JP5249156B2 - 多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法 - Google Patents

多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5249156B2
JP5249156B2 JP2009192294A JP2009192294A JP5249156B2 JP 5249156 B2 JP5249156 B2 JP 5249156B2 JP 2009192294 A JP2009192294 A JP 2009192294A JP 2009192294 A JP2009192294 A JP 2009192294A JP 5249156 B2 JP5249156 B2 JP 5249156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
magnetic
line
substrate
sensor pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009192294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011043436A (ja
Inventor
洋一 石崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2009192294A priority Critical patent/JP5249156B2/ja
Publication of JP2011043436A publication Critical patent/JP2011043436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5249156B2 publication Critical patent/JP5249156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)

Description

本発明は、自身にかかる磁界の向きや強さに応じた検出信号を出力するとともに、磁界検出の組みを複数備えた多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法に関する。
従来から周知のように、被検出体の位置やその変化量を検出するセンサとして、図7に示すような磁気センサ70が広く使用されている。磁気センサ70は、センサパターン80としてブリッジ状(ホイートストーンブリッジ)に組まれた4つの磁気抵抗81〜84を備え、このブリッジ回路において直列回路の組みである磁気抵抗81,82と、磁気抵抗83,84との間に、電源電圧Vccが印加されている。そして、これら磁気抵抗81〜84にかかる磁界Hが変化すると、磁気抵抗81〜84の抵抗値が変化し、磁気抵抗81,82のノード(中点)の電圧と、磁気抵抗83,84のノード(中点)の電圧との差分を、検出信号85として出力する。
ここで、この種の磁気センサ70において、同センサ70を高精度のものとするには、図8に示すように、磁気センサ70の最大出力Vmaxと最小出力Vminとの間の中間値、即ちオフセット電圧Voff(=(Vmax+Vmin)/2)を「0」に近づけることが周知となっている。オフセット電圧Voffを「0」に近づけるには、磁気抵抗81の抵抗値をR1、磁気抵抗82の抵抗値をR2、磁気抵抗83の抵抗値をR3、磁気抵抗84の抵抗値をR4とすると、これら抵抗値R1〜R4に「R1×R4=R2×R3」という関係性を持たせることが必要である。
また、本願出願人は、図9に示すように、センサパターン80を2組(センサパターン80a,80b)持つ二重系の磁気センサ86を特許文献1にて提案している。なお、二重系とは、基板87上に同様の機能を持つ2つのセンサパターン80a,80bを搭載し、もし仮に片方のセンサパターン80aが故障しても、もう片方のセンサパターン80bで位置検出を継続可能とすることで、検出のフェール性を確保する技術である。また、ここでは、2つのセンサパターン80a,80bのうち、一方を第1センサパターン80aとし、他方を第2センサパターン80bということにする。
図9に示すように、第1センサパターン80aの磁気抵抗81〜84と、第2センサパターン80bの磁気抵抗91〜94とは、これらの配置軌跡が円をとるように基板87の中心回りに並び配置されるとともに、しかも第1センサパターン80aの抵抗と第2センサパターン80bの抵抗とが互い違いに配置されている。即ち、磁気抵抗81,91が隣同士に並び、以降、紙面時計回り方向に、この組みの隣に磁気抵抗82,92の組みが並び、この組みの隣に磁気抵抗84,94の組みが並び、この組みの隣に磁気抵抗83,93が並び、そしてその組みの隣に前述の磁気抵抗81,91が位置する配置をとっている。
