JP2003121071A - 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法 - Google Patents

樹脂流動乾燥機及びその清掃方法

Info

Publication number
JP2003121071A
JP2003121071A JP2001311645A JP2001311645A JP2003121071A JP 2003121071 A JP2003121071 A JP 2003121071A JP 2001311645 A JP2001311645 A JP 2001311645A JP 2001311645 A JP2001311645 A JP 2001311645A JP 2003121071 A JP2003121071 A JP 2003121071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
room
wall
air
air nozzles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001311645A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Mizuguchi
雅彦 水口
Zenkei Morishita
全啓 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001311645A priority Critical patent/JP2003121071A/ja
Publication of JP2003121071A publication Critical patent/JP2003121071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手と時間とをかけることなく、乾燥室内の
壁面に付着した樹脂を確実に拭き落とし、樹脂排出口か
ら排出する。 【解決手段】 内部が3つの部屋11a〜11cに仕切
られた乾燥室11内に水分を含んだ樹脂を投入する樹脂
投入口12と、乾燥後の樹脂を排出する樹脂排出口13
と、乾燥室11内の床壁全体に形成された熱風吹出口1
4と、乾燥室11内の天壁112に形成された排気口1
6とを備えた樹脂流動乾燥機において、乾燥室11内の
天壁112及び全側壁113に多数のエアノズル20,
20・・・が配置されており、各エアノズル20は、乾
燥室11内の各壁面に付着した樹脂を壁面から拭き落と
し、前方の部屋に順次送り込みながら樹脂排出口13か
ら排出するように、その噴射方向が設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分を含んだ樹脂
を多段の部屋の中で加熱し、流動させながら徐々に乾燥
させる樹脂流動乾燥機及びその清掃方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水分を含んだ樹脂(ただし、
前段階で一応の脱水はされている)を多段の部屋の中で
加熱し、流動させながら徐々に乾燥させる樹脂流動乾燥
機が提供されている。
【0003】図7は、この流動乾燥機の構造を模式的に
示した図である。
【0004】この流動乾燥機は、乾燥室11の内部が3
段の部屋11a,11b,11cに仕切られている。そ
して、上流側である1番目の部屋11aに、水分を含ん
だ樹脂を投入する樹脂投入口12が設けられ、下流側で
ある3番目の部屋11cに、乾燥後の樹脂を排出する樹
脂排出口13が設けられている。
【0005】また、乾燥室11内の床壁111全体に、
多数の熱風吹出口14,14・・・が設けられており、
この床壁111の下部には、熱風吹出口14,14・・
・を通じて乾燥室11内に熱風を送り込むためのエアヒ
ータ15が配置されている。この例では、各部屋11
a,11b,11cごとに1台のエアヒータ15が配置
されている。
【0006】また、乾燥室11内の天壁112には、各
部屋11a,11b,11cの境界部分に対向する2箇
所の位置に、それぞれ排気口16,16が設けられた構
造となっている。
【0007】このような構造の樹脂流動乾燥機は、各エ
アヒータ15を駆動して床壁111の熱風吹出口14,
14・・・から乾燥室11内に熱風を吹き込むととも
に、天壁112の排気口16,16から乾燥室11内の
空気を排気している状態で、樹脂投入口12から水分を
含んだ樹脂(ただし、前段階で一応の脱水はされてい
る)を投入する。
【0008】乾燥室11内は、熱風吹出口14,14・
・・からの熱風と、排気口16,16からの排気とによ
り、図6中に矢符で示すように空気(熱風)が流動して
いる。そのため、投入された樹脂は、この空気の流れに
乗って1番目の部屋11aから2番目(中央部)の部屋
11bに移動し、さらに、2番目の部屋11bから3番
目の部屋11cに移動する。そして、この移動の際に熱
風によってさらに乾燥された後、乾燥後の樹脂(樹脂
