JP5249344B2 - ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体およびその使用 - Google Patents

ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体およびその使用 Download PDF

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Description

本発明は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を少なくとも1つ含む組成物、および患者のウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防するために、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を用いる方法に関する。
HCVは、(+)センスの一本鎖RNAウイルスであり、非A非B型肝炎(NANBH)の主要な原因物質として密接に関係している。NANBHは、A型肝炎ウイルス(HAV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、D型肝炎ウイルス(HDV)といった、他の型のウイルスによって誘発される肝疾患と区別されるだけではなく、アルコール症および原発性胆汁性肝硬変といった他の肝疾患形態とも区別される。
C型肝炎ウイルスは、Flaviviridae科のヘパシウイルス属の一種である。C型肝炎ウイルスは、非A非B型ウイルス肝炎の主要な原因物質であり、輸血に関連した肝炎の主因であり、世界中の肝炎症例のうち、かなりの割合を占めている。急性HCV感染は無症状であることが多いが、この症例のほぼ80%が、慢性肝炎へと移行する。患者の約60%で、無症状のキャリアの状態から慢性活動性肝炎や肝硬変(患者の約20%で発症する)にわたる様々な臨床結果をもたらす肝疾患に進行する。このことは、肝細胞癌(患者の約1〜5%で発症する)の進行に深く関連している。世界保健機関は、1億7000万人がHCVに慢性的に感染しており、米国では400万人がHCVに慢性的に感染していると概算している。
HCVは、肝硬変に関与しており、肝細胞癌の誘発に関与している。HCV感染は、他の形態の肝炎に比べて処置が困難なため、HCV感染患者の予後は、良くないままである。現時点のデータから、肝硬変患者の4年生存率は50%を下回っており、切除可能な限局性肝細胞癌と診断された患者では、5年生存率は30%を下回ることが示されている。切除不可能な限局性肝細胞癌と診断された患者ではさらに悪く、5年生存率は1%に満たない。
HCVは、約9.5kbの長さの一本鎖ポジティブセンスRNAゲノムを含む、エンベロープを有するRNAウイルスである。このRNAゲノムは、341ヌクレオチドの5’非翻訳領域(5’NTR)と、3010〜3040アミノ酸の1つのポリペプチドをコードする大きなオープンリーディングフレーム(ORF)と、約230ヌクレオチドの種々の長さを有する3’非翻訳領域(3’−NTR)とを含む。HCVは、アミノ酸配列とゲノム構造がフラビウイルスおよびペスチウイルスと類似しているため、HCVは、Flaviviridae科の第3の属に分類されている。
5’NTRは、このウイルスゲノムのうち、もっとも保存されている領域の1つであり、ウイルスポリプロテインの翻訳を開始するのに極めて重要な役割をはたす内部リボソーム侵入部位(IRES)を含んでいる。1個の長いオープンリーディングフレームは、ポリプロテインをコードしており、このポリプロテインは、細胞プロテイナーゼまたはウイルスプロテイナーゼによって、翻訳と同時に、または翻訳後に、構造ウイルスタンパク質(コア、E1、E2およびp7)および非構造ウイルスタンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5AおよびNS5B)へとプロセシングされる。3’−NTRは、ポリプロテインの停止コドンの後にある約38ヌクレオチド可変領域と、シチジン置換基が散在している、可変長のポリウリジン域と、3’末端に非常に近い位置にある、種々のHCV分離株間で高度に保存されている98ヌクレオチド(nt)との3つの区別可能な領域から構成されている。他のプラス鎖RNAウイルスと類似しているということから、3’NTRは、ウイルスRNA合成において重要な役割をはたすと考えられる。ゲノム内の遺伝子の順序は、NH−C−E1−E2−p7−NS2−NS3−NS4A−NS4B−NS5A−NS5B−COOHである。
構造タンパク質のコア(C)、エンベロープタンパク質1および(E1、E2)、p7領域のプロセシングは、宿主のシグナルペプチダーゼによって媒介される。対照的に、非構造(NS)領域の成熟は、2種類のウイルス酵素によって達成される。HCVポリプロテインは、まず、宿主のシグナルペプチダーゼによって開裂し、構造タンパク質C/E1、E1/E2、E2/p7およびp7/NS2を形成する。NS2−3プロテイナーゼは、メタロプロテアーゼであり、NS2/NS3結合部で開裂させる。NS3/4Aプロテイナーゼ複合体(NS3は、セリンプロテアーゼであり、NS4Aは、NS3プロテアーゼの補因子として働く)は、残りすべての開裂する結合部をプロセシングすることに関与している。RNAヘリカーゼおよびNTPアーゼの活性も、NS3タンパク質で特定されている。NS3タンパク質の3分の1は、プロテアーゼとして機能し、この分子の残りの3分の2は、HCV複製に関与すると考えられているヘリカーゼ/ATPアーゼとして機能する。NS5Aは、リン酸化され得、NS5Bの推定補因子として作用する。4番目のウイルス酵素であるNS5Bは、膜関連RNAに依存性のRNAポリメラーゼ(RdRp)であり、ウイルスRNAゲノムの複製に関与する主要な要素である。NS5Bは、「GDD」配列モチーフを含んでおり、このGDD配列モチーフは、今日までに特性決定されたすべてのRdRpにおいて、高度に保存されている。
HCVの複製は、膜に関連する複製複合体中で起こると考えられる。この複合体の中で、ゲノムのプラス鎖RNAが、マイナス鎖RNAに転写され、これは次いで、子孫となるゲノムのプラス鎖を合成するためのテンプレートとして使用することができる。NS3ヘリカーゼ/NTPアーゼ、およびNS5B RNA依存性RNAポリメラーゼの少なくとも2種類のウイルス酵素が、この反応に関与していると考えられる。RNA複製におけるNS3の役割はこれほどはっきりしていないが、NS5Bは、子孫となるRNA鎖の合成に関与する主要な酵素である。昆虫細胞でNS5Bを発現する組み換えバキュロウイルスと、基質として合成非ウイルス性RNAとを用い、2種類の酵素の活性、すなわちプライマー依存性RdRp活性およびターミナルトランスフェラーゼ(TNTase)活性が、NS5Bと関連するとして特定されている。その後、HCV RNAゲノムを基質として用いることによって、それが確認され、さらに特性決定された。他の研究により、Escherichia coliで発現する、C末端の21アミノ酸を欠いたNS5Bも、in vitro RNA合成に活性を有することがわかった。特定のRNAテンプレートを用い、NS5Bは、de novo開始機構によってRNA合成を触媒することが示され、それがin vivoでのウイルス複製態様であると仮定されている。一本鎖3’末端を有するテンプレート(特に、3’末端シチジレート部分を有するもの)は、de novo合成を効率よく進行させることがわかっている。さらに、NS5Bが、ジヌクレオチドまたはトリヌクレオチドを短いプライマーとして使用し、複製を開始させるという証拠も存在する。
HCVの持続的感染が、慢性肝炎に関連するものであることは十分に立証されており、そのため、HCV複製を阻害することが、肝細胞癌を予防するための実行可能な方法論である。HCV感染を処置するための現時点のアプローチは、効力が乏しく、望ましくない副作用があり、現時点で、HCVに関連する障害を処置し、予防するのに有用なHCV複製阻害剤の発見に向けて大いに努力がなされている。現時点で調査中の新規アプローチとしては、予防用ワクチンおよび治療用ワクチンの開発、薬物動態特性が改善されたインターフェロンの特定、3種類の主要なウイルスタンパク質(プロテアーゼ、ヘリカーゼおよびポリメラーゼ)の機能を阻害するように設計された薬剤の発見が挙げられる。さらに、HCV RNAゲノム自体(特に、IRES部分)は、アンチセンス分子および触媒のリボザイムを用いた抗ウイルス標的として活発に開発されている。
HCV感染の特定の治療法としては、α−インターフェロン単剤療法や、α−インターフェロンとリバビリンとを含む組み合わせ治療が挙げられる。これらの治療法は、慢性HCVに感染した患者の一部に対し効果的であることがわかっている。HCV感染を処置するためにアンチセンスオリゴヌクレオチドを使用することも、ウルソデオキシコール酸やケノデオキシコール酸といった遊離胆汁酸や、タウロウルソデオキシコール酸のような結合体化胆汁酸を使用することと同様に提案されている。ホスホノギ酸エステルも、HCVを含む種々のウイルス感染を処置する可能性を秘めているものとして提案されている。しかし、ワクチンの開発は、同じ接種材料を用いた場合であっても、ウイルス株の不均一性の程度や免疫回避度が高かったり、再感染に対する防御力がなかったりして、うまくいっていない。
特定のウイルス標的に対する低分子阻害剤の開発は、抗HCV研究の主要な焦点となっている。NS3プロテアーゼ、NS3 RNAヘリカーゼ、およびNS5Bポリメラーゼの結晶構造を決定することにより、特定の阻害剤を合理的に設計するのに役立つ重要な構造的洞察が得られる。
RNA依存性のRNAポリメラーゼであるNS5Bは、低分子阻害剤にとって重要であり、魅力的な標的である。ペスチウイルスを用いた研究から、低分子化合物VP32947(3−[((2−ジプロピルアミノ)エチル)チオ]−5H−1,2,4−トリアジノ[5,6−b]インドール)は、ペスチウイルス複製の強力な阻害剤であり、この遺伝子の中で耐性株が変異するため、おそらくNS5B酵素も阻害すると考えられる。(−)β−L−2’,3’−ジデオキシ−3’−チアシチジン 5’−トリホスフェート(3TC;ラミブジントリホスフェート)およびホスホノ酢酸によってRdRpの活性が阻害されることも観察されている。
HCV感染および関連するウイルス感染の処置および予防に対して集中的な努力がはらわれているが、当該分野において、ウイルスを阻害し、ウイルス感染およびウイルスに関連する障害を処置するのに有用な、望ましい物理化学的性質または改善された物理化学的性質を有する非ペプチド低分子化合物が必要とされている。
ある態様では、本発明は、式(I)の化合物
Figure 0005249344
および医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグを提供し、式中、
は、結合、−[C(R12−、−[C(R12−O−[C(R12−、−[C(R12−N(R)−[C(R12−、−[C(R12−CH=CH−[C(R12−、−[C(R12−C≡C−[C(R12−または−[C(R12−SO−[C(R12−であり;
は、−[C(R12−C(O)N(R)SOR11、−[C(R12−C(O)N(R)SO11、−[C(R12−C(O)N(R)SON(R11
Figure 0005249344
であり;
は、
Figure 0005249344
であり、
ここで、点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、任意の結合およびさらなる結合が存在しない場合には、点線で結合する2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであり;
それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−O−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−NO、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され、Rが結合である場合、R10は、Hではなく;
それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSOアルキル、−[C(R12−NHSOシクロアルキル、−[C(R12−NHSOアリール、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R、−OR、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)、−O−アルキル、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NHC(O)アルキル、−NHSOアルキル、−SOアルキルまたは−SONH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR20は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであるか、または両方のR20基と、これが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し、ここで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの基で置換されていてもよく、この基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され:
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであるか、2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。
別の態様では、本発明は、式(II)の化合物
Figure 0005249344
および医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグを提供し、式中、
は、結合、−[C(R12−、−[C(R12−O−[C(R12−、−[C(R12−N(R)−[C(R12−、−[C(R12−CH=CH−[C(R12−、−[C(R12−C≡C−[C(R12−、または−[C(R12−SO−[C(R12−であり;
は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)OCHOR、−C(O)N(R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−C(O)N(R)C=N(R、−アルキル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロアリールまたは−[C(R12−ヘテロシクロアルケニルであり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
は、
Figure 0005249344
であり、
ここで、点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、任意の結合およびさらなる結合が存在しない場合には、点線で結合する2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであり;
それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され、Rが結合である場合、R10は、Hではなく;
それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSOアルキル、−[C(R12−NHSOシクロアルキル、−[C(R12−NHSOアリール、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R、−OR、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)、−O−アルキル、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NHC(O)アルキル、−NHSOアルキル、−SOアルキルまたは−SONH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。
式(I)および式(II)の化合物(本明細書では、これらをまとめて「ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体」と称する)、および医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグは、患者のウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防するのに有用な場合がある。
また、本発明は、有効量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、患者のウイルス感染およびウイルスに関連する障害を処置または予防する方法も提供する。
さらに、本発明は、有効量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、医薬的に許容される担体とを含む医薬組成物も提供する。この組成物は、患者のウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防するのに有用な場合がある。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1) 以下の式を有する化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
Figure 0005249344

〔式中
は、結合、−[C(R 12 −、−[C(R 12 −O−[C(R 12 −、−[C(R 12 −N(R )−[C(R 12 −、−[C(R 12 −CH=CH−[C(R 12 −、−[C(R 12 −C≡C−[C(R 12 −または−[C(R 12 −SO −[C(R 12 −であり;
は、−[C(R 12 −C(O)N(R )SOR 11 、−[C(R 12 −C(O)N(R )SO 11 、−[C(R 12 −C(O)N(R )SO N(R 11
Figure 0005249344

であり;
は、
Figure 0005249344

であり、
ここで、前記点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
、R 、R およびR は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R または−SO N(R )C(O)N(R であり;
それぞれの場合のR は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R 12 −アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のR は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R 12 −アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10 は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−O−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−NO 、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R および−SO N(R )C(O)N(R から選択され、R が結合である場合、R 10 は、Hではなく;
それぞれの場合のR 11 は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO アルキル、−[C(R 12 −NHSO シクロアルキル、−[C(R 12 −NHSO アリール、−[C(R 12 −SO N(R および−SO N(R )C(O)N(R から選択され;
それぞれの場合のR 12 は、独立して、H、ハロ、−N(R 、−OR 、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル) 、−O−アルキル、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NHC(O)アルキル、−NHSO アルキル、−SO アルキルまたは−SO NH−アルキルから選択されるか、または2個のR 12 基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR 20 は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであるか、または両方のR 20 基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し、ここで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの基で置換されていてもよく、前記基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R および−SO N(R )C(O)N(R から選択され:
それぞれの場合のR 30 は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R または−SO N(R )C(O)N(R であるか、2個の隣接するR 30 基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
(項目2) R が、−C(O)NHSO 11 である、項目1に記載の化合物。
(項目3) R が、−C(O)NHSO N(R である、項目1に記載の化合物。
(項目4) R 11 が、アルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシアルキルである、項目2に記載の化合物。
(項目5) それぞれの場合のR が、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される、項目3に記載の化合物。
(項目6) R 11 が、アルキル、アリールまたはシクロアルキルである、項目4に記載の化合物。
(項目7) R 11 が、メチル、エチル、−CH CH NH 、−CH CH N(CH 、−CH CH CH NH 、−CH CH CH N(CH 、フェニルまたはシクロプロピルである、項目6に記載の化合物。
(項目8) R が、
Figure 0005249344

である、項目1に記載の化合物。
(項目9) R が、−[C(R 12 −である、項目1に記載の化合物。
(項目10) R が−CH −であり、R 10 が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、項目1に記載の化合物。
(項目11) R が、結合であり、R 10 がアルキルである、項目1に記載の化合物。
(項目12) R 、R およびR が、それぞれHであり、R が、H、ハロまたはハロアルキルである、項目1に記載の化合物。
(項目13) R 10 が、
Figure 0005249344

であり、式中、R 13 は、H、F、BrまたはClであり;R 14 は、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF 、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO −アルキル、−NO 、−C(O)NH 、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH 、−SO アルキル、−SO NHアルキル、−S−アルキル、−CH NH 、−CH OH、−SO NH 、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
Figure 0005249344

は、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のいずれであってもよい、項目9に記載の化合物。
(項目14) 以下の式を有する項目1に記載の化合物。
Figure 0005249344

〔式中、
は、−[C(R 12 −であり;
は、−C(O)NHSO 11 であり;
は、
Figure 0005249344

であり;
、R 、R およびR は、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10 は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NO 、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11 は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
それぞれの場合のR 12 は、H、アルキルまたはハロであるか、2個のジェミナルな関係にあるR 12 基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR 30 は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR 30 基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。〕
(項目15) R が、−CH −であり;
が、−C(O)NHSO 11 であり;
が、
Figure 0005249344

であり;
、R およびR が、それぞれHであり;
が、H、アルキル、−O−アルキル、ハロまたはハロアルキルであり;
10 が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NO 、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11 は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
それぞれの場合のR 12 が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR 12 基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である、項目14に記載の化合物。
(項目16) R 10 が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NO 、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、項目15に記載の化合物。
(項目17) R が、Cl、BrまたはCF である、項目16に記載の化合物。
(項目18) R 11 が、メチル、エチル、−CH CH NH 、−CH CH N(CH 、−CH CH CH NH 、−CH CH CH N(CH 、フェニルまたはシクロプロピルである、項目17に記載の化合物。
(項目19) 以下の式を有する化合物、ならびに医薬的に許容されるその塩および溶媒和物。
Figure 0005249344

〔式中
は、結合、−[C(R 12 −、−[C(R 12 −O−[C(R 12 −、−[C(R 12 −N(R )−[C(R 12 −、−[C(R 12 −CH=CH−[C(R 12 −、−[C(R 12 −C≡C−[C(R 12 −または−[C(R 12 −SO −[C(R 12 −であり;
は、−C(O)R 、−C(O)OR 、−C(O)OCH OR 、−C(O)N(R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −C(O)N(R )C=N(R 、−アルキル、−[C(R 12 −アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロアリールまたは−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニルであり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R および−SO N(R )C(O)N(R から選択され;
は、
Figure 0005249344

であり、
ここで、点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
、R 、R およびR は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R または−SO N(R )C(O)N(R であり;
それぞれの場合のR は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R 12 −アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
それぞれの場合のR は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R 12 −アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10 は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R および−SO N(R )C(O)N(R から選択され、R が結合である場合、R 10 は、Hではなく;
それぞれの場合のR 11 は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO アルキル、−[C(R 12 −NHSO シクロアルキル、−[C(R 12 −NHSO アリール、−[C(R 12 −SO N(R および−SO N(R )C(O)N(R から選択され;
それぞれの場合のR 12 は、独立して、H、ハロ、−N(R 、−OR 、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル) 、−O−アルキル、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NHC(O)アルキル、−NHSO アルキル、−SO アルキルまたは−SO NH−アルキルから選択されるか、または2個のR 12 基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
それぞれの場合のR 30 は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R 12 −シクロアルキル、−[C(R 12 −シクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルキル、−[C(R 12 −ヘテロシクロアルケニル、−[C(R 12 −ヘテロアリール、−[C(R 12 −ハロアルキル、−[C(R 12 −ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR 、−CN、−[C(R 12 −C(O)R 、−[C(R 12 −C(O)OR 、−[C(R 12 −C(O)N(R 、−[C(R 12 −OR 、−[C(R 12 −N(R 、−[C(R 12 −NHC(O)R 、−[C(R 12 −NR C(O)N(R 、−[C(R 12 −NHSO 11 、−[C(R 12 −S(O) 11 、−[C(R 12 −SO N(R または−SO N(R )C(O)N(R であるか、または2個の隣接するR 30 基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
(項目20) R が、−C(O)OR または−C(O)N(R である、項目19に記載の化合物。
(項目21) R が、−C(O)OHである、項目19に記載の化合物。
(項目22) R が、
Figure 0005249344

である、項目19に記載の化合物。
(項目23) R が、−[C(R 12 −である、項目19に記載の化合物。
(項目24) R が、−CH −であり、R 10 が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、項目19に記載の化合物。
(項目25) R が、結合であり、R 10 がアルキルである、項目19に記載の化合物。
(項目26) R 、R およびR が、それぞれ、Hであり、R が、H、ハロまたはハロアルキルである、項目19に記載の化合物。
(項目27) R 10 が、
Figure 0005249344

であり、式中、R 13 が、H、F、BrまたはClであり;R 14 が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF 、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO −アルキル、−NO 、−C(O)NH 、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH 、−SO アルキル、−SO NHアルキル、−S−アルキル、−CH NH 、−CH OH、−SO NH 、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
Figure 0005249344

が、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のうちいずれにあってもよい、項目23に記載の化合物。
(項目28) 以下の式を有する項目19に記載の化合物。
Figure 0005249344

