JP5251249B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、更に詳しくは再生ポリエステル繊維からなるカーカスコードを使用した空気入りタイヤに関する。
環境への負荷低減や資源の再利用を目的として、回収した使用済みのPETボトルを繊維化することにより、再生ポリエステル繊維として、衣料用途や産業資材用途に再利用する試みが多数提案されている(特許文献1及び2等)。
しかし、一般に再生ポリエステル繊維は強度が著しく低く、ノーマルに製造されたポリエステル繊維に比べて約1/3程度しかない。そのため、高強度が要求されるタイヤコード用途に使用するには多くの課題があった。すなわち、再生ポリエステル繊維を使用しながら、空気入りタイヤの耐久性を既存の従来タイヤの耐久性並みに確保するということは、非常に難しいことであった。
特開2004−100087号公報 特開2003−13328号公報
本発明の目的は、上述したような従来の問題点に鑑み、従来タイヤ並みの耐久性を確保しながら再生ポリエステル繊維の使用を可能にし、地球環境や省資源に貢献するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上述した目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、以下の第一の発明と第二の発明からなる。第一の発明は、以下の(1)の構成からなる。
(1)左右のビード部間に少なくとも2層のカーカスプライを掛け渡した空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライのうち少なくとも1層のカーカスプライAを、再生ポリエステル繊維のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライAの端部を前記ビード部のビードコアに巻き掛けないようにし、他の少なくとも1層のカーカスプライBを、強力100N以上のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライBの端部を前記ビードコアにビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けた空気入りタイヤ。
また、かかる第一の本発明の空気入りタイヤにおいて、より好ましい具体的態様として、以下の(2)または(3)の構成からなる。
(2)前記カーカスプライAの端部を前記ビード部のビードフィラーのタイヤ外側に配置した上記(1)記載の空気入りタイヤ。
(3)タイヤ偏平率が55%以下である上記(1)または(2)に記載のタイヤ。
また、上述した目的を達成する第二の本発明の空気入りタイヤは、以下の(4)の構成からなる。
(4)左右のビード部間に少なくとも2層のカーカスプライを掛け渡したタイヤ偏平率が55%以下の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライのうち少なくとも1層のカーカスプライAを、再生ポリエステル繊維のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライAの端部を前記ビード部のビードコアに巻き掛け、他の少なくとも1層のカーカスプライBを、強力100N以上のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライBの端部を前記ビードコアにビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けた空気入りタイヤ。
また、上記した第一または第二の本発明の空気入りタイヤにおいて、好ましい具体的態様として、以下の(5)または(6)の構成からなる。
(5)前記ビード部間に掛け渡した前記カーカスプライAとBの本体部において、前記カーカスプライAを前記カーカスプライBの外側に配置した上記(1)〜(4)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(6)前記再生ポリエステル繊維のカーカスコードが、再生ポリエステル繊維のフィラメント糸又は紡績糸とノーマルのポリエステル繊維のフィラメント糸とを撚り合わせた複合コードからなる上記(1)〜(5)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
請求項1にかかる第一の本発明の空気入りタイヤによれば、強力100N以上のコードで構成したカーカスプライBをビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けてカーカス張力を担うようにする一方で、強度の低い再生ポリエステル繊維で構成したカーカスプライAはビードコアに巻き掛けずにカーカス張力を負担を低くするようにしたので、強度の低い再生ポリエステル繊維の使用をしながら、タイヤの耐久性を従来タイヤ並みに維持することができる。
請求項4にかかる第二の本発明の空気入りタイヤによれば、強力100N以上のコードで構成したカーカスプライBをビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けると共に、強度の低い再生ポリエステル繊維で構成したカーカスプライAもビードコアに巻き掛けてカーカス張力を負担するようにしているが、偏平率55%以下のタイヤ断面高さが低いタイヤに適用するためカーカスの張力分担率が低く、そのためカーカスプライAにカーカス張力を負担させてもコード疲労を抑制することができ、請求項1のタイヤと同様にタイヤの耐久性を従来タイヤ並みに維持することができる。
