JP5251376B2 - 電極被覆用無鉛ガラスおよびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

電極被覆用無鉛ガラスおよびプラズマディスプレイ装置 Download PDF

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Description

本発明は、プラズマディスプレイ装置(PDP)の前面基板などの製造に好適な電極被覆用無鉛ガラス、電極付きガラス基板、電極付きガラス基板の製造方法およびPDPに関する。
PDPは代表的な大画面フルカラー表示装置である。
PDPは、表示面として使用される前面基板と多数のストライプ状またはワッフル状の隔壁が形成された背面基板とを対向させて封着し、それら基板間に放電ガスを封入して製造される。
前面基板は、前面ガラス基板上に面放電を発生する複数の表示電極対が形成されており、それら電極対が透明ガラス誘電体によって被覆されているものである。電極対は通常、ITO等の透明電極およびその表面の一部に形成されるバス電極とからなる。バス電極としては銀電極、Cr−Cu−Cr電極等が用いられる。
背面基板上には、電極のほかに隔壁、蛍光体層が形成されている。
前面基板の電極を被覆するガラス(誘電体)は、ガラス粉末を含有するグリーンシートを電極上に転写後焼成する、ガラス粉末を含有するペーストを電極上に塗布後焼成する、等の方法によって形成される。
前面基板の誘電体層を形成するガラスには、低温で焼成できること、焼成後の透明性が高いこと、銀電極から拡散する銀による発色等が生じないこと等、が求められている。さらに、最近ではプラズマテレビの大型化に伴って、ガラス基板の重量が問題視されるようになり、より薄いガラス基板を使用することが検討されているが、その場合には基板強度の低下が懸念される。そこで、PDP前面基板の強度を高くするために電極被覆層の膨張係数を小さくすることが提案されている(非特許文献1参照)。
また、次のようなガラスも提案されている。すなわち、ガラス基板および電極被覆ガラス(電極被覆層)の各線膨張係数α、αについて(α−20×10−7/℃)≦α≦αが成立するようにしてガラス基板の残留ストレスを−800〜+1500psiとすれば前面基板の反りや割れを抑えることができるとされ、そのような電極被覆ガラスとしては質量百分率表示組成が、B 10〜45%、SiO 0.5〜20%、ZnO 20〜55%、KO 3〜20%、NaO 0〜10%、CuO+Bi+Sb+CeO+MnO 0〜5%、Nb+La+WO 0〜30%、であるものが特に好ましいとされている(特許文献1参照)。
この提案も電極被覆層の膨張係数を小さくしてPDP前面基板の強度を高くしようとするものであると考えられる。
特開2006−221942号公報([0013]、[0017]、[0022]など) 2007 SID INTERNATIONAL SYMPOSIUM DIGEST pp389−392
本発明者は特許文献1で提案されている方法を従来使用されているPDPガラス基板(αが83×10−7/℃である旭硝子社製PD200。以下、「従来ガラス基板」ということがある。)に適用してみた。その結果、前記方法は強度に関する現在の要求を必ずしも充分に満たせるものではなくなっていることが判明した。すなわち、質量百分率表示組成が、B 35.5%、SiO 11.5%、ZnO 40%、KO 9%、NaO 1%、CaO 2%、Al 1%である前記特に好ましいとされている電極被覆用ガラスを用いて570℃で焼成してガラス基板全面を被覆し、後述する落球強度H/Hを測定したところ1.3であった。現在のH/Hに対する要求値は最低でも1.2、実質的には1.5以上が求められており、前記電極被覆用ガラスは最低条件を満足してはいるが実質的な要求には必ずしも十分に応えていないおそれがあるものであった。なお、前記電極被覆用ガラスの50〜350℃における平均線膨張係数αは73×10−7/℃、軟化点Tsは596℃であった。