また、例えば、四角状(正四角形状)の基板87をその一対の辺(例えば辺87a,87c)の方向において2等分する中心線をLaとし、もう一組の一対の辺(例えば辺87b,87d)の方向において基板87を2等分する中心線をLbとすると、図9に示す磁気センサ86は、磁気抵抗81の基準線Ka1と磁気抵抗84の基準線Ka4とが中心線Laに重なり、磁気抵抗82の基準線Ka2と磁気抵抗83の基準線Ka3とが中心線Lbに重なるパターン形状をとっている。なお、基準線Ka1〜Ka4は、センサエレメントのつづら折り略直交方向において同エレメントを2等分する線に相当する。
特開2007−309694号公報
ここで、図10に、磁気センサ86(即ち、第1センサパターン80a及び第2センサパターン80b)のオフセット電圧Voffのバラツキ特性を図示する。この図では、磁気センサ86を複数用意するとともに、これらサンプルのセンサパターン80a,80bがとるオフセット電圧Voffの分布範囲と、これらオフセット電圧Voffの平均値Vaveと、の測定結果を表している。同図からも分かるように、中心線La(Lb)に対して45度の配置角度をとる第2センサパターン80bは、オフセット電圧Voffのバラツキが小さく収まるものの、中心線La(Lb)に対して0度の配置角度をとる第1センサパターン80aは、オフセット電圧Voffが大きくばらついてしまう問題があった。
また、図11及び図12に、サンプルとして用意した複数の磁気センサ86(即ち、第1センサパターン80a及び第2センサパターン80b)の使用時間に対するオフセット電圧Voffの変化量を図示する。同図からも分かるように、第1センサパターン80aの場合、特定の1つにおいてオフセット電圧Voffが大きくばらついてしまうことが分かった。また、第2センサパターン80bの場合は、多くのサンプルにおいて、使用時間が長くなるに連れてオフセット電圧Voffが無視できない程度にまでばらつくことが分かった。
本発明の目的は、オフセット電圧のバラツキを低く抑えることができる磁気センサのセンサパターン配置構造を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、センサエレメントをつづら折りとすることで形成される磁気検出素子を基板上にブリッジ状に組むことによりセンサパターンが形成され、当該センサパターンを前記基板上に複数設けることによって多重系に形成されている多重系磁気センサのセンサパターン配置構造において、前記基板に格子状に設けられたスクライブラインのうち一方向側に延びる第1スクライブラインの群に沿うとともに、当該第1スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第1中心線とし、前記スクライブラインのうち他方向側に延びる第2スクライブラインの群に沿うとともに、当該第2スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第2中心線とし、更に、前記磁気検出素子を前記センサエレメントのつづら折り方向と直交する方向において2等分する線を基準線とすると、複数の前記磁気検出素子は、それぞれの前記基準線が全て前記第1中心線及び前記第2中心線に対して斜めを向くように配置され、前記センサパターンは、2組形成され、前記磁気検出素子は、前記第1中心線及び前記第2中心線のうち近い側に対して、前記基準線が22.5度の角度向きをとるように配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、変形応力に対して耐性の高い基板の角部に各センサパターンが配置されるので、各センサパターン及びその被膜は基板の角部で強く支持された状態で基板に取り付く。このため、仮に磁気検出素子を上面から覆う被膜に残留応力が残存していても、この残留応力によって被膜が変形してしまう状況が生じ難くなる。よって、各センサパターンのオフセット電圧が、このような被膜変形を要因としてばらつく状況を生じ難くすることが可能となるので、結果として各センサパターンの間においてオフセット電圧のバラツキを少なく抑えることが可能となる。
の構成によれば、オフセット電圧のバラツキの少ない二重系磁気センサを提供することが可能となる。
この構成によれば、基板の角部に磁気検出素子がバランス良く配置されるので、被膜から磁気検出素子にかかる残留応力が効率良く分散される。よって、磁気検出素子は被膜に内在する応力に影響を受け難くなるので、各センサパターンのオフセット電圧にバラツキを一層発生し難くすることが可能となる。