〔式中、
は、−[C(R 12 −であり;
は、−C(O)OH、−C(O)NH 、−C(O)OCH CH NH 、−C(O)OCH CH N(CH 、−C(O)OCH CH CH NH 、−C(O)OCH CH CH N(CH であり;
は、
Figure 0005249344

であり;
、R 、R およびR は、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10 は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NO 、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
は、H、アルキルまたはアリールであり;
それぞれの場合のR 12 が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR 12 基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR 30 は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR 30 基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。〕
(項目29) R が、−CH −であり;
が、−C(O)OHまたは−C(O)NH であり;
が、
Figure 0005249344

であり;
、R およびR が、それぞれHであり;
が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
10 が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基が、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NO 、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
rが、1〜4の範囲の整数である、項目28に記載の化合物。
(項目30) R が、−C(O)OH−である、項目29に記載の化合物。
(項目31) R 10 が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH 、−NH(アルキル)、−N(アルキル) 、−NO 、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、項目30に記載の化合物。
(項目32) R が、Cl、Br、メチル、エチル、−OCH またはCF である、項目31に記載の化合物。
(項目33) 本明細書で1〜285と番号付けされている構造を有する化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグ。
(項目34) 項目1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグと、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、組成物。
(項目35) 項目19に記載の化合物、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグの少なくとも1つと、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、組成物。
(項目36) 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、項目34に記載の組成物。
(項目37) 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、項目35に記載の組成物。
(項目38) 有効量の少なくとも1つの項目1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、前記患者のウイルス感染を処置する方法。
(項目39) 有効量の少なくとも1つの項目19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、前記患者のウイルス感染を処置する方法。
(項目40) 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、項目38に記載の方法。
(項目41) 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤を前記患者に投与する工程をさらに含み、前記さらなる薬剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、項目39に記載の方法。
本発明の詳細を、以下の詳細な記載にて説明する。
本発明を実施または試験する際に、本明細書に記載したのと類似の任意の方法および材料を使用することが可能であるが、方法および材料の実例を以下に述べる。本明細書および本特許請求の範囲から、本発明の他の特徴、目的および利点は明らかであろう。本明細書で引用したすべての特許および刊行物を、参照により本明細書に援用する。
ある実施形態では、本発明は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を少なくとも1つ含む医薬組成物、および患者のウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防するために、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を用いる方法を提供する。
(定義および省略形)
本明細書で使用する用語は、一般的な意味を有しており、これらの用語の意味は、それぞれの場合で独立したものである。上の記載にかかわらず、本明細書に他の意味であると示されている場合を除き、以下の定義を、本明細書および本特許請求の範囲全体に適用する。化学名、慣用名、および化学構造は、同じ構造を記載するために交換可能に使用され得る。ある化合物が、化学構造と化学名の両方で記載されており、構造と名称との間に不明瞭な点が残る場合、構造を優先する。ある用語が単独で用いられるか、または他の用語と組み合わせて用いられるかにかかわらず、他の指示がない限り、これらの定義を適用する。したがって、「アルキル」の定義は、「アルキル」に適用されるだけではなく、「ヒドロキシアルキル」、「ハロアルキル」、「アルコキシ」などの「アルキル」部分にも適用される。
本明細書およびこの開示内容全体にわたって使用する場合、以下の用語は、他の意味であると示されていない限り、以下の意味を有すると理解される。
「患者」は、ヒトまたは非ヒト哺乳動物である。ある実施形態では、患者は、ヒトである。別の実施形態では、患者は、非ヒト哺乳動物であり、限定されないが、サル、イヌ、ヒヒ、アカゲザル、マウス、ラット、ウマ、ネコまたはウサギが挙げられる。別の実施形態では、患者は、コンパニオンアニマルであり、限定されないが、イヌ、ネコ、ウサギ、ウマまたはフェレットが挙げられる。ある実施形態では、患者は、イヌである。別の実施形態では、患者は、ネコである。
用語「アルキル」は、本明細書で使用する場合、脂肪族炭化水素基の水素原子の1個が単結合と置き換わった脂肪族炭化水素基を指す。アルキル基は、直鎖であっても分枝鎖であってもよく、約1〜約20個の炭素原子を有していてもよい。ある実施形態では、アルキル基は、約1〜約12個の炭素原子を有している。別の実施形態では、アルキル基は、約1〜約6個の炭素原子を有している。アルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシルおよびネオヘキシルが挙げられる。アルキル基は、置換されていなくてもよく、あるいは、1個以上の置換基で場合により置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれの置換基は、独立して、ハロ、アルケニル、アルキニル、−O−アリール、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、シアノ、ヒドロキシ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−アルキレン−O−アルキル、アルキルチオ、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NHC(O)−アルキル、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSO−アルキル、−NHSO−アリール、−NHSO−ヘテロアリール、−NH(シクロアルキル)、−OC(O)−アルキル、−OC(O)−アリール、−OC(O)−シクロアルキル、−C(O)アルキル、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OHおよび−C(O)O−アルキルからなる群から選択される。ある実施形態では、アルキル基は、置換されていない。別の実施形態では、アルキル基は、直鎖アルキル基である。別の実施形態では、アルキル基は、分枝アルキル基である。
用語「アルキレン」は、本明細書で使用する場合、上に定義されるようなアルキル基のうち、アルキル基の水素原子の1個が結合と置き換わったアルキル基を指す。アルキレンの代表例としては、−CH−、−CHCH−、−CHCHCH−、−CHCHCHCH−、−CH(CH)CHCH−、−CHCH(CH)CH−および−CHCHCH(CH)−が挙げられるが、これらに限定されない。ある実施形態では、アルキレン基は、直鎖アルキレン基である。別の実施形態では、アルキレン基は、分枝アルキレン基である。
用語「アルケニル」は、本明細書で使用する場合、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有し、脂肪族炭化水素基の水素原子の1個が単結合と置き換わった脂肪族炭化水素基を指す。アルケニル基は、直鎖であっても分枝鎖であってもよく、約2〜約15個の炭素原子を有することができる。ある実施形態では、アルケニル基は、約2〜約10個の炭素原子を有している。別の実施形態では、アルケニル基は、約2〜約6個の炭素原子を有している。代表的なアルケニル基の非限定的な例としては、エテニル、プロペニル、n−ブテニル、3−メチルブタ−2−エニル、n−ペンテニル、オクテニルおよびデセニルが挙げられる。アルケニル基は、置換されていなくてもよく、または、1個以上の置換基で場合により置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれの置換基は、独立して、ハロ、アルキル、アルキニル、−O−アリール、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、シアノ、ヒドロキシ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−アルキレン−O−アルキル、アルキルチオ、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NHC(O)−アルキル、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSO−アルキル、−NHSO−アリール、−NHSO−ヘテロアリール、−NH(シクロアルキル)、−OC(O)−アルキル、−OC(O)−アリール、−OC(O)−シクロアルキル、−C(O)アルキル、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OHおよび−C(O)O−アルキルからなる群から選択される。ある実施形態では、アルケニル基は、置換されていない。別の実施形態では、アルケニル基は、直鎖アルケニル基である。別の実施形態では、アルキル基は、分枝アルケニル基である。
用語「アルキニル」は、本明細書で使用する場合、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有し、脂肪族炭化水素基の水素原子の1個が単結合と置き換わった脂肪族炭化水素基を指す。アルキニル基は、直鎖であっても分枝鎖であってもよく、約2〜約15個の炭素原子を有していてもよい。ある実施形態では、アルキニル基は、約2〜約10個の炭素原子を有している。別の実施形態では、アルキニル基は、約2〜約6個の炭素原子を有している。代表的なアルキニル基の非限定的な例としては、エチニル、プロピニル、2−ブチニルおよび3−メチルブチニルが挙げられる。アルキニル基は、置換されていなくてもよく、または、1個以上の置換基で場合により置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれの置換基は、独立して、ハロ、アルキル、アルケニル、−O−アリール、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、シアノ、ヒドロキシ、−O−アルキル、−アルキレン−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−アルキルチオ、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NHC(O)−アルキル、−NHC(O)NH−アルキル、−NHSO−アルキル、−NHSO−アリール、−NHSO−ヘテロアリール、−NH(シクロアルキル)、−OC(O)−アルキル、−OC(O)−アリール、−OC(O)−シクロアルキル、−C(O)アルキル、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OHおよび−C(O)O−アルキルからなる群から選択される。ある実施形態では、アルキニル基は、置換されていない。別の実施形態では、アルキニル基は、直鎖アルキニル基である。別の実施形態では、アルキニル基は、分枝アルキニル基である。
「アリール」は、約6〜約14個の環炭素原子を有する芳香族の単環または複数環を有する環系を指す。ある実施形態では、アリール基は、約6〜約10個の環炭素原子を有している。アリール基は、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で以下に定義されるとおりである。代表的なアリール基の非限定的な例としては、フェニルおよびナフチルが挙げられる。ある実施形態では、アリール基は、置換されていない。別の実施形態では、アリール基は、フェニル基である。
用語「アリーレン」は、本明細書で使用する場合、本明細書で上に定義されるアリール基のうち、アリール基の環炭素原子の1つに結合している水素原子が、結合と置き換わったアリール基を指す。
用語「シクロアルキル」は、本明細書で使用する場合、約3〜約10個の環炭素原子を有する非芳香族の単環または複数環を有する環系を指す。ある実施形態では、シクロアルキルは、約5〜約10個の環炭素原子を有する。別の実施形態では、シクロアルキルは、約5〜約7個の環炭素原子を有する。代表的な単環シクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられる。代表的な多環シクロアルキルの非限定的な例としては、1−デカリニル、ノルボルニル、アダマンチルなどが挙げられる。シクロアルキル基は、1個以上の「環系置換基」で場合によって置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で以下に定義されるとおりである。ある実施形態では、シクロアルキル基は、置換されていない。
用語「シクロアルキレン」は、本明細書で使用する場合、本明細書で上に定義されるシクロアルキル基のうち、シクロアルキル基の環炭素原子の1つに結合している水素原子が、結合と置き換わったシクロアルキル基を指す。
用語「シクロアルケニル」は、本明細書で使用する場合、約3〜約10個の環炭素原子を有し、環内に少なくとも1個の二重結合を有する、非芳香族の単環または複数環を有する環系を指す。ある実施形態では、シクロアルケニルは、約5〜約10個の環炭素原子を有する。別の実施形態では、シクロアルケニルは、5個または6個の環炭素原子を有する。代表的な単環シクロアルケニルの非限定的な例としては、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプタ−1,3−ジエニルなどが挙げられる。シクロアルケニル基は、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で以下に定義されるとおりである。ある実施形態では、シクロアルケニル基は、置換されていない。
用語「ハロ」は、本明細書で使用する場合、−F、−Cl、−Brまたは−Iを指す。ある実施形態では、ハロは、−Clまたは−Fを指す。
用語「ハロアルキル」は、本明細書で使用する場合、上に定義されるようなアルキル基のうち、アルキル基の1個以上の水素原子がハロゲンと置き換わったアルキル基を指す。ある実施形態では、ハロアルキル基は、1〜6個の炭素原子を有する。別の実施形態では、ハロアルキル基は、1〜3個のF原子で置換されている。代表的なハロアルキル基の非限定的な例としては、−CHF、−CHF、−CF、−CHClおよび−CClが挙げられる。
用語「ヒドロキシアルキル」は、本明細書で使用する場合、上に定義されるようなアルキル基のうち、アルキル基の1個以上の水素原子が−OH基と置き換わったアルキル基を指す。ある実施形態では、ヒドロキシアルキル基は、1〜6個の炭素原子を有する。代表的なヒドロキシアルキル基の非限定的な例としては、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチルおよび−CH(OH)CHCHが挙げられる。
用語「ヘテロアリール」は、本明細書で使用する場合、約5〜約14個の環原子を有し、1〜4個の環原子が、独立して、O、NまたはSであり、残りの環原子が炭素原子である、芳香族の単環または複数環を有する環系を指す。ある実施形態では、ヘテロアリール基は、5〜10個の環原子を有する。別の実施形態では、ヘテロアリール基は、単環であり、5個または6個の環原子を有する。別の実施形態では、ヘテロアリール基は、単環であり、5個または6個の環原子を有し、少なくとも1個の窒素環原子を有する。ヘテロアリール基は、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で以下に定義されるとおりである。ヘテロアリール基は、環の炭素原子を介して結合しており、ヘテロアリールの任意の窒素原子が、場合により、対応するN−オキシドに酸化されていてもよい。用語「ヘテロアリール」は、上に定義されるようなヘテロアリール基のうち、ベンゼン環に縮合したものも包含する。代表的なヘテロアリールの非限定的な例としては、ピリジル、ピラジニル、フラニル、チエニル、ピリミジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピラゾリル、フラザニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、キノキサリニル、フタラジニル、オキシインドリル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、イミダゾ[2,1−b]チアゾリル、ベンゾフラザニル、インドリル、アザインドリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチエニル、キノリニル、イミダゾリル、チエノピリジル、キナゾリニル、チエノピリミジル、ピロロピリジル、イミダゾピリジル、イソキノリニル、ベンゾアザインドリル、1,2,4−トリアジニル、ベンゾチアゾリルなどが挙げられる。用語「ヘテロアリール」は、部分的に飽和なヘテロアリール部分も指し、例えば、テトラヒドロイソキノリル、テトラヒドロキノリルなどがある。ある実施形態では、ヘテロアリール基は、6員のヘテロアリール基である。別の実施形態では、ヘテロアリール基は、5員のヘテロアリール基である。
用語「ヘテロアリーレン」は、本明細書で使用する場合、本明細書で上に定義されるヘテロアリール基のうち、ヘテロアリール基の環炭素原子の1個に結合した水素原子が、結合と置き換わったヘテロアリール基を指す。
用語「ヘテロシクロアルキル」は、本明細書で使用する場合、3〜約10個の環原子を有し、1〜4個の環原子が、独立して、O、SまたはNであり、残りの環原子が炭素原子である、非芳香族の飽和の単環または複数環を有する環系を指す。ある実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、約5〜約10個の環原子を有する。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、5個または6個の環原子を有する。環系に、隣接する酸素原子および/または硫黄原子は存在しない。ヘテロシクロアルキル環の任意の−NH基は、例えば、−N(Boc)基、−N(CBz)基、−N(Tos)基などとして保護された状態で存在してもよく、このような保護されたヘテロシクロアルキル基は、本発明の一部分であると考える。ヘテロシクロアルキル基は、場合により、1個以上の「環系置換基」で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、本明細書で以下に定義されるとおりである。ヘテロシクリルの窒素原子または硫黄原子は、場合により、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドへと酸化されていてもよい。代表的な単環系のヘテロシクロアルキル環の非限定的な例としては、ピペリジル、ピロリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、1,4−ジオキサニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ラクタム、ラクトンなどが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基の環炭素原子は、カルボニル基として官能基化されていてもよい。このようなヘテロシクロアルキル基の代表的な例は、ピロリドニルである。
Figure 0005249344
ある実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、6員のヘテロシクロアルキル基である。別の実施形態では、ヘテロシクロアルキル基は、5員のヘテロシクロアルキル基である。
用語「ヘテロシクロアルキレン」は、本明細書で使用する場合、本明細書で上に定義されるヘテロシクロアルキレン基のうち、ヘテロシクロアルキレン基の環炭素原子の1個に結合した水素原子が、結合と置き換わったヘテロシクロアルキレン基を指す。
用語「ヘテロシクロアルケニル」は、本明細書で使用する場合、本明細書で上に定義されるヘテロシクロアルキル基のうち、3〜10個の環原子と、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合または炭素−窒素二重結合を環内に有するヘテロシクロアルキル基を指す。ある実施形態では、ヘテロシクロアルケニル基は、5〜10個の環原子を有する。別の実施形態では、ヘテロシクロアルケニル基は、単環であり、5個または6個の環原子を有する。ヘテロシクロアルケニル基は、場合により、1個以上の環系置換基で置換されていてもよく、「環系置換基」は、上に定義したとおりである。ヘテロシクロアルケニルの窒素原子または硫黄原子は、場合により、対応するN−オキシド、S−オキシドまたはS,S−ジオキシドへと酸化されていてもよい。代表的なヘテロシクロアルケニル基の非限定的な例としては、1,2,3,4−テトラヒドロピリジニル、1,2−ジヒドロピリジニル、1,4−ジヒドロピリジニル、1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、2−イミダゾリニル、2−ピラゾリニル、ジヒドロイミダゾリル、ジヒドロオキサゾリル、ジヒドロオキサジアゾリル、ジヒドロチアゾリル、3,4−ジヒドロ−2H−ピラニル、ジヒドロフラニル、フルオロジヒドロフラニル、7−オキサビシクロ[2,2,1]ヘプテニル、ジヒドロチオフェニル、ジヒドロチオピラニルなどが挙げられる。ヘテロシクレニル基の環炭素原子は、カルボニル基として官能基化されていてもよい。このようなヘテロシクレニル基の代表的な例は、
Figure 0005249344
である。ある実施形態では、ヘテロシクロアルケニル基は、6員のヘテロシクロアルケニル基である。別の実施形態では、ヘテロシクロアルケニル基は、5員のヘテロシクロアルケニル基である。
用語「環系置換基」は、本明細書で使用する場合、芳香族の環系または非芳香族の環系に結合する置換基を指し、例えば、環系にある利用可能な水素を置き換えたものである。環系置換基は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル、アルキルアリール、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロアリールアルキニル、アルキルヘテロアリール、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−アルキレン−O−アルキル、−O−アリール、アラルコキシ、アシル、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アラルキルチオ、ヘテロアラルキルチオ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−OC(O)−アルキル、−OC(O)−アリール、−OC(O)−シクロアルキル、−C(=N−CN)−NH、−C(=NH)−NH、−C(=NH)−NH(アルキル)、−NY、−アルキレン−NY、−C(O)NYおよび−SONYからなる群から選択され、ここで、YおよびYは、同じであっても異なっていてもよく、独立して、水素、アルキル、アリール、シクロアルキルおよびアラルキルからなる群から選択される。「環系置換基」は、同じ炭素原子上にある2個の利用可能な水素を同時に置き換える1個の部分を意味していてもよく(例えば、カルボニル基を形成するように)、または環系の2個の隣接する炭素原子にある2個の利用可能な水素原子(それぞれの炭素上の1個の水素)を置き換える1個の部分を意味していてもよい。このような部分の例は、=O、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、−C(CH−などであり、例えば、
Figure 0005249344
のような部分を形成する。
用語「置換された」は、本明細書で使用する場合、所定の原子上にある1個以上の水素が、示された群から選ばれる基と置き換わっていることを意味する。ただし、この所定の原子が、存在する環境下で通常の価数を超えず、この置換によって安定な化合物を生ずることを条件とする。置換基および/または選択肢(variable)の組み合わせは、その組み合わせによって安定な化合物を生じる場合にのみ可能である。「安定な化合物」または「安定な構造」とは、反応混合物から有用な純度で単離することができるほど丈夫であり、有効な治療薬剤に製剤化することができるほど丈夫な化合物を意味する。
用語「場合により置換された」は、本明細書で使用する場合、特定の基(group)、基(radical)または部分での任意の置換を意味する。
用語「精製された」、「精製された形態で」または「単離され、精製された形態で」は、本明細書で使用する場合、ある化合物について、合成プロセスから(例えば、反応混合物から)、または天然の供給源またはこれらの組み合わせから単離した後の化合物の物理的状態を指す。したがって、用語「精製された」、「精製された形態で」または「単離され、精製された形態で」は、ある化合物について、本明細書に記載した1つまたは複数の精製プロセスまたは当業者に周知の1つまたは複数の精製プロセス(例えば、クロマトグラフィー、再結晶など)から、本明細書に記載した標準的な分析技術または当業者に周知の標準的な分析技術で特性決定するのに十分な純度で得られた後の化合物の物理的状態を指す。
本明細書の本文、スキーム、実施例および表に、価数を満足しない状態で書かれた任意の炭素原子およびヘテロ原子は、価数を満足するのに十分な数の水素原子(複数可)を有すると推定されることも注記しておくべきである。
ある化合物中の官能基について、「保護された」という用語が用いられている場合、この化合物が反応を受ける際に、この基が、保護された部位で望ましくない副反応が起こらないように改変された形態であることを意味する。適切な保護基は、当業者には十分に認識されるであろうし、例えば、T.W.Greeneら、Protective Groups in organic Synthesis(1991)、Wiley、New Yorkのような標準的な教科書を参照することによって十分に認識されるであろう。
任意の選択肢(例えば、アリール、ヘテロ環、R11など)が、任意の構成要素中または式(I)中に2箇所以上存在する場合、他の意味であると示されていない限り、それぞれの箇所の定義は、あらゆる他の箇所の定義とは独立したものである。
本明細書では、本発明の化合物のプロドラッグおよび溶媒和物も想定されている。プロドラッグについての論考は、T.HiguchiおよびV.Stella、the A.C.S.Symposium SeriesのPro−drugs as Novel Delivery Systems(1987)14、およびBioreversible Carriers in Drug Design、(1987)Edward B.Roche編集、American Pharmaceutical Association and Pergamon Pressに記載されている。用語「プロドラッグ」は、本明細書で使用する場合、in vivoで変換され、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、またはこの化合物の医薬的に許容される塩、水和物または溶媒和物を生じる化合物(例えば、薬物前駆体)を指す。この変換は、種々の機構(例えば、代謝プロセスまたは化学プロセス)によって進行してもよく、例えば、血中の加水分解によって進行してもよい。プロドラッグの使用についての論考は、T.HiguchiおよびW.Stella、「Pro−drugs as Novel Delivery Systems」、the A.C.S.Symposium Seriesの第14巻、およびBioreversible Carriers in Drug Design、Edward B.Roche編集、American Pharmaceutical Association and Pergamon Press、1987に記載されている。
例えば、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、またはこの化合物の医薬的に許容される塩、水和物または溶媒和物が、カルボン酸官能基を含有する場合、プロドラッグは、このカルボン酸基の水素原子を、例えば、(C〜C)アルキル、(C〜C12)アルカノイルオキシメチル、4〜9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5〜10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4〜7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5〜8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3〜9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4〜10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、ジ−N,N−(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル(例えば、β−ジメチルアミノエチル)、カルバモイル−(C〜C)アルキル、N,N−ジ(C〜C)アルキルカルバモイル−(C〜C)アルキルおよびピペリジノ(C〜C)アルキル、ピロリジノ(C〜C)アルキルまたはモルホリノ(C〜C)アルキルなどの基で置き換えることによって生成するエステルを含んでいてもよい。
同様に、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体が、アルコール官能基を含有する場合、プロドラッグは、このアルコール基の水素原子を、例えば、(C〜C)アルカノイルオキシメチル、1−((C〜C)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C〜C)アルカノイルオキシ)エチル、(C〜C)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C〜C)アルコキシカルボニルアミノメチル、スクシノイル、(C〜C)アルカノイル、α−アミノ(C〜C)アルカニル、アリールアシルおよびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシルで置き換えることによって生成するものであってもよく、ここで、それぞれのα−アミノアシル基は、独立して、天然に存在するL−アミノ酸、P(O)(OH)、−P(O)(O(C〜C)アルキル)またはグリコシル(炭水化物のヘミアセタール形態のヒドロキシル基を除去して得られる基)などから選択される。
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体に、アミン官能基が組み込まれている場合、プロドラッグは、このアミン基の水素原子を、例えば、R−カルボニル、RO−カルボニル、NRR’−カルボニルなどの基で置き換えることによって生成するものであってもよく、ここで、RおよびR’は、それぞれ独立して、(C〜C10)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、ベンジルであるか、またはR−カルボニルは、天然のα−アミノアシルまたは天然のα−アミノアシル、−C(OH)C(O)OY(Yは、H、(C〜C)アルキルまたはベンジルである)、−C(OY)Y(Yは、(C〜C)アルキルであり、Yは、(C〜C)アルキル、カルボキシ(C〜C)アルキル、アミノ(C〜C)アルキルまたはモノ−N−(C〜C)アルキルアミノアルキルまたはジ−N,N−(C〜C)アルキルアミノアルキルである)、−C(Y)Y(Yは、Hまたはメチルであり、Yは、モノ−N−(C〜C)アルキルアミノモルホリノまたはジ−N,N−(C〜C)アルキルアミノモルホリノ、ピペリジン−1−イルまたはピロリジン−1−イルである)などである。
本発明の1つ以上の化合物は、溶媒和物ではない状態で存在してもよいし、医薬的に許容される溶媒(例えば、水、エタノールなど)を有する溶媒和物の形態で存在してもよく、本発明は、溶媒和物の形態および溶媒和物ではない形態の両方を包含することを意図している。「溶媒和物」は、本発明の化合物と、1つ以上の溶媒分子との物理的な会合を意味する。この物理的な会合には、種々の程度のイオン結合および共有結合(水素結合を含む)が関与している。特定の場合、例えば、1つ以上の溶媒分子が、結晶性固体の結晶格子に組み込まれている場合、溶媒和物を単離することが可能である。「溶媒和物」は、溶液相(solution−phase)と、単離可能な溶媒和物の両方を包含する。代表的な溶媒和物の非限定的な例としては、エタノレート、メタノレートなどが挙げられる。「水和物」は、溶媒分子がHOである溶媒和物である。
本発明の1つ以上の化合物は、場合により、溶媒和物に変換されてもよい。溶媒和物の調製は、一般的に知られている。したがって、例えば、M.Cairaら、J.Pharmaceutical Sci.、93(3)、601−611(2004)には、抗真菌薬フルコナゾールの酢酸エチル中および水からの溶媒和物の調製が記載されている。溶媒和物、ヘミ溶媒和物、水和物などの同様の調製は、E.C.van Tonderら、AAPS PharmSciTech.、5(1)、article 12(2004)、およびA.L.Binghamら、Chem.Commun.、603−604(2001)に記載されている。典型的で、非限定的なプロセスは、周囲温度よりも高い温度で、所望の溶媒(有機溶媒または水、またはこれらの混合物)の所望の量に本発明の化合物を溶解し、この溶液を、標準的な方法で後に単離される結晶を形成するのに十分な速度で冷却する工程を含む。例えば、I.R.分光法のような分析技術によって、溶媒和物(または水和物)として結晶中に溶媒(水)が存在することが示される。
用語「有効量」または「治療的に有効な量」は、ウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防するのに有効な本発明の化合物または組成物の量を記載することを意味する。
可逆的な変換反応を受けてヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を生じる代謝抱合体(例えば、グルクロニドおよびサルフェート)も、本発明で想定されている。
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、塩を形成してもよく、このような塩はすべて、本発明の範囲内であると意図する。本明細書でヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と記載する場合、他の意味であると記載されていない限り、その塩の形態への言及も含むものと理解される。用語「塩」は、本明細書で用いる場合、無機酸および/または有機酸を用いて形成される酸性塩、および無機塩基および/または有機塩基を用いて形成される塩基性塩を示す。さらに、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体が、塩基性部分(例えば、限定されないが、ピリジンまたはイミダゾール)と、酸性部分(例えば、限定されないが、カルボン酸)の両方を含む場合、双性イオン(「内塩」)を形成してもよく、この双性イオンも、本明細書で使用する場合、用語「塩」に含まれる。医薬的に許容される(すなわち、毒性がなく、生理学的に許容される)塩が好ましいが、他の塩も有用である。例えば、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、ある量(例えば、当量)の酸または塩基とを、塩が析出するような媒質中で反応させるか、または水性媒質中で反応させた後に凍結乾燥させることによって、式Iの化合物の塩を形成してもよい。
例示的な酸付加塩としては、酢酸塩、アスコルビン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、プロピオン酸塩、サリチル酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩(トシレートとしても知られる)などが挙げられる。さらに、塩基性の医薬化合物から医薬的に有用な塩を形成するのに適していると一般的に考えられる酸は、例えば、P.Stahlら、Camille G.(編集)Handbook of Pharmaceutical Salts.Properties,Selection and Use.(2002)Zurich:Wiley−VCH;S.Bergeら、Journal of Pharmaceutical Sciences(1977)66(1)1−19;P.Gould、International J.of Pharmaceutics(1986)33 201−217;Andersonら、The Practice of Medicinal Chemistry(1996)、Academic Press、New York;およびThe Orange Book(Food & Drug Administration、Washington、D.C.のウェブサイト上)に記載されている。これらの開示内容を、参照により本明細書に援用する。
例示的な塩基性塩としては、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、リチウム塩およびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩およびマグネシウム塩)、有機塩基(例えば、有機アミン)との塩(例えば、ジシクロヘキシルアミン、t−ブチルアミン、コリンの塩)、アミノ酸(例えば、アルギニン、リジン)との塩などが挙げられる。塩基性窒素を含有する基は、低級ハロゲン化アルキル(例えば、メチル、エチルおよびブチルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、硫酸ジアルキル(例えば、硫酸ジメチル、硫酸ジエチルおよび硫酸ジブチル)、長鎖ハロゲン化物(例えば、デシル、ラウリルおよびステアリルの塩化物、臭化物およびヨウ化物)、ハロゲン化アラルキル(例えば、臭化ベンジルおよび臭化フェネチル)などのような物質(agent)で四級化されていてもよい。
このような酸性塩および塩基性塩はすべて、本発明の範囲内にある医薬的に許容される塩であると意図し、あらゆる酸性塩および塩基性塩は、本発明の目的について、対応する化合物の遊離形態と等価であるとみなす。
本発明の化合物の医薬的に許容されるエステルとしては、以下の群が挙げられる。(1)ヒドロキシ基のエステル化によって得られるカルボン酸エステル、ここで、このエステル基のカルボン酸部分のうち、カルボニルではない部分は、直鎖または分枝鎖のアルキル(例えば、アセチル、n−プロピル、t−ブチルまたはn−ブチル)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル)、アラルキル(例えば、ベンジル)、アリールオキシアルキル(例えば、フェノキシメチル)、アリール(例えば、ハロゲン、C1〜4アルキルまたはC1〜4アルコキシまたはアミノで場合により置換されたフェニル)から選択される;(2)スルホン酸エステル、例えば、アルキルスルホニルまたはアラルキルスルホニル(例えば、メタンスルホニル);(3)アミノ酸エステル(例えば、L−バリルまたはL−イソロイシル);(4)ホスホン酸エステルおよび(5)一リン酸エステル、二リン酸エステルまたは三リン酸エステル。リン酸エステルは、例えば、C1〜20アルコールまたはこの反応性誘導体によってさらにエステル化されていてもよく、または、2,3−ジ(C6〜24)アシルグリセロールによってさらにエステル化されていてもよい。
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、不斉中心またはキラル中心を含有していてもよく、したがって、異なる立体異性体形態で存在してもよい。ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体のあらゆる立体異性体形態、およびこれらの混合物(ラセミ混合物を含む)は、本発明の一部分を形成することを意図する。さらに、本発明は、あらゆる幾何異性体および位置異性体を包含する。例えば、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体に、二重結合または縮合環が組み込まれている場合、cis形態およびtrans形態の両方、およびこれらの混合物も、本発明の範囲に含まれる。
ジアステレオマー混合物は、当業者に周知の方法(例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別晶出など)によって、物理化学的な差に基づいて個々のジアステレオマーに分割することができる。エナンチオマーは、エナンチオマー混合物を適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはMosher酸塩化物のようなキラル補助剤)と反応させることによってジアステレオマー混合物に変換し、このジアステレオマーを分離し、個々のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに変換する(例えば、加水分解による)ことによって分離することができる。さらに、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体のいくつかは、アトロプ異性体(例えば、置換ビアリール)であってもよく、これも本発明の一部であるとみなす。エナンチオマーは、キラルHPLCカラムを用いることによっても分離することができる。
結合としての直線
Figure 0005249344
は、一般的に、可能な異性体の混合物またはいずれかの異性体を示し、非限定的な例(複数可)としては、(R)体の立体化学および(S)体の立体化学を含む。例えば、
Figure 0005249344
点線
Figure 0005249344
は、任意の結合をあらわす。
環系の内部に引かれた線、例えば、
Figure 0005249344
は、その所定の線(結合)が、置換可能な環原子のいずれに結合していてもよいことを示し、環原子の非限定的な例としては、炭素環原子、窒素環原子および硫黄環原子が挙げられる。
当該技術分野で十分に知られているように、特定の原子から線が引かれている結合の末端に何の部分も記載されていないような結合は、他の意味であると記載されていない限り、その結合の末端が、その結合を介して結合したメチル基であることを示す。例えば、
Figure 0005249344