本発明は、従来ガラス基板を使用する場合にも適用でき、また、PDP前面基板の強度を高くできる電極被覆用ガラス、電極付きガラス基板の製造方法、そのような電極被覆用ガラスによってガラス基板上の電極が被覆されている電極付きガラス基板およびPDPの提供を目的とする。
本発明は、下記酸化物基準のモル%表示で、Bを38〜48%、SiOを40%超50%以下、ZnOを0〜10%、 Oを4〜10%含有し、LiO、NaOおよびKの含有量の合計が7〜12%およびSiOの含有量の合計が79モル%以上である電極被覆用無鉛ガラス(本発明のガラス)を提供する。
なお、ZnOを0〜10%含有する、とは、ZnOは必須ではないが10%までは含有してもよい、の意である
また、ガラス基板上に電極が形成されその電極がガラスによって被覆されている電極付きガラス基板の製造方法であって、本発明のガラスによって電極を被覆する電極付きガラス基板の製造方法(本発明のガラス基板の製造方法)を提供する。
また、表示面として使用される前面ガラス基板、背面ガラス基板および隔壁によりセルが区画形成されているPDPであって、前面ガラス基板上の透明電極が本発明のガラスにより被覆されているPDP(本発明のPDP)を提供する。
前記課題を解決するためには落球強度H/Hを測定してH/Hに影響する因子を見出すことが必要であると考えられた。しかし、後述するHはガラス基板にガラスペーストを塗布して焼成して作製したガラス試験片(ガラス層付きガラス基板)について落球強度を測定して得られるものであって、ガラス基板や電極被覆用ガラスだけではなくガラスペーストのビヒクル構成や焼成条件の影響を受けやすいものである。
ところで、このようなHの測定の精度を高めるためには測定回数nを少なくとも5としなければならないことが判明し、結局、H/Hを測定してH/Hに影響する因子を見出すという方法はHの測定精度向上のために多大な作業が必要となって採用することが困難であった。
そこで本発明者はH/Hを測定しないでもそれを推定できる方法を研究した。その結果、電極被覆ガラスの弾性率E(単位:GPa)、破壊靱性値Kc(単位:MPa・m1/2)、α(単位:10−7/℃)およびガラス基板のαすなわちα(単位:10−7/℃)を用いて下記式で計算されるSと実測された落球強度H/Hとが図1に示すようによく合致することを見出し、この方法すなわちSを用いてH/Hを推定する方法を採用して研究を行うことにより本発明に至った。なお、Sの計算においてたとえばαが83×10−7/℃である場合には下記式におけるαは83とされ、E、Kc、αについても同様である。また、H/Hは概ねS±0.2である。
S={13.314×Kc+0.181×(α−α)}/E 。
図1はガラス基板として従来ガラス基板を用いた場合についてのものであり、その横軸は上記S、縦軸は上記H/Hを示す。なお、図1の作成に用いた電極被覆ガラスのモル百分率表示組成範囲は、B 5〜41%、SiO 1〜55%、ZnO 0〜40%、LiO 0〜9%、NaO 0〜5.5%、KO 0〜7.5%、Alを0〜7%、MgO 0〜10%、BaO 0〜12%、TiO 0〜6%、Bi 0〜16%、PbO 0〜35%、である。
E、Kcおよびαはいずれも電極被覆ガラスそのものの物性値であってガラスペーストのビヒクル構成や焼成条件の影響は受けない。したがって、このようにしてH/Hを推定する方法においては先に述べたようなHの測定における問題はない。
Kcはたとえば次のようにして測定する。
溶融ガラスをステンレス鋼製の型枠に流し込み、徐冷する。
徐冷されたガラスを板状ガラスに加工し、その一方の表面を鏡面研磨した後残留応力を除去するための徐冷(精密徐冷)を行い、典型的な大きさが50mm×50mm、厚みが10mmであるガラス試験片を得る。なお、精密徐冷はガラスのガラス転移点をTgとしてたとえばTg〜(Tg+20℃)に1時間保持した後、室温まで1℃/分程度の降温速度で冷却することによって行う。