本発明では、センサエレメントをつづら折りとすることで形成される磁気検出素子を基板上にブリッジ状に組むことによりセンサパターンを形成し、当該センサパターンを前記基板上に複数設けることによって多重系に形成する多重系磁気センサの製造方法において、前記基板に格子状に設けられたスクライブラインのうち一方向側に延びる第1スクライブラインの群に沿うとともに、当該第1スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第1中心線とし、前記スクライブラインのうち他方向側に延びる第2スクライブラインの群に沿うとともに、当該第2スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第2中心線とし、更に、前記磁気検出素子を前記センサエレメントのつづら折り方向と直交する方向において2等分する線を基準線とすると、前記基板に複数の前記磁気検出素子を形成する際、当該磁気検出素子をそれぞれの前記基準線が全て前記第1中心線及び前記第2中心線に対して斜めを向くように配置し、前記センサパターンを2組形成し、前記磁気検出素子を、前記第1中心線及び前記第2中心線のうち近い側に対して、前記基準線が22.5度の角度向きをとるように配置することを要旨とする。
本発明によれば、オフセット電圧のバラツキを低く抑えることができる。
一実施形態における磁気センサのセンサパターンの概略を示す平面図。 磁気センサの多層構造を示す縦断面図。 磁気センサの製造工程の一部を簡略して示す模式図。 オフセット電圧のバラツキを示す比較グラフ。 第1センサパターンのオフセット電圧の径時変化を示すグラフ。 第2センサパターンのオフセット電圧の径時変化を示すグラフ。 従来における磁気センサの原理を示す等価回路図。 磁気センサの検出信号の特性を示す波形図。 磁気センサのセンサパターンの概略を示す平面図。 オフセット電圧のバラツキを示す比較グラフ。 第1センサパターンのオフセット電圧の径時変化を示すグラフ。 第2センサパターンのオフセット電圧の径時変化を示すグラフ。
以下、本発明を具体化した多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1及び図2に示すように、磁気センサ1には、同センサ1の各種部品の実装先として基板2が設けられている。基板2の表面には、センサエレメントをブリッジ状(ホイートストーンブリッジ)に組んだセンサパターン10が複数(本例は2つ)設けられている。即ち、本例の磁気センサ1は、磁界Hの向き(磁界方向)に応じた検出信号を出力するMRE(Magnetic Resistance Element)センサであるとともに、同じ機能を持つセンサパターン10を2つ持つ二重系となっている。本例の場合、図1に示すように、一方を第1センサパターン10aとし、他方を第2センサパターン10bとする。なお、磁気センサ1が多重系磁気センサに相当する。
第1センサパターン10aは、4つの磁気抵抗11〜14をブリッジ状に組んだ回路からなる。磁気抵抗11〜14は、隣同士のものに対して45度ずつ傾く配置位置をとり、11と14とが向き合い、12と13とが向き合うように配置されている。第2センサパターン10bは、4つの磁気抵抗21〜24をブリッジ状に組んだ回路からなる。磁気抵抗21〜24も隣同士のものに対して45度ずつ傾く配置位置をとり、21と24とが向き合い、22と23とが向き合うように配置されている。更に言い換えるならば、磁気抵抗11〜14,21〜24は、センサエレメントがつづら折りに形成されるとともに、中心から外側に向かうに従って幅広に形成されている。なお、磁気抵抗11〜14,21〜24が磁気検出素子に相当する。
また、磁気抵抗11〜14,21〜24は、これらの配置軌跡が円をとるように基板2の中心回りに並び配置されるとともに、第1センサパターン10aの抵抗と第2センサパターン10bの抵抗とが互い違いに配置されている。即ち、磁気抵抗11,21が隣同士に並び、以降、紙面時計回り方向に、この組みの隣に磁気抵抗12,22の組みが並び、この組みの隣に磁気抵抗14,24の組みが並び、この組みの隣に磁気抵抗13,23が並び、そしてその組みの隣に前述の磁気抵抗11,14が位置する配置をとっている。第1センサパターン10aと第2センサパターン10bとは、例えば両者を重ね合わせた状態から、22.5度だけ回転させた状態に配置されている。
基板2において磁気抵抗11,23が乗った板片の角、即ち第1角部3において隅寄りの位置には、電源電圧Vccに繋がる第1センサパターン用金属パッドPa1が設けられている。この金属パッドPa1は、基板2の角形状に沿って略山形状に形成されるとともに、基板2上の配線4a,4bを介して第1センサパターン10aの磁気抵抗11,13に接続されている。即ち、金属パッドPa1と磁気抵抗11とは、基板2の辺に沿って延びるとともに終端付近で略90度に折れ曲がって延びる短手配線4aによって繋がれ、金属パッドPa1と磁気抵抗13とは、基板2の辺に沿うとともに磁気抵抗13,23の間を貫く略L字状の長手配線4bによって繋がれている。
また、第1角部3の対角線上に位置する第4角部5の隅寄りの位置には、GNDに繋がる第1センサパターン用金属パッドPa4が設けられている。この金属パッドPa4は、金属パッドPa1と同様の形状をとるとともに、基板2上の配線6a,6bを介して第1センサパターン10aの磁気抵抗12,14に接続されている。また、この配線6a,6bは、前述した配線4a,4bと同様、短手配線6aと長手配線6bとからなる。