粉)が樹脂排出口13から排出されるようになってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような樹脂流動乾
燥機では、乾燥処理の過程において、天壁112及び側
壁113に、樹脂投入口12から投入された樹脂の一部
が付着する。そのため、乾燥室11内を定期的に清掃す
る必要があるが、従来は、この清掃作業を作業員が乾燥
室11内に入って壁面を拭き、さらに水で洗い流すとい
った手作業で行っていた。そのため、清掃作業に人手と
時間がかかるといった問題があった。また、水洗いする
ため、樹脂流動乾燥機周辺の水対策も必要になるといっ
た問題もあった。
【0010】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、人手と時間とをかけることな
く、乾燥室内の壁面に付着した樹脂を確実に拭き落と
し、樹脂排出口から排出し得る樹脂流動乾燥機及びその
清掃方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂流動乾燥機
は、内部が多段の部屋に仕切られた乾燥室内に水分を含
んだ樹脂を投入する樹脂投入口と、乾燥後の樹脂を排出
する樹脂排出口と、乾燥室内の床壁全体に形成された熱
風吹出口と、乾燥室内の天壁に形成された排気口とを備
えた樹脂流動乾燥機において、乾燥室内の前記天壁及び
全側壁に多数のエアノズルが配置されており、各エアノ
ズルは、乾燥室内の各壁面に付着した樹脂を壁面から拭
き落とし、前方の部屋に順次送り込みながら前記樹脂排
出口から排出するように、その噴射方向が設定されてい
ることを特徴とする。また、前記側壁に配置されたエア
ノズルは、上下方向に所定の間隔を存して複数列に配置
されていることを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する本発明によれば、
各エアノズルから、対向する壁面に対してエアを噴射す
ることにより、対向壁面に付着した樹脂を拭き落とし、
かつ、前方の部屋に順次送り込むことにより、乾燥室内
の壁面に付着した樹脂を確実に清掃することができる。
また、水を使用しないので、樹脂流動乾燥機周辺の水対
策も不要となる。
【0013】また、本発明の樹脂流動乾燥機の清掃方法
は、上記構成の樹脂流動乾燥機において、前記樹脂投入
口側の部屋から前記樹脂排出口側の部屋に向かって部屋
ごとに順次清掃を行うとともに、各部屋では、まず天壁
に配置されたエアノズルによって天壁に付着した樹脂を
拭き落としつつ次の部屋に送り込み、その後、各側壁に
配置されたエアノズルを最上列から最下列に向かって対
向壁面に順次エアを噴射することにより、側壁に付着し
た樹脂を順次拭き落としつつ次の部屋に送り込み、最後
の部屋では、拭き落としつつ送り込まれた樹脂を前記樹
脂排出口から排出することを特徴とする。この場合、同
時に噴射するエアノズルの数としては、1〜2個が好適
である。
【0014】このような特徴を有する本発明によれば、
上流側である樹脂投入口から下流側である樹脂排出口に
向かって、壁面に付着した樹脂を順次拭き落としなが
ら、下流側の部屋に送り込むことができるので、乾燥室
内の壁面に付着した樹脂を確実に清掃することができ
る。また、水を使用しないので、樹脂流動乾燥機周辺の
水対策も不要となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の樹脂流動乾燥機の一実施
形態の構造を模式的に示した図である。
【0017】本実施形態の樹脂流動乾燥機の基本的構造
は、図7に示した樹脂流動乾燥機の構造と全く同様であ
るので、同部材には同符号を付すこととし、詳細な説明
は省略する。また、本実施形態の樹脂流動乾燥機は、縦
2.5m、横2.3m、長さが6.5m程度の大きさで
ある。
【0018】本実施形態では、上記構造の樹脂流動乾燥
機において、乾燥室11内の天壁112及び各側壁11
3に、多数のエアノズル20,20・・・が配置されて
おり、各エアノズル20は、乾燥室11内の各壁面11
2,113に付着した樹脂を壁面から拭き落とし、前方
の部屋に順次送り込みながら樹脂排出口13から排出す
るように、その噴射方向がそれぞれ設定されている。
【0019】ここで、側壁に配置されたエアノズル20
は、本実施形態では、上下方向に所定の間隔を存して3
列(上列、中列、下列)に配置されている。
【0020】図2及び図3は、エアノズル20の配置位
置を示す詳細図である。ただし、図2及び図3では、エ
アノズル20の配置位置を黒丸の点(一部模式図を含
む)で示している。
【0021】本実施形態では、天壁112については、
正方形状の各排気口16,16の周囲にそれぞれ4個の
エアノズル20が配置されており、排気口16の周囲4
辺から延設される台形状の屋根板の下端寄りの両端にそ
れぞれ2個のエアノズル20が配置されている。また、
樹脂投入口12が設けられた天壁112の部分112a
