JP2002264886A - 船倉クリーニングシステム - Google Patents
船倉クリーニングシステムInfo
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- JP2002264886A JP2002264886A JP2001066247A JP2001066247A JP2002264886A JP 2002264886 A JP2002264886 A JP 2002264886A JP 2001066247 A JP2001066247 A JP 2001066247A JP 2001066247 A JP2001066247 A JP 2001066247A JP 2002264886 A JP2002264886 A JP 2002264886A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、船倉に収容された粉体の流動性
が低下しても確実に粉体を排出することができる船倉ク
リーニングシステムを提供することを課題とする。 【解決手段】 エアーパイプ26を介して供給された圧
縮空気が床21の全面から上方へ吹き出すことにより傾
斜した床21の上の粉体状のセメントは搬送通路へと流
下する。セメントが湿気を含んで流動性の低下を招く等
により搬送通路へ流下しなくなった場合には、適宜圧縮
空気をエアーノズル27から床21に向けて噴射し、セ
メントを吹き飛ばす。吹き飛ばされたセメントは搬送通
路に流下して搬出される。
が低下しても確実に粉体を排出することができる船倉ク
リーニングシステムを提供することを課題とする。 【解決手段】 エアーパイプ26を介して供給された圧
縮空気が床21の全面から上方へ吹き出すことにより傾
斜した床21の上の粉体状のセメントは搬送通路へと流
下する。セメントが湿気を含んで流動性の低下を招く等
により搬送通路へ流下しなくなった場合には、適宜圧縮
空気をエアーノズル27から床21に向けて噴射し、セ
メントを吹き飛ばす。吹き飛ばされたセメントは搬送通
路に流下して搬出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船倉クリーニン
グシステムに係り、特にセメント等の粉体を運搬する船
舶のクリーニングシステムに関する。
グシステムに係り、特にセメント等の粉体を運搬する船
舶のクリーニングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セメントは袋詰めして一般の貨物
船により運搬されていたが、荷役時間がかかり、特に大
量のセメントの運搬には不向きであった。そこで、専用
船が用いられるようになり、船倉に画成されたホールド
内に直接セメントを積み込んで運搬するようになった。
船により運搬されていたが、荷役時間がかかり、特に大
量のセメントの運搬には不向きであった。そこで、専用
船が用いられるようになり、船倉に画成されたホールド
内に直接セメントを積み込んで運搬するようになった。
【0003】このような専用船のホールドの底部の様子
を図5に示す。ホールドの床1は中央の溝状の搬送通路
2に向かって下るように傾斜しており、搬送通路2内に
チェーンコンベア3が移動可能に設けられている。ホー
ルドの床1にはエアースライド装置が設けられており、
例えば多数の小さい孔が形成されたパンチングメタル4
の上にキャンバス地5が貼設されたものから床板が形成
され、床下のエアーパイプ6から送られた圧縮空気がパ
ンチングメタル4の孔及びキャンバス地5を通って床全
面から上方へ吹き出すようになっている。これにより、
傾斜した床1の上の粉体状のセメントは搬送通路2へと
流下し、チェーンコンベア3によって搬送通路2内を搬
送される。このようにしてホールド内から掻き出したセ
メントは、バケットエレベータ等により一旦専用船内の
セラータンクに貯められ、セラータンクから陸上のセメ
ントタンクへ機械式にあるいは圧送式に送り込まれる。
を図5に示す。ホールドの床1は中央の溝状の搬送通路
2に向かって下るように傾斜しており、搬送通路2内に
チェーンコンベア3が移動可能に設けられている。ホー
ルドの床1にはエアースライド装置が設けられており、
例えば多数の小さい孔が形成されたパンチングメタル4
の上にキャンバス地5が貼設されたものから床板が形成
され、床下のエアーパイプ6から送られた圧縮空気がパ
ンチングメタル4の孔及びキャンバス地5を通って床全
面から上方へ吹き出すようになっている。これにより、
傾斜した床1の上の粉体状のセメントは搬送通路2へと
流下し、チェーンコンベア3によって搬送通路2内を搬
送される。このようにしてホールド内から掻き出したセ
メントは、バケットエレベータ等により一旦専用船内の
セラータンクに貯められ、セラータンクから陸上のセメ
ントタンクへ機械式にあるいは圧送式に送り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運搬す
るセメントの種類が変わる場合等には、ホールド内をク
リーニングして残っているセメントを排除する必要があ
るが、エアースライド装置のみでは床1の上にセメント
が残留することがあり、従来は人手を用いて箒等で掃い