基板2において磁気抵抗12,21が乗った板片の角、即ち第2角部7において隅寄りの位置には、磁気抵抗11,12のノードとして第1センサパターン用金属パッドPa2が設けられている。この金属パッドPa2は、金属パッドPa1,Pa4と同様の形状をとるとともに、基板2上の配線8a,8bを介して磁気抵抗11,12に接続され、磁気抵抗11,12の間の中間電圧が引き出し可能となっている。また、この配線8a,8bは、前述した配線4a,4b,6a,6bと同様、短手配線8aと長手配線8bとからなる。
また、第2角部7の対角線上に位置する第3角部9の隅寄りの位置には、磁気抵抗13,14のノードとして第1センサパターン用金属パッドPa3が設けられている。この金属パッドPa3は、金属パッドPa1,Pa2,Pa4と同様の形状をとるとともに、基板2上の配線15a,15bを介して磁気抵抗13,14に接続され、磁気抵抗13,14の中間電圧が引き出し可能となっている。また、この配線15a,15bは、前述した配線4a,4b,6a,6b,8a,8bと同様、短手配線15aと長手配線15bとからなる。
そして、磁気センサ1に磁界Hが付与された際、第1センサパターン10aにおいては、磁気抵抗11,14に同じ向きの磁界Hがかかり、磁気抵抗12,13に同じ向きの磁界Hがかかる。このとき、磁気抵抗11及び磁気抵抗12の中点電圧、即ち金属パッドPa2の電圧と、磁気抵抗13及び磁気抵抗14の中点電圧、即ち金属パッドPa3の電圧との差分が、第1センサパターン10aの検出信号として出力される。そして、第1センサパターン10aの検出信号を基にして、被検出体の位置やその変化量が検出される。
また、第1角部3において内側寄りの位置には、電源電圧Vccに繋がる第2センサパターン用金属パッドPb1が設けられている。この金属パッドPb1は、2枚の四角の板を対称に並べた形状をとるとともに、基板2上の配線16a,16bを介して第2センサパターン10bの磁気抵抗21,23に接続されている。金属パッドPb1と磁気抵抗21とは、基板2の対角線上に沿って延びるとともに途中で略90度に折れ曲がって更に延びる長手配線16aによって繋がれ、金属パッドPb1と磁気抵抗23とは、金属パッドPb1から少量だけ飛び出す短手配線16bによって繋がれている。
第4角部5において内側寄りの位置には、GNDに繋がる第2センサパターン用金属パッドPb4が設けられている。この金属パッドPb4は、金属パッドPb1と同様の形状をとるとともに、基板2上の配線17a,17bを介して第2センサパターン10bの磁気抵抗22,24に接続されている。また、この配線17a,17bは、前述した配線16a,16bと同様、長手配線17aと短手配線17bとからなる。
第2角部7において内側寄りの位置には、磁気抵抗21,22のノードとして第2センサパターン用金属パッドPb2が設けられている。この金属パッドPb2は、金属パッドPb1,Pb4と同様の形状をとるとともに、基板2上の配線18a,18bを介して磁気抵抗21,22に接続され、磁気抵抗21,22の中間電圧を引き出し可能となっている。また、この配線18a,18bは、前述した配線16a,16b,17a,17bと同様、長手配線18aと短手配線18bとからなる。
第3角部9において内側寄りの位置には、磁気抵抗23,24のノードとして第2センサパターン用金属パッドPb3が設けられている。この金属パッドPb3は、金属パッドPb1,Pb2,Pb4と同様の形状をとるとともに、基板2上の配線19a,19bを介して磁気抵抗23,24に接続され、磁気抵抗23,24の中間電圧を引き出し可能となっている。また、この配線19a,19bは、前述した配線16a,16b,17a,17b,18a,18bと同様、長手配線19aと短手配線19bとからなる。
そして、磁気センサ1に磁界Hが付与された際、第2センサパターン10bにおいては、磁気抵抗21,24に同じ向きの磁界Hがかかり、磁気抵抗22,23に同じ向きの磁界Hがかかる。このとき、磁気抵抗21,22の中点電圧、即ち金属パッドPb2の電圧と、磁気抵抗23,24の中間電圧、即ち金属パッドPb3の電圧との差分が、第2センサパターン10bの検出信号として出力される。なお、第2センサパターン10bは第1センサパターン10aを点対称配置したものであるので、第2センサパターン10bの検出信号は第1センサパターン10aと同じ値で出力される。そして、第1センサパターン10aの検出信号と、第2センサパターン10bの検出信号との値が比較され、これら値が同じ値をとるか否かを見ることで、センサ故障が監視される。
また、基板2上の磁気抵抗11〜14,21〜24、金属パッドPa1〜Pa4,Pb1〜Pb4、配線6a…、16a…の形状パターンは、基板2の中心を基準として点対称の形状に形成されている。即ち、磁気抵抗11,23及び金属パッドPa1,Pb1等の部品群を一括り、磁気抵抗12,21及び金属パッドPa2,Pb2等の部品群を一括り、磁気抵抗14,22及び金属パッドPa4,Pb4等の部品群を一括り、磁気抵抗13,24及び金属パッドPa3,Pb3等の部品群を一括りとして見ると、これらが基板2の中心を基準として点対称の形状に形成されている。また、金属パッドPa1〜Pa4,Pb1〜Pb4は、互いに同じ面積に形成されている。