本発明の化合物(この化合物の塩、溶媒和物、水和物、エステルおよびプロドラッグ、およびそのプロドラッグの塩、溶媒和物およびエステルを含む)のすべての立体異性体(例えば、幾何異性体、光学異性体など)、例えば、種々の置換基上の不斉炭素によって存在する可能性があるもの(エナンチオマー形態(不斉炭素が存在しない場合でも、存在する場合がある)、回転異性体形態、アトロプ異性体、ジアステレオマー形態を含む)も、位置異性体(例えば、4−ピリジルおよび3−ピリジルなど)も、本発明の範囲内であることを意図している。例えば、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体に、二重結合または縮合環が組み込まれている場合、cis形態およびtrans形態の両方、およびこれらの混合物も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の化合物の個々の立体異性体は、例えば、実質的に他の異性体が存在しない状態であってもよく、ラセミ体の混合物またはあらゆる他の立体異性体との混合物、または選択された立体異性体との混合物であってもよい。本発明のキラル中心は、IUPAC 1974 Recommendationsによって定義されるように、S配置またはR配置を有することができる。用語「塩」、「溶媒和物」、「エステル」、「プロドラッグ」などは、本発明の化合物のエナンチオマー、立体異性体、回転異性体、位置異性体、ラセミ体またはプロドラッグの塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグにも等しく適用されることを意図する。
さらに、本発明は、1個以上の原子が、天然に通常存在する原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子によって置換されていること以外は本明細書に引用された化合物と同一である、本発明の同位体標識された化合物も包含する。このような化合物は、治療用試薬、診断用試薬、研究用試薬として有用である。本発明の化合物に組み込むことが可能な同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体、例えば、H、H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18Fおよび36Clが挙げられる。
特定の同位体標識されたヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体(例えば、Hおよび14Cで標識されたもの)は、化合物および/または基質の組織分布アッセイで有用である。三重水素(すなわち、H)および炭素−14(すなわち、14C)といった同位体は、調製が容易であり、検出可能であるため、特に好ましい。さらに、重水素(すなわち、H)のようなもっと重い同位体との置換は、代謝安定性が大きい(例えば、in vivoでの半減期が長くなっているか、または必要な投薬量が減っている)ことによる特定の治療利点を有する場合があり、いくつかの状況下で好ましい場合がある。同位体標識されたヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、一般的に、本明細書で以下に記載するスキームおよび/または実施例で開示したものと類似の以下の手順によって、同位体標識されていない試薬を、適切な同位体標識された試薬に換えることによって、調製することができる。
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、およびヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の塩、溶媒和物、水和物、エステルおよびプロドラッグの多形形態も本発明に含まれることを意図する。
次の省略語を以下で使用し、次の省略語は、以下に示す意味を有する。BINAPは、ラセミ体の2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチルであり、CSAは、ショウノウスルホン酸であり、DBPDは、2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニルであり、DBUは、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エンであり、DBNは、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノナ−5−エンであり、DCCは、ジシクロヘキシルカルボジイミドであり、DCMは、ジクロロメタンであり、Dibal−Hは、ジイソブチルアルミニウムヒドリドであり、DMFは、ジメチルホルムアミドであり、EDCIは、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドであり、HATUは、N−(ジエチルアミノ)−1H−1,2,3−トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェート N−オキシドであり、HOBTは、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールであり、LAHは、水素化リチウムアルミニウムであり、LDAは、リチウムジイソプロピルアミドであり、m−CPBAは、m−クロロ過安息香酸であり、NaBH(OAc)は、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムであり、NaBHは、水素化ホウ素ナトリウムであり、NaBHCNは、シアノ水素化ホウ素ナトリウムであり、NaHMDSは、ナトリウムヘキサメチルジシリルアジドであり、p−TsOHは、p−トルエンスルホン酸であり、p−TsClは、p−トルエンスルホニルクロリドであり、PPTSは、ピリジニウム p−トルエンスルホネートであり、TMADは、N,N,N’,N’−テトラメチルアゾジカルボキサミドであり、HRMSは、高解像度質量分析であり、HPLCは、高性能液体クロマトグラフィーであり、LRMSは、低解像度質量分析であり、Trは、トリフェニルメチルであり、Trisは、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンであり、THFは、テトラヒドロフランであり、TFAは、トリフルオロ酢酸であり、Ci/mmolは、キュリー/mmol(比放射能の測定値)であり、Kiは、基質/受容体複合体の解離定数をあらわす。
(式(I)のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体)
本発明は、以下の式を有するヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体
Figure 0005249344
および医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグを提供し、式中、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、式(I)の化合物について、上に定義されている。
ある実施形態では、Rは、結合である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−O−[C(R12−である。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−N(R)−[C(R12−である。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−CH=CH−[C(R12−である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−C≡C−[C(R12−である。
さらなる実施形態では、Rは、−[C(R12−SO−[C(R12−である。
別の実施形態では、Rは、−CH−である。
ある実施形態では、R10は、Hであり、Rは、結合以外である。
別の実施形態では、R10は、アリールである。
別の実施形態では、R10は、シクロアルキルである。
さらに別の実施形態では、R10は、シクロアルケニルである。
別の実施形態では、R10は、ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態では、R10は、ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態では、R10は、ヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態では、R10は、フェニルである。
さらなる実施形態では、R10は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されている。
ある実施形態では、R10は、ピリジルである。
別の実施形態では、R10は、フラニルである。
別の実施形態では、R10は、チオフェニルである。
さらに別の実施形態では、R10は、チオフェニルである。
別の実施形態では、R10は、チアゾリルである。
別の実施形態では、R10は、キノリニルである。
さらなる実施形態では、R10は、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、Rは、2個までの任意のフェニル置換基またはさらなるフェニル置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される。
別の実施形態では、−R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、R13が、H、F、BrまたはClであり;R14が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO−アルキル、−NO、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH、−SOアルキル、−SONHアルキル、−S−アルキル、−CHNH、−CHOH、−SONH、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
Figure 0005249344
が、ピリジル基をあらわし、ここで、この環窒素原子が、5個の置換されていない環原子位置のうち、どの位置にあってもよい。
別の実施形態では、−R10は、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R10は、H、アルキル、アルケニル、アリール、シクロアルキル、−CN、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである。
別の実施形態では、R10は、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのうち、任意のものは、場合により3個までの基で置換されていてもよく、この基は、各々独立して、−NH、アルキル、アルケニル、ハロ、−NOまたは−C(O)O−アルキルから選択される。
別の実施形態では、R10は、フェニル、シクロプロピル、フラニル、ピリジルまたはチオフェニルであり、これらのうち、任意のものは、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される3個までの基で場合により独立して置換されていてもよい。
ある実施形態では、−R−R10は、アルキルである。
別の実施形態では、Rは、−CH−であり、R10は、H、アルキル、アルケニル、アリール、シクロアルキル、−CN、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである。
別の実施形態では、Rは、−CH−であり、R10は、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのうち、任意のものは、3個までの基で場合により置換されていてもよく、これらの基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される。
さらに別の実施形態では、Rは、−CH−であり、R10は、フェニル、シクロプロピル、フラニル、ピリジル、イソオキサゾリルまたはチオフェニルであり、これらのうち、任意のものは、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される3個までの基で場合により独立して置換されていてもよい。
別の実施形態では、Rは、−CH−であり、−R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、R13が、H、F、BrまたはClであり;R14が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO−アルキル、−NO、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH、−SOアルキル、−SONHアルキル、−S−アルキル、−CHNH、−CHOH、−SONH、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
Figure 0005249344
が、ピリジル基をあらわし、ここで、この環窒素原子が、5個の置換されていない環原子位置のうち、どの位置にあってもよい。
ある実施形態では、−R−R10は、ベンジルである。
別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で置換されている。
さらに別の実施形態では、−R−R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、Rは、2個までの任意のフェニル置換基およびさらなるフェニル置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される。
別の実施形態では、−R−R10は、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、−R−R10は、アルキルである。
別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、1個または2個のフッ素原子で置換されている。
さらに別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、1個または2個のメチル基で置換されている。
ある別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、フッ素原子1個とメチル基1個で置換されている。
別の実施形態では、−R−R10は、ハロアルキルである。
さらなる実施形態では、−R−R10は、−CH−シクロアルキルである。
別の実施形態では、−R−R10は、−CH−ヘテロアリールである。
別の実施形態では、−R−R10は、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、Rは、−[C(R12]−C(O)N(R)SO11である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−C(O)N(R)SOR11である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−C(O)N(R)SON(R11である。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)N(R)SO11である。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11である。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−アルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−アリールである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−シクロアルキルである。
さらなる実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−ヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−ヘテロアリールである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−ハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−ヒドロキシアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、アルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、アリールである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、シクロアルキルである。
さらなる実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、ヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、ヘテロアリールである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、ハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、ヒドロキシアルキルである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−アルキレン−フェニルである。
ある実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、ベンジルである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、ナフチルである。
ある実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、メチル、エチル、−CHCHNH、−CHCHN(CH、−CHCHCHNH、−CHCHCHN(CH、フェニルまたはシクロプロピルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、−NHまたは−N(CHである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSOCHである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSOCHCHである。
ある実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されている。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
ある実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
であり、両R30基と、これらが結合している炭素原子とが一緒になって、アリール基またはヘテロアリール基を形成する。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
であり、R30基は、それぞれ独立して、Hおよびアルキルから選択される。
ある実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらなる実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、Rは、Hである。
別の実施形態では、Rは、HまたはFである。
別の実施形態では、Rは、Fである。
さらに別の実施形態では、Rは、Hである。
別の実施形態では、Rは、Hである。
さらに別の実施形態では、Rは、HまたはFである。
別の実施形態では、Rは、Fである。
さらに別の実施形態では、Rは、Hある。
別の実施形態では、Rは、H以外である。
さらに別の実施形態では、Rは、アルキルである。
別の実施形態では、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、ハロである。
さらに別の実施形態では、Rは、ハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、メチルである。
別の実施形態では、Rは、エチルである。
別の実施形態では、Rは、Cl、BrまたはCFである。
別の実施形態では、Rは、Hである。
さらに別の実施形態では、Rは、HまたはFである。
別の実施形態では、Rは、H以外である。
さらなる実施形態では、Rは、アルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、ハロである。
さらに別の実施形態では、Rは、メチルである。
別の実施形態では、Rは、Fである。
さらなる実施形態では、Rは、Hである。
ある実施形態では、RおよびRは、それぞれHである。
さらに別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHである。
別の実施形態では、R、R、RおよびRは、それぞれHである。
さらなる実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、H以外である。
別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロである。
別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、Clである。
さらなる実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、Brである。
別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、CFである。
ある実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、アルキルであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、Rは、−C(O)NHSOCHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、アルキルであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSOCHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、アルキルであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSOCHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHSO11であり、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、アルキルであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHSOCHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらなる実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)NHSO11であり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)NHSO−アルキルであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHSO11であり、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、アルキルであり、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたは−CH−シクロアルキルであり、Rは、C(O)NHSOCHであり、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
さらなる実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、場合により、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で置換されており、Rは、−C(O)NHSO11であり、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
ある実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、場合により、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で置換されており、Rは、−C(O)NHSO−アルキルであり、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
別の実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、場合により、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で置換されており、Rは、−C(O)NHSO11であり、R11は、フェニルであり、このフェニルは、アルキル、F、Cl、メチル、−NH、−NO、メトキシ、−SONH、−COOH、−(アルキレン)−C(O)O−アルキル、ヒドロキシ、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−SO−アルキル、−CF、−CN、チアゾリル、−C(O)NH−アルキル、−NHSO−フェニル、−NHSO−シクロプロピル、−NHSO−アルキル、−(アルキレン)−NHC(O)−アルキル、ピラゾリルまたは−OCHC(O)NHから独立して選択される3個までの基で場合により置換されており、Rは、
Figure 0005249344
であり、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
ある実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ia)を有する。
Figure 0005249344
〔式中、
は、−[C(R12−であり;
は、−C(O)NHSO11であり;
は、
Figure 0005249344
であり;
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
それぞれの場合のR12は、H、アルキルまたはハロであるか、2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とが一緒になって、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とが一緒になって、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。]
ある実施形態では、式(Ia)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)NHSO11であり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、H、アルキル、−O−アルキル、ハロまたはハロアルキルであり;
10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11が、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
rが、1〜4の範囲の整数である。
別の実施形態では、式(Ia)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)NHSO11であり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
10が、フェニルであり、このフェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11が、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
rが、1〜4の範囲の整数である。
別の実施形態では、式(Ia)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)NHSO11であり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
10が、フェニルであり、このフェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11が、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
rが、1〜4の範囲の整数である。
別の実施形態では、式(Ia)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)NHSO11であり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、Cl、BrまたはCFであり;
10が、フェニルであり、このフェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11が、メチル、エチル、−CHCHNH、−CHCHN(CH、−CHCHCHNH、−CHCHCHN(CH、フェニルまたはシクロプロピルであり;
それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とが一緒になって、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
rが、1〜4の範囲の整数である。
さらなる実施形態では、式(Ia)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)NHSO11であり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
10が、フェニルであり、このフェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
11が、メチル、フェニルまたはシクロプロピルであり;
rが、1〜4の範囲の整数である。
ある実施形態では、式(I)の化合物について、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、互いに独立して選択される。
別の実施形態では、式(I)の化合物は、精製された形態である。
(式(II)のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体)
さらに、本発明は、以下の式を有するヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体
Figure 0005249344
および医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグを提供し、式中、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、式(II)の化合物について、上に定義されている。
ある実施形態では、Rは、結合である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−O−[C(R12−である。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−N(R)−[C(R12−である。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−CH=CH−[C(R12−である。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−C≡C−[C(R12−である。
さらなる実施形態では、Rは、−[C(R12−SO−[C(R12−である。
別の実施形態では、Rは、−CH−である。
ある実施形態では、R10は、Hであり、Rは、結合以外である。
別の実施形態では、R10は、アリールである。
別の実施形態では、R10は、シクロアルキルである。
さらに別の実施形態では、R10は、シクロアルケニルである。
別の実施形態では、R10は、ヘテロシクロアルケニルである。
別の実施形態では、R10は、ヘテロアリールである。
さらに別の実施形態では、R10は、ヘテロシクロアルキルである。
別の実施形態では、R10は、フェニルである。
さらなる実施形態では、R10は、フェニルであり、このフェニルが、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜3個の基で置換されている。
ある実施形態では、R10は、ピリジルである。
別の実施形態では、R10は、フラニルである。
別の実施形態では、R10は、チオフェニルである。
さらに別の実施形態では、R10は、チオフェニルである。
別の実施形態では、R10は、チアゾリルである。
別の実施形態では、R10は、キノリニルである。
さらなる実施形態では、R10は、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、−R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、Rは、2個までの任意のフェニル置換基およびさらなるフェニル置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される。
別の実施形態では、−R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、R13が、H、F、BrまたはClであり;R14が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO−アルキル、−NO、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH、−SOアルキル、−SONHアルキル、−S−アルキル、−CHNH、−CHOH、−SONH、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
Figure 0005249344
が、ピリジル基をあらわし、ここで、この環窒素原子が、5個の置換されていない環原子位置のうち、どの位置にあってもよい。
別の実施形態では、−R10は、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R10は、H、アルキル、アルケニル、アリール、シクロアルキル、−CN、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである。
別の実施形態では、R10は、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのうち、任意のものは、場合により3個までの基で置換されていてもよく、この基は、各々独立して、−NH、アルキル、アルケニル、ハロ、−NOまたは−C(O)O−アルキルから選択される。
別の実施形態では、R10は、フェニル、シクロプロピル、フラニル、ピリジルまたはチオフェニルであり、これらのうち、任意のものは、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される3個までの基で場合により独立して置換されていてもよい。
ある実施形態では、−R−R10は、アルキルである。
別の実施形態では、Rは、−CH−であり、R10は、H、アルキル、アルケニル、アリール、シクロアルキル、−CN、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである。
別の実施形態では、Rは、−CH−であり、R10は、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、これらのうち、任意のものは、3個までの基で場合により置換されていてもよく、これらの置換基は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルからそれぞれ独立して選択される。
さらに別の実施形態では、Rは、−CH−であり、R10は、フェニル、シクロプロピル、フラニル、ピリジル、イソオキサゾリルまたはチオフェニルであり、これらのうち、任意のものは、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される3個までの基で場合により独立して置換されていてもよい。
別の実施形態では、Rは、−CH−であり、−R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、R13が、H、F、BrまたはClであり;R14が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO−アルキル、−NO、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH、−SOアルキル、−SONHアルキル、−S−アルキル、−CHNH、−CHOH、−SONH、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
Figure 0005249344
が、ピリジル基をあらわし、ここで、この環窒素原子が、5個の置換されていない環原子位置のうち、どの位置にあってもよい。
ある実施形態では、−R−R10は、ベンジルである。
別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で置換されている。
さらに別の実施形態では、−R−R10は、
Figure 0005249344
であり、式中、Rは、2個までの任意のフェニル置換基およびさらなるフェニル置換基をあらわし、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される。
別の実施形態では、−R−R10は、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、−R−R10は、アルキルである。
別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、1個または2個のフッ素原子で置換されている。
さらに別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、1個または2個のメチル基で置換されている。
ある別の実施形態では、−R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、フッ素原子1個とメチル基1個で置換されている。
別の実施形態では、−R−R10は、ハロアルキルである。
さらなる実施形態では、−R−R10は、−CH−シクロアルキルである。
別の実施形態では、−R−R10は、−CH−ヘテロアリールである。
別の実施形態では、−R−R10は、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、Rは、−C(O)Rである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)ORである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)N(Rである。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−C(O)ORである。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−C(O)N(Rである。
さらなる実施形態では、Rは、−アルキルである。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−アリールである。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−シクロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−シクロアルケニルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−ヘテロシクロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、−[C(R12−ヘテロアリールである。
別の実施形態では、Rは、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニルである。
さらなる実施形態では、Rは、−C(O)ORまたは−C(O)N(Rである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)OHである。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHである。
さらに別の実施形態では、Rは、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)OCHOR、−C(O)N(R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(Rまたは−[[C(R12−ヘテロアリールであり、ヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、この置換基は、同じであっても異なっていてもよく、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択される。
ある実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
であり、両R30基と、これらが結合している炭素原子とが一緒になって、アリール基またはヘテロアリール基を形成する。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
であり、R30基は、それぞれ独立して、Hおよびアルキルから選択される。
ある実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらなる実施形態では、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、Rは、Hである。
別の実施形態では、Rは、HまたはFである。
別の実施形態では、Rは、Fである。
さらに別の実施形態では、Rは、Hである。
別の実施形態では、Rは、Hである。
さらに別の実施形態では、Rは、HまたはFである。
別の実施形態では、Rは、Fである。
さらに別の実施形態では、Rは、Hある。
別の実施形態では、Rは、H以外である。
さらに別の実施形態では、Rは、アルキルである。
別の実施形態では、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、ハロである。
さらに別の実施形態では、Rは、ハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、メチルである。
別の実施形態では、Rは、エチルである。
別の実施形態では、Rは、Cl、BrまたはCFである。
別の実施形態では、Rは、Hである。
さらに別の実施形態では、Rは、HまたはFである。
別の実施形態では、Rは、H以外である。
さらなる実施形態では、Rは、アルキルである。
さらに別の実施形態では、Rは、ハロである。
さらに別の実施形態では、Rは、メチルである。
別の実施形態では、Rは、Fである。
さらなる実施形態では、Rは、Hである。
ある実施形態では、RおよびRは、それぞれHである。
さらに別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHである。
別の実施形態では、R、R、RおよびRは、それぞれHである。
さらなる実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、H以外である。
別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロアルキルである。
さらに別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロである。
別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、Clである。
さらなる実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、Brである。
別の実施形態では、R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、CFである。
ある実施形態では、Rは、−C(O)ORであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、−C(O)OHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、Rは、−C(O)N(Rであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、Rは、−C(O)NHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)ORであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)OHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)N(Rであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)Rであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)OHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)N(Rであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)NHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)ORであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
さらに別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)OHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)N(Rであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり、Rは、−C(O)NHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
ある実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)ORであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)OHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)N(Rであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)NHであり、Rは、
Figure 0005249344
である。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)OHまたは−C(O)NHであり、Rは、
Figure 0005249344
であり;R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
別の実施形態では、R−R10は、
Figure 0005249344
であり、Rは、−C(O)OHまたは−C(O)NHであり、Rは、
Figure 0005249344
であり;R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
別の実施形態では、R−R10は、−CH−ヘテロアリールまたはアルキルであり;Rは、−C(O)OHまたは−C(O)NHであり;Rは、
Figure 0005249344
であり;R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
さらなる実施形態では、R−R10は、ベンジルであり、このベンジル基のフェニル部分は、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから独立して選択される1〜4個の基で場合により置換されており、Rは、−C(O)OHまたは−C(O)NHであり、Rは、
Figure 0005249344
であり;R、RおよびRは、それぞれHであり、Rは、ハロまたはハロアルキルである。
ある実施形態では、式(II)の化合物は、式(IIa)を有し、
Figure 0005249344
式中、
は、−[C(R12−であり;
は、−C(O)OH、−C(O)NH、−C(O)OCHCHNH、−C(O)OCHCHN(CH、−C(O)OCHCHCHNH、または−C(O)OCHCHCHN(CHであり;
は、
Figure 0005249344
であり;
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
は、H、アルキルまたはアリールであり;
それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とが一緒になって、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とが一緒になって、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
rは、1〜4の範囲の整数である。
別の実施形態では、式(IIa)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)OHまたは−C(O)NHであり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
rが、1〜4の範囲の整数である。
別の実施形態では、式(IIa)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)OHであり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
rが、1〜4の範囲の整数である。
さらに別の実施形態では、式(IIa)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)OHであり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
10が、フェニルであり、このフェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
rが、1〜4の範囲の整数である。
ある実施形態では、式(IIa)の化合物について、
が、−CH−であり;
が、−C(O)OHであり;
が、
Figure 0005249344
であり;
、RおよびRが、それぞれHであり;
が、Cl、Br、メチル、エチル、−OCHまたはCFであり;
10が、フェニルであり、このフェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、この置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
rが、1〜4の範囲の整数である。
ある実施形態では、式(II)の化合物について、R、R、R、R、R、R、RおよびR10は、互いに独立して選択される。
別の実施形態では、式(II)の化合物は、精製された形態である。
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の非限定的な例を、以下の表と、以下の実施例の章に記載する。
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
Figure 0005249344
および医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルおよびプロドラッグ。
(ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の製造方法)
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を製造するのに有用な方法を、以下のスキーム1〜8と、実施例の章とに記載する。インドール類を合成するのに有用な一般的に知られている方法の例は、例えば、G.R.HumphreyおよびJ.T.Kuethe、Chemical Reviews 106:2875−2911、2006に記載されている。
スキーム1には、式A−4の化合物を製造する方法を記載しており、この化合物は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を製造するのに有用な中間体である。
スキーム1
Figure 0005249344
式中、R、R、RおよびRは、式(I)および(II)の化合物について上に定義しており、Rは、エチルである。
スキーム3に概略を記載した方法を用い、式A−1のアニリン化合物を、式A−4のインドール化合物に変換することができる。スキーム3の方法は、Nazareら、Angew.Chem.、116:4626−4629(2004)に記載されている。または、有機合成分野の当業者には周知のFischerインドール合成のような種々のインドール合成方法を用い、式A−4の化合物を、式A−1の化合物から得ることができる。
スキーム2には、式B−4およびB−6の化合物を製造するのに有用な方法を記載しており、これらの化合物は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を製造するのに有用な中間体である。
スキーム2
Figure 0005249344

