報の送信元である前記情報提供装置に
    格納されている所定のアドレス帳情報をネットワークを
    介して取得する取得手段と、 取得された前記所定のアドレス帳情報に含まれる少なく
    とも1つのアドレス情報の中から、送信データの送信先
    アドレスを特定する特定手段と、 前記特定された送信先アドレスの送信先端末に対して前
    記送信データを送信する送信手段と、を備えることを特
    徴とするデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ送信装置におい
    て、 前記所定のアドレス帳情報を一時的に格納する格納手
    段、をさらに備え、 前記所定のアドレス帳情報は、前記情報提供装置と当該
    データ送信装置との間でデータの送受信が可能な前記期
    間において前記格納手段に格納され、当該期間が終了す
    ると前記格納手段から削除されることを特徴とするデー
    タ送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ送信装置におい
    て、 当該データ送信装置に固有の固有アドレス帳情報を格納
    するアドレス帳情報格納手段、をさらに備え、 前記固有アドレス帳情報においては、前記取得手段によ
    り取得された前記所定のアドレス帳情報の中から抽出さ
    れた少なくとも1つのアドレス情報が複製されて登録さ
    れることを特徴とするデータ送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のデータ送信装置において、 前記特定手段は、ウェブブラウザを用いて前記少なくと
    も1つのアドレス情報を表示する表示手段を有すること
    を特徴とするデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のデータ送信装置において、 前記所定のアドレス帳情報の内容を編集する編集手段
    と、 前記編集手段による編集後のアドレス帳情報を前記情報
    提供装置にネットワークを介して返送する返送手段と、
    をさらに備えることを特徴とするデータ送信装置。
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