図2に示すように、基板2の表面一帯には、例えば酸化膜からなる絶縁膜20が成膜されている。絶縁膜20は、基板2と磁気抵抗11〜14,21〜24との間に必要な絶縁レベルを確保するためのもので、磁気抵抗11〜14,21〜24の成膜の下地となっている。磁気抵抗11〜14,21〜24は、この絶縁膜20の上面に成膜されている。また、絶縁膜20の表面一帯には、磁気抵抗11〜14,21〜24も含めて上面から被覆する層間絶縁膜25が成膜されている。層間絶縁膜25は、基板2に発生する寄生容量を低く抑えるものであって、例えば窒化膜により形成されている。
また、層間絶縁膜25の表面には、磁気抵抗11〜14,21〜24を電気的に繋ぐ前述の配線6a…(金属パッドPa1〜Pa4,Pb1〜Pb4も含む)が形成されている。配線6a…は、層間絶縁膜25をエッチング等することで磁気抵抗11〜14,21〜24に接続されることで、これら磁気抵抗11〜14,21〜24に導通されている。層間絶縁膜25の表面一帯には、配線6a…も含めて上面から被覆する保護膜26が成膜されている。保護膜26は、磁気抵抗11〜14,21〜24を外乱から保護するためのもので例えばパッシベーション膜ともいい、例えば窒化膜により形成されている。以上により、磁気センサ1は、基板2上に層が多数形成された多層構造となっている。
図3に磁気センサ1の製造手順を示すと、表面にスクライブライン27が格子状に形成された基板2を用意し、この基板2を通常通りの向きで製造装置(図示略)にセットする。なお、スクライブライン27とは、基板2(基板ウェハ)を切り分けるために、基板2の表面に切り込みとして複数引かれたラインである。本例の場合、基板2の縦向きの辺2b,2cに沿う方向、即ち同図のX軸方向に延びるものをX軸スクライブライン27aとし、基板2の横向きの辺2a,2dに沿う方向、即ち同図のY軸方向に延びるものをY軸スクライブライン27bとする。なお、X軸スクライブライン27aが第1スクライブラインを構成し、Y軸スクライブライン27bが第2スクライブラインを構成する。また、X軸方向が第1スクライブラインと直交する方向に相当し、Y軸が一方向に相当する。
まずは、基板2の表面一帯を、酸化膜としてシリコンを酸化させることにより、基板2の表面に絶縁膜20を形成する。そして、絶縁膜20の表面に、センサエレメントをつづら折り状にスパッタ成膜することで、同表面上に磁気抵抗11〜14,21〜24を成膜する。続いて、絶縁膜20の表面一帯に層間絶縁膜25を成膜し、この層間絶縁膜25の表面に配線6a…及び金属パッドPa1〜Pa4,Pb1〜Pb4をスポット形成する。そして、層間絶縁膜25の表面一帯に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)により、窒化膜として窒化珪素を成膜する。
また、例えばここで、図1に示すように、四角状(正四角形状)の基板2をその横向きの辺2a,2cの方向において2等分する中心線をLaとし、縦向きの辺2b,2dの方向において基板2を2等分する中心線をLbとする。なお、本例の場合、中心線Laは、基板2上の一方向のスクライブライン線(ここでは、X軸スクライブライン27a)に沿う向きをとっている。また、中心線Lbは、他方向のスクライブライン線(ここでは、Y軸スクライブライン27b)に沿う向きをとっている。
このような位置や向きの条件を定義した条件下において、本例の磁気センサ1は、基板2の中心線La,Lbに対して磁気抵抗11〜14,21〜24の基準線Ka1〜Ka4,Kb1〜Kb4が全て斜めを向く配置状態をとっている。即ち、本例の磁気センサ1は、従来技術の磁気センサ86に対して、センサパターン10a,10bを略22.5度だけ回転させたパターン形状をとっている。また、基準線Ka1〜Ka4,Kb1〜Kb4は、センサエレメントのつづら折り方向をR1とし、このつづら折り方向R1の略直交方向をつづら折り直交方向R2とすると、同直交方向R2において同エレメントを2等分する線である。即ち、基準線Ka1〜Ka4,Kb1〜Kb4は、1つの磁気抵抗において「0」に近い抵抗値が出力させる磁界方向に沿う線である。なお、つづら折り直交方向R2がつづら折り方向と直交する方向に相当する。
