JP5248059B2 - セラ式空気輸送装置の弁構造体 - Google Patents

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本発明はセラ式空気輸送装置の弁構造体に係り、特に被搬送物である粉状体が貯留される空気輸送用高圧タンクの供給口を開閉するための弁体構造に関する。
セラ方式の高圧式空気輸送装置は、特許文献1、2等に開示されており、また、この高圧式空気輸送装置を専用船に搭載し、専用船が接岸されると、専用船の船倉に貯められた被搬送物である粉状体を、前記高圧式空気輸送装置によって陸上のサイロに空気輸送することも従来から知られている。
専用船に搭載した高圧式空気輸送装置による粉状体の空気輸送形態の一例について説明する。船倉の底部にはチェーンコンベアが配設され、このチェーンコンベアの出口にバケットエレベータが鉛直方向に立設されている。よって、船倉に貯められた粉状体は、チェーンコンベアからバケットエレベータに搬送され、バケットエレベータの頂部から図4に示した高圧式空気輸送装置の空気輸送用高圧タンク1に供給される。
前記タンク1は、頂部に管状の弁体ユニット2が突設され、この弁体ユニット2の中途部分から斜め上方に供給管3が分岐されている。この供給管3から粉状体が、弁体ユニット2及びタンク1の供給口4を介してタンク1内に供給される。弁体ユニット2には、円形の供給口4を開閉する円錐形状の弁体5と、弁体5を上下に移動させて供給口4を開閉させるシリンダ装置6とから構成される。また、タンク1の上部は、バルブ7を介してコンプレッサ8に接続されており、バルブ7を開放することによってコンプレッサ8からの高圧エアがタンク1内に供給される。この高圧エアが粉状体の空気輸送に寄与する。
なお、前記専用船によるセメントの輸送は年間で約6000万トンにも及んでいる。また、弁体ユニット2は、その高さが2mにも達するものが知られている。
実開昭58−151126号公報 実開昭63−190222号公報
従来のセラ式空気輸送装置のタンク1は、タンク1の頂部に弁体ユニット2が立設され、この弁体ユニット2の供給管3から粉状体を供給する構造である。すなわち、弁体ユニット2の高さ分だけタンク1全体の機高が高くなるため、供給管3の高さまでバケットエレベータを延長しなければならず、バケットエレベータの機高が高くなるという問題があった。タンク1は、通常、船首側の上甲板の下方に設置されているが、バケットエレベータの機高が高くなると、タンク1の弁体ユニット2やバケットエレベータが上甲板から突出し、上甲板の強度が低下するとともに船橋からの眺望も悪くなるという問題が生じる。
また、弁体5の構造は、弁体5を上下移動させるのみで供給口4を開閉させるだけの構造である。このため、弁体5と供給口4との位置がずれていても供給口4の位置に弁体5を追従させることができない。そして、この状態であると、弁体5による供給口4の閉塞時に高圧エアが供給口4から外部にリークするおそれがあるため、供給口4に対する弁体5の押圧力を過度に高めなければならず、これによって、供給口4の周部に取り付けられたパッキンの寿命が短くなるという問題もあった。更に、タンク1の内圧がコンプレッサ8からの高圧エアによって昇圧すると、その圧力によって弁体5がパッキンに過度の押圧力で押し付けられるため、これもまたパッキンの短寿命化を引き起こしていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、タンクの機高を低く抑えることができるとともに過度な押圧力を必要とせずタンクの供給口を弁体によって確実に閉塞することができるセラ式空気輸送装置の弁構造体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、被搬送物である粉状体が供給口から供給されるタンクと、前記タンクの前記供給口を開閉する第1の弁体と、前記タンクの排出口を開閉する第2の弁体とを有し、前記第1の弁体によって前記供給口を閉塞するとともに前記第2の弁体によって前記排出口を閉塞し、前記タンクに高圧エアを供給して前記タンク内の圧力を所定の高圧に昇圧した後、前記第2の弁体を開放して前記タンク内の粉状体を、前記排出口に配管を介して接続されたサイロに空気輸送するセラ式空気輸送装置において、前記第1の弁体は、略円錐形に形成されて前記タンク内に配置されるとともに、前記タンクを貫通して配置された揺動アームの先端部に前記第1の弁体の内側頂部が連結され、前記タンク外に設けられたエアシリンダによって前記揺動アームを揺動させることにより円形の前記供給口に対して進退移動され、前記第1の弁体と前記揺動アームとは球面軸受を介して揺動自在に支持され、前記タンクに高圧エアを供給するコンプレッサは、船舶のディーゼルエンジンを動力源とし、前記エアシリンダによる前記第1の弁体の前記供給口に対する押圧力は、所定の基準値に対して、前記タンクへの高圧エアの供給時には高く、高圧エアがタンク内に満杯になると低く、粉状体の空気輸送時には高くなるように制御されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、第1の弁体は、タンク内に配置された揺動アームを揺動させることによりタンクの供給口を開閉する。