(図3参照)に2個のエアノズル20が配置されている
ことから、天壁112の全体では、26個のエアノズル
20が配置されている。なお、排気口16の周囲に配置
されたエアノズル20は、図4に示すように、その先端
部が3方向に分岐した形状となっており、台形状の屋根
板の全体をカバーできるようになっている。
【0022】また、図2中、上側の長側壁113には、
上列、中列、下列の各列にエアノズル20が配置されて
おり、上列には12個、中列には12個、下列には14
個のエアノズルが配置されている。また、下列のさらに
下側に2個のエアノズル20が配置されており、その結
果、上側の長側壁113には、合計40個のエアノズル
20が配置されている。
【0023】また、図2中、下側の長側壁113には、
上列、中列、下列の各列にエアノズル20が配置されて
おり、上列には12個、中列には12個、下列には12
個のエアノズルが配置されている。また、下列のさらに
下側に2個のエアノズル20が配置されており、その結
果、下側の長側壁113には、合計38個のエアノズル
20が配置されている。
【0024】また、図2中、左側の短側壁(樹脂投入口
12のある側の短側壁)113には、上列、中列、下列
の各列にエアノズル20が配置されており、上列には4
個、中列には3個、下列には4個のエアノズルが配置さ
れている。その結果、左側の短側壁113には、合計1
1個のエアノズル20が配置されている。
【0025】また、図2中、右側の短側壁(樹脂排出口
13のある側の短側壁)113には、上列、下列の各列
にエアノズル20が配置されており、上列には4個、下
列には4個のエアノズルが配置されている。その結果、
右側の短側壁113には、合計8個のエアノズル20が
配置されている。
【0026】以上の結果より、乾燥室11内には、合計
123個(=26+40+38+11+8)のエアノズ
ルが配置されている。
【0027】ここで、上側の長側壁113及び下側の長
側壁113(すなわち、左右の長側壁)に配置されたエ
アノズル20の先端は、対向する側壁に向けて水平より
やや下向きに配置(図示省略)されている。また、左側
の短側壁(樹脂投入口12のある側の短側壁)113及
び右側の短側壁(樹脂排出口13のある側の短側壁)1
13に配置されているエアノズル20の先端は、図5に
示すように、自らの壁面に向けてエアを噴射するよう
に、下向きかつやや壁向きに配置されている。
【0028】また、天壁112の排気口16の周囲4箇
所に配置されているエアノズル(先端部が3方向に分岐
されたエアノズル)20の各先端は、図6に示すよう
に、傾斜する屋根板112aに対してほぼ水平方向に配
置されている。また、排気口16の周囲4箇所に配置さ
れているエアノズル20以外のエアノズル20の先端
は、図5に示す向きとほぼ同様(ただし、図5の側壁1
13を天壁112として見たとき)の配置となってい
る。
【0029】これらのエアノズル20は、図示は省略し
ているが、それぞれ電磁弁によりオン/オフされるよう
になっており、電磁弁は、図示は省略しているがCPU
等を主体とする制御装置によって制御されるようになっ
ている。
【0030】また、各エアノズル20の噴射方向は可変
とし、対向する壁面または取り付けられている壁面に付
着している樹脂が落ちやすいように向きが調整(すなわ
ち、壁面側下向き方向に調整)されている。また、エア
圧は、4kgf/cm2 である。
【0031】次に、上記構成の樹脂流動乾燥機におい
て、乾燥室11内の各壁面に付着した樹脂を清掃する清
掃処理動作について説明する。
【0032】清掃処理では、まず、各エアヒータ15を
駆動して床壁111の熱風吹出口14,14・・・から
乾燥室11内に熱風を吹き込むとともに、天壁112の
排気口16,16から乾燥室11内の空気を排気する。
これにより、乾燥室11内は、熱風吹出口14,14・
・・からの熱風と、排気口16,16からの排気とによ
り、図7中に矢符で示すように空気(熱風)が流動する
ことになる。
【0033】この後、上流側である1番目の部屋11a
に配置されているエアノズル20を使用して、1番目の
部屋11a内の壁面に付着した樹脂を清掃する。すなわ
ち、まず、1番目の部屋11aにほぼ対向する位置の天
壁112(すなわち、図1中、左側の排気口16の周囲
4辺から延設される台形状の屋根板によって構成される
天壁部分及び樹脂投入口12が設けられた天壁部分11
2a)に配置されているエアノズル20,20・・・を
噴射して、この部分の天壁に付着した樹脂を拭き落と
す。この際、噴射するエアノズル20は、全てのエアノ
ズルから同時に噴射するのではなく、一度に1〜2個の
エアノズル20から、5〜60秒程度ずつ順次噴射(エ
アブロー)する。このように、一度に噴射するエアノズ
ル20の数を1〜2個としたのは、これより多いと、拭
き落とされた樹脂が乾燥室11の全体に拡散して、逆に
清掃時間がかかることになるからである。
【0034】このようにして、1番目の部屋11aにほ