以下、更に詳しく本発明の空気入りタイヤについて説明する。
図1は、第一の本発明にかかる空気入りタイヤの実施態様を示したタイヤ子午線方向断面図である。
空気入りタイヤ1は、左右のビード部2に2層のカーカスプライ4a、4bを掛け渡している。このカーカスプライ4a、4bの外周にベルト層6が配置され、更にその上にベルトカバー層7が設けられている。2層のカーカスのうち、外層側のカーカスプライ4a(カーカスプライA)は、再生ポリエステル繊維のカーカスコードから形成され、内層側のカーカスプライ4b(カーカスプライB)は、強力が100N以上のカーカスコードから構成されている。このカーカスプライ4bは、両端部がそれぞれビードコア3に対してタイヤ内側から外側へ折り返すように巻き掛けられ、かつビードコア3に対して、35本以上/50mmビードコア長の密度で配置されている。これに対して、カーカスプライ4aの両端部は巻き下ろされただけで、ビードコア3に対しては巻き付けられていない。
上記空気入りタイヤによれば、上述のように、再生ポリエステル繊維のカーカスコードからなるカーカスプライAは、そのカーカスプライの端部を巻き下げているだけであるのに対して、カーカスプライBはカーカスコードに強力100N以上のコードを使用し、かつビードコアに対してビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けているので、カーカス張力に対する分担率をカーカスプライBをカーカスプライAよりも高くし、タイヤの耐久性を維持しながら、再生ポリエステル繊維の活用を可能にしている。
本発明において、カーカスプライは少なくとも2層設けられておればよく、図示の例のように2層のみに限定されず、3層以上であってもよい。また、カーカスプライAおよびカーカスプライBは、それぞれ少なくとも1層であればよく、それぞれ2層以上配置されていてもよい。
カーカスプライAは、再生ポリエステル繊維からなるコードで構成されるが、カーカスプライAを構成するカーカスコードの全てが再生ポリエステル繊維である必要はなく、好ましくは3重量%以上、より好ましくは10重量%以上を占めていればよい。これによりリサイクル率の向上に貢献することができる。また、この再生ポリエステル繊維のカーカスコードは、原則としてビードコアに巻き掛けないようにする。これによりカーカスプライAの耐久性を保持することができる。カーカスプライAのコードエンド数は25本〜40本/カーカスプライ幅50mm(ベルトセンター部)の範囲が好ましい。
他方のカーカスプライBは、カーカスコードとして強力が100N以上のコードを使用することが必要であり、しかもこのカーカスコードがビードコアに対して35本以上/50mmビードコア長の密度で巻き掛けられていなければならない。
強力が100N未満であったり、また、ビードコアに対する巻き掛けの密度がビードコア長50mm当たり35本未満であっては、タイヤの耐久性を保持することが難しくなる。
強力100N以上のカーカスコードを構成する繊維としては、再生繊維ではなく、ノーマルに製造されたポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維、ポリケトン繊維、レーヨン繊維、PVC繊維などを例示することができる。これらのうちでも、特にポリエステル繊維が好ましい。カーカスプライBの強力の上限は、特に限定されず、カーカスとして機能する限り強いほど好ましい。また、カーカスコードのビードコアに対する巻き掛け密度の上限は、50本以下/50mmビードコア長程度までにするとよい。それ以上に密度を上げると、コード間のコートゴムの厚さが制約されるため、かえって、耐久性が低下する。
本発明において、カーカスプライA及びカーカスプライBの端部は、図1の実施形態のように配置するほか、例えば、図2(a)および(b)に示すような形態にして組合せることも可能である。
図2(a)の実施形態は、カーカスプライBは図1の場合と同様にビードコア3の周りに内側から外側に巻き返しているが、カーカスプライAは、カーカスBの本体とビードフィラー5との間に挟み込むように巻き下げた構成にしている。図2(b)の実施形態は、カーカスプライBを2層設け、その2層の端部をビードコア3に対しタイヤ内側から外側へ巻き返すようにし、その巻き上げ端部の外側にカーカスプライAの端部を巻き下げた構成になっている。
上述した第一の本発明の空気入りタイヤは、タイヤ偏平率の大きさに拘わらず適用することができるが、好ましくは、偏平率が55%以下の空気入りタイヤに採用するのがよい。タイヤ偏平率が小さいほどカーカスプライの張力分担率が低くなるので、カーカスプライAに対する負荷を小さくし、タイヤ耐久性を一層向上することができるからである。
図3は、第二の本発明の空気入りタイヤの実施態様を示したタイヤ子午線方向断面概略図である。