ていた。このため、作業者に負担がかかると共にクリー
ニングに多大の手間と時間を要していた。また、セメン
ト以外にもアッシュダスト、フライアッシュ、石膏粉
末、石灰石粉末、小麦粉等の粉体をこの種の専用船で運
搬することが考えられるが、同様にホールド内のクリー
ニング作業に手間がかかっていた。特に、アッシュダス
ト等は保湿性が高いので、アッシュダストが湿気を帯び
てホールドの床に付着し、ホールドからの排出が困難に
なる虞があった。
るセメントの種類が変わる場合等には、ホールド内をク
リーニングして残っているセメントを排除する必要があ
るが、エアースライド装置のみでは床1の上にセメント
が残留することがあり、従来は人手を用いて箒等で掃い
ていた。このため、作業者に負担がかかると共にクリー
ニングに多大の手間と時間を要していた。また、セメン
ト以外にもアッシュダスト、フライアッシュ、石膏粉
末、石灰石粉末、小麦粉等の粉体をこの種の専用船で運
搬することが考えられるが、同様にホールド内のクリー
ニング作業に手間がかかっていた。特に、アッシュダス
ト等は保湿性が高いので、アッシュダストが湿気を帯び
てホールドの床に付着し、ホールドからの排出が困難に
なる虞があった。
【0005】この発明はこのような従来の問題点を解消
するためになされたもので、粉体が収容される船倉のホ
ールド内を容易にクリーニングすることができる船倉ク
リーニングシステムを提供することを目的とする。
するためになされたもので、粉体が収容される船倉のホ
ールド内を容易にクリーニングすることができる船倉ク
リーニングシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る船倉クリ
ーニングシステムは、船倉内に画成されたホールド内に
粉体が収容され、ホールドの傾斜した床の下から圧縮空
気を吹き上げることにより床上の粉体を流下させて搬出
するようにした船舶の船倉クリーニングシステムであっ
て、ホールドの床の上方に配設された複数のエアーノズ
ルと、エアーノズルから圧縮空気を噴射して粉体を吹き
飛ばす圧縮空気源とを備えたものである。なお、好まし
くは、エアーノズルはホールドの床に向けて圧縮空気を
噴射するように配向される。また、圧縮空気源として
は、船舶推進用のエンジンにより駆動されるコンプレッ
サーを用いることができ、この圧縮空気源によってホー
ルドの床下から吹き上げる圧縮空気をも供給することが
できる。さらに、保湿性の高い粉体に対しては、圧縮空
気源が加熱あるいは乾燥した圧縮空気をエアーノズルか
ら噴射することが好ましい。
ーニングシステムは、船倉内に画成されたホールド内に
粉体が収容され、ホールドの傾斜した床の下から圧縮空
気を吹き上げることにより床上の粉体を流下させて搬出
するようにした船舶の船倉クリーニングシステムであっ
て、ホールドの床の上方に配設された複数のエアーノズ
ルと、エアーノズルから圧縮空気を噴射して粉体を吹き
飛ばす圧縮空気源とを備えたものである。なお、好まし
くは、エアーノズルはホールドの床に向けて圧縮空気を
噴射するように配向される。また、圧縮空気源として
は、船舶推進用のエンジンにより駆動されるコンプレッ
サーを用いることができ、この圧縮空気源によってホー
ルドの床下から吹き上げる圧縮空気をも供給することが
できる。さらに、保湿性の高い粉体に対しては、圧縮空
気源が加熱あるいは乾燥した圧縮空気をエアーノズルか
ら噴射することが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係る船
倉クリーニングシステムが備えられたセメント専用船を
示す。船倉内にホールド11と機械室12とが画成され
ており、ホールド11内にセメント13が収容されてい
る。ホールド11の底部にはチェーンコンベア14が配
設され、機械室12にはバケットエレベータ15及びセ
ラータンク16が設けられている。また、ホールド11
の上部にはエアースライド装置を備えたダクト17が配
設されている。さらに、このセメント専用船の推進用の
エンジン18にコンプレッサー19が連結されており、
コンプレッサー19によって空気取り入れ口20から空
気を取り込んで圧縮空気を供給することができる。図2
に示されるように、ホールド11は左右に対称に画成さ
れており、チェーンコンベア14とダクト17は各ホー
ルド11に対応してそれぞれ設けられている。
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係る船
倉クリーニングシステムが備えられたセメント専用船を
示す。船倉内にホールド11と機械室12とが画成され
ており、ホールド11内にセメント13が収容されてい
る。ホールド11の底部にはチェーンコンベア14が配
設され、機械室12にはバケットエレベータ15及びセ
ラータンク16が設けられている。また、ホールド11
の上部にはエアースライド装置を備えたダクト17が配
設されている。さらに、このセメント専用船の推進用の
エンジン18にコンプレッサー19が連結されており、
コンプレッサー19によって空気取り入れ口20から空
気を取り込んで圧縮空気を供給することができる。図2
に示されるように、ホールド11は左右に対称に画成さ
