JP2013184341A - 樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法 - Google Patents

樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法 Download PDF

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Abstract

【課題】必要に応じて乾燥タンクの清掃を効率化し、乾燥タンク内の清浄化を図ることにある。
【解決手段】樹脂装填口(46)から樹脂(樹脂ペレット4)が装填され、該樹脂(樹脂ペレット4)が樹脂取出し口(48)から取り出される樹脂の乾燥タンク(6−1、6−2)と、乾燥タンク(6−1、6−2)を清掃する場合、乾燥タンク内の残留樹脂を空気噴射により樹脂取出し口(48)に導く空気噴射部(エアブローノズル70、136)とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、樹脂ペレットなど、成形用樹脂を乾燥させる樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法に関する。
樹脂製品の成形加工には樹脂ペレットなど、成形用樹脂が用いられる。この成形用樹脂に水分が付着していると、その水分の蒸気化や温度変化をもたらすために成形精度や成形品質を低下させる。このため、成形前の成形用樹脂の乾燥は不可欠である。この乾燥には樹脂乾燥装置が使用される。
成形用樹脂に付着した水分は、加熱によって除去できる。しかし、高温で加熱すると、成形用樹脂が熱劣化するおそれがある。これを回避するため、乾燥タンク内を低圧化(真空化)することにより、水分の沸点を下げ、低温下で水分を蒸気化して成形用樹脂から除く所謂真空乾燥技術を用いる樹脂乾燥装置が知られている。
この樹脂乾燥装置では異なる材質や異なる着色の成形用樹脂の乾燥に用いられる。異なる材質や異なる着色の成形用樹脂を用いる場合には、乾燥タンクを清掃することが必要である。樹脂の混合を回避することが成形品質を維持するうえで不可欠である。
減圧下で樹脂乾燥を行う樹脂乾燥装置に関し、乾燥タンク内の加熱手段に着脱自在のスペーサが設けられ、このスペーサの取り外しにより乾燥タンク内の清掃を行うことが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2004−308928号公報
ところで、乾燥タンク内に配置された部材を取り外して清掃することは手間を要するし、乾燥した樹脂が静電気を帯び、一旦除かれた樹脂が乾燥タンクや着脱部材に付着するなどの不都合がある。着脱部材を乾燥タンクから外部に取り出した後、乾燥タンク内に装着する場合には、外部に取り出した部材に外気から塵埃などの夾雑物を乾燥タンク内に導いてしまうといった不都合もある。
このため、乾燥タンクの清掃や乾燥タンク内の清浄化に手間取るという課題がある。また、清掃した際に乾燥樹脂が粉体である場合、その飛散は環境を汚染する場合もある。また、異なる樹脂が混入した場合には、初期成形品から不良品が生じない程度に予備成形の無駄や本成形までに時間を要するなどの課題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑み、必要に応じて乾燥タンクの清掃を効率化し、乾燥タンク内の清浄化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法の構成は以下のとおりである。
(1) 樹脂装填口から樹脂が装填され、該樹脂が樹脂取出し口から取り出される前記樹脂の乾燥タンクと、
前記乾燥タンクを清掃する場合、前記乾燥タンク内の残留樹脂を空気噴射により前記樹脂取出し口に導く空気噴射部と、
を備えることを特徴とする樹脂乾燥装置。
(2) 前記乾燥タンクを開閉する蓋部を備え、該蓋部または前記乾燥タンクのいずれか一方に前記空気噴射を行う空気噴射部を備え、または前記蓋部および前記乾燥タンクの双方に前記空気噴射部を備えることを特徴とする、上記(1)に記載の樹脂乾燥装置。
(3) さらに、前記樹脂取出し口から排出された前記残留樹脂を貯留する貯留タンクと、
前記貯留タンクに排出された前記残留樹脂を搬送空気により前記貯留タンク外に搬送する樹脂搬送手段と、
を備えることを特徴とする、上記(1) または(2) に記載の樹脂乾燥装置。
(4) さらに、画面に前記乾燥タンク、前記樹脂装填口または前記樹脂取出し口の開閉手段、清掃指示を表示する表示手段と、
前記清掃指示をタッチ入力により受ける入力手段と、
前記タッチ入力に応じて前記開閉手段の開閉、前記清掃指示により前記空気噴射部の空気噴射を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする、上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の樹脂乾燥装置。
(5) 樹脂装填口から樹脂が装填され、樹脂取出し口から樹脂が取り出される前記樹脂を乾燥する乾燥タンクであって、
タンク内を清掃する場合、前記樹脂取出し口に前記タンク内の残留樹脂を空気噴射により導く空気噴射部を備えることを特徴とする乾燥タンク。