すなわち、第1の弁体を開閉動作させる機械要素がタンク内に配置されているので、従来のタンクのようにタンクの上部から突出した構造物(弁体ユニット)は無く、よって、タンクの機構を低く抑えることができる。また、第1の弁体は球面軸受を介して揺動アームの先端部に連結されているため、揺動アームを揺動させて第1の弁体を供給口に押圧していくと、第1の弁体と供給口との位置がずれていても、供給口の周部の位置に追従するように第1の弁体が揺動アームの先端部に対して微小移動し供給口を閉塞する。これにより、過度な押圧力を必要とせずタンクの供給口を第1の弁体によって確実に閉塞することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記タンクの前記供給口の周部には、前記第1の弁体の周面が押圧接触されるリング状のパッキンと、第1の弁体の周面に接触されるストッパとが取り付けられ、該ストッパに第1の弁体の周面が当接されることにより、前記パッキンに対する第1の弁体のシール代が規制されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、タンクに適正量の粉状体が供給(充填)されると、第1の弁体の周面が供給口に取り付けられたパッキンに均等に押圧当接されて所定のシール代(パッキンの弾性変形量)を得ることにより供給口が閉塞される。この後、タンク内に高圧エアが供給され、この高圧エアがタンクに満杯になると、タンク内の昇圧した圧力によって第1の弁体がパッキンに更に押圧されることになる。この場合、パッキンが過度の押圧力を受け短寿命化につながるおそれがあるが、この時に第1の弁体の周面は剛体のストッパに当接されるため、パッキンに対する第1の弁体のシール代が規制される。よって、パッキンの長寿命化を図ることができる。なお、前記ストッパによって規制する第1の弁体のシール代とは、パッキンの短寿命化を促進させず、かつ、タンク内で適正な密閉度を得ることができるパッキンの弾性変形量を指している。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記揺動アームの基端部は、前記タンクに形成された貫通孔を封止するシール構造体を介して前記貫通孔に貫通配置されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、タンク内に配置されたアームを、タンク外に配置されたエアシリンダによって駆動するためには、アームの基端部をタンクに形成した貫通孔から外部に突出させてエアシリンダに連結しなければならない。この場合、貫通孔によってタンクの密閉性が維持できなくなるため、アームの基端部を、前記貫通孔を封止するシール構造体を介して貫通孔に貫通配置した。これにより、タンクの密閉性を保持した状態でアームを駆動することができる。なお、エアシリンダはタンクの側面に配置することが、タンクの機高を抑える点で好ましい。
請求項に記載の発明によれば、船舶のディーゼルエンジンを動力源としてコンプレッサを駆動する。これにより、陸上の電力を使用するよりも消費電力を大幅に削減することができる。C重油を使用する船舶のディーゼルエンジンによる電力費は1kW当たり数円であるが、陸上の電力は1kW当たり十数円である。
請求項に記載の発明によれば、タンクへの高圧エアの供給時には高く、高圧エアがタンク内に満杯になると低く、粉状体の空気輸送時には高くなるように、エアシリンダによる第1の弁体の供給口に対する押圧力を制御する。すなわち、高圧エアがタンク内に満杯になると、タンク内の昇圧された圧力によって第1の弁体は供給口に十分に押圧されるため、その時のエアシリンダによる押圧力を低くしても差し支えない。よって、エアシリンダによる押圧力を常に一定に制御するものと比較して、エアシリンダの消費電力を更に削減することができる。なお、所定の基準値とは、パッキンの短寿命化を促進させず、かつ、タンク内で適正な密閉度を得ることができる第1の弁体の押圧力を指している。
本発明に係るセラ式空気輸送装置の弁構造体によれば、タンクの機高を低く抑えることができるとともに過度な押圧力を必要とせずタンクの供給口を弁体によって確実に閉塞することができる。