式中、R、R、RおよびRについては、式(I)および(II)の化合物について上に定義しており、Rは、エチルである。
式B−1の置換アニリン(RはHである)を、臭素を用いてジブロモ化し、式B−2の化合物を得ることができる。塩化スズ(II)を用いて選択的に脱ブロモ化し、対応する式B−3のモノブロモ化合物を得て、次いで、この化合物を、ピルベート存在下、パラジウム触媒によって環化し、式B−4の化合物(RはHである)を得ることができる。または、式B−1の化合物(RはH以外である)を、臭素を用いてモノブロモ化し、式B−5の化合物を得てもよい。次いで、式B−5の化合物を、ピルベート存在下、パラジウム触媒によって環化し、式B−6の化合物(Rは、H以外である)を得てもよい。
スキーム3には、式C−5の化合物を製造するのに有用な方法を示しており、この化合物は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を製造するのに有用な中間体である。
スキーム3
Figure 0005249344
式中、R、R、R、RおよびRについては、式(I)および(II)の化合物について上に定義しており、Aは、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレンまたはヘテロアリーレンであり、R’は、−C(O)O−アルキルである。
トリエチルアミンのような塩基の存在下、トリホスゲンを用い、式C−1の3−アミノインドール化合物を、式C−2の化合物に変換してもよい。次いで、式C−2の化合物を式C−3の化合物と反応させ、式C−4の尿素化合物を得てもよい。式C−4の化合物を、カリウムtert−ブトキシドのような塩基を用い、塩基触媒によって閉環させ、式C−5の化合物に変換してもよい。
スキーム4には、式C−5の化合物を製造するのに有用な方法を示しており、この化合物は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を製造するのに有用な中間体である。
スキーム4
Figure 0005249344
式中、R、R、R、RおよびRについては、式(I)および(II)の化合物について上に定義しており、R’は、−C(O)O−アルキルである。
式A−4、B−4またはB−6のいずれかの化合物を亜硝酸ナトリウム(NaNO)で処理することによって、式D−1の化合物に変換することができる。式D−1の化合物を、ヒドロ亜硫酸ナトリウム(Na)で処理することによって、式D−2の化合物に変換することができる。
スキーム5には、式E−5の化合物を製造するのに有用な方法を示しており、この化合物は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を製造するのに有用な中間体である。
スキーム5
Figure 0005249344
式中、R、R、R、RおよびRについては、式(I)および(II)の化合物について上に定義している。
ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、式E−1のフルオロフェニル化合物を、式E−2のアミンと反応させ、式E−3のアミノフェニル化合物を得てもよい。次いで、式E−3の化合物を、カリウムtert−ブトキシドのような塩基の存在下、tert−ブチルブロモアセテート(E−4)と反応させ、式E−5の2−カルボエトキシインドール化合物を得てもよい。
スキーム6には、式F−4の化合物を製造するのに有用な方法を示しており、この化合物は、式(I)のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体に対応し、Rは、−C(O)N(R)S(O)−R11である。
スキーム6
Figure 0005249344
式中、R、R、R、R、RおよびR11については、式(I)の化合物について上に定義しており、Aは、アルキレン、シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキレン、アリーレンまたはヘテロアリーレンである。
式F−1の化合物をトリフルオロ酢酸で処理し、式F−2の化合物を得てもよい。次いで、式F−2の化合物を、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン(DBU)のような塩基の存在下、式F−3の化合物と反応させ、式F−4の化合物を得てもよい。
スキーム7には、Rがアミドである式(II)の化合物に対応する、式Jの化合物を製造するのに有用な方法を示している。
スキーム7
Figure 0005249344
式中、R、R、R、R、R、R、RおよびR10については、式(I)および(II)の化合物について上に定義している。
カルボニルジイミダゾール(CDI)および1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン(DBU)存在下、式Gの2−カルボキシインドール化合物を、式NH(Rのアミンとカップリングさせ、Rが−C(O)N(Rである式(I)の化合物に対応する、式Jの化合物を得てもよい。
スキーム8には、R
Figure 0005249344
である式(I)の化合物を製造するのに有用な方法を示している。
スキーム8
Figure 0005249344
式中、R、R、R、R、R、R、R10およびR20については、式(I)および(II)の化合物について上に定義している。
式Gの2−カルボキシインドール化合物を、式8Aの化合物と反応させ、R
Figure 0005249344
であるヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体に対応する、式Kの化合物を得てもよい。
スキーム1〜8に記載した出発材料および試薬は、Sigma−Aldrich(セントルイス、MO)およびAcros Organics Co.(フェアローン、NJ)のような商業的な供給業者から入手可能であるか、または有機合成分野の当業者には周知の方法を用いて調製することができる。
当業者は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の合成は、特定の官能基を保護すること(すなわち、特定の反応条件に化学的に適合させるための誘導体化)が必要な場合があることを理解するであろう。ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の種々の官能基に適した保護基、および保護基の導入方法および除去方法は、Greeneら、Protective Groups in Organic Synthesis、Wiley−Interscience、New York、(1999)に記載されている。
当業者は、付属(appendage)置換基の選択によって、ある経路が最適となることを理解するであろう。さらに、当業者は、ある場合には、工程の順序を制御して、官能基が適合しない状況を避けなければならないことを理解するであろう。当業者は、もっと収束的な経路(すなわち、分子の特定の部分について直線的ではない経路または予備集合(preassembly)経路)が標的化合物の集合の方法に対してより効率のよい方法であることを理解するであろう。ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を調製するのに適した方法を、以上のスキーム1〜8に記載している。
当業者は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の合成には、アミド結合の構築が必要な場合もあることを理解するであろう。この方法としては、限定されないが、反応性カルボキシ誘導体を使用すること(例えば、酸ハロゲン化物、またはエステルを高温で使用すること)、または酸をアミンとのカップリング剤(例えば、DECl、DCC)とともに0℃〜100℃で使用することが挙げられる。この反応に適した溶媒は、ハロゲン化炭化水素、エーテル系溶媒、ジメチルホルムアミドなどである。この反応は、加圧下または密閉容器中で行うことができる。
出発材料およびスキーム1〜8に記載の方法を用いて調製した中間体は、所望な場合、従来の技術(限定されないが、濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィーなどを含む)を用いて単離し、精製してもよい。このような材料は、物理定数およびスペクトルデータを含む従来の手段を用いてその特性を決定することができる。
一般的な方法
市販の溶媒、試薬および中間体は、受領したままの状態で使用した。市販されていない試薬および中間体は、以下に記載するような方法で調製した。H NMRスペクトルは、Bruker Avance 500(500MHz)で得て、MeSiからの低磁場側のppmとして報告し、同時に、プロトンの数、多重度およびカップリング定数(括弧内にヘルツで示す)を報告する。LC/MSデータが存在する場合、分析は、Applied Biosystems API−100質量分析計およびShimadzu SCL−10A LCカラム:Altech platinum C18、3ミクロン、33mm×7mm ID;勾配流(0分−10%CHCN、5分−95%CHCN、5〜7分−95%CHCN、7分−停止)を用いて行った。保持時間および観測された親イオンが与えられている。フラッシュカラムクロマトグラフィーを、Biotage.Inc製のあらかじめ充填された順相シリカを用いて行うか、またはFisher Scientific製のバルクシリカを用いて行った。
(実施例1)
化合物30の調製
Figure 0005249344