れており、チェーンコンベア14とダクト17は各ホー
ルド11に対応してそれぞれ設けられている。
【0008】図3に示されるように、ホールド11の床
21は、図5に示した従来のホールドと同様に、断面三
角形状の突状部22により互いに平行な複数の床部分に
分割されると共にそれぞれの床部分が中央の溝状の搬送
通路23に向かって下るように傾斜しており、搬送通路
23内にチェーンコンベア14が移動可能に設けられて
いる。図4に示されるように、各床部分の床板は、多数
の小さい孔が形成されたパンチングメタル24の上にキ
ャンバス地25が貼設されたものから形成されており、
床下のエアーパイプ26を介してコンプレッサー19か
ら送られた圧縮空気がパンチングメタル24の孔及びキ
ャンバス地25を通って床全面から上方へ吹き出す、い
わゆるエアースライド装置が構成されている。また、各
突状部22には、エアーノズル27が設けられており、
コンプレッサー19から送られた圧縮空気をこのエアー
ノズル27から床21に向けて噴射することができるよ
うになっている。
21は、図5に示した従来のホールドと同様に、断面三
角形状の突状部22により互いに平行な複数の床部分に
分割されると共にそれぞれの床部分が中央の溝状の搬送
通路23に向かって下るように傾斜しており、搬送通路
23内にチェーンコンベア14が移動可能に設けられて
いる。図4に示されるように、各床部分の床板は、多数
の小さい孔が形成されたパンチングメタル24の上にキ
ャンバス地25が貼設されたものから形成されており、
床下のエアーパイプ26を介してコンプレッサー19か
ら送られた圧縮空気がパンチングメタル24の孔及びキ
ャンバス地25を通って床全面から上方へ吹き出す、い
わゆるエアースライド装置が構成されている。また、各
突状部22には、エアーノズル27が設けられており、
コンプレッサー19から送られた圧縮空気をこのエアー
ノズル27から床21に向けて噴射することができるよ
うになっている。
【0009】セメントの積み込み時には、図示しない陸
上の設備からダクト17を通してホールド11内にセメ
ント13が投入される。一方、荷揚げ時には、コンプレ
ッサー19からの圧縮空気がエアーパイプ26を介して
エアースライド装置に供給され、床21の全面から上方
へ吹き出すことにより、傾斜した床21の上の粉体状の
セメントは搬送通路23へと流下し、チェーンコンベア
14によって搬送通路23内を機械室12へと搬送され
る。このとき、セメント13が湿気を含んで流動性の低
下を招く等により、エアースライド装置のみでは搬送通
路23へ流下しなくなった場合には、適宜コンプレッサ
ー19により圧縮空気を各エアーノズル27から床21
に向けて噴射し、セメント13を吹き飛ばす。吹き飛ば
されたセメント13は搬送通路23に流下し、チェーン
コンベア14によって搬送される。このため、湿気を含
んで流動性が低下したセメント13であっても、搬送通
路23を通して搬出することが可能となる。
上の設備からダクト17を通してホールド11内にセメ
ント13が投入される。一方、荷揚げ時には、コンプレ
ッサー19からの圧縮空気がエアーパイプ26を介して
エアースライド装置に供給され、床21の全面から上方
へ吹き出すことにより、傾斜した床21の上の粉体状の
セメントは搬送通路23へと流下し、チェーンコンベア
14によって搬送通路23内を機械室12へと搬送され
る。このとき、セメント13が湿気を含んで流動性の低
下を招く等により、エアースライド装置のみでは搬送通
路23へ流下しなくなった場合には、適宜コンプレッサ
ー19により圧縮空気を各エアーノズル27から床21
に向けて噴射し、セメント13を吹き飛ばす。吹き飛ば
されたセメント13は搬送通路23に流下し、チェーン
コンベア14によって搬送される。このため、湿気を含
んで流動性が低下したセメント13であっても、搬送通
路23を通して搬出することが可能となる。
【0010】このようにしてホールド11内から掻き出
されたセメント13は、機械室12のバケットエレベー
タ15により一旦セラータンク16内に貯留され、この
セラータンク16から図示しない陸上のセメントタンク
へ機械式にあるいは圧送式に送り込まれる。
されたセメント13は、機械室12のバケットエレベー
タ15により一旦セラータンク16内に貯留され、この
セラータンク16から図示しない陸上のセメントタンク
へ機械式にあるいは圧送式に送り込まれる。
【0011】なお、図4には突状部22から床21に向
けて突出されたエアーノズル27が示されているが、こ
れに限るものではなく、圧縮空気を上方へ噴射したり、
床21に平行に噴射したりするエアーノズルを併用すれ
ば、ホールド11内で流動性が低下したセメント13を
効率よく搬出することができる。
けて突出されたエアーノズル27が示されているが、こ
れに限るものではなく、圧縮空気を上方へ噴射したり、
床21に平行に噴射したりするエアーノズルを併用すれ
ば、ホールド11内で流動性が低下したセメント13を
効率よく搬出することができる。
【0012】また、荷揚げ時だけでなく、運搬するセメ
ントの種類を変える場合に、エアーノズル27から圧縮
空気を噴射することによりホールド11に残っているセ
メント13を吹き飛ばして排除することができ、異種セ