さて、本例においては、磁気抵抗11〜14,21〜24を、それぞれの基準線Ka1〜Ka4,Kb1〜Kb4が全て中心線La,Lbに対して斜めを向くように配置した。ここで、図4に、本例の磁気センサ1(即ち、第1センサパターン10a及び第2センサパターン10b)のオフセット電圧Voffのバラツキ特性を図示する。この図では、磁気センサ1を複数用意するとともに、これらサンプルのセンサパターン10a,10bがとるオフセット電圧Voffの分布範囲と、これらオフセット電圧Voffの平均値Vaveと、の測定結果を表している。同図からは、中心線La(Lb)に対して紙面反時計回り方向の角度で22.5度の配置角度をとる第1センサパターン10aのオフセット電圧がバラツキ難くなることが分かった。なお、中心線La(Lb)に対して紙面反時計回り方向の角度で112.5度の配置角度をとる第2センサパターン10bは、バラツキが従来技術に対して大きくなってしまっているが、これは製品として許容できる範囲のものであり、それよりも、従来技術において広い分布範囲をとっていた第1センサパターン10aのオフセット電圧Voffのバラツキが大きく抑えられていることの方が、この場合は大きな利点である。
また、図5及び図6に、サンプルとして用意した複数の磁気センサ1(即ち、第1センサパターン10a及び第2センサパターン10b)の使用時間に対するオフセット電圧Voffの変化量を図示する。これら図からは、第1センサパターン10a及び第2センサパターン10bの両方において、経年変化におけるオフセット電圧Voffのバラツキが低く抑えられることが分かった。
このように、オフセット電圧Voffのバラツキを低く抑えられる要因は、例えば以下の理由によるものと推測される。周知の事実として、四角状の基板2の角部3,5,7,9は、形状が尖っている関係上、応力を強く支持できるはずである。よって、もし仮に保護膜26に残留応力が存在していたとしても、その残留応力が角部3,5,7,9で強く支持され、残留応力が磁気抵抗11〜14,21〜24に影響を及ぼし難くなるはずである。そこで、本例の場合は、この角部3,5,7,9において磁気抵抗11〜14,21〜24を対称形状にバランス良く配置するので、その分だけオフセット電圧Voffのバラツキを低く抑えることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)基板2に磁気抵抗11〜14,21〜24を成膜するに際し、これら磁気抵抗11〜14,21〜24を、それぞれの基準線Ka1〜Ka4,Kb1〜Kb4が全て中心線La,Lbに対して斜めを向くように配置した。このため、変形応力に対して耐性の高い基板2の角部3,5,7,9に、第1センサパターン10a及び第2センサパターン10bの両方が位置するので、これら両センサパターン10a,10b及びその保護膜26が基板2の角部3,5,7,9で強く支持された状態で基板2に取り付くことになる。このため、仮に保護膜26に残留応力が残存していても、この残留応力を要因とする保護膜26の応力変形、即ち磁気抵抗11〜14,21〜24に抵抗値変化が生じ難くなるので、第1センサパターン10a及び第2センサパターン10bの両方のオフセット電圧Voffを、ともに初期値から大きくばらつかせずに済ますことができる。
(2)基板2に乗せるセンサパターン10を、10a,10bの二組としたので、オフセット電圧Voffのバラツキの少ない二重系磁気センサ1を提供することができる。
(3)磁気抵抗11〜14,21〜24は、第1中心線La及び前記第2中心線Lbのうち、近い側に対して基準線Ka1〜Ka4,Kb1〜Kb4が22.5度の角度向きをとるように配置される。このため、基板2の角部3,5,7,9に磁気抵抗11〜14,21〜24がバランス良く配置されるので、保護膜26から磁気抵抗11〜14,21〜24にかかる残留応力が効率良く分散される。このため、磁気抵抗11〜14,21〜24は保護膜26に内在する残留応力に影響を受け難くなるので、各センサパターン10a,10bのオフセット電圧Voffにバラツキを一層生じ難くすることができる。
(4)基板2にセンサパターン10a,10bを形成するに際しては、基板2を通常通り、即ち従来通りのセット向きに配置し、磁気抵抗11〜14,21〜24の形成方向(形成パターン)を変更することによって、本例の磁気抵抗11〜14,21〜24の配線パターンを形成する。このため、製造装置の構造や製造工程を大幅に変更することなく、本例の二重系磁気センサ1を製造することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ センサパターン数は、2つ(センサパターン10a,10b)に限定されず、例えば3つ以上であってもよい。
・磁気抵抗11〜14,21〜24の中心線La,Lbに対する配置角度は、22.5度(112.5度)に限定されず、要は磁気抵抗11〜14,21〜24の全てが中心線La,Lbに対して所定だけ斜め向きをとっていればよい。
・基板2の形状は、四角状に限定されず、例えば円形状としてもよい。
・磁気抵抗11〜14,21〜24のつづら折り形状は、基板2の中心に向かうに従って徐々に幅狭となる形状に限定されず、例えば幅が一定の形状をとっていてもよい。
・基板2の多層構造は、実施形態に述べた例に限らず、適宜変更可能である。
・センサパターン10a(10b)は、4つの磁気抵抗11〜14(21〜24)をホイートストーンブリッジに組んだフルブリッジに限定されず、例えば2つの磁気抵抗のみをブリッジに組むハーフブリッジとしてもよい。