工程A−化合物1Cの合成
Figure 0005249344
2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル1A(1.11g、5.87mmol)および3−(アミノメチル)チオフェン1B(1.0g、8.85mmol)のトリフルオロメチルベンゼン(10mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(2.3g、17.8mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波反応器において160℃で30分間加熱した。酢酸エチル(100mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させ、2−[(チオフェン−3−イル−メチル)アミノ]−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル1C(1.42g、5.04mmol)を得て、これを精製することなく次の工程で使用した。
工程B−化合物1Eの合成
Figure 0005249344
2−[(チオフェン−3−イル−メチル)アミノ]−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル1C(1.42g、5.04mmol)の無水テトラヒドロフラン(THF)(10mL)および無水N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(10mL)溶液に、0℃でカリウムtert−ブトキシド(1.13g、10.1mmol)を加えた。反応混合物を0℃で5分間攪拌し、tert−ブチルブロモアセテート1D(1.47g、7.54mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。酢酸エチル(100mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、3−アミノ−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1E(1.74g、4.39mmol)を得た。
工程C−化合物1Fの合成
Figure 0005249344
3−アミノ−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1E(1.74g、4.39mmol)の無水トルエン(50mL)溶液に、トリホスゲン(0.44g、1.48mmol)およびトリエチルアミン(0.89g、8.81mmol)を加えた。反応混合物を還流状態で3時間加熱した。トルエン(50mL)を加え、有機層を水および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させ、3−イソシアナト−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1Fを得て、これを精製することなく次の工程で使用した。
工程D−化合物1Hの合成
Figure 0005249344
3−イソシアナト−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1F(約4.39mmol)のトリフルオロメチルベンゼン(10mL)溶液に、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステル1G(1.38g、8.79mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波反応器において150℃で20分間加熱した。酢酸エチル(100mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、3−[3−(4−メトキシカルボニル−チオフェン−3−イル)−ウレイド]−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1H(1.50g、2.59mmol)を得た。
工程E−化合物1Jの合成
Figure 0005249344
3−[3−(4−メトキシカルボニル−チオフェン−3−イル)−ウレイド]−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1H(1.50g、2.59mmol)の無水メタノール(10mL)溶液に、0.5Mナトリウムメトキシド溶液(7.8mL、3.90mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波反応器において100℃で20分間加熱した。酢酸エチル(100mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させ、3−(2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1Jを得て、これをさらに精製することなく、次の工程で使用した。
工程F−化合物30の合成
Figure 0005249344
3−(2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−1−チオフェン−3−イル−メチル−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル1J(約2.59mmol)のサンプルに、ジクロロメタン(20mL)中の30%(v/v)トリフルオロ酢酸溶液を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物のサンプル(60mg)をRP−HPLCで精製し、化合物30(34mg、0.069mmol)を得た。
(実施例2)
化合物98の調製
Figure 0005249344
化合物30(0.20g、0.41mmol)の無水THF(3mL)および無水DMF(1mL)溶液に、N,N’−カルボニルジイミダゾール(66mg、0.41mmol)を加えた。反応混合物を80℃で一晩加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、メタンスルホンアミド(39mg、0.41mmol)を加えた。反応混合物を室温で5分間攪拌し、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン(DBU)(62mg、0.41mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をRP−HPLCで精製し、化合物98(0.156g、0.27mmol)を得た。
(実施例3)
化合物266の調製
Figure 0005249344
5−クロロ−3−(2,4−ジオキソ−1,4−ジヒドロ−2H−キナゾリン−3−イル)−1−(3−ニトロベンジル)−1H−インドール−2−カルボン酸28(30mg、0.061mmol)のDMF(2mL)溶液に、ベンジルアミン(13mg、0.12mmol)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロ−ホスフェート(ΗATU)(46mg、0.12mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(16mg、0.12mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をRP−HPLCで精製し、化合物266(19mg、0.033mmol)を得た。
(実施例4)
化合物127の調製
Figure 0005249344
化合物266(19mg、0.033mmol)のエタノール(3mL)溶液に、塩化第一スズ二水和物(30mg、0.13mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波反応器において120℃で20分間加熱した。減圧下で溶媒を蒸発させた。粗生成物をRP−HPLCで精製し、化合物127(12mg、0.022mmol)を得た。
(実施例5)
化合物65の調製
Figure 0005249344
工程A−化合物5Bの合成
Figure 0005249344
2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリル1A(10g、52.9mmol)のN−メチルピロリジノン(NMP)(100mL)溶液に、グリシンtert−ブチルエステル5A(13.8g、105mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(20g、155mmol)を加えた。反応混合物を110℃で4時間加熱した。酢酸エチル(500mL)を加え、有機層を水および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、(2−シアノ−4−トリフルオロメチルフェニルアミノ)酢酸tert−ブチルエステル5B(15.2g、50.7mmol)を得た。
工程B−化合物5Dの合成
Figure 0005249344
(2−シアノ−4−トリフルオロメチルフェニルアミノ)酢酸tert−ブチルエステル5B(11.7g、39.0mmol)の無水THF(60mL)および無水DMF(60mL)溶液に、0℃でカリウムtert−ブトキシド(8.74g、78.0mmol)を加えた。反応混合物を0℃で5分間攪拌し、クロロギ酸ベンジル5C(10g、58.7mmol)を加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌した。酢酸エチル(500mL)を加え、有機層を水および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、3−アミノ−1−ベンジルオキシカルボニル−5−トリフルオロメチルインドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5D(5.96g、13.7mmol)を得た。
工程C−化合物5Eの合成
Figure 0005249344
3−アミノ−1−ベンジルオキシカルボニル−5−トリフルオロメチルインドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5D(1.78g、4.10mmol)の無水トルエン(40mL)溶液に、トリホスゲン(0.42g、1.41mmol)およびトリエチルアミン(0.83g、8.22mmol)を加えた。反応混合物を還流状態で2時間加熱した。トルエン(50mL)を加え、有機層を水および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させ、1−ベンジルオキシカルボニル−3−イソシアナト−5−トリフルオロメチルインドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5Eを得て、これをさらに精製することなく、次の工程で使用した。
工程D−化合物5Gの合成
Figure 0005249344
1−ベンジルオキシカルボニル−3−イソシアナト−5−トリフルオロメチルインドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5E(約4.10mmol)のトリフルオロメチルベンゼン(10mL)溶液に、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステル5F(1.30g、8.28mmol)を加えた。マイクロ波反応器中、反応混合物を150℃で30分間加熱した。酢酸エチル(100mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、1−ベンジルオキシカルボニル−3−[3−(4−メトキシカルボニルチオフェン−3−イル)−ウレイド]−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5G(1.89g、3.06mmol)を得た。
工程E−化合物5Hの合成
Figure 0005249344
1−ベンジルオキシカルボニル−3−[3−(4−メトキシカルボニルチオフェン−3−イル)−ウレイド]−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5G(5.29g、8.57mmol)の無水メタノール(50mL)溶液に、0.5Mナトリウムメトキシド溶液(25mL、12.5mmol)を加えた。反応混合物を、マイクロ波反応器において100℃で10分間加熱した。酢酸エチル(500mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、3−(2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5H(3.36g、7.45mmol)を得た。
工程F−化合物5Iの合成
Figure 0005249344
3−(2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]−ピリミジン−3−イル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5H(3.30g、7.32mmol)の無水1,4−ジオキサン(120mL)溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート(1.60g、7.34mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(89mg、0.73mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した。酢酸エチル(500mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーで精製し、3−(1−tert−ブトキシカルボニル−2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5I(2.85g、5.17mmol)を得た。
工程G−化合物5Kの合成
Figure 0005249344
3−(1−tert−ブトキシカルボニル−2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5I(30mg、0.054mmol)の無水THF(1mL)および無水DMF(1mL)溶液に、カリウムtert−ブトキシド(9mg、0.080mmol)および2,5−ジフルオロベンジルブロミド5J(14.6mg、0.071mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した。酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を飽和塩化アンモニウム溶液および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で除去し、3−(1−tert−ブトキシカルボニル−2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−1−(2,5−ジフルオロベンジル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5Kを得て、これをさらに精製することなく、次の工程で使用した。
工程H−化合物65の合成
Figure 0005249344
3−(1−tert−ブトキシカルボニル−2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−1−(2,5−ジフルオロベンジル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル5K(約0.054mmol)のサンプルに、ジクロロメタン(5mL)中の20%(v/v)トリフルオロ酢酸溶液を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をRP−HPLCで精製し、化合物65(17mg、0.033mmol)を得た。
(実施例6)
化合物39の調製
Figure 0005249344
3−(2,4−ジオキソ−1,2−ジヒドロ−4H−チエノ[3,4−d]ピリミジン−3−イル)−1−(4−メトキシベンジル)−5−トリフルオロメチル−1H−インドール−2−カルボン酸212(14.2mg、0.027mmol)の無水ジクロロメタン(2mL)溶液に、ジクロロメタン中の1M三臭化ホウ素溶液(0.11mL、0.11mmol)を加えた。反応混合物を室温で10分間攪拌した。飽和炭酸水素ナトリウム溶液(2mL)を加えた。酢酸エチル(50mL)を加え、有機層を1N塩酸および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をRP−HPLCで精製し、化合物39(9.8mg、0.019mmol)を得た。
(実施例7)
化合物267の調製
Figure 0005249344
5−アミノ−3−(2,4−ジオキソ−1,4−ジヒドロ−2H−キナゾリン−3−イル)−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸tert−ブチルエステル7A(56mg、0.138mmol)のメタノール(2.7mL)および酢酸(0.3mL)溶液に、MP−シアノ水素化ホウ素樹脂(2.42mmol/g、85mg、0.206mmol)およびホルムアルデヒド水溶液(37%(w/w)、112mg、1.38mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。樹脂を濾過によって除去した。溶媒を減圧下で蒸発させた。粗生成物をRP−HPLCで精製し、化合物267(36.4mg、0.084mmol)を得た。
(実施例8)
化合物8の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物8を調製した。
(実施例9)
化合物129の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−5−クロロ安息香酸メチルを工程Dで用い、化合物129を調製した。
(実施例10)
化合物130の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−4−クロロ安息香酸メチルを工程Dで用い、化合物130を調製した。
(実施例11)
化合物13の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、3−アミノチオフェン−2−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物13を調製した。
(実施例12)
化合物131の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−4−メチルチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物131を調製した。
(実施例13)
化合物12の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物12を調製した。
(実施例14)
化合物132の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物132を調製した。
(実施例15)
化合物133の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、3−アミノ−4−メチルチオフェン−2−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物133を調製した。
(実施例16)
化合物134の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−5−ブロモ安息香酸メチルを工程Dで用い、化合物134を調製した。
(実施例17)
化合物135の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、アミノテレフタル酸ジメチルを工程Dで用い、化合物135を調製した。
(実施例18)
化合物136の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−4,5−ジメトキシ安息香酸メチルを工程Dで用い、化合物136を調製した。
(実施例19)
化合物137の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[b]チオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物137を調製した。
(実施例20)
化合物51の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、5−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルを工程Dで用い、化合物51を調製した。
(実施例21)
化合物138の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、3−アミノピラジン−2−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物138を調製した。
(実施例22)
化合物139の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−5−メチルチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物139を調製した。
(実施例23)
化合物140の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−5,6−ジヒドロ−4H−シクロペンタ[b]チオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物140を調製した。
(実施例24)
化合物141の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−4,5−ジメチルチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物141を調製した。
(実施例25)
化合物142の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−4−(4−ブロモフェニル)チオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物142を調製した。
(実施例26)
化合物143の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−4−フラン−2−イル−チオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物143を調製した。
(実施例27)
化合物144の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、2−アミノ−5−メチル−4−フェニルチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物144を調製した。
(実施例28)
化合物145の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、3−アミノ−チオフェン−2−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物145を調製した。
(実施例29)
化合物146の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、5−アミノ−3−(4−メトキシベンジル)−3H−イミダゾール−4−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物146を調製した。
(実施例30)
化合物1の調製
Figure 0005249344
工程Fに記載の方法を用い、マイクロ反応器中、120℃で30分間、トリフルオロ酢酸を使用し、化合物1を調製した。
(実施例31)
化合物147の調製
Figure 0005249344
実施例3に記載の方法を用い、2,2,2−トリフルオロエチルアミンを用いて、化合物138から化合物147を調製した。
(実施例32)
化合物148の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−2,3−ジカルボン酸ジメチルエステルを工程Dで用い、化合物148を調製した。
(実施例33)
化合物149の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、3−アミノ−ピリジン−2−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物149を調製した。
(実施例34)
化合物150の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、3−アミノイソニコチン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物150を調製した。
(実施例35)
化合物151の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、4−アミノニコチン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物151を調製した。
(実施例36)
化合物152の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、3−アミノクロトン酸メチルを工程Dで用い、化合物152を調製した。
(実施例37)
化合物153の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アミノメチレンマロン酸ジエチルを工程Dで用い、化合物153を調製した。
(実施例38)
化合物154の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、3−アミノ−3−エトキシアクリル酸エチルを工程Dで用い、化合物154を調製した。
(実施例39)
化合物155の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、2−アミノシクロヘキサ−1−エンカルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物155を調製した。
(実施例40)
化合物74の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−シアノベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物74を調製した。
(実施例41)
化合物156の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物156を調製した。
(実施例42)
化合物157の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−メトキシベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物157を調製した。
(実施例43)
化合物158の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2,4−ジメトキシベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物158を調製した。
(実施例44)
化合物159の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、ナフタレン−2−スルホンアミドを用いて、化合物138から化合物159を調製した。
(実施例45)
化合物160の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−メトキシ−3−メトキシカルボニルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物160を調製した。
(実施例46)
化合物161の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、6−エトキシベンゾチアゾール−2−スルホンアミドを用いて、化合物138から化合物161を調製した。
(実施例47)
化合物162の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−メトキシカルボニルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物162を調製した。
(実施例48)
化合物163の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−トリフルオロメトキシベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物163を調製した。
(実施例49)
化合物164の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−メチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物164を調製した。
(実施例50)
化合物165の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−メチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物165を調製した。
(実施例51)
化合物166の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−クロロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物166を調製した。
(実施例52)
化合物167の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−フルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物167を調製した。
(実施例53)
化合物168の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物168を調製した。
(実施例54)
化合物169の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、3−ブロモメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物169を調製した。
(実施例55)
化合物170の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2,5−ジクロロチオフェン−3−スルホンアミドを用いて、化合物138から化合物170を調製した。
(実施例56)
化合物171の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−フルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物171を調製した。
(実施例57)
化合物172の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物172を調製した。
(実施例58)
化合物173の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−クロロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物173を調製した。
(実施例59)
化合物174の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、3,4−ジフルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物174を調製した。
(実施例60)
化合物175の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物175を調製した。
(実施例61)
化合物176の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物176を調製した。
(実施例62)
化合物177の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−ブロモ−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物177を調製した。
(実施例63)
化合物178の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−ブロモ−2−クロロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物178を調製した。
(実施例64)
化合物179の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−ブロモ−5−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物179を調製した。
(実施例65)
化合物180の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−フルオロ−2−メチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物180を調製した。
(実施例66)
化合物181の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−ブロモ−3−フルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物181を調製した。
(実施例67)
化合物182の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−ブロモ−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物182を調製した。
(実施例68)
化合物183の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−ブロモ−2−フルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物183を調製した。
(実施例69)
化合物184の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、5−ブロモチオフェン−2−スルホンアミドを用いて、化合物138から化合物184を調製した。
(実施例70)
化合物185の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、5−クロロチオフェン−2−スルホンアミドを用いて、化合物138から化合物185を調製した。
(実施例71)
化合物186の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4,5−ジクロロチオフェン−2−スルホンアミドを用いて、化合物138から化合物186を調製した。
(実施例72)
化合物188の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物188を調製した。
(実施例73)
化合物189の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2−ブロモベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物189を調製した。
(実施例74)
化合物190の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、3−フルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物190を調製した。
(実施例75)
化合物191の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2,6−ジフルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物191を調製した。
(実施例76)
化合物192の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、2,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物138から化合物192を調製した。
(実施例77)
化合物47の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−シアノベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物47を調製した。
(実施例78)
化合物41の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物41を調製した。
(実施例79)
化合物57の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−フルオロ−3−メチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物57を調製した。
(実施例80)
化合物81の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−クロロ−2−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物81を調製した。
(実施例81)
化合物193の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物193を調製した。
(実施例82)
化合物68の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3,5−ジフルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物68を調製した。
(実施例83)
化合物194の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−メトキシカルボニル−フラン−2−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物194を調製した。
(実施例84)
化合物48の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−シアノベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物48を調製した。
(実施例85)
化合物43の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,5−ジフルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物43を調製した。
(実施例86)
化合物75の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで使用し、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−クロロ−2−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物75を調製した。
(実施例87)
化合物195の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物195を調製した。
(実施例88)
化合物196の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−エトキシカルボニル−フラン−2−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物196を調製した。
(実施例89)
化合物60の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−クロロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物196を調製した。
(実施例90)
化合物96の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−ブロモベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物96を調製した。
(実施例91)
化合物34の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−メチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物34を調製した。
(実施例92)
化合物51の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3,4−ジメチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物51を調製した。
(実施例93)
化合物93の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−トリフルオロメチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物93を調製した。
(実施例94)
化合物197の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−シアノベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物197を調製した。
(実施例95)
化合物198の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,6−ジフルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物198を調製した。
(実施例96)
化合物67の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,3−ジフルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物67を調製した。
(実施例97)
化合物77の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−クロロ−2−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物77を調製した。
(実施例98)
化合物61の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−クロロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物77を調製した。
(実施例99)
化合物33の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−メチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物33を調製した。