このガラス試験片を用いてJIS R 1607−1995「ファインセラミックスの破壊靱性試験方法5.IF法」(圧子圧入法)に準じてKcを測定する。すなわち、ビッカース硬度試験機を使用し、相対湿度が35%以下のグローブボックス内でガラス試験片表面にビッカース圧子を15秒間押し込み、圧痕の対角線長さと亀裂長さを当該試験機付属の顕微鏡を用いて測定する。押し込み荷重と圧痕の対角線長さからビッカース硬度(Hv)を求め、亀裂長さとHvとEと押し込み荷重とからKcを算出する。押し込み荷重は、たとえば100g〜2kgとする。
αはたとえば次のようにして測定する。
徐冷されたガラスを長さ20mm、直径5mmの円柱状に加工し、石英ガラスを標準試料としてブルカーエイエックスエス社製水平示差検出方式熱膨張計TD5010SA−Nを用いて50〜350℃における平均線膨張係数αを測定する。
Eはたとえば次のようにして測定する。
徐冷されたガラスを厚み10mmの板状に加工し、JIS R 1602−1995「ファインセラミックスの弾性率試験方法 5.3超音波パルス法」により弾性率Eを測定する。
H/Hは次のようにして測定する。
典型的には大きさが100mm×100mm、厚みが2.8mmであるガラス基板を製造粒度が#1500である耐水研磨紙の上に置き、そのガラス基板の上面の10cmの高さから22gのステンレス鋼製球を落下させる。このステンレス鋼製球の落下によってガラス基板が割れないときは落下高さを10mm高くしてステンレス鋼製球を落下させる。ガラス基板が割れるまで落下高さを10mm刻みで高くしてステンレス鋼製球を落下させる。
このようなガラス基板破壊試験を5回繰り返し、得られた破壊高さの平均値をHとする。
Hはガラス基板の一方の表面が電極被覆ガラスによって被覆されているガラス層付きガラス基板について、Hと同様にして測定された破壊高さの平均値である。
すなわち、電極被覆ガラスによって被覆されている表面を下にして前記耐水研磨紙の上に置く以外はH測定と同様にしてガラス層付きガラス基板破壊試験を5回繰り返し、得られた破壊高さの平均値をHとする。
前記ガラス層付きガラス基板は次のようにして作製される。
電極被覆ガラスの粉末100gを、α−テルピネオール等にエチルセルロースを10質量%溶解した有機ビヒクル25gと混練してガラスペーストを作製し、大きさが100mm×100mmであるガラス基板上に、焼成後の膜厚が20μmとなるよう均一にスクリーン印刷し、120℃で10分間乾燥する。その後、このガラス基板を昇温速度毎分10℃で電極被覆ガラスのTsまたは(Ts−50℃)〜Tsの範囲の温度まで加熱してその温度に30分間保持して焼成を行い、ガラス基板上に電極被覆ガラス層を形成してガラス層付きガラス基板とする。
本発明によればPDP前面基板を低温で焼成して製造でき、しかもその強度を高くすることが可能になる。
また、本発明の好ましい態様によれば、PDP前面基板の電極被覆ガラスの誘電率を小さくでき、PDPの消費電力を小さくすることが可能になる。
本発明はガラス基板のαすなわちαが78×10−7〜88×10−7/℃、特に80×10−7〜86×10−7/℃である場合に好適である。
本発明のガラスは通常、粉砕後分級して粉末化されて電極被覆に用いられる。
ガラスペーストを用いて電極被覆を行う場合、粉末化された本発明のガラス(以下、本発明のガラス粉末という。)はビヒクルと混練されガラスペーストとされる。このガラスペーストは、たとえば透明電極等の電極が形成されているガラス基板に塗布、焼成され、当該透明電極等を被覆するガラス層が形成される。
グリーンシートを用いて電極被覆を行う場合、本発明のガラス粉末は樹脂と混練され、得られた混練物はポリエチレンフィルム等の支持フィルムの上に塗布されてグリーンシートとされる。このグリーンシートはたとえばガラス基板上に形成された電極上に転写後、焼成され、当該電極を被覆するガラス層が形成される。
なお、PDP前面基板の製造においてはこれら焼成は典型的には600℃以下の温度で行われる。また、このようにしてガラス層が形成されたガラス基板は本発明のガラス基板である。