・磁気センサ1の製造方法は、基板2を通常向きにセットし、磁気抵抗11〜14,21〜24の成膜方向を変えることによって、磁気抵抗11〜14,21〜24の配置向きを変えることに限定されない。例えば、磁気抵抗11〜14,21〜24の形成向きはそのままで、基板2を所定方向(22.5度)だけ回した配置位置にセットしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1,2において、複数の前記センサパターンは、ブリッジ回路の中心を基準として、一方を他方に対して所定角度だけ回転させた配置パターンをとっている。
(ロ)請求項1,2,前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、複数の前記センサパターンは、互いの配置位置を見たときに一方が他方に対して点対称の形状をとるように配置されている。
1…多重系磁気センサ、2…基板、10(10a)…センサパターンを構成する第1センサパターン、10(10b)…センサパターンを構成する第2センサパターン、11〜14…磁気検出素子としての磁気抵抗、21〜24…磁気検出素子としての磁気抵抗、27(27a)…スクライブライン(第1又スクライブライン)を構成するX軸スクライブライン、27(27b)…スクライブライン(第2スクライブライン)を構成するY軸スクライブライン、La…第1中心線、Lb…第2中心線、X…第1スクライブラインと直交する方向としてのX軸方向、Y…一方向としてのY軸方向、Ka1〜Ka4,Kb1〜Kb4…基準線、R1…つづら折り方向、R2…つづら折り方向と直交する方向としてのつづら折り直交方向。

Claims (2)

  1. センサエレメントをつづら折りとすることで形成される磁気検出素子を基板上にブリッジ状に組むことによりセンサパターンが形成され、当該センサパターンを前記基板上に複数設けることによって多重系に形成されている多重系磁気センサのセンサパターン配置構造において、
    前記基板に格子状に設けられたスクライブラインのうち一方向側に延びる第1スクライブラインの群に沿うとともに、当該第1スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第1中心線とし、前記スクライブラインのうち他方向側に延びる第2スクライブラインの群に沿うとともに、当該第2スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第2中心線とし、更に、前記磁気検出素子を前記センサエレメントのつづら折り方向と直交する方向において2等分する線を基準線とすると、
    複数の前記磁気検出素子は、それぞれの前記基準線が全て前記第1中心線及び前記第2中心線に対して斜めを向くように配置され
    前記センサパターンは、2組形成され、
    前記磁気検出素子は、前記第1中心線及び前記第2中心線のうち近い側に対して、前記基準線が22.5度の角度向きをとるように配置されていることを特徴とする多重系磁気センサのセンサパターン配置構造。
  2. センサエレメントをつづら折りとすることで形成される磁気検出素子を基板上にブリッジ状に組むことによりセンサパターンを形成し、当該センサパターンを前記基板上に複数設けることによって多重系に形成する多重系磁気センサの製造方法において、
    前記基板に格子状に設けられたスクライブラインのうち一方向側に延びる第1スクライブラインの群に沿うとともに、当該第1スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第1中心線とし、前記スクライブラインのうち他方向側に延びる第2スクライブラインの群に沿うとともに、当該第2スクライブラインと直交する方向において前記基板を2等分する線を第2中心線とし、更に、前記磁気検出素子を前記センサエレメントのつづら折り方向と直交する方向において2等分する線を基準線とすると、
    前記基板に複数の前記磁気検出素子を形成する際、当該磁気検出素子をそれぞれの前記基準線が全て前記第1中心線及び前記第2中心線に対して斜めを向くように配置し、前記センサパターンを2組形成し、前記磁気検出素子を、前記第1中心線及び前記第2中心線のうち近い側に対して、前記基準線が22.5度の角度向きをとるように配置することを特徴とする多重系磁気センサの製造方法。
JP2009192294A 2009-08-21 2009-08-21 多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法 Active JP5249156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009192294A JP5249156B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009192294A JP5249156B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011043436A JP2011043436A (ja) 2011-03-03