メントの混入を事前に防止することが可能となる。さら
に、エアーノズル27は、床21に対して噴射角度を可
変とすることもでき、その角度はクリーニングが効率よ
く行われるように適宜調整することができる。例えば、
ホールド11底部の残留物を検出し、その残留物に向け
て噴射が行われるようにエアーノズル27の噴射角度を
調整すれば、異種セメント混入防止の徹底を図ることが
できる。
ントの種類を変える場合に、エアーノズル27から圧縮
空気を噴射することによりホールド11に残っているセ
メント13を吹き飛ばして排除することができ、異種セ
メントの混入を事前に防止することが可能となる。さら
に、エアーノズル27は、床21に対して噴射角度を可
変とすることもでき、その角度はクリーニングが効率よ
く行われるように適宜調整することができる。例えば、
ホールド11底部の残留物を検出し、その残留物に向け
て噴射が行われるようにエアーノズル27の噴射角度を
調整すれば、異種セメント混入防止の徹底を図ることが
できる。
【0013】実施の形態2.実施の形態2に係る船倉ク
リーニングシステムは、上述した実施の形態1におい
て、コンプレッサー19からの圧縮空気をヒーター等で
加熱した上でエアーノズル27及びエアースライド装置
に送るようにしたものである。このようにすれば、圧縮
空気の相対湿度が小さくなるので、粉体が圧縮空気によ
り湿気を帯びて流動性の低下を来したり、ホールドの床
に付着することを抑制することができる。
リーニングシステムは、上述した実施の形態1におい
て、コンプレッサー19からの圧縮空気をヒーター等で
加熱した上でエアーノズル27及びエアースライド装置
に送るようにしたものである。このようにすれば、圧縮
空気の相対湿度が小さくなるので、粉体が圧縮空気によ
り湿気を帯びて流動性の低下を来したり、ホールドの床
に付着することを抑制することができる。
【0014】実施の形態3.実施の形態3に係る船倉ク
リーニングシステムは、上述した実施の形態1におい
て、コンプレッサー19からの圧縮空気をモレキュラー
シーブ等の吸着剤を用いたプレッシャースイング方式の
乾燥機で乾燥処理した上でエアーノズル27及びエアー
スライド装置に送るようにしたものである。このように
すれば、実施の形態2と同様に、圧縮空気の相対湿度が
小さくなるので、粉体が圧縮空気により湿気を帯びて流
動性の低下を来したり、ホールドの床に付着することが
抑制される。
リーニングシステムは、上述した実施の形態1におい
て、コンプレッサー19からの圧縮空気をモレキュラー
シーブ等の吸着剤を用いたプレッシャースイング方式の
乾燥機で乾燥処理した上でエアーノズル27及びエアー
スライド装置に送るようにしたものである。このように
すれば、実施の形態2と同様に、圧縮空気の相対湿度が
小さくなるので、粉体が圧縮空気により湿気を帯びて流
動性の低下を来したり、ホールドの床に付着することが
抑制される。
【0015】すなわち、実施の形態2及び3はアッシュ
ダストやフライアッシュ等の保湿性の高い粉体を運搬す
る船舶に対して特に有効なものである。また、この発明
は、セメント、アッシュダスト及びフライアッシュに限
らず、粉体を袋詰めせずにホールド内に直接収容する船
舶に広く適用することができる。例えば、石膏粉末、石
灰石粉末、小麦粉等の粉体を運搬する場合にも有効であ
る。
ダストやフライアッシュ等の保湿性の高い粉体を運搬す
る船舶に対して特に有効なものである。また、この発明
は、セメント、アッシュダスト及びフライアッシュに限
らず、粉体を袋詰めせずにホールド内に直接収容する船
舶に広く適用することができる。例えば、石膏粉末、石
灰石粉末、小麦粉等の粉体を運搬する場合にも有効であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ホールドの床の上方に配設された複数のエアーノズ
ルから圧縮空気を噴射して粉体を吹き飛ばすので、湿気
等により粉体の流動性が低下しても確実に粉体を排出す
ることができる。
ば、ホールドの床の上方に配設された複数のエアーノズ
ルから圧縮空気を噴射して粉体を吹き飛ばすので、湿気
等により粉体の流動性が低下しても確実に粉体を排出す
ることができる。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る船倉クリーニ
ングシステムが備えられたセメント専用船を示す概略図
である。
ングシステムが備えられたセメント専用船を示す概略図
である。
【図2】 図1のセメント専用船の正面断面図である。
【図3】 図1のセメント専用船のホールド底部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】 図1のセメント専用船のホールド底部を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】 従来のホールド底部を示す斜視図である。
11 ホールド、12 機械室、13 セメント、14
チェーンコンベア、15 バケットエレベータ、16
セラータンク、17 ダクト、18 エンジン、19
コンプレッサー、20 空気取り入れ口、21 床、
22 突状部、23 搬送通路、24 パンチングメタ