(6) タンクを開閉する蓋部を備え、該蓋部または前記タンクのいずれか一方に前記空気噴射を行う空気噴射部を備え、または前記蓋部および前記タンクの双方に前記空気噴射部を備えることを特徴とする、上記(5) に記載の乾燥タンク。
(7) 樹脂を乾燥させる乾燥タンクの清掃方法であって、
樹脂装填口から樹脂が装填され、樹脂取出し口から樹脂が取り出される前記樹脂の乾燥タンクを清掃する場合、前記乾燥タンク内の残留樹脂を空気噴射により前記樹脂取出し口に導くことを特徴とする、乾燥タンクの清掃方法。
以上説明した本発明の樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法によれば次のいずれかの効果が得られる。
a) 乾燥タンク内の残留樹脂を効率的に除去できる。
b) 乾燥タンクの加熱部材の残留樹脂を効率的に除去できる。
c) 乾燥タンクから排出した残留樹脂を貯留タンク外に搬送でき、再利用や廃棄することができる。
そして、本発明の他の目的、特徴および利点は、添付図面および各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る樹脂乾燥装置の一例を示す図である。 蓋部から見た乾燥タンクを示す平面図である。 図2のIII −III 線断面図である。 乾燥タンクの清掃動作を示す図である。 乾燥タンクの清掃回路を示す図である。 樹脂乾燥装置の制御部を示す図である。 表示部の操作画面を示す図である。 エアブロー制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 乾燥処理から清掃処理までの処理手順の一例を示すフローチャートである。 乾燥処理から清掃処理までの処理手順の一例を示すフローチャートである。 清掃処理の一例を示すフローチャートである。 清掃処理の他の例を示すフローチャートである。 画面表示、操作および動作の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第二の実施の形態に係る乾燥タンクを示す平面図である。 図14のXV −XV 線断面図である。 樹脂乾燥装置の一例を示す図である。 清掃処理を示すフローチャートである。
<第一の実施の形態に係る樹脂乾燥装置>
図1は、第一の実施形態に係る樹脂乾燥装置の動作状態を示している。図1に示す構成は一例であり、係る構成に本発明が限定されるものではない。
この樹脂乾燥装置2には樹脂ペレット4が用いられる。この樹脂ペレット4は成形樹脂を顆粒化したものであり、乾燥する樹脂の一例である。乾燥する樹脂としては、粉体であってもよい。
この樹脂乾燥装置2は樹脂ペレット4を乾燥する乾燥タンク6−1を備える。乾燥タンク6−1は、樹脂ペレット4を減圧下で加熱乾燥する。乾燥タンク6−1にはヒータ8が設置されている。乾燥タンク6−1の蓋部10には、タンク内を減圧する手段として、真空ポンプ12が管路14により接続されている。管路14にはフィルタ16、圧力計18、真空破壊弁20が設置されている。また、乾燥タンク6−1にはリークエア弁21が設置されている。乾燥タンク6−1の減圧状態はリークエア弁21によって調整される。
乾燥タンク6−1に対し、樹脂ペレット4を輸送する第1および第2の輸送管路22、24が設置されている。輸送管路22は、材料タンク26から乾燥タンク6−1へ樹脂ペレット4を輸送する。輸送管路24は、乾燥タンク6−1から樹脂成形機28に樹脂ペレット4を輸送する。
輸送管路22、24は連結されてブロワ30が接続されている。ブロワ30は吸引手段の一例である。ブロワ30の入口側にはインラインフィルタ32が設置されている。輸送管路22側には切替ユニットとして一次輸送側弁34が設置され、輸送管路24側には二次輸送側弁36が設置されている。
樹脂ペレット4の一次輸送(一次輸送モード)では、一次輸送側弁34を開、二次輸送側弁36を閉とする。ブロワ30を駆動すると、一次輸送空気が輸送管路22よりブロワ30に吸引される。この吸引空気により、材料タンク26から樹脂ペレット4が乾燥タンク6−1側のホッパータンク38に流れる。樹脂ペレット4は、分離網40により輸送空気と分離され、ホッパータンク38に残留し、貯留される。輸送管路22に流れる空気は、ブロワ30から外気に排出される。つまり、輸送管路22、24、ブロワ30および輸送空気が樹脂搬送手段の一例である。
ホッパータンク38の樹脂ペレット4が所定量に到達すれば、ホッパータンク38への樹脂ペレット4の輸送を停止する。乾燥タンク6−1内の樹脂ペレット4は、近接センサ42によって監視されている。乾燥タンク6−1内の樹脂ペレット4が不足すると、上シャッタ44−1が開かれる。これにより、ホッパータンク38内の樹脂ペレット4が蓋部10にある樹脂装填口46から乾燥タンク6−1に供給される。この樹脂供給は、近接センサ42により監視され、乾燥タンク6−1内の樹脂ペレット4が所定量に到達したとき、シャッタ44−1が閉止される。乾燥タンク6−1の加熱温度は温度センサ55−1、55−2によって検出され、監視されている。温度センサ55−1は、ヒータ8側に設置されている。温度センサ55−2は、乾燥タンク6−1の内壁部に設置されている。
乾燥タンク6−1で乾燥した樹脂ペレット4は、下シャッタ44−2を開くことにより、樹脂取出し口48から取り出され貯留タンク50に溜められる。