ぼ対向する天壁部分に付着した樹脂を拭き落とすと、次
に、左側の短側壁(樹脂投入口12のある側の短側壁)
113に配置されているエアノズル20,20・・・を
噴射して、短側壁113に付着した樹脂を拭き落とす。
この際、噴射するエアノズル20は、全てのエアノズル
から同時に噴射するのではなく、上列側のエアノズル2
0,20・・・から順番に、一度に1〜2個ずつ、5〜
60秒程度噴射する。
【0035】このようにして、1番目の部屋11aの短
側壁113に付着した樹脂を拭き落とすと、次に、部屋
11a部分に位置する上側または下側(すなわち、樹脂
投入口12側から見て左側または右側:以下同様)のい
ずれかの長側壁113に配置されているエアノズル2
0,20・・・を噴射して、長側壁113に付着した樹
脂を拭き落とす。この際、噴射するエアノズル20は、
全てのエアノズルから同時に噴射するのではなく、上列
側のエアノズル20,20・・・から順番に、一度に1
〜2個ずつ、5〜60秒程度噴射する。
【0036】このようにして部屋11aの各壁面から拭
き落とされた樹脂は、熱風の流れに乗って流動し、次の
部屋(2番目の部屋)11bに送り込まれる。
【0037】2番目の部屋11bでは、この部屋11b
に対向する上側及び下側の長側壁113部分に配置され
ているエアノズル20を使用して、部屋11b内の壁面
に付着した樹脂を清掃する。すなわち、まず、この部屋
11b及び次の部屋(3番目の部屋)11cに対向する
位置の天壁112(すなわち、図1中、右側の排気口1
6の周囲4辺から延設される台形状の屋根板によって構
成される天壁部分)に配置されているエアノズル20,
20・・・を噴射して、この部分の天壁に付着した樹脂
を拭き落とす。この際、噴射するエアノズル20は、全
てのエアノズルから同時に噴射するのではなく、一度に
1〜2個のエアノズル20から、5〜60秒程度ずつ順
次噴射(エアブロー)する。
【0038】このようにして、この部屋11b及び次の
部屋11cに対向する天壁部分に付着した樹脂を拭き落
とすと、次に、この部屋11b部分に位置する上側また
は下側(左側または右側)のいずれかの長側壁113に
配置されているエアノズル20,20・・・を噴射し
て、長側壁113に付着した樹脂を拭き落とす。この
際、噴射するエアノズル20は、全てのエアノズルから
同時に噴射するのではなく、上列側のエアノズル20,
20・・・から順番に、一度に1〜2個ずつ、5〜60
秒程度噴射する。
【0039】このようにして部屋11bの各壁面から拭
き落とされた樹脂、及び1番目の部屋11aから送り込
まれてきた樹脂は、熱風の流れに乗って流動し、次の部
屋(3番目の部屋)11cに送り込まれる。
【0040】3番目の部屋11cでは、この部屋11c
に対向する上側及び下側の長側壁113部分に配置され
ているエアノズル20を使用して、部屋11b内の壁面
に付着した樹脂を清掃する。すなわち、この時点では、
天壁112部分に付着した樹脂はすでに拭き落とされて
いるので、まず最初に、右側の短側壁(樹脂排出口13
のある側の短側壁)113に配置されているエアノズル
20,20・・・を噴射して、短側壁113に付着した
樹脂を拭き落とす。この際、噴射するエアノズル20
は、全てのエアノズルから同時に噴射するのではなく、
上列側のエアノズル20,20・・・から順番に、一度
に1〜2個ずつ、5〜60秒程度噴射する。
【0041】このようにして、3番目の部屋11cの短
側壁113に付着した樹脂を拭き落とすと、次に、この
部屋11c部分に位置する上側または下側(左側または
右側)のいずれかの長側壁113に配置されているエア
ノズル20,20・・・を噴射して、長側壁113に付
着した樹脂を拭き落とす。この際、噴射するエアノズル
20は、全てのエアノズルから同時に噴射するのではな
く、上列側のエアノズル20,20・・・から順番に、
一度に1〜2個ずつ、5〜60秒程度噴射する。
【0042】このようにして3番目の部屋11cの各壁
面から拭き落とされた樹脂、及び2番目の部屋11bか
ら送り込まれてきた樹脂は、熱風の流れに乗って流動
し、樹脂排出口13から外部に排出されることになる。
【0043】なお、一度に1個のエアノズル20から5
〜20秒ずつエアを噴射して清掃を行った結果、乾燥室
11内の清掃を20分で行うことができた。従来は、各
部屋11a〜11cに各1名ずつ3名で清掃し、乾燥終
了まで約2時間を要していたので、本発明の樹脂流動乾
燥機及びその清掃方法を用いることにより、清掃時間が
大幅に短縮されることになる。
【0044】また、上記実施形態では、エアノズル20
の数を123個配置しているが、エアノズルの数は、こ
の個数に限定されるものではなく、樹脂流動乾燥機の大
きさに応じて適宜変更すればよい。また、各側壁に配置
するエアノズル20の配置構成も、上列、中列、下列の
3列に限定されるものではなく、乾燥室11内の大きさ
に応じて、2列や4列、または4列以上であってもよ
い。
【0045】
【発明の効果】本発明の樹脂流動乾燥機及びその清掃方