(実施例100)
化合物199の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−トリフルオロメチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物199を調製した。
(実施例101)
化合物200の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物200を調製した。
(実施例102)
化合物201の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4,3−クロロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物201を調製した。
(実施例103)
化合物202の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−ブロモベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物202を調製した。
(実施例104)
化合物35の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−メチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物35を調製した。
(実施例105)
化合物203の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−トリフルオロメチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物203を調製した。
(実施例106)
化合物52の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,4−ジメチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物52を調製した。
(実施例107)
化合物26の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、ピリジン−2−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物26を調製した。
(実施例108)
化合物27の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、ピリジン−3−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物27を調製した。
(実施例109)
化合物76の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−クロロ−6−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物76を調製した。
(実施例110)
化合物204の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3,4−ジフルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物204を調製した。
(実施例111)
化合物78の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−クロロ−5−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物78を調製した。
(実施例112)
化合物206の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物206を調製した。
(実施例113)
化合物207の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−メチルイソオキサゾール−3−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物207を調製した。
(実施例114)
化合物208の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−クロロチオフェン−2−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物208を調製した。
(実施例115)
化合物58の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−フルオロ−2−メチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物58を調製した。
(実施例116)
化合物59の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−フルオロ−4−メチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物59を調製した。
(実施例117)
化合物95の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−ブロモベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物95を調製した。
(実施例118)
化合物79の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−クロロ−5−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物79を調製した。
(実施例119)
化合物55の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、ヨウ化ナトリウム存在下、2−メトキシベンジルクロリドを工程Gで用い、化合物55を調製した。
(実施例120)
化合物80の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−クロロ−4−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物80を調製した。
(実施例121)
化合物209の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−フルオロ−3−メチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物209を調製した。
(実施例122)
化合物210の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,5−ジメチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物210を調製した。
(実施例123)
化合物211の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,6−ジメチルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物211を調製した。
(実施例124)
化合物71の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−クロロチアゾール−5−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物211を調製した。
(実施例125)
化合物66の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,4−ジフルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物66を調製した。
(実施例126)
化合物212の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、4−メトキシベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物212を調製した。
(実施例127)
化合物5の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、臭化エチルを工程Gで用い、化合物5を調製した。
(実施例128)
化合物7の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、臭化アリルを工程Gで用い、化合物7を調製した。
(実施例129)
化合物213の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−メトキシカルボニルベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物213を調製した。
(実施例130)
化合物44の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−メチルチアゾール−4−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物44を調製した。
(実施例131)
化合物22の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、ブロモ酢酸エチルを工程Gで用い、化合物22を調製した。
(実施例132)
化合物6の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、ブロモアセトニトリルを工程Gで用い、化合物6を調製した。
(実施例133)
化合物3の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、ヨウ化メチルを工程Gで用い、化合物3を調製した。
(実施例134)
化合物65の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2,5−ジフルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物65を調製した。
(実施例135)
化合物75の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−クロロ−2−フルオロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物75を調製した。
(実施例136)
化合物60の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−クロロベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物60を調製した。
(実施例137)
化合物214の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、臭化プロピルを工程Gで用い、化合物214を調製した。
(実施例138)
化合物215の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、臭化ブチルを工程Gで用い、化合物215を調製した。
(実施例139)
化合物216の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、メトキシメチルクロリドを工程Gで用い、化合物216を調製した。
(実施例140)
化合物97の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび2−クロロ−5−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物97を調製した。
(実施例141)
化合物10の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、シクロプロピルメチルブロミドを工程Gで用い、化合物10を調製した。
(実施例142)
化合物54の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、3−メトキシベンジルブロミドを工程Gで用い、化合物54を調製した。
(実施例143)
化合物40の調製
Figure 0005249344
実施例6に記載の方法を用い、化合物54から化合物40を調製した。
(実施例144)
化合物104の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、(使用する場合)、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、2−tert−ブトキシカルボニルアミノピリジン−4−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物104を調製した。
(実施例145)
化合物39の調製
Figure 0005249344
実施例6に記載の方法を用い、化合物212から化合物39を調製した。
(実施例146)
化合物101の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、34とメタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物101を調製した。
(実施例147)
化合物122の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物202とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物122を調製した。
(実施例148)
化合物50の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物7とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物50を調製した。
(実施例149)
化合物105の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物41とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物105を調製した。
(実施例150)
化合物37の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物127とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物37を調製した。
(実施例151)
化合物111の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物111を調製した。このようにして得られた生成物を、実施例2に開示した方法にしたがって、メタンスルホンアミドと反応させ、化合物111を得た。
(実施例152)
化合物4の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物4を調製した。
(実施例153)
化合物217の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物217を調製した。
(実施例154)
化合物218の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物218を調製した。
(実施例155)
化合物28の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物28を調製した。
(実施例156)
化合物14の調製
Figure 0005249344
実施例4に記載の方法を用い、化合物28から化合物14を調製した。
(実施例157)
化合物219の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、2−フルオロ−5−ニトロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物219を調製した。
(実施例158)
化合物220の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−アミノメチル−1−tert−ブトキシカルボニルピロリジンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物220を調製した。
(実施例159)
化合物221の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび4−アミノメチル−1−tert−ブトキシカルボニルピペリジンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物221を調製した。
(実施例160)
化合物222の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−アミノメチル−1−tert−ブトキシカルボニルピペリジンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物222を調製した。
(実施例161)
化合物16の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用いることによって、化合物16を調製した。
(実施例162)
化合物49の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用いることによって、化合物49を調製した。
(実施例163)
化合物42の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用いることによって、化合物42を調製した。
(実施例164)
化合物32の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを、工程A、工程B、工程Cで用い、5−アミノ−3−(4−メトキシベンジル)−3H−イミダゾール−4−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、工程Fで、マイクロ波反応器中、トリフルオロ酢酸を120℃で30分間用いることによって、化合物32を調製した。これにより、中間体のニトロ化合物が得られ、続いて、このニトロ化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、アミノ化合物32を得た。
(実施例165)
化合物223の調製
Figure 0005249344
実施例3に記載の方法を用い、5−アミノテトラゾールを用いて、化合物218から化合物223を調製した。
(実施例166)
化合物92の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、ベンゼンスルホンアミドを用いて、化合物4から化合物92を調製した。
(実施例167)
化合物224の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用いることによって、化合物224を調製した。これにより、中間体のベンジルニトロ化合物が得られ、続いて、このベンジルニトロ化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、中間体のベンジルアミノを得た。次いで、得られたベンジルアミノ中間体を、実施例3に記載の方法にしたがって、tert−ブトキシカルボニルアミノ酢酸と反応させ、化合物224を得た。
(実施例168)
化合物15の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノニコチン酸メチルエステルを工程Dで用いることによって、化合物15を調製した。これにより、中間体のベンジルニトロ化合物が得られ、続いて、このベンジルニトロ化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、ベンジルアミノ化合物15を得た。
(実施例169)
化合物225の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび4−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物225を調製した。
(実施例170)
化合物45の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用いることによって、化合物45を調製した。これにより、中間体のベンジルニトロ化合物が得られ、続いて、このベンジルニトロ化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、中間体のベンジルアミノを得た。次いで、得られたベンジルアミノ中間体を、実施例3に記載の方法にしたがって、酢酸と反応させ、化合物45を得た。
(実施例171)
化合物226の調製
Figure 0005249344
実施例3に記載の方法を用い、(メチルアミンを用いる場合)実施例4に記載の方法を用い、5−クロロ−3−(2,4−ジオキソ−1,4−ジヒドロ−2H−キナゾリン−3−イル)−1−(3−ニトロベンジル)−1H−インドール−2−カルボン酸B155から、化合物226を調製した。
(実施例172)
化合物227の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例3に記載の方法を用い、化合物28と、メチルアミンとを反応させることによって、化合物227を調製した。これにより、中間体のアミド化合物が得られ、次いで、このアミド化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物229を得た。
(実施例173)
化合物228の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例3に記載の方法を用い、化合物28と、シクロプロピルメチルアミンとを反応させることによって、化合物228を調製した。これにより、中間体のアミド化合物が得られ、次いで、このアミド化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物228を得た。
(実施例174)
化合物229の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例3に記載の方法を用い、化合物28と、シクロプロピルアミンとを反応させることによって、化合物229を調製した。これにより、中間体のアミド化合物が得られ、次いで、このアミド化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物229を得た。
(実施例175)
化合物230の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例3に記載の方法を用い、化合物28と、イソプロピルアミンとを反応させることによって、化合物230を調製した。これにより、中間体のアミド化合物が得られ、次いで、このアミド化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物230を得た。
(実施例176)
化合物231の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例3に記載の方法を用い、化合物28と、アンモニアとを反応させることによって、化合物231を調製した。これにより、中間体のアミド化合物が得られ、次いで、このアミド化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物231を得た。
(実施例177)
化合物115の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物115を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、メタンスルホンアミドと反応させ、化合物115を得た。
(実施例178)
化合物106の調製
Figure 0005249344
実施例4に記載の方法を用い、化合物115を還元することによって、化合物106を調製した。
(実施例179)
化合物123の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物123を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法に従い、ベンゼンスルホンアミドと反応させた。このようにして得た化合物を、次に、実施例4に記載の方法によって還元し、化合物123を得た。
(実施例180)
化合物121の調製
Figure 0005249344
最初に、実施例1に示した方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物121を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、tert−ブタンスルホンアミドと反応させた。続いて、得られたtert−ブチルアシルスルホンアミド化合物を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物121を得た。
(実施例181)
化合物69の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物69を調製した。
(実施例182)
化合物31の調製
Figure 0005249344
実施例4に記載の方法を用い、化合物69から化合物31を調製した。
(実施例183)
化合物73の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物73を調製した。
(実施例184)
化合物36の調製
Figure 0005249344
実施例4に記載の方法を用い、化合物73から化合物36を調製した。
(実施例185)
化合物53の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、工程Fで、マイクロ波反応器中、トリフルオロ酢酸を120℃で30分間用いることによって、化合物53を調製した。
(実施例186)
化合物24の調製
Figure 0005249344
実施例4に記載の方法を用い、化合物53から化合物24を調製した。
(実施例187)
化合物232の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびフェネチルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物232を調製した。
(実施例188)
化合物233の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびフェネチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物233を調製した。
(実施例189)
化合物20の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物20を調製した。
(実施例190)
化合物23の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物23を調製した。
(実施例191)
化合物234の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物234を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例3に記載の方法を用い、ジエチルアミンと反応させた。続いて、得られたジメチルアミノ中間体を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物234を得た。
(実施例192)
化合物235の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物235を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例3に記載の方法を用い、2−(メトキシエチル)アミンと反応させた。続いて、得られたジメチルアミノ中間体を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物235を得た。
(実施例193)
化合物236の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物236を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例3に記載の方法を用い、アニリンと反応させた。次いで、得られたジメチルアミノ中間体を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物236を得た。
(実施例194)
化合物237の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物237を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、2−ブロモベンゼンスルホンアミドと反応させ、化合物237を得た。
(実施例195)
化合物238の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物238を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、4−メトキシベンゼンスルホンアミドと反応させ、化合物238を得た。
(実施例196)
化合物94の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物23とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物94を調製した。
(実施例197)
化合物62の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物62を調製した。
(実施例198)
化合物70の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物70を調製した。
(実施例199)
化合物46の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物46を調製した。
(実施例200)
化合物91の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物20とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物91を調製した。
(実施例201)
化合物111の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物62とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物111を調製した。
(実施例202)
化合物113の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物70とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物111を調製した。
(実施例203)
化合物107の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物46とメタンスルホンイミドとを反応させることによって、化合物107を調製した。
(実施例204)
化合物109の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物109を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、メタンスルホンアミドと反応させ、化合物109を得た。
(実施例205)
化合物82の調製
Figure 0005249344
実施例2に示す方法を用い(メタンスルホンアミドを使用する場合)、そして実施例4に示す方法を用い、化合物28から化合物82を調製した。
(実施例206)
化合物100の調製
Figure 0005249344
実施例2に示す方法を用い(メタンスルホンアミドを使用する場合)、そして実施例4に示す方法を用い、化合物69から化合物100を調製した。
(実施例207)
化合物102の調製
Figure 0005249344
実施例2に示す方法を用い(メタンスルホンアミドを使用する場合)、実施例4に示す方法を用い、化合物73から化合物102を調製した。
(実施例208)
化合物116の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)ベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物116を調製した。
(実施例209)
化合物239の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3−トリフルオロメトキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物239を調製した。
(実施例210)
化合物240の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物138と、2−シアノベンゼンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物240を調製した。
(実施例211)
化合物125の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物116と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物125を調製した。
(実施例212)
化合物124の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物241と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物124を調製した。
(実施例213)
化合物108の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物108を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、メタンスルホンアミドと反応させて中間体化合物を得て、続いて、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物108を得た。
(実施例214)
化合物86の調製
Figure 0005249344
最初に実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物86を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、メタンスルホンアミドと反応させて中間体化合物を得て、続いて、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物86を得た。
(実施例215)
化合物30の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよびチオフェン−2−イル−メチルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物30を調製した。
(実施例216)
化合物99の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物30と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物99を調製した。
(実施例217)
化合物268の調製
Figure 0005249344
工程Fに記載の方法を用い、マイクロ波反応器中、トリフルオロ酢酸を120℃で30分間用い、化合物212から化合物268を調製した。
(実施例218)
化合物18の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよびフラン−2−イル−メチルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物18を調製した。
(実施例219)
化合物90の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物18と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物90を調製した。
(実施例220)
化合物25の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよびベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物25を調製した。
(実施例221)
化合物72の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3,4−メチレンジオキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物72を調製した。
(実施例222)
化合物114の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物72と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物124を調製した。
(実施例223)
化合物88の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび2,3−ジメトキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物88を調製した。
(実施例224)
化合物120の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、メタンスルホンアミドを用いて、化合物88から化合物120を調製した。
(実施例225)
化合物87の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび3,5−ジメトキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物87を調製した。
(実施例226)
化合物119の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、メタンスルホンアミドを用いて、化合物87から化合物119を調製した。
(実施例227)
化合物83の調製
Figure 0005249344
実施例6に記載の方法を用い、化合物20から化合物83を調製した。
(実施例228)
化合物38の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物38を調製した。これにより、中間体化合物が得られ、次いで、この中間体化合物を、実施例2に記載の方法を用い、2−tert−ブトキシカルボニルアミノピリジン−4−イル−メチルブロミドと反応させた。続いて、この反応で得られた生成物を、実施例3に記載の方法を用い、化合物38に変換した。
(実施例229)
化合物29の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよびチオフェン−3−イル−メチルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物29を調製した。
(実施例230)
化合物98の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物29と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物98を調製した。
(実施例231)
化合物19の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよびフラン−3−イル−メチルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物19を調製した。
(実施例232)
化合物89の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物19と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物89を調製した。
(実施例233)
化合物85の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルおよび2,3−エチレンジオキシベンジルアミンを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物85を調製した。
(実施例234)
化合物118の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物85と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物118を調製した。
(実施例235)
化合物242の調製
Figure 0005249344
実施例6に記載の方法を用い、化合物91から化合物242を調製した。
(実施例236)
化合物103の調製
Figure 0005249344
実施例6に記載の方法を用い、化合物109から化合物103を調製した。
(実施例237)
化合物243の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、グリシンメチルエステルを工程Dで用い、化合物243を調製した。
(実施例238)
化合物244の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−メトキシベンジルアミンを工程Aで用い、3−アミノプロピオン酸メチルを工程Dで用い、化合物244を調製した。
(実施例239)
化合物63の調製
Figure 0005249344
実施例5に記載の方法を用い、2−フルオロ−5−トリフルオロメチルベンゾニトリルを工程Aで用い、4−アミノチオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、5−ニトロフラン−2−イル−メチルブロミドを工程Gで用い、化合物63を調製した。
(実施例240)
化合物269の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよび3−ニトロベンジルアミンを工程Aで使用し、−アミノ−3−(4−メトキシベンジル)−3H−イミダゾール−4−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、工程Fで、マイクロ波反応器中、トリフルオロ酢酸を120℃で30分間用いることによって、化合物269を調製した。次いで、得られた生成物のニトロ基を、実施例4に記載の方法を用いて還元し、化合物269を得た。
(実施例241)
化合物245の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、2−フルオロ−5−ニトロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物245を調製した。5−ニトロ基の還元を、エタノール中、塩化第一スズを用いて行い、対応する5−アミノインドール中間体を得た。5−アミノ基のジメチル化を、メタノール:酢酸(9:1、v/v)中、ホルムアルデヒド水溶液(37%(w/w)、10当量)およびMP−シアノ水素化ホウ素樹脂(2.42mmol/g、1.5当量)を用い、室温で約15時間行った。