樹脂成形機28側には近接センサ52が設置され、樹脂成形機28側の樹脂要求を監視している。樹脂成形機28側の樹脂ペレット4が不足すると、樹脂ペレット4の二次輸送が開始される。
この樹脂ペレット4の二次輸送(二次輸送モード)では、二次輸送側弁36を開、一次輸送側弁34を閉とする。ブロワ30を駆動すると、二次輸送空気51が貯留タンク50にある吸引フィルタ54より輸送管路24を経てブロワ30に吸引される。この吸引空気により、貯留タンク50から樹脂ペレット4が樹脂成形機28のホッパータンク56に流れる。樹脂ペレット4は、分離網58により二次輸送空気51と分離され、ホッパータンク56に残留し、貯留される。輸送管路24に流れる空気51は、ブロワ30から外気に排出される。近接センサ52が所定量の樹脂ペレット4の貯留を検出すれば、ホッパータンク56への樹脂ペレット4の輸送を停止する。
このような樹脂ペレット4の一次輸送および二次輸送は、樹脂成形機28の樹脂ペレット4の消費ないし需要に応じて連続的ないし断続的に実行される。これにより、樹脂ペレット4の乾燥と樹脂成形とが連動し、効率的な樹脂ペレット4の乾燥および成形を行うことができる。
そして、この樹脂乾燥装置2の乾燥タンク6−1の蓋部10には複数のエアブローノズル70が設置されている。各エアブローノズル70は空気噴射部の一例である。各エアブローノズル70には、エアコンプレッサ61から管路62を通じて圧縮空気64が供給されている。このエアコンプレッサ61は、圧縮空気源の一例である。管路62にはエアブロー電磁弁66が設置されている。
乾燥タンク6−1を清掃する場合には、シャッタ44−2を開とし、エアブローノズル70から圧縮空気64の噴射を行い、乾燥タンク6−1内に残留する樹脂ペレット4を樹脂取出し口48に導く。これにより、乾燥タンク6−1内の樹脂ペレット4は貯留タンク50側に排出される。
<エアブローノズル70の構成>
図2は、蓋部10側から見た乾燥タンク6−1を示している。図3は、図2のIII −III 線断面を示している。
乾燥タンク6−1の開口部68は円形である。この開口部68を塞ぐ蓋部10は円形である。この蓋部10の中央には、既述の樹脂装填口46が形成されている。この樹脂装填口46の周囲部にはヒータ8が配置され、各ヒータ8はボルトによって個別に固定されている。蓋部10は放熱ユニット71を構成し、この放熱ユニット71は乾燥タンク6−1に対して着脱可能である。
蓋部10には、樹脂装填口46と同心円上に複数のエアブローノズル70が配置されている。各エアブローノズル70は、各ヒータ8に隣接して配置されている。
放熱ユニット71の中央部には中空パイプ72が設置されている。この中空パイプ72の上部には球形部74が形成されている。この球形部74により、樹脂装填口46から落下した樹脂ペレット4を乾燥タンク6−1内に飛散させる。また、中空パイプ72の下部には円錐状のフランジ部76が形成されている。このフランジ部76により乾燥タンク6−1内の樹脂崩れを防止し、樹脂ペレット4の先入れ先出しに規制している。
各ヒータ8には放熱フィン78が取り付けられている。この放熱フィン78に隣接する位置にエアブローノズル70が配置されている。エアブローノズル70の設置数は放熱フィン78に対応し、この実施の形態では同数であるが、設置数は異なってもよい。このような配置により、放熱フィン78に付着した樹脂ペレット4を空気噴射により排除することができる。
各エアブローノズル70に接続された管路62は一括されてエアブロー電磁弁66に接続されている。このエアブロー電磁弁66を介して図示しないエアコンプレッサ61(図1)に接続されている。
<乾燥タンク6−1のタンク内清掃>
図4は、乾燥タンク6−1のタンク内清掃の一例を示している。
乾燥タンク6−1の清掃は、乾燥タンク6−1から樹脂ペレット4の排出後に実行される。この清掃時には、シャッタ44−1を閉、シャッタ44−2を開とする。この清掃には、輸送管路24を用いる。一次輸送側弁34を閉、二次輸送側弁36を開とし、ブロワ30を駆動する。
エアブロー電磁弁66を開とし、圧縮空気64を各エアブローノズル70に供給する。各エアブローノズル70から圧縮空気64が乾燥タンク6−1内に噴射される。圧縮空気64は乾燥タンク6−1内に流れ、各ヒータ8および放熱フィン78に当たる。これにより、乾燥タンク6−1内の樹脂ペレット4は、圧縮空気64によりはじき飛ばされ、圧縮空気64とともに樹脂取出し口48に導かれる。
樹脂取出し口48に導かれた樹脂ペレット4は、貯留タンク50に落下ないし吸引される。ブロワ30の駆動により、吸引フィルタ54から吸引された外気が輸送管路24に流れているので、貯留タンク50に移動した樹脂ペレット4は輸送管路24から樹脂成形機28側のホッパータンク56に導かれる。
圧縮空気64は単に乾燥タンク6−1に流れるだけでなく、放熱フィン78および中空パイプ72に当たり、空気渦や拡散流を生じる。また、輸送管路24側の吸引力も作用し、強力な清掃空気流を生じさせる。これにより、樹脂ペレット4、その破片や微粉末などの全てが乾燥タンク6−1から除去することができる。
乾燥タンク6−1内の清掃が乾燥タンク6−1および輸送管路24で閉回路を構成して実行されており、排出空気はインラインフィルタ32により濾過し、微粒子を回収して排出するので、外気や環境の汚染を抑制することができる。