法によれば、各エアノズルから、対向する壁面に対して
エアを噴射することにより、対向壁面に付着した樹脂を
拭き落とし、かつ、前方の部屋に順次送り込むことによ
り、乾燥室内の壁面に付着した樹脂を確実に清掃するこ
とができるとともに、清掃時間を大幅に短縮することが
できる。また、水を使用しないので、樹脂流動乾燥機周
辺の水対策も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂流動乾燥機の一実施形態の構造を
模式的に示した図である。
【図2】エアノズルの配置位置を示す詳細図である。
【図3】エアノズルの配置位置を示す詳細図である。
【図4】天壁の排気口周囲に配置されているエアノズル
の形状を示す平面図である。
【図5】短側壁に配置されているエアノズルの先端の向
きを示す説明図である。
【図6】天壁の排気口周囲に配置されているエアノズル
の各先端の向きを示す説明図である。
【図7】流動乾燥機の構造を模式的に示した図である。
【符号の説明】
11 乾燥室 11a〜11c 部屋 12 樹脂投入口 13 樹脂排出口 14 熱風吹出口 15 エアヒータ 16 排気口 20 エアノズル 112 天壁 113 側壁(長側壁、短側壁)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が多段の部屋に仕切られた乾燥室内
    に水分を含んだ樹脂を投入する樹脂投入口と、乾燥後の
    樹脂を排出する樹脂排出口と、乾燥室内の床壁全体に形
    成された熱風吹出口と、乾燥室内の天壁に形成された排
    気口とを備えた樹脂流動乾燥機において、 乾燥室内の前記天壁及び全側壁に多数のエアノズルが配
    置されており、各エアノズルは、乾燥室内の各壁面に付
    着した樹脂を壁面から拭き落とし、前方の部屋に順次送
    り込みながら前記樹脂排出口から排出するように、その
    噴射方向が設定されていることを特徴とする樹脂流動乾
    燥機。
  2. 【請求項2】 前記側壁に配置されたエアノズルは、上
    下方向に所定の間隔を存して複数列に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の樹脂流動乾燥機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の樹脂流動乾燥機の清掃
    方法であって、前記樹脂投入口側の部屋から前記樹脂排
    出口側の部屋に向かって部屋ごとに順次清掃を行うとと
    もに、 各部屋では、まず天壁に配置されたエアノズルによって
    天壁に付着した樹脂を拭き落としつつ次の部屋に送り込
    み、その後、各側壁に配置されたエアノズルを最上列か
    ら最下列に向かって対向壁面に順次エアを噴射すること
    により、側壁に付着した樹脂を順次拭き落としつつ次の
    部屋に送り込み、最後の部屋では、拭き落としつつ送り
    込まれた樹脂を前記樹脂排出口から排出することを特徴
    とする樹脂流動乾燥機の清掃方法。
  4. 【請求項4】 同時に噴射するエアノズルの数が1〜2
    個である請求項3に記載の樹脂流動乾燥機の清掃方法。
JP2001311645A 2001-10-09 2001-10-09 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法 Pending JP2003121071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001311645A JP2003121071A (ja) 2001-10-09 2001-10-09 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001311645A JP2003121071A (ja) 2001-10-09 2001-10-09 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003121071A true JP2003121071A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19130435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001311645A Pending JP2003121071A (ja) 2001-10-09 2001-10-09 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003121071A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307449A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Trinc:Kk 除電・除塵装置および除電・除塵システム