以下添付図面に従って、本発明に係るセラ式空気輸送装置の弁構造体の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態のセラ式空気輸送装置10の全体構成を示す断面図である。このセラ式空気輸送装置10は一対のタンク12、14、吐出切換弁16、及びコンプレッサ18等から構成され、セメント、フライアッシュ、又は炭酸カルシウム等の粉状体を輸送する専用船(船舶)の船首側に搭載されている。
前記粉状体は専用船の船倉に貯留され、船倉からタンク12、14に粉状体を供給する際には、船倉の底部に配置されたチェーンコンベアからバケットエレベータによって粉状体を上昇搬送し、バケットエレベータの頂部からタンク12の供給口20又はタンク14の供給口22を介してタンク12又はタンク14に供給する。供給口20、22には、後述する弁体(第1の弁体)24、26が設けられ、弁体24(又は弁体26)が開放されたタンク12(又はタンク14)に粉状体が交互に供給されて粉状体がタンク12(又はタンク14)に充填される。タンク12(又はタンク14)に充填された粉状体は、後述する高圧エアによって、吐出切換弁16に接続された配管15を介して陸上に空気輸送され、陸上に設置された不図示のサイロに供給されて貯留される。
タンク12、14の下部はホッパ状に形成され、その下部開口部12A、14Aにジョイント管28、30が接続される。このジョイント管28、30の排出口28A、30Aが吐出切換弁16に接続されるとともに、吐出切換弁16には排出口28A、30Aを開閉するための弁体(第2の弁体)32、34が設けられている。
コンプレッサ18は、専用船のディーゼルエンジン36を動力源としている。これにより、陸上の電力を使用するよりも消費電力を大幅に削減することができる。C重油を使用する専用船のディーゼルエンジン36による電力費は1kW当たり数円であるが、陸上の電力は1kW当たり十数円である。
コンプレッサ18からの圧力エアは、不図示のバッファタンクを介してタンク12、14、空気輸送管28、30、及びタンク12、14に内蔵されたブリッジ防止用のエアノズルユニット40、42にそれぞれ電磁弁を介して供給される。
エアノズルユニット40、42は、タンク12、14のホッパ状部に配置され、ここに充填された粉状体に高圧エアを噴射し、粉状体を流動化させることにより粉状体の詰まりを防止する機能を有する。エアノズルユニット40、42の具体的な構造は、リング状に配置された上部ユニット40A、42Aと、この上部ユニット40A、42Aに連結され、ホッパ状部の傾斜面に沿って配置された複数の下部ユニット40B、42Bから構成される。これらの上部ユニット40A、42A、及び下部ユニット40B、42Bの多数のノズル41、41…から高圧エアをホッパ中央部に向けて噴射することにより、ホッパ部に充填された粉状体が効率よく流動化されて空気輸送時に円滑に排出される。
コンプレッサ18の圧力エア供給系44には、タンク12、14に高圧エアを供給/停止する電磁弁46、48と、空気輸送管28、30に高圧エアを供給/停止する電磁弁50、52、54、56と、エアノズルユニット40、42に高圧エアを供給/停止する電磁弁58、60とが設けられ、これらの電磁弁46〜60の開閉はコントローラ62によって制御されている。また、弁体24、26を開閉するエアシリンダ(アクチュエータ)64、66と、弁体32、34を開閉するエアシリンダ68、70もコントローラによって制御されている。なお、図1の符号72、74は、タンク12、14内における粉状体の充填量を検出するレベルセンサであり、符号76、78は、タンク12、14への粉状体の充填時にタンク12、14内のエアを外部に抜くためのバルブである。レベルセンサ72、74からの情報はコントローラ62に出力され、バルブ76、78の動作もコントローラ62によって制御されている。
次に、コントローラ62による制御方法の一例について説明する。
図1は、タンク12に充填された粉状体を高圧エアによって空気輸送するとともに、タンク14に粉状体を充填している状態が示されている。この場合、タンク12側の電磁弁46は閉、電磁弁50、52、58は開、バルブ76は閉であり、タンク14側の電磁弁48、54、56、60は閉、バルブ78は開である。また、エアシリンダ68によって弁体32がタンク12の排出口28Aを開放しており、エアシリンダ70によって弁体34がタンク14の排出口30Aを閉塞している。