<乾燥タンク6−1の清掃回路>
図5は、乾燥タンク6−1の清掃回路の一例を示している。この清掃回路80は、既述の第2の輸送管路24によって構成されている。この清掃回路80では、ブロワ30の駆動により、吸引フィルタ54から吸引された空気51と、エアブローノズル70から乾燥タンク6−1に噴射された圧縮空気64とからなる空気Ar(=51+64)がホッパータンク56に到達する。このホッパータンク56から二次輸送側弁36に導かれた空気Arがインラインフィルタ32に到達して濾過される。インラインフィルタ32を経た空気Arがブロワ30に入り、外気に放出される。このような輸送空気Arにより、樹脂ペレット4などがホッパータンク56に導かれる。この場合、ホッパータンク56を通過した樹脂ペレット4の破片や微粉末は、第2の輸送管路24を通ってブロワ30の入り側にあるインラインフィルタ32で濾過され、回収されるので、外気や環境を汚染することがない。
<樹脂乾燥装置2の制御系統>
図6は、樹脂乾燥装置2の制御系統の一例を示している。この樹脂乾燥装置2には制御部84と操作部86とを備えている。これら制御部84および操作部86はともにコンピュータで構成されて連携されている。
制御部84には、CPU(Central Processing Unit )88、ROM(Read-Only Memory)90、EEPROM92、RAM(Random-Access Memory)94、タイマー96−1、96−2、入力ポート98、出力ポート100を備えている。
CPU88はROM90にあるプログラムを実行し、入力情報に応じた制御出力や表示出力を生成する。ROM90はCPU88で実行するプログラムを格納する。EEPROM92はデータ記憶部を構成し、制御データや検出データを格納している。RAM94はワークエリアを構成する。
入力ポート98には圧力計18、近接センサ42、52、真空スイッチ53、温度センサ55−1、55−2などの検出手段からの検出情報や、図示しないキーボードなどからの入力が加えられる。真空スイッチ53の操作により、真空ポンプ12が動作を開始する。
出力ポート100にはCPU88による演算出力や制御出力が生成される。制御出力により、ヒータ8、真空ポンプ12、真空破壊弁20、ブロワ30、一次輸送側弁34、二次輸送側弁36、エアブロー電磁弁66、エアコンプレッサ61、乾燥ユニット昇降装置102(図16)の駆動や制御が行われる。乾燥ユニット昇降装置102は、清掃時、蓋部10とともにヒータ8を含む放熱ユニット71の昇降に用いられる。
入力ポート98および出力ポート100にはケーブル104を介して操作部86の入力部106、出力部108が接続され、制御データの授受が行われる。制御部84および操作部86の接続は無線であってもよい。その場合には、入力部106、出力部108は通信部で構成し、制御部84に同様の構成を備えればよい。
操作部86には入力部106、出力部108に加え、CPU110、ROM112、RAM114、表示部116、タッチパネル118を備えている。
表示部116はLCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、情報表示を行う。この表示部116の表示画面にはタッチパネル118が設置されている。タッチパネル118はタッチによって情報入力やダイアログに対する指示を付与する。このタッチパネル118を通じて入力された情報はCPU110に取り込まれる。
<表示部116の画面表示>
図7のAは、表示部116の手動操作画面の一例を示している。この手動操作画面120では、既述の樹脂乾燥装置2の乾燥タンクアイコン600が中央に表示されている。この乾燥タンクアイコン600の上部にホッパータンクアイコン380が表示されている。このホッパータンクアイコン380には一次輸送ボタン340が表示されている。
乾燥タンクアイコン600には上シャッタボタン4401、エアブロースイッチボタン300、上蓋昇降ボタン1020、真空ポンプボタン1200、真空スイッチランプ530、下シャッタボタン4402、二次輸送ボタン360が表示されている。真空ポンプボタン1200をタッチすれば、真空ポンプ12の動作開始モードに移行し、真空スイッチランプ530が点灯する。つまり、真空スイッチランプ530は真空ポンプ12の動作を表示する表示部を構成する。
乾燥タンクアイコン600には温度センサ55の検出温度の温度表示部122が表示されている。上シャッタボタン4401および下シャッタボタン4402のそれぞれには開端および閉端が表示されている。
手動操作画面120の右上部には戻るボタン124が表示されている。この戻るボタン124は現在の処理から従前処理または待機処理への切替えのためのタッチ操作を行う。
図7のBは、タンク内確認画面126を示している。このタンク内確認画面126にはメッセージ表示128が表示され、この例では「タンク内に材料が残っていませんか」という清掃を促すメッセージが表示されている。このメッセージ表示128の下側にタンク内確認ボタン130が配置されている。このタンク内確認ボタン130には、OKボタン132とNGボタン134が配置されている。乾燥タンク6−1内に樹脂ペレット4が残っていない場合にはOKボタン132をタッチし、樹脂ペレット4が残っている場合にはNGボタン134をタッチすればよい。これにより、OKボタン132のタッチを検知した場合には、表示部116が手動操作画面120に戻り、エアブローによるタンク内清掃が開始される。NGボタン134のタッチを検知した場合には、表示部116が手動操作画面120に戻って待機状態となり、次の指示を待つ。