本発明のガラス粉末の平均粒径(D50)は0.5μm以上であることが好ましい。0.5μm未満では粉末化に要する時間が長くなりすぎるおそれがある。より好ましくは0.7μm以上である。また、前記D50は4μm以下であることが好ましい。より好ましくは3μm以下である。
本発明のガラス粉末の最大粒径は20μm以下であることが好ましい。20μm超では、厚みを通常30μm以下とすることが求められるPDP前面基板の電極被覆ガラス層(透明誘電体層)の形成に用いようとするとそのガラス層の表面に凹凸が発生し、PDPの画像がゆがむおそれがある。より好ましくは10μm以下である。
本発明のガラスのTsは630℃以下であることが好ましい。630℃超では600℃以下の温度での焼成によっては透過率の高いガラス層を得にくくなる。より好ましくは620℃以下、特に好ましくは610℃以下である。
また、Tsは500℃以上であることが好ましい。Tsが500℃未満であると、焼成工程においてガラスペーストまたはグリーンシートに含まれる樹脂成分が十分に分解されないおそれがある。
本発明のガラスのKcは0.70MPa・m1/2以上であることが好ましい。より好ましくは0.74MPa・m1/2以上、特に好ましくは0.76MPa・m1/2以上である。Kcはガラスの材料強度に関わる物性値であって電極被覆ガラス層の強度を支配する重要な要素であり、さらにはこの電極被覆ガラス層が表面に形成されたガラス基板、たとえば本発明のガラス基板または本発明のPDPにおける前面基板の強度を支配する重要な要素となる。
PDP前面基板の破壊は、PDP前面基板に衝撃が加わって基板が撓んだときに背面基板上に形成された隔壁と部分的に接している電極被覆ガラス層がその隔壁に衝突して傷つくことによって起こると考えられるが、本発明のガラスのKcはたとえば0.70MPa・m1/2以上であるので電極被覆ガラス層が上記のように傷ついても破壊にまで至ることは少ないと考えられる。
本発明のガラスのEは58GPa以下であることが好ましい。PDP前面基板の破壊は先に述べたように背面基板上の隔壁と電極被覆ガラス層が衝突して傷つくことによって起こると考えられるが、このとき電極被覆ガラス層のEが58GPa以下であれば衝突による衝撃が吸収され、傷つきにくくなると考えられるからである。
電極被覆層を構成するガラスの材料強度はKc等が支配するが、電極被覆ガラス層付きガラス基板では、電極被覆ガラス層を形成するための焼成工程の後に室温まで冷却する過程においてガラス基板のαすなわちαと電極被覆ガラス層のαとの違いによって応力が発生し、それによって電極被覆ガラス層の強度が高くなり、または低くなる。すなわち、電極被覆ガラス層のαがαよりも小さいときは電極被覆ガラス層の表面には圧縮応力が加わって電極被覆ガラス層の強度が高くなり、αがαよりも大きいときは引っ張り応力が加わって電極被覆ガラス層の強度が低くなる。
αが80×10−7〜86×10−7/℃である場合、本発明のガラスのαは60×10−7〜80×10−7/℃であることが好ましい。80×10−7/℃超であるとガラス基板上の電極被覆に用いたときに電極被覆ガラス層付き基板の強度が低下する。より好ましくは75×10−7/℃以下である。また、αが60×10−7/℃未満であると、ガラス基板のαすなわちαとの差によって生じる応力が大きくなりすぎて、基板の変形や破壊が生じるおそれがある。
本発明のガラスの1MHzにおける比誘電率εは6.5以下であることが好ましい。εが6.5超であるとPDP前面基板の電極被覆に用いたときにPDPの消費電力を小さくすることが難しくなる。εは6.3以下であることがより好ましい。本発明のガラスのεは、たとえば後述する耐水性を良好にしたい場合には典型的には5.4〜6.0である。
本発明のガラスの耐水性は、後述する方法で測定した質量減少率ΔWが50%以下であることが好ましい。ΔWが50%超であると微粉末にすることが困難になるおそれがある、または粉末またはペースト等の安定性が乏しくなるおそれがある。ΔWは40%以下であることがより好ましい。