(実施例242)
化合物84の調製
Figure 0005249344
実施例1に示した方法を用い、工程Aで、2−フルオロ−5−ニトロベンゾニトリルと、3−ニトロベンジルアミンとを反応させることによって、化合物84を調製した。工程Bから工程Eの後、エタノール中、塩化第一スズを用いて3−ニトロベンジル中間体を還元し、対応する5−アミノインドール中間体を得た。5−アミノ基のジメチル化を、メタノール:酢酸(9:1、v/v)中、ホルムアルデヒド水溶液(37%(w/w)、10当量)およびMP−シアノ水素化ホウ素樹脂(2.42mmol/g、1.5当量)を用い、室温で約15時間行った。
(実施例243)
化合物246の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、アントラニル酸メチルを工程Dで用い、化合物246を調製した。
(実施例244)
化合物247の調製
Figure 0005249344
実施例3に記載の方法を用い、化合物246と、アンモニアとを反応させることによって、化合物247を調製した。
(実施例245)
化合物250の調製
Figure 0005249344
実施例3に記載の方法を用い、化合物246と、モルホリンとを反応させることによって、化合物250を調製した。
(実施例246)
化合物249の調製
Figure 0005249344
実施例3に記載の方法を用い、化合物246と、ピペラジンとを反応させることによって、化合物249を調製した。
(実施例247)
化合物270の調製
Figure 0005249344
実施例3に記載の方法を用い、化合物246と、グリシンtert−ブチルエステルとを反応させることによって、化合物270を調製した。
(実施例248)
化合物9の調製
Figure 0005249344
実施例2に記載の方法を用い、化合物246と、メタンスルホンアミドとを反応させることによって、化合物98を調製した。
(実施例249)
化合物251の調製
Figure 0005249344
実施例1に記載の方法を用い、5−クロロ−2−フルオロベンゾニトリルおよびメチルアミンを工程Aで用い、4−アミノ−チオフェン−3−カルボン酸メチルエステルを工程Dで用い、化合物251を調製した。
(実施例250)
HCV NS5Bポリメラーゼ阻害アッセイ
D−RNAまたはDCoHとして知られるin vitroで転写されたヘテロポリマーRNAは、HCV NS5Bポリメラーゼの有効なテンプレートであることが示されている(S.−E.Behrensら、EMBO J.15:12−22(1996);国際公開第96/37619号)。名称DCoH75の、化学合成された75マーのバージョンは、配列がD−RNAの3’末端と一致しており、DCoH75ddCは、DCoH75の3’末端のシチジンが、ジデオキシチジンと置き換わっており、これらの物質を、Ferrariら、12th International Symposium on HCV and Related Viruses、P−306(2005)に記載されているように、NS5B酵素活性をアッセイするのに使用した。可溶性のC末端21アミノ酸を欠いたNS5B酵素形態(NS5BDeltaCT21)を、Ferrariら、J.Virol、73:1649−1654(1999)に記載されているように、C末端がポリヒスチジンでタグ化された融合タンパク質として大腸菌から産生し、精製した。典型的なアッセイは、20mM Hepes(pH7.3)、10mM MgCl、60mM NaCl、100μg/ml BSA、20単位/mlのRNasin、7.5mM DTT、0.1μM ATP/GTP/UTP、0.026μM CTP、0.25mM GAU、0.03μM RNAテンプレート、20μCi/ml[33P]−CTP、2% DMSO、および30nMまたは150nMのNS5B酵素を含んでいた。反応物を22℃で2時間インキュベーションし、次いで、150mM EDTAを加えて反応を停止させ、DE81フィルタープレートにおいて0.5M 第二リン酸ナトリウム緩衝液(pH7.0)中で洗浄し、シンチレーションカクテルを加えた後にPackard TopCountで計測した。放射能標識されたCTPの組込みによってポリヌクレオチド合成を監視した。種々の濃度のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を、典型的には、10段階の2倍希釈物をアッセイ混合物に加えることによって、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体がポリメラーゼ活性に与える影響を評価した。インドール誘導体の開始濃度は、200μM〜1μMであった。阻害剤のIC50値は、ポリメラーゼ活性を50%阻害する化合物濃度であると定義され、この値を、Hill式 Y=100/(1+10^((LogIC50−X)*HillSlope))にデータ(cpm)をあてはめることによって決定した。式中、Xは、化合物濃度の対数であり、Yは、阻害率(%)である。Ferrariら、12th International Symposium on HCV and Related Viruses、P−306(2005)には、このアッセイの手順が詳細に記載されている。上述のようなアッセイは例示的であり、本発明の範囲を限定するものではないことを注記しておくべきである。当業者は、本発明で記載の化合物および組成物の効力について同じ結果が得られる同様のアッセイを開発するために、限定されないが、RNAテンプレート、プライマー、ヌクレオチド、NS5Bポリメラーゼの形態、緩衝液の組成を含む改変がなされてもよいことを理解するであろう。
選択したヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体のNS5Bポリメラーゼ阻害データは、上述の方法を用いて得られ、IC50の計算値は、約1μM〜約14000μMの範囲であった。
(実施例251)
細胞を用いるHCVレプリコンアッセイ
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の細胞ベースの抗HCV活性を測定するために、レプリコン細胞を、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体が存在する条件下で、96ウェルのコラーゲンIでコーティングされたNuncプレートに5000細胞/ウェルで接種した。種々の濃度のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体では、典型的には、10段階の2倍希釈物をアッセイ混合物に加え、その化合物の開始濃度は、250uM〜1uMであった。アッセイ培地中でのDMSOの最終的な濃度は0.5%であり、胎児ウシ血清は5%であった。3日目に、1倍の細胞溶解緩衝液(Ambion カタログ番号8721)を加えることによって細胞を集めた。リアルタイムPCR(Taqmanアッセイ)を用い、レプリコンRNAレベルを測定した。アンプリコンは、5Bに存在していた。PCRプライマーは、5B.2F、ATGGACAGGCGCCCTGA;5B.2R、TTGATGGGCAGCTTGGTTTCであり、プローブの配列は、FAM標識されたCACGCCATGCGCTGCGGであった。GAPDH RNAを内部コントロールとして使用し、製造業者(PE Applied Biosystem)が推奨するプライマーと、VIC標識されたプローブとを用い、NS5B(マルチプレックスPCR)と同じ反応で増幅させた。リアルタイムRT−PCR反応は、ABI PRISM 7900HT Sequence Detection Systemで、以下のプログラムを用いて行った:48℃で30分間、95℃で10分間、次いで、95℃で15秒間の後に60℃で1分間を40サイクル。試験化合物の濃度に対し、ΔCT値(CT5B−CTGAPDH)をプロットし、XLfit4(MDL)を用い、S字状の用量−反応モデルに適合させた。EC50を、所定のベースラインに対しΔCT=1が得られるのに必要な阻害剤の濃度であると定義し、EC90は、そのベースラインに対し、ΔCT=3.2が得られるのに必要な濃度であると定義した。または、レプリコンRNAの絶対量を定量するために、Taqmanアッセイにおいて、レプリコンRNAのT7転写物を順次希釈したものを含めることによって標準曲線を確率した。あらゆるTaqman試薬は、PE Applied Biosystemsから得た。このようなアッセイの手順は、例えば、Malcolmら、Antimicrobial Agents and Chemotherapy 50:1013−1020(2006)に詳細に記載されている。
選択したヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体に関するHCV レプリコンアッセイデータは、上述の方法を用いることで得られ、EC50の計算値は、約1μM〜約14000μMの範囲であった。
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の使用
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、患者のウイルス感染およびウイルスに関連する障害を処置または予防するためのヒト用医薬および動物用医薬に有用である。本発明によれば、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を、ウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防することが必要な患者に投与することができる。
したがって、ある実施形態では、本発明では、有効量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、患者のウイルス感染を処置する方法を提供する。別の実施形態では、本発明は、有効量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、患者のウイルスに関連する障害を処置する方法を提供する。
ウイルス感染の処置または予防
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を、ウイルス感染を処置または予防するために使用することができる。ある実施形態では、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、ウイルス複製の阻害剤であってもよい。特定の実施形態では、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、HCV複製の阻害剤であってもよい。したがって、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、HCVポリメラーゼのようなウイルスの活性に関連するウイルス性疾患および障害を処置するのに有用である。
本方法を用いて処置または予防され得るウイルス感染の例としては、限定されないが、A型肝炎の感染、B型肝炎の感染、およびC型肝炎の感染が挙げられる。
ある実施形態では、ウイルス感染は、C型肝炎の感染である。
ある実施形態では、C型肝炎の感染は、急性C型肝炎である。別の実施形態では、C型肝炎の感染は、慢性C型肝炎である。
本発明の組成物および組み合わせは、任意のHCV遺伝子型に関連する感染を患う患者を処置するのに有用であり得る。Hollandら、Pathology、30(2):192−195(1998)に記載されているように、HCVのタイプおよびサブタイプによって、抗原性、ウイルス血症のレベル、生じた疾患の重症度、インターフェロン治療に対する応答が異なることがある。Simmondsら、J Gen Virol、74(Pt11):2391−2399(1993)に記載されている体系は、広く使用されており、分離株を1〜6の主要な6種類の遺伝子型に分類しており、この遺伝子型は、2種類以上の関連するサブタイプに分けられている(例えば、1a、1b)。さらなる遺伝子型7〜10、11が提案されているが、上述の分類がベースとしている系統発生の原則は疑問視されており、したがって、7型、8型、9型および11型の分離株は、6型に再分類されており、10型の分離株は、3型に再分類されている(Lamballerieら、J Gen Virol、78(Pt1):45−51(1997))を参照)。主要な遺伝子型は、NS−5領域について配列決定した場合、55〜72%(平均64.5%)の配列類似性を有することがわかっており、これらのタイプ内のサブタイプでは、75%〜86%(平均80%)の配列類似性を有することがわかっている(Simmondsら、J Gen Virol、75(Pt5):1053−1061(1994))を参照)。
ウイルスに関連する障害の処置または予防
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を、ウイルスに関連する障害の処置または予防に使用することができる。したがって、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、ウイルスの活性に関連する障害(例えば、肝臓の炎症または肝硬変)を処置するのに有用である。ウイルスに関連する障害としては、RNA依存性ポリメラーゼに関連する障害、HCV感染に関連する障害が挙げられるが、これらに限定されない。
RNA依存性ポリメラーゼに関連する障害の処置または予防
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、患者のRNA依存性ポリメラーゼ(RdRp)に関連する障害を処置または予防するのに有用である。このような障害としては、感染性ウイルスが、RdRp酵素を含むウイルス感染が挙げられる。
したがって、ある実施形態では、本発明は、有効量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、患者におけるRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置する方法を提供する。
HCV感染に関連する障害の処置または予防
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、HCV感染に関連する障害を処置または予防するのにも有用な場合がある。このような障害の例としては、限定されないが、肝硬変、門脈圧亢進症、腹水症、骨の痛み、静脈瘤、黄疸、肝性脳症、甲状腺炎、晩発性皮膚ポルフィリン症、クリオグロブリン血症、糸球体腎炎、乾燥症候群、血小板減少症、扁平苔癬、および糖尿病が挙げられる。
したがって、ある実施形態では、本発明は、治療的に有効な量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、患者のHCVに関連する障害を処置する方法を提供する。
組み合わせ治療
別の実施形態では、ウイルス感染を処置または予防するための本発明は、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体ではない1つ以上の追加の治療薬剤を投与することをさらに含んでもよい。
ある実施形態では、追加の治療薬剤は、抗ウイルス剤である。
別の実施形態では、追加の治療薬剤は、免疫調整剤、例えば、免疫抑制剤である。
したがって、ある実施形態では、本発明は、(i)少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルもしくはプロドラッグと、(ii)少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体以外である抗ウイルス剤とを、患者に投与する工程を含む、患者のウイルス感染を処置する方法を提供し、ここで、投与量は、ともに、ウイルス感染を処置または予防するのに有効な量である。
本発明の組み合わせ治療を患者に投与するとき、この組み合わせにおける治療薬、またはこの治療薬を含む1種類以上の医薬組成物を、任意の順序(例えば、連続して、併用して、合わせて、同時に、など)のように投与してもよい。このような組み合わせ治療における種々の活性物質の量は、異なる量(異なる投薬量)であってもよく、同じ量(同じ投薬量)であってもよい。したがって、非限定的な説明目的のために、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、追加の治療薬剤とが、1種類の投薬単位(例えば、カプセル、錠剤など)に所定の量(投薬量)で存在してもよい。固定量の2種類の異なる活性化合物を含むこのような1種類の投薬形態の市販例は、VYTORIN(登録商標)(Merck Schering−Plough Pharmaceuticals(ケニルワース、ニュージャージー)から入手可能)である。
ある実施形態では、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を、追加の抗ウイルス剤(複数可)が予防効果または治療効果を発揮している間に投与するか、その逆に、追加の抗ウイルス剤(複数可)を、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体が予防効果または治療効果を発揮している間に投与する。
別の実施形態では、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、追加の抗ウイルス剤(複数可)とを、ウイルス感染を処置するためにこれらの薬剤を単剤療法で使用する場合に一般的に使用する投薬量で投与する。
別の実施形態では、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、追加の抗ウイルス剤(複数可)とを、ウイルス感染を処置するためにこれらの薬剤を単剤療法で使用する場合に一般的に使用する投薬量よりも少ない投薬量で投与する。
さらに別の実施形態では、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、追加の抗ウイルス剤(複数可)とが、相乗的に作用し、これらを、ウイルス感染を処置するためにこれらの薬剤を単剤療法で使用する場合に一般的に使用する投薬量よりも少ない投薬量で投与する。
ある実施形態では、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、追加の抗ウイルス剤(複数可)とが、同じ組成物中に存在する。ある実施形態では、この組成物は、経口投与に適している。別の実施形態では、この組成物は、静脈内投与に適している。
本発明の組み合わせ治療法を用いて処置または予防することができるウイルス感染症およびウイルスに関連する障害としては、上に列挙したものが挙げられるが、これらに限定されない。
ある実施形態では、ウイルス感染症は、HCV感染症である。
少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、追加の抗ウイルス剤(複数可)とは、相加的または相乗的に作用する場合がある。相乗的組み合わせによって、組み合わせ治療の1つ以上の薬剤のより低い投薬量および/または組み合わせ治療の1つ以上の薬剤のより低い頻度の投与の使用を可能にする。1つ以上の薬剤の投薬量を下げるか、または投与頻度を下げることで、治療効果を低下させることなく、治療薬の毒性を低下させることができる。
ある実施形態では、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、追加の抗ウイルス剤(複数可)とを投与し、これらの薬剤に対するウイルス感染の抵抗性を阻害してもよい。
本組成物および本方法で有用な他の治療薬の非限定的な例としては、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤が挙げられる。
ある実施形態では、他の抗ウイルス剤は、ウイルスプロテアーゼ阻害剤である。
別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、HCVプロテアーゼ阻害剤である。
別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、インターフェロンである。
さらに別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、ウイルス複製阻害剤である。
別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、アンチセンス薬である。
別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、治療用ワクチンである。
さらなる実施形態では、他の抗ウイルス剤は、ビリオン産生阻害剤である。
別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、抗体治療薬である。
別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、プロテアーゼ阻害剤と、ポリメラーゼ阻害剤とを含む。
さらに別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、プロテアーゼ阻害剤と、免疫抑制薬とを含む。
さらに別の実施形態では、他の抗ウイルス剤は、ポリメラーゼ阻害剤と、免疫抑制薬とを含む。
さらなる実施形態では、他の抗ウイルス剤は、プロテアーゼ阻害剤と、ポリメラーゼ阻害剤と、免疫抑制薬とを含む。
別の実施形態では、他の薬剤は、リバビリンである。
本方法および本組成物で有用なHCVポリメラーゼ阻害剤としては、VP−19744(Wyeth/ViroPharma)、HCV−796(Wyeth/ViroPharma)、NM−283(Idenix/Novartis)、R−1626(Roche)、MK−0608(Merck)、A848837(Abbott)、GSK−71185(Glaxo SmithKline)、XTL−2125(XTL Biopharmaceuticals)、およびNiら、Current Opinion in Drug Discovery and Development、7(4):446(2004);Tanら、Nature Reviews、1:867(2002);およびBeaulieuら、Current Opinion in Investigational Drugs、5:838(2004)に開示されているものが挙げられるが、これらに限定されない。
本方法および本組成物で有用なインターフェロンとしては、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、インターフェロンアルファコン−1およびPEG−インターフェロンα結合体が挙げられるが、これらに限定されない。「PEG−インターフェロンα結合体」は、インターフェロンα分子が、PEG分子に共有結合したものである。例示的なPEG−インターフェロンα結合体としては、ペグ化インターフェロンα−2a(例えば、商品名Pegasys(商標)で販売)の形態で、インターフェロンα−2a(Roferon(商標)、Hoffman La−Roche、ナットレー、ニュージャージー)、ペグ化インターフェロンα−2b(例えば、商品名PEG−Intron(商標)で販売)の形態で、インターフェロンα−2b(Intron(商標)、Schering−Plough Corporation製)、インターフェロンα−2c(Berofor Alpha(商標)、Boehringer Ingelheim、Ingelheim、ドイツ)、インターフェロンα融合ポリペプチド、または天然に存在するインターフェロンαのコンセンサス配列を決定することによって定義されるコンセンサスインターフェロン(Infergen(商標)、Amgen、Thousand Oaks、カリフォルニア)が挙げられる。
本方法および本組成物で有用な抗体治療薬としては、IL−10に特異的な抗体(例えば、米国特許出願公開第2005/0101770号に開示されているもの、ヒト化12G8(ヒトIL−10に対するヒト化モノクローナル抗体)、ヒト化12G8の軽鎖および重鎖をコードする核酸を含有するプラスミドは、American Type Culture Collection(ATCC)に、それぞれ寄託番号PTA−5923およびPTA−5922で寄託されている)など)が挙げられるが、これらに限定されない。本方法および本組成物で有用なウイルスプロテアーゼ阻害剤としては、NS3セリンプロテアーゼ阻害剤(限定されないが、米国特許第7,012,066号、同第6,914,122号、同第6,911,428号、同第6,846,802号、同第6,838,475号、同第6,800,434号、同第5,017,380号、同第4,933,443号、同第4,812,561号および同第4,634,697号、および米国特許出願公開第20020160962号、同第20050176648号および同第20050249702号に開示されているもの)、HCVプロテアーゼ阻害剤(例えば、SCH503034(Schering−Plough)、VX−950(Vertex)、GS−9132(Gilead/Achillion)、ITMN−191(InterMune/Roche))、アンプレナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、インジナビル、ロピナビル、リトナビル、ネルフィナビル、サキナビル、チプラナビルおよびTMC114が挙げられるが、これらに限定されない。
本方法および本組成物で有用なウイルス複製阻害剤としては、NS3ヘリカーゼ阻害剤、NS5A阻害剤、リバビリン、ビラミジン、A−831(Arrow Therapeutics)、アンチセンス薬または治療用ワクチンが挙げられるが、これらに限定されない。
ある実施形態では、本方法および本組成物で有用なウイルス複製阻害剤としては、NS3ヘリカーゼ阻害剤またはNS5A阻害剤が挙げられるが、これらに限定されない。
本方法で有用なプロテアーゼ阻害剤の例としては、HCVプロテアーゼ阻害剤およびNS−3セリンプロテアーゼ阻害剤が挙げられるが、これらに限定されない。
本方法で有用なHCVプロテアーゼ阻害剤の例としては、Landroら、Biochemistry、36(31):9340−9348(1997);Ingallinellaら、Biochemistry、37(25):8906−8914(1998);Llinas−Brunetら、Bioorg Med Chem Lett、8(13):1713−1718(1998);Martinら、Biochemistry、37(33)11459−11468(1998);Dimasiら、J Virol、71(10):7461−7469(1997);Martinら、Protein Eng、10(5):607−614(1997);Elzoukiら、J Hepat,27(1):42−48(1997);BioWorld Today、9(217):4(1998年11月10日);および国際公開番号、国際公開第98/14181号;国際公開第98/17679号、国際公開第98/17679号、国際公開第98/22496号および国際公開第99/07734号に開示されているものが挙げられるが、これらに限定されない。
本方法で有用なプロテアーゼ阻害剤のさらなる例は含むが、限定されない。
本発明で有用な他の治療薬剤のさらなる例としては、Levovirin(商標)(ICN Pharmaceuticals、コスタメサ、カリフォルニア)、VP 50406(商標)(Viropharma、Incorporated、Exton、ペンシルバニア)、ISIS 14803(商標)(ISIS Pharmaceuticals、Carlsbad、カリフォルニア)、Heptazyme(商標)(Ribozyme Pharmaceuticals、ボールダー、コロラド)、VX−950(商標)(Vertex Pharmaceuticals、ケンブリッジ、マサチューセッツ)、Thymosin(商標)(SciClone Pharmaceuticals、サンマテオ、カリフォルニア)、Maxamine(商標)(Maxim Pharmaceuticals、サンディエゴ、カリフォルニア)、NKB−122(JenKen Bioscience Inc.、ノースカロライナ)、ミコフェノール酸モフェチル(Hoffman−LaRoche、ナットレー、ニュージャージー)が挙げられるが、これらに限定されない。
ウイルス感染を処置または予防するための、本発明の組み合わせ治療で使用する他の薬剤の投薬量および投薬計画は、添付文書に書かれた承認済の投薬量および投薬計画、患者の年齢、性別および全身の健康状態、ウイルス感染または関連する疾患または障害の種類および重症度を考慮に入れて、主治医が決定することができる。組み合わせて投与する場合、上に列挙した疾患または状態を処置するために、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体(複数可)と、他の薬剤(複数可)とを同時に(すなわち、同じ組成物に入れて、または別個の組成物に入れて次々と)投与してもよく、または連続して投与してもよい。この方法は、この組み合わせの成分を異なる投薬スケジュールで与える場合(例えば、ある成分を1日に1回投与し、別の成分を6時間ごとに投与する場合)、または好ましい医薬組成物が異なる場合(例えば、あるものは錠剤であり、あるものはカプセルである)、特に有用である。したがって、別個の投薬形態を含むキットが有益である。
一般的に、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を少なくとも1つと、さらなる抗ウイルス剤(複数可)との1日の合計投薬量は、組み合わせ治療として投与する場合、治療の標的、患者および投与経路によって変えることが必要な場合もあるが、約0.1〜約2000mg/日の範囲であってよい。ある実施形態では、投薬量は、約10〜約500mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。別の実施形態では、投薬量は、約1〜約200mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。さらに別の実施形態では、投薬量は、約1〜約100mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。さらに別の実施形態では、投薬量は、約1〜約50mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。さらなる実施形態では、投薬量は、約1〜約20mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。別の実施形態では、投薬量は、約500〜約1500mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。さらに別の実施形態では、投薬量は、約500〜約1000mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。さらに別の実施形態では、投薬量は、約100〜約500mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。
ある実施形態では、他の治療薬剤がINTRON−Aインターフェロンα2b(Schering−Plough Corp.から市販されている)である場合、この薬剤を、処置開始時から24週間または48週間にわたって、3MIU(12mcg)/0.5mL/TIWを皮下注射によって投与する。
別の実施形態では、他の治療薬剤が、ペグ化されたPEG−INTRONインターフェロンα2b(Schering−Plough Corp.から市販されている)である場合、この薬剤を、少なくとも24週間にわたって、1.5mcg/kg/週の量で、40〜150mcg/週の範囲内で皮下注射によって投与する。
別の実施形態では、他の治療薬剤が、ROFERON Aインターフェロンα2a(Hoffmann−La Rocheから市販されている)である場合、この薬剤を、少なくとも48週間〜52週間にわたって、3MIU(11.1mcg/mL)/TIWの量で皮下注射または筋肉注射によって投与するか、または12週間にわたって6MIU/TIWの量で、次いで36週間にわたって3MIU/TIWの量で皮下注射または筋肉注射によって投与する。
さらに別の実施形態では、他の治療薬剤が、ペグ化されたPEGASUSインターフェロンα2a(Hoffmann−La Rocheから市販されている)である場合、この薬剤を、少なくとも24週間にわたって、週に1回、180mcg/1mLまたは180mcg/0.5mLの量で皮下注射によって投与する。
さらに別の実施形態では、他の治療薬剤が、INFERGENインターフェロンアルファコン−1(Amgenから市販されている)である場合、この薬剤を、最初の処置のときは、9mcg/TIWの皮下注射を24週間、非応答性に対する処置または再発に対する処置のときは、15mcg/TIWまでの量を24週間投与する。
さらなる実施形態では、他の治療薬剤が、Ribavirin(Schering−PloughからREBETOLリバビリンとして市販されているか、またはHoffmann−La RocheからCOPEGUSリバビリンとして市販されている)である場合、この薬剤を、少なくとも24週間にわたって、1日の投薬量が約600〜約1400mg/日の範囲で投与する。
組成物および投与
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、その活性のため、動物用医薬およびヒト医薬で有用である。上述のように、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、ウイルス感染またはウイルスに関連する障害の処置が必要な患者において、ウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置または予防するのに有用である。
患者に投与する場合、医薬的に許容される担体またはビヒクルを含む組成物の一成分としてIDを投与することができる。本発明は、有効量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体と、医薬的に許容される担体とを含む医薬組成物を提供する。本発明の医薬組成物および方法において、活性成分は、典型的に、目的の投与形態(すなわち、経口錠剤、カプセル(固体が充填されているか、半固体が充填されているか、または液体が充填されている)、構成要素となる粉剤、経口ゲル、エリキシル剤、分散可能な顆粒剤、シロップ、懸濁剤など)に対して適切に選択される適切な担体材料と混合した状態で投与され、従来からある医薬実務に適合する状態で投与される。例えば、錠剤またはカプセルの形態で経口投与する場合、活性薬物成分を、任意の経口で毒性のない医薬的に許容される不活性担体(例えば、ラクトース、デンプン、ショ糖、セルロース、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、タルク、マンニトール、エチルアルコール(液体形態)など)と混合してもよい。固体形態の製剤としては、粉剤、錠剤、分散可能な顆粒剤、カプセル、カシェ剤および坐剤が挙げられる。粉剤および錠剤は、約5〜約95%の本発明の組成物で構成されていてもよい。錠剤、粉剤、カシェ剤およびカプセルを、経口投与に適した固体投薬形態として使用してもよい。
さらに、所望な場合、または必要な場合、適切な結合剤、滑沢剤、崩壊剤および着色剤も、混合物に組み込んでもよい。適切な結合剤としては、デンプン、ゼラチン、天然糖、とうもろこし甘味剤(corn sweetner)、天然ゴムおよび合成ゴム(例えば、アカシア)、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコールおよびワックスが挙げられる。滑沢剤としては、これらの投薬形態での使用のために、ホウ酸、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが挙げられる。崩壊剤としては、デンプン、メチルセルロース、グアーゴムなどが挙げられる。適切な場合、甘味剤、香味剤、防腐剤も含んでいてもよい。
液体形態の製剤としては、溶剤、懸濁剤および乳剤が挙げられ、非経口注射液用に、水または水−プロピレングリコール溶液を含んでいてもよい。
液体形態の製剤は、鼻腔内投与用に溶液を含んでいてもよい。
吸入に適したエアロゾル製剤は、溶液および粉末形態の固体を含んでいてもよく、これを、医薬的に許容される担体、例えば、不活性圧縮ガスと組み合わせてもよい。
使用する少し前に、経口投与または非経口投与のための液体形態の製剤に変換することを目的とする、固体形態の製剤も含まれる。このような液体形態としては、溶液、懸濁液およびエマルションが挙げられる。
坐剤を調製する場合、低融点ワックス(例えば、脂肪酸グリセリドの混合物またはカカオ脂)を最初に融解させ、これを攪拌しながら、活性成分を均一に分散させる。次いで、融解した均一混合物を慣習的な大きさの型に注ぎ、冷却し、固化させる。
本発明のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体は、経皮送達可能であってもよい。経皮用組成物は、クリーム、ローション、エアロゾルおよび/またはエマルションの形態であってもよく、この目的のために当該技術分野で常套的なマトリックス型または貯蔵型の経皮パッチ内に含ませてもよい。
さらに、本発明の組成物は、持続性放出形態に調合して、治療効果(すなわち、抗炎症活性など)が最適なものになるように、任意の1つ以上の成分または活性成分の放出速度を制御してもよい。持続性放出に適した投薬形態としては、種々の崩壊速度を有する層を含む層状の錠剤、または活性成分が含浸され、錠剤形態に成形された、放出制御されたポリマーマトリックス、またはそのように含浸されるかもしくはカプセル化された多孔性ポリマーマトリックスを含むカプセルが挙げられる。
ある実施形態では、1つ以上のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を経口投与する。
別の実施形態では、1つ以上のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を静脈投与する。
別の実施形態では、1つ以上のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を局所投与する。
さらに別の実施形態では、1つ以上のヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を舌下投与する。
ある実施形態では、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体を少なくとも1つ含む医薬製剤は、単位投薬形態である。この形態では、製剤は、適切な量の活性成分(例えば、所望の目的を達成するのに有効な量)を含む単位投薬量に小分けされる。
組成物は、それぞれ、従来の混合方法、顆粒化方法またはコーティング方法によって調製することができ、本発明の組成物は、ある実施形態では、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体(複数可)を約0.1%〜約99%(重量%または体積%)含んでいてもよい。種々の実施形態では、本発明の組成物は、ある実施形態では、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体(複数可)を約1%〜約70%(重量%または体積%)、または約5%〜約60%(重量%または体積%)含んでいてもよい。
単位投薬量の製剤に含まれる、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の量は、約0.1mg〜約2000mgの間で変わってもよく、または調整してもよい。種々の実施形態では、この量は、約1mg〜約2000mg、100mg〜約200mg、500mg〜約2000mg、100mg〜約1000mg、1mg〜約500mgである。
簡便化のために、1日の合計投薬量を分割し、望ましい場合には1日の間に何回かに分けて投与してもよい。ある実施形態では、1日の投薬量を1回で投与する。別の実施形態では、1日の合計投薬量を24時間で2回に分けて投与する。別の実施形態では、1日の合計投薬量を24時間で3回に分けて投与する。さらに別の実施形態では、1日の合計投薬量を24時間で4回に分けて投与する。
ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の投与量および投与回数は、患者の年齢、状態および体の大きさ、および処置対象となる症状の重症度のような因子を考慮し、主治医の判断によって調整する。一般的に、ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体の1日の合計投薬量は、治療の標的、患者および投与経路によって変えることが必要な場合もあるが、約0.1〜約2000mg/日である。ある実施形態では、投薬量は、約1〜約200mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。別の実施形態では、投薬量は、約10〜約2000mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。別の実施形態では、投薬量は、約100〜約2000mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。さらに別の実施形態では、投薬量は、約500〜約2000mg/日であり、これを1回で投与するか、または2〜4回に分けて投与する。
本発明の組成物は、本明細書で上に列挙したものから選択される1つ以上の追加の治療薬剤をさらに含んでいてもよい。したがって、ある実施形態では、本発明は、(i)少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または医薬的に許容されるその塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、(ii)ヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体ではない1つ以上の追加の治療薬剤と、(iii)医薬的に許容される担体とを含む組成物を提供し、ここで、この組成物の量は、ともに投与してウイルス感染またはウイルスに関連する障害を処置するのに有効な量である。
キット
ある態様では、本発明は、治療的に有効な量の少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または前記化合物の医薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグと、医薬的に許容される担体、ビヒクルまたは希釈剤とを含むキットを提供する。
別の態様では、本発明は、少なくとも1つのヘテロ環の3位が置換されたインドール誘導体、または前記化合物の医薬的に許容される塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグのある量と、上に列挙した少なくとも1つの追加の治療薬剤のある量とを含むキットを提供し、ここで、2つ以上の成分の量によって、望ましい治療効果が得られる。
本発明は、本発明のいくつかの態様の例示として意図されている実施例に開示されている特定の実施形態によって限定されず、かつ、機能的等価である任意の実施形態は本発明の範囲内にある。実際に、本明細書に示し、記載したものに加え、本発明の種々の改変も当業者には明らかであり、これらの改変も、添付の本特許請求の範囲内にあることを意図している。
いくつかの参考文献を本明細書に引用しており、これらの開示内容全体が本明細書に参照によって組み込まれる。