<タンク内清掃の処理手順>
図8は、エアブローによるタンク内清掃の処理手順を示している。この処理手順は本発明の乾燥タンクの清掃方法の一例である。
この処理手順は手動操作画面120の表示により開始される。この処理手順ではエアブロースイッチボタン300の操作を監視する。エアブロースイッチがONであれば(S101のON)、タンク内が空か否かをOKボタン132またはNGボタン134の押下により判定する(S102)。乾燥タンク6−1に樹脂ペレット4が装填された状態では、清掃することができない。タンク内清掃は、乾燥タンク6−1から樹脂ペレット4を排出した後、乾燥タンク6−1に付着などによって残留する樹脂ペレット4や樹脂片などの除去である。
OKボタン132が押された場合には(S102のOK)、制御部84の制御により、下シャッタ44−2を開き(S103) 、次に一次輸送側弁34を閉じる。その後、二次輸送側弁36を開き(S104)、その次にブロワ30を動作させる(S105)。その後、エアブロー電磁弁66を開く(S106)。これによりタンク内清掃が行われる。
S102において、タンク内が空でなければ(S102のNG)、つまり、NGボタン134がタッチされた場合には、S101に戻る。
また、エアブロースイッチボタンがOFFであれば(S101のOFF)、エアブロー電磁弁66を閉とする(S107)。この場合、上シャッタ44−1、下シャッタ44−2は閉とし(S108)、ブロワ30はOFF状態とする(S109)。また、二次輸送側弁36は閉、一次輸送側弁34は開に設定する(S110)。
<乾燥処理から清掃処理に至る処理手順>
図9および図10は、乾燥処理から清掃処理に至る処理手順を示している。図9および図10において、A、Bはフローチャートの連結部分を示している。
この処理手順では、運転モードが選択されたか否かを判定する(S201)。乾燥処理の運転モードには自動運転モードと手動運転モードがある。この場合、自動運転モードは乾燥処理であり、手動運転モードはタンク内清掃を行う清掃モードを含んでいる。運転モードが選択されるまで待機し、運転モードが選択された場合には(S201のYES)、自動運転か手動運転かを判定する(S202)。
(1) 自動運転モード
自動運転モードが選択されると、スタートスイッチ(SW)がONかOFFかを判定する(S203)。スタートSWがOFFの場合(S203のNO)には、S201に戻る。スタートSWがONであれば(S203のYES)、初期充填か否かを判定する(S204)。初期充填であれば(S204のYES)、初期樹脂補給モードに移行する(S205)。初期充填でなければ(S204のNO)、樹脂補給モードに移行する(S206)。初期樹脂補給モードでは、空の乾燥タンク6−1に樹脂ペレット4を充填する。また、樹脂補給モードでは、運転中の乾燥タンク6−1に樹脂ペレット4を追加充填する。
いずれにしても、樹脂ペレット4が充填されると、減圧乾燥モードに移行する(S207)。減圧乾燥モードでは、乾燥タンク6−1が減圧され、乾燥タンク6−1内の樹脂ペレット4を加熱により乾燥する。
樹脂供給の要否が判定され(S208)、樹脂供給指令があれば(S208のYES)、樹脂供給モード(S209)に移行する。
減圧乾燥モード(S207)、樹脂供給モード(S209)では、動作を停止させるストップSWのON・OFFが監視される(S210)。樹脂供給指令がなければ(S208のNO)、樹脂供給モード(S209)をスキップしてS210に移行する。
ストップSWがOFFであれば(S210のNO)、S204に戻り、S204からS210の処理を繰り返す。ストップSWがONであれば(S210のYES)、乾燥動作を停止し、S201に復帰する。
(2) 手動運転モード
S202で手動運転モードが選択されると、エアブロースイッチボタン300が押されたか否かを判定する(S211)。つまり、清掃開始か否かを判定する。
エアブロースイッチボタン300が押されると(S211のYES)、清掃モードに移行する(S212)。
エアブロースイッチボタン300が押されていない場合には(S211のNO)、一次輸送ボタン340が押されたか否かを判定する(S213)。一次輸送ボタン340が押された場合には(S213のYES)、一次輸送ボタン340による運転中か否かを判定する(S214)。一次輸送ボタン340による運転中であれば(S214のYES)、一次輸送モードでの樹脂補給停止を行う(S215)。また、一次輸送ボタン340による運転中でなければ(S214のNO)、一次輸送モードでの樹脂補給を開始する(S216)。
一次輸送ボタン340が押されていなければ(S213のNO)、上シャッタボタン4401が押されたか否かを判定する(S217)。上シャッタボタン4401が押された場合には(S217のYES)、上シャッタ44−1が開か否かを判定する(S218)。上シャッタ44−1が開であれば(S218のYES)、上シャッタ44−1を閉じる(S219)。上シャッタ44−1が閉であれば(S218のNO)、上シャッタ44−1を開く(S220)。