ル、25 キャンバス地、26 エアーパイプ、27
エアーノズル。
チェーンコンベア、15 バケットエレベータ、16
セラータンク、17 ダクト、18 エンジン、19
コンプレッサー、20 空気取り入れ口、21 床、
22 突状部、23 搬送通路、24 パンチングメタ
ル、25 キャンバス地、26 エアーパイプ、27
エアーノズル。
Claims (5)
- 【請求項1】 船倉内に画成されたホールド内に粉体が
収容され、ホールドの傾斜した床の下から圧縮空気を吹
き上げることにより床上の粉体を流下させて搬出するよ
うにした船舶の船倉クリーニングシステムであって、 ホールドの床の上方に配設された複数のエアーノズル
と、 前記エアーノズルから圧縮空気を噴射して粉体を吹き飛
ばす圧縮空気源とを備えたことを特徴とする船倉クリー
ニングシステム。 - 【請求項2】 前記エアーノズルはホールドの床に向け
て圧縮空気を噴射するように配向されている請求項1に
記載の船倉クリーニングシステム。 - 【請求項3】 前記圧縮空気源は船舶推進用のエンジン
により駆動されるコンプレッサーである請求項1または
2に記載の船倉クリーニングシステム。 - 【請求項4】 前記圧縮空気源はホールドの床下から吹
き上げる圧縮空気をも供給する請求項3に記載の船倉ク
リーニングシステム。 - 【請求項5】 前記圧縮空気源は加熱あるいは乾燥した
圧縮空気を前記エアーノズルから噴射する請求項1〜4
のいずれか一項に記載の船倉クリーニングシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001066247A JP2002264886A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 船倉クリーニングシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001066247A JP2002264886A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 船倉クリーニングシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002264886A true JP2002264886A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18924767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001066247A Withdrawn JP2002264886A (ja) | 2001-03-09 | 2001-03-09 | 船倉クリーニングシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002264886A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007145231A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Heian Kaiun Kk | 粉体積載船の船体構造 |
JP2009040544A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Hitachi Plant Mechanics Co Ltd | セラ式空気輸送装置の弁構造体 |
JP2013230749A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Ube Kosan Kaiun Kk | 揚荷装置 |
JP2017024723A (ja) * | 2016-11-11 | 2017-02-02 | 宇部興産海運株式会社 | 揚荷装置 |
-
2001
- 2001-03-09 JP JP2001066247A patent/JP2002264886A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007145231A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Heian Kaiun Kk | 粉体積載船の船体構造 |
JP4562646B2 (ja) * | 2005-11-29 | 2010-10-13 | 平安海運株式会社 | 粉体積載船の船体構造 |
JP2009040544A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Hitachi Plant Mechanics Co Ltd | セラ式空気輸送装置の弁構造体 |
JP2013230749A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Ube Kosan Kaiun Kk | 揚荷装置 |
JP2017024723A (ja) * | 2016-11-11 | 2017-02-02 | 宇部興産海運株式会社 | 揚荷装置 |
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