JP5249156B2 true JP5249156B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=43830968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009192294A Active JP5249156B2 (ja) 2009-08-21 2009-08-21 多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5249156B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11733063B2 (en) 2017-06-16 2023-08-22 Denso Corporation Position sensor

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5747759B2 (ja) * 2011-09-19 2015-07-15 株式会社デンソー 磁気センサ
JP2015225023A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 日本電産サンキョー株式会社 エンコーダ
CN110045303B (zh) * 2015-05-08 2021-12-14 爱盛科技股份有限公司 磁场感测模块
CN109633496A (zh) * 2018-12-27 2019-04-16 北京航空航天大学青岛研究院 单、双轴磁场传感器与其制备方法以及设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10118650A1 (de) * 2001-04-14 2002-10-17 Philips Corp Intellectual Pty Winkelsensor sowie Verfahren zum Erhöhen der Anisotropiefeldstärke einer Sensoreinheit eines Winkelsensors
JP2003028941A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Hitachi Metals Ltd 磁気測定方法と磁気センサ駆動回路
JP5298404B2 (ja) * 2005-03-28 2013-09-25 ヤマハ株式会社 三軸磁気センサおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11733063B2 (en) 2017-06-16 2023-08-22 Denso Corporation Position sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011043436A (ja) 2011-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5249156B2 (ja) 多重系磁気センサのセンサパターン配置構造及びその製造方法
JP4870227B2 (ja) 磁気センサ及び磁気エンコーダ
JP4394076B2 (ja) 電流センサ
JP6853277B2 (ja) 磁気平衡式電流センサおよびその製造方法
JP6877829B2 (ja) 電磁誘導型変位検出装置およびこれを用いた測定器
JP2009047444A (ja) 磁気センサ及びその製造方法
JP5854920B2 (ja) 磁気センサ
JP2015108527A (ja) 磁気センサ
WO2013190950A1 (ja) 磁気センサ
TWI685667B (zh) 磁場感測裝置
JP5789737B2 (ja) 加速度センサ
US11686787B2 (en) Magnetic sensor
JPH11242050A (ja) 3軸加速度センサ
CN111213028B (zh) 传感器未对准测量的方法和装置
JP2005069744A (ja) 磁気検出素子
JP2014202704A (ja) 磁界検出装置
WO2013042336A1 (ja) 磁気センサ
JP2008224276A (ja) 薄膜磁気センサ及びその製造方法
JP4914502B2 (ja) 磁気センサ及び磁気エンコーダ
JP7471993B2 (ja) 電磁誘導式エンコーダ
TWI723412B (zh) 磁場感測裝置
JP5959686B1 (ja) 磁気検出装置
WO2011111456A1 (ja) 電流測定装置
JP6711560B2 (ja) 磁気センサの製造方法
JP2017120827A (ja) 磁気センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3