そして、上シャッタボタン4401が押されていなければ(S217のNO)、戻るボタン124が押されたか否かを判定する(S221)。戻るボタン124が押されていなければ(S221のNO)、手動モードが継続され、S211に戻る。また、戻るボタン124が押されていれば(S221のYES)、手動モードの継続が解除され、S201に戻る。
<清掃処理の処理手順>
(1) 半自動処理
図11は、半自動の清掃処理を示している。この処理手順では、前置処理(S301)として、初期状態に戻す処理を行う。この場合、上シャッタ44−1および下シャッタ44−2の閉鎖、ブロワ30の停止、一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する。
タンク内確認ボタンがOKかNGかを判断する(S302)。タンク内確認ボタンのOKボタンが操作されていれば(S302のOK)、下シャッタを開とし(S303)、一次輸送側弁34を閉および二次輸送側弁36を開とする二次輸送モードに設定する(S304)。
ブロワ30を起動し(S305)、エアブロー電磁弁66を開とする(S306)。エアブロースイッチボタン300が押されたか否かを判定する(S307)。つまり、清掃処理を終了するか否かの判定である。エアブロースイッチボタン300が押されていなければ(S307のNO)、二次輸送モードが継続され、S306に戻る。
エアブロースイッチボタン300が押されていれば(S307のYES)、エアブロー電磁弁66を閉に切り替える(S308)。下シャッタ44−2を閉じ(S309)、ブロワ30を停止する(S310)。一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する(S311)。この一次輸送モードを継続する。
(2) 自動処理
図12は、自動清掃処理を示している。この処理手順では、前置処理(S401)として、初期状態に戻す処理を行う。この場合、上シャッタ44−1および下シャッタ44−2の閉鎖、ブロワ30の停止、一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する。
タンク内確認ボタン130がOKかNGかを判断する(S402)。タンク内確認ボタン130のOKボタン132が操作されていれば(S402のOK)、タイマーをリセットする(S403)。下シャッタ44−2を開とし(S404)、一次輸送側弁34を閉および二次輸送側弁36を開とする二次輸送モードに設定する(S405)。
ブロワ30を起動し(S406)、タイマーをスタートさせる(S407)。エアブロー電磁弁66を開とする(S408)。経過時間(t)が所定時間Tに到達したか否かを監視する(S409)。t=Tでなければ(S409のNO)、エアブロースイッチボタン300が押されたか否かを判定する(S410)。つまり、清掃処理を終了するか否かの判定である。エアブロースイッチボタン300が押されていなければ(S410のNO)、二次輸送モードが継続され、S408に戻る。
エアブロースイッチボタン300が押されていれば(S410のYES)、タイマーをストップし(S411)、エアブロー電磁弁66を閉に切り替える(S412)。下シャッタ44−2を閉じ(S413)、ブロワ30を停止する(S414)。一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する(S415)。この一次輸送モードを継続する。
<画面表示、操作および清掃動作の処理手順>
図13は、タンク内清掃における画面表示、操作および清掃動作の処理手順を示している。
この処理手順では、前置処理(S501)として、初期状態に戻す処理を行う。この場合、上シャッタ44−1および下シャッタ44−2の閉鎖、ブロワ30の停止、一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する。
タンク内確認画面126(図7のB)を表示する(S502)。タンク内確認ボタン130がOKかNGかを判断する(S503)。タンク内確認ボタン130のOKボタン132が操作されていれば(S503のOK)、手動操作画面120(図7のA)を表示する(S504)。この場合、エアブロースイッチボタン300はたとえば、黒地に白文字で表示する(スイッチ505)。下シャッタ44−2の開端の表示をする(S506)。この場合、閉端は非表示とする。
下シャッタ44−2を開とし(S507)、一次輸送側弁34を閉および二次輸送側弁36を開とする二次輸送モードに設定する(S508)。ブロワ30を起動し(S509)、エアブロー電磁弁66を開とする(S510)。これにより、エアブローを開始する。エアブロースイッチボタン300が押されたか否かを判定する(S511)。つまり、清掃処理を終了するか否かの判定である。エアブロースイッチボタン300が押されていなければ(S511のNO)、二次輸送モードが継続され、S510に戻る。
エアブロースイッチボタン300が押されていれば(S511のYES)、エアブロー電磁弁66を閉に切り替える(S512)。これにより、エアブローが終了する。