次に、本発明のガラスの組成について、特に断らない限りモル百分率表示を用いて説明する。
はTsを下げる、Eまたはεを小さくする等の効果を有する成分であり、必須である。38%未満では上記効果が不十分になるおそれがある。好ましくは39%以上である。48%超では耐水性が低下するおそれがある。好ましくは45%以下、典型的には43%以下である。
SiOはガラスの骨格をなし、またαを小さくする成分であり、必須である。40%以下ではαが大きくなる、またはKcが小さくなるおそれがある。好ましくは40.5%以上、典型的には42%超である。50%超ではTsが高くなる。好ましくは48%以下である。なお、SiOの質量百分率表示含有量は典型的には35%超である。
およびSiOの含有量の合計B+SiOは79%以上でなければならない。79%未満ではEが58GPa超になりやすくなる。この点について図2を用いて説明する。
図2は図1の作成に用いたガラスおよび後掲の表1、2に記載した例1〜14のガラスについてB+SiOとEとの関係を示す図であり、横軸はB+SiO(単位:モル%)、縦軸はE(単位:GPa)を示している。B+SiOが79%以上のガラスはそのEが58GPa以下という好ましいものになっていることがわかる。
また、B+SiOを79%以上とすれば(Ts−Tg)が典型的には130℃以上となって電極被覆ガラス層が平滑になり好ましい。
+SiOは81%以上であることが好ましい。
ZnOは必須ではないが、Tsを下げる、αを小さくする、耐水性を高める等のために10%まで含有してもよい。εを特に小さくしたい等の場合にはZnOは5%未満であることが好ましい。10%超では基板の強度が低下するおそれがある。典型的には9%以下である。ZnOを含有する場合その含有量は典型的には1%以上、耐水性をより高めたい等の場合には4%以上とすることが好ましい。
また、耐水性を高くしながらεを小さくしたい等の場合には、SiOを39質量%以上、ZnOを0〜5.5質量%とすることが好ましい。
LiO、NaOおよびKOはいずれもガラス化しやすくする、またはTsを下げる成分であるが、αを大きくし、またKcを下げる成分でもあるので、いずれか1種以上を合計で7〜12%含有する。好ましくは9%以上、11%以下である。
LiOを含有する場合その含有量は2%以下であることが好ましい。2%超では銀電極を被覆したときに銀が電極被覆ガラス中に拡散して発色する現象(銀発色)が生じやすくなる、またはガラス基板の反りが大きくなりやすい。典型的には1.5%以下である。
NaOは、ガラス基板の反りを小さくしたい等の場合には6%以下の範囲で含有することが好ましい。6%超であると反りが大きくなるおそれがある、銀発色が生じやすくなるおそれがある、またはKcが低下するおそれがある。より好ましくは5%以下である。
反りをより小さくしたい、銀発色をより抑制したい、ガラスを安定化したい等の場合にはKOは含有することが好ましく、銀発色をより抑制したい場合またはガラスを安定化したい場合における含有量は好ましくは4%以上、典型的には5%以上である。KO含有によって反りが抑制されるメカニズムとしては、Kイオンはイオン半径が大きく他のアルカリ金属イオンより移動しにくいので、KOを含有することによりアルカリ金属イオン交換が進みにくくなることが考えられる。
Oを4%以上含有する場合、LiOは含有しないまたは2%以下(典型的には1.5%以下)の範囲で含有することが好ましい。LiOを2%超含有すると銀発色が生じやすくなるおそれがある。
Oを含有する場合その含有量は10%以下であることが好ましい。10%超ではαが大きくなるおそれがある。典型的には7%以下である。
OはLiOまたはNaOとともに含有されることが好ましい。アルカリ金属酸化物成分としてKOのみを含有するものであるとガラス基板の一方の面にガラス層を形成したときにガラス層が形成されている側に凸となる反りが生じやすい。これは、イオン半径の大きいKイオンがガラス基板表面に侵入することによりその電極被覆ガラス層と接しているガラス基板表面が膨張するためと考えられる。