Claims (41)

  1. 以下の式を有する化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
    Figure 0005249344
    〔式中
    は、結合、−[C(R12−、−[C(R12−O−[C(R12−、−[C(R12−N(R)−[C(R12−、−[C(R12−CH=CH−[C(R12−、−[C(R12−C≡C−[C(R12−または−[C(R12−SO−[C(R12−であり;
    は、−[C(R12−C(O)N(R)SOR11、−[C(R12−C(O)N(R)SO11、−[C(R12−C(O)N(R)SON(R11
    Figure 0005249344
    であり;
    は、
    Figure 0005249344
    であり、
    ここで、前記点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
    、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであり;
    それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
    それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
    10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−O−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−NO、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され、Rが結合である場合、R10は、Hではなく;
    それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSOアルキル、−[C(R12−NHSOシクロアルキル、−[C(R12−NHSOアリール、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
    それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R、−OR、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)、−O−アルキル、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NHC(O)アルキル、−NHSOアルキル、−SOアルキルまたは−SONH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
    それぞれの場合のR20は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであるか、または両方のR20基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し、ここで、シクロアルキル基、シクロヘテロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの基で置換されていてもよく、前記基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され:
    それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであるか、2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
    それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
    それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
    それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
  2. が、−C(O)NHSO11である、請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  3. が、−C(O)NHSON(Rである、請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  4. 11が、アルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシアルキルである、請求項2に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  5. それぞれの場合のRが、独立して、H、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルから選択される、請求項3に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  6. 11が、アルキル、アリールまたはシクロアルキルである、請求項4に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  7. 11が、メチル、エチル、−CHCHNH、−CHCHN(CH、−CHCHCHNH、−CHCHCHN(CH、フェニルまたはシクロプロピルである、請求項6に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  8. が、
    Figure 0005249344
    である、請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  9. が、−[C(R12−である、請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  10. が−CH−であり、R10が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  11. が、結合であり、R10がアルキルである、請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  12. 、RおよびRが、それぞれHであり、Rが、H、ハロまたはハロアルキルである、請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  13. 10が、
    Figure 0005249344
    であり、式中、R13は、H、F、BrまたはClであり;R14は、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO−アルキル、−NO、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH、−SOアルキル、−SONHアルキル、−S−アルキル、−CHNH、−CHOH、−SONH、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
    Figure 0005249344
    は、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のいずれであってもよい、請求項9に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  14. 以下の式を有する請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
    Figure 0005249344
    〔式中、
    は、−[C(R12−であり;
    は、−C(O)NHSO11であり;
    は、
    Figure 0005249344
    であり;
    、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
    10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
    11は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
    それぞれの場合のR12は、H、アルキルまたはハロであるか、2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
    それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
    rは、1〜4の範囲の整数である。〕
  15. が、−CH−であり;
    が、−C(O)NHSO11であり;
    が、
    Figure 0005249344
    であり;
    、RおよびRが、それぞれHであり;
    が、H、アルキル、−O−アルキル、ハロまたはハロアルキルであり;
    10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、これらの置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
    11は、アルキル、アリールまたはシクロアルキルであり;
    それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
    rは、1〜4の範囲の整数である、請求項14に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  16. 10が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、請求項15に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  17. が、Cl、BrまたはCFである、請求項16に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  18. 11が、メチル、エチル、−CHCHNH、−CHCHN(CH、−CHCHCHNH、−CHCHCHN(CH、フェニルまたはシクロプロピルである、請求項17に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  19. 以下の式を有する化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物。
    Figure 0005249344
    〔式中
    は、結合、−[C(R12−、−[C(R12−O−[C(R12−、−[C(R12−N(R)−[C(R12−、−[C(R12−CH=CH−[C(R12−、−[C(R12−C≡C−[C(R12−または−[C(R12−SO−[C(R12−であり;
    は、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)OCHOR、−C(O)N(R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−C(O)N(R)C=N(R、−アルキル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロアリールまたは−[C(R12−ヘテロシクロアルケニルであり、ここで、アリール基、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
    は、
    Figure 0005249344
    であり、
    ここで、点線は、任意の結合およびさらなる結合を示し、前記任意の結合および前記さらなる結合が存在しない場合には、前記点線で結ぶ2個の環原子上に水素原子が存在すると理解され;
    、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであり;
    それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
    それぞれの場合のRは、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、−[C(R12−アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
    10は、H、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリールまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され、Rが結合である場合、R10は、Hではなく;
    それぞれの場合のR11は、独立して、アルキル、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、ヘテロアリール、ハロアルキル、ヒドロキシまたはヒドロキシアルキルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSOアルキル、−[C(R12−NHSOシクロアルキル、−[C(R12−NHSOアリール、−[C(R12−SON(Rおよび−SON(R)C(O)N(Rから選択され;
    それぞれの場合のR12は、独立して、H、ハロ、−N(R、−OR、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロシクロアルケニルであり、ここで、シクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキル基またはヘテロシクロアルケニル基は、場合により、4個までの置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、−CN、−C(O)アルキル、−C(O)Oアルキル、−C(O)NHアルキル、−C(O)N(アルキル)、−O−アルキル、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NHC(O)アルキル、−NHSOアルキル、−SOアルキルまたは−SONH−アルキルから選択されるか、または2個のR12基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基またはC=O基を形成し;
    それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、−[C(R12−シクロアルキル、−[C(R12−シクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロシクロアルキル、−[C(R12−ヘテロシクロアルケニル、−[C(R12−ヘテロアリール、−[C(R12−ハロアルキル、−[C(R12−ヒドロキシアルキル、ハロ、ヒドロキシ、−OR、−CN、−[C(R12−C(O)R、−[C(R12−C(O)OR、−[C(R12−C(O)N(R、−[C(R12−OR、−[C(R12−N(R、−[C(R12−NHC(O)R、−[C(R12−NRC(O)N(R、−[C(R12−NHSO11、−[C(R12−S(O)11、−[C(R12−SON(Rまたは−SON(R)C(O)N(Rであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
    それぞれの場合のpは、独立して、0、1または2であり;
    それぞれの場合のqは、独立して、0〜4の整数であり;
    それぞれの場合のrは、独立して、1〜4の整数である。〕
  20. が、−C(O)ORまたは−C(O)N(Rである、請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  21. が、−C(O)OHである、請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  22. が、
    Figure 0005249344
    である、請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  23. が、−[C(R12−である、請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  24. が、−CH−であり、R10が、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールである、請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  25. が、結合であり、R10がアルキルである、請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  26. 、RおよびRが、それぞれ、Hであり、Rが、H、ハロまたはハロアルキルである、請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  27. 10が、
    Figure 0005249344
    であり、式中、R13が、H、F、BrまたはClであり;R14が、4個までの任意の置換基およびさらなる置換基をあらわし、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、CF、−CN、ハロ、−O−アルキル、−O−ハロアルキル、−NHSO−アルキル、−NO、−C(O)NH、−C(O)NH−アルキル、−C(O)OH、ヒドロキシ、−NH、−SOアルキル、−SONHアルキル、−S−アルキル、−CHNH、−CHOH、−SONH、−NHC(O)−アルキル、−C(O)O−アルキル、−C(O)−ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリールから選択され;
    Figure 0005249344
    が、ピリジル基をあらわし、ここで、前記環窒素原子が、前記5個の置換されていない環原子位置のうちいずれにあってもよい、請求項23に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  28. 以下の式を有する請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
    Figure 0005249344
    〔式中、
    は、−[C(R12−であり;
    は、−C(O)OH、−C(O)NH、−C(O)OCHCHNH、−C(O)OCHCHN(CH、−C(O)OCHCHCHNH、−C(O)OCHCHCHN(CHであり;
    は、
    Figure 0005249344
    であり;
    、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、アルキル、−O−アルキル、ハロ、ハロアルキルまたはヒドロキシアルキルであり;
    10は、H、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基は、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基は、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
    は、H、アルキルまたはアリールであり;
    それぞれの場合のR12が、H、アルキルまたはハロであるか、または2個のジェミナルな関係にあるR12基と、これらが結合している共通の炭素原子とで、3〜6員のシクロアルキル基を形成し;
    それぞれの場合のR30は、独立して、H、アルキル、アリール、ハロ、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、−O−アルキルまたは−CNであるか、または2個の隣接するR30基と、これらが結合している炭素原子とで、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を形成し;
    rは、1〜4の範囲の整数である。〕
  29. が、−CH−であり;
    が、−C(O)OHまたは−C(O)NHであり;
    が、
    Figure 0005249344
    であり;
    、RおよびRが、それぞれHであり;
    が、H、ハロまたはハロアルキルであり;
    10が、H、アリール、シクロアルキルまたはヘテロアリールであり、ここで、シクロアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基が、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル、−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択され;
    rが、1〜4の範囲の整数である、請求項28に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  30. が、−C(O)OH−である、請求項29に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  31. 10が、フェニルであり、前記フェニルが、場合により、1個以上の置換基で置換されていてもよく、前記置換基が、それぞれ独立して、アルキル、−O−アルキル、ハロ、−O−ハロアルキル、−OH、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、−NO、−CN、−NHC(O)−アルキル、−O−アルキレン−ヘテロシクロアルキル−C(O)O−アルキルおよび−O−ハロアルキルから選択される、請求項30に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  32. が、Cl、Br、メチル、エチル、−OCHまたはCFである、請求項31に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  33. 以下の構造:
    Figure 0005249344
    Figure 0005249344
    Figure 0005249344
    Figure 0005249344
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    Figure 0005249344
    Figure 0005249344
    Figure 0005249344
    Figure 0005249344
    を有する化合物、または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物
  34. 請求項1に記載の少なくとも1つの化合物、または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  35. 請求項19に記載の化合物、または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物少なくとも1つと、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
  36. 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項34に記載の組成物。
  37. 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項35に記載の組成物。
  38. 有効量の少なくとも1つの請求項1に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物含む、前記患者のウイルス感染を処置するための医薬組成物。
  39. 有効量の少なくとも1つの請求項19に記載の化合物または医薬的に許容されるその塩もしくは溶媒和物含む、前記患者のウイルス感染を処置するための医薬組成物。
  40. 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項38に記載の組成物。
  41. 少なくとも1つのさらなる抗ウイルス剤と組み合わせて投与されることを特徴とし、前記さらなる抗ウイルス剤が、HCVポリメラーゼ阻害剤、インターフェロン、ウイルス複製阻害剤、アンチセンス薬、治療用ワクチン、ウイルスプロテアーゼ阻害剤、ビリオン産生阻害剤、抗体治療薬(モノクローナルまたはポリクローナル)、およびRNA依存性ポリメラーゼに関連する障害を処置するのに有用な任意の薬剤から選択される、請求項39に記載の組成物。
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