下シャッタ44−2の閉端の表示をする(S513)。この場合、開端は非表示とする。下シャッタ44−2を閉とし(S514)、ブロワ30を停止する(S515)。一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する(S516)。エアブロースイッチボタン300はたとえば、白地に黒文字で表示する(S517)。
<第一の実施の形態の効果>
(1) 樹脂ペレット4の乾燥処理において、樹脂ペレット4の色や種類を変えるときに、タンク内および放熱ユニット71に付着している樹脂ペレット4やその破片や微粉末などを清掃することができる。
(2) 放熱フィン78を備えるヒータ8の取り付け部や周辺にエアブローノズル70を備えたので、このエアブローノズル70より圧縮空気64を噴出させて、タンク内および放熱ユニット71に付着した樹脂ペレット4の砕片や微粉末を吹き飛ばすので、タンク内清掃を効率よく行うことができる。
(3) 吹き飛ばされた樹脂ペレット4やその破片や微粉末を樹脂取出し口48から排出してホッパータンク56に回収できる。
(4) ホッパータンク56の回収に漏れた微粉末はインラインフィルタ32で回収される。外気に放出される空気の清浄化が図られる。
(5) 第一の実施の形態では、乾燥タンク6−1を開けずに、タンク内の樹脂ペレット4やその破片や微粉末を回収することができ、周辺環境を汚すことなく、しかも掃除時間を短縮できるなど、効率的且つ衛生的な清掃を行うことができる。
<第二の実施の形態に係る樹脂乾燥装置>
図14は、第二の実施形態に係る乾燥タンクの一例を示している。図15は、図14のXV−XV線断面を示している。
この乾燥タンク6−2の上部周壁部には、複数のエアブローノズル136が設置されている。つまり、乾燥タンク6−2の周壁部から中心部に向かって圧縮空気が噴射可能である。その他の構成は第一の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、その説明を割愛する。
図16は、乾燥タンク6−2を用いた樹脂乾燥装置2を示している。この実施の形態では、既述のエアブローノズル70と同様に、エアブローノズル136にはエアブロー電磁弁66を介してエアコンプレッサ61が接続されている。
蓋部10には、放熱ユニット71を昇降させる乾燥ユニット昇降装置102が設置されている。この乾燥ユニット昇降装置102は、シリンダ装置で構成されている。その他の構成は第一の実施の形態と同様であるので、同一符号を付し、その説明を割愛する。
<清掃処理の処理手順>
図17は、清掃処理の処理手順を示している。この処理手順では、2つのタイマー96−1、96−2を用いる処理である。
この処理手順では、既述の処理と同様に、前置処理(S601)として、初期状態に戻す処理を行う。この場合、上シャッタ44−1および下シャッタ44−2の閉鎖、ブロワ30の停止、一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する。
タンク内確認ボタン130がOKかNGかを判断する(S602)。タンク内確認ボタン130のOKボタン132が操作されていれば(S602のOK)、タイマー96−1、96−2の双方をリセットする(S603)。下シャッタ44−2を開とし(S604)、一次輸送側弁34を閉および二次輸送側弁36を開とする二次輸送モードに設定する(S605)。
ブロワ30を起動し(S606)、タイマー96−1をスタートさせる(S607)。エアブロー電磁弁66を開とする(S608)。経過時間(t1 )が所定時間T1 に到達したか否かを監視する(S609)。t1 =T1 でなければ、S608に戻り、二次輸送モードが維持される。
t1 =T1 であれば、タイマー96−1をストップする(S610)。蓋部10の上昇を開始し(S611)、所定の位置まで上昇したら、蓋部10の上昇を終了(S612)させ、タイマー96−2をスタートさせる(S613)。蓋10の上昇終了位置はたとえば、圧縮空気64を乾燥ユニット71に噴射可能な位置である。
経過時間(t2 )が所定時間T2 に到達したか否かを監視する(S614)。t2 =T2 であれば、タイマー96−2をストップする(S615)。エアブロー電磁弁66を閉に切り替える(S616)。下シャッタ44−2を閉じ(S617)、ブロワ30を停止する(S618)。一次輸送側弁34を開および二次輸送側弁36を閉とする一次輸送モードに設定する(S619)。
このようにエアブローノズル136を乾燥タンク6−2の蓋部10から乾燥タンク6−2の胴部側に配置している。エアブローノズル136を設置する数は任意であり、その取り付け位置は蓋部10であってもよいし、乾燥タンク6側の壁部であってもよい。
エアブローノズル136を乾燥タンク6−2の壁面に設置すれば、乾燥タンク6−2からエアブローを行いながら、乾燥タンク6−2から蓋部10に設けた放熱ユニット71を上昇させながら、残留する樹脂ペレット4や樹脂粉を放熱ユニット71から除去することができる。
<他の実施の形態>
(1) 第一の実施の形態では、エアブローノズル70を蓋部10側に設置し、第二の実施の形態では、エアブローノズル136を乾燥タンク6−2の周壁部に設置した例を示している。これらは、個別に設置されるだけでなく両者を合体させた構成であってもよい。