本発明のガラスは本質的に上記成分からなるが、本発明の目的を損なわない範囲でその他の成分を含有してもよい。その場合における上記成分以外の成分の含有量の合計は好ましくは10%以下、より好ましくは5%以下、典型的には4%以下である。このような成分の代表的なものについて以下に説明する。
Alは耐水性をより高めたい等の場合に5%以下の範囲で含有してもよい。5%超では銀電極を被覆したときに銀発色が生じやすくなる、またはαが大きくなるおそれがある。好ましくは3%以下である。銀発色の防止をはかりたい場合、Alは好ましくは1%未満であり、含有しないことがより好ましい。
MgOは、ガラスを安定化する、αを小さくする等の効果を有する場合があり、そのような目的のために5%以下の範囲で含有してもよい。5%超ではTsが高くなるおそれがある。より好ましくは3%以下である。
BaOを含有する場合その含有量は1%以下であることが好ましい。1%超ではKcが低下する、またはαが大きくなるおそれがある。Kcをより大きくしたい等の場合にはBaOは含有しないことが好ましい。
ZrOは耐水性をより高めたい、αを小さくしたい等の場合に5%以下の範囲で含有してもよい。5%超ではTsが高くなる、または銀発色が生じやすくなるおそれがある。好ましくは4%以下、より好ましくは3%以下である。
焼成時における脱バインダが不足して焼成後のガラス中にカーボンが残留してそのガラスが着色する現象を抑制したい場合などにはCuO、CeOまたはCoOをこれら3成分の含有量合計が3%まで含有してもよい場合がある。前記合計が3%超ではガラスの着色がかえって顕著になる。典型的には1.5%以下である。
これら3成分のいずれかを含有する場合、CuOを1.5%以下の範囲で含有することが典型的である。
α、Ts、化学的耐久性、ガラスの安定性、ガラス被覆層の透過率などの調整、銀発色現象の抑制などの目的で添加してもよい成分として、TiO、SnO、MnO等の成分が例示される。
なお、本発明のガラスはPbOを含有しない。
εをたとえば5.5以下にしたい場合には本発明のガラスは、Bを41%以上、SiOを41〜47%、ZnOを0〜2%、NaOを0〜6%、KOを4〜10%、ZrOを0〜5%含有し、B+SiOは85%以上であることが好ましい。以下、この好ましい態様の組成について説明する。
が41%未満ではεが大きくなるおそれがある。Bは典型的には46%以下である。
SiOが41%未満ではKcが小さくなりやすい、またはガラスが不安定となる。典型的には43%以上である。47%超ではTsが高くなりやすい。典型的には46%以下である。
+SiOが85%未満ではεが大きくなりやすい。典型的には86%以上である。
ZnOは必須ではないが、Tsを下げる、αを小さくする、耐水性を高める等のために2%以下の範囲で含有してもよい。2%超ではεが大きくなりやすい。典型的には1.5%以下である。
ZrOは必須ではないが、耐水性またはガラスの安定性を高める等のために5%以下の範囲で含有してもよい。5%超ではTsが高くなる、または銀発色が生じやすくなるおそれがある。典型的には4.5%以下である。
+SiOが88%以下では典型的にはZnOおよびZrOの少なくともいずれか一方を含有し、その場合これら成分の含有量の合計ZnO+ZrOは1%以上である。典型的にはZnO+ZrOは3〜8%である。
+SiOが88%超では典型的にはZnO+ZrOは0%であるか0%超5%未満である。
NaOは必須ではないが、基板の反りを低減する等のために6%以下の範囲で含有してもよい。6%超では銀発色が生じやすくなる。典型的には5.5%以下である。
OはTsを下げる、またはガラスを安定化する成分であり、必須である。4%未満ではガラスが不安定になり分相しやすくなる。10%超ではαが大きくなる、またはKcが小さくなりやすい。典型的には9.5%以下である。