レベルセンサ74からの信号によりタンク14に粉状体が満杯になったことを確認すると、エアシリンダ66が駆動してタンク14の供給口22を閉塞し、粉状体の供給を停止する。そして、タンク14の排出口30Aを弁体34で閉塞するとともに、バルブ78を閉方向に駆動してエア抜きを停止する。この後、バルブ48を開放してタンク14内に高圧エアを供給し、タンク14の内圧が所定の圧力(例えば、0.69MPa)まで昇圧した時点で弁体34を閉塞位置から開放位置に移動させ、供給口30Aを開放するとともに、バルブ54、56、60を開放する。これにより、タンク14内に充填された粉状体がタンク14からジョイント管30、吐出切換弁16、及び配管15を介して陸上のサイロに高圧エアによって空気輸送される。
一方、この時、タンク12は既に空状態であるため、タンク12側では粉状体が開始されている。この時のバルブ46、50、52の動作、弁体24、32の動作、及びバルブ76の動作は、図1のタンク14側の各動作と同一なので、ここでは説明を省略する。
このように粉状体を空になったタンク12、14に交互に供給し、供給された粉状体をサイロに向けて交互に空気輸送する。これによって、専用船で輸送された粉状体をサイロに連続移送することができる。
次に、弁体24、26の構造、及び弁体24、26の駆動機構について図2、図3を参照しながら説明する。なお、ここでは弁体24と弁体26の構成、及び駆動機構は同一構造なので、弁体24側の構成、駆動機構を説明し、弁体26についてはその説明を省略する。
図2に示すように弁体24は、中空の円錐形状に形成されており、タンク12の貫通孔13を貫通して配置された略L字形状の揺動アーム80の先端部に連結されている。この揺動アーム80をエアシリンダ64によって揺動させることにより円形の供給口20に対して弁体24が頂部を先頭にして進退移動される。
ところで、弁体24と揺動アーム80の先端部とは、球面軸受82を介して揺動自在に支持されている。すなわち、揺動アーム80の先端部には球面軸受82を構成する球体84が突設され、弁体24の内側頂部には、球体84を球面で摺動自在に保持する軸受部86が設けられている。
このように構成された弁体24、及びその駆動機構によれば、弁体24は、タンク12内に配置された揺動アーム80を揺動させることによりタンク12の供給口20を開閉する。すなわち、弁体24を開閉動作させる機械要素である揺動アーム80がタンク12内に配置されているので、図4に示した従来のタンク1のようにタンク1の上部から突出した構造物(弁体ユニット2)は無く、よって、タンク12の機を低く抑えることができる。
また、弁体24は球面軸受82を介して揺動アーム80の先端部に連結されているため、揺動アーム80を揺動させて弁体24を供給口20に押圧していくと、弁体24と供給口20との位置がずれていても、供給口20の周部の位置に追従するように弁体24が揺動アーム80の先端部に対して微小移動し供給口20を閉塞する。これにより、過度な押圧力を必要とせずタンク12の供給口20を弁体24によって確実に閉塞することができる。
また一方で、タンク12の供給口20の周部には、弁体24の周面が押圧接触されるリング状のパッキン88と、弁体24の周面に接触されるストッパ90とがボルト及びパッキンを介して気密状態に取り付けられている。このストッパ90は、円周上に3箇所等間隔に配置され、その先端部は弁体24の周面に沿った傾斜面が形成されている。これらのストッパ90、90、90に弁体24の周面が当接されることにより、パッキン88に対する弁体24のシール代が規制されている。
タンク12に適正量の粉状体が供給(充填)されると、弁体24の周面が供給口20に取り付けられたパッキン88に均等に押圧当接されて所定のシール代(パッキンの弾性変形量)を得ることにより供給口20が閉塞される。この後、タンク12内に高圧エアが供給され、この高圧エアがタンク12に満杯になると、タンク12内の昇圧した圧力によって弁体24がパッキン88に更に押圧される。
この場合、パッキン88が過度の押圧力を受け短寿命化につながるおそれがあるが、この時に弁体24の周面は剛体のストッパ90、90、90に当接されるため、パッキン88に対する弁体24のシール代が規制される。よって、パッキン88の長寿命化を図ることができる。
揺動アーム80の基端部は、タンク12の上部に形成された貫通孔13を封止するシール構造体92を介して貫通孔13に貫通配置される。また、揺動アーム80の基端部は、シール構造体92を構成する軸94に連結されたレバー96を介してエアシリンダ64のピストン65に連結されている。このピストン65が伸縮動作されると、それに連動してレバー96、及び軸94が正転/逆転方向に回動するので、軸94に連結された揺動アーム80が揺動動作し、供給口20が弁体24によって開閉される。