JP2009156923A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Hochiki Corp 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品
KR100946241B1 (ko) 2009-08-07 2010-03-08 영춘프로폴 (주) 발포 수지 입자 코팅장치용 건조기
CN101709913B (zh) * 2009-12-29 2011-09-07 长沙通发高新技术开发有限公司 全沸腾旋流流化床调湿机及调湿新工艺
JP2013184341A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Purpose Co Ltd 樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法
JP2015178048A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 株式会社ニューフレアテクノロジー 偏向器用クリーニング装置及び偏向器のクリーニング方法
CN117383644A (zh) * 2023-12-11 2024-01-12 江苏大恒环境技术有限公司 清垢装置、蒸发器以及浓缩系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007307449A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Trinc:Kk 除電・除塵装置および除電・除塵システム
JP2009156923A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Hochiki Corp 光出力手段の終端構造、光終端器、及び光終端部品
KR100946241B1 (ko) 2009-08-07 2010-03-08 영춘프로폴 (주) 발포 수지 입자 코팅장치용 건조기
CN101709913B (zh) * 2009-12-29 2011-09-07 长沙通发高新技术开发有限公司 全沸腾旋流流化床调湿机及调湿新工艺
JP2013184341A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Purpose Co Ltd 樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法
JP2015178048A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 株式会社ニューフレアテクノロジー 偏向器用クリーニング装置及び偏向器のクリーニング方法
CN117383644A (zh) * 2023-12-11 2024-01-12 江苏大恒环境技术有限公司 清垢装置、蒸发器以及浓缩系统
CN117383644B (zh) * 2023-12-11 2024-03-15 江苏大恒环境技术有限公司 清垢装置、蒸发器以及浓缩系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100634668B1 (ko) 착색단고추 열수세척장치
JP2015192141A (ja) 基板乾燥装置及び基板乾燥方法
JP2003121071A (ja) 樹脂流動乾燥機及びその清掃方法
CN101814424B (zh) 基板处理装置及基板处理方法
JP2007294907A5 (ja)
JP2006272165A (ja) 塗装設備
KR100938639B1 (ko) 건조 장치
KR101854784B1 (ko) 세차장치
JP2018107466A (ja) 基板乾燥装置
WO2003071594A1 (fr) Dispositif de traitement de substrats de type support
JP2000146401A (ja) 冷却装置
KR100684048B1 (ko) 유체분사장치
KR100925472B1 (ko) 에어나이프 장치
CN110340093A (zh) 一种隧道式全自动玻璃器皿清洗机
KR101187882B1 (ko) 기판의 건조장치
CN102430494A (zh) 粉体涂装装置
CN112038257B (zh) 清洗设备
JPH09118419A (ja) バケットエレベータ
KR200452969Y1 (ko) 대면적 기판의 건조장치
JP3137959B2 (ja) 空調機洗浄用連結ノズルユニット
CN105269950B (zh) 用于印刷机的粉末设备
CN113391521A (zh) 曝光机及曝光方法
CN220992019U (zh) 一种用于汽车零部件再制造的清洗装置
CN207596011U (zh) 一种具有清洗功能的双工位送料机构
JPH09225417A (ja) シャワー式洗浄装置