NaOおよびKOの含有量の合計は好ましくは6〜11%である。6%未満ではガラスが不安定になり分相しやすくなる。より好ましくは6.5%以上である。11%超ではαが大きくなる、またはKcが小さくなりやすい。典型的には10.5%以下である。
当該好ましい態様は上記6成分から本質的になることが好ましいが、強度を高くしかつ誘電率を低くするなどの目的を損なわない範囲でその他の成分を含有してもよい。その場合そのような成分の含有量の合計は2%以下であることが好ましく、典型的には1.5%以下である。以下、上記6成分以外の成分について例示的に説明する。
焼成時における脱バインダが不足して焼成後のガラス中にカーボンが残留してそのガラスが着色する現象を抑制したい場合などにはCuO、CeOまたはCoOをこれら3成分の含有量合計がたとえば2%まで含有してもよい場合がある。前記合計が2%超では上記6成分の含有量合計が小さくなりすぎて本発明の目的が損なわれるおそれがある、またはガラスの着色がかえって顕著になるおそれがある。典型的には1.5%以下である。
これら3成分のいずれかを含有する場合、CuOを1%以下の範囲で含有することが典型的である。
LiOは基板を反りやすくする、またはガラスを不安定にして分相しやすくする等のおそれがあるので含有しないか、含有するとしても1%以下であることが好ましい。
BaO、SrOはεを大きくする、Kcを小さくする等のおそれがあるので含有しないか、含有するとしても合計で0.5%以下であることが好ましい。
MgO、CaOはεを大きくなる、Kcを小さくする等のおそれがあるので含有しないか、含有するとしても合計で2%以下であることが好ましい。
ガラス基板の一方の面上に本発明のガラスからなるガラス層を形成したガラス層付きガラス基板のH/Hは1.5以上であることが好ましく、より好ましくは2.0以上、特に好ましくは2.4以上である。
本発明のガラス基板の製造方法はPDP前面基板の製造方法として好適であり、この場合、前面基板電極の被覆ガラスとして本発明のガラスを用いる以外は周知の製造方法と同様にしてよい。
本発明のガラス基板の製造方法によって製造されるガラス基板(本発明のガラス基板)としてはPDP前面基板が典型的であり、この場合、本発明のガラスによって被覆される電極はITO等の透明電極およびその表面の一部に形成される銀電極、Cr−Cu−Cr電極等のバス電極などである。
本発明のPDPは前面基板電極の被覆ガラスとして本発明のガラスを用いる以外は周知のPDPと同様のものでよく、その製造も前面基板電極の被覆ガラスとして本発明のガラスを用いる以外は周知の製造方法によって行える。
表1、2、5のBからZrOまたはCuOまでの欄にモル百分率表示で示した組成となるように原料を調合、混合した。これを、白金坩堝を用いて1250℃にそれぞれ加熱し60分間溶融した。例1〜11、17〜24は実施例、このうち例18〜24は前記好ましい態様の実施例である。例12〜16は比較例であり、このうち例16は分相し、得られたガラスは不透明であった。なお、表3、4、6には各ガラスの質量百分率表示組成を示す。
得られた溶融ガラスの一部をステンレス鋼製ローラーに流し込んでフレーク化した。得られたガラスフレークをアルミナ製のボールミルで16時間乾式粉砕後、気流分級を行い、D50が2〜4μmであるガラス粉末を作製した。
このガラス粉末を試料として示差熱分析装置(DTA)を用いてTg、Tsを測定した(単位:℃)。
また、残った溶融ガラスをステンレス鋼製の型枠に流し込み、徐冷した。
徐冷されたガラスの一部を長さ20mm、直径5mmの円柱状に加工し、石英ガラスを標準試料としてブルカーエイエックスエス社製水平示差検出方式熱膨張計TD5010SA−Nを用いてこのガラスのαを測定した(単位:10−7/℃)。
徐冷されたガラスの他の部分を厚み約4mmの板状に加工し、オリンパスNDT社製超音波厚さ計35DLを使用し、JIS R 1602−1995「ファインセラミックスの弾性率試験方法 5.3超音波パルス法」により弾性率E(単位:GPa)を測定した。