シール構造体92は、図3に示すようにパッキン(不図示)を利用して貫通孔13を閉塞するケーシング98と、ケーシング98に貫通配置されるとともに軸94を気密状態で軸支する軸受部100とから構成される。軸94を回動自在に支持する軸受部100の一対の筒状本体部102、104は、ケーシング98の両側面に形成された開口部98A、98Bに不図示のパッキンを介して気密状態に固定される。これらの本体部102、104に軸94がブッシュ106、108を介して支持される。また、本体部104の端部開口部にはパッキン110とサイドカバー112が固定され、これによって、本体部104の気密が保持されている。一方、本体部102と軸94との間にはグランドパッキン114が嵌入され、これを押管116によって本体部102に押さえることにより、本体部102の気密が保持されている。
タンク12内に配置された揺動アーム80を、タンク12外に配置されたエアシリンダ64によって駆動するためには、揺動アーム88の基端部をタンク12に形成した貫通孔13から外部に突出させてエアシリンダ64に連結しなければならない。この場合、貫通孔13によってタンク12の密閉性が維持できなくなるため、揺動アーム80の基端部を、貫通孔13を封止するシール構造体92を介して貫通孔13に貫通配置した。これにより、タンク12の密閉性を保持した状態で揺動アーム80を駆動することができる。エアシリンダ64は、タンク12の側面に配置されているので、タンク12の機高が抑えられている。
エアシリンダ64による弁体24の供給口20に対する押圧力は、所定の基準値に対して、タンク12への高圧エアの供給時には高く、高圧エアがタンク12内に満杯になると低く、粉状体の空気輸送時には高くなるようにコントローラ62によって制御されている。高圧エアがタンク12内に満杯になると、タンク12内の昇圧された圧力によって弁体24は供給口20に十分に押圧されるため、その時のエアシリンダ64による押圧力を低くしても差し支えない。よって、エアシリンダ64による押圧力を常に一定に制御するものと比較して、エアシリンダ64の消費電力を効率よく削減することができる。
実施の形態のセラ式空気輸送装置の構成を示した全体断面図 実施の形態のセラ式空気輸送装置の弁構造体の要部拡大断面図 図2に示した弁体構造のシール構造体の断面図 従来のセラ式空気輸送装置のタンク構造を示した要部拡大図
符号の説明
10…セラ式空気輸送装置、12、14…タンク、16…吐出切換弁、18…コンプレッサ、20、22…供給口、24、2、32、34…弁体、36…ディーゼルエンジン、40、42…エアノズルユニット、62…コントローラ、64、66、68、70…エアシリンダ、80…揺動アーム、82…球面軸受、88…パッキン、90…ストッパ、92…シール構造体、94…軸、96…レバー、98…ケーシング、100…軸受部

Claims (3)

  1. 被搬送物である粉状体が供給口から供給されるタンクと、前記タンクの前記供給口を開閉する第1の弁体と、前記タンクの排出口を開閉する第2の弁体とを有し、前記第1の弁体によって前記供給口を閉塞するとともに前記第2の弁体によって前記排出口を閉塞し、前記タンクに高圧エアを供給して前記タンク内の圧力を所定の高圧に昇圧した後、前記第2の弁体を開放して前記タンク内の粉状体を、前記排出口に配管を介して接続されたサイロに空気輸送するセラ式空気輸送装置において、
    前記第1の弁体は、略円錐形に形成されて前記タンク内に配置されるとともに、前記タンクを貫通して配置された揺動アームの先端部に前記第1の弁体の内側頂部が連結され、前記タンク外に設けられたエアシリンダによって前記揺動アームを揺動させることにより円形の前記供給口に対して進退移動され、
    前記第1の弁体と前記揺動アームとは球面軸受を介して揺動自在に支持され
    前記タンクに高圧エアを供給するコンプレッサは、船舶のディーゼルエンジンを動力源とし、
    前記エアシリンダによる前記第1の弁体の前記供給口に対する押圧力は、所定の基準値に対して、前記タンクへの高圧エアの供給時には高く、高圧エアがタンク内に満杯になると低く、粉状体の空気輸送時には高くなるように制御されていることを特徴とするセラ式空気輸送装置の弁構造体。
  2. 前記タンクの前記供給口の周部には、前記第1の弁体の周面が押圧接触されるリング状のパッキンと、第1の弁体の周面に接触されるストッパとが取り付けられ、該ストッパに第1の弁体の周面が当接されることにより、前記パッキンに対する第1の弁体のシール代が規制されることを特徴とする請求項1に記載のセラ式空気輸送装置の弁構造体。
  3. 前記揺動アームの基端部は、前記タンクに形成された貫通孔を封止するシール構造体を介して前記貫通孔に貫通配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のセラ式空気輸送装置の弁構造体。
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