空気入りタイヤはタイヤ偏平率が55%以下であって、カーカスプライは、図1の実施形態と同様に再生ポリエステル繊維のカーカスコードから形成されたカーカスプライ4a(カーカスプライA)と、強力が100N以上のカーカスコードから形成されたカーカスプライ4b(カーカスプライB)から構成されている。このカーカスプライAとBの端部は、共にビードコア3の周りにタイヤ内側から外側に巻き上げられている。このうちカーカスプライBは、ビードコア3に対して、ビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けられている。
上記した第二の本発明の空気入りタイヤは、カーカスプライAがビードコア3に巻き掛けられているため、カーカス張力に対する分担率が大きくなるが、タイヤ偏平率が55%以下であるので、内圧に対する張力分担が主としてベルト層によって行われ、カーカスの分担率が低くなるためタイヤ耐久性を向上することが可能になる。
第一または第二の本発明の空気入りタイヤにおいて、カーカスプライAに使用する再生ポリエステル繊維のカーカスコードは、再生ポリエステル繊維のフィラメント糸又は紡績糸の単独であってもよいが、これら再生ポリエステル繊維のフィラメント糸または紡績糸と、ノーマルのポリエステル繊維のフィラメント糸とを撚り合わせた複合コードを使用してもよい。
このような複合コードを使用することにより、再生ポリエステル繊維糸を単独でカーカスコードとして用いる場合よりもコード強力を大きくできるので、耐久性がより向上する。複合比率は、重量比で、再生ポリエステル繊維のフィラメント糸又は紡績糸/ノーマルのポリエステル繊維のフィラメント糸=30〜70/70〜30の範囲内とすることがよい。
実施例1〜2、従来例1〜2、比較例1〜3
試験タイヤとして、タイヤサイズ:205/65R15を共通にし、カーカスプライのカーカスコード材料およびビードコアへの巻付け構造を表1中に記載したように異ならせた計7種類の空気入りタイヤ(従来例1〜2、比較例1〜3、実施例1〜2)を試作した。カーカスプライをビードコアに巻き掛ける場合、その巻き掛け密度を42本/50mmビードコア長とし、カーカスプライをビードコアに巻き掛けない場合、そのコードエンド数を26本/カーカスプライ幅50mm(ベルトセンター部)とした。
カーカスプライBのカーカスコードの強力は150Nである。
それぞれのタイヤにおけるビード部周辺でのカーカスプライ構造は、図4(イ)〜(ト)に図示した態様で、表1と表2の各欄に記載したとおりの構造であり、それら図において、破線で示したのが再生ポリエステルカーカスプライAであり、実線で示したのがノーマルのカーカスプライBである。
それぞれのタイヤについて、後述する仕様の耐久性試験と耐圧性試験を行い、各空気入りタイヤの耐久性、カーカスプライの耐圧性を評価した。評価結果を表1に示した。
従来例1、従来例2は、従来のノーマルのポリエステル繊維カーカスコードからなるものである。比較例1は耐圧性試験で劣っていた。比較例2は従来例1と同様の結果が得られた。
比較例3の空気入りタイヤは、再生ポリエステルカーカスプライを、内層の1プライに使用しビードコアに対する巻き上げを行い、外層にはノーマルのポリエステルカーカスプライを使用してビードコアに対する巻き上げはないものであるが、圧力容器としての全体タイヤ強度が不足し、耐圧試験で不合格であった。
実施例1の空気入りタイヤは、再生ポリエステルカーカスプライを外層の1プライに使用し、内層にはノーマルのポリエステルカーカスプライを使用して、外層の再生ポリエステルカーカスプライのビードコアに対する巻き上げはないものであるが、耐圧性試験、耐久性試験ともに従来例2と同等の結果が得られた。
実施例2の空気入りタイヤは、再生ポリエステルカーカスプライを図2(a)の構造で外層の1プライに使用し、内層にはノーマルの通常のポリエステルカーカスプライを使用して、外層の再生ポリエステルカーカスプライのビードコアに対する巻き上げはないものであるが、耐圧性試験、耐久性試験ともに、従来例2と同等の結果が得られた。
また、比較例2、実施例1〜2の耐久性試験を終えたタイヤについて、耐圧性試験を行ったところ、比較例2のタイヤはサイドウォール部のバーストで破壊したことからカーカスコードの劣化が起こっていて好ましくないと判断できるものだった。実施例1〜2のものは、ビード部でバーストが起こりカーカスコードの劣化は起こっていないと判断できるものであった。
Figure 0005251249
実施例3〜6、従来例3〜4、比較例4〜5
試験タイヤとして、タイヤサイズ:235/45R17を共通にし、カーカスプライのカーカスコード材料およびビードコアへの巻付け構造を表2中に記載したように異ならせた計7種類の空気入りタイヤ(従来例3〜4、比較例4〜5、実施例3〜6)を試作した。カーカスプライをビードコアに巻き掛ける場合、その巻き掛け密度を42本/50mmビードコア長とし、カーカスプライをビードコアに巻き掛けない場合、そのコードエンド数を30本/カーカスプライ幅50mm(ベルトセンター部)とした。
カーカスプライBのカーカスコードの強力は150Nである。実施例6は、ポリエステルカーカスプライAに使用されている再生ポリエステル繊維からなるカーカスコードとして、再生ポリエステルフィラメント糸と通常のポリエステルフィラメント糸とを撚り合わせた複合コードを用いた例である。
なお、実施例3は第二の本発明の実施例であり、実施例4と実施例5は請求項3にかかる第一の本発明の実施例である。実施例3は、内層および外層、カーカス層を共にビードコアで折り返したものである。実施例4の外層の端末はビードコアで折り返された内層カーカス層端末の外側に配置しているのに対し、実施例5の外層の端末はビードフィラーの内側に配置したものである。