また、板状に加工した前記ガラスの片面を鏡面研磨し、残留応力を除去するため500〜520℃に1時間保持して徐冷した試験片を用いて、先に述べた方法によってKcを測定した(単位:MPa・m1/2)。ただしビッカース圧子の押し込み荷重は2000gとして測定した。
このようにして得られたE、Kc、αの値とガラス基板のαの値を用いて前記Sを計算した。
また、前記ガラス粉末100gを、α−テルピネオール等にエチルセルロースを10質量%溶解した有機ビヒクル25gと混練してガラスペーストを作製し、大きさが100mm×100mm、厚みが2.8mmである前記従来ガラス基板上に、焼成後の膜厚が20μmとなるよう均一にスクリーン印刷し、120℃で10分間乾燥した。その後、このガラス基板を昇温速度毎分10℃で570℃まで加熱してその温度に30分間保持して焼成を行い、ガラス基板上にガラス層を形成した。
このガラス層付きガラス基板についてHを測定し、別に測定したHの値を用いてH/Hを計算した。
耐水性の評価は以下の方法で行った。すなわち、徐冷されたガラスの一部を長さ40mm、直径5mmの円柱状に加工して初期質量を測定し、80℃の水に24時間浸した後、超音波洗浄して、乾燥した。乾燥後に再び超音波洗浄し、再度乾燥してから質量を測定して、質量減少率ΔWを求めた(単位:%)。
また、厚さ約3mmの板状試料の両面に直径38mmの円形の電極を設け、横川ヒューレットパッカード社製LCRメーター4192Aを使用して1MHzにおける比誘電率εを測定した。
表1、2、5にこのようにして得られた測定結果または計算結果を示す。なお、表中の「−」は測定または計算をしなかったことを示し、括弧書きの数値はガラス組成から推定した値を示す。
Figure 0005251376
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PDP、PDP前面基板および前面基板電極被覆ガラスに利用できる。
ガラス層付きガラス基板の落球強度の計算値と実測値の関係を示す図である。 +SiOとヤング率Eとの関係を示す図である。

Claims (11)

  1. 下記酸化物基準のモル%表示で、Bを38〜48%、SiOを40%超50%以下、ZnOを0〜10%Oを4〜1%含有し、LiO、NaOおよびKOの含有量の合計が7〜12モル%、BおよびSiOの含有量の合計が79モル%以上である電極被覆用無鉛ガラス。
  2. SiOを42モル%超含有する請求項1の電極被覆用無鉛ガラス。
  3. ZnOを5モル%未満含有する請求項1または2の電極被覆用無鉛ガラス。
  4. LiOを2モル%以下含有する請求項1〜のいずれかの電極被覆用無鉛ガラス。
  5. NaOを6モル%以下含有する請求項1〜のいずれかの電極被覆用無鉛ガラス。
  6. を41モル%以上、SiOを41〜47モル%、ZnOを0〜2モル%、NaOを0〜6モル%、KOを10モル%以下、ZrOを0〜5モル%含有し、BおよびSiOの含有量の合計が85モル%以上である請求項1の電極被覆用無鉛ガラス。
  7. NaOおよびKOの含有量の合計が6〜11モル%である請求項の電極被覆用無鉛ガラス。
  8. およびSiO の含有量の合計が88%以下であり、ZnOおよびZrO の少なくともいずれか一方を含有し、その合計が3〜8%である請求項6または7の電極被覆用無鉛ガラス。
  9. 、SiO、ZnO、NaO、KOおよびZrOの含有量の合計が98モル%以上である請求項6〜8の電極被覆用無鉛ガラス。
  10. 1MHzにおける比誘電率が6.5以下である請求項1〜9のいずれかの電極被覆用無鉛ガラス。
  11. 表示面として使用される前面ガラス基板、背面ガラス基板および隔壁によりセルが区画形成されているプラズマディスプレイ装置であって、前面ガラス基板上の透明電極が請求項1〜10のいずれかの電極被覆用無鉛ガラスにより被覆されているプラズマディスプレイ装置。
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