(2) エアブローノズル70およびエアブローノズル136を併置した場合には、二次輸送モードでエアブローノズル70を用いたエアブローを行い、その後、エアブローノズル136を用いたエアブローを行う構成とすればよい。このようにすれば、タンク内清掃を実行した後、放熱ユニット71の清掃を段階的に行うことができ、タンク内やタンク内ユニットの清浄化を高めることができる。これにより、異なる着色や種類の異なる樹脂の混入を防止でき、成形品質を高めることができる。
(3) 下シャッタ44−2が開かない場合、またはブロワ30が過負荷で停止した場合には、異常と判断して清掃動作を停止させ、アラームを発する構成としてもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明の樹脂乾燥装置、乾燥タンクおよびその清掃方法は、乾燥タンク内に残留する樹脂ペレット、その破片、その微粉末を効率よく回収しつつ、乾燥タンク内や放熱ユニットを清掃することができ、樹脂の交換などの時間短縮を図ることができ、有用である。
2 樹脂乾燥装置
4 樹脂ペレット
6−1、6−2 乾燥タンク
8 ヒータ
10 蓋部
12 真空ポンプ
14 管路
16 フィルタ
18 圧力計
20 真空破壊弁
21 リークエア弁
22 第1の輸送管路
24 第2の輸送管路
26 材料タンク
28 樹脂成形機
30 ブロワ
32 インラインフィルタ
34 一次輸送側弁
36 二次輸送側弁
38 ホッパータンク
40 分離網
42 近接センサ
44−1 上シャッタ
44−2 下シャッタ
46 樹脂装填口
48 樹脂取出し口
50 貯留タンク
51 二次輸送空気
52 近接センサ
53 真空スイッチ
54 吸引フィルタ
55−1、55−2 温度センサ
56 ホッパータンク
58 分離網
61 エアコンプレッサ
62 管路
64 圧縮空気
66 エアブロー電磁弁
68 開口部
70 エアブローノズル
71 放熱ユニット
72 中空パイプ
74 球形部
76 フランジ部
78 放熱フィン
80 清掃回路
Ar 空気
84 制御部
86 操作部
88 CPU
90 ROM
92 EEPROM
94 RAM
96−1、96−2 タイマー
98 入力ポート
100 出力ポート
102 乾燥ユニット昇降装置
104 ケーブル
106 入力部
108 出力部
110 CPU
112 ROM
114 RAM
116 表示部
118 タッチパネル
120 手動操作画面
122 温度表示部
124 戻るボタン
126 タンク内確認画面
128 メッセージ表示
130 タンク内確認ボタン
132 OKボタン
134 NGボタン
136 エアブローノズル
300 エアブロースイッチボタン
340 一次輸送ボタン
360 二次輸送ボタン
380 ホッパータンクアイコン
530 真空スイッチランプ
600 乾燥タンクアイコン
1020 上蓋昇降ボタン
1200 真空ポンプボタン
4401 上シャッタボタン
4402 下シャッタボタン

Claims (7)

  1. 樹脂装填口から樹脂が装填され、該樹脂が樹脂取出し口から取り出される前記樹脂の乾燥タンクと、
    前記乾燥タンクを清掃する場合、前記乾燥タンク内の残留樹脂を空気噴射により前記樹脂取出し口に導く空気噴射部と、
    を備えることを特徴とする樹脂乾燥装置。
  2. 前記乾燥タンクを開閉する蓋部を備え、該蓋部または前記乾燥タンクのいずれか一方に前記空気噴射を行う空気噴射部を備え、または前記蓋部および前記乾燥タンクの双方に前記空気噴射部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の樹脂乾燥装置。
  3. さらに、前記樹脂取出し口から排出された前記残留樹脂を貯留する貯留タンクと、
    前記貯留タンクに排出された前記残留樹脂を搬送空気により前記貯留タンク外に搬送する樹脂搬送手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の樹脂乾燥装置。
  4. さらに、画面に前記乾燥タンク、前記樹脂装填口または前記樹脂取出し口の開閉手段、清掃指示を表示する表示手段と、
    前記清掃指示をタッチ入力により受ける入力手段と、
    前記タッチ入力に応じて前記開閉手段の開閉、前記清掃指示により前記空気噴射部の空気噴射を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかの請求項に記載の樹脂乾燥装置。
  5. 樹脂装填口から樹脂が装填され、樹脂取出し口から樹脂が取り出される前記樹脂を乾燥する乾燥タンクであって、
    タンク内を清掃する場合、前記樹脂取出し口に前記タンク内の残留樹脂を空気噴射により導く空気噴射部を備えることを特徴とする乾燥タンク。
  6. タンクを開閉する蓋部を備え、該蓋部または前記タンクのいずれか一方に前記空気噴射を行う空気噴射部を備え、または前記蓋部および前記タンクの双方に前記空気噴射部を備えることを特徴とする、請求項5に記載の乾燥タンク。
  7. 樹脂を乾燥させる乾燥タンクの清掃方法であって、
    樹脂装填口から樹脂が装填され、樹脂取出し口から樹脂が取り出される前記樹脂の乾燥タンクを清掃する場合、前記乾燥タンク内の残留樹脂を空気噴射により前記樹脂取出し口に導くことを特徴とする、乾燥タンクの清掃方法。

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