それぞれについて、耐久性試験と耐圧性試験を行い、各空気入りタイヤの耐久性、カーカスプライの耐圧性を評価した。評価結果を表2に示した。
実施例3の結果と前述比較例2の結果を対比してわかるように、耐久性試験後の耐圧性試験において、偏平率65%の205/65R15サイズタイヤは、ビードコアの巻き上げ構造としたときにカーカスがバーストしたが(比較例2)、偏平率が45%の235/45R17サイズタイヤでは、カーカスバーストはしなかった(実施例3)。
Figure 0005251249
なお、タイヤ耐久性試験と、カーカスプライの耐圧性の試験方法は、以下に記載する方法で行った。
(a)タイヤ耐久性試験:
ドラム表面が平滑な鋼製で、直径が1707mm試験機を用い、周辺温度を38±3℃に制御し、リムサイズ17×7.5JJ、試験内圧180kPaにてインフレートさせてリム組した試験タイヤについて、JATMAで規定された最大荷重の120%を与え、速度120km/hrで2時間走行させる。次いで、同一荷重にて速度を150km/hrにて10分走行させ、以降、10分毎に速度を10km/hrずつステップアップさせながら220km/hrまで上げていき、220km/hrに到達した後は、その速度で走行を継続させて、タイヤが破壊するか、220km/hrにて30分間走行完了するまで、ドラム走行を続けた。
それぞれの試験タイヤの走行距離を、220km/hr完走を基準(100)とした指数で表して、タイヤ耐久性の評価をした。数字が大きいものほど耐久性に優れていることを表している。
(b)カーカスプライの耐圧性試験:
空気入りタイヤ内に高圧で水を注入し、バーストまで至らせる水圧試験を行い、バースト(破壊)したタイヤ部位をもとにして、カーカスプライの耐圧性試験を行った。
ビード部でバーストしたものは「○」、カーカスプライ部で破壊したものは「×」とした。なお、新品タイヤについての本耐圧性試験を行った他に、必要に応じて、上記(a)のタイヤ耐久性試験上がりのタイヤについても本耐圧性試験を行った。
第一の本発明の空気入りタイヤの実施態様例を示したタイヤ子午線方向断面図である。 カーカスプライのビードコア部への巻付け方の図1に示した以外の例を、モデル的に示した要部概略図である。 第二の本発明の空気入りタイヤの実施態様例を示したタイヤ子午線方向断面図である。 (イ)〜(ト)は、実施例1〜6、従来例1〜4、比較例1〜5において採用したビード部周辺でのカーカスプライ構造を示したものである。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 ビード部
3 ビードコア
4a カーカスプライA
4b カーカスプライB
5 ビードフィラー
6 ベルト層
7 ベルトカバー層

Claims (6)

  1. 左右のビード部間に少なくとも2層のカーカスプライを掛け渡した空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライのうち少なくとも1層のカーカスプライAを、再生ポリエステル繊維のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライAの端部を前記ビード部のビードコアに巻き掛けないようにし、他の少なくとも1層のカーカスプライBを、強力100N以上のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライBの端部を前記ビードコアにビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けた空気入りタイヤ。
  2. 前記カーカスプライAの端部を前記ビード部のビードフィラーのタイヤ外側に配置した請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤ偏平率が55%以下である請求項1または2に記載のタイヤ。
  4. 左右のビード部間に少なくとも2層のカーカスプライを掛け渡したタイヤ偏平率が55%以下の空気入りタイヤにおいて、前記カーカスプライのうち少なくとも1層のカーカスプライAを、再生ポリエステル繊維のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライAの端部を前記ビード部のビードコアに巻き掛け、他の少なくとも1層のカーカスプライBを、強力100N以上のカーカスコードで構成すると共に、該カーカスプライBの端部を前記ビードコアにビードコア長50mm当たり35本以上の密度で巻き掛けた空気入りタイヤ。
  5. 前記ビード部間に掛け渡した前記カーカスプライAとBの本体部において、前記カーカスプライAを前記カーカスプライBの外側に配置した請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記再生ポリエステル繊維のカーカスコードが、再生ポリエステル繊維のフィラメント糸又は紡績糸とノーマルのポリエステル繊維のフィラメント糸とを撚り合わせた複